活動日誌１７

月日	天気	活動場	活動記録	一言メモ
３１日（日）	晴	玄関、前庭、駐車場	玄関内側窓ふき（241）門松作り、スイッチ延長工事これが想定外に面倒で時間がかかり、愉しみにしていた今年最後の山トレーニングに出かけられず。 869歩 2708ｍ、122Kca	凄い奴が居る。その名はマーク・ロマネク、イリノイ州シカゴ出身のビデオ、映画監督。カズオ・イシグロはこう言った。≪私の書いた原作より、マーク・ロマネクの映画は一層素晴らしいものになった≫。そのマーク・ロマネクは述べる。「イシグロの世界が完ぺきだから、彼の言葉を変えることは危険だと思った。主人公がいかに優雅に悲しい運命を受け入れるか、その威厳ある姿勢が美しいと思った。西洋、特にアメリカだと『何で主人公は逃げ出さないのか』という質問が多いけど、やはり日本ではそういう質問は出なかった。その意味においても、キャリー・マリガンは見事に“幽玄”を体現してくれた。僕らはみんな原作をとても愛していたから、物語を深く理解しているという自負があった。愚かだと思われるかもしれないけど、絶対にいい映画をつくれるという自信があったんだ」　ここ数年、心を揺り動かされる映画やＴＶドラマに巡り会えず、最早映像メディアにも仙人は見放されたかと心底落胆していたのだ。しかしマーク・ロマネク監督のの≪わたしを離さないで≫Never Let Me Go　には参った！イシグロが言ってるマークへの賛辞は決してお世辞ではない。鑑賞しつつ何度も、これは原作より優れていると感嘆！映像もさることながら、原作よりもはるかに絞られた少ないセリフが、原作を超えて雄弁に語り掛けて来る。原作からは観えずらいクローン人間の背景をしっかり捉え、解り難い言葉を置き換える。原作ではクローン人間の遺伝子提供者をポシブルと述べているが、マークはオリジナルと解り易い単語に換えている。この様な細かい気配りが、セリフだけでなく画像のそこかしこにも観られ作品を完成度の高いものに仕上げている。それにしても同じTV,映画監督でありながらも、これほどまで作品の質に差が出てしまうとは！と仙人は嘆く。たまたま回したチャンネルで、２０１６年に制作された和製≪わたしを離さないで≫の再放映をしていたので，期待を込めて鑑賞。しかし驚いたことにその集中力は数分間しか持続出来なかったのだ。まったくつまらないのだ。話の筋を追っているだけで、人間が描けていない。原作の意図は跡形も無く見事なまでに消え失せている。あの原作からこうまで酷い作品を生み出せる能力に、逆に感心してしまった。これほどまでの愚作を描き出せる能力者は誰だと調べたら、演出は３人で視聴率順に6.7％の吉田健、6.8％の平川雄一朗、7.7％の山本剛義。よーく覚えておいて２度と観ないようにせねば！と感じるのは仙人だけで無いらしい。≪綾瀬はるかが主演するドラマはことごとく高視聴率。しかもＴＢＳが大作小説をドラマ化するというのも視聴率が期待できる要素です。ターゲット層も中々広いことが予想されますし、サクッと１５％以上の視聴率は記録しそうですよね≫とか話題を集めていたが、蓋を開けて吃驚！≪１月１５日放送「わたしを離さないで」１話の視聴率は・・・6.2％！！！　まさかの大コケ≫とか。つまり数分で愚作であるとした仙人の判定は、あながちエキセントリックでもなかったということか！
３０日（土）	晴	奥庭、前庭扇山MW	外側窓ふき（240） 7857歩 5499ｍ、205Kca	残り２日とあっては、年賀状を印刷せねばとプリンターを数カ月ぶりに起動。何度やって用紙はスルー。半日かけて悪戦苦闘、キャノンサービスセンターと連絡を取って修復に努め、午後までかかりどうにか、故障個所と修理の方法が解ったが、回復せず。紙送りのローターの不具合と解ったので、３つのボタンの中央にあるリセットボタンをオートシートフィーダランプが3回点滅するまで長押しする。紙送りローターが数回空回りした後、元の位置に戻る。これで直ったかと印刷を試みるが、矢張りカタカタと印字動作はありものの暫くして用紙はスルー。これを数回繰り返すが印字出来ず。この機種は最早製造されておらず修理も出来ないので新たに購入してくださいとのこと。夕刻、新たにプリンターMG3636を購入してどうにか印刷終了。印刷にはかなりのインクが必要なので、予備を１０本程買っておいたがＩＰ４２００のインクは、MG3636には適合せず。インクは高額なので残っているインクに合わせて機種を選ぼうとしたが、そんな機種は無く、インクは捨てるしかない。どうもメーカーはプリンターではなくインクで利益を得ようとしてるらしく、インクより安いか同等の金額で販売してるプリンターもある。ＩＰ２７００はＫ's電気で2480円で売っているが、インクは2本組で３０００円以上するのだ。つまりインクを買う代わりにインクの挿入されているプリンターを買った方が安い。あり得ない話。で、結局今日は何も捗らず、仕事はフルッヘンヘンド！
２９日（金）	晴	駐車場Ｋ’ｓ電気村里RdRr	プリンター修理、廃棄IP4200 新規購入Canon Pixus MG3636 9043歩 ,6330ｍ、240Kca	いよいよ最後の仕上げ、駐車場天井の照明器具取付。ＡＤＳＬの弱電コードで配線してるので出来る限り低電力に抑えないと、配線コードが焼き切れる懼れあり。そこで一番小さな長さ１３ｃｍ、１０Ｗの蛍光灯ノーベル工事灯ＭＬ－０１０を取り付けることにしたが、接続端子としてＡＤＳＬの弱電コードでは細すぎて差し込んでも工事灯に固定されない。先端を折り曲げ2倍の太さにして入れたが抜けてしまう。銅心線の単線で２芯のＴＥＬコードと呼ばれている電話線なので細いのは当然。さてどうしたものか？数十メートルの埋設したコードを総て換えれば即解決するが、それでは今までの労苦が水の泡。そこで手元にある廃品プラグの100ボルト用の撚り線をハンダ付けし、どうにか工事灯に固定。後は弱電コードにコンセントを付けて工事灯に接続したプラグを差し込めば工事完了。でコンセントを買いに出かけたが、プラグとコンセントの着いた延長コードは販売されてるが、コンセント単品は何処を探しても売ってない。あいにく山荘の廃品ストックにあったコンセントは、ゲート照明の設置で使ってしまったし、うーん、一難去って又一難。思い切って工事灯に固定したコードのプラグを切断し、直截弱電コードに繋ぎ弱電コードにスイッチを取り付ければいいのでは！
		目白トレ３回	３２７３歩、２２９１ｍ、６０kcal/1 回目白
２６日（火）	晴強風	駐車場、葡萄畑 HC３か所で駐車場用の天井灯器具を購入ワインセラー扇山MW	昨日に続き強風で駐車場の屋根がパタパタ。で急遽笠釘を打ち足し水道設置上のポリカ波板に新たに２か所、桟を上から固定（238） 10664歩 7467ｍ、310Kca	うそー、点かない！まじかよ！　４日間、テラスとゲートを結ぶ地下配線工事や防水グリップライトの埋設、更には駐車場へと配線を延ばし車庫の天井燈設置準備など、黙々と励んできた。防水ライトと埋設配線を結ぶコンセントなんぞ苦心の作で、仙人しか考えられないようなアイディア。防水コンセントがあれば苦労せず済んだのだが、ネットで調べたりホームセンターで探したが、ゲートに設置出来るようなのが見つからず。そこで食品を入れるタッパにコンセントを入れて、ゲート横の樅ノ木の幹に固定し蓋を締め、防水すると云う奇抜アイディア。さて４日間の悪戦苦闘の成果が今、この瞬間試されるとスイッチオン！あれ、そんな馬鹿な！パｒチパチ、何度スイッチを切り替えてもライトは沈黙。がーん！そうか廃品利用出来ないかと、ＡＤＳＬから光ファイバーに変えた時、不要になりとっておいたＡＤＳＬコードを使ってみたが、やはり無理か！弱電コードなので一抹の不安は抱いていたが、数十メートルも溝を掘って埋設したコードは何の役にも立たないと云うことか！新たにコードを購入し埋設し直すと考えただけで、クラッーときた。待てよ、防水ライトはＬＥＤなので僅か５Ｗ。５Ｗなんて誰が観たって立派な弱電では！コードが問題なのではない。若し弱電コードが原因ならスイッチオンの一瞬、ぱっと点灯し銅線が焼き切れ消える筈。しかし全く点灯しなかったのだから、原因は他にある。その前に普通のコードで防水ライトが点くか試す必要あり。次に短く切ったＡＤＳＬコードで防水ライトと接続し点灯するか試す。いずれも点灯に成功。となると接触不良以外にない。思い当たる箇所は2か所。先ずは石卓下の廃品利用のコンセント。これ確か、壊れた電気ポットの接続コードで、このコードそのものが何処かで接触不良を起こしている可能性あり。更にはこの接続コードとＡＤＳＬコードを結んだ部分の接触不良。両方調べたが異常無し。もう此処で完全にギブアップ。絶対間違いはない自信満々のタッパに仕込んだコンセントなんぞ調べたって無駄だが、最早其処しか調べる箇所は無い。うんざりしながら、接続のやり直しをしてみたら、やったー！点いたでは！クソー、まさか、まさか、タッパのコンセントが接触不良だなんて、ありえねーぜ！
２５日（月）	晴強風	居間、前庭村里RdRr	ゲート照明工事完成（237) 窓ふき 12953歩 9067ｍ、312Kca	洞窟の入り口に立つと深奥から痺れを伴う仄かなパルスが、６０兆の細胞を駆け巡る。最初にこの仄かなパルスに気づいたのは、キューブリックの≪2001年宇宙の旅≫。時空洞窟の入り口モノリスを見出したボーマン船長の仄かなパルスが、自らの動脈血と共鳴し始めたのだ。≪唯一生き残ったボーマン船長はHALの思考部を停止させ、探査の真の目的であるモノリスの件を知る。単独で探査を続行したボーマン船長は木星の衛星軌道上で巨大なモノリスと遭遇、スターゲイトを通じて、人類を超越した存在・スターチャイルドへと進化を遂げる≫。　　時空洞窟はボーマンを星の子へと変えた。≪木星に向かう宇宙船ディスカバリー号は「精子」を表し、木星は「卵子」を表している。木星探索船ディスカバリー号が映し出される。ここに月のモノリス＝「ペニス」から放出されたディスカバリー号＝「精子」は、木星到達のスターゲート＝「ワギナ」目がけて突入するのである≫（藝術大全）ボーマン船長の仄かなパルスが、自らの動脈血と共鳴するとの感性は、仙人の極めて独善的な偏見と誤解から齎された特異な現象と思っていただけに、この（藝術大全）の記述に触れた時は心底お魂消た。なーんだ、独善でも偏見でも誤解でもなく、あの描写から画像からモノリスと云う洞窟に、生命の原点を見出すのは、寧ろ自然だったのかと暫しポカーンと放心！だから仙人の頭はすっからかんだと云われるんだ。忘れちゃいかん！原作者アーサーＣクラークはこの作品発表後に何と云ってるか。≪「もし、この映画が、一度で観客に理解されたら、われわれの意図は失敗したことになる≫　つまり識閾を含む潜在意識に及ぼすメッセージをクラークは行間に組み入れ、キューブリックはそのメッセージを画像の深奥にサブリミナルとして刻み込むことに成功したのだ。だからこそ、観客は鑑賞後、識閾に残された掴めそうで到達できぬ何かを求めて再び三度≪2001年宇宙の旅≫を観ることになるのだ。数回通う内に曖昧模糊とした識閾の画像はピントを結び、やがて木星探査船ディスカバリーは漆黒の宇宙空間に鮮やかな精子となって浮かび上がる。総てはクラークとキューブリックによって仕組まれていたと気づかない阿呆は仙人だけかも知れない、と思い巡らすことすら出来ぬお粗末な仙人の脳。
２４日（日）	晴	居間、前庭扇山MW	床ワックス、ゲート照明工事（236) 8614歩 6029ｍ、175Kca	ユーモレスクの≪たん、た、た、たん、た、た…≫のリズムに合わせて、動脈血が躍った。ふーん、そうかお前は未だ生きていたのかとズレた仙人の認識に怒るでもなく、酸素と養分をたっぷり積み込み、動脈血は全身の血管内を駆け巡る。例え仙人が如何に落ち込もうと、動脈血は黙々とリズムを刻み続け、生を促す。さあ、山積する仕事を片付けなくちゃ、と昨日から動き出したが相変わらず仙人の心は虚ろ。角質を剃刀で削っていて右の踵を切り出血。カットバンを貼って夕トレーニングにＰ２を登ったが、この道なき急斜面に枯葉が積もったらどうなるか、すっかり忘れていて酷い目に遭った。おそらく１年以上もご無沙汰し、登っていないＰ２ルートが招いたのだ。≪おいで、ほらこの冬のＰ２山稜は夕日をしっかり捉えて、最後の一瞬まで光に満ちているよ≫　その呼び声に引き込まれてフラフラと、突っ込んでしまったが、数十センチも急斜面に積もった枯葉は、雪より遥かに手強い。脚を上げても殆ど前進出来ず滑り落ちてしまう。その都度全体重が、剃刀で切った右踵に掛かり痛てーの何の！涙を堪えて登ったのである。
２３日（土）	晴	書斎、キッチン前庭Ｐ２峰扇山Ｐ２W	ストーブ修理、換気扇掃除ゲート照明工事開始（235) 防水LEDクリップライト電球色 2700K 　スイッチ付き(IT-CL-WW)宅配 20525歩 7367ｍ、300Kca	と一安心していたら書斎のストーブが、再び停止。１カ月前の故障と同じく、給油ランプが点灯し何度タンクを入れ替えてもつかず、朝からストーブ修理。タンクを取り外し、ジョイント部を調べるとやはり前回と同じく、タンクの穴に喰い込むニードルが曲がっている。前回は曲がりを修正する為、ペンチで湾曲部を矯正しそのままドライヤーで熱を加え、プラスチックのニードルを直立させたが、時間経過と共に湾曲記憶が復活し元に戻ってしまったのだ。今度はペンチそのものをガスの火で熱し、更にドライヤーで加熱し直立させた。しかし湾曲記憶が戻れば再び停止することは間違いない。次に同じことを繰り返したら、プラスチックのニードルが折れてしまう懼れあり。そうなったらこの２階ＦＦストーブも買い換えねば！２７日届く筈だったゲートの屋外照明器具が、宅配経路をネットで調べたら既に塩山局に着いてると判明。本日中の宅配となり、こりゃ急がなくちゃと慌ててコードを引っ張り出し配線準備開始。1年に１度の面倒な換気扇掃除も羽の間に入るブラシを手に入れたので、比較的容易に油落としが出来たし、さあ、やる気を出さなきゃ！。
２２日（金）	晴	鉢植え、図書館	中山七里「ピホクラテスの誓い」恩田陸「木漏れ日に泳ぐ魚」 8126歩 5688ｍ、208Kca	真っ暗なままの箆鹿ゲートの照明器具設置、断末魔の悲鳴を上げている居間の大型ＦＦストーブの買い替え、ログと居間テラスのオイルステン塗り替え、2階外側のガラス拭き、換気扇掃除、１、２階の床ワックス塗布、前庭の大欅の太枝伐採、年賀状作成、枯露柿発送とやらねばならぬことが目白押し。しかし全く気力が湧かず、シクラメンの大鉢など買ってきて居間にかざってみたり、のらりくらり仕事を先延ばしにして、いつ終わるとも解らぬグアムＨＰの編集などしている。此処数年来の最重要課題である居間の大型ＦＦストーブは、業者よりネット購入した方が断トツ安で半額で済む。問題は取り付け。ネット販売は商品を届けるだけで、取り付けは請け負わない。取り付け工事を自分でやればいいのだが、ＦＦの場合は壁に開けた穴の位置、外部の灯油タンクとの接続などで付属部品が必要となり、業者に見積もってもらう必要があり、自分でやるには２の足を踏む。取り付けを請け負うネット販売を探していたが、やっと昨日見つけた。というか、販売と取り付けの双方をネットで探し、その２つを結び着けることに成功。≪みてね価格Kaago≫でコロナＦＦ－７４１４ＷとアグレシオＦＦ－ＡＧ６８１７４（Ｗ）を探しだし、取り付け工事をする部署を≪みてね価格≫のＨＰに入れてもらったのだ。これでいつでも居間の大型ＦＦストーブは設置できる。しかし未だ断末魔の悲鳴を上げながらも、機能しているので、もう暫く様子を観ることに！
		目白トレ３回	３２７３歩、２２９１ｍ、６０kcal/1 回目白
１８日（月）	晴	テラス扇山MW	干柿ロープ等片づけ目白野菜収穫（234) 6777歩 4743ｍ、233Kca	収穫量は例年の4分の１程でしかなかったが、柿を吊るしてからのこの１カ月の降雨量はここ数年に無い少なさで黴害は殆ど無し。蔕の部分を切り落とすと、内部に黴が生えているかどうかが一目瞭然。が、蔕を切断すると枯露柿の風情が薄な割れ、貧相な干し柿になり果ててしまう。しかし今回は収穫量が少ないので、贈答分まで蔕を切り落とし黴の有無をチェックし冷凍庫に収納。前もって冷凍庫の氷を落としスペースを確保しておいたが、まさかこんな小さなスペースに（２９５ー不良柿２０＝２７５）個もの枯露柿が総て入るとは驚き。そんなに入るかと改めて数えてみると、大のジブロックに20個詰めた袋を１０袋、計２００個だけと判明。それにしても未だ少し余裕があるでは！こんなことは初めてで、如何に今年の柿の収穫量が少なかったか実感！不良品1袋分を居間の冷凍庫に保存し、夕食で試食してみたが甘さはそう悪くはないかな。今週末はＰＣの修復、白菜収穫と干し作業、沢庵漬け、白菜漬け、枯露柿収穫保存と八面六臂の大忙し。あーそうそう、肝心の畑の耕作も新たな視点と試みが結実しつつあり、豊かな大地が期待できるかな。Ｄ（DecemberのＤはDespair、Death）ばかりの12月を変えねば！
１７日（日）	晴	テラス居間小倉山ＺＺ	枯露柿収穫冷凍ゴミ出し（233)6 10237歩 7165ｍ、291Kca	2週間干されて脳の襞の様にしわ皺になり、しんなりした大根を１本ずつ樽の湾曲に沿って隙間なく並べ、唐辛子と昆布を混ぜた釜煎り糠をたっぷり振り掛け、更に山荘産の辛い鷹の爪、柚子、日高産のだし昆布を載せて粗塩を振り、２段目の大根を重ねていく。１樽９０㍑に細めの干し大根60本、４ｋｇの釜煎り糠、８００ｇの苦り塩、７００ｇの昆布、柚子12個、鷹の爪40本程をぶち込んで沢庵の仕込み終了。続けて白菜だがこいつは最初嵩張るので２７株（１０８個）を２樽に分け、粗塩６００ｇ、昆布１ｋｇ、柚子16個、鷹の爪４０本を使い仕込む。昨年の白菜漬けは外側の緑葉を棄てずに漬けたので、いつまでも青臭さが残ってしまった。今年は勿体無いが、徹底的に緑葉を剥がし捨てて仕込んだので美味しくなる予定。≪８人のミューズがささやく８つの物語。とてつもなく甘美で、けっこう怖い・・・≫真っ先に高村薫の「カワイイ、アナタ」を読む。夜半の交番にふらりと現れた初老のサラリーマンが語るカワイイ、アナタ。そのカワイイアナタの描写が妙に生々しい。≪見れば見るほど、まるで夏の日差しの１つ１つをその強靭なガラスの様な肌で跳ね返し、跳ね返し、夏空に投げ返して戯れているかのようで。噴き出す汗の粒が１つ１つ光線を発して、意味もなく空気を突き刺し、突き刺し、残酷に笑っている。ただ若いというだけで！≫性の終息を迎え、抑えられ潜んでいた自らとの思いもかけぬ邂逅。≪伯爵夫人≫を書いた蓮實重彦か≪瘋癲老人日記≫の谷崎潤一郎あたりの思惑をなぞっているかの！
１６日（土）	晴	ＨＣナフコ, 図書館、テラス村里ＲｕＲｕ	昆布＆灯油タンクキャップ7個、石灰2袋、鶏糞20袋漬物昆布、買出し、共著「Invitation」中山七里「七色の毒」白菜漬け（232)6 ログ掃除機掛け１４２８８歩 10001ｍ、419Kca	まさか灯油タンクのキャップだけを売っているだなんて考えてもみなかったので、「売ってますけど今は売り切れでありません」と聞いた時は自らの思慮の至らなさに呆れた。ここ23年間もの長い間、気にはなっていたが、どうにもこうにも上手くいかず、灯油を車で運ぶたびに漏れた灯油臭が車に充満し不快に耐えてきた。ガスステーションでバイトしてる生徒に相談したら、ビニールを噛ませればと云われ試したがやはり漏れ出る。以来諦めていたが、漏る原因はキャップの螺子のゆるみではなく、どうもキャップの皹が原因らしいと数年前から気づいた。で、ワイン醸造で使っていた新しいタンクのキャップに換えて灯油漏れに対処してきたが、次々とキャップに罅が入り最早皹の無いキャップは底をついた。先週の新車での灯油買出しでも僅かに漏れ、灯油タンクの総入れ換えを決意。といっても総てとなると数十個もあるので廃棄も、態々環境センターまで運んで処理せねばならないし！しかし思慮の至らない仙人がふと気づいたのだ。この悩みは果たして山荘だけに特有のものだろうか？そうだ、数十個の灯油タンク総てが劣化するとキャップの灯油漏れを生じるなら、同じ現象が彼方此方でもある筈。ならキャップだけ売っているに違いないと確信。その通りだったので気抜けした。1個たったの１２８円のキャップで長年の難題が呆気なく一件落着！同じ様な現象が老化した仙人の肉体や精神にも生じていることは言うまでもない。さてキャップだけでなく自らの肉体と精神を総点検し、不具合をチェックし対処せねば！なんぞとぶつくさ呟いていたら、ボン・シルバーめ憎垂口を叩くのだ。≪どうやら未だちんぽこのキャップは皹が入ってないようで、尿漏れなんぞ観られませんね≫　あいつ、仙人が矢鱈目ったら山荘畑の堆肥にと、彼方此方に放尿するのを観てるんだ。うーん、もう止めよかな！
１５日（金）	晴	テラス ,轆轤室扇山MW	干し白菜を４つ割りにして干す沢庵漬け（231) 冷凍庫解凍し掃除９００８歩６３０５m、244Kca	収穫が激減したとは言え、冷凍庫に保存するとなると冷凍庫を空けなければならない。そこで昨夜から轆轤室の冷凍庫の電源を切っておいて解凍を試みるが今朝、扉を開けてガックリ！①寒すぎて電源を切っても全く解凍されず、庫内は氷がびっしり張り付いたままで、霜取りなんぞ出来ない。②昨年の干柿が大ジブロックで５袋、唐黍が１０袋も入って居て、今年の干柿のスペースは半分程しかない、と判明。更に寒さはテラスの干し白菜にも及び、改めて山荘の寒さに畏れ入る。昨日干した白菜を漬け込み易い様に、半分にカットした物を更に半分に割り干し直したが、干すなんて状態にないのだ。総て凍てつき、割るための切れ目を入れるとバリッと氷が剥がれる。切れ目を引き裂くと氷がバラバラと落ちるので、その分の水分だけは取れるだろうが、とても干しているとは云えない。しかしこれから本格的な寒さがやって来るのでー５℃なんて、まだまだ序の口。冬将軍を迎え撃つより、こっちから出撃してぎゃふんと云わせてやらねば！なんぞと仙人は、冬を待ちわび雪のアルプスを駆け巡った日々が、現在進行形であるかの如く敢て錯覚し、時空に漂い出るのであった。そうだった、昨日の夜明けは５０年前の、あの何処までも続くタモン湾でＫと漂い、今朝は40年前の町田でＴと時空逍遥をしていた様な。もはや仙人の記憶回路は、回路としての呪縛から解き放たれ常に開かれているのだ。
１４日（木）	晴	西畑、葡萄畑奥庭、テラス書斎、扇山ＷW	白菜収穫洗浄し干す冷蔵庫防臭剤取り換え（230) 遂に山荘ＰＣの転送設定成功 16196歩 11336ｍ、508Kca	土曜日の予報が雨なので、白菜を収穫して洗い、干すとしたら今日しかない。成長して巻いている白菜を選び引き抜く。土のたっぷり着いた根を包丁で切り落とし、株の部分に包丁を入れ白菜を2つに割る。それを奥庭の洗い場で洗うのだが、単に土を落とすだけでなく、葉の間に潜んでいる鋏虫を見つけ出して取り出さねばならない。これ結構大変な作業。計27株で2つに割っているので５４ｌ個の漬物用白菜の水洗いを終え、９尺のカーボネイト波板を４枚テラスにセットし、その上に並べる。これでやっと冬将軍到来で凍てついた大根と白菜の救出作戦を終えたので、いよいよ山荘ＰＣのＦＴＰ転送設定に取り掛かる。ドキドキしながら先ずは転送設定名をupiter4773ではなくてepiloue17に、ＦＴＰアカウント名を山荘メアドでなくdwcgc750に、ＦＴＰパスワードを９７１８１０にしてクリック。出たっ！右側のサーバー欄に見慣れたサイト名がズラリと表示された。この瞬間の歓びは何とも例えようが無い。次の問題として新たに変えてしまった山荘ＰＣのサイト名とサーバーのサイトをどう一致させるか？解らんが試しに新たなサイト名で編集ページを開き、ファイル転送ツールの起動をクリックしたら、左側の編集ページに表示されたでは！これで総て解決したのだ。嬉しくて嬉しくてスキップ、すきっぷ！
１３日（水）	晴	西畑扇山MW	最後の大根抜き冬用保存耕運機掛け 16792歩 11754 ｍ、452Kca	さて山荘PCの転送設定の鍵を握るキーワードだが、考えてみれば同じサーバーなので若しや目白PCと全く同じなのではと、ふと思い至った。そこで目白PCの設定を調べたら、FTPアカウント名は山荘PCが示している山荘のメアドではなく、ユーザーIDで、FTPパスワードは６桁。と云う事はヤフーが通達してきた６桁の９７１８１０なのでは！しかしそれを確かめるには山荘に行かねばならぬ。そこで念のため目白PCを持参して山荘へ急行。しかし山荘に来て見れば連日西高東低の寒波で最低気温がー５℃となり、大根も白菜も凍てついて悲鳴を上げているでは！とてもPCどころの話ではない。西畑に即おりて大根の引き抜きをし、土中に埋め直し大根畑の残菜処理、施肥、耕耘機掛け。
		目白トレ２回	３２７３歩、２２９１ｍ、６０kcal/1 回目白
１１日（月）	晴	書斎（HP転送設定）奥庭（銀杏皮むき）畑（目白野菜収穫）	葡萄畑畝作り（229) ＨＰサイト転送不可、 10333歩 7233ｍ、294Kca	夜明けを迎えるまで生命の流れに身を漂わせることが出来るなんて、あり得ないと思っていたが、突然そいつがやって来た。12月と云えばテントを担いで葛籠岩へロッククライミングに行った記憶が甦る。「DecemberのＤはDespairのＤ」とのルフランに満たされていた日々は、加齢と共にDの質量を加算し今やDはDeathが加わり鬱っとおしいことこの上ない。そこへ救世主の如く降って湧いて来た幼児の記憶。具体的な記憶ではなく、幼児が置かれていた幼児そももの記憶。おそらくその幼児の記憶には、根源的な生の不安を凌駕した母の齎す柔らかさが彩をなしていたのだろう。その彩の記憶が背負ったテントに詰められて、再び晩秋の山を登り岩壁を攀じ、夜明けと共に甦った。テントを開いた途端、閉じ込められていた彩は仙人の動脈血に乗り、全身を駆け巡り７０年の時を一瞬で結んだ。山荘PCのHPソフトが不具合をきたし、サイトを作り直したがFTP転送が出来ず。この山荘日記はワードに記したものをフラッシュメモリーに入れて目白に元変えり、目白のPCで編集しサーバにアップしたものである。このページが更新されても残念ながら、山荘PCの転送設定問題が解決したと云う事ではないのだ。
１０日（日）	晴	葡萄畑、西畑、中畑上条山ＫＫｚＺ	大根埋め保存、葡萄畑東下段の残滓処理、施肥耕運機掛け、畝作り、銀杏拾（228) 19215歩 13450ｍ、545Kca	朝からＰＣと格闘したが、やはりサイトを復活させることは出来ず、切歯扼腕。仕方なく活動日誌だけでも記録しておかねばと、メールを使って書き始めたが、一々メールを開いては書くなんて面倒だし、そうだサイトが開くまでワード文章にして保存し、書き足していこう。17epi Berg1712 sansou1712 sennin2017と４つの新規サイトを作ることに成功したが、今度はＦＴＰ転送設定が上手くいかない。何度やっても≪ＦＴＰアカウント名かＦＴＰパスワードが正しくありません≫となり設定できない。ヤフージオシティーにメールを入れてアカウント名は確認したが、パスワードについては解らず。ヤフージオシティーから与えられたパスワードでも開かず、自ら設定したパスワードでも開かず完全にお手上げ。野良仕事で汗を流してからバイクで上条山へ。森は枯葉で埋め尽くされ細々とした登山道はすっかり隠され、2度も迷い沢に紛れ込む。帰りに銀杏を拾って戻る。ＨＰ新規サイト設定、転送設定できず
９日（土）ー4.2℃	晴	葡萄畑、西畑、中畑扇山MW	ピーマン畑撤去、残滓処理、施肥耕運機掛け、西畑、中畑の畝作り、人参収穫ＨＰのサイト開かず、 14994歩 10460ｍ、435Kca	どうもHomepage Builder Version21￥siteが壊れたらしく、削除してサイトを作り直せとのメッセージが出ているので、C:￥Users￥Owner￥AppData￥Roaming￥Justsystem￥Homepage Builder Version21￥siteを削除し、新たにサイト作りを試みたが、お手上げ。どう試みても新たなサイトの構築はならず。仕方なく畑に出て野良仕事に専念。今朝はー４.2℃で今冬の最低気温、寒さに強いピーマンもさすがに太刀打ちできず、凍てつき解凍しふにゃふにゃになってしまい最早収穫終わり。赤く熟れたピーマンは緑ピーマンより寒さに強いらしく何とか食べられそう。序に人参も収穫したがこの葡萄畑の人参は西畑の物より生育が遅く、6カ月以上経ても尚、小さいまま。普通２～３か月で収穫出来るのだが何が原因で大きく育たないのか？山荘の土は赤土の粘土質なので、これが最大の要因だろうか？調べてみると≪粘土質の場合は残念ながら、ちゃんと発芽したとしてもあまり大きく育たなかったり水分が多すぎて根腐れする事がありますので注意が必要です≫とあるでは！やはり山荘の土では上手くいかないのだ。
８日（金）	晴夜雪	駐車場、福田オート、コメリ	スタッドレスタイヤ交換、 1カ月新車点検、２ｍロングステージ購入、ＨＰ４つ共サイト開かず、 3417歩 2391ｍ、115Kca	山荘周辺の天気予報が夕刻から夜半の降雪を告げている。慌てて山荘に直行。先ずは1カ月新車点検と一緒にタイアをスタッドレスに換えねば。夕刻から降り出したら山荘に登れなくなる懼れあり。ディーラーに乗り付け既に購入してあるスタッドレスに換える作業を見学。緩いＶ字型のジャッキーで両側から一気に車体を持ち上げ、電動ドライバーを当て数秒でボルトを緩め1分もかからずタイアを外し、スタッドレスに交換。毎年油圧ジャッキーで１個づつタイアを外し交換しているので、4本交換するのに1時間はかかる。それがあっという間に４本共交換してしまう早業に参った！文明の利器には到底太刀打ちできないと実感。フォイールが異なるのでこのスタッドレスはスズキの純正部品ではないのかと訊いたら、純正部品はタイア1個で4万円以上もするので社外品にしたが、それでも４個で１０万円以上もするという。1カ月新車点検をしている間に、換えたノーマルタイヤをトラックに積んで山荘に運び、不要になったフェリオの廃棄スタッドレスを運びディーラーに引き取ってもらう。トラックはマニュアルしか無いとのことなので隣のコメリで予約しておいた２ｍのロングステージを購入し、ＡＴトラックを借りて、その車で山荘までタイアの運搬。夜には雪が降りだしギリギリセーフ！しかしＨＰの4つのサイトが開かず、サーバーからのダウンロードが出来ず焦る。
		目白トレ４回	３２７３歩、２２９１ｍ、６０kcal/1 回目白
４日（月）	晴	西畑、奥庭」、葡萄畑、ログテラス	大根、人参収穫、洗い、吊るし耕耘機掛け、畝作り目白発送野菜収穫	薄明の６時に活動開始。３畝目の残りの大根、人参を掘り出し洗う。今日は何としてもログハウスの軒下に吊るし終えるまでは帰京出来ない。掘り出した後の畑の残滓を立鍬で集め、石灰、鶏糞を散布し耕耘機を掛け畝作り。さて冷たい水で洗い終わった大根を、簾にして軒下に吊るす作業であるが、これ中々コツが必要で折角吊るした十数本の大根が、一瞬のミスでばらけてしまい元の木阿弥になってしまう。しかし２０本、３０本と編んでいくに従い創意工夫が加わり、ミスは少なくなる。左右２本のテープの右側を左巻きに捩り大根を通したら、左は右巻きにすると簾が安定するなんてことも解ってくるし。こんな簡単なことも昔は解らず、１本１本縛ったりして１時間で終わる作業に１日掛かったりしたのを思い出す。白菜漬けもタイムアウトで、今収穫して干さねばならぬが、今日はここまでにして来週に回そう。
３日（日）	晴	西畑、奥庭	大根、人参収穫、洗い	沢庵作り、白菜漬けと云う大切な冬仕度を放ったらかして、赤道を超えて去ってしまった太陽を追いかけ、南の島を駆け巡っていたので帰国後は即山荘へ。凍り付いてしまったら大根の細胞が壊れ沢庵漬には出来ない。恐る恐る西畑に出て大根を掘り出してみる。うん、幸い極端に寒い日が続くようなことも無かったようで、未だ凍ってはいない。先ず２畝分掘り出し、土を落とし葉を切って奥庭の洗い場に運び大きな特性束子でゴシゴシ。果樹畑に段ボールを敷いて洗った大根を仮干し。人参パンを焼かなくてはと人参も掘り起こすと最早黄昏。今日の野良仕事は此処までとキッチンで夕食準備。山荘で採れた野菜のサラダ、果物をたっぷり食卓に並べる。グアムでもスーパーで新鮮な野菜、果物を買い込んでコンドミニアム方式で食事を作ったが、野菜の不味さ、トマトなんぞ色や形は申し分ないが、まるで水のようでとても食べられる代物ではない。香りの強い筈のピーマンですら、味無し香無しの無味無臭で参った。うっとりするような美人に仕上がっている林檎、梨、グレープフルーツ、パイナップルでさえ、甘みが薄くガックリ！大量生産を可能にするため何種類もの農薬を使った野菜や果物を輸入しているのだろう。久しぶりに食べる山荘の野菜や果物の何と美味しい事。
		グアム→成田	UA8287時発→成田9時35分着
１日（金）	晴	水族館、飛行、タモンビーチ	魚撮影、セスナ操縦（離陸から着地寸前まで操縦）、シュノーケリング（午前、午後）	セスナ操縦だって！≪操縦席（左席）に座り、離陸から着陸までできる限りお客様ご自身で操縦できます！日本語が話せるインストラクターと一緒なので、安心です。貴重な体験で感動間違いなし！のおすすめツアー。青い空からグアムを眺めませんか≫　えっ、離陸から着陸までだって！そんなら昨日のバギーのようにインストラクターが居てもメッチャ面白いかもと、代金を調べて驚き！たったの１９０㌦ではないか。ダイビングは２本で1人１６５㌦、セスナ機操縦は２人までの乗り込みが可能なので１人９５㌦。ダイビングよりも安いのだ。操縦桿は前に引くと上昇し、押し込むと下降、右に回せば右旋回、左に回せば左旋回で、パラグライダーの離着陸や操縦よりはるかに易しいでは！駐機場から滑走路までは自動車と同じで足でのペダル操作。ジェット機が南から着陸態勢で入って来る。つまり北がアゲンストであると判断できるのでセスナ機を南に移動し、機首を北に向ける。パラグライダーでも常にアゲンストの方向を意識していないと離着陸は出来ないし、飛行中の急激な落下も避けられない。「では離陸してください」とのインストラクターの声で操縦桿を引くと、実にスムーズに美しく北に向けて上昇。高度３００mほどで東風を受け、機体がぐらっと左に揺らぎ一瞬焦る。５００ｍの予定高度に達した処で再び東風に煽られ、数ｍの落下を感じたので、インストラクターにどの位落ちましたかと訊いたら、落ちていないとのこと。機体の揺れが落下感と繋がっただけで、パラグライダーの感覚とは異なると気付く。恋人岬上空で左旋回しフィリピン海に出る。恋人岬の垂直の断崖絶壁を横目にタモン湾に入ると、グアムで一番高い３０階建ての我が宿・デュシタニリゾートが迫る。
１２月累計１34km、813m 　　総活動距離：１９７1km526ｍ	山トレ１4日計１4回　山トレ累計１３３回

