《C》 マンティギ島周辺

マンティギ島DV:DS(Dive Site): BMantigus Is North CMantigus Is South DCoral Garden ECanyons

《固有種らしき魚類は見当たらず》



旗立鯊・Fire Dart Fish
ハタタテハゼ

染分奴・Bicolor Angel Fish
ソメワケヤッコ
《時間が取れなくて 
DVのやりかけの編集が放置され
5か月が過ぎ去った。
年内には目安を付けねば・・・》

時間はやはり単なる言訳。
DVへの熱情が失われつつある
と云うのが実情かな。
ヒマラヤ登山がもたらす
精神の深奥から湧き起こる
あの激しい歓喜に較べると
DVの歓びは
どうも色褪せてしまう。
自分のヨットを操船して
世界の珊瑚海を巡るならば
話しは俄然面白くなり
熱情は甦るのであろうが
最早ヨットを手に入れて世界の
海へ出かけるには
余りにも老いてしまった。

と思うことこそ老化現象と
よく解ってはいるのだが・・・・。

細波鶏冠ハギ・Big Nose Unicorn Fish
サザナミトサカハギ

隠熊之実・False Clown Anemone Fish
カクレクマノミ




角出し・Moorish Idol 
ツノダシ

三日月燕魚・Golden Spade Fish
ミカヅキツバメウオ
で魚の解説をと改めて
画像を観ると
何れも顔馴染みの常連ばかり。
不安な政治情勢で
ダイビングどころではないミンダナオ。

訪れるダイバーも少ないので
きっと固有種など
珍しい魚に逢えるかと
秘かに期待していたのだが・・・・
ここのHPにも何度も
登場しているので敢えて
コメントはせずに
リンクを張ってリンク先の
解説を読んでもらうことにしよう。

それではカタカナ名に
リンクするので、どうぞ!

霞蝶々魚・Pyramid Butterfly Fish
カスミチョウチョウウオ

棘蝶々魚Threa Dlfin Butterfly Fish
トゲチョウチョウウオ




笛奴鯛・Long Nose Butterfly Fish
フエヤッコダイ

殿様鯛・Blue Spot Butterfly Fish
トノサマダイ
さてと次の笛奴鯛は
何処にリンクさせようかな?
インドネシアのラヤンラヤンにしよう。

《背鰭を立てると怒った山嵐。

口がとても長いので
笛を銜えているように
見えるのかな。
最も英名では口ではなくて
鼻になっているけどね。》

との記載。
今秋、羽田から定期直行便が
就航したので
一躍脚光を浴びたコタキナバル。
そこから小さなプロペラ機
に乗り換えて東シナ海のラヤンラヤンへ。

《 尾翼の下が上下に開く
ショーツSC7
スカイバンだ。》
との記載あり。

ここでは酷い目に逢った。
潜水深度限界の40mを
越えて潜水したので
DVコンピューターを調べられ
次回のダイビングは禁止。

簾蝶々魚・Pacific Double Saddle
Butterfly Fish
 スダレチョウチョウウオ

赤括り(成魚)・Pinnote Spade Fish
アカククリ




錦奴・Regal Angel Fish
ニシキヤッコ

蝶々胡椒鯛(成魚)・Harlequin Sweet Lips
チョウチョウコショウダイ
動ずることなく
悠然と岩礁に屯する蝶々胡椒鯛。
だが親とは
似ても似つかぬ幼魚となると
とても素早い。

今まで何度も遭遇したが
ピンボケばかりで
巧く撮れた試しが無いのだ。
今回も狙って狙って
やっとどうにか撮れたものの
海藻に隠れて
全身を捉えることは出来ず。
これまた親とは大いに
異なる紋様で
ちょこちょこ逃げ回り撮りずらい魚。
どうにか全身が撮れたが
肝心の親が近くに見当たらない。

最も頬筋弛みの親は
超地味で撮影意欲が湧かない。
幼魚が親と全く異なる
紋様を持つのは
テリトリーを持った魚に多い。

テリトリーに侵入した同種の幼魚が
襲われない為であるが
蝶々胡椒鯛も頬筋弛みも
成魚の群れを良く観かける。

となると理由は何だ?

蝶々胡椒鯛(幼魚)・Harlequin Sweet Lips
チョウチョウコショウダイ

頬筋垂水(幼魚) Black and white Snapper
ホホスジタルミ




南旗立鯛・Threebanded pennant coralfish
ミナミハタタテダイ 

帝蝶々魚・Eastern Triangular Butterfly Fish
ミカドチョウチョウウオ
いやー参った。
海中で逢った瞬間、アッこれは
星天須(ホシテンス)だと
思いこんでしまい
何の疑いもしなかった。

ふとボホールのHPを観たら
あれっ、頭に着けた
釣竿の角が無いではないか。
急いで図鑑で調べたら
更紗鯊と判明。

決めては第一背鰭が
三角形であることと尾鰭の
上葉に黒い紋様が観られること。
同じく南金時にも苦しめられた。
この画像と同じ文様の魚は
金時鯛科では見当たらない。
そこで種を同定する
決め手をチェック。

南金時の決め手は3つ。
先ず体長が体高の2倍以上。
これは問題なし。
次に尾鰭の後ろの縁が戴形であること。
これもその通り。
最後の決定的ポイントは
胸鰭の基部に黒色斑が在るか否か。

おー、確かに在るではないか!

