むふふふふふ! 大地を耕作すると風が謳うんじゃ。 聴こえないって! ・ そりゃ修行が足りないんじゃよ。 |
|
伐採で初めて見えた山荘全容 2012年1月12日(土)晴 小倉山頂より |
☆山荘トレーニングは週末、夏休み、冬休み、春休みに実施。
平日は目白でトレーニング:10階建マンションの階段を10往復(標高差計260m)
2015年6月
畑の記録は下記のHPに移転しました。 http://www.geocities.jp/upiter4773/20150606/news.html 6月からの仙人日記も下記のConceptに移転する予定です。 http://www.geocities.jp/upiter4773/20150606/ |
|||||||
16日 (火) |
曇 | 西 | じゃが芋収穫、分別収納 10772歩、7540m、370Kcal |
眠る努力はしたが昨日と同じく寝付かれないので、思い切って起きて読書に熱中。あの不気味な村上龍の途中放棄した「昭和歌謡大全集」を再度読む。30代のおばさん集団「ミドリ会」と20代の変質男のカラオケ集団との殺し合いが次々エスカレート。双方の武器ナイフが銃トカレフになり、更におばさん集団はロケット弾のM72A2LAWを手に入れ、深夜の浜辺でカラオケに興じる変質男達に発射。とまあ、しっちゃかめっちゃか。ロケットランチャーで仲間を殺され残された2人イシハラとノブエは更なる復讐作戦を調布市の地図上に記す。そのセリフが面白い。「オマンコ1、スズキミドリ、とまず名前とオマンコマークを印し、大きくて歪んだ唇を描き、出っ歯にして、舌をベロンと延ばさせ、その舌の上にうんこを乗せ、鼻の穴を大きくデフォルメさせ、その中に鉛筆を突っ込んで、目を思い切り開かせて、吹き出しに「あ、いいわ、いいわ、もっと大きいの入れて」と台詞を書き込んだ。・・・ノブエにイシハラは、調布全体にでっかいオマンコマークを描きながら答えた。「簡単だよ、調布市全部を、吹き飛ばすんだよ」 あーそれどころではないのだ。HPが壊れたままで修復の目途は立たず、目白での解決に一縷の希望を見出せるかがキー。 |
|||
15日 (月) |
晴 | 西 葡萄 |
じゃが芋収穫0、ビア瓶詰め 14318歩、10022m、496Kcal |
やたらめったら生命が呼びかける。夜明け前の大地を耕していたら、北回帰線のほぼ真上にある太陽が高芝山の頂から不意に躍り出た。大気中の水蒸気のベールを通した白い太陽。遂に太陽が還ってきた。北半球の最奥部にまで達し生命の歓びを謳い上げる。この瞬間に生命は新たなる未来を懐胎するのだ。インカの黄色い芋と北灯りを収穫し、トマトやナスの支柱を立て直していたら今年初の夏野菜の実を見つけた。茄子、ピーマン、胡瓜がかなり大きくなっているでは!生きているんだなと、しみじみ眺めてしまった。ふと生命の滴るビデオをみる気になって、久々に生命の滴に心打たれた。生きていることの何と愛おしいことか! 節ちゃんが来たので手伝ってもらってビアの瓶詰めをして、熱中症になりそうな真昼間の畑に出て闘い開始。オクラ、アスパラが雑草にやられて元気がないので、集中して雑草除去に励む。汗びっしょりかいて太陽の風呂に入り、良く冷やしたビアをぐい!この瞬間が実に堪らん! |
|||
14日 (日) |
曇 | 林檎 葡萄 |
枝豆2袋、唐黍1袋播種 カルサーで畑、庭総ての草刈 14124歩、9896m、420Kcal |
そこで復活出来ない14日の記録を再度書き直してみる。 又吉直樹が村上龍の「コインロッカー・ベイビーズ」を「第2図書係補佐」」の中で好意的に取り上げていたので読んでみたが、相変わらずの暴力と破壊に辟易しうんざり。寧ろ同じ辟易さ加減でも未だ「昭和歌謡大全集」の方が救われる。それにしても暴力と破壊の精神的背景描写が余りにもリアルで、村上龍そのものが吐露されているとしか思えない。そう考えると村上龍はやはり相当ヤバイ人間である。昨夜は何故か目が冴えてしまい寝るのが面倒になり又吉直樹×せきしろの「カキフライが無いなら来なかった」と村上龍の2作品と中村文則の「銃」を読み続け、夜明けを迎えてしまった。 |
|||
第2週 | |||||||
修復 | 6日 7943歩、5560m、268Kcal 7日 14892歩、10424m、507Kcal 8日 11355歩、7948m、393Kal |
≪サブディレクトリー≫操作でこの3日間がマイコンピューターからもサーバーからも完全に消えてしまい、せめて万歩計の記録だけでもと、携帯から移した。消えた原因は明瞭。≪サブディレクトリー≫操作で、20150604のフォルダが大幅にリンク削除され過去データが観られなんくなってしまったのだ。そこでデーター消失の恐れがあったので、20150606としてフラッシュメモリに入れておいたのを04に入れ上書き保存してサーバーにアップし過去データのリンク復活に成功。しかし04に入れた6,7,8、14と今朝入れた15日のの記録は06によって上書きされたので消えてしまったのだ。しかしこの記録は未だ上書きされていない目白のマイコンピューターには6,7,8の記録は残っている筈。忘れて目白でサーバーからのインストールを先行させなければ、復活出来るかも? | |||||
8日 (月) |
曇 | 林檎 中 |
じゃが芋収穫計65kg、耕運機掛け 唐黍播種(西畑)、サブディレクトリ試み 1355歩、7948m, 393Kcal |
陶芸活動の日だが忙しくて、陶芸どころの話しではない。昨日は即畑に出て葡萄畑のアスパラ周辺の草取りを冨美代さんにお願いし、柵際の雑草取りと発芽してない場所をチェック。発芽してない場所とは、1か月前に播種し、もうとっくに発芽している筈のモロッコ、ゴーヤー、南瓜のエリア。鉢植えで発芽させた苗を、その未発芽部分に移植し、どうにか夏準備完了。玉葱は45kgを7つの網袋に入れてログの軒下に吊るし乾燥。その後直ぐに施肥、耕運機掛けをし今朝、潤かせておいた唐黍種を蒔く。石灰散布直後なので発芽しないかもしれないが、まー唐黍の生命力の強さに期待しよう。と云われて困った顔してる唐黍の表情が浮かぶ。≪こんないい加減な調子で畑仕事してるのだから、いつまでたってもうだつの上がらぬ見習い仙人なのよ≫と叫んでいるのは畑の雉。こいつ縄張り意識が強くてここ1カ月ばかり、山荘周辺でやたらと叫ぶ。昨日もバイクの直前を横切り、その美しい羽をひらひらさせながら、せせら笑うでは。≪いつまで山荘にしがみついているのよ。さっさと引退して目白に引っこんだら!≫ | |||
7日 (日) |
曇 | 西 | 散水、じゃが芋格納 アスパラ畑除草、玉葱45kg収穫 14892歩、10424m, 507Kcal |
例えば宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」で又吉直樹はこう述べる。「宮沢賢治の幻想的な世界には、そのような凝り固まった観念がありません。現象として起こることを自分の感性に沿って甘受し受け入れるか否かの判断も自分で決定する世界です。・・・中略・・・固定観念や先入観に縛られた人間は銀河鉄道には乗れません。子供のために書かれた童話の多くが童話という枠を取ると魅力が損なわれがちですが、詩人宮沢賢治が書いた『銀河鉄道の夜』はカテゴリーにとらわれず霊的な力を放つ素晴らしい小説です」 核心を衝いた見方でこれだけで又吉直樹の文学に対する想いが熱く伝わって来る。「第2図書係補佐」は47冊の作品紹介と云う形のエッセイで、中々の優れもんである。 | |||
6日 (土) |
雨 曇 |
無し | 腹筋運動103回出来た嬉しか! 夏大根播種、茄子移植 7943歩、5560m, 269Kcal |
雨が降ることがこんなにも嬉しいなんて!昨日は15時から降雨予報だったので、バイクを飛ばして西瓜、唐辛子、茄子、ピーマンの安くなった最後の苗を仕入れて移植。400円前後もする高い西瓜の苗もシーズンが終わる今時になると、半額以下で叩き売りされる。迂闊にも知らなかったのだ。20年も山荘で農業の真似事をしてると云うのに、例年高い苗を買って植えては、枯らしてしまい、西瓜なんぞ昨年まで3回、酷い時は4回と枯れるたびに苗を買い替え移植していたのだ。山荘は標高が高いので、平地で移植する時期には早すぎて寒さや霜で枯死してしまう。そんなことは解っているんだから、いっその事移植時期を5月下旬か6月初旬にずらせば、枯死は防げるし苗の値は下がるし云うことなし。だが、どうしても長い冬が終わり、やっと春の兆しが見える5月に入ると、もう体がむずむずして畑で遊びたくなる。未だ早いかなと案じつつ種を蒔き、苗を植えその後に寒気がやってきて発芽が止まり、苗は枯死。この愚かな繰り返しを20年も続けてきたとは、一体どこまで仙人は阿呆なのか!大いに反省すべし。 | |||
5日 (金) |
曇 | 林檎畑 | 腹筋運動0、でも103回 右腰痛取れず、じゃが芋収穫 歩、m, Kcal |
終わった!サーバーからダウンロードさせた1万3千に及ぶファイルが、どうやってもこのHPのサイトに導けない。可能であることが解っていながら、為す術がない時、絶望して諦めるか、はたまた出来ないと云う事実と真正面から対峙し、その負の事実をエネルギーとして不屈の試みを実行するか?諦めるのは明らかに逃避以外の何物でもない。まーこの年になると諦観もまた人生也なんぞと、平然と厚顔破廉恥に自己弁護したりする。解っているのだ!問題は膨大に蓄積されてしまった1万3千に及ぶファイルにある。サブインデックスを幾つも作り、DV、畑、日記、山、蝶、虫・・・と資料を分散させてきたが、実はそれらは容量1Gのサーバーに1つのHPとして収められている。現在使用容量は900MB程で1GBの1割以下なので、安心してたのだ。ところが1つのHPの容量が大きくなると、HPビルダーの負担が大きくなり各種トラブルを生じるらしいのだ。解決策は現在の1GBのサーバーサイト内に、別のHPを作り分割する≪サブディレクトリー≫操作が必要になるらしい。こいつはサブインデックスを作るような簡単な操作ではない。さて、逃げるか戦うか!試されているな! | |||
4日 (木) |
曇 | 西畑 | 腹筋運動2、何とか103回 右腰に昨日から痛み じゃが芋収穫、茄子マルチ、耕運機掛 生姜移植、畝作り 10314歩、7219m, 350Kcal |
きっと今朝は0回と踏んでいた。1回目は痛くてこりゃ駄目だと諦めかけたが、2回目から腹筋出来るでは!しめたとばかり103回達成。腹筋運動出来ることが、これ程までに嬉しかったのは、立山の雷鳥ヒュッテで尾てい骨を擦り剥いて以来。つまり一か月ほどでまたまた阿呆な愚かな過ちを繰り返してしまったということ。しかし今回の右腰痛は原因不明なので恐れている。まーここ数日朝トレどころか夕トレまで再開したもんだから、アキレス腱だけでなく腰までもが抗議デモに参加し、≪もうこれ以上の酷使は許せない≫とシュプレヒコールを始めたのであろう。シュプレヒコールを無視して西畑に勇ましく出動。茄子苗にマルチし、じゃが芋を収穫し施肥、耕運機掛けと腰痛との熾烈な闘いを開始。痛くても何とか活動出来る歓びは、半端じゃない。この歓びは肉体パーツのシュプレヒコールに耳を貸さない横暴な支配者の独善に根差しているのだ。そうだ!俺は肉体の訴えを無視する愚かで独善的な支配者だ。シュプレヒコールをを無視した無残な結果は、当然総て受け入れようではないか。その為に肉体の一部もしくは総てを失うことになるかも知れんが、まーその時は一緒に滅んでくれ!なんぞと相変わらず阿呆な戯言をほざいて、今朝も畑仕事に勤しんだのでありました。 で、午前中の仕事であるHPの編集を始めようとPCを開いたら、≪サイトが壊れましたので開けませ≫ときたもんだ。今2時間掛かってやっと、サーバーからHPをダウンロードしサイトを復活させたと思ったら、どうもダウンロードしたファイルが異なっていたらしく、相変わらずサイトは開けず。シャーナイので、ページを呼び出し、差し当たりこの活動日記だけでもと、書き始めたのである。腰痛も治らぬ内に次なる試練がPCとは。本日の3つめの試練が待ち遠しいぜや! |
|||
3日 (水) |
雨 | 無し | 腹筋運動4、僅か15回 右腰に昨日から痛み ビア1次仕込み、西瓜、トマトマルチ 4647歩、3252m, 153Kcal |
季節が終わり西瓜の高い苗が、投げ売りになり100円前後となった。数百円で買った高い苗は移植に失敗し、枯死しつつあるので、その安い苗を思わず買ってしまった。序に10月下旬まで収穫が期待できる茄子、ピーマン苗も購入。昨夕、時間に追われるようにして苗を移植し散水。本来なら穴に充分散水し、化成肥料も加えてマルチすべきなのだが、夕闇が迫り、昼食抜きなので腹ペコでもあり杜撰な移植。しかし今朝目覚めてみると、嬉しいことに雨が降っているでは!随分久しぶりの雨なので、畑の野菜達はどれ程喜んでいるか目に見える様。現在書斎に置いてある外気温用温度計は17.9℃、室温21.8℃を示している。当然シャツ1枚では寒い。このまま午後まで雨が続けば、昨夕移植した苗も上手く着いて、元気に育ってくれるかもと期待してしまう。でも山荘周辺では、又明日から太陽ギラギラ予報。このまま週末まで山荘に居て苗の散水をしてあげよう。 | |||
2日 (火) |
晴 | 葡萄畑 WE |
扇山、散水4、南瓜支柱立て じゃが芋収穫、西瓜、茄子、ピーマン苗植 14414歩、10089m, 498Kcal |
薄手布団カバー、タオルケット、シーツ、枕カバー、パジャマ、テーブルクロスにしてるベトナム毛布を朝一で洗う。どうも明日辺りから梅雨の気配が高まり、からっと晴れる日が少なくなりそうなのだ。畑にはそれこそ恵みの雨がほしいのだが、梅雨に入ってしまうと寝具にとっては大敵。それから気になっていた南瓜の支柱立て。畑の彼方此方に勝手に生えて来た南瓜が、他の作物の生育を妨げるので、ポールを立て葡萄棚に蔓を導き、天空南瓜に仕立てようとの試み。毎年やっているのだが結局地べたに這いつくばって結実し、収穫前に虫に喰われ畑の邪魔者になって、天空南瓜は実現しないのだ。今年こそと長いポールでしっかり固定し、葡萄棚に導く作業をし、更に未熟なじゃが芋の収穫をし、林檎柵に散水し扇山へ。朝のストレッチでは異常なかった腰が、ある角度で捻るとかなりの痛みが走り、焦った。どの程度の痛みかと、ゆっくり扇山を登ってみたが、登る分には痛みは走らない。やはりある角度への捻りが痛みを引き起こすようだ。うーん、どうしたら治せるのか? | |||
1日 (月) |
晴 曇 |
全畑 EW 夕 ZZ |
扇山、散水(奥庭も) 小倉山 16726歩、11708m, 458Kcal |
睡蓮が咲き出し、アンネ薔薇は満開。キウイも咲き終わりに近く慌てて撮影。山法師が天辺から咲き出し松葉菊が咲き誇り季節は目まぐるしい早さで過ぎていく。睡蓮の葉に止まっている蜻蛉はお尻を水面に着け、しきりに産卵。普段は用心深くてカメラを向けると直ぐ逃げ去るのに、産卵に没頭している蜻蛉は、一向に気づかず葉の上にとどまったまま。心配していたアスパラも徐々に発芽しつつあり、オクラ、枝豆、唐黍も朝晩の散水のおかげで、すくすく発育。だが西瓜、メロンは枯死してしまい、仕方なく昨日5本西瓜苗を購入し、3回目の移植。今度着かないと、最早苗の販売時期は終わり、今年の西瓜は諦めるしかない。昨日は甲府で34.5℃と全国で最高気温、5月の最高気温が各地で更新され畑も庭の芝もカラカラ。畑は自動散水があるが庭には無いので、庭用の20mホースを買ってきて散水機をセットしたが、20mでは奥庭が精いっぱいで、中庭に届かず、仕方なく西畑用のホースに散水機を繋ぎ散水。梅雨に入るまでは、この散水作業にたっぷり時間を奪われ1日はあっという間に終わってしまう。 | |||
6月累計 km、m 総活動距離:kmm | 山トレ 日計回(+畑日) 山トレ累計20回 |
2015年5月
31日 (日) |
晴 34,5 全国 最高 |
全畑 WM |
扇山、散水(奥庭も) 7037歩、4925m, 118kca ビア瓶詰,西瓜苗5本移植 12882歩、9017m, 312Kcal |
