《C》 Alii! Palau!アリーパラオ
586から成る島々の国へ

 
 Palau Is  撮影日:2014年2月
場所:パラオ諸島  
撮影&編集:坂原忠清
 
 Contents
《A》 追想のイルカ
《B》 パラオまっぷ
《C》 Alii ! Palau!
《D》 イルカとのダイビング
《E》 STAP神託を演ずる竜宮劇場




パラオで一番高い建物と云われる
パレイシアはコロール島の
中央に位置する。
従って海に面していないのでタウン・ビューである。
と思っていたら窓から海も島も良く見えるでは。

島が小さいので最上階の部屋は
オーシャン・ビューなのだ。
部屋も広いし
ロビー横にレイアウトされた巨大オウム貝の
オブジェも意表を突いて面白いし
気に行ったぜ!
宿:パレイシア・ホテル
帛琉大飯店

民宿に毛の生えたような宿が
あちこちに散在するパラオ中心街に在って
一際目立つ本格的ホテル・帛琉(パラオ)大飯店

前回は民宿擬のウエスト・プラザホテルに
泊ったがどうも居心地が悪い。
そこで今回は魚介やステーキが手に入る
スーパー・WCTC近くのパレイシア(帛琉大飯店)を
コンドミニアムに仕立て腰を据える。

 

 
池に浮かぶ胴ヨット
 シャコ貝やマングローブ蟹は
地元産だから
スーパーで売っているが
まさか豆腐まで売っているとは!

そこで夜は広いドレッシングルームを
キッチンに変えて
シーフードやステーキを調理。
朝食はバイキングで
リゾット、肉まん、春巻き、各種パン
各種の魚肉料理と盛沢山。

それだけにDVショップが用意する
昼の弁当が不味くて
食べられず、3日間昼飯抜き。
一体どうしたらこれ程までに
不味く調理できるのか?
 
エレベーターからも見える

部屋の窓からが観える

テラスからの望も抜群!

眼下に広がるかな海
 
ラサのいがする帛琉大飯店

贅沢を言ってる訳でなない。
梅干か沢庵一切れ
無ければ塩を振って焼いた魚一切れの
弁当で充分なのだ。
しかしこの弁当、実にけったいな
無国籍の味なのだ。

あれっ!ついラサのヒマラヤホテルと
錯覚してしまうレストラン。
朝食のメニュー、レストランの造り
調度品がヒマラヤホテルと
そっくり。

若しかするとラサと同系列の中国ホテル
なのかも知れないな。
ニマ・ツェリンがひょっこり顔出して
「準備完了、さあ
ベースキャンプへ行きましょう」
とか声掛けてきそう。 
 
レストランのプール


イソクラ(アカネ科)
島にく花々

南国とは云え
北半球に位置するので
2月は一番寒い時期。
それでもハイビスカスやお馴染みの
紅と黄色の鞘花ヘリコニア
赤や黄色のイソクラ等が
ちらほらと。

ヘリコニア(芭蕉科)

ハイビスカス (葵科)

ハイビスカス (葵科)

イソクラ(アカネ科)



Driving あいらんど


この車ナンバーがいけど?
ほんじゃま、
島を
ってみっか!

1日35jで保険が10j、計45jの
格安レンタカーには
ナンバーが無いのか?
あれ!何故か後には着いているぞ。
どうなってんの?


ジャングルの中の会議事堂

 トヨタPLATE、だらけじゃな


どうこの海の 誰も居ないPPRリゾートのプライベート・ビーチ アラカベサン島

火山島と隆起サンゴ礁による石灰岩島から成るパラオの島々は、広く長いビーチが乏しいと
決め付けていたが、どっこい、こんなに美しいビーチがあるではないか。
海そのものが宝石になってしまったようなこの海の色。
なんか海に吸い込まれて、ひたひたと打ち寄せるエメラルドに染まってしまいそう。

この美しい海が4ヶ月前に観測史上例の無い895hpaの台風に襲われ、高潮となって陸に打ち上げた。
パラオでの死者は無かったものの
隣接するフィリピンでは死者6201人、行方不明1785人、負傷者28626人と多くの死傷者を出したのだ。
パラオではこのアラカベサン島の被害が最も大きかったとか。

