《E》 サンガラキ島DV
サンガラキ島

サンガラキ島はインドネシア カリマンタン(ボルネオ)の東海岸の
セレベス海に浮かぶ小さな島です

ンドネシア語でSANGA=マンタ LAKI=男という意味で島の周辺が
マンタの生息域となっているので有名です

MANTA RUNMANTA PARADEと名付けられたポイントでは
かなりの確率でマンタと遭遇することができます

また
この島はウミガメの産卵場所となっており
毎日20−30匹のウミガメが卵を産みにやってきます。
ここのウミガメは保護なとされておらず
まったくの自然状態で
地元のエッグコレクターが卵を取っていき市場で売っています


サンガラキ ダイブロッジより






絢爛たる宇宙船
Broad Club Cuttle Fish(DS:Maratua Lagoon)

何と云う煌びやかな宇宙船であろうか!
渺茫たる闇の中に無数の金箔を鏤めた途轍もなく巨大な建造物が
静かに漂っている。
いったい如何なる知的生命が船内に潜んでいるのか!
40億年もの旅を経て何処からやって来たんだい?




宇宙船の正体
コブシメ

煌びやかな宇宙船の
知的生命とは
若しかしておぬしか?

寝ているのか
それとも嗤っているのか?
そりゃ外見だけで
判断してはならないが
どう見ても知的には見えないし
知が何処に
顕れているのか片鱗も無し。

と観たが
何か云い分があったら目を
開いて云ってごらんよ。
確かに金箔の名残りが
体表に残っては
いるようだが
それだけではとても
あの宇宙船と関係あるとは
思えないね。
Broad Club Cuttle Fish(DS:Manta Parade)




Stag Horn Coral(DS:Manta Parade)
広大な珊瑚の森
杉の木緑石


DV最終日8月10日の
1本目のエントリーは
朝8時5分。
DVサイトはその名も
ずばりManta Parade

その後マンタ・ポイント続けて
マンタ・ラン、再び
マンタ・パレードと4回も
マンタDVサイトに
潜り続けたが唯の1匹も
マンタ出現せず。

確かここはサンガ(Sanga)
の島、つまりマンタ島で
あった筈。
いったいマンタは何処へ
行ってしまったのだ。

だが少しも失望せず。
珊瑚が素晴らしく
いくら潜っても潜り足らず
空気残圧が0に
なるまで潜り続ける。



棘細枝緑石
トゲホソエダミドリイシ


3本目は13時48分に
エントリーして
15時1分に出たので
正味73分も珊瑚と
戯れていたことになる。

それでも飽き足らず
いつまでもこのまま魚の如く
潜水していたいと
思わせる海なのだ。

昨日昼の高熱
更に夜の激しい嘔吐と
再度の発熱など
すっかり忘れて魚に
なりきって珊瑚の海を漂う。

見慣れた細枝緑石珊瑚も
ここでは一際輝く。
 

Acropora Secale(DS:Manta Point)



多角菊目石
タカクキクメイシ
 

黄金の膨らんだ雌蕊を
取り囲んで金粒の
雄蕊が環を描き
更にその外側を22枚の
紅紫の花弁が包む。

菊目石科の珊瑚画像
Wサイトでアップしてみたが
これ程までに
美しい画像には
巡り逢えなかった。

この多角菊目石珊瑚に
逢うためだけに
訪れても悔いは無いと思う。

あーだが珊瑚の森は広くて
この珊瑚が何処にでも
観られる訳ではないのだ。
Montastrea  valenciennesi(DS:Manta Point)



珊瑚洞窟の燕魚
ツバメウオ


地球生命の原型となる
蛋白質は
海底火山(ブラック・スモーカー)
などの温水が
生み出したとの説があり
隕石に乗って来たとの説と
共に有力視されている。

いずれにしても
それから徐々に
生命が原始海洋に広がり
やがて渚から陸へ空へと
テリトリーを
拡大していったらしい。

となると海に潜るのは
生命のテリトリーを
逆行する旅になる。

例えばこの洞窟を
覗きこみ燕魚を追って
潜り抜けると
5億年前のカンブリア紀に
ふと出てしまい
三葉虫と回り逢うのだ。

Long Fin Bat Fish(DS:Manta Run)