月日

天気

活動場

活動記録

一言メモ

３１日
（日）

晴

玄関、前庭、
駐車場

玄関内側窓ふき（241）
門松作り、スイッチ延長工事
これが想定外に面倒で
時間がかかり、愉しみにしていた
今年最後の山トレーニング
に出かけられず。
869歩 2708ｍ、122Kca

凄い奴が居る。その名はマーク・ロマネク、イリノイ州シカゴ出身のビデオ、映画監督。カズオ・イシグロはこう言った。≪私の書いた原作より、マーク・ロマネクの映画は一層素晴らしいものになった≫。そのマーク・ロマネクは述べる。「イシグロの世界が完ぺきだから、彼の言葉を変えることは危険だと思った。主人公がいかに優雅に悲しい運命を受け入れるか、その威厳ある姿勢が美しいと思った。西洋、特にアメリカだと『何で主人公は逃げ出さないのか』という質問が多いけど、やはり日本ではそういう質問は出なかった。その意味においても、キャリー・マリガンは見事に“幽玄”を体現してくれた。僕らはみんな原作をとても愛していたから、物語を深く理解しているという自負があった。愚かだと思われるかもしれないけど、絶対にいい映画をつくれるという自信があったんだ」　ここ数年、心を揺り動かされる映画やＴＶドラマに巡り会えず、最早映像メディアにも仙人は見放されたかと心底落胆していたのだ。しかしマーク・ロマネク監督のの≪わたしを離さないで≫Never Let Me Go　には参った！イシグロが言ってるマークへの賛辞は決してお世辞ではない。鑑賞しつつ何度も、これは原作より優れていると感嘆！映像もさることながら、原作よりもはるかに絞られた少ないセリフが、原作を超えて雄弁に語り掛けて来る。原作からは観えずらいクローン人間の背景をしっかり捉え、解り難い言葉を置き換える。原作ではクローン人間の遺伝子提供者をポシブルと述べているが、マークはオリジナルと解り易い単語に換えている。この様な細かい気配りが、セリフだけでなく画像のそこかしこにも観られ作品を完成度の高いものに仕上げている。
それにしても同じTV,映画監督でありながらも、これほどまで作品の質に差が出てしまうとは！と仙人は嘆く。たまたま回したチャンネルで、２０１６年に制作された和製≪わたしを離さないで≫の再放映をしていたので，期待を込めて鑑賞。しかし驚いたことにその集中力は数分間しか持続出来なかったのだ。まったくつまらないのだ。話の筋を追っているだけで、人間が描けていない。原作の意図は跡形も無く見事なまでに消え失せている。あの原作からこうまで酷い作品を生み出せる能力に、逆に感心してしまった。これほどまでの愚作を描き出せる能力者は誰だと調べたら、演出は３人で視聴率順に6.7％の吉田健、6.8％の平川雄一朗、7.7％の山本剛義。よーく覚えておいて２度と観ないようにせねば！と感じるのは仙人だけで無いらしい。≪綾瀬はるかが主演するドラマはことごとく高視聴率。しかもＴＢＳが大作小説をドラマ化するというのも視聴率が期待できる要素です。ターゲット層も中々広いことが予想されますし、サクッと１５％以上の視聴率は記録しそうですよね≫とか話題を集めていたが、蓋を開けて吃驚！≪１月１５日放送「わたしを離さないで」１話の視聴率は・・・6.2％！！！　まさかの大コケ≫とか。つまり数分で愚作であるとした仙人の判定は、あながちエキセントリックでもなかったということか！

３０日
（土）

晴

奥庭、前庭
扇山MW

外側窓ふき（240）
7857歩 5499ｍ、205Kca

残り２日とあっては、年賀状を印刷せねばとプリンターを数カ月ぶりに起動。何度やって用紙はスルー。半日かけて悪戦苦闘、キャノンサービスセンターと連絡を取って修復に努め、午後までかかりどうにか、故障個所と修理の方法が解ったが、回復せず。紙送りのローターの不具合と解ったので、３つのボタンの中央にあるリセットボタンをオートシートフィーダランプが3回点滅するまで長押しする。紙送りローターが数回空回りした後、元の位置に戻る。これで直ったかと印刷を試みるが、矢張りカタカタと印字動作はありものの暫くして用紙はスルー。これを数回繰り返すが印字出来ず。この機種は最早製造されておらず修理も出来ないので新たに購入してくださいとのこと。夕刻、新たにプリンターMG3636を購入してどうにか印刷終了。印刷にはかなりのインクが必要なので、予備を１０本程買っておいたがＩＰ４２００のインクは、MG3636には適合せず。インクは高額なので残っているインクに合わせて機種を選ぼうとしたが、そんな機種は無く、インクは捨てるしかない。どうもメーカーはプリンターではなくインクで利益を得ようとしてるらしく、インクより安いか同等の金額で販売してるプリンターもある。ＩＰ２７００はＫ's電気で2480円で売っているが、インクは2本組で３０００円以上するのだ。つまりインクを買う代わりにインクの挿入されているプリンターを買った方が安い。あり得ない話。で、結局今日は何も捗らず、仕事はフルッヘンヘンド！

２９日
（金）

晴

駐車場
Ｋ’ｓ電気
村里RdRr

プリンター修理、廃棄IP4200
新規購入Canon Pixus MG3636
9043歩 ,6330ｍ、240Kca

いよいよ最後の仕上げ、駐車場天井の照明器具取付。ＡＤＳＬの弱電コードで配線してるので出来る限り低電力に抑えないと、配線コードが焼き切れる懼れあり。そこで一番小さな長さ１３ｃｍ、１０Ｗの蛍光灯ノーベル工事灯ＭＬ－０１０を取り付けることにしたが、接続端子としてＡＤＳＬの弱電コードでは細すぎて差し込んでも工事灯に固定されない。先端を折り曲げ2倍の太さにして入れたが抜けてしまう。銅心線の単線で２芯のＴＥＬコードと呼ばれている電話線なので細いのは当然。さてどうしたものか？数十メートルの埋設したコードを総て換えれば即解決するが、それでは今までの労苦が水の泡。そこで手元にある廃品プラグの100ボルト用の撚り線をハンダ付けし、どうにか工事灯に固定。後は弱電コードにコンセントを付けて工事灯に接続したプラグを差し込めば工事完了。でコンセントを買いに出かけたが、プラグとコンセントの着いた延長コードは販売されてるが、コンセント単品は何処を探しても売ってない。あいにく山荘の廃品ストックにあったコンセントは、ゲート照明の設置で使ってしまったし、うーん、一難去って又一難。思い切って工事灯に固定したコードのプラグを切断し、直截弱電コードに繋ぎ弱電コードにスイッチを取り付ければいいのでは！

目白トレ３回

３２７３歩、２２９１ｍ、６０kcal/1 回目白

２６日
（火）

晴
強風

駐車場、葡萄畑
HC３か所で駐車場用の
天井灯器具を購入
ワインセラー
扇山MW

昨日に続き強風で駐車場の屋根が
パタパタ。で急遽笠釘を打ち足し
水道設置上のポリカ波板に
新たに２か所、桟を上から固定（238）
10664歩 7467ｍ、310Kca

うそー、点かない！まじかよ！　４日間、テラスとゲートを結ぶ地下配線工事や防水グリップライトの埋設、更には駐車場へと配線を延ばし車庫の天井燈設置準備など、黙々と励んできた。防水ライトと埋設配線を結ぶコンセントなんぞ苦心の作で、仙人しか考えられないようなアイディア。防水コンセントがあれば苦労せず済んだのだが、ネットで調べたりホームセンターで探したが、ゲートに設置出来るようなのが見つからず。そこで食品を入れるタッパにコンセントを入れて、ゲート横の樅ノ木の幹に固定し蓋を締め、防水すると云う奇抜アイディア。さて４日間の悪戦苦闘の成果が今、この瞬間試されるとスイッチオン！あれ、そんな馬鹿な！パｒチパチ、何度スイッチを切り替えてもライトは沈黙。がーん！そうか廃品利用出来ないかと、ＡＤＳＬから光ファイバーに変えた時、不要になりとっておいたＡＤＳＬコードを使ってみたが、やはり無理か！弱電コードなので一抹の不安は抱いていたが、数十メートルも溝を掘って埋設したコードは何の役にも立たないと云うことか！新たにコードを購入し埋設し直すと考えただけで、クラッーときた。待てよ、防水ライトはＬＥＤなので僅か５Ｗ。５Ｗなんて誰が観たって立派な弱電では！コードが問題なのではない。若し弱電コードが原因ならスイッチオンの一瞬、ぱっと点灯し銅線が焼き切れ消える筈。しかし全く点灯しなかったのだから、原因は他にある。その前に普通のコードで防水ライトが点くか試す必要あり。次に短く切ったＡＤＳＬコードで防水ライトと接続し点灯するか試す。いずれも点灯に成功。となると接触不良以外にない。思い当たる箇所は2か所。先ずは石卓下の廃品利用のコンセント。これ確か、壊れた電気ポットの接続コードで、このコードそのものが何処かで接触不良を起こしている可能性あり。更にはこの接続コードとＡＤＳＬコードを結んだ部分の接触不良。両方調べたが異常無し。もう此処で完全にギブアップ。絶対間違いはない自信満々のタッパに仕込んだコンセントなんぞ調べたって無駄だが、最早其処しか調べる箇所は無い。うんざりしながら、接続のやり直しをしてみたら、やったー！点いたでは！クソー、まさか、まさか、タッパのコンセントが接触不良だなんて、ありえねーぜ！

２５日
（月）

晴
強風

居間、前庭
村里RdRr

ゲート照明工事完成（237)
窓ふき
12953歩 9067ｍ、312Kca

洞窟の入り口に立つと深奥から痺れを伴う仄かなパルスが、６０兆の細胞を駆け巡る。最初にこの仄かなパルスに気づいたのは、キューブリックの≪2001年宇宙の旅≫。時空洞窟の入り口モノリスを見出したボーマン船長の仄かなパルスが、自らの動脈血と共鳴し始めたのだ。≪唯一生き残ったボーマン船長はHALの思考部を停止させ、探査の真の目的であるモノリスの件を知る。単独で探査を続行したボーマン船長は木星の衛星軌道上で巨大なモノリスと遭遇、スターゲイトを通じて、人類を超越した存在・スターチャイルドへと進化を遂げる≫。　　時空洞窟はボーマンを星の子へと変えた。≪木星に向かう宇宙船ディスカバリー号は「精子」を表し、木星は「卵子」を表している。木星探索船ディスカバリー号が映し出される。ここに月のモノリス＝「ペニス」から放出されたディスカバリー号＝「精子」は、木星到達のスターゲート＝「ワギナ」目がけて突入するのである≫（藝術大全）ボーマン船長の仄かなパルスが、自らの動脈血と共鳴するとの感性は、仙人の極めて独善的な偏見と誤解から齎された特異な現象と思っていただけに、この（藝術大全）の記述に触れた時は心底お魂消た。なーんだ、独善でも偏見でも誤解でもなく、あの描写から画像からモノリスと云う洞窟に、生命の原点を見出すのは、寧ろ自然だったのかと暫しポカーンと放心！だから仙人の頭はすっからかんだと云われるんだ。忘れちゃいかん！原作者アーサーＣクラークはこの作品発表後に何と云ってるか。≪「もし、この映画が、一度で観客に理解されたら、われわれの意図は失敗したことになる≫　つまり識閾を含む潜在意識に及ぼすメッセージをクラークは行間に組み入れ、キューブリックはそのメッセージを画像の深奥にサブリミナルとして刻み込むことに成功したのだ。だからこそ、観客は鑑賞後、識閾に残された掴めそうで到達できぬ何かを求めて再び三度≪2001年宇宙の旅≫を観ることになるのだ。数回通う内に曖昧模糊とした識閾の画像はピントを結び、やがて木星探査船ディスカバリーは漆黒の宇宙空間に鮮やかな精子となって浮かび上がる。総てはクラークとキューブリックによって仕組まれていたと気づかない阿呆は仙人だけかも知れない、と思い巡らすことすら出来ぬお粗末な仙人の脳。

２４日
（日）

晴

居間、前庭
扇山MW

床ワックス、
ゲート照明工事（236)
8614歩 6029ｍ、175Kca

ユーモレスクの≪たん、た、た、たん、た、た…≫のリズムに合わせて、動脈血が躍った。ふーん、そうかお前は未だ生きていたのかとズレた仙人の認識に怒るでもなく、酸素と養分をたっぷり積み込み、動脈血は全身の血管内を駆け巡る。例え仙人が如何に落ち込もうと、動脈血は黙々とリズムを刻み続け、生を促す。さあ、山積する仕事を片付けなくちゃ、と昨日から動き出したが相変わらず仙人の心は虚ろ。角質を剃刀で削っていて右の踵を切り出血。カットバンを貼って夕トレーニングにＰ２を登ったが、この道なき急斜面に枯葉が積もったらどうなるか、すっかり忘れていて酷い目に遭った。おそらく１年以上もご無沙汰し、登っていないＰ２ルートが招いたのだ。≪おいで、ほらこの冬のＰ２山稜は夕日をしっかり捉えて、最後の一瞬まで光に満ちているよ≫　その呼び声に引き込まれてフラフラと、突っ込んでしまったが、数十センチも急斜面に積もった枯葉は、雪より遥かに手強い。脚を上げても殆ど前進出来ず滑り落ちてしまう。その都度全体重が、剃刀で切った右踵に掛かり痛てーの何の！涙を堪えて登ったのである。

２３日
（土）

晴

書斎、キッチン
前庭
Ｐ２峰扇山Ｐ２W

ストーブ修理、換気扇掃除
ゲート照明工事開始（235)
防水LEDクリップライト電球色 2700K
　スイッチ付き(IT-CL-WW)宅配
20525歩 7367ｍ、300Kca

と一安心していたら書斎のストーブが、再び停止。１カ月前の故障と同じく、給油ランプが点灯し何度タンクを入れ替えてもつかず、朝からストーブ修理。タンクを取り外し、ジョイント部を調べるとやはり前回と同じく、タンクの穴に喰い込むニードルが曲がっている。前回は曲がりを修正する為、ペンチで湾曲部を矯正しそのままドライヤーで熱を加え、プラスチックのニードルを直立させたが、時間経過と共に湾曲記憶が復活し元に戻ってしまったのだ。今度はペンチそのものをガスの火で熱し、更にドライヤーで加熱し直立させた。しかし湾曲記憶が戻れば再び停止することは間違いない。次に同じことを繰り返したら、プラスチックのニードルが折れてしまう懼れあり。そうなったらこの２階ＦＦストーブも買い換えねば！２７日届く筈だったゲートの屋外照明器具が、宅配経路をネットで調べたら既に塩山局に着いてると判明。本日中の宅配となり、こりゃ急がなくちゃと慌ててコードを引っ張り出し配線準備開始。1年に１度の面倒な換気扇掃除も羽の間に入るブラシを手に入れたので、比較的容易に油落としが出来たし、さあ、やる気を出さなきゃ！。

２２日
（金）

晴

鉢植え、
図書館

中山七里「ピホクラテスの誓い」
恩田陸「木漏れ日に泳ぐ魚」
8126歩 5688ｍ、208Kca

真っ暗なままの箆鹿ゲートの照明器具設置、断末魔の悲鳴を上げている居間の大型ＦＦストーブの買い替え、ログと居間テラスのオイルステン塗り替え、2階外側のガラス拭き、換気扇掃除、１、２階の床ワックス塗布、前庭の大欅の太枝伐採、年賀状作成、枯露柿発送とやらねばならぬことが目白押し。しかし全く気力が湧かず、シクラメンの大鉢など買ってきて居間にかざってみたり、のらりくらり仕事を先延ばしにして、いつ終わるとも解らぬグアムＨＰの編集などしている。此処数年来の最重要課題である居間の大型ＦＦストーブは、業者よりネット購入した方が断トツ安で半額で済む。問題は取り付け。ネット販売は商品を届けるだけで、取り付けは請け負わない。取り付け工事を自分でやればいいのだが、ＦＦの場合は壁に開けた穴の位置、外部の灯油タンクとの接続などで付属部品が必要となり、業者に見積もってもらう必要があり、自分でやるには２の足を踏む。取り付けを請け負うネット販売を探していたが、やっと昨日見つけた。というか、販売と取り付けの双方をネットで探し、その２つを結び着けることに成功。≪みてね価格Kaago≫でコロナＦＦ－７４１４ＷとアグレシオＦＦ－ＡＧ６８１７４（Ｗ）を探しだし、取り付け工事をする部署を≪みてね価格≫のＨＰに入れてもらったのだ。これでいつでも居間の大型ＦＦストーブは設置できる。しかし未だ断末魔の悲鳴を上げながらも、機能しているので、もう暫く様子を観ることに！

