トゥバタハ・ダイビング

珊瑚海・生命への旅

            珊瑚海・・・・・・・もう1つのヒマラヤ

其の19



Philippines

Tubbataha Reef Cruising
Borneo Explorer 

08年4〜5月  場所:トゥバタハ・リーフ(28)   
 

28 トゥバタハ(フィリピン)



《A》 『パラワン島』へ
《B》 『トゥバタハ南環礁』へ
《C》 『夜の海トゥバタハ』へ
《D》 『上陸・北環礁』へ
《E》 『トゥバタハ北環礁』へ
《F》 『北環礁極彩色』へ
撮影・編集:坂原忠清



相対評価・・・《5》最高、《4》良い、《3》並、《2》やや悪い、《1》悪い
珊瑚の成育 4 透明度 魚影 5 静けさ(ダイバー数) 周辺環境(汚染等)
船名:Borneo Explorer 船室:最上階 船の居住性

総合評価・・・《5ー


ボルネオ島、パラワン島、ミンダナオ島、ネグロス島に囲まれた巨大湖のようなスル海。
その中央に海底から千mの高さで屹立する海底山がある。
その山顛は2つに別れ南峰をSouth Atoll、北峰をNorth Atollと呼ぶ。
つまり山顛は水面直下にあり環礁を成しているのである。
海上にまで突き上げている部分は僅かでこの海底山全容を見ることは出来ない。

島に囲まれてはいるがスル海の直径は500kmを超え季節風の影響を強く受ける。
1年の内9ヶ月間は季節風により海は荒れ、ダイビング船はこの環礁に近づけない。
ダイビングシーズンは3月中旬から6月中旬までの僅か3ヶ月間。

貴重な珊瑚が群生する海域として1993年に世界遺産に登録され
世界のダイバーに注目されている。
環境条件はコスタリカのココ島に似ていてドリフトDVを強いられるが
ココ島のような厳しさは無い。
ココ島と同じくハンマーヘッドは回遊してるが
辛うじて影が見える程度でココ島のハンマー回遊とは比較にならなかった。
同日程でDVクルージング船が2隻入り、DVボートが計4隻出てハンマーを追ったが
遭遇出来たのは我々のボートだけであった。




航海&DV日程


4月30日乗船DVサイト@  5月1日:DVサイトA〜E  2日:DVサイトF〜J
3日:DVサイトK〜N  4日:DVサイトO〜Q  
5月5日下船 

@ホンダ・ベイ(パラワン島)、Aデラン・レック、Bスタッグホン、Cサウス・ウォール、
Dライトハウス・イースト
、ENライトハウス・ウエスト、Fブラックロック、Gブラックロック・ノース、
Hアイガー・ウォール、INブラックロック・サウス、Jブラックロック、Kシャーク・エアポート、
Lウオッシング・マシン
、Mマラヤン・レック、Nウォール・ストリート、Oマラヤン・レック、
Pアモス・ロック
、Qレンジャー・ステーション
 
:night DV




《A》 パラワン島へ



マニラ湾落日
ホテルの窓から
フライトは最悪の
ノースウェストNW19便。

NWは搭乗2時間前ではなく
3時間前までに
カウンターでの手続きを
せねばならない。

其の上荷物重量制限が
20Kgまでで
1Kg2200円の超過料金
を取られるのだ。
DVギアのみで20Kgは
越えてしまう。

まだある。
機内でのアルコールは
ビアさえも有料。
で、19便というのは
夕刻成田を発って夜中に
マニラ着。
翌日の早朝便に乗るには
睡眠時間を犠牲に
するしかない。

帰路はマニラ着が昼なので
たっぷり時間がある。
最上階の広い部屋で
ワインを愉しみながら
エドモンド君にプロのスパ技
を施してもらった。



南北に細長い
パラワン島のほぼ中央に
プエルト・プリンセサは
位置する。
ここから
トゥバタハ環礁への
クルージング船が出る。

マニラから真南に
1時間15分の飛行で
プエルト・プリンセサ着。

のんびりした田舎の
飛行場を歩いて
ゲートに向かうと突然
鳴り響く歓迎のブラスバンド。

海軍軍楽隊の
お出迎えである。
プエルト・プリンセサ着




ボルネオ・エクスプローラー号
トゥバタハ環礁まで
10時間のクルージング。
夜出航し翌朝に環礁着。

出航までに時間があるので
昼食後街へ出て
スーパーマーケットで
ショッピング。

その後チェックDVを行い
いよいよ出航。

1階のBデッキに食堂と
4つのキャビンがあり
2階のAデッキに
6つのキャビンがある。

3階にあるサンデッキは
操舵室があるため
狭くて快適ではない。
DVデッキは1階の
左右にあるが
これまた狭くて使いずらい。



居室は2段ベッドで
1段目がWで2段目がS。
3人までは泊れるが
ここを1人で使ったので
そう狭い感じはせず
快適であった。

窓が大きく2階なので
見晴らしもよく
CDを外部スピーカーで
流したり
読書を愉しむにも
良い環境であった。

シャワー室&トイレが広く
窓が2ヶ所にあり明るい。
船に多い
トイレ故障も無く
アメニティも常備されている。

しかしここに2,3人と
なると息苦しいだろう。
DXルームシャワー室



トゥバタハ環礁で
唯一見られる貴重な緑。
小さな島だが
レンジャーが常駐している。

上陸には
有料特別許可が必要。
DV船乗員が
上陸することは無いとか。

干潮になると島のぐるりが
白く輝きだし
砂浜が出現しそうだが
海面上まで
新たな大地が突き出す
ことは無い。

さあ!着いたぞ。
いよいよ未体験の1日
5本というハードな
ダイビングが始る。
トゥバタハ南環礁・着



《B》 トゥバタハ南環礁へ






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