Moorish Idol(DS:Manta Parade)
40億年の子宮
優雅な潜水ツノダシ

現在、世界最古の岩石は
カナダのスレイブ地域の
アカスタ片麻岩
(花こう岩質片麻岩)
その年代は約40億年である。

また世界最古の鉱物は
西オーストラリアの
ジャック・ヒル地域から
採集された
ジルコン(ZrSiO4
その年代は
44億年前という。

これらの岩石・鉱物から
当時すでに海が
存在していたらしいことが
わかるといわれている。
(Yamaga Susumu)

地球生命の子宮
である海は
40億年も生命を育み続け
ツノダシにも黄と黒の
メッセージを託し
解読者が現れるのを
待っているんだね。


 


霞蝶々魚
カスミチョウチョウウオ

こうしたことから
40億年前にはすでに
現在の海水とほぼ同じ組成の
海があった。

また、酸素がないことを
のぞけば現在の大気組成と
変わらない大気が
すでにあり
その中で分子進化が起き
さらにはいつのころかは
わからないが
35億年前以前には生命が
誕生していたと考えられる。
(Yamaga Susumu)

白いピラミッドを鮮やかに
翻し35億年の彼方へ
ダイバーを誘惑する。

「40億年の子宮にようこそ!
地球を懐胎させた主を
お探しなんでしょう?」


Pyramid BF(DS:Manta Run)






Jow Fish(DS:Manta Parade) 8月10日
口内保育・ハッチアウト
蛙甘鯛カエルアマダイ

大きな口一杯に
含んでいるのは卵です。
白く光っているのは
ハッチアウト(孵化)寸前の
兆しでしょう。

卵の中で魚の原形を
徐々に成してくると
輝きだし
やがて星々は爆発し
ハッチアウトの瞬間を
迎えるのです。

蛙甘鯛のハッチアウトは
満月後の4日目から
始まり8日目にピークとなり
月の動きと深く
結びついています。

8月の満月は6日で
4日後の8月10日から
ハッチアウトは開始。
その10日が今日なのです。
カレンダーの如く正確な
孵化に唯脱帽!



細い南洋ハギ
Letter Six


英名はLetter Six だと
プチュが云うので
図鑑やWサイトで
調べたが見つからない。

確かに《6》の字である。
だがPalette 
判らぬではない。
楕円形に穴の開いた
昔のパレットに似ている。

この中央の穴に指を入れて
パレットを水平に持って
絵具を絞り出す。
絵筆を手にしなくなって
久しい。
随分昔の記憶である。

このパレット
南洋ハギにしてはスリム。
普通のはもっと
丸みを帯びているのだ。

Palette Surgeon Fish(DS:Manta Parade)



更紗羽田
サラサハタ

この少し前の姿が
とても美しいのだが残念!

全体が黒みがかり
薄汚れてしまっているが
5〜6pの幼魚は
白亜のような肌に散る
水玉が実に涼やか。

30〜40pもの成魚に
なるとご覧のように
薄汚れた肌を平気で曝し
ダイバーを恐れず
泳ぎまわる。

幼魚は繊細で穴の奥に
隠れているか
出てきても不規則に
激しく動き回るので
撮影は難しい。
Hump Back Grouper(DS:Manta Parade)



クリーニングされる
亜細亜胡椒鯛
アジアコショウダイ

 サンゴ礁に生息する
“掃除魚”の体表は
警察官や看護師の制服のように
自らの”職業”を周囲に示す
機能を持つことが
新たな研究で明らかになった。

この機能は
掃除する相手の魚に
食べられてしまう危険を
防ぐのにも一役買っているという。

サンゴ礁に生息する掃除魚は
自分より大きな魚を
“クリーニング・ステーション”と
呼ばれる場所に招き入れ
クライアント(顧客)の体表から
寄生虫を除去する。

掃除された魚たちは
身ぎれいになり、掃除魚は
容易にエサにありつくことができる。
「まさしく相互利益の関係だ」
Christine Dell'Amore National Geographic News

Oriental sweetlip(DS:Manta Parade)




Map puffer(DS:Manta Point) 
クリーニングされる
化粧河豚
ケショウフグ

しかし、掃除魚ぐらいの
小さな魚をエサとする大型魚は
どのようにして掃除魚を
捕食対象ではないと
判別しているのか。
この謎については
長い間解明されないままだった。

