雪の山荘 春桃鳥 夏両介 秋干柿

  むふふふふふ!
大地を耕作すると風が謳うんじゃ。
聴こえないって!
そりゃ修行が足りないんじゃよ。
 


妖精の芋堀

2018年12月

月日 天気   活動場 活動記録   一言 メモ
31日
(月)
  居間、西畑、
書斎、キッチン

里路Ru
テラスの平干し台、脚立撤去
年賀状作成、換気扇掃除(385)1S
6495歩 、
4546m、155Kcal
≪山荘の森からの贈り物≫と題した送り状が無ければ枯露柿の発送は出来ない。何とかならないか!プリントアウトのサービスをしている店があれば、データをUSBに入れて持って行けばいいがこの小さな田舎町にはありそうもない。もしやプリンターの販売元K’s電機ならやってくれるかもと電話したらOK。早速7枚印刷してみらったが、よく考えると年賀状の返信にもプリンターは必要なのでプリンターそのものを貸し出してはくれないか交渉したら、かなり悩んでいたが≪良いでしょう、貸し出しましょう≫との返事。うーん、気に入ったね、まさかK’s電機がそこまでサービスしてくれるとは驚き!さて8人への枯露柿、キウイの梱包、発送となると中々の大仕事。李明に描いてもらった壁画の毎年の枯露柿お礼も此処十数年途絶えているので、住所の再確認したり送り状を書くだけでも時間が掛かり、昨日の郵パック最終便に擦れ擦れセーフ。これで何とか年内に枯露柿が届けられる。
30日
(日)
ー6、7℃
  居間、西畑
K’s電機
里路Rd
大仏頭上からのLED取り付け(384)1
8人へ枯露柿&キウイ発送、
プリンター借りる、白菜漬、沢登熟柿収穫
10875歩 、
7612m、319Kcal
枯露柿を発送しようと≪山荘の森からの贈り物≫と題した送り状を作成し、印刷しようとしたが何と摩訶不思議なことに黒文字のみ印字されず。キャノンに電話しテストプリントした結果、最初の黒インクと3番目の薄い方のシアン(C)の色帯が欠落している。強力インク洗浄してみたが回復せず。修理に出すしかないが、このプリンターは昨年の12月29日に購入したので保証期間が終わってしまう。K's電気に電話したら保証期間を1月5日まで延長するので、5日以降に持ってきてほしいとのこと。これで貴重な数時間を失いガックリ!大仏頭上での照明具の固定は難しいので断念していたが、ふと粘土で固定できないかと試してみたら正に目から鱗。今まで金属に穴を開けてビスか針金で固定することしか考えていなかったが、粘土で固めるとしっかり安定し不自然さが無く素晴らしい効果!
29日
(土)
ー5、7℃
  西畑、テラス
山トレ無し
(印刷機故障)
白菜収穫、洗い干す、第一回枯露柿収穫
選別し平干し、
強風で飛んだ柿屋根修復(383)1
5904歩 、
4132m、195Kcal
さあ大変、サムイ島で遊んでいたので山荘の仕事は山積。今朝は今冬の最低気温ー5.7℃を記録したので畑の白菜も大根もカチンコチンに違いない。果たして未だ白菜漬け出来る状態なのか畑に出陣してみたら、確かに凍てついてはいるが青々と元気一杯に大地から突き出しているでは!発芽苗を枯らしてしまった昨年と異なり大きくなり、どっしり大地に根をおろしている。白菜の根は小さく浅いので直ぐ抜けるのだが、踏ん張っても抜けない。20株程収穫して洗い干したが、大きいのでこれだけでも大樽2つでは収まらないだろい。残りの白菜は新聞紙でも巻いて冬越しさせよう。大根は夜凍てついては昼解凍を繰り返し返しているので、最早地中に埋め直しても保存できないだろうな!先月16日に収穫し吊るした柿が39日目を迎えたので、紐を外し選別し平干しにする。というと実に簡単そうだが350個もあるのでほぼ1日仕事になってしまう。
目白トレ3回  3273歩、2291m、60kcal/1   国際国立医療センター半年検査(CTスキャン、心エコー)の結果(E/A値0.71、動脈径43.7mm) 図書館 スティヴンーキング(ミザリー&リーシーの物語)
25日
(火)
  居間 クリスマスプレゼント
巨大仏陀の設置
幾多の関門を潜り抜け遂に仏陀が山荘にやって来た。葡萄畑で枯露柿の収穫をしていたら山荘中道を白いワゴン車が、どん詰まりの葡萄畑で停車。「あのー坂原さんのお宅でしょうか?」と降りて来た運ちゃんが問いかけて来る。来た、来たのだと静かな興奮を覚えながら答える。「そこからでは運べないので一旦戻ってから上の路を登って来てください」。さて28kgもあるナットを溶接して造型した仏陀を何処にどう安置すべきか!今のチベット壁画の下にキャスター付きの台座を置いて、その上に安置したらどうだろうか?大型鉢の受け皿を蓮の花弁状に3つ繋げ、計15個のキャスターで支えればキャスター1個に掛かる重量は2kg。これなら何とか支えられるのでは!如来像の空洞部分に100Wの電球を仕込み、キーボードの裏側から5mの延長コードを壁に沿わせ、現在置いてあるCDキャビネットを2階のクローゼットに移動し空いたスペース、つまりチベット壁画の右に如来像を鎮座させる。さて、如来像を山荘の闇に溶け込ませるにはどうすべきか、暫く試行錯誤が続くであろう。
サムイ島 18~21日サムイ島、21~23日BKK 呼び声が聴こえる。≪終焉との抱擁≫、≪仏陀邂逅の旅≫がリフレインされてると解ったのはその眼に触れた瞬間であった。12mもの巨大なサムイ島の仏陀に平伏すように、アンティークを並べる店が軒を連ねる。ふらりと入った小さな店の奥は、しめやかな闇に閉ざされ、暫し眼が闇に慣れるまでその漆黒に絡み取られ時空感覚を喪失する。闇に慣れた目に最初に飛び込んできたのは金色に塗り込められた仏陀の木彫り仮面。闇の底で切れ長の鋭く暗い眼が、何の前触れも無くいきなり肉体を切り裂き心の臓を抉る。手に取ると皮膚に溶け込み、離そうと力を込めると架空とは思えない痛みを伴う。即購入を決め不愛想な店のオヤジに3分の2の2000バーツ(7500円)にしろと価格交渉。しかし購入後も漆黒は纏わり続け、尚も店の奥へといざなう。闇を左に曲がり更に左の奥に眼をやると床下に無造作に置かれた巨大な金の如来像が寡黙に沈んでいる。螺髪(らほつ)はステンレスの光沢を放つ金属から成り、顔と胸には無数の穴が開いている。良く観ると穴を開けたのではなく、数千個に及ぶ小さな六角のナットを溶接して繋げたもので、その精緻な造作に思わず感嘆の声が漏れる。こいつだったのか、呼び声を発していたのは!
16日
(日)
 
葡萄畑
北峠P2峰
扇山NW
 
目白野菜収穫(377)④S
14468歩 、
10127m、430Kcal
光を愉しむにはイオで一夜を過ごすのがいいのでは!早速布団を持ち込んで和風スタイルで寝てみたが、読書にはライティングが不具合。ベッドでは自在ライトがあるので開いたページに光を当てられるが、枕元に置いた桜貝の行灯では暗くて読み難い。天井ライトでは逆光になり眩しいし、此処で読書をするには自在ライトが不可欠それにトイレに起きる時もリモコン送信機で天井ライトを灯すと明るすぎて、一気に眠気がぶっ飛んでしまい眠れなくなってしまう。そこでコンセントに着けた補助ライトを常夜灯にして寝た。夜明けは先ずイオ壁画をライトアップし、時間差をつけて南壁の仮面、西壁の阿修羅、更にはオブジェ棚の最下段のライトを灯す。カーテンが仄かに夜明けの光を映すのを待ってカーテンを開く。葉をすっかり落とした北の森がいきなり視野を奪い、天空の彼方への野望を抱いた欅が碧い大気に細い線を延ばし、更に南には雪富士が凛と屹立している。
15日
(土)
ー4、4℃
  葡萄畑、沢登柿畑
里路Rd
鳥害防止網の取り付け失敗
沢登熟柿収穫

7786歩 、5450m、208Kcal
水道管の温度が3℃になると通電し、水道管が10℃になると通電停止となるようセンサーは設定されている。山荘でマイナス10℃になると水道水は当然凍てつくが、その前に通電し保温を始めても水温が10℃になるなんてことは決してあり得ない。従ってこのセンサーは≫冬の間は着きっぱなしと云うことになる。屋外の受水槽への配管や、前庭ボイラーからキッチンまでの長い配管に巻かれた凍結防止帯も冬の間中スイッチオンの状態が続いていたのだ。これで冬場の電力消費が大きい理由が解けた。しかしこの凍結防止帯が無ければ山荘での冬越しは不可能であり、凍結防止帯様さまである。ブロッコリーが収穫時期を迎えたので鳥に喰われぬ様鳥害防止網を張らねばと、トンネル支柱等買ってきてやってみたが上手くいかない。不識布を張るのかそれともトンネル支柱専用のシートが販売されているのか、支柱への網の固定をどうするか?
14日
(金)
  図書館、D2、ナフコ
環境センター

山トレ無し
イオの天井燈交換、粗大ごみ出し
(すとーぶ、給水ポンプ、電動丸鋸
灯油タンク、ポット 計40kg800円)、
水道凍結防止帯取付、(重松清
「どんまい」) トンネル支柱(3種)
㎩丸管蛍光灯の外側が40型ならグロースターターさえ合えば交換できると買って来たが、ありゃ!内側の径が小さ過ぎて取り付け出来ないでは!メモを確認してみると32型とあり、購入した製品は30型。まさか40型に2種類あるなんて考えてもみなかったのでガックリ!さて梱包を解いてしまった製品を交換してくれるか!13日未明(3時24分)ー4、2℃の最低気温を記録しトイレの水道管の接合部から漏水。水道凍結防止帯最短の1mを購入し1階トイレに巻き付けてみた。これで水道管破裂が防げれば長年悩まされてきたトイレ洪水被害から解放されるのだが!蛍光灯は交換出来たがセートと呼ばれる円形の覆いの取り付けに手古摺る。動かぬ様しっかりイオ部屋のセートを固定したのに2回も自然落下し、あわや顔面直撃かと冷や汗。そこで説明書をじっくり読んで締め方を確認したが、単に赤い矢印にセートと本体を合わせて持ち上げるとしか書いてない。3か所にプッシュ式の留め具が着いているので、指で触れてその留め具がセートの下に喰い込んでいるか確かめたら、上に出たままの箇所があり、そいつをセートの下に押し込んだら安定した。今度は落ちないのでは!アップターン方式で止める時はアップし緩める時はターンすればいいのだが、アップには問題あり。
ー4、2℃ 目白トレ2回  3273歩、2291m、60kcal/1   国際国立医療センター半年健診(CTスキャン、心エコー) 池袋眼科(干柿防鳥網設置で右目のゴミ除去、緑内障検査) 図書館 ピエール・ルメートル(天国でまた会おう
11日
(火)
 
葡萄畑、
書斎テラス下
小倉山ZZ 
干柿屋根作、網戸設置
大根干し、防雨防鳥網張(376)
13450歩 、
9415m、466Kcal
部品の販売一覧表をメールで送ってくれたが、その表には≪低水位用フロートスイッチ接続コネクターセット≫は無い。ここではたと行き詰ってしまった。山梨県に荏原製作所の代理店はないか、調べたら支店としての営業所はあったが此処は代理店でないので販売はしない。そこで中部地方の代理店を総て調べたが山梨県には無いでは!仕方なく東京の「荏原商事株式会社」を探し出しメールと電話で連絡。Ebasho様
荏原製作所の給水ポンプ32HPSR5.4Sを32HPEO.0.4Sに交換しましたが、低水位用フロートスイッチのコネクターが接続できません。荏原製作所に問い合わせしたら自社での販売は出来ないので、代理店の貴社にて≪低水位用フロートスイッチ接続コネクターセット≫を求めてくださいとのことでした。受水槽はHPT、現在受水槽に取り付けてあるフロートスイッチはFS-10-3です。個人での購入、送付は可能ですか?可能でしたら見積をお願いします。
坂原忠清 様 この度は、お問い合わせいただきまして誠にありがとうございます。内容を確認いたしまして、改めて担当者よりご連絡いたしますので、今しばらくお待ち頂けますようお願いいたします。
10日
(月)
  西畑、
沢登柿畑
里路Rd
ゴーヤー畑雑草取り
沢登柿採取(375)1B
8566歩 、
5996m、294Kcal
ちょっと観ない間に豌豆がグングン延びて30cm程になったので、蔓を支え上に誘導してやろうと支柱を立てようと畑に突き刺したが、畑はカチンコチン。仕方なく地中に差し込むのを諦め、葡萄棚に支柱を固定し豌豆の蔓を支柱に結びつけようとしたら、これまたカチンコチン。土だけでなく豌豆も凍てついてしまったのだ。こりゃ大変!凍てつかない内に大根を抜いて土中に埋め、冬の保存食作りをせねばと思ってはいたが、ついつい雑事に追われ遅れてしまった。≪低水位用フロートスイッチ接続コネクターセット≫であることがやっと判明。荏原製作所の村山さんのアドバイスで今朝一番で部品相談の窓口に連絡したが、受水槽の型番がHPTだけではどのアダプターキットが合うか特定出来ないとのこと。その上代理店を通さねば部品販売は出来ないので自分で代理店を調べて発注して欲しいと言われやはり前途多難であったと実感!そこでネットでの購入元ONLINE JPの壺屋さんと連絡。早速見積を出してくれそうなことを云っていたが、果たしてそんな細かい部品までネット販売が出来るのか?
9日
(日)
ー0.7℃
(5:33)
 
葡萄畑、西畑、
里路Rd
ブロッコリー苗にマーク用割箸
ピーマン畑撤去施肥耕運機掛け
豌豆支柱立て(374)1
沢登柿採取
16070歩 、
11249m、375Kcal
さてさて未だまだ問題は残っている。給水ポンプの低水位用フロートスイッチをどう32HPEO.4Sの本体に接続するかである。制御盤を調べると上から3つの端子のある白コネクターの圧力センサ、2番目が同じく白コネクター2端子のポンプ過熱用温度センサ、3番目が赤コネクター2端子の低水位用フロートスイッチである。この下に未だ5つのコネクターが続くが、差し当たりこの3番目の低水位用フロートスイッチと今まで使っていた32HPSR5.4Sの低水位用フロートスイッチ・FS-10-3を接読出来れば、問題は解決する。そこで先ずこのソケットになっている3番目の赤コネクターを外してみた。見事にポンプの機能は停止し断水してしまった。つまり給水が停止し給水センサが作動しても貯水出来ないで、貯水槽の水位が異常に低下した場合、この3番目のコネクタは接続されたままなのでポンプは停止せず焼けてしまうのだ。そこで荏原製作所に連絡したら別売のHPT型受水槽の付属品を購入して取り付けてくださいとのこと。今まで使っていた低水位用フロートスイッチを3番目の新型の赤コネクターに直接繋げてはいけないのか問うたら、安全性が確保されないので止めて欲しいと返答。その付属品は購入できるのか訊いたら部品担当の部署0120-319-802を教えてくれたが、平日のみの受付なので、これ以上進展は望めない。仮に部品が手に入っても、果たしてこのHPT型受水槽の付属品を受水槽に取り付け出来るか問題は残る。未だまだ前途多難じゃ!夜突然の電話に吃驚!荏原製作所の村山からで何事かと思ったら、低水位用フロートスイッチの連絡。32HPSR5.4Sの低水位用フロートスイッチ・FS-10-3と共に受水槽の型番を調べてその両方を部品担当に伝えれば、32HPEO.4Sのコネクターに合うアダプターキットが手に入ることが解ったとの内容であった。そんなことは部品担当に電話すれば解ることであり、態々夜になってまで伝えねばならぬ緊急性など無いのに敢て連絡してくるとは!きっと荏原製作所の社員は客に対して誠心誠意を尽くせとのお達しがあるのではと、痛く感動したのである。これなら受水槽の型番さえ解かればアダプターキットが手に入り、最後の難問が解決するのではと、早速調べたら山荘の受水槽も説明書に記されたHPT型受水槽ではないか!これなら上手くいくのではとまたまた甘い予測に浸る仙人であった。
8日
(土)
  駐車場,、カリスト
葡萄畑
里路Ru
冬タイア交換(373)2M
衣類整理、ブロッコリー苗移植
書斎スピーカー黒カバー装着
13851歩 、
9695m、351Kcal
雪道を走るには車高は高ければ高いほどいい。車輪の径が大きくなればタイアの接地面が増し、巻き込む雪量も減りラッセルが楽になる。ラッセルに強いランドベンチャーのタイアは大きいので前のフェリオに比べると断トツの重さで、作陶場から駐車場まで一輪車で運ぶのも一苦労。車高が高いのでジャッキで車体を持ち上げるのも中々のハード。ノーマルタイヤをやっとこさ外し、いざスタッドレスタイヤを入れようとしたら、おりゃ嵌らないでは!つまり車高の高いノーマルタイヤより更に、スタッドレスタイヤの径は大きいのだ。仕方なく再度油圧ジャッキのレバーを押して車体をジャッキの限界まで持ち上げ、どうにか交換したものの、これ程までに車高が高いとは驚き!駐車場はやや斜度があるので持ち上げ距離に差が出るので、次回からは平地で作業すべし。さて前回はフォイールの螺子を対角線で締めたので、5本のボルトの内1本を締め忘れてしうと云う失態を仕出かしたので、今回はボルトに1~5まで番号を付け確実にチェックしつつ締める。
7日
(金)
 
バイク駐輪場
沢登柿畑
里路Rd
給水ポンプ
凍結防止のシート被せ
過熟柿採り
9353歩 、
6547m、255Kca
≪水が出た!≫ 唯それだけのことが嬉しくてうれしくて何度もなんどもその言葉を反芻してはニンマリ。山の中の孤立した一軒家だからこそ味わえる歓びである。水は地下水を汲み上げて貯水槽に導き給水ポンプを使って山荘に送り込むのだが、落雷被害などで地下水揚水ポンプが破損し使えなくなることがある。そこで450mもパイプラインを引いて扇山の中腹から谷の水を池と貯水槽に導いている。しかしこの安全策も山荘貯水槽の給水ポンプそのものが壊れてしまったら役に立たない。まー、直接谷水と繋がっている奥庭の水道栓からは給水ポンプ無しでも給水出来るが、山荘内に水を供給することは出来ない。従って給水ポンプが機能しなくなると酷く難儀するのだ。25年間も稼動し続け遂に力尽きたこの給水ポンプ32HPSR5.4Sを看取ってやり、その孫となる最新鋭の後継機32HPEO.4Sを仙人自らの手で設置したい。と願ってはみたものの何処をどうしたら交換出来るのか見当もつかぬまま、仕方なく7月に業者に見積依頼。それから悶々と悩み続け遂にネットでの購入を決意し葬送と新生に着手。その結果の≪水が出た!≫ なのである。歓ばずにいられようか!
6日
(木)
 
バイク駐輪場
里路Ru
給水ポンプ交換に成功
凍結防止のシート被せ
14476歩 、
10133m、374Kcal
相フランジが錆びついて吐出し口の水道管から外すことが出来ない。山荘のパイプレンチ1本では刃が立たず、とても緩めるなんて出来ない。5月12日から始まった水道管工事で貯水槽に注ぐ水道管とフロートセンサを繋ぐ管が錆びついて外れなくて、錆びついた部分に機械油を差しバーナーで加熱して錆びついた螺子を緩めたのを思い出した。自分で出来なくはないが、大型パイプレンチが無ければ無理。そこでこの部分だけ川村造園にやってもらえば、何とかなりそう。もしや水道管工事も手掛ける川村造園なら、給水ポンプ設置も出来るかもと訊いてみたがやったことは無いとのこと。古い相フランジを外してもらって、最新鋭の32HPEO.4Sの相フランジを取り付け、長さの足りない電源コードを繋いで延長し地面に埋め込む。電源スイッチを入れる前に呼び水口に水を入れないとポンプは吸い上げることは出来ない薬缶から水を注ぐと、しっかり締めた筈の吐き出し口の相フランジから水がボタボタ零れだす。Oリングシールが噛み合っていないに違いないと、相フランジを外してみると確かにシールが捩じれている。再度締め直して問題は解決したが、もう1つどうしても解らないのが「低水位用のフロートスイッチ」の取り付け。説明書の17ページには「低水位用フロートスイッチは、別売りのHPT型受水槽の付属品です。ご使用時は短絡コネクタを外して、結線してください」とある。これは水位が低くなったときにポンプが空気を吸い込む前に停止させる装置だが、果たして旧型のフロートスイッチのコードをそのまま結線していいのか?
目白トレ2回  3273歩、2291m、60kcal/1  
4日
(火)
  葡萄畑大和
テラス
小倉山ZZ 
再度干柿小屋屋根補修
大根干、干柿硫黄燻蒸
大和カリスト出窓修理(372)
15023歩 、
10509m、518Kcal
「4個のうち次男はあっしの弟にくれてやっただ。弟は群馬の太田でダスキンの会社を作って400人も従業員を使って社長しとったが、子供がおらんで次男を養子にして社長を継がせ、自分は会長になっているだ。次男は185cmもの大男で嫁さんが社長の事務をやってるで会計も安心だし子供も3人居て、この間は資産残してもしゃーないとか云って、あたしら親戚に100万ずつくれたんよ」話しは取り留めも無く延々んと続く。子供を1個、2個と数えるのが何とも新鮮で話に聞き惚れる。柿畑の主は澤登代六さん84歳で、不整脈で苦しんでいたが3年前に原因が大動脈弁閉鎖不全、つまり弁が完全に閉まらず血液が逆流することにあると解り、県立甲府病院で6時間かけて手術したのだ。仙人にとっては他人事ではない。まさか同じ大動脈弁閉鎖不全のオペを迫られている仙人の前に、オペ体験者が突如現れるとは絶好のチャンスとばかり体験談を根掘り葉掘り訊く。お礼に持って行ったお萩を食べながら、3日前の柿の木でのお喋りの続きを愉しむ。地元の人とこんなに長くじっくり話し込むなんてことは、この25年間一度も無かったことで仙人自身も吃驚!
3日
(月)
 
葡萄畑,
西畑
里路Ru
干柿小屋屋根補修
給水ポンプ取付工事
澤登代六宅へ礼(371)1M
11218歩 、
7852m、308Kcal
朝一で葡萄畑の干柿小屋屋根補修を行う。テラス新設で未使用の角材をポリカ波板に渡し、波板を葡萄棚に針金で固定し波板が飛ばない様に角材で波板を押さえテープで止める。吊るした柿の下に碧い養生シートを張り、狸、笹ぐま、ハクビシンの被害に備える。空中に張った養生シートは揺れるので惧れて、シートに載らないのでは、との仙人の淡い期待を込めた作戦は又しても覆されるのだろうが、そんなことは気にしない。試行錯誤こそ前進の源。騙しだましテスト稼働させて使って来た給水ポンプの取り換え工事にやっと着手出来るが、果たして無事取り付け出来るだろうか?トイレ使用中に風呂追い炊き中に断水し、その都度勝手口から外に出て給水ポンプの蓋を開けて、テスト稼働させては給水する。こんな綱渡り芸当で給水を維持してきたが枯露柿作りに追われて、宅配された新給水ポンプは外に放置されたまま。
2日
(日)
  テラス、葡萄畑
里路Rd
約1500個に及ぶ柿剥き
をどうにか終えた。(370)
9224歩 、
6456m、246Kcal
無理難題を吹っ掛けたのは≪限られた時間を大切に生きていけば、いつかまた活動を共にできるチャンスが訪れるかもしれない≫ の言葉が聴きたかったからなんだ!と気づいた。それさえあれば生きていける。 突然に破裂する時限爆弾を抱えて生きざるを得ないと、逆に時間が透明な上澄み液だけになり、実に美しい。 美しい時間を共に出来る可能性さえあれば、ストームグラスの上澄みに想いの結晶を咲かせ、 予言を可能にすることも出来るに違いない。 
1日
(土)
  テラス、葡萄畑
山トレ無し(柿剥)
母屋から西畑へ柿移動、柿小屋造り
柿剥き、吊るし作業、(369)3M
7773歩 、
5441m、262cal
 「牛の心臓弁付けとるんじゃよ」 快晴の小春日和の柿の木に登って、背を幹にもたれかからせてお婆ちゃんと語らっているのは仙人。午前中に足を引きづったお爺さんがやってきたが、仙人とお喋りしてるのはどうやらそのお爺さんの連れ添いらしい。5人の子供が居て長男は地元塩山のホンダオートに勤めていて、次男は群馬のダスキンで大勢の部下を指示して出世しているとか。3人の女の子は嫁に出て今は広い2軒の家に爺ちゃんと婆ちゃん2人だけで住んでいるが、爺ちゃんは心臓の手術してから脚も不自由になり畑仕事も儘ならず、この鈴生りの8本の柿の木も手が付けられないので、どうぞ大きいのを選んで採れるだけ採っていって下さいと語る。トイレに籠って次男が泣いてるだ。ホンダの社長をその子供が引き継いで、地元のお得意さんが来たんで螺子を付けてやったんだが、螺子の1本ぐらい唯でいいよと次男が客を帰したんだが、その後で新社長が次男にそれじゃ商売にならない、例え螺子1本でも金貰わなきゃと云ったんだとさ。それを苦にして家に帰ってきてトイレで泣いていたんさ。そう云えば数年前にフォイールの螺子が馬鹿になりホンダオートで、螺子を着けてもらったことがあった。値段を訊いたら唯で良いよとの返事。若しかしてあの時の笑顔に満ちた優しい修理工のお兄さんが、このお婆ちゃんの長男だったのかとも思ったが、きっと誰にでも優しい長男なのであろう。
12月累計km、115km6160m(歩数計合計)   総活動距離:2355km182m    山トレ12計12回、 山トレ累計191回 


2018年11月

月日 天気   活動場 活動記録   一言 メモ
30日
(金)
  沢登柿畑、図書館
山トレ無し(忙殺)
柿採り2回計17籠、スティヴンー・キング
「任務の終わり」下巻,
32HPEO.4S宅配、バックカメラ取付、
KYPLAZA返品係へ無線を返品

9867歩 、6906m、332Kcal
KYPLAZA様  ご返事をいただき自分では接続出来ないと判断し、業者にPD-703Rのドラレコとff-5549のワイヤレストランスミッター、a0119nのバックカメラを持ち込み取り付けを依頼しましたが、送信機とバックカメラ、電源の接続が出来ませんでした。仕方なく業者は有線で繋ぎました。これはユーザーにとっては致命的な問題ですので、ネットで公表すべきです。返金をお願いしますが、もし返金不能であればこちらで≪この製品は専門業者にも取り付け出来ないし、KYPLAZAは返金にも応じない≫旨をネットに載せ、ユーザーへの喚起を促します。良心的な対応をしていただくなら業者への支払い代金の返金もお願いしたいのですが! 返金可能な場合、商品返送は着払いにしてください。32HPEO.4Sが届いたので即給水ポンプの取り付け工事をしたいのだが、柿採りに追われて出来ない。
目白トレ2回  3273歩、2291m、60kcal/1   月定期検診
27日
(火)
  西畑、ログ
山トレ無し(忙殺)
大根干し、キウイ追熟梱包
沢登柿予約、クラシアン見積
給水ポンプ(368)1B
8434歩 、
5903m、284Kcal
断末魔の痙攣のようにピクリと稼動の素振りは見せたものの、とても使い物にはならない。突っ込んでみて稼動状態に持ち込んで、そのまま稼動継続出来ないかと操作スイッチをテストに突っ込む。グイーンとモーターが始動し荏原の形式:PS-104DS-15 制御盤:MWS-05-400が活動を開始する。スイッチから手を離し自動に切り替えるとぐんにゃりと実体を失い、自らが山荘に水を供給する使命を忘れ、最早単なる経年劣化した肉の残骸と化してしまう。それでも諦めず何度も何度もスイッチをテストに突っ込み、瞬時の偽りの稼働を繰り返し、山荘の左心室から漏水する大動脈弁を経て左心房へと水を送り出す。動脈弁に連なる大動脈弁輪が拡張し血管が益々薄くなり、血管破裂寸前でもある給水ポンプをこれ以上稼働させるのは明らかに無謀である。MWS-05-400を同じ荏原の32HPSR5 4Sに交換する計画を立ててオペの見積をとったのが7月27日で、あれから4か月を経た。果たして今朝は稼動するのか否か、突っ込んでみるまでは解らない。ゆっくりスイッチをテストに突っ込み、更に祈るような気持ちで自動に切り替える。騙されたモーターが静かに生の鼓動を歌い始める.
お名前
坂原忠清
メールアドレス
skhr@cg7.so-net.ne.jp
件名
「32HPEO.4S【荏原製作所】浅井戸用ポンプ 単相100V【HPN,HPA,HPF後継機】[32HPE6.4S]」についてのお問い合わせ
お問い合わせ内容
現在荏原MWS-05-400を使ってますが、これを荏原32HPSR6 4Sと交換したいのですが、
給排水管の位置とかサイズとか同じでしょうか?
単にポンプを交換するだけで済むのでしょうか?
交換すべき給排水管やヒーター保温、アダプターなど必要でしたら教えてください。
メーカー名
荏原
お問い合わせの種類
お問い合わせ
26日
(月)
  西畑、
里路Rd
キウイ収穫、オクラ抜き、畑耕作
耕運機掛け
(367)××
9604歩 、
6722m、265Kcal
メーカーに問い合わせたが、やはりワイヤレストランスミッターとDC12V電池ボックス電源との接続は加工が必要とのことなので折角の贈り物だが無線は断念。勿体無いがワイヤレストランスミッター&レシーバーは廃棄。事前チェックの甘さを後悔。許せ! 坂原 悠樹様 この度は当店のご利用誠にありがとうございますご質問内容を回答させて頂きます。こちらのバックカメラとワイヤレストランスミッターの組み合わせが電源がありませんので、直接繋ぐためには、ワイヤレストランスミッター側の電源を加工する必要がございます。または、バックカメラはバックライトより電源を取って下さい。以上よろしくお願いします。KYPLAZA  [ケーワイプラザ〕810-0074 福岡市中央区大手門3丁目8-22 吉祥ビル 2FE-mail: shop@kyplaza634.comURL: http://www.kyplaza634.com/
気が狂ったように実を連ね、大きく育つことが出来ず3分の1程は未熟のまま冬を迎えてしまったキウイ。小さくても完熟していれば追熟の結果極上の甘味を宿すが、未熟では甘くはならない。この豊穣の結果の凶作を防ぐには、結実した段階で異常な稔りに気づき摘果する必要があったのだ。
25日
(日)
  西畑、 ログ
扇山WW 
大根収穫洗浄、ログに吊り下げ干す
沢庵漬の初日
(366)1共達
出窓の紫外線対策にマット張
11271歩 、
7889m、319Kcal
ドラレコありがとう!高速をぶっ飛ばして「煽り」を撮りまくらねば!カーナビ、ドラレコはせセットしたが、問題の無線はトランスミッターとバックカメラのジャックが合わず電源が取れない。同じサイトに紹介されている商品なので当然アダプト出来ると想定してたが残念!有線で繋ぐしかなさそう。バックカメラのジャックは車の前後を繋げる長いコードととの専用ジャックで、例えこれを節普段して画像入力コードと電源コード-に分けても、更に12Vの電池ボックスのジャックとの接続が問題になる。福田オートに任せて有線接続にするのがベター。このところ自力で問題を解決してきたが、このバックカメラワイアレスのセットだけはお手上げとなり極めて不機嫌!そこでカリストと2階西廊下出窓のマット張に勤しむ。黒マットを探し求めD2でやっと手に入れ、強烈紫外線から出窓棚板を保護してきたが両端が3角形に空いている。マットを空きに合わせてカットし出窓棚に置けばいいのだが、やっと探し求めた黒マットは製造中止と判明。仕方なく以前使用していたグレーマットを切断して使用。
24日
(土)
  書斎テラス、
駐車場

里路Ru
大鉢にユッカ移植
ダイワ定期検診、ドラレコ接続
カリスト出窓修理部品届かず(365)1
10195歩 、
7136m、337Kcal
カーナビ内蔵ドラレコ、バックカメラ、無線トランスミッター、カーナビの遮光バイザーを誕生プレゼントされたが、どうも互いに接続できるように造られていないのでは!これから車に取り付けてみるが、どうもジャックが合わなかったりで電源が取れないのでは!想定通りバックカメラには12V電源が必要で、リバース信号ケーブルをバックランプ電源に接続しなければランプと連動しない。更に当然ながら無線送信機・トランスミッターにも受信機・レシーバーにもDC12Vの電源が必要であった。若しや無線なのでDC12Vの電池ボックスが付いていて12V分の電池を入れれば機能するのではと期待していたが、期待は裏切られた。さてどうしよう!
shop@kyplaza634.com (KYPLAZA) PD-703Rのドラレコとff-5549のワイヤレストランスミッター、a0119nのバックカメラを同時購入しました。ワイヤレストランスミッターをa0119nのバックカメラ、DC12Vの電池ボックスと繋ごうとしましたがジャックが全く異なり繋げません。アダプタ―や専用の12V電池ボックスなど在りましたら教えてください。受注番号:314007-20181119-00393707
23日
(金)
  フィオレンティーナ
目白、
D2、スーパー

山トレ無し(夜着)
株分けした
ユッカを入れる大鉢購入
5622歩 、
3935m、137Kcal
トラッド内のフィオレンティーナと聞いていたので、1階から4階まで探し回ったがそんな店無し。目白駅前で信号待ちしている岩崎夫妻に出逢ったので後ろから肩を叩いて、お先にと云うつもりで追い越してトラッドに行ったのだ。仙人は駐車場に置いた車に忘れ物でもあって岩崎夫妻は取に戻るところと判断し、岩崎夫妻はフィオレンティーナに行く前に何か用事をたしてから仙人は合流すると判断したに違いない。携帯のスイッチを入れると今何処に居るのとの電話。トラッドじゃなかったのと問うと、トラッド前のホテル1階のレストランだとのこと。従ってビリケツになってフィオレンティーナの到着。何故か樹麗がごく短い最初の言葉を敢てメモ用紙を読み上げる意表を衝く方法に出た。仙人、悠樹、舞の3人の誕生会を兼ての≪混沌仙人回帰の抄≫伝達式はこうしてスタート。8ページの回帰の抄が8人に配られ、冨美代さんが序を朗読し、≪混沌仙人現況と対応控≫の「A回帰プロセス進行状況」を途中まで悠樹が読み、えっ、これ最後まで読むのと予想通りの弱音を吐いたので3行でストップ。B回帰までの対応を飛ばして「C墓標としての山荘」を樹麗が朗読。11時40分に始まり13時半には仙人のみ途中退出して山荘に向かう予定であったが気がついたら最早13時50分、これでは予定していた高尾14時59分発には乗れそうもない。これを逃すと次の乗り換えなしの電車は1時間後の15時53分で山荘到着は完全に真っ暗で、山荘に至る小径は鹿、猪の走り回る彼らの専用道路と化す。
目白トレ3回  3273歩、2291m、60kcal/1   フィオレンティーナ目白で会食≪混沌仙人回帰の抄≫を配布し朗読会。
20日
(火)
  書斎テラス、
全畑、コメリ
P3峰NT
目白送付野菜採り(364)0
書斎テラス鉢ユッカ株分
玉葱苗30本移植
15010歩 、
10507m、397Kcal
ショック!今年は玉葱移植大成功と歓んでいたが、昨日具に観察したら西側中央の苗が12本、それ以外の場所と合わせると計24本が枯死しているでは!今年こそ1本の苗も無駄にせず総て移植に成功と信じていただけに計24本の枯死は、実に悔しい。急いでホームセンターに連絡したら2店で未だ玉葱苗が残っているとのこと。ただし最早時期外れの売れ残りで枯れ始めているとのこと。駄目元で再度移植しようか、それとも断念するか?1か所に集中して枯死したと云うことは土中に含まれる石灰の塊が残っているとか、何か原因がある筈。その原因を確かめもせず、再度移植しても枯れてしまう惧れは充分にある。しかし何もせず唯手を拱いて観ているだけでは悔いが残ることは言うまでもない。そこで寒い中ホームセンターへとバイクをとばしたのである。
19日
(月)
  テラス下、
林檎畑

里路Rd
干柿硫黄燻蒸(363)1B
ほうれん草畑草取り、散水
イオのリモコン調整、
浴室鉢の枯死した折鶴蘭を
山荘蔦と交換
10080歩 、
7056m、224Kcal
枯露柿作りを始めてから5日目になるが予報に反して連日快晴または晴。土曜日は終日雨、今日も夜半まで雨でその後曇予報であったが土曜はピカピカ、今日も夜明けから晴まくり枯露柿作りの為にあるような好天気が続いている。今後1週間も予報では雨無し。となると黴予防の硫黄燻蒸も必要無いのでは!と思ったが3年前の800個もの枯露柿の黴被害を教訓に「石橋を叩いて渡らない」方式で、矢張り燻蒸すべしと夜明けから燻蒸準備。粉末硫黄、加熱コンロ、硫黄を燻蒸するフライパン、ライター、新聞紙をテラス下の石台に載せ、いよいよ大きな蒼い養生シートを張る。今まで使っていた2枚の養生シートは土汚れが酷いので、今年からイオのテラス工事で使った新品の綺麗なシートを使うことにし、古シートの固定紐を解き新シートに付け替える。長方形なので長い方の横を上下にして張れば2枚のシートででテラス全体を覆えるのだが、畳まれた状態のシートでは縦横の判断が出来ず。適当に紐を付けたが見事に逆で縦の短い辺を上下にしなければならなくなった。しかし結果としてこれが正解であった。縦に吊るしてもギリギリ2枚でテラスを覆えるし、縦長に吊るすとシートが地面に垂れ硫黄燻蒸の煙を逃さないと判明。こんな偶然の怪我の功名が嬉しい。何だか心の底から歓びが込み上げてくるのだから、仙人は本当に安上がりでいい。
18日
(日)
  林檎畑、テラス
里路Ru
林檎畑の柿収穫
干柿作り(362)0
萩原宅にお萩届ける
12044歩 、
8430m、347Kcal
まさか!そりゃ11月の初旬なら10月までの太陽熱を思い切り吸い込んでおいて一気に咲いて、そのまま大論を維持し続けて晩秋の向日葵となるのは解るけど、あと10日程で真冬の12月となるのに花開くなんて!前庭に出て何の気なしに向日葵に目をやると、大輪の下に小さな可愛い向日葵が8輪も花開いているでは!茎の下に行くほど花は小さくなり、一番下のは未だ蕾にままだがその上のは直径僅か2cm。大輪が27cmであるから13分の1しかないのだ。こんな小さいのに最低気温が1.2℃の寒い山荘の庭で咲くなんて、どれ程の熱情が込められているのか!咲き誇っても最早種を成すことは出来ないと知りつつ、それでも咲くことを決意した熱情を想い暫く見詰め続ける。23日のフィオレンティーナ目白で使う≪混沌仙人回帰の抄≫をネットにアップした状態でプリントアウトしようと悪戦苦闘。見出しの行の先頭を1字分空け更に改行した先頭は読み易い様に2字分空けたが、これをHPにアップしプリントアウトすると先頭部分の空白が消えてしまう。こんな単純な操作はクリック1つで改善されるはずだが、上手くいかずこれだけで2時間も浪費。結局解決されず不満タラタラだが妥協することにした。
17日
(土)
  テラス
北峠P2峰
扇山NW
 
早朝から庭柿収穫、干柿作り
テラスにデッキブラシ掛け(361)1×
5列×16個で計580個程
14219歩 、
9953m、418Kcal
ヘモグロビンに満たされた赤血球が体内を駆け巡り、夜明けは生命の熱りと共に訪れるのだが今朝は何処にも熱りの影すら無し。しかし恐れていた土曜日の雨予報は見事に覆り、昨日に続き実に麗しい秋天に恵まれ、テラスのスピーカーからの音色に耳を傾けせっせと干柿作りに励む。500個以上の柿剥きと柿簾作りは延々と続く単純労働であるが、時間の制約を取っ払い決して急がず麗しい秋天に浮かぶ雪富士を愛で、真っ盛りの紅葉に瞳を染め、森からの風に流れる音色を愉しみながらやると、これ以上の贅沢は無いとしみじみ思う。「干柿作りにはジャズがピッタリだね。この速いテンポの軽快なリズムに載ってやっていると、何だかいつまでもいつまでもやっていられそう!」 そんな会話をしながら干柿作りをしていた数年前が、既に決して戻らぬ手の届かぬ心象風景になってしまっていることに気づくが、焦ることもなくその心象風景を愛おしみながら、現実と心象の織りなすタペストリーで身を包んでみたり。2時には切り上げ、未だ残照を浴びている読書の丘を登り北峠を目指す。1年以上も歩いていない北峠への細々とした小径は芒に覆われ、跡形もなく消え失せている。仕方なく植林の森となっている沢径を辿り、北峠からP2峰への急斜面を登り光溢るる稜線に出る。まもなく南アルプスの彼方へ沈まんとする太陽が紅葉の森を刺し貫き、華麗な光の彩を散乱させる。夜明けの生命の熱りを失った肉体を案じていたが、急登にも呼吸は乱れず左心室からからの警告であるマナーモードのような振動音も響かず快調に飛ばせるでは!扇山山巓の落日に間に合った。今まさに沈む寸前で最後の命を燃やして絢爛な森が燃える。
16日
(金)
  萩原柿畑、
テラス、図書館
山トレ無し(忙殺)
柿採り、干柿作り、
坂下さんから里芋貰う
凍結割に備え散水器6個収納

8229歩 、5760m、278Kcal
13日、バイクを走らせ小倉山から山荘下まで戻ると広瀬氏とパッタリ。「いま居るかと思って行っただけんど、何処にも居ないんでけ(帰)えるところ。逢えて良かった。柿畑さ連れて行くからバイクそこに置いて車に乗ってくんろ!」 そう云えば例年採らせてもらっている小振りの柿は「予約があるから他の畑のもっといい柿をやるよ」とか先週云ってたが、そのことかと車に乗って柿畑へ。直ぐ近くだと思っていたら中島橋近くの新道まで走り、市営竹森住宅1号手前の柿畑で停車。7本の柿の木にはどれも見事な大きな100匁柿がたわわに稔っているでは!例年は枯露柿業者に買い取ってもらっているが、今年は柿豊作で業者から声が掛からなかったので採ってもいいとのこと。広瀬氏はこの畑の面倒をみているので融通が利くらしい。柿採りの了解を得る為、畑から少し下った所有者の家に向かう。優しそうな笑みを浮かべながら出て来た絵に描いたようなおばあちゃん。「広瀬さんが1本、知り合いが欲しいと云ってるので2本、都合3本残して置いてくれればあとはどうぞ!」 早い方がよさそうな話だったので昨日15日に目白から直行して柿の収穫をし今朝は夜明けから干柿作りの準備と柿剥き開始。
目白トレ2回  3273歩、2291m、60kcal/1   想いが同じ1つに収斂されている。現実に≪山荘の日々≫に身を置いていながら、秋の光は現実を超えて1つの想いにあることに気づく。その想いが生きていることを豊かにしてくれる。前庭の橡の放つ黄金の光と山法師や楓の紅が余りに美しくて哀しいのは、1つの想いを込めた心象風景をキャンバスにして描かれているからだと気づいた。観ているのは現実ではなく心象に描かれた1つの想いであっただなんて、何故直ぐに気づかなかったのか!「紅い風船」が鮮やかにインプットされたのも、手の届かぬ現実と乖離してしまった想いが絡んでいるのでは!
13日
(火)
  西畑、葡萄、
林檎畑
小倉山ZZ 
人参、大根、蕪、青梗菜、
白菜、小松菜、春菊収穫、
じゃが芋、薩摩芋発送(360)2
11379歩 、
7965m、380Kcal
混沌仙人回帰の抄 思わず嗤ってしまった。≪死ぬ死ぬ詐欺じゃ!≫と云われた樹木希林のパクリじゃないか!以下A、B、Cの控えを記しての仙人の実感である。2013年全身癌を公表し抗癌剤も拒んだので、誰しもが樹木希林の余命は幾ばくも無いと思ったのだ。処がどっこい死ぬどころかその後5年間大活躍し、死の1年前には「モリの居る場所」、「万引き家族」、「日日是好日」などに出演し存在感のある演技を見せ人々を驚かせた。口さがない人が樹木希林に放った言葉が≪死ぬ死ぬ詐欺じゃ!≫だと本人が語っている。名優と較べるのは烏滸がましいが、全身癌公表を以下の仙人A,B,C控えに置き換え、更に抗癌剤拒否を仙人のオペ拒否にすり替えてみると、どうも仙人の意図は≪死ぬ死ぬ詐欺じゃ!≫のパクリにしか見えないのだ。となると突然死だとか云って仙人がぎゃーギャー喚き立てる訳が頷ける。突然死どころか陶芸に励み連日、山や森を駆け巡り大地を耕し汗を滴らせ、詐欺師として生き続けるに違いない。その証拠に毎月の定期検診での血圧は下が70~80、上が120~130と正常値を示し、心拍数は55~59でスポーツ心臓状態を表している。因みに70代で血圧が正常値を示すのは僅か18%(エーザイ調査)。大動脈弁閉鎖不全症で血液が逆流すると、不足分を補うため血圧は上昇し心拍数は増加するのだが、何故か仙人の心臓は慌てふためくこともなく、泰然自若としている。詐欺師は突然死ではなく老衰の極値に至り、意思決定能力を失ったまま生き続けるのかも!怖ろしや!
12日
(月)
  西畑、葡萄、
林檎畑

扇山EW
じゃが芋13kg、薩摩芋36kg収穫、
葡萄畑の段ボール
マルチ開始(359)0
13652歩 、
9556m、400Kcal
C 墓標としての山荘 ①墓は不要であり現在坂原家として在る墓にも埋葬しないで散骨葬とする。②散骨の場所は山荘奥庭北の小滝上とする。戒名として≪仙人≫の文字板を作陶し既に小滝の壁に設置済み。2mm以下の粉骨であれば刑法190条の遺骨遺棄罪に該当せず、2018年9月の時点では、個人が節度をもって行った散骨については、特に法律で罰せられたという事例は無い。散骨許可に関する条例のある市区町村もあるが、甲州市には無いので葬送を目的として、個人が節度をもって実施する分には遺棄罪にはならない。(法務省刑事局見解とみなされている) ②山荘を墓標とする期間を20年と定め、その間の山荘必要経費(不動産税、所有者の市、県民税、光熱費等)を相続者に生前支払いを行う。20年後の売却、貸与などは相続者の判断に任せる。なお現在山荘が今後20年維持できるようメンテナンス実施中。2018年11月段階でメンテを終了したのは以下。a)下水道を掘り起し5か所の弁を交換。b)居間、2階の3室のFFストーブをコロナの最新型に交換。c)太陽光利用の朝日ソーラーの風呂釜を最新型に交換。d)2階西のイオ部屋に新たにテラスを設置し、東のアマルティア部屋のテラスも壁の張替を行う。d)風呂場の断熱材の入った壁内部は湿り気が多いので腐蝕し易く、シロアリの発生源になるので、南面と西面壁を張替える。e)2階部屋と廊下の書架にある大量の書籍を作陶場に書庫を造り移動し、居住性を高める。f)山荘宅地と庭を除く所有地 現在公図で畑地11本、原野6本計17本、面積8913㎡(2701坪)が坂原忠清名義で仮登記されているが境界は定かではない。測量を2014年11月に宮下測量(笛吹市石和町)に依頼、当時の見積もりで測量費用139万5920円。この畑、原野は購入後も殆ど手つかずで放置したまま現在に至る。相続者の要望があれば生前に測量を実施し、境界杭を打ち込むことも可能。相続者は山荘を墓標として意識する必要は無く、山荘そのものも墓標を窺わせるものは無い。在るとすれば小滝の戒名だけであるが、戒名と認識しているのは本人だけで誰も≪仙人≫の文字から墓標を連想することは無い。従って20年間はこのプレートを外さないで欲しい。
11日
(日)
  中畑、石垣、
上条峠舟宮神社
KvFRu
石垣に登り雑草刈後
施肥耕運機掛け(358)1M
23573歩 、
16501m、674Kcal
B 回帰までの対応 ①オペ後の山荘活動が可能と判断しオペを受け入れ、実際に活動出来る場合: 前向きで高い生活の質を求めるとなると機械弁ではなく生体弁の置換手術となるが生体弁の寿命は10年ほどで、死亡率の高まる再手術が必要となる。再手術をする意志は無いので余命は10年ほどとなる。この10年間は今までと同じように陶芸活動、山登りや大地耕作に汗を流す山荘活動を継続する。予測に反しオペ後の山荘活動が出来なくなっても居住拠点は山荘になるので、手術障害が残り自力での生活が難しくなった時は、甲州市に設置されている社会福祉協議会やシルバー人材センターが実施する有償ボランティア事業を利用して介護を受けることにする。 ②オペをせず心臓の寿命に委ねる場合: 突然死が予測されるが、動脈破裂してから24時間以内に死に至るケースが多いので、生じた場所が目白であれ山荘であれ、病院に搬送されても心臓外科手術は行わず死亡の確認に留める。中途半端な延命手術を行うことによって手術障害を生じ、本人の最も望まない植物人間状態に陥ることは避けたい。従って病院搬送も急ぐ必要は無く、発作場所が山や山荘周辺の森、畑で発見が遅れても問題無い。
10日
(土)
  2階テラス、中畑、
奥庭、新テラス、
2階廊下

里路Ru
柿吊ロープ張、芋堀(357)×
坂本、広瀬宅に御萩宅配後
山荘原野で芒刈してる坂下さんに
逢い立話。御萩を上げる。
新テラス屋根の太陽光パネル防雨垂
15206歩 、
10644m、529Kcal
≪混沌仙人現況と対応控≫ A 回帰プロセス進行状況 ①肺腺癌(2007年7月、CTスキャンで右下葉に石灰化した核を持つ肉芽腫確認、その後がん研有明病院で精密検査し現在経過観察中) ②2018年5月、大動脈弁閉鎖不全症(中程度から高度)と大動脈弁輪拡張症・AAE(5月現在42.6mm、正常値25~30mmを12.6mmも超えている)が判明でいずれもオペ対象。現在、国立国際医療研究センター通院中) ①については肉芽腫の増殖など変化が生じるまで静観。 ②については選択肢は2つ。a)ベントール手術をして機械弁か豚や牛の生体弁又は人間死体の凍結弁ホモグラフトに置き換え、同時に拡張した血管も交換する。機械室弁は機械音に悩まされ、更に血が固まり易くなり血栓を防ぐワファリンを一生呑み続ける必要がある。生体弁は血栓の惧れは少ないが10年ほどで再手術が必要になることが多く、再手術では9%の死亡率。ホモグラフトは日本では殆ど行われず、保険も効かない。 b)過酷な使用と74年間の経年劣化による症状で心臓そのものの寿命であり寿命を受け入れ、オペはしない。経年劣化による不全は心臓にとどまらず、他の臓器なども同様な状態にあると考えられ、オペ後も連鎖的に他のオペが必要となり山荘活動が出来なくなる可能性が大きい。つまりただ単に生命を維持しているだけの存在になりかねない。いずれどこかで寿命を受け入れねばならないのだから、意思決定能力のある内に決断したい。オペをしない場合、呆けずに生き続けられれば大動脈弁輪拡張症が進行し血管壁が薄くなり、ある瞬間に破裂し短時間で死に至る。①については年1回の定期検診で肉芽腫の増殖など変化が見出されてからの処置となるが、②についてはオペをしない場合の血管破裂は予測出来ず、突然死となる可能性あり。
9日
(金)
 曇
風呂場、図書館

山トレ無し(雨)

グローカルの株開け、
CDからSD,USBへの録音
(山野裕美、清水義雄、一戸兄弟)
スティヴンーキング
「ファインダーズ
キーパーズ」上下

4693歩 、
3285m、156Kcal
超強健種のドラセナのグローカルが成長し過ぎて先週、居間の鉢植えを株分けしたが、浴室のグローカルも天井まで伸びてしまったので株分け。昨晩のんびり風呂に浸かっていたらグローカルの奴が急に直訴に及んだのだ。≪うー苦しい、天井に閊えてもうこれ以上我慢できない。何とかしておくれ!≫ ほっときゃいいのにその気になって体を拭きもせずポタポタ湯水を滴らせ、ふるちんで鉢を抱えて浴槽から飛び出したでは!伸びすぎた浴室のグローカルを先ず居間に置いて、居間の奴を浴室に置き換えてみたが気に入らない。確かに居間のグローカルの方が小さいが、下部を剪定し梢の部分にだけ葉を残したので、隣の壁に掛けてある蔦と同じ位置に並んでしまいバランスが取れない。やはり成長し過ぎた浴室のグローカルを株分けするしかない。しかしこのまま裸で作業する訳にもいかず今朝に持ち越し。さてところでこのやたら目ったら強いこの観葉植物の名は何だったっけ?調べているうちにドラセナだと思い至ったが、実はドラセナは属の名称で20種類以上の品種があると判明。そのドラセナの中でも特に超強健種と云われているのが山荘誕生と同時に棲み付いたグローカルだったのだ。つまりグローカルは山荘の歴史をそのまま刻み込んでいると云うわけだ。
目白トレ2回  3273歩、2291m、60kcal/1  
蒸かした直後に食べたら水分が多くて甘くもないし失敗作と断定。オーブンで焼いて水分を取ったら栗の様にホクホクになり、正しく上品な味に!チンして水分を取っても美味しい。洗ってから陽に2,3日干せば甘さが増す。スイートポテトにしたら最高!棄てないと思うが大根葉は今が最も美味しい。重苦しい曇天を突き抜けトンネルから出るや、途端に快晴の碧が広がる。芋堀りをしながら最後の山荘の紅葉を堪能。前庭の橡の放つ黄金の光と山法師や楓の紅が余りに美しくて、哀しくなりました。
6日
(火)
  階段踊り場、
轆轤室
山トレ無し(忙殺)
ストームグラス照明取り付け
チェーンソウのチェーン
研ぎ4本&試稼動(356)1
6086歩 、
4260m、204Kcal
春に備えて土作りが始まった。ゴーヤー棚の蔓を格子状に張った針金から引き剥がし、柵際の根を抜いて蔓と一緒に丸め大きな枯草球を作る。牛や羊が見たら涎を垂らしそうな美味しい干し草の大きな球が葡萄畑の柵際にゴロゴロ。次はこの100mにも及ぶ柵際に深さ30cm程の穴を掘り、害虫駆除を兼ねた石灰で酸性土を中和し有機肥料である鶏糞を入れて撹拌し土と和ませる。鶏糞が有機肥料として野菜に吸収されるようにするには、この撹拌作業は欠かせない。いい加減にやると肥料に負けてしまい発芽せず苗を移植しても根は伸びず、枯れてしまう。丹念に土を混ぜても有機肥料が土と馴染むまでには半年ほどの時間を必要とする。従って今こうして土作りをしても播種や苗移植が出来るのは来年の4月。来月の心臓の精密検査で来春に百姓仕事が出来るかどうか解らないのに、何とも気の長い徒労の様な穴掘りだが、これ結構面白いのだ。こんなにも沢山、何処から伸びて来たのだろうと思うくらい根が縦横無尽に蔓延り、互いに勢力を競い合っている。地上からすっかり姿を消した雑草たちは冬の間もこうして地中では激しい闘いを繰り返し、来年の春に備えている。闇の中で密かに殺し合いを続けるマフィアを連想しながら、ニーノ・ロータの≪ゴッドファーザー≫が聴こえて来ないかと地中の穴に耳を澄ます。アメリカの差別社会の地中で根を蔓延るマフィアはアメリカ資本主義の一つの側面である警察、政治家、芸能人と絡み合いながら、アメリカ社会の頂点に立つイングランド系アメリカ人、その下にアイルランド系やイタリア系、そしてユダヤ系、はるか下の方にアジア系、そして黒人という幾重にも重なる階層の中で、暴力を手段として勝ち残ろうと足掻く。暴力がテーマの重藤な部分を占めているんも拘わらず、あの曲があれ程までに美しいのは、お祖父さんから孫まで、一緒に食事を取る大家族主義のシーンと衝撃的な殺人シーンの対比によるのだろう。生きることは闘い殺し合うことの連鎖であり、生き残ることは美しく哀しく残酷なことでもあるのだ。なんぞと相も変わらずシッチャカメッチャカな連想をしては、穴掘りを続ける仙人でした。
5日
(月)
  葡萄畑、
カリスト