昨日、西畑から雑草取りを開始。中畑を終えて現在葡萄畑が終わりつつある。雑草が抜かれて畑が綺麗になると実に気分がいい。朝の散水も爽やかな気分で、畑仕事が愉しくなるのだから雑草取りは効果絶大。しかし奥庭の芝生が枯れたままで、一向に新芽が出てくる気配無し。昨夕から散水を始めたが、時既に遅しの感あり。今日ビア瓶詰後に芝に散水する20mホースを買ってきて、暫く散水してみようかな?それにしても先週末と同じく今週も、又しても雨予報が直前になって流れ雨量0.今朝何ぞ雨が降っている筈なのだが、ピカピカの晴天。幸い昨日に続き自動散水機が今朝も散水してくれたので大助かり! | |||||
30日 (土) |
晴 | 全畑 EN |
P2峰、散水、モロッコ播種 8735歩、6114m, 239kca 雑草取り、ダイワハウス床見積 13942歩、9959m, 417Kcal |
昨日は1年ぶりくらいに1日、2回のトレイニングをした。ちょっと冒険かなとも思ったが、4月には立山縦走をしているのだから、今更恐れてどうするとばかり登山口へバイクを走らせる。上条峠も1年ぶりになるのでは!随分長い間、左脚アキレス腱負傷の為、トレーニングを控えていたが、これで本格的に復活出来たら嬉しいのだが、そう現実は甘くない。気を付けねば再び朝トレの出来ない地獄の日々がやってくるのだ。と自覚しつつ今朝も扇峠からP2峰を経て北峠へと稜線を疾駆。流石に昨日から連続3つめのトレーニングとあって、左脚アキレス腱に痛みが復活。桑原、くわばら!ここ2日の散水と、自動散水のおかげで枯死寸前の苗が一部ピンとしてきた。しかし問題のメロン、西瓜は残念ながら生き返りそうもない。 「迷宮」の最後で中村は迷宮入り事件・折鶴事件に惹きつけられた人々をこう語る。「つまりあの事件は、世界に適応する前の兄の欲望の強大な発露を、兄よりもっと世界に適応する前の妹が、兄の欲望を越えるほどの自然さと無邪気さで、兄をその欲望ごと始末した結果なのではないか?だからこそ、あの事件は様々な人間を惹きつけたのではないだろうか?内面に暗部を抱える者たちを、そしてそんな自分を始末してもらいたいと思っている人たちを」 迷宮に陥った中村そのものが赤裸々に語られる部分である。 |
|||||
29日 (金) |
曇 | 全畑 EW KRk |
扇山、散水3 7775歩、5442m, 197kca 西畑雑草取り、上条峠 17755歩、12428m, 535Kcal |
残念ながら先月19日に水源地に播種した向日葵は、ごく一部が発芽したものの野生動物に喰われてしまい全滅。原野を向日葵で埋め尽くす作戦は挫折。それどころか26、27日と続いた高温晴天で畑のメロン、西瓜苗9本が枯れ、更に茄子、ピーマン、獅子唐苗などがほぼ枯死に近く被害甚大!昨日は山荘到着後即散水に励み、夜は自動安水もあったので、幾らかは持ち直しつつあるが、苗は買い足して植え直さねばならない。それにしてもメロン、西瓜は苗そのものが高いのでダメージは大きい。 又吉直樹の「第2図書係補佐」と 中村文則の「迷宮」、「世界のはて」が山荘机上に並んでいる。未だ読み始めていない「第2図書係補佐」をぺらぺら捲ったら、おりゃ!2人の対談が巻末に出ているでは!嬉しくなって斜めよみしたら、先日TVでのインタビューで話していたのと同じような芥川のトロッコの話をしていた。又吉が中村の本質的な暗さに惹かれるのは当然と云えば当然。太宰の「人間失格」にのめり込んだ又吉に対し、中村はこう語る。「人間失格と云うタイトルを見て、あぁ俺は人間失格だから、これを読まなければならぬと思い、デパートの本屋さんで買って。で、あぁ、ここに俺がいると思ったわけです」、この存在にかかわる本質的な暗さを、理解し共感出来るのは果たして喜ばしいことなのか、嘆くべきことなのか? |
|||||
第4週 | |||||||||
25日 (月) |
晴 | 全畑 ZZ |
小倉山、散水 7557歩、5289m, 259kca ダイワハウス点検 10734歩、7513m, 364Kcal |
竹森林道は一番手前のゲートから閉じられ、林道そのものも落石など散乱し、かなり荒れ始めている。しかし林道としての機能は維持してるようで、現在も伐採用のケーブルが張られ、伐採跡地にも害獣侵入防止柵が巡らせてある。随分久しぶりの高芝山で、山頂標識には杉の脂が一筋こびりつき、それなりに長い星霜の流れを感じさせる。下りは殆ど山荘までエンジンを切ったまま走り、静かな山の散歩を終えた。気を良くして今朝も散水後、ゴミ出ししそのまま小倉山へ。朝日の差し込む森に檜の幹が紅い影を落とし、実に幻想的。うーん、小倉山も、もうすっかり我が心象風景の一部となって住み着いているんだなと実感。 | |||||
24日 (日) |
曇 晴 |
全畑 SW |
散水 2771歩、1939m, 88kca 高芝山,散水 11075歩、7752m, 345Kcal |
2台目もヤマハのアプリオなのだが、軽快で乗り心地抜群。20年前の1台目と異なり、エンジンキーにロックが付いていて、そのロックを解除するレバーとキーの差し口があり使い方が解らず面食らう。そう云えば先日コンダオで乗ったバイクにキーロックがかかり、知らなかったので大慌て。あれキーの差し口を蓋が覆ってしまった。どうしよう!仕方なく地元民に訊いて、初めてバイクのキーロックを知ったのだ。当たり前のことだが、総ては進化し続け、同じ物を使い続ける者は、使い続けた物と同じく時代に取り残され、浦島太郎にならざるを得ないのだ。さて1台目バイクも昨日タイア交換し、ガタガタになった部分を修理し荷台を溶接し生まれ変わって再度山荘にやって来た。さて初ツーリングは高芝山にでも行ってみるか? | |||||
23日 (土) |
晴 | 全畑 | 散水 3728歩、2294m, 106kca 釉掛け予定が大皿素焼き破損で断念 ログ掃除、車ワックス塗り、 茄子、ピーマン、プチトマト苗植え 修理バイク戻る 12066歩、8446m, 402Kcal |
全く予期してなかった2段目の大皿が爆裂。練りも乾燥も充分で割れる要素は無かったので、20日の素焼きから今日まで割れてることに気づかなかった。最上段なら見えるので当然気づくが、2段目だったので観えなかったのだ。釉掛け用のテーブルも奥庭にセットし、準備万端整ってから窯の蓋をあけ、テーブルに素焼き作品を移し、2段目の棚板を上げて愕然!メインの一番期待していた大皿が無残に爆裂。火口に近い部分だけ砕けているので、原因は明らか。数回にわたり着火後の火が消え、石油が管から溢れ出し、その都度着火のやり直し。着火後の油糧が不足し消火、その後消えた状態で石油が出続け管から漏出したのであろうと判断。着火後の油糧を1.5から2.0に増やしてやっと連続燃焼に漕ぎ着けたが、油糧を増やしたので、当然初期の火力は強くなり、作品は急激に熱せられ、全体が温まるまでに時間を要する大皿作品は、火口と反対部分では大きな温度差が生じ爆裂に至ったのだ。悔しい!今までで一番手をかけ、細かい彫りを入れたり、全体のフォームを何度か調整し、今度こそ今までに無い最高作品に仕上げてやるぞと意気込んでいただけに、心底くやしい!仕方なく釉掛けを中止し、長らく放置してあるログの清掃。ドアーを開けてこれまた吃驚!カメムシの死骸が床一面に広がり、とっても使える状態にないでは。室内の家具を外に出して、本格的に掃除機を掛け、雑巾がけしすっかり綺麗になった。うーん、気持ちいいな。その気分に浸っているうちにと、これまたもう数カ月も掃除してない車の手入れ。水拭きし、ワックス塗りし、車内のカーッペットを洗う。その後、枯れてしまった苗を買い出しに行って畑に移植、散水。 | |||||
22日 (金) |
晴 | 全畑 | 果樹消毒5 2650歩、1855m, 87kca HP全体像消失リセット、転送設定 5300歩、3710m, 174Kcal |
酷い目に遭った。HPを開いたが全体像が開かず、新規の転送設定しか出てこない。おそらく昨日の未使用ファイル削除の項目に紛れ込み消えたのだ。午前中掛かってジャストシステムと共同でリセットしたが、リセットすると転送設定も新たに設定せねばならないが、設定に必要な項目を入れても設定できず。ヤフーに確認しようと何度も試みたが失敗。しかしどうにか古いメモからユーザーIDを2つ見つけ出し、dwcgc750で設定に成功。何度も試すと自動的に設定不能になると云うシステムをすっかり忘れていたのだ。だが新たな問題発生。リセットして繋げたHPが何故か3月20日までのHPで、それ以後が消えているでは!そこでこれは目白PCから山荘PCに失われた部分を転送するしかないと判断。つまり目白に帰らぬ限り最早、HPの編集は出来ないと諦めた。夜ベッドに入った瞬間、気が付いた。そうだ!サーバーにアップしてあるファイルを山荘PCにダウンロードすればいいのだ。 そこで1Gにも及ぶ膨大なファイルのダウンロードに着手。あんまり時間が掛かるので、再度熟考。3月20日までは確かにファイルがあったのだから、総てをダウンロードしなくてもいいのでは!確認のためダウンロードを中断し、調べたら確かに3月20日以前のファイルは既に、ダウンロードされているでは!そこでながーい作業にやっと終止符。さてこれで無事に目白への転送も出来るのだろうか?未だ不安は残るが・・・ ダーズバンDF オーシャイン水和剤
林檎:桃芯喰蛾、葉巻き虫、桑粉貝殻虫、林檎綿虫、毛虫 赤星病、黒星病、黒斑病
梨 :芯喰虫、葉巻き虫、桑粉貝殻虫 うどん粉病、斑点落葉病、煤点病、煤斑病
PC編集中のサイト名が消え、編集できず午前中かけて修復を図ったが失敗。消えたサイトに20150522と名づけindexに接続したが3月までのHPが現れ転送できず。
転送してしまうと、ネットにアップしているHPが3月までのページになってしまうので、最早目白に帰って山荘PCに転送するしかない。くそー!
|
|||||
21日 (木) |
晴 | 葡萄 畑 |
茄子マルチ4 2822歩、1074m, 88kca 胡瓜苗5本、茄子、唐辛子移植 8565歩、5995m, 291Kcal |
夜中に激しい雷鳴と雨。ベッドから観える稲妻の美しいこと。冷たい雲と暖かい雲の激しいエネルギーの交換に過ぎないが、その刹那の美に深く心を奪われる。雷雨によって洗われた透き通った碧い空に最初の光が走る。何と光は北回帰線の位置に近い高芝山の頂から発しているでは。ボーンシルバーの角の間に高芝山と太陽を入れてパチリ。富士山では雪だったらしく、夜明けと共に現れた富士は真っ白。一瞬にして冬に逆戻り。北から寒気団が南下して来たための予期せぬ慈雨に感謝!おかげで今朝の散水はやらずに済んだので、茄子苗に段ボールマルチをした。数日晴天が続くと、茄子苗は直ぐ枯れてしまい、毎年泣かされるのだ。トマトにもマルチしたいが段ボールが足りない。マルチシートを使う手があるが、廃棄物となったシートが環境汚染を引き起こすので使いたくない。 | |||||
20日 (水) |
晴 夜 雷雨 |
全畑 | 小松菜、胡瓜播種4、散水、西畑刈 素焼き火入れ 4149歩、2904m, 139kca やっとベトナムHP着手、じゃが芋草取り 7169歩、5018m, 238Kcal |
焦った!食べたのは確かに採りたてのじゃが芋の筈なのに、口に居れたら、とろりと融けてクリーム・ポテトなのだ。耕運機を掛けていたら邪魔になったので、まだ未熟だけど引っこ抜いたら、小さな芋が付いていたので捨てるのはもったいないと、油で揚げたて吃驚!小さなじゃが芋が美味しいのは知っていたが、成熟前の小さな芋も美味しいとは全く知らなかった。ビアの摘みに最適で、他の料理には目もくれず、じゃが芋だけをペロリ。実に嬉しい発見である。今年は西畑にも葡萄畑、林檎畑にもたっぷりじゃが芋があるので、未熟なじゃが芋を幾ら採っても、収穫に支障無し。これから毎日大いに、この小さな未熟じゃが芋を愉しもう。反対に葉を食べる玉葱が育ちすぎて花が咲いてしまい、葉が硬くなり最早食用に適さず、抜いて捨て玉葱のみ保管。朝9時より畑、庭に出て16時まで昼なしの連続7時間働きクタクタ。此処までやるとヤッター!と充実感たっぷり。 今朝は散水が主で、小松菜、胡瓜の種蒔と西畑のカルサー掛け。これで4つの畑の夏のプログラムはほぼ終了。やっと余裕を持って、素焼きのための窯の火入れが出来た。しかしこれが上手くいかず、何度やっても途中で火が消え、不完全燃焼を起こし、白煙が外部に吹き出し、パイプから油が漏れ、窯の中は煤で真っ黒。4回やり直し現在未だ不安定で果たして焼けるのか不安。前からこの傾向はあったので、何か怨本的に問題があることは確か。一度業者に観てもらわねば! |
|||||
19日 (火) |
雨 曇 |
無し | 筋トレ、ストレッチ4 718歩、502m, 23kca 倒木伐採、トマト支柱立て、 葡萄畑の雑草除去、唐黍播種、 葡萄畑耕運機掛け 17726歩、12408m, 563Kcal |
そうだ!一昨日の散水機の操作を忘れないうちに記しておこう。西畑の一番下の散水機が回らなくなり、古屋さんに来てもらったが、水圧が強すぎて回転しなくなったので、散水機の下のバルブをちょっと閉めて圧を弱めるだけでOKとのこと.そう云えば確か以前も、そんなことがあってバルブ操作を教えてもらった筈なのに、すっかり忘れていた。ところでそのバルブ操作をするには自動散水を手動で散水させ、実際に散水機を動かさねばならない。短時間なので手動にしてもいいかと散水を開始した途端、自動散水の管理人・坂本さんがとんできて「勝手に散水しては困る」と云う。事情を話し了解してもらったが、昨年も同じクレームがあっただけに、気にかけていただけに残念! 今朝は珍しく期待の雨が降ったので朝の畑仕事はカットし筋トレ、ストレッチのみ。502m歩行、23kcalに相当する運動量しかしてないと、どうも体が目覚めなくて調子が出ない。雨が上がったら、早めに畑に出て仕事を始めるとしよう。 |
|||||
18日 (月) |
晴 曇 |
葡萄畑 | 枝豆、ゴーヤ、胡瓜播種3、支柱立て 4307歩、3014m, 147kca 生姜種植え、中畑畝作り、 14530歩、10171m, 441Kcal |
どうしていいか解らないくらい山荘の仕事が溢れ、優先順位が付けられずあっちに手をつけ、新たに他の仕事に気づき、慌てふためきこっちに手をつけるという具合。しかし徐々にではあるが、確実に畑にお馴染みの夏野菜がそろい始めると嬉しくてワクワクしてしまう。今年こそ西瓜、メロンを上手く育て、烏や鹿、猪に喰われぬ様にしなくてはと、西畑と葡萄畑の双方に苗を移植しマルチを施す。滝下のクレソンも雑草が凄い勢いで蔓延り、抜いてやらねばならぬが、クレソン自体も繁茂し採り切れない。 昨日は各種の苗、合板2枚の買い出しにバイクで出かけたが、山荘前の急坂を下った途端エンスト。あれ、まさかと思ってメータ^を観たらガス欠では!JAで給油しようとそのまま下ったが、考えたら昨日は日曜日で休み。仕方なく更に下のスタンドを目指し、バイクを押して歩いて行ったらガーン、ここも休み。更に駅に無って歩き、どうにか給油しホームセンターへ。 |
|||||
17日 (日) |
晴 | 葡萄畑 西畑 |
西瓜、ゴーヤ苗植え、芝刈り、雑草刈り3 5550歩、3885m, 186kca 網戸入れ、西瓜、メロン、トマト、ピーマン 獅子唐、里芋、金時を植える ビア仕込み、西畑畑管修理、PCインク購入 14998歩、10498m, 512Kcal |
コンダオ諸島に行っていたので9日間も畑をほったらかし。奥庭の芝生には驚いたことに1m近くも伸びた竹が数十本ニョキニョキ。発芽したばかりの人参、大根、春菊、蕪、唐黍など全滅かと恐れていたが、12日に台風崩れがやってきて雨をもたらしたらしく、生き延びていたので嬉しか!ここ数年元気が無かったクレマチスが、5つもの大輪を開き、1株だった碧いジャーマンアイリスも増えて花開き、山荘の森では春ゼミも啼き出し初夏の佇まい。 コンダオの5つ星ホテル、6センシズがあまりにも快適で持って行った本を読むひまなくて、持ち帰った「火花」を昨夜一気に読んだ。又吉直樹がお笑い芸人の片手間に書いた安直な本だろうと思っていたが、嬉しいことに大間違い。豊かな発想と思索、そしてぐんぐん惹きつける文体。喫茶店のマスターの厚意を無下にしたくないという気持ちは理解できる。だが、その想いを雨が降っていないのに傘をさすという行為に託すことが最善であると信じて疑わない純真さを、僕は憧憬と嫉妬と僅かな侮蔑が入り混じった感情で恐れながら愛するのである。この神谷に対する徳永の感性描写だけを観ても、又吉直樹の優れた半端でない文学への想いが計り知れる。 |