目白トレ３回

３２７３歩、２２９１ｍ、６０kcal/1 回目白

１８日
（月）

晴

テラス
扇山MW

干柿ロープ等片づけ
目白野菜収穫（234)
6777歩 4743ｍ、233Kca

収穫量は例年の4分の１程でしかなかったが、柿を吊るしてからのこの１カ月の降雨量はここ数年に無い少なさで黴害は殆ど無し。蔕の部分を切り落とすと、内部に黴が生えているかどうかが一目瞭然。が、蔕を切断すると枯露柿の風情が薄な割れ、貧相な干し柿になり果ててしまう。しかし今回は収穫量が少ないので、贈答分まで蔕を切り落とし黴の有無をチェックし冷凍庫に収納。前もって冷凍庫の氷を落としスペースを確保しておいたが、まさかこんな小さなスペースに（２９５ー不良柿２０＝２７５）個もの枯露柿が総て入るとは驚き。そんなに入るかと改めて数えてみると、大のジブロックに20個詰めた袋を１０袋、計２００個だけと判明。それにしても未だ少し余裕があるでは！こんなことは初めてで、如何に今年の柿の収穫量が少なかったか実感！不良品1袋分を居間の冷凍庫に保存し、夕食で試食してみたが甘さはそう悪くはないかな。今週末はＰＣの修復、白菜収穫と干し作業、沢庵漬け、白菜漬け、枯露柿収穫保存と八面六臂の大忙し。あーそうそう、肝心の畑の耕作も新たな視点と試みが結実しつつあり、豊かな大地が期待できるかな。Ｄ（DecemberのＤはDespair、Death）ばかりの12月を変えねば！

１７日
（日）

晴

テラス
居間
小倉山ＺＺ

枯露柿収穫冷凍
ゴミ出し（233)6
10237歩 7165ｍ、291Kca

2週間干されて脳の襞の様にしわ皺になり、しんなりした大根を１本ずつ樽の湾曲に沿って隙間なく並べ、唐辛子と昆布を混ぜた釜煎り糠をたっぷり振り掛け、更に山荘産の辛い鷹の爪、柚子、日高産のだし昆布を載せて粗塩を振り、２段目の大根を重ねていく。１樽９０㍑に細めの干し大根60本、４ｋｇの釜煎り糠、８００ｇの苦り塩、７００ｇの昆布、柚子12個、鷹の爪40本程をぶち込んで沢庵の仕込み終了。続けて白菜だがこいつは最初嵩張るので２７株（１０８個）を２樽に分け、粗塩６００ｇ、昆布１ｋｇ、柚子16個、鷹の爪４０本を使い仕込む。昨年の白菜漬けは外側の緑葉を棄てずに漬けたので、いつまでも青臭さが残ってしまった。今年は勿体無いが、徹底的に緑葉を剥がし捨てて仕込んだので美味しくなる予定。≪８人のミューズがささやく８つの物語。とてつもなく甘美で、けっこう怖い・・・≫真っ先に高村薫の「カワイイ、アナタ」を読む。夜半の交番にふらりと現れた初老のサラリーマンが語るカワイイ、アナタ。そのカワイイアナタの描写が妙に生々しい。≪見れば見るほど、まるで夏の日差しの１つ１つをその強靭なガラスの様な肌で跳ね返し、跳ね返し、夏空に投げ返して戯れているかのようで。噴き出す汗の粒が１つ１つ光線を発して、意味もなく空気を突き刺し、突き刺し、残酷に笑っている。ただ若いというだけで！≫性の終息を迎え、抑えられ潜んでいた自らとの思いもかけぬ邂逅。≪伯爵夫人≫を書いた蓮實重彦か≪瘋癲老人日記≫の谷崎潤一郎あたりの思惑をなぞっているかの！

１６日
（土）

晴

ＨＣナフコ,
図書館、
テラス
村里ＲｕＲｕ

昆布＆灯油タンク
キャップ7個、石灰2袋、鶏糞20袋
漬物昆布、買出し、
共著「Invitation」
中山七里「七色の毒」
白菜漬け（232)6
ログ掃除機掛け
１４２８８歩 10001ｍ、419Kca

まさか灯油タンクのキャップだけを売っているだなんて考えてもみなかったので、「売ってますけど今は売り切れでありません」と聞いた時は自らの思慮の至らなさに呆れた。ここ23年間もの長い間、気にはなっていたが、どうにもこうにも上手くいかず、灯油を車で運ぶたびに漏れた灯油臭が車に充満し不快に耐えてきた。ガスステーションでバイトしてる生徒に相談したら、ビニールを噛ませればと云われ試したがやはり漏れ出る。以来諦めていたが、漏る原因はキャップの螺子のゆるみではなく、どうもキャップの皹が原因らしいと数年前から気づいた。で、ワイン醸造で使っていた新しいタンクのキャップに換えて灯油漏れに対処してきたが、次々とキャップに罅が入り最早皹の無いキャップは底をついた。先週の新車での灯油買出しでも僅かに漏れ、灯油タンクの総入れ換えを決意。といっても総てとなると数十個もあるので廃棄も、態々環境センターまで運んで処理せねばならないし！しかし思慮の至らない仙人がふと気づいたのだ。この悩みは果たして山荘だけに特有のものだろうか？そうだ、数十個の灯油タンク総てが劣化するとキャップの灯油漏れを生じるなら、同じ現象が彼方此方でもある筈。ならキャップだけ売っているに違いないと確信。その通りだったので気抜けした。1個たったの１２８円のキャップで長年の難題が呆気なく一件落着！同じ様な現象が老化した仙人の肉体や精神にも生じていることは言うまでもない。さてキャップだけでなく自らの肉体と精神を総点検し、不具合をチェックし対処せねば！なんぞとぶつくさ呟いていたら、ボン・シルバーめ憎垂口を叩くのだ。≪どうやら未だちんぽこのキャップは皹が入ってないようで、尿漏れなんぞ観られませんね≫　あいつ、仙人が矢鱈目ったら山荘畑の堆肥にと、彼方此方に放尿するのを観てるんだ。うーん、もう止めよかな！

１５日
（金）

晴

テラス
,轆轤室
扇山MW

干し白菜を４つ割りにして干す
沢庵漬け（231)
冷凍庫解凍し掃除
９００８歩６３０５m、244Kca

収穫が激減したとは言え、冷凍庫に保存するとなると冷凍庫を空けなければならない。そこで昨夜から轆轤室の冷凍庫の電源を切っておいて解凍を試みるが今朝、扉を開けてガックリ！①寒すぎて電源を切っても全く解凍されず、庫内は氷がびっしり張り付いたままで、霜取りなんぞ出来ない。②昨年の干柿が大ジブロックで５袋、唐黍が１０袋も入って居て、今年の干柿のスペースは半分程しかない、と判明。更に寒さはテラスの干し白菜にも及び、改めて山荘の寒さに畏れ入る。昨日干した白菜を漬け込み易い様に、半分にカットした物を更に半分に割り干し直したが、干すなんて状態にないのだ。総て凍てつき、割るための切れ目を入れるとバリッと氷が剥がれる。切れ目を引き裂くと氷がバラバラと落ちるので、その分の水分だけは取れるだろうが、とても干しているとは云えない。しかしこれから本格的な寒さがやって来るのでー５℃なんて、まだまだ序の口。冬将軍を迎え撃つより、こっちから出撃してぎゃふんと云わせてやらねば！なんぞと仙人は、冬を待ちわび雪のアルプスを駆け巡った日々が、現在進行形であるかの如く敢て錯覚し、時空に漂い出るのであった。そうだった、昨日の夜明けは５０年前の、あの何処までも続くタモン湾でＫと漂い、今朝は40年前の町田でＴと時空逍遥をしていた様な。もはや仙人の記憶回路は、回路としての呪縛から解き放たれ常に開かれているのだ。

１４日
（木）

晴

西畑、葡萄畑
奥庭、テラス
書斎、扇山ＷW

白菜収穫洗浄し干す
冷蔵庫防臭剤取り換え（230)
遂に山荘ＰＣの転送設定成功
16196歩 11336ｍ、508Kca

土曜日の予報が雨なので、白菜を収穫して洗い、干すとしたら今日しかない。成長して巻いている白菜を選び引き抜く。土のたっぷり着いた根を包丁で切り落とし、株の部分に包丁を入れ白菜を2つに割る。それを奥庭の洗い場で洗うのだが、単に土を落とすだけでなく、葉の間に潜んでいる鋏虫を見つけ出して取り出さねばならない。これ結構大変な作業。計27株で2つに割っているので５４ｌ個の漬物用白菜の水洗いを終え、９尺のカーボネイト波板を４枚テラスにセットし、その上に並べる。これでやっと冬将軍到来で凍てついた大根と白菜の救出作戦を終えたので、いよいよ山荘ＰＣのＦＴＰ転送設定に取り掛かる。ドキドキしながら先ずは転送設定名をupiter4773ではなくてepiloue17に、ＦＴＰアカウント名を山荘メアドでなくdwcgc750に、ＦＴＰパスワードを９７１８１０にしてクリック。出たっ！右側のサーバー欄に見慣れたサイト名がズラリと表示された。この瞬間の歓びは何とも例えようが無い。次の問題として新たに変えてしまった山荘ＰＣのサイト名とサーバーのサイトをどう一致させるか？解らんが試しに新たなサイト名で編集ページを開き、ファイル転送ツールの起動をクリックしたら、左側の編集ページに表示されたでは！これで総て解決したのだ。嬉しくて嬉しくてスキップ、すきっぷ！

１３日
（水）

晴

西畑
扇山MW

最後の大根抜き冬用保存
耕運機掛け
16792歩 11754 ｍ、452Kca

さて山荘PCの転送設定の鍵を握るキーワードだが、考えてみれば同じサーバーなので若しや目白PCと全く同じなのではと、ふと思い至った。そこで目白PCの設定を調べたら、FTPアカウント名は山荘PCが示している山荘のメアドではなく、ユーザーIDで、FTPパスワードは６桁。と云う事はヤフーが通達してきた６桁の９７１８１０なのでは！しかしそれを確かめるには山荘に行かねばならぬ。そこで念のため目白PCを持参して山荘へ急行。しかし山荘に来て見れば連日西高東低の寒波で最低気温がー５℃となり、大根も白菜も凍てついて悲鳴を上げているでは！とてもPCどころの話ではない。西畑に即おりて大根の引き抜きをし、土中に埋め直し大根畑の残菜処理、施肥、耕耘機掛け。

目白トレ２回

３２７３歩、２２９１ｍ、６０kcal/1 回目白

１１日
（月）

晴

書斎
（HP転送設定）
奥庭（銀杏皮むき）
畑（目白野菜収穫）

葡萄畑畝作り（229)
ＨＰサイト転送不可、
10333歩 7233ｍ、294Kca

夜明けを迎えるまで生命の流れに身を漂わせることが出来るなんて、あり得ないと思っていたが、突然そいつがやって来た。12月と云えばテントを担いで葛籠岩へロッククライミングに行った記憶が甦る。「DecemberのＤはDespairのＤ」とのルフランに満たされていた日々は、加齢と共にDの質量を加算し今やDはDeathが加わり鬱っとおしいことこの上ない。そこへ救世主の如く降って湧いて来た幼児の記憶。具体的な記憶ではなく、幼児が置かれていた幼児そももの記憶。おそらくその幼児の記憶には、根源的な生の不安を凌駕した母の齎す柔らかさが彩をなしていたのだろう。その彩の記憶が背負ったテントに詰められて、再び晩秋の山を登り岩壁を攀じ、夜明けと共に甦った。テントを開いた途端、閉じ込められていた彩は仙人の動脈血に乗り、全身を駆け巡り７０年の時を一瞬で結んだ。
山荘PCのHPソフトが不具合をきたし、サイトを作り直したがFTP転送が出来ず。この山荘日記はワードに記したものをフラッシュメモリーに入れて目白に元変えり、目白のPCで編集しサーバにアップしたものである。このページが更新されても残念ながら、山荘PCの転送設定問題が解決したと云う事ではないのだ。

１０日
（日）

晴

葡萄畑、
西畑、中畑
上条山ＫＫｚＺ

大根埋め保存、葡萄畑東下段の
残滓処理、施肥耕運機掛け、
畝作り、銀杏拾（228)
19215歩 13450ｍ、545Kca

朝からＰＣと格闘したが、やはりサイトを復活させることは出来ず、切歯扼腕。仕方なく活動日誌だけでも記録しておかねばと、メールを使って書き始めたが、一々メールを開いては書くなんて面倒だし、そうだサイトが開くまでワード文章にして保存し、書き足していこう。17epi Berg1712 sansou1712 sennin2017と４つの新規サイトを作ることに成功したが、今度はＦＴＰ転送設定が上手くいかない。何度やっても≪ＦＴＰアカウント名かＦＴＰパスワードが正しくありません≫となり設定できない。ヤフージオシティーにメールを入れてアカウント名は確認したが、パスワードについては解らず。ヤフージオシティーから与えられたパスワードでも開かず、自ら設定したパスワードでも開かず完全にお手上げ。野良仕事で汗を流してからバイクで上条山へ。森は枯葉で埋め尽くされ細々とした登山道はすっかり隠され、2度も迷い沢に紛れ込む。帰りに銀杏を拾って戻る。ＨＰ新規サイト設定、転送設定できず

９日
（土）

ー4.2℃

晴

葡萄畑、西畑、中畑

扇山MW

ピーマン畑撤去、
残滓処理、施肥耕運機掛け、
西畑、中畑の畝作り、人参収穫
ＨＰのサイト開かず、
14994歩 10460ｍ、435Kca

どうもHomepage Builder Version21￥siteが壊れたらしく、削除してサイトを作り直せとのメッセージが出ているので、C:￥Users￥Owner￥AppData￥Roaming￥Justsystem￥Homepage Builder Version21￥siteを削除し、新たにサイト作りを試みたが、お手上げ。どう試みても新たなサイトの構築はならず。仕方なく畑に出て野良仕事に専念。今朝はー４.2℃で今冬の最低気温、寒さに強いピーマンもさすがに太刀打ちできず、凍てつき解凍しふにゃふにゃになってしまい最早収穫終わり。赤く熟れたピーマンは緑ピーマンより寒さに強いらしく何とか食べられそう。序に人参も収穫したがこの葡萄畑の人参は西畑の物より生育が遅く、6カ月以上経ても尚、小さいまま。普通２～３か月で収穫出来るのだが何が原因で大きく育たないのか？山荘の土は赤土の粘土質なので、これが最大の要因だろうか？調べてみると≪粘土質の場合は残念ながら、ちゃんと発芽したとしてもあまり大きく育たなかったり水分が多すぎて根腐れする事がありますので注意が必要です≫とあるでは！やはり山荘の土では上手くいかないのだ。

８日
（金）

晴
夜雪

駐車場、
福田オート、コメリ

スタッドレスタイヤ交換、
1カ月新車点検、
２ｍロングステージ購入、
ＨＰ４つ共サイト開かず、
3417歩 2391ｍ、115Kca

山荘周辺の天気予報が夕刻から夜半の降雪を告げている。慌てて山荘に直行。先ずは1カ月新車点検と一緒にタイアをスタッドレスに換えねば。夕刻から降り出したら山荘に登れなくなる懼れあり。ディーラーに乗り付け既に購入してあるスタッドレスに換える作業を見学。緩いＶ字型のジャッキーで両側から一気に車体を持ち上げ、電動ドライバーを当て数秒でボルトを緩め1分もかからずタイアを外し、スタッドレスに交換。毎年油圧ジャッキーで１個づつタイアを外し交換しているので、4本交換するのに1時間はかかる。それがあっという間に４本共交換してしまう早業に参った！文明の利器には到底太刀打ちできないと実感。フォイールが異なるのでこのスタッドレスはスズキの純正部品ではないのかと訊いたら、純正部品はタイア1個で4万円以上もするので社外品にしたが、それでも４個で１０万円以上もするという。1カ月新車点検をしている間に、換えたノーマルタイヤをトラックに積んで山荘に運び、不要になったフェリオの廃棄スタッドレスを運びディーラーに引き取ってもらう。トラックはマニュアルしか無いとのことなので隣のコメリで予約しておいた２ｍのロングステージを購入し、ＡＴトラックを借りて、その車で山荘までタイアの運搬。夜には雪が降りだしギリギリセーフ！しかしＨＰの4つのサイトが開かず、サーバーからのダウンロードが出来ず焦る。

目白トレ４回

３２７３歩、２２９１ｍ、６０kcal/1 回目白

４日
（月）

晴

西畑、奥庭」、
葡萄畑、ログテラス

大根、人参収穫、洗い、吊るし
耕耘機掛け、畝作り
目白発送野菜収穫

薄明の６時に活動開始。３畝目の残りの大根、人参を掘り出し洗う。今日は何としてもログハウスの軒下に吊るし終えるまでは帰京出来ない。掘り出した後の畑の残滓を立鍬で集め、石灰、鶏糞を散布し耕耘機を掛け畝作り。さて冷たい水で洗い終わった大根を、簾にして軒下に吊るす作業であるが、これ中々コツが必要で折角吊るした十数本の大根が、一瞬のミスでばらけてしまい元の木阿弥になってしまう。しかし２０本、３０本と編んでいくに従い創意工夫が加わり、ミスは少なくなる。左右２本のテープの右側を左巻きに捩り大根を通したら、左は右巻きにすると簾が安定するなんてことも解ってくるし。こんな簡単なことも昔は解らず、１本１本縛ったりして１時間で終わる作業に１日掛かったりしたのを思い出す。白菜漬けもタイムアウトで、今収穫して干さねばならぬが、今日はここまでにして来週に回そう。

３日
（日）

晴

西畑、奥庭

大根、人参収穫、洗い

沢庵作り、白菜漬けと云う大切な冬仕度を放ったらかして、赤道を超えて去ってしまった太陽を追いかけ、南の島を駆け巡っていたので帰国後は即山荘へ。凍り付いてしまったら大根の細胞が壊れ沢庵漬には出来ない。恐る恐る西畑に出て大根を掘り出してみる。うん、幸い極端に寒い日が続くようなことも無かったようで、未だ凍ってはいない。先ず２畝分掘り出し、土を落とし葉を切って奥庭の洗い場に運び大きな特性束子でゴシゴシ。果樹畑に段ボールを敷いて洗った大根を仮干し。人参パンを焼かなくてはと人参も掘り起こすと最早黄昏。今日の野良仕事は此処までとキッチンで夕食準備。山荘で採れた野菜のサラダ、果物をたっぷり食卓に並べる。グアムでもスーパーで新鮮な野菜、果物を買い込んでコンドミニアム方式で食事を作ったが、野菜の不味さ、トマトなんぞ色や形は申し分ないが、まるで水のようでとても食べられる代物ではない。香りの強い筈のピーマンですら、味無し香無しの無味無臭で参った。うっとりするような美人に仕上がっている林檎、梨、グレープフルーツ、パイナップルでさえ、甘みが薄くガックリ！大量生産を可能にするため何種類もの農薬を使った野菜や果物を輸入しているのだろう。久しぶりに食べる山荘の野菜や果物の何と美味しい事。

グアム→成田

UA8287時発→成田9時35分着

１日
（金）

晴

水族館、飛行、
タモンビーチ

魚撮影、セスナ操縦
（離陸から着地寸前まで操縦）、
シュノーケリング（午前、午後）

セスナ操縦だって！≪操縦席（左席）に座り、離陸から着陸までできる限りお客様ご自身で操縦できます！日本語が話せるインストラクターと一緒なので、安心です。貴重な体験で感動間違いなし！のおすすめツアー。青い空からグアムを眺めませんか≫　えっ、離陸から着陸までだって！そんなら昨日のバギーのようにインストラクターが居てもメッチャ面白いかもと、代金を調べて驚き！たったの１９０㌦ではないか。ダイビングは２本で1人１６５㌦、セスナ機操縦は２人までの乗り込みが可能なので１人９５㌦。ダイビングよりも安いのだ。操縦桿は前に引くと上昇し、押し込むと下降、右に回せば右旋回、左に回せば左旋回で、パラグライダーの離着陸や操縦よりはるかに易しいでは！駐機場から滑走路までは自動車と同じで足でのペダル操作。ジェット機が南から着陸態勢で入って来る。つまり北がアゲンストであると判断できるのでセスナ機を南に移動し、機首を北に向ける。パラグライダーでも常にアゲンストの方向を意識していないと離着陸は出来ないし、飛行中の急激な落下も避けられない。「では離陸してください」とのインストラクターの声で操縦桿を引くと、実にスムーズに美しく北に向けて上昇。高度３００mほどで東風を受け、機体がぐらっと左に揺らぎ一瞬焦る。５００ｍの予定高度に達した処で再び東風に煽られ、数ｍの落下を感じたので、インストラクターにどの位落ちましたかと訊いたら、落ちていないとのこと。機体の揺れが落下感と繋がっただけで、パラグライダーの感覚とは異なると気付く。恋人岬上空で左旋回しフィリピン海に出る。恋人岬の垂直の断崖絶壁を横目にタモン湾に入ると、グアムで一番高い３０階建ての我が宿・デュシタニリゾートが迫る。　

１２月累計１34km、813m 　　総活動距離：１９７1km526ｍ

山トレ１4日計１4回　山トレ累計１３３回

月日	天気	活動場	活動記録	一言メモ
３０日（木）	曇雨	秘境洞窟探検、オフロードアドヴェンチャー	パガット洞窟、ＡＴＶバギー（All Terrain Vehicle）マイクロネシアモール	まるで馬鹿にしていたのだ。All Terrain Vehicleなんて高がバギー、つまり乳母車ではないか！ところがこのAll Terrain Vehicleは、荒れ地を走るために、タイアを太く、車体を軽くして軍事的地形を走行する車の意だった。洞窟探検トレッキングを終えてグアム・アドヴェンチャー（GA）の事務所に戻ると未だ１３時。折角グアム島北東部のアンダーソン空軍基地近くまで来たのだから、この未開発の荒れ地を走ってみるのも悪くはない。そこでバギーなるものに乗ってみようかとGAのおねーちゃんと交渉。「バギー８５㌦だって！ちょっと高いんじゃない。「トレッキングの後だからもっと安くしてよ！」と云ったら、なんと５４㌦にしてくれた。で、駐車場に行ってバギーなるATVを観てビックら！山荘の新車ランドベンチャーもごついが、てんで話にならん。もう完全にスクラップとしか思えない車で、やたらとサスペンションが大きくて、ギアも前進のみ、転倒して急斜面を転げ落ちてもいいように鉄骨で車全体を覆い単なるバギーとは異なる。先ずは軽く足慣らしでお決まりコースを２週。それから水溜まりの多い赤土のスリップし易い狭い道を突っ走り、やがて岩のゴロゴロした登山道になり、休憩後の最後のルートは３０度近い岩の急斜面をハイスピードで登る。下る時は全く下が観えず落ちる感じで、ガイドがいなければとても通過出来ない。ハンドルなんてあって無きが如し。先ずはタイアが置かれた状況を判断して落ちたり横ずれしたり、その動きに合わせてハンドル操作しないとジャングルに突進するか、崖下に墜ちてしまう。終わってみれが全く想定外のドライブで、スリル満点。今度山荘のランドベンチャーが何処まで走れるか試してみようかと思ったくらい面白かったぜ！
２９日（水）	曇雨	グアム南東側	タモン→タムニング→ ハガニア→アサン→米海軍基地 →リゾート→恋人岬→アサンチャモロ水曜夜市行２０番バス停捜索に1時間？スパ	ピティを過ぎ右手にササ湾を観ながらオロテ半島に差し掛かり、地図を観るとこの先海軍基地のため立入禁止と書いてある。しかしカーナビは直進を示しているのでそのまま進むが、どうもその先にはゲートがあり高速道路の料金所の雰囲気。あれっ、グアムに高速道路なんてあったっけ！　と、若さと健康美に輝くブロンドのおねーちゃんがゲートに立っていて、「許可証を！」　やべー此処海軍基地じゃ。凄いラッシュでバックして逃げ出す訳にも行かず、「おーミステーク、ヴェリーソーリー！」と叫ぶと透かさず「免許証を見せておくんなまし！」と宣うでは。あっ、いけねー、グアムは車上荒らし、場合によっては路上強盗も居ると、さんざレンタル会社のスタッフに脅かされたので貴重品はホテルに置いてきてしまった。つまり免許証不携帯である。うーん、と唸ると「それじゃ、パスワードでもよござんす！」と追い打ちを掛けて来るでは！パスポートこそ盗まれたら再発行まで２週間もかかり帰国出来ない。タンザニアのキリマンジャロ登山で強盗詐欺に遭い、既に経験済みなので当然貴重品は免許証と一緒にパスポートはホテルの金庫の中。つまり身分を証明するものは何も無いのだ。となるとアジア系の身元不明者が米海軍基地に不法侵入を目論んでいると云う事になる。昨今の北朝鮮と米国の一触即発の状況から鑑みれば北朝鮮の工作員と疑われ、営倉に放りこまれ厳しく尋問され、疑いの晴れるまで帰国出来ないなんてことも有り得るのでは！グアムは北朝鮮の核ミサイルの射程圏内にあり、ここ数か月で観光客は激減しているとの情報を得て、そんなら空いてていいやとノコノコやって来た仙人も、まさか海軍基地でと捕まるとは完全に想定外。すはそこで仙人は考えた。何かないか！そうだ、レンタカーの貸出前の事前点検した黄色のVehicle Inspectionがあった筈。黄色の用紙を差し出すと超美人のおねーちゃんは、黄金の微笑みを見せ、「あたしに着いておくんなまし！」と云って、反対車線に飛び出し、ラッシュの車を次々と停車させ誘導。まさか２日後、この海軍基地の上空をセスナ機を操縦しながら飛ぶことになるとは思ってもみなかったのだが、操縦桿を握りながら無意識の裡にあの超美人を探している仙人には参ったね！地上からのペネトレーションが駄目なら上空からとは、あの美人兵士も受け入れるしかあるまい。
２７ー２８日（月火）	晴	成田→グアムオロテ半島、マイクロネシアモール	UA874,21時20分が1時間遅れグアム3時→デュシタニリゾート4時ダイビング２本、レンタカー	太平洋、ミクロネシアの４大海中洞窟と云えば、先ずはサイパンのグロット。重い器材を背負って１１０段もある急な階段を下らねば辿り着けない洞窟。光と影の陰影の中でどこまでも蒼く澄んだ海が、外洋のペネトレーションにより波打ち泡立ち、激しく踊る。水深１３ｍで洞窟は外洋に開き、出た途端ナポレオンやバラクーダの出迎え。しかしロタ島のハルノン岬のロタホールにはノックアウト。水深１１ｍの洞窟を進むと、天井に２か所穴の開いたホールに出る。この小さな穴から差し込む光が実に神秘的で神々しいのだ。小さな穴なので陽が差し込むのは４月から秋までの限られた時間で、当然ながら晴れなければこの神々しい光に遭遇することは出来ない。この時は２日間通い、幻想的な写真を撮ることが出来、山荘のトイレ棚に飾ってある。さて３番目のブルーホールであるが、同名の海中洞窟はパラオとグアムにあり、ガムリス島の北西にあるパラオ洞窟は２度潜行したが、ただ大きいだけで面白くなく記憶にない。グアムのオロテ半島の西側に在るブルーホールは、水深１８mにある洞窟に入り、洞窟入口を見上げると、ハート形に観えるとか。ロタ洞窟の神秘性に触れてしまったダイバーにとって、グアムのブルーホールは物足りないだろうが、実際自らの目で確かめないことには何とも言えない。とのこのこ出かけたのだが、想像以上にお粗末。まー何とかハート形に観えるかなと云う程度の単なる海中洞窟で２度と潜りたくない。

