1583ー2019年  睦月


カリスト出窓の女神・ヴィーナス


扇山に沈もうとする太陽は
はしゃぐ気持ちを隠せないで、
雲という雲をかき集めて、
あらゆる種類の紅い色に染めて見せる。


夕陽の色に染まった百匁柿が、
重さに耐えきれずぽたぽた落ちるのを拾い集めて、
夕闇に隠れこもうとする山荘目指して
登って行くのも、12月だからこその出来事だ。


里ではワイン蔵の棟上げ式が執り行われ、
赤々と焚き火が燃え上がり、
枝の燃える香ばしい匂いが漂う。

 

半月が寒林越しに蒼い光を投げかけ、
昼間とは異なる影の中の影のように
濃い紫の濃密な闇を描く。

1年の終わりの月は同時に
新しい始まりの月でもあったのだ。


ヴィナス12月を

12月の山荘には独特の色と薫りがある。

冬の凛とした空気感、だが既にその底には
微かな春の目覚めの気配が生れ始めていることを、
ふとしたはずみに感じる。


すっかり葉を落とした木々の枝も、
小さな命の膨らみを隠しきれない。

朝もやに霞む山々は、柔らかな薄紫の衣を
纏わせた大地の女神のようだ。


ヴィーナスと仏陀邂逅

大きなワイン樽

そんなことを想い出させる静寂が、
澄みきった夜の闇を支配する。

自らの鼓動だけを聴きながら、
やがて透明な闇に同化してしてゆく意識。


深い眠りをノックする囁き声に気が付く。

『ねえってば、お話をしてよ』
『何でもいいよ、
面白いお話ならば・・』



右の円筒は葡萄搾り機


声の主は
小さな男の子の姿をしているけど、
この森に住む
山の精にちがいない。


枕元で好奇心に
満ちた瞳を見開いている。

ン~、面白い話かぁ。

 
山荘下にワイン工場が出来たって!と広瀬氏

何にも思いつかなかったので、
夏の高原でサマーボブスレーに乗って
滑った時の、すごーく怖かった!

という話をしたら、

何が気にいったのか大笑いして、
笑い過ぎた男の子は
そのままきらきら光りながら
煙のように消えてしまった。


  

≪98ワイン≫は憩いの場です

びっくりして、
窓を開けて
外の森を探そうとした。

外には降るような星空が広がり、
更にその光は地上に零れて
煌びやかな景となって、
闇と光の交響楽が
聴こえるようだった。


山の精がお話のお礼に
見せてくれたんだろうか、
やっぱり
これは夢なんだと思いながら、
信じられないほど美しい
冬の夜の景に
見惚れていたのだった。


新しく生まれ変わった
イオの部屋の
魔法だったのだろうか。


イオの部屋に
抱かれて眠る
芳醇な夢の時間は、
まるで
ワインのような香りがした。

 


此処に集まってワイワイガヤガヤ

宿泊も買い物も出来る場に!

それじゃ早速ワインで!

あれ!誰だこんな道標建てたのは!
 

北峠から扇山までの
長い稜線を歩きながら、
さまざまな山の
記憶が交差する。


もう嘗てのような
厳しい山を登ることは
できない足ではあるが、
まるで記憶の玉手箱のように、
一歩踏みしめるごとに

次々と湧き出る
苦しかった一歩、
愉しかった一歩の
あれこれの場面。

どの山の感触も、
確かに踏みしめた
忘れ難い想い出なのだ。


いつかその一つ一つの
想い出の山と
ゆっくり対話をしてみようかな
と考えながら、
今はまだ歩けるということの
幸せを味わい、

私の玉手箱を大切にして
あげようと思う。

どんなにゆっくりであっても、
歩ける限り、
高みを目指して進んでみよう。

新しい年に向かって、
ささやかな
目標が出来たようだ。


山荘の玉手箱(碧い海で入鹿が輝いています)




葡萄畑での枯露柿造り

きっと想像もできないような手間暇をかけて大事に育てられたんだろうな・・。
 っていうか、今まで私が食べてた干し柿って何だったんですか!?)
と、またもや一人頭の中で興奮したり、
突っ込んだりしてしまいました。
BBC便り
仙人様

これほど大きく、
しっとりとしていて、甘みの
濃い干し柿を
口にしたのは初めてです。
本当にありがとうございました。

まず一目見て驚いたのは、
その大きさ!
(えっ!何これ!私が知ってる
干し柿と全然違うんですけど!
なんか大きい!
 そしてふわっとしている!
干してこの大きさって、
元の柿どんだけ大きいんだろ?
 っていうか、
枯露柿って何ですか!?)
と、思わず一人頭の中で、
興奮したり、突っ込んだり
してしまいました。

そして・・枯露柿を口にした時、
またも衝撃が走りました!
(あ、甘いっっ!!
自然界から生まれたもので、
砂糖を加えることなく、
 ここまで甘くて濃厚で
美味しい物があるのかっ!!
 