|||||
第3週 | |||||||||
7日 (木) |
曇 雨 |
葡萄畑 西畑 林檎畑 |
散水 2999歩、2099m, 99kca 8098歩、5668m, 268Kcal |
「どうしてそんなに早く登れるのかな?」「あのね、幼稚園のローテーションなの」「えっ、何ローテーションって?」「それはね、寒い時でも裸になって外に出て走ったり、跳んだり、登ったりするの。それで卒園式では高尾山に登ったの」・・・小倉山に登りながら交わした美優との会話で、始めて美優が山に強い訳が解ったのである。ふーん、そうだったのか。小倉山を走って登る美優の体力は、1年中続けられた幼稚園のローテーションによって作られたんだと納得。その美優も天井裏のガニメデから屋根に出るのは、怖いらしくて抱っこしてあげるから出てごらんと云っても尻込み。処が雅輝は、屋根のガラスドアを開いた途端、屋根に飛び出し、最初は両手で屋根にしがみついてはいたものの、直ぐに立ち上がり手を高く挙げ踊り出すでは!こいつには度肝を抜かれた。「落ちたら巣ぬぞ!」と脅したが、どこ吹く風で大喜び。この雅輝の無鉄砲さと動物への興味は、どうやら美優のローテーションのような、確とした切っ掛けがある訳では無く、天性のものらしい。 中村文則の「何もかも憂鬱な夜に」、「王国」がとても面白い。彼が内面い抱えている問題が、存在そのものの重さであるとは気づいていたが、初めて読んだ「掏摸」では、それ程深刻な問題とは思わなかった。「何もかも憂鬱な夜に」では、施設で育った文則の分身でもある刑務官が未決死刑囚・山井と向き合い、何故山井は控訴せず死刑を望むのかを問う。「悪と仮面のルール」と同じく「王国」では、究極の悪とでも云うべき存在の精神的構造に絡む背景が、これまた文則の重い哲学によって展開される。忙しくて読み切れないから、未だ読んでいない又吉直樹の「火花」と一緒に明後日9日からのベトナムDVに持っていこうかな。 |
|||||
6日 (水) |
晴 | 葡萄畑 西畑 |
南柵側菜花抜き南瓜移植、散水 6390歩、4473m, 152kca 唐黍播種、中畑、林檎畑の雑草取り 21235歩、14864m, 504Kcal |
雅輝の虹鱒を追う執念が、とても5歳児とは思えぬ凄まじさ。畑で使い古しただぶだぶの大人の軍手をはめて、逃げられても逃げられても果敢に突っ込み、追い続ける。幼児用のプールでの鱒掴み取りが終わってからも、高学年用の小川に入り泥で濁った流れに見えぬ鱒を追い続ける。更にその高学年の掴み取りが終わってからも、小川での釣りが残っていると知り、用意されている10本の釣竿が空かないかと、釣り人の周りを徘徊し「あーあー未だ空かないかな?」と何度も嘆く。獲れたのは2尾だけであったが、その健闘ぶりは実に見事であった。今まで山荘に来た妖精たちには、決して見られなかった持続する目的意識。生き物に対しての興味が旺盛で、諦める事を知らない気迫には参った。未だ良く喋れなかった雅輝が僅か1年ほどで、これ程までに成長するとは心底驚いた。 美優がまた一段と可愛らしくなったが、こちらはこちらで素晴らしい体力と前向きの太陽の様な明るさを身に着け、前回は登ることすら考えられなかった小倉山を、実にスイスイと走るように登ってしまった。まーどうせ途中で嫌になって「もう帰る!」なんて言い出すと思っていたが、とんでもない何度注意しても走って登るのを止めず、途中から「桜咲く4月の・・・」の歌を歌い出し、それでも未だ余裕綽々。急斜面に差し掛かると落ちていた枝を拾い杖にし、暫く歩いてその効果を確かめるや否や、次にもう1本を拾い2本杖にしてスイスイ。「せんせもこうして登ったら?」と教えられ実に嬉しくて参ったぜ!この生まれながらにして備わっているとしか思えぬ知恵を美優から引き出したのは、きっと山荘の森に違いない。仙人からご褒美の小さなウクレレをもらい美優は大喜び!枯葉集めのご褒美に雅輝には甲虫の幼虫を2匹やったが、歓びようが半端じゃない。餌用の腐葉土をせっせと集め、更には向日葵の種蒔で見つけた黄金虫の幼虫を見つけ、ダンゴ虫を見つけ大興奮!飛んできて腕や服に止まるてんとう虫にも大はしゃぎ! うーん、未だこんな子供が居るんだと、仙人が痛く感心し大喜びしたのは云うまでも無し。 |
|||||
5日 (火) |
曇 晴 |
テラス 昼ZZ |
冷凍庫清掃、テラス卓作製 2144歩、1500m, 71kca 橋野(美優7歳0カ月、雅輝5歳3か月)l 枯葉集め、魚掴み獲り、向日葵種蒔 18284歩、12798m, 611Kcal |
気になって気になって仕方なかった冷凍庫清掃、何もハッシー一家が来ると云う忙しい朝にやらなくてもいいのに、朝トレ前に始めてしまった。汚れも気になっていたが、解凍しないと掃除出来ないので、総て食品を出して段も外して徹底的に掃除。30分以上かかって綺麗にしたが、段を入れようと思ったら、組立てられない。まさかたった4枚の組み合わせに手間取るとは!老化現象とは実に恐ろしや、なんぞと老化のせいにして、どうにか組立も完了し、おービューティフル!これで今まで何が冷凍してあったか、定かではなかったが、魚、刺身、生海苔、肉、コーン、干柿、枝豆等の数量も明確になったぞ。序に轆轤室に置いてある冷凍庫も覗いてみたら、一部汁が漏れ出し、こちらも要清掃。でも後にしよう。その次はテラスのテーブル政策が急務。ハッシー一家が来るので、テラスで富士山を観ながら食事をさせてあげたい。処が長年の使用で屋外テーブルが反ってしまい、とても皿やグラスが置ける状態ではない。先週まで使用できたが、悠樹が2,3日と来ていたので屋外にテーブルを出しっぱなしにしておいたら、見事反り返ってしまい最早使用できず。新たに合板を買ってきて作るとなると間に合わないので、陶房の合板を2つに切断して急遽テーブルに作り変え。 | |||||
5月累計:136km245m 総活動距離 467km453m | 山トレ 6日計7回(+畑8日) 山トレ累計27回 |
2015年4月
月日 | 天気 | 活動場 | 活動記録 | 一言 メモ | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
30日 (木) |
晴 | 西畑 葡萄畑 |
耕運機掛けと畝作り、散水 6620歩、4634m, 171kcal 9423歩、6596m, 262Kcal |
昨日野菜苗を計15本購入し、試しに移植。もっと早く移植し収穫を早めたいのだが、山荘では未だ霜が降りる危険性があり、移植を控えていた。今後1週間の予報では霜を齎すような寒気団は来ないようなので、とりあえず15本だけ移植してみたのだ。そこで遅れていた畝作りに着手せざるを得なくなり、昨日から平地になっている畑に手を入れはじめた。冬に耕運機掛けをしておいたので充分土は柔らかくなっている筈と畝作りを開始。あれっ!既に固くなってしまって上手く畝が作れない。6列も悪戦苦闘して遂にギブアップ!耕運機を出して、最初から耕作のやり直し。うーん6列の畝作りは完全に無駄だったことになる。しかし以前のようにガックリして、落ち込むようなことは無い。雄洋に構え、畑仕事が増えたことを歓ぼうと、敢て呟いてみる。 | |||||
29日 (水) |
晴 | 西畑 葡萄畑 |
葡萄、無花果の消毒、耕作 4950歩、7465m, 171kcal トマト、茄子、ピーマン各5本移植 12976歩、9083m, 366Kcal |
昨日うるかしておいた唐黍1袋とオクラ2袋の種を葡萄畑に蒔く。唐黍は2粒づつ蒔くのだが、両方発芽するとどちらかを間引きせねばならず、可哀想なのと勿体無いので、嘗ては移植したりしてみた。が、移植後の苗は育ちが悪く結局無駄になる。そこで今朝は思い切って1粒づつ蒔いてみた。これで発芽してくれれば、無駄が省ける。発芽しなかった部分には再度播種せねばならぬが、そうなると今度は開花期間がずれてしまい受粉が上手くいかない。唐黍は同種の花粉しか受け入れないので、同時期、同種の開花が欠かせないのだ。モロッコはひ弱なので発芽までの水遣りと発芽後の雑草取りが不可欠。ある程度育つと、ひ弱さはすっかり影を潜め、大きく丈夫な幹に美しい花を次々と咲かせ、結実する。さて今年は? | |||||
28日 (火) |
晴 | 西畑 葡萄畑 |
2回目人参播種、ほうれん草収穫耕作 7967歩、5576m, 280kcal 果樹消毒、モロッコ移植、池浚い植 12084歩、8458m,422 Kcal |
左アキレス腱の腫れが酷くなってきたので、せめて腹筋くらいは出来ないかと、皮が剥けて痛みのある尾てい骨にドーナツ型座布団をあてて、やってみた。50回でギブアップ!これ以上続けると、明らかに椅子に座ることも儘ならぬ状態になりそうなので中断。その代わり畑仕事はばっちり。人参用の深い穴を掘り、水が貯まるまで数十分水を流し続け、その後播種し、土を被せ、更に散水。最後のほうれん草畑も、収穫後に施肥と耕作。今日は果樹の消毒、鉢植えで発芽したモロッコの移植、可能なら素焼きの準備もしたいのだが? 西側の柵際にモロッコ移植、重い腰を上げて林檎、梨、柿の消毒をしたが、肝心の葡萄の発芽が遅れているので消毒を忘れてしまった。林檎は1本が完全に枯れてしまい、葡萄は5本の内1本が発芽見られず。矢張り年10回程の小まめな農薬散布をしないと果樹は虫に喰われ枯れてしまう。 |
|||||
27日 (月) |
晴 | 葡萄、西畑 |
葡萄畑のマルチ、西畑の散水 芝刈(奥、前庭と西畑) 3842歩、2689m, 128kcal 芝刈、挿し木薔薇移植、人参、レタス播種 11679歩、8175m, 400Kcal |
実に嬉しい!雪山から帰ってきて畑仕事が出来るなんて何たる贅沢。早朝から畑に出て農作業開始。畑がどんなに待っていてくれたか、その気持ちが伝わってくるとは驚き。3日間雪山を駆け巡って、全く異質な世界に居たからこそ、畑の気持ちが理解出来たのだろう。新たな視点から山荘活動を観ることが必要なのだと実感!登山前の23日に大根、蕪、春菊の種を急いで蒔いたが、その後雨が降って無いので、当然発芽は期待できない。 でも生命力の強い大根位はと、西畑に出てみると、発芽の気配も無し。心を込めて散水開始、乾いた茶色の土が濡れて黒々として来る様が、土の中で眠る種たちの歓びに見えるのである。20年掛けて遂にここまで畑と交流が出来るようになったかと感無量! |
|||||
26日(日) | 晴 |
奥大日岳 | ヒュッテ→奥大日岳(2611m) →ヒュッテ→大町→山荘 21582歩15km107m 658Kcal |
ヒュッテ発7:10→中部雪庇崩壊のクレバス帯で撮影→奥大日岳10:00着、10:30発→上部雪庇崩壊のクレバス帯で撮影→ヒュッテ着12:20、(入浴着替え、ビア乾杯)14時発→室堂ターミナル15時着→扇沢16:45着、17時:00発、信濃大町着17;35、18:02発、松本発19:35→甲府21:36発→東山梨着21時53 室堂乗越への急雪壁の登りも雪がクラストしてるので、そう大したことなく稜線まで出る。稜線で3人の登山者に会う。連休前の4月とあって、登山者は少なくとても静か。今日は朝から大快晴で、全く雲1つ無く風も時たま吹く位で絶好の登山日和。下部の雪庇崩壊のクレバス帯で撮影。今年は例年より4m程雪が多く、雪の大回廊は見応えがあるとの情報だったので、雪庇崩壊の規模も大きいのではと期待。しかし期待していたより遥かに規模は小さくガックリ!登頂後も山頂近くの雪庇で撮影するが、いい画像は撮れなかった。帰着後、熱くて中々入れない温泉に大量に水を入れ、何とか温泉に入り、ビアで乾杯!もう2度と来ることは無いだろうと、雪の剣、立山の雪に別れを告げる。 |
|||||
25日(土) | 快 晴 |
立山縦走 | 別山(2874m) 真砂岳(2861m) 富士折立(2999m) 大汝山(3015m) 雄山(3003m) 23363歩16km354m 566Kcal |
ヒュッテ発7:30→別山乗越9:30、10:30発→別山11:30→真砂岳12:30→富士折立13:30→大汝山 13:50→雄山14:00、14:30発→室堂平散策→雷鳥沢ヒュッテ16:00着 (村上19:00着) 酷いことになった。朝の腹筋をヒュッテの薄い敷布団の上で103回やったら、尾てい骨部分の皮が剥け、痛いの何の!左アキレス腱痛に加え更に痛みが加わり、とても快適な登山など期待出来ない。昨日、雷鳥荘上の榛松で番の雷鳥に逢ったが、今朝は別山乗越の下で未だ若い番と出逢う。剣御前小屋は今日から営業開始とかで、従業員が忙しそうに立ち働いていた。休む場合はザックを外に置いて、中での飲食は禁止だとか煩いので、外で村上の来るのを待ち、結局1時間程、誰も居ない別山乗越で過ごす。3年前はこの辺り彼方此方で雷鳥を観たが、今年は全く姿を見せない。アイゼンを脱いで別山までのんびり歩く。山頂に標識無く、ただのちょっとした山稜の出っ張り程度。此処だけ無いのかと思ったら、真砂岳にも無く最高峰3015mの大汝山も、岩に古びた小さな標識が置いてあるだけ。富士の折立も小さな道標があるだけで峠のような雰囲気。雄山直下だけ急な雪壁がありピッケルの出番。それ以外は未だ4月だと云うのにアイゼンを必要としない稜線。昨日に続いて2度目の雄山登頂。アイゼンを脱いでさっさと下る。龍王岳から浄土山まで更に縦走して、浄土山から直接室堂に下ろうと思っていたが、アキレス腱のことを考え、一乗越からのんびり室堂に下る。室堂山荘から室堂平を突っ切り雷鳥荘へ出ると、雷鳥沢ヒュッテまでは近い。遅くても今日は18時の夕食mでには帰ると思っていた村上が、今日も19時帰着。ご苦労さんでした。 |
|||||
24日(金) | 晴 |
立山 | 室堂(2450m)→立山雄山(3003m)→雷鳥沢ヒュッテ 21790歩15km253m 665Kcal |
山荘6時半→東山梨6:56→大町10:30発→室堂13:30発→一乗越14:30→立山頂15:20着→15:50発→16:50室堂(デポ回収)→雷鳥沢ヒュッテ17:40着( 村上19:07着) 1月元旦の三つ峠以来、4か月振りの復活登山なので、先ず足慣らしに左アキレス腱を庇いながら、雄山までおっかなびっくり、ゆっくり登る。途中、道標のポールを立てている管理人が居たので、5月15日までの剣登山規制である事前届け出について訊いてみた。特例として室堂、剣御前小屋での当日届出も受理するとのこと。このままアキレス腱の調子が良く、天候も安定してるなら、明日は剣に行こうかと思う程、アキレス腱の調子は悪くない。しかし室堂から雪の剣までの往復はかなりハード。復活登山であることを忘れ、調子の乗って剣まで飛ばしたら氷の山稜でアイゼンの前歯に力を掛け、アキレス腱を伸ばした途端、プッツンと云うことにもなりかねない。矢張り慎重に構え、明日は予定通り立山縦走としよう。夜は痛み止めのロキソニンを2度服用し、アキレス腱に言い聞かせる。「明日も頑張っておくれ!」 これから3日間、この痛みどめを飲み続けねばならないのだ。 |
|||||
第4週 | |||||||||
20日 (月) |
曇 雨 |
葡萄畑 |
アスパラ種蒔(中畑)、畝作り(葡萄畑) 7482歩、5237m, 203kcal 12871歩、9009m, 383Kcal |
水源地の森に向日葵種蒔をした後、序に陶房の縁にも向日葵種蒔。こちらは鶏糞を入れたので大きく育つだろうが、水源地の向日葵は時間的余裕がなかったので、施肥せず痩せた荒れ地に無造作に蒔いただけなので、恐らく育たないだろう。アスパラを林檎畑の東柵側に蒔いたが、これも施肥せずなので期待は出来ないな。まー若し発芽したら後からでも、施肥してみよう。今日午後から激しい雨予報なので、今朝は更に張り切って、中畑の南昨側にアスパラ播種。何しろ先日収穫したアスパラが美味しくて、アスパラ畑なら幾ら増やしてもいかな。 雪の立山で復帰宣言をしようなんぞと、無謀な企みを実現する為、昨日、今朝と朝トレ自粛。自粛せねば立山に行かれぬと云うことは、そもそもアキレス腱は回復しておらず、雪の立山などとても無理と示しているようなもの。それでもいいのだ。そんな風に阿呆を繰り返すことが、生きること。 |