２５日（土）	晴	アマルティア, 西畑、葡萄畑小倉山ＺＺ	給油タンク下の弁を開けるニードルの曲がりを熱風で矯正した。西畑西柵の除草段ボールマルチ馬鈴薯芽欠き目白発送（223) ２３７７５歩１６６４２ｍ、７９２Kca	朝からヘアドライヤーが大活躍！書斎のストーブが途中で消えてしまい給油ランプが点灯。給油タンク下の弁を押し上げて開けるニードルの曲がりが原因であろうと、熱風での矯正を試みる。本来真っ直ぐであったものが何故曲がってしまったか？給油タンクを押し込むときニードルの先端が給油口の縁に引っかかり曲がったとしか考えられないが、果たしてこのプラスチック製のニードルが熱を加えるだけで曲がりを矯正することが出来るのか？やってみるしかない。駄目ならストーブを買い替えねば。ペンチで曲がった部分を挟み真っ直ぐにした状態でヘアドライヤーの熱風を当て続ける。何回も繰り返したが、完全に元に戻りはしない。ニードルを戻しタンクを入れてみたら、給油ランプは消えストーブが稼働。しかし安心は出来ない。前にも一度ニードルと一体化しているフィルターを掃除し、給油ランプの点灯を解除できたことがあったが、暫くして再び停止。さて今度はどうか？２つ目のドライヤーの活躍は滝の給水管とホースの接合。給水の塩ビ管はホースより径は小さいのだが、その差は僅かでピッタリ嵌めることが出来ず、漏水が続いていることを発見。この僅かな差を広げるには、ホースを熱くして軟化させ塩ビ管に押し込むしかない。それにはホース、塩ビ管双方を熱くしないと上手くいかない。ホースはヘアドライヤーで熱く出来るが、塩ビ管はそんな生易しいことでは熱くならない。そこで熱湯を降り注ぎ何とかはめ込む。その後最強の引っ付き虫コセンダンソウの蔓延る西畑西柵際の黒ビニールのマルチを剥がし、除草と新たな段ボールマルチをして、小倉山へ。
２４日（金）	晴	玄関、居間イオ、廊下など北峠、P2峰、扇山 NP2W	蔓梅擬交換１５２１３歩１０６４９ｍ、３８８Kca	路上に伐採された幹、枝葉、一輪車が置かれ車が通れない。伐採された樹木を谷川の藪に移動していると伐採者が現われ「ひとの一輪車を勝手に動かすな！」　それじゃ伐採された木々は何処へ捨てればいいのかと問うと「ここならいい」と道路脇の坂本さんの管理している畑を示す。いいのかなと疑問に思いつつも差し当たり車が通れないのでは困るので、路上の木々を運ぶ。それにこの伐採された木は杉浦さんや山口さんの土地の木で、許可は取ってあるのだろうか？３日後の２４日同じ場所で坂本さん夫妻が畑作業をしていたので問うてみた。「ここは村田さんの地所ですがうちで管理していますが、勝手に捨てられては困ります。相談してもらわにゃ」とのことだったので謝罪し、改めて捨てた木々を移動する必要があれば移動しますと申し出るがにこやかに許してもらえた。伐採された木は秋になると蔓梅擬が紅い実を沢山つけて梢を飾ったり、春になると真っ先に銀の蕾を着ける大柳も含まれ、愉しみにしていただけに残念である。地主への伐採許可は取っていないらしいが、もめごとにならなければいいが！
		目白トレ３回	３２７３歩、２２９１ｍ、６０kcal/1 回目白
２１日（火）	晴	葡萄畑テラス下扇山MW	防鳥ネット張り（222) 目白野菜収穫１３１４９歩、９２０４ｍ、３９２Kca	さて、柿不作となると困るのは仙人や枯露柿業者だけではない。こいつをたらふく食べて餌の無い寒い冬を乗り切ろうと狙っているヒヨドリや猪、熊にとっても受難。当然山荘のテラス下に吊るした、何処からでも丸見えの目立つ美味しそうな柿が、不作の年にはキラキラ輝いて観えることは間違いない。暫く山荘を空けるとなると、山荘は彼らの豪華レストランとなり、吊るし柿は食べ放題。昼は鳥達が集い、夜は夜行性の熊、狸、猪、アライグマなんぞが入れ替わりやってきてはジャンプして、枯露柿をキャッチ。昨年も大分やられたので今年こそは戦いに勝利せねばと朝からネット張り。先ずこのテラス下の長さにぴったり合うネットは何処に仕舞ったか？使う時になると、このネットはどの場所に合わせて切断し、加工したものかラベルを張っておくべきと思うが、片付ける時になるとコロッと忘れて、翌年再び悩むことになる。進歩の観られぬ愚かな仙人め！なんぞとぶつぶつ悪態を垂れながら、どうにか張り終える。これだけでも3時間もかかるのだから、整理、ラベリングは大切なのだ。
２０日（月）	曇	葡萄畑林檎畑、駐車場小倉山ＺＺ	雑草取り、スイートポテト作り棚撤去支柱を燃やすブロック塀穴塞ぎ（221) １６３６２歩、１１４５３ｍ、４４８Kca	早朝から独楽鼠のように働きまくった。テラスに枯露柿つくりのテーブルを出し、ピーラー、包丁、紐、串、カッターナイフや剪定鋏を用意し収穫しておいた柿を窯室からテラスに運び準備完了。昨朝は今冬最低のー１.７℃と冷え込み富士山も真っ白しろ。しかし陽が昇るやグングン暖かかなり、先ずゴアのコートを脱ぎ、更に羽毛ベストを脱ぎ、セーターにレザーエプロンを付けただけで枯露柿つくりに熱中。80個程なので2時間足らで終わり、次は硫黄燻蒸のセット。大きなブルーシートを2階テラスから紐で吊るし、吊るしてある枯露柿全体をシートで包み、風でシートが枯露柿にあたらぬ様に脚立を入れ、柿の下にガスコンロを置いて、フライパンに硫黄粉を入れて着火。火力が弱いのか硫黄が燃えるまでにはならず、くすぶり続ける。約2時間燻蒸したが風が強くシートの隙間から煙が漏れてしまい、果たして効果が出る程枯露柿に硫黄が載ったか疑問。さーそれからが大変、そのまま凍結防止用ブルーシートを水道タンクに被せ、風で飛ばされない様ロープで固定。引き続き駐車場のブロック塀の穴塞ぎ。ブロック塀は倒れぬよう穴に鉄棒を通してあるが、最上部は７段まで積んであるので当然のことながら穴はブロック７つ分、つまり１ｍ４０ｃｍの深さになる。車を降りてキーをふと置きたくなる様な位置にブロック塀の穴がある。ある日、一時的にちょっと置いてしまうことは充分に考えられる。でふとした拍子にそのキーが１ｍ４０ｃｍの穴に落ちてしまったら、どうやって取り出したらいいか？狭い小さな真っ暗な穴なので極めて困難と云うよりか殆ど不可能。最終的にはブロック塀を破壊する羽目になるのでは！ブロック塀作りを始めた１０月２日より２ヶ月近く、このブロック穴を塞ぐ方法をあーだこーだと考え続けていたが、遂に閃いたのだ。同じブロックを横に積んで塞ぐとか、穴に段ボールを詰めてその上からセメントを流し、ブロック塀との一体感を損なわないようにするとか考えたが、ブロックの切断とか、段ボールの上に載せたセメントの陥没の可能性とか問題あり。で今回閃いたのは、合板を載せドリルで合板に上からブロックに達する穴を開け、長いビスで固定し、ブロック塀と色を合わせ合板を銀で塗り潰すと云うやり方。大成功！
１９日（日）	晴ー 1.7℃	テラス、葡萄畑駐車場、広瀬、坂本宅扇山MW	枯露柿追加80個硫黄燻蒸、玉葱苗移植60本計２１０＋２１０＝420本御萩届、富有柿貰うブロック塀穴塞ぎ、水道タンクに防寒シート覆い（220) １４６２１歩、１０２３４ｍ、５１８Kca	５００ｍ泳いでは温泉に入って体を温める。泳いでいる間は勿論寒くはないが、温泉に入ると随分と冷えていることが解る。ゆっくり２００数えて樹分に温まってから、次の５００ｍを開始するのだが、温泉に入って居る間が閑でしょうがない。直ぐ出てしまわぬ様ゆっくり２００を数えるのだが、唯じっとしているのが耐えられない。そこで仙人は考えた。この浴槽でも体を動かせばいいのでは！直径２ｍ程の円形浴槽の中心にはジャグジーが湯を噴き出している。この上にお尻を載せ、両手を浴槽の底に置いて体を回転させてみた。60回程回転させるとかなりの渦巻き水流が生じ、両手の動きを止めても体がグルグル回るでは！面白くて餓鬼の様に熱中し回転していたら、あっという間にカウント２００を超えてしまった。うーん、子供時代はこんな風にして、あらゆることに遊びを見出し決して飽きるなんてことはなかったのだと、感慨に耽る仙人。昼飯も喰わずさんざん泳いで腹ペコになって山荘に戻り、解禁された今年のボジョレーヌーヴォーを開けて、すっからかんになった胃の腑に流し込む。さっきまで水の中に在って只管泳ぎまくっていた筋肉の隅々まで、ボジョレーの葡萄液が走る。醗酵した葡萄液が動脈に紛れ込み、静かにパルスを打つ。パーカッションになった肉体のリズムに耳を傾けながら、明日の活動予定に想いを馳せる。
１８日（土）	曇雨	轆轤室、滝温泉プール３０往復（１５００ｍ） 3倍で換算	大皿鑢掛け鹿威し鐘修理（219) ９３３３歩、６５３１ｍ、２９７Kca	狂ったように稔る広瀬柿が、今年は５，６０個ほどしか実を着けていない。ここ数年「勝手に採っていいよ」と広瀬氏に云われ、枯露柿を作って来たが生り過ぎていてとても採りきれず、大半はヒヨドリや百舌鳥の餌となってしまう。しかしその狂ったように稔る採りきれぬ広瀬柿ですら今年は不作。近隣の農家は先週までに殆ど柿を吊るし、枯露柿つくりを終えたが広瀬柿は残されたまま。広瀬氏に電話すると「採ってもいいよ」との返事。そこでバイクに乗って柿狩りに。山荘の柿に比べるとやや小ぶりで、種も多く甘みも劣るが、今年の様に不作の年には貴重な柿。広瀬氏も今日枯露柿つくりをしたとかで、硫黄燻蒸をしている最中。そこに甲斐犬を連れた近所のおばはんが加わり、不作の柿について語り合う。おばはんの云うことにゃ、今年は土手とか水はけの良い乾いたところの柿が豊作で、あとは何処も不作だと話していた。「数百万も借りて、農家じゃ収入の当てもないから土地も家も抑えられちゃうよね」、「しょうもねーこっちゃ」とか話している。よそ者には誰の話をしているか皆目見当もつかないが、こんな風に後継ぎも居なくなった老いた農家は、橡も家も失い消えていくのだと云うことだけは解った。耕作放棄地は益々増え過疎地となり、やがて限界集落となるのだろう。
１７日（金）	晴	萩原商会耕運機図書館、HC 広瀬柿畑里道Rd	枯れ玉葱60本植え替えスターターコイル取り替え広瀬柿収穫、冲方　丁「戦の国」玉苗木90本追加移植１０１９１歩、７１３３ｍ、２８３Kca	小さくて細くて土付きではあるが、とても育たないだろうと思いつつ30本×7束の玉葱を移植して１１日目。予想通り９０％程は枯れてしまった。もっと大きく10倍くらいに育った苗を60本再購入し移植したが、具に移植した苗を観察してみると、残りの１０％も虫の息で最早近日中に枯れることは間違いない。悔しいが総てやり直すしかない。玉葱苗は気候変動に敏感で、播種する8月末に暑い日が続くと発芽せず、この移植時期に苗不足となり、全く苗が手に入らない年もあった。今年も暑い日が続き、山荘でのポット栽培も発芽せず、生えてきたのは雑草ばかり。従って今年も苗不足を予測していた。予測は不幸にも的中、１１日前には大きな丈夫な苗は売り切れ、仕方なく買ったひ弱な苗。今年の玉葱は諦めるしかないとホームセンターを覗いて観ると、在った。新たに大きな丈夫な苗が入荷しているでは！更にこの苗を買い足して200本くらいの苗を定着させなくては！失敗ばかり続くと実にめげる。そこで早速発想の転換を行い、この失敗が何をもたらすのか考え、原点に還る。仙人の大地耕作の目的はあくまでも修行であって、収穫は2の次であった筈。ならば失敗こそ試練のときであり弥増して修行に励む絶好のチャンス。で颯爽とバイクに跨り、新たな玉葱苗を求め里に下る。序に図書館で予約しておいた10月に発売されたばかりの冲方　丁「戦の国」を借りて畑に直行。
		目白トレ３回	３２７３歩、２２９１ｍ、６０kcal/1 回目白	学習院大学、立教、お茶の水女子大に続き樹麗が修士課程から博士課程まで１０年以上通い続けた東大へ散歩。三四郎池の大きさに吃驚！静かで大きくて都会のど真ん中にあるなんて信じられない。
１４日（火）	晴雨	中畑、西畑目白野菜収穫扇山MW	耕運機スターター紐分解（218）布団干しで降雨ガックリ！６１０９歩、４２７６ｍ、２０２Kca	コンクリートかと思われる程、部分的には堅くなってしまった中畑の土。こんな堅い土にめげず、よくぞあんな3kgもある大きな芋が育ったもんだと感心！もっとも芋苗を移植した部分は何回も耕運機で耕し、柔らかくしておいたので芋も大きくなれたのだろうが。立鍬で残滓をかき集め、火を着けてから施肥。１５ｋｇの鶏糞５袋７５ｋｇと石灰１２ｋｇを散布し耕運機を掛けるが、土が硬いので回転刃が土に喰い込まず、跳ねまわる。何度かエンストした後、再度スターターコイルを引くとプッツン。紐が切れてしまったでは！切れた紐の残りはバネの力で耕運機本体に引っこんでしまい取り出せない。直ぐ販売店に電話するが、コイル部分を外して持って来れば紐の交換は出来るとの事。果たしてコイル部分を収納している部品を外せるか？その前にこの重い耕運機を人力で奥庭まで運び上げることが出来るか？そうだ、その前にワインセラーの蛍光灯を買いに行ったが、蛍光灯はグロースターターとラピッドスタート形の２種あることをすっかり忘れていて、どっちを選ぶか迷った。店長に訊いたらグローが一般的とかで、まー確率２分の１だとグローを買ったが見事外れ。グロースターター式はグローランプと呼んでいるスターターが無いと着かない旧タイプ。ラピッドスタート形はその名が示す如く、スタートランプが無くても直ぐ着くラピッドであることをすっかり忘れていた。て云うか幼い頃はラピッドではなく兎のラビットと覚えていたので、直ぐ着くラピッドと結びつかなかったのかな。仕方なく１ｍ２０ｃｍの長い蛍光灯2本をバイクに積んで再び販売店に。どうも今日は着いてない。ま、ワインセラーが皓皓と照らされ明るく甦ったことを良しとしよう。
１３日（月）	晴０℃	中畑、図書館、蛍光灯、洗車ブラシ亀束子購入	芋畑の残滓処理、施肥耕運機掛けカズオ　イシグロ「忘れられた巨人」（217）１４４９２歩、１０１４４ｍ、４２１Kca	それでも段ボール一杯で３５ｋｇもの収穫になった。数は少ないがその分１つ１つが例年にない大きさで、追熟させれば今までにない美味しさが期待できそう。２つだけ稔ったラフランスも不細工ではあるが、味は捨てたもんじゃない。紅東と紅悠は1個２ｋｇから３ｋｇ近い大きさの芋となったが、株のばらつきが酷く大きな芋は6個ほどで、後は小さいか根ばかりで稔らない。芋の甘さは不充分だが、他の甘いものを食べず、味覚を鋭敏にして最初に味わうと実に上品な甘さであることに気づく。キウイを追熟させるために数カ月ぶりにワインセラーを開いたら、天井からの漏水があり、天井の蛍光灯も着かず。換気扇は回るので、地中配線がやられた訳ではなさそう。１、２ｍ４０W２本の蛍光灯も建設以来一度も取り替えていないので、単に寿命なのかも。中山七里「アポロンの嘲笑」、は未だ救われるが「ワルツを踊ろう」は駄作。売れているので出版社が焚きつけて書かせた明らかなやっつけ仕事。読むに値しない。医師でもある知念実希人の「崩れる脳を抱きしめて」なんぞ、今世紀最高の恋愛ミステリーと宣伝してるが笑わせるぜ！
１２日（日）	晴０℃	広瀬畑、中畑テラス小倉山ＺＺ	残りの芋堀２５ｋｇ、広瀬柿偵察キウイ３５ｋｇ収穫（216）１７２６４歩、１２０８４ｍ、５３１Kca	僅か35本吊るしただけで終わり。１本に５個結んであるので計１７５個しか枯露柿用の柿は、収穫出来なかったのだ。段ボール２箱分の熟し柿があるので収穫総量はもっと多いが、熟柿が２箱分もあると云うのも驚き。これは不作の証しでもある。たわわに稔る年は熟して先に落ちてしまう熟柿は少ない。昨年は３回に分けて収穫し526個、120個、250個と計896個の柿を吊るしたのが、今年は２０％にも満たない。これじゃ山荘の冬の保存食にも足りないくらいで、例年のように山荘野菜のファンに分けてやるなんて到底無理。そこで広瀬柿の偵察に出てみた。いつもは鈴生りの夜光塗料のような鮮やかな光を放つ柿で覆われた柿林は何処へやら。彩を失い静まり返っている。山荘の柿木より遥かに少なく、明らかに今年は不作の年であることを物語っている。地元の枯露柿農家も「今年は実入らずじゃ！」と嘆いていると地元TV。昨年大幅に剪定したのでキウイの実も例年の１０％程で、実りの秋とは程遠い年になてしまった。
１１日（土）	晴	奥庭、葡萄畑図書館テラス	柿収穫、柿剥き吊るし（215）知念実希人「崩れる脳を抱きしめて」４８８９歩３２４４、ｍ、１６１Kca	６０兆個しかない人間の細胞は、１日で１兆個が入れ替わり２ヶ月で６０兆個が更新される。神経細胞や心筋細胞など更新されない細胞や、更新速度の違いにより完全に総てが入れ替わる訳では無いが、それでも骨まで含め成人は、約２年半で人体のほぼ総てを別の物質に置き換えてしまう。人体は１兆個÷２４時間÷６０分÷６０秒≒１１５７４０７４個　たったの１秒で１千万個以上の細胞が入れ替わっていることになる。つまり秒速１千万個の速度で人体は激しく流れ続けているのだ。ほぼ総てが入れ替わる２年半後、人体は別人になっているかと云うと、同じ人間である。絶え間なき細胞の合成と分解と云う、真逆の過程が同じ速度で進行することにより、人間全体としては時間変化せず平衡に達している。これに物理学や化学で使われる動的平衡と云う言葉を当て嵌め、動的平衡の生命観が語られるようになって久しい。さて人体は如何にして細胞のほぼ総入れ替えする激流の真っ只中にあって、人間全体としては時間変化せず平衡に達しているのか？入れ替わる前の細胞の記憶が、動的平衡を可能ならしめているとの直感を齎したのは、大菩薩の紅葉の森で聴いたバロックの音色であった。≪不要になった細胞は死んで、その近辺の元気な細胞を細胞分裂させて２個にし、その一つを失った細胞に入れ替えて成長させる≫　その近辺の細胞が不要になった細胞の記憶を、新たに細胞分裂した細胞に刻み込み記憶は、死に対して敢然と立ち向かうのだ。、ほぼ総入れ替えの為された約２年半後、物理学、化学の云う完全なる平衡とは異なり、ほんの僅か変化してはいるが、動的平衡にあると云っても過言ではない。勿論死んだ細胞は復活しないが、死に対する部分的勝利を収めたのだ。カズオ・イシグロが福岡伸一と対談した際に語られた言葉≪記憶は死に対する部分的勝利である≫に触発され、仙人は細胞分裂する２個の細胞の１つになって蒼の記憶を、チベット密教仮面から蒼のランドヴェンチャーに託し、新たな動的平衡へと旅立つのだ。
１０日（金）	晴	居間、二階テラス扇山MW	シャンデリ修理枯露柿ロープ5本セット１１０６４歩、７７４４ｍ、３０６Kca	今度は壁画上のシャンデリアが着かなくなった。１カ月ほど前に食卓上のシャンデリアがスイッチを入れても着かず、５つも蛍光灯の付いている重いシャンデリアを降ろして２人掛かりでどうにか修理に成功。と云うことは壁画上のシャンデリアも近いうちに点灯しなくなるのではと、心配していたが不幸にも予想的中。きっと前回と同じ天井からの配線とシャンデリアの接続器の接触不良だろうと見当はついたが、これを１人で修理するのは難しい。しかし外した時のシャンデリアの重さを受け止められれば、修理は出来る。それには先ず５つの蛍光灯のガラスカバーを先に取り外し、軽くすれば１人でもシャンデリアを外せるのでは！駄目元でやってみようと着手。直径３７ｃｍもある重いガラスカバーは埃をこびり付かせ、虫の死骸を溜め込み23年間も放って置かれた恨みを無言で語る。洗剤をスポンジに浸み込ませゴシゴシ洗いながら≪ご苦労さん、今までありがとう！≫と独りごちる。接続器を点検したが接触不良は見当たらず、スイッチを入れてたら皓皓と灯りがともる。なーんだ、着くではないか！しかし念のため接続器にシャンデリアからの配線を強く押し込み、点検完了。問題は取り付けである。何度もシャンデリアを支えきれず、一旦降ろしては持ち上げを繰り返し、どうにかビスで固定。朝から大仕事を１つ片付けたので気分はすこぶる良し。さてこれから枯露柿つくりに取り掛からねば！
	熊は襲われない。熊を捕食するような大型で強暴な動物は日本には居ない。従って襲った獲物を横取りされることも無く、熊は襲ったその場所で悠々と獲物を食べる。決して獲物を森の奥に引きずり込む習性は無い。従って熊に襲われた可能性は殆ど無い。２つ目に思い当たる自ら消える動機なんぞ皆無。夢二会の代表、現代女性文化研究所理事、豊島区から委嘱されている図書館専門研究員、マンション百年委員と活動し、更に２回目の本の出版を目論んで執筆中（？）とか兎に角忙しく充実した日々を送っているのだから、自ら消えるなんて有り得ない。消去法的にそこから導き出される結論は唯１つ。山荘と反対側の山脈の西側へ下ったと考える以外に無い。しかしその結論を導き出すには、幾つもの大きなハードルを越えねばならない。先ず山荘の奥庭のように駆け巡っている扇山で、ガスに巻かれたり風雪に襲われているでもなく晴れて見通しの良いこの状況下で途に迷うなんて考えられない。２番目に、迷うにしても山荘側、つまり竹森川へと迷い込み下山するなら有り得るが、全く逆方向の西側、太陽の沈む方向に下れば、下り始めるや否や、即逆方向と気づく筈との仙人の先入観。この先入観は厳冬期の北岳や積雪期の槍ヶ岳北鎌尾根、北岳バットレス、穂高岳などでのロッククライミング、ヒマラヤでの体験などを共にしてきて、ルートファインディングに対する充分な判断力を養ってきたとの仙人の錯覚にある。つまり師である仙人は、とんでもない錯覚を起こしていたのだ。自分では何も判断できない、ただ人の後をついて登るしか能の無い似非クライマーしか育てられなかったことに、仙人は気づいていなかったのだ。明らかにこれは仙人の完全なる敗北である。３番目に≪迷ったら元に戻れ≫との教えが全く生かされていなかったこと。本人は間違いに気づき少し戻ったが、≪きっとここを下ればいつもの山荘の途へ出られると思っていた≫と云う。山脈は南北に走り、その東側、陽いずる方向に山荘は位置し、陽沈む側に山荘は無い。にも拘わらず元の途に戻ろうとしなかったこと。それにしても北に向かう稜線を歩きながら、一体どこで山荘と反対西側の下柚木の里に下る途を選んだのか？訊いてみて唖然！≪緑のテープが木に巻き付けてある所が下山路入口だと思っていた≫とのこと。確かに数年前に下山路入口に仙人は緑の小さなテープを巻いておいたが、それは稜線の東側、つまり扇山から下る右方向に在るのだ。反対側には森の所有者の境界を示すかのような緑のテープが仰々しく、何十本もの木に巻かれている。誰がどう観たって異様な巻き方で、案内標識でないことは明らか。手前に付けられた仙人の緑テープを観ずに、この仰々しく幹全体に巻かれたテープに引かれて下ったと云う。東ルートから登って来て稜線に出なければこの異様な、ぐるぐる巻きの緑テープの森を観ることは出来ない。つまりこの緑テープの森が山荘と反対側に在ることは明明白白なる事実なのだ。それすら認識せず、そのテープに沿って反対側に下ったと云う事に唖然としたのだ。これは最早仙人が如何に想像力を逞しくしても考えられないことであり、唯ただ自らの想像力の欠如に改めて愕然とするしかない！更に些細なことを上げれば、歩き慣れている仙人は熊避けの笛を持ち、吹き鳴らしながら歩いているのに本人は持参してない。携帯電話にしても仙人は山行中は肌身離さずもっているが、本人は熊の恐ろしい襲撃を認識しつつ、笛も携帯電話も持たず無防備。果たしてこれらは本人のちょっとした単純な過失で済まされるのだろうか。山では単純なミスが致命的になると北岳バットレスでのロッククライミングで冨美代さんは学んだ筈。登攀中にカラビナを落とし、この先の登攀継続が危ぶまれ、ミスは許されないと仙人に諭され以後、胸に深く刻み込まれていたのでは。いいや、そんな風にしか育てられなかった仙人に問題がある。当然の事ながら未熟仙人は、未熟者しか育てられないのだと実感！
		目白トレ３回	３２７３歩、２２９１ｍ、６０kcal/1 回目白
６日（月）	晴	葡萄畑、中畑轆轤室	薩摩芋掘り開始冬物ロッカー入れ替え４日間探していた鏝発見何と長靴の中とは！延長コードに絡んでいた鏝がコードを掛ける時落ちたのだ F遭難記１３８７２歩、９７１０ｍ、３５４Kca	ゴーヤーの撤去を始め、２１０本の玉葱苗を移植し終わり、山荘壁面の時計を見ると２時。野良仕事を終えるにはまだ１時間早いが、歩くのが遅い冨美代さんの体力を考えると、山散歩に出かける時間かなと早々と畑から上がる。夕日の差し込む紅葉の森の華麗な彩に言葉もなくただ吸い込まれ、この上ない贅沢な時間を堪能する。雨の日も風や雪に襲われた日も、その都度異なる表情を愉しみ、すっかり山荘の奥庭と化した扇山の小路。その奥庭のような扇山で、冨美代さんが忽然と消えたのだ。山頂から１００ｍ程下った急斜面の手前で、遅れて登って来る冨美代さんとすれ違う。先に降りて夕餉の仕度をしておこうと「頑張って！」とエールを送り別れる。まー時間差にしても僅か数分なので、幾らゆっくり下っても１０分か２０分の遅れで山荘に戻るであろうとテラスにテーブルセットし、料理を載せあとは食事直前にオーブンでばら肉を焼けば終わりと準備完了。しかし戻らないので携帯電話を掛けようとしたが、その冨美代さんの携帯はキッチンのゴミ箱の上に置きっぱなし。仕方なく先に風呂に入り出てくるが未だ戻っていない。流石にこれは歩くのが遅いだけでは済まされない。下山中の急斜面で転倒し捻挫、悪くすれば骨折し動けないに違いない。即活動服に着替え靴を履き直し、今度は下山路の西ルートから登り返し事故現場へと走る。しかし山頂直下の急斜面に人影無し。落日しつつある扇山山頂に１６時３５分に着き、携帯電話を掛ける。幾らなんでももう山荘に着いている筈なので、キッチンのゴミ箱上に置き忘れた携帯に気づき電話に出る筈。だが圏外で通ぜずメッセージを入れる。「もう着いてると思うが、山に登るときは携帯を忘れるな！」　それでは今登って来た最短の西ルートから下ろうと山頂を後にする。だが待てよ、電話は通じていない。つまり山荘に冨美代さんが戻ったと確認した訳では無い。冨美代さんが最短の西ルートから下ってないことは確かめたので、下るとしたら登りに使った東ルート以外にあり得ない。若し戻って無いとしたら、この東ルートで骨折し動けなくなっていることも考えられる。しかしこのまま遠い東ルートに入ると、昼でも薄暗い森を下らねばならず、日没後の闇に襲われる。急げ！目を皿のようにし急斜面を見詰め、血の跡やスリップ痕が無いかを探しながら下る。何も見つからず安心して東ルートから山荘に戻る。９９％間違いなく戻っているとキッチンのドアを開けるが、山荘は静まり返っている。有り得ない事が起こった。通い慣れた山荘の奥庭から忽然と姿を消した冨美代さん。熊に襲われ森の奥に引きずり込まれたか、自ら姿を消したか、いずれにしても生死に関わる事故が起きたのだ。昨夜は山荘で２℃まで気温が下がり、薄着の冨美代さんが山中で一夜を耐えることは難しい。一刻を争う事態。１１０に電話すると、即パトカーを山荘に向かわせるとのこと。しかし塩山地元の日下部署に代わり当直警官が出ると、署まできて捜索願を出してくれと云う。「骨折して重傷を負って戻る可能性があり、一刻を争う今ここを離れる訳には行かない」と伝える。高齢化が進み呆けた徘徊老人がしょっちゅう行方不明になり、日下部署から月に数回は不明者の特徴を伝える捜索放送が流れるが、当直警官はその手だと思って動こうとしないのだ。行方不明になって３時間半、真っ暗になった山荘前庭にライトを灯し山荘位置を明らかにし、次に打つ手を思案。そこへ御凸から出血し、顔中擦過傷を負った冨美代さんがタクシーに乗ってやって来た。「此処は何処ですかと訊いたら、下柚木だと教えてもらいました。２０メートルくらい急斜面を転げ落ち打撲しました」　絶句！下柚木だって、それじゃ山荘と反対側の牧丘の笛吹川へ下ったと云うことか！山荘と反対の太陽の墜ちる西側に下っているとの自覚が無かったのか！自分の家の奥庭で迷い行方不明になるとは！
５日（日）	晴	全畑扇山EW 扇山WE （F遭難捜索）	散水器撤去、ほうれん草、白菜、レタス、春菊収穫玉葱苗移植250本、ゴーヤー撤去２０６１３歩、１４４２９ｍ、５０５Kca	何故完成したばかりの駐車場の屋根を葺いたか？10尺（約３ｍ）の屋根材であるポリカ波板と４ｍの直管パイプ、つまり尺とメートルが絡んだ問題なのだ。当初４ｍの梁となる直管パイプに10尺のポリカ波板を葺いたが、当然１ｍばかり屋根材が足りない。尺売りとメートル売りの安物資材で遣り繰りしようとすれば、どうしても避けられない寸法違い。勿論長い方の梁にに合わせて、不足分を計測してポリカ波板を切断し屋根材を繋げばいいのだが、一々計測し切断し、10尺の波板に合わせるとなるとかなりの時間と労力が必要。そこで10尺のポリカ波板を切断せずに、梁と直交する位置に葺いたのだ。つまり波板の波に直交する波を載せたのだから邪道なんてもんじゃない。繋ぎ目からは水漏れせぬ様波板の上下を考えて葺いたので、問題はないが何ともみっともない。時間的余裕が出来たら葺き替えせねばとずーっと気になっていたのだ。で、今週遂に決心し更にポリカ波板を8枚追加購入し、改修工事に着手したのである。
４日（土）	晴	駐車場、トイレ里Rd	コンクリ打ち、配線カバー改修屋根葺き替え工事１０９４５歩、７６６１ｍ、３６６Kca	死を概念として認識するのと、死を間近にしての認識との間には質的な断絶がある。４K、８Kで映し出された林檎の画像が如何にリアルであろうと、その林檎には触れることさえ出来ない。勿論食べることなんてあり得ない。実際の林檎との間には本質的に隔てられた深い断絶がある。それに近い認識の断絶を、死の概念と死の事実との間に感じるようになって、久しい。記憶を辿ると高校時代にのめり込んだ谷川岳や穂高岳でのロッククライミングの墜落死や、冬山遭難での死者との対面であった。谷川岳マチガ沢の岩場では墜落した若い女性をザイルで背負い下山。時間の経過とともに背中の女性が冷たくなっていくのを感じた時に突然、死がなんであるか17歳の高校生が知ったのだ。概念でしかなかった死が、現実としていきなり飛び込んできたのだが、それはほんの始まりでしかなかった。従って仙人の死のリアルな認識は老いによって齎されるより遥か以前に、質的な断絶を超えてあったのだ。となると大菩薩の錦秋の森で聴いたバロックの音色は、老化による体力の衰え、死を間近にした老人の幻聴だけではなかったのでは！カズオイシグロの言葉・≪記憶は死に対する部分的な勝利である≫が絡んでいるような気がするのだが。
３日（金）	晴	駐車場、トイレ	LVの走行距離のメモA、Bをセットカーナビの山荘位置修正トイレ暖房配線、車庫改修１００８５歩７０５９、ｍ、４３７Kca	どうも合板に黒ペンキを吹き付けただけの台では色気が無くトランクの品格が墜ちる。車のトランクにはフェルトタイプのシートが敷いてあるが、若しやあれと同じものがロールの量り売りでホームセンターにあるのでは？早速八時半開店のナフコに問い合わせた。該当するシートは無いとの事。塩山では最も品数の揃っているナフコに無ければ、コメリ、D2にも無いだろうと諦め、フェルトの代わり薄い毛布を台に張ってみたが、どうも貧相で戴けない。駄目元でD2に電話したら、量り売りは無いが黒とグレ－の９０×１３０ｃｍのシートがあると云う。まー観るだけみてみようと出かけたが、ロールになっているのでシートの表面しか観えない。値段も２３００円と３３００円でペラペラの安もんにしては高すぎる。でもま、毛布よりは良いかと購入し、気に喰わなかったら返却すればと慎重にロールを解こうとしたが、解けず。仕方なく包装紙を切断し、調べるとフェルトの裏はゴムマットになっている。値段なりのしっかりした出来で、台に載せるとピッタリ。気に入ったぜ！まるでメーカーが元から車に取り付けたような感じ。やったね！
２日（木）	晴	唐松尾根→妙見の頭 →大菩薩峠→上日川峠大菩薩嶺	ランドヴェンチャー初山行上日川峠１１：２５→１５：２０帰着１９８１５歩、１３８７０ｍ、６３５Kca	いきなりクラシックの世界。色付いた森が一斉に透明な大気を震わせ、繊細でこの上ない麗しい音色を奏で始めたのだ。思わず呟いてしまった。≪こりゃバロックの音色だ！≫　幾たびとなく訪れた大菩薩嶺が、今までと全く異なる世界を展開していることに気づき戸惑う。どうしたのだろう？日々トレーニングで登る山荘の裏山である扇山、テラス正面に横たわる小倉山と同じく、大菩薩嶺もトレーニングの山であり、駆け登り駆け下るだけの山であったのに！こんな風に語り掛けられ、包み込まれるような慈愛を発する大菩薩に迎えれたのは初めてである。老化による体力の衰えが齎した現象と片付けてしまうには、早計過ぎるのでは！菩薩とは仏に次ぐ崇拝対象。色付いた森の音色は若しや菩薩の慈しみそのもの！
１１月累計６６km、１０８m 　　総活動距離：１９０２km７２１ｍ	山トレ１２日計１３回、水泳１回　山トレ累計１３２回