扇山MW
カリストFFスリーブ取付
柵際穴掘り施肥(355)1
13669歩 、
9568m、459Kcal
≪息すれば心の臓にて震えあり、木枯らしよりも寂しきその音≫石川豚木。啄ではない豚である。豚と云えば心臓の大動脈弁膜症オペで欠かせない化学的に処理された豚の大動脈弁。どうも左心室の出入口の僧帽弁や大動脈弁がいよいよヤバイ状況になりつつあるようなのだ。機能劣化した仙人の心臓弁を豚の大動脈弁と入れ替えるオペをすべきか否か決断を迫られる!5月に大動脈弁閉鎖不全症(中程度から高度)と診断され、更に大動脈弁輪拡張症(AAE)も判明し正常値25mmから30mmの大動脈が5月現在42.6mm、正常値を12.6mmも超えてしまった。何れもオペの対象となってから6か月経過。診断直後から左心室が間欠的に振動することに気づいた。左胸のシャツポケットにマナーモードにした携帯電話を入れているので、最初は携帯電話の振動と勘違いしていた。振動の仕方がそっくりで何度か電話を取り出したこともあったが、やがて振動に僅かな痛みが混じりマナーモードとは明確に異なるようになる。当初は1日に2,3回程度であったが最近は十数回に増え、昨日から右心室の痛みも加わり心臓全体の悲鳴の様に聞こえなくもない。次の心エコー図、CTスキャン、血液検査、X線画像検査は12月12日で、検査結果は19日に出る。心臓病に自然治癒はあり得ないし、マナーモードの振動や痛みから大動脈弁膜症、大動脈弁輪拡張症が急速に進行していることは間違いない。検査結果は眼に見えている。最悪の場合は≪いやー、こりゃかなり進んでますね、即オペした方が良いでしょう。今日から入院しますか!≫となるのでは!
4日
(日)
  西畑、玄関
カリスト

里路Rd
薩摩芋掘り出し、
玄関K2写真照明設置直し(354)0
カリストMP3設置
14777歩 、
10343m、443Kcal
アームの角度は氷河大型画像の中央を捉え申し分ないのだが、ライトの位置が高すぎてスイッチに手が届かず脚立を使うことにした。まっ、日々照明を当てたり切ったりする訳ではないしこれで良いかと思っていたが、この面倒くささが結局照明使用頻度を落とすことに気づいた。手の届く位置までライトを下げると≪遥かなりK”氷河≫のタイトルの上にアームが重なり見苦しくなってしまう。それならいっその事タイトルを画像の上に持ってきたらどうだろうと位置調整したが、そうすると今度はライトが画像の真芯を捉えず下半部に焦点がきてしまう。この焦点を上部にもって来るにはアームの角度をもっと急角度に曲げ直さねばならないが、一度熱加工しているのでこれ以上加熱すると折れてしまう懼れあり。何とか慎重に曲げることには成功したが、今度は曲げ過ぎてしまい画像の中心部より上に光の焦点が移動してしまった。参ったな!もう一度加熱したら間違いなく折れてしまう。これが最後の1本なので失敗したらやり直しは出来ない。暫くこのままで使用するしかない。ライトを下げたら画像とライトの間が大分広くなったので、上に移動したタイトルを下に戻す。画像、タイトル、ライトのバランスが取れ怪我の功名で、焦点調整の失敗の失点をカバー。
3日
(土)
  葡萄畑、玄関
1,2階トイレ、脱衣室

里路Ru
胡瓜畑残滓処理施肥耕作、
玄関K2写真照明設置、
3か所の換気扇取り外し
洗浄(353)1
17638歩 、
12346m、533Kcal
今年71歳のスティヴンーキングの新作、日本では8月に発売された「任務の終わり」閉じてトイレ本棚に本を戻すと、ジーという音が聴こえだした。彼方此方耳を当てて騒音源を探すが解らない。トイレ外に設置してある揚水ポンプかなと調べるが異状なし。再度トイレに戻りコンセントから派生している電気製品をチェック。ウオッシュレットは噴出ノズル、温水装置いずれも問題なし。冬の暖房ストーブもスイッチオフの状態で沈黙している。最後は天井近くに着いている換気扇だが、こいつは高いので便器に乗って耳を当てる。こいつだ!取り外して観ると埃が詰り、地蜂が土を運んで作った巣が通風孔を塞ぎ、とてもじゃないがこれでよくぞ機能していたなと呆れてしまった。これが25年間積もりに積もった室内空気の汚れかと、自らの肺の74年間の汚れに想いが至る。早速換気扇を解体し羽やフィルターを洗浄しつつ、ありゃ、と云うことは4か所ある換気扇総てがヤバイ状態にあるのでは!まっ、キッチンの大型換気扇は1年に1度は洗浄しているが、脱衣室や2階トイレは25年間1度も掃除してない。で朝から3つの換気扇を取り外して洗浄する羽目に陥ったのだ。序だと焼けのやんぱちになって、玄関のK2遠征で撮った氷河大型画像の照明ライト設置を始める。
2日
(金)
  林檎畑、イオ
里路Rd
散水、仮面照明設置
10393歩 、
7275m、288Kcal
昨日の山荘最低気温を観たらなんと1.8℃。今朝はもっと下がるかと夜明けに卓上の外気温計を観たら3℃だったが、これは外気温センサーが寝室ストーブの排気口近くの壁にあるので影響を受けているのかも。ストーブを点けたなくても寝室のPC、電灯、人間の放つ熱源が壁に伝わり、センサーにも影響した可能性あり。最低気温が5℃以下になると紅葉が急速に深まる。山荘も楓が紅さを増し、橡や銀杏が黄金の光を放ち始めた。白と紅白の山茶花が花数を一気に増やし、マイナス10℃にもなる山荘の寒さの前に咲いてしまおうと焦っているような!
扇山から湧き出る清水が山荘原野を奔り、作陶場蛇口に最初の分水をし奥庭の滝口上に至る。此処で更に山荘水道タンクと滝へと導水管は分岐する。滝口上で撒かれた仙人の骨粉は滝と共にチベット龍の口から奥庭に流れ落ち、クレソンの育つ小さな疎水路を経て蝦蟇や錦鯉の棲む池へと注ぐ。オーバーフローした池の水はキッチンの排水と合流し前庭に流れ、石卓下の嘗ての水琴窟に落ちる。水琴窟の工事をしてから最早密やかな音色は聞こえないが、工事前には随分愉しませてもらった。水琴窟を出た水は中庭を縦断し、奥庭と中庭の結節点で葡萄畑に落下する。葡萄畑を西から東へと駆け抜け、林檎畑の入り口を横切り冬の駐車場に下り滝川に至る。つまり滝上に撒かれた仙人の骨粉は山荘をぐるりと一巡し、富士川へと連なる滝川に至るのだ。
11月累計km、178km570m(歩数計合計 総活動距離:2240km022m    山トレ15計15回、 山トレ累計179回 


2018年10月

月日 天気   活動場 活動記録   一言 メモ
    目白トレ2回  3273歩、2291m、60kcal/1   豊島健康診査センター肺腺癌定期健診。鬼子母神診療所月定期健診。
30日
(火)
  葡萄畑、イオ、
カリスト

扇山MW  
イオのストーブを
カリストに設置、柵際草取り(352)1B
10526歩 、
7368m、296Kcal   
 長く沈黙していたイオがLEDの淡く仄白い光の中で甦った。硫黄の波紋を描く火口の湖に突き出した山から、噴射される藍白い巨大なイオの体液が動きを取り戻す。怒張する柱となって数百kmの高さまで登り詰め、直径1千kmに及ぶ華麗な笠を開きイオの大地に着床する。ストーブの入った大きな段ボールが前庭を歩いて来る。FF-VG35YA、取扱注意、われもの注意と記された段ボール下からは脚が2本突き出し、上からは御凸がぴょこんと飛び出ていてまるで段ボールが人間に変身したかの様。待ちに待ったFF-VG35YAのご到来である。別売の延長給排気セットF-10Rも購入し、前回設置出来なかったイオ部屋のストーブ設置に再度挑戦!これで設置出来ないとなると、日立のFFストーブ設置で壁に開けた給排気孔とは別な穴を壁に開けるか、ストーブそのものを廃棄するかと結構深刻な問題になる。新たな孔を壁に開けるにしてもコアドリルが必要になり業者に依頼せねばならぬし、FF-VG35YAの排気口の壁位置に建物の補強鉄骨が入って居たらコアドリルでも孔を開けることは出来ない。結構深刻なのだ。段ボールを開けるやストーブの組み立てより先に別売排気管F-10Rを取り出し、既に開けられている壁孔の位置とストーブ排気孔が繋げるか試行錯誤。排気管はスライドして伸縮出来る様になっているが、最短にしても長すぎて繋げない。さて、どうしたらいいのか?
29日
(月)
  葡萄畑、ナフコ
イオ、図書館、
平野啓一郎
「ある男」 
里路Ru
柵際ポール撤去
イオ壁画照明設置(351)1
14K、消石灰20kg×各3袋
鶏糞30袋、計570kg搬入
13952歩 、
9766m、480Kcal  
心から涙がポタポタ落ちた。片づけると云うことがこんなにも哀しいことだなんて初めての経験。買ってから未だ一度も使ってない包装すら解いてない羽布団カバーや枕カバーなどは早速使ってやることにしたが、樹麗や悠樹のスキー服や手袋、ゴーグルなんぞが出てきた時は、最早どうにもしてやることが出来ず泣けてしまった。何が哀しいのだろう。時間のフィルターに掛けられたあの美しい時が決して戻らないと改めて認識することが哀しいのだろうか!時々刻々この瞬間は過去となり決して戻りはしないとずーっと昔から解っていたのに、恰も時間の流れを止めてしまったかのようにあの時のまま何も変わらず小さなスキー服が現れただけで、心から涙がポタポタ落ちる。片付けているクローゼットから見たこともない変な黒いハンガーが出て来た。25cmの平板プラスチックに5つ穴が開いていて、その穴に60度ほど開いた弧が嵌め込めるようになっている。どうも狭いクローゼットに重ねてシャツなどを下げる機能を持っているらしいが、使いようもないので捨てた。夜中に「もしやあのハンガー、工夫すればイオ壁画の照明に使えるのでは!」と気づいたのだ。愉しい試行錯誤を繰り返しているうちに、全く予期せぬ偶然の発見をしたりして棄てた筈のハンガーが、見事照明アームに変身!最近にない試行錯誤の成功に大喜びの仙人でした。 
28日
(日)
   林檎畑、葡萄畑、
カリスト
扇山EW 
残りのゴーヤー棚の蔓撤去
林檎畑草取り、(350)1
カリスト押入整理、作陶場へ
11503歩 、
8052m、317Kcal 
風前の灯であることは明確なのだから、現役で未だ稼動しているとはいえこの際新規購入を決意すべき!19日に購入したコロナFF-VG35YAはカリストやイオには設置出来ず、仕方なく書斎に設置し書斎の現役ストーブをイオに設置。カリストもイオも壁際から僅か11cmしか離れていない位置に排気口があるので、この排気口に合うFFストーブを探すのは極めて難しい。やっとたどり着いたFF-VG35YAだが購入してみたら、背面の排気口ホースは壁際11cmの壁穴と反対方向にあり、排気口ホースを壁穴にセット出来ない。そこで壁の中央に壁穴を開けてある書斎にセットしたのだ。しかしその後の調べでF-10Rと云う別売の延長給排気セットF-10Rを使えば、壁際11cmの穴にストーブ背面の排気ホースを導けるのではと、メーカーや設置業者に問い合わせた結果、可能性が見えて来た。そこで駄目元で思い切って発注。そうなると今度はイオの風前の灯であるストーブをカリストに移動し、最後のお勤めを見届けてやらねば。となると現在カリストの壁穴前に置いてある移動可能なFH-VX3616BYを別部屋に運ばねば。そこで2階の西クローゼットに目を付けたが、運び込むには先ず西クローゼットを片付けねば。で、片付ける為にクローゼットの棚造りから始めねばならず、あーだこーだと試行錯誤開始。 
27日
(土)
 
 林檎畑、
里路Rd
最後の法蓮草、大根播種
林檎畑草取り
2階西クローゼット棚造り (349)1
12267歩 、
8586m、354Kcal  
三途の川ならず三途の海を無事渡り切るには、嵐を予測する≪ストームグラス≫が必要だろう!またもやボン・シルバーめ、さもモノローグであるかのようにさり気無く、それでいて聞こえよがしに滝音に載せて喋繰るでは。そんなもん何処に在るんじゃ、聞いたこともないぜ!いや、待てよ「海底2万里」なんて大昔に読んだ本に出て来たノーチラス号とか云う船に置いてあった奴か?確かネモ船長が使っていた天候予測器が≪ストームグラス≫だったような。朝から雨の中、最後の法蓮草、大根の種蒔。 
26日
(金)
 
 前庭、ゲート
3回目魔女1撃
里路Ru
ゲートへの地中ケーブルの
露出部分を埋める為ゲートから
土を掘り出し運び露出部に覆土,
チュウーリップ移植
14961歩 、
10472m、505Kcal 
昨日から全く心当たりのない予期せぬ腰痛が勃発し、ヤクで抑えが効かなくなることを恐れつつもヤクに頼り一夜を過ごし朝のストレッチで103回の腹筋を控えるべきか惑う。ゆっくり103回に拘らず出来るところまでやってみようと先ず1回目。やはりいつもと異なり重く、微かに痛みを伴い危機状態にあることは確か。どうにか103回を熟し、さて今朝の仕事は数か月前から気になっている露出した地中ケーブルの覆土だが、これは土方仕事。唐鍬でゲート崖の土を掘り起しスコップで一輪車に載せイオテラス下まで運び込み、露出ケーブルの窪地を埋める。この窪地は豪雨でオーバーフローした雨樋から落下した雨水によって抉られたものと考えられるので、唯たんに覆土しただけでは簡単に土が流されてしまうので、作陶場から小岩を運び込み露出ケーブルに載せてみた。効果があるかどうかは次の豪雨まで待たないと解らない。土掘りは腰に直接響いたが、どうにか土方仕事は完了。腰痛をうまくコントロールせねば山荘仕事は殆ど何も出来ない。つまり仙人の山荘活動もいよいよ秒読み態勢に入ったと云うことか!来るべきものは目前に在り!
目白トレ2回  3273歩、2291m、60kcal/1   目白トレ6往復に減らしているがそれもきつくなりつつあり。
23日
(火)
 
葡萄畑、前庭、
イオ
小倉山ZZ 
ゴーヤー棚の蔓撤去
チューリップ球根移植
オブジェのコードカバー
取り付け、浴室窓拭(348)2B
15742歩 、
11019m、546Kcal
この超過酷な旅に耐え抜き、時空を超えて生命の灯をともし続けようとするたった一人の兵士を生み出す為に2億の兵士が必要であった。いや、それは最強の兵士が排卵から12時間以内の元気な卵子に回り逢えた場合であって、排卵無き広大な海の彼方にたどり着いたものの最強の兵士もまた、多くは祭壇に灯をともすことは出来ない。1人の女性が一生に生み出す卵は400個前後、精子は1日で3千万個が造りだされるので1年間で109億5千万個、生殖可能な50年間では5475億個にも達する。400個対5475億個、つまり1:14億ほどの比率になる。14億には意味がない。寧ろ無数と捉えてみれば観えてくるものがある。正しく壮大な徒労でしかない兵士の試みは、無数をもってして唯一の創造主に挑み放たれる虚空そのもの。≪正しく壮大な徒労でしかない兵士の試みは、無数をもってして唯一の創造主に挑み放たれる虚空そのもの≫1:14億の14億を無数と捉え生命種に置き換えると時間軸に軌跡を描く生命の構造が観える。星々に置き換えるとビッグバーンを為した唯一の創造主が見え隠れする。壮大な徒労でしかない兵士はただひたすらに阿修羅でしか在り得ないのか!
22日
(月)
 
西畑、玄関、
扇山EW 
玄関大窓拭き、
西畑雑草取り(347)1
林檎畑ホース漏水で交換
13757歩 、
9629m、406Kcal
ズルッ!墜ちる!大腿骨頸部骨折、いや大腿骨転子部骨折か、いやいやそんな甘いもんじゃ済まないぞ。と覚悟を決めた瞬間、梯子の下に着いている滑り止めが動きを止めた。この間僅か1秒足らずだったような、途轍もなく永い時が過ぎ去ったような。転落は回避されたのだ。昨日の窓拭きは、2階の屋根に達する高所での作業だったので、梯子がいつ横滑りして転倒するかと恐れ戦いていた。今朝の玄関大窓は4m程の高さだし家の中なのでリラックスして作業していただけに、梯子が滑り出した瞬間は恐怖を感じる暇も無かった。梯子の滑り止めの摩擦機能がフローリング上では著しく低下するなんて、考えてもみなかった。ここ数年サボって玄関大窓の窓拭きをしてないが、以前は同じ様にフローリング上にに梯子を掛けて拭いていたが梯子が滑り出したことは一度も無い。壁に立てかける角度が急だったので偶々スリップしなかったのであろう。この偶々は神の思召した恩寵と心せよ!
21日
(日)
 
50℃
5:55
全部屋、轆轤室
里路Ru
網戸撤去、洗浄格納
ビア瓶詰、イオ桜貝灯接続
外窓ガラス拭き(346)2
13879歩 、
9715m、406Kcal
昨日から更に2℃下がり5℃となった夜明けのテラスに浮かぶ雪富士。先週までは裾野を縁取っていた大地もすっかり雪に覆われ、黒々とした御岳山塊を台座として眩いピラミッドを秋天に突き立てる。写真を撮ろうとカメラを構えるが、あれっ、窓が汚れているでは!、網戸も邪魔だし。夏が終わってしまったのを頭では理解していたが、網戸撤去や窓拭きには結びつかなかった。て云うか実は網戸撤去にしても窓拭きにしても1、2階で数十枚もあり、余程覚悟して掛からないと途中で投げ出すことにもなり兼ねないと解っているだけに、気づかぬ振りをしていたのだ。やらねばならないと覚悟を決め、ドライバーで網戸の固定螺子を緩めては、1枚1枚出窓から外す。出窓の両端は湾曲したレールに沿って網戸が嵌っているのでとても外し難い。しかし乱暴に外すと網戸が変形して壊れてしまう。うんざりしながら慎重に扱い、総て取り外しホースブラシで洗浄してから轆轤室に格納。うーん、次は窓拭きだが、2階は梯子を掛けねば拭けないし、まっ、真っ青な空だから梯子じゃなくて、山に登っているつもりで愉しみながらやればいいか!
20日
(土)
74歳
 
6.9℃
6:49
2階各部屋
全庭、全畑
里路Rd
日立2台、コロナ1台計3台の
ストーブと格闘
カルサー草刈(345)3
9616歩 、
6731m、261Kcal
受戒の日を2018年10月20日と決めたら、ボン・シルバーの奴がしゃしゃり出て、≪ほなら戒名を決めねば!≫と云うからそりゃ死んでからではないのかい。と云い返したら≪そんな事も知らんのか、仏の定めた戒律を受けるには死んでからでは、どうにもこうにもしゃーないでは!生きていてこそ死は観えるのさ。さあ、どうする≫ どうするたってそんなの考えるまでもないじゃないか。≪仙人≫に決まっとるじゃろが!とその場の勢いに任せて叫んだら、矢継ぎ早に喋繰るボン・シルバー。≪ほなら戒名何処に書く?≫ これも勢いに乗って負けて堪るかと云わんばかりに奥庭の滝じゃと即答。で、白々と明け行く書斎の窓から滝を見下ろすと、どうですか黒い岩壁の流れ落ちる滝の中央に≪仙人≫と描かれた眩いばかりの真っ白な戒名。うーん、本日をもって心身の過ちを超越し、いよいよ仙人になるんだ。
19日
(金)
 
西畑図書館、轆轤室
スティヴンーキング
「任務の終わり」上下
山トレ無し(忙殺)
玉葱苗(OK F1
中晩生種150本)、墓碑銘
透かし彫り、コロナFF-VG35YA
夜に宅配で即設置作業
5193歩 、
3635m、171Kcal
17万ミクロンの海の大きさが想像出来るだろうか!兵士にとって1ミクロンは身長の267倍なので、17万×267倍=4539万倍となり、これを身長170cmの仙人に換算すると170cm×4539万倍=7716万3000cm=7万7163km あれれ、地球2周分にもなるでは!きっとおっちょこちょいの仙人のことだから計算間違いに違いないと何度か計算したが、何度も計算していると今度は惚けが加わって数が勝手に走り出し収拾がつかなくなる。それにしても祭壇に至るまで地球2周分に相当する広大な海を飲まず食わずで泳ぎ切るなんて、とても有り得ぬ至難の所業。2㎖の海に漂いながら身廊に放たれた兵士は、その場で99%が死滅し、最初の大海である子宮の入り口まで達する兵士は数千から数万に減る。更に大2の大洋である輸卵管を泳ぎ切り、祭壇を目に出来る兵士は数十となり、この残された強者達が互いのヒアルロニデースを出し合って、卵子の強力バリアーである透明帯を爆破し、最強の1兵士だけが卵子に突入する。最早泳ぐ必要のなくなった尾を切り捨て外部に残したままで祭壇に飛び込み生の灯りをともし、長い旅を終える。長い眠りから覚め繭から放たれた山繭蛾は、交尾を果たすまで飲まず食わずでただ只管に生の祭壇を目指す。その為不要な口器は退化し、幼虫時代に体内に蓄えた脂質を使い果たして死ぬまで雌を求めて飛び続ける。与えられた時間は1週間。広大な子宮の海を泳ぎ切り2つの卵管に出くわした兵士が、鋭い嗅覚で排卵された輸卵管を選んだように山繭蛾も雌の放つフェロモンを、半径6kmの彼方まで捉え、1週間以内に旅を終える。
18日
(木)
 
西畑、里路
轆轤室

小倉山ZZ 
玉葱苗(ネオアース
中晩生種210本)移植
小倉山ルートの雑草刈

21718歩 、15202m、573Kcal
僅か2㎖の小さな海に2億から4億もの兵士を漂せ発射された揺籃は、宇宙開闢を告げるファンファーレを高らかに鳴り響かせながら身廊に着地。身廊で放たれた兵士は5ミクロンの核に10ミクロンの尾を靡かせ微かな生の臭いを嗅ぎ分けながら、祭壇の方位を認識し新たな海となった身廊を毎分4mmの最速で泳ぎ始める。推進力を得る尾まで含めて15ミクロンの兵士が分速4mmものスピードが出せるとは驚きである。1ミクロンは1mmの線分の1なので自らの身長と較べると4000÷15≒267倍、1分間で身長の267倍もの距離を進むことになる。因みに身長170cmの仙人に置き換えてみると170cm×267倍=453m90cm、自由形100mの世界記録が1分程なので、その4.5倍の速度で泳いでいることになる。時速に換算すると約27km、つまり世界最速のマラソンランナーより速いのである。この驚異的な速度で兵士は先ず7cm、7万ミクロンもある子宮の海を泳ぎ切らねばならない。海に注ぐ2つの大河、輸卵管のどちらに排卵された卵があるか嗅ぎ分け、次は子宮よりも長く10cmもある輸卵管の海に入る。この計17万ミクロンに達する海を泳ぎ切らねば、生の祭壇に達することは出来ない。
目白トレ2回  3273歩、2291m、60kcal/1   鬼子母神診療所(2回目風邪)
16日
(火)
  駐車場、イオ
轆轤室

小倉山ZZ 
車内に流れ出た3ℓ程の
灯油処理、車内&マット類洗浄、
ストーブ壁穴径測定、
穴位置測定、墓碑銘制作(344)1.5
15137歩 、
10595m、505Kcal
黒マジックで大きく×印がつけられている。つまりこのタンクからは嘗て運送中に灯油が漏出したことを示している。廃棄処分にすべきタンクなのは明らかであるが、漏出するのはタンクの注入口付近だけで、横にしたり傾いたりしなければ問題ない。漏出の原因はキャップの皹割れが殆どだが、稀にタンク本体の劣化による罅割れもある。キャップを確認すると新品と交換してあるので迷わず車に積んだのだが、山荘に着いて後部ドアを開けると傾いた×印のタンクからドバドバ灯油が流れ出しているでは!漏出なんて生易しいもんじゃない、ドバドバなのだ。僅かに漏れるだけでも車内に臭いが充満し、簡単には除去出来ずいつまでも灯油の不快な臭いに苦しめられることになる。何度も搬送中に車内に漏れ出した灯油に悩まされてきたので、新車にしてからは漏らしてはならじと荷台シートの上に縁を立ち上げた防水シートを敷き、搬送防禦態勢を整え灯油買出しに出発!それなのに結果として車後部は流れ出した灯油のプールが出来てしまい、嘗て経験したことのない悲惨な状態。臭い以前の問題で≪目の前が暗くなるサントワマミー!≫ で朝からせめて溢れ出している灯油だけでも処理せなばと奮闘。
15日
(月)
  西畑、葡萄畑、
駐車場

山トレ無し(忙殺)
大葉畑撤去施肥耕運機掛
法蓮草石灰散布(343)2b
灯油買出し200ℓ、1つのタンク
から漏出し車は灯油浸し
9222歩 、
6455m、311Kcal
悔しい!このまま廃棄処分にしてしまうなんて許せない!電子基板が原因だとしても25年間も共に過ごしてきたストーブを簡単に見捨てていいものか!最後の悪足掻きで電源スイッチ以外の7つの釦を片っ端から操作してみた。未だ1度も使ったことのないミニ暖のスイッチを入れると、温度上昇を抑える「おさえめ」が消え、EDのエラー表示も出ないしブザーも鳴らないと判明。説明書にはこう記されている。「室温やルームサーモの働きに関係なく最小熱量運転になります」 試しにこのモードから「おさえめ」に戻すとエラー表示は出ず、稼働し続けるでは!うーん、こんなことってあるんだな。若しかするとこのまま稼動を続けストーブを買い替える必要が無くなるかも!なんぞと故障原因も掴めないまま、またまた甘い予断を下し仙人は一人ニヤニヤ。その後爆発した窯の中で唯一被害を免れた作品≪仙人≫の文字板を奥庭の滝に取り付ける作業に入ったが、ここで大失敗!滝の岩盤にドリルで穴を開け鉛のアンカーを打ち込み螺子で固定するのだが、この岩盤は黒御影石なので硬くてドリルを受け付けない。覚悟をして不安定な滝に足場を定め、焦らずじっくり構えて穴開け開始。20分ほどかけてどうにか1つ目の穴を開けたが、幾ら何でも時間が掛かり過ぎ。こりゃドリルの刃を替えるしかないとホームセンターにバイクを飛ばす。ドリルの刃を選びながら、この刃を丸鋸で研ぐことは出来ないかとかもっと切れ味の良いドリルは無いかと店長と話していたら店長がボッソっと。「振動ドリル使ってますよね?」 「勿論!」と答えてから、そうだいつも岩盤の穴開けには振動ドリルを使っていたのに今回は普通のドリルを使っていたでは!と気づいたのだ。新たに刃を買ってから、山荘に戻り振動ドリルで穴開けしたらきちんと穴が開くでは!お粗末でした!
14日
(日)
 

窯室(本焼失敗)
イオ、滝壁、コメリ

里路Rd
窯蓋の作品爆発!
ストーブED表示(342)3b
ビア1,2次仕込み、
滝壁に墓碑銘
設置
、爆発後の処理
12255歩 、
8578m、417Kcal
窯蓋を開けてガックリ!急激な衝撃に備えて幾つかの失敗例を想定していた。其の1、釉薬が流れ落ちアルミナ粉の防御が無効となり、作品が棚板に接合してしまう。其の2、作品が罅割れたり著しい変形を生じてしまう。其の3、作品が傾き釉薬で作品同士が接合してしまう。この程度なら失敗の衝撃に耐えられなくはない。しかし現実はこれ以上の酷い失敗はあり得ない最悪の事態となった。墓碑年号を入れた墓碑銘は文字を掘り込むので1cmもの厚さの長方形にしたが、こいつが3枚とも爆裂し粉々に吹き飛び、他の作品上に飛び散り、ほぼすべての作品に融合してしまったのだ。墓碑銘は2段目の棚に入れ3段目に幅40cmもある大皿を置いたので、2段目の墓碑銘が爆裂しても3段目まで破片が飛び散ることはあり得ない。しかし現実には大皿一面に破片が散乱し、大皿としっかり融合しているでは!つまり爆発は半端ではなく、炉内に隈なく破片が飛び散る大規模なものであったということだ。唯一被害を逃れたのが、≪仙人≫の文字。これも不測の事態に備え、2つ作っておいたがその1つだけが奇蹟的に難を逃れ無傷であった。これを大いに歓び、他の無残な作品からは厳しい教訓を学び取り、失敗を謙虚に受け入れよう。爆裂原因は只1つ。1cmもの墓碑銘の厚みにある。厚ければ厚いほど土を良く練って粘土内部の気泡を追い出す必要がある。僅かでも気泡が残れば、気泡は厚い粘土に遮られ脱出出来ず、熱せられる程爆発力を増すのだ。重々承知し良ーく解っているので念入りに練ったつもりであったが、不充分であったということなのだ。解っているだけに悔しい!今朝の気温は10℃、イオのストーブを点けたらEDのエラー表示。修理しようと説明書を見たら、「EDと表示されブザーが鳴ったら販売店に修理を依頼してください」とある。20年前に製造中止で最早販売店も存在しないのでは修理依頼なんてあり得ない。電子基板の故障なので仙人には手の打ちようもなく廃棄処分し、買い替えるしかない。現在FFストーブを作っている大手メーカーはコロナくらいしかないので、昨年の大型ストーブ同様コロナ製品を調べてみよう。カートリッジ方式となるとFF-VG3515Yしかないかな。とネット通販で価格を調べていたら他社より2万円以上安い最安値≪見てね価格≫の7万6374円の手続き最中にサイトが消えた。15Yより高額な最新型VG35YAを≪水彩com≫で見つけた。着払い手数料700円を入れて計7万Ⅴ500円とは!早速発注したが何かの間違いでは!因みに最安値≪見てね価格≫の価格は8万9200円+着払い手数料。1万4400⃣円も安いでは!
13日
(土)
  窯室(本焼)
葡萄畑

里路Ru
3段本焼き
(小皿8、碗2、大皿1、文字:
仙人2、墓碑銘3)、サラダ大根、
豌豆、蕪播種
14438歩 、
10106m、472Kcal
昨日の釉掛けの不足部分に乳白釉を追掛けし、ポンズの穴開けに失敗し割れてしまった文字をセラミックペーストで貼り付け窯入れ。棚板にアルミナ粉を解かした溶液を塗り、釉薬流れによる棚板との融合を防ぐ。それだけでは不安なのでツクを小皿の下に置き融合を防ぐ。いつもは焼き物の棚板との接触面に釉抜き撥水剤CP-E(トルエン、アセトン、酢酸エチル)を塗布するのだが、大皿の底面など幅が40cmもあり、多量の撥水剤を要するので今回はツクだけで対処。炎の通路を作り流れをイメージしながら2段の棚板を組み温度センサーに作品が触れぬ様、位置を決めいよいよ火入れ。電磁ポンプのリセットボタンを押すと灯油がバーナーに流れ、10~30秒後には自動点火する筈なのだが、1分経過しても点火せず。この状態が続くと灯油が流れ続け、バーナー内部の点火芯が湿り過ぎて着火しない。窯を修理してから着火トラブルは無かったのだが、以前は良くあったので焦ることなく炉内から新聞紙を紙縒りにして、先端に火を着けバーナーに点火。その後は5分ほど窯の蓋を開けたまま窯を暖め、作品の温度急上昇を押え2時間かけて200℃、4時間で750℃まで酸化焼成の手順にそって温度管理。
12日
(金)
  市民病院、2階廊下、
轆轤室、窯室
山トレ無し(忙殺)
LED取り付け、カーテンランナー
修理(イオ)、釉薬掛け
5085歩 、
3559m、166Kcal
「ホームセンターに無いとしてもニトリに行けば手に入るでしょう」との業者の返事だったので早速お馴染みになったニトリに顔を出したら、店舗には無く業者に問い合わせてくれた。その結果カーテンランナーのマグネット部分だけの製造は中止しているとの事。新たに販売しているのはカーテンの布地に直接嵌め込みマグネットで止める方式のホック。仕方なくこれを購入して試してみることにしたが、待てよ、もしかすると東急ハンズで売ってるかもとビアモルトを買う序に5階に上がって店員に探してもらったら在った!大きさの異なる2種類のマグネットランナーがあったので、山荘の壊れたランナーを持ってきて、どちらが合うか調べてから買うことにした。しかし、良く考えてみるとイオ出窓の撤去時にカーテンレールを外して保管しておいた筈。つまりそのカーテンレールに付いているマグネットランナーを取り外してカリストのカーテンレールに装着すればいいでは!で、今朝、取り外したカーテンレールのマグネットランナーを倉庫で探し出し、カリストの出窓に取り付ける。ここ数年うまく閉らず割れたマグネットランナーを針金で固定したり、ランナー位置を変えたりとあれやこれや工夫してきただけに、パッチっと閉った時には嬉しかった。序に9個も追加購入したLEDを2階オブジェ棚に設置。これで夜なんぞちょっと面白い効果が出やしないかと期待してるが、駄目だろう。オブジェの試行錯誤はこれからも愉しみながら続けていけばいいのだ。
目白トレ2回  3273歩、2291m、60kcal/1   鬼子母神診療所(風邪)
9日
(火)
  林檎畑、
(昼食&ヤク)
小倉山ZZ 
法蓮草畑、春菊雑草抜き
タージマハル宝石皿を楔固定に成功
フレッシュハウス工事終了確認
16691歩 、
11683m、541Kcal
いや絶対ペットボトルを詰めた蓋のしていないダンボールの上に、ビアを仕込んだ19kgもの樽を2つも載せるなんてするはずがない。そんなことをしたら時間の経過と共に38kgの荷重がペットボトルを入れたダンボールに伝わり、軟な段ボールが破砕されることは間違いない。しかし1,2次醗酵を同時にしたことは確かなのだろう。としたら一体どうしたのだろうか?そこで記憶を辿るのではなく新たにこれから1,2次醗酵を1枚のホットカーペットに載せて行うにはどうすべきか考えた。そうだ38kgの樽の荷重を均等に分散させるために、ペットボトルの上に陶芸で使っている粘土板を載せ、その上に樽を置けばダンボールが破砕されることはない。そこまで考え逆に決して思い出せぬ記憶が僅かに甦り、確かに前回のビア仕込みには粘土板を使ったような気がしてきた。ならば活動記録の何処かに記されているのでは!あった!4月15日の記録だ。≪となると先週に引き続いてのビア1次醗酵仕込みと先週のビアの2次醗酵仕込みの同時進行は断念するしかない。と突然、天からの声。瓶詰めした2次醗酵ビアの上にベニヤ板を置いて、その上に1次醗酵の樽を載せ、瓶ビアと樽ビアを同時に保温したら!≫ 100%の自信を持って≪蓋のしていないダンボールの上に、ビアを仕込んだ19kgもの樽を2つも載せたことはない≫との確信は崩れた。昨日の樽詰め後、次回の仕込みの為に空きペットボトルを樽上のエアロックに載せたのが気になって、扇山を登りながらふと喪失してしまった記憶と戯れる。峠に出ると直径40cm以上ありそうな松大樹が24号台風で倒壊しているでは!老いているとはいえ未だ青々とした葉を茂らせ、峠の顔であったがこれでお別れ。お前にも記憶はあるのか!�
8日
(月)
  林檎畑、書庫
(昼食&ヤク)

扇山EW
 (9月22日以来)
法蓮草畑草取り、2階西本箱整理
書庫最終整理(百科事典搬出)、
ビア1次仕込み
13440歩 、
9408m、389Kcal
ポルノ女優の性的暴行、高額な脱税疑惑、大統領選挙の時のロシア関与疑惑、自らに不利とするニュースを悉くフェークニュースと暴言を続けるトランプが、幾らなんでも11月6日に迫った中間選挙で勝てるはずはない。と楽観的に観ていたが、どうも逆に確固たる」基盤を確保しているらしいのだ。何と現在の支持率が40%で共和党内では90%だとの報道があった。若しやこれには平等と格差の根本的な問題の表出なのか。平等や均一の構造がエントロピーを小さくし、回復不能な空間を成すことを生命は自らの遺伝子に刻みこまれている。エントロピーとは≪原子的排列および運動状態の混沌性・不規則性の程度を表す量≫であり、混沌性が高い程、不規則であれば在るほどエントロピーは大きい。総ての人間が平等になるなんてことは決してあり得ぬことだが、もしそうなってしまったら、総ての活動は停止してしまう。米国の人種差別主義者などトランプ支持者たちがエントロピーが小さくなることを恐れて、トランプを支持しているなんてことも決してあり得ぬことだが、結果としてエントロピーを大きくする方向を支持していることは確かである。
7日
(日)
  2階廊下、
葡萄畑(昼食&ヤク)

里路Ru
茄子畑、トマト、枝豆、オクラ畑
に施肥、耕運機掛け、畝作り
蕪、青梗菜播種
15189歩 、
10632m、442Kcal
侮っているのだ。風邪なんてものは病気の内には入らない。従って風邪をひき発熱したり扁桃腺が腫れたからと云って安静にすることはあまりない。ところが昨夜はどうだ夕刻5時過ぎには、座っていることも出来なくなり寝室へ直行。夕刻6時前から朝の5時までヤク効果で11時間もぐっすり眠れば赤血球が体内を駆け巡り、ドックンどっくん力強いパルスが夜明けには復活するのだ。そんなのは大昔の若いころの話と分かってはいるが、仙人の脳はどうもその辺の理解を拒んでいるのか、復活をすっかり信じ切って寝る前の読書もせず即眠りに入る。筈だったのだが、ヤクなんて効かず眠りは訪れず扁桃腺の痛みに加えて咳の発作が続き、時々呼吸困難に陥り七転八倒の眠れぬ11時間となってしまった。寝ていて苦しいのだから起きて活動したら最悪の事態にもなりかねないのだが、11時間もベットで横になっていると起きて畑仕事でもした方が気分転換になるのではとさえ思ってしまう。思うだけではなく即実行に移してしまうところに仙人の脳の問題が絡んでいることは間違いない。ヨロヨロと耕運機にもたれかかり、どうにか茄子畑、トマト、枝豆、オクラ畑を耕したがヘロヘロになり今度は葡萄畑から奥庭に耕耘機を上げることが出来ない。参ったぜ!
6日
(土)
  書庫、2階廊下、
葡萄畑、(昼食&ヤク)
里路Rd
(風邪で少し)
2階廊下の書架インテリア、
茄子、枝豆、トマト撤去
10365歩 、
7255m、345Kcal
生まれ変わった。同じ廊下とはとても思えない大変身。3日間掛けて文庫、単行本を数百冊2階書架から書庫に運び、横型書架を縦型にしてデザイン開始。基本的にはイオと同じに棚を組み、余白の美を意識してオブジェの位置を決める。7段の棚を2つ繋げたので計14段、右側の最上段には玄関にあった2つの破壊の神シバを載せてみたが銅製でとても重い。計量してみたら何と3kgもあるでは!果たして7段目の棚で安定するか?試行錯誤しているうちに繋ぎ目が外れ落下しフローリングを直撃。孔が開いてしまった。地震にはひとたまりもないだろうが、シバはこの最上段を望んでいる。この高さから睥睨し山荘の住人共を支配するつもりなのだ。6段目はZ型の黒フレームで枠組みしたブックエンドだけにし、何も置かずに空間だけにした。虚空がイマージュでき面白い。以下アンデスで手に入れた壺、アンモナイトや魚、恐竜などの化石をゆったりとアレンジしてみた。
5日
(金)
  書庫、2階廊下、
図書館、市民病院
平野啓一郎
「モノローグ」
スティーヴン・キング
「セル」
山トレ無し(風邪)
書庫棚造り、LEDオブジェ設置、
2階書籍移動、風邪症状酷く病院
路上桃の木伐採、洗車
13203歩 、
9242m、389Kcal
慢性肥大の扁桃腺が秋を一足早くキャッチし、炎症を起こし始めた。ヤバイ早めに葛根湯を呑んでおかねば。何度も何度も2階本箱の本を、作陶場の書庫に運び込んでいるうちに扁桃腺炎は急速に悪化し、痛みは耐え難くなる。いつも葛根湯を常備しているのだが2錠しかなく、差し当たりその2錠を呑んで薬局に向かう。総合感冒薬にするか葛根湯にするか考えたが、今日は金曜日なので未だ市民病院は受け付けているかもと、ウエルシア店員に調べて貰ったら午後1時半から受け付けると解り売薬を止めて市民病院へ。喉の痛みを抑えるトラネキサム酸錠250mg、咳中枢を抑制し咳を鎮めるデキストロメトルファン臭化水素酸塩錠15mg、痰の切れを良くし鼻汁の排出を促すカルボシステイン錠250mg、痛み止めと解熱作用のあるカロナール錠200mg、胃の粘膜を保護し組織の修復をするテプレノンカプセル50mgを6日分出してもらう。
目白トレ2回  3273歩、2291m、60kcal/1   鬼子母神診療所(定期検診)
2日
(火)
  葡萄畑、、
前庭、轆轤室、
テラス最後のパテ塗り
小倉山ZZ 
樹上オブジェの取り付け、
生存年代プレート製作
枝豆、トマト畑撤去(341)3m
16102歩 、
11271m、473Kcal
大きな桃の木がゲート前の路上に倒れ通行不可。チェーンソウで伐採。林檎畑の柿の木、林檎の木がそれぞれ1本折れ、ゲート前の大きな桃の木が路上に倒壊し通行不可。畑ではオクラ、向日葵など背の高いもの倒壊。前庭の樹上オブジェの壺が3つ共に落ち、一番大きな楪の壺は3つに割れてしまう。普段は涸れている山荘を挟む西の福生里沢、東の滝川は激流となって道路を流れ冬駐車場は谷川に変貌。ホームセンターに買い物に出かけたら里は停電。暗い店内を懐中電灯で照らしながらの案内。この嵐が24時間続いたら山荘崖は崩れると実感!夜明けの朝焼けが見事で、静かに流している胡弓の響きと重なり荘厳な生命の叙事詩を謳うが如き。光が増すにつれ薔薇色の雲は霧散し快晴の碧空が広がる。
1日
(月)
  カリスト、ゲート前、
窯室、作陶場、HC
(電動丸鋸、消石灰2袋)

里路Rd
ドアの閊える上部を切断し
ドアの取り付けを可能にし、

2mの合板を70cm幅で5枚
切断しブロックを支柱にして
本棚製作。(340)2b
19216歩 、
13451m、658Kcal
現在夜中の3時17分、あの激しい風は嘘のように去り、星が出ている。山荘始まって以来の風と豪雨に耐え抜き、山荘は決然と在る。飛ばされそうなソーラー灯やオブジェ、観葉植物鉢などはあらかじめ室内に入れたりして置いたので、オブジェの陶器壺が飛ばされたり、向日葵が倒れたりしたくらいで実害は殆どないが八王子では瞬間最大風速45.9m、河口湖で41.9mが吹き、隣の笛吹市御坂小学校の屋根が100~200mも吹っ飛び、山梨県では現在も2万5千軒が停電しているとの報道。昨夕都心では午後8時には山手線を含めて総ての電車が運航停止で、誰も居ない新宿駅が映し出されていた。山荘では未完成の書庫ドアが開いたままだったので、飛ばされる懼れ充分にあり朝一で駆けつけて観ると、何処にも異常なし。気を良くして早速ドア改良工事に着手。書庫の本棚を作ろうと2mの合板を切断中に電動丸鋸に過負荷が掛かり、電動丸鋸が停止。太陽を背に切断ラインを追って電動丸鋸を操作していたが、1m50cmを超えるあたりで逆光でラインを見失い、刃が左に反れたため丸鋸に過負荷がかかりモーターが加熱し停止したと考えられる。分解してして修理してみようかと思ったが、24年間も使用し切れ味も劣り最早寿命と判断し新品を買うことに。値段を調べようとHCのコメリに電話したが、何度掛けても繋がらない。バイクで駆けつけて吃驚!昨夜の台風で停電し店内は真っ暗。マネージャーが懐中電灯で商品を照らしながら説明。幸い山荘は停電を免れたが里では昼になっても停電が続いたいるのだ。
10月累計km、218km104m(歩数計合計  総活動距離:2061km452m    山トレ19計19回、 山トレ累計164回 

2018年9月

月日 天気   活動場 活動記録   一言 メモ
30日
(日)
 
台風
24
林檎畑、カリスト、
窯室
イオ、作陶場
山トレ無し(雨)
ほうれん草播種、カリスト本移動
イオ腰高窓カーテン届く
書庫総ての部品取り付け完了
ドア奥まで入らず(339)3m
10494歩 、
7345m、361Kca
チベットで手に入れた瑪瑙の外側を銀と錫で装飾した2つの碗は、大のお気に入りなのだがオブジェとして生かす術が見いだせず宝石やクリスタル入鹿の入れ物として踊場梁の上に置かれ、すっかり忘れ去られていた。今回のイオ改造でやっと出番となった。瑪瑙碗と同様にこれまたお気に入りなのに、お蔵入りしていたペニスを着けた思惟するチベット仙人が、わしも蔵から出してくれと喚くもんだから瑪瑙碗とコラボ出来ないかと考えた。思惟するチベット仙人は銅製で重い上に背が高く、置物としては極めて不安定。この手の金属オブジェは重くならない様に中空にすることが多いが、この思惟するチベット仙人は25cmもの高さでありながら中空ではない。もう1つの思惟するチベット仙人と対を成す乳房を着けた像なんぞ30cmもあり更に重く、立てて置くといつ倒れるかと観ているだけで情緒不安定にならざるを得ない。瑪瑙碗を伏せてその上に思惟するチベット仙人を乗せ、倒れない様に強力接着剤で固定したらどうか!早速実行してみて想定外の効果に吃驚!びくともせず素晴らしい安定ぶりとコーディネートの良さに恰もこの2つは、本来こう有るべきものとして制作されたのではと!台座にした瑪瑙碗は碗の形状が保たれる限界まで薄く削ってあり、とても軽いので強力接着剤で充分に結合し一体化している。此処まで薄ければ、若しやこの碗の中にLEDライトを入れたら瑪瑙を透かして淡い光が漏れるのでは!やってみた。どうだ、青白い蛍のような光が思惟するチベット仙人のシルエットを見事に描き出すでは!
 29日
(土)
  葡萄畑、林檎畑、
轆轤室
居間&階段下クローゼット

山トレ無し(雨)
トマト畑撤去、施肥耕運機掛け
3畝に蕪播種、ブロッコリー苗7移植
オーライほうれん草播種
ビア2次仕込み(338)3m
ブロッコリーポット仕込み
墓碑年号作陶し直し
7341歩 、
5138m、257Kca
朝から雨予報だがほうれん草と蕪の播種、ブロッコリー苗7本の移植はせねばと夜明けの光の中で美しい音色に身を委ねる。ピアノがほんのわずかに白み始めた身廊内部で振動し、鋼が柔らかな羊の毛に打たれる度にビッグバンへの予兆となって、肉体は祭壇へといざなわれる。生命がコスモスと祀りを共にする豊穣な刹那を振り切って、白み始めた畑に飛び出す。夏が去り最早決して赤くなりはしない蒼トマトを何の未練も見せず引き抜き、支柱を取り去り石灰、鶏糞を施し耕運機を掛ける。耕せば耕す程豊かになる畑。繰り返し繰り返し丁寧に大地を掘り起し、新たな生命が生み出されることを願う。一昨日から潤しておいた強力オーライほうれん草も、これ異常潤しておくと腐ってしまうので、葡萄畑から林檎畑に下り種蒔。3週間前のほうれん草は発芽し始めているが同じ場所に撒いた春菊は、殆ど発芽していない。もともと発芽率が低く余り期待はしていないが、採りたてをサラダにすると香りが肉類の旨みを引き立て、山荘の食卓には欠かせない。1944-2018の最初の1が気に入らないので粘土を埋め込み削り直したが上手くいかず、思い切って作陶し直しし2枚作製。雨なので屋根下作業しか出来ないのでブロッコリーのポット播種を窯室で行う。1鉢に3粒づつ蒔き、2袋で50鉢ほど仕込んだ。発芽し畑に移植しても食べられるように育つのは来春。その前の冬越しの間、鳥に襲われ喰われてしまう可能性が大きい。葉も茎も柔らかくて冬のブロッコリーは鳥達の大ご馳走。
 28日
(金)
  D2、作陶場、
通販:防水LED
グリップライトIT-CL-PW

山トレ無し(工事)
ブロック30個、ブロッコリー苗7本、
種:ほうれん草、蕪、ブロッコリー
黒マット7枚、延長コード1m
(床板に防腐剤塗り、
床板下にブロック10個、
ワイアメッシュ敷く、屋根葺き)
5513歩 、
5959m、284Kca
T-B18(1240mm)1個、T-P3(4個)、T-P4(2個)、Ts-A44(60個)残る筈の無い部品が4種類残った。53種類、300を越える部品の内4種類67個の部品が残ったが、何処で間違えたか?つまり書庫は完成してないと云うことだ。山梨県を直撃しそうな大型台風23号が30日にやってくる前に、どうにか台風に飛ばされない程度までに組み立てておかないと、今までの苦労が水の泡となって消えてしまう。と夜明けから夕刻まで組立図と格闘しながら最終段階のドア組み立てまで進行したが、ドアの開閉が上手くいかない。スチールフレームやスチール板には既にビス穴が明けられているので、組み立て図マニュアル通りにやれば問題ない筈なのだが、ビス穴の位置が微妙に異なる。微妙どころか1cm程もずれる箇所もあり、仕方なく新たに電動ドリルで穴を開け直し固定する。そんなことを繰り返し床枠組み、4万の壁、切妻屋根の梁組み立てまで漕ぎつけ書庫完成真近と思いきや、ドアで行き詰まってしまった。しかし屋根が葺き終わったので、どうにかなるのではと夕刻5時に本日の作業終了。テラスの照明にあれやこれやと思いを巡らせていたが、ゲートの箆鹿を照らしている防水グリップライトが良いのではと閃きネットを開くと、スイッチ付きの新製品が出た後更に今度はグリップだけでなく別売アームも登場していて、これなら屋根に取り付けてもテラスのテーブルへの照明が可能と判断。昨日目白で発注したら≪あす楽≫システムで翌日宅配とか。山荘に着いたら最早製品が届いているでは!早速テラスの屋根に取り付けてみたらピッタリ!イオ部屋のインテリアでスピーカー、MP3プレーヤーの引き込みコードが壁に露出してしまい気になっていたが、これも縦置きにした本箱の底に当たる部分に延長コード1本で収納出来たのでスッキリ!
目白トレ2回  3273歩、2291m、60kcal/1  
 25日
(火)
  作陶場(床板張り直し、
屋根骨組
&屋根仮設置)
山トレ無し(雨)
テラスガス栓設置、
サッシ枠コーチング
(337)2best
8052歩 、
5659m、269Kca
たかが組み立てるだけではないか。といつもの無知蒙昧なる判断を下し昨朝一番に土台作り。幅2m10cm、奥行1m20cmの長方形の台地を作陶場の崖際に造成しようと、崖を崩し始めたが岩にぶつかり最初から前途多難の兆し。手前の谷側に土留めのブロックどうにか台地造成まで漕ぎつけたが、矢鱈目ったら多い部材を並べて困惑。たかが大型物置なのに、こんなに似たような部材があって許されるのかと誰に怒っているのか愚かな仙人。土台のフレームを組み立て初めて床板は別売りと判明。テラス設置時の未使用部材を沢山もらったが早速役に立つ。石膏ボードを土の上に敷き物置本体に固定する床板を厚手のコンパネにして、石膏ボードに乗せる。側壁の立ち上げから骨組とパネルの穴位置が狂い始め、どう調整しても逢わぬ場合は、ドリルで新しく穴を開けたりと不安が募る。時の経つのも忘れ気づいたら夕刻5時半。畑仕事も山トレーニングもせず6時間も没頭するなんて実に久しぶり。で今朝は雨予報に追われ、何とか雨の来る前に屋根を乗せなくてはと大奮闘。朝飯も喰わず11時まで頑張ったが、降り出した雨が本格的になり危険なので工事中断を余儀なくされる。
 24日
(月)
  作陶場(土台造成、
床板に石膏ボード
とコンパネ
側壁を建てる)
山トレ無し(工事)
書庫用の大型物置土台作り、
組み立て開始
褐色の肌に光る汗が復活、
生きて在ることの歓び(336)4max
9668歩 、
6767m、331Kca
イオが棲めるようになったので嬉しくて何度も何度も出入りしてはニンマリ!これ程までにイオが生き生きと生まれ変わるなら、どうして20年前にイオのテラス計画を想い至らなかったのかと、悔めてならない。今想うと確かにそのイオの声は発せられてのだ。西畑や前庭からイオの出窓を見上げる度、西壁と南壁から寂しそうな気配を感じ取ってはいたのだが、その寂しさを解消させるにはどうしたらいいのか、途方に暮れていた。山荘庭で最も高く聳える欅の梢に棲む玉虫が、仙人草に落下し神龍の神託を告げなければ思いつかなかったテラス設置。何と云っても床に寝転んだ時の目線が広いテラスを超えた空に及び、飽くことなく雲の動きを追えるのが良い。夜は此処2ヶ月ほどかけて作り上げた前庭オブジェとソーラー灯のアンサンブルが、甲府盆地を睥睨し実に幻想的!夜明け前からイオに入りびたり刻々と迫る夜明けを待つ。6時25分、小倉山頂の東から光が飛び出す。
 23日
(日)
  玄関、イオ、踊場、
カリスト、奥庭、中庭

