珊瑚海其の34の5・・・・・・・もう1つのヒマラヤ

 
仙人日記
 その122の72016年  
 Contents
《A》  哀しみのアボリジニ
《B》  レンタカーで突っ走れ!
《C》  ケアンズからウルル山へ
《D》  ウルル山逍遥
《E》  グレートバリアリーフ
 BGR & Uluru
 
撮影日:2016年1月20日~25日
場所:ケアンズ、ウルル・カタジュタNP
撮影&編集:坂原忠清

《E》  グレートバリアリーフ

クルージング船・Tusa T6 定員120人
ケアンズから東に直線距離で
74km離れたミルンリーフに向かう。
ケアンズ沖にある12か所程の
リーフ(環礁)の1つで最も外洋に面した
透明度の高い珊瑚の華麗なダイブサイトである。

大きなクルージング船・Tusa T6そのものが
ショップになっていて、
此処でDV手続きをし、
器材を合わせブリーフィングを行い、
タンクのエアー入れ替え、ログブック記録を行う。 
レストランも付いていて昼食は
バイキングで飲物、果物は常時提供。
雨季だと云うのに快晴に近く
素晴らしい碧空と珊瑚海が広がっている。
風の強いと観られる三角波も無く、
穏やかな航海になるのではと
思っていたが、とんでもない。

静かだったのは出港後30分程で、
残り1時間半は
立ち上がることも出来ぬ程の激しい揺れ。
船酔いになれている筈の
多くのダイバーが悪酔いし、
甲板に寝そべりギブアップ。

船酔いの予感がしたので
最初からコックピットの部屋で、
タオルを毛布代わりにして寝てしまい
船酔いに掛らずミルンリーフに到着。

ケアンズ港を後にグレートバリアリーフへ


Entryエントリー
真夏なのでラッシュガードは不要と
ホテルに置いてきてしまったが、
レンタルスーツは1ミリ程の
ペラペラのスティンガー・スーツ。

水温は29.4℃と高かったが
体温を奪われ、
いつもよりエアーの消費が激しくて、
1本目は30分でエア切れ。

深海へストンと
と云っても未だ30気圧残っていたが、
オーストラリアでは50気圧を切ると
次のDVをしてはいけない
とのルールがあるとか。

その他イグジット時にはスタッフが
待ち受けていて浮上確認の
サインを名簿にするとか、
DV終了後は計測器で全員の
ヘッドカウンティングを行うとか。

昼食はバイキング
安全面では
煩いモルジブより更に細かい。
レンタル器材にしても
1年半使用後は廃棄し、
新品に変えねばならぬとか、
レギュレータにはエアーゲージ、
深度計の他
ダイブコンピューターを付けるとか。

珊瑚の森
2本ともWhale Bommie と呼ばれる
サイトで潜り、
昼食後船を移動して3本目は
珊瑚の美しいOasisで遊ぶ。

まー魚種も多いいし、
珊瑚も美しいが最早500本も
世界の海を潜っていると
新たな発見、感動は無い。

Exit イキジット

褄白紋柄 ツマジロモンガラ
Harfmoon triggerfish

三筋琉球雀鯛
 ミスジリュウキュウスズメダイ
Whitetail dascyllus

コブシメ
Giant cuttlefish


奴鱏 ヤッコエイ
Bluespotted stingray

奴鱏 ヤッコエイ
Bluespotted stingray
 
雀鯛 スズメダイ
Sergent

真鯛 マダイ
Red seabream
 
三星黒雀鯛 ミツボシクロスズメダイ
Three-Spot Dascyllus

隠れ熊の実 カクレクマノミ
False clown AnemoneFish


青海亀 アオウミガメ
Green turtle

染分奴 ソメワケヤッコ
Bicolor angelfish

コブシメの眼
Giant cuttlefish



炭着殿様鯛 スミツキトノサマダイ
Blue-spot butterflyfish

旗立鯛 ハタタテダイ
Red Sea banner Fish

六線奴 ロクセンヤッコ 
Sixbar angelfish

六線奴 ロクセンヤッコ 
Sixbar angelfish
 
眼鏡持魚 ナポレオン  
Napoleon Fish
 
テーブル珊瑚

 テーブル珊瑚

七線蝶々魚 シチセンチョウチョウウオ
Spotband butterflyfish

頬棘熊の実 トゲクマノミ
Spine-Cheek AnemoneFish

薔薇羽太 バラハタ
Yellow-tailed liretail

隠れ熊の実 カクレクマノミ
False clown AnemoneFish

蝶々胡椒鯛(成魚)チョウチョウコショウダイ
Harlequin weet Lips





姫藍子 ヒメアイゴ
Bluelined spinefoot

風来蝶々魚、フウライチョウチョウウオ
Vagabond butterflyfish

倉掛雀鯛 クラカケスズメダイ
lack soft-snouted sergeant-major

にしゃ海鞘 ニシャホヤ
Sea squirt

イロブダイの幼魚
Bicolour parrot fish



腐りかけているような不快感はトレーニング不足から齎されているに違いないと、
目白に帰るや否や真っ先にジャージに着替え10階までの非常階段でトレーニング再開。
ぐっしょり汗をかき熱いシャワーを浴びて美味しいソーメンを堪能。
不味くてどうにも食えない機内食の代わりビアで空腹を紛らわせていたので、ソーメンの美味さが五臓六腑に染みわたる。

それにしてもオーストラリアの食材の不味いこと。
ピーマンも胡瓜、人参、トマト、プラム、林檎、梨、バナナ・・・押しなべて不味い。
野菜何ぞ日本産に比べると、特に山荘産に比べると、とても食べられる代物ではない。



シドニー国内空港でトラブル
夏から冬へ

 
シドニーから羽田へ



オーストラリアは暮らしやすいなんぞとよく耳にするが、こんな酷い味の食材を相手に暮らすなんて真っ平ごめん。
まー日本から野菜種を持参して、自分で栽培して食材とすればいいのだが、
其処までして住みたいと思えるほどの魅力は無い。
と、そんなわけで帰国で生き返ったのだ。

沙漠の帆船のたゆとうウルルで、40℃を超える大地をうろつき回り、コネラン空港を飛び立ち、
羽田で飛行機を降りると雪の残る真冬の東京。
この朝、日本列島は寒波に見舞われ、何と沖縄で雪が降り、九州、四国などで水道管が凍結破裂し断水だとか。
因みに山荘ではこの朝、建設以来22年間の最低記録であるー11.3℃を記録。

 


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