フィジー・ダイビング

珊瑚海・生命への旅

            珊瑚海・・・・・・・もう1つのヒマラヤ

其の17




Fiji

Mamanuca Islands
Beach Comber Is
   
撮影日:2007年12月  場所:ママヌサ諸島    
  

26 フィジー(フィジー諸島共和国)


《A》 小さな島へ
《B》 フィジーの鳥
《C》 南太平洋の舞姫
《D》 
消えたラピタ人
撮影・編集:坂原忠清

                                   

相対評価・・・《》最高、《》良い、《》並、《》やや悪い、《》悪い
珊瑚の成育 透明度 魚影 静けさ(ダイバー数) 周辺環境(汚染等)

総合評価・・・《2+



少年時代の夢を追ってフィジーへ。
美しい珊瑚礁とマングローブの森に囲まれた生命力溢れる島々・フィジー。
大航海時代にヨーロッパの探検家達を魅了し
《南太平洋の十字路》と呼ばれたフィジーは少年にとって
燦然と煌く天空の星々そのものであった。

真夏にあたる12月から3月にかけてはサイクロンに襲われる雨季であるが
ママヌザ諸島はビチレブ島の山岳が貿易風を遮り
比較的安定した天候であるとのこと。
実際天候には恵まれたが、予期せぬ敵に遭遇し連日連夜悪戦苦闘の日々が続いたのである。



《A》 小さな島へ

ママヌザ諸島

コスタリカのココ島に
較べたら
なんと楽チンなアクセス。

飛行機と船を乗り継ぎ
日本を出てから
5日目にしてやっとココ島着。

だがフィジーでは
夕刻東京を出て
翌日の昼には海の中。

飛行機も空いていて
寝台席を作っての
リラックス飛行で疲労無し。

目覚めたらフィジー。
着陸数分前
珊瑚海に浮かぶロマニの
マスキット湾が
眼下に迫る。



ハーモニーの島

入国手続きも
通関もせぬ
降りたばかりの通路で
出迎えてくれたのは
『ブラ!』の歓声と
歌とギターの洗礼。

飛行場だけかと
思っていたら波止場でも
勿論ホテルでも
ブラと音楽のシャワー。

でも何故か
ギターを抱えて歌うのは
いつも男達。

そうそうブラとは挨拶の
「こんにちは!」



ビーチコマー島

ダイビングは勿論
パラセイリング、水上スキー
ウィンドサーフィン、カヌーと
マリンスポーツは
何でもOK。

小さな島のリゾート施設は
熱帯樹の緑にうまく
カモフラージュされ
一周を白砂の浜で
囲まれ海も美しい。

ビチレブ本島の
波止場からフェリーで
30分と近く
砂浜には沢山の美女が
半裸で日光浴。

一見、素晴らしい楽園に
見えたのだが・・・



フィジアンバンド

島1つにリゾート1つ。
他のレストラン無し
なので3食付。
ティータイムや食事タイムが
決められていて
昼も夜もバンドが
生演奏をサービスしている。

時にはキッチンから
調理してる女性が現れ
バンドに混じって
歌ったり。

サービスと言うより
歌うのが好きで
勝手に歌っているという
感じである。

25日直前なので
クリスマスソングが多い。



バックパッカー

ママヌザ諸島の
多くのリゾートの中でも
この島は人気bP。

シドニーやウェリントンの
大都会から
多くの若者がパックを
背負って気軽に
やって来るのである。

ドミトリーと呼ばれる
2段ベッドの大きな相部屋が
安くて人気があり
大学生だけでなく高校生も
利用している。

連日バンドの他に
各種ショウが催され
若者を惹き付けている。



蚤と美女

個室にはロッジと
小さな戸建のブレがある。
ブレは高いので
ロッジに泊まったが・・

その夜から
全く予期せぬ苛烈な
闘いが始ったのである。

蚤、虱、南京虫、ダニ
いずれかは知らぬが
全身に猛攻撃を受け
全く眠れず。

フロントに言って
殺虫剤を撒いたが
全く効き目無し。

リンボーダンスの美女も
「Many Many fleas!」と
怒っていた。
若者だけでなく蚤にも
絶大な人気があるのだ。



1週10分の島

シーツに殺虫剤を
かけても効き目がない。
下着にも噴きつけ
最後は肌に直接噴霧。

それでも食われ
掻き毟った跡が
腫れて来る頃にやっと
夜が明ける。

夜明けを待って
裸で浜辺に出てジョック。
寝不足でフラフラ。

この朝トレーニングは
寝不足で
いつもの10倍もの
負荷がかかり
苦しいのなんの。
なんちゅう島じゃ!


《B》 フィジーの鳥へ







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