チェックDV プエルト・プリンセサの 飛行場から西へ 車で10分も走ると 波止場があり沢山の船が 停泊している。 ・ 当然海は汚れている。 まさかと思ったが やはりそのまさかであった。 ・ チェックDVを この汚れた海でやると マジで言うのだ。 地元マップを見ると 確かにDVサイトとして Honda Bayが 大きく載っている。 ・ 潜ってみたら透明度 5m程で酷いが 汚れに強い嘴長蝶々魚が のんびり泳いでいた。 |
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嘴長蝶々魚(ハシナガチョウチョウウオ) Beaked Coralfish |
10時間のクルージング を経て着いた 南環礁の最初のDVで 目の覚めるような 淡い虹色の旗立鯊に 出逢った。 ・ 臆病で僅かな気配を 感じると穴に 潜り込んで姿を隠して 暫くは出てこない。 ・ 背鰭をピンと立てて ホバーリングするのだが カメラを向けた途端 一瞬にして消え去る。 ・ この繊細な彩を なんとかキャッチしたいと 狙い続けて早3年。 未だ途は遠い。 |
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旗立鯊(ハタタテハゼ) Fire Dart Fish |
随分沢山の海牛に 出逢ったが この青風船のような奴は 初めての遭遇である。 ・ 青海牛と言うのがいるが それはクリーム色の 縦縞が3条走り 縁取りもクリームである。 触覚はオレンジで 肛門の鰓は白にオレンジの ラインが入っている。 ・ 明らかに異なる。 体形から類似してる仲間を 強いて挙げるなら グロッソドリス(Glossodoris) であろうか。 ・ ウミウシ図鑑.comで 調べようとしたら PWが変更されていて 開かない。 さしあたり青色にしておこう。 |
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青色海牛(アオイロウミウシ) Sea Slug |
何だかグロテスクで 少しも美しくない。 ランカヤンで初めて 目にしたときの あの驚きの面影すら無い。 ・ どこがシンデレラなんだ とイチャモンを 付けたくなる。 ・ が、動きによって 全くフォルムが異なり 彩も微妙な変化を するので こんな容姿も時には 見せるのであろう。 |
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シンデレラ海牛 Sea Slug |
これ程までに 黒味がかった鋸鯛に 遭遇したのは 初めてかも知れない。 ・ 岩影に入るとやや黒く 体色変化するのはよく 知られているが 明るい所で黒いので 鋸鯛とは全く 気付かなかった。 ・ 尾部の黄斑が 黒いボディーに映えて 蛍のように見える。 ・ カメラをパンしながら アップで1尾の 全体を捉えたがやや ピンが呆けてしまった。 |
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鋸鯛(ノコギリダイ) Yellow Spot Emperor |
白黒の横縞を 光らせて バラクーダの群れが 悠然と近づいてくる。 ・ その下で 赤紋柄のユーモラスな ズングリ体形が黒く 影を落す。 ・ 赤紋柄のぐるりに 無数の魚影黒点が 散らばる。 ・ 確かに 魚影は濃いのだが 何かが足りない。 何だろう? ・ 前回画像のカマスを 見てみると その違いは一目瞭然 なのだが・・・ |
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黒鰭カマス(ブラックフィンバラクーダ) Black Fin Barracuda |
そう、この銀亀鯵の 群れにしても例えば ココ島でのあの迫力は 全く感じられない。 ・ どこか小さくて 嘘っぽいのである。 まるで水族館の水槽に 潜って見ている様な。 ・ 素晴らしいクルージング でのDVが続いたので 感覚が鈍磨して しまったのだろうか? ・ いや、やはり 何かが足りないのだ。 なんなのか? 今回のDVのテーマに なりそうである。 |
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銀亀鯵(ギンガメアジ) Big Eye Trevally |
蝶々魚科は 11属114種もの華麗な 舞踏団である。 ・ ○○蝶々魚というのが 多いのだが そのものズバリ 元祖蝶々魚は地味である。 ・ 黄色のボディと 眼にかかる黒帯程度の 装飾で稀に 背鰭に黒斑をつける。 ・ それに更に2本の 蒼銀のような鞭(Lash) が加わると この海月蝶々魚になる。 ・ 114種を調べると 眼にかかる帯が目立つ。 何故蝶々魚は黒い眼を 帯で隠す必要が あるのか? |