|||||
19日 (日) |
晴 曇 |
西畑 |
アスパラ種蒔 6088歩、4261m, 153kcal 水源地の向日葵種蒔、林檎畑アスパラ播種 作陶(三角皿5枚) 15405歩、10783m, 156Kcal |
昨日角籠を計8個作り、南瓜、胡瓜の種も加えたが、畑では既に自然に発芽した南瓜が出現。鉢仕込みが遅すぎたと反省を強いられたようなもんである。気になっていた鹿威しの支持岩を撤去し、新たに鉄フレームを使って岩とコラボさせた支持台を作る。ちょっとアートっぽくしたかったが、どうも工夫が足りない。今後試行錯誤して改良せねば。もう1つ気になっていた陶房の松の伐採。森の木に引っ掛かり倒れたままになっていたが、倒れた松を支えている木は、そう太くは無いので簡単に伐採出来ると思っていたが、大間違い。伐採プロの真似をして倒木方向に楔型の切れ目を入れ、その反対側を伐り込み、最後に楔を打ち込んだが、何回やっても、やり方を変えても倒れず。最後は結局いつも通り、チェンソーで最後まで伐り込み、どうにか倒す。ブロッコリー畑も潰して、施肥し耕運機掛けしたが、まだまだ耕作は終わらず、播種、苗植えは出来そうもない。 | |||||
18日 (土) |
晴 | 葡萄、林檎畑 WE (2:17) |
向日葵種蒔、素焼き窯入れ、マルチ 9019歩、6313m, 176kcal ゴーヤ、モロッコ鉢の種蒔、伐採陶房、 滝の鹿威しの作り変え 16218歩、11352m, 428Kcal |
角籠に枯葉集めで使った90Lポリ袋を防水用に被せ、ポリ小鉢に土を入れ籠に並べる。7列×4列程の籠が8つ出来たので昨夕、早速3籠にゴーヤとモロッコの種を鉢に蒔いて、カリストの部屋に運ぶ。久々にカリストを温室にする作業をしたり、篩で土を篩ったりすると、春の到来を実感する。果樹が芽を噴き出したので、虫に喰われぬうちに早く、害虫駆除の処置をせねばならぬし、陶房の伐採した松の木も倒れたままなので、切断除去せねばならぬし、素焼きも待ってるし、滝の鹿威しの岩もセメントで固定しなくちゃ。 アキレス腱復活を雪の立山で果たそうと、今朝思い切って朝トレ開始。先ずは静々と扇山へ。痛みはあるが悪くはない。おっかなびっくり歩いてみて改めて、山に登れることの素晴らしさに感激!あーこの日の来ることをずーっと待っていたんだ。と恰もこの後も朝トレが続けられるかのような、能天気なこと云ってるけど、2、3日後には再び泣き面をかくことになるかも? そうそう中村文則の「悪と仮面のルール」、面白い。「教団X」より前に書かれているが、既に「教団X」が見え隠れしてるような内容。悪の解析の仕方は当然ながら、「教団X」と同じで大変興味深い。今後が大いに期待できそう。 |
|||||
第3週 | |||||||||
14日 (火) |
雨 | 奥庭 | 石油給油50分 1905歩、1333m, 63kcal 作陶(箸置き花器仕上げ) 5582歩、3907m, 181Kcal |
恩田陸の「EPITAPH東京」をトイレに、「千日のマリア」をベッドに、机上にはエーリク・ヴァレアの「7人目の子」を置いて、夫々の場所の移動に合わせて本を読む。いずれも最新作で、それなりの現代的課題を背景に、作者の心象風景を垣間見せる。本好きにとっては、何とも贅沢な言の葉の森の散策。雨なので畑には出ず、HPの画像を編集し合間を縫って、轆轤室に出向き試行錯誤の作陶に遊ぶ。しかしそんな贅沢な時間は一瞬にして飛び去る。今日は目白に帰らねば。今朝は3つの1008ミリ低気圧と1012ミリ低気圧に覆われ、5500m上空ではー24℃の寒気が迫り、南の暖かい空気に北の寒気が被さり、各地で大荒れ。敢てこんな日に帰らなくてもとも思うが、この悪天暫く続きそうなので、今日帰るしかないか。 そうそう恩田陸の「EPITAPH東京」だが、街の秘密を支配する死者たちの記憶を追って、戯曲・墓碑銘(EPITAPH)は如何なる結末を迎えるかと、ほんの少し期待してたが、3・11で呆気なく幕。しかし3・11にはプロローグと題されているので緞帳は上げられたのかも?いずれにしても「教団X]の作者の意気込みと較べたら、お話しにならぬお粗末さ。 |
|||||
13日 (月) |
雨 | 西畑 | ほうれん草収穫2、施肥耕作 4554歩、3187m, 165kcal 作陶(箸置き花器玉露付け、三角皿) 5358歩、3750m, 192Kcal |
箸置き花器のゴンドラを作り、半乾き状態で屋形となる花器を付ける。、このデリケートで面倒で有る筈の作業が、一瞬で完璧に終了。まさかこんなにも容易に、美しく一瞬で仕上がるとは!全く読めなかったが、結果から作業を振り返ると正にそのやり方こそ、理にかなった究極の接着法だと改めて気づく。このようにして頭の中だけで考えたことと、実体験による軌道修正が交接し、新たな可能性を生み出していくんだと実感! その後、葡萄畑、林檎畑の菜花撤去後の畑に施肥、耕運機掛け。朝の内に菜花を撤去したが、雨で土が濡れているので耕運機掛けは出来ず、夕刻になるまで待っていたのだ。広くて双方に耕運機掛けしたら、全身汗びっしょり。今朝は西はのほうれん草を撤去し施肥耕作したが、途中から雨が降りだし、ベストタイミングで引き上げる。これで今日、明日と雨が降れば畑は石灰と鶏糞が馴染み、種蒔準備が整う。 |
|||||
12日 (日) |
晴 | 葡萄畑 林檎畑 |
菜花撤去0 3740歩、2618m, 66kcal 耕運機掛け、作陶昨日の続き 9675歩、6772m, 156Kcal |
昨夜も降り続いたらしく畑はびしょびしょ。しかしめげずに残りの菜畑に分け入り、唐鍬で花盛りの菜をばっさばっさとなぎ倒す。葡萄畑の南側は葡萄棚が低くなっているので、屈まねばならず、腰に無理な力が加わり直ぐギブアップ!腰を延ばし伸ばしどうにか葡萄畑の菜を倒し、更に林檎柵へ。いつもなら朝飯前の畑作業はこの位で上がるのだが、久しぶりに太陽が出たのでつい、張り切って林檎畑まで遠征じゃ!気が付いたら何と太陽が座禅峠辺りから出ているでは!うーん、先日はもっと西の小倉山から昇っていたのに、いつの間にか座禅峠へ?考えてみれば、太陽の北回帰線への旅はあと2か月もすれば終わってしまう。なんかさっきまで未だ冬だったのに! | |||||
11日 (土) |
雨 | 葡萄畑 |
石垣下マルチ2、菜花撤去 2624歩、1836m, 90kcal 作陶(三角皿4、箸置き花器10) 4065歩、2845m, 132Kcal |
西畑の石灰が切れてしまったので20kg石灰3袋、15kg鶏糞20袋、計360kgを軽トラに積んで山荘まで運び、更に3か所の畑に搬入。ついこの間同量の肥料を購入したばかりなのに、再び360kgも必要とするとは随分、山荘の畑も広くなったもんだ。午後から雨予報なので、葡萄畑と中畑の石垣下に、昨秋に収穫したアスパラ種を蒔く。昨年の石垣下に蒔いたアスパラが直径1〜2ミリの細い芽を出しているが、雑草に紛れて見失いそうで、雑草と共に抜いてしまいそう。慎重に見極めながら播種。何とかこの石垣下を一面のアスパラ畑にしたいのだが、雑草の取り難い場所なので、雑草敗けしてしまいアスパラが育たない。 「教団X]の主な参考文献は宗教関係が「ヴェーダの思想」から始まり12冊、脳と意識関係が「脳は空より広いか」等6冊、宇宙関係が「量子力学の哲学」等7冊、戦争関係が「靖国問題」など11冊、テロ、経済関係が「対テロ戦争株式会社」など9冊、その他WEBサイトと45冊以上の資料を駆使して書かれている。確かにそれだけの中身の濃さを展開していくのだが、最後がお粗末でがっくり!オーム真理教の結末がお粗末であったのは確かだが、そのお粗末さを暴露するための緻密な長い助走があったのに、読後に残ったのはその緻密な助走のみ。それが筆者の目的か? |
|||||
10日 (金) |
曇 雨 |
西畑 |
ほうれん草、菜花収穫撤去施肥耕作3 7085歩、4959m, 185kcal 鶏糞20袋、石灰3袋搬入、アスパラ播種 特漉粘度(収縮率9%)20kg購入 15528歩、10869m, 476Kcal |
一昨日は東京でも雪が降ったので、もしや山荘道は雪で登れないのでは?冬タイアを交換するのは早すぎたかと危惧しながら、塩山に向かう。途中の、標高が一番高くなる笹子駅では周辺の山は雪化粧。でも笹子駅のプラットフォームには積雪無し。こりゃ何とかなるかと、僅かに期待を抱いて山荘へ。やったー!山荘道には雪の影さえ見られぬ。着後、茂木琵琶の苗木5本を林檎畑入口に植樹し、果樹畑に菜種を蒔いて散水。と云ってもホースに付ける散水器が、凍てついて水漏れが酷いので点検、修理をしてから。時間ばかりを食って、あっという間に日暮れじゃ!でも先週作陶した大皿の加工も本日中にせねば、乾きすぎて加工が難しくなる。前回の大皿では、乾きすぎて穴開けに失敗し、割ってしまったので、今回は失敗は許されぬ。さて今朝だが、雨予報が出ているので、張り切って西畑の2か所の花芽とほうれん草を収穫し、施肥、耕運機掛けと大奮闘。途中で石灰が切れてしまい、仕方なくほうれん草用の粒石灰を使う。雨の前に石灰、鶏糞を340kg程買い足しておかねば。 | |||||
第2週 | |||||||||
4月6日 (月) |
曇 晴 |
西畑 窯室 |
本焼き窯だし、菜花収穫撤去施肥耕作2 6244歩、4370m, 155kcal 作陶:昨日の続き 10971歩、7679m, 309Kcal |
思い切って再度大皿に挑戦!今までで最大、約10kgの粘度でタタラを作り作陶。重くて裏表を逆にしたり、移動したりするのが大変!平均した力を掛けないと、力の余分に掛かった部分が直ぐ伸びてしまい緊張の連続。昨日の本焼きの窯だし前に、致命的なミスは無いかチェックする為、窯の蓋を開けた。最上段しか見えないが、差し当たり学列した作品は無いが、ガラスが融け出し棚板に着いてしまったものが多数有りそう。ヤバイ!晴れ間が出てきたので、西畑の菜花を抜いて、施肥と耕作。アスパラが幾つも発芽し、早速軽く茹でて食卓に。市販物と比べると、とても甘いので吃驚! ブロッコリーも、もう開花しそうなので急いで収穫。種蒔準備の前に4か所の畑の耕作は終えられるのか?fight! |
|||||
4月5日 (日) |
曇 雨 |
葡萄畑 窯室 |
本焼き、マルチ4、豌豆支柱、芝施肥 2301歩、1610m, 75kcal 作陶(大皿1、三角皿5)、、 5171歩、3619m, 170Kcal |
乾燥し過ぎた大皿の4隅に穴を開けようとして、先週失敗。1か所が破損したが、粘度での接着を試み、かなり上手く補修出来たので、どうにか救われるのではと素焼き。が見事に割れてしまった。何とか生かせないかとグラインダーで破損個所を作為的に削ってみたりしたが、上手くいかない。もしや窯の耐火煉瓦を切る鋸で素焼きした大皿が切断出来るのではと気づき、破損したコーナーと反対のコーナーの双方を、同じ大きさで切り取る試みをしてみた。これが何とビンゴ!そこで本焼きを決意し、先ずは数年手を付けていない釉薬バケツを十数個、窯室に運び電動攪拌機で撹拌。これに半日以上掛かってしまう。午後2時からどうにか、釉掛けに漕ぎ着け、17時まで集中して作業に勤しむが、窯入れまでに至らず。 今朝は昨夕の続きで、釉掛け上にデリケートなガラス載せ、高台部に塗った撥水剤に着いてしまった釉を雑巾で拭う作業など終えてやっと窯入れ。同時進行で村上が葡萄畑マルチ、豌豆支柱、芝施肥を一手に引き受けてやってくれたので、大助かり。8時火入れ。さて新たな試みは又又失敗か、それとも幾つかは期待に応えてくれるだろうか? |
|||||
4月4日 (土) |
曇 |
窯室 |
素焼き窯だし 1175歩、822m, 37kcal 大皿隅切断、釉薬点検撹拌、釉掛け 5347歩、3742m, 172Kcal |
詩人、作家までは解る。しかしその後が道化師と続くと俄然面白くなるでは。早稲田の文学部東洋哲学化卒、日本菓子専門学校卒となり、放送作家を経て「叫ぶ詩人の会」結成となって、初めてあー、あの詩のボクシングみたいなのを企画した奴と同類かと、少しは得体が掴めた。ドリアン助川、本名:助川
哲也、1962年生まれ(53歳)。2年前に助川が書いた「あん」を昨夜一気に読んだ。21時5分に読み始め238ページを読み終わったのが0時16分で、3時間11分ぶっ通し。一体東洋哲学を学んで詩人、道化師、ミュージシャンを熟す男が、如何なる小説を書くのかと、興味津々。優しい文体で読み始めたら止まらない。76歳のハンセン病患者だった吉井徳江がどら焼きのどら春に、バイト求人を見てやってくる。そこから14歳で癩病となり施設に閉じ込めれられ、希望の欠如した徳江の過去が明らかになるまで、中断を許さない物語が語られる。 きっかけは河P直美の『萌の朱雀』。、第50回カンヌ国際映画祭でカメラ・ドール(新人監督賞)を史上最年少で受賞したと云う河Pの作品を観たのは初めて。ビックらこいた!過疎が進む村に鉄道新線計画が上がるが、夢は幻に終わり家族がばらばらとなると云うストーリーはあるものの、そんなの有って無い様なもんで、淡々と村人の顔が8ミリ撮影で流される。滅茶つまんない素人8ミリ映画の筈なのだが、これが目が離せない。河P直美は只者ではないと、早速調べてみたら、6月に吉井徳江を樹木希林にやらせたドリアン助川原作、河P直美監督の「あん」が封切りされるとか。こりゃ待てないと原作の「あん」を求めて、塩山図書館の蔵書を調べたら、貸出可能。借りたその日に他の本を差し置いて、即読み終わるなんて滅多にあることでは無い。この2名、暫く目が離せないな! |
|||||
総活動距離:153km353m 4月累計 331km208m | 4日計4回(+畑13日) 累計20回 |
2015年3月
月日 | 天気 | 活動場 | 活動記録 | 一言 メモ | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
31日 (火) |
晴 |
林檎畑 |
耕運機掛け3、菜花収穫、冬タイア交換 4756歩、3329m, 166kcal 6724歩、4706m, 230Kcal |
朝から大活躍。先ず冬タイア交換。此処で大失態!新しいスタッドレスタイアは業者が機械で締めたので、当然足に体重を掛けて締めるより硬いとの先入観が逢ったことは確か。それにしても右螺子のボルトを、緩めようとして右に回すなんて完全に惚けているのだ。当然のことながら幾ら体重を掛けて右に回そうとしてもビクとも動かない。間違いに気づかず、何と惚け仙人は大きな鉄槌を持ってきて、がーん、がーんと、ぶ叩いたのだ。あたりまえだが、それでも全く回らない。おかしい?あまりの衝撃に螺子が動かずタイアが回転して、初めて間違いに気が付いた。「あれ!右に回してる。左に回さねば、緩むはずがないじゃん」 左に回してからは簡単に緩み、あっと云う間にタイア交換終了。あーここまで惚けると流石に悠長な仙人も焦る。 そうそう昨日は、5年に1度くらいしか見かけないパトカーに、とっ捕まり違反キップを切られてしまった。村上が慈雲寺の糸桜が観たいと云うので、バイクに載せて慈雲寺に向かう途中で、その滅多に見かけないパトカーにばったり。【御用だ!観念せよ】と叫びながら、狸のような真ん丸顔の、成り立てホヤホヤの若い警官が、実に嬉しそうにパトカーから降りて来るでは!参った、参った! |
|||
30日 (月) |
晴 |
林檎畑 慈雲寺 周林寺 |
菜花収穫3 3434歩、2403m, 114kcal 作陶仕上げ、バイク違反キップ 8014歩、5651m, 271Kcal |
