1662ー2019年  長月

突如!森に現れた巨大ユンボのミッションは!
小倉山の森を切り裂く油圧ショベル

こんなでっかいユンボが森の中に突然現れたら、そりゃ観て観ぬ振りして黙って通り過ぎるなんて出来やしない。
辺りはシーンとして誰も居ないし、
先ずは伐採された大きな丸太に近づいて、良いコラショと丸太の上に立ってみる。
丸太の切口は実に見事でプロの仕事であることは一目瞭然!
次に巨大な油圧ショベルに足を掛け、ショベルに話しかけてみる。

 


車者(ユンボオペ)も見当たらず!


待てましたとばかり仙人は
すぐさまキャタピラーに飛び乗り、
彼方此方撫でまわしたり油の臭いを嗅いでみたり。
ぐるりと一回りしてから恐る恐る狭い運転席へ。

ユンボオペが戻らぬうちにと
断ち切れぬ未練を残しながら、
ユンボを後にして
仙人は小倉山へ向かったのだった。
「随分大きいね、立派だね。強そうだね。
ユンボってフランス語なんだって!
100年以上も前の1882年に造られて、
日本でも1961年に国産化しユンボとして発売されたんだって!」

 「ふーん、中々よく知っているね。
どうだい乗ってみたいんだろ!
顔にそう書いてあるぜ!
今、丁度ユンボオペは村に出かけたとこさ。
乗ってもいいぜ。」

 
ちょっとかしてみたいな!



導水路の先に櫓が?

これなんですか?
県林務事務所員は語る

此処共有林なんだけど
造林組合の
広瀬勝巳さんと中村和俊さんが
管理してるので了解を得て
この流木止めを設置したんです。

5年前の2014年に広島の
土砂災害で死者77人を出したでしょ、
あれで林野庁から通達があって
年1回6月にパトロールして
此処に流木止設置を決めたんです。
費用は600万円程です。


2年前には座禅草公園の上を
左に入った沢にも
同じ流木止を設置しました。
本当は堰堤が
一番効果があるんですが、
美観の問題もあって
座禅草公園には相応しくないとの
声もありこれにしました。

色も元々は赤なんですが
環境に配慮して
目立たぬ様、茶色にしたんです。
強度ですか、200立米まで
なんですが、
7,80本位は止められますかね!

流木防止柵ですよ!

これで流木は止められるのか!



ワインバーじゃ!

どうやら6年になる前に中学校を見据えて、
町中の小学校に転出してしまうのでは!
市内13校中でも最下位の小さな学校。
小さなコンビニくらいはあっても
良さそうなのだが全くない。

缶ジュースを売る自販機が小学校の
近くに1台あったかな!
くらいで食堂らしき食べ物屋の類は一切無し。
そこに突如、ワイナリーが建ち
洒落たワインバーが
出現したのであるから、
里人の誰もがこりゃまた吃驚こいたに違いない。
客は熊か鹿か猪か!
里に出現したバー

驚くことなかれ、この里にはお店が1軒もない。
あるのは小さなJA(農協)と局員1人だけの簡易郵便局。
144年前、明治8年(1875年)に
竹森、福生里、平沢地区を合併して

誕生した玉宮村は現在甲州市となり、
玉宮の里には341世帯、816人が暮らしている。
小学校が1つ有るが全校児童数は28人
1年生から6、4、6,6,6人で6年生は0人。


2階は広々! 



神戸から来た客が3人!

空間が売りだね!

1,2階共に盆地を見下ろし
富士山を真正面に据え、
南窓を大きく開き、眺望は抜群。
1階のワインバーを覗いて観ると、
檜を剥き出しにした天井と
カウンター背後の黒壁が空間を仕切り、
シンプルな心地よさを齎す。

実際フロアには片隅に
テーブル1つと椅子が数脚あるだけで、
あとは空間だけ。
昨秋仕込んだべりーAが
赤ワインとなってカウンターに並ぶ。
甲州葡萄も使って白ワインも造ったらしく、
赤ワインと対を成し、ワインらしからぬ、
飛行機や都会をイメージした
ラベルを貼られてボトルが
鎮座ましましている。

 

床の一部をガラス張りにして
ワイン樽をオブジェにしたり、
2階への階段にスチールの黒を生かした
ステップを使ったりと中々凝っている。
2階も大きなガラス窓で
空間そのものを取り入れ、床には
クッションがさりげなく1つ置かれているのみ。

トイレは敢て明かり窓をオブジェで塞ぎ、
闇の中に薔薇の淡い光を散らし、
手洗いは半球のボールを使ったり、
黒の排水路にしたり。
窓のオブジェも五反田の店で
見つけて来たとかの銅版画のような
洒落たデザイン。

一応営業は10時から夕刻の5時までで、
平日は近くの畑に出るので
居ないこともあるとか!
さてさて森の紳士淑女諸氏は
やってくるのかね!