里路Ru
保護シート撤去、
オブジェ設置、イオ本箱を
デザイン棚にアレンジ、
遂にイオ新装開店、
≪仙人≫作陶(穴開、鑢掛)
15709歩 、
10996m、530Kca
クロス張が終わったので部屋復帰作業のいの一番に、FFストーブの設置に着手。外壁に梯子を掛け繰り抜いた壁の排気口からストーブの排気管を外して、ストーブ本体をイオの壁より離しカリストに移動し保管。そいつをイオに運び込み再設置するのだが、当然ながら撤去より設置方が遥かに難しい。排気管、吸入管の取り付けは容易なのだが、最大のネックは壁を通る排気管とストーブ本体の排気口を結ぶ管との嵌め込みにある。嘗て別荘地で鳥が巣を造り排気口が詰まっているのを知らずFFストーブに点火し、一酸化炭素中毒で一家4にんだか5人だか死んだことがあった。それ以来排気漏れに危惧を抱いた業者はFFストーブの製造中止か、排気漏れを防ぐ為排気管の接続に敏感になった。その結果接続が難しくなり一度排気管を外すと、再度の嵌め込みに苦労することになる。それを充分知っているので慎重に扱ったが1時間、悪戦苦闘しても嵌らない。外壁の排気管径とストーブ本体の排気管径差が1mmの100分の1程度しかないのだ。しかし余りにも嵌らないので、もしや雌管と雄管を間違えているのでは?と疑問を抱き、確かめる為に同型の書斎ストーブを取り外して調べる。間違いなくストーブ本体からの排気管が雄で、外壁の排気管が雌である。確信を持って嵌め込み作業に没頭し更に1時間格闘!最早日立製作所はこのストーブを製造しておらず業者を呼んで設置して貰うことも出来ず、ストーブそのものを廃棄処分にするしかない。と決意したが、まあ落ち着け例え1mmの100分の1の差であっても本体の排気管が雄であれば必ず雌管に入れられる筈、発想の転換がひつようじゃ!  ムムム、そうだもう1つ残された手がある。壁を通る排気管を2つに分離し、片方を壁から引き抜いて、その管を先ずストーブ本体に繋ぎ繋いだままの状態で外壁に突っ込み、外から残りの排気管を入れて接合すればいいのでは! 穴から外した短い排気管をストーブ本体の排気管に嵌め込むのは簡単と思っていたが、とんでもないどうやっても嵌らない。ここでまたまた30分もの闘いを余儀なくされる。プライアーやペンチで管の縁を鋏み径を微妙に調整しながら、遂に嵌め込みに成功!嬉しくて涙がちょちょ切れそうになったぜ!あとはもう簡単で直ぐに設置完了。しかし此処まで苦労して点火しないことも在り得る。何しろもう使用可能期間をとっくに過ぎ24年間も稼動させているのだから点かなくても何のふしぎも無い。それだけに1発で点火した時はしみじみ幸せを味わった。仙人の幸せは安上がりでいい。
 22日
(土)
 雨曇
前庭、作陶場
イオ、踊場
扇山EW 
糸杉施肥、未使用資材作陶場へ、
クロス張、ワードで年賀状
宛名書き作成開始
FFストーブ設置
20745歩 、
14521m、652Kca
昨夜は夜9時までドアサッシの工事が続く。昨日からの雨で資材の加工が前庭で出来ず、屋根の在る駐車場での作業となる。切断してはゲートから雨の中、前庭を通って2階のイオまで運び上げる。加工、運搬、、ドアサッシの工事まで職人1人で熟さねばならず時間が掛かる。夕方になってフレッシュハウス営業員の長澤さんが応援に駆け付けたが、中々進まず駐車場の照明を入れ作業を続け、どうにか夜の9時に取り付け完了。今朝はテラス下の糸杉の周りに直径4m程の溝を掘り2度目の施肥。数年前に育ちすぎた糸杉がイオの出窓を覆い、景観を奪い始めたので梢を切断したが、それ以来どうも元気が無い。2日前から糸杉の頭上の光をテラスが遮るようになったので、今後益々元気が無くなり下手すれば枯れてしまう惧れもある。≪おれはひとりの修羅なのだ (風景はなみだにゆすれ) 砕ける雲の眼路(めぢ)をかぎり れいろうの天の海には 聖玻璃(せいはり)の風が行き交ひ ZYPRESSEN[ツィプレッセン]春のいちれつ≫ 山荘庭の樹木には夫々の想いが込められているが、この糸杉は≪春と修羅≫に描かれたツィプレッセンそのものであり、何としても枯らしてはならない。先日直径2mの溝を掘り鶏糞15kgを施肥し今回はその外側に溝を掘り、更に15kgの鶏糞を追加。テラスからの雨樋の水も水分不足を配慮して、糸杉に流れるように配置したが日照りが続くときは散水もしてやらねば。
 21日
(金)
  葡萄畑、
作陶場、D2(苗22本、
大ソーラー灯)
ドアサッシ入る
里路Rd
ブロッコリー12、白菜10本苗植
滝を仙人墓にする準備開始。
先ずは墓碑となる「仙人」の
レタリングと陶板の作陶
10587歩 、
7410m、287Kca
19日(水)にテラス設置、20日昼頃から雨でドアサッシの嵌め込みが捗らず。レタリングする文字の拡大とプリントアウトに手古摺る。さて随分土を弄ってないが、もしや水分が蒸発してカチンかちんに固まってるのではと発泡スチロール箱を開けてみたら案の定カチンまではいかないが、その一歩手前のカチくらい。未だ使ってない20kgの梱包土もかなり堅い。上手く平板に切断すれば練らずにそのままレタリング文字が切り取れるのでは!梱包された土は土練機で練られているので、菊練した土より割れや皹が発生し難いのではと作陶開始。ところが切断した平板は何も手を加えない内に亀裂が入ってしまい、切り取った文字も割れてしまう。仕方なく切断した土を霧吹きし荒練り、菊練りを繰り返しどうにか作陶出来る状態にするまで3時間。10月下旬発送の物置 大型スチール物置 メタルシェッド S101A送料無料 特大スチール物置 大型物置 :ホワイト:7041283 幅約191×奥行約111×高さ約195重量(約):55kgが1カ月も早く届いたので吃驚!しかし重量55kgとなると作陶場まで運ぶのは無理。そこで宅配業者の若いお兄ちゃんに手伝ってもらって運んだが、アップダウンが続くので、途中4回の休憩。
目白トレ2回   
3273歩、2291m、60kcal
/1  
withnews 「二次使用はどうぞご自由に」。7月中旬、樹木希林さんの事務所に電話をすると、樹木さん本人の声でこんな留守電が流れました。最初はその留守電の意味を深くは考えず、要件を書いたファクスを送りました。学校に行くことや、生きることがつらい若者へのメッセージを届ける企画「#withyou~きみとともに~」でお願いした取材。配信した記事は、死去のニュースが流れた後も、拡散され続けています。樹木さんは、どんな思いで取材に答えてくれたのか。今、留守電の言葉から考えてみたいと思います。(朝日新聞記者・松川希実) 私と話をしているというよりも、その向こうに多くの今まさに苦しんで、悩んでいる若者が実際に見えているかのようで、「どんな言葉が届くのかしら」と途方に暮れた話し方でした。そんな樹木さんの口調が突然変わります。きっぱりと「でも、死んだ後の世界はすばらしい、というふうに、私は捉えていないの」と言いました。「楽になるっていうでしょ」「私はいろんな本を読んできたけど、生きているときより大変らしいのよ、脅しみたいになっちゃうけどね」あとはお任せします。そこからの樹木さんは晴れ晴れとした声でした。 「じゃあ、今日中にファクスをペラっと1枚送りますから。使うかどうかはそちらで決めて。あとはお任せします」「原稿料はいりません」こう矢継ぎ早に話して、電話を終えてしまいました。そして本当にその日のうちに、ただ1枚、筆書きで自画像入りのファクスが1枚、届きました。昔からの本を読むと およそ 同じことを言っている自殺した魂は 生きていた時の 苦しみどころじゃ ないそうだ本当かどうかは わからないけど信用している私は、弱い人間だから自分で命を絶つことだけはやめようと 生きてきたこんな姿になったっておもしろいじゃないKIKI KILIN 75才
 18日
(火)
  葡萄畑
小倉山ZZ 
胡瓜、トマト畑施肥、耕耘機掛け
15789歩 、
11052m、490Kca
夜明けに雨が降りだし、ちょっと怯んだがブロッコリー、白菜の苗を移植するには今、畝を作っておかなくては間に合わないと畑に出動。一時やや雨脚が強くなったが、無視して耕しているうちに小降りになり1時間後には晴れ間も!うん、雨の中を打って出たのは正解だったと仙人は大満足。こんなもんで大喜びしたり幸せになったりするんだから、実に仙人は安上がりである。序にと雨にお構いなく調子に乗って前庭のジャーマンアイリスとお話し。先週から西壁テラスの工事が始まり、仙人の帰京中も工事車が出入りしているが、この工事車にゲートのポスト側のアイリスが踏みつけられ泣いていたのだ。「そうか、ご免よ。運ちゃんも悪意があって踏みつけた訳じゃなくて、気付かなかっただけだと思う。直ぐに支柱を立てて運ちゃんが気づくようにして、鶏糞もたっぷり撒いてあげるから、泣くのはお辞め」と声掛けし、小雨そぼ降る中せっせとガーデニング。濡れたシャツやズボンを洗濯機に放り込むと、雨は何処へやらグングン青空が広がりだす。ふんふん、こりゃ天の特別サービスじゃな!と仙人は更にご機嫌宜しく、本日は晴天なり!
 17日
(月)
  西畑、葡萄畑
鉄塔山TT 
レタスポット移植、ゴーヤー播種
石卓花壇鶏糞1袋施肥,
敬老の日2つの訃報
今朝川村敬三造園の妻逝去と放送
15121歩 、
10584m、377Kca
柔らかな畑の土に耕運機を掛けるのさえ大変なのに、鍬だけで耕すとなると最早ギブアップ。ましておや畑ではなく堅く締まった庭の土を掘り起こすとなると重労働化である。それも単に掘るだけでなく地下に埋設された水道管を掘り出すとなると、こりゃもう大仕事。その大仕事を黙々と続ける。「調子悪いなんてもんじゃない。今年で81歳ずら。」と語っていたのはつい2か月前か。その川村造園の訃報が村の有線放送で流された。えっ、まさかと耳を欹てて聴いたら亡くなったのは敬三社長の妻であった。確か未だ70代で敬三氏よりピンピンしていた様な気がしていたが・・・。で、TVのスイッチを入れたら75歳の樹木希林が昨日夜明けに逝去したとのニュース。全身に癌が広がりいつ死んでもおかしくは無い状況下で映画、TVへの出演を続け、本年のカンヌ映画祭で最高賞であるパルムドールを獲得した「万引き家族」にも出演。遺作は初めて自ら企画も手がけた2019年公開予定の映画「エリカ38」とか。最近は老いた者の死は喜んであげなくちゃと思い始めたが、樹木希林の死は残念でならない。1年でも1カ月でも生き延びれば、生き延びた分だけいい仕事をしたであろうと確信出来るだけに実に惜しい!
 16日
(日)
 
西畑、前庭
里路Ru

ゴーヤー畑施肥、播種
落葉プール雑草取り
石卓花壇雑草取り
19411歩 、
13587m、586Kca
凌霄花が我が物顔に蔓延り他の雑草も便乗し、とても雑草取りなんぞ出来る雰囲気になく落葉プールはいつしかアンタッチャブル。だが逃げてばかりいてはいかん!今日こそはと堅い決意。鍬、刈込み鋏を構えてプールに乗り込む。鍬を振り上げ強靭な蔓と闘うこと30分やっと本来の枯葉が現れ、そこからが勝負。屈しないぞと自らに言い聞かせながら更に闘いを続けどうにか落葉プールらしくなり、勝利の鬨の声を上げる。勢いに乗って此処十数年に渡って闘い続けてきた宿敵との対決を覚悟。実は一度も勝利したことのないこの宿敵、名前さえ知らないのだ。勝利するには先ず敵の正体を知らねばとネット検索。何しろ取っても取っても執拗に生えて来る強敵。きっと名の在るつわものに違いないとネットサーフィンしたが、ありゃ不思議、芝生の雑草は多々あれどどれも宿敵と異なる。広葉1年草、多年草にはお馴染みのコニシキソウ、ツメクサなどがあるが、敵はイネ科である。それも多年草であるからかなり的は絞られる。スズメノヒエ、チガヤ、チカラシバとあるが、いずれも異なる。うーん、一体き奴は何者なんだ?更にネットサーフィンを続けること30分。遂に捉えた!その名はハマスゲ、浜でも生える浜菅に間違いなし。≪ハマスゲは、芝生や畑で猛威を振るう雑草で、世界的に最強の部類の強害雑草として認識され、駐車場のアスファルトなどを地中から押し上げて生えてくるほどの強靭さと、地下に生える塊茎で増える繁殖力から防除が難しい≫とあるでは!それだけではない。こいつマゾヒストなのだ。耕運機などで耕し深く蔓延った根をズタズタに切断すると、大喜びして切断された数だけ更に根を増やし増殖する。思い出した。全敗ではない。中庭の芝生に無限増殖を始めたこいつと5年間闘い続け、遂に撲滅した記憶がある。やれば出来る。不可能ではない。とはいうものの西畑の浜菅は中庭より遥かに広く蔓延り、とても太刀打ち出来るとは思えない。
 15日
(土)
  葡萄畑、西畑
里路Rd
ゴーヤー種採取、播種
ビア1次仕込み
11034歩 、
7723m、240Kca
10日からベランダ取り付け、13日ドアサッシ交換工事、内外部コンセント新設、ガス栓移設、14日、15日クロス張の予定が1週間以上延びてしまった。ベランダを取り付ける内壁位置に鉄骨など骨組が無いことが、取り付け寸前に解り急遽ベランダ工事を中止。ベランダの長さは2間(3m64cm)で西壁の南端に固定し、3m64cm離れた玄関上の出窓近くでもう一方を固定する。その位置には骨組が内壁にあるので問題ないが、その位置に固定すると出窓の開放部とベランダの手摺がぶつかってしまう。そこでぶつからない様にサイズをやや短くしたため内壁の骨組から逸れてしまう。そんなことは見積の段階で業者は理解できた筈。実際山荘の図面をカメラに収め、骨組の位置など解っているのだから当然手を打っているだろうと思ていたが、何もしていなかったのだ。まさか取り付け工事を始めてから取り付け業者に指摘され、工事中止だなんて!とまあ、そんなわけで先ずは大工工事で内壁を剥がして骨組を新たに加えて、その後でベランダ取り付けとなり、工事予定が1週間以上も伸びてしまったのである。工事するイオ部屋や資材搬入路に当たる廊下、階段、玄関などのオブジェ、本箱等の撤去をしたままの状態が続き、生活が不便でこの1週間の工事延長はダメージ大きい。予定通りなら今日は工事が終わり片づけが出来る日。外での活動が出来ない今日のような雨の日は、室内作業にはまさにぴったりの日なのに残念!
 14日
(金)
 
図書館
早坂暁
「優しい来訪者」
「華日記」

天童荒太「家族狩り4、5部」
里路Ru
9883歩 、6918m、268Kca
駅名に東が無い。「やまなしし」、うっそー!目は瞑っていたけど意識はしっかり目覚めていたのに乗り越すとは!十数年前下り最終列車東山梨液23時42分を寝過ごし、慌てて次の山梨市駅で下車したが既に上り列車は無くタクシーで東山梨駅まで戻ったことがあった。何しろ上り最終列車は山梨市駅発23時16分で、とっくに終わり駅は1日の業を閉じ眠りに入り始めている。2度と乗り越すまいと固い決意をしたはずなのに、まさか真昼間に覚醒してて乗り越すとは!しかしもっと驚嘆すべきことが次に待っていたのだ!全く心当たりが無いのに、右肘上腕骨の内側上顆と内側側副靭帯の接合部が痛み出し夜には腕を上が下げすることも出来なくなってしまったのだ。痛みの種類は何十回も体験している肋骨などの骨折と同じ。問題は打撲の痕跡や、記憶が皆無であること。特にここ数日で右腕をパソコンなどで過度に酷使した事も無いし、原因不明の痛み。いつもの筋肉のこわばりを改善するミオリラーク錠、痛みを和らげるロキソプロフェン錠を呑んだが朝になっても痛みは酷くなるばかり。思い当たるは変形性肘関節症。≪変形性肘関節症は、重労働やスポーツなどで肘関節を使いすぎてしまったことが原因で起こる≫ とか。それ以外に思い当たる節は「ないので、さあたりそう云うことにしておこう。焦ったのは顔が洗えない事。顔を洗うには当たり前のことだが両手を揃えて水を掬い、顔まで持ち上げねばならない。が、右腕が上がらないのだから左手だけで水を掬うのだが、そんな僅かな水で顔が洗えるわえが無い。腹筋をやろうと両手を頭の後ろに回そうと試みたが、右腕が上がらないのだから当然ながらこれも出来ない。仕方なく右腕は下げたままにし左腕だけを後頭部に当て103回のいつもの腹筋を実施。致命的なのはビア。右手でグラスを持つことは出来るが、それを口まで持って行くことが出来ない。仕方なく左手に持ち替えてゴックン。しみじみと右腕のありがたさに感謝!つまり左腕も勿論脚も腰も60兆個の細胞も、機能していて当たり前と傲慢に構えているのではなく、常に感謝の念を抱いて接しなければなんぞと殊勝なことをチラリと仙人は思うが、直ぐ忘れ冷酷なまでの酷使を続けるに違いない。この親不孝者!あれっ、肉体は意志の親だったか!
目白トレ2回   3273歩、2291m、60kcal/1   抜糸ならぬ抜ホチキス。裂傷内部に深く食い込んだD環をどうやったら抜けるのか!外側の露出部を切断すればスルリ。D環は抜糸を考慮しての形状だったのだ。イオ出窓カーテン発注。
 11日
(火)
  林檎畑、前庭
工事2日目
小倉山ZZ 
ほうれん草畑に石灰、
林檎畑東際にゴーヤーの
過熟実を埋め込む,
破壊鉢の輪、皿オブジェ作製
(2回目35万支払)
16376歩 、
11463m、492Kca
≪迸る生命の激しい美しさに息を呑む≫なんて瞬間は滅多にありはしない。疾うの昔に喪失した情感が滴る汗に触発され、仙人を揉みくちゃに揺さぶる。白や黄色の肌に透明な光を乱反射する汗が滴っても、それは単に肉体から吐き出された水分に過ぎず存在感は薄い。それがどうだ、大坂なおみの褐色の肌に踊る汗の何と美しい事!唐突に甦った情感が汗に一目惚れしたのか、汗が新たな情感を産み出したのか、兎に角仙人は息を呑んでしまったのだ。肉体をフル稼働させ汗を吹きだすのを極上の歓びとしている仙人が、スポーツを好むのは当然だが、仙人がスポーツ観戦をしたなんぞと云う話は聞いたことが無い。そりゃそうだ。スポーツ観てたって汗はかかんからね!従ってニュースで試合を観ることはあっても、1つのゲームを最初から最後まで観るなんてことはない。その仙人がだビデオではあったが、なおみの全米オープンテニスの決勝戦を通して観たのだ。こりゃ山荘にとってはビッグニュースで、ボン・シルバーを始めとして山荘住人は大騒ぎ!先週は台風、地震で死者続出の暗いニュースに覆われ、どうしたことかそいつとシンクロした仙人も2度にわたる負傷。さて次こそワクワクする愉しいニュースをHPに載せようと夜明け前のテラスに出てみたら、オリャ、誰か居るでは!ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターから13時間の時差を超えて≪なおみ≫が、山荘テラスに出現か!
 10日
(月)
 曇雨 イオ(棚板オイルステン
塗り替え)
西畑、前庭,
工事初日(養生シート)
山トレ無し
青梗菜、白菜、大根、ほうれん草
播種、ベランダ工事開始、
玄関、階段、廊下、イオの
オブジェ撤去
ベランダを躯体に接続する鉄骨
が片方の取り付け位置に無いと
判明。新たに鉄骨を入れねば。
11433歩 、8003m、385Kca  
徒労に終わる予感に怯えながらもコツコツと努力を積み重ね、苦しみに耐え膨大な時間を注ぎ込み、遂に成し遂げた自らの成果を手中に収めた瞬間、間違いなくそれはゴールであった筈なのだ。そのゴールが出発点でしかなかったと悟り、次のゴールを目指して再び歩み始める。シーシュポスのように。最初のゴールを踏んだ時、意識下にさえ明確な死の認識は刻まれない。幾つかのゴールを経て、究極のゴールが死であり、その死こそが活動の原動力であり、成し遂げた自らの成果は死の認識の大きさとバランスを保っていることに気づく。勿論真に優れたアインシュタインのような知力は、最初のゴール以前に余りにも短い死のゴールを看破し、目前に死を見据えながら活動することもある。鼻孔に常に死の臭いを嗅ぎながら成し遂げられる営為は、時代の手枷足枷を何の抵抗もなくすり抜け、社会の要求する他者思考にも制約されることなく唯ひたすらに真でありたいと願う。その営為に絵画の技術、文章を操る能力、数理的感覚の鋭さ、造形の才能、音感と一体化出来る感性などが加わると、時を超えた智の遺産となり、人々を捉えて離さない作品に結晶することもある。加えるべき才能は完全に欠如しているが、鼻孔に常に死の臭いを嗅ぎ続ける山荘主が為しうることは、生(死)を嘆きながらせめて山に登ったり畑を耕すことしかない。それが山荘主の仙人願望となって今日に至っていることは言うまでもない。その死をコアにして活動し続けたいとの試みを破壊願望と指弾されると、仙人願望の山荘主は寡黙にならざるを得ない。仙人とは既に老いており、死んでしまっている意識であるからこそ不老不死なのだ。
 9日
(日)
  林檎畑、西畑、
コメリ
(大根種、ブロック4個)
里路Rd
唐黍畑畝作り、春菊播種(発芽率50%)
大根播種、最後の桃:さくら13個
福田さんより
21499歩 、
15049m、633Kca  
扇山のヒマラヤ化に驚いたのはつい1ヶ月ほど前。次の老化ステップまでには1年くらいあるのではと、のほほーんと構えていたがとんでもない、昨日つまり8月12日に扇山のヒマラヤ化を記してから27日目に次のステップがやって来たのだ。次なるステップとは、畑仕事の重労働化である。畑作や庭仕事で汗を流せば流す程、肉体には爽やかな風が吹き渡り、60兆個の細胞は歓びに打ち震え、エピローグはご褒美の森や山の散策登山と24年間、山荘活動は続けられてきた。1カ月前にご褒美の散策登山がご褒美ではなく苦痛にさえなりつつあり驚き、もしや次なるステップは畑作や庭仕事そのものも重労働化するのでは!と思っていたが、そんなの未だ未だ咲きの話し。ではなかったのだ。林檎畑と西畑の防鳥ネットを外し、唐黍や支柱を抜き鍬で雑草取りし施肥、耕運機掛けしただけでヘトヘトになり、ご褒美の散歩などとんでもない程の疲労困憊ぶり。それでもと気力を奮い立たせ山は無理でも、せめて里路くらいはと歩き出したが、小倉山山麓を巡るいつものコースは余りにも遠く感じられ、その遥か手前でギブアップ!うーん、老化現象は新幹線並みの速度でやって来たぜ!
 8日
(土)
  山荘中道、林檎畑
里路Ru
ゴーヤー棚雑草取り、
唐黍畑撤去、施肥、耕運機掛け
保存食作り,
ニトリのカーテン届く
15914歩 、
11139m、490Kca  
ご丁寧にも最も注意を払っているホッチキス縫合した部分を車のドア上にぶつけ、その後も2,3度彼方此方に接触させ、改めて視野狭窄が進行してると実感!網膜色素変性症、視神経疾患、緑内障が視野狭窄の原因とされているが、疲労、睡眠不足などによる眼球圧力の異常亢進によって生じる緑内障あたりが仙人に迫っているのか!74年近くも活動し続けた総ての臓器や細胞そのものが死への準備を始めているので眼球劣化も当然の現象ではあるが、どうもそれだけではなく、むしろ主原因は加速度にありそう。つまり行動する時の速度が速すぎて、危険を察知して障害物を避けようと反射神経の指示が間に合わないのだ。頭が動き最早修正の効かない距離まで接近し、激突直前に危険を察知した反射神経の忌避行動は間に合わず頭と障害物はブレーキ無しに接触。網膜が光によって障害物を捉え、その刺激を大脳皮質より前に位置する反射の中枢が捉え、大脳皮質に送るより早く捉え、的確に反応する。この刺激の最短経路は反射弓とよばれているが、どうもこいつが仙人の場合、経年劣化が進み最短ルートであるにも拘わらず遅くなっている様なのだ。となるとおまじないを唱えるしかない。おまじないはビビディバビディブでは無くて≪ゆっくり、ゆっくり行動せよ!≫
 7日
(金)
 
西畑、D2
(草刈コード50m角型2.2mm
ロープ止め10本、9cmビス)

里路Rd
台風被害:
植木鉢飛ばされ割れる。
向日葵倒れる。
糸杉施肥、唐黍収穫、
保存食作り、
14322歩 、
10025m、361Kca  
関西空港を呑込み機能停止させた台風21号が仙人の60兆個の細胞と連動してないことは100%間違いない。にも拘らず仙人は、恰も台風21号に操られたが如く、鶉山医院の駐輪場の庇に架っているエアコン台の鉄骨に吸い込まれた。台風上陸で雨が激しくなりそうなので、いつもより庇の奥に入れて自転車のサドルが濡れるのを防ごうとしたことは確かで、その結果出っ張っているエアコン台に頭をぶつけたのだが、台風21号が直截関与している訳では無い。しかしその時の状況を大脳皮質から取り出して再現してみると、60兆個の細胞が915hPaと云う超大型台風に吸い寄せられ、結果として激突したとしか思えないのだ。≪中心の気圧は905ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は80メートル≫ 海水を5m以上も吸い上げ防潮堤を超えた高潮は住宅浸水だけでなくコンテナを押し流し、関空の滑走路を沈めた。こいつの雄叫びが仙人の60兆個の細胞を操ったなんて決してあり得ない。905hPaの超低気圧が海水を吸い上げるのは理解できる。しかしそいつが仙人の細胞浸透圧を操作して負圧にし、肉体コントロールを奪いコンテナが押し流されたように、中央司令塔である頭を鉄骨にいざなったと言うのか!もしそんな風にガイアの動態と仙人の細胞が連動しているなら、次の自然災害にも仙人の肉体は危機に曝されるかも!そんな他愛も無い妄想に浸っていたら、恰も北海道の震度7の大地震に対応するが如く、仙人の肉体は車の運転中、突然3秒間の空白に襲われ認識を失い世界が消えた。この3秒間が赤信号の交差点直前であったなら車は直進を続け、青信号で走行する車に激突したことは間違いない。これは単に老化による呆症状なのか、それとも認識老化が不要と判断した情報を捨て去った結果、新たに獲得したガイアとの悪しき連動能力なのか!いづれにしても≪混沌仙人の回帰≫が直ぐ目の前に迫っていることだけは確かである。とまあ、今回のHPを≪回帰の抄≫と名付け、自らの回帰を悟っていたかの如く思索する仙人は、次なるガイアの動態を予測できるのか、もう暫く様子を観てやろう! 
目白トレ2回   3273歩、2291m、60kcal/1   2日朝9時半鶉山医院駐輪場で左側頭部裂傷、翌3日鬼子母神診療所でホチキス縫合3針。
 3日
(月)
台風
21号
 

全庭、全畑,
葡萄畑、林檎畑
カリスト、
小倉山ZZ 
カルサー掛け、白菜播種
葡萄蔓撤去、目白野菜発送
16815歩 、
11770m、445Kca  
イオの西壁出窓を掃き出し窓に替えると、西壁に置いてある縦横奥90×120×30cmの本箱にカーテンが掛かってしまう。今までは出窓だったので丈の短いカーテンでも支障は無かったが、今度は引き違い戸になりカーテンが邪魔になる。そこで縦横を逆にし横を90cmにすれば引き違い戸に掛けるカーテンが本箱に掛かることは無いのでは!と南壁から西壁窓枠までを測定したら99cm。9cmの余裕が出来るので問題解決。と思いきや、本箱は縦横を変えれば当然ながら棚も変えねばならぬが、棚は変えられない。特にこの本箱は中空板材のカラーボックスなどと異なり、硬い板材を使った本格的本箱で簡単に棚を取り付けることは出来ない。そこで仙人の試行錯誤が始まった。分厚い箱に入って居る宮沢賢治全集12巻が2種類(筑摩書房44年度版と57年版)、計24冊あるが、これを棚支えとしてデザイン出来ないかとあれやこれや工夫。取り外した4枚の棚板の両側を箱入り本で支え、上下2段だった本箱を段違いの4段にし更に上部にも2枚棚板を載せてみたら、立体的なオブジェ棚が出来た。これにもう一工夫加えたら、そう見栄えも悪くは無い棚になりそう。壁に穴を開けて外に排気するFFストーブも西壁に設置してあるので、苦労して何とか外したが、ヴェランダ完成後再度取り付けても稼動しない可能性が高い。同時購入した4台のストーブの内2台は既に廃棄し、新たに買い替えているので、この際思い切って新品と替えたいが、最早同じ日立製品は販売されていない。日立はFFストーブそのものも製造中止。他社の製品で壁穴に合うストーブを探すしかないかな
 2日
(日)
 
イオ、前庭、
葡萄畑、
里路Ru
白菜播種(耐病なかて75日型
白芯サカタ)、楪(ユズリハ)オブジェと
浴室前のを交換。ガラスボールには
鉢のスカートを着けたら様に!
  19713歩 、13799m、545Kca  
若しかすると1年以上も下水溝の掃除をしていないかも!都会や集合住宅では下水溝の詰まりは業者が高圧洗浄などで取り除くが、高圧洗浄なんぞ在る筈もない山荘では仙人が、せっせとカンツールや束子を使って排水管に詰まった澱を取り除かねばならない。キッチンからの排水にはかなりの脂分が含まれており、こいつが排水管の下だけでなく上や横にまでへばり付き、排水の流れを止めてしまう。動脈壁にコレステロールが沈着して生じる動脈硬化症と同じ状態になる。詰まった血管の血管内治療はバルーン法といって足の血管の中に細長い管を入れ風船で血管を広げる治療があるが、排水溝にはバルーンではなく束子を使う。先ず先端の直径2cm程のカンツールで、管内にこびり付いた脂分の壁に穴を開け、水が通るようになったらカンツール先端に束子を縛り付け、残りの脂分滓を取り除く。カンツールの先端は細いから脂分滓は突き破れても、束子は通過出来ない。水を流しながら根気よく何度も繰り返すが、束子は通過出来ない。束子が通過出来ないと云うことは、未だ脂分滓がこびり付いているということなので完全治癒ではない。臭い脂分滓が顔、頭、袖、ズボンに飛び散り、汚穢塗れになりながら通る見込みのない束子を押し込み続ける。もうやめようかと諦めかっけた時、例によって天啓がひらめいたのだ。カンツールの先端より太い握りハンドルを押し込んで、少し穴を拡大したら束子が通るのでは!やってみたら通った。ヤッタネーと束子を突っ込んだが、束子は通らない。そうしたら何と2度目の天啓!握りハンドルを通したら反対側の排水桝から握りハンドルを引き抜けば、その先端に着いた束子は管内を通過するのでは!大成功じゃ! とその調子でストーブ外し、本箱移動にも着手。
 1日
(土)
 
カリスト、イオ
屋外下水道
里路Rd
資料整理、カーテンレール外し、
ストーブ外しカリスト移動、
本を作陶小屋、本箱をカリストへ
下水道と下水升カンツール
12692歩 、
8884m、366Kca   
歩行登山での転倒は岩登りでは墜落に相当する。ハーケンが適切な位置にしっかり撃ち込まれ、ハーケンと登攀者の距離の2倍以上の墜落距離中に激突するような岩の突起が無ければ、無傷で宙吊りとなる場合もあるが、多くは重傷、悪くすれば死に至る。ハーケンが抜けたりしたら落下距離や激突箇所にもよるが、限りなく死に近い様相を帯びることは言うまでもない。このミスの確率が2%もあったら、生き残れる可能性は殆ど期待出来ない。従って歩行登山の2%の転倒もクライマー的感覚では見過ごすことは出来ない。登攀中のミスはホールドやスタンスの選択とそれらへの力の掛け方、体重移動のバランスなどで生じることが多いが、歩行登山での転倒は1歩1歩の足の移動ミスにある。1歩のミスが転倒を生むのであれば、そのミスの1歩の確率は如何程か?今年の8月31日までの登山回数は130回で歩行距離は1650km141mとなり、これを歩数に換算すると235万9702歩となる。3回転倒したとすれば0.00013%となり、まー日常感覚からすれば0に近い。しかしこれに老化指数を加えると0どころか極めて危険であると、仙人は本能的に悟り始めたのだ。
月累計193km、207m   総活動距離:1843km348m    山トレ1515回、 山トレ累計145回 

2018年8月

月日 天気   活動場 活動記録   一言 メモ
31日
(金)
   居間、西畑,
D2
扇山EW 
唐黍25本収穫(ハニーバンタム、米国産
アタリア農園、発芽率75%)、
保存食作り
大ジブロックに3袋で4kg
DCMソーラーライト・ガラスボール
を楪(ユズリハ)オブジェに!
9445歩 、
6611m、261Kca   
功を奏した!西畑の唐黍は烏から完全にガード、 25本を収穫。今夏25本もまとめて収穫出来たのは初めてなので、お祭りをしなくてはと、奥庭の芝生に並べて撮影会。撮影後即、一番起きな寸胴鍋に水を入れ、剥いた唐黍をぶち込み沸騰してから3分間茹でる。どちらかと云うと半生に近い茹で上がりになるが、元々生で食べられる柔らかさと甘さの優れものなので、この位の仕上がりがベスト。朝5時半覚悟を決めて保存食作り開始。僅か25本と侮るなかれ。この作業、結構大変!焦らずに長期戦作戦で臨まないと途中で投げ出すことになりかねない。大きなボール2個、トレイに積み上げた25本の茹唐黍、剥いた後の芯を入れる籠、実を剥く為の金属箆2つ、ジブロックなどを食卓に載せ剥き始める。先ずは反りの付いた大きな金属箆で1列目だけを剥く。次に反りの無い平型箆で2,3列目と剥いていく。簡単そうだが、中には自らを向日葵と錯覚して部分的にフィボナッチ数列を成すのもあって、一筋縄ではいかぬ奴もあり難儀。途中で作業進行を撮ったりと変化を入れて、何とか剥き終わり片づけも終えたら8時半。3時間もかかったのだ。しかしこれで恐れていた唐黍保存食無しの冬は避けられそう。と云っても僅か4kgでは2ヶ月も持たないので、来年こそ早くから烏害を防ぐネット張りを実施せねば!
    目白トレ2回   3273歩、2291m、60kcal/1   サンシャインのニトリでイオのヴェランダ引き戸用カーテンを発注。豊島図書:天童荒太「まだ遠い光」 
28日
(火)
  前庭、奥庭、滝下
ゴミ出し,幸来HP届ける
小倉山ZZ 
雑草抜き、途中から雨で山荘退却
13138歩 、
9196m、446Kca  
自らの脳の萎縮対策と、余りにも素晴らしいまでの速さで消えていく記憶に反逆でもしてやろうかと記しているHPなのだが、画像や文章に反応が示されると嬉しい。今週の「瀬戸内少年野球団」は懐かしさに溢れ、忘れ去られた記憶と共に仙人は大いに愉しんだ。きっと観にくいHPインデックスをものともせず開き、何か感想めいたメールが届くかと思ったが何も無い。本来ならひっそりと隠れていられることが示されたのだから歓ぶべきなのだが、今回に限ってはちょっと寂しいと感じる仙人の勝手さに呆れている。左足がちょっと角張った石に乗り、石と共に下方にスリップ。左脚を取られ体が左に傾いた一瞬、左目下に突き出した枝の翳。咄嗟に顔を引いたが間に合わず、痛みが教訓を垂れる。「もっとゆっくりだ。お前は最早そのスピードには対応出来ないと、何度も痛みを与えて教え続けてきたはず。 愚か者め。少しは老衰に学べ!≪今更ながらよく無事だったとぞっと≫これ昨日の扇山下山の出来事。 90歳を超えた御婆ちゃんにとって、小さな段差は刃物以上の危険な凶器。 ≪脳内の出血も綺麗に吸収され≫に驚き!本来持っている遺伝子に組み込まれた生命力の強さがなければ、成し得ぬ業。良かったね、御婆ちゃん! 
27日
(月)
 
雷雨
西畑、葡萄畑
ポンプ配電盤
ゴミ出し
扇山EW 
大量の破棄種類&書籍
テラスで食事
1人の食事は寂しくはあっても
山や森、空が雄弁に語り掛け、
そのやり取りが存在を溶解する。
配電盤ブレーカーがとぶ
13817歩 、
9671m、333Kca 
書斎クローゼットのPC関係の本、説明書、CDや23年間1度も使われなかった古語辞典、和英、英和辞典、国語辞典、更に無数のメモや書簡、型どりに使った厚紙や色画用紙など、思い切って廃棄処分。あーこんな風に海馬体は、さてこれは大脳皮質に送り留めるか、こいつは即捨て去るかと日々整理しているんだなと実感!仙人が死んでしまえばこの作業は遺族が、あれやこれや悩みながらやらねばならず、大変な迷惑をかけることになる。義母の残した夢二の膨大な資料を始めとする遺品の数々を整理する作業は、5年を経た現在も進行中であるらしい。まっ、仙人など残す物は何もないので5日もあれば片付くだろうが、それをせめて1日ぐらいには短縮出来るのではと、記録的猛暑日の真っ最中、ぎっくり腰と闘いながら汗まみれになって過去の記録と取っ組み合い。ゴミ袋2つ、重さにして40kg近くある記憶をバイクに積んで、朝一で里の指定ゴミ置場へ直行。さらば海馬体の忘れ去られ、意味を失い、邪魔なだけとなった記憶たち。雨宮幸来(サラ)、サラと読ませるとは洒落ているでは!お萩を持って巨峰のお礼に尋ねたら、いきなり出てきたのはきちんとメークした若い女性。過疎化が進みここ福生里では若い女性を見かけることは滅多にない。見かけたとしても作業服に身を包んだ、繁忙期に農家の親戚から駆り出されたノーメークの女性。玄関の奥から「はーい!」と明るい声と共に、薄暗がりのカンバスに現れたのは真っ赤な口紅と、黒のアイライン、白い肌。バックが薄闇であったのでメークは際立ち、此処が24年も過ごした福生里であることを忘れさせる。もしや間違いではと「あの、先日葡萄を戴いた雨宮さんのお宅ですか?」と問うたら、奥からあの人懐こい笑顔の雨宮さんが現れ、「いやー生まれて6か月のサラが・・・」と笑顔に更に笑顔を重ね語る。どんな字を書くのか訊いたら、「幸いが来ると書くんです」とのこと。 
26日
(日)
  西畑、葡萄畑
書斎
皓皓たる満月とすざく
虫の音
鉄塔山TT 
  大根播種、人参土寄せ
書斎クローゼット整理
雨宮、坂下にお萩届ける。
17144歩 、
12000m、512Kca     
「足柄竜太は、アメリカ映画を見て初めて、女の尻というものが脚の最上部に位置してそびえているものであることを知った。それまでは、胴体の最下部にぶら下がっているものだとおもっていたのだ。」この驚きが竜太を益々映画に引き込む。抜天坊だと幼少時から思っていた歌詞が実は映画「腰抜け二丁拳銃」で歌われる≪ボタンズ アンド ボウ≫の発音であると知って、仙人は難解な方程式が解けたような想いに浸った。≪女はドレス粋なもの 男はみんなスマートなバッズァンボゥーズ≫と歌うのだが、どうしたって抜天坊だとしか聴こえない。同じ疑問を竜太、つまり阿久悠も想っていたのだ。抜天坊とは釦と蝶ネクタイを着けた当時流行りの粋なスタイルを意味していたとは!更にその抜天坊が、NHKのとんち教室に出演していた漫画家の長崎抜天からの連想であると竜太は述べる。そうだった、確かに長崎抜天なんてのが居たなとスルリ竜太に入り込んでしまう。「紅顔期」に描かれる映画好き高校1年生の竜太は15歳、阿久悠と7つ違いの仙人は8歳、そのころ巷にはきっと抜天坊が流れていたのだろう。大脳皮質に仕舞われていた想い出そうとして忘れられぬ記憶。 
25日
(土)
  西畑、葡萄畑 
鉄塔山TT
唐黍8本収穫、胡瓜移植
ぎっくり腰再発?
坂下さんから巨峰1箱(10房)貰う
14165歩 、
9915m、345Kca     
導眠剤ブロチゾラム錠0.25mgを呑んで本を読みながらベッドに横たわっているのだから、1時間もすれば眠れる筈。活動距離は台風豪雨の影響で5kmと809mでしかないが、それでも272kca消費しているので睡眠を招くだけの運動量には達しているのでは!因みに70歳以上、170cmの男性では1日の消費カロリー平均が1330Kcal、基礎代謝にが1200Kcalなので活動消費カロリーは130Kalとなり、272Kcalでは2倍以上の運動量を示している。これなら肉体は睡眠を呼ぶには充分な活動をしていることになる。最も山荘活動では1日の活動消費カロリーは500Kcalを超えることが多く、平均値の4倍近くの活動量であり、それに比べたら少ないことは確か。しかしヤクを使っているのだから眠りがやってきてもいいのでは!処が眼を瞑ってじっとしていても、さっぱり眠くならない。眠る努力をせねばと中断した「幻世の祈り」、「最後の楽園」を再度読み始めようとも考えたが、そうするときっと夜明けまで読書は続き、翌日の活動が睡眠不足で散漫になり先週のように生爪を剥がしたり、薔薇の棘の上に尻餅ついたりと血を観ることになる懼れ充分にあり。眠れない主原因が老化現象にあることは間違いない。つまり明日の活動なんて老いた肉体は予定してないので、眠って体力の温存を図る必要も無いのだ。いいや、そうではない。今日は雨だったので明日こそはしっかり活動せねばならないのだよ。と云い聞かせても肉体は≪未だ寝るほど疲れちゃいないさ!≫と嘯くだけ。そこでヤクを更に追加し鎮痛、眠気を催すミオリラーク錠50mg、ロキソプロフェンNa錠60mgと胃の粘膜を保護するレパミピド錠100mgをグイッと呑込み眠る努力に専念。で今朝張り切って畑に飛び出したものの、1時間もせぬうちにぎっくり腰の予兆に襲われ、未だ前回のぎっくり腰が完治してないと云うのに何つーこっちゃと怒り狂いながら、≪泣く子と地頭には勝てない!≫ とすごすご退却。泣く子とはぎっくり腰のことなのだろうか!泣く子を黙らせるには乳房を含ませるしかない。あー仙人にも豊かな乳房があったらなと、しみじみと嘆く姿は哀調を帯びているのでは無く哀調そのものでした。
24日
(金)
 台風20 図書館、阿久悠
「最後の楽園」 
早坂暁
「海辺の家族」
里路Ru
大根播種,
[瀬戸内少年野球団]画像撮り
8299歩 、
5809m、272Kca    
台風が来るなら前回の様に唐黍を倒されたり、薔薇アーチを壊されたり一方的に被害を受けるだけでなく利用してやろうじゃないか!毎年秋大根の栽培に失敗している。充分に大きくならない内に霜が降り冬に突入して大根は凍てついてしまう。収穫に間に合うように8月下旬までに種を蒔けばいいのだが、これが難しい。昨年は8月下旬に蒔き朝晩散水を欠かさず発芽に漕ぎ着けたが、目白に帰り散水が出来なかった日がたった1日あっただけで、ものの見事に総ての芽が枯死してしまった。真夏の強い日差しから弱々しい芽を護るには、1日たりとも散水を欠かしてはいけないのだ。9月に入ると日差しは弱まり、秋雨前線が降雨を齎し大根はすくすく成長するようになるが、この僅か1、2週間の差が決定的になる。今回の台風20号は山梨にも大量の雨を降らせるらしいので、今種を蒔けば充分に発芽し育つのではないか!幸い台風通過後も秋雨前線の影響で1,2日はカンカン日照りから逃れられそうだし。と甘い予測をしてせっせと種を蒔いたのでした。
まさか茄子が入鹿になって仙人を人魚伝説の海へ連れてってくれるなんて!畑の茄子が背鰭を付けてまで入鹿に変身するには深い訳があるに違いないのだが・・・・・。 
    目白トレ2回   3273歩、2291m、60kcal/1    TG-4再生コマ送り、メモリ機能不能で再修理依頼したカメラ受取。
21日
(火)
   西畑、葡萄畑、
浴室脱衣室
小倉山ZZ
移植人参追肥、ポットレタス移植
ポット向日葵8本移植
昨日設置したケンウッドの
CR-D3
ランダム再生をチェック
小泉成器のSound Lookより操作が
面倒。電源→ペアリング→選曲と
2操作多くなった。
天空南瓜収穫3個
15264歩 、
10684m、508Kca   
扇山の山頂直下急斜面は、滑り易い関東ローム層の赤土の上に森の木々の根が所々露出し、足やストックが引っ掛かることはあっても格別に歩き難いルートではない。つい最近までグリセードのスタイルで豪快に滑り降りていたのだが、ここ数カ月でこのルートが難所になりつつある。先ずグリセードスタイルで下り始めると、後方地面に延ばしたストックが木の根に引っ掛かる。その瞬間、引きずられて転倒しない様に反射神経が働き、足だけが急斜面を先行しないように足の動きを制御する。同時にストックを押さえている左手がストックを僅かに上げ、木の根から外し、そのまま何事も無かったかの様に下降を続ける。筈なのだがこれがスムーズに連動して行われないのだ。反射神経が遅れ足の動きに掛けるブレーキが間に合わず、ストックが引っ掛かったまま体が前方の出るため、根に掛かる力が強くなり左手でストックを根から外そうにも外れず。そうなると当然のことながら後ろに引かれ背面から店頭する。尻餅で済めばいいが下手すると後頭部を着の根や、最悪の場合は岩に激突させることになりかねない。未だそこまではいかないが、最早時間の問題で昨日もヨタヨタ下りながら事故防止対策なるものがないか思案。結論としては反射神経の伝達速度に合わせて下るスピードを落としゆっくり降りながら、危機の察知と同時に機敏な行動を意識的に行うしかない。更に急斜面が終ってからトラバース気味に尾根を回り込むルートも中々の曲者になりつつある。岩や枯れ枝が無数に転がり、部分的に枯葉に覆われ観えず下りの軸足を降ろした瞬間、岩や枯れ枝に足を取られ激しく転倒。転倒の危機を防ぐため堪えようと膝に急激な力が加わり、膝の靭帯を損傷してしまう。これは老化以前から繰り返されて来たので、膝用のストレッチを重ね膝を支える筋肉を増強してきた。ここ10年近くクリアした筈の膝が明らかに老衰現象を示し始め、動体視力の劣化とハモってこのトラバースルートも曲者に変えてしまったのだ。動体視力って!山道が動く筈ないだろうと思ったら大間違い。ジョック、ないしは小走り、いや歩いていてさえ足元を観ていると岩、小石、枯れ枝はかなりの速さで、流れていく。右脚を上げた瞬間、当然ながらその脚を降ろすまでの100分の数秒間に、足の位置決定せねばならない。少しずれて岩の縁を踏めば捻挫したり、時には岩が飛び跳ね足を直撃。縦方向の枯れ枝を踏めば枝に沿って足を取られ転倒。横向きの枝に乗ればコロの原理で枝は車輪となり足だけを下降方向に運びこれまた激しく転倒。更には片足で踏みつけた枝の反対側が跳ね上がり、その枝に他の脚が取られもんどりうって坂下を転げ落ちる。落ちた先が崖になっていれば、単なる転倒には終わらない。これが山荘裏山の扇山をヒマラヤに変えた老化現象の現実。危険なのだ扇山は! 
20日
(月)
 晴曇 全畑、全庭
浴室脱衣室
扇山EW
カルサー草刈
ポット人参移植
フレッシュハウス施行下見
13514歩 、
9459m、394Kca  
新たな命に触発され、毎日が感動と悦びに満たされ最早山荘活動なんて必要としなくなってしまったのだろう。それなら共有できない歓びではあるが、祝福して上げねば!と一抹の寂しさを抱きながら、日々、急速に進む衰退に否応なく対峙。扇山をヒマラヤにしてくれた衰退に感謝せなばと、屈折した歓びを噛み締める。そうだ、屈折することにより雨粒のスクリーンは主虹と副虹を生み出し、水晶体、視神経、海馬体、大脳皮質へと送り込み、潜んでいた華麗な色彩の記憶を歓びに変換するんだ。あの何の変哲もないどちらかと云えば鬱っとうしいだけの雨粒スクリーンに潜む歓びは、意図的に引き出そうと試みても決して実現されず、虚しく跳ね返される。しかしそのスクリーンの奥に確かに存在して居るとの確信は、差し当たり今を生き続けるレゾンデートルにはなる。
西畑に穴を掘って埋めて置いたじゃが芋を秋植えしてみようと、反射シート、合板の蓋を上げて芋のチェック。驚いたことに小さな小さな芽が数十の芋から噴き出しているでは!林檎畑を耕運機掛けしていたら春の取り残し芋が土の中からゴロゴロ出てくる。どれもとても発芽する兆しは無く、秋植えしても無駄だよと訴えている。だもんだから穴を掘って埋めて置いた芋も同様だろうと半ば発芽を諦めていただけに、嬉しい驚き。秋植えの芋を発芽させるのは面倒らしく種類も限られているらしい。小さな芽を上向きにして1つづつ耕運機掛けしたばかりの林檎畑に植えこんだ。芽を出しておくれ。
 
 19日
(日)
14℃
  林檎畑、西畑
里路Ru
唐黍畑抜き施肥耕作
雨宮さんから巨峰2房貰う
秋芋植付
18560歩 、
12992m、513Kca 
溢れんばかりの眩い無数の光が海に注ぎ、暖められた蒼い海水は幾多の生命の揺り籠となり豊穣な大洋を成し、やがて天空へ旅立つ。雲となって天空を彷徨い、冷たい大気と遭遇したり高峻な山岳に纏わり着いたりして雨滴となって地表に落ち、ガイアを潤す。無数の光が海水を自由な天空へ解放したことに誤りはない。その結果潤った大地が豊かな穀物を与えてくれたことは、感謝に値すべきことではある。だが無数の光によって生み出された1筋の雲の上昇が、巨大な渦を巻き途轍もない力を手にし、天空を掻き乱し豪雨となって大地を削り、豊かな大地を切り刻むのを目の当たりにすると、海水を天空へ旅立たせたことそのものが誤りであったかもと思ってしまう。渦を巻いた途轍もない力が奪うのは穀物だけでなく、大地に存在することさえも許されない生命そのものであったりもする。1筋の雲は自らの権力への規制を排除し、独裁的な手法で肥大化し天空の操作にさえ手を出し専制政治に迫る。
 18日
(土)
11℃
  葡萄畑、前庭
林檎畑、西畑
ナフコ、コメリ、
百均(支柱)
山トレ無し
(忙し過ぎ)
大根、西瓜畑施肥&耕運機掛け
石卓の山法師枝切
林檎畑、西畑の唐黍にネット
石灰20kg×2、鶏糞15kg×20
合板3、スチールメッシュ3
支柱20本、
auからNTTのJD光に契約変更
15482歩 、
10837m、413Kca 
くそー、烏にやられた。発芽率が低く何度も何度もポット播種を繰り返し、地植えしてからも弱く繊細で育たず、やっと花を咲かせたと思ったら台風に襲われ総て倒され、負けて堪るかと1本1本支柱を立ててる最中にぎっくり腰。 どうにか腰も動かせるようになり、さあいよいよ収穫」だ!と勇んで唐黍畑に行って唖然!無残に食い荒らされ、芯だけになった唐黍が散乱。烏の仕業であることは一目瞭然。4か月にわたる汗水がたった1日でパーになってしまったのだ。そういえば昨年はネットを張り巡らせ、烏害を未然に防止したのだが今年はすっかり忘れてしまった。きっと烏の母は春に産んだ子供を引き連れ、ほら此処のトンモコロシは格別美味しいだろう、よーく覚えておいて来年も食べにおいで!なんて言ってるのだ。烏の方が仙人より記憶がいいなんて実に悔しいが、くれてやったと思うことにしよう。≪権兵衛が種撒きゃ烏がほじくる≫なんて歌を幼いころ歌ったが、まさか老いて自ら権兵衛になるとは!夏の暑さ最高潮の8月の中旬だと云うのに北海道大雪山系の黒岳では昨日初雪が降った!5日前の山荘下の盆地では最高気温が35℃で最低気温が26℃なのに今朝は11℃。5日間で15℃も一気に下がるなんてあり得ない。「民主主義が独裁的な政治権力をうみだしてしまうというパラドックス」が異状天候と重なる。寒くてヤッケを着て畑仕事をしながら、藤原帰一の文芸・批評「時事小言」で述べられたイリベラル・デモクラシーと異状天候の何処に仙人は相関を見出したのか!あれやこれやと想いを巡らせてみる。
 17日
(金)
18℃
  前庭、,図書館
北海道黒岳で
初雪
観測史上最早
阿久悠
「紅顔期」
早坂暁
「天下御免」
扇山EW

オブジェ位置交換
ヤバイ!免許返納か!
12981歩 、
8876m、359Kca 
≪焦るな、落ち着いてゆっくりだ!≫ 最近、この呪文を自らに掛けねばならぬ状況が続く。いや、若しかすると状況だけでなく生きていることそのものに呪文を掛けているのかも!前庭の木々に6つのオブジェを取り付けたが、うーん、これは良いなと納得できたのは6番目の陶芸作品とパキスタンのガンダーラ風金属製鶴首にソーラー灯を結合させたオブジェ。これ、夏椿と山法師に挟まれ存在感無し。こいつを活かすには、良く目立つ山茱萸のオブジェと交換してみたら!そこで朝一で梯子を掛けて作業開始。1時間程で終わるかと思っていたが3時間近くも掛かってしまい、何度も呟いた呪文が≪焦るな、落ち着いてゆっくりだ!≫なのだ。枝の断面に陶芸作品と組み合わせて1メートルもある細いソーラー灯を立てるのだから不安定で、デリケートな作業が要求される。何度やっても垂直位置に調整できずやり直す。台座に角度調整の薄板を楔のように咬ませて、どの位置から観ても違和感が無いと判断してから仮止めし、台風にも耐えれれるよう固定作業に掛かる。長い鶴首に長いソーラー灯を繋ぐのであるから不安定この上ない。台座の陶器皿はドリルで穴を開けたり切断したりの加工は出来ないので、固定は試行錯誤の連続。ヤバイ!走行中、一瞬白くなった。何処へ行こうとしているか、此処は何処なのか、切れた。3秒ほどで回路は繋がったが初めての体験。これからこのような状態が頻繁に生じ、ドライブに支障を来すことは間違いない。これには≪焦るな、落ち着いてゆっくりだ!≫の呪文も効を奏さないのだから、打つ手は無し。究極的には免許返納しかないのだろう。となると山荘活動も出来なくなることを意味する。真にやばいぜ! 
目白トレ2回   3273歩、2291m、60kcal/1   豊島図書館:丸山健二「ときめきに死す」
 14日
(火)
  葡萄畑、
車庫
小倉山ZZ
大根畑3畝収穫、整地
トマト支柱抜き胡瓜支柱立て
鋸亀虫にやられ大玉西瓜2個収穫
(鋸亀虫、綿油虫、大煙草蛾が
西瓜の害虫)
洗車、目白野菜収穫発送
15690歩 、
10983m、529Kca 
生涯を巡査で終えた阿久悠の父・深沢武吉(友義)は退職直前に巡査部長に昇格した。女たち母、姉、妹は退職金や恩給が割増しとなり、巡査部長の方が見場がいいと手放しで喜ぶ。しかし≪父は辞令を観て、これ以上はないと思われる羞恥の表情をした≫と記し、≪私はその時、深沢武吉は初めて巡査で通したことを後悔していると思った≫と述べる。この心の襞を的確に読み込む感性が、阿久悠の作品の彼方此方で光り輝いている。「無冠の父」は死の14年前1993年に執筆されたが、改稿を求められた阿久悠は原稿を戻させ、この作品については一切語ることは無かったという。死後4年を経た2011年、自宅に残された作品を整理したところ、書棚の奥からこの未刊行作品の原稿が見つかり出版されたと刊行経緯が記されている。無冠の父は55歳で引退し、退職金で熊本に家を買い≪裏庭で十数羽の鶏を飼い花と野菜を作り、やるべきことは、それらを相手にするだけで、退屈を貪り、老いることを望み始めた≫と阿久悠は父を語る。退職後73歳で死ぬまでの18年間、退屈を貪り老いることを望むと映った父と逆に、70歳の死の直前まで仕事を追い、仕事に追われた阿久悠。激務を貪り、活動を求めて永劫の若さを望み始めていたかの生き様を選んだ息子は最後にこう語る。≪全く何の冠も持たなかった巡査の、私の父の、諦観と威厳について考えていた≫ 肯定でも否定でもない受け入れをしてから14年後に、父より3年早い70歳で阿久悠は死んだ。文芸では横溝正史ミステリ大賞、菊池寛賞、旭日小綬賞、音楽関係では数度にわたる日本レコード大賞、作詞賞、日本作詞大賞と、父と真逆の幾つもの冠に飾られて阿久悠は死んだ。
何故「無冠の父」の原稿を戻させ、その後一切語ることをしなかったかについて、唯1人の子供である作曲家・深田太郎は父の意図をこう推測する。
≪自分の没後に開けられると云うシナリオを自分で作ったのでは。齢を重ねるにしたがってあらゆる人や事象に距離を置く処世を貫いた父・友義との近似性を成していたが故に「そういう自分の父をモデルにした小説が最後の自分の作品として世の中に出るのは、運命的だし、半分は自分でそれを欲していたというか、決めたのではないかなと、いまは思ってます」 (阿久悠研究 吉田悦志) 意図的、計画的な社会に対する遺書であり、無冠の父へのオマージュとなることを見越しての阿久悠の所為であったのか!
 13日
(月)
35/26
 
奥庭
山トレ無し
雑草抜き、昨夜の雷で
ポンプ配電盤の
ブレーカーが飛び
朝水が出ず。
7164歩 、
5014m、174Kca 
野性を捨てニャーニャー甘えた声を出して餌を強請っても仙人に無視され続け、遂に自ら狩を始めた。奥庭の李の木に登り何かを狙っている。鋭い目を樹上の一点に据え、じりっ、じりっと迫っていく。キッチン出口のコンクリ床に寝そべって、ニャーニャー甘えた声を出している同じ猫とは思えぬ緊張感と精悍さを全身に漲らせ、豹やチーターに成りきっている。二俣に分かれた幹まで降り右手を俣に置き、左手の先を直角に曲げ幹に掛け、右前方を睨み獲物との間合いを計る。距離が遠いと判断したか、更に右脚をいっぱいに延ばしソロリ前進。両脚の指の間から白い針の様な爪を出し、らんらんと光る黄色い眼でしっかと獲物を見据え跳躍の瞬間を窺う。獲物はどうやら蝉のようだ。庭を歩いている猫が突然高くジャンプし、蝉を捉え食べている場面は時々見かけたが、木に登って本格的に蝉を追って狩をするなんて考えてもみなかったので興味津々。これ以上近づくと逃げられてしまう限界距離まで迫るか、はたまたそれ以前に跳び掛かり獲物を捕らえるか暫く観察していたが、仙人の視線を感じてカメラに振り向き狩を断念。≪邪魔なんだな、そんなところでウロチョロされたんじゃ狩なんかできやしないぜ。餌をくれずその上狩の邪魔までされたんじゃ、こちとら生きていけないぜや!≫ ごもっとも様です!
 12日
(日)
 
林檎畑、
ボン・シルバー向日葵
枯死。原因不明?