アマチュア思索家を名乗る教祖・松尾正太郎は更にこう語る。生命は原子と原子が結びついた分子の多様な結合の中で生まれた。その「たゆたい」のような生物未満の状態から人間、この進化の流れは「意識」を発生させるためにあったと私は思っているのです。原子達は必然的に他次元に接続しようとし、だから意識をつくり出すようにできている。つまり「その領域/別の次元」に吸い寄せられていると。うんざりしながら仕方なく読んでいた宮部の「英雄の書」、「悲嘆の門」に比べ、 中村文則の「教団X」は文学的レベルが高く面白い。スタンスも全く異なるのだが、どちらも意識の領域を語っていて興味津々。きちんと意識の発生から物語を進めていく中村に対し、宮部は完全にぶっ飛んで、意識の彼方で繰りり広げられるファンタジーを描いている。宮部のファンタジーそのものにリアリティは無く、文学とは乖離した稚拙なアニメに終始。「教団X」を中村はこう語る。「世界と人間を全体から捉えようとしながら、個々の人間の心理の奥の奥まで書こうとする小説。こういう小説を書くことが、ずーっと目標の1つだった。これは現時点での、僕の総てです」 中村が僕の総てと語る言葉に偽りなし。現在38歳であることを考えると、これからの作品は一体何処まで伸びるのだろう。 | |||
29日 (日) |
晴 曇 |
西畑 |
菜花収穫 4318歩、3022m, 148kcal 作陶大皿、三角皿 7221歩、5054m, 243Kcal |
種蒔が迫っているので、早く菜花を撤去して耕作しなければと西畑に向かったが、今が旬の花芽を観ると、勿体無くてどうしても抜くことが出来ない。考えてみれば、ここ1週間が菜花の一番美味しい時。それを無視して、抜いてしまったら、一体何のために育てたのか意味を失う。そこでせめて目白に持ち帰る朝までは抜かずにおこうと決め、朝の耕作は止めた。ほうれん草畑に蔓延っている菜花だけ抜いたが、それでも収穫しきれない量。山荘の有機栽培野菜を待っている目白のマンション住人が、この捨て去られる菜花を見たら、「勿体無い!」とさぞ嘆くだろう。 | |||
28日 (土) |
曇晴 | 葡萄畑 |
耕運機掛け、マルチ 4179歩、2925m, 141kcal 後部バンパー修理、釉薬移動、粘度購入 9136歩、6395m, 314Kcal |
駐車場から駅ホームへ歩き出した時、不意に閃いたのだ。箸置き花器の台座をカヌーのようにして、蒼ガラスを入れられるよう工夫したが、このままでは蒼ガラスは花器の底部にしか置けない。そこがカヌーの最低部になっているので、他の場所に蒼ガラスを置いても、花器底部に流れ込んでしまうのだ。残念だが、そこは一番見えにくい場所で、折角の蒼ガラスが死んでしまう。閃いたのは、最も目立つカヌーの先端に、蒼ガラスを置く方法。先端に小さな球を着け、その球に穴を開けそこに蒼ガラスを仕込んだら、どうだろうかとのアイデア。昨日、山荘に着いてから、即試してみた。なんとか先端に球を取り付けられそう。さてどうなるか、面白くなりそう! 中村文則の「教団X」に科学者ベンジャミン・リベットの実験が引用される。≪指を動かそうとする意志より先に、その指を動かす役割を担っている脳の神経回路が、既に反応している≫ 脳が指を動かそうと反応した0.35秒後に、意識、つまり「私」が指を動かそう、という意思を持つ。更にその意志を持ってから実際に指が動いたのは0.2秒後。との実験である。これと最も古い仏教の経典「スッタニバータ」に出てくる言葉がリンクされる。≪「われは考えて有る」という、<迷わせる不当な思惟>の根本をすべて制止せよ≫。つまり我が思う故に我が有るのでなく、思う前に既に我以前が有り、実は我とは【無】そのものなのでは?・・・・・がーん!参ったぜ! |
|||
第5週 | |||||||
24日 (火) |
晴 | 葡萄畑 ー2.7℃ |
耕運機掛け3、菜収穫 3772歩、2640m, 69kcal 再度作陶仕上げ 6472歩、4530m, 221Kcal |
連日ぽかぽか陽気が続き昨日は東京でサクラ開花とのニュース。しかし昨日午後から冷たい風が吹き荒れ、日本海側、北海道では吹雪。山荘も揺れる位の風が吹き初夏のような陽気が一変して冬に戻り、今朝はー2.7℃。昨日芝生で撮った交尾中の蛙達も、これじゃ大慌てで穴に引っこんじゃったかな!そうそう昨日の、これぞ究極の箸置き花器とばかり、意気込んで作った試作品は見事失敗!原因は箸置きとなる台と壺の接合部にある。台をホースで作ったトーラス(円環面)で曲げると、接合部にあたる中央が褶曲し不自然なフォルムになってしまう。そこでその中央部分だけを細くしてみたら、綺麗に湾曲したが強度が低下し、接着時にかけるスプレーの水分に耐えきれず折れてしまったのだ。うーん、頭で考えた時には、これぞ正しく究極のオブジェなんぞと思ったのだが!10個もいっぺんに作陶したので、もう取り返しがつかず、台を作り直し、接合した失敗作を壊したりと2重3重の手間をかけ、何も出来ず意気消沈。 | |||
23日 (月) |
晴 | 葡萄畑 日の出 6:34 |
雑草取り5、林檎畑マルチ 3772歩、2640m, 69kcal 作陶三角皿6、箸置き花器10 6450歩、4515m, 161Kcal 池の蛙達が騒がしく交尾開始 |
三角皿が呼ぶのだ。居間のガラス卓に飾っておいた三角皿が、傍を通るたびに「ねーねー、何か和菓子の様な美味しいもの載せてよ」と声をかけて来るもんだから、お彼岸でもあるし、御萩を作ってやることにした。灰汁だしで煮立ててから、湯を捨て更に圧力釜で10分煮て、そのまま水分を取る為弱火で加熱。ヘラで煮立てた小豆の中央に分け目を入れる。その割れ目が海によって塞がれる僅かな時間が、御萩に適した粘度を決める。早すぎては柔らかすぎて御萩に載らない。遅いと固くなってボロボロになり、これまた御握りに着かない。ヘラで掻き回しながら、モーゼが出エジプト記で海を分ける場面を思い出した。モーセが手にもっていた杖を振り上げると、葦の海で水が割れたため、イスラエル人たちは渡ることができた。しかし、後を追って紅海を渡ろうとしたファラオの軍勢は海に沈んだ。先に通るイスラエル人は渡れるが、僅かに遅れるファラオは呑み込まれてしまうその時間こそが御萩に適した小豆の粘度を決定するのだ、なんぞと一人悦に入ってるのである。 今朝の大地との交わりに、活動することの生の素晴らしさを再発見。小倉山から立ち昇る夜明けの太陽を浴びながら、いつまでもこのまま春の大地に抱かれて、黒土と戯れていたいと思った程。昨日の作陶の試行錯誤が予期せぬ効果をもたらし、今日は更に工夫と改良を重ねてみようとの意欲を掻き立ててくれた。さてさて、箸置き花器はいよいよ最終工程を迎え、究極オブジェとして姿を現すか? |
|||
22日 (日) |
晴 | 葡萄畑 | 耕作4、石垣下マルチ 3064歩、2144m, 102kcal 作陶花器10、皿7、おはぎ作り 7907歩、5535m, 197Kcal |
何とか箸置き花器に蒼ガラスを使えないかと、考え続けた結果、ホースを環にして切り抜いた楕円のタタラを被せ、舟形にしてそこに花器を付けたらどうかと、新作に挑戦。皿も三角皿だけでなく方形も試作。ほぼ1日を作陶に費やしたが、何か新たな試みに熱中してると生きてることが実に愉しい。暫くは意識的に自らに試行錯誤を課し、作陶に専念してみよう。 昨朝は畑に出ようとした途端、かなり真面目に雨が降って来たので畑仕事は中止。今朝は昨朝の分も取り戻そうとマルチと施肥、耕運機掛けと大活躍。うーんやはり働くと気分いいな。序にお彼岸なので、三角皿に飾るおはぎ作りに挑戦するか!なーに一度似てから、更に圧力釜で10分間も煮れば、硬い小豆も短時間で柔らかくなるので、そう時間もかからない筈。 |
|||
21日 (土) |
雨 曇 |
無し | 筋トレ4、ストレッチ 769歩、538m, 26kcal 作陶、箸置き花器10、皿7 3238歩、2266m, 106Kcal 前日夕:排水溝の通水 |
「ミレニアム」に連なる北欧最高のミステリーとのCMに魅かれて、エーリク・ヴァレアの「7人目の子」を読み始めた。児童養護院の7人の幼児に襲い掛かる過酷な運命が明らかにされていくのだが、どうも日本語になりきってなくて、とても読みずらい。途中から宮部みゆきの「英雄の書」に切り替え、前回の「悲嘆の門」との共通背景tなっているキーワードを整理してみた。言語によって認識される世界である【輪】、輪の中に流れる物語としての【領域】、時の流れていない【無名の地】、無名の地の彼方に在る【万書殿】、英雄の影である【黄衣の王】、言葉の源泉である「大鐘楼」、【始原の大鐘楼三之柱の守護神】、無名の地で【咎の大輪】を回す守人【無名僧】、英雄を追跡しその影・黄衣の王を狩る人【狼】、無名の地に1つだけ存在する外界に向かって開く門【悲嘆の門】等を素材とし、どうやら宮部は言葉と物語によって生み出された【輪】が、現在直面している問題について、「英雄の書」で書き足らなかった部分を「悲嘆の門」で描こうとしたらしい。この背景についての着想は面白いが、小説そのものは成功してるとは云えないのが残念!「学我者死」・・・我を学ぶものは死す。が「英雄の書」冒頭に記され更に「全ての物語は等しく紡ぐ者の罪業にほかならぬ」と次ページに続く。 これらのネタ、引用は、読むものを破滅に導く戯曲「黄衣の王」、≪図解・クトゥルフ神話≫、北村薫の「謎のギャラリー」、林房雄の短編「4つの文字」 とのこと。面白そうだからこれから徐々に読んでみようかと。 |
|||
第4週 | |||||||
17日 (火) |
晴 | 西畑 (0:45) |
葱土寄せ 3177歩、2223m, 110kcal 5317歩、3721m, 181Kcal |
昨夜は雨との予報。早速バイクを飛ばし三角皿の発送、図書館へ本の返却、ガソリン補給し直ぐ近くのナフコで苗の購入と大忙し。新しく出来たナフコはD2より大きなホームセンターで、町中から外れていることもあって、全体的に値段が安い。芝桜にしても他のホームセンターでは、1株138円で売られているがナフコでは93円と45円も安いのである。今回24株買ったので1080円も安くなる。その上、町から外れているとはいえ、いつも給油するガソリンスタンドの近くなので、給油序に寄れば、距離は気にならない。と云うわけで、ナフコで芝桜の他にレタス、葱の苗を買い込み、西畑に植え芝桜は、滝横の花壇に植える。と云っても奥庭の美味しそうな土を掘って、それに鶏糞と化成肥料を混ぜての土作りからの作業なので、そう簡単にはいかない。どうにか夕刻前には作業を終えたが、待ち望んでいた雨が降りだしたのは18時過ぎ。しかし本降りの雨だったので嬉しか! |
|||
16日 (月) |
晴 曇 |
葡萄畑 (0:58) |
耕作&じゃが芋の植付 3126歩、2188m, 107kcal 葱66本、芝桜ピンク18、白6株 レタス12株苗植え 11697歩、8187m, 409Kcal |
大幅に遅れていた、池と周辺の枯葉集めにやっと着手。取ってもとっても物凄い枯葉の量。更に池周辺から前庭へと進んだが、そこまででギブアップ。肋骨は痛むし、新たに腰痛が加わるし、このままでは愉しい枯葉集めが地獄になってしまいそうなので、ギアチェンジ。枯葉の匂いを嗅ぎ、足で枯葉を袋に押し込みふわふわの感触で遊び、熊手で枯葉庭に絵を描く。こうしてノルマから自らを解放すると途端に愉しくなる。その後残りのじゃが芋を植え付けて早めに畑から上がる。何と歩いた距離が13kmにも達しているでは!実働時間は5時間程だが、最早くたくた。確かに持久力が大幅に低下している。このままアキレス腱の痛みが取れないと、トレーニングは出来ないので、持久力は衰えるばかり。ま、それもいいか! 窯出ししたが、釉薬の色が気に入らない。いつもの黒織部は安定した色合いなのだが、青銅釉、緑青釉は人工的な彩で極めて不満。新たな試みである三角皿は、洒落ていて使えそう。今後も暫く試行錯誤を重ねてみる価値あり。 |
|||
15日 (日) |
曇 晴 |
葡萄、西畑 (1:03) |
6時本焼き火入れ、耕作 3018歩、2112m, 44kcal 本焼き、じゃが芋種植、枯葉集め 18664歩、13064m, 529Kcal |
数回試みたが、白煙を上げ不完全燃焼を起こして消えてしまう。今までにこのような現象に出逢ったことがないので焦る。石油がバーナーノズルに堪り過ぎて送風すると消えてしまうのかもと、送油量を少なくして着火してみる。が窯の蓋を締めると白煙を上げて消えてしまう。送油量を絞って送風し完全燃焼させてから、徐々に油糧を上げて、どうにか継続燃焼に漕ぎ着けた。この先どうなるのか、ちょっと不安。 10日の耕作では畑が濡れていたので、掘り起こされた土が団子状に固まってしまい種蒔には適さない状態。仕方なく今朝、火入れ後に再び耕作。これでじゃが芋の植付も出来そう。 少しは成長して奥行きの深い文章を書くようになったのではと、期待して読んだが「千日のマリア」はやはり底の浅い作品でガックリ。期待して読み始めた「悲嘆の門」も面白かったのは出だしだけで、ガーゴイルなんぞを登場させ、白けることこの上ない。期待して読み始めただけにがっくり!本人は毎日新聞のインタビューでこう述べている。私はどこかでふと、ジョセフ・コンラッドの「闇の奥」(映画「地獄の黙示録」原作)を思いながら本作を書きました。「悲嘆の門」は三島孝太郎が、自分の心の奥を流れるまっ暗な川をさかのぼってゆく話でもあります。 |
|||
14日 (土) |
晴 曇 |
林檎畑 (1:24) |
林檎畑じゃが芋植え 4837歩、3385m, 107kcal 素焼き(13日)、釉薬掛け、莢えんどう豆 7360歩、5152m, 189Kcal |
莢えんどう豆を更に9本追加して移植し、保温のペットボトルを被せ散水。今調べたら4粒蒔いて発芽させ、3株残すとある。一鉢の3株あるのはそのまま3株を一緒に移植せよとの意味だったのだ。無知は恐ろしい。1本ずつ別々に植えてしまったので、今更3株一緒にすると苗に負担がかかり枯れてしまう恐れあり。弱酸性土では育たないので、石灰をたっぷりとか。移植してから育て方を調べてるようじゃいかんね!全くいつになったら、野菜栽培がまともに出来るようになるのやら!でその後、素焼きの窯詰め。なかなか着火せず、石油がバーナーノズルに溜ってしまってから着火したので、炎が大きくなり、送風スイッチを入れた途端、炎の通路にあった中皿がバリン。焦った!しかし被害はその1つでどうにか収まりそうで一安心。 今朝は先週耕作した畑に畝を作り、最早発芽してしまった倉庫のじゃが芋を林檎畑に移植。2年前は柵をしていても、喰われてしまったので、林檎畑でのじゃが芋栽培は止めるべきと迷ったが、もう一度だけ試してみようと思い直した。野生動物に甘いな!と我ながら呆れる。 |
|||
第3週 | |||||||
10日 (火) |
晴 | 西畑 (0:53) |
西畑耕作 7632歩、5342m, 207kcal 作陶 7937歩、5555m, 268Kcal |
東急ハンズで手に入れた発泡スチロールの半球で、早速三角皿を6枚作ってみた。予想外の上出来でこれからが愉しみ。正三角形の型紙を2つ作り、タタラ、タオル、粘土カッターを使って幅15cm程の中型の上品な仕上がりになりそう。問題は長く伸びた頂点付近が1250℃に耐えきれず、へたる恐れあり。もしそうなったら、次回はもっと厚手にするとか、ツクで支えるとか工夫せねば。外は冷たい雨で寒々としているが、轆轤室は小さなストーブ1台でも汗が出るほど暖かく快適。唯土をいじっているだけで、とても心が落ち着き、作陶の悦びに満たされる。 夜明けのの耕作は、小倉山からの日の出でクライマックス。昨日の雨で土が耕運機に絡みつき作業は、大変であったが、その分やりがいがあって面白い。何度か作業を中止して、絡み着いた土の除去。山茱萸も咲き出し、チューリップ、水仙もグングン芽が育って蕾も膨らみ、もうすぐ春本番。 |
|||
9日(月) | 曇 雨 |
林檎畑 (1:58) |
林檎畑雑草取り、施肥、耕作2 7632歩、5342m, 207kcal 作陶、三角皿 9698歩、6788m, 140Kcal |
