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パラオで一番高い建物と云われる パレイシアはコロール島の 中央に位置する。 従って海に面していないのでタウン・ビューである。 と思っていたら窓から海も島も良く見えるでは。 ・ 島が小さいので最上階の部屋は オーシャン・ビューなのだ。 部屋も広いし ロビー横にレイアウトされた巨大オウム貝の オブジェも意表を突いて面白いし 気に行ったぜ! |
宿:パレイシア・ホテル 帛琉大飯店 民宿に毛の生えたような宿が あちこちに散在するパラオ中心街に在って 一際目立つ本格的ホテル・帛琉(パラオ)大飯店。 ・ 前回は民宿擬のウエスト・プラザホテルに 泊ったがどうも居心地が悪い。 そこで今回は魚介やステーキが手に入る スーパー・WCTC近くのパレイシア(帛琉大飯店)を コンドミニアムに仕立て腰を据える。 |
池に浮かぶ双胴ヨット |
シャコ貝やマングローブ蟹は 地元産だから スーパーで売っているが まさか豆腐まで売っているとは! ・ そこで夜は広いドレッシングルームを キッチンに変えて シーフードやステーキを調理。 朝食はバイキングで リゾット、肉まん、春巻き、各種パン 各種の魚肉料理と盛沢山。 ・ それだけにDVショップが用意する 昼の弁当が不味くて 食べられず、3日間昼飯抜き。 一体どうしたらこれ程までに 不味く調理できるのか? |
エレベーターからも見える貝 |
部屋の窓から海が観える |
テラスからの眺望も抜群! |
眼下に広がる静かな海 |
ラサの匂いがする帛琉大飯店 |
贅沢を言ってる訳でなない。 梅干か沢庵一切れ 無ければ塩を振って焼いた魚一切れの 弁当で充分なのだ。 しかしこの弁当、実にけったいな 無国籍の味なのだ。 ・ あれっ!ついラサのヒマラヤホテルと 錯覚してしまうレストラン。 朝食のメニュー、レストランの造り 調度品がヒマラヤホテルと そっくり。 ・ 若しかするとラサと同系列の中国ホテル なのかも知れないな。 ニマ・ツェリンがひょっこり顔出して 「準備完了、さあ ベースキャンプへ行きましょう」 とか声掛けてきそう。 |
レストラン下のプール |
イソクラ(アカネ科) |
島に咲く花々 南国とは云え 北半球に位置するので 2月は一番寒い時期。 それでもハイビスカスやお馴染みの 紅と黄色の鞘花ヘリコニア 赤や黄色のイソクラ等が ちらほらと。 |
ヘリコニア(芭蕉科) |
ハイビスカス (葵科) |
ハイビスカス (葵科) |
イソクラ(アカネ科) |
この車ナンバーが無いけど? |
ほんじゃま、 島を走ってみっか! 1日35jで保険が10j、計45jの 格安レンタカーには ナンバーが無いのか? あれ!何故か後には着いているぞ。 どうなってんの? ジャングルの中の国会議事堂 |
トヨタPLATE、疵だらけじゃな |
どうこの海の色 誰も居ないPPRリゾートのプライベート・ビーチ アラカベサン島 火山島と隆起サンゴ礁による石灰岩島から成るパラオの島々は、広く長いビーチが乏しいと 決め付けていたが、どっこい、こんなに美しいビーチがあるではないか。 海そのものが宝石になってしまったようなこの海の色。 なんか海に吸い込まれて、ひたひたと打ち寄せるエメラルドに染まってしまいそう。 ・ この美しい海が4ヶ月前に観測史上例の無い895hpaの台風に襲われ、高潮となって陸に打ち上げた。 パラオでの死者は無かったものの 隣接するフィリピンでは死者6201人、行方不明1785人、負傷者28626人と多くの死傷者を出したのだ。 パラオではこのアラカベサン島の被害が最も大きかったとか。 パラオ共和国では,2013年11月7日早朝に通過した台風30号による甚大な被害が発生し, 8日,レメンゲサウ大統領により国家非常事態宣言が発出されました。 パラオ政府(11日現在)によれば,被害が大きかった カヤンゲル州では,ほぼすべての住居や公共施設が全壊し, 電気・水道が復旧しておらず,コロールや バベルダオブ島では,がれきで道路が封鎖され, 一部の地域では,医療機関等へのアクセスが困難な状況にあります。 (日本外務省広報より) |