 里路Ru
林檎畑肥料置場作り
林檎畑の唐黍10本程が
野生動物に喰われる
西瓜虫に襲われ急遽収穫3個
12152歩 、
8506m、349Kca  
≪扇山がヒマラヤになった!≫ 歓ぶべきか否か!大した重労働でもない畑仕事を終えて、さてご褒美の扇山にでも出かけようかと北の森を登り始めた途端、足が重くて一歩一歩を踏み出す意志の力を掻き立てることが出来ない。ご褒美どころか地獄の責め苦にでもなったかの如く、足が重い。≪まー、そう嘆くな。希薄な酸素に喘ぎながらの高所キャンプへの荷揚げを想えば、こんなもん屁の河童じゃ!≫ なんぞとブツブツ独り言ちながら、更にもう一歩と扇山の頂を目指す。猛暑日には涼しい森の散歩を兼ねた扇山登山は最高の贅沢と、森に差し込む昼下がりの気怠い光にオードリー・ヘプバーンやゲイリークーパーを見つけたり、蜩からミンミン蝉へとバトンタッチされたコーラスを堪能したり。ところが重くて足が上がらないとなると、意識は唯々如何に次の一歩を先に出すかに集中され、昼下がりの木漏れ日も懐かしの映画シーンも、真夏のシンフォニーも何処へやら!どうにか北の森を下り山荘の水源森を超えて稜線に出ると、牧丘の上空からひんやりした風が全身を包み滴る汗を拭う。嬉しいな、此処まで登ればあとは稜線伝いに山巓を目指すだけと、小さな扇山のてっぺんに向かう。山荘水源の滝川を見下ろす扇峠に下り、山荘尾根の頂をゆっくり登りつめる。つい最近まで風の様に駆けのぼった稜線が、実に重々しい深みを讃えて仙人に語り掛ける。≪どうだい、扇山もなかなかいいもんだろ!ヒマラヤの未踏峰も扇山も同じさ。登るという行為は、今此処にこうして逃れられない重力の安定にどっぷり浸かっている自らを、重力に逆らって高みへ引き上げることさ。だから究極的には、登る対象は扇山でもヒマラヤでも変わりは無いのさ≫ 老いが齎せてくれた扇山のヒマラヤ化、そうか、お前はヒマラヤだったのか!
 11日
(土)
  駐車場
葡萄畑、西畑
コメリ(単管パイプ、
波板、クランプ、横木)

山トレ無し
荷台マット下の板を鉋削り
フレッシュハウス契約(1回目
23万支払)
YKK横格子に決定
9月10日より工事開始予定
林檎畑肥料置場作り準備
8906歩 、
6234m、307Kca  
ゴム長靴を突き破り、右脚の一番長い人差し指の生爪を剥がし畑管が襲って来た。次の瞬間、身体はバランスを失い半回転して畑下の道路へ頭から墜落態勢。咄嗟にゴーヤー棚にしてあるワイアメッシュに縋りついたが、軟に出来ているので仙人の体重を支えきれず柵は道路側へ倒れ掛かり、30度ほど傾き辛うじて停止。道路への落下は食い止められたが、ショックで暫く状況が掴めない。自動散水器である畑管が襲って来る筈は無い。停止している自動散水器に代わって移動しながらホースで散水をしている途中に、地中から飛び出している畑管に激しく蹴躓き、その衝撃でゴム長靴が破れ生爪が剥がされたのだと気づくのに数秒を要した。生爪からの出血で長靴の中がぬるぬると濡れ始め痛みが加速度的に増し、警告喇叭を吹き鳴らす。怪我してから警告喇叭を吹き鳴らした処で、時既に遅しであるが、警告は早く治療せよに変わったのだろう。痛みより道路下への墜落がよくぞ食い止められたと、改めて傾いた軟な柵を見詰める。激しい転倒で頭からコンクリ道路に突っ込んでいたら、もっと悲惨な状況に陥ったことは間違いない。この西畑の畑管には何度もなんども蹴躓いており、要警戒地点として、しっかりインプットされている筈なのだが、またやってしまった。生爪からの出血を手当てする前に、最優先して畑管にカバーをかけることにした。昨年まで畑管は機能し定期的に自動散水していたが、今年は未だ一度も散水してない。おそらく自動制御装置が修理不能となってしまったのだろう。そうとは知らず畑管にカバーをかけてはいけないと思っていたが、最早躊躇することは無い。大きめの植木鉢をすっぽり畑管にに被せ、鉢が動かない様にペグを打ち込んでおいた。その後で長靴を脱ぎ恐る恐る靴下を取ると、矢張りかなり出血しており生爪が浮いている。この躓きの主な原因が老化に在ることは否めない。今までも蹴躓いているが、躓いた瞬間に反射神経が機能し転倒を食い止めることが出来たのだ。うーん、どう対処すべきか!と悩みながら梨の写真を撮ろうと、撮影ポイントをアンネ薔薇周辺に定めカメラを構える。アンネ薔薇の先は石垣になっており梨にもっと近づくには、枯れている薔薇枝を折った方が良いと判断し、棘に注意し根元からボッキり。折った枝には沢山棘が出ていてこれに触れたらさぞ痛いだろうと思いつつ、枝を石垣の上に置く。それではとカメラを前に突き出してみるが未だ遠い。石垣下の農機具置き場の屋根に足を載せ、更に前進しようを身を乗り出した途端、屋根がぐらりと傾いきそのまま石垣の上にどさりと尻餅。ぎゃお!との叫び声が聞こえる。仙人の叫び声に似ている。まさか1時間前に畑管に蹴躓いて痛い目に遭い、より慎重になっている筈の仙人で有ろうことか!だが、辺りを見回しても仙人以外に人影無し。先ほど石垣の上に折った薔薇の枝を置いたのは仙人。その上に尻餅をついたのも仙人に間違いなし。
 10日
(金)
  葡萄畑、西畑
図書館
阿久悠
「無冠の父」
扇山EW
立鍬の春水で草取り
西畑下の畑管で躓き長靴破れ
右足中指の生爪を剥がし出血。
危険なので
鉢を被せ地面に固定
胡瓜播種
20147歩 、
14102m、624Kca   
≪お前は不要である≫ その声は記憶から聴こえて来る。直近の記憶がすぐさま消えて、遠い記憶だけが鮮やかに浮かび上がる大脳皮質の深奥から響いて来るのだ。最新の情報は捕食者にとって欠かすことの出来ない武器であり、生命を維持するには不可欠なアイテムである。捕食者は過去の記憶によって餌の在り処を巡り、最新の情報によって餌を見出し捉える。植物の維管束も水分、太陽光、大気温などの最新情報によって活動を調整する。直近の記憶がすぐさま消えてしまうと捕食は困難になり、維管束は適切な働きに支障を来し植物は枯死してしまう。となると直近の記憶が消えると云うことは生命の危機であり、直近の記憶をメモし選別し大脳皮質へ送る海馬体からの≪お前は不要である≫とのメッセージなのでは!なんぞと当たり前のことを今この瞬間、初めて気づいたかのようの驚いたりするのだから仙人は能天気だと云われるのだ。仙人は何度もなんども≪お前は不要である≫と海馬体からも大脳皮質からも言われ続けていることなんぞ、からっきし覚えてない。不要であると宣告されたことを記憶に留めないと云うことは、不要であることを忘れてしまうのだから、仙人は半永久的に意識上では生きられることになる。仙人の作る無農薬有機栽培の野菜ファンが「この美味しい野菜も仙人が元気な内しか食べられないんですね!」と云ったとか云わないとか! それを聞いた仙人は独り言ちた。「そうか、まんざら不要でもないのか!」 さあ、大変だ!仙人め、その気になって意識上だけでなく未だ未だ現人として生きるつもりなのか!対社会の不要と大脳皮質の発する不要を敢えて混同し、いやすり替えてまで生きようとする仙人。付き合いきれないぜや!
目白トレ2回   3273歩、2291m、60kcal/1   6月20日に修理依頼し修復されたTG-4の再生機能が故障。再度修理依頼。豊島図書館:東賢治次郎「亀と蛇と虹の寓話」、ダン・ブラウン「インフェルノ」、天童荒太「幻世の祈り」TG-4再生コマ送り不能で再修理依頼。1カ月定期検診。
 7日
(火)
  テラス
全庭、全畑

小倉山ZZ
台風13号に備えテラス上の
ソーラー灯ビス固定、
全畑、庭の向日葵に追肥
西瓜、ゴーヤー等目白野菜収穫
15913歩 、
11139m、527Kca   
阿久悠の「瀬戸内」少年野球団」監督:篠田正浩、早坂暁の「ダウンタウンヒーリロー」監督:山田洋次のTVを続けて観た。いづれも2、3回目の視聴になるが面白いのと呆けてストーリーを忘れているので、新鮮な気分で愉しめた。1984年のK2遠征から帰りった直後の8月、飯田橋の映画館へ樹麗と冨美代さんと行ったのが最初の「瀬戸内」少年野球団」との出会いであった。樹麗は中二の14歳で親と一緒に行動するのを最も嫌がる年代。駄目元で誘ってみたらついてきたのだ。若しかしたら6月に封切りされたばかりのこの映画に興味があって、原作も読んでいたのかもしれない。2度目はその23年後2007年8月、阿久悠の死後であった。腎臓がん、尿管癌で闘病生活を続けながらの放送とは知らず、4月から始まったNHK-FMで語る阿久悠のミュージックメモリーを愉しみにしていた。6月17日(日)もいつもの如くゆっくりと言葉を選びながら話していたが、その後阿久悠は登場せず、8月1日に悲報が飛び込んできた。なんだかその時は最後に聞いた番組が1週間前のように感じられ、人間は死の1週間前であっても、あのようにしっかりと語れるものなのかと驚いた記憶がある。あんな風に死の直前まで明瞭で居られるなんて羨ましいとさえ思ったのだ。しかし淡々と語っていたが腎臓がんでの摘出手術、その後の転移した新たな癌との闘いの最中に在り、恐らく全身全霊必死でで言葉を絞り出していたのであろう。ミュージックメモリーの編集担当も病状を熟知していて、これが阿久悠最後の記録になるとの覚悟で臨んでいたと思われる。最後の番組で何を語ったか内容は覚えて無いが、その語り口から伝わるシーンとした有無を言わせぬ静けさだけが残っている。
 6日
(月)
 
雷雨
葡萄畑、全庭
 扇山EW
胡瓜苗移植、芝施肥散水
西瓜&大根収穫、雑草取り
16364歩 、
11454m、424Kca   
庭の彼方此方で夏水仙が咲き始めた。白銀の糸を張り巡らせた烏瓜の花も2カ月以上も咲き続けている。夜明け前にか細い白銀の糸は萎み出し、太陽が烏瓜の花を照らす頃にはすっかり委縮し見る影もない。疲れ果て朝一の畑仕事を終えて鍬を杖代わりにヨロヨロと烏瓜の下を通ると、またまた写真を撮り忘れたなと後悔!それが最早2ヶ月も続ているのだから仙人の耄碌もいよいよ本番!夏水仙は24年前に楓の幹に隠れて数十本咲き乱れているのを発見し、これじゃ観えないからと数か所に移植。その移植先の夏水仙は咲いたが、肝心の楓裏では咲く気配も無い。きっと前庭改造計画で大きな楓の右幹を伐採したことが影響してるに違いない。惜しいことをした。連日猛暑日が続いているので、谷から奥庭の龍滝に引いている水を芝生に散水している。10mもの長い穴開きホースを芝生に寝かせて置けば、小さな穴から霧のように水が噴き出し自動散水される。たまにホースの位置をずらし中庭から奥庭まで1日中散水して置けば、それだけで山荘は随分涼しくなる。ところがこの1カ月ほど穴からの吹き出しが弱く、当初は穴が詰まったかなと手をこまねいていた。いや、若しかすると穴開きホースと谷水ホースのジョイント部分の水漏れが原因なのでは!そこで朝飯の真っ最中に奥庭に飛び出し、接合部を締め直してみたが水漏れは止まらない。これはホースそのものが劣化し、穴の締まりが弱くなっているからなのでは!駄目元で最近購入したばかりの肉厚ホースを切って、劣化ホースと交換。ピタリと水漏れは止み、勢いよくホース穴から谷水が噴き出し、パンツとタンクトップ姿の仙人を直撃。慌てて飛びのいたが既にパンツもタンクトップもお漏らし状態。嬉しいお漏らしじゃ!
 5日
(日)
  全庭、全畑、北森
鉄塔山TT 
カルサー草刈
アスパラ畑草取り
秋トマト剪定
15762歩 、
11033m、462Kca   
毎年西瓜を作り続けてきたが、≪超甘くて感激じゃ!≫ が当たり前であった。西瓜栽培の悩みと云えば苗の移植が上手くいかず、酷い年には十数本の苗の内半数以上を枯死させてしまい、今年やっと枯死の原因を突き止め豊作に漕ぎ着けたのだ。その豊作西瓜が何と甘くない。と云えば言い過ぎだが例年の70%程の甘さでしかない。慌てて夏西瓜日本一の尾花沢のHPを覗いて観たら、西瓜の甘さは黒の模様で判定出来るとあるので、山荘西瓜をチェック。模様は間違いなく甘さが強いになっているでは!うーん、原因は何だ!その後、黄玉西瓜、小玉西瓜を収穫し試食してみたら正に頬っぺたの落ちるような甘さ。同じ畑で同じ条件で育てたのだから原因は苗そのものにあるとしか考えられない。因みに本年の苗は大玉赤7、黄7小玉赤1、黄1と記録。昨年は5月4日に西瓜苗6本としか記されていないな。これじゃ販売業者も解らんし、参考にならん!そこで早速畑に出て接木苗ラベルチェック。大赤玉西瓜夏特急、大玉西瓜大、小玉西瓜黄てまり、赤てまりはいずれもBerg Earth社の≪ど定番≫商品と判明。小玉西瓜にはシャリシャリうまい!大玉大黄にはあまーいスイカとあるが何故か大玉赤には表記無し。原因はこれか!つまり最初から甘くならないと業者には解っていたのか?だとしたら許せんぞ!栽培ポイントとして①1番目の雌花は変形、発育不全の惧れあり。見つけたら摘みとる。 ②1株に1~2個実らせる。①については大きく育っているし変形も無いので問題なし。②は1株に3個実った株は無いのでこれも問題なし。やはり大赤玉苗そのものに原因在り。
 4日
(土)
  奥庭、葡萄畑、林檎畑
西畑
鉄塔山TT
 
胡瓜播種、ポット土作り
サニーレタスポット播種
バイク荷台ボルト固定
14838歩 、
10386m、433Kca   
鼻から入れた胃カメラは鮮明に仙人の火星表面を映し出していた。35%濃塩酸を100倍に薄めたpH1~1.5の胃の中は、非常に強い酸性で生物が生きていける環境ではない。36年前の1982年に消化器内科研修医マーシャルたちの共同研究によってピロリ菌の分離培養に成功するまで、胃には細菌は住めないと考えられていた。常識はひっくり返された。非常に酸性が強いのであればその酸を中和すれば住めるのではとピロリ菌は、≪ウレアーゼ≫と云う酵素を用いて胃内にある尿素をアンモニアと二酸化炭素に変え、胃酸を中和させたバリアを張り、生きていける環境を作り出すことに成功した。そのバリアが初めて発見されたのが胃の出口を意味するピロルス(幽門)だったので、ピロリ菌なんぞと可愛らしい名がつけられたのだとか。 平均気温がマイナス43度と非常に低く、大気圧も地球の1%未満という環境の火星で人類が住むことは出来ない。この常識をひっくり返し火星に人類を大量に移住させようとの計画が、ピロリ菌のパクリであることは云うまでも無い。胃内にある尿素が火星土壌に含まれる二酸化炭素であり、そいつを使って大気温を上昇させ氷から水を作りバリアを張り火星表面に棲み付く。鮮明に映し出された自らの胃内部画像を観ながら話すことは、経口カメラでは出来ない。経鼻カメラなので画像の撮影者との交信を試みる。「どうですか、移住者は居ますか?」 「ピロリ菌は胃の真ん中・胃角に萎縮性胃炎と呼ばれる白いバリアを張ったり、前庭部、胃角部、体下部小弯に鳥肌胃炎のバリアを張って胃の粘膜内部に潜んでいるが、どうもその気配は濃厚ですね。この画像を他の医師にも観てもらい判定してもらいましょう」 仙人としては複雑である。非常に強い酸性で生物が生きていける環境ではないと云われた世界に、常識を打ち破ってバリアを張って移住してきたピロリちゃんを歓迎すべきか、排除すべきか!≪そりゃ排除すべきに決まってるじゃろ≫と仙人の火星は即断。となるとピロリ菌は怒り狂い、火星移住者も排除の運命にあるのだとばかり仙人の胃の中で暴れまくるのだ。そうか、そんならヨーグルトをいつものLB81からピロリ菌をやっつける明治プロビオLG21に変えて、真っ向から対決じゃ!しかし塩山のスーパーマーケットにLG21なんて在るのか?で、電話したら「112g、135円です」とのこと。早速5つ買い込み闘い開始!仙人の胃カメラ物語でした。
 3日
(金)
  葡萄畑、奥庭、中庭
図書館、D2
天童荒太
「悼むひと」
 扇山EW
胡瓜苗を分割して移植、
芝生散水ホース延長し散水
運転席に温度計を3個取付、
山荘下畑の浅間白桃30個貰う
小玉7個、赤大玉3個
黄大玉西瓜4個収穫

12323歩 、8626m、299Kca   
≪有人火星船の運用を2022年か24年ごろから始め、40年から100年をかけて100万人を送り込み、火星に自立した文明を築くのだ≫ と述べたのが、政治家であれば大法螺吹きとして相手にもしないが、発言者が米国の宇宙企業スペースXのイーロン・マスクCEOとなると、「マジかよ!」と半信半疑くらいにはなる。これ極めて真面目な2年前の2016年9月28日に開かれた国際宇宙会議での発言。演題は『Making Humans a Multiplanetary Species(人類を多惑星へ播種する)』。発言は更にこう続く。≪ロケットの仕組みや火星までの飛行方法などを根本から見直し、原理・原則にしたがった最適な方法を取れば、一人あたりのコストは2000万ドルにまで下げられる≫ まっ、日本円にすると20億円以上になるので決して安くは無いが、世界の軍事費と比較するとただみたいなもん。因みに米国の年間軍事費は6111億8600万㌦、中国は4118億4400万㌦、インドは2153億8400万㌦、ロシアが1833億9600万㌦でこの上位4か国の1年間の軍事費だけで142兆1810億円となる。日本の国家予算100兆円を上回っていて、宇宙飛行士コストに換算すると71万0950人となる。つまり人類が戦争を止めて,平和に専念し宇宙への旅を志すなら、100年かけて100万人を火星へ移住させることもコスト上では、不可能ではないと云うことになる。問題は100万人もの人類の生活に必要な水を得るというテラフォーミングが可能か否かである。3日前の2018年7月31日17時、コロラド大学の大気宇宙物理学研究所のブルース・ジャコフスキーと北アリゾナ大学の物理天文学部のクリストファー・エドワーズの2人は、≪温室効果を利用して火星の土壌から二酸化炭素を取り出し大気中に放出しても気温の上昇幅は10℃程度にとどまり、氷の状態で存在して居る氷を液体に変えることは不可能である≫と述べた。となると移住した100万人もの人類は火星表面にバリアを張ってその中で生きていくしかないのでは!
目白トレ2回   3273歩、2291m、60kcal/1   鶉山医院で経鼻胃カメラによる上部消化管内視鏡検査。
月累計376km、965m   総活動距離:1650km141    山トレ18日計18回、 山トレ累計130 

2018年7月

月日 天気   活動場 活動記録   一言 メモ
 31日
(火)
  西畑、林檎畑、 
小倉山ZZ
  人参畑、唐黍畑の土寄せ
目白野菜収穫発送
17304歩 、
12112m、579Kca   
何度も書きかけたが、どうも中核部分のピントがぼやけていて書く気になれない。痛みの分析は微に入り細に入り、天童荒太此処に在り、との感じでグイグイ引き込まれる。心の痛みを感じない女と肉体の痛みを失った男の背景を如何に描こうが、この2人が性交を重ねつつ進化する次の人類のモデルとなることはあり得ない。2018年5月号 新潮社「波」に掲載された天童康荒太のインタビューを見つけたので読んでみたが、やはり心の無痛を次なる人類の進化モデルに結びつける試みは、無理であったと思わざるをえない。以下インタビューの抜粋。≪痛みがあるから人間は人間であり得る、つまり命を保ち得るのだという事実に行き当たったときに、まず驚きがあったわけです。ああ、確かにそうだ、痛みはシグナルになっていると。そこを起点に突き詰めていくと、愛や憎悪、セックスやテロなどにも、ある種の痛みが介在していることが視野に入ってくる。だけど心に痛みを感じない人物を主人公にしたとして、さてどんな物語ができるのだろう。・・・最終的に、痛みのない二者、ふつうだと深い関係の成立しない者同士の中に成立させ得るものがあるとすれば、それはフィクションとしてすごいエネルギーを生むだろうと考えるに至った。この二人は、愛は無理でも性愛は可能ではないか。そこを軸にしていくと、痛みを通して人間が存在する意味が問い直せるのではないか。・・・我々が知性や理性によらず感情のみを優先させ、臆病に生きてきたことによって、世界がもう少しで滅びるかもしれないところまで来てしまった。 ≫ 心が無痛になると感情の支配から自由になれるだろうが、その自由と知性や理性を優先させる人類の進化モデルとの乖離を埋める作業には失敗。アイディアは良かったがアイディアに溺れて溺死してしまった天童荒太。しかし事前調査や参考資料を活用した文章は充分に読み応えがあり、大いに愉しめる。
 30日
(月)
  林檎畑、
夏っこ桃、李貰う 
鉄塔山TT
  ピーマン、胡瓜、ゴーヤー
支柱立
御萩を坂本、広瀬に宅配
15278歩 、
10694m、452Kca   
未だ完治していないぎっくり腰に不安を覚えつつ、厳禁の中腰作業を続け、唐黍畑の中ほどまで来てまたまた吃驚!たわわに実を着けた柿の木が無残に折れているでは!更に石段を覗くと3m程の薇アーチと凌霄花アーチもポッキリ折れて倒れている。うーん、台風12号め、仙人の仕事を益々増やして、いつくたばるか試しているな!と朝から畑に飛び出し畑や庭を駆け巡っていうると、左胸にチリチリと電動音が響く。携帯電話のマナーモードでの着信と瓜二つの振動で、思わず左胸のシャツポッケに入れてある携帯電話を何度も取り出そうとした。僅かな違いは心臓の音はマナーモードの着信音より小さいことぐらいで、起きれる程響きは似ている。位置からすると大動脈弁では無く肺から左心房に入って来た血液を、左心室に送り出す僧帽弁のあたりなのだ。しかし前2回の検査では僧帽弁に異常は見出されていないので、何故電動音を響かせ危機を訴えるのか解らん。数回のチリチリ音の内1回くらいは右胸の三尖弁あたりでも響く。上大静脈、下大静脈から右心房へと還流してきた静脈血が、拡張期に右心室に流入する 時の弁が三尖弁。ここも検査では異常は無し。となると考えられるのは2つ。1つは僧帽弁と大動脈弁は近く、隣り合わせになっているので振動音の発生源が素人には特定しずらいこと。2つ目は大動脈が拡張し弁からの逆流が生じてる主原因が、経年劣化つまり老衰によるものであるなら大動脈弁だけでなく他の弁も劣化が進行してる筈で、心臓のどの弁から逆流音が響いても何ら不思議は無いということだ。うーん、これですっきりした。原因が特定できれば仙人は、何故か安心するのである。
 29日
(日)
  西畑、林檎畑、
 扇山EW
  唐黍総て倒れ支柱立
薔薇アーチ、凌霄花アーチを
引き立てる。折れた柿の木処理
10615歩 、
7430m、282Kca   
 昨夜21時45分、台風12号山荘に最接近。豪雨、風速20m前後の強風、落雷に襲われる。ネットの甲州市玉宮&松里地区のハザードマップで現状の土砂災害を調べた。大雨注意報は出ているが土砂災害の危険度はレベル1程度。直ぐ東の大菩薩嶺を超えた丹波山村、小菅村には避難勧告が出ているので、山荘は大菩薩・小金沢連稜によって護られていることになる。さて一夜明けて被害は如何程かとシャッターを開けると、テラスにペグで取り付けた太陽光灯が吹き飛ばされ、折れた梢が庭に散乱。西畑を覗くと予期していた通り唐黍は総て倒され、このままでは全滅。と云うことは林檎畑の唐黍も総て倒されているに違いない。最初の収穫は終えているがこれからが、唐黍保存食作りの本番なのにこりゃ大変じゃ!朝から100本程の唐黍を1本1本立て直し、支柱を立ててテープで固定開始。一度倒れてしまった唐黍を元通りに復活させるのは難しいが、ただ手をこまねいて観ている訳にはいかない。いづれにしても例年通りの収穫は無理で、今年の冬の保存食は無しと諦めざるを得ない。 
 28日
(土)
 
台風
葡萄畑、
西向台風12号山梨直撃か? 
里路Ru
通路雑草取り、枝豆、唐黍収穫
鈴与ガスPC検針装置設置
向日葵移植10本
15388歩 、
10771m、398Kca   
天空を手に入れたんだね。知ることにより学ぶことにより夢は生まれ、自らを夢の世界へいざなうべく自己改造を始める。 改造に成功しやがて遺伝的に形成されていた自己と異なる、新たな時空との邂逅を果たす。ある日気づくのです。 その自己改造された感性を維持するには、知ること学ぶことによって得られるエネルギーの絶えざる補給が前提に在ることを。補給の途絶えた自己には新たなる時空の面影さえ見出せず、生誕時の遺伝子に引きずられ支配され委縮していく。山や山荘活動から遠のき、新たなエネルギーの補給が途絶えがちになるに従い、 蜩も森も山稜も天空の生命たちさえ、意味を失い委縮への途を辿るのではと虞ていました。処が風の齎すどの便りにも、森や天空の生命が中核にしっかり捉えられているでは! 眼下に大きな森を従え天空とのディビジョンを成す屋上が、これからも絶えず新たなエネルギーを補給し続けてくれますように!
 27日
(金)
  テラス、葡萄畑、
西畑、大和見積
 扇山EW
テラスに太陽光灯設置、西瓜4個収穫
蔓誘導、ロジクールZ200届く
13265歩 、
9285m、316Kca  
先週まで青々と茂っていた西瓜が1週間で枯れ始め、先週大きな西瓜を4つ収穫したのに新たに4つが熟し収穫。蔕の部分が枯れると根や葉からの供給が絶たれるので収穫の目安となる。今年の西瓜栽培は今までにない大成功を収め、購入した14本の苗総てが枯れずに育った。その内2本が結実しなかったが、収穫量は最多の十数個になる。残念ながら甘味がやや薄く、山荘西瓜のベストであった数年前の黒西瓜と較べると70%程度の甘さにしかならず悔しい!大きなソーラーライトKR-301、20lm(ルーメン)を購入し伐採した琵琶の梢に設置しようと試みたが、幹が細くて固定ペグが打ち付けられない。1本打ち込んだら割れてしまったので、あっさり断念しさて、この明るい太陽光灯を何処に設置したらオブジェとして生きるか思案!何といってもソーラーなので1日中日が当たらねば発電出来ない。楓に取り付けた2つの壺の間に置いてみたら、中々様になるでは!しかし3つのオブジェが集中して煩いかな!そうだ、1階のテラスなら燦々と陽が当たるし工夫すれば面白いオブジェになるかも!一番陽当りの良い東角にペグを打ち込み固定してみたら、うん、平板であったログに立体感が出来て充分観られる。問題はテラスの横木の上からニュッキと伸びあがった太陽灯の脚である。唐突に突き出した面白さが生かせず、不自然さがやや目立つ。うーん、何かこの唐突を緩衝し更に昇華出来る術はないものか!脚の下にスカートを履かせてみたらどうだろう?スカートを探して窯室、作陶場、物置などをウロウロ。あった、これだ!高坏となっている鉢が眼に止まった。こいつを上下に分離させたら下の部分がスカートになるでは!装着したら誂えた如くピッタリ。10年以上も雨曝しになってプラスチックが劣化してるので、せめてペンキでも塗って新たな門出を祝ってあげよう。 
    目白トレ2回   3273歩、2291m、60kcal/1    
 24日
(火)
  林檎畑、葡萄畑、
西畑、
 小倉山ZZ
カルサー草刈、ゴーヤー蔓誘導
散水、西瓜4個収穫、
1個の重:5kg
15240歩 、
10668m、448Kca     
41.1℃ 日本での最高気温がマークされた。太平洋高気圧の張り出しでは精々暑くても38℃程にしかならないが、これに北からのチベット高気圧が吹き出しフェーン現象を引き起こし、41.1℃と云う嘗て日本に無かった最高気温を齎した。これまでは2013年8月12日に高知県江川崎での41.0℃が日本の最高気温であったが、これを超えたのである。1902年1月25日に北海道の旭川地方気象台で観測された-41.0度と対を成し、江川崎の+41℃と旭川のー41℃の間82℃の比較的温暖な大気に包まれていた日本だが、これからは益々地球温暖化が進み人類は自らを滅亡への途へ導くことになる。マスメディアは頻りに屋外での活動や外出そのものを避け、水分補給に務めエアコンを使って過ごすようにと注意を喚起している。各家、会社などでガンガンエアコンを使えば当然大気温度は上昇しヒートアイランド化は加速されるが、エアコン無しでは熱中症が跋扈し死者が増え続けるとなれば使わざるを得ない。仙人はマスメディアの忠告を総て無視し、日中の最も暑い時に、大地の照り返しが激しい畑に出て、汗タラタラ流しながら1滴の水分もとらず肉体労働に勤しみ、百姓仕事を終えて休息も取らず、そのまま鉄塔山へと登山に出発!と云うと勇ましいどころか無謀との誹りは免れないが、実は肉体労働で流した汗を、鉄塔山林道の涼やかな森で癒そうと云うだけのこと。クーラーなんぞをガンガン掛けて部屋で静かにしているより、ギンギラの太陽をまともに浴びて大いに汗を流し、肉体の水分を極限まで絞り出し、涼やかな森の静けさに身を浸し森林に湯浴みするのだ。その後でギンギラ太陽が湧かしてくれた太陽風呂に飛び込み、太陽光発電の電気でギンギンに冷やした山荘ビアを呑むと、仙人は余りの快感に全身をワナワナと震わせ、アル中の末期症状さえ呈して昇天するのだ。 
 23日
(月)
  林檎畑、葡萄畑、
西畑、

41.1℃熊谷(日本最高気温)
甲府
40.3℃、青梅40.8℃
鉄塔山TT 
青梗菜撤去施肥耕運機掛
桃良品15、撥出33個分けて貰う
トマト、茄子、胡瓜、ピーマン収穫
梱包発送
15178歩 、
10624m、327Kca     
前にも繰り返し伝えたが、緊急以外の電話極めて迷惑。夜8時前にはモデムを切って寝るので電話不通。昨夜は寝入りばなに起こされたので眠れず、再度睡眠薬を呑ばねばならず今朝は頭痛。 メールを送るのは構わんが、事務連絡以外で返事を期待するなら送らない事。今朝山荘下の桃畑に収穫に来たので交渉。箱に詰めると明日の出荷になるというので、その場でわけてもらう。山荘の野菜をクッションにしてネットに入れて送ってもいい。料金は4500円で収まるか?送り先、電話番号をメールで!
大和ハウス見積が142万5600円、相川工務店見積が99万円、2階の出窓からドアへの躯体工事抜きのベランダ工事だけのエクスショップ見積もりが15万5023円、リショップナビ経由で見積もりに来た甲府のフレッシュハウスの見積が本日夕刻にはメールで届く予定と現在4社と交渉中。業界の夫々の裏事情が垣間見え、交渉も中々面白い。ネット情報が無かった時代には、何社かに電話して下見に来てもらって見積を依頼していたが、ネットでの格安販売が始まって事情は激変。今回もベランダのルシアスBC縦格子(YKK)が大和の見積で施工費込みで54万5000円、最安値を示したエクスショップでは15万5023円と大和の僅か28%、差額では39万と格差が激しい。昨日2度目の見積を持ってやって来た大和ハウスの社員も、エクスショップの見積を観てお手上げと云う感じ。
 22日
(日)
  前庭、林檎畑、葡萄畑、
西畑、
 里路Ru
欅下芝桜雑草取り、
前庭剪定、大和ハウス見積
再度紙粘土で面型どり
14203歩 、
9942m、426Kca    
死刑制度そのものが本質的に矛盾を孕んでいることは言うまでもない。日本国憲法13条ではこううたっている。すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。≫ 生命は最大の尊重を必要とするとうたいながら、その生命を公然と奪う死刑制度が存在する。最大に尊重せねばならぬ生命を奪ったのであるから、その生命を奪ってもいいと云うのは幼児にも解る明らかな論理の破綻である。この矛盾を敢て無視し死刑を実行しているのは、先進国と呼ばれている国々では日本と米国だけである。世界の194か国の内、完全に死刑を廃止している国が97、死刑制度はあっても死刑を執行しないと公約している国が48か国で計74.7%が死刑を否定している。残りの52か国の内反逆罪などの特別な場合のみの死刑を定めているのが7か国。となると世界の45か国が現在も死刑制度を持ち執行している事となり、先進国は2か国の日本と米国のみ。つまり幼児にも解る明らかな矛盾を抱えているので、この2国は先進国とは呼ばれないのだろう。数値:excite news)
 21日
(土)
  林檎畑、葡萄畑、
西畑、中畑

 扇山EW
ゴーヤー11本移植
チベット仮面型どり、
KENWOOD CR-D3-S宅配
14164歩 、
9914m、355Kca
西日本豪雨災害218人死亡
12人不明(今朝迄に) 
  
こうして自由自在に操れる絶対帰依者11400人を手に入れた松本智津夫が次に目指すは、国家を思うが儘に操ることである。国家を手に入れるには幻覚剤LSDや覚醒剤、麻酔薬、電気ショックなんぞでは埒が明かない。そこで自動小銃や化学兵器、生物兵器、爆弾類といった教団の兵器の生産を行い、≪オウム真理教の国家転覆計画≫なるものを立ち上げる。1995年11月には教団所有の軍用ヘリコプターを使って東京上空からサリンを散布し、東京都民を大量殺戮すると云う≪11月戦争≫を仕掛け、日本の混乱に乗じて米国、朝鮮、ロシアの核戦争を誘発させる計画。教団は山梨県のサティアンに造られた退避シェルターに籠り、核戦争終結後に日本を統治するとか。11月戦争で散布する猛毒化学兵器サリンの殺傷能力は如何程なのかと、実際に地下鉄で実験を行っている。13人死亡、負傷者数約6300人に及んだ3月の≪地下鉄サリン事件≫はおうして引き起こされたのだ。事件の2日後にやっとこさ警察がオウム真理教に対する強制捜査を実施し40人程を逮捕。5月16日にはた松本智津夫逮捕。≪11月戦争≫の始まる前の10月に東京地方裁判所宗教法人法基づく解散命令を決定し≪国家転覆計画≫は頓挫し、松本智津夫の犯罪は一応ピリオドを打つ。
つまり最初から最後まで松本智津夫は犯罪に終始しただけのこと。1988年9月22日の在家信者死亡事件から1995年5月16日の都庁小包爆弾事件までの17年間に、主な事件だけでも42件もの犯罪を繰り広げたが、宗教を語って犯罪を続けたために常に捜査が後手後手に回り被害は拡大し続けたのだ。ヘリコプターから東京上空にサリンが散布される1995年11月戦争が実現したら、死者は数万人に及び国家転覆の危機状態となり、松本智津夫の犯罪は最高潮に達したであろう。幸い11月戦争の6か月前に松本智津夫は逮捕されたが、その意志を継ぐ組織が産まれ未だに松本智津夫への絶対帰依者が蠢いている最中、松本智津夫の死刑は執行された。被害者やその親族の多くは死刑止む無し、或いは当然と受け止めただろう。
 20日
(金)
  林檎畑、葡萄畑、
西畑、中畑、図書館
ダン・ブラウン
「天使と悪魔」下巻
天童荒太「ペインレス」下巻 
扇山EW
薩摩芋苗6本移植
向日葵移植、唐黍初収穫2本
井戸ポンプ給水プレッシャー
故障
山荘下の桃畑で収穫が始まり
浅間白桃4箱、撥ね出し数十個届く
梱包発送作業
13250歩 、
9275m、392Kca  
まさか!と愕然!24年目となる山荘のライフライン、建物本体のメンテナンスを終え、これで仙人が死ぬまでは何とか山荘も生き延びられると安堵していた。水漏れや壁への浸み出しトラブルの発生しやすい浴室壁を入れ替え、2階ベランダの笠木や壁継ぎ目からの雨水の侵入で、壁内部の水分含有量が限界値20%を越えたベランダ壁も新しくした。上下水道も掘り返して1カ月前に弁や管を交換、大型ストーブや太陽光給湯のボイラーも新製品を設置。これで暫くは何の憂いも無くノホホーンとしていられると思っていたが、どっこい、昨日山荘に戻り水道弁を開くと、ありゃ、水が出ない。慌ててポンプ配電盤のカバーを開けてポンプスイッチを点検。自動になっているのを停止にして、更にテストの位置まで下げるとグイーンと頼もしい、いつもの唸りを発して作動。以前はこれで自動に戻すと何事も無かったかのように稼動を再開するのだが、何度操作しても自動運転にはならない。小一時間も試行錯誤したが、どうも老衰で手の打ちようが無いのでは!配電盤を分解して調べてもいいが、何しろポンプ配電盤なんてどこがどうなってるか見当もつかないので、もう2度と元には戻らないと覚悟せねば分解できない。大体そんなこと始めたら水が出ないので食事の用意も出来ないし、風呂にも入れない。そうだ、共同の地下水揚水ポンプの修理をしてもらっている西嶋ポンプに来てもらえばと電話すると今日は長野へ出張で連絡付かないとの事。そこでネットで見積無料の「水道修理屋」を探し出したが、一番早くて20日夕刻にしか行けないとの返事。まさか山荘用水道ポンプが死ぬとはね!考えてみれば共同水道ポンプは100万円もかけて2度新品と交換し、修理も何度かしているのだから、山荘水道ポンプだって危機に瀕していると気づくべきであった。業者曰く。≪えっ、24年ももってるんですか、大体15年が寿命ですけどね≫ そうかお前はとっくの昔に死んでいたんだ!   
目白トレ1回   3273歩、2291m、60kcal/1  
 17日
(火)
  全庭、西畑、葡萄畑
鉄塔山TT
カルサー草刈
坂下さんから桃の差し入れ
14526歩 、
10168m、359Kca 
長靴の上からズボンの裾を被せ、長袖シャツは腕や首下のボタンをしっかり止め、厚いレザーの前掛けで首から膝下まで覆う。更に網帽子を被り白い鍔広帽子を網帽子に載せ、その上からプラスチックの全面フェースの保護防止を被せる。これだけで全身から汗が吹きだすのに、この格好でカルサーを肩から下げて草刈となると肉体には幾筋もの川が流れ始め、数分で大河となり氾濫し昨日と同じく全身が汗の海に沈む。こんな時に限って、いやこんな時だからこそトラブルが次々とやって来る。何度ポット播種しても発芽せず、数十個の種の内どうにか発芽した4本の大切な向日葵を奥庭に移植し、やっと20cm程までに成長。毎日水を掛けながら大きく咲いておくれと声掛けしてるその向日葵をカルサーで雑草と共に刈ってしまったのだ。2週間前も同じミスをしたので移植し直し、切断せぬよう向日葵の横に支柱を立て、カルサーが近づけないよう石も置いた。流石にその向日葵は無事だったが、その上の滝下の向日葵を切ってしまった。泣くに泣けないミス。その上、藪枯らしをドンとする蔓性の苗代苺、棘のある鉄葎(カナムグラ)、左巻きで絡む屁糞葛などがカルサーに絡みつき何度も停止。その都度、修理具の置いてある窯室まで戻りカッターナイフで蔓を切断しては再び畑に戻ることを繰り返し、更なる汗は更なるトラブルを生み続ける。とまあ、朝から汗びちょのスタートだが充実感はタップリ!肉体労働はクンダリーニ(生命エネルギー)が身体を貫くと云う、決定的な身体体験であるが故に致命的な危険性をも孕んでいると、一応仙人は自覚しているようだが、もしや自覚しているが故の行為なのか!
 16日
(月)
  奥庭、葡萄畑
扇山EW
畝作り、向日葵ポット播種
とまと、バジル移植
(大輪一重咲き20粒タイ産、
巨大輪咲ロシア20粒中国産)
15545歩 、
10881m、403Kca  
最高気温38.8℃を岐阜県揖斐川町で記録したと聞いて果物だけでなく、なんでも一番になりたがる山梨県甲州市も張り切って太陽はガンガン。畑に出て静かにしているだけで、背中、胸に一筋、二筋と汗の流れが生み出され、肉体そのものが大河を抱いた大地になった感じ。鍬を振りかざして農作業を始めるや小川は溢れ出し氾濫し、あっという間に汗の大河となり、シャツもパンツ、ズボンも染みが広がり、数分でぐっしょり。この熱暑に何処まで耐えられるか絶好のチャンス。朝食後一滴の水分もとらずいつもの如く昼食抜きで、カンカン日照りの畑に出撃。、西瓜畑の雑草取り、大根畑の耕運機掛け、畝作り、更にスコップで土を掘り起し、トマトやバジルの移植と肉体労働に終始。問題はこれ程までに疲労困憊した後で、果たして夕刻トレーニングに出かける気力を何処から引き出すかである。ジリジリ照り付ける太陽の酷熱に曝され水分を求める肉体の求めを冷たく一瞥し、何事もなかったかのように敢て呟いてみる。≪さて、それでは扇山でも登りに行ってみるか!その後によーく冷やしたビアでも呑ませてあげよう≫ おい、肉体と仙人は別なのか!脱水症状になりかけている自らに呑ませてあげようかは無いんじゃないか! とまあ、相変わらずの仙人と肉体の痴話げんかを経て駐車場から森へ入る。数十歩登りだして愕然!足が前に出ない。クソー、脱水症状なんかを演出して肉体の奴ゼネストで勝負に出たな!負けて堪るかと、2歩、3歩と登りだすと森からは一斉に蜩の大合唱。 
 15日
(日)
  西畑、葡萄畑
扇山EW
大根畑2畝掘り起し雑草取り
施肥耕運機掛け
唐黍初収穫めちゃ美味し
18707歩 、
13094m、518Kca  
バーニーズ・マウンテン・ドッグのティディーがやって来た。≪今日は!≫とグララガーの滝龍の吼え声に混じって奥庭から声がする。「木村綾乃でーす。覚えてないでしょうね!」全然覚えていない。が、よーく顔を観ると眼が微かな記憶を呼び覚ます。そうだ確かそんな子がいたな!もっとよく観ると眼だけでなく顔の輪郭も中学生時代と変わっていないでは!「うーん、思い出したぞ!」 驚いたことに綾乃はかなり昔から仙人のHPを観ているらしく、実によく仙人のことを熟知しているでは!最近幾つかリンクを外し、簡単に閲覧できないようにしているのにそれらをクリアーし、更にパスワードが無ければ開けない山荘地図も開いて、山荘にやって来たのだ。嬉しいことに大型犬のバーニーズ・マウンテン・ドッグを連れてきたので、早速一緒に小倉山にでも行こうかと誘ったが、次回までにしっかりトレーニングもしてくるのでその時は是非!との事。山荘案内し畑で野菜を一緒に収穫しお土産に持たせてやった。2000年前からアルプスの厳しい気候の中で、牧畜犬、護衛犬としてだけではなく、ミルクや乳製品、農産物などの輸送・運搬の際に荷車を引くなどの仕事をしていた古い犬種のバニーズを連れて来た。山荘で活躍していたレトリバーのチャラを思い出させる大型犬で、山荘の森が気に入ったようで実に伸び伸びと嬉しそうに走り回る。山岳地での活動に耐えられる犬という意味を込めてベルナー・ゼネンフント(ベルンの山犬)と呼ばれ、ベルンの英語読みから「バーニーズ」と呼ばれるようになったとwikipediaには記されている。うーん、この犬、気に入ったな!
 14日
(土)
  西畑、葡萄畑
甲州市
37.6℃最高
扇山EW
人参ポット苗22鉢移植
胡瓜、トマト蔓剪定&支え
18004歩 、
12602m、554Kca  
家が象になって、その象のグララガーの下で赤い椿が、家を見上げています。 昨夜はグララガーの叫びに包まれ眠りました。そうしたらここ十数年無かったことが起こったのです。 ヤク無しで眠れた仙人は、昨夜9時にベッドに入り、今朝4時過ぎまで全く目覚めず、熟睡。 老いた肉体には最早、長時間眠り続ける体力はありはしない。 このような眠りが再び訪れることはもう決して無いと、グララガーが云ってる。決別の言葉だったとは!キャプション入れたらやっと落ち着いた。感傷に浸っている暇はないと、冷たく7見放された≪私の小さな城≫は、 山荘の吼える龍を見上げながら、≪これからは此処があたしのお城!≫とニッコリ微笑みました。ぐららがー、グララガーと龍が吼えてます2日前に24mmの山荘にとっては豪雨に等しい雨に見舞扇山はたっぷり雨を蓄え、山荘滝の龍は大威張り! あー、でもそれは龍が威張っているのではなく、救いを求める象の叫びだったと気づき、 キャプションが言語化されました。 あの感じ、だったのです。李が素晴らしく美味しい!忘れていた奥庭の李がぽたりぽたり落ち始め、初夏の味覚を堪能。
 13日
(金)
 
西畑、前庭
筋トレ、ストレッチ無し
昨日ポンプ配電盤
ブレーカーとぶ
フレッシュハウス見積
扇山EW
唐黍苗45本、薩摩芋苗
中畑から14本移植
夏椿電飾チェック(点いた!)
17293歩 、
12105m、576Kca  
冷たい小雨の森で蜩が、ちょっともの悲しげなコーラスを披露して、ドスンと音を立てて闇が落ちました。≪あの無残に放置された空っぽの家の中をご覧になったのかと思うと、すごく哀しい気分になります≫ そんな風に思われてしまうことを最も恐れていたし、言葉の無力を悟っていたのでアップには悩みました。寧ろ虚ろであったからこそ、インデックスを失ってしまった残された家財や部屋の声を聴くことが出来たのでは! それにどの部屋にも、映子のテリトリーを示す感性が焼きつけられていて、無性に嬉しかった。中野の歯医者通院が解っていれば、待ち合わせての最初で最後の2人の訪問も実現できたろうけど、 寡黙な部屋や家屋は黙したままであったろうと思う。人は目の前に社会の他者として現存しつつ、現存の発する対極の感性を爆薬として抱いている。 それらは虚ろになった箪笥の引き出しから、ふと出てくるかも知れない。5つの部屋の画像にキャプションを付けて! 具体的な説明でなく心象キャプションを!
焦っている。ぎっくり腰13日目にして痛みは治まらず、朝の筋トレ、ストレッチすら出来なくなってしまった。一時観えていた回復の兆しがすっかり消え去り、1週間前より悪化している。原因はリハビリと仙人が称する負荷にある。1~10日までの活動を観れば一目瞭然!8日間の活動日の内7日間は1日の活動量が10kmを超えている。先月は1か月間で10kmを超えたのは6日間しかない。つまりぎっくり腰になってから意識的に活動量を増やしリハビリに努めたのだが、これが裏目に出て負荷の掛かり過ぎによる悪化が始まったのだ。何度も繰り替えされてきたぎっくり腰対策は、負荷を掛け続け回復に結びつけてきたが、最早そんな過激な方法は通用しないということがはっきりした。そこで目白でも朝の筋トレ、ストレッチ、階段昇降も止めていたが、今朝も畑仕事だけでトレーニング無し。
目白トレ0、朝の腹筋0回   3273歩、2291m、60kcal/1  
 10日
(火)
  林檎畑、葡萄畑、
窯室、前庭
上条山、小倉山
KvKzZ
唐黍ポット苗60本移植
葡萄畑畝起し、人参ポット播種
オブジェを手直し
19685歩 、
13779m、602Kca  
昨日豪雨が山を削り取り平野を成し、人々はそこに家を建て畑を耕し住み着いてきた≫と西日本豪雨災害に関連して書いたが、そうだ広大な甲府盆地も豪雨による繰り返された破壊の所産なのだと気づき資料を調べ驚き!1907年(明治40年)8月22~28日の6日間で、甲府で315.4mm、山中湖で469.2mmの豪雨を記録し、甲州市塩山(東山梨神金)では山体崩壊が生じたとある。死者233人に達し翌1908年から北海道への移住が始まり、計650戸・3130人余りの住民が移住したとの事。羊蹄山を蝦夷富士と名づけ移住者は故郷・山梨を偲んだと記されている。甲州市塩山と云えば正に山荘の在る場所。つまり今度の梅雨前線がもう少し南にずれて山梨県上空に在ったなら、西日本と同じ豪雨に見舞われ山荘周辺では、山体崩壊が生じ扇山諸共、山荘は押し流されていたかも知れないのだ。なんぞと思いながら相変わらず雨の乏しい空を睨みながら、せっせと畑に散水する仙人であった。
 9日
(月)
  葡萄畑、林檎畑
相川工務店見積
前庭、HC(防腐剤、
オイルステン、ホース弁
人参、向日葵種)
扇山EW
唐黍ポット苗60本移植
ゴーヤー、トマト剪定
蔓支柱立、丸太椅子防腐剤塗
18284歩 、
12798m、560Kca  
今朝になって死者が11人増え88人、行方不明者58人、心肺停止が4名となり西日本豪雨の被害状況が明らかになりつつある。梅雨前線の齎した豪雨だけでこれだけの被害が出たのは観測開始以来初めてなのでは!それも≪数十年に一度有るか否かの豪雨となりますので早めに避難を!≫と早くから呼びかけていたにも関わらずの大惨事となったのだ。気象衛星からの正確な観測結果が無かったら、被害は数倍以上に達したことは間違いない。100mもある橋が流され家や車が流され、土砂崩れで道路が寸断され、氾濫した川が街を湖に変えてしまう。二重の山脈に囲まれ日本で最も雨量の少ない山荘周辺であっても、今回の様な梅雨前線の停滞による豪雨は避けられない。豪雨の体験がないだけに地盤には水路となる逃げ径が形成されていないので、今回の様な豪雨に襲われたら一溜りもなく一気に地滑りが生じ、山荘も押し流されてしまう恐れ大。とても他人事ではない。しかしそのようにして豪雨が山を削り取り平野を成し、人々はそこに家を建て畑を耕し住み着いてきたのであるから破壊によって齎された恵であったことも確か。破壊=創造 改めて存在そのものが対称系を成し森羅万象を司っていると実感!
 8日
(日)
  奥庭、葡萄畑、林檎畑、
奥庭、北森
今回の
記録的な豪雨で、
8日午後6時半現在、全国で
73人が死亡し、7人が意識不明
の重体になっているほか、
少なくと
も63人の安否が不明
(NHKニュース)
里路Ru
カルサー草刈奥庭、林檎畑、葡萄畑
北森、ブロッコリー、蕪、豌豆畑
撤去雑草取り施肥耕運機掛

腹筋103回
18473歩 、
12931m、507Kca  
ゴボゴボ、歓びが音を立てて湧き出す。失われていた機能が戻って来つつあると云うだけのことなのだが、椅子から立ち上がる時の傷みが和らぎ立てるようになり、更に立ち上がった直後から歩けるようになったのだ。老衰と共に復活能力はメキメキ崩壊音を発し、衰えていく。従って老いてからは、一度失われた機能が再び復活するとは限らない。その認識が復活を意識した時、生命の営みの神秘に触れ、歓びを深化するのだろう。庭の木々を伐採しオブジェを造ったり、畑作に汗し、生育した薩摩芋苗を移植したり山荘を飛び回っていると、嘗て嬉々としてヒマラヤの未踏峰に挑んでいた時空が、そのままそっくり再現される。どちらもこの上ない贅沢な刹那であるが、最近はふとヒマラヤ登山よりも山荘活動の方が豊穣な時を生み出しているのではと思ったりする。さて昨朝88回で痛みに耐え兼ね挫折した朝の筋トレ腹筋であるが、昨朝の傷みがかなり厳しい警告であったことは確かなので、実行すべきか否か一応仙人は悩んだ。長椅子に寝転び負荷を増す為、両手を後頭部に回し1回目。あれぇ!上がらない。昨朝出来たのだから回復の深まっている翌日に出来ないなんてあり得ない。そこで再度ゆっくり、腰を上げるから。30度くらいで最初の痛みに襲われ、無視して60度まで上げると痛みは頂点に達し、その後は肘が膝に着くまで曲げられる。ゆっくり、ゆっくり回を重ねいくと、25回目で警告の鋭い笛が吹き鳴らされる。一瞬迷うが聴かなかった振りをして50回、70回・・・そして運命の88回をクリアーし、遂に通常の103回まで達成。その歓びを全身に漲らせて森に飛び出し、雑草で通行出来なくなりつつある径にカルサーを繰り出し轟音を立てて草刈。畑、庭、作陶場とカルサーを操り2時間ほどで山荘は生まれ変わったぜ!感謝、感謝。何にかって!そりゃ、復活を齎せた生命の営みの神秘に決まってるじゃろ!
 7日
(土)
  前庭、葡萄畑
大和ハウス見積&
点検診断
K’S電気より
修理プリンター受領(6日)
里路Rd
楓2つ目オブジェ黒壺取付、
枝豆畑の雑草取
前庭樹木剪定
、薩摩芋苗
9本移植
、カルサー掛け
腹筋88回
18027歩 、
12618m、494Kca  
若しや出来るのでは!30度まで上がった腰は痛みを訴え、それ以上曲げることを拒否。しかし1回くらい無視して曲げてもいいのではと、ゆっくり、ゆっくり40度、50度と腰を折り、90度に達し更に膝まで曲げることに成功。さてこのまま続けたらどうなるのか?再起不能のダメージを受けるのか、それとも回復の度合いを測れるのか?ゆっくり、ゆっくり2回、3回と恐れ戦きながら腹筋の回数を重ねる。痛みが走ることは確かだが、続けられるでは!50回を超え希望が産まれた。腹筋0回の日が6日間も続き、ゆっくりとは言えいきなり50回も続けたらヤバイのでは!この辺りで中止すべきと理性が喚き出す。仙人は何処まで出来るかやってみるべし!といつもの調子で檄を飛ばす。続行じゃ!と51回、52回・・・と87回に差し掛かった途端、激しい痛み。88回で完全にダウン。もう如何に仙人が檄を発しようが腰はビクとも動かない。この様子だとベッドから降りられないかもと恐れながら、ゆっくり足を床に降ろすと痛みが消えている。おー、歩けるぜ! そうなるともう嬉しくてチェーンソウ、梯子、陶芸作品の黒壺、アルミサッシ、ペンチ、ハンマー、ドライバー、針金、アルミサッシを固定する為の螺子などを持って、伐採した楓の木に直行。試行錯誤、悪戦苦闘しつつ3番目の壺をオブジェにしてみた。
 6日
(金)
  轆轤室、書斎,
図書館、D2
ダン・ブラウン
「天使と悪魔」
三浦しおん
「あの家に暮らす4人の女」
チェーンソー刃研ぎ
4本研いだがガイドプレートが
余っている。ヤバイ!
大皿3枚焼き直し

ソーラーライトKR-301
20lm(ルーメン)購入設置
朝の
腹筋0回
5685歩 、
3979m、188Kca  
巨木は伐採後が勝負。伐採した巨木をどう解体し搬出するか!太い幹は短く切断し軽くすれば運べなくはないが、直径40cm以上もある幹を切断するのはチェーンソーにとってもかなりの負担。しっかり研いだ切味抜群のチェーンソウであっても、数回切断するとぱったり切れ味は落ち、恐ろし音を立てながら、ただ空転するのみ。重くてもロープを掛けて徐々に弾けば動かせるのでは!チベットの遊牧民から貰ったヤクの毛で編んだロープを幹に巻き付けエンヤコラ!全く動く気配無し。再度ロープを肩に掛け渾身の力を込めてグィーンと引くとユラリ。しめたと引き続け前庭からゲートまで数十分を掛けてユラリユラリ移動に成功。しかしこのユラリが実は腰に致命的な負荷を与え、仙人の腰を再起不能にするぎっくり腰への警告であったのだ。警告を無視した太幹の搬出後の作業もぎっくり腰への拍車を掛けたのは言うまでもない。伐採は一度の切断で済むが、伐採後の枝葉を搬出するとなると、太い幹と大差ない太枝を何本も伐らねばならず、さらに細枝を伐る必要回数は限りなく、チェーンソウの真価発揮は太幹の伐採後にあるのだ。伐採中にチェーンに掛かる向きや負荷の変化でチェーンはガイドバーから外れ、その都度チェーンソーのカバーを外してチェーンソウを巻き直し、ガイドバーの長さを調整せねばならない。何回かそれを繰り返すうちの今度は切れ味が落ち、伐採が出来なくなる。刃研ぎには時間が掛かるので新品チェーンソウに取り替える。3度目の交換を終え低い折り畳み椅子から立ち上がろうとした瞬間、腰に激痛が走り立ち上がることが出来ない。警告を無視し続けた報いがやって来た。
目白トレ1回、朝の腹筋0回   3273歩、2291m、60kcal/1   左頬皮膚癌治療へ国立国際医療センターへ。担当医:工藤万理、ロコイド軟膏処方。鬼子母神診療所で定期検診とヤクの受け取り。ロコイド軟膏と白色ワセリン混合処方され痛み消失。
 3日
(火)
  前庭、西畑、
葡萄畑

小倉山ZZ
(ぎっくり腰との闘い続く)
楓伐採後の左太枝オブジェ
蕪畑撤去、 朝の腹筋0回
目白野菜収穫発送、
16193歩 、
11335m、545Kca  
たかが枝1本ではないかと甘く観ていたが、地上1m30cmで二股に分かれた右枝は太さ30cmに近く左枝より太く伐採は大仕事。切断面を水平にすればオブジェの棚として使えるが、横に伸びたこの太枝を水平に切断するのはかなりの危険が伴う。そこで切り落とす感じで上から下へと切断したが、切り口は醜くとてもオブジェを試みる余地なし。いや醜いからこそオブジェ作製すべきとは、頭では解るが一先ず伐採後の森のような大量の枝葉を処理せねば。森奥まで運ぶには重くても1つ20kg以下になるよう細かく切断し、その後えっちらこっちら森の上まで引き上げる。ぎっくり腰を庇いながらの作業なので遅々として進まず。甲府盆地では猛暑日となり標高の高い山荘と云えども、炎天下の日差しは激しく全身に突き刺さる。畑の野菜もげんなりし息たえだえ。散水せなば枯死してしまうが、今散水すると逆に水分が熱せられ野菜は茹でられてしまう。日の暮れるまで散水を控えるには散歩と散水を逆にすればいいでは!これ以上の伐採作業を続けると注意力も散漫となり危険度が増すので中断し、森の奥へ避暑散歩に繰り出そうと鉄塔山林道へバイクを飛ばす。森へ入るや静けさと日差しを遮る樹陰が、優しく全身を包み込む。
早朝一番で昨日の楓太枝を切断し直しオブジェ作製。酷使に耐え兼ね4本のチェーン総てが歯零れし切断能力がた落ち。チェーンソーの刃研ぎは簡単には出来ず、伐れないチェーンソーと悪戦苦闘しどうにか観られるオブジェまで漕ぎつけたが・・・。
 2日
(月)
  石卓、石段、
西畑、中畑