アキレス腱と肋骨骨折で、山登りもトレーニングも満足に出来ず、汗をかく素晴らしさを忘れていたが、昨日はびっしり汗をかいた。無謀にも西、葡萄、中畑の雑草取りと施肥、耕作を一気にやった。くたくたになって、風呂に入るのもよろよろ。その代わり、ここ数カ月味わったことのない程のビアの美味さに歓喜。改めてビアが労働と汗の対価であると実感!、アキレス腱痛、肋骨骨折、抜歯に加え扁桃腺が腫れ始め、慌てて葛根湯、パブロンを服用。ここ2年以上風邪をひいていないので、今度こそ逃れられまいと諦めていたが、昨日の重労働で汗と共に風邪は去りぬ。 あんまり働きすぎて昨夜は8時にベッドに倒れ込むようにして眠り、目が覚めたのは今朝5時。9時間も寝たことになる。そこで調子に乗って林檎畑に出向き、伐採による倒木でひん曲がった柵ポールを撤去し、防獣網を直し、草取り、施肥、耕作を一気に成し遂げたのだ。勿論全身流れる汗でびっしょり。朝からこれだけの重労働に勤しむと、冷たいビアの欲しいところだが、それではアル中になってしまうので、ぐっと堪えて、焼き立てパンと、トワイニングのアールグレイ、八ヶ岳牛乳、山荘産干柿、キウイ等のフルーツ&トーグルトで朝食を愉しむ。ベルガモットの香りのグレイ伯爵は、きつい労働後にはぴったりで、これと柔らかなカマンベールを載せた干し柿とよく合う。こんな風に激しい肉体労働後のひと時を、山荘産の美味しい料理を味わいながら過ごせるなんて最高の贅沢!さあ、いよいよ春本番でこれから益々忙しくなるぞ。 |
|||
8日(日) | 曇 | 西畑 (1:27) |
草取り 3445歩、2411m, 119kcal 西畑雑草取り、莢えんどう苗9本植える 西、葡萄、中畑施肥耕作 21802歩、15261m, 585Kcal |
実に呆れたもんだ。今年のほうれん草は、どうしてこれ程までに発育が悪いのかと不思議に思ってはいたのだが、昨日葡萄畑の雑草取りをやっていて突然気づいた。ほうれん草はカルシュームが大好きで、たっぷり顆粒石灰を与えないと育たないと云うことを、今年に限ってすっかり忘れていたのだ。マイナス9℃の寒さに打ち勝って、大きく育っていたあの美味しい山荘ほうれん草は、例年真っ白になるくらい顆粒石灰を施していたからなのだ。 何でもかんでも忘れてしまう老化現象と片づけてしまうには、あまりにも切実な由由しき問題である。早速顆粒石灰を撒いたが、時既に遅し。この暖かさでは、ほうれん草は花が咲いてしまい、腑抜けた味になってしまう。次回は絶対に、失敗しないぞ!と今宣言しても、恐らく忘れるな。 15kgの鶏糞20袋、20kgの消石灰3袋、計360kgを山荘まで軽トラで運び、3か所の保管場所に格納。アキレス腱を気遣いながら、慎重に運んだが何しろ運搬量が半端ではない。アキレス腱だけじゃなくて、腰も痛めてしまい自らの阿呆さ加減に打ちのめされている。だが、春の耕作準備が着々と進みつつあるので、嬉しくて晩餐のビアが滅法美味いのだ。痛みはあっても、動けること活動出来ることの何と心の充実することか! |
|||
7日(土) | 雪 | 無し | 腹筋、ストレッチ 922歩、645m, 28kcal 葡萄畑の草取り、360kg鶏糞、石灰購入 14921歩、10444m, 395kcal |
昨夜から雪。石油を5タンク、100リットル上げてからの降雪だったのでギリギリセーフ。これでストーブも風呂、陶芸窯も燃料切れには陥らずに、冬期間を越せそうである。冒頭で勝負せんとの意気込み。「ガイノイド脂肪に注目しろ!女の体が目に入ると、特に胸元が見えると、男の脳の扁桃体と視床下部では即座にその指令が出る」予想外に面白そうな書き出しに魅かれて「キャプテンサンダーボルト」を読みだした。安倍和重は「グランド・フィナーレ」で芥川賞をとっているので、それなりの文章が期待できるのでは。、伊坂幸太郎とどのように書き分けているのか示されていないので、解らないが、序章から1章に入った途端、文章が雑になりざらざらと違和感が生じちょっと退けてしまう。まーもう少し読み進めてみようか。 もうすぐじゃが芋の植付が始まるのに、畑は雑草が蔓延っていて耕運機を掛ける状態にない。雪が止んだら、アキレス腱には泣いてもらって、何としても、畑作業に出ねばならぬ。あーそんな事云ってるから、いつまで経ってもアキレス腱は回復しないんだよな。 |
|||
第2週 | |||||||
2日(月) | 晴 | 無し | 腹筋開始3日目、ストレッチ 1341歩、938m, 45kcal 小皿作陶 4096歩、2867m, K133cal |
昨日、冷たい雨で高芝山は雪。ガスの切れ間から雪を塗した稜線がチラチラ。ストーブを点けて暖かくして、タタラからの小皿の作陶手順を模索。子供にでも出来るような簡単で、しかも綺麗で使いやすい器の作陶方法が開発出来ないか!試行錯誤を繰り返しをしているうちに、試行錯誤そのものに憑りつかれ熱中する。今日の陶芸も最初は、陽介の潰した作品を土に戻す荒練り、菊練からで、ごつごつした土とべちゃべちゃの土を均質な粘度にまで練り上げる最もしんどくて、嫌な作業。陶芸をやり始めた頃は、こんな土を目の前にしたら途方にくれて投げ出し、新たな良く練られた土で作陶。なんてことはしょっちゅうあったような気がする。しかし今日なんぞ、そんな性悪な土を練るのが愉しくて堪らんのだから、やっと陶芸の世界に少しは首を突っ込めたかなと思う。 で今朝の話。昨日の雨が山荘より高い山では雪だったので、快晴の空にこれでもかと云わんばかりの華麗さで雪山が輝く。見慣れた富士山のピラミッドなんぞ、神々しさを超越して、あの「2001年宇宙の旅」のモノリスそのもの。懸垂曲線の山容を有した玄武岩質成層火山でしかないと、知りながら尚、その火山を生み出した地球生理を司る、知性の存在を感じさせずにいられない、そんな今朝の雪富士でした。 |
|||
1日(日) | 雨 | 無し | 腹筋開始2日目、ストレッチ 655歩、458m, 21kcal 作陶小皿6枚 2891歩、2023m, 95Kcal |
「痛い!」しかしどうにか、1回目の腹筋が出来た。それなら2回目も出来ないことは無いと、痛みを堪えて2回、更に3回と顔を顰めながら遂にいつもの103回の腹筋を達成したのが昨朝。骨折以来6日目であり、前回の骨折記録に記された日数と同じ時間で腹筋が復活したのだ。だが、昨朝の無理が祟って今朝は腹筋出来ないのではと恐れていた。何しろ肋骨骨折で一番痛む動きが、腹筋運動なのだから、これに過度な刺激を加えたらどうなるか、日の目を見るより明らか。それだけに2日目の今朝もどうにか103回の腹筋運動が出来た時には、マジ嬉しかったぜ!しかしアキレス腱は相変わらず腫れが引かず、今のところ回復見込みなし。 さて久々に予約ミスから、薬切れならぬ本切れの禁断症状を起こし、昨日山荘に向かう車中で読む本無しの、悲惨で落ち着かぬ移動となってしまった。薬切れの麻薬中毒患者の気持ちが、痛い程身に染みたが、その分車窓の景色を堪能した。未だ芽吹いてはいないが、森や山は確かに春の予感と生命の気配に満ちていて、眺めているだけで、ワクワクしてしまう。徐々にではあるが、回復しつつある肋骨骨折と早春が重なり、生命の悦びが細波のように、肉体と精神の渚に打ち寄せる。唯ひたすらに死に向かって、衰え朽ちていく肉体と精神が、果たしてその生命の細波をしっかり受け止め、新たな渚となって明日を生み出すことが出来るのか? 禁断症状を断ち切るべく、車を塩山図書館へ走らせる。待っていたのは4冊の新刊本。宮部みゆきの「悲嘆の門」の上下、小池真理子の「千日のマリア」、伊坂幸太郎と安倍和重の「キャプテンサンダーボルト」。さてさて今回の宮部みゆきは、「模倣犯」や「理由」に匹敵するような作品が書けたであろうかと、早速読み始めた。前回の「ソロモンの偽証」では、後半の模擬裁判の不自然さとこじつけに辟易し、斜め読みして読了しただけに、あまり期待せず読み始めた。が、どうやら今度は力の入れ方が本物で、冒頭からぐいぐい読ませる。手を抜かず、幼い5歳の女の子と死につつある母の置かれた絶望的状況を、克明に描いていくプロローグは宮部の真価発揮。こりゃ期待できるかも! |
|||
総活動距離:111km714m 3月累計 289km569m | 0日(初めて)計16回(+畑14日) 累計16回 |
月日 | 天気 | 活動場 | 活動記録 | 一言 メモ | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
24日 (火) |
晴曇 | 陶房 | ストレッチの真似事 922歩、645m, 28kcal 3719歩、2603m、124Kcal |
今日は骨折3日目、何か変化進展は無いかと、出来なかった寝返りに挑戦!骨折している左脇腹を下にして体を少しづつ回転。ぐいん、ぐいんと痛みが走り、脳の司令塔が即、回転をやめる様強権発動。しかし此処で司令塔の言い成りになっては、耄碌爺の沽券に拘わる。あれっ!耄碌爺に沽券なんてあったっけ?どうにか半転に成功したものの、今度は間欠的な痛みではなく、どっくん、どっくんと心臓の拍動に合わせて途切れなく痛みが続く。さて何分耐えられるか、時計を見ながら苦痛と戦う。3分を過ぎたら、痛みへの防御反応で感覚が鈍磨し、痛みの奴も諦めて耄碌爺が勝利する筈であったが、どうして、どうして敵もさるもの引っ掻くもの、執拗なまでの攻撃に、遂に耄碌爺はギブアップ。さて起床したら筋トレとストレッチだが、昨日は全く何も出来なかったが今朝はどうか?肋骨骨折なので、まー腹筋は無理として、その他の手足の運動は出来るのでは?恐る恐る屈伸や前後屈を試みたが、例えば側転など腕がちょっと曲がって、手首が側転方向へ僅かに動いたのみ。こりゃ完全にお笑いだ。第三者が観ていたら正しく噴飯もの。題して【アポロジー】。とまあ、こんな風に骨折3日目の朝を、ワクワクしながら仙人は迎えたのであります。 | |||
23日 (月) |
晴 | 無し | ストレッチ、筋トレも無し 91歩、63m, 2kcal 唯ひたすらの安静、陶芸小道具箱作り 2370歩、1659m、79Kcal |
「やったぜ!十数回目の肋骨骨折じゃ!」 不安定であることは充分認識していたので、その椅子に体重を掛ける時は僅かでも重心がずれる気配があれば、態勢を即応させ落下を防ぐつもりであった。結果としては実に甘い判断であった。グッラッと椅子が揺らいだ瞬間、態勢を即応させる前に、陶房の作業台に左脇腹から激突し、作業台は破損し内臓を護ろうとした肋骨は、見事その使命を達成し2本の犠牲にとどめた。褒めてやらねばなるまい。 考えてみるに肋骨は単に内臓を護っただけでなく、アキレス腱を傷めていながら、安静にせず山に登ったり、トレーニングを続けている頑固な老い耄れ仙人に、有無を言わせぬ判決を下したのだ。「どうだ、これでもうお前は登山どころか、朝の筋トレもストレッチも出来ない。そーら、息をするたびに肺が膨らみ肋骨が広がり、痛みが脳天に達するだろう。治るまでに3カ月は掛かるだろうから、これで酷使されてきたアキレス腱も否応なしに休養が取れると云うわけだ。そこまで深読みして2本の肋骨は、敢て折れたのだ。何とまあ、賢く健気な肋骨であることか!折れた肋骨に感謝せよ!」 てなわけで、昨日から歩くことも儘ならぬ身を引きずりながら、アキレス腱に懺悔し、しみじみと折れた肋骨に感謝の祈りを奉げ、唯々ひたすらに謙虚な時を、老い耄れ仙人は、過ごしているのである。 |
|||
22日 (日) |
曇雨 | 陶房 (2:11) |
屋根勾配直し2 1691歩、1183m, 55kcal ビア瓶詰2次醗酵、陶房屋根工事 5118歩、3582m、112Kcal 左肋骨2か所骨折 (前回の骨折は2013年5月1日) |
昨日、危険な雪道をバイクで下り、1m単管、ボン・ジョイント、切断ディスク、序に風呂場用に置くポリアンサス2鉢を買って、何度もスリップしながら、急坂雪道をバイクで戻る。車なら絶対登れない雪道だが、バイクだけ抜けられる農道があって、上手く其処を利用すれば2か所の急坂の1つを迂回出来るのだ。さて問題の工事だが、いつものように頭で考えたことと現実の工事の間には、越えられない難問が生じ、突如牙をむいて難問が襲い掛かってくる。屋根そのものは大した重さではないので、クランプを外して持ち上げ、ザイルで固定しておいて、そこにボン・ジョイントで単管を繋ぎ、50cm高くなった柱に屋根を固定すれば工事は完成。たったそれだけで屋根の勾配は増し、積雪、雨水を素早く落としてくれるなのだ。しかし、先ずザイルを屋根にセットしたが、ビクとも動かずとても引き上げるなんて無理と判明。そんなら思い切って高い方の柱に単管を繋げるのではなく、低い方の柱を切断して更に低くして、その上に屋根を乗せれば勾配は増す筈。1晩考えてこの方法は極めて危険と判明。不安定な梯子に乗って火花を散らしながら、金属管を切断するだけでも充分危険なのに、切断管に屋根の重力が掛かっているので、切断ディスクが挟まれ割れて飛び散る恐れあり、と気づいたのだ。 で今朝、頭を良く冷やし考えた。面倒だが屋根を剥がし、上から単管を繋ぎ、重い屋根を徐々に押し上げクランプで固定すると云う当初の計画に立ち戻るべき。でその方法で、2時間かけてどうにか単管の接続に成功。これから未だ細かい手直しが必要だが、峠は超えた。今日午後から雨か雪らしいが、どうにか間に合ったぜ! |
|||
21日 (土) |
晴 | 葡萄畑 (0:31) |
石垣マルチ3 1746歩、1222m, 60kcal 陶房屋根勾配直し開始 5373歩、3761m、186Kcal |
こなれていない訳文とハチャメチャな展開に呆れては、何度か中断しつつも何とか読み続けてきた「窓から逃げた100歳老人」。プロット、着想は実に秀逸なので、原文に捉われず思い切った訳文にすれば、世界のベストセラーになってもおかしくはない。爆弾作りの専門家であるアランが回り逢う、世界の要人との設定が面白い。フランコ将軍に始まり、トルーマン大統領と意気投合し、そのトルーマンに頼まれ毛沢東の女・江青と中国に渡り、その後スターリン、金日成、毛沢東と会い、更にはスハルト、ジョンソン大統領、ド・ゴール大統領、ニクソン大統領、ブレジネフとやり合い、最後はインドネシア大統領のユドヨノ大統領に原爆を持たせる話で閉じる。うーん惜しいな!ちょっと工夫すれば世界を呻らせ爆笑させる作品になるだろうに! | |||
第4週 | |||||||
16日 (月) -6.0℃ |
晴 | 葡萄畑 (0:28) |
石垣マルチ 2187歩、1530m, 78kcal 箸置花器作陶仕上げ 6303歩、4412m、219Kcal |
黒く腐敗した有機肥料が、実に美味しそう!葡萄畑のマルチはいよいよ最終段階。昨朝から奥庭側の石垣下のマルチを始めたが、此処は夏の唐黍、薩摩芋等の残滓が積まれている有機肥料の宝庫であり、野菜にとっては特等席。今年は此処でアスパラ、生姜、南瓜を育てる予定。先ず、この黒ずんだ美味しそうな有機肥料を取り除き、雑草発生を抑え、保湿効果を促す段ボールを裸地に直接敷く。その後取り除いた残滓を段ボールに被せ、種植え時の春を待つのである。20年前であったら、この汚い重労働を喜んでやるなんてとても有り得ない。しかし今朝なんぞ、喜んで農作業に勤しむだけでなく、実際腐敗して黒くなった残滓を観て、美味しそうだと感じるのであるから、驚きである。人間は意志によって自分を変えられるのだと、改めて実感! 花器仕上げの手順を変え、先ず台となる箸置き部分を10個共に同サイズで作り、湾曲するよう両端を支え乾燥。同時に細く切った短冊の接着用粘土を用意し、花器の底を削る。たったこれだけのことだが、今まで一番デリケートで難しかった台と花器の接着が実に見事に決まった。思い切って壊した昨日の花器によってもたらされた、予期せぬ成功に驚き。こんなこともあるんだな!この手順で作陶すれば、使いやすく見栄えの良い箸置き花器が、簡単に量産できそう。 |
|||
15日 (日) |
晴 | 林檎、葡萄畑 (0:32) |
石垣マルチ、枝伐採 2004歩、1402m, 68kcal 箸置花器作陶やり直し 3181歩、2226m, 106Kcal |