月日

天気

活動場

活動記録

一言メモ

３０日
（木）

曇
雨

秘境洞窟探検、
オフロード
アドヴェンチャー

パガット洞窟、ＡＴＶバギー
（All Terrain Vehicle）
マイクロネシアモール

まるで馬鹿にしていたのだ。All Terrain Vehicleなんて高がバギー、つまり乳母車ではないか！ところがこのAll Terrain Vehicleは、荒れ地を走るために、タイアを太く、車体を軽くして軍事的地形を走行する車の意だった。洞窟探検トレッキングを終えてグアム・アドヴェンチャー（GA）の事務所に戻ると未だ１３時。折角グアム島北東部のアンダーソン空軍基地近くまで来たのだから、この未開発の荒れ地を走ってみるのも悪くはない。そこでバギーなるものに乗ってみようかとGAのおねーちゃんと交渉。「バギー８５㌦だって！ちょっと高いんじゃない。「トレッキングの後だからもっと安くしてよ！」と云ったら、なんと５４㌦にしてくれた。で、駐車場に行ってバギーなるATVを観てビックら！山荘の新車ランドベンチャーもごついが、てんで話にならん。もう完全にスクラップとしか思えない車で、やたらとサスペンションが大きくて、ギアも前進のみ、転倒して急斜面を転げ落ちてもいいように鉄骨で車全体を覆い単なるバギーとは異なる。先ずは軽く足慣らしでお決まりコースを２週。それから水溜まりの多い赤土のスリップし易い狭い道を突っ走り、やがて岩のゴロゴロした登山道になり、休憩後の最後のルートは３０度近い岩の急斜面をハイスピードで登る。下る時は全く下が観えず落ちる感じで、ガイドがいなければとても通過出来ない。ハンドルなんてあって無きが如し。先ずはタイアが置かれた状況を判断して落ちたり横ずれしたり、その動きに合わせてハンドル操作しないとジャングルに突進するか、崖下に墜ちてしまう。終わってみれが全く想定外のドライブで、スリル満点。今度山荘のランドベンチャーが何処まで走れるか試してみようかと思ったくらい面白かったぜ！

２９日
（水）

曇
雨

グアム南東側

タモン→タムニング→
ハガニア→アサン→米海軍基地
→リゾート→恋人岬→アサン
チャモロ水曜夜市行２０番バス停
捜索に1時間？スパ

ピティを過ぎ右手にササ湾を観ながらオロテ半島に差し掛かり、地図を観るとこの先海軍基地のため立入禁止と書いてある。しかしカーナビは直進を示しているのでそのまま進むが、どうもその先にはゲートがあり高速道路の料金所の雰囲気。あれっ、グアムに高速道路なんてあったっけ！　と、若さと健康美に輝くブロンドのおねーちゃんがゲートに立っていて、「許可証を！」　やべー此処海軍基地じゃ。凄いラッシュでバックして逃げ出す訳にも行かず、「おーミステーク、ヴェリーソーリー！」と叫ぶと透かさず「免許証を見せておくんなまし！」と宣うでは。あっ、いけねー、グアムは車上荒らし、場合によっては路上強盗も居ると、さんざレンタル会社のスタッフに脅かされたので貴重品はホテルに置いてきてしまった。つまり免許証不携帯である。うーん、と唸ると「それじゃ、パスワードでもよござんす！」と追い打ちを掛けて来るでは！パスポートこそ盗まれたら再発行まで２週間もかかり帰国出来ない。タンザニアのキリマンジャロ登山で強盗詐欺に遭い、既に経験済みなので当然貴重品は免許証と一緒にパスポートはホテルの金庫の中。つまり身分を証明するものは何も無いのだ。となるとアジア系の身元不明者が米海軍基地に不法侵入を目論んでいると云う事になる。昨今の北朝鮮と米国の一触即発の状況から鑑みれば北朝鮮の工作員と疑われ、営倉に放りこまれ厳しく尋問され、疑いの晴れるまで帰国出来ないなんてことも有り得るのでは！グアムは北朝鮮の核ミサイルの射程圏内にあり、ここ数か月で観光客は激減しているとの情報を得て、そんなら空いてていいやとノコノコやって来た仙人も、まさか海軍基地でと捕まるとは完全に想定外。すはそこで仙人は考えた。何かないか！そうだ、レンタカーの貸出前の事前点検した黄色のVehicle Inspectionがあった筈。黄色の用紙を差し出すと超美人のおねーちゃんは、黄金の微笑みを見せ、「あたしに着いておくんなまし！」と云って、反対車線に飛び出し、ラッシュの車を次々と停車させ誘導。まさか２日後、この海軍基地の上空をセスナ機を操縦しながら飛ぶことになるとは思ってもみなかったのだが、操縦桿を握りながら無意識の裡にあの超美人を探している仙人には参ったね！地上からのペネトレーションが駄目なら上空からとは、あの美人兵士も受け入れるしかあるまい。

２７ー２８
日（月火）

晴

成田→グアム
オロテ半島、
マイクロネシアモール

UA874,21時20分が1時間遅れ
グアム3時→デュシタニリゾート4時
ダイビング２本、レンタカー

太平洋、ミクロネシアの４大海中洞窟と云えば、先ずはサイパンのグロット。重い器材を背負って１１０段もある急な階段を下らねば辿り着けない洞窟。光と影の陰影の中でどこまでも蒼く澄んだ海が、外洋のペネトレーションにより波打ち泡立ち、激しく踊る。水深１３ｍで洞窟は外洋に開き、出た途端ナポレオンやバラクーダの出迎え。しかしロタ島のハルノン岬のロタホールにはノックアウト。水深１１ｍの洞窟を進むと、天井に２か所穴の開いたホールに出る。この小さな穴から差し込む光が実に神秘的で神々しいのだ。小さな穴なので陽が差し込むのは４月から秋までの限られた時間で、当然ながら晴れなければこの神々しい光に遭遇することは出来ない。この時は２日間通い、幻想的な写真を撮ることが出来、山荘のトイレ棚に飾ってある。さて３番目のブルーホールであるが、同名の海中洞窟はパラオとグアムにあり、ガムリス島の北西にあるパラオ洞窟は２度潜行したが、ただ大きいだけで面白くなく記憶にない。グアムのオロテ半島の西側に在るブルーホールは、水深１８mにある洞窟に入り、洞窟入口を見上げると、ハート形に観えるとか。ロタ洞窟の神秘性に触れてしまったダイバーにとって、グアムのブルーホールは物足りないだろうが、実際自らの目で確かめないことには何とも言えない。とのこのこ出かけたのだが、想像以上にお粗末。まー何とかハート形に観えるかなと云う程度の単なる海中洞窟で２度と潜りたくない。

２５日
（土）

晴

アマルティア,
西畑、葡萄畑
小倉山ＺＺ

給油タンク下の弁を開ける
ニードルの曲がりを熱風で
矯正した。西畑西柵の
除草段ボールマルチ
馬鈴薯芽欠き目白発送（223)
２３７７５歩１６６４２ｍ、７９２Kca

朝からヘアドライヤーが大活躍！書斎のストーブが途中で消えてしまい給油ランプが点灯。給油タンク下の弁を押し上げて開けるニードルの曲がりが原因であろうと、熱風での矯正を試みる。本来真っ直ぐであったものが何故曲がってしまったか？給油タンクを押し込むときニードルの先端が給油口の縁に引っかかり曲がったとしか考えられないが、果たしてこのプラスチック製のニードルが熱を加えるだけで曲がりを矯正することが出来るのか？やってみるしかない。駄目ならストーブを買い替えねば。ペンチで曲がった部分を挟み真っ直ぐにした状態でヘアドライヤーの熱風を当て続ける。何回も繰り返したが、完全に元に戻りはしない。ニードルを戻しタンクを入れてみたら、給油ランプは消えストーブが稼働。しかし安心は出来ない。前にも一度ニードルと一体化しているフィルターを掃除し、給油ランプの点灯を解除できたことがあったが、暫くして再び停止。さて今度はどうか？２つ目のドライヤーの活躍は滝の給水管とホースの接合。給水の塩ビ管はホースより径は小さいのだが、その差は僅かでピッタリ嵌めることが出来ず、漏水が続いていることを発見。この僅かな差を広げるには、ホースを熱くして軟化させ塩ビ管に押し込むしかない。それにはホース、塩ビ管双方を熱くしないと上手くいかない。ホースはヘアドライヤーで熱く出来るが、塩ビ管はそんな生易しいことでは熱くならない。そこで熱湯を降り注ぎ何とかはめ込む。その後最強の引っ付き虫コセンダンソウの蔓延る西畑西柵際の黒ビニールのマルチを剥がし、除草と新たな段ボールマルチをして、小倉山へ。

２４日
（金）

晴

玄関、居間
イオ、廊下など
北峠、P2峰、扇山
NP2W

蔓梅擬交換
１５２１３歩１０６４９ｍ、３８８Kca

路上に伐採された幹、枝葉、一輪車が置かれ車が通れない。伐採された樹木を谷川の藪に移動していると伐採者が現われ「ひとの一輪車を勝手に動かすな！」　それじゃ伐採された木々は何処へ捨てればいいのかと問うと「ここならいい」と道路脇の坂本さんの管理している畑を示す。いいのかなと疑問に思いつつも差し当たり車が通れないのでは困るので、路上の木々を運ぶ。それにこの伐採された木は杉浦さんや山口さんの土地の木で、許可は取ってあるのだろうか？３日後の２４日同じ場所で坂本さん夫妻が畑作業をしていたので問うてみた。「ここは村田さんの地所ですがうちで管理していますが、勝手に捨てられては困ります。相談してもらわにゃ」とのことだったので謝罪し、改めて捨てた木々を移動する必要があれば移動しますと申し出るがにこやかに許してもらえた。伐採された木は秋になると蔓梅擬が紅い実を沢山つけて梢を飾ったり、春になると真っ先に銀の蕾を着ける大柳も含まれ、愉しみにしていただけに残念である。地主への伐採許可は取っていないらしいが、もめごとにならなければいいが！

目白トレ３回

３２７３歩、２２９１ｍ、６０kcal/1 回目白

２１日
（火）

晴

葡萄畑
テラス下
扇山MW

防鳥ネット張り（222)
目白野菜収穫
１３１４９歩、９２０４ｍ、３９２Kca

さて、柿不作となると困るのは仙人や枯露柿業者だけではない。こいつをたらふく食べて餌の無い寒い冬を乗り切ろうと狙っているヒヨドリや猪、熊にとっても受難。当然山荘のテラス下に吊るした、何処からでも丸見えの目立つ美味しそうな柿が、不作の年にはキラキラ輝いて観えることは間違いない。暫く山荘を空けるとなると、山荘は彼らの豪華レストランとなり、吊るし柿は食べ放題。昼は鳥達が集い、夜は夜行性の熊、狸、猪、アライグマなんぞが入れ替わりやってきてはジャンプして、枯露柿をキャッチ。昨年も大分やられたので今年こそは戦いに勝利せねばと朝からネット張り。先ずこのテラス下の長さにぴったり合うネットは何処に仕舞ったか？使う時になると、このネットはどの場所に合わせて切断し、加工したものかラベルを張っておくべきと思うが、片付ける時になるとコロッと忘れて、翌年再び悩むことになる。進歩の観られぬ愚かな仙人め！なんぞとぶつぶつ悪態を垂れながら、どうにか張り終える。これだけでも3時間もかかるのだから、整理、ラベリングは大切なのだ。

２０日
（月）

曇

葡萄畑
林檎畑、駐車場
小倉山ＺＺ

雑草取り、スイートポテト作り
棚撤去支柱を燃やす
ブロック塀穴塞ぎ（221)
１６３６２歩、１１４５３ｍ、４４８Kca

早朝から独楽鼠のように働きまくった。テラスに枯露柿つくりのテーブルを出し、ピーラー、包丁、紐、串、カッターナイフや剪定鋏を用意し収穫しておいた柿を窯室からテラスに運び準備完了。昨朝は今冬最低のー１.７℃と冷え込み富士山も真っ白しろ。しかし陽が昇るやグングン暖かかなり、先ずゴアのコートを脱ぎ、更に羽毛ベストを脱ぎ、セーターにレザーエプロンを付けただけで枯露柿つくりに熱中。80個程なので2時間足らで終わり、次は硫黄燻蒸のセット。大きなブルーシートを2階テラスから紐で吊るし、吊るしてある枯露柿全体をシートで包み、風でシートが枯露柿にあたらぬ様に脚立を入れ、柿の下にガスコンロを置いて、フライパンに硫黄粉を入れて着火。火力が弱いのか硫黄が燃えるまでにはならず、くすぶり続ける。約2時間燻蒸したが風が強くシートの隙間から煙が漏れてしまい、果たして効果が出る程枯露柿に硫黄が載ったか疑問。さーそれからが大変、そのまま凍結防止用ブルーシートを水道タンクに被せ、風で飛ばされない様ロープで固定。引き続き駐車場のブロック塀の穴塞ぎ。ブロック塀は倒れぬよう穴に鉄棒を通してあるが、最上部は７段まで積んであるので当然のことながら穴はブロック７つ分、つまり１ｍ４０ｃｍの深さになる。車を降りてキーをふと置きたくなる様な位置にブロック塀の穴がある。ある日、一時的にちょっと置いてしまうことは充分に考えられる。でふとした拍子にそのキーが１ｍ４０ｃｍの穴に落ちてしまったら、どうやって取り出したらいいか？狭い小さな真っ暗な穴なので極めて困難と云うよりか殆ど不可能。最終的にはブロック塀を破壊する羽目になるのでは！ブロック塀作りを始めた１０月２日より２ヶ月近く、このブロック穴を塞ぐ方法をあーだこーだと考え続けていたが、遂に閃いたのだ。同じブロックを横に積んで塞ぐとか、穴に段ボールを詰めてその上からセメントを流し、ブロック塀との一体感を損なわないようにするとか考えたが、ブロックの切断とか、段ボールの上に載せたセメントの陥没の可能性とか問題あり。で今回閃いたのは、合板を載せドリルで合板に上からブロックに達する穴を開け、長いビスで固定し、ブロック塀と色を合わせ合板を銀で塗り潰すと云うやり方。大成功！

１９日
（日）

晴
ー
1.7℃

テラス、葡萄畑
駐車場、広瀬、坂本宅
扇山MW

枯露柿追加80個
硫黄燻蒸、玉葱苗移植60本
計２１０＋２１０＝420本
御萩届、富有柿貰う
ブロック塀穴塞ぎ、水道タンクに
防寒シート覆い（220)
１４６２１歩、１０２３４ｍ、５１８Kca

５００ｍ泳いでは温泉に入って体を温める。泳いでいる間は勿論寒くはないが、温泉に入ると随分と冷えていることが解る。ゆっくり２００数えて樹分に温まってから、次の５００ｍを開始するのだが、温泉に入って居る間が閑でしょうがない。直ぐ出てしまわぬ様ゆっくり２００を数えるのだが、唯じっとしているのが耐えられない。そこで仙人は考えた。この浴槽でも体を動かせばいいのでは！直径２ｍ程の円形浴槽の中心にはジャグジーが湯を噴き出している。この上にお尻を載せ、両手を浴槽の底に置いて体を回転させてみた。60回程回転させるとかなりの渦巻き水流が生じ、両手の動きを止めても体がグルグル回るでは！面白くて餓鬼の様に熱中し回転していたら、あっという間にカウント２００を超えてしまった。うーん、子供時代はこんな風にして、あらゆることに遊びを見出し決して飽きるなんてことはなかったのだと、感慨に耽る仙人。昼飯も喰わずさんざん泳いで腹ペコになって山荘に戻り、解禁された今年のボジョレーヌーヴォーを開けて、すっからかんになった胃の腑に流し込む。さっきまで水の中に在って只管泳ぎまくっていた筋肉の隅々まで、ボジョレーの葡萄液が走る。醗酵した葡萄液が動脈に紛れ込み、静かにパルスを打つ。パーカッションになった肉体のリズムに耳を傾けながら、明日の活動予定に想いを馳せる。

１８日
（土）

曇
雨

轆轤室、滝
温泉プール
３０往復（１５００ｍ）
3倍で換算

大皿鑢掛け
鹿威し鐘修理（219)
９３３３歩、６５３１ｍ、２９７Kca

狂ったように稔る広瀬柿が、今年は５，６０個ほどしか実を着けていない。ここ数年「勝手に採っていいよ」と広瀬氏に云われ、枯露柿を作って来たが生り過ぎていてとても採りきれず、大半はヒヨドリや百舌鳥の餌となってしまう。しかしその狂ったように稔る採りきれぬ広瀬柿ですら今年は不作。近隣の農家は先週までに殆ど柿を吊るし、枯露柿つくりを終えたが広瀬柿は残されたまま。広瀬氏に電話すると「採ってもいいよ」との返事。そこでバイクに乗って柿狩りに。山荘の柿に比べるとやや小ぶりで、種も多く甘みも劣るが、今年の様に不作の年には貴重な柿。広瀬氏も今日枯露柿つくりをしたとかで、硫黄燻蒸をしている最中。そこに甲斐犬を連れた近所のおばはんが加わり、不作の柿について語り合う。おばはんの云うことにゃ、今年は土手とか水はけの良い乾いたところの柿が豊作で、あとは何処も不作だと話していた。「数百万も借りて、農家じゃ収入の当てもないから土地も家も抑えられちゃうよね」、「しょうもねーこっちゃ」とか話している。よそ者には誰の話をしているか皆目見当もつかないが、こんな風に後継ぎも居なくなった老いた農家は、橡も家も失い消えていくのだと云うことだけは解った。耕作放棄地は益々増え過疎地となり、やがて限界集落となるのだろう。

１７日
（金）

晴

萩原商会耕運機
図書館、HC
広瀬柿畑
里道Rd

枯れ玉葱60本植え替え
スターターコイル取り替え
広瀬柿収穫、冲方　丁「戦の国」
玉苗木90本追加移植
１０１９１歩、７１３３ｍ、２８３Kca

小さくて細くて土付きではあるが、とても育たないだろうと思いつつ30本×7束の玉葱を移植して１１日目。予想通り９０％程は枯れてしまった。もっと大きく10倍くらいに育った苗を60本再購入し移植したが、具に移植した苗を観察してみると、残りの１０％も虫の息で最早近日中に枯れることは間違いない。悔しいが総てやり直すしかない。玉葱苗は気候変動に敏感で、播種する8月末に暑い日が続くと発芽せず、この移植時期に苗不足となり、全く苗が手に入らない年もあった。今年も暑い日が続き、山荘でのポット栽培も発芽せず、生えてきたのは雑草ばかり。従って今年も苗不足を予測していた。予測は不幸にも的中、１１日前には大きな丈夫な苗は売り切れ、仕方なく買ったひ弱な苗。今年の玉葱は諦めるしかないとホームセンターを覗いて観ると、在った。新たに大きな丈夫な苗が入荷しているでは！更にこの苗を買い足して200本くらいの苗を定着させなくては！失敗ばかり続くと実にめげる。そこで早速発想の転換を行い、この失敗が何をもたらすのか考え、原点に還る。仙人の大地耕作の目的はあくまでも修行であって、収穫は2の次であった筈。ならば失敗こそ試練のときであり弥増して修行に励む絶好のチャンス。で颯爽とバイクに跨り、新たな玉葱苗を求め里に下る。序に図書館で予約しておいた10月に発売されたばかりの冲方　丁「戦の国」を借りて畑に直行。