鉄塔山TT
(ぎっくり腰との過激な闘い)
楓伐採、(ゆずりは)オブジェ作製
朝の
腹筋0回、初めてか!
芋畑雑草取り、トマト支柱立て
甲府猛暑日
35.1℃
太陽風58℃
21018歩 、
14712m、606Kca  
椅子から腰を上げようと試みるが痛みが激しくて、先ず卓に両手を付いて腕に力を掛け腰の負担を無くし、ゆっくりゆっくり腰を浮かせる。腰の中央から垂直に太い鉄が背骨に突き刺さり、歩き出す動きは完全に封殺され為す術も無く暫し佇む。1歩2歩、痛みを無視して足を出してみるがとても歩けそうにない。腰を徐々にツイストしてみたり、曲げられる範囲で前後屈してみたりして様子を伺いながら、3歩めを踏み出す。10歩まで歩ければ耐えられる痛みとなり、立って動いてる限り弱い痛みはつづくものの充分に活動出来そう。だがこんな状態で果たして扇山の頂上直下の急斜面を登ることが出来るだろうか?伐採後の巨木を運べる大きさに切断し、さてご褒美の夕刻トレーニングをと考えたが、理性は≪山登りだなんて、とんでもない。未だ活動不足なら畑の野菜に水でも撒いてあげなさい≫と宣う。しかし感性だけで息してるような仙人は≪こんな時こそ、何処まで登れるか絶好のチャンス!扇山に登るべし!散水なんて太陽が落ち始めるその後でやるべし。≫と肉体を煽動するでは!確かに太陽の出て居るうちに散水しても即、蒸発してしまい野菜の根まで水は届かない。それもそうだ。そんなら仙人の挑発に乗って扇山登山にチャレンジじゃ!と登り始めたが、涼やかな森の冷気に包まれて1歩1歩と登るにつれ、理性がチョロチョロ顔を出し囁く。≪今なら間に合う選択肢は3つ。1、このまま森の冷気を堪能してから山荘に引き返す。2、せめて稜線まで達し風の奴と戯れながら稜線を西へ辿り、そのまま扇山西ルートを下る。3、西ルートまで腰の痛みが酷くならなければ、山頂直下急斜面の途中まで歩を勧め、途中で引き返す。4、痛みなんぞ死の準備の一環と捉え、これぞ死へのトレーニングと積極的に最後まで頂上に迫る。さてどうする?≫ どうしたかって!仙人め、扇山のてっぺんでニンマリしながら「やったぜ!」と大得意だったとさ。
鶯、蜩、猫、琵琶、トマト、モロッコ、莢豌豆
 1日
(日)
  西畑、前庭
扇山EW
(ぎっくり腰との闘い)
杏、楪(ゆずりは)伐採
滝アイリス移植(335)×
ぎっくり腰(チェーンソウ修理中)
切株オブジェ作製
太陽風57℃
17965歩 、
12575m、547Kca  
最悪の7月スタートとなった。2階のイオにバルコニーを付けて広さと解放感を作れないかと、昨日4社に見積依頼。展望抜群の南側に付けるか、前庭に面した南西側に付けるか?南西側にすると太陽光給湯ボイラーの真上になるので、雨除けになるが糸杉が邪魔になる。糸杉の梢をカットしてその上にバルコニーを設置すると、光と水分不足で枯死の惧れある。ま、どちらに設置するにしても、西畑の大きな杏と前庭の巨木となってしまった楪(ゆずりは)が眺望を妨げるので朝一で伐採。地上3mの二俣に分かれる楪の幹は直径40cmもあるが、此処から伐採すると後から何かオブジェが造れるかも知れないので敢て難しい伐採に挑戦。高所での伐採が如何に危険で困難であるか欅の伐採で、嫌という程体験してる。慎重にやらんと大怪我、下手すれば死亡事故にもなり兼ねない。2mの脚立の最上段に立ち、ザイルで落下防止のビレーをとり切断開始。ところが2台のチェーンソウとも不調。新しい方は先週エンジンが掛からず、どうにか始動させたがチェーンがガイドバーから外れ動かなくなり、その都度カバーを外してチェーンソウを掛けなおす面倒な作業を強いられ、旧チェーンソウは切れ味が悪く切断に時間が掛かり、太枝を伐ることは出来ない。何度も伐採と伐採後の太枝伐り、チェーンソウの掛け直しを繰り返す。チェーンソウをガイドバーに嵌め直し、小さな折りたたみ椅子から立ち上がろうとした途端、腰に猛烈な痛みが走り立てないでは!ヤベー、何度もぎっくり腰は体験してるが今度のは半端じゃない。痛みを堪えて動き出せば何とかなるが、一旦椅子に座ると立ち上がれない。さてさて、伐採はどうにか出来たが、玄関前に落下した巨木を更に切断して運ぶことが出来るのか?
月累計254(最大?)km、292m   総活動距離:1273km176m    山トレ22日計回、 山トレ累計112回 


2018年6月

月日 天気   活動場 活動記録   一言 メモ
 30日
(土)
 曇晴 西畑、葡萄中畑
山荘の森に蜩の音
里路Ru 
唐黍、オクラ移植(334)
大和ハウス見積もり
14547歩 、
10182m、437Kca    
特大袋のスイートハミー45㎖をポット植えにし、40㎖の茶枝豆40㎖を2袋葡萄畑に播種し散水。と書くと例の如くいとも簡単な作業に思えるが、実は土作り、雑草取りの準備段階を経てのポット播種と畑での播種であり、たっぷり数時間は掛かる。12日にポット播種した唐黍(ハニーバンタム50㎖)と1日に購入したオクラが発芽したので、夫々40本程を西畑に移植し散水。薩摩芋苗が育ってきたら差し苗にして西畑西柵際に移植しようと中畑に散水し、序に石段も放水し土を落としたら、その冷たい石の上で猫がちゃっかり朝寝。ここ2カ月ほど山荘に棲み付き、畑仕事をしてる仙人に付きまっている猫だ。未だ生後1年にも満たない子供で、すっかり山荘住人のつもりでいるらしい。もしや昨年深沢さんの処で生まれた数匹の子猫の1匹なのでは! 
 29日
(金)
  ナフコ、奥庭 
太陽風呂57℃
扇山EW
早朝から散水、ガス料金調査
大皿4枚焼きつけ失敗
太陽風呂
55℃(昨夜)
14933歩 、10453m、376Kca   
「らくやきマーカー」エポックケミカル(株)で焼いた大皿の文字が剥げてしまった。焼成後1時間は窯入れしたままで焼きを定着させ、更に絵付け部分に食材を載せる場合は常温とある。昨夜は焼成後オーブンから直ぐ出して、その上に焼立てステーキを載せたので2重に使用マニュアルを無視してしまった。剥がれても仕方ないのだが今まで剥がれる素振りも見せていなかったのでショック!再訴マニュアル通りにやり直してみるか、それとも本格的に高温釉薬で焼直すか?オーブンを余熱し加熱時間を2分増やし230℃で22分にして焼き、更に釉薬を定着させてるために1時間以上オーブンに入れたままにしてみた。取り出して水を流しっ放しにしてスポンジでゴシゴシ擦ってみたが剥離の兆候なし。後は皿を予熱したり、ナイフ&フォークを釉薬部分に当てたりしなければ何とか使えそう。やはり低温釉薬を皿の表面に使うのは無理がある。ステーキ等には使えないが、皿を熱する料理さえ避ければ問題なし。
    目白トレ2回   3273歩、2291m、60kcal/1    
 26日
(火)
  全畑、奥庭
大皿3枚、マグカップ2個
焼き入れ
梅雨明発表6月初めてとか!
  上条山、小倉山
KvKzZ
散水、収穫(333)×
向日葵6鉢移植、奥庭ホース
新たにk改良設置
プリンター修理に出す
上条山で初蜩の鳴き声
16532歩 、11572m、429Kca  
≪トゥイーニング≫を使って「どこへ行くのか」をコンピュータでモデリングするなんて、コンピュータ界では今や日常茶飯事なのかもしれないが、仙人はネアンデルタール人にでもなったかの一抹の寂しさを感じてしまった。≪トゥイーニング≫なんて仙人は全く知らなかったのだ。少数の主要なコマを描きコンピュータに指示すればコマの途中の段階を的確に推測して、アニメを繋げてしまうソフトがあり、そこで使われているのが≪トゥイーニング≫だとか。同じ技法を量子コンピュータE-WAVEにプログラミングしコマの代わり、現存する原始時代のゲノムを入れ進化の点と点をトゥイーニングし、更に生命体の環境変化を考慮し、現代社会の環境シュミレーションを組み入れ、スイッチオン!今から32年後、2050年のシュミレーションに映し出されたのは、人類の薄青いバブルをすっかり呑込んでいる不気味な黒いバブルであった。 何度シュミレーションを走らせても、同じことが起こりました。人類は、現時点まで進化したのち、唐突に現れた新たな種によって地球上から消し去られてしまうのです」 それは動物界、植物界、原生生物界、真正細菌界、古細菌界に分けられた「生物の6界分類」のいづれにも属せぬ第7の界・テクニウムであった。それでは人類は人工頭脳AIに滅ぼされてしまうのか?ダン・ブラウンは絶対内部共生を持ち出し、バイオロジーとテクノロジーが融合し人間とAIの混合種が生み出され、それは最早現在進行中であると述べる。「コンピューターチップを頭に直接埋め込んだり、体内にずっととどまってコレステロールを分解してくれるナノマシンを血管に注入したり、脳からの指令で動かせる義肢を創ったり、CRISPRシステム(CRISPRCas9は遺伝子改変技術)のようなゲノム編集技術を用いて遺伝子を改変したり、さらには文字どおりわれわれ自身の強化版を作ったりといったことがはじまっています」 決して有り得ない事だが、換骨奪胎しこのダン・ブラウンの「オリジン」を高村薫が書いたら、永劫に残る文学と科学の最高傑作が生み出されるだろうと、ネアンデルタール仙人は思ったのである。 
 25日
(月)
  甲府最高気温34.8℃、

日の出5時27分
日没7時06分

全庭、全畑 
里路Rd
 カルサー草刈、(332)新法
昨年の梅漬の種取り&
梅ジュース造り、石段雑草、土取り
葡萄畑の栗の木伐採、
石卓の琵琶隣の山法師伐採
新チェーンソウ始動せず、旧使用
太陽風
57℃
13197歩 、
9237m、332Kca     
≪われわれはどこから来て、どこへ行くのか≫がテーマなので大いに期待した。もしかすると「ダ・ヴィンチ・コード」や「天使と悪魔」より中身の濃い作品になっているのでは!とワクワクドキドキしページを捲り続けた。残念ながら、過去作品と同じく人間が描けていないと云うダン・ブラウンの致命的欠陥はそのまま露呈され、登場人物は藁の詰まった人形で全く実在感無し。生命の創造主は誰か、人類は何処へ向かっているかと云う古典的課題であるが故に、扱い方を誤れば無知を曝け出し噴飯ものになりかねないが、その点は称賛に値する見事な展開を見せる。生命の創造主がビッグバン以来の冷えた宇宙から齎された科学反応であることは間違いないが、その反応をエントロピーに絡め、こう展開する。「われわれはどこから来たのか、真相はこうです。どこから来たのでもなく・・・あらゆるところから来た。宇宙全体に生命を作り出すのと同じ物理法則から、われわれは生じました。われわれは特別ではありません。神がいようといまいと存在しています。われわれはエントロピーの必然的な産物です。生命は世界の核心ではありません。生命は単に、世界がエネルギー散逸のために作り出して繁殖させたものなのです」 その前にエントロピーとエネルギー拡散について具体的な例を挙げて、無秩序を促す為、物質が自ら秩序を作り出すと説明する。例として、木は太陽の凝集したエネルギーを光合成によって拡散し、全体としてエントロピーを増大させる。竜巻の渦、起伏した川床、雪の結晶もエネルギーの散逸構造として、無秩序を促すため小さな秩序ポケットを作りエントロピーを増大させる。それが人間の存在理由であり、どこから来たのかの解答なのだ。その存在理由をユーリーとミラーの原始スープに加え、無しか生み出されなかった原始スープからアミノ酸、ヌクレオチド、やがて二重螺旋のDNAまでもが生じると、2011年にNASAとグーグルによって商品化された量子コンピュータD-WAVEを、超えた架空のE-WAVEに計算させるのだ。この辺りからダン・ブラウンの真骨頂が発揮され、息も着かせぬ見事な展開を見せる。数学教師の父、宗教音楽家(であり美術研究者であり画家でもある)の母の資質を受け継いだのか、ゴーギャンの絵画「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか」なども登場させストーリーテラーとしての実力を遺憾なく見せつける。
今、夜空を見上げたら木星が月を追い越していた。27日は満月前夜で月齢13.3日、その上はやぶさ2が竜宮の軌道に入る日。 晴れれば水晶峠から夏至近傍の満月が観られる日。恰も≪必然であったことの驚愕 ≫の如く、天空と呼応する27日。 新たなる最終章のプロローグが星々に祝福されるが如し!
 24日
(日)
 曇晴
西畑,広瀬梅畑
図書館サクラヒロ
「タンゴインザダオク」
松浦寿輝(20日豊島)
「名誉と恍惚」
里路Ru
梅採取18kg、葱畑草取り、
西畑ゴーヤー支柱立て(331)
PC印刷機、ワープロ故障、
悪戦苦闘するも直らず
10285歩 、
7199m、279Kca     
オーケストラコンサート≫動画で検索したら、どっさり出てきたぶっちぎりコンサートの数々。トップに出てくる5年前の「久石譲in武道館」は恐るべきかな視聴回数4500万回、1年前の久石譲指揮「ジブリ音楽オーケストラ演奏」も既に3万回。雨の日はこれに限ると早速、最大音量にしてPC画面いっぱいに画像を拡大しオーケストラを堪能。オープニングは≪風の谷のナウシカ≫、楽器だけでなく100人を超えるバックコーラスの迫力にも圧倒される。バイオリンを中心に据えた弦楽だけでも50人を超えているのでは!2つ目は≪もののけ姫≫、ラストのボーカルは当然米良美一だと信じて疑わなかったが、井上あずみでは!とぎすまされた刃の美しい そのきっさきによき似た そなたの横顔 それにしても優れた音楽家たちが、その持てる技量と熱情を一心に込めて作り出す音色の何と深いこと!否応なしに心を抉りだされ肉体が昇華されてしまう。重力に捉えられていた肉体が、光り輝く感性そのものになって時空に放射され激しく酩酊する。画像の素晴らしさが音色に溶け込み、目の前の幅48×高さ29cmPCスクリーンを位相空間に換え精神の飛翔を自在に操る。小さなPC画面でこれだけの迫力があるのだから、居間の幅97cmのTV画面で最初に「久石譲in武道館」を観た時の驚きが如何程であったか!夢中で観ていたので録画すら思いつかずにいたが、まさかPCに良質スピーカを付けるだけでこれ程までに手軽に再現出来るとは!嬉しか!  
 23日
(土)
 

葡萄畑、西畑,
ログ軒下
雨で山トレ無し
西畑12ポールに縦テープ張る
トマト剪定、ゴーヤー移植
落ちた玉葱をネットに入れる。
昨朝に続き朝焼け(330)
9450歩 、
6615m、320Kca    
午後から雨予報なので早朝から大活躍。先ず昨日造り終えた林檎畑入口の棚に這わせるゴーヤー移植。葡萄畑西柵際に自然発芽したゴーヤーを掘り出し、東柵際に移植するのだがその為には先ず雑草取りから。次に移植場所に穴を掘り化成肥料K14を入れて土と撹拌し覆土、その上に移植苗を植え込み散水し、その後でダンボールマルチ。これって書いてみると実に簡単そうなのだが、どっこいかなりの重労働でやたらと時間を喰うのだ。左掌の中指基節骨あたりに豆が出来、潰れて乾き白くなった皮だけが残っている。さあ豆なんぞに負けず、2カ月前から計画し準備を進めてきた西畑南柵際の壁造りに着手せねば!とやっと重い腰を上げ梯子、ポール、太針金、ペンチ、ガムテープ、鋏、遠征荷隊荷の梱包で使った数百メートルのプラテープ巻を西畑に運び込む。既に12本のポールを打ち込んであるが、その上に更に12本のポールを繋げ、プラテープを3段に張り渡しゴーヤーの棚を垂直に造る計画。最大の問題は、かなり傾斜の強い南柵際に立てた梯子に乗って作業が可能かどうかなのだ。南柵際は道路側への崩壊が続いているので梯子を立てても、そのまま土と共に道路側へ崩れ落ちてしまう惧れあり。緊張の作業が3時間続き、終わった時はヘナヘナと土では無く仙人の精神が崩れ落ちたぜ! 
 22日
(金)
  林檎畑、西畑
図書館中山七里
「カエル男ふたたび」
扇山EW  
太陽風呂53℃、夏至翌朝
10ポールに縦テープ張る
12197歩 、
8537m、357Kca    
夏至の夜明けの瞬間に交響曲5番ハ短調作品67を聴いてやろうと光を待っていたが、夏至の昨朝は小雨が続き曙光には逢えず。1日遅れたが今朝は大気に水蒸気が含まれるものの高芝山の山稜は碧空が広がっている。最も早かった先週より3分遅れて5時26分、高芝山巓からやや霞を含んだ銀の光が書斎の東出窓に差し込み、漆黒のマット上の白堊調のスピーカーを射る。ロジクールのZ200からバイオリンとクラリネット、チェロ、ベースのミとビオラが 1オクターブ高いミの3音を放ち、夏至の白銀の光とタピストリーを成す。タピストリーが机上のパソコン画面に流れ、ノートに採譜する若き日のベートーヴェン画像と重なる。甲府盆地は真夏日になったが、山荘は日陰ではヒヤッとする程で快適。山荘から図書館へ向かい盆地に降りた途端、真夏日となる。この分では太陽熱ボイラーも大活躍しているだろうと、ソーラー1モードで屋根の湯を直接浴槽に落とし測定してみたら53℃。新ボイラーは最高給湯温度は60℃なので、それ以上の高温になった時、自動的に水道水を混ぜて60℃に抑えるのか、それとも旧型と同じ様に高温のまま給湯するのか?製造元に数回訊いたが担当者によって異なり、どうも煮え切らぬ返事なので是非とも確かめたいのだ。仙人としては太陽熱ボイラーの最高温度を測定し、山荘での太陽の位置と温度との関係を調べたいのだが。
    目白トレ2回   3273歩、2291m、60kcal/1    
 19日
(火)
  林檎畑、西畑  朝から散水(329)○○

12689歩 、
8882m、433Kca     
夜明けの高芝山が紅く燃え始めた。雨だろうと予測していたので、朝焼けは雨のプロローグと思ったが、それにしては真っ赤に燃え上がる雲の背景が透明感に満ちている。低気圧に支配された空の碧は、薄いヴェールを纏い光を大気に散らす。半光沢の大気から降り注ぐ夜明けの光には何も期待できないが、あの朝焼けの背後にある碧は若しかすると透明な光を届けてくれるかも知れない。待ち望んでいた5時24分、光がやって来た。赫奕たる光が直截赤血球を刺し貫く。真紅の太陽と真っ赤な赤血球との再会。こんな風に夜明けが迎えられるなんて! 
 18日
(月)
 
林檎畑、葡萄畑、
中畑、

日没時間7:06分
(6月26日~7月2日)
 山トレ無し
林檎畑入口のゴーヤー棚造り
茄子支柱立て、中畑雑草取り
5:24分日の出(328)××
10ポールに横テープ張る
レタス、唐黍移植後の散水
トマト剪定、
5555歩 、3888m、182Kca  
  
昨日まで8日間続いた1年で最も早い5時23分の日の出が終った。ヤクも効かず眠れぬままの夜明けを迎え、曙光の兆しに包まれる高芝山に見入る。明らかに山頂の東が光を孕んでいる。しかし山荘から観る限り北回帰線上の太陽が山頂を超えて東肩から出ることはあり得ない。つまり現在太陽は明らかに山荘と高芝山の頂を結ぶ直線上より東にあるが、これは甲府の方位から4時29分に光を発してからの54分間程でその間に太陽は西へ動き、山荘で仰ぐ時には高芝山の山頂を超えて西肩から最初の光を投げかけることになる。愚かにも若しや山巓の真上から夜明けの光を捉えられないかとカメラを構えてウロウロ。当然ながら最初の光は5:24分に山頂の西肩から現れ、ボン・シルバーの漆黒の翳を天空に描く。えっ、未だ夏至の6月21日まで3日間もあるのに何故、今日から日の出が遅れるのかって!確かに夏至は昼の時間が一番長くなるのだから、日の出が遅れては矛盾する。そうなんだ、実は日の入りが長くなって現在甲府19:04分の日没が延びて、6月26日~7月2日には19:06分にまでなって、昼の時間は21日までは長くなり続けるんだ。
昨日唐黍、レタス、ゴーヤーのポットから畑への移植。今週は雨模様が続きそうなのでポット栽培の苗を移植したいが、先々週播種した唐黍、モロッコ、向日葵、人参等発芽の兆し無し。何が原因なのか掴めないのが悔しい!PCコンチェルトのコンサートホールを完成する為にHCをバイクで走り回る。出窓に置いた白堊調のスピーカーZ200に存在感を与えるには、現在のグレーのジョイントマットでは物足りない。どうしても黒でなければと黒マットを求めてコメリ、ナフコ、D2と3店のHCを走り回り、やっと見つけた黒ジョイントマット。ふかふかの黒の起毛マットがピッタリなのだが、そもそも起毛どころか黒のジョイントマットそのものが無いので、仕方なくEVA樹脂(エチレン酢酸ビニルコポリマー)の黒マットを選んだ。スピーカーの置き方も陶芸作品の球形三角皿を台座にしてみたり、壺とコラボさせてみたりと工夫し、どうにか納得できる位置に収めチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を試聴。うーん、何とも贅沢な気分。
 
 17日
(日)
   HC3か所、林檎畑、西畑
ポット栽培場、図書館
天童荒太
ペインレス
扇山MW
ゴーヤー棚造り
玉葱吊るし干し、苗移植(328)
14006歩 、9804m、421Kca  
 
早速オーケストラを画面いっぱいに大きく映し出してロジクールZ200で聴いてみた。コンサートホールでは、オペラグラスを使っても演奏者の細かいテクニックや表情は窺い知れないが、PC動画ではカメラアングルが演奏者に迫り、ホールよりド迫力で観られる。ジャケ演じるメラニー・ロランが弾くチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を始め、庄司紗矢香のチャイコフスキーヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35、諏訪内晶子 メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲とたて続けに聴いた。ホールに出向いて聴くよりも遥かにインパクトの強い臨場感に圧倒。肉体そのものがバイオリンになりピアノになりチェロやフルート、オーボエと一体化し、感性そのものが肉体と楽器のコスモスを成し、静謐を湛え熱情を爆発させ宇宙創成を語り始める。。こんなコンチェルトの愉しみ方があるなんて嬉しいな! 
 16日
(土)
 
 書斎、全畑、
全庭
扇山MW
PCスピーカー設置、
カルサー草刈、散水(327)
8979歩 、6285m、241Kca  
 
動画でベートーヴェンの交響曲5番を聴き比べていて、ふと気づいた。PC用のロジクールの外部スピーカーZ200を4台も買って、いずれもPCには使わず、MP3の再生プレーヤに取り付けて4か所で音楽を愉しんでいるだけ。PCのスピーカーも音質はそう悪くはないが、Z200で聴いたらもっと深みのある音質で聴けるかもと、試しにZ200を取り付けて聴いて吃驚!動画を観ながら聴いていると臨場感たっぷり。演奏者を画面いっぱいにして聴いているとコンサート会場に居るが如く。そこで早速書斎にスピーカーを設置することにしたが、スピーカーの位置を何処にするかで悩む。PC上の壁にするか、PCの裏側に置くか、それとも東の出窓にセットするか。試行錯誤した結果、一番書斎に馴染む自然な位置は出窓だと決定。問題はスピーカー用のコードが在るか、机上のPCからスピーカーまでの長さが確保できるか?以前のスピーカーのコードを再利用し、コードを切断して観ると、裸の撚り線1本と被覆された2本、計3本の導線が入って居る。電源2本とスピーカーの3本なのだろうか?良くわからんが何とかつなげて試聴。やったー!次はこのコードを目立たぬ様配線することだが、こいつが最も面倒でこの作業だけで午前中かかってしまいガックリ! 
 15日
(金)
 
小雨
奥庭,葡萄畑
山トレ無し
 ポット栽培場に散水器を設置
ボイラーB-MAX35
設置工事(14日)
(ゴーヤー棚造り開始) 
9395歩 、6576m、262Kca  
直径11cmもあるのだから既に2cmホースが1本入れてあっても、更に2cmのホースを追加して2本通すなんて、どうってことはないだろうと楽観視して作業開始。これが数十kgもある敷石を掘り出し、直径11cm、長さ10mもの排水管の継ぎ目を掘り起す大工事になるとは、全くいつもの仙人の甘っちょろい見通しと楽観主義には呆れるぜ!何の作業かって!ほらポット栽培場が葡萄畑の葡萄棚まで拡大されて散水に手間がかかるようになっただろ。そこで今までの池からポリバケツで水を汲んできて如雨露で散水する方法を変えて、奥庭水道からホースを引いて散水してたんだ。ところがこのホース邪魔なんだな。使い終わるとその都度ホースを巻いて水道のホース掛に移動せねばならず、何かいい方法はないかと思案。思いついたのが水道蛇口下から葡萄畑まで伸びている排水管利用。この排水管にホースを通せばポット栽培場まで、ホースは地下を通るので邪魔にならない。まっ、10mくらいだから簡単にホースは排水管の中を通る筈だと、排水管にホースを押し込んでみた。スイスイ予測通り5mまではホースが入ったが、その後はピタリと止まったままビクとも動かない。きっと途中に詰まった泥がホースの行く手を阻んでいるのだろうと、ホースに滝の水と地下水の両方を同時に流し込み、水の勢いで泥を流し去ろうと試みたが解決せず。で、最悪の土方仕事となったのだ。
    目白トレ1回   3273歩、2291m、60kcal/1   13日胸腹骨盤CTの結果診断。前回上行大動脈の径は42.6mmだったが、CTの結果は46mmと判明。50mmがオペ基準下限らしいので残り4mmじゃ! 
 12日
(火)
  葡萄畑,奥庭
桑の実、野苺採取
上条峠RkRk 
大根、蕪、ブロッコリー、
収穫、雑草取り
 (326)
中野椿移植、唐黍ポット播種
6籠(ハニーバンタム50㎖),
17077歩 、
1953m、576Kca     
大根、蕪、ブロッコリー、青梗菜など大量に収穫して朝食準備を始めたら、青空が広がり始め北回帰線上の太陽が天空から降り注ぐ。早速ワインを冷凍庫に入れテラスにテーブルを出し、朝餐会をお始めることに。村上が今月末に中野から小金井に移転することになり、庭の植木や庭仕事の道具など不要になった物を車に積んで山荘にやって来たのだ。車なら幾らでも野菜が積めるだろうと1畝の大根を抜いたら、それだけで後部座席がいっぱいになりそう。移転祝用に山荘産ビアやMP3のSD、更には昨日93歳の誕生日を迎えた母上に≪ひさこ≫とネーム入りのマグカップを造ってお土産に持って行ってもらう。随分久しぶりのテラスでのワイン朝食に話も弾む。 
 11日
(月)
 雨曇 図書館、D2
ダン・ブラウン
「オリジン上下」 
山トレ無し
種:モロッコ、向日葵ポット播種
ボイラーB-MAX35
石油給湯機交換(325)
6241歩 、
4368m、295Kca     
ボイラーのスイッチが入らない。24年間一度も無かった現象はので手の打ちようが無い。しかし手をこまねいているだけでは何も解決しない。若しや電源そのものが通じていないのではと40Aの元源を切り、更に隣の主幹漏電ブレーカーを切り更に10か所に分かれている分電盤のスイッチも総て切って、逆に一つずつ入れ直してみる。何回か切り返してみて主幹漏電ブレーカーで反応あり。一旦切って再び入れるとボイラーのスイッチが入ると判明。良かったと、未だ充分暖まってない風呂に入ったらツイッチがプツン!裸で風呂から飛び出し、主幹漏電ブレーカーと格闘したが復活せず。今朝一番で東電に連絡し観てもらったが電源に異常なし。そこでボイラーの製造元、朝日ソーラーに来てもらいボイラーを開ける。「こりゃ、あちこち水漏れしてて漏電し修理のレベルじゃありません。此処までよく持ったもんですね!」 これで即ボイラー交換決定。B-MAX35の価格は45万7000円、基本工事費8万円、計53万7000円也。屋根上のソラーパネルとタンクを加えると34万円。総計87万700円。ちょっと大型FFストーブの比ではないな。が、最早天命を全うしたことは確か!即新品交換を決定。 
 10日
(日)
 

西畑、葡萄畑
(玉葱収穫)
 山トレ無し
西畑:南柵際にゴーヤー移植
葱畑雑草取り
玉葱収穫後施肥耕運機掛
(324)
10616歩
7431m308Kca
    
 この間違いを正すには、先ず静止している時の血流速度が0になるよう移動する反射体(赤血球)に対するドプラシフト周波数fdをブローブの送信周波数foで割った値から1を引きことによって解決する。こうすると1を超えた場合は周波数の増加となり、反射体がブローブに向かってきているを示す。逆に1未満となれば周波数は減少しブローブから遠ざかることを意味する。入射角を0にして分母の2cosΘを2にすれば、ブローブが発信して受信する往復時間を表すので、そのまま生体内の音速1571m/秒を割れば、速度となる。
 9日
(土)
  葡萄畑、西畑、
林檎畑
 里路Dd
オクラ(?)、唐黍移植
人参ポット播種
(323)
18072歩
7610m、312Kca
   
初めて栽培した夏のブロッコリーが大収穫で、採っても採っても直ぐ大きくなりちょっと目を離すと花が咲いてしまう。目白に送り山荘では浅く茹でて冷凍保存しているが、そろそろ冷凍専用庫も満杯になってしまう。いままでブロッコリーは秋に種蒔し冬越しさせて春収穫と云うパターンで、味の劣る夏のブロッコリーを栽培すようとは考えてもみなかったのだ。食べてみて夏のブロッコリーの美味しさに開眼。甘くて決して冬のブロッコリーに劣らない。同じ様にほうれん草、青梗菜、大根も冬越し栽培しかしなかったが、種を蒔いてみたら発芽したのでせっせと散水している。収穫まで未だ2,3週間かかりそうだが、冬物より硬いのではと余り期待していない。発芽率が悪くてここ2、3シーズン栽培に失敗している春菊が、忘れた今頃になって茄子畑から芽を出し、毎朝サラダにして生で食べている。冬越し春菊と異なり、幅広の葉で結構柔らかくて生食に最高。さて明日から雨予報なので、今日はオクラか胡瓜か見極め出来ないポット苗や唐黍の移植をしようと思っているが、既にオクラは2回ポット苗を畑に移植し枯らしているので不安。今回失敗したら寂しいけど今年の夏はオクラ無し。 
 8日
(金)
 
図書館、
西畑、葡萄畑、
落合恵子
「風光る」、「雪の贈りもの」 
里路Du
トマト剪定散水
先週から日出5時23分と
変わらず
(6月10日~17日まで
最も早く甲府で4:29分)

ポット移植準備
7969歩
5578m265Kca
  
猛烈な咳が続きとても眠るどころの話ではない。夜中なので医者に行ってヤクを貰う訳にもいかず、ネットで何か咳止め法がないか調べた。幾つかあったがすりおろした生姜に熱湯を注ぎ呑むというのを試してみた。99%インチキ情報だと思ったが駄目元でゴックン!スゲー!即、ほんの数秒で咳が止まり始め、やがて連続が不連続に、そして間欠てきになり少し眠れたのだ。マジかよ!葛根湯、パブロン、ロキソプロフェン、ミオリラーク、抗生物質のケフレックス等を武器にして戦っても歯が立たなかった奴が、生姜でコロリ。だが最後は最新化学兵器でとどめをさしてやろうと、翌朝早速主治医の処へ出かけ咳を鎮めるデキストロメトルファン臭化水素酸塩錠15mg{トーワ}、痰を出し易くするカルボシステイン錠500mg「トーワ」、感染症を治療する抗生物質クラリスロマイシン錠200mg「日医工」を処方してもらい、これで一件落着と高を括っていたが、3日呑み続けても改善の兆し無し。まー一旦風邪症状を呈すると2週間ほどは長引く傾向にあったから、もう暫くひたすらに耐えるしかないのだろうが、リンパ節の経年劣化もあるのでは!リンパ節で造られた免疫細胞である白血球は、風邪の細菌やウイルスが侵入して来るとひっ捕らえて食い殺して膿にしてしまう。膿が溜ると膿を体外に発射する為膿を痰に変え、発射装置である咳のスイッチを入れる。当然細菌やウイルスの死骸が多量に有る時は、発射装置のスイッチは入り放しとなる。リンパ節が経年劣化し免疫細胞の質、量が落ち、風邪の細菌やウイルスとの闘いが劣勢にあるなら、この戦いの決着は終わりをみない。援軍のデキストロメトルファン臭化水素酸塩錠15mgもカルボシステイン錠500mgも軍大本営のリンパ節が老いさらばえた屁っ放り腰では、充分な力を発揮出来ず。つまり未だ未だこの先、闘いは続くのだ。
     目白無し(風邪) 6日:鬼子母神診療所、国国医療研究所   
 5日
(火)
 快晴
林檎畑
西畑、ナフコ

小倉山ZZ
U型ピン&押え各50個、
人参種、石灰20kg×3袋
鶏糞15kg×20袋
 (322)×
大根、蕪、ブロッコリー、
じゃが芋目白発送

20009歩
14006m560Kca
 
ほんのちょっとだけ悩む振りをしてみた。全く回復の兆しも見せず咳、痰、扁桃腺痛、頭痛、眩暈と風邪症状は酷くなる一方。風邪と闘うヤクは切れてしまい、山の中の山荘に居ては簡単にヤクの調達は出来ず、本日は畑での肉体労働を避けて静かに書斎で過ごすべきか!はたまは痛みを押さえるいつものロキソプロフェンとミオリラークに抗生物質のケフレックス250mgを加えて、風邪症状のオンパレードに敢然とたちむかうべきか!まー、悩むまでも無く畑での重労働を選ぶことは解ってはいるが、悩む振りぐらいはしておかないと! と云うのも79歳認知症の母を介護する冬子を描く、落合恵子の21年ぶりの小説「泣き方をわすれていた」のを読んでしまったら今、仙人の置かれている状況何ぞ春風駘蕩、春そのものではないか!と思うしかない。肺腺癌、大動脈弁膜症、大動脈肥大の警告サイレンをケタタマシク鳴り響かせているだけで、泣きかたをわすれる程のどん底に陥っている訳ではない。たかが警告サイレンに咳、痰、扁桃腺痛、頭痛、眩暈と風邪症状のオンパレードが加わっただけのことでは無いか!畑での肉体労働を避けて静かに書斎で過ごすなんてもってのほか!落合恵子の小説とどう結びつくのか、相変わらず支離滅裂な仙人は独り言ちて畑に出動。流石に中腰でのじゃが芋掘りは苦しいらしく、畑の畝に段ボールを敷いてどっかり座り込み、少しづつ段ボールをずらしては上畝と下畝の芋を掘り、籠に入れ葉や茎をもう一方の籠に放り込みしながら20畝を超えるじゃが芋収穫を終えたのだ。その上更に1袋20kgもある重い石灰、鶏糞を運び施肥し耕運機掛けまでやらかした。どうなったかって!そりゃダウンするわ!昨日に続き褒美の山散歩は返上しバタンキュー! 
 4日
(月)
  林檎畑
西畑

(風邪の症状収まらず)  
山トレ無し
じゃが芋収穫、施肥、
耕運機掛
(321)
11940歩
8358m346Kca
 
スコップで穴を掘るのはかなりの重労働ではあるが、山荘では極当たり前の日常作業。が、マスクをしてヤクによって痛みを押さえながら咳、痰、扁桃腺痛、頭痛、眩暈と風邪症状のオンパレードの真っ只中での穴掘りとなると、過ぎるが加わり明らかに過重労働となる。ピッカピカに晴れた遮るものの無いギャガ芋畑のど真ん中で、芋を傷つけぬ様根元をスコップで掘り起し、更に移植鏝で芋を掘り出す。1畝が10m前後ありそれが20数畝有るのだから、病人にとっては果も無く続く絶望的な作業量。ヤクを呑んでベッドに寝ている筈の病人が、炎天下に曝され汗に塗れ硬い土を掘る行為には、先週の肉体労働に感じた≪歓び≫は微塵もない。大好きな真夏の強烈な太陽ですら、体力を情け容赦なく毟り取る悪魔に変身して病んだ仙人を襲うのだ。それでも未だ畑の土は耕されているのでスコップは差し込み易いが、じゃが芋の貯蔵穴を掘ろうと西畑石垣下にスコップを入れたら、とてもじゃないが硬くて刃が立たない。焦るな、ゆっくり攻めろ!と云い聞かせどうにか貯蔵庫らしき穴を掘り終わったが、すぐさまへろへろバタン!とてもご褒美の山散歩など無理。 
 3日
(日)
 快晴 葡萄畑、林檎畑
西畑

(風邪の症状収まらず)  
山トレ無し
ブロッコリー収穫し冷凍庫へ
アスパラ畑除草
じゃが芋収穫、
じゃが芋貯蔵穴を掘る
(320)
12062歩
8443m350Kca
肺腺癌、大動脈弁膜症、大動脈肥大の警告サイレンをけたたましく打ち鳴らしている真っ最中に、事もあろうか風邪なんぞと云う軟弱者が掛かる病に侵されてしまった。葛根湯を呑みまくり遂に1箱呑み終わったが、風邪症状は悪化するばかり。咳、痰、扁桃腺痛、頭痛、眩暈と風邪症状のオンパレード。さて此処で怯み夜明けの耕作から逃げるか、オンパレードに突っ込み華々しく散るか!決定を空に委ねて夜明けの最初の光を発する高芝山を見やると、うっほー快晴では!せめてマスクくらいはしてと防御態勢をとり勇ましく畑に飛び出す。オンパレードのど真ん中で鍬を振り上げる。軽く散水しただけの大地は堅く閉じたままで、一撃目の鍬を嘲笑うが如く撥ねつける。1時間前に呑んだロキソプロフェンとミオリラークがそろそろ効いてきてオンパレードの扁桃腺痛、頭痛くらいはやっつけてくれることを信じ、耕作続行。5時23分、曙光が全身を包む。こうなればもう耕作に何の躊躇もない。北回帰線の強烈な太陽の煌めきを浴びて、赤血球と共に謳おう!
生まれた直後、音による言語も光による色彩や造形も認識出来ない乳呑児は、ただ乳房を求める。限りなく柔らかな乳房に小さな掌が触れる。その掌の感触が乳呑児の最初の認識となり、認識を音や光によって記憶させる術を持たないまま、真っ新な大脳皮質に刻まれる。乳房は命を育む母の白い血液を齎すだけでなく、血潮の鼓動を通して妙なる音色を聞かせ、創成の数々の物語を語ってくれる。それらの総ては掌の感触によって記憶される。その記憶は大脳皮質の最奥部にインデックス無しで保存されているので、開く術は無い。インデックスが無いと云うことは、妙なる音色も創成の数々の物語も在りはしなかったのと同じなのだ。風雪の中央アルプスの山巓で、そのインデックスが雪の飛礫に紛れ込んで突然仙人を襲った時、慌てふためきながらも仙人は、インデックスの襲来が必然であったことに驚愕し、日記にこう記した。
知っていたんですね 風雪の咆哮する 岩と雪の絶頂に 何が在るかを  深遠な空間と 悠久な時を超えて 密やかな光が 交差し息衝き 岩と氷の絶頂で かすかな燐光を 放つのを  絶頂と存在を結ぶ 一瞬の軌跡 必然であったことの驚愕 知っていたんですね ほら 氷結した時の粒子が 乱舞してます 
 2日
(土)
  葡萄畑、西畑
里路Rd
畔波板にダンボールマルチ
葡萄畑全面雑草取、大葉移植
(319)
14437歩
10105m316Kca
何の音だろう?カラードップラー画像のプリントアウトの音なのか?暫く耳を澄ましているうちに大動脈を流れる血潮のさざめきだと確信した。神経を集中して血潮の動きを音色から聞き出そうと耳を欹てると、流れに乱れがある。岩や川底の地形によって暫し川の流れが逆流するように、血潮が叛乱を起し大動脈弁を逆流し左心室に戻っている音なのでは!心エコー超音波検査は照明を落とした静寂の中で行われる。ブローブを大動脈弁のやや上から左心室に向けて当て超音波の周波数を送信する。検査技師に何の音なのか訊いてみたいが、検査が終わるまでは話しかけられないし身動きすら出来ない。僅かに周波数のズレたFM放送のノイズのようなザーザーと云う音に似ているが、1方向に流れ続ける単調なザーを疎外する、穏やかならぬ不協和音が血潮の乱れを物語る。検査終了と同時に問うた。「今の音は大動脈弁を流れる血液の音ですか?」 「そうです、ちょっと増幅してますが!」 やはりそうだったのか!
 1日
(金)
  D2,ナフコ、葡萄畑、図書館
落合恵子
「泣き方をわすれていた」
曽野綾子
「夫の後始末」

扇山MW (途中、消防車
サイレンが山荘に迫り急ぎ戻る)
畔波板20m×2巻、アクリル青スプレー
長靴、オクラ種、散水器、
トマト剪定、滝の弁点検
畔波板を南柵際に20m張る。
9404歩
6582m321Kca
夏の初日だと云うのに新雪の富士が眩い!昨日の冷たい雨が富士山では雪だったのだ。東京では雨模様の日が続いたが、南アルプスや八ヶ岳、奥秩父の山脈に囲まれた甲府盆地にあって、更に小倉山、扇山の山稜に遮られた盆地の中の盆地に在る山荘では雨は中々降らない。目白に居る時は数時間ごとにパソコンで山荘上空の雲の流れを調べ1ミリでも降雨があれば、きっと野菜達は歓んでいるだろうと安堵する。昨日も雨予報が出ていたが、山荘では降らないだろうと諦めていた。ところがホームセンターで買物をして山荘に着くや、かなり真面目に雨が降って来たでは!寒冷前線が南下し関東上空を冷たい大気が覆い、最高気温が19℃だったので若しや富士山頂近くでは雪だったのでは!と思ったが7合目まで雪化粧するとは吃驚!雨に打たれた新緑に映えて命の輝きを収斂し、天空にくっきりと屹立する雪富士。
目白台から金乗院、南蔵院を走り抜け早稲田に向かって一気に下ると、新目白通りの面影橋に出る。都電荒川線に沿って西進し、高戸橋で左折し明治通りの緩やかなスロープを登る。面影橋から早稲田通りに直接出て、学習院女子大、戸山公園へと最短ルートで走れば国立国際医療研究センターまで十数分で着いてしまうが、明治通りの方が広々としていてチャリンを飛ばすには気分がいい。大久保2丁目で左折し大久保通りに入ると、数分で国立国際医療研究センターが左に見えて来る。自動受付機にカードを入れると≪本日のご案内≫がプリントアウトされて出てくる。9:00 心臓超音波検査 外来棟2階生理検査受付 10:15 循環器内科 医師名西村仁志 中央棟3階Bゾーン/循環器内科受付などと書かれたプリントに従って先ず2階に上がる。
6月累計188km、032m   総活動距離:1018km884m    山トレ13計13回、 山トレ累計90回 


2018年5月

月日 天気   活動場 活動記録   一言 メモ
目白トレ  3273歩、2291m、60kcal/1  30日、国立国際医療研究センターで2度目の超音波検査カラードップラー。新たに大動脈が直径4cmを超えていると判明。6cmになれば大動脈の交換オペが必要とのこと。
 29
(火)
  中庭、中畑、
西畑
ポット移植:モロッコ、
レタス、向日葵(318)
13604歩
9522m398Kca
観たか!良かった!昨夜、14夜の朧月が水晶峠から登った時きっと東京では曇天で観られないかなと。 でも観られたんだ!来月の北回帰線上の太陽が齎す満月が観られなくても、 昨夜の朧月の記憶があれば2万6885日の命は、未だ生きていけそう。坂原忠清は73歳7ヶ月9日♪★74歳の誕生日まで144日★★生まれて26885日目★ おー、誕生日まで12の2乗だ!(http://coels.net/
気軽に手を付けたのだが、やり始めて、こりゃ下手すると今日1日では終わらないかも!と気づく。中畑に薩摩芋苗を移植するには、中畑の雑草を抜かねばならぬがその前に中畑石垣の雑草を先に刈って畑に落とさないと雑草処理が2度手間になってしまう。が、その石垣雑草を落とす前に中庭の繁茂している皐月や蔓薔薇、ノウゼン葛を大幅に剪定して、充分な陽が中庭の芝生に当たるようにせねばならない。つまり薩摩芋苗を中畑に移植するには、中庭の皐月、蔓薔薇の選定を最優先し、しかる後に高度差3m近くある危険な石垣の雑草刈りをし、最後に中畑の雑草を引き抜き耕運機を掛け畝を作り最後にやっと移植に漕ぎ着ける。このいつ果てるとも知れぬ農作業から歓びを紡ぎ出すには、如何なる対応をすべきか?剪定する皐月、蔓薔薇、ノウゼン葛と会話しながら出来ないものだろうか!と考え先ず自ら剪定される皐月や蔓薔薇、ノウゼン葛そのものになって会話を試みる。互いに蔓延り枝と枝を絡ませ戦闘状態となっている部分を大幅にカットしてみると、風の通り道が出来、相手の枝が全く気にならなくなる。そうか、こんな調子で石垣にも雑草にも話しかけながら進めれば、愉しくやれるんだ。時間とノルマに追われ作業能率を優先させると奴隷になってしまうのだ。で、なんと移植まで作業は進み更に西畑のゴーヤー移植にまで手を延ばすことが出来、ご褒美の山散策は山荘森から扇山の東尾根を経て、明るい西森に!バテバテになったけど何とも贅沢な1日になりました。
 28
(月)
  中庭、中畑、
西畑

扇山EW
中庭剪定、中畑芋移植準備
ゴーヤーポット移植
金時20本、紅悠10本移植
(317)
22473歩
15731m、658Kca
≪歓び!≫ 突き刺す様な北回帰線の日差しを浴びて黙々と土を掘る。西畑から農道に落ちて堆積し雑草を蔓延らせ、農道を原野に帰してしまう大敵の堆積土。その土を土嚢袋に詰め込んで石段を登り、西畑の南柵の元の崩壊箇所に運ぶ。正しく神話シジフォスの土だ。作業域は100mにも及び運搬量は膨大で延々と続き汗びっしょりになってただ運ぶ。過酷な肉体労働でしかないのに嬉しくて思わずニヤニヤしてしまう。時として歓びがふとこんな風にやってくるとは知ってはいたが、肺腺癌に加えて心臓弁膜症の宣告を受けた状況下では歓びの響きが異なる。実に深甚で例えば映画「オーケストラ」でジャケ演じるメラニー・ロランが弾くチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲が、汗に混じって全身に響くが如くなのだ。いや、歓びの響きは外界から齎され汗に混じるのではなく、全身に張り巡らされた230万ものエクリン汗腺が管楽器そのものとなって生み出され、ヴァイオリンと協奏曲を奏でているんだ。肺腺癌と心臓弁膜症がピーンと張り詰めヴァイオリンの弦となり、ヒマラヤでの哲学瞑想が仙人の四諦となって弓を成し、肺と心臓の弦に激しく接触し肉体を振動させる。230万もの管楽器をバックに肺と心臓は肉体そのもので協奏曲を奏でているのだ。うーん、そうだったのか!
 27
(日)
  西畑柵下、林檎畑、
奥庭、葡萄畑、
扇山MW
薩摩芋苗移植、自生ゴーヤー鉢へ
西畑柵下土処理(316)
17831歩
12481m488Kca
偶々時流に乗って騒がれただけのチャラチャラ女位の認識しかなかったので、「わたくし率 イン歯ー、または世界」、「先端で、さすわ さされるは そらええわ」の初期2作を読んでからすっかり忘れていた。どうしてるかなと最新作の「ウィステリアと三人の女たち」を読んで、オヤオヤこいつ本物の絶望を抱えて生きているでは!とちょっと見直してしまった。自らに沈潜する絶望を触発させる対象が、同窓会で消息を知る餓死した同級生であったり、デパートでドルチェ&ガッバーナの濃い部分だけを煮詰めたような派手な柄のソファーに座っている金持ち老婆であったり、自分が彼女との赤ん坊を望んだせいで、彼女の赤ん坊はしんでしまったのだ、と思い詰めながら死にゆく老女であったりする。触発する対象を変えながら、やがて自らの昏い闇に収束していくなら、川上未映子も高村薫のような実在感の在る闇の本質が描ける様になるかもと、ふと期待してしまった。
 26
(土)
  西畑、林檎畑、中畑
奥庭、葡萄畑、
里路Ru
唐黍ポット播種
(スイートハミー45㎖)
、西畑南柵下
の土上げ、カルサー草刈
青梗菜、大根、ほうれん草播種
林檎畑の雑草取り
(315)
12990歩
9093m、378Kca
ところで釈迦を登場させるとは大袈裟な!釈迦は人生の無常や苦を痛感し、人生の真実を追求しようと志して29歳で出家したのではなかったか!仙人も29歳の頃、家を出て山々を駆け巡り、やがてヒマラヤの奥地に通い詰め悟り擬きを拓いたのは共通しているが、似て非なるもので並べるのも烏滸がましい。しかし釈迦の悟りは四諦にあり仙人の悟りと3つまで同じなのだ。あー、≪したい≫の諦は真実と云う意味なので四諦は4つの真実と云う意味だけど、この世は一切が苦であるとの苦諦、 苦の原因は煩悩・妄執、求めて飽かない愛執であるという集諦、無常の世を超え、執着を断つことが、苦しみを滅した悟りの境地であるとの滅諦、生死を超えた悟りの世界であり、仏教の究極的な実践目的とされる涅槃に至る悟りに導く実践である道諦、この4つを指す。で、この4つ目の道諦を釈迦は8つの実践徳目である八正道によると述べているが、仙人はヒマラヤでの哲学瞑想であると思っているだけの違いである。ほら、やはり似ているだろう。つまり釈迦に説法の比喩も強ち間違いでは無いのでは!
何を世迷言をグダグダ云ってるんだか!しかし世迷言を独り言ちながら実は昨日も仙人は大活躍。新たな大動脈弁オペで切り裂かれた、バイク置場の地面にブロックを敷き詰め傷跡の縫合。西畑では南柵際の作りかけゴーヤー壁の工作。追加購入した畔波シート20mをスチールメッシュ柵の下部に固定。滝からの谷水を如何に畑や庭に導くかの試行錯誤を重ね、最終的にログハウのチベット仮面を梅の木に固定し何とか見苦しくない程度の設置。林檎畑の東柵際の雑草、雑木を伐採してゴーヤー棚も作らねばと、鋸と刈込鋏で奮戦していたら突如バキン!刈込鋏の柄が折れてしまったのだ。3か所にビスが捻じ込まれているが、そのビスのヘッドにはドライバーを差し込む溝が無いため、新たな柄を取り付けることが出来ない。捨てるしかない。が、3つ有る刈込鋏の内、他の2つは殆ど役立たず。くそー、何とか修理出来ないかと急遽窯室に工作台を出して修復作業。修復に成功した時の歓びが如何程の大きさであったか、今朝の夜明けの畑耕作の熱中ぶりを観れば一目瞭然!
 25
(金)
  ナフコ、奥庭、西畑
古処 誠二
「いくさの底」
扇山EW
元弁上にブロック張り
滝弁と仮面コラボ試み
畔波シート20m、ブロック10個
ブルーエースホース5m
16733歩
11713m439Kca
≪病は気から≫と何度も独り言ちてはみるが、その気を齎したのが5月9日の超音波検査の診断結果・大動脈弁閉鎖不全症であることは間違いない。診断以前は全く気にしていなかった左胸と左心室辺りの疼く様な軽い痛みがとても気になって、トレーニング中や読書中、就寝中に訪れると、つい話しかけてしまう。「今の疼きは肺腺癌かい、大動脈弁閉鎖不全症かい?なんだか肺と心臓の境目のような両方のようなきもするけど、どうなのさ!何かして欲しいことあるかい?それとももう73年間も休みなく働き続けたからもうこの辺りで終わりにしたいかい?」 診断日から2週間しか経っていないのだから、胸の疼きに大した違いは無い筈なのに、気になるのはやはり≪病は気から≫なのか? と何度も独り言ちては胸の痛みの声に耳を傾けてみる。冷静になって疼きと痛みを見極めようと神経を集中してみると、やはり診断以前より強い痛みがあると言わざるを得ない。となると超音波検査の診断結果の大動脈弁からの逆流が、中程度から高度であるのは事実なのだ。問題は結果を無視して今までと同じく山トレーニングや畑仕事を続けるべきか、心臓負担を軽減すべく運動量そのものを減らすべきか<である。訊くまでも無く仙人は≪病名宣告なんぞ無視して、大いに活動すべし≫と云うに決まっているのだ。馬の耳に念仏、釈迦に説法、馬耳東風を合わせて100倍したような仙人の反応に≪ごもっとも、ごもっとも!≫と頷くしかあるまい。
目白トレ  3273歩、2291m、60kcal/1 
 22
(火)
  西畑、滝,
コメリ、ナフコ
直管パイプ19mm20本
扇山EW
西畑南土砂崩防止柵作り
谷水ホース設置、
目白野菜収穫
(314)
21388歩
14971m687Kca
では今夜の三日月はどうかなとベランダに出たら、小倉山の南稜線の上に眩いといっても過言ではない木星。5月9日に太陽と地球を結ぶ延長線上に木星がやってきて≪衝≫となり、日没と同時に小倉山から燦然と出現。 最早≪衝≫から2週間近くも過ぎ、残照の淡い光のマントを纏った木星は観られなくなった。代わりに2週間分の漆黒で織ったヴェールを翻し、一層煌めきを増し心を射る木星。 あのメールのお陰で今夜の木星との出逢いがしっかり焼き付けられた。ありがとう!一昨年、増える様にと祈りを込めて移植した数本の鬼灯は総て枯れ果て、昨年は影も形も失せた。ところが南柵側の草取りをしていたら、たった1本だけ鬼灯が再生しているでは!おまけに白い花まで咲いている。諦めていただけに嬉しい。大切にしなくてはと先ずこの崩壊しつつある柵際の土留めをしようと、今朝から作業開始。上手くいけばポールを立てて柵を支え、更にゴーヤーの棚が出来ないか工夫してみよう。
 21
(月)
  西畑、前庭,
バイク屋
図書館
川上未映子
「ウィステリアと
3人の女たち」
里路Rr
№プレート交換、水道弁工事
( 奥庭水道)、ポット播種
生き残り鬼灯花開く
(313)
15310歩
10717m465Kca
昨日は川村造園一族そろっての田植だったので工事できず、今朝は8時過ぎから43歳の息子の浩道さんと敬三社長の2人が来て水圧低下原因を調べるための水道管掘り。浩道さんの長女は北大を目指して現在一浪で札幌の予備校通い、長男は進学校である都留高の2年生で大学進学に向けて頑張っているとか。一番金のかかる時期で親は大変!81歳になったと云う敬三社長はあっちこっち不調だらけと云いながらも現役バリバリで、貯水槽から滝への分岐バルブの間を掘り起し、散水器を繋げて水圧を調べる。異状なし。となるとこの滝分岐弁から先、奥庭洗い場までの水道管にトラブルがあると云うことになるが、そうなると全部掘り出して水道管の交換となり大工事。しかし掘り出した塩ビ管に異常は見当たらない。何度か水を通しているうちに正常に近い水圧に戻り、結局工事中に空気が入り抜けるまで水の出が悪かったのだろうと云うことになった。同時にバイク屋が来て№プレートの交換。先ず前の甲州市こ151(車体番号SA11J-156991)の廃車手続きを市役所で行い、新プレート甲州市さ503を発行してもらい自賠責保険に加入した。これで老いた山荘の再生オペは一段落か!
 20
(日)
  葡萄畑西畑、前庭
扇山EW
人参移植、カルサー草刈
トマト剪定、追肥
(312)
12431歩
8701m357Kca
驚いた!昨日はPC記録もせず午前中からホース埋設、掘り出し工事、洗車、耕運機掛け、人参移植と夕刻まで活動したので、山トレも出来なかった。だが携帯の万歩計は10kmを超えているでは!山にも登らず1日の歩行距離が10kmに達したのは初めてでは!大きな錦鯉が死んでしまった。遠征の寄贈食品の残り宝製菓のハイミックスを餌にして与えているが、そのビスケットの中にチョコレートで包んだビスケットが混じっている。チョコは犬には与えてはいけないと云われているので、錦鯉も駄目かなと思いつつ試しに池に放り込んだのだが、それが原因かも!可哀想なことをしてしまった。なんだか18日のサトウハチローの死を思い出し、もしやあの偶然の重なりの延長線上に、鯉の死が絡んでいる様な気がしたり。
 19
(土)
 雨晴 林檎畑、駐車場
西畑、前庭(洗車)
(人参移植で山トレ無し)
林檎畑の雑草取り、
網戸設置
、駐車場から西畑への
ホース点検修理、芋畑施肥耕作
じゃが芋収穫、錦鯉死(311)
15115歩
10580m、456Kca
貯水槽の弁交換は成功したが、駐車場と野菜洗い場の蛇口の水圧が弱い。駐車場の蛇口は地下水揚水ポンプから山荘への配管で最初の弁。従ってその先の貯水槽の水圧が正常であれば、その手前の駐車場配管内も正常であることは確か。となると駐車場の水圧が弱いのは西畑への配管ホースにトラブルがあるのであって、水圧は正常なのでは?確かめるには西畑と洗車ホースに二俣に分かれている洗車ホースの水圧をチェックすればいいのでは!そう気がついて洗車ホースバルブを捻ると勢いよく水が飛び出す。矢張り正常な水圧である。安心したが西畑ホースに問題があるとなると、数十mに渡って埋設してあるホースを掘り出さねばならない。うんざりして、その延々と続く穴掘り作業をやる前に気分転換に洗車ホースを使って久々の洗車&ワックスがけ。スコップ、立鍬など穴掘り道具を用意し、うんざりしていた西畑ホースを掘り出しては水漏れ、捩じれ、潰れ等のチェック。ゲート門柱ムースの裏側まで掘り進み、例によってふと閃く。もしや埋設したホースには問題無くて、散水器そのものに赤錆などの詰りが生じて、水の出が悪くなっているのでは?全部ホースを掘り出してから最後に散水器を調べるのではなく、今調べてみて異状なければホース掘り作業を続ければいいのだ。で、散水器を交換したら、ブシューと水が噴き出した。問題解決したことは嬉しいが、余りにもお粗末でガックリ!何でもっと早くそのことに気がつかなかったのか?しかし野菜洗い場の水圧低下の原因は、もっと深刻でギブアップ。業者ですらお手上げ状態。さて解決するのか?
 18
(金)
  奥庭、図書館
かずおイシグロ
「浮世の画家」