新発売98ワイン 
 
外見は地味な檜造り

真正面に富士山が!



これが最後のです、どうぞ!
今朝(9月7日)の甲府の日の出は
5時22分、しかし
ぐるりを山で囲まれているので、
方位81.6度に聳える
山稜の高さによって日の出の
時間は遅れる。

山荘から81.6度の位置には
大菩薩嶺があり、
その手前に小倉山の真北に伸び、
上条山へと連なる稜線が
控えている。

稜線の標高は900m程なので
日の出は43分遅れ
標高750mの山荘には6時05分に
最初の太陽が飛び込む。


山荘テラスの真下の桃畑では
最初の太陽が光を投げかける
1時間以上も前に仕事が始まっている。
「さかはらさーん!」と
微かな声が聴こえたので、
テラスに顔を出してみると
軽トラが走り去って行くところ。

仕事を終え収穫した桃を積んで
JAの共選所に出荷するのか。
声掛けしたのは、
桃を置いて行ったから食べておくれ
とのことなのだろう。

採れたての美味しそうな桃が
「どうぞ、最後の桃です」
とにっこり!
それにしても去っていく直前に
声掛けして、
桃だけを残していくなんて粋だね!

どうでい!これなら熊も烏もくぜ!



反射シートも片づけて!
大いにってくれ!

足首、手首の僅かな隙間を狙って
蚊や蚋が侵入し血を吸う。
血の少しくらいは呉てやってもいいが、
後で痒くなったり腫れ上がったり
するのはご免被りたい。

そこで窯室の棚には防虫スプレーを
幾つか載せて置いて、
庭や畑仕事の前にシューっと一吹き
してから出動する。


山荘下の桃畑もお仕舞い

いつものように水色のスプレー缶の
透明な半球のキャップを外して
4か所に吹き付け、窯室を出ると
ボン・シルバーが失笑するでは!

「おいおい、何が可笑しいんだ!
大体お前はいつも偉そうに
泰然自若と構えて、仙人を
侮っているがなんか文句あっか!」
 「いやね、もしや仙人は
今日の天気を深読み
しているのかなと思ってね!」


最後の桃を仙人にと!

「全く何を云うかと思えば
今日の天気か、予報は晴で
別に深読みするまでのことはないさ」
 「やっぱり、となると
さっきのスプレーは、8日夜から
9日朝にかけて関東を直撃する
台風15号に備えてかな?」 

「なに莫迦云ってんだ、
夜までには畑仕事は終わっているし、
第一あの防虫スプレーと台風と
どう関係があるんだ!」

 

今年初登場した畑守
 
「まー、そう興奮せず
スプレー缶をよく観てごらん!」
 「何だってこのくそ忙しいのに!」 
で、スプレー缶のラベルを観て
仙人は驚いたの何の!
ラベルには防虫スプレーではなく、
防水スプレーと書いてあるでは!

仙人はこの防水スプレーがお気に入りで、
昨年からずーっと
防虫スプレーとして使っていたのだ。
そういえば畑仕事が終る度に、
カイー、痒いーと言いながら
痒み止めキンカンを塗っていたっけ!
そりゃ当然だ!

悠然と舞い畑を護る





舞ちゃんへの祈り!


自発呼吸が可能になるか!


眠れる森の美女のように美しいので吃驚!
滾々と湧き出る生命を感じた。
もっともっと強くなって、きっと
舞ちゃんは還って来る。

829日(木)

20時頃、呼吸が弱く意識不明の状態で択真に発見され、
聖マリアンナ病院へ救急搬送。

830日(金)

脳内科医により脳のむくみが確認され、
PRES(後方可逆性脳症症候群)の可能性を示唆される。

831日(土)

9時頃、択真へ緊急電話が入り
開頭手術の承諾の可否を求められ、択真が承諾。

12時過ぎ、手術開始。

17時過ぎ、手術終了。

1715分頃、伊東医師による手術説明。



択真君の面会が 



山荘前の桃畑で
4か月前の舞ちゃん


法蓮草を収穫する舞ちゃん

舞う舞ちゃん翔ぶ姉!
 中二の頃
再生不良性貧血症と診断され、
血小板の数値が低いと判明したが、
日常生活に支障がない事から、
特に治療はしてませんでした。

その後、月に数回、血液検査を
していたが、数値は横這い。
だいたい2.7万/μLほど

(基準値は13~37万/μL)

しかし、結婚を機に、
出産を視野に入れた事から、
血小板の数値をあげる為、
病院に通い始めました。
2017年年末から、一か月間入院し、
ATG療法
(免疫抑制療法)を開始
  しかし、数値は少し回復するも、
劇的な改善はされなかった。
そんな最中、2019年6月に
ロミプレートという新薬が認証されたので、
7月から週一で、
ロミプレート皮下注射をはじめた。

これにより、血小板が10万前後と、
劇的に数値が上がった。
その矢先に、今回、
脳梗塞で倒れてしまいました。
原因は複合的で
コレといって
原因の特定ができていない。

(翔子)

結婚式の姉に寄り添う舞ちゃん
 

花見後の宴で

中央に座す舞ちゃん

択真君と並んで!