 そこで
オーストラリアにある
クイーンズランド大学の
カレン・チェイニー氏の
研究チームは
体の色と模様によって掃除魚が
自らを差別化しているという
仮説を立て
それに基づいて調査を行った。

 その結果
ハゼやベラなどの掃除魚は
体の黒い縞模様を周囲に
見せつけようとする傾向が
強いということがわかった。
Christine Dell'Amore National Geographic News



ホンソメワケベラ擬態
南銀宝
ミナミギンポ


青や黄色の斑点も
その黒を際立たせる役割を
担っているようだ。

チェイニー氏は
電子メールでの取材に対し
「サンゴ礁の掃除魚は
自分の”制服”を周囲にアピールし
他種の魚と容易に
区別されるようにしている
のではないか」と述べている。
Christine Dell'Amore National Geographic News
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト
8月21日(金) 17時31分配信 / 海外 - 海外総合



掃除魚の代表・
ホンソメワケベラは小さくて
素早しこくてとても撮れない。
ついに撮れたと思って
興奮したのだが
擬態した南銀宝であった。

Bluestriped Fang Blenny(DS:Manta Point)

複雑なのだ。
どっからどう見ても立派な掃除魚に見えるが
実はこいつ掃除魚の服を着た真っ赤な偽物。

掃除魚の制服を着ていれば大型魚に食べられないと
知っているのだ。
 




Luminous Cardinal Fish(DS:Manta Point)
透明な発光魚
スカシテンジクダイの一種

昨年(2008)1月5日
黄河で透明魚が
網に掛かったと中国の
「人民網日本語版」
報じた。


この魚を捕らえた人は
「銀魚みたいだった」と
述べているが
専門家によると、銀魚科は
半透明の魚類を総称したもの
であるということだ。
東アジアの海水および淡水に
生息し、細長く、鮭に似たもので
鱗がないもの
あるいは細い鱗を持つ魚類。
長さ15センチメートル
あるものは珍しく
今回見つかった魚は
滅多に見られないものだという。

この透かし天竺鯛は
銀河の如く群れていて
希少価値は無いが
何故透明を選んだのか
黄河の銀魚と
理由は同じなのだろうか?

 



橙線の紋付ハギ
モンツキハギ


幼魚は黄色
橙の紋付も無いので
この成魚とは
似ても似つかない。

この紋を着けることによって
如何なるメリットが
生じるのか?

生殖に関係あるなら
雄だけ或いは雌だけが
紋付を標榜する筈。
だがそんな報告は
耳にしていない。

となると危険を避けるための
脅し標識か?
でもそれなら幼魚こそ
紋があって然るべき。

だいたい一体誰が
この標識を恐れるのか?
海は未知の氾濫じゃ!

Orangeband Surgeon Fish(DS:Manta Point)




Neon fusilier(DS:Maratua Lagoon)
夜の熊笹花室
クマザサハナムロ


ネオンと命名されたのも
肯ける変身。
昼は鮮やかなブルーに
1本の縦縞で
夜のこの姿とは似ても
似つかない変身。

夜はご覧のように
赤や白のネオンを灯し
単独で海底近くで
ひっそり。

fusilierとは英国の
火打石銃を
装備した歩兵連隊。
つまりこいつ昼は
連隊を組んでその泳ぎは
恰も火打石銃の如く
早いのだ。

英名は夜の姿を
Neonで表し昼の姿を
fusilierとし
極めて明快なのだが
和名の熊笹花室は
さっぱり検討もつかない。



全身黒のクマノミ

小笠原や慶良間諸島には
黒いクマノミが
棲息していると聴いたが
外国のDVでは
遭遇のチャンスはなかった。

DVの度に観てきた
各種たくさんのクマノミ。
だが何故か
黒の記憶が無いのだ。
やはり希少なのだろうか?

磯巾着の上で
ホバリングしながら
カメラを構えていたら
突如侵入者がやって来た。

カメラを持つ私の腕を押しのけ
自分のカメラを前に出し
強引に割り込む。
失礼な奴、誰だとマスクを
覗くとどうやら
いつも甚兵衛羽織
纏っている日本人ダイバー。

いくら希少でも
そこまでやるか?