こともあろうか、作陶した10個の花器総てが昨夜の寒気にやられ、凍てついて皹割れを起し全滅。表面には皹なぞ出てないが、加工してみると内部には縦横に細かい皹が走り、焼いたらバラバラに砕けてしまうのは、火を見るよりも明らか。5つまで加工したが、思い切って10個総てを粘土に戻した。この乾燥した土に水を加え、再び土に戻すのは、無心な根気を必要とする。結果を追い求め、焦ったりすると徒労の齎す無力感に、打ち拉がれてしまう。 で、今朝あらたな無力感との闘いを余儀なくされ、人生は闘いじゃ!なんぞと喚いてみる。いつものストレッチ、筋トレをして、腹筋100回を始めた途端、腰に細かい痛みが走るでは!ありゃ、これ昨日の作陶した花器の皹割れと似てるぜ!作陶した花器は没に出来るけど、オイラの腰を簡単に没にすることは出来ない。腹筋をやめるべきか、痛みを無視して続けるべきか?昨日だって大した労働をした訳でも無いのに、腰痛だなんて、とても許せない。腰痛原因が単なる老化現象であると認識してるだけに、痛みに対する無力感は大きい。だが、細かい見えぬ皹割れが齎す無力感との闘いこそ相手にとって不足は無い、大歓迎してやろうでは!とまあ今朝も息巻き、チェーンソウを持ち出して、枝の伐採じゃ! |
|||
14日 (土) |
晴 | EW (1:27) |
扇山1 6956歩、4869m, 228kcal ビア3度目の仕込み、梅ジュース瓶詰 箸置花器凍てついて皹が入り10個壊す 8667歩、6066m, 284Kcal |
そりゃ悩んだ!しかし朝トレを押さえて鬱になってはこれまた悲惨。そこでアキレス腱に負担を掛けずにゆっくりだぜ、と自らに言い聞かせ、念押しをして、未明の扇山に向かう。森の中は未だ雪がどっさり残っていて、一歩毎に踏みしめる雪の感触が実に心地よく、嬉しくて歩けることの贅沢さに酔い痴れる。あー世にはこんな贅沢があったんだ!と恰も長い間牢獄にでも閉じ込められていた囚人のような感慨に耽る。たった2日間、朝トレを停止しただけで、この調子なのだから、数か月、数年の停止が続いたら、いったいどうなることやら!考えるだに恐ろしい。 あれ程細やかな注意を払い、アキレス腱を庇って下山していたが、直径1cmにも満たない小枝が足に絡み、思わず左脚を強く踏み出してしまった。途端に激痛がアキレス腱から脳に突っ走る。またまたやってしまった!決して左脚に体重を掛けてはいけないと解っている。が、小枝が絡んだ瞬間に転倒を避けるため、反射的に体重を支えようと踏み出す左脚を止める術は無い。登山道も無い原野のルートを登下降するのだから、小枝に脚を取られるのは想定内で、そんなことぐらいでは滅多に転倒などしないが、転倒を防ぐ反射神経まではコントロールできない。うーん、0からやり直しか? |
|||
13日(金) |
晴 | Rd (0:29) |
里までゴミ出し0 3230歩、2261m, 110kcal マルチ、箸置花器10個作陶 5008歩、3505m, 172Kcal |
昨日はアキレス腱の痛みに妥協して、轆轤室と書斎の往復で安静第一に過ごした。そうなると運動不足で精神が腐敗臭を発し始め頗る不快。今朝は朝トレの誘惑に負けて、例えアキレス腱がどんなに痛もうが山に行こうと決意したが、ふと最後の一線で理性らしきものが囁いた。「まーまー3か月もかけてやっと、ここまで回復させたのに、再び歩けなくなる痛みに襲われるのは厭だろう。せめてゴミ出しくらいにしてアキレス腱を労りなさいよ」 そこでサンノゼの広江さんが態々、陽介君に持たせて山荘に届けてくれた、アキレス腱の痛みに効くというサプリメントOsteo Bi-Flexを飲んでみることにした。1日2錠で85日分170錠の大瓶入り。この1錠が実に大きくて飲み難い。あんまり大きいので計ってみたら、何と長さが23ミリ、幅9ミリ、厚さが7ミリもあるのだ。とても飲み切れないので、湯に入れて溶かして飲むことにした。米人は錠剤を飲み易くしようなんて発想は持たないのだろうか?そう云えば温水洗浄器の着いたトイレなんぞ米国にはないとか。今や温水洗浄器着きトイレは世界の彼方此方で見かけるが、米国には何故ない? |
|||
12日 (木) |
晴 | 葡萄畑 (0:28) |
マルチ 1873歩、1311m, 60kcal 作陶 2919歩、2043m, 94Kcal |
轆轤2日目、突如、轆轤のコツを会得したかのように陽介君が、次々と作品を作り始めた。昨日のカップに続いて、中形の碗を3個、中皿1枚が3時間ほどで誕生。そのまま2時間乾燥させ、その間葡萄畑でマルチ作業をして再び作陶。高台削りの第二段階。粘土マットを作り作品を乗せてカンナで削るのだが、これが中々デリケートで時間を食う。結局4時過ぎまで頑張ったが、中皿1枚の仕上げだけでタイムアウト。他の作品は潰して土に戻す。 村上シェフの用意したのはオイルフォンジュ。久々のオイルフォンジュに舌鼓。今後もフォンジュの宴を催そう。 |
|||
11日(水) -4.8℃ |
晴 | EW (1:27) |
7898歩、5528m, 141kcal M出迎え作陶、葡萄畑マルチ 12794歩、8955m, 308Kcal |
伐採成功の余韻を引きずって、高揚した気分で午後の作陶。4時間ほど轆轤回しに励む。最後まで粘って陽介君は小さなカップらしきものを捻り出し、冨美代さんは末広のコップを作陶。土が冷たくて手が赤くなり痒いとしきりに冨美代さんは嘆く。だが轆轤室は燦々と差し込む太陽が暖め、汗が出るくらい。点けておいたストーブも消してしまった程暖かい。一歩外に出ると寒いの何の、本日の最高気温は3℃とか。 夜は陽介君初めてのカラオケ挑戦!0点を2回出した後、いきなり92点の最高得点を出し、皆びっくり!もしかして隠れたる才能!何を歌ったか?未だかつて山荘で誰も歌ったことのない「桃太郎さん」。参ったぜ! |
|||
10日 (火) -8.2℃ (6:05) |
晴 | 陶房 (1:31) |
赤松伐採 1980歩、1386m, 64kcal 赤松伐採、F出迎え、作陶 、陽介初カラオケ 7200歩、5040m,242 Kcal |
昨夜陽介君来る。朝一で赤松伐採。初めての伐採体験で、チェーンを噛ませてしまい陽介君、悪戦苦闘。圧迫されている切り口の反対側に、手鋸で伐り込みを入れ、鉄槌で叩いたがビクともせず。どうにか再度の手鋸伐り込みで、チェーンを抜いたものの、他の大木に阻まれ倒壊せず。さあ、どうする? 立ったままの赤松に新たな切りこみを入れることにし、切断を開始したが、最初と同じく切断したが倒壊せず。圧迫されている切断面を楔型に切り取ったら、倒れるのではと陽介案。そこで大きな楔を切り取るべくチェーンソウで伐り込む。しかしそのまま伐り込むと、急激に倒壊し危険極まりない。そこで陽介選手に交代。根気よく細かく刻みを入れ、小さな楔を幾つも伐り出す陽介。実に気の長い作業で、何時はてるとも知れず。結果としてこの作戦が成功し、何とか陶房を避けて、目出度く倒壊。観客の冨美代さんも交えて、3人で万歳を叫んだのは言うまでもない。 |
|||
9日(月) -7.5℃ (6:22) |
晴 | 福生里 (1:14) |
穴堀4、マルチ石油注油、福生里雪掻き 3802歩、2661m, 129kcal 陶房修理、陽介来る20時58分着 7606歩、5324m, 252Kcal |
昨日ビアの瓶詰をやっていたら、牡丹雪が急激に降ってきて1時間ほどで辺りは真っ白。陽介君からのメールで、9日(今日)に日本に行くので、成田から山荘に直行するとのこと。こりゃ大変、現在ですら冬駐車場まで登るのが難しいのに、新たにこの雪では、とても迎えに何ぞ行けない。新品のスタッドレスなので降りることは出来るが、FFでは重心が後輪に掛かり、登れない。せめてせっせと雪掻きをして、今日の太陽熱が少しでも残りの雪を解かしてくれることを期待するしかない。そこで昨日まず冬の駐車場の雪掻き、続いて今朝は福生里の冬駐車場入口の急坂路の雪掻き。昨日の重労働でスコップを振るった右腕が、かなりの筋肉痛。更に今朝の重労働で腕だけでなく、腰にも痛みが広がり、アキレス腱の痛みと共に3か所で華々しく冬花火が飛び散る。現在、河口湖では週末ごとに冬花火が打ち上げられているが、態々河口湖まで観に行かなくても、我が肉体そのものが打ち上げ花火の会場になっているんだから、こんな嬉しいことは無いぜ!なんぞと、相も変らず仙人は莫迦なことばかり云っているのである。 | |||
8日(日) |
曇雪 | 葡萄畑 (0:51) |
穴堀2マルチ 1672歩、1170m, 53kcal ビア瓶詰め,冬駐車場雪掻き 4427歩、3098m, 148Kcal |
しかし驚いた。論壇で健筆を揮っている池澤夏樹が、先日朝日紙上で、名前だけの父親(福永武彦)のフィールドであったフランス語と小説だけはやるまいと思っていた、と云う様なことを書いていた。まー論文は結構視点がしっかりしていて説得力もあり、きっと小説なんぞ書いたら、さぞ面白いものを書くだろうと期待していた。。「アトミック・ボックス」は昨年発刊された最新作であり、「スティル・ライフ」、「マシアス・ギリの失脚」を書いていたころより、遥かに稠密で奥深い作品に仕上がっているに違いないと、愉しみにしていた。が、見事に期待は裏切られた。福島原発、広島原爆による体内被曝、チェルノブイリ原発、北朝鮮の核開発等を、国内での原爆計画に絡ませ、更に話を面白くするため国家権力に追われ、逃亡する若い女性の冒険を仕込んではいるが、全く面白くない。小説としての稚拙さが、やたらと鼻につき正視に耐えない。まールメートルを読んだ後なので、一層そのお粗末さが目立つのだろうが、それにしても酷い。これがほんとにあの池澤夏樹の作品なのか?川村元気の「億男」、池澤夏樹の「イラクの小さな橋を渡って」を読み始めたが、「億男」は今年の本屋大賞の有力候補とかで、読んでみたがペラペラで問題外、「イラク・・・」は、イスラム国がモスルを占領する13年前の、サダム・フセインの支配するイラクでの旅の記録。本橋成一の写真と共に当時のイラクと戦争が語られる。これは池澤夏樹の本領発揮で、写真に被せられた「この子たちをアメリカの爆弾が殺す理由は何もない」のメッセージが、この本の総てを語る。 | |||
7日(土) |
晴 | 葡萄畑 (0:49) |
穴堀1マルチ 2126歩、1488m, 71kcal 陶芸皹割れ補修、 新品スタッドレス交換(昨日) 脱輪でJAFを呼ぶ(昨日) 4904歩、3432m, 161Kcal |
昨日、冬駐車場にバックで車を入れようと、雪道でハンドルきった瞬間脱輪。新品のスタッドレスに替えたばかりで、今度こそ雪道にしっかり食い込むと過信したのが、裏目に出たのかな?ほんの僅かなので、脱輪タイアに板をあてがうとか、2,3人で持ち上げれば何とかなりそうなんだが・・・。一人ではどうしようもないのでJAFを呼ぶ。初めてなのでどのくらい費用が掛かるのか聞いてみたら、無料とのことで驚いた。1時間ほどで来てくれたが、山荘の場所が解らず、山荘周辺農道を30分近くグルグル回って、やっと到着。しかし現場を観るや「ちょっとキーを貸してください」と云って、ハンドルを左にきり、脱輪したタイアを道路縁石に接触させ、そのままアクセルを吹かして一気にバックし、あっという間に解決。悔しいの何の!そんなことにも気づかず、JAFを呼ぶなんて恥ずかしい!しかしいい勉強になった。 | |||
第2、3週 | |||||||
3日(火) -6.7℃ |
晴 | Ru (1:16) |
氷の撮影 7460歩、5222m, 186kcal 陶芸活動、夕WE42分 9901歩、6930m, 267Kcal |
左アキレス腱が痛くて堪らんので今朝の朝トレは氷の撮影。ー6.7℃で昨朝ほど冷えてはいないので、氷の発達はイマイチ。昨日は午前中から5つの碗の高台削り。ちょっと乾燥が進み過ぎで、削り難い。1つ底に穴を開けてしまい、他も重くて気に喰わぬが、薄くすると壊れやすいので厚いままの仕上げ。、気に喰わないが、目白で使う予定の日用品なので頑丈第一。作陶より時間がかかり気が付いたら15:30なので、急いで片づけ夕散歩。扇山の森に長々と夕日が差し込み、心を抉られるような美しさ。歩けることの悦びを噛み締めつつ夕日に包まれる頂に立つ。さてこれで痛みは益々酷くなること間違いなし。 | |||
2日(月) -8.1℃ (5:59) |
晴 | 葡萄畑 夕MW (0:46) |
穴掘り、マルチ 3533歩、2473m, 120kcal 陶芸活動高台削り 14234 歩、9964m, 433Kcal |
「地獄のような極楽」と云っては、地獄の品位を傷つけてしまうから遠慮しておく。しかしー8℃の凍てついてかちんかちんのコンクリートのような畑で、鉄のスコップを握って穴を掘っていると、地獄と呼びたくなるような状況。金属スコップは手袋を通してー8℃をストレートに伝え、冷たさを超えて痛みをもたらす。鼻水が滴り、拭うのも面倒なので放っておくと ありゃ!長く糸を引いた鼻水の先端が凍り始めたでは!掘った穴に有機肥料である鶏糞を入れて土と良くかき混ぜるのだが、なんせ土が凍てついてコンクリートになっているので、粉末状の鶏糞はコンクリート化した石のような土に絡むだけで、混じってはくれない。何度も何度もスコップを振るう。このシベリアの強制労働のような状況を地獄と比べてみたくなる気持ち、解るよね! 処が、これが実は極楽なんだ!この夜明け前の時間、葡萄棚に吊るしたFMからは「古楽の愉しみ」が、バロックを奏でている。冷たさで痛む手指、凍り付く鼻水、コンクリートのように固い土との闘いを、この音色が地獄から極楽へと変えてしまうのだ。嘘だって!ほんとなんだ!凍てつく指も、凍る鼻水も、凍結した土も得難い素晴らしい試練であると、すんなりと納得して、そんな地獄のような阿呆なことしてる自分が可笑しくて、思わずニンマリ笑ってしまう。うんうん、「地獄のような極楽」とは正にこのことじゃわい、なんぞと独り言ちるのである。 さてその後、畑作業を終えて土で汚れた洗濯物を洗って干そうと奥庭に出て、ステンレスの物干し竿に洗濯物を干そうとした瞬間である。あれれ!シャツもズボンも竿を通らないのだ。腕に通した濡れた洗濯物が、竿に通した瞬間的に凍り付いて動かなくなってしまったのだ。焦ったぜ!バリバリに凍てついたシャツやズボンを竿から剥がしながら、どうにか干し終えたものの、どの洗濯物も凍てついて、バリバリでまるでガラス。太陽が出て暖めてくれるまではとても、乾きそうもない。直ぐお隣の野辺山では今朝、−24.4℃の最低気温を記録したとか。それに比べれば、まー山荘は天国じゃ! |
|||
1日(日) |
晴 | 葡萄畑 夕WE (0:42) |
穴掘り、マルチ 2235歩、1564m, 75kcal 陶芸活動作陶、夕WE42分 新春カラオケ歌はじめ 14233歩、9963m, 432Kcal |
「死のドレスを花婿に」の最後、ソフィーの父親オーヴェルネの「患者病歴」には参った。すっかり填められてしまった。確かにその後に書かれた「その女アレックス」に比べれば物足りなさが残るが、その辺のミステリー作家が束になっても、とても太刀打ちできぬ作品ではある。訳者の吉田恒雄はこう述べてる。「今まで蓄積した経験と知識をこね回しただけで、こんな小説が生まれるのだろうか」。うーん、その通り唯々呻るのみ。少なくとも作者ルメートルが、とんでもない絶望を体験しているか、至近距離で接しなければ、あれ程の絶望を演出することは出来ない。そしてその絶望との正しく絶望的な闘い、その果ての勝利に果たしたソフィーの父親オーヴェルネの「患者病歴」。実に参ったね! しかしこの作家の作品はデヴュー作の「丁寧な仕事」も邦訳されていないし、次回作もどうなるか不明。まーこの手の緻密な作品はおいそれとは書けないので、早くても次回作に逢えるのは、5,6年先か?残念だな。 |
|||
総活動距離:82km563m 2月累計 177km855m | 7日計7回(+畑日) 累計16回 |
2015年1月
月日 | 天気 | 活動場 | 活動記録 | 一言 メモ | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
26日 (月) -8.4℃ (6:41) |
晴 | 朝無し | 筋トレ、ストレッチのみ 1341歩、938m, 45kcal 5116歩、3581m, 172Kcal |