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海月蝶々魚(ウミズキチョウチョウウオ) Blue Lashed Butterfly Fish |
いつ見ても 実に優美である。 何度撮っても 飽き足らない。 ・ 当HPでは既に 紅海、ヤップ、ラヤンラヤン フィジーと掲載されては いるが肝心の 渦巻き幼魚の画像が 欠けている。 ・ お尻に半円の白帯が 描かれ波紋のように 3本の縞が広がる幼魚。 ・ やがてその縞が 円になり幾重にも渦が 広がり その白い渦が黄に色着き 縦縞に変容し 成魚となる。 生命の神秘に唯々感嘆! |
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縦縞巾着鯛(タテジマキンチャクダイ) Emperor Angel Fish |
Long Nose 正に その英名通りの 蝶々魚である。 ・ この長い嘴で珊瑚や 海底に潜む 小動物をハントする 肉食魚である。 ・ なんとか真正面から 撮ってみたいのだが 食欲旺盛で いつも獲物を狙って 下を向いている。 ・ 海月、縦縞、笛奴夫々の 背景珊瑚の 豊かさに気付いたろうか? ピンが合えば珊瑚の 美しさが映えるのだが 残念である。 |
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笛奴鯛(フエヤッコダイ) Long Nose Butterfly Fush |
大きいのである。 巾着鯛科の中では 最大で50cmにも及ぶ。 ・ 泳ぎっぷりも 堂々としていてる。 繁殖期にハーレムを 形成し雌を引き連れて 珊瑚海を闊歩ならぬ 闊泳するのである。 ・ この一帯は 鬼海星(オニヒトデ)に 襲われたのか珊瑚が 死滅して 寒々と荒涼としている。 ・ 廃墟を彷徨う うらびれたハーレムの主 は追われると 時として威喝音を発し 敵を恫喝する。 |
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六線奴(ロクセンヤッコ) Six-Banded Angel Fish |
こんなピンボケ画像は 当然カットすべき。 もっとましな画像が 載せて在るはずとHPを チェックしたら 見当たらない。 ・ こいつ素早しこくて いつも撮ってはいるが きっと ピンボケ続きなのだ。 ・ この調子では いつアップ出来るか 予測がつかないので 思い切って 載せてしまった。 ・ 錦と派手派手しい名に 相応しい画像が 撮れる日は 来るのだろうか? |
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錦奴(ニシキヤッコ) Regal Angel Fish |
2度と見られない 稲妻奴と思って ラジャンパッドでの遭遇を 大切に心に仕舞って おいたのだが再び お目にかかれた。 ・ 前回も記したが 日本には棲息しないので 和名は無い。 ・ 超警戒心が強く ダイバーの僅かな気配に 敏感に反応し さっさと雲隠れしてしまう。 ・ この画像も顔が隠れ 私と視線が合ってないので 奇跡的に 撮れたのであろう。 |
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稲妻奴(イナズマヤッコ) Blue-Girdled Angel Fish |
つんと尖った 目の後ろにある 第一背鰭の基部から 少し離れて 黒い弧が始り 眼の後方を掠めて 胸鰭に到る。 ・ 一般的には 黄色の弧が多く 三日月のように見えるが これは黒。 ・ 同定に欠かせないのは 口角から肛門にかけて 走る白線。 ・ この固体も口角から 胸鰭の下を通る白線が 明確に見える。 |
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娘剥(ムスメハギ) Boomerang Triggerfish |
眉毛のある魚なんて そうざらにお目に かかれるもんでは無い。 ・ だが眉毛にしては やや離れすぎ。 そのうえ黒丸なので 平安時代の 麻呂を連想させる。 ・ 青く塗った唇も ユーモラスで口が パクパクするたびに 『まろもおなじ人ぞ』 なんぞと聴こえてきそう。 ・ 眉毛と胸鰭の間に 体色と同色の丸斑があり この計4つの点が 命名の由来である。 |
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四点奴(シテンヤッコ) Three-Spot Angel Fish |
《C》 夜の海トゥバタハ