更紗鯊・Banded goby
サラサハゼ

南金時・Priacanthus sagittarius   
ミナミキントキ 




箆矢柄・Eastern Trumpet Fish
ヘラヤガラ

鬼笠子Hairy Sting Fish
オニカサゴ
英名ではトランペットとか
Painted flutemouth ・フルートとか
呼ばれ日本では
箆と矢柄を組み合わせた
ヘラヤガラが一般的。

近くで顔だけ観ると
どう見ても馬面に見えるが
馬の着いた名は無い。
全身が黄色のも偶に見かけるが
多分、当HPには未だ
画像は載せていなかったような。

なぜ敢えて目立つ黄色素を選んだのか
その必然性は?
毒は卵巣だけでなく
肉や皮膚にもあるらしく
とても食用にはならないとか。
それだけで敵から
充分身を守れると思うが
更に迷路で敵の目をくらます。

じーっと目の辺りを見つめてごらん。
何だか目がグルグルして
酔ったような気分にならないかい?
この化粧河豚、ならない?

それじゃ迷路のクイズに誘って
敵が考えている隙に
逃げてしまうのかな?

化粧河豚・Map puffer
ケショウフグ

毒うつぼGiant Moray
ドクウツボ




権瑞・Striped Eel Tail Cat Fish
ゴンズイ

黒尾カマス・Black Fin Barracuda
バラクーダ
007シリーズでバラクーダは
こう描かれている。
長い口が半インチばかり開いて、
大洋の生物でも最も鋭い歯が、
月光に光っていた。
この歯は肉に咬みつくなんて
ことはしない。
がっぷりと骨ごと咬みきって、
丸呑みしてから、またぶつかってきて
食いちぎってゆくのだ。
(イァン・フレミング「サンダーボール作戦」)

1.6mにもなるそのオニカマスの尾鰭は
黒く先端が白い。
この黒尾カマスは黒いのは
尾鰭の基部だけなのに名は黒尾。
実に紛らわしい。
ゴンズイは鯰である。
海に棲むナマズは
ナマズ科のゴンズイとハマギギ科の
ハマギギしか居ない。

背鰭、胸鰭の棘に
毒腺があり刺されると猛烈に痛み
死ぬこともあるとか。
幼魚は群れてゴンズイ玉をつくり
昼でも目につくが
成魚は夜行性である。

ミギマキのクリーニングを
するので掃除魚でもある。

銀亀鯵・Big Eye Trevally
ギンガメアジ

紫花鯉Purple Queen
ハナゴイ






赤縁竜宮海牛・Nembrotha Kubaryana
アカフチリュウグウ
数は少ないが
インドネシアから輸入されたり
沖縄から運ばれたりして
熱帯魚のショップで
鑑賞用に売られているとは
正に驚きである。

だが餌となる本種の体色に似た
濃緑色の小さなホヤは
手に入らないので飼っても
直ぐ死んでしまうらしい。

それでもこの赤縁竜宮海牛は
好事家にとって
堪らぬ魅力があるらしい。

赤星蟹騙し・Spotted Porcelain Crab
アカホシカニダマシ
戦国武将の派手な
化粧や服装を「婆娑羅」と言うが、
本種の派手で複雑な模様に
見立てられて付いた和名らしい。

とあるが地味な海羊歯に
棲んでいるので本人も
すっかり海羊歯色に同化していて
ちっとも派手ではない。

何やら脚や触角まで
海羊歯に擬態しているし
数ミリと小さいし撮影はしんどい。
それでもまあ、よくピンが
そうはずれなかったと感心!

海牛Nembrotha Chamberlani
カンベルライニ
実に驚いた。
カンベルライニの画像を当HPに
載せたばかりで
コメントを入れねばと
インターネットで検索したら
赤縁竜宮海牛・Nembrotha Kubaryana
アカフチリュウグウ, 赤星蟹騙し
・Spotted Porcelain Crab アカホシカニダマシ.
海牛・Nembrotha Chamberlani カンベルライニ
. 海羊歯宿り海老・Commensal Shrimp
カクレエビ, 海牛・Chromodoris Colemani ...

と自らのHPが最早
ネットに載っているではないか!
(2011年1月19日現在)

 婆娑羅隠れ海老・Commensal Shrimp
バサラカクレエビ
全く、いつ何度観ても
唯々《なんたる摩訶不思議な
生命体で在ることかよ》と
歎息せずに居られない。

このコレマニさんも、
もうすっかりのお馴染みさんで
そろそろ観飽きてもいい頃。

いつものコレマニさんは
もっと細長いのだが
今日はまるで花弁のように
スカートを広げ触角を雌蕊に見立て
まるで花そのもの。

海牛・Chromodoris Colemani
クロモドリス・コレマニ