危うし悠樹! 十字靭帯の再建術


大腿四頭筋の裏側の半腱様筋と薄筋を移植(8月23日「金」)


術後発熱
発熱は、手術によって受けた体のダメージを
修復しようとする外来性の発熱源だと思う。
感染症に対応する内在性発熱源だと、
発熱はちょっとヤバイかな?

薄筋腱も半腱様筋も大腿四頭筋の裏側にあるので、
取り出す手術だけでも
かなりの侵襲を受けるのに、更に膝に穴を4つも空けて
十字靭帯に繋げるのだから、ダメージは大きい。
発熱は白血球から放出された
炎症性サイトカインという物質が原因で、
白血球が懸命になってダメージの回復を試みている証し。
白血球君の健闘に期待しよう!
(2019年8月24日(土) 21:06 ) 

未だ病院が決まらないとか!
1)≪手術数でわかるいい病院2019≫には
十字靭帯のオペは出ていなかった。
2)2重再建術は2本の再建材料を使うので、
当然ながら復帰は早いが、
   オペの侵襲が1重より大きいのと、術後の靭帯が
弱くなると言われている。
3)しかし以下のNTT札幌病院のオペを観ると
内視鏡の孔は2つで、移植する腱を取り出し
   骨に孔を開ける孔が1つ
なので2重再建術も進歩しているらしい。
 
4)負傷後4週間以内くらいまでにオペしないと、
骨そのものが壊れたままの変形性膝関節症に
   陥るのでそろそろ病院を決めた方がいい。
5)以前仙人が左アキレス腱のオペをした
関東労災病院スポーツ整形外科(武蔵小杉なので近い)を調べたら、
   2018年の十字靭帯断裂形成手術は438件
   関節鏡下靱帯断裂縫合術十字靱帯は7件と圧倒的に多い。
6)今、電話(044-411-3131)して確かめたら関東労災病院では、
2重再建術も1重再建術も実施していて、
   損傷状態で判断するとのこと。
 従って早急に関東労災病院に連絡してみるといい。
(2019/06/10 13:42)
悠樹へ
 オペ後の完全復帰まで標準で8カ月と云われているので、
来年の春までは無理できないな!
しかし上手くリハビリを熟せば、
再び華麗なジャンプ、アタックも夢ではないと!
 
で、①オペは再建靭帯は2本にするのか?
入院9日間と云うことは2重束再建術なのかな?
②半腱様筋と薄筋を使うのか、
それとも骨付き膝蓋腱を使うのか?
③半月板の縫合術はしなくて済むのかな?
④人工関節のオペ後では
下肢の静脈に血栓ができる深部静脈血栓症が
  5~6割の高率で生じ肺塞栓症に陥り呼吸困難になるとの報告がある。
  今回は自らの腱を移植するのだろうね?
 
23年前の関東労災病院での仙人のアキレス腱オペが甦る。
上手くいくことを祈る!
(2019/08/22 14:50)


 オペのダメージで発熱(8月24日「土」)



オペは順調だったが完全復帰出来るか!(8月29日「木」)


Ⅱ.2重束再建術は直径4㎜の関節鏡を挿入する傷が3つ、
移植腱(ハムストリング)を採取し、
   その腱を挿入するための3㎝の傷がひとつ、
合計4つの小さな傷で手術が可能なので、
   オペによる侵襲はかなり抑えられる。

Ⅲ.、お皿の骨の下にある膝蓋腱を骨付きで移植腱とする
「骨付き膝蓋腱」による方法も
以下の理由で施行。
      a) 超早期復帰が可能である。
  b) オペ直後の固定力が強い。
     c) 手術直後、膝前に痛みが出易いが前十字靭帯は伸びにくくなる。
順天堂の3と東京医科大学のⅡは見解の相違だろうが、
他の情報を見較べると、
2重束再建術のメリットは殆ど確認されていないので
1重束再建術を薦めているようだ。

「手術でわかるいい病院2019」等で、
膝専門の医師が3名以上居る手術数の多い病院を選ぶべき。
理由:太股の靭帯の一部を摂取して膝の中に靭帯の移植をする為
手術時間が長時間に及び、短くて4時間程度で
前十字靭帯以外の他の事
(半月版切除・縫合・後十字靭帯の同時再建など)
をする場合、6時間を超える長時間の手術になる事が多い。
 最低でも膝専門の医師が3名いないと
医師の負担が大きくなりすぎる。
(2名の医師では集中力が持たない)
 