スタイルとしては「その女アレックス」と同じで、ソフィーは不可解な殺人を絶望的に重ねていく。何故ソフィーは殺人を犯さねばならなかったかが、徐々に明らかになっていく。しかし「その女アレックス」の前に書かれた「死のドレスを花婿に」は、未だルメートルの才能が充分に発揮されておらず、緻密な面白さに欠ける。「アトミック・ボックス」は福島原発、被爆者、原爆をキーワードに書かれていて、読みやすいが物足りない。新聞紙上の読みなれた池澤夏樹との違和感があり、これが福永武彦の息子の書く小説か?とちょっと戸惑う。人間描写が浅すぎるのである。 | |||
25日 (日) |
晴 | 朝無し 目白の朝トレ も出来ない程 左アキレス腱 の痛み酷し アーメン! |
筋トレ、ストレッチのみ(測定せずで0Kcal) 40歩、28m, 0kcal ビア瓶詰(4時間近くかかった) 2082歩、1457m, 69Kcal |
やっとルメートルの「死のドレスを花婿に」が入ったけど、取りに行けず、無理してお願いし2日も取り置き延長。さて今日こそはと、先ほど食材を買い出しし、図書館へ向かったのだが、途中道路工事をしていたのを思い出し
進路変更。変更後、次なる関門である山荘雪道をどう上がるかに気を取られ、すっかり図書館が頭から消えてしまい山荘へ直行。結局、バリバリに凍てついた山荘道は登れず、冬駐車場へ向かい、えっちらおっちら荷物を持ち歩いて山荘へ。
山荘に着いてザックから、今読んでいる池澤夏樹の「アトミック・ボックス」を取り出した途端、図書館を思い出した。
わざわざ雪道を覚悟で、敢て山荘に来たのは「死のドレスを花婿に」を受け取る為だったのに、その第一目的を忘れるとは!再度街まで下り、図書館へ行かねばならぬが、この大惚けの罰としてカチカチに凍てついた急坂をバイクで下ることに決定。実に恐ろしいことになった。バイクが全く何の抵抗もなく、恰もスケート靴を履いているが如く滑り出し、あっという間に落下。しかし坊やは泣きそうになりながらも、バイクを立て直し、図書館へ向かったのだ。
で今、何とか「ハケンアニメ」と「死のドレスを花婿に」を手に入れ山荘に戻ったところ。(昨日)
で、早速読み始めたがルメートルの絶望の描写には、圧倒されるな!さてこの全く救いの無い絶望からソフィー・デュゲは、如何にして脱出するのか?今夜も眠れそうにないな。 |
|||
第4週 | |||||||
20日 (火) |
晴 | 葡萄畑 朝無し |
鹿威し新規作成、穴掘 2538歩、1776m, 85kcal 4475 歩、3132m, 147Kcal |
斜めに倒れた巨木の切断は、危険極まりない。上から伐り込みを入れると、落ちようとする巨木に刃が挟まれ、危険なチェーンソウをを逆にして下から伐り込むと、落下に巻き込まれ、チェーンソウ諸共下敷きになってしまう。先ずザイルで巨木を固定し、下から僅かな伐り込みを入れ、次に上から伐り込む。刃が挟まれぬよう最後は手引き鋸で、少しづつ伐り進み落下直前に鋸を引き、切り離しは固定ザイルに力を加え揺すって落とす。こう記すと如何にも簡単そうだが、極めてデリケートで難しい。何しろ相手は数百kgはある大物、一瞬で大惨事を引き起こす。で、やってしまったのだ。手引き鋸で最後の伐り込みを入れている最中に、突然落下。幸い固定ザイルが落下を途中で食い止めてくれたが、それでも左太腿は崖と巨木に挟まれ動けず。焦ったぜ!しかし困難な2本の伐採が終わったので、残りは陶房直撃を避けられそうな4本のみ。プレッシャーはぐーんと減る。雪に閉ざされる前に何とか、けりをつけたいもんだ。 大仕事を片づけて気分良いので、序に気になっていた鹿威しを土台のブロック、竹本体共に新規作成。しかしこれもブロック固定の穴位置が合わず、何回もやり直し、ブロックは穴だらけで無様。強度の低下は止むを得ないので早晩、造り変えねばならなくなりそう。 |
|||
19日 (月) |
曇晴 | 葡萄畑 朝無し |
2本目の伐採に目途、穴掘0 1436歩、1005m, 46cal 2本目処理、左太腿を巨木に挟まれる 5871歩、4109m, 197Kcal |
確かに数年間は新築陶房が使えるのだから、倒壊の恐れのある赤松が枯れるまで待つべき。だがその数年後には最早枯れた巨木を処理する体力は残されていない。従ってやるなら今しかないと2本目の赤松伐採に挑む。1本目と異なる新たな難題に直面。昨夕は時間切れで、伐採したが倒れない巨木に為すすべもなく、ザイルを掛けたまま放置。一晩熟慮し朝一番で伐採開始。何とか後ろの陶房倉庫への落下は食い止め斜めに倒すことに成功。だが斜めに倒れている巨木は、切れ目を入れると木の重さでチェーンソウを噛んでしまうので伐れず、再び放置。このままにして目白に帰る訳にはいかない。さてここで追い込まれてはいかん!この窮地をもっと高い位置から眺めて、愉しまねば。 | |||
18日 (日) |
晴 −6.5 |
朝無し | 筋トレ、ストレッチのみ、穴掘5 658歩、460m, 22kcal 困難な2本目の伐採で行き詰まり 4805 歩、3363m, 159Kcal |
45mザイルを2本セットし、再び27mもある松の大木を見上げる。重さは数百kg、いや1トンを超えているかも。ザイルで固定しても倒れる方向を操ることは不可能。倒れる衝撃を和らげることぐらいしか出来ない。陶房の屋根の上に、大きく張り出した枝は、2棟を直撃する位置にあり、どう工夫して伐っても陶房の破壊は免れない。このまま放っておけば未だ数年は枯れずにいて、陶房に襲い掛かることはないだろう。従って伐らずにおけば、陶房は安泰なのだ。しかし自然倒木となって陶房を襲う場合は、おそらく2棟共に修理不可能なまでに破壊してしまう。やはり、今伐採すべき! 再度見上げ決意を新たにする。新築して未だ1年も経っていないのに、何とも勿体無い。が、この松の巨木の倒壊を予測せずに建てた己の無知蒙昧に責任を取らねば!直径40cmの幹の倒れる方向にチェーンソウを食い込ませる。反対側から本格的な深い伐り込みを入れる。実に恐ろしい呻吟を発し、巨木が傾ぐ。2か所4本のザイルで固定されているにも拘らず、まるで何も無いかのようにザイルを無視して、陶房の屋根に襲い掛かる。山側に建つ陶房倉庫の屋根をぐにゃりと曲げ、陶房の作陶棟の屋根を拉げたものの、陶房倒壊は免れ伐採はほぼ成功!奇跡が起こったとしか言いようがない。思わず≪やったぜ!≫と叫んでしまった。その後の幹や太い枝の切断処理が大変であった。が、何の関わりも無い阪神大震災の日に敢て、この難しい伐採の決断を為したことに、何故か納得。、 |
|||
17日 (土) 阪神大震災から20年 死者6434人 |
晴 雲多 |
朝無し | 東森の桜樹伐採、穴掘4 2162歩、1513m, 74kcal 陶房森の伐採 4615 歩、3230m, 159Kcal |
左アキレス腱の痛みが酷くて、今朝は朝トレ中止。無理なトレーニングをせず、湿布やトレーニング後のアイシングも欠かさず、左アキレス腱のご機嫌伺いに終始していたが、遂に駄目か!歩けるだけでも感謝、感謝である。そう思って、もっともっと左アキレス腱を大切にしてあげようとの気持ちが、無いわけではない。しかし勿論大切にしようと云うのは、もっと過酷な試練に耐えられるよう、鍛える為でもある。昨年の穂高ジャンダルムでの左アキレス腱の過酷な試練を、終わりにしてはいけない。なーんちゃって今年も仙人は莫迦丸出し。 |
|||
16日 (金) |
晴 | EW (2:14) 昨日の雪で 真っ白 |
新オイルステン塗り、濃すぎて駄目、穴掘2 6294歩、4405m, 165Kcal ビア仕込み、夕散歩で郵便局へ(橋野) 11172 歩、7820m, 208cal |
昨日は午後から雪が激しくなり、山荘への急坂が登れるか懼れつつ山荘へ急ぐ。トランクに入れた80リットルの石油と10リットルのガソリン、段ボール2箱の食料等を積んだままでは、すり減ったスタッドレスの出番はない。まーしかし、登れないとなると、それらの荷を総て、冬駐車場から担いで山荘まで運び上げなければならない。激しい降雪の中、街の軟な防寒着だけで何回も往復となると、濡鼠も覚悟せねば。 先ずはトライ!とばかり雪の急坂に突っ込んでみたが、タイアは空転し、やがてゴムの焦げる臭いが充満し、前進不能。下車し降り積もった雪を靴でかいて、再度アクセル全開。左右に振られ、倒木に乗り上げ、前進、後退を繰り返し30分かけて、どうにか2か所の急坂をクリア。やったー!おかげで今朝は、眩い太陽のもと、新雪の森の散策を愉しめた。 |
|||
第3週 | |||||||
12日 (月) |
晴 -5.2 |
ZZ (2:34) |
初窯出し 8352歩、5846m, 281Kcal 転倒し壊れたバイクの籠修理、棚板釉剥がし 11919歩、8343m, 401Kcal |
1250℃の窯内の写真を撮ろうと、窯の蓋を開けたら買ったばかりの暖パンとオレンジのベストが、熱風で融けてしまいあわや大惨事寸前!結局気に入った写真は撮れず。今朝50度まで下がったので、窯を開けてみたら、大皿は自重に耐えきれず、へたってしまい、更に割れ惨憺たる有様。まー、これは前々回の失敗作品の焼き直しだから、諦めもつくが、7作目の大皿は失敗は許されない。3段目の最下層なので、どうなっているか観えない。馬淵、村上作品は割れてしまい、冨美代、中川の作品は上手く焼けている。ドキドキしながら棚板を持ち上げると、今までにない繊細で柔らかなイメージの大皿出現!火口に近い側がやや下がってしまっているが、予想外の焼成に安堵。 氷花を撮っての帰途、バイクが森の蔦に引っ掛かり転倒。右ハンドルのセルスイッチが壊れ、荷籠が折れ右脛を強打。昨日の窯の火で衣服を溶かし、あわや大やけどかと酷い失敗をしたばかりで、再びバイク転倒とは、もう完全に焼きが回ったとしか、言いようがないぜ。 |
|||
11日 (日) |
晴 -2.5 |
WW (2:16) |
初窯入れ 6934歩、4223m, 148Kcal 林檎畑東森桜伐採、葡萄畑穴掘り 14956 歩、10km469m, 269Kcal |
焦った!火が着かないので油糧ダイアルを回したら、送風機の送風管の下から石油がボタボタ。目の前が真っ暗になったが、今日は日曜なので業者に連絡しても早急な修理は出来ないと、何とか自分で解決しようと試行錯誤開始。何度か点火、消火操作を繰り返し着火に成功。石油漏れは、バーナー燃料皿の未着火石油が溢れ出したと推測。未だ暗い6時20分から試行錯誤を繰り返し、8時どうにか着火。現在2時間半経過し、750℃で焼成曲線とピッタリ。問題は初回焼成で温度が上がらず失敗した大皿を、無理して再度の焼成を試みていること。温度センサーに皿が触れてしまうので、斜めにしていることと、割れた部分を釉薬で接着しようと小細工をし、割れ目に釉薬を多めに流していることが、とんでもない害をもたらし、他の作品まで駄目にしてしまうのでは?うーん、緊張するな! | |||
10日 (土) |
晴 -3.2 |
EW (1:16) |
水源森手入れ 7129歩、4990m, 181Kcal 釉薬掛、葡萄畑柵際穴掘り 12861歩、9002m, 374Kcal |
米澤穂信の6つの短編からなる「満願」、「期待の若手が放つミシテリーの至芸」なんぞと云う帯文に魅かれて読んでみたが、レベルが低くてガックリ!「折れた竜骨」で日本推理作家協会賞を受賞しているので読んでみようと思っていたがやめた。勿論、書くとなると凡人には、その程度のレベルの低いもんでも中々書けないもんだ。現在37歳なので、凡人を超えて、今後レベツアップは期待出来なくはない。 | |||
第2週 | |||||||
5日(月) | 晴 |
Rd (0:43) |
返信賀状投函朝トレ 5058歩、3540m, 51Kcal 8085 歩、5659m, 155Kcal |
馬淵、村上には轆轤作陶させておいて、初窯の準備と釉薬掛け。昨日と比べると随分暖かく、外で釉薬掛けしていても寒くない。3時半からチェーンソウを持って、扇山頂の伐採に向かう。大きな幹を10本程伐ったが、アルプスや富士が観えるまでには、未だ数十本は伐らねばならず、ちょっとビビッてしまう。相変わらずずぼらで何のメニューも用意してない馬淵に、焼きそばを作らせ、村上シェフが正月料理を並べ山荘ビアとワインで、陶芸初めの乾杯!、 | |||
4日(日) | 晴 −5.1 ℃ |
WW (0:58) |
6119歩、4283m, 152Kcal 陶芸仕事始め、扇山頂伐採開始 14204 歩、9942m, 367Kcal |
2度、3度チェーンソウのチェーンが切り口に食い込み、解体したり、楔を打ち込んだり、手鋸で切断を試みたり悪戦苦闘した結果、ピンチから脱出。で、早速解体したチェーンソウを組み立てようと、急斜面、不安定な雪面で作業開始した途端、チェーンのガードを固定する最も大切な螺子が、指先からするり。室内や作業場なら何ということは無いが、下は雪と枯葉、小枝に覆われ、螺子を探すことは至難。もう泣きそうになって必死で探す。この螺子を発注したら、恐らく1か月以上かかり、其のころは山荘は雪に閉ざされ、伐採は難しいのだ。 しかし仙人は泣きそうになりながらも、遂に螺子を探し当て、林檎畑の伐採を完遂し、それどころか水源の森まで脚を伸ばし、向日葵畑予定地を伐採したのだ。その夜の何とビアの美味かったこと。充実した気分で歌会始まで実施したぜ! |
|||
3日(土) | 晴 −6.3 ℃ |
Rd (0:41) |
賀状投函兼て朝トレ 5611歩、3927m, 72Kcal 東南床塗り、林檎畑伐採完了、水源森伐採 11064 歩、7744m, 263cal |
「その女アレックス」の中核は何故6人の殺人に硫酸を使ったかにある。美人が誘拐され、少女と呼ばれる檻に閉じ込められ・・・なんて云うのに読者はすっかり騙されてしまうが、その美人が檻から自力で脱出し、次々と殺人を犯していき、筋書きが読めなくなってきて、初めてこりゃ今までの推理小説とは違うぞと気づく。アレックスを追う小男の警部カミーユ、部下の富裕な着道楽ルイ、倹約家のアルマンのコンビが面白い。2006年デビュー作の「丁寧な仕事」、2012年「犠牲」も是非読まなくては!てな訳で昨夜は読み終わってからも暫く余韻に浸って、眠れなかった。「最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ」との宣伝文も強ち誇大ではないかな! | |||
2日(金) | 晴 −7.3 ℃ |
ZZ (1:51) |
10913歩、7639m, 377Kcal 賀状返事作成 11024歩、7716m, 380Kcal |
朝ー7℃で辺りはすっかり雪景色。耳当て帽子を被らずに朝トレに出たら、耳がチンチンと痛くて、まるで冬山じゃ!森に咲く霜柱が見頃なのだが、雪が降ってしまっては最早画像には出来ない。今年は諦めるしかないか!山荘仕事が山積してるが、今日は最優先して、賀状の返事を書かねば。 | |||
1日(木) | 晴雪 −7.6 ℃(22:30) |
三つ峠 (2:35) |
山荘発6:55→登山口7:55、発8:10→中川碑、毛無山を経て御巣鷹山10:10、発10:30→登山口11;30、発11:50→山荘着12:40 13893歩、9725m, 430Kcal |
寒気襲来で雪を大量に孕んだ雲が、南アルプスの頭上を覆い、雪山が薄いヴェールに包まれて幻想的。ゆっくり雪と氷の登山道を登り始めると、森の奥から元旦の太陽が光を投げかけ、雪面が柔らかな光に染まる。毛無山で撮影し中川碑を訪ね、御巣鷹山へ。この頃から雲の量が増え、富士山頂も観えなくなりつつあり、風花、霰が舞い始める。山荘に着くと雪は激しくなり、1時間ほどで辺りは雪景色。グングン気温が下がり、夜にはー7.6℃。 山荘に着いてから、新潟の名酒・節五郎で新年の祝い。菊水酒造の創業者・高澤節五郎の名を取った大吟醸で、昨年26年の「全国新酒鑑評会」出品用に仕込んだ酒だとか。美味くて1本空けて、酔っぱらってしまった。 |
|||
総活動距離:95km292m 1月累計 | 9日計回(+畑2日) 累計9回 |
Index Next
2014年の記録へ、2013年の記録へ 2012年の記録へ、2011年以前の記録へ