目白トレ３回

３２７３歩、２２９１ｍ、６０kcal/1 回目白

学習院大学、立教、お茶の水女子大に続き樹麗が修士課程から博士課程まで１０年以上通い続けた東大へ散歩。三四郎池の大きさに吃驚！静かで大きくて都会のど真ん中にあるなんて信じられない。

１４日
（火）

晴
雨

中畑、西畑
目白野菜収穫
扇山MW

耕運機スターター紐分解（218）
布団干しで降雨ガックリ！
６１０９歩、４２７６ｍ、２０２Kca

コンクリートかと思われる程、部分的には堅くなってしまった中畑の土。こんな堅い土にめげず、よくぞあんな3kgもある大きな芋が育ったもんだと感心！もっとも芋苗を移植した部分は何回も耕運機で耕し、柔らかくしておいたので芋も大きくなれたのだろうが。立鍬で残滓をかき集め、火を着けてから施肥。１５ｋｇの鶏糞５袋７５ｋｇと石灰１２ｋｇを散布し耕運機を掛けるが、土が硬いので回転刃が土に喰い込まず、跳ねまわる。何度かエンストした後、再度スターターコイルを引くとプッツン。紐が切れてしまったでは！切れた紐の残りはバネの力で耕運機本体に引っこんでしまい取り出せない。直ぐ販売店に電話するが、コイル部分を外して持って来れば紐の交換は出来るとの事。果たしてコイル部分を収納している部品を外せるか？その前にこの重い耕運機を人力で奥庭まで運び上げることが出来るか？そうだ、その前にワインセラーの蛍光灯を買いに行ったが、蛍光灯はグロースターターとラピッドスタート形の２種あることをすっかり忘れていて、どっちを選ぶか迷った。店長に訊いたらグローが一般的とかで、まー確率２分の１だとグローを買ったが見事外れ。グロースターター式はグローランプと呼んでいるスターターが無いと着かない旧タイプ。ラピッドスタート形はその名が示す如く、スタートランプが無くても直ぐ着くラピッドであることをすっかり忘れていた。て云うか幼い頃はラピッドではなく兎のラビットと覚えていたので、直ぐ着くラピッドと結びつかなかったのかな。仕方なく１ｍ２０ｃｍの長い蛍光灯2本をバイクに積んで再び販売店に。どうも今日は着いてない。ま、ワインセラーが皓皓と照らされ明るく甦ったことを良しとしよう。

１３日
（月）

晴
０℃

中畑、図書館、
蛍光灯、洗車ブラシ
亀束子購入

芋畑の残滓処理、施肥耕運機掛け
カズオ　イシグロ
「忘れられた巨人」（217）
１４４９２歩、１０１４４ｍ、４２１Kca

それでも段ボール一杯で３５ｋｇもの収穫になった。数は少ないがその分１つ１つが例年にない大きさで、追熟させれば今までにない美味しさが期待できそう。２つだけ稔ったラフランスも不細工ではあるが、味は捨てたもんじゃない。紅東と紅悠は1個２ｋｇから３ｋｇ近い大きさの芋となったが、株のばらつきが酷く大きな芋は6個ほどで、後は小さいか根ばかりで稔らない。芋の甘さは不充分だが、他の甘いものを食べず、味覚を鋭敏にして最初に味わうと実に上品な甘さであることに気づく。キウイを追熟させるために数カ月ぶりにワインセラーを開いたら、天井からの漏水があり、天井の蛍光灯も着かず。換気扇は回るので、地中配線がやられた訳ではなさそう。１、２ｍ４０W２本の蛍光灯も建設以来一度も取り替えていないので、単に寿命なのかも。中山七里「アポロンの嘲笑」、は未だ救われるが「ワルツを踊ろう」は駄作。売れているので出版社が焚きつけて書かせた明らかなやっつけ仕事。読むに値しない。医師でもある知念実希人の「崩れる脳を抱きしめて」なんぞ、今世紀最高の恋愛ミステリーと宣伝してるが笑わせるぜ！

１２日
（日）

晴
０℃

広瀬畑、中畑
テラス
小倉山ＺＺ

残りの芋堀２５ｋｇ、広瀬柿偵察
キウイ３５ｋｇ収穫（216）
１７２６４歩、１２０８４ｍ、５３１Kca

僅か35本吊るしただけで終わり。１本に５個結んであるので計１７５個しか枯露柿用の柿は、収穫出来なかったのだ。段ボール２箱分の熟し柿があるので収穫総量はもっと多いが、熟柿が２箱分もあると云うのも驚き。これは不作の証しでもある。たわわに稔る年は熟して先に落ちてしまう熟柿は少ない。昨年は３回に分けて収穫し526個、120個、250個と計896個の柿を吊るしたのが、今年は２０％にも満たない。これじゃ山荘の冬の保存食にも足りないくらいで、例年のように山荘野菜のファンに分けてやるなんて到底無理。そこで広瀬柿の偵察に出てみた。いつもは鈴生りの夜光塗料のような鮮やかな光を放つ柿で覆われた柿林は何処へやら。彩を失い静まり返っている。山荘の柿木より遥かに少なく、明らかに今年は不作の年であることを物語っている。地元の枯露柿農家も「今年は実入らずじゃ！」と嘆いていると地元TV。昨年大幅に剪定したのでキウイの実も例年の１０％程で、実りの秋とは程遠い年になてしまった。

１１日
（土）

晴

奥庭、葡萄畑
図書館
テラス

柿収穫、柿剥き
吊るし（215）
知念実希人
「崩れる脳を抱きしめて」
４８８９歩３２４４、ｍ、１６１Kca

６０兆個しかない人間の細胞は、１日で１兆個が入れ替わり２ヶ月で６０兆個が更新される。神経細胞や心筋細胞など更新されない細胞や、更新速度の違いにより完全に総てが入れ替わる訳では無いが、それでも骨まで含め成人は、約２年半で人体のほぼ総てを別の物質に置き換えてしまう。人体は１兆個÷２４時間÷６０分÷６０秒≒１１５７４０７４個　たったの１秒で１千万個以上の細胞が入れ替わっていることになる。つまり秒速１千万個の速度で人体は激しく流れ続けているのだ。ほぼ総てが入れ替わる２年半後、人体は別人になっているかと云うと、同じ人間である。絶え間なき細胞の合成と分解と云う、真逆の過程が同じ速度で進行することにより、人間全体としては時間変化せず平衡に達している。これに物理学や化学で使われる動的平衡と云う言葉を当て嵌め、動的平衡の生命観が語られるようになって久しい。さて人体は如何にして細胞のほぼ総入れ替えする激流の真っ只中にあって、人間全体としては時間変化せず平衡に達しているのか？入れ替わる前の細胞の記憶が、動的平衡を可能ならしめているとの直感を齎したのは、大菩薩の紅葉の森で聴いたバロックの音色であった。≪不要になった細胞は死んで、その近辺の元気な細胞を細胞分裂させて２個にし、その一つを失った細胞に入れ替えて成長させる≫　その近辺の細胞が不要になった細胞の記憶を、新たに細胞分裂した細胞に刻み込み記憶は、死に対して敢然と立ち向かうのだ。、ほぼ総入れ替えの為された約２年半後、物理学、化学の云う完全なる平衡とは異なり、ほんの僅か変化してはいるが、動的平衡にあると云っても過言ではない。勿論死んだ細胞は復活しないが、死に対する部分的勝利を収めたのだ。カズオ・イシグロが福岡伸一と対談した際に語られた言葉≪記憶は死に対する部分的勝利である≫に触発され、仙人は細胞分裂する２個の細胞の１つになって蒼の記憶を、チベット密教仮面から蒼のランドヴェンチャーに託し、新たな動的平衡へと旅立つのだ。

１０日
（金）

晴

居間、二階テラス
扇山MW

シャンデリ修理
枯露柿ロープ5本セット
１１０６４歩、７７４４ｍ、３０６Kca

今度は壁画上のシャンデリアが着かなくなった。１カ月ほど前に食卓上のシャンデリアがスイッチを入れても着かず、５つも蛍光灯の付いている重いシャンデリアを降ろして２人掛かりでどうにか修理に成功。と云うことは壁画上のシャンデリアも近いうちに点灯しなくなるのではと、心配していたが不幸にも予想的中。きっと前回と同じ天井からの配線とシャンデリアの接続器の接触不良だろうと見当はついたが、これを１人で修理するのは難しい。しかし外した時のシャンデリアの重さを受け止められれば、修理は出来る。それには先ず５つの蛍光灯のガラスカバーを先に取り外し、軽くすれば１人でもシャンデリアを外せるのでは！駄目元でやってみようと着手。直径３７ｃｍもある重いガラスカバーは埃をこびり付かせ、虫の死骸を溜め込み23年間も放って置かれた恨みを無言で語る。洗剤をスポンジに浸み込ませゴシゴシ洗いながら≪ご苦労さん、今までありがとう！≫と独りごちる。接続器を点検したが接触不良は見当たらず、スイッチを入れてたら皓皓と灯りがともる。なーんだ、着くではないか！しかし念のため接続器にシャンデリアからの配線を強く押し込み、点検完了。問題は取り付けである。何度もシャンデリアを支えきれず、一旦降ろしては持ち上げを繰り返し、どうにかビスで固定。朝から大仕事を１つ片付けたので気分はすこぶる良し。さてこれから枯露柿つくりに取り掛からねば！

熊は襲われない。熊を捕食するような大型で強暴な動物は日本には居ない。従って襲った獲物を横取りされることも無く、熊は襲ったその場所で悠々と獲物を食べる。決して獲物を森の奥に引きずり込む習性は無い。従って熊に襲われた可能性は殆ど無い。２つ目に思い当たる自ら消える動機なんぞ皆無。夢二会の代表、現代女性文化研究所理事、豊島区から委嘱されている図書館専門研究員、マンション百年委員と活動し、更に２回目の本の出版を目論んで執筆中（？）とか兎に角忙しく充実した日々を送っているのだから、自ら消えるなんて有り得ない。消去法的にそこから導き出される結論は唯１つ。山荘と反対側の山脈の西側へ下ったと考える以外に無い。しかしその結論を導き出すには、幾つもの大きなハードルを越えねばならない。先ず山荘の奥庭のように駆け巡っている扇山で、ガスに巻かれたり風雪に襲われているでもなく晴れて見通しの良いこの状況下で途に迷うなんて考えられない。２番目に、迷うにしても山荘側、つまり竹森川へと迷い込み下山するなら有り得るが、全く逆方向の西側、太陽の沈む方向に下れば、下り始めるや否や、即逆方向と気づく筈との仙人の先入観。この先入観は厳冬期の北岳や積雪期の槍ヶ岳北鎌尾根、北岳バットレス、穂高岳などでのロッククライミング、ヒマラヤでの体験などを共にしてきて、ルートファインディングに対する充分な判断力を養ってきたとの仙人の錯覚にある。つまり師である仙人は、とんでもない錯覚を起こしていたのだ。自分では何も判断できない、ただ人の後をついて登るしか能の無い似非クライマーしか育てられなかったことに、仙人は気づいていなかったのだ。明らかにこれは仙人の完全なる敗北である。３番目に≪迷ったら元に戻れ≫との教えが全く生かされていなかったこと。本人は間違いに気づき少し戻ったが、≪きっとここを下ればいつもの山荘の途へ出られると思っていた≫と云う。山脈は南北に走り、その東側、陽いずる方向に山荘は位置し、陽沈む側に山荘は無い。にも拘わらず元の途に戻ろうとしなかったこと。それにしても北に向かう稜線を歩きながら、一体どこで山荘と反対西側の下柚木の里に下る途を選んだのか？訊いてみて唖然！≪緑のテープが木に巻き付けてある所が下山路入口だと思っていた≫とのこと。確かに数年前に下山路入口に仙人は緑の小さなテープを巻いておいたが、それは稜線の東側、つまり扇山から下る右方向に在るのだ。反対側には森の所有者の境界を示すかのような緑のテープが仰々しく、何十本もの木に巻かれている。誰がどう観たって異様な巻き方で、案内標識でないことは明らか。手前に付けられた仙人の緑テープを観ずに、この仰々しく幹全体に巻かれたテープに引かれて下ったと云う。東ルートから登って来て稜線に出なければこの異様な、ぐるぐる巻きの緑テープの森を観ることは出来ない。つまりこの緑テープの森が山荘と反対側に在ることは明明白白なる事実なのだ。それすら認識せず、そのテープに沿って反対側に下ったと云う事に唖然としたのだ。これは最早仙人が如何に想像力を逞しくしても考えられないことであり、唯ただ自らの想像力の欠如に改めて愕然とするしかない！更に些細なことを上げれば、歩き慣れている仙人は熊避けの笛を持ち、吹き鳴らしながら歩いているのに本人は持参してない。携帯電話にしても仙人は山行中は肌身離さずもっているが、本人は熊の恐ろしい襲撃を認識しつつ、笛も携帯電話も持たず無防備。果たしてこれらは本人のちょっとした単純な過失で済まされるのだろうか。山では単純なミスが致命的になると北岳バットレスでのロッククライミングで冨美代さんは学んだ筈。登攀中にカラビナを落とし、この先の登攀継続が危ぶまれ、ミスは許されないと仙人に諭され以後、胸に深く刻み込まれていたのでは。いいや、そんな風にしか育てられなかった仙人に問題がある。当然の事ながら未熟仙人は、未熟者しか育てられないのだと実感！

目白トレ３回

３２７３歩、２２９１ｍ、６０kcal/1 回目白

６日
（月）

晴

葡萄畑、中畑
轆轤室

薩摩芋掘り開始
冬物ロッカー入れ替え
４日間探していた鏝発見
何と長靴の中とは！
延長コードに絡んでいた鏝が
コードを掛ける時落ちたのだ
F遭難記
１３８７２歩、９７１０ｍ、３５４Kca

ゴーヤーの撤去を始め、２１０本の玉葱苗を移植し終わり、山荘壁面の時計を見ると２時。野良仕事を終えるにはまだ１時間早いが、歩くのが遅い冨美代さんの体力を考えると、山散歩に出かける時間かなと早々と畑から上がる。夕日の差し込む紅葉の森の華麗な彩に言葉もなくただ吸い込まれ、この上ない贅沢な時間を堪能する。雨の日も風や雪に襲われた日も、その都度異なる表情を愉しみ、すっかり山荘の奥庭と化した扇山の小路。その奥庭のような扇山で、冨美代さんが忽然と消えたのだ。山頂から１００ｍ程下った急斜面の手前で、遅れて登って来る冨美代さんとすれ違う。先に降りて夕餉の仕度をしておこうと「頑張って！」とエールを送り別れる。まー時間差にしても僅か数分なので、幾らゆっくり下っても１０分か２０分の遅れで山荘に戻るであろうとテラスにテーブルセットし、料理を載せあとは食事直前にオーブンでばら肉を焼けば終わりと準備完了。しかし戻らないので携帯電話を掛けようとしたが、その冨美代さんの携帯はキッチンのゴミ箱の上に置きっぱなし。仕方なく先に風呂に入り出てくるが未だ戻っていない。流石にこれは歩くのが遅いだけでは済まされない。下山中の急斜面で転倒し捻挫、悪くすれば骨折し動けないに違いない。即活動服に着替え靴を履き直し、今度は下山路の西ルートから登り返し事故現場へと走る。しかし山頂直下の急斜面に人影無し。落日しつつある扇山山頂に１６時３５分に着き、携帯電話を掛ける。幾らなんでももう山荘に着いている筈なので、キッチンのゴミ箱上に置き忘れた携帯に気づき電話に出る筈。だが圏外で通ぜずメッセージを入れる。「もう着いてると思うが、山に登るときは携帯を忘れるな！」　それでは今登って来た最短の西ルートから下ろうと山頂を後にする。だが待てよ、電話は通じていない。つまり山荘に冨美代さんが戻ったと確認した訳では無い。冨美代さんが最短の西ルートから下ってないことは確かめたので、下るとしたら登りに使った東ルート以外にあり得ない。若し戻って無いとしたら、この東ルートで骨折し動けなくなっていることも考えられる。しかしこのまま遠い東ルートに入ると、昼でも薄暗い森を下らねばならず、日没後の闇に襲われる。急げ！目を皿のようにし急斜面を見詰め、血の跡やスリップ痕が無いかを探しながら下る。何も見つからず安心して東ルートから山荘に戻る。９９％間違いなく戻っているとキッチンのドアを開けるが、山荘は静まり返っている。有り得ない事が起こった。通い慣れた山荘の奥庭から忽然と姿を消した冨美代さん。熊に襲われ森の奥に引きずり込まれたか、自ら姿を消したか、いずれにしても生死に関わる事故が起きたのだ。昨夜は山荘で２℃まで気温が下がり、薄着の冨美代さんが山中で一夜を耐えることは難しい。一刻を争う事態。１１０に電話すると、即パトカーを山荘に向かわせるとのこと。しかし塩山地元の日下部署に代わり当直警官が出ると、署まできて捜索願を出してくれと云う。「骨折して重傷を負って戻る可能性があり、一刻を争う今ここを離れる訳には行かない」と伝える。高齢化が進み呆けた徘徊老人がしょっちゅう行方不明になり、日下部署から月に数回は不明者の特徴を伝える捜索放送が流れるが、当直警官はその手だと思って動こうとしないのだ。行方不明になって３時間半、真っ暗になった山荘前庭にライトを灯し山荘位置を明らかにし、次に打つ手を思案。そこへ御凸から出血し、顔中擦過傷を負った冨美代さんがタクシーに乗ってやって来た。「此処は何処ですかと訊いたら、下柚木だと教えてもらいました。２０メートルくらい急斜面を転げ落ち打撲しました」　絶句！下柚木だって、それじゃ山荘と反対側の牧丘の笛吹川へ下ったと云うことか！山荘と反対の太陽の墜ちる西側に下っているとの自覚が無かったのか！自分の家の奥庭で迷い行方不明になるとは！

５日
（日）

晴

全畑
扇山EW
扇山WE
（F遭難捜索）

散水器撤去、ほうれん草、
白菜、レタス、春菊収穫
玉葱苗移植250本、ゴーヤー撤去
２０６１３歩、１４４２９ｍ、５０５Kca

何故完成したばかりの駐車場の屋根を葺いたか？10尺（約３ｍ）の屋根材であるポリカ波板と４ｍの直管パイプ、つまり尺とメートルが絡んだ問題なのだ。当初４ｍの梁となる直管パイプに10尺のポリカ波板を葺いたが、当然１ｍばかり屋根材が足りない。尺売りとメートル売りの安物資材で遣り繰りしようとすれば、どうしても避けられない寸法違い。勿論長い方の梁にに合わせて、不足分を計測してポリカ波板を切断し屋根材を繋げばいいのだが、一々計測し切断し、10尺の波板に合わせるとなるとかなりの時間と労力が必要。そこで10尺のポリカ波板を切断せずに、梁と直交する位置に葺いたのだ。つまり波板の波に直交する波を載せたのだから邪道なんてもんじゃない。繋ぎ目からは水漏れせぬ様波板の上下を考えて葺いたので、問題はないが何ともみっともない。時間的余裕が出来たら葺き替えせねばとずーっと気になっていたのだ。で、今週遂に決心し更にポリカ波板を8枚追加購入し、改修工事に着手したのである。

４日
（土）

晴

駐車場、トイレ
里Rd

コンクリ打ち、配線カバー改修
屋根葺き替え工事
１０９４５歩、７６６１ｍ、３６６Kca

死を概念として認識するのと、死を間近にしての認識との間には質的な断絶がある。４K、８Kで映し出された林檎の画像が如何にリアルであろうと、その林檎には触れることさえ出来ない。勿論食べることなんてあり得ない。実際の林檎との間には本質的に隔てられた深い断絶がある。それに近い認識の断絶を、死の概念と死の事実との間に感じるようになって、久しい。記憶を辿ると高校時代にのめり込んだ谷川岳や穂高岳でのロッククライミングの墜落死や、冬山遭難での死者との対面であった。谷川岳マチガ沢の岩場では墜落した若い女性をザイルで背負い下山。時間の経過とともに背中の女性が冷たくなっていくのを感じた時に突然、死がなんであるか17歳の高校生が知ったのだ。概念でしかなかった死が、現実としていきなり飛び込んできたのだが、それはほんの始まりでしかなかった。従って仙人の死のリアルな認識は老いによって齎されるより遥か以前に、質的な断絶を超えてあったのだ。となると大菩薩の錦秋の森で聴いたバロックの音色は、老化による体力の衰え、死を間近にした老人の幻聴だけではなかったのでは！カズオイシグロの言葉・≪記憶は死に対する部分的な勝利である≫が絡んでいるような気がするのだが。

３日
（金）

晴

駐車場、トイレ

LVの走行距離のメモA、Bをセット
カーナビの山荘位置修正
トイレ暖房配線、車庫改修
１００８５歩７０５９、ｍ、４３７Kca

どうも合板に黒ペンキを吹き付けただけの台では色気が無くトランクの品格が墜ちる。車のトランクにはフェルトタイプのシートが敷いてあるが、若しやあれと同じものがロールの量り売りでホームセンターにあるのでは？早速八時半開店のナフコに問い合わせた。該当するシートは無いとの事。塩山では最も品数の揃っているナフコに無ければ、コメリ、D2にも無いだろうと諦め、フェルトの代わり薄い毛布を台に張ってみたが、どうも貧相で戴けない。駄目元でD2に電話したら、量り売りは無いが黒とグレ－の９０×１３０ｃｍのシートがあると云う。まー観るだけみてみようと出かけたが、ロールになっているのでシートの表面しか観えない。値段も２３００円と３３００円でペラペラの安もんにしては高すぎる。でもま、毛布よりは良いかと購入し、気に喰わなかったら返却すればと慎重にロールを解こうとしたが、解けず。仕方なく包装紙を切断し、調べるとフェルトの裏はゴムマットになっている。値段なりのしっかりした出来で、台に載せるとピッタリ。気に入ったぜ！まるでメーカーが元から車に取り付けたような感じ。やったね！

２日
（木）

晴

唐松尾根→妙見の頭
→大菩薩峠→上日川峠
大菩薩嶺

ランドヴェンチャー初山行
上日川峠１１：２５→１５：２０帰着
１９８１５歩、１３８７０ｍ、６３５Kca

いきなりクラシックの世界。色付いた森が一斉に透明な大気を震わせ、繊細でこの上ない麗しい音色を奏で始めたのだ。思わず呟いてしまった。≪こりゃバロックの音色だ！≫　幾たびとなく訪れた大菩薩嶺が、今までと全く異なる世界を展開していることに気づき戸惑う。どうしたのだろう？日々トレーニングで登る山荘の裏山である扇山、テラス正面に横たわる小倉山と同じく、大菩薩嶺もトレーニングの山であり、駆け登り駆け下るだけの山であったのに！こんな風に語り掛けられ、包み込まれるような慈愛を発する大菩薩に迎えれたのは初めてである。老化による体力の衰えが齎した現象と片付けてしまうには、早計過ぎるのでは！菩薩とは仏に次ぐ崇拝対象。色付いた森の音色は若しや菩薩の慈しみそのもの！