Clark's Anemone Fish(DS:Manta Parade)



隠れクマノミ
3本の白帯


和名「クマノミ」は
色分けされた体色を
歌舞伎役者の隈取に
見立てたもので、「ミ」は
魚介を表す接尾語とされる。

また「隈」は隠れ場所を意味し
イソギンチャクの触手の
間に隠れる行動に
由来するという説もある。
(wikipedia)

これは3本目の白帯が
見えないが胸鰭、尾鰭の
黒い縁取りで
隠れクマノミと一目瞭然。

この白帯を歌舞伎役者の
隈取りに見立てるとは
命名の妙に感心してしまう。
False Clown Anemone Fish(DS:Manta Parade)



南旗立鯛
ミナミハタタテダイ


赤道で熱せられた海水は
西へ流れフィリピン
台湾にぶつかりUターンし
北東へ向かう。

沖縄の北で日本列島に
よって2つに裂かれ
日本海に流れ込むのが
対馬海流で
太平洋側に進むのが黒潮。

幅100m、秒速1.5mの
藍黒色の黒潮に
乗って熱帯魚の卵が
日本沿岸海にやって来る。

春にやって来た卵は
夏に孵化し秋には
成魚となるが
冬の寒さで死滅する。

《死滅回遊魚》と呼ばれる
熱帯魚達である。
しかし地球温暖化により
越冬出来る熱帯魚が
増えつつあり
この南旗立鯛もどうやら
日本に定着棲息が
可能になりつつあるとか。

Pennant Bonner Fish(DS:Manta Parade)



二筋玉頭
フタスジタマガシラ

こいつの卵も黒潮に乗って
やって来て日本沿岸海で
育つが成魚は
見かけられていない。

つまり未だ海水温が低く
越冬出来ないらしい。
幼魚は目上の2筋白線は
観られず黄と黒の筋
3本づつあり
とても同じ魚とは思えない。

熱帯海域では一般的に
観られる魚で
撮影意欲の湧かない魚だが
撮ろうと思うと
素早しこくて撮れない。
Tow Line spine Cheek(DS:Manta Run)



胡麻紋柄
ゴマモンガラ

出ました!
何処でも観られる
胡麻紋柄と思っていたが
この海域ではレア物。

遭遇してみて
そういえば全然
逢わなかったなこいつとは。
てな感じなのだ。

因みにログブックを
捲ってみても
8月10日(月)の3本目
Manta Runのページにしか
胡麻紋柄の記録は無い。

プチュはこいつは
「Clown Triger」だと
云っていたが確かに道化者
でもあるが英名には
見当たらない。
英名には以下の4つがある。


Blackedged triggerfish
 (Blackedged = 黒い縁 trigger = 引き金)
Blue finned triggerfish
 (Blue finned = 青い鰭の)
Titan triggerfish (Titan = タイタン)
Leatherjacket
 (Leather = なめし皮 jacket =上着、カバー)

Titan Trigger Fish(DS:Manta Parade)



網目笛鯛
アミメフエダイ

地味な魚である上に
やたらと動き回り
カメラに収まらない。
結果として目にはするが
誰も名前を知らない。

覚えようともしないのいで
「あー、あれね
名前は知らんね」
となってしまう不幸な魚。

尾鰭の黒点が決めてで
覚えてしまえば
網目の文様は決して
忘れるものではない。

ガイドに聴いても
「OMG、Forgot!」
忘れたのではない。
名前を知らないのだろうと
突っ込みたくなる。
Checkered Snapper(DS:Manta Parade)



縦縞笛吹鯛
タテジマフエフキダイ

網目笛吹鯛に更に
輪をかけて
知られていないのがこの
縦縞笛吹鯛。

webサイトでチェックしたら
パラオで釣り上げた
画像が小さく不鮮明に
1枚載っているのみ。

だいたい縦縞が何処に
あるんだと文句の1つも云って
見たくなるがよく見ると
確かに白い縦縞が在る。

これ本来黄帯なのだが
薄くなったりして
顕著ではないらしい。
英名のOrange-striped
その黄帯から
取ったのであろう。
Orange-striped emperor(DS:Manta Parade)