扇山EW
洗い場工事、排水溝管を
洗槽底面取り付け、
エポキシパテ水中用と
ゴミ取メッシュ55mm使用
13375歩 9362m、386Kca
今、この瞬間5時25分、高芝山南西尾根から曙光が羊雲を纏って登場。富士山が僅かに霞を帯びて銀の光を放ち、咲き出した前庭の山法師の銀と呼応し、語り合っている。 話しの内容を人間の言葉に置き換えられないのに、何を語り合っているかはっきり理解できる。この瞬間は総ての雑念が消え失せ、生命そのものが数千万年もの時を遡っているんだろうと実感!5月18日午後9時、1800ページに及ぶ「血脈」読了。で、あとがきをみて吃驚!な、何と愛子はこう記している。≪「別冊文芸春秋」に連載していた「血脈」が完結したのは、「5月18日午後9時」と心覚え程度につけている日記に記している。≫日付けの一致だけなら365分の1の確率だが時間まで一致するとなると、365×24=8760分の1である。あり得ない。その上サトウハチローの死が心臓の突然の停止と来ると、何だか余りにも現在の仙人の心臓弁膜症と重なり、こりゃ神の啓示じゃ!と無神論者でありながら思ってしまう。≪書き終えたのは正午近かった。「オレ、飯食うよ」といった。・・・蘭子が牛肉を焼いて昼食の膳に添え、ベッドに運んできた。牛肉は食べ易い様に切ってある。その一切れを口に入れ、左手に茶碗を持ったまま、突然かれは突っ伏した≫これがサトウハチローの死の瞬間である。そういえば今夜も牛肉は食べ易い様に切って食べたのだが、あまりの偶然に、うっそーと叫びたくなる。つまり神の啓示によると今夜、仙人はコロリと苦しみもせず片付くことになる。それは大いに歓迎すべきことかも。中度から高度の弁膜症と診断されて思ったことは、この死のチャンスを手術せず受け入れるか、はたまた心臓を切り裂いて弁を交換してもう一度生き返るなんて滅多にないチャンスを体験してみるか、の二者択一であった。73年も生きればもう充分で、この先は肉体が死の理由を見つけては、それこっちが壊れたやれそこが機能停止したとかイチャモン付けて苦痛を与えるだけ。だったら最初の立派な弁膜症と云うイチャモンを折角つけてくれたのだから、受けてやろうじゃないかと。しかし一方で肉体の中枢である心臓を切り刻んで、仮死状態から再び生き返るなんて面白そうと少年仙人は思うのだ。でも明朝には、そんな事すっかり忘れて夜明けと共に畑に飛び出し、少年の様に眼をキラキラさせて、せっせと大地を耕し赤血球の旋律に身を委ねるのだ。
目白トレ  3273歩、2291m、60kcal/1  16日、国立国際医療研究センター(Dr西村仁志)血液検査、心電図、X線検査、内診。
 15日
(火 )
  水道弁工事
( 奥庭水道&谷水管)

小倉山ZZ
早朝から滝水ホースに
繋いだ散水器で葡萄畑に散水
目白野菜収穫(310)
11566歩
8096m、334Kca
浄化槽上の僧帽弁に相当する最初の弁と、左心室から山荘体内に水を送り出す大動脈弁にあたる貯水槽弁は、新たな耐久性の優れた人工材料を用いた機械弁と交換しどうにかオペは成功。各弁を開くと山荘活動を可能にする水が以前と同じ様に流れ出し、こりゃ感動もんじゃと暫し見つめる。仙人の大動脈開鎖不全もこんな風に復活出来ればいいが、30人に1人の死亡率といなると、死までに至らないが弁の機能は完全には復活しないで、オペ後遺症が生じる例もあるのだろう。で、いよいよ最後の奥庭の野菜洗い場の弁交換のオペに掛かる。本管の末端部から立ち上げた給水機の弁なので、このオペが一番容易かと思っていたが、この最後の弁は地中深くに位置し、掘り進めて見たら途中に肋骨に相当する大きな石やブロックがオペの障害となり、更に窯室、母屋から轆轤室への地下配線にぶち当たり、切開の途中でオペ中止。大きな石の1つは窯室の礎石になっており、これを取り除くと窯室の柱が倒れてしまう。柱を仮止めして他の石も取り除いたとしても、血管は窯室の真下を通っていてオペは難しくなる。弁近くまで掘り出すと更に新たな問題に直面。弁から漏れ出している水が溢れ出し掘った穴に溜り、この状態では管の切断や弁の取り付けは出来ない。元栓を閉じて穴に溜った水をポンプで排水して、数日待てばオペは可能になるが元栓を止めている間は当然外部の人工心臓に頼るか、完全に活動停止するか?医師の提案は、思い切って弁の位置を変え、滝下の梅や薔薇、アイリスの咲く庭を掘り起こして水道管を探し、其処に新たな弁を付けてみたらというもの。色々考えたが結局それが最良の方法かも!
 14日
(月 )
  水道弁工事
(浄化槽&貯水槽
奥庭水道&谷水管)
扇山EW
ポット苗移植:胡瓜28本、
ゴーヤー15本(309)
13067歩
9146m395Kca
水道弁不全で先週からポタポタかチョロチョロ程度の水量で、とても畑の散水など出来ない。大根、ほうれん草、青梗菜の播種した畑にも散水出来ず最悪。これじゃとてもじゃないが発芽何ぞあり得ない、と思っていたら昨夜は、ややまとまった雨が降り一安心!しかし今後1週間以上降雨予定なし。参った!と思ったが相も変わらず仙人の浅慮には呆れるぜ!山から引いた水が滝から勢いよく落ちているではないか!あの滝の水を畑の散水管と繋げば散水できると何故、気がつかなかったのか!仙人の頭には弁があって、大脳皮質弁膜症に陥っているとしか思えない。となると肺腺癌、大動脈弁開鎖不全症に引き続き、脳までがやられていることになる。混沌からの熱烈なオッファーと考えれば、まっこと目出度い!と考え澄ました顔して今日も仙人は夜明けから大活躍しているのだから、案ずることはないのだ。
 13日
(日 )
 曇雨 水道弁工事
(貯水槽)
窯室、奥庭、コメリ
(ポリポット2百、醗酵油かす
KS如雨露6ℓ)
(雨で山トレ無し)
貯水槽の弁交換作業
オクラポット播種
葡萄畑石垣下菜花抜
オクラ7、ほうれん草播種(308)
6153歩
4307m149Kca
奇しくも仙人と時を同じくして山荘も心臓弁膜症に陥ったのだ。山荘の循環器系の心臓左心室が貯水槽であると云う当たり前のことに気づいた瞬間に、山荘の水の出が悪くなった原因に思い至った。肺静脈から左心房を経て水槽左心室に送られてきた谷の水は、大動脈を経て山荘のキッチン、風呂、洗濯場、トイレ、各洗面所などに送られる。この水槽にチョロチョロとしか水が入って来ないよ云うことは、左心房と左心室を繋ぐ僧帽弁が機能しなくなっている、つまり不全状態であるに決まっているではないか!突然このことに気づき、余りにも明々白々な事実におっ魂消た。最も仙人の方は僧帽弁ではなく仙人の各臓器に赤血球などを送る大動脈弁の不全だが、心臓弁の機能劣化であることは同じである。不全の原因も同じで山荘も仙人も経年劣化、つまり老い耄れてしまったということ。その経年劣化に拍車を掛けたのが、数年使用していなかった谷からの水を貯水槽に入れたこと。使用していなかった水道管内の赤錆が弁に詰り、経年劣化していなければクリアー出来た流れを阻害したのだ。ならば弁を新品と交換すればいいのではと早速業者と連絡。おそらくこれで山荘の弁膜症は治癒するであろうが、仙人の方はそうはいかない。耐久性の優れた人工材料を用いた機械弁、化学的に処理された生体材料を用いた生体弁、および死体から大動脈弁、肺動脈弁を採取し凍結保存されたホモグラフトのいずれかを使うにしても、貯水槽の弁交換の様にはいかない。心臓手術専門医・渡部剛によると≪全国の平均の手術成功率は97%で、30人に1人は死亡する≫とか。そりゃま、貯水槽の弁交換よりリスクは大きいが、豚の心臓弁を移植する生体弁なんてもんがあるだけでも豚さんに感謝せねば!で、どうなのかね、仙人は豚の心臓弁貰ってまで長生きしたいのかね?杞憂だって!そうだった、その前に沈黙し石灰化していた肺腺癌が活動を始め一件落着するか!
 12日
(土 )
  貯水槽弁工事、西畑
葡萄畑、コメリ、
横通パイプ19×1800:
6本、ワイアメッシュ2枚
足場スチール2mを2枚
灯油80リットル
、バイク屋
川村造園にきてもらって
弁2か所掘削するが原因不明
ポット栽培の棚造り
(307)
13096歩
9167m389Kca

扇山MW
死の秒読み態勢に入り足掻き続ける佐藤紅緑(洽六)を娘の愛子が淡々と克明に描く「血脈」中の最終章≪洽六の死≫。誰もが洽六の死を待っていた。黒田民子は看病の手伝いに来る度に、「未だかいな]といって入って来た。「脚にむくみがきたら早いというけどなあ」嘆くようにいった。「むくみはとっくに来てるわ」とシナがいった。「病人が駄目になる時は、部屋にある種の臭いがします」と看護婦がいった。「足が冷とうなって、なんぼ温めても冷たいまんまで温まらんのやて。そうしたら間もなくやといいまっせ」葉子がいい、立ち上がって洽六の布団の裾に手を入れに行った。戻ってきて、「冷たいわ」といった。・・・今では女たちは遠慮を忘れて洽六の死の時期について予測し合い、指を折って死が彼の周辺をさまよい出してからの月日を数えては溜息をついた。これが死の現実。死の秒読み態勢にありながら死にそうで死なない洽六に倦み疲れ果てうんざりし、溜息をつく女たち。仙人が戯れている死とは死の概念に過ぎない。老いての死は臭く汚くただひたすらに醜い。  66歳で書き始め12年掛けて78歳で完結した「血脈」は各巻600ヘージ程で上中下で1800ページもの大作。≪父紅緑をルーツに、自身も含めハチローら異母兄弟および子孫たちに伝わる「佐藤家の荒ぶる血」を纏めた大河小説≫ 兎に角半端でない血脈は他人事として観る分には大いに愉快だが、作中人物にとっては地獄じゃ!
 11日
(金 )
  貯水槽、ナフコ
図書館

佐藤愛子
「血脈」下
桐野夏生「路上のX」
辻村深月
「かがみの狐城」
(奥庭蛇口チョロで散水
に支障。原因究明などで)
  
山トレ無し
横通パイプ19×1410S,12本
葱苗50、種:唐黍SH、オクラ
蔓ありモロッコ
貯水槽の清掃は実に大仕事
葱苗50本移植、
大根&青梗菜播種
オクラ、ほうれん草
の種水にうるかす。
10296歩
7207m350Kca
診療情報提供書 平成30年5月9日 紹介先医療機関名:国立国際医療研究センター病院 循環器内科担当医 先生侍史 紹介元医療機関名の住所及び名称:豊島区雑司ヶ谷3-3-17 鬼子母神診療所 医師氏名: 高岡和彦 患者氏名:坂原忠清 様 傷病名:①大動脈弁閉鎖不全(中等度から高度)、②不眠、便秘 紹介目的:①に関して御高診お願い申し上げます。既往症及び家族歴:既往症:30年前足が化膿してOPE、8年前アキレス腱のOPE 症状経過及び検査結果:平素より大変お世話になっております。生来健康でダイビングなどアクティビティの高い患者様です。普段は②で投薬しています。健診4にて心拡大・心雑音あり心エコーにて中等度から高度のARを認めました。現在、心不全症状は認めません。お手数ですが今後の治療方針など精査をお願い申し上げます。 普段のご様子:グアムにダイビングに行く。コスタリカのココ島が綺麗だった。ガラパゴスの近く。「混沌仙人」の管理者。若いころはヒマラヤに行った。70歳でダイビングの(に)転向した。フィリピンの人魚の出る島に行った。 血圧:128/78mmHg 心拍数:45 酸素飽和度:98% 心音整、心雑音あり。SEM+、呼吸音正常 現在の処方:モーラステープL40mg 10×14cm(7枚/袋)1日1回28日分 アローゼン顆粒1g分、就寝前30日分 ブロチゾラム錠0.25mg[日医工]1T分、就寝前30日分、ミオナール錠50mg3錠分3、毎食後30日分 ゲンタシン軟膏0.1%(10g/本)1本1日2回使用 強力ポステリザン(軟膏)(2g/本)30本  ≪2ページの報告書:心エコー検査 ドップラーは省略≫  末梢型肺癌又は肺野型肺癌と呼ばれる肺腺癌と診断され有明のがん研有明病院に通い経過観察となり、そろそろ発症のお呼びが掛かる頃かなと思っていたら、何と新たな強敵出現!肺の次は心臓と来た。よりによって最強の肺と心臓を敵に回すとは、さすが仙人!と云っても敵が勝手にやって来ただけだから流石の意味が解らんぜや。で、どうしたって!心臓肥大を40年前から数人の医師に指摘されたが、心拍数が45/分と平均値より15も低いのでスポーツ心臓でしょうと云われ続けてきたが昨日、大動脈弁閉鎖不全(中等度から高度)との診断が下された。どうも左心室から大動脈に送り出される血液が、大動脈弁の経年劣化により機能不全で逆流し、焦った左心室が逆流した血液を送り出そうと肥大、拡張していとか。その結果、高血圧、心拍数の上昇が生じるが、スポーツ心臓であるが故に、どうもその症状は抑えられているらしい。クェーサーの距離を知る赤方変移を測定したりするドップラー効果がエコー検査で使われているので感激したが、そんな感激しているどころではない。何しろ中等度から高度の逆流を示しているのだから即、精査すべく紹介状を書いてもらった国立国際医療研究センター病院に向かうべきなのだが、仙人は相変わらずノホホーンとして、エコー画像に見とれている。超音波を左心室に当てると血液の流れが読めるのだから驚きである。超音波に対して向かって来る血液はドップラー効果で反射音波は短くなり青となり、反対に逆流して去っていく血液は赤方変移し、波長が延びて赤くなる。全く星(クェーサー)の距離測定と同じでは!大動脈弁から逆流して左心室に戻る自らの赤血球を観ながら、そうだったのか、お前が最近矢鱈と騒ぎ立てるのは、警告でもあったのか!と納得!このまま放っておくと左心室が過剰な使用に耐えきれなくなって、突然停止したりするとか!その一瞬は滅茶苦しいだろうけどそれさえ過ぎれば目出度く混沌回帰は実現するかな、なんぞと(たわむ)れている仙人。いよいよ仙人の残された時間も秒読み態勢か!いや分読み、とか云っちゃって10年も生き延びたら悪夢じゃ!  
目白トレ  3273歩、2291m、60kcal/1  9日、鬼子母神診療所(Dr高岡和彦) 心エコー超音波検査 結果:大動脈弁閉鎖不全(中等度から高度)  
 8日
(火 )
  葡萄畑、西畑
小倉山ZZ
昨日の草取りで収穫した
新じゃがの美味さに驚き!
クリームチーズの味
(306)
12254歩
8577m348Kca
冬の間、凍結しパイプ破裂の惧れがあるので、水源地からの谷水は滝として池に落とすだけにしておいた。暖かくなったので谷からの水を貯水槽に入れようと導水管弁を開いたが、タンクに水が入らない。調べたら石垣からタンクへ連なるパイプの接合部から激しく水が噴き出している。凍結膨張しパイプが割れたか、接合部が破損下のであろう。こりゃ施設した業者を呼んで直すしかないと思ったが、待てよ、そんな他力本願でどうする、自給自足を目指して生きてる仙人がそんなことでどうする!と俄水道工事人に変身し漏水部を調べたが、接合部は直径9cmもある大きなナットで締められていて、手持ち工具では緩められそうにない。プライヤーを最大限に開き噛ませたら何とかならぬかと悪戦苦闘。30分程かかってやっと緩められたが接合部は完全に離れ、再接合の術無し。しかしよく観ると真鍮で出来た≪爪付きリング≫がパイプに嵌っているでは!と云うことはホースロックナットを外してから、爪付きリングをパイプに深く差し込み再度ホースロックナットで締めれば接合されるのでは?その通りで目出度く谷の水はタンクに入ったが、数か月も導水してなかったので赤さびた真っ赤な水がドロドロとタンクに流れ込み、これじゃ飲料水は勿論、風呂にも使えない。そこでこの真っ赤な水を暫く流しっぱなしにして、タンク外に排水することに。此処で一難去ってまた一難。タンク内に水を入れるには水量検知フロートを下に押し続け、水量が下がった状態にするのだか、その状態で流れ落ちる赤い水をタンク外に排水するには、受水管と排水管を結ばねばならない。ホースを受水管に嵌め込んで排水管と繋げばいいのだが、手持ちのホースでは受水管と径が合わず、どう工夫しても排水管と繋げ荒れない。そこでホースを断念し、思い切って2ℓのペットボトルに穴を開けどうにか排水に成功。ヤッター!とこんな小さなことに大感激!しあわせだなー!
 7日
(月 )
 曇雨 葡萄畑、窯室、林檎畑
前庭、水道タンク
2階カリスト、イオ
(雨で音質撤去、出窓清掃
ポット鉢移動などで)
  
山トレ無し
太陽燈仮面撤去しテラスへ、
唐黍ポット播種、温室鉢庭へ
谷導水管修理(305)
10604歩
7422m303Kca
雨が降ると云うので早朝からフル回転で畑仕事。ポット播種した唐黍を6本林檎畑へ移植。えっ、何で6本かって!よく訊いてくれた。実は予定では100本以上のポット苗が移植される筈であったのに、発芽したのは僅か6本。2階のカリストの部屋を温室にして1カ月も前から、水遣りも怠らず大切に育ててきた唐黍が発芽しないのだ。それ以前のポット播種ではかなり発芽しているので、発芽しない理由は唯1つ。太陽高度が高くなり温室出窓への陽当りが浅くなったことぐらいしか考えられない。で、大菩薩嶺へクライミングに行くときも、数十個も入れた重いポット籠を幾つもテラスへ運び充分陽に当て、夜は気温が下がるので登山後に再び温室に入れたり。考えられる限りケアしベストを尽くしたと断言できる。にも拘わらず僅か6本なんて許せない!と幾ら怒っても現実の6本は増えはしない。オクラでもポット栽培は大失敗だし落ち込むな!これから夏至にかけて益々太陽高度は高くなり、出窓温室への陽当りは浅くなるので、思い切って温室での栽培ポット数百個を外に出した。未だ未だ山荘では朝晩寒い日が続くので、外に出してしまえば発芽は期待出来ないが、そうなったら今年の夏野菜は諦めよう。現在外に出したポット栽培の籠は中庭に9個、奥庭に20個。1籠に約35鉢入っているので計1015鉢となるが、この半分でも発芽してくれればいいのだが!
 6日
(日)
  葡萄畑、奥庭
トマト支柱立て
里路散策Ru 
段ボールマルチ
唐黍ポット播種
ゴーヤー移植
(304)3
8365歩
5855m155Kca
≪施肥後は覆土すべし≫ こんな初心者にでも解ることが、長年苦しんできた原因だったことに気づいた仙人のショックは言い尽くせない。5日前に計18本も買い込んだ西瓜、メロンの苗が移植後も1本も枯れることなく生き生きとしているのだ。例年山荘の大地に馴染むまでに半数近くが枯れてしまい、その都度苗の買い足しをしては何とか西瓜を育ててきた。元肥として数か月前から有機肥料の鶏糞、石灰を鋤き込み移植に備えているが移植の直前に、甘さを確かなものにするため即効性の高い化成肥料14kを土に混ぜ、充分にスコップで撹拌し、西瓜の根に負担が掛からぬ様にしてから移植していた。充分に土を入れ混ぜ合わせれば覆土しなくても大地に馴染むと疑いもせず今まで移植してきたが、実はこれが枯死の原因だったのだ。ナフコの従業員の爺さんがさりげなく放った一言≪覆土せんと葉の縁が赤くなって枯れてしまうよ≫ そこで今回は充分に撹拌した穴に更に土を入れ移植してみたのだ。その結果が5日後の現在、1本の枯死も無し。果たしてこのまま育ってくれるか!
 5日
(土)
  大菩薩嶺雷岩 10時05分発→上日川峠10:55→
姫ノ湯沢→岩場→賽の河原→
介山荘→上日川峠14:50→
山荘着15時20分(303)3
16249歩
11374m、485Kca
夜明けの陽光を全身に浴びて恍惚の筋トレとストレッチを重ねていたら赤血球が叫ぶ!こんなにも光が溢れて誘っているのに、まさか今日一日中、畑仕事だけで終わろうと云うつもりじゃないんだろうね!その叫びを聞いた途端、総てが明瞭になった。確かに老化は日々着々と進行している。しかし仙人は安易にその打ち寄せる老化の波に乗り、扇山、小倉山でのトレーニングで疲れたふりをしては、うーん、何しろ老いてしまったからなと独り言ちてはヨロヨロと老衰を演じているのでは!そう気づいた瞬間目から鱗が落ち総てが明瞭になったのだ。先ずザイルを轆轤室の壁から外し、倉庫からハーネス、カラビナを取り出しザックに詰める。救急医療品、ヘッドランプ、ヤッケもザックに放り込み、仙人の大のお気に入り大菩薩嶺の岩場に向かう。標高750mの山荘から1600mの上日川峠まで上がると1カ月前の山荘の森が出現。山荘の森はすっかり葉が大きくなり、僅かに春の名残を留めているがもう、すっかり夏の装い。ところが上日川峠の森は未だやっと芽吹いた葉が、辺りを見回してはキョロキョロと光の暖かさを確かめている風情。更にお気に入りの標高2000m直下の岩場に向かうと、プチンと音を立てて今まさに芽吹かんとしている森に迎えられ、それだけで仙人は嬉しくて舞い上がってしまう。ザイルを取り出し久々の岩壁の感触を堪能。
 4日
(金)
  テラス、葡萄畑、
林檎 畑
扇山EW

テラススピーカー続デコレ
ポット栽培の唐黍移植
自生ゴーヤーポットへ移植
12390歩
8673m359Kca
華麗なる女王がやって来るのを待っている。ほんの僅かに緑の蕾が膨らみ、光を吸うごとに赤みを帯びやがて桃色の花弁がおずおずと姿を現す。それから大胆に大きく花弁を開き、太陽を花芯の最奥部まで受け入れ激しく謳う。謳い終わるやハラハラと花弁は散り、華麗なる女王は跡形も無く消え失せてしまう。桃色の花弁を見せてから消え去るまで華やいでいた仙人の心象は、緩やかに翳に覆われる。1年待たなければ再び逢うことは出来ない。果たして1年も待てるだろうか!いいや、待つより創り出すことが出来れば、いつでも逢うことは可能になる。華麗なる女王が謳ってくれた、あの激しい生の叫びを描いてみよう。赤血球を絵筆にしたら春の太陽を再現できるのでは!
目白トレ  3273歩、2291m、60kcal/1 
 1日
(火)
 快晴 葡萄畑、ナフコ
西瓜接木苗:大玉赤7、黄7
小玉赤1、黄1、メロン
(プリンス、サンライズ)2本
小倉山ZZ
  
最後の3畝ほうれん草収穫
施肥耕運機掛け、西瓜畑
黒マルチ穴開け施肥散水
西瓜(夏特急)、メロン移植
紅はるか10本仮植え
21298歩 14978730Kca
4日連続の美しい夜明け。5時45分、筋トレ、ストレッチを終え畑に飛び出すと高芝山の南西尾根下部から太陽が飛び出す。昨日張り渡した西瓜畑の黒ビニールマルチに1m間隔で苗植えの孔を開ける。巻き尺で計測しながら丸穴カッターをマルチに当てて回す。こんな便利な道具があるなんて知らなかったので、以前はカッターで切り裂いていたが、この薄い黒ビニールマルチはカッターでは切れない。直線に切る分には問題ないが、円形に切ろうとすると切り口が直線となって走り、やたらに大きな穴になってしまう。ホームセンターでこの道具を見出した時は感動したもんだ。そんな些細なことで感動なんて云うと大袈裟なと思うかもしれないが、黒ビニールマルチを使う度に苦しめられた者にしか解らぬ気持ち。こんなのも農家の人に教われば感動することもなく、はいそうですか便利ですねで終わってしまうだけのこと。しかしこんな風に一歩前進2歩後退しつつ畑と遊ぶのが贅沢なのだ。そのあと穴にスコップを差し込んで深さ30cmを目標に掘るが、マルチ以前に耕運機掛けをして土を柔らかくして有る筈なのに中々掘り進めない。18個の孔を掘るのに1時間以上掛かってしまった。孔に即効性の肥料を入れてたっぷり散水。後は西瓜苗を買ってきて移植すればいいのだが、例年移植が上手くいかず半分以上の苗を枯らしてしまい、追加購入を強いられている。さて今年はどうなるか?その後3畝のほうれん草を収穫し施肥、耕運機掛け。
5月累計207km、673m   総活動距離:830km852m    山トレ15日計回、 山トレ累計77回 

 2018年4月

月日 天気   活動場 活動記録   一言 メモ
 30日
(月)
  居間、中庭
葡萄,満月
里路散策Ru 
  ビア2次仕込み、ダイソン取付,
テラススピーカーデコレ(302)
薔薇 アーチ薔薇剪定、
西瓜畑段ボールマルチ
14255歩 9978m、486Kca
ポット栽培のオクラ40本程を西畑に移植したが、30本が枯れてしまった。ハイビスカスの仲間と思えない頑丈で大きな茎となるオクラも、ポット発芽から移植までは実に繊細で弱々しく細やかな配慮無しでは育たない。発芽さえすればグングン成長する唐黍は、4畝32本の内3本は完全に枯れた。甘さを目的に遺伝子組み換えされた1代交配種のスイートハミーを2年前から栽培しているが、発芽率が悪いので、ポット栽培してから移植と云う、面倒な方法をとっているのに移植後に枯れるとは悔しい!葡萄畑では昨年熟して落ちた種からゴーヤー、モロッコ、南瓜が発芽しているが、肝心のポット栽培では3週間前から発芽が全く観られない。一体どうゆうことなのか?そんなら葡萄畑のゴーヤーを掘り出してポットに移植し、暫く散水を続けて10cm程に成長したら葡萄畑の柵側に再移植してみるか。と根と土が分離しない様にスコップを深く差し込み慎重に掘り出したが、根から出ている髭根が短く土がボロボロ落ちてしまうでは!よし、今度こそと更に慎重に掘ったがまたまた失敗。そこで仙人はスカスカの脳味噌を叱咤激励し、≪おい、何とか良いアイディアを捻り出せ!≫と怒鳴りつける。≪そんなの簡単だ、掘る前にたっぷり散水して土を固めながら掘出せばいいのさ≫ とまたまた中庭のボン・シルバーめ出しゃばりゃがって。でもその通りにしたら根と土は離れず一夜を経てもゴーヤーはピンピン!
 29日
(日)
 快晴 居間、奥庭、
林檎畑、葡萄畑、
 P2峰、扇山NW 
連続の快晴を堪能(301)
カルサー草刈、テラスタップ
手直し、2Fトイレ防臭剤併用
西瓜畑黒ビニールマルチ

14392歩
10074m、483Kca
  
どうしたんだろう?一歩一歩急斜面を登り ながら、歓びが込み上げてくる。畑仕事で酷使した肉体がヘトヘトと音を立てて意志に迫る。動脈を疾駆する赤血球は4度にわたりゼネストを起し、完全に機能停止。意志はヘトヘトに引きずられて、ま、ほんじゃ本日は山トレ無しにして早々とテラスで野外音楽会といきますか!と仙人。そこで仙人はちょっとだけ1時間後の心象風景を覗いて観る。うーん、落ち込んで敗残者となった仙人がありありと浮かび上がるでは!ヘトヘトだからこそ一歩一歩の登りに新たな歓びが産まれると知っているのに、知らないふりをして逃げるな!扇山の山頂で夕陽を全身に浴び、光の美しさにライプニッツの公式が二重映しとなり、分母の3,5,7・・・がー、+を交互に繰り返し永劫に連なる。テラスにオーディオを設置して初めての野外音楽会で鳴り響くトランペット、3,5,7・・・と奇数を分母に打ち込んでいくピアノの音色、芽をふいた楓や夏椿に命を奏でるオーボエ。今まで開かれた山荘音楽会でも、決して聴くことの出来なかった妙なる多彩な音色の本流にうっとり!ヘトヘトに負けて扇山に登らず音楽会に臨んだら、きっと聴こえなかった音色なのだよと、ボン・シルバーが偉そうに云う。悔しいがボン・シルバーめ、いつも仙人の痛いところを衝きゃがる。
 28日
(土)
 快晴 奥庭、西畑、葡萄畑、
林檎畑
扇山EW 
オクラポット播種(300)
快晴の素晴らしい夜明けに
改めて感動!生命に感謝!
テラスで初コンサート
12728歩 8909m、318Kca
  
 そうだったのか!≪赤血球の叛乱を捉えるボン・シルバー≫こそが大脳皮質に突如描かれた仙人の風景だったのだ。超越数となり白骨化した仙人を夢見つつ、如何にその心象風景をダニエルを真似て現すか!試行錯誤を続け、長い時間を掛けnに1を2を・・・代入し、ほんの僅かづつπに近づき仕上げた画像。仙人の究極の意図はその画像の提示にあったのだ!ライプニッツの公式が整数nの値を増すに従い見事にπに収束していく、その姿の美しさを春竜胆に教えてあげようとHPに載せたがn=3ではたと行き詰ってしまった。何度計算してもn=2の時の3.47に近づかず、2.90になって3.14から離れてしまうのだ。もはや小学生の計算すら出来なくなったかと混沌度の深さに自虐的な歓びさえ見出していたが、アルキメデスの正多角形から収束の意味を誤解していたことに気づき、自虐的な歓びは深まるばかり。π(円周)に内接する正多角形の外周はπより小さく、外接する外周は大きくなるとHPに載せたばかりなのに何チューこっちゃ!念のため引き算をしてみる。n=2の時の誤差は3.14-3.47=0.33、でありn=3の時の3.14-2.90=0.24で明らかにn=3の方がπに近づいている。解ってくれたかな春竜胆さん!各項が奇数の逆数である交項級数がπに収束する、つまり限りなくπ3.14159 26535 89793・・・に近づいていくのだが、n=3だけ数値がπより小さくなる。その誤差を計算すると3.14-2.90=0.24  n=2の時は3.14-3.47=0.33となる。これから明らかに n=2よりn=3の方がπに近づき収束していることが解る。 
 27日
(金)
  テラス、窯室、ナフコ
図書館、佐藤愛子
「血脈」中
ダニエル
「ぼくには数字が
風景にみえる」
辻村深月
「鍵のない夢を見る」
扇山EW
オーディオ設置、椅子修理
苗:金時20,鷹の爪4,大葉4
芝桜5移植、オクラ種仕込
12569歩 8798m、360Kca
 
なぜ突然、≪夜明けの血管を疾駆する赤血球≫が登場するのか、実は仙人は解っていなかった。昨夜ダニエルの「ぼくには数字が風景に見える」を読んでいて、そのことに気づき大いに仙人は狼狽えた。ダニエルに見えていた≪πの小数点以下20桁までの風景≫まで読み進め、これは仙人が見ていた超越数πの風景だったと知ったのだ。血管の断面が円を描き、πとなった円周が燦然と光を放ちπの内部で赤血球が叛乱し、その光を突き破り星々が産まれようとしている。紀元前250年アルキメデスはπの内部に多角形を描き、多角形の外周を計算し、πより小さな値を求め、次にπに外接する多角形の外周を求め、多角形の角数を増やし限りなくπに迫った。それから2199年後、1949年最初のコンピューター・Eniacは、光を突き破り星々となった。70時間で2037桁までπに迫り、Eniacが星になった瞬間と赤血球の叛乱は、同じ風景だったのだ。
テラスで音楽を愉しむには、居間のオーディオの音量を大きくしガラス戸を開かなばならない。音量を上げると音質が悪くなり、ガラス戸を開けると虫や蜻蛉蝶が部屋に侵入し夜になっても外に出ずそのまま住人になってしまう。蜻蛉や蝶なら許せるが、蚊や蚋なんぞは寝ている間に襲ってくるので、とても住人として認知する訳にはいかない。この問題を解決するにはテラスにオーディオを設置する以外に方法は無いと解っていたが、テラスの壁にスピーカーやアンプを取り付けるとなると完全防水せねばならない。そんな防水装置なんて市販されてはいない。そこで仙人はずーっと考え続け、やっとアイディアが浮かんだのである。MP3プレーヤーの防水にはチベットから持ってきた大きな密教仮面を使い、その前後左右に取り付けるスピーカーにはA4のファイルフォルダーを防水カバーにしたらどうか! 
    目白トレ   3273歩、2291m、60kcal/1   
 24日
(火)
  窯室、林檎畑、
葡萄畑、

扇山MW
枝豆ポット播種
散水、畝作り(299)
オクラポット苗移植32本
じゃが芋移植

12984歩 9088、314Kca
全畑、奥庭、中庭、前庭を草刈機で刈り、更に西畑、葡萄畑、林檎畑のほうれん草、ブロッコリーを引き抜いて収穫し、雑草を取り施肥し、耕運機掛けし更に散水をしたら完全にノックアウト。1日で此処まで畑仕事を熟(こな)したのは初めて!とてもご褒美の夕日を追っての山散歩に出かける余裕なく、風呂に飛び込んで汗を流してから間髪を入れず、グーンと冷やしたビアをゴックンゴックン!うめー!これだ、これこそが激しい労働の対価であり汗がビアの祝福を受け、生きる意味が鮮やかになる瞬間だ。収穫したほうれん草をたっぷり入れたグラタン、やや厚めのリブーロースを片面のみ軽く塩胡椒し、さっと表面だけを炙ったステーキ、オーブンで焼いた金目鯛、初鰹と平目の刺身、一足早く台湾から輸入した新鮮枝豆、蛸と檸檬スライスのカルパッチョ、これだけテーブルに並べると山荘テラスは5つ星レストランを超えて6つ星へ。6つ目の星は云うまでも無くテラス眼下に広がる春の命を謳う森の海。今夜から雨予報なので朝から畑仕事最優先で大活躍!
 23日
(月)
  林檎畑、
葡萄畑、奥庭
前庭、西畑
散水器取り付け&散水
ほうれん草,ブロッコリー
引き抜き、施肥耕運機掛け(298)
草刈機で全畑、庭)

13086歩 9160m、385Kca
(畑仕事終わらず)  
山トレ無し
歩けるようになったのかな?真夏日となり畑は沙漠の如く。 ポット栽培で発芽した唐黍、レタスなど移植したが、苗植えしたトマト、茄子、ピーマン、ブロッコリーと共に虫の息。 中腰作業が続き腰痛でヨロヨロ。夕刻トレーニングの扇山もヒマラヤを登るが如く! 一歩一歩が鉛の靴を履いているが如く重く、肉体に掛かった重力を意志の力で捥ぎ取り、次の一歩を勝ち取ることが如何に困難であるか!うーん、こりゃ正しくヒマラヤそのものじゃ! 毎日毎日、眼を皿のようにして探しているんだけど、 全く見つからない。 何処へ行ってしまったのか! 想いの深さが足りないのか!と、見つけるまでは どんなに畑仕事で疲れても、想いを込めて、 森を登って行こうと決意。でも見つからない。 見つけられない時の累積と共に、春竜胆が鮮やかになっていく。
良く知られた超越数には円周率πと自然対数の底eがあるが、ネイピア数とも呼ばれるeは理数系に興味ある人以外では馴染みが薄い。となると一般的に超越数といえば円周率πが登場することになる。≪どんな有理係数の代数方程式の解にもならないような複素数≫が超越数であるが、生活感に著しく乏しく、そもそも超越数なんぞと云う言葉すら余り知られていない。しかし円周率となれば小学生ですら知っていて、直径を1とした時の円周の長さで、約3.14だよ、と答えが返ってくるだろう。2次元の円を3次元空間で回転させると球が出来る。宇宙の星々が球でありその軌道は円や楕円などの2字曲線を描く。つまり円周率は宇宙の構造原理を示している超越数なのだと考えられなくはないか!となるとダニエルの言葉が理解できる。「πは僕にとって言葉にできないほど美しく、唯一無二のπだからです。」 さてネットサーフィンを続けているが、どうしてもダニエルの3000桁直前の誤りが見つからない。その代わり1位のル・チャオの記録が見つかった。6万7890桁まで24時間4秒掛けて暗唱し、その次の6万7891桁目の「0」を「5」と間違えてしまったと云う。ル・チャオの円周率の風景画に使われた6万7890個の点、線、色彩、文様、明暗は、宇宙そのものを正確に再現したが、その次の1つの赤血球が叛乱を起し、宇宙は終焉を告げた。
一位
ル・チャオ 
 

チャオ陸さんとのインタビュー
親切さんチャオ Lu 以下の質問 Pi 世界ランキング リスト。
 

 1. 67,890 場所を暗唱するどのくらいの期間がかかりましたか。
   円周率の 67,890th の場所に暗唱する 24 時間 4 秒かかった。
 2 あなたは、すべての改行を取るか。
   違います。GWR によって設定ルールに従って 2 つの数値の間の時間は 15 秒以上にする必要があります。昼食の時間がなかったので、私の朗読中にトイレに     は ありません。
 3. 数字を暗記する、どのくらいの期間かかりましたか。約 1 年間。
 4. 67,890 場所限り得たかもした時にいくつかの詳細を知るとは円周率 100,000 桁を持っているし、それらの 91,300 桁を暗唱するつもりだった。しかし、67,891th の桁を間違えた。「0」だ  ったが、「5」
は私の朗読です。その後、いくつかしばらくの間後挑戦を停止しました。
 5. あなたの朗読中にエラーを作ったの?Yes の場合、どのくらいですか?
   67,891th 桁を間違えた。それは 1 つだけです。
 6 すべてのこれらの数字を暗記するのに必殺技を使用するしましたか。
うん。 
   それは記憶の多くの伝統的な技術に基づいています。私はいくつかの改善を行った。私私のつたない英語のため英語でそ   れを説明するはむずかしい。中国語でいくつかの関係があります。私    はまだそれの特別な名前を与えていません。今私は完全にそれを説明する本を出版するつもり。本が終了する場合のよう私はあ   なたにコピーを送信することができます。しかし、私はそれが中    国語で書かれたと言って申し訳ありません。そして本の主な目的は数字上だけでなく、彼らの研究を効率的に暗記する方法を学生に教   えることです。

 7. あなたの最初の記録の試みを今回の前にしようとしたか。報道機関と国民の前で私の試みを取るの初めてだった。しかし、試みる前にクラスメートの前で数回を試みた。
 8、将来的にあなたの記録を破るつもりはありますか
    将来的に長いかもしれない試してみて、特にときは、誰かが私の記録を破るでしょう。しかし、所謂年私は私の研究と研究で忙しくなります。
   
 ありがとう。

6位
ダニエル
・タメット

Daniel Tammet

European and British Record Holder

date : 14 March 2004
accuracy : 22,514
time : 5 hr 9 min 24 sec


World

For rumours about a new world record please check the NEWS section

World Rank

Name

Country

Continent

Digits

Date

Notes

1

Lu, Chao

China

Asia

67890

20 Nov 2005

world record

2

Chahal, Krishan

India

Asia

43000

19 Jun 2006

details

3

Goto, Hiroyuki

Japan

Asia

42195

18 Feb 1995

World Record 1995-2006

4

Tomoyori, Hideaki

Japan

Asia

40000

10 Mar 1987

World Record 1987 - 1995

5

Mahadevan, Rajan

India

Asia

31811

05 Jul 1981

World Record 1981 – 1987

6

Tammet, Daniel

Great Britain

Europe

22514

14 Mar 2004

European/British Record

61

Yamauchi, Shotaro

Japan

Asia

785

16 Mar 2005

 
 22日
(日)
 快晴 化粧室、居間
林檎畑、西畑
扇山EW
スピーカー移動し設置
ビア1、2次同時仕込み
唐黍42本移植
ほうれん草引き抜き(297)s

13551歩 9485m、391Kca
2004年の円周率の日3月14日、オックスフォード科学史博物館で行われたチャリティーチャレンジ会場では、暗唱の数値が正しいか否かをチェックする審判員や多くの来場者が、予め準備して置いた数万桁まで記されたπの数値メモを観ながら、固唾をのんで見守っていたであろう。更に、ダニエルの暗唱をその場でコンピューターに打ち込みながら、コンピューターの計算結果と照合し判定していた筈である。その数百人、或いは数千人の誰もが3000桁目の直前の数字を、ダニエルが言い間違えたと気づかなかったのだろうか?後日誤りが指摘され記録が訂正されたとあるので、そのリンク先≪アーカイブされたコピー≫を辿ってみたが、ヒットした資料には6位Tammet, Daniel、22514、14 Mar 2004とあり、記録は訂正されていない。これではたと行き詰ってしまった。誤りを見つけたのは誰か、その誤は数字1つだけだったのか、超越数の描く風景に不協和音を齎した数は幾つだったのか?全身の細胞数約60兆個の1/3、20兆個の赤血球が疾駆し描く生命画に、致命的な誤りを与えたたった1つの赤血球が観える。どうしてだろうその赤血球はジュネーブの匂いが漂う。もう仙人の頭の中はぐるぐる鳴門の渦潮になって、超越数に吸い込まれていく。
 21日
(土)
 快晴 葡萄畑、前庭
曙光5時51分
唯うっとりと光の中
テラス初夕餉

扇山EW
レタスポット苗移植
ゲート照明の配線埋設(295)

11964歩 8374m300Kca
サヴァン症候群患者は感覚を担う左脳に障害があり、その結果、記憶、計算、芸術を司る右脳が発達し、1つの刺激が1つの感覚を呼び覚ますのではなく複数の感覚が連動して生じる共感覚と云われる現象に陥る。自閉症の10人に1人、脳損傷患者、知的障碍者の24人に1人とメモは続く。永劫に続く超越数を2万2514桁まで捉え1つの風景を描くことが出来るなら、発芽した上条の森の60兆の葉を1つ1つ数に置き換えれば、逆に風景が超越数に回帰するのではないか!その可能性を示唆するメモが最後に走り書きされていた。≪網膜は光信号を電気信号に変え脳の視覚野に送り、視覚野はその電気信号を色、形、奥行き、動きの特性に分解する。視覚野は数、色の情報処理の近くにあり混線を起こし易く、数を色に変換してしまうのでは!≫ であるなら逆に色を数に変換する場合も想定される。上条の森は60兆の葉を数に置き換え、明確で強固な個性と意志を持った超越数となって仙人に語り掛けてきたに違いない。と仙人は独り言ち妙に納得するのであった。
さてメモが発見されればネット検索は簡単。ダニエル・タメットはTVドキュメンタリー「ブレインマン」で扱われ世界で大反響、、「・・数字が風景・・」のタイトルも『ぼくには数字が風景に見える』と判明。更に≪円周率を22,514桁まで5時間以上かけて暗唱し、ヨーロッパ記録を樹立したと信じられてきたが、3000桁直前に誤りがあったため後日記録が訂正された≫とある。3000枚に達する直前に1枚だけ葉を間違えたのか、それは描かれた風景にどのような不協和音を齎したのか?先ずはその誤りを指摘した人物を探さねばと再びネットサーフィンの旅に出たが、ま、仙人の力量では探せないな!
 
 20日
(金)
 快晴 図書館,ナフコ
佐藤愛子
「血脈」上
中山七里
「悪徳の輪舞局」
扇山MW
苗:茄子5、トマト5
改良早生節成胡瓜種、

蒲公英群落刈
観葉植物ポトス
株分け移動
9502歩 6651m255Kca
発芽した上条の森が60兆の葉を細胞にして、人としての感性を発し仙人の心象にスーッと入り込み余りにも自然に語り掛けてくるので、一体そんな事が起こり得るのかと暫し思索。直ぐに浮かび上がって来たのがアスペルガーの記憶の方法との関連性。確か数字は各々の形態・色・手触り・感情を持っているとみなし、『・・・・数字が風景・・・・』とか云う本を書いていたアスペルガー症候群の外国人がいた。円周率を2万桁だったか数時間以上かけて暗唱し、ヨーロッパ記録を樹立したとか!決して繰り返すことのなく予測できない不規則な数が、永劫に続く超越数をその男は風景にして記憶してしまう。その男の超越数の1つ1つが森の1枚1枚の葉に突然変換されたのだ。1枚1枚手に取って仔細に見つめれば区別は出来るが、森の無数の葉はどれも同じようで永劫に続く超越数として仙人に語り掛けてきたのだろう。60兆枚の葉とその男が1つの風景として描いた2万桁の円周率が重なる。語り掛けて来る発芽した上条の森の声をもっとはっきり聴くには、その男を突き止めその男の声を聴かねば!確かその男の本を読みノートにメモをとっておいた筈。過去のメモノートを数冊引っ張り出して調べたが見当たらず。円周率を2万桁まで覚えた男なのでネットで検索すれば直ぐ見つかると先週から、連日パソコンと睨めっこ。で、本日までヒットせず、改めてネットサーフィンも出来ない仙人に呆れ返り、何度も男の検索を断念しかけた。が、悔しい!メモした記憶は間違いないので絶対に本箱の何処かに紛れ込んでいると、4度目の捜索隊を派遣。どうだ!2007年10月12日(金)の13番目のメモにあったぞ。≪ダニエル・タメット(アスペルガー症候群、サヴァン症候群、非凡な才能と脳の発達障害、2万2514桁、10か国語) 午前11時05分に暗唱を始め夕刻16時15分まで5時間09分掛けて円周率の2万2514桁を述べた。「πは僕にとって言葉にできないほど美しく、唯一無二のπだからです。」・・・≫などのメモがそこには記されていた。
目白トレ 3273歩、2291m、60kcal/1 
 17日
(火)
  奥庭イオ、
カリスト(温室利用)
小倉山ZZ
オクラポット播種
灯油タンク給油
ほうれん草畑施肥(294)
11296歩
7907、380Kca
≪米ニューヨーク・コロンビア大学(Columbia University)の研究チームが米科学誌セル・ステムセル(Cell Stem Cell)に発表した研究結果研では、14歳~79歳の28人の死亡直後の脳の解剖サンプルにおいて、海馬全体で神経細胞と血管の状態を調べたら、海馬において未成熟の神経細胞が数多く見つかり、79歳の人にもそれは見られたとのことです≫   (村上情報)
それならば現実に老人が喫緊の記憶をインプット出来ないのは何故なのか?
老人の海馬体では矢張り新生神経細胞は発生してないのでは!若し真実発生していたとしても、脳細胞の多くが養分を運搬する機能しか持っていない様に、 記憶の機能を持っていないのでは!と思っていたので、紹介してくれたサイトは大変役に立った。真逆の研究結果(nature)≪胎児から成人までの、59のヒトの海馬標本を用いて解析した結果、出生後早い時期には神経新生が起こり新たなニューロンの産生があるが、海馬での神経新生は、出生後数年の幼児期のうちに急速に低下し、13歳には停止することが明らかになりました。成人では新しいニューロンの産生を検出することはできなかったとのことです。・・・Alvarez-Buyllaたちは、動物でこれらのニューロンを標識するのに使用されてきたタンパク質が人間では同様に働かないことから、未成熟なニューロンの検出において過去の研究報告に誤りがあったのではないか、という考えを示している≫そうか研究報告そのものの誤りも考慮しなけらばならないのか! NHKの「人体の神秘」の中で山中伸弥が、「これからは薬として運動が処方されるでしょうね」 と述べていたが、基本的に人体にとって最良のヤクが運動であることは言うまでもない。生命は動き続けるもの、活動し続ける者にだけ、生きることを許す。 この当たり前の真実に最先端の医学がやっと気づき、運動実践を勧め始めようとしているなんて嗤ってしまった。さあ、鬱をぶっ飛ばす為にも畑や山で大いに汗しなくては!  
 16日
(月)
  林檎畑、葡萄畑
轆轤室横、コメリ

扇山EW
ほうれん草畑収穫
雑草取り、
(293)ラジオ屋根設置
ポット鉢、トマト苗
オクラ種購入
12472歩 8730361Kca
先週の6日金曜日のニュースに、「14~75歳の遺体の海馬を調べたら、新生神経細胞が老年期の海馬にも発見された」とあった。≪20世紀初頭のラモン・イ・カハール以来、ヒトの成人の脳では新たな神経細胞は形成されないと考えられてきたが、1990年代に神経幹細胞と新生神経細胞が成人の脳にも存在することが示され、成人で神経新生が起こる可能性も検討されている。ただし、その生理的意味はよく分かっていない≫(wikipedia) 成人でも新生神経細胞が存在することは38年前に示されてはいたが、75歳の老化した海馬体に見出されたとあっては大事件と、即ネットサーフィン開始。より正確で詳しい情報を求めてこの1週間、仙人なりに奮闘したのだが、ありゃ不思議?検索キーワードを次々変えて入力してもこのニュースにヒットしない。それどころか隅から隅まで1週間分の朝日新聞を読んだが該当記事無し。狐につままれた様で納得できない。まあ、せめてその研究発表した米国だったかの女史の名前でもメモして置けば、きっと詳細レポートに触れることが出来たのだろうが、それにしても、あれだけの大ニュースがTV報道だけで終わるなんてあり得ない。先々週から、短期記憶を重要度に応じて長期保存するため大脳皮質へ送る海馬体について、当HPで述べている。下段の資料も余りにもMP3と酷似するアスペルガー症候群との関連を考えようとコピーして置いたが、先ず老化した海馬体から見つけられた新生神経細胞の情報を見つけることが先決。
情報 アスペルガーは
MP3か!