１１月累計６６km、１０８m 　　総活動距離：１９０２km７２１ｍ

山トレ１２日計１３回、水泳１回　山トレ累計１３２回

月日	天気	活動場	活動記録	一言メモ
３１日（火）	晴	駐車場、葡萄畑扇山MW	トランクルーム床板改良目白野菜収穫梱包（214）4 １１２７９歩、７８９５ｍ、３３４Kca	ジェームズ・モーニングデールという科学者によるクローン人間研究のスキャンダルが終章23章の直前２２章４０２ページで語られ、背景がやっと明らかになる。全体が観えて改めて読み直してみると、イシグロの意図が奈辺にあるか明らかになる。ヌルヌルした軟体動物の皮膚感覚に取り込まれ、にっちもさっちも行かなくなって初めて軟体動物の本質を僅かづつ提示し、「世界と繋がっているという我々の幻想に隠された深淵」を明らかにする手法なのだ。効果は大きいが、その前に背景が観えず途中で読書放棄に至る読者が、多数生じる危険性をはらんでいる。、翻訳された文章が果たして何処までイシグロの感性を伝えているかという問題はあるが、危険性を回避できる程の文章力は読み取れなかった。最初は1章と最終章23章を交互に読み、全体を把握してから再度最初から読み直し、グイグイと惹かれた。クローン人間研究のスキャンダルなどもっと早い段枚で明らかにしても、テーマのインパクトは小さくなりはしなかったのでは！
３０日（月）	晴	駐車場、葡萄畑扇山MW	駐車場コンクリ打ちほうれん草石灰散布撮影、トランクルーム床板製作歩、ｍ、Kca（213）5 １５２７２歩、１１００８ｍ、４７９Kca	昨朝は夜中の読書やPC作業で睡眠時間が短かったせいか、潮汐作用が起こらず動脈血は目覚めず。焦って昨夜は本も読まずベッドに飛び込む。なぜか目は冴えわたりあれやこれやとやらねばならぬことが次々と浮かぶ。ここ３週末連続の激しい雨で、駐車場のコンクリ床と土の境界が気になり、もう少しコンクリ床を拡げることにしようとか、トランクルームの床板を2倍に出来ないかとか、シガーソケットをマルチソケットに換えて、新旧２つのカーナビを併用できないかとか・・・。で今朝は真っ先に駐車場のコンクリ打ちの準備。快晴の蒼穹に浮かぶ富士を眺めながら、決して慌てず焦らずじっくりと構え、土を掘りワイアーメッシュを採寸し切断し大地に敷き込む。いざセメントをと未開封の２５ｇ入り袋を開いて驚き。防水ビニールの石灰袋で２重に梱包しておいたセメント袋が湿っていて、セメントの一部が固まっているでは！ここ3週連続して降った雨が浸み込んでしまったのだ。足りないセメントで何とか間に合わせたが、ワイアーメッシュが剥き出しのまま。
２９日（日）	雨	駐車場、葡萄畑温泉プール３０往復（１５００ｍ） 3倍で換算	カーナビ配線ガラス窓内側のみ拭く（212）2× ７１２５歩、４９８６ｍ、２３４Kca	小さくなった筈なのだが、大きく感じるのは何故だ？これがランドヴェンチャー初乗りの強烈な印象。今までに数多くのレンタカー、代車を乗り回し、資材搬入には3台の軽トラを交互に運転していたが、運転そのものにプレッシャーを感じたことは一度も無かった。しかしこいつは違う。軽なので小さくて小回りが利くので、扱いやすいと思っていたが大間違い。大きくて重いのだ。間違いではと自動車検査証をチェックしたら、確かに全長はフェリオが４ｍ４５ｃｍ、ランドヴェンチャーが３ｍ４０ｃｍと１ｍもの差があるが、高さはフェリオが１ｍ３９ｃｍ、ランドヴェンチャーが１ｍ７２ｃｍと３３ｃｍ高く、総重量は１０４０ｋｇと１２１０ｋｇでランドヴェンチャーの方が１７０ｋｇも重いではないか！プレッシャーを感じても不思議ではない。その上、四駆と四駆Lにエンジンを切り替えられるので試しに切り替えてみたら何とも重厚で、これぞ車だと唸りたくなる気分。道路までの距離があるのでボンネットの左にアドバイスミラーが付いていて、側溝への脱輪や側壁への接触を避けられるが、車高が高いのでより大きく感じ車体感覚が掴めない。山荘への狭い農道もランドヴェンチャーならスイスイと期待していたのに、とんでもない。フェリオより遥かにスピードを落とし、ゆっくり走っているのに、それでも側壁に車体を接触させてしまいそうで全く自信喪失。今までに20台以上の車を運転しているが、こんなに緊張するのは初めて！横揺れも激しくこの原始的な車軸式サスペンション車を慣らすには、かなりの時間がかかりそう。
２８日（土）	雨	駐車場、葡萄畑温泉プール３０往復（１５００ｍ） 3倍で換算	旧カーナビ取り付けトマト、茄子支柱撤去（211）5+ １５９７８歩、１１１８４ｍ、５３１Kca	親不在の子供たちが社会と隔離された特殊施設で育てられたとしても、発達段階に応じて自らの親への関心は高まり抑えきれない圧力となって、子供たちを苦しめる筈なのだが、それをより鮮明に表現するためにカズオイシグロは、極端なまでに抑える。抑えすぎてどこか不自然で、≪ヌルヌルしていて軟体動物に触れている様な感触≫と先週述べた様に摘みどころがない。その抑えきれない圧力の表現も直截ではなく、ジュイディが歌うスローでミッドナイトなアメリカン「Never Let Me Go」を聴きながら、この小説の語りてであるキャシー・Hが、枕を抱きしめてスローダンスを踊ると云う形で成される。この「Never Let Me Go」が小説のタイトル「わたしを離さないで」となっているので、この描写にイシグロが力点をおいていることは伺えるが、軟体動物の輪郭がぼかされていて、ヌルヌル感触を愉しむに至らない。キャシーは語る。≪死ぬほど赤ちゃんが欲しいのに、産めないと言われています。でもあるとき奇蹟が起こり、赤ちゃんが産まれます。その人は赤ちゃんを胸に抱きしめ、部屋の中を歩きながら、「オー、ベイビー、ベイビー、わたしを離さないで」と歌うのです。・・・これは母親と赤ちゃんの歌です。わたしは暇さえあれば、飽きもせずに何度でもこの歌を聞いていました≫　キャシーは恋人を赤ちゃんに敢て置き換え、自らを想うのだが・・・・。
２７日（金）	晴	駐車場	カーナビ取り付けトランクルーム台座作製昨日ランドヴェンチャー来る１０６５２歩、７４５６ｍ、２６９Kca	自慰や夢精によって排出された精子を観て、父親としての意識を持つことは無い。同様に月一で繰り返される排卵と経血に我が子を見出し、母親としての愛情を抱き愛おしむなんてこともありあない。しかしその精子と卵子が結合すると、それを認知した男や女は親としての意識が芽生える。無作為に選んだ精子と卵子を試験管で受精させ、人工子宮で育て生み出すと、その子を我が子として認識し時には命を懸けても護ろうとする親を知ることは無い。無作為に抽出された時点で既に精子も卵子も親を失っているのであるから、根本的に親不在の子が誕生する。臓器を提供する目的で敢てそのような子供を作り健康に育て、新鮮な臓器を生産する。と云う背景かと思ったら、そうではなくてどうもクローン人間を作って臓器を生産するらしい。彼らは幾ら性交しても子供は出来ないと、閉鎖された施設ヘールシャムの先生から教えられることから類推される程度の触れ方で、クローン人間なんて言葉が出てくるのは第二部14章２５６ページでのルースの言葉。≪わたしたちの親はね、くずなのよ。ヤク中にアル中に売春婦に浮浪者。犯罪者だっているかもしれない。・・・わたしたちの正体がわかっていたら、あの人、あんなふうに話しかけてくれたかしら。「すみません。あなたのお友達はクローン人間の元でしょうか」なんて訊いたらどう？きっと放り出されてたわよ≫　たったこれだけのセリフでクローン人間であると背景が直截語られる訳では無い。その子供が将来提供することになる臓器も4回までらしく、多くはそれ以前に死んでしまうらしい。その４回提供する臓器が肺、腎臓、肝臓、胃を指すのかとかの具体的な描写は、一切ない。描いているのはその目的で育てられた子供たちの日常。
		目白トレ２回	３２７３歩、２２９１ｍ、６０kcal/1 回目白	クローン人間作製を推進するラエリアン・ムーブメントの関連企業であるクロネイド社は、ES細胞を用いたクローン技術によって、人工臓器を作ることができ、多くの人々を救えると主張している。また、不妊に苦しむカップルにとっては、クローン技術こそ子孫を残すための唯一の方法であるとしている。（wikipedia）
２４日（火）	晴	葡萄畑、林檎畑西畑扇山EW	ゴーヤーの蔓取り目白野菜収穫発送（210）１０６０４歩、７４２２ｍ、３０６Kca	≪何のことは無い全く被害なし≫　よくもそんなことが云えたもんだ。精々目の届く僅かな範囲の変化を認識しただけで、被害なしとは！ビスで固定され外すのが面倒な出窓の網戸も総て外し、奥庭で洗い乾かしてから轆轤室の窓下側に格納すし、更に鹿威しの鐘の固定具を修復し、さてそれでは小倉山へと林檎畑を出て吃驚！冬の駐車場が谷となって激しい流れをなし、コンクリ床の岩にぶつかり白波を上げ牙を剥き出しにしているでは！これを観て初めて台風21号が如何に超大型で、激しい豪雨をもたらしたか実感！≪台風21号は超大型で強い勢力で上陸し、各地に記録的な大雨や暴風をもたらした。和歌山県では48時間で888.5ミリを記録。観測史上、最大の雨となった。全国の河川42カ所で水があふれるなどの被害が確認されている。大規模な土砂崩れも発生した。今回の台風による被害で、これまでに5人が死亡、1人が行方不明だ。北海道では台風が引き込んだ寒気の影響で大雪となっていて、停電や倒木の被害が出ている≫　(テレ朝2017/10/23 23:30)　冬の駐車場がこの状態では山荘の水源地はどうなっているのかと、作陶小屋から谷を詰めようとフェンスの扉から水源森の谷に降りてみたが、芒などが多い繁り歩行困難。水源森へ行くのは諦めて、そこから小倉山へ向かう。そこかしこで出水し、見慣れた果樹園が水田のように水を湛え、観たこともない光景にたじろぐ。帰路、腰痛が始まりヨレヨレして来たので、あの不愉快極まりない引っ付き虫の魔王・小栴檀草（コセンダングサ）の覆い繁る近道を通る。もしや誰かが通行の邪魔だと刈ってくれるとか、なんぞと甘い期待を込めて魔王の途に突入。最新の注意を払って、出来る限り前方の小栴檀草をストックで押しのけ、足元の小栴檀草を踏みつけ引っ付き虫が付かぬ様進んだが、靴の中から、何と頭の天辺まで引っ付き虫だらけ。山荘に戻り１つ１つを衣服から取り去る姿は、まるで虱や蚤を取る戦直後の上野ガード下の浮浪少年の様。あーそうそう栴檀と云うば、双葉より芳しと言葉が出て来るが、あの栴檀とは白檀のことで引っ付き虫の栴檀草、小栴檀草共に全く関係ない。ただ唯やたらとくっついてうっとおしいだけ。
２３日（月）	晴	轆轤室母屋各部屋奥庭富士初冠雪小倉山ＺＺ	作陶大皿を型から出しバリ取り溜った洗濯物洗い網戸取り外し洗浄鹿威し鐘外れ修復（209）１６０５９歩、１１２４１ｍ、４７９Kca	半径８００ｋｍの超大型台風21号が山梨県上空を通過予報、覚悟していたら、静岡県の御前崎に上陸しそのまま千葉、茨木を走って太平洋に抜けてしまった。甲府では３０ｍ近い瞬間最大風速を観測したらしいが、山荘周辺は至って静かで、風の音すら聞こえなかった。掘立工法の山荘駐車場、作陶小屋、農機具小屋の屋根が飛ばされはしないかと案じていたが、何のことは無い全く被害なしで、朝から太陽がピカピカ。そろそろ旅に出ないと溜りにたまった鬱マグマが噴き出すのではと、WTPの遠藤にメール。≪秋にのんびりDVにと、ブスアンガ、カビエン、セーシェルなど調べましたが、何処かいいとこありませんか！ブスアンガは雨季だし、カビエンはリゾートがお粗末みたいで、セーシェルは１０月から雨季とか。スリナガール経由のセーシェルは運休ですか？冬か春には是非行きたいのですが。シックスセンシズのDVが可能な、リゾートありますか？ニンヴァンベイの秋は雨季でしょうか？山荘と目白双方にメールください≫　≪おはようございます。グアムのオススメホテルはDUSITです。ただ、グアムのエコノミーホテルと比較してしまうと値段はそれなりにしますが、ホテルグレードにしてはおすすめできます。セイシェルは春以降、ニンバンヴベイもシーズンオフです≫との返メール。そうか北朝鮮がグアムにミサイル発射とか吠えているので、グアム敬遠のモードで今こそチャンス、それに11月から乾季でDVにもベスト。グアムは何度も経由したり滞在したりしたが、一度もダイビングはしていない。こんなチャンスでもなければ、決して行きたいと思わない島なので、鬱のマグマを発散させるには良いかも！
２２日（日）	雨台風２１	温泉プール図書館３０往復（１５００ｍ）	地球の歩き方C04（208）７１２５歩、４９８６ｍ、２３４Kca	「細部まで抑制が利いていて、入念に構成されていて、かつ我々を仰天させてくれる、極めて稀有な小説である」と英米文学者の柴田元幸は述べている。「充たされざる者」でガッカリさせられたので今度こそノーベル文学賞作家の真髄が観られるかと大いに期待してカズオ　イシグロの「わたしを離さないで」を読み始めたが、数ページでガックリ。受賞理由である「世界と繋がっているという我々の幻想に隠された深淵を偉大な感情力で明るみにした一連の小説」を体現する代表作と云われているが、どうも入念、抑制と評されている構成、文体そのものがしっくりこないのだ。文体はヌルヌルしていて軟体動物に触れている様な感触で、これは「充たされざる者」とも共通している。しかし勿論ヌルヌルした軟体動物の感触が、途轍もない精緻で鋭い感性を呼び覚まし、自らがそのヌルヌルの粘液となって、自らを溺死させてしまう稀有な体験を齎す可能性もある。その溺死の瞬間に「世界と繋がっているという我々の幻想に隠された深淵」を観ることが出来るかもと、秋雨前線と台風２１号が齎す長雨に閉じ込められ、晴耕雨読の雨読モードに突入。
２１日（土）	雨	西畑、葡萄畑図書館、轆轤室温泉プール３０往復（１５００ｍ） 3倍で換算奥庭に狸２匹出現	灯油給油、ほうれん草播種灯油買出し、（207）カズオ　イシグロ「わたしを離さないで」中山七里「アポロンの嘲笑」「ワルツを踊ろう」１５９７８歩、１１１８４ｍ、５３１Kca	夜明けのほんの僅かな時間だけ雨が止みそうな地域予報に望みを賭け、ゴアテックス雨具を着て外仕事に飛び出す。灯油２本、８０㍑を給湯・風呂タンクやストーブに給油し、３袋の日本ほうれん草、オータムほうれん草の種を蒔く。９時まで持ちこたえる予報であったが、７時過ぎから降り出し、播種後の散水はせずに済んだが、ちょっと濡れてしまった。これから月曜日にかけて台風２１号が大雨をもたらすので、洗濯も出来ず、先週作陶した大皿も乾かずでブルー。新たに届けられたカーナビのセット、灯油買出し、図書館での借り出し、その序に温泉プールでのトレーニングとかで時間をつぶそうか。午後のプールは１３時から１６時まで。温泉バスでの休憩を入れて、ゆっくり１５００ｍを流すと１時間を越える。終了を１６時に合わせると後半から泳ぐ人が居なくなり、１人でプールを独占できる。で、いつも14時半頃山荘を出るのだが、今日はその前に図書館、セルフサービスのガスステーションに行かねばならないので、14時前に山荘を出た。ハプニング発生。漏らぬよう灯油タンクの皹の入ったキャップを交換し、4本のタンクに灯油を８０㍑入れたが、予期せぬタンクから灯油漏れ。新たなタンクを買って入れ替えようとしたが、何とガスステーションにはポンプが無い。仕方なく漏れる危険を覚悟でプールへ。そんなこんなで遅れてしまい、１５００ｍ泳ぎ終わったのは15時45分。次はスイミングスクールの貸し切りで数十人の子供たちがプールサイドで、悠然と1人で泳ぐ仙人を見学。参ったぜ！プールから戻ると２匹の狸が奥庭に出現。芝生の根元に口を突っ込み夢中で何か食べていて、全く人間など無視。望遠カメラを構えシャッターをバチバチ切っても、こちらを振り向きもせず。これじゃ狸の表情が撮れないので、こちらを向かせようと脅しの言葉を投げかけたが、チラリとカメラに視線を投げかけただけ。それっきりで逃げるでもなく悠然と芝生を徘徊。23年間の山荘生活で白昼に狸が出現したのを観たのは初めて。山荘に現れる野生動物は鹿、猪、狐、鼬、野兎など数多いが、どれも人間の姿を観たら一瞬にして消える。それが全く懼れる素振りも見せず、恰もここは自分の家だと云わんばかりの振る舞いには吃驚！あれっ、若しかしたら「Happy Birthday!」を言いに来たのかな！
２０日（金）	曇雨	目白階段トレ扇山MW	ムスターグアタHP編集１０６５２歩、７４５６ｍ、２６９Kca	ネパールに棲む生きた女神クマルのカードが届いた。密教女神ヴァジラ・デーヴィーとヒンドゥー教の女神ドゥルガーが宿るクマリは、ネパールの満月生まれの仏教徒の少女が選ばれ、初潮を迎えるまで務めると云う（wikipedia）。カードには≪今年もお元気でお誕生日を迎えられたことでしょう。おめでとうございます≫と記されていた。そうだ、今日は73回目の誕生日だったのだ！朝トレーニングでは誕生日を明確に意識していた。１０階までの非常階段１０往復を、ここ2日間６往復しかしていない。アキレス腱痛、膝関節痛、腰痛のいずれかに襲われ肉体的に階段の登下降が不可能になって、登高回数を減らしたりトレーニングを断念したりすることはあったが、ここ２日間の減少は肉体損傷が理由ではない。強健でありたいとの願いから疎外され、６往復で精神がギブアップしてしまったのだ。精神も肉体の一部であると捉えれば、アキレス腱痛、膝関節痛、腰痛に続き４番目の苦痛が精神にも齎されただけのことである。肉体の損傷はヤクの使用で回復出来るが、精神の損傷は根本的にヤクの出番はない。21番目の素数である７３のエマープ（１０進法で桁を入れ替えても素数になる数）を祝福するには、自らの意識で疎外された願いを取り戻すしかないと決意し、朝トレーニング１０往復を強行したのだ。其れだけでは軟弱な意識を変えることは出来ないと山荘に移動してから、そぼ降る雨の中を扇山に向かった。しかし扇山では、何故1日に２回もハードトレーニングをしているのかすっかり忘れ、筋肉の躍動に熱中。下山後にポストのカードを開いて７３の誕生日が、ハードトレーニングの切っ掛けだったと思い出したのだ。
		目白トレ３回	３２７３歩、２２９１ｍ、６０kcal/1 回目白
１７日（火）	雨曇	轆轤室２階書斎、扇山EW	楕円皿7枚仕上げ（205）作陶大皿トリミング、目白野菜発送、ムスターグアタHP １０８１７歩、７５７１ｍ、３０１Kca	あれ、着かない。花形になっている５つの円形燈の総てが着かないと云うことは、円形燈の中の蛍光灯が切れているのではない。天井のシャンデリアとの接読器のトラブルか、電話台上のスイッチから天井裏を通る電線の切断か、接触不良が考えられる。後者は天井に侵入したネズミや野生動物に電線を齧られるとかは考えられるが、それ以外の原因は思いつかない。差し当たり接続器のトラブルを想定し、食卓に乗って、重いシャンデリアを外す。とても重くてとても1人では支えきれないが、それを考慮して１０ｃｍ程の鎖が2本付いていてシャンデリアは途中で停止し接続器を点検できるようになっている。一見する限り何処にも異常なし。ま、修理する前に２３年間も積もりに積もった埃を先ずは綺麗にしてからと、雑巾で笠の上を拭き始めたら、小さな配線ボックスから出ている２本のコードの１本が緩んでいるのに気づいた。試しにコードを押し込むと確かにシャンデリアは灯る。配線ボックスは小さな真鍮の螺子を緩めれば開きそうなので、眼鏡を掛けて十字ドライバーを当てるが螺子は動かない。変だなと具に観察するとその真鍮の螺子には十字溝が切られていない。つまりこの配線ボックスは開くことは想定されていないのだ。となると配線ボックスそのものを交換しなければならない。23年前のシャンデリアに適合する部品が現在手に入るとは考えられない。うーん、こいつも廃棄処分するしかないかと、落ち込んだが、試しに抜けかけているコードを押し込んでみたらショートしながらも着いたり消えたり。まてよ、螺子で開けられないと云うことは、このコード螺子固定式では無くて、差し込み式なのかも。そこで強く奥まで押し込んだらしっかり固定出来た。知らぬとは恐ろしいことなり。これで高価なシャンデリを廃棄しなくて済んだ。
１６日（月）	雨	轆轤室２階書斎、	楕円皿7枚仕上げ（204）作陶大皿着手、ムスターグアタHP 居間シャンデリア修理３２０７歩、２２４４ｍ、１０２Kca	４日も山荘で雨が降る続くなんて、そんな記憶は何処を探しても出てこない。これで発芽を躊躇っていたほうれん草や春菊もきっと芽吹いてくれるだろう。外仕事の出来ないこのチャンスを逃す手は無いと、先ずは溜まっているHPの登山記録アーカイブスや山荘生物のインデックス編集に着手し、午後からは轆轤室に閉じこもり作陶。昨日から楕円小皿をタタラから成型してるが、円や方形、三角形に比べると楕円の成型はバランスのとり方が難しい。以前にも何度か作陶しているが、納得できる成型には至っていない。星々の軌道は円ではなく楕円が一般的で、最も自然な軌跡なのだが作品にしようとすると出来ないのは何故？PCで楕円を描き印刷して厚紙で型紙を作り、型紙でタタラを切り抜き更に、成型にはプラスチックの楕円容器を用いているが、碌な成型が出来ず不満タラタラ。
１５日（日）	雨	轆轤室２階書斎、イオ部屋	楕円皿7枚成型ストーブ無給油警告点灯フィルター清掃修理（203）　ナンガ銀鞍デジタル化２２３３歩、１５６３ｍ、６９Kca	木通がボットン、ぼっとんバイクや水道タンクや池の中に落ち始め、秋が深まりつつあると感じる。嘗ては山や里を走り回りやっと、一か所だけ木通の稔る森を見つけ大喜びしていたが、数年前から山荘池の畔に繁っているのを発見。灯台下暗しじゃ！とそれ以来木通が成るのは当たり前で、探しに行く必要もなく、食べてみようとも思わなくなってしまった。ボットン、ぼっとん落ちて来るのは木通だけでなく、過熟した百匁柿も。後３週間ほどで枯露柿つくりが始まるが、その前に逸早く赤く熟しトロトロいなって落ちてしまう柿もある。以前は諦めてそのまま放置して置いたが、数年前試しにヨーグルトのトッピングにして食べてみたら、うめーの何の！以来この柿は落ちても無駄にせず、せっせと拾い集め秋の味覚として愉しんでいる。２階の３台あるFFストーブの１台は昨年廃棄処分したが、２台は23年目にして未だ稼動している。数日前から給油ランプが点灯しストーブが停止してしまう。もう寿命だから、きっと内蔵電子回路が劣化ないし老化し使いもんにならなくなっているのだろうと判断。早速コロナに電話しリビングの大型FFストーブと一緒に入れ替えようと決心。しかし、待てよ捨てる前に給油ランプが点灯し石油切れを示しているなら、一応タンクとストーブを繋ぐバルブを調べてみる必要があるのでは！実に面倒で無駄な試みであると充分に認識しつつ雨の中、窯室の道具置場まで修理道具を取に行き、ライトを付けてストーブの一番奥にあるタンクの受け口を点検。フィルターみっけ！引き上げてみるとかなり小さな澱のようなゴミが詰まっている。これをティッシュペーパーでふき取り、タンクの弁をドライバーで突き刺し何度か開閉し、タンクを装着。するとごっくん、ゴックンと水を呑む時の様な音が聴こえるでは！なーんだ、２３年も使われ一度も掃除されてなかったフィルターが詰まっていただけのことだったのか！　うーん、老化現象と決めつけて買い替えてしまったら、こいつ悔しがったろうな。いかん、いかんなんでも老化現象と決めつけて諦めたら、もうとっくに仙人などお払い箱になってるはず。先ずは飽くことなき原因究明とケア。とまあ、朝から石油塗れになって、また１つ学んだ仙人でした。
１４日（土）	雨曇	葡萄畑、西畑、轆轤室扇山MW	茄子畑、胡瓜畑撤去硬粘土を乳鉢で戻す（202）仮面に鹿角取り付けインデックス修復１１５６１歩、８０９２ｍ、３４４Kca	昨日から降り続いた雨で、畑の死にかけている白菜、ブロッコリー、発芽しないほうれん草や春菊が救われ、元気に育っている青梗菜や大根、蕪、人参、レタス、ピーマン、薩摩芋と共に秋の菜園を生命で満たしてくれそう。かなり激しく降っているこの雨は畑潤すだけでなく、ここ数か月取り組んできた煙突隙間工事の成果をも語ってくれる。降り続いて３日目の今朝になっても、煙突と屋根の隙間からは漏水はほぼ阻止されているでは！陶芸窯の工事人も打つ手も無くお手上げで、何気ない造園業者の「セメントがいいずら」の一言からヒントを得て試行錯誤を加えてきた煙突と屋根の隙間工事。眼鏡を掛け、窯の上に乗って隙間工事の跡を具に調べたら、セメント部分は湿っていて、ほんの僅か一筋の流れの痕跡が観られるが数センチ先で流れは消えている。この先火入れをして煙突温度が千度を超えるとセメントにひびが入り、おそらく漏水は避けられないだろうが、とりあえず常温での漏水を止めることは出来たのだ。こんな些細なことが堪らなく嬉しい！　≪仙人の無茶修行≫のHPインデックスのリンクが殆ど無効になっていると先週発見。しかしリンク数はかなりの量でリンクを張り直すのはかなりしんどい。雨で畑仕事が出来ないので思い切ってリンク張り直しに着手、１日かけてどうにか完了。４つめのHPインデックス「混沌仙人」を開設した時、ファイル名が変更されてしまったのか？未通となったいるリンク先のURLが表示されれば、原因究明が出来るのだが！
１３日（金）	曇雨	葡萄畑	ほうれん草播種、白菜オルトレン散布ブロッコリーポット移植、カズオ　イシグロ「充たされざる者」上下４９２３歩、３４４６ｍ、１６６	訳者の古賀林　幸はあとがきで嘆いている。「筋の展開に脈絡が無く、そろいもそろってひとくせもふたくせもある登場人物の語り口だけで感情の揺れをとらえることがすべてとさえ言えるこの作品で・・・」　これが本年のノーベル文学賞をとったカズオイシグロの1997年に出版された「充たされざる者」の中身。どうも本人はブラックコメディーとして書いたらしく、時間、空間は大きく歪み旧東西陣営の入り乱れた多彩な登場人物の言葉は冗漫、出来事は荒唐無稽で夢とも現実ともつかないと言う。リアリズム作家とは２度と呼ばれたくないとの思いで書かれた作品だとかで、ノーベル文学賞の対象作品とはいささか趣を異にしているのか？何しろ仰けからつまらん！１０ページほど読んだが、とてもこの先読み続ける意欲は掻き立てられない。やはり「わたしを離さないで」から読むべきか? 「作者は何をしたいのか。全篇に漂うこの居心地の悪さ、座りの悪さは何なのか。他のいかなる小説とも異質と感じさせる、この尋常ならざる異物感は何なのか」とgooブログの書評。
		目白トレ２回	３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白
１０日（火）	晴	夏駐車場林檎畑、葡萄畑扇山MW	煙突と屋根の隙間にセメントコンクリ床コーナリング追加トマト畑、オクラ畑畝作り（201）ほうれん草播種２袋１１６１３歩、８１２９ｍ、４００Kca (携帯歩数計狂った)	７日の大雨で粘土で塞いだ煙突と屋根の隙間が溶けた。溶けた粘度がぽたりぽたりと落ちたらしく、小さな石筍のように窯の蓋の上で固まっている。粘土なら小さな隙間にも練り込むことが出来るので、隙間を塞ぐことが出来ると思ったのだ。それがどれ程愚かな行為であるか、真っ当な頭で考えれば直ぐ解りそうなものだが、やはり仙人の頭は真っ当では無いのだ。第１に粘土は乾くと収縮する。従って煙突の円周に詰めた粘度は、乾燥後輪に罅が入り雨は自由に出入り出来る。第２に粘度を練り込んだ後に直ぐ窯に火を入れれば粘土は焼き上がり、雨で溶けるようなことは無いがその前に雨が降れば、当然ながら粘土は溶ける。それが今回の愚かな行為を目の当たりに見せてくれた出来事。隙間にしっかり喰い込んだ粘土をドライバーで剥がし、粘土の代わりセメントを練り込んでみた。固く練れば粘土の様に隙間に充填出来るのではと考えていたが、どっこい粘土より重いセメントはぽたりぽたりと落ちてしまう。少し硬くなりはじめる頃を見計らっては徐々に隙間を埋め、どうにか隙間を塞いだが、煙突のステンレスとセメントの境界に一部僅かな皹が生じる。さてこれは緩く溶いたセメントで塞げるものだろうか？
９日（月）	晴	夏駐車場西畑、葡萄畑 D2（修理後のチェーンソウ受取）扇山EW	コンクリ床最終コーナリングオクラ畑撤去（200）トマト、オクラ畑施肥耕運機掛け 10550歩、7380ｍ、300Kca（？） (携帯歩数計狂った)	登録年月日を調べてみると平成9年３月１３日、つまり20年前の1997年にフェリオは生まれ山荘の住人となったのだ。前輪駆動１４９０ｃｃの小型車セダンなので、舗装された平地を走る分には問題ないが、山荘の急坂を登ったり山道を走ったり、数百ｋｇの重荷を運ぶとなるとかなりヤバイ！山の雪道を走るなんて例え冬タイアを履いてチェーンを撒いても無理。しかしその無理を承知でそれら総てを実行して来たのであるから、怒り心頭に発しつつも耐えてきたフェリオは老いさらばえ、最早ボロボロ。の筈なのだがこの２０年間でバッテリー交換を1度、マフラーに腐蝕穴が開き１度交換しただけで乗り心地は抜群。最近になって停車中に咳き込むかのようなノッキングを生じるが、エンジントラブルを起こすでもなく極めて快調に走り続けている。今日現在で走行距離は５万６０４９ｋｍと地球一周と３分の１程で、２０年間の走行距離にしては少ないが、この距離の殆どは坂道走行なのでエンジンに掛かる負担は、極めて大きい。それでもエンジンが健在なのは、如何にホンダのエンジン製造技術が優れているかを示している。先ごろホンダは小型ジェット・Hondajetを売り出したが、あっと云う間に世界一の売り上げ。2017年上半期の出荷機数は24機であり同期間の小型ビジネスジェット機の出荷量では世界一であった。≪2017年8月時点での受注数は100機超、月産4機の体制であり、2019年3月期末までに月産7機程度にまで生産能力を拡大させ納期を短縮させる予定である≫とか。このホンダを捨てるには忍び難いが、ランドヴェンチャーがペガサスとして新たな山荘住人となると、当然ながらフェリオはお払い箱となる。走行距離が少ないので何とか再生させ再利用してもらいたいが、業者に訊いてみたらどうやらスクラップになるらしい。哀しいぜ！未だ充分走れるのにスクラップだなんて、混沌仙人の末路そのものではないか！
８日（日）	晴	夏駐車場西畑、葡萄畑扇山MW	トマト支柱撤去畑の施肥と耕運機掛け、支柱撤去（200）１１６１３歩、８１２９ｍ、４００Kca	≪鉄格子の手前に雑草の生えた部分≫この認識が誤りだったのだ。未明の大雨によって土が抉られ流れ出た土砂であり、草は偶々その土砂の上に載っていただけ。ヌルヌルの極めて滑り易い潤滑油になっていたのを、見破れなかったことが転倒の原因であることは間違いない。しかし理由がどうであれ、ここ2カ月ほどで３回もバイク転倒事故を起こし負傷したことは、老化現象と無関係ではあるまい。グハハと笑い飛ばしてやりたいが、進行する老化現象がこれからも更に色々とちょっかいを出してくることを慮ると、せめて重傷を負う様な事態は避けねば！今朝なんぞ杭打ちで的を外し、昨日築いたブロック塀を直撃し破壊。再びセメントで接着せねばならぬが、元に戻すだけだは癪に障るので更に2段高くしてピラミッド型の塀にしてやろうかと。序にコンクリート床ももう少し綺麗に化粧してやろうかな！
７日（土）	曇晴	夏駐車場西畑小倉山ＺＺ	トマト支柱撤去ブロック塀工事（199）バイク転倒３度目２１２９５歩、１４９０６ｍ、６０１Kca	ブロック塀の上に更に格子状のブロックを積んだら、ちょっと面白くなりはしないかとふと思った。早速朝一でブロックを運び3段積の塀の上に載せてみたら、結構様になるでは！となると思い付きで設置したブロック塀の上の棚が邪魔になる。実益をとるかデザインをとるか暫し悩んだが、遊び心を優先し愉しむことにした。問題はブロック倒壊を防ぐ鉄の心棒であるが、3段の高さに合わせて余分な長さを大地に打ち込んでしまったので、新たにブロックを積むとなると、再度鉄棒を打ち込まねば。何とか山荘に在る廃棄材が使えないかと探したら、在った！大型額縁フレームを分解したアルミ棒が再利用出来そう。ブロック芯材の鉄棒にアルミフレームを打ち込んでみたら、ぴったりで、こんな偶然があるんだと大喜び。すっかり気分がよくなって更に４、5段目のブロック11個を格子状に積み上げセメントで接着し、表面を下の３段と同じ様にセメントで塗り固めいっちょ上がり。そうそう駐車場の水道ジョイントを取り換えたり、不足のブロック芯材の鉄棒を掻い出したり、ランドヴェンチャーのナンバープレートのオリンピックエンブレムをどれにするかとか、町に出る用事があったのでバイクで下ったが、あの急坂で3度目のバイク転倒。先月19日台風一過で濡れた急坂の曲がり角の溝での、転倒から僅か18日での３度目の事故。昨夜から未明にかけて大雨が降ったので、丸い鉄格子の蓋で覆われた急カーブはスピードを落とし、充分注意して進入。鉄格子の手前に雑草の生えた部分があり、ここならスリップすることはあるまいと前輪を掛けハンドルを左に切った途端、左側に転倒。今度は左脚の脛負傷。大したことないと思っていたらズボンに血が浸み出し黒くなったので、捲ってみたら弁慶の泣き所から出血し下の骨が観えそう。
６日（金）	曇	夏駐車場西畑	板梁塗り、凹部をセメントで埋めるブロック塀穴埋め、ほうれん草播種６５２３歩、４５６６ｍ、２１１Kca	屋根材のポリカ波板を打ち付けるには木材板が必要になる。ところが柱、梁は金属で、屋根材はポリカーボネートときては、板材が浮いてしまう。天井に目をやる度に不協和音が鳴り響くのだ。そうか、いっその事この板材をシルバー塗装してしまえば、金属系の色彩となり不協和音が和音になるのでは！早速シルバーのラッカー塗料を吹き付けてみたら想定外の効果。板材はシルバーの装いで単管パイプやポリカーボネイトと和音を紡ぎ出し、すっかり同化。掘立小屋を超えてある種の美しささえ垣間見せるでは！次の問題は床に打ったコンクリート。水を流してみて凹凸を調べたら、明らかな水溜まりが２か所出来た。これを埋めないと洗車の度に足元の水溜りに悩むことになる。凹みを埋めるセメントを２回にわたって流し込む。ブロック塀の支柱部分の溝もスプーンを使って埋め、何とか駐車場らしくなった。
		目白トレ２回	３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白	１０月４日、今夜は中秋の名月。早速屋上に昇って満月に逢った。住人の如く当たり前の顔して山荘の夜空から話しかける月が、全く異質な輝きとして都会の光に拮抗していた。虚空を貫く数多の灯は、本来闇であった夜の大地を喰い尽くし、華麗に輝き息を呑む美しさ。無数に連なる灯の海に鋭角に突き上げる２つのオベリスク、東京タワーとスカイツリー。何も語らぬ満月に訊いてみた。≪お前さんの処から今、地球を見上げると漆黒の球体が観える筈なんだな。しかしその漆黒には無数の光の穴が開けられ、４５億年の沈黙は破られた。さあ、教えておくれ。漆黒の沈黙にさんざめく光の意図を！≫
３日（火）	曇	夏駐車場	杭打、ブロック塀補修、塀上に棚を設置ビア瓶詰（198）１１４８０歩、８０３６ｍ、３８２Kca	闇の中で感覚を最大限に研ぎ澄まし、虚空に潜む幽し音色を探し求める。音量を極限まで絞った小さな２つのスピーカーから「早春賦」が、フルートに乗って微かに流れる。余りにも微かな響きなので、音色は所どころで闇に吸い込まれる。昨日の土方仕事で全身筋肉痛で眠れそうもないので、筋肉の強張りを改善するミオリラーク５０ｍｇを夕食後２倍の１００ｍｇ服用し、就寝前に更に１錠追加。同時に痛みを和らげるロキソプロフェン６０ｍｇを呑み本を読みながら眠りを待つ。３時間後に目覚めてしまうが、このまま起きて活動を始める訳にはいかない。幾ら何でも睡眠時間が短すぎて、翌日の危険な土方仕事に支障が出ることは間違いない。下手すれば致命的な事故につながりかねない。そこでベッドで体を横たえたまま虚空と対峙し、あと２時間程は体を休ませようとステレオのスイッチを入れ、幽し音色に身を委ねたのだ。数キロある鉄の大槌を連日振り下ろし続け、遂に親指と人差し指の間が内出血し痛みが酷い。バイクの方向指示器釦の操作はこの左手の親指で行うが、その釦さえ痛みを堪えてやっとこさ押している始末。その指と指の間に「早春賦」の音色が滑り込む。もっとしっかり響きを確かめるため左手をいっぱいに拡げ、指の間に感覚を集中する。無数の細胞が痛みに怯えながらも、生命の復活を告げる春に想いを寄せ、芽を吹き出そうと試みる。掌をいっぱいに広げ指の間に母の乳首を挟み、生命の唱を聴いた幻想が不意に湧き起る。
２日（月）	曇	西畑夏駐車場	トマト畑支柱撤去コンクリート箒仕上げブロック塀造り、崖側支柱打込床コーナリング（197）１４８７２歩、１０４１０ｍ、５０６Kca	床のコンクリート打を始めて今日で３日目、なんとかけりを付けなくちゃと夜明けからフル回転。一番の厄介事はセメントを如何に短時間で、最小限の労力で溶くか！セメントも小麦粉などと同じ様に、粉を先に入れてから水を入れる。水の中に小麦粉を入れるとダマ（玉）ができてしまい、いったん出来たダマは被膜を作り幾ら撹拌しても溶けない。それを良く知っているので今までも信じて疑わず、律儀にセメントでも同じように後から水を入れていた。ところがセメントは重いので、ミキサーで幾ら撹拌しても底やバケツの側面に張り付いたセメントは溶けない。そこで移植鏝で剥がすのだが、容易には剥がれず労力と時間をとられめっちゃ大変！思い切って水の中にセメントを入れて撹拌したら、ありゃ、何と５分の１の短時間で溶かせるでは！これでピッチが上がり、夕刻までに目安が付いた。うーん、こりゃ目から鱗！何でも常識を鵜呑みにせず、先ずはやってみるもんだと実感！コンクリート打の表面仕上げは鏝では上手くいかず、ネットで調べたら箒で均すとザラザラ感が出ていいとか。早速実行してみたら簡単に表面を均すことが出来、大正解。４ｍ×３ｍの屋根を支える柱の強度が心配なので、今日更に3本の柱支えのバットレスを打ち込んだが、最後まで打ち込めず途中放棄。腕も肩も筋肉痛でバリバリ。
1日（日）	晴	林檎畑夏駐車場扇山MW	ポット白菜移植コンクリート打設（196）中山七里「恩讐の鎮魂曲」１３３６７歩、９３５６ｍ、３８８Kca	４ｍ×３ｍもの広い屋根を４隅の４本柱だけで支えようとしても、力学的にかなり無理があるのに、当初はその屋根を2本の単管パイプだけで済ますつもりだったのだから、素人の考えることは恐ろしい。いや無知なる仙人の考えることは恐ろしいに訂正。その２本の柱でしか支えられていない屋根に乗って、ポリカーボネート波板を打ち付けるなんて、まるで自殺行為。が、これが自殺行為ならば、当然雪が積もったら、この屋根は一溜りもなくなく潰されること間違いなし。と気づいた仙人は３本目の柱を打ち込み、更に反対側の奥に車の出入りにぶつからぬ様、４本目の柱を打ち込む。これだけでは未だ不安なので各柱には２ｍの単管パイプを補強支柱として打ち込んだ。しかし４隅の内手前の右側は車の出入りに邪魔になるので、柱無し。この柱無しの屋根に乗って、ポリカ波板を打ち込むのは極めて危険。そこで此処に脚立を立て、ブロックを積み仮の柱にして屋根を葺くことにした。このアイディアは大当たり。無事に屋根を葺き終わったが、問題は床となる地面のコンクリート打設である。計５００ｋｇのセメントに水を加えて溶くだけでも大仕事。ミキサーが無くてはとても出来る仕事ではない。そこで石卓下から電源を３０ｍ近く引いて、陶芸用の釉薬攪拌機をミキサーにしてコンクリート打設開始。
１０月累計１７８km、６４１m 　　総活動距離：１８３６km７１３ｍ	山トレ１２日計１２回、水泳4回　山トレ累計１１９回