その後、ホームページで
枯露柿つくりの様子を
拝見しました。
大きなリンゴのようなこの柿が、
あのおいしい枯露柿に
熟成されていくのですね。

まだ全体を拝見することは
できていないのですが
(すみません)、
3~4年くらいのお付き合いになる
仙人様の謎が少し解けました。

ご自宅と山小屋を行ったり
来たりされていて、
干し柿を作ったり、
ワインを作ったり
(ワインって作れるんですね!)
登山をしたり、ダイビングをしたり、

いつも忙しそうだけど、
何してるのかなー・・と、
今までぼんやり思っていたのです。
まさか、命を秤にかけるような
登山をされていらしたとは、
あのような詩的な文章を
書かれるとは、

高芝山と枯露柿も似合うね!

陶芸までなさるとは・・改めて仙人様って多彩ですごい方なんだなぁ・・と、
とても驚きました。
少しずつホームページ拝見させて頂きます。これからもよろしく
お願いいたします。
(かわかみ)



あんぐり ミユとまさゆき!

 二度目早速届きましたー
子ども上二人の手が箱を開けた途端伸びてきて食べられ、
母にも持って行ったらサプライズって感じで喜んでいました!
下の子は、少年野球しているのでこれから私も顔出すので

先生、最高ですね!届いてすぐ私2個食べちゃいました。
母がめちゃくちゃ喜んでいます。
これ1つ千円くらいする言っています。
子どもたちは、お兄ちゃんが美味しいと申しております。
山荘の写真見るとさぞかし大変な作業だったろうと思います。
いっぱいありがとうございました!はっぱ

 
父母も歓んで特別参加!

山荘キウイフルーツも!
一人の人にだけあげるけどあとは、
うちの冷蔵庫と冷凍庫にしまっちゃった!
ありがとうございました!
おっと、請求書も届いてたあ!
母も入金すると申しておりました!

はっぱ 

どうだ!3兄弟妹




ショック!
仮想都市・ジオシティーズ消滅!
仮想都市から混沌仙人へドメイン変貌

突然ネットに流れた衝撃のメッセージ!
ホームページのサーバーが突然、消滅宣告を流し、サーバー利用者は大混乱!
13年間にわたり20208ものファイルをアップし、このサーバーを利用して来た仙人も、あまりのショックにホームページの閉鎖を覚悟。
他のサーバーに引っ越しする手もあるが、引越しの煩雑なプロセスを思い描いただけでうんざり!
特に当ホームページは2台のPCを使っての編集であり、ただ煩雑なだけでなく複雑な操作を強いられるだけに引っ越しは重い。

1カ月ほどああーだ、こ―だと想いを巡らせた結果、煩雑であればあるほど面白いのではと気づき断念を撤回!
遂に≪さくらレンタルサーバー≫への移転開始。
その最初の移転ページがこの≪158の3ー2019年睦月≫となったのである。
このページは今まで通りジオシティーズで編集されているが、実は以下の新たなURLにもアップされているのだ。
Yahoo!のホームページのサーバー仮想都市≪geocities≫であったドメインが、混沌仙人のローマ字表記から母音を削除した≪kntnsnnn≫
変わっていることに気づいただろうか!さて20208ものファイル移行は上手くいくのかな!
http://kntnsnnn.sakura.ne.jp/epilogue17

Yahoo!の仮想都市消滅宣告の抜粋

ジオシティーズは1994年アメリカで誕生、アメリカでの誕生から24年、日本法人設立から21年、Yahoo!ジオシティーズとなってから18年が経ちました。
仮想の都市を作るユニークな試みにより、瞬く間にインターネット初期の代表サービスの1つとなりました。
アメリカを始め各国で提供されたジオシティーズは2009年にサービスを終了、インターネット初期から現在までに作成された膨大なホームページを維持するため
スタッフ一同努力を続けて参りましたが、
2019年3月末をもちましてサービスを終了させていただくことにいたしました。
サービス終了の理由は、一言では説明できません。
採算面や、今後システムを維持するためのテクノロジーに関する複数の課題などを総合的に判断した結果、これ以上の継続は難しいという判断に至りました。




仮想都市の消滅
 混沌仙人の創成



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