パラオ共和国では,2013年11月7日早朝に通過した台風30号による甚大な被害が発生し,
8日,レメンゲサウ大統領により国家非常事態宣言が発出されました。
パラオ政府(11日現在)によれば,被害が大きかった カヤンゲル州では,ほぼすべての住居や公共施設が全壊し,
電気・水道が復旧しておらず,コロールや バベルダオブ島では,がれきで道路が封鎖され,
一部の地域では,医療機関等へのアクセスが困難な状況にあります。

(日本外務省広報より)

波は小さな石灰岩島を
侵食し、
海に浮かぶ茸を造り出す。
このロックアイランドと
名づけられた景観は
2012年7月に
自然の複合遺産として
世界遺産に登録され
ダイバーだけでなく
多様な
ツーリストを集めている。

ヨットに乗って島りもいいな

586もの島々で
人が住んでいるのは
僅か9島

その他は殆ど無人島で
入域や上陸が
禁止されている島もあり
自然保護に力を入れている。

このPビーチには
波打ち際によく見られる
ゴミの欠片すら
全く見当たらないのだ。
 
え!此1泊4万円だって! やーめた!  5つ星のPPRリゾート(アラカベサン島

いやいやそんな安い部屋はありませんよ。
一番安いガーデンビューで415j+税21j=436jですから現在のレートで4万6千円、
スイートは1泊1250jに税250jですから16万円程ですかね。

パラオの陸地総面積の70%を占めるバベルダオブ島は、グアム島に次いでミクロネシアでは2番目に大きな島。
しかし行けども行けどもジャングルで、海辺近くでは民家に出くわすものの島の大部分では
建物どころか畑も牧草地も無く、漁港を探すのも難しい。
つまりこの大きな島では島民の生活を支えるような農業、牧畜、漁業は営まれていないのだ。
実際パラオのスパーマーケットで売られている野菜や果物、酪農食品は殆どが輸入品。

嘗てアンガウル島ではリン鉱石採掘が行われ、2次大戦後も10年間程続き
日本に輸出され肥料が作られ、当時の日本の食糧難を支えたと云う。
今は鉱石採掘も行われず、農業、牧畜、漁業にも本腰を入れて取り組む気配も無い。
美しい海と自然を資本にした観光だけが輝いているが、
これも外資系資本に牛耳られ、1泊4万円もの利益は国外に流れてしまうのであろう。


アラカベサン島から
2つの橋を渡って
マラカル島の南端に出る。
パラオ海洋水産試験場(PMDC)
あるのだが
同じ島に在るドルフィンズ・Pの
職員に訊いても
ホテルの観光案内に訊いても
「はー、何が
あるんでしょうかね?」と
頼りにならぬ返事。

これにめた! 
まー行ける所まで行ってみようと
全く人気の無い道に
車を進める。
何だか養殖用のプールが
並んでいて
ひっそりしている。

辺りにはシャコ貝が散乱。
1つを拾って
事務所らしき建物に持っていくと
貝のサイズを測り
サービスして協力金込みで9j。

シャコ貝の養に成功 
シャコ貝は
CITES(絶滅寸前の種に関する国際貿易協定)
によって国際的に
取引が禁止されている生物。

しかし此処では養殖しているので
持ち出し可能とか。
税関で没収されないように
証明書を書いてもらってと。

持ち出し証明が必要だって? 


これぞ!代石造・ストーンフェース 

誰にも見向きされなず
完全に捨て置かれたパラオの石像。
こりゃマタキテライ島のモアイ像とは大違い。
ありゃ、これなんぞ浜に捨てられ
泣いてるぜ!
えっ!
イースター
のモアイ像?

バベルダオブ島

ジャングルの真っ只中に聳える
国会議事堂のドームを過ぎて少し下ると
パラオの石像・ストーンフェースが
ある筈なのだが
それらしき石像は見当たらない。

小学校らしき建物があったので先生らしきパラオ人に
訊ねると
「あれだよ!」と路傍の石を指差す。
 
浜に転がるパラオ版モアイ 


《D》 

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