縦縞巾着鯛
タテジマキンチャクダイ

網目笛吹鯛、縦縞笛吹鯛に
比べれば抜群な
知名度を誇る美麗な魚。
同じ縦縞でも大違い。

幼魚は濃紺の体に
白い同心円状の模様があり
紫キャベツの
断面のようで親とは似ても
似つかない。

この魚は縄張りがあって
配偶者以外の仲間が
侵入すると攻撃して
追いだしてしまうらしい。

そこで親とは似つかぬ服を
着て「僕、縦縞巾着鯛
ではないよ」と
幼魚はアッピールするのだ。
Emperor AF(DS:Manta Parade)



磯巾着海老
イソギンチャクエビ

大きくなっても
雄は1.5cmで雌は2.5cm
であるから
見つけるのは
そう容易くはない。

磯巾着をそっと掻き分け
何度も覗き直し
見つけてからのピント
合わせがこれまた大変。

小さすぎて
思い切りカメラを近づけると
逃げてしまうし
距離を置いてアップすると
ピントが合わず。

腹節側面に白い斑紋
入っているし大きいので
これは雌かな。
Commensal Shrimmp(DS:Manta Parade)



海牛隠れ海老
ウミウシカクレエビ

海牛に隠れているのかと
思えば海鼠(ナマコ)
寄生していることが多い。
海牛や海鼠から
どんな供与を受けているのか
よく判らない。

白い甲冑を
背に乗せてのんんびり
宿主を徘徊しているが
やはり何かを
摂取してるようには
見えない。

水槽での飼育では
海牛や海鼠が居なくても
育つので
別に寄生してる訳では
ないのかもしれない。
ならば何故?
Commensal Shrimmp(DS:Manta Parade)



赤縞白髭海老
アカシマシラヒゲエビ

Pacific cleaner shrimpとも
呼ばれるが
Skunk shrimpが通称。

背の赤縞の中央に
白い帯が走り
それがスカンクの白い
鼻筋に似ているのである。

このアングルでは
白帯は見えないがその白が
長い髭に繋がって
白髭海老の由来と
なっている。

元祖《掃除海老》で
あの恐ろしいウツボですら
喜んで掃除してもらい
時には順番待ち
にもなるとか!
White Banded Creaner Shrimmp(DS:Manta Parade)




Koror Anemone Shrimmp(DS:Manta Parade)
コロール アネモネ海老
コロールアネモネシュリンプ

Mushroom coral ghost shrimp
とも呼ばれる。
確かにマッシュルームと
云いたくなるような容姿。

パラオのコロールで
見つけられたのでコロール
が付く命名が多いが
これはコロールを
省いて幽霊を加えている。

アネモネは磯巾着だが
この触手は草ビラ石と云う
珊瑚の触手なので
Anemone Shrimmpは誤名である。

白と赤の部分が頭部
その下の体は透明。
その透明部分は触手に
隠されていることが多く
実に不可思議な
容姿となっているのだ。
 



鬼笠子の眼
オニカサゴ

この眼に逢う度に
漆黒の宇宙へ果てしなく
落下する恐怖に
囚われる。

中央に浮かぶのは
「2001年宇宙の旅」の
宇宙船ディスカバリー号。
木星探査の途上
にある宇宙船に乗っている
ボーマン船長さえ見える。

彼は木星の衛星軌道上で
巨大なモノリスと遭遇、
驚愕の体験を経て
人類を超越した存在・
スターチャイルドへと
進化を遂げるが
再び地球へ還って来る。

若しかすると今その
回帰の瞬間を鬼笠子の瞳
映しているだろうか?
とさえ思わせる漆黒の瞳。

Hairy Sting Fish(DS:Manta Parade)




Green Turtle(DS:Manta Parade)
青海亀の眼
アオウミガメ

この島はウミガメの
産卵場所となっており
毎日20−30匹のウミガメが
卵を産みにやってきます。
ここのウミガメは
保護なとされておらず

まったくの自然状態で
地元のエッグコレクターが
卵を取っていき
市場で売っています

サンガラキ ダイブロッジより

世界各地で保護され
大切にされている
海亀がこの島では
乱獲され売られている。

絶滅危機種 (EN : Endangered)
として2004年指定され
青海亀はワシントン条約で
取引が禁止されている。

インドネシア政府は
この島を例外扱い
しているのだろうか?
そんなことが許されるのか?





 Next 



Indexへ