波は小さな石灰岩島を 侵食し、 海に浮かぶ茸を造り出す。 このロックアイランドと 名づけられた景観は 2012年7月に 自然の複合遺産として 世界遺産に登録され ダイバーだけでなく 多様な ツーリストを集めている。 |
ヨットに乗って島巡りもいいな |
586もの島々で 人が住んでいるのは 僅か9島。 その他は殆ど無人島で 入域や上陸が 禁止されている島もあり 自然保護に力を入れている。 ・ このPビーチには 波打ち際によく見られる ゴミの欠片すら 全く見当たらないのだ。 |
え!此処1泊4万円だって! やーめた! 5つ星のPPRリゾート(アラカベサン島) いやいやそんな安い部屋はありませんよ。 一番安いガーデンビューで415j+税21j=436jですから現在のレートで4万6千円、 スイートは1泊1250jに税250jですから16万円程ですかね。 ・ パラオの陸地総面積の70%を占めるバベルダオブ島は、グアム島に次いでミクロネシアでは2番目に大きな島。 しかし行けども行けどもジャングルで、海辺近くでは民家に出くわすものの島の大部分では 建物どころか畑も牧草地も無く、漁港を探すのも難しい。 つまりこの大きな島では島民の生活を支えるような農業、牧畜、漁業は営まれていないのだ。 実際パラオのスパーマーケットで売られている野菜や果物、酪農食品は殆どが輸入品。 ・ 嘗てアンガウル島ではリン鉱石採掘が行われ、2次大戦後も10年間程続き 日本に輸出され肥料が作られ、当時の日本の食糧難を支えたと云う。 今は鉱石採掘も行われず、農業、牧畜、漁業にも本腰を入れて取り組む気配も無い。 美しい海と自然を資本にした観光だけが輝いているが、 これも外資系資本に牛耳られ、1泊4万円もの利益は国外に流れてしまうのであろう。 |
アラカベサン島から 2つの橋を渡って マラカル島の南端に出る。 パラオ海洋水産試験場(PMDC)が あるのだが 同じ島に在るドルフィンズ・Pの 職員に訊いても ホテルの観光案内に訊いても 「はー、何が あるんでしょうかね?」と 頼りにならぬ返事。 |
これに決めた! |
まー行ける所まで行ってみようと 全く人気の無い道に 車を進める。 何だか養殖用のプールが 並んでいて ひっそりしている。 ・ 辺りにはシャコ貝が散乱。 1つを拾って 事務所らしき建物に持っていくと 貝のサイズを測り サービスして協力金込みで9j。 |
シャコ貝の養殖に成功 |
シャコ貝は CITES(絶滅寸前の種に関する国際貿易協定) によって国際的に 取引が禁止されている生物。 ・ しかし此処では養殖しているので 持ち出し可能とか。 税関で没収されないように 証明書を書いてもらってと。 |
持ち出し証明書が必要だって? |
これぞ!古代石造・ストーンフェース 誰にも見向きされなず 完全に捨て置かれたパラオの石像。 こりゃマタキテライ島のモアイ像とは大違い。 ありゃ、これなんぞ浜に捨てられ 泣いてるぜ! |
えっ! イースター島のモアイ像? バベルダオブ島 ジャングルの真っ只中に聳える 国会議事堂のドームを過ぎて少し下ると パラオの石像・ストーンフェースが ある筈なのだが それらしき石像は見当たらない。 ・ 小学校らしき建物があったので先生らしきパラオ人に 訊ねると 「あれだよ!」と路傍の石を指差す。 |
浜に転がるパラオ版モアイ像 |