ココ島・ダイビング
珊瑚海・・・・・・・もう1つのヒマラヤ
其の16 |
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Costa Rica
Coco’s Island
撮影日:2007年11月 場所:ココ島
《A》 遥かなるココ島へ 《B》 ハンマーヘッド 《C》 遭遇巨大鮫 《D》 祝300DV! 《E》 夜のココ海 《F》 ココ島への上陸 《G》 A la carte 《H》 旅行業者の不手際 |
撮影・編集:坂原忠清 Yves Gladu |
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珊瑚の成育 | 1 | 透明度 | 4 | 魚影 | 5 | 静けさ(ダイバー数) | 5 | 周辺環境(汚染等) | 5 |
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船名:Sea Hunter 船室:中階 船の居住性 | 3 |
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総合評価・・・《4+》
ダイバーなら誰しもが夢見る究極のDVサイト・ココ島。 極めて遭遇の難しい甚平鮫、赤撞木鮫、マンタが同時に回遊し集う世界でも稀有なDVサイト。 にも拘らず容易には行くことが出来ない。理由は幾つか在る。 先ずココ島が接近禁断の無人島であり漁船すら近づくことは出来ないということ。 接近が許されているのはコスタリカのDV船が3隻のみ。 2番目にアプローチは船しか使えないのでやたらめったら時間がかかるのだ。 日本からの往復だけで1週間以上を要するので、全期間では2週間を超える。 2週間を超える休暇を取るのが容易でないのは言うまでもない。 3番目に費用が高額になること。通常の海外DVの3倍以上はかかる。 (因みに現地支払いを含めると今回の費用は16日間で80万円を超えた。) 4番目に激しい海流に伴うDV技術の難しさにある。 ここでのDVは例え流されても1人で冷静に対処できる技術が要求される。 これだけ悪条件が揃えば誰でも二の足を踏んでしまうであろう。 ・ しかしココ島は、やはり期待を裏切らぬ素晴らしい究極のDVサイトであった。 長時間の荒海航海も高額費用もココ島の魅力に較べたら、全く問題にならない。 むしろこんな短期間に安い費用でココ島に行けるなんてUnbelievable!。 ・ 当HPでの総合評価が4+と5に達しない理由は唯1つ。珊瑚にある。 エルニーニョで壊滅的な被害を受けて珊瑚の生育は極めて乏しい。 だがそれだけでなく冷たいフンボルト海流の影響があり本来珊瑚の生育には向かないのだろう。 いずれにしても、残念ながら多分もうこれ以上素晴らしい海に巡り逢うことはないのだろう。 ココ島を知ってしまった最大の哀しみである。 |
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ヒューストン Houston ヒューストン乗り継ぎ なのに荷は米国で 一旦出して再度 サン・ホセ行きに預ける。 しかし今回はスルーで OKとのこと。 本当か? ・ NASA(米航空宇宙局)のある ヒューストンまで 10時間以上かかる。 ・ コンチは経費節減で アルコールは総て有料。 呑んだくれて寝るには ドルキャッシュが足りない。 呑みながら 本でも読むか。 |
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サン・ホセ San Jose ヒューストンで 5時間待って更に コスタリカのサン・ホセへ 4時間のフライト。 何しろ長く遠いのだ。 ・ 昨夕成田を発ったのに 夜が2倍の速度で 過ぎ去りヒューストンも サン・ホセも再び夜。 ・ 何処でも見かける 日本人の影無し。 スペイン語が飛び交う。 ・ さてホテルは 街の中心部にある 国立博物館の 近くだとか。 |
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クルーズ船 Sea Hunter タクシーで クルーズ船指定の ホテルに向かいそこで 今回のDVチームと合流。 ・ NHKの撮影隊6人は 先行して既に プンタレナスの港で 乗船してるとのこと。 ・ 我らがチームは9人で 仏蘭西、独逸、英吉利 日本の4カ国合同。 ・ サン・ホセから港まで 直線距離で70km。 山越えなので 3時間ほどかかる。 |
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ココ島接近 乗船してからの 2日間は殆ど 何も覚えていない。 ・ 海は大荒れで 上下左右に揺れ 立っていることが出来ない。 常に嘔吐感に 付きまとわれ食事が 最大の苦役。 ・ 酔い止め薬を飲んで 唯ひたすら寝るのみ。 勿論読書など論外。 ・ ココ島の影が船窓から 見えたときは 何だか長い懲役刑を やっと終えたような気持ち。 |
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鰹鳥の歓迎! Brown Body 錨を降ろすと 早速鰹鳥が歓迎の挨拶に やって来た。 ・ 一番近い中米の陸から 550kmも離れた 絶海の孤島に棲む鳥に とって この動く陸地は 気になるのだろう。 ・ 「やあ!宜しく これから9日間ちょっと 君達の海を借りるけど 魚など 捕ったりしないから 安心して」 |
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黒鯵刺も歓迎 Brown Noddy 東太平洋のど真ん中に 突き出した 巨大な火山島・ココ ・ 激しい海流が 島にぶつかり栄養豊かな 深海水を上昇させる。 ・ そこに大量のプランクトンが 発生し プランクトンを追って 小魚が大群を成し 小魚を求めて大型魚や 無数の海鳥が集まり ココ島は生物の 宝庫になっている。 ・ 黒鯵刺にとっても ここは天国なのだ。 |
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垂壁の拒絶 何処もかしこも 絶壁に囲まれ 上陸絶望の島 のように見えた。 ・ が、よく観ると垂壁に 木が繁り白い花が 沢山咲いている。 実は鰹鳥の幼鳥で 大きくなるに連れて 白い花は黒茶になり やがて飛び立ってしまう。 ・ この険阻な島を海賊が 放っておくはずがない。 盗んだ財宝を隠すには もってこいの場所。 ・ 海賊の宝探しが 繰り返されたが 未だ 発見されていないとか。 |
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面積46.6Km2、火山島で最高地点が634mである。 断崖絶壁が取り囲み年間降水量は 7,000mmにも及び熱帯雨林に覆われ 豊かな動植物が数多く残る。 (Wikipediaより) |
DVボート降下 母船の2艘の DVボートがクレーンで 海上に吊り下ろされ 船員が甲板を 忙しく走り回り DV準備が始る。 ・ 1艘はNHKの 『世界遺産撮影隊』が 使いもう1艘は我々 合同隊専用である。 ・ 大型ハイビジョンカメラを 2台持ち込み 撮影隊も準備に 余念がない。 |
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