MP3は音の聞こえ易さの違い
(周波数ごとの最小可聴値)や
大きな音が鳴った際に、
その直前直後や
近い周波数の小さな音が
聞こえにくくなる現象
(時間/周波数マスキング)等の人間の
聴覚心理を利用した圧縮を行い、
音楽ファイルをUSB,SDなどに
書き込むなら数百曲や
数千曲が収まり、
対応しているCD/DVDプレーヤー
などで再生可能。
「記憶を海馬から大脳新皮質へ移動する」という作業はかなりエネルギーを使う上に、脳の中の容量のうちかなりの部分を使うことになるため、定型発達の人は本当に大事な情報以外は大脳新皮質に記憶しないようになっています。記憶を海馬から大脳新皮質へ移動しなかった情報、これはよく言われるどうでもいい情報や知識にあたるものですが、これらは自然と忘れて行きます。ところが、アスペルガーの人の脳は海馬に一時的に保存した記憶を片っ端から大脳新皮質へ保存するという特徴を持っています。本当に感動した出来事も、すぐに忘れてしまっても問題ないどうでもいい出来事も区別することなく片っ端から大脳新皮質へ保存して記憶するため、どうでもいいことをよく覚えていて「記憶力がよい」と言われます。海馬から大脳新皮質へ情報を移動して長期記憶することは多大なエネルギーと脳の容量を使うにもかかわらず、アスペルガーの人はそれをたいした苦労もなく大量にこなせてしまえる理由として、目の前で起こったことを海馬に一時保存する際の方法が定型発達の人と違うからという点が指摘されています。定型発達の人は目の前で起こったことを自分の感情やエピソードと合わせて海馬に保存するのに対して、アスペルガーの人は事実だけを写真のように海馬に焼き付けてどんどん保存します。感情などの(アスペルガーにとっては)余計な情報を記憶せず、事実のみを記憶するのでそのぶん大量の事実を記憶できるのです。一時記憶をする海馬から長期記憶をする大脳新皮質へ移動する際、定型発達の人は「どの仕事でした経験か?」「どの旅行で見た景色か?」「どんな種類の体験か?」などという情報を合わせて「タグ付け」するようにして保存し長期記憶する傾向があります。一方、アスペルガーの人は日付くらいしかタグ付けせずにどんどん保存します。そしてこれらの定型発達の人が大脳新皮質に保存する際につけた「どの仕事」「どの旅行」などの分類タグは、あとから記憶を思い出して話す際に使いますが、色々なタグからたどって絞り込んで思い出す作業も多くのエネルギーと時間を使います。そのため、長期記憶されている情報でも思い出すのには「え〜っと・・・」と時間がかかります。一方、アスペルガーは大脳新皮質に記憶を保存する際に写真のように事実そのものしか保存しない上に、思い出す際にもいきなりその情報を一発で指定して思い出すことができるので思い出す作業にあまりエネルギーがいりません。(アスペルガー神谷奏六)
 15日
(日)
 

居間、奥庭
里散策RdRr
ビア仕込み瓶詰め、&
一次仕込み
(292)
唐黍、ゴーヤー、モロッコ
南瓜、ポット播種
8292 5804m、153Kca
雨だ!こんなに真面目にどしゃばしゃと降るなんて随分久しぶりで嬉しくて、山荘畑の野菜達に成り代わって仙人は、雨を齎せた青森から台湾まで伸びる寒冷前線に感謝!が、畑仕事が出来ないとなると居間で出来るビア仕込みのチャンス。最低気温が20℃以上になれば、先週仕込んだビアを瓶詰めし床下収納に寝かせて2次醗酵させられるのだが、山荘の今日の最高気温は17、.5℃。夜には10℃を下回るだろうから保温なしの2次醗酵は無理。となると先週に引き続いてのビア1次醗酵仕込みと先週のビアの2次醗酵仕込みの同時進行は断念するしかない。と突然、天からの声。瓶詰めした2次醗酵ビアの上にベニヤ板を置いて、その上に1次醗酵の樽を載せ、瓶ビアと樽ビアを同時に保温したら!そうか、そんな簡単なことで難問は一気に解決してしまうのか!それならHPに載せた意味不明な文章も天の声が期待できるのでは! ≪動脈を疾走する赤血球の陰謀≫と≪森全体が60兆個の細胞として機能し、人としての感性を成しているでは!≫が実に明確に収まっているのに、その心象を言語に置き換えようとすると突然嘗てのベルリンの壁に行く手を阻まれてしまう。同じドイツ人であることは世界が認識しているのに、赤血球の陰謀と森全体の感性は高いコンクリの壁に隔てられ、壁を乗り越えんとする言語は次々と狙撃され、屍となって壁の下に累々。さてしかしベルリンの壁であるなら、28年後の1989年には東ドイツ政府の不用意な発表により解放されるのであるから、仙人も「ベルリンの壁を含む全ての国境検問所から出国が認められる、即刻」なんぞと、いつもの如く不用意に何か喚けば心象と言語はきっと壁を乗り越えられる。
 14日
(土)
  奥庭、林檎畑、
ナフコ
里路散策RuRu
ポット土作り、
小豆畑耕運機掛け
(291)
苗:トマト10、茄子10
芝桜10、バジル8
充電振動ドリル購入
15602 10921462Kca
恐る恐るヤクに手を出したのは3年前2015年12月12日、今回で291回目となる。当日の記録にはこう記されている。≪成功!極端に睡眠時間を削って活動量を増やし、思惟的にある種の極限状況を創り出せば、若しや血が騒ぐのでは!騒ぐ血を導く拡張工事を行うには今こそ絶好のチャンス≫ 「そんならちょっと苦いけど約1時間で血中濃度が最高値になり、半減期は約4時間のアモバンテ7.5mgが良いでしょう」と医者に勧められ呑んでみたら、大成功!その後、同じヤクばかりではまずいと何の根拠も無くゾルビデム、ソレントミン、ブロチゾラム等と渡り歩き、現在は効き目の薄い時はミオリラーク、ロキソプロフェン等を同時服用すている。しかし常習化すればヤク効果は薄れ、やがてもっと半減期の長いヤクに手を出すようになり、更に如何なるヤクも効かなくなり副作用に苦しめられる様になるのが墜ちである。と悩んでいたが椎名誠が朝日新聞のコラムで「もう40年も常用しヤク無しではいられない」と書いているでは!40年間と云えば、365日×40年=1万4600回ではないか!僅か291回で悩む何ぞお笑い。だいたい、早くくたばりたいと願ってる仙人が、ヤク効果の低下だの副作用だのを心配してどうすんじゃ!むしろヤク効果が低下したら2倍量を勝手に呑んでみるとか、大いに滅茶苦茶すれば、それだけ早くくたばれるかも!
 13日
(金)
 快晴 葡萄畑、図書館、ナフコ
佐藤愛子
「戦いすんで日が暮れて」
辻村深月
「東京會舘とわたし」
扇山EW
福生里会ポンプ火災保険
本年度契約来訪(市川)

苗移植:長茄子7、茄子5
ピーマン10
14246歩
9972、355Kca
咽返る命の飛沫に臓腑を抉られ、暫く車窓に釘付けになってしまった。決して動くことの無かった山並みがウルウルと盛り上がり波打ち流れ、実にダイナミックに春の大気を駆け巡るのだ。読書中の「90歳何がめでたい」、「神々の乱心」を放り出し、山並みの多様な命のグラデーションにただ唯ポカーンと見とれた。先週は緑の芽が小さすぎて眠りから覚めようかどうしようか戸惑っているような。≪うーん、ちょっと未だ早いかな、もう少し寝ているか!≫てな声が聴こえてきそうな。ところがどうだ、僅か1週間ですっかり眠気を吹き飛ばし、春の大気を食い尽くさんばかりに貪り、山並み同士が競い合って命そのものに覚醒しているでは!命に満ち満ちている中央線の車窓から放たれた精気に煽られ、仙人はすっかりご機嫌!よーし山だけでなく、春の海にも乗り出さねば!これから畑仕事や庭仕事が益々忙しくなると云うのに、何考えているのか!そう云えばこんな能天気なセリフを吐くときの仙人の心象は、救い難き混沌とした底知れぬ闇に覆われ、何処にも出口は見えず、ただ狼狽えていることが多いのだ。つまり咽返る命の飛沫に臓腑を抉られたのは、抉られることが仙人にはどうしても必要だったと云うことなのだろう。
目白トレ 3273歩、2291m、60kcal/1 
 10日
(火)
 快晴 葡萄畑
日の出6:01
上条山KK
ブロッコリー、ほうれん草
収獲、散水
(290)
子狸中庭に出現
10511歩
7357m232Kca
6時1分に待ち焦がれていた太陽が、最初の光を高芝山の稜線から放射した。閉じた瞼に動脈の赤血球を透過したプロミネンスが、バーミリオンの宇宙を描き出す。星々を背景にした胎児が両手の指を折って今まさに口に咥えんとする画像が、剥離された硝子体の画像と交わり指に刻まれた遥かな記憶を呼び覚ます。胎児は、剥離された硝子体から飛び出し母に抱かれる。小さな幼い指は乳房から離れた母の背に回され、より柔らかな乳房を求めてゆっくり背から胸へと蠢く。麓に達しそこから優しさに満たされ俄に張り出した乳房へと、ゆっくりゆっくり指を這わせる。重さも力もない小さな小さな指を、愛おしむように豊かな乳房が抱き込む。幼児の指は柔らかな脂肪組織に迎えられ、その柔らかな感触を愉しみながら初めて母と云う概念を指に刻む。更に乳房の丘を登り詰め色彩に深みを増した乳輪まで進み、小さな指は足踏みをするように乳房を押してみる。そうだった、しばらく前まではこうして乳輪の中央にある乳首を口に含み乳房に含まれる白い血液を呑んだのだった。親指と人差し指で乳首をそっとつまむ。少し硬いけど触れているだけで安らかな気持ちになる。次に人差し指と中指の間に乳首を滑り込ませ、2本の指をすり合わせる。指の間にこれほどまで敏感なセンサーが仕組まれていたことに気づき、幼児はそこにも母が居ることを知る。やがて乳首は他の指を巡り幼児に安寧と静謐を齎し眠りへと誘う。  広がるばかりで書けなかった≪ツァラトゥストラはかく語りき≫のコメントがやっと書けた。冒頭パイプオルガンの超低音8ヘルツを突き止めるまでに2日間掛かった。山に篭り真実を求め、狂ってしまったニーチェとそのニーチェを追って同じ山に篭って、交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』を作曲したシュトラウスの想い。心が引き裂かれるね。 この上なく美しく咲き誇りながら、誰にも観られずひっそりと佇む赤紫の花弁が呼ぶ。幽し雌蕊の匂いが春風に乗って東の森から流れて来る。バイクに乗って春風に向かって東の森に突き進む。最初に迎えてくれたのは花簪の大きな樹。上条谷を渡る手前にこんな大きな花簪があっただなんて、24年間も通い続けたのに知らなかった。つまり花簪が咲き乱れるこの時期に、上条の森を訪れたことが無かったということなのだ。春の訪れを告げる花の1つとして花簪を忘れる訳にはいかない。彼方此方で見かけられ、つい2、3年前までは小倉山の入り口にも咲いていた花簪も、姿を消してしまった。山々を駆け巡りながら何処かに咲いてはいまいかと探し続けていたが、とんと見当たらない。それが思いもかけず突然目の前に立ちはだかるように現れたのだから、嬉しいたら驚くやら!谷を渡ると次に現れたのは、山荘近辺の森では幻となりつつあるカタクリの群生。上条の西森は嘗てカタクリの森と呼ばれ、それは見事な群生が観られたのだがメガソーラー建設で、森はすっかり伐り払われ黒い不気味なパネルに覆い尽くされてしまった。以来、小倉山からも上条山からもカタクリは姿を消してしまったのだ。そのカタクリが十数株も昼下がりの陽射しを浴び、しょんぼり泣きそうな顔して咲いているでは!きっと乱開発された森の生き残りなのだろう。この地でもっともっと仲間を増やして、新たなカタクリの森になっておくれ!なんぞと呼びかけながら森に入り、3度目の驚き。見慣れたあの上条の森とは全く異なる感性が森全体に漲り、ヒタヒタと打ち寄せてくるのだ。底抜けに明るい冬の照葉樹林の森が一斉に、それはそれは小さな薄緑の芽を発し、冬の沈黙を一気に蹴破りさざめく。さざめきは森に満ち、森全体が60兆個の細胞として機能し、人としての感性を成しているでは!感性の扉にそっと指を滑り込ませ、指の内側で感性をなぞってみる。生命の樹液が迸り差し入れた指を解かす。指が第3の眼を得たように視覚を意識し、生命の樹液にベトベト熔解されつつ上条の森へ突き進む。第3の眼が目にした上条山稜線の三つ葉躑躅群落が、如何に幻想的な美しさに満ちていたか、とても仙人の筆力では表し得ない。
 9日
(月)
 
-0.3
林檎畑、西畑
P3峰TN
菜畑の菜引き抜き雑草取り
整地後施肥耕運機掛け
(289)
13493歩
9445、330Kca
昨日に続き山荘の最低気温はマイナス。ある程度寒さに強いブロッコリーやスナップエンドウ、ピーマン、サニーレタスの苗は、どうにか零下の寒さを耐えたようだが、トマト、茄子なんぞはかなりのダメージを受けたらしく、最早ピンと立つことは出来ず枯死を目前に生きてる素振りを見せているだけ。今朝の最低気温は夜明けの4時52分、曙光が6時7分だったので太陽が出るまでのこの1時間15分間が苗の生死を決定する。最初の光が届けば、地温はグングン上昇し昨夕たっぷり散水して置いた濡れた大地が熱を帯び、単なる土塊から生命を孕む生き生きとした子宮へと目覚めるのだ。この子宮とシンクロナイズすべく、カーテンを全開し寝室を太陽の光で満たす。光に向かって瞼を閉じると昨日の夜明けと同じ、歓びを爆発させるプロミネンスが動脈の流れに載ってやって来る。静かにプロミネンスに身を委ねているだけで、生命そのものにプログラムされた悦びが見え隠れする。
 8日
(日)
 
-1
林檎畑、奥庭、葡萄畑
コメリ
扇山EW
人参ポット播種(288)6
ブロッコリー畑防鳥ネット撤去
10951歩
7665、312Kca
珍しく鳶が北の森にやってきて此処3週間程、ピーひょろぴーひょろ山荘上空を旋回している。この時期はノスリがいつもやってきて溜飲の下がるような見事な飛翔をお披露目するのだが、今年はどうしたものかと空を仰ぐと、実に大樂かに雄大な輪を描いて天空の支配者然として舞っているでは!やがて鳶は北の森に降りて囀り始めた。空はノスリに明け渡したがこの森はオイラのテリトリーだぞと言わんばかりの賢明な囀り。ほんじゃま、鳶にご挨拶でもしてくるかと、北の森から尾根を辿って扇山を目指す。1日たっぷり畑仕事をやった後の森の散歩、更に稜線歩きは極上のご褒美で、畑仕事で酷使した腰や肩、腕などの筋肉が解され、何ともいい気分!だったのだが、どうも最近は畑仕事がきつくなってきて山歩きを愉しむには、速度を落としてゆっくり、ゆっくり登らねばならなくなってきた。となると早く登る為に集中していた意識が解放され、一歩一歩脚を上げる度に登っている歓びがじわじわと空いた意識に染みわたる。明るい西の広葉樹林帯に出てから再び植林帯にトラバースし大岩を過ぎて2番目の岩場を越えると、左の森に鮮やかな赤紫が夕陽を浴びて輝く。解放された意識が逸早く三つ葉躑躅の光を捉え、登る筋肉の歓びに極上のスパイスだと云わんばかりに振り掛ける。三つ葉躑躅の光は稜線に出ると更に増え、寡黙な早春の森に命の再来を高らかに宣言する。扇山の頂を囲むように、残照を浴びて咲き乱れる三つ葉躑躅の光が、肉体を貫いて謳う。
 7日
(土)
 
中畑、西畑
林檎畑、奥庭
扇山MW
ビア仕込み、雑草取り、
人参ポット播種(287)
11540歩
、8078332Kca
昨夜前線通過で2,3時間だがやっと僅かに雨が降った。今朝書斎から見下ろしたら随分久々に畑が黒々と嬉しそうに濡れていた。これで移植した苗も考え直して、生きてみようかななんぞと思ってはくれないだろうか!強力ソーラーライトKR-301(GWソーラー株1077円)、明るさ20lm(ルーメン)、2.6V、バッテリーNi-MH(ニッケル水素電池)単4,900mAh2個使用を、伐採したエゴノキ仮面に取り付けてみた。現在市販されているソーラーライトでは最も明るいらしいので試してみようと以前から思っていたが、何処に設置するか迷っているうちに数年立ってしまった。エゴノキ伐採は差し当たり木下に移植した芝桜と左右に植えた赤と白の花水木の陽当りを良くする為。しかしそれなら根元から伐採すべきだが、なぜ地上から2mの高さに伐ったのか?オブジェとして仮面の取り付けは考えていたが、潜在意識下に、強力ソーラーライトの設置場所があったのだと翌日気づいた。そこで早速取り付けてみたが、矢張り噂に違わず今までのソーラーライトとは段違いの明るさ。取り付けには例によって愉しい試行錯誤の繰り返しが続き、紆余曲折の結果、かなりしっかりと設置出来た。いっその事、仮面ももっと大きいログハウス仮面と交換しても面白いかな!
 6日
(金)
  葡萄畑、前庭、
奥庭,、D2、
図書館
扇山EW
苗:トマト10、茄子7、
ブロッコリー7移植、エゴノキ灯設置
松本清張「神々の乱心下巻
佐藤愛子「90歳何がめでたい」

11612 、8128、384Kca
トマト苗12本中10本枯死、茄子12本中7本、ブロッコリー更に12本追加しその内7本枯死。幸い前回12本中12本つまり100%枯死したスナップエンドウが、今回は12本中12本生きている。春苗移植は難しい。一番に挙げられるのは日中の寒暖差の激しさ。昨日も甲府での最高気温は27℃、この暑さでは朝たっぷり散水しても数時間でカラカラに乾き、根付きしてない苗何ぞ即枯れてしまう。ましておや朝の散水も無い状態では枯死は必然。で、その上標高の高い山荘では、朝晩は0℃位まで気温が下がり、夏野菜の苗なんぞ寒さで枯死。前線通過で今日明日と関東でも雨予報が出ているが、山梨での降雨は殆ど期待出来ない。先週は帰京後2日散水しなかっただけで、数十本の苗を枯死させてしまったので今回は昨夕戻り散水。しかし既に24本の苗が死んでしまったのだ。曇または雨の予報なのだが現在山荘は、雲間から燦々と夏の日差しが差し込み、書斎卓上の外気温計は33.7℃という恐ろしい気温を示している。これは気温計が陽を浴びているからで日陰はもっと低いのだが、それにしても4月初旬の早朝に33.7℃と云うのは尋常じゃない。    とまあ閑に任せて、ていうか閑そのものの頭の中で、≪回帰の抄≫は最終章のピリオドを、打ち損ねているのか! 
目白トレ 3273歩、2291m、60kcal/1 
 3日
(火)
  葡萄畑、前庭、
林檎畑

小倉山ZZ  
穴開きホース設置
(目から鱗、畑散水に穴開き
ホース使用で楽ちん)
前庭仮面設置(286)5
最後の段ボールマルチ
16953歩
11867584Kca
≪仙人20%死す≫ 遂に死んだか!と思わず叫ばずにいられぬ瞬間。半年の車検期限が4月22日までなのでタイア交換してから持って行こうと昨日ディーラーにランドヴェンチャー持参。新車は各部品の製造過程で生じる研磨による金属切削屑が、オイルに混入するので走行1千km以内にオイルチェンジする必要がある。現在794kmなので交換適齢期。エンジンオイルのタンクは5リットル程の大きさだが3リットルにして、循環力の負担を軽くする。ジャッキーで車を持ち上げ、オイルを抜き新たなオイルを入れ、電気系統をチェックし所定の検査終了。タイア空気圧は通常2~2.5気圧なのだか、ランドヴェンチャーは前輪が1.6気圧、後輪が1.8気圧と指定されているので微調整。昨日タイア交換したので念の為とボルトの占め具合を確認してもらった。固過ぎると緩める時に難儀するし、緩すぎると外れる恐れありと懸念したのだ。ところがだ、驚いたことに1輪5本×4輪=20本のボルトの内、な、ナ、何と4本ものボルトが緩んでいたのだ。4本と言えば全ボルトの20%、つまり仙人は20%死んだのだ。手で締めた後パイプスパナでの締めを忘れていたと云うことだが、これには流石に仙人も蒼くなった。記憶ではしっかりパイプスパナで締めていた筈。これは直近の記憶を海馬体が捉えて大脳皮質に送る以前の問題で、海馬体にすら行為が届いていないことを意味する。このままチェックせず走り続けたら、ボルトは急激に緩みタイアは走行中に突然外れ車は激突間違いなし。うーん、遂に此処まで老衰したか!仙人よ山荘活動に見放される前に先ず、車に別れを告げねばならぬ。未だ買ったばかりだが、このままでは早晩事故って人身事故を引き起こす可能性大につき車を捨てるべし。で、車を点検しているお爺さんを観るとどうみても80歳は越えている様子。訊いてみたらここ福田オートの2代目社長で、現在息子が3代目社長で操業70年になるとか。娘は嫁に行き2人の息子の1人は車を嫌って勤め人となり、長男・福田幸延と従業員2人と一緒に営業しているのだそうだ。車検扱い台数は700台と言うからそれだけでも7千万円以上、年商は2億円程になるのだろうか?此処まで会社を育てあげ息子に営業を任せ、忙しいときだけ趣味程度に整備手伝いをしているのかと、作業の様子を観ていた。運転免許証返納を勧められている年齢だが、車の運転は実にうまい。商売なのだから当たり前だが、この老前社長を前に仙人は老衰なんぞと贅沢なことは云ってられないとしみじみ実感!老衰と云った途端、それは逃げなのだ。其れを知っていて敢て「老衰」なんぞと戯ける仙人を許していいのか!なんぞと檄を飛ばしながら、福田オートを後にしたのだ。
 2日
(月)
  葡萄畑、
ディーラー、HCナフコ
前庭
(畑仕事終わらず)  
山トレ無し
6か月車検、オクラポット播種
白菜撤去施肥耕運機掛け
(285)5
エゴノキ伐採仮面設置、
苗:ピーマン12、
ブロッコリー5、芝桜5、
6998歩
4898、233Kca
交換タイアを2輪揃えて転がして運ぶのだが、転がせそうもない。ランドヴェンチャーのノーマルタイヤ保管場所をいつもの轆轤室横では無く、作陶場にしたので車庫まで転がすとなるとアップダウンが3か所あり、1個19kgもあるタイアを2個同時に転がすなんて出来ない。そこで一輪車を使うことにしたが、となると今度は倒木が道を塞ぎ、タイアを運ぶには倒木の伐採から始めねばならず畑、庭仕事が山積しているので焦る。焦ると事故る危険性が高まるので、良く云い聞かせながら恐ろしいチェーンソウでタイアロードを切り拓く。タイアを固定するボルトは5本あり、タイアそのものも大きいのでフェリオより面倒かなとジャッキーで上げてみると簡単。タイア径が大きい分持ち上げ高さも大きいが、フォイール位置をバルブに合わせる必要が無いので楽ちん。左右のタイアバランス調整にウエイトが3枚~7枚程付いているが、さてこれはいつものように無視するか!で、調べてみて吃驚!このウエイト、左右のタイアバランスかと思いきや、タイアそのもののバランス調整だったのだ。つまりタイアは真ん丸に見えるが実は上下左右に僅かづつブレていて、高速回転させるとそのブレが明確になり車がガタガタするとか。そこでフォイールにウエイトをつけて回転ブレを0にする。つまりタイアの左右バランスには関係なくタイアそのもののバランス調整だったのだ。そこで安心して左右前後を気にせずタイアを取り付けたのだが、実は走行後にはタイアバランスが変わるので交換時にはフォイールバランサーで測定した方がいいのだ。
 1日
(日)
   車庫、奥庭、
葡萄畑
扇山EW
タイア交換芝刈雑草取り施肥
散水、

唐黍ポット播種(284)6
17481歩
12236、408Kca  
林檎畑、葡萄畑、西畑の3か所に550kgの肥料を運び、古い肥料との入れ替えをする。林檎畑は肥料庫が無いので野ざらし。最下層の肥料は濡れて石灰、鶏糞などは固まり始めているので取り除き、新たに土台を築く。掘り返して平にし、石を敷き詰めその上にポット栽培で使うプラッスティック籠を載せ最下層の肥料が濡れないようにし、先ずはその上に購入してきた新しい肥料を積む。この入れ替えを3か所で行い、其のあと野菜苗48本を移植し、大根、蕪の種蒔をし散水。先週のスナップエンドウ12本は水不足で全滅、ブロッコリーは24本中生き残ったのは5本、強いサニーレタスさえも枯れて実に悲惨!如何に春の日差しが強烈であるか!帰京していた僅か3日間で此処まで酷い枯れ方をしたのは初めて。甲府盆地では連日夏日となり、最高気温が27℃まで上昇したのだから当然と云えば当然なのだが、未だ3月で冬タイアも交換出来ない季節に27℃はあり得ない。昨日は大慌てでトマト、茄子の苗を移植したが、この後降雪の可能性は充分あり、そうなったら苗は全滅間違いなし。 
4月累計193km、525m   総活動距離:623km179m    山トレ20計20回、 山トレ累計62回 

 

 2018年3月

月日 天気   活動場 活動記録   一言 メモ
31日
(土)
 肥料庫、HC、西畑、
葡萄畑

郵便局(丹下発送)
(畑仕事終わらず)
  
山トレ無し
、肥料買出し
鶏糞15kg×30袋、石灰20kg×4袋
化肥14k20kg、計550kg
豌豆苗12本、ブロッコリー苗12本
トマト苗12本、茄子苗12本
種:大根、蕪、芝桜10株
枯れた苗交換
(283)4
9837歩
6885、343Kca     
やはり感じてくれたかと嬉しい!同じ作品を読んで共感しあえると云うことは、 感性や思考回路が互いにどこかでしっかり繋がっていること。時間と空間に隔てられることによって益々鮮明になり、 意識下では常に共に活動していることに気づき、繋がりの深さに驚く。その意識下の活動をヴァーチャルから現実へと移し替える可能性が、 今なら未だあると、考えるだけで何とも贅沢な気分になる。隔てられた時間と空間の長さと広がりが無窮になる生命の特異点を目前に見据え、もしや真の贅沢とは特異点を超え現実を喪失した後にこそ実感出来るのではと思う。知的生命が遠い未来に肉体を捨て、主観と客観の境界を超え純粋に思弁的な原理を取り出し純水思惟に還るなら、思弁そのものに悦びを内在した贅沢があると示唆しているのでは!なんぞと昔齧ったヘーゲルの「カント哲学」についての断片を、徹底的に曲解して、仙人的思弁を加え意識下の活動を現実へと移し替える可能性を眺めて観る。実践や経験の累積として記憶があり、その記憶が歓びを生み出すなら歓びは極めて主観的であり到底、時間と空間を凌駕する思弁に至ることはあり得無い。土台記憶そのものが思弁と対極にあるのだから幾ら曲解とは言え、仙人的思弁では豊穣な記憶を純水思惟にまで高め、肉体を捨て去り思弁の世界に歓びを実現するのは不可能なのでは!にも拘らず現実的に歓びの記憶は、永劫の思弁となって仙人に豊穣な心象を齎すのだ。それこそが実は思弁の原理であり、主観と客観の同一性が実現した瞬間であると、フィヒテの体系の原理から導き出されるでは!嘗てこの主観と客観の同一性から数学こそ純粋思惟そのものではと、自らの着想に興奮したが、誰も耳を傾けない。そんなことはとっくの昔にきっと述べられているに違いないと調べたが資料は見当たらず。そのまま50年も放って置いたがふとネットで調べる気になって、純粋思惟と打ち込んでおっ魂消た。純粋思惟なんぞと云う言葉はヒットしないのだ。ネットサーフィンの結果どうにか探し当てたが、数学との関連に触れた文献は見当たらず。純粋思惟なる言葉そのものが既に死んでしまったのだ。繋がりの深さに驚き、その深さを推し量ろうとちょっとだけ齧ったヘーゲルなんぞを反芻したら、繋がりそのものが時間と空間を超え既に死んでしまった純粋思惟化を開始し、量として蓄積され構造を成し多様な空間を展開し変容し数式化の素振りさえみせ、既に仙人の中核に鎮座ましましていると気づく。ならば常に共に活動してる感覚は必然の理なのだ。そんな風に齧ったけど少しも美味くなかったヘーゲルなんぞの言葉に弄ばれ、せっせと畑を耕しながら今朝も仙人は混沌するのだ。
    目白トレ3日 3273歩、2291m、60kcal/1   
27日
(火)
 林檎畑
小倉山ZZ  
畝作り、ほうれん草、菜花
収穫
(282)5
18093歩
12665、492Kca    
早速今朝は山梨県下に霜注意報。しかし山荘の最低気温は3℃程だったので、移植した苗はいずれも無傷であったが、播種した大根、蕪、春菊の発芽は期待できない。3日続けて夜明けの日光浴。南太平洋の朝と見紛う強烈な日差しにストーブも不要。窓からの光が燦々と降り注ぎ居間の朝食も暖房無しで、とても3月とは思えぬ暖かさ。この歓びの中に、はっきり透視できる太陽と赤血球が潜んでいるのに捕まえられない。言葉に置き換えようとすればするほどピンピン飛び跳ねて、言葉が像を結ばない。松本清張(点と線、神々の乱心、砂の)、宮部みゆき(孤宿の人)、門井慶喜(銀河鉄道の父)を同時進行で読んでいるが、彼らの想像力と表現力には言葉の操り人としての天賦の才能が有るとしか思えぬ。仙人は現在瞼の内側で展開している画像を言葉に置き換えようとしているだけなのに、彼らは遥かに複雑な構造を言葉で練り上げていく。比較にならぬが、その置き換えを営々と続け時には数十冊の本にしてしまうのだから、唯々驚嘆!いつものようにバイクでゴミ出しを兼ねて小倉山へと思ったが、初夏の様な陽ざしに気を良くして山荘から歩いて小倉山へ。ゆっくり登ったにもかかわらず想定外の疲労に、近づく74歳を実感!日々のトレーニングを欠かさなければ体力は維持できるなんて幻想は、老化現象の実態を把握してないだけの無知そのもの。だからと言ってトレーニングを欠かしてはもっと悲惨な状況を迎えることは目に見えている。よーし、それならばトレーニング量をもっと増やしてやろうではないか!そんでもって想定外の疲労を想定内の疲労、更には想定以前の疲労にまで持っていってやろうでは!なんちゃって!言ってみるだけ。
26日
(月)
 奥庭、林檎畑
扇山MW
菜種、向日葵播種
雑草取り、施肥耕運機掛け
(281)5
農機具置き場コンクリ打ち
15192歩
10634、449Kca    
危険な賭けに出た。予報では今後1週間は4~5月並の気温が続くとの事。先週ポット播種したレタスも発芽し始めたし、駄目元だと思い切ってブロッコリー、絹さや、パセリの苗を買ってきて移植し更に大根、春菊、小蕪の種まで蒔いてしまった。3月に種蒔したのは初めてで、発芽しても霜が降りたり雪が降ったりしたら1晩で凍てついて死んでしまう。寒波が訪れ枯れてしまった畑に立ち尽くして「やはり止めて置けば良かったのに!」と嘆く仙人の姿が目に浮かぶ。しかし長期予報では、この暖かさがしばらく続きそのまま長く暑い夏に突入するとか。そうなると今度は暑い夏に耐えられなくなっていつもの夏野菜が育たなくなってしまう。となると夏野菜の仕込みを早めにせねば、収穫そのもののチャンスをうしなう。やはり危険な賭けに出るしかない。12連結パックから苗を取り出すのは意外に難しい。底を押し上げて根ごと取り出し移植するのだが、毛根がポットの底孔からはみ出し苗が取り出せない。無理すると苗と根が切れてしまい移植出来ない状態になってしまう。色々工夫したが最終的には、ポットの底部にカッターで切り込みを入れ、底孔まで切り裂くと取り出せることが分かった。説明書にはただ単に指で底を押すとしか書いてないが、一言カッターで切り込みを入れると書いてくれれば、購入者は大助かりなのだが!しかしこれで1つ知恵が着いた。こんな小さなことでも自ら見出した知恵は、実に嬉しいもんだ。
25日
(日)
快晴  奥庭、葡萄畑、
HC
扇山MW
苗・ブロッコリー24本、
スナップエンドウ12本
パセリ4本 播種・春菊、小蕪、大根
芝桜14株、
3分岐蛇口ニップル
(280)5
12109歩
8476、407Kca   
閉じた瞳に8分19秒の旅を終えた夜明けの光が突き刺さる。瞼を無数に走る毛細管が光に透過され、毛細管に流れる直径7µmマイクロメータ・千分の7ミリの赤血球と呼ばれる小さな太陽を水晶体に投影する。太陽の中心部で水素がヘリウムに変換される熱核融合によって、質量そのものがエネルギーに変わり大部分はガンマ線になる。電気を帯びた荷電粒子と衝突し吸収されたり、屈折させられたり、更に再放射したりしてガンマ線は、穏やかな電磁波になって数十万年の時を掛けて、ゆっくり太陽表面まで達して初めて光となて宇宙への旅を始める。その無数の光の一筋が8分19秒の飛翔を終えて、今この瞬間に閉じた仙人の瞼に突き刺さったんだ。数十万年を経て生まれた光と僅か74年の命が奇跡の邂逅を果たし、瞼の毛細管を流れる赤血球の画像を水晶体に再放射する。 水晶体で収斂された太陽は、剥離された硝子体の画像と渾然一体となり網膜で像を結び、視神経を通して脳に送られる。脳に映し出された太陽は刻々と変容しやがて木星と同様の大赤斑を伴う縞模様を描く。瞳を閉じる力を変えると大赤斑は剥離硝子体に重なり、鋭い三日月となって、血潮の海に浮遊する。もしやその浮遊する赤血球は119日前の12月1日に仙人の骨髄で産声を上げた造血幹細胞なのでは!となるとその赤血球に残された命はあと1日のみ。30万回も酸素を運びながら体内を駆け巡った赤血球は、自らの墓場である脾臓仁達し、待ち受けるマクロファージに捕捉・貪食され分解されてしまうのだ。その直前の119日目の夜明け、仙人の瞼に現れ8分19秒の旅人を待ち、老化し網膜から剥離した硝子体の破片とアンサンブルし、木星大赤斑の画像を描き出したのかも! 初めて剥離硝子体を閉じた瞳に見出した時、慌てて眼科に駆け込んだがあっさり一言。「老化による硝子体剥離ですね。誰でも年取ると生じる現象で、放って置けば気にならなくなりますよ」で終わり。治療無し。ゼリー状の硝子体は老化と共に液化し収縮する為、網膜から剥がれたり、隙間が出来たりして、目を閉じると剥離体や空間が浮かぶのだ。以来十数年この剥離硝子体の画像と付き合ってきたが、この画像が夜明けの光と共に歓びを運んでくるなんて驚き!赫奕たる血潮の海に漂い、命が謳い叫ぶ。この歓びは生理的な死を直近に意識した細胞たちにしか発することの出来ない、究極のメッセージなのであろう。 
24日
(土)

 奥庭、前庭、
葡萄畑、図書館

扇山MW
葡萄畑の杏枝打ち
芝桜34株移植
レタス12株移植(279)1
松本清張「点と線」
「神々の乱心
」ポトス、蔦鉢
12410歩
8687、421Kca  
2本の高鋏が故障し枝切が出来ない。単純な構造なのだが故障原因が掴めず新たに1本購入。剪断レバーを握っても枝切出来ないが、先端に鋸をセットすれば鋸としては使用できる。高鋏の先端は鋸刃を固定出来る仕様なので取り付けようとしたが、鋸刃を固定する蝶螺子の螺子溝が切られて無いので固定できない。不良品なので販売元のD2に持って行こうと考えたが、10年も前の購入だしD2販売員がその場で直せる技術を持っているとも思えないので、工夫に工夫を重ね2時間近くも掛かって何とか自分で固定。早速伸ばし伸ばしになっていた枝打ち開始。先ずは杏からと鋸刃を固定した高鋏を使ってみたが、柄が長すぎて伐れない。折角2時間も掛けて修理したのにガックリ。仕方なく普通の鋸で切断。夕刻5日ぶりに山トレに扇山へ。今年最初の檀香梅の開花を愉しみながら、再び森を歩けるようになった歓びを噛み締める。キックして始動しなくても翌日にはガソリンが巡り、必ず始動していたが先週はエンジン掛からず。バイク屋に帰京中にバッテリー交換と左のバックミラー取り付けを頼んでおいたが、降雪で山荘には登れぬと判断し修理してないとのこと。幸いエンジンが掛かったので、バイク屋まで飛ばし、去年転倒し壊れた左バックミラーを取り付ける。セルモーターがいかれてるのでバッテリー交換はせず。キック時には左ハンドルのブレーキをかけ、右アクセルを吹かしていたが、これでは掛からないとのこと。ブレーキもアクセルも操作せず、唯キックのみを続けネバ掛からないと初めて知った。 
23日
(金)
西畑、奥庭、池
2F洗面所
 
扇山MW
高鋏修理、杏枝打ち
池浚い、園芸液肥
ハイポネックス詰め(278)4
8521歩
5964、227Kca 
4日ぶりの蛋白質である牛ステーキの小片を恐る恐る口にし、何度も何度も噛み続け嚥下した。暫く胃の様子を伺っていたが、胃痛が始まる気配は無い。150g位なら食べられるかもと時間を掛けてゆっくりゆっくりビアと共に流し込む。今朝がたまでは肉や魚、野菜何ぞ見るだけで気持ち悪くなり、ビアもとてもお呼びではない状態であったが、遂に肉もビアも胃が受け付けられるようになった。失ってみて初めて食欲の在ることの歓びが、如何に大切であるか実感。4日間、具も入れぬソーメンか饂飩だけを食べていたので、次の段階はお粥か具を入れてぐつぐつ煮立てた雑炊かなと、チラリと考えはしたが、≪攻撃は最大の防御なり≫と例によって例の如く見当違いな引用句を引っ張り出して、いきなり牛肉とビア。牛肉とビアで弱った胃を攻撃してどうなるんじゃ!この愚か者め!しかしどうしたことか、胃の奴、痛みも訴えず粛々と牛肉とビアを受け入れたではないか!気を良くしてと云うか図に乗って夜明けから活動開始。予定では6時半までベッドに居て安静にしているつもりでいたが、5時から動き出してみると昨夜の牛肉とビア、スパが功を奏したか通常の70%程の稼働が可能と実感!よーし、これなら今日1日働くぞ! 
    目白トレ無し   ストレッチ、筋トレのみ  
19日
(月)
西畑、葡萄畑
カリスト
 
門井慶喜「銀河鉄道の父」
松本清張「砂の器」
畝作り、馬鈴薯植付穫
出窓に温室セット (277)
10405歩
7283、346Kca 
最後の2畝の白菜を収穫し施肥、耕運機掛けし更に昨日の耕作後の畑の畝作り。此処Ⅰ週間ほど4月から5月の暖かさが続いたので、ポット栽培の準備。篩、コロにする丸棒、バット、スコップ、ポット、枯葉等用意し、掘り出した土を篩で振るいポットの底に枯葉を敷いて振るった土を積める。70鉢ほど作りレタス、ピーマン、ゴーヤーの種を仕込む。昼間は5月並の気温になっても山荘の夜は零度前後まで冷えるので、発芽を促すには温室での保温は欠かせない。今朝は何年かぶりにカリストに長いテーブルをセットし、温室に改造。手間暇掛けても発芽せず、結局徒労に終わる可能性が大きいが、性懲りもなくへこたれずに黙々とやるのみ。久々に村上が来たので上条山から小倉山へと早春の山稜を逍遥。芽吹く前の生命の予感に満ち満ちた落葉樹の森は、饒舌な静寂そのものでちょっと耳を傾けると、うわーっと一斉に無数の声が騒めく。耳が痛い程シーンとしているのに煩いのだ。座禅峠で座禅草公園に下り始めると「小倉山迄行きませんか?」と村上が声を掛けて来る。上条山の急な岩場の下りで、上手く曲がらぬ脚に難儀しながらゆっくり降る姿を観ていただけに吃驚!そうかこれが最後の小倉山となるかも知れぬと云う思いが何処かに潜んでいて、お別れを告げたいのかも知れない。同時に少しでも長い登下降を繰り返すことによってリハビリに励み、これからも登り続けようとの決意を固めているのだろう。いずれにしても仙人にとって他人事ではない。山荘の庭の一部として捉えていた小倉山も扇山も、遥かに遠い登れぬ山となる日は近い。老衰し覚束無い足取りのまま岩場でスリップし転倒すれば、複雑骨折、脳挫傷に連なる負傷をしても何の不思議もない。その瞬間は明日どころか今かも知れない。問題は治療しても老化現象により機能が完全には復活しなくなること。こうして老いて尚、早春の山稜を逍遥出来ることの何と贅沢なことか! 午後になり急激に筋肉痛、胃痛、悪寒、頭痛、食欲不振に襲われダウン。ビアも呑まず、ミルクとフルーツと一緒に痛み止めのヤク等を呑み帰京。 
18日
(日)
西畑、葡萄畑
林檎畑、奥庭
上条山
小倉山KvKzZ
   
畝作り、白菜収穫
施肥、耕運機掛け
ポット播種(レタス、ピーマン
ゴーヤー)、枯葉集め
18018歩
12612、534Kca 
畑仕事の為にあるような日和になった。風もない3月とは思えぬ暖かな日差しで大地が招く。金曜日の夜に降った雨と暖かい陽光をたっぷり吸い込んで湿り気を帯びた畑は、満開の青紫の大犬の殖栗と赤紫の仏の座によって彩られ一面のお花畑。美しいのだがそのままにして愛でているわけにはいかない。先ずは西畑の冬枯れした、東側のサニーレタスを引き抜いて施肥と耕運機掛け。4.50cm程に育ってしまったまま凍てついて枯れてしまったが、サニーレタスは寒さに強いのでもしや春になってから根元から新芽が出てこぬかと期待していた。しかしマイナス10℃以下になる山荘の寒さに耐えられる筈もなく、完全に枯れている。ところが西側で育てていた場所に3cm程の高さで生き残っているサニーレタス発見!これは冬枯れした大きなレタスの根から発芽したのではなく、明らかに晩秋に発芽し大きくなる前に冬を迎え、そのまま越冬したもの。その横にもう1株生き残っているサニーレタスを見つけたが、こちらはもう虫の息で恐らく死んでしまうだろう。うーん、感動もんじゃ!と地中から宝石でも見つけ出したかのように仙人は大喜び。それから気合を入れて満開の青紫の大犬の殖栗と赤紫の仏の座との闘いを開始。西畑から中畑を通り葡萄畑のお花畑をやっつけ、更に林檎畑でも闘いを繰り広げ、夕刻までにお花畑を一掃。やったね!ご褒美に座禅草公園で今を盛りと、もこもこ頭を出した座禅草を観賞し小倉山へ。 
17日
(土)
西畑、葡萄畑
林檎畑
小倉山ZZ  
(276)
23111歩
161777873Kca 
小泉成器のSDD1810は中々の優れものなのだが、難点はat random機能がない事。この曲ちょっと飛ばしたいと云う時は1曲分は飛ばせるが、録音した順での再生しか出来ないので、同じシンガーやプレーヤーの曲が続く。それじゃ一度SDカードを引き抜いてリセットすれば、少なくても初期のプログラムに戻るのではと試みたが、どうもスイッチオフした箇所を記憶しているらしく、続きの曲が流れるでは!うーん、これが最大の難点だな、解決の方法は無いものか?待てよ、このラジカセにはSDカードとUSBメモリー双方のジャックが着いている。つまり双方で聴けるのだから2つ入れて置いて、異なる曲を聴きたいときは、SDとUSBのスイッチを切り替えればいいのでは!そこで早速ビッグカメラに出かけて探したら小さな1cm程のUSB発見!音入れし視聴してみたら切り替えも自由に出来るし、申し分無し。やったねー、諦めずに考え続けることにより拓かれる途もあるのだ。 
     目白トレ3日     
13日
(火)

西畑、奥庭,石卓
脱衣室
 
扇山EW
白菜収穫、石卓仮面直し
雑草取り(275)
天井掃除
11777歩
8243、275Kca  
風呂用のCDプレーヤーで入浴時に音楽を愉しんでいたが、トラブル続出でここ暫く音色無しでの入浴が続いていた。先ずCDを交換するのが面倒、それじゃFMでクラシックを聴けばと云うことになるが、実はこのCDプレーヤー、とんでもない電気喰いで停止して置いても電池は消耗し1週間ほどしか持たない。そこで完全停止する為、手間がかかるが聴き終わる度に電池を1本外す。プレーヤーは単2を4本使用してる。山荘では単3、単4の充電器はあるが単2はないので、単3を単2アダプターに入れて使用してる。この入れ替えが上手くいかず直ぐ電池が飛び出してしまい、入浴中の音楽は諦めていたのだ。しかしロジクールのスピーカーを風呂場ではなく脱衣室にセットすれば、いい音質でクラシックが愉しめるのでは!MP3で196枚のCDを入れたSDを使えば、CDの取り換え必要無しだし、音量もスピーカー、プレーヤー、更に風呂ドアの開閉度で調節出来るのでは!この発想が大当たり。あれやこれや工夫に工夫を重ね昨日完成。予想外の設置出来具合と音質に大満足じゃ! 
12日
(月)

西畑、奥庭
 P2峰扇山P2W 
馬鈴薯植付、果樹剪定
雑草取り、
施肥耕運機掛(274)爆発
14309歩
10016、385Kca  
ヤクを3倍、ブロチゾラム0.25mgとロキソプロヘン60mg、更にミオリラーク錠50mgと大判振る舞いをしたのでゴロン、バタン、キュー間違いなしと安心してベッドに入り読書開始。「ミレニアム5」を読み始めるとページを閉じることが出来なくなり他の本が読め無くなってしまうので、ブスアンガ島で上巻を読み終えたが下巻は敢て無視し、机上に放置。ヤクを3倍の大盤振る舞いした後なので、ちょっとだけと下巻を読み始めたのが運の月。眠りなんぞと云うものがこの世には在ったとは信じられない程、読書に熱中し気がついたら夜中過ぎ。それじゃ、ヤクを新たに追加する代わり「孤宿の人」でも読みながら眠りに入ろうとしたが、宮部の巧みな文章にぐいぐい引き込まれ、とても眠りの使者なんぞやって来る気配無し。夜中3時過ぎになって、このままでは明日の山荘活動に支障が出て、下手するとチェーンソウで手足切断とか大惨事をも引き起こしかねない。と本を閉じ眠る真似すること2時間。気がついたら未だ7時前だと云うのにカーテンを差し貫いて太陽が燦々。嬉しくなってカーテンを開いたら快晴のキャンバスに、真っ白な富士。いつも真っ白とつい表現してしまう雪富士も、実は黒々とした岩陰が少しは残っているのだが、今朝の雪富士は2日前の大雨が総て雪となったので、どっから何処まで真っ白け!うーん、偶に寝坊するのも悪くは無いぜと独り言ちたのである。 
11日
(日)
西畑、奥庭、
脱衣室

扇山EW 
馬鈴薯植付、果樹剪定鋏故障
雑草取り(273)
脱衣室にオーディオ設置

11186歩
7830、312Kca  
用意周到に選ばれた単語が考え抜かれた緻密なプロットに嵌め込まれ、穏和で優しく豊かな讃岐国丸海にやって来た不幸な少女「ほう」を語りだす。南町奉行矢部定謙を讒言により失脚させ、その後任として南町奉行となる鳥居 耀蔵がモデルとなった加賀様が、「孤宿の人」の中核で読者を引き込み牽引する。天保の改革を進める自分を裏切り、改革を挫折させた耀蔵を老中である水野忠邦は許さず、讃岐丸亀藩主京極高朗に預けた。この周知の史実に宮部みゆきの考え抜かれた緻密なプロットが重ねられ、「ほう」が語られていく。1ページ読むごとに巧みな表現と、その行間から滲み出る豊かな感性に唸ってしまう。読むに堪えなくて途中で放り出してしまった宮部作品は幾つもあり、当り外れの多い作家だがこの作品はイチャモンの付け様無し。 
10日
(土)
雪晴 イオ、奥庭
轆轤室冷凍庫
轆轤室小倉山ZZ
 
ストーブ修理、果樹剪定
チェーンソウ研磨(272)
12786歩
8950、355Kca  
雪だ!雪が降ればいつだって嬉しくなって子供に還れたのに、今朝は寒くて昏くて心が貧しくてただ哀しいだけ。HPに載せた魚を同定せねばと海水魚図鑑をログハウスに取りに行ったら、本棚の本が一部崩れていたので整理。ファイルや大型封筒にベトナムやモルジブ、エジプトなどの海の資料がギッシリ詰まっている。心象として深く刻み込まれたそれぞれの海は、いずれも色彩や文様、造形として残るが具体的な数字、名称は消えてしまう。例えば何時に何便に乗ったのか、部屋番号、担当メイドの名前。それらが記載されたタグや日程表やパンフレットは、決して思い出すことの出来ぬ記憶のインデックスとなることがある。でも実際は再び開かれることは無く、意味もない故人の膨大な塵の一部となって焼却されるだけ。ならばこんな霙の様な冷たい雪の朝に、思い切って放り出してやろう。余りの冷たさにほんの一瞬だけでも海の記憶を放出してくれるなら、それも良し。こうして今から山荘に降り積もった時の累積を、徐々に森に還してやらねば! 
目白トレ3日 
6日
(火)
曇晴 ワインセラー、
轆轤室、窯室
水源森
扇山MW
消煙調節版修理
チェーンソウ研磨(271)
水源森伐採
10503歩
7352、284Kca 
何故切断出来るのか考えもせず、ただその凄まじいまでの切断力に恐れ戦きながら使用していたチェーンソウ。恐ろしいまでの威力だが巨木を数本伐採すると切れ味は鈍くなり、やがて幾ら回転させても伐れなくなってしまう。以前は新品のチェーンを買いかえて取り付けていたが、チェーン1本で4千円近くするので何とか研ぐことは出来ないかと調べ、「研ぎ上手448」なる商品名のソーチェーン刃の研磨具を購入。説明書をじろり見詰めたが、とても面倒くさそうで2年ほど見向きもせず放置。先週の伐採でチェーンソウの切れ味が落ちたので、今度こそ逃げず真正面から取り組んでやれとソーチェーンを観たが、どれが刃なのか解らん。つまりこのチェーンソウはどうして巨木を伐り倒すことが出来るのか構造原理が解っていないのだ。最初に解ったのは1本のソーチェーンには右刃と左刃が交互に13個づつ着いていると云う驚きの事実。1mもの長いチェーン総てに刃が着いてると思っていたが、とんでもない僅か26個しかないのだ。右刃と左刃の間隔は35mm。半円の窪みの片側に刃があり、この刃を直径4mmの電動棒状鑢で30度の角度で前後させ、回転させながら研磨する仕組みと判明。2年間にわたり避けていた難問の1つが解けた歓び序に、もう1つの難問、陶芸窯の消煙調節版修理に着手。この高価な消煙調節版は炉内側と煙突側への火力の比を変え、還元焼をするときに使う。硬いのだが割れやすく2度も割ってしまったので、現在は還元焼は断念し酸化焼成のみ。酸化焼成で使っているうちに割れたままの消煙板に釉薬が垂れ落ち、凹凸が出来てしまい、消煙板がスリットから引き出せなくなってしまった。無理して引き出せば炉内の破損に繋がり、今日まで観て観ぬふり。チェーンソウの難問を片づけた勢いで何とかならぬかと消煙調節版を引き出し研磨機出釉薬の凹凸を削り、スリットに入れてみたら何とかなりそう。説明書では火入れの最初の2時間は消煙調節版を20cm引き出しその後0cm、つまり押し込むとなっている。そうなると消煙調節版の手前が割れているので長いドライバーか鉄棒で押し込まねば!
5日
(月)
曇雨 ワインセラー、轆轤室
窯室
小倉山ZZ(朝)
B4カードケースをラジカセ
の防水に取り付け、
セラー内部の配線を固定(270)
13083歩
9158、320Kca 
ラジカセの防水にアクリル板を考えていたが、それより硬質塩化ビニル樹脂のB4カードケースの方が良いのではと、書斎のクローゼットを探し出し取り付けてみたらピッタリ。取り付け後、午前中50%、午後80%の降雨予報を聞いて久々に朝トレで小倉山に向かう。戻ると山荘の北の森に4人の人影。2月10日に記した森の伐採人に違いないと急いで駆け付け話を聞いた。山火事防止と思い込んでいたが実は松喰虫を防ぐ為の伐採と聞いて納得。県の補助を受け甲州市が峡東森林組合に委託して行っている伐採で、現在90本程を処理したところとか。
コンクリート用のドリルの切れ味が悪く、力を籠めるとドリルを締めているドリルチャックが開いてしまい極めて危険。一定以上の力を加えると安全装置が作動しチャックが解除されてしまうのだろうが、そうなるとドリルが飛び出すことも考えられこれ以上の作業は無謀と判断。ラジカセの外部スイッチも必要なのでバイクに跨りドリルとスイッチを購入し、序にバイク屋まで飛ばし今月で切れる自賠責保険の手続きをし山荘に戻る。今度こそ切れ味抜群で能率が上がるかと思いきや、切れ味の悪さは変わらずガックリ!
4日
(日)
最高気温
23℃
で春を
超えて
初夏
ワインセラー、林檎畑
奥庭、パール商会
自賠責保険3年分納入
扇山MW
セラーにラジカセをセット
する工事の続き、果樹剪定
スイッチ、コンクリドリル
買出し
8720歩
6104、221Kca 
吐き出してしまったら暫くはスッキリ。空腹であれば最早吐き出すことも無く、透明になれる。 中村真一郎の様に白痴になる必要もない。文章の透明感は登場する単語たちの醸し出す存在を超えた濁り無き囁き。十六夜、月岡、早春賦、雪野原と雪の山脈、羊と鋼の森、田んぼの白鳥、 そして長いトンネル山荘に一歩一歩近づく足音だね。
コンクリ床と窯底との隙間は最大33cm、修復せねばならぬバーナー下の円型火口受には鉄の横板が渡してあり床から15cmしかない。肝心の補修箇所は床から僅か23cmしかない。、そこに潜り込んで補修材で穴や皹を塞ぐなんて作業が果たして可能なのか?33cmあれば何とか潜り込めることは確かめたが、その先の15cmの鉄板と補修箇所の23cmの隙間のはギブアップ!しかしやるっかないぞ!先週発注して置いたアルミナセメントが届いたので窯下にシートを敷いて潜り込み、作業開始。アルミナセメントをバーナーと火口受の隙間に押し込み、スプーンとバターナイフを水に付けて鏝として使い、しっかり塗り込む。以前に補修したアルミナセメントとの接着を促す為霧吹きしながらの作業。塗り方によっては簡単に剥離してしまうので神経戦となる。狭いので動きが取れず、潜った窯下の位置から補修出来る範囲は、120度位が限度。てことは窯の反対側から潜っても120度なのでバーナー下の円型火口受には、手の届かぬ120度が残ってしまう。さてこの部分をどうしたら補修出来るか?バターナイフの先にアルミナセメントを載せてデリケートな作業を続け、どうにか終了。さて次は西畑で音楽を愉しむためのFMラジオの設置。今まではその都度携帯ラジオを持ち込んで聴いていたが、山荘は盆地なので受信状態が悪く作業する位置によって雑音が入り聞くに堪えない。そこでセラーから電源を引いてアンテナも数mの長さに伸ばし、セラーの屋根下にラジカセプレーヤーを固定しようと以前から計画していた。が、設置するには問題点が幾つかあり、それらがクリアー出来るか?
3日
(土)
ワインセラー
窯室、西畑、林檎畑
扇山MW
窯のバーナー下の火漏れを
補修材で塞ぐ。畝作り、
段ボールマルチ
セラーにラジカセをセット(269)
8365歩
5855、222Kca 
そうして、おれは陽のあたる地獄の中の、夢ともうつつとも判らぬ時間のなかの彷徨に転落して行ったのだ・・・・・。」 ≪夢ともうつつとも判らぬ時間≫が電気ショック療法で失われた38歳の1年間の空白の記憶と絡み合い、新たな白痴状態の発作が中村真一郎を襲い『四重奏』最終楽章は終わったと感じたが、ザラザラとした違和感が残る。78歳、死の1年前に書き上げた「陽のあたる地獄」で描かれるカトリックの修道女となったジャンヌとの禁断の性交そのものが「陽のあたる地獄」だったのか!修道女となった実の娘をモデルにしたジャンヌが齎す白痴状態の発作は、新田瑛子を背景にした妻、娘、カトリック修道女への禁断を通奏低音にし、ジャンヌへのアナルセックスで引き金を引かれる。後ろ(デリエール)は許して!」・・・そうして、おれは彼女のその言葉に逆に指図されるような思いで、彼女の後部を差し貫いていた。39歳で妻・新田瑛子(文学座女優)を自殺で失い、精神を病み中村真一郎は電気ショック療法を受け、おそらく妻との壮絶な確執であっただろう1年間の記憶を失なう。禁断が、留まることなく移り変わる社会体制、構造から必然的に排出される倫理観でしかないと認識し、その倫理観に捉われながら禁断をスパイスにし生きる術を身に着けた中村真一郎にとって、死の1年前に還る場所が、果たして新たな白痴状態であったのだろうか!白痴となって失うことでしか還れないと中村真一郎が、悟ったとは到底思えない。ざらざらとした違和感の奥に潜む「陽のあたる地獄」の正体を暴かねば!なんぞと思い切って脱線し、中村真一郎を眺めて観るのも頗る愉快。さてさて肝心の仙人なんぞ、白痴にもなれず三途の川をウロウロ、うろうろ彷徨うだけで、何処にも還れないのでは!と山荘住人たちは申しております。ごもっとも、ごもっとも!
2日
(金)
満月
図書館
宮部みゆき
「孤宿の人」
金子薫
「双子は驢馬に跨って」
扇山EW
左膝痛で目白トレ6回のみ
「孤宿の人」は上手い!