豊田医師の執刀は大久保病院で行われるのか?
それとも西早稲田整形外科で1名の医師で行い、
入院のみ大久保病院になるのか?
一生の問題となるので、じっくり考え慎重に病院選びをすべき。
 
大変なことになったな!
1)再建手術で切除するのは、半腱様筋腱か
膝外腱前十字靭帯、それとも双方か?
2)オペは一重束、二重束再建術どっちでやるんだ。
3)半月板や内側側副靭帯などの損傷はなかったのか?
4)損傷原因は関節の逆方向への捻り、
それとも着地時の体加重の屈折?
5)オペする病院名、期日、入院日数等解る範囲で教えて。
 
 オペ後の復帰は半年から1年かかるとか。
オペ後に変形性膝関節症の発症リスクが高まると云われているので
予後のケアについては考えているだろうが、
出来ればオペ体験者と接触するといい。
仙人も登山で膝の損傷には長年苦しんできたし、
現在も両膝を傷めて湿布が欠かせないので、
悠樹の損傷は深刻に受け止めている。
現役復帰できることを祈っている。
 
順天堂病院では2重束再建術を以下の理由で実施していない。
  1. 移植腱を2本採取する場合は、
  2. 術後ハムストリングの筋力が弱くなってしまう
  3. 移植腱を1本だけで、2本の再建靭帯を作る場合は、
  4. 各々1本の再建靭帯が細くて弱くなってしまう
  5. 骨孔(トンネル)を4つ作らねばならず、関節内や骨への侵襲が大きい
 
東京医科大学では逆に2重束再建術を薦めている。
Ⅰ.2重束再建術は元々の前十字靭帯に近い再建が可能である。

いよいよ退院!その29日に舞ちゃんが・・・ 



試合中に前十字靭帯断裂

519のバレーボールの試合中の事故で前十字靭帯断裂しました.。
多分来月あたりに手術でしょうかね
着地時に膝の横が相手と接触するという奇跡的なタイミングでの事故でした。
当分は松葉杖生活ですね。 競技復帰はやはり8ヶ月くらいかかるとの事です。

(1今日MRIとった聞いた感じだと、前十字靭帯断裂のみです。半月板も少し損傷しているとのこと。
半月板自体は前から痛めているので今回かどうかはわからないですが。
2一重束、二重束再建術についてはまだわからなかったので今日は医師に確認してませんが、
調べて何がいいのか検討してみます。

3上記(1)と重複しますが、半月板も少し損傷しているとのこと。
半月板自体は前から痛めているので今回かどうかはわからないですが。

4着地時に右ひざの外側に相手の膝が接触して、一瞬脱臼した感じになり、体加重の屈折もあったと思います。
脱臼自体はあたった瞬間に骨自体は戻った感じでしたが靭帯が切れたという事でしょうか。
レントゲンで骨の損傷はありませんでした。

 5西早稲田整形外科で豊田医師に診察を受け、特に医師等の指定をしなければ、
豊田医師の執刀で大久保病院に入院とのことです。

今からはどの病院のどの医師でどの手術方法がいいのか模索してみます。
なにか良い情報あったら教えて下さい。
悠樹


 

時を切断して繋がれた未来の記憶
9月10日(火)晴 切断された向日葵に縫合された未来の記憶

新薬ロミプレートによって舞ちゃんの血小板は、2.7万/μLから基準値の13万/μL~37万/μLに近い10万/μLにまで増えた。
7月から週1回のロミプレート皮下注射を7,8月と2ヶ月6回続け、血小板は増え希望に胸を膨らませていた。
血小板は出血を止める役割を担っているので、少なくなると出血が止まらなくなり、脳、消化管、口腔粘膜、網膜などの出血も生じる。
しかし血小板が増えると血が固まり易くなり血栓を生じ、肺や心臓、脳に詰り、肺塞栓症、心筋梗塞、脳梗塞を引き起こす。

自己免疫によって破壊され、産生を阻まれ失われた血小板を、ロミプレートは骨髄前駆細胞に働きかけ、新たに産み出す。
その血小板が暫し暴走し血栓を生み、急激な血圧上昇による血管透過性亢進や血管内皮細胞障害を生じると云う。
PRES(可逆性後頭葉白質脳症、プレス、Posterior reversible encephalopathy syndorome)と呼ばれる
この治療には原因薬剤となるロミプレートの投薬中止しかないが、中止すると血小板が減少し出血が続き手術も出来ない。
希望の神であったロミプレートは、切断された舞ちゃんの時を縫合する術を語ってくれるだろうか!

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