18010歩 12606m、468Kca 
直径30cm以上ある赤松が北森の防獣柵に倒れ、コンクリート基礎で固められた金属支柱をへし曲げた。柵そのものが大きく歪み、その結果柵に取り付けられたゲートが強い張力を受け留め金が掛けられなくなってしまった。山トレーニングには欠かせないゲートであり早急に解決せねばと思いつつ、その作業の困難さを考えると二の足を踏んでしまう。やっと決意しチェーンソー、鉄の大槌、ザイルを引っ提げて倒木現場に向かう。山荘側から扇山へと鉄柵を潰して倒れているので、倒木上部から切り込みを入れれば柵から外せると考えていたが、倒木の梢は森の木に寄りかかっており、このまま切り込むと梢ではなく、切り込み部分が先に落ちると判明。そうなるとチェーンソーは切り込み部分に挟まれ、伐採途中で動かなくなってしまう。そこで切り込み部分が先に落ちないよう丸太1本で倒木を支えてみたが、切り込みの両端を支柱で支えないとチェーンソーが取られてしまう。大槌で丸太を打ち込み、倒木を支えている森の木を伐採し準備完了。切り込みを入れると梢側の支柱が動いてしまい、抑えながらの伐採となり極めて危険。少しづつ切り込んではチェーンソーが切り込みに取られてしまわぬか確認。やがてめりめりと恐ろしい音を響かせ、巨木が動き出す。慌ててチェーンソーを持ったまま逃げ出す。どうにか伐採には成功したものの、根元から柵に倒れ掛かった残りの巨木はどうしたら柵から外せるか?ザイルを掛けて引いてみたが、ビクとも動かない。再度切り込みを入れるしかないが、倒木先端は柵に掛かっているので切り込んだら、切り込みには下向きの力が加わりチェーンソーが挟まれてしまう。切り込み位置を少しづつ変えどうにか伐採でいたが、それでも柵に寄りかかっている巨木の重さは大したもんで、ザイルを掛けて引いても揺れるだけ。悪戦苦闘し巨木を大地に倒した時はヘトヘト。怪我も無く闘いを終えられたことを感謝せねば!
望遠レンズを三脚にセットし、小倉山と高芝山の稜線から出てくる満月を待機。マニュアルにして露出時間を変え撮ろうと試みたが、望遠レンズが重すぎて、三脚が安定せず。無理して嵌め込んだら、台座が割れてしまい望遠レンズを外しカメラ交換。どうにか数枚シャッターを切ったが、とても見られる画像にならず。
    目白トレ3日  3273歩、2291m、60kcal/1   
3月累計165km、557m   総活動距離:429km654m    山トレ16計16回、 山トレ累計42回 


2018年2月

月日 天気   活動場 活動記録   一言 メモ
27日
(火)
 窯室、西畑
北森、茗荷畑
前庭、奥庭タンク
扇山EW
熱勝(木下)(268)
炉心損傷修理開始、倒木伐採
茗荷畑雑草取り
灯油給油、蕗の薹採取

13783歩 9648、346Kca 
炉内に入るギリギリの大皿1枚、楕円体の小皿7枚、中鉢2個の素焼とカップ5個の楽焼をしたが、600度を超えたあたりで炉心の横から炎が漏れるのを発見!もしや800度まで上げることは出来ないかと、慌てて燃料を増やし送風口を大きく開いたら、あっという間に850度まで上昇。ヤバイ温度上がり過ぎと送油、送風を止めダンパーを閉じて煙突からの冷気を遮断する。で今朝窯出し。作品に異常はないし観たところ目立った炉の損傷は見つからなかったが、業者に来てもらって孔の開いた部分を特定し修理してもらおうかと熱勝に連絡。が、補修材を送ってもらって先ず自分で直せないかやってみることにした。楽焼釉薬粉末をCMCで直截カップに密着させて焼く、初めての試みは失敗!ここ数回、文字が書き易い230度で焼ける低温ペンで、カップに釉掛けしてみたが何とも味気ない。何とか楽焼釉薬を活かして綺麗に焼く方法はないのか!
あれ、変だな大地に立つと云うのはこんなにも難しかったっけ!最後の人参を収穫し雑草を取り、酸性化した土を中性化するため石灰を散布。 更に有機肥料である鶏糞を施し、汗びっしょりになって耕運機を掛け終わりハンドルから手を離した瞬間グラリ! 空を掴み損ねる。いや、空はそもそも掴めないのだから損ねたのではないと気づき、あいつめ、此処の処頻繁にお呼びの声をかけてくるがいよいよ来たかとニンマリ!≪いつでもやっておいで!≫ なんぞと相変わらず能天気に独り言ちてみるが、 実は活動したくても出来ない実情を理解してないだけ。
初期の音楽をモチーフにした作品は、意気込みに溢れ面白かったが、売れるもんだから量産体制に入り、警察ものなんぞを書き始めてからは 人間描写が疎かになり駄作を連発してる中山七里。 その延長線上にある「翼がなくても」にも期待を抱かず、昨夜読み始めた。陸上200m走でオリンピックを狙うアスリート市ノ瀬沙良が 交通事故で左脚を失うのだが、この場面が結構しっかり書き込まれていて引き込まれる。昨日まで空気を劈いて走って居たアスリートが突然左脚を失う苦しみは、≪空を掴み損ね≫て狼狽えるようなレベルではない。
 脚を失ってはいないがあの事故以来、村上も同じ哀しみに襲われているのだ。 こうして山荘で畑を耕し大地を耕し踏みしめ、春を待つことの出来る歓びを伝えてあげよう。例え≪空を掴み損ねる≫お呼びの声が混じっていても、脚が動かなくても、 大地を踏みしめるだけで歓びを心象にスケッチ出来るなら、未だ生きてみようではないか!
26日
(月)
 窯室、轆轤室、
西畑
扇山EW
素焼取り出し(267)
炉心損傷点検、人参収穫後
施肥耕運機掛け

12976歩 9083、379Kca 
ブロッコリーに防鳥ネットを掛けたら今度は、青梗菜、白菜、普段は食べないほうれん草にまで手を出し被害甚大。ありったけのネット、買い物籠を慌ててほうれん草畑に被せたが、それでも執拗に畑に舞い降り貴重な冬の野菜を啄むでは!もうこれ以上打つ手は考えられない。こうなったら発想の転換。≪そうさ、仙人は餌の不足する冬に、森の野鳥たちが餓えて死に絶えない様、畑の野菜をプレゼントしてやっているのさ!≫ そう思った途端、全く被害に遭っている野菜が気にならなくなったのだから、発想の転換とは実に大したもんだ。と仙人は独り言ちるのであった。最後の人参を収穫しようと掘ってみたら、どれも凍結解凍を繰り返したのでスカスカ。とても生では食べられないが煮物、下ろしにでもすれば使えなくはないかな? 
25日
(日)
 葡萄畑、轆轤室
P4峰TN
段ボールマルチ(266)
釉掛け、窯入れ素焼
防鳥ネットを掛ける

9928歩 6949、275Kca 
黒い影が空から落ちてきてドーン、ガラスが割れたのではと思わせる響きに仰天。黒い影に続いて3羽のヒヨドリが、山茶花から夏椿の木へと超高速で追撃戦を繰り広げる。これだったのかと風呂場の出窓から下を覗くと地に身を横たえ動かぬヒヨドリ1羽。あれ程の音を立てて風呂場のガラス窓に激突したのだから、即死ないしは虫の息で動くことは出来ないのだろう。風呂から出てヒヨドリに手を触れてみると、ピクリとも動かなかったヒヨドリが激しくもがき出すでは!しかし飛んだり歩いたりは出来ず、唯もがき続けるだけ。昨朝も餌台にやって来たジョウビタキを見つけるや否や、攻撃し追い払うヒヨドリを観て改めてヒヨドリの素早い攻撃性に驚いたが、仲間内でも追撃戦を行いミスを犯すこともあるのだ。そう云えば数年前、風呂場近くの前庭で動けなくなった無傷のヒヨドリを見つけ、なぜ飛ばずに此処に身を横たえているのか不思議に思ったことがあったが、これで謎が解けた。テリトリーを巡って追撃戦のさなか今回と同じように風呂場のガラス窓に激突し、外傷は負わなかったものの内蔵損傷か脳震盪を起し動けなかったのであろう。 
24日
(土)
 葡萄畑、轆轤室
扇山EW
ブロッコリの網掛け(265)
(ロジクール)Z150設置
防鳥ネットを掛ける

10151歩 7105m,343Kca
ヒヨドリ、ジョウビタキ、ツグミ、シロハラらしき鳥などが奥庭の餌台にやってきては、置いてあるオレンジを啄む山荘の冬の風物詩。望遠レンズをセットした一眼レフを構えてはパチリ、パチリと風物詩を記録しているが、窓ガラスを隔てて室内からカメラを構えていても敏感に動きを察知し、飛び立ってしまうので納得できる画像は撮れない。図々しく鈍感なヒヨドリの画像ばかりで最近は撮る気もせず、唯眺めているばかり。ところが、今朝はツグミ、シロハラと思しき鳥たちが現れ、餌台のオレンジを無視し奥庭の果樹下の土を啄ついている。啓蟄には未だ早いが昨日、今朝と暖かくなり虫が出てきたのかそれとも菜の花の新芽が出てきたのかと観察していたら、次々と飛び立ち葡萄畑へ降りて行くでは。降り立った場所を観るとありゃ、ブロッコリーの畑だ!20株ほどのブロッコリーが小さな実を着け、来月には収穫出来ると愉しみにしていたのに、大変だ!食事を中断し慌てて葡萄畑に降りて防鳥ネットを掛ける。しかし時既に遅し。実は食べられていないが、柔らかくておいしい葉は半分以上食べられて無残!悔しいな!昨年も林檎畑で育てたブロッコリーが酷い目に遭ったので、今年は葡萄棚に守られている葡萄畑にブロッコリーを植えたのに、これじゃ全くの徒労でしかなかった事になる。 
23日
(金)
 書斎、イオ
扇山MW
マルチメディアスピーカー
(ロジクール)Z200設置

1822歩 12614、472Kca  
新たな歓びとの出逢いに自ら驚き!≪老衰した肉体は困難や苦痛を避けるよう仕向けるらしい≫と先週述べたが、その結果に反逆し山トレ・ルートを長くしてみても、登高速度は極めてゆっくりにならざるを得ない。ゆっくり登ると当然ながら観賞の時間が長引き足元の枯葉の色や匂い、森の織りなす森閑とした空間、木漏れ日が描く光のデッサン、木々の擦れあう音色を運ぶ風などが、より鮮明に迫り、今まで観ることの出来なかった世界が展開するのだ。それだけでは新たな歓びとの出逢いには程遠い。ゆっくり登ると観賞の時間だけが単に長くなるだけではなく、その時間に思索や追憶が忍び込み、鮮明な3次元の森羅万象が時間軸を得て自在に時空を行き交い、思索が森羅万象の色彩や造形を奔放にディフォルメするでは!木漏れ日が描く光のデッサンを、のほほーんと見詰めていると、突然その光が3年前2015年8月4日の≪鋸歯状の鋭い北鎌尾根上に炸裂する赫奕たる光≫に変換され、決して再現される筈のない記憶そのものが現実と入れ替わるのだ。焦った!記憶と現実がディフォルメされ、記憶に封印されている歓びと荘厳な情感の津波が、オルガスムスの如く心象に打ち寄せる。山荘の奥庭のフォルムとしての扇山や山荘正面の借景として横たわる小倉山も、ゆっくり登ることによって、アルプスにも通い詰めたヒマラヤにも変換されるとは正に驚き! 
         
20日
(火)
 林檎畑,葡萄畑
上条山KvKz
目白野菜収穫(264)
17909歩 12535、475Kca 
全身全霊を尽くし時間を共有した記憶は、絶え間なく流れ森羅万象を消去する時の激流に在って尚、鮮やかな刻印を心象に刻む。24年目を迎えた山荘活動でその鮮やかな刻印を上げるなら、先ずログハウス建設を上げねばなるまい。2002年12月から翌3月までの4か月間で数人の卒業生や仲間と共に作り上げたログハウス。素材の北欧の唐檜スプルースは、堅く緻密な樫や欅に比べると朽ち易いので年2回オイルステンを塗って、腐朽を防がねばならない。年2回はとても出来ないので、せめて1年か2年に1度くらいは塗らねばと努力してきたお陰で16年を経た今日、どうにか腐朽は抑えられているが、どうしても危険過ぎて塗れないで放置された部分がある。雨を諸に受ける北側の切妻は、長い梯子で無いと届かない上に梯子を置く大地が斜面で極めて不安定。その為16年間もメンテナンスされずきっと既に腐朽が進み、板材の交換が必要になっているに違いない。長い2連梯子を買ったのでやろうと決意さえすれば、出来なくはないと先週からログハウスのオイルステン塗り開始。不安定な長い梯子が左右に倒れないようにロープで固定し、塗料缶と刷毛を持って確保ロープ無しで恐る恐る塗り始める。塗料を浸み込ませた刷毛を上に向けると当然ながら、刷毛から塗料が流れ落ち、ゴム手を伝わりコートやセーターの袖に流れ込む。ゴーグルを掛けて眼だけは保護しているが、まさかセーターにまで流れ込むとは想定外。この塗料クレオトップは腐食防止を目的とする化学製品で、人体への警告が缶に表記されている。「薬品アレルギー、蕁麻疹,被れ、気管支喘息が生じる恐れあり妊婦は要注意。吸入、付着を防ぐ為、ゴーグル、保護手袋、保護服、マスク着用し触れたりした場合は医師の診断を」なんぞと脅し文句がズラリ。そんなことは解ってはいる。しかしそれだからと云って放って置けば朽ちるだけのログハウスを、黙って観棄てる訳にはj行かない。これが最後のログへの呼びかけだ。≪今までありがとう!これからは残念ながらもう朽ちるに任せるしかない≫ 
19日
(月)
書斎,,ログテラス、
中山七里
「翼がなくても」
「逃亡刑事」

P3峰、P2峰、扇山
NW
ログ屋根切妻塗り
Sound Look SDD-1810
製造中止で2台購入
外部スピーカーはアンプが
必要と判明
(263)
11102歩 7906、235Kca 
直近の記憶がまるで何事もなかったかのように、真っ白に消去されている。いや、本当に何も無かったのでは!ならばと≪無い筈の記憶のアイデンティティを打ち消す事実≫を探し求める。「邪の家系」を絶つため父の殺害を決意する『悪と仮面のルール』の文宏と、亀山郁夫の『ドストエフスキー 殺しの文学』で語られるカラマーゾフの3人の兄弟が重なり、これこそ中村文則の最高傑作と夢中になって読んだ記憶が、全く欠落している。殆ど中村文則の小説は読了しているのにこんな面白い優れた小説を読み落としていたのかと、先週から貪るようにして読み始め、巧みな心理描写や状況設定に引き込まれて居るうちに、文宏のその後が観えることに気づいたのだ。ストーリー展開からある程度予測出来るというその後では無く、もっと具体的に、知られていない地下室に父を閉じ込めて殺害しようと計画する文宏のその後が観えたのだ。ここで初めて≪無い筈の記憶のアイデンティティを打ち消す事実≫に思い当たったのである。狼狽え老衰の現実に唖然とするには、それと同様な事実が余りにも日常化されつつあり、唖然などお呼びではない。おやまー又かいなてな感じで寧ろ混沌仙人は、愉快に思っているのでは!
しかしこの≪無い筈の記憶のアイデンティティを打ち消す事実≫が出てこない場合、記憶は決して浮上することなくその時の時間は永遠に失われる。其れを強烈に実感しているからこそ乗りたくない飛行機に乗って態々≪人魚を求めて遥かなるディミパック島へのダイビング≫を決意したのだと不意に解った。こうすれば如何に記憶の消去が日常化されても、よもや人魚を追い求めた鮮烈な記憶までが奪われることはあるまいと、浅はかな混沌仙人は慮ったのだ。それは究極の老衰が如何なるものか予測も出来ない浅はかな混沌仙人の儚い悪足掻き。
18日
(日)
書斎,,ログテラス、
図書館,HC塗料購入
里道Ru
ログ上半部とテラス塗り (262)
11295歩 7906、376Kca   
 そうだったのか!姪に救われたね。それにしても時を無為にせず、翻訳に取り組み続けているとは流石!驚きと同時にその意欲に感服。早速「行方不明の探検家」から読み始めた。序文DRの6行目を例えば≪どこよりも高いエヴレスト山頂に迫った2人の英雄に想いを馳せた≫なんて変えたら読み易いかななんて感じながら読んでる。相変わらず日本語になってない部分が多くて読み難いが、以前の訳本と較べると随分読み易くなった。しかしそれよりも英文でしか読めなかった本が、和文で読めるようになった意義の方が遥かに大きい。以前の「エクアドルの山」にしても、エクアドルの山を目指す日本人にとっては貴重。さてこの大量の訳本をどうする?①このまま出版社に持ち込んでも相手にされないだろうけれど、駄目元で持ち込んでみたら?②出版を断念するなら、思い切ってネットで公開する。これは既にPCに入って居るのだろうから、即実行できる。当隊の記録も少しづつHPに載せる試みを始めているが、膨大で先は長く老い先は短い。次回の訳本を愉しみにしている。
17日
(土)
書斎,,ログテラス
扇山EW
ログテラス玄関、屋根
ログ下半部のオイルステン塗り替え、
段ボールマルチ
(261)
7664歩 5364、201Kca  
そこで、最も根本的な問題、何故人魚の下半身は魚なのかについて考えたら心象スケッチと言葉が繋がった。上半身魚で下半身人間の逆ではグロテスクで美を実現できないからあり得ない。美女の足首だけに鰭を着けて人魚にしても、それはただ単に美女のシュノーケラーでしかな。やはり形態としては下半身が魚しかありえない。下半身が魚になると美は損なわれないどころか、魚の流線美が美の相乗効果を生み、古今東西の如何なる美女をも超越した美女が完成するでは!その美を獲得した代償として人魚は何を失ったか?云うまでもなく人間の下半身である。生命を生み出し退行した生命を混沌に還す命の根源を司る秘所。子宮と海が同一であるとの概念が支離滅裂と整合性の欠如に拍車を掛けたが、実はその概念こそ描かれねばならぬことであったのだ。子宮は哺乳類しかなく、魚類は卵子も精子も海に射出し受精卵を作る。海そのものが子宮であり、棲んでる世界であり宇宙である。その宇宙を体内に取り入れ子宮として哺乳類は新たな知的生命を生み出し、地球生命の頂点に立った。人類を超える次なる知的生命が、肉体に獲得した宇宙を肉体諸共投げ捨て、知のみを宇宙へ回帰させる試みを始めることは間違いないであろう。そこまで記さねば≪死に至る人魚伝説≫は意味が無い。 
16日
(金)
書斎
扇山MW
CD196枚を2枚のSDにコピー
12147歩
8502、286Kca 
何故人魚を観たり歌声を聴いたりした人々は死へといざなわれるのか、それだけを想い詰めて過ごした1週間であった。画像をHPにアップした瞬間にその答えは自明の理であった筈なのに、いざ言葉に置き換えてみたら、全く支離滅裂で整合性以前に文章として成立してないことにうんざり。確かに本人だけには、よーく解っている全く自明の理なのだ。それなのにその理を言葉に出来ない。こりゃ完全に老衰した脳味噌が筋肉と同じく困難や苦痛を避けるよう仕向け、敢て考えることをサボタージュしているのだ。 
    目白トレ3回   3273歩、2291m、60kcal/1    
13日
(火)
書斎、葡萄畑、西畑
鉄塔山TT1
ブスアンガDV編集、
目白野菜収穫
(260)
12548歩
8783、306Kca
「めっちゃ寒いし雪崩は起こるしラッセルは酷いし、冬のアルプスに行くなんて、どうゆう神経しとるんじゃ!」と呟いたとかで、雪の森は大騒ぎ。確かこの山荘が出来る頃の仙人の冬のセリフはこれとは真逆だったような。「うーん、冬は良いね、態々飛行機に乗ってヨーロッパアルプスやアンデス、ヒマラヤまで出かけなくても、厳しい雪山が日本にやって来るんだから、こんな嬉しいことはないぜ!」 そんなセリフをまき散らし雪の北アルプスに嬉々として通っていたのでは!積雪量が最も多くなり全く登山者の絶える3月なんぞ1週間から10日間も北アルプスを登り続け、4月の入学式に真っ黒に雪焼けした顔でのっそり現れる。担任として紹介された新入生が≪おいらの担任はどうやら黒人らしい≫と勘違いしたとかしないとか。ま、そのくらい冬のアルプスに惚れ込んでいた仙人が「冬のアルプスに行くなんて、どうゆう神経しとるんじゃ!」と雪の森を逍遥しながら呟いたと云うんだから、こりゃ大事件!そこで仙人は新たな発見をしたのだ。つまり筋肉も考え行動を決定すると云う事に気付いたらしい。エネルギーのぎっしり詰まった筋肉は、冬の北アルプスやアンデス、更にはヒマラヤへと困難な未知の世界へと精神を誘うが、老衰した肉体は困難や苦痛を避けるよう仕向けるらしい。それならと反逆を試み、ここ3日間の山荘トレーニングには長いルートを選び、雪森を堪能!
12日
(月)
書斎、葡萄畑
P2峰・扇山P2W
原始仙人槍持を歩かせ
更にPC原始原人の左腕
を動かし頭を搔かせるアニメ
作製 、柵際段ボールマルチ(259)
8794歩
6155、236Kca
根気よくセル画の槍だけを移動させ、どうにか折れた槍を表現したが、マークアップ言語であるhtml(HyperText Markup Language)の使い方が解らないので、総て原始的な切り貼り細工。htmはセルに直截絵を描くことの出来る筆なので、切り貼りなんぞせずに思うが儘自由に描けばいい。パソコンを始めた頃、何度かhtmの操作についての分厚い本を読んだが、基礎知識もないので全くチンプンカンプンでギブアップ。html無しで2作品目に右脚と左脚を交互に動かし歩いているアニメセルを創ろうと悪戦苦闘。原画は同じくインデックスで使用している槍持ち原始仙人。右脚の大きさにばらつきができてしまい、歩いていると脚の大きさが変わるので嗤ってしまう。酷い出来だがまーまー、初めての試みなので我慢してもらおう。3作目にPC原始仙人の左腕で頭を搔く場面を創るため、左腕のコピーを作ったが、元の左腕が上手く消せない。いつもなら背景を左腕の大きさに切り取って張り付けて消すのだが、インデックスの背景は白無地で切り取れない。仕方なく左腕をなぞり中に白を流し込むと云う、何とも信じられぬ野蛮な手法で処理したが、当然ながら結果は推して知るべし。
11日
(日)
書斎、葡萄畑
小倉山ZZ
3日かけて原始仙人アニメ作製
バイク試動、段ボールマルチ(258)
12337歩
8635、421Kca 
バッテリーが上がってしまっているのでセルモーターでは始動しないのは勿論だが、幾らキックしてもうんともすんとも云わないのは寒さだけでなく、乗って無い期間が長すぎたのだ。1度のキック回数を50回として時間を置き、6度キックしても始動しなかったが、今朝キックしたら1発で掛かった。これはどんな本にも記されていない事実で、時間さえ置けば必ず始動することに気づくまで5,6年以上かかったのだ。この調子でアニメソフト無しでも動画が出来るのではと、数年前から頭の中で試行錯誤していたが、いよいよ実行に移す。先ずは槍持ちの原始仙人の折れた槍から7枚のセル画を作成してみたが、酷い状態。原画を固定せずに1枚1枚を独自に作成したので、原始仙人が躍ってしまう。
10日
(土)
1階トイレ、 葡萄畑
2階鉢皿キャスター
中村真一郎「老木に花の」、
ダヴィド・ラーゲルクランツ
「ミレニアム5」
上下
カズオ・イシグロ
「遠いやまなみの光」
扇山
 
トイレ槽給水管のパッキンを
厚手に交換し水漏れ回避
SDに山荘のCD総てをコピー、
再度バイクで水道管カバーと
結束バンド購入に出かけ雪道に難儀
(257)
8245歩
5771280kca 
給水管の繋ぎ目から僅かに水漏れ。どうやら他の蛇口を捻り水を出した後、補水する為屋外の給水ポンプが稼働し水圧が高まると、継ぎ目から漏れ出すと判明。モンキースパナでゴムパッキンと締め付けるナットの微調整を繰り返したが、給水ポンプの水圧が掛かると継ぎ目に水が滲む。それどころか給水管を押したり引いたりと少し力を加えるだけで、継ぎ目から水が吹きだしたりするので、上下の給水管の長さが1ミリ前後不足しているか緩んでいるかのいずれかであろうと推測。それなら下側の薄手ゴムパッキンを上と同じ厚手パッキンに換えてみたらと閃く。屋外の給水ポンプを止めてパッキンを交換して、再度屋外の給水弁を開き、ポンプを稼動させてみたらぴたり水漏れが止まったでは!やはり推測したように僅か1ミリ程の給水管の長さ不足が原因だったのだ。おそらく前回の凍結で継ぎ目に強い力が加わり外れた時に、上下の給水管が緩んでしまったのであろう。しかしこの閃きが無かったら自ら修理は出来ず、水道業者に依頼するしか術は無かったと考えると、老衰した我が脳にも感謝せねば!そうそう、もう1つ凄いことが閃いたのだ。森への散歩に出かけ、累々とうち重なる伐採された枯大木を見詰めた途端、伐採の謎が一瞬にして解けたのである。チェーンソウを使っての大木の伐採が危険を伴う、如何に大変な作業であるか身に染みて解っている仙人にとって、態々枯れた大木を伐採する理由が解らなかった。放っておけば自然に腐り、森の大地に還り再び森を育てるのだから、敢て伐採する必要は無いのでは!森の彼方此方で連日伐採している大木は数百本になり、人件費だけでも馬鹿に出来ない。きっと重大な理由がある。とは思っていたが思い至らなかったのに、不意に閃いたのである。枯大木、冬、風とくればもう答えは出たようなもの。どうしてそんな簡単なことに気づかなかったのか不思議なくらい、理由は明白であった。枯れた大木は隣の木に倒れ掛かり、大地に崩れ落ちるまでには数年かかる。その間、冬が訪れる度にギコギコ風に煽られ、数百本の枯大木が摩擦熱を生じ山火事を企むのだ。枯葉の絨毯に覆われた冬の森が山火事に襲われたら、ひとたまりもない。山荘など数時間で跡形もなく消えてしまう。そうだったのだ!樵のおじさんに感謝せねば!
    目白トレ3回  3273歩、2291m、60kcal/1   
2月累計116km、956m   総活動距離:246km97m    山トレ14日計回、 山トレ累計26回 
仙人日記
  山荘トレーニング地図
山荘トレーニングは週末、夏休み、冬休み、春休みに実施。
平日は目白でトレーニング:
10階建マンションの階段を10往復(標高差計260m)


 2018年1月

月日 天気   活動場 活動記録   一言 メモ
29日
(月)
一階トイレ、廊下

再び大洪水で早朝から
大活躍!

8529歩 6670m、322Kca
風呂場のボイラー夢太朗とキッチンを結ぶ水道管は、距離が長く冷たい縁の下経由なのでセンサー付きのヒーターを巻き付けてある。他の室内水道管はヒーターが付いてないのでマイナス5℃以下になると凍結が始まる。特にトイレ、キッチン、化粧室に連なる水道管は無防備なのだ。何故もっと早く水道管の破裂に気付かなかったか!屋外貯水槽の弁を開いて最初のチェックで、トイレタンクのレバーを引いたら便器内にタンクの水が排水されたのだから、確かに水は流れていた筈。山荘を出る前の水抜きでトイレタンクは空になっているので、レバーを引いて排水されたと云うことは、屋外貯水槽とトイレタンクを結ぶ水道管は凍結していないことを意味する。しかし実は凍結していたが中心部にみ僅かに未凍結部分があり、屋外貯水槽の弁を開くことによって水圧が高まり、未凍結部分から水は流れはした。が、その流れによって未凍結部分が拡大される程暖かい水では無かったので、水圧は益々高まり遂に接合部が破裂したのだろう。トイレ以外でも破裂はしなかったが、どの蛇口も凍結を示す赤錆を吐き出したり断水したり、が2日後も続き風呂水など途中で完全に止まってしまった。教訓、一度流れたからと安心せず、数時間は各蛇口、1,2階のトイレなどをこまめに見回ること!完全に凍結を防ぐには、室内の水道管にも総てヒーターを着けるか、寒波襲来で―10℃が予想されるときは、山荘に滞在し建物を温め常に水を使い続け、建物内部の旧排水管の凍結を防止すること以外にない。
朝からまたまた大騒動。ぽったんぽったん、接合部から水が漏れているでは!もしやと心配して水道管接合部の真下に大きなビアジョッキーを置いておいたが、そこから溢れ出しトイレの床は、再び洪水。アリエネーと叫んでみても何にもなりはしない。屋外貯水槽の弁を閉めて、接合部を外して点検。厚めのゴムパッキンの下に割れ目の入った漏斗状の真鍮リングがあり、その下に薄手のゴムパッキンが下部の水道管の縁に乗るようになっている。螺子で締めることにより、上部の管の縁がこのゴムパッキンに喰い込み漏水を防ぐ仕組みになっていると判明。で、そのゴムパッキンの傷みが酷く交換しなければならないと解ったが、果たしてそんな専門的な細かい部品をホームセンターで売っているのだろうか?早速電話してみると、置いてはあるが同じものがあるかどうかは解らないと云う。接合部を外して破損部品持参で、合うものを探すしかないが、問題は雪と氷で閉ざされた山荘急坂路をランドヴェンチャーで往復できるかである。少し気温が上昇する午後ならまだしも、早朝のこの時間では急坂路はバリバリのつるつる。やるっかない!
28日
(日)
ー8,1
一階トイレ、廊下
キッチン、居間
里路Ru
居間、キッチン、廊下の
再ワックス掛け
13071 9149m、365Kca
テスト稼働から自動稼動への切り替えにも成功し、氷柱の下がっていたキッチンの蛇口からも、トイレのタンクからも水が流れ出しヤッターと大喜び!しかし縁の下や室内に配管された水道管が凍結していることは確かなので、管内の氷が完全に解け切るまで暫くは水の出は悪い。それは覚悟していたがまさか1階が大洪水に襲われるとは青天の霹靂!夕飯の支度をせねばと書斎から出て階段を降りると、階段下の廊下が川になっているでは!瞬間的には理解できず、一体いつから廊下が川になてしまったのかと不思議に思っただけ。次にスリッパを脱いで降りるべきか、靴下も脱ぐべきかとか迷い、脱いだら冷たいだろうとそのままジャブジャブ、川となった廊下を歩いて居間に出てみると、大変だ!広い居間全体が湖になっているでは!ここで初めてこれが山荘始まって以来の緊急事態であると気づいたのだ。キッチンも当然水浸し。出水源は何処だと蛇口のある浴室、トイレに飛び込むと、トイレタンクに接続する排水管の接合部から激しく水が噴き出しているでは!急いで外に飛び出し、屋外貯水槽のバルブを閉める。これで排水管から噴き出す水は止められたが、この排水管の修理に掛かる前に、この川と湖の排水をせねば!これだけ大量の水をどうやって排水すればいいのか?先ず雨靴に履き替え、水浸しになった居間の6枚、キッチン2枚、トイレ2枚のカーペットを脱水機に無理やり突っ込み、テラスに干す。次にありったけのバスタオルを出して、漏水源のトイレ床の水を吸わせる。全くの徒労で大量の水がそんなもんで取れるとは思えない。しかしモップなんぞで室外に掃き出そうにも窓枠の桟が、堰となって排水出来ない。効率は悪いが大量のバスタオルで時間をかけて拭き取るしか手はない。延々3時間、どうにか排水の目処が立ったので、水を噴き出した排水管を恐る恐る観察。トイレ貯水タンクと屋外貯水槽を繋ぐ接合部のパッキンが、凍結膨張により破損したのかと思ったら、そうではなく排水管そのものが外れている。屋外貯水槽からの給水は床から垂直に立ち上がり、途中でトイレ貯水タンクに接合しているので、この部分が外れると、当然ながら屋外貯水槽からの水が盛大に噴訊上げることになる。従ってトイレは単に水浸しになっただけでなく、本棚の本、多くの陶芸の壺、トイレットペーパーなんぞもびちょびちょ。陶芸の壺なんぞ中にたっぷり水が溜っている始末。そういえば、このトイレの水道管は以前にも寒波襲来で破裂し洪水事件を起こしたことがあった。同じ過ちを犯すなんて愚かであったとは思うが、勿論山荘を出る前は完全に水抜きはしている。しかし水道管内に残っている水までも抜くことは出来ない。が、打つ手がない訳では無い。屋外貯水槽の弁を開く前に凍結した水道管を温めておけばいいのだが、これはこれで大変時間がかかり、数時間の忍耐強い作業を甘受せねばならない。
27日
(土)
ー10,0を記録
一階トイレ、廊下
キッチン、居間
ストーブ下、TV下、電話下、
ピアノ下、居間の5枚のカーペット
キッチンの2枚のカーペット
総てが大洪水。

3時間かけて排水作業
大雪の降った後、連日記録的寒さが続いているので山荘急坂路の雪は全く解けず、表面は凍てつき最悪状態と予想。当然チェーン無しの車で登るなんてあり得ない。しかしランドヴェンチャーは4駆だけでなくもっと強力な4駆Lに切り替えることも出来るので、スタッドレスタイヤだけでも登れるかも!凍てついた急坂は途中で右に折れつつ登る部分が2か所あり、タイアが斜面に対して横向きになってしまう。こうなるとタイアは横滑りを始め、車はずるずると下方に向かいハンドル操作は出来なくなる。脱輪して溝に落ちてしまったら、いくら強力な4駆Lを操作しても脱出出来ない。脱輪を恐れて雪の無い安全な冬駐車場へ回るのが賢明。しかしランドヴェンチャーなら運転次第で登れるかも知れない。ここで逃げてしまったら、いつまで経ってもランドヴェンチャーの能力を試すチャンスは訪れない。4駆Lに切り替え慎重に凍てついた雪の急斜面に突っ込む。4つのタイアがしっかり雪と氷を捉える。よし、いいぞその調子。最大斜度の氷の轍に差し掛かると左車輪が数回空転したが、右車輪がグイグイと引き上げ、その後は僅かなスリップもなく急坂を通過。やったぜ!で、無事山荘に着いたのだが、新たな問題発生。水道バルブを開くと即ウィーンとモーターが鳴り始め、水抜きしておいたトイレタンクや夫々の蛇口に水が流れ、タンクが満たされる揚水ポンプの音が消える。ところが、バルブを開けてもうんともすんとも云わず沈黙したまま。ヤベー、揚水ポンプが凍り付いてしまったのだ。となると暖かくなって氷が融けるまで山荘では生活できないことになる。お湯を沸かして揚水ポンプや屋外タンクに掛けて、凍結を解くにしても、肝心の水が出ないのでは打つ手は無い。だいたい数百㍑もある凍てついた屋外タンクに湯なんぞを掛けたって、容易に解けるとは思えない。先ず揚水ポンプとタンクに掛けた防寒シートを剥がして、ポンプの自動稼動を解除しテスト稼働のスイッチを入れてみる。これで始動しなかったら、ポンプそのものが凍結による破損を受けているので専門業者に来てもらうしかない。勿論業者の車では山荘の凍り付いた急坂を登れないので、業者が来られるのは氷が融ける4月。となると山荘活動は3か月以上出来なくなる。緊張の一瞬、スイッチオン!ウィーンとモーター音が鳴ったでは!こうなりゃこっちのもん、
目白トレ4回  3273歩、2291m、60kcal/1 回目白
23日
(火)

晴曇
駐車場
小倉山ZZ
駐車場屋根の雪下ろし
(251)
16716歩
11701m、443Kca
小倉山で新雪のラッセルを堪能出来る自らの肉体に感謝!この新雪ラッセルが苦痛になってしまう日は、明日かも知れないと実感しているだけに歓びは一入。山から山荘に戻り、車を出すには昨夜立てた屋根の支柱が邪魔なので外そうとしたが、全くビクとも動かない。昨日の雪も半分以上融け、屋根の積雪は5,6cm程。大した量ではないと、高さ調整で三脚と屋根の間に乗せたブロックと風呂椅子を取ろうと、屋根の梁を肩で押し上げたが全く動く気配なく、無謀な試みと直感。雪の重みを嘗めていたと気付き即屋根の雪降ろしを決断。屋根材のポリカ波板が割れないように板を乗せ、その上に2mの金属足場板を渡し、雪掻き用のデッキブラシを持ってそろり屋根に乗る。屋根の傾斜は緩く水平に近いのだが、それでもポリカ波板上の雪は滑り易く、乗った途端ずるりと滑り出し極めて危険。長靴のゴム底を滑らないように、ポリカ波板に打ち付けた笠釘に載せないと立つことも出来ない。雪は水分を含みかなりの重さ。ゆっくりデッキブラシで落とすが、雪と共に落下しそうで、改めて雪降ろしの危険性を実感!やはり落下防止策として森の木に固定したザイルを腰に結んで作業するとか、手を打たねば。除雪後はビクとも動かなかった支柱は、嘘みたいに楽々と外れ、改めて雪の重さを知った。
22日
(月)

HC(コメリ、ナフコ
D2)、駐車場
里路Rd
灯油18㍑×5=90㍑
オイルステン、セメダイン購入 (250)
8132歩
5692m,278Kca
12時前から雪が降りだす。今日から冬型が強まるとの予報なので、暫く山荘への急坂は凍結が続き灯油の搬入が難しくなる。5つの灯油タンクをバイクに括りつけ先ずコメリに出向き軽トラを借りて90㍑の灯油を搬入。今は使っていないワイン用のタンクなので大分古く、キャップに皹が入っている。新たにキャップを買って交換したが、それでも灯油が漏るタンクもあり、タンクそのものが劣化しているのだろう。買い替えるべきかな。駐車場の長方形屋根は3隅だけで支えているので積雪には耐えられず、支えの無い入り口手前が落ち込む恐れがある。支えの無い屋根下に2mの脚立を立て、いつでも屋根に乗って雪下ろしが出来るよう車を移動。雪は牡丹雪のような俄雪ではなく、本格的に降り積もる細かい雪で、30分程で既に辺りは真っ白。こりゃヤバイことになりそう。
昨年ほたるの現れた6月下旬にオイルステン塗り替えしたので、未だ荒れてはいないかと思っていたが、良く観察するとガサガサにささくれ立ち皹も目立つ。そこで意を決して昨日、テラスのオイルステン塗り替えを始めたが、母屋テラスとログの玄関までで時間切れ。雪が積もるとテラスがたっぷり水分を含んでしまうので、その前にオイルステン塗り替えを終える予定、ではあったのだが、残念ながら間に合わなかった。
21日
(日)
葡萄畑
母屋テラス、
ログ玄関
扇山MW
柵際施肥マルチ
テラスのオイルステン塗り
(249)
8257歩
5779m,212Kca
ヘタヘタと音が聴こえてくるほど疲労困憊。昨年の柵際の段ボールマルチと黒ビニールマルチを剥がし、段ボールは焼却し、ビニールはゴミと再利用に分ける。更に雑草除去と穴掘り、施肥、新たな段ボールマルチと最も疲れる作業に着手。年間を通じて常に避けたい重労働の1つであり、この作業を如何に愉しんで遊びながらやるかが課題。昼頃から晴れ間が広がり、気温も春本番のような温かさでやる気満々。3時間ほど熱中し気がついたら、最早足腰はガクガク。とても山トレと云う訳にはいかず、里道の逍遥。里では蝋梅と柳の芽に遭遇。うーん、この厳寒期に春を予感し蠢く生命があるんだ!
20日
(土)

葡萄畑、林檎畑
里路Ru
柵際の雑草処理と
マルチ撤去、穴掘り開始(248)
17420歩
2194m,411Kca
1220kg(車+ストーブ等の廃棄物)-1170kg(車のみの重量)=50kg、50kg×20円(廃棄料金)=千円(環境センターに粗大ごみとして持ち込み支払った料金)、これを業者に頼むと旧ストーブ・日立KH-J90の取外し費用5500円、引き取り費用6500円で計1万2千円となる。更に新ストーブの設置まで自分で行うと設置費用11550円が節約できるが、結果として業者に頼まねば出来ぬ作業があったので、設置だけ依頼したのは正解。給排気筒を通す孔の直径がコロナより日立の方が僅かに小さくて、コロナの給排気筒給排気筒が壁孔に入らないのだ。この孔を大きくするにはコアと呼ばれる工具を使ってコア抜きをせねばならず、調べたら結構な代金≪大体コア抜きだけなら3万(かからないと思います)くらいですかね。レントゲンを撮ると20cm×20cm1枚12000円≫ 4万円もかかるのでは11550円で業者に頼んだ方が遥かに安い。設置図によるとコロナの給排気筒には85mmの孔を開けると記されているが、給排気筒の外形はどちらも55mmで同じ。コロナはスリーブと呼ばれる塩ビ管を給排気筒に被せて、壁孔に含まれる金属と絶縁し、給排気筒抜け検知用リード線が誤作動を起こさない様にしている。その日立には付いていないスリーブの厚みの分だけでなく、給排気筒の外径もコロナの方が大きいらしく、どうやっても壁孔に給排気筒が入らない。業者の持っているコアの直径は70mmとかで、孔を拡げるには斜めにコアを押し当て少しずつ壁を切り取るしかなく、これに1時間近くかかってしまった。この工具コアがあっても大変だったのだから、コアを所有してない仙人には出来ない作業だったのだ。総ての設定を終えて始動させてみると、実に快適!今まで22℃の設定でもやや寒かったがコロナでは20℃設定でも暖かく稼動音も静か。何より勝手に停止するようなことが無いので、一々スイッチングしなくても済むので楽。しかしこの快適さが当たり前になると、あの23年間も苦楽を共にしてきた日立KH-J90を懐かしく思ったりするのかも!
19日
(金)

居間,、西畑
図書館

扇山MW
居間天井西側のシャンデリア
接続端子の接触不良修理
雑草処理、焚火、ドーナツ枕出現!
中村文則
「悪と仮面のルール」
中村真一郎
「魂の暴力」、
「陽のあたる地獄」

中山七里セイレーンの懺悔」
「スタート」

11145 7801m,379Kca
蒼くなった。99%再び逢うことは出来ないと云う喪失の哀しみに襲われた。深く積もった落葉の急斜面の何処を探せば、あの膨大な記憶を秘めたTough4に巡り会えるのか!1年前の2016年12月、車で轢き潰してしまったオリンパスSZ-14の後を継いで接写に強い赤と黒のTough4が山荘の記憶を担って登場。今まで使って来たハンディーカメラの中では、最高の優れものでカメラの域を超えて、高潔な人格すら感じていた矢先の喪失。仙人が蒼くなるのも無理はない。林道をかなり下ってからベストの左ポッケに入れておいた筈のカメラがない事に気づく。何処でいつ落としたか心当たりは全くない。急斜面で落葉を利用してのグリセードをしながら下ったが、一度も転倒してないし、大きくバランスを崩してカメラを落とす様な態勢になった記憶もない。だが落とすとしたら落葉グリセードの時以外には考えられない。しかし鉄塔山の頂から鉄塔峠まで殆どグリセードで下って来たので、カメラを探すとなると大変な距離になる。その上深い落葉の海に落ちたとあれば、発見は絶望的。瞬間的にその2点が浮かび、99%再び逢うことは出来ないと云う喪失の哀しみに襲われたのだ。本当に物を超えた高潔な人格を感じていたならば、心からの追悼をせねばなるまい。広大な落葉の海で再び赤と黒のTough4に逢うことは決して無いと認識しつつ、それでも目を皿の様にして探し求めることこそ深い追悼となるのだ。そう思い夕暮れ迫る林道を登り返し、峠から鉄塔山への稜線を彷徨う。岩場の急斜面は膨大な落葉に覆われ、先ほど降りてきたばかりの痕跡すら残されていない。さて次はどちらに向かおうかと、右の森と左の岩場に目をやる。登りに使った右の森で落とすことは考えられないので、下降した左の岩場に出てみようと数歩を踏み出した途端、Tough4の赤いストラップだけが落葉の上に出ているでは!カメラ本体は枯葉の海に深く沈み込み、僅かに痕跡だけを示すストラップが波間に漂っている。あー、こんな奇跡的な邂逅が自らに起こるなんて信じられない。最近、喪失したものが、再び現れるなんて決してあり得ない状況が、続いていただけに幻なのではと赤い紐を見詰める。ストラップを引き上げ、赤と黒の愛おしいTough4を両手で包み込み≪再び逢えてよかった。もう二度と離さないよ≫と仙人は語り掛けたとか。 Tough4はきっとこう答えたに違いない。≪Never Let Me Go! ≫
18日
(木)
奥庭、駐車場
西畑、環境センター
鉄塔山TT1
昨日奥庭に放り出した
旧ストーブを部分的に解体し
使える部品をストック。
人参、大根収穫パン仕込み

粗大ごみ(ストーブ、給湯器、
PCプリンター、灯油タンク)
計50kgで千円

520760歩 14532m、574Kca  
今日の山荘工事は23年間山荘を暖め続けた日立大型FFストーブとの別れでもある。新たにコロナの最強寒冷地仕様の大型ストーブを設置するため業者来山荘。以前の日立と構造が異なるので、排気口の位置や排気筒の直径、更には給油管の結合等、1日で設置が終るかドキドキ。壁の穴を拡げたり、銅パイプと本体の給油管をゴム管で繋げたり。さて次に標高750mの山荘の薄い大気圧に合わせて、不完全燃焼を起こさぬよう燃焼レベルを調整し、スイッチオン。 点火しない。銅管の石油が抜かれ空気が入って居るので灯油が、本体に流れないのだろうとエア抜き、リセットボタンの点検と試行錯誤するが点かない。説明書を熟読すると再点火は本体内部が冷却されるまで点火出来ないとある。①電源プラグを抜いた。②運転ボタンを押し戻した。③おはようボタンを押した。これらの場合は暫く点火しないのだが、点かないので②を繰り返し、更にコンセントのタコ足配線の位置を変える為①を数回行ったので、点かないのは当然だったのだ。位置業者も高高度でのストーブ設置は初めてで、扱いに苦慮。業者と2人で無い知恵を出し合い、どうにか点火に成功した時は嬉しかった。明日は23年目のニューフェイスも新年会に加えてあげようではないか。
旧ストーブを解体し再利用出来る部品を外していたら、新ストーブには本体裏側のカバーがない事に気づき、早速旧ストーブのカバーを再利用。ビスで留めると本体に穴を開けねばならないので、差し当たり針金で固定。ストーブ裏側にはカーテンがあるので、このカバーがあると無いでは大違い。やってみるもんだ!
目白トレ2回  3273歩、2291m、60kcal/1 回目白
15日
(月)
駐車場
バイク2台テスト始動
P2峰、扇山
P2W
初めてのワックス塗り車
目白の書斎に無いので
ザック天蓋外チャックを
開いたら携帯出現。忘れては
居なかったのだ。ガックリ!
20525
7367m、300Kca  
問題は2つ。壁を貫く排気筒と外部灯油タンクに接続する給油管をストーブ本体から、どうやったら外せるのか?2回の小型のFFストーブでは何回も修理し、或る程度構造を把握しているので同じだろうと楽天的に構え解体に着手。2階の小型ストーブはタンク内蔵式だが、居間の大型は外部タンクなので給油管の接続がどうなっているか不明。先ず上部パネルを外し内部を覗いて観ると、給油管は壁側から本体の最奥部であるストーブ最前部に接続されているでは!これ外すことを考えたら最悪!給油管は銅パイプで4か所も屈曲部があり、2か所でナット締めになっていて、ナットを外してストーブを引き出しても、本体からは離れない。その前にストーブ本体を引き出すには、排気筒を本体から外さねばならぬが、どうやったらいいのか?若しや外気筒から外せるのでは?嵌め込みかと引いてみたがうんともすんとも。左に捩じってみて、この太い外気筒そのものが螺子式になっていることを思い出した。これで無事ストーブ本体と排気筒、給油管離脱に成功。
さて離脱に成功したが、今夜の暖房を考えると再び嵌め込まなくてはならぬ。給油管の銅パイプは折れやすいので再び複雑に折れ曲がったパイプを元に戻すにはデリケートな作業となる。折れてしまたら新品と付け変えねばならぬが、果たして業者が同じ物を用意しているか?・・・などなど考えて元に戻すことは断念。暖房は2階のカリストの移動できるコロナのFH-VX3616BYを居間に降ろして使えないかと試してみたら、こいつ中々の優れもの。高地での酸素不足に対応する≪高地補正装置≫が付いていて、標高500~1000mまでと1000~1500mの2段階の切り替えが出来る。暖房能力も抜群で、食卓に座っている限りこれ1台でもこの広い居間と闘えるでは!
14日
(日)
書斎、図書館
i居間
携帯電話目白に忘れ

小倉山ZZ
湊かなえ「物語のおわり」
カズオ・イシグロ「日の暮れた村」
コトナFF-10014-W届く
メーカー希望小売価格21万4千円
みてね価格12万3円、
代引き手数料1620円

日立KH-J90の取り外し

12300、8610、356kca  
「ドクター・デスの遺産」を読み終え、短編「日の暮れた村」も読了、更に「物語のおわり」まで読み始めたが、頭が冷え冷えと冴えて眠れない。布団から出ている頭が山荘の寒さに直撃され、このままじゃヤバいぜ!とか訴えているのだろうと、卓上の温度計を観たら外気温ー6.6度、室内2.0度さて床暖房でもつけて室温を上げるか、昨年のように毛のスキー帽でも被ってねるか!スキー帽は倉庫まで取りに行くのが面倒、床暖は原子力発電へのささやかな抗議を込めて使いたくないし。今夜はヤクに頼らず素面で眠る予定であったが、これじゃ夜明けまで悶々と寝返りを打ち続けることになりそう。、導眠剤のお世話になろうと、薬剤箱を漁る。アモバンテス7.5mgにするか、ルネスタ2mg、それともソルビデム10mg、いやいやいつものソレントミン0.25mgにしようかと夜中の逡巡。
23年間広い居間を暖め続けてきた大型FFストーブの日立KH-J90がご臨終真近。数回修理を依頼し何とか持ち堪えてきたが、今度こそは打つ手無し。8年前の正月に櫛形山に登って山荘に戻り寒さに震えながらストーブを点火すると、暫くして消えてしまうことに気づいた。即修理を依頼したが、最早FFストーブの生産は中止で部品も無く修理は出来ないとのこと。仕方なく消えるたびに点火を繰り返し、8年間も騙しだまし使ってきたが、3日前からエラー表示が2からⅠに代わり、消えるまでのインターバルが数分と極端に短くなり、室温を上げる前に消えてしまう。エラー表示2は温風ファンや吹き出し口が塞がれて過熱防止装置が作動し、安全装置が働く場合。しかし吹き出し口は塞がれていないので、過熱防止装置の故障、或いは対震自動消火装置の異常しか考えられない。装置を交換すれば解決するだろうが、部品が無いのでは再生は不可。そのエラー表示が1になったので調べてみたら、点火不具合で対処方法は再度の点火操作とある。確かにもう一度点火すれば即、点火するが数分どころか秒単位で消えてしまう。遂に決心し昨夜コロナのFF-10014-Wを送ってもらった。木造(戸建)26畳 コンクリート(集合)41畳 用の寒冷地仕様の大型FFストーブである。
目白トレ4回  3273歩、2291m、60kcal/1 回目白
9日
(火)

書斎、 目白野菜収穫発送(247)
10010歩
7007、352kca 
切の着いたところで外仕事をと、書斎でパソコンをいじっていたらあっという間に午後。しかし降雨率70%の予報に反して、時々晴れ間が出たりと、ついついデスクワークを優先してしまう。やっと外に出て先ずは、欅伐採で破壊された畑の太陽光灯の支柱部にドリルで穴を開け、西畑ゲートの支柱に針金で固定。この頃から降り出した牡丹雪がやや強まり手元が濡れ、針金をドリルの穴に通したりする細かい作業に支障が出始める。葡萄畑の肥料置場に移動し、屋根のトタン板の継ぎ目固定が不充分な箇所に穴を開ける作業を開始。葡萄棚に載せ両端を単管パイプに固定しただけのトタン板の上には、乗ることが出来ない。屋根の中央部が凹んで落ちてしまう。そこで単管パイプ上のトタン板に乗って、そこから手を延ばし届く範囲での作業となる。その頃には牡丹雪がベタベタと屋根に張り付き濡れて滑り易く、危険な状態。落ちないように体重を単管パイプ上に分散させ、ゆるりゆるりと手を延ばし、ドリルで穴を開けようと延長コードを手元に手繰り寄せた瞬間、ビリビリ!握った指先から腕にかけて電気が走る。濡れたコンセントから漏電したのだ。怪我しての出血は山荘では日常茶飯事だが、感電は初めて!ヤベー、トタン屋根に漏電したら全身が感電して、痺れたままあの世行きになるやも知れず。が、勿論めげず雪の降りしきる中、補修工事完了!
8日
(月)

書斎、葡萄畑、
西畑、イオ、
カリスト
欅伐採で畑の太陽光灯破損修理
肥料置場のトタン屋根補強作業
2階部屋ワックスがけ(246)
2548歩
1783m、80kca 
先入観が無駄な動きや思考を省き、最短ルートでターゲットに達する手助けをしてくれることもあるが、誤った先入観に気づかづ遥かに遠いルートを辿っている場合も往々にしてある。書斎のワックスがけの最大の難題はパソコン関連の配線の着脱にある。パソコン2台(①キーボードコード2本、GE-PONシステム光加入者回線終端装置コード3本、ルーター4本、モデム4本、印刷機2本、計11本)、ホットカーペット床用と椅子用で2本、FFストーブ1本、スピーカー2本、オーディオ2台で2本、ベッドライト1本、読書ライト1本、机ライト1本、携帯電話充電器1本、それに外気温測定器コード1本と計12本のコードが加わり総計23本のコードが接続されている。これらを総て外し、煽れぞれの器機を移動しワックスを塗ってから再び接続しなければならない。どのコードを何処に接続すればいいか、メモを詳細に取るが、同じ様なコード23本は複雑に絡み合い、メモは混乱する。従ってここ数年は書斎のワックスがけはネグっている。今年こそはと重い腰を上げワックスがけを決意したが、若しやあの面倒な配線の着脱をカット出来るのでは?とふと思ったのだ。書斎のワックスがけは、この複雑な配線の着脱無しには出来ないとの先入観に捉われているだけなのでは!そこでいつもと異なり、先にベッドを移動してワックスがけを終え、次に配線を外さずコードの長さギリギリまで机とパソコン関連器機をベッド側に移動。23本のコードを持ち上げ雑巾で埃を拭い、ワックスを掛ける。乾燥後、机とパソコン関連器機を元に戻す。たったこれだけのことで書斎のワックスがけ完了。信じられぬ思い。実(げ)に恐ろしきは先入観也。
7日
(日)
書斎、車庫、
2階廊下、階段

小倉山ZZ
書斎床ワックス塗布
車初ワックスがけ(245)
12300、8610、356kca 
数か月悩んだ。優先順位なんて無くて、どちらかと言えばやらなくてもいいこと。それなのに危険度は嘗て体験したことが無いくらいヤバイ。技術的にも微妙で高度な技が要求される。それが故にここまで伸ばしに伸ばしてきたが、これだけ仙人を脅かすのであれば、新年の初仕事として申し分無いのでは!とまあ、例によって仙人の逆説的屁理屈がムクムクと頭をもたげ、決行すべしとなってしまった。昨年6月15日に購入した2連梯子を最長の6m62cmまで伸ばし3分の1程登ったら、脚の震えが6mも延ばされた不安定な梯子全体に伝わり、とても登れないと断念。梯子を降りてじーっと欅の大樹に立てかけた梯子を見やる。右側は西畑となって更に落ち込んでいるので若し、梯子が外れたら9m近い高度差を落下することになる。ザイルで梯子と欅の幹を結べば、外れることは防げるが、果たしてこれだけ揺れる梯子の最上段まで登れるか?更にその上部で危険極まりない殺人兵器・チェーンソウを操って、あの太い欅の枝を切断出来るか?勿論落下防止の為、ハーネスを着け欅の幹にビレーを取るが、落下の瞬間にチェーンソウが僅かでも肉体に接触すれば、その部分はいとも簡単に切断されることは間違いない。君子危うきに近寄らずか、虎穴に入らざれば虎子を得ずか仙人は欅を見上げる。そもそも何の必要があって、あんな高い処の太枝を伐採するのか?実は必要なんぞ無いのだ。敢て探すなら仙人の心象風景の中にしか存在しない。インドネシアのスラウェシ島メナドで滞在したリゾートの大庭園にそそり立つビッグツリー。そいつが13年後の今も心象風景の中で呼びかけるのだ。何と云ってるのか確かめようと耳を欹てるが、解らない。そんならいっその事山荘の十数メートルもある大欅の枝を切り落として、もっともっと大きくすれば何と云ってるか聴こえるかも知れない。唯それだけなのである。で、どうしたかって!決まってるじゃんか。恐怖を乗り越えて遂にやったぜ!
6日
(土)
書斎、前庭
葡萄畑
図書館
里路RdRr
  賀状返信書発送(244)
農機具置き場屋根直し
欅南太枝伐採
中村文則
「惑いの森」、山中七里
「秋山善吉工務店」、
ドクターデスの遺産」

9979歩、6985275kca 
1日に配送された年賀状には、新規購入したCanon Pixus MG3636で印刷した賀状で返事を出したが、その後更に新たな年賀状が届いた。放っておこうかとも思ったが、近況も記されているし出さない訳にはいかないかと、新プリンターを作動。全く印刷されず。エラーランプが点いてるのに気づき、説明書を見てスタートのカラーボタンを押し印刷。ところが葉書の下半分にPC画像の上半分が印刷されるのみ。数回試みるが改善されず、やがてプレビューに画像が出ず、≪用紙に画像が収まりません≫との表示。あれやこれや操作してみるが、遂に半分の印刷すら出来なくなりギブアップ。まさか新品のプリンターが1回使っただけで壊れるなんてありかよ!で、キャノンとリモートコントロールして吃驚!セットアップが出来ていない、つまりプリンターのソフトがダウンロードされていないと判明。そんならどうして最初に印刷できたのか?Windows10が一次的に読み込んでいただけとか。その読み込みが消えた理由は?解らんが何しろインストールしてみようとなって、やってみると当然ながら解決。プレビュー不表示については、全体を選択して解決。新年早々何つーこっちゃ!
スイッチがついてないんじゃ不便だな。でも自分で付ければいいかと購入を決意。翌日注文しようとネットを見たらスイッチ付きがでているでは!即購入して設置。土に埋めフットライトとして使用。明るさ、デザイン、頑強さ、申し分無し。じゅしこんたん!
目白トレ3回  3273歩、2291m、60kcal/1 回目白
2日
(火)
書斎葡萄畑
林檎畑
  賀状返信書き(243)
6817歩
4771、228Kca   
2018年元旦は足和田山に登り、山奥の寺で意識と感性だけの自らと対峙してみました。生田中の卒業生・栗田陽介君が久しぶりに米国から帰国し、一緒に穂高に行ってきました。その時の写真です。「最後の雪壁登攀じゃ!」とかハシャギまわり、山荘では畑仕事に汗を流し、素晴らしい時間を共有出来ました。本年も「混沌仙人」を宜しく!
1日
(月)
足和田山
1355m(242)
  14987歩 10490m399Kca   
山荘発9:05→大嵐天神登山口発
11:10→大嵐天神神社初詣11:20
→足和田山着12:20、発12:50
→登山口蓮華寺着13:30、発14:00
→山荘着14:58(往50km復40.6km)
重さと形状を失い肉体が昇華し森に漂い、稜線に舞い上がる西高東低の風に拡散し感性と意識だけが残り、黙々と冬の森を歩む。森の木立を透かして見え隠れしていた黒い湖が、高度を上げるに連れて黒に蒼を加える。≪黒い湖と云えばマッターホルン山麓のシュワルツゼーを思い出すね。光が湖に差し込んで蒼が混ると、アフガニスタンの蒼い湖バンディアミールそっくり≫。 稜線左の森は雪富士を背景にして、絵筆の様に風に葉を揺らせ絵描きにでもなったつもり。時々、さあご覧とばかり森を開き、空間を埋め尽くす雄大な雪富士を垣間見せる。キャンパスでありながら、ふと絵筆を振るいアーティストになったりする足和田の森、湖の奥深く光を咥え込み自在に彩を蠢かし湖面に絵画を描く河口湖、優美な曲線を左右対称に伸ばし、雪と岩そして風下に巻き上がる白龍の様相を帯びた雲を纏う富士。重く暗鬱な肉体を捨てた意識と感性が、嬉々として森と湖そして山を飛び回る。こんな風に肉体を昇華させ、森や空と一体化してしまう様な山逍遥は随分久しぶり。
1月累計129km、141m   総活動距離:129km141m    山トレ12日計12回、 山トレ累計12回 

 
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