月日

天気

活動場

活動記録

一言メモ

３１日
（火）

晴

駐車場、葡萄畑
扇山MW

トランクルーム床板改良
目白野菜収穫梱包（214）4
１１２７９歩、７８９５ｍ、３３４Kca

ジェームズ・モーニングデールという科学者によるクローン人間研究のスキャンダルが終章23章の直前２２章４０２ページで語られ、背景がやっと明らかになる。全体が観えて改めて読み直してみると、イシグロの意図が奈辺にあるか明らかになる。ヌルヌルした軟体動物の皮膚感覚に取り込まれ、にっちもさっちも行かなくなって初めて軟体動物の本質を僅かづつ提示し、「世界と繋がっているという我々の幻想に隠された深淵」を明らかにする手法なのだ。効果は大きいが、その前に背景が観えず途中で読書放棄に至る読者が、多数生じる危険性をはらんでいる。、翻訳された文章が果たして何処までイシグロの感性を伝えているかという問題はあるが、危険性を回避できる程の文章力は読み取れなかった。最初は1章と最終章23章を交互に読み、全体を把握してから再度最初から読み直し、グイグイと惹かれた。クローン人間研究のスキャンダルなどもっと早い段枚で明らかにしても、テーマのインパクトは小さくなりはしなかったのでは！

３０日
（月）

晴

駐車場、葡萄畑
扇山MW

駐車場コンクリ打ち
ほうれん草石灰散布
撮影、トランクルーム床板製作
歩、ｍ、Kca（213）5
１５２７２歩、１１００８ｍ、４７９Kca

昨朝は夜中の読書やPC作業で睡眠時間が短かったせいか、潮汐作用が起こらず動脈血は目覚めず。焦って昨夜は本も読まずベッドに飛び込む。なぜか目は冴えわたりあれやこれやとやらねばならぬことが次々と浮かぶ。ここ３週末連続の激しい雨で、駐車場のコンクリ床と土の境界が気になり、もう少しコンクリ床を拡げることにしようとか、トランクルームの床板を2倍に出来ないかとか、シガーソケットをマルチソケットに換えて、新旧２つのカーナビを併用できないかとか・・・。で今朝は真っ先に駐車場のコンクリ打ちの準備。快晴の蒼穹に浮かぶ富士を眺めながら、決して慌てず焦らずじっくりと構え、土を掘りワイアーメッシュを採寸し切断し大地に敷き込む。いざセメントをと未開封の２５ｇ入り袋を開いて驚き。防水ビニールの石灰袋で２重に梱包しておいたセメント袋が湿っていて、セメントの一部が固まっているでは！ここ3週連続して降った雨が浸み込んでしまったのだ。足りないセメントで何とか間に合わせたが、ワイアーメッシュが剥き出しのまま。

２９日
（日）

雨

駐車場、葡萄畑
温泉プール
３０往復（１５００ｍ）
3倍で換算

カーナビ配線
ガラス窓内側のみ拭く
（212）2×
７１２５歩、４９８６ｍ、２３４Kca

小さくなった筈なのだが、大きく感じるのは何故だ？これがランドヴェンチャー初乗りの強烈な印象。今までに数多くのレンタカー、代車を乗り回し、資材搬入には3台の軽トラを交互に運転していたが、運転そのものにプレッシャーを感じたことは一度も無かった。しかしこいつは違う。軽なので小さくて小回りが利くので、扱いやすいと思っていたが大間違い。大きくて重いのだ。間違いではと自動車検査証をチェックしたら、確かに全長はフェリオが４ｍ４５ｃｍ、ランドヴェンチャーが３ｍ４０ｃｍと１ｍもの差があるが、高さはフェリオが１ｍ３９ｃｍ、ランドヴェンチャーが１ｍ７２ｃｍと３３ｃｍ高く、総重量は１０４０ｋｇと１２１０ｋｇでランドヴェンチャーの方が１７０ｋｇも重いではないか！プレッシャーを感じても不思議ではない。その上、四駆と四駆Lにエンジンを切り替えられるので試しに切り替えてみたら何とも重厚で、これぞ車だと唸りたくなる気分。道路までの距離があるのでボンネットの左にアドバイスミラーが付いていて、側溝への脱輪や側壁への接触を避けられるが、車高が高いのでより大きく感じ車体感覚が掴めない。山荘への狭い農道もランドヴェンチャーならスイスイと期待していたのに、とんでもない。フェリオより遥かにスピードを落とし、ゆっくり走っているのに、それでも側壁に車体を接触させてしまいそうで全く自信喪失。今までに20台以上の車を運転しているが、こんなに緊張するのは初めて！横揺れも激しくこの原始的な車軸式サスペンション車を慣らすには、かなりの時間がかかりそう。

２８日
（土）

雨

駐車場、葡萄畑
温泉プール
３０往復（１５００ｍ）
3倍で換算

旧カーナビ取り付け
トマト、茄子支柱撤去（211）5+
１５９７８歩、１１１８４ｍ、５３１Kca

親不在の子供たちが社会と隔離された特殊施設で育てられたとしても、発達段階に応じて自らの親への関心は高まり抑えきれない圧力となって、子供たちを苦しめる筈なのだが、それをより鮮明に表現するためにカズオイシグロは、極端なまでに抑える。抑えすぎてどこか不自然で、≪ヌルヌルしていて軟体動物に触れている様な感触≫と先週述べた様に摘みどころがない。その抑えきれない圧力の表現も直截ではなく、ジュイディが歌うスローでミッドナイトなアメリカン「Never Let Me Go」を聴きながら、この小説の語りてであるキャシー・Hが、枕を抱きしめてスローダンスを踊ると云う形で成される。この「Never Let Me Go」が小説のタイトル「わたしを離さないで」となっているので、この描写にイシグロが力点をおいていることは伺えるが、軟体動物の輪郭がぼかされていて、ヌルヌル感触を愉しむに至らない。キャシーは語る。≪死ぬほど赤ちゃんが欲しいのに、産めないと言われています。でもあるとき奇蹟が起こり、赤ちゃんが産まれます。その人は赤ちゃんを胸に抱きしめ、部屋の中を歩きながら、「オー、ベイビー、ベイビー、わたしを離さないで」と歌うのです。・・・これは母親と赤ちゃんの歌です。わたしは暇さえあれば、飽きもせずに何度でもこの歌を聞いていました≫　キャシーは恋人を赤ちゃんに敢て置き換え、自らを想うのだが・・・・。

２７日
（金）

晴

駐車場

カーナビ取り付け
トランクルーム台座作製
昨日ランドヴェンチャー来る
１０６５２歩、７４５６ｍ、２６９Kca

自慰や夢精によって排出された精子を観て、父親としての意識を持つことは無い。同様に月一で繰り返される排卵と経血に我が子を見出し、母親としての愛情を抱き愛おしむなんてこともありあない。しかしその精子と卵子が結合すると、それを認知した男や女は親としての意識が芽生える。無作為に選んだ精子と卵子を試験管で受精させ、人工子宮で育て生み出すと、その子を我が子として認識し時には命を懸けても護ろうとする親を知ることは無い。無作為に抽出された時点で既に精子も卵子も親を失っているのであるから、根本的に親不在の子が誕生する。臓器を提供する目的で敢てそのような子供を作り健康に育て、新鮮な臓器を生産する。と云う背景かと思ったら、そうではなくてどうもクローン人間を作って臓器を生産するらしい。彼らは幾ら性交しても子供は出来ないと、閉鎖された施設ヘールシャムの先生から教えられることから類推される程度の触れ方で、クローン人間なんて言葉が出てくるのは第二部14章２５６ページでのルースの言葉。≪わたしたちの親はね、くずなのよ。ヤク中にアル中に売春婦に浮浪者。犯罪者だっているかもしれない。・・・わたしたちの正体がわかっていたら、あの人、あんなふうに話しかけてくれたかしら。「すみません。あなたのお友達はクローン人間の元でしょうか」なんて訊いたらどう？きっと放り出されてたわよ≫　たったこれだけのセリフでクローン人間であると背景が直截語られる訳では無い。その子供が将来提供することになる臓器も4回までらしく、多くはそれ以前に死んでしまうらしい。その４回提供する臓器が肺、腎臓、肝臓、胃を指すのかとかの具体的な描写は、一切ない。描いているのはその目的で育てられた子供たちの日常。

目白トレ２回

３２７３歩、２２９１ｍ、６０kcal/1 回目白

クローン人間作製を推進するラエリアン・ムーブメントの関連企業であるクロネイド社は、ES細胞を用いたクローン技術によって、人工臓器を作ることができ、多くの人々を救えると主張している。また、不妊に苦しむカップルにとっては、クローン技術こそ子孫を残すための唯一の方法であるとしている。（wikipedia）

２４日
（火）

晴

葡萄畑、林檎畑
西畑
扇山EW

ゴーヤーの蔓取り
目白野菜収穫発送（210）
１０６０４歩、７４２２ｍ、３０６Kca

≪何のことは無い全く被害なし≫　よくもそんなことが云えたもんだ。精々目の届く僅かな範囲の変化を認識しただけで、被害なしとは！ビスで固定され外すのが面倒な出窓の網戸も総て外し、奥庭で洗い乾かしてから轆轤室の窓下側に格納すし、更に鹿威しの鐘の固定具を修復し、さてそれでは小倉山へと林檎畑を出て吃驚！冬の駐車場が谷となって激しい流れをなし、コンクリ床の岩にぶつかり白波を上げ牙を剥き出しにしているでは！これを観て初めて台風21号が如何に超大型で、激しい豪雨をもたらしたか実感！≪台風21号は超大型で強い勢力で上陸し、各地に記録的な大雨や暴風をもたらした。和歌山県では48時間で888.5ミリを記録。観測史上、最大の雨となった。全国の河川42カ所で水があふれるなどの被害が確認されている。大規模な土砂崩れも発生した。今回の台風による被害で、これまでに5人が死亡、1人が行方不明だ。北海道では台風が引き込んだ寒気の影響で大雪となっていて、停電や倒木の被害が出ている≫　(テレ朝2017/10/23 23:30)　冬の駐車場がこの状態では山荘の水源地はどうなっているのかと、作陶小屋から谷を詰めようとフェンスの扉から水源森の谷に降りてみたが、芒などが多い繁り歩行困難。水源森へ行くのは諦めて、そこから小倉山へ向かう。そこかしこで出水し、見慣れた果樹園が水田のように水を湛え、観たこともない光景にたじろぐ。帰路、腰痛が始まりヨレヨレして来たので、あの不愉快極まりない引っ付き虫の魔王・小栴檀草（コセンダングサ）の覆い繁る近道を通る。もしや誰かが通行の邪魔だと刈ってくれるとか、なんぞと甘い期待を込めて魔王の途に突入。最新の注意を払って、出来る限り前方の小栴檀草をストックで押しのけ、足元の小栴檀草を踏みつけ引っ付き虫が付かぬ様進んだが、靴の中から、何と頭の天辺まで引っ付き虫だらけ。山荘に戻り１つ１つを衣服から取り去る姿は、まるで虱や蚤を取る戦直後の上野ガード下の浮浪少年の様。あーそうそう栴檀と云うば、双葉より芳しと言葉が出て来るが、あの栴檀とは白檀のことで引っ付き虫の栴檀草、小栴檀草共に全く関係ない。ただ唯やたらとくっついてうっとおしいだけ。

２３日
（月）

晴

轆轤室
母屋各部屋
奥庭
富士初冠雪
小倉山ＺＺ

作陶大皿を型から出しバリ取り
溜った洗濯物洗い
網戸取り外し洗浄
鹿威し鐘外れ修復
（209）
１６０５９歩、１１２４１ｍ、４７９Kca

半径８００ｋｍの超大型台風21号が山梨県上空を通過予報、覚悟していたら、静岡県の御前崎に上陸しそのまま千葉、茨木を走って太平洋に抜けてしまった。甲府では３０ｍ近い瞬間最大風速を観測したらしいが、山荘周辺は至って静かで、風の音すら聞こえなかった。掘立工法の山荘駐車場、作陶小屋、農機具小屋の屋根が飛ばされはしないかと案じていたが、何のことは無い全く被害なしで、朝から太陽がピカピカ。そろそろ旅に出ないと溜りにたまった鬱マグマが噴き出すのではと、WTPの遠藤にメール。≪秋にのんびりDVにと、ブスアンガ、カビエン、セーシェルなど調べましたが、何処かいいとこありませんか！ブスアンガは雨季だし、カビエンはリゾートがお粗末みたいで、セーシェルは１０月から雨季とか。スリナガール経由のセーシェルは運休ですか？冬か春には是非行きたいのですが。シックスセンシズのDVが可能な、リゾートありますか？ニンヴァンベイの秋は雨季でしょうか？山荘と目白双方にメールください≫　≪おはようございます。グアムのオススメホテルはDUSITです。ただ、グアムのエコノミーホテルと比較してしまうと値段はそれなりにしますが、ホテルグレードにしてはおすすめできます。セイシェルは春以降、ニンバンヴベイもシーズンオフです≫との返メール。そうか北朝鮮がグアムにミサイル発射とか吠えているので、グアム敬遠のモードで今こそチャンス、それに11月から乾季でDVにもベスト。グアムは何度も経由したり滞在したりしたが、一度もダイビングはしていない。こんなチャンスでもなければ、決して行きたいと思わない島なので、鬱のマグマを発散させるには良いかも！

２２日
（日）

雨
台風
２１

温泉プール
図書館
３０往復（１５００ｍ）

地球の歩き方C04（208）
７１２５歩、４９８６ｍ、２３４Kca

「細部まで抑制が利いていて、入念に構成されていて、かつ我々を仰天させてくれる、極めて稀有な小説である」と英米文学者の柴田元幸は述べている。「充たされざる者」でガッカリさせられたので今度こそノーベル文学賞作家の真髄が観られるかと大いに期待してカズオ　イシグロの「わたしを離さないで」を読み始めたが、数ページでガックリ。受賞理由である「世界と繋がっているという我々の幻想に隠された深淵を偉大な感情力で明るみにした一連の小説」を体現する代表作と云われているが、どうも入念、抑制と評されている構成、文体そのものがしっくりこないのだ。文体はヌルヌルしていて軟体動物に触れている様な感触で、これは「充たされざる者」とも共通している。しかし勿論ヌルヌルした軟体動物の感触が、途轍もない精緻で鋭い感性を呼び覚まし、自らがそのヌルヌルの粘液となって、自らを溺死させてしまう稀有な体験を齎す可能性もある。その溺死の瞬間に「世界と繋がっているという我々の幻想に隠された深淵」を観ることが出来るかもと、秋雨前線と台風２１号が齎す長雨に閉じ込められ、晴耕雨読の雨読モードに突入。

２１日
（土）

雨

西畑、葡萄畑
図書館、轆轤室
温泉プール
３０往復（１５００ｍ）
3倍で換算
奥庭に狸２匹出現

灯油給油、ほうれん草播種
灯油買出し、（207）
カズオ　イシグロ
「わたしを離さないで」
中山七里「アポロンの嘲笑」
「ワルツを踊ろう」
１５９７８歩、１１１８４ｍ、５３１Kca

夜明けのほんの僅かな時間だけ雨が止みそうな地域予報に望みを賭け、ゴアテックス雨具を着て外仕事に飛び出す。灯油２本、８０㍑を給湯・風呂タンクやストーブに給油し、３袋の日本ほうれん草、オータムほうれん草の種を蒔く。９時まで持ちこたえる予報であったが、７時過ぎから降り出し、播種後の散水はせずに済んだが、ちょっと濡れてしまった。これから月曜日にかけて台風２１号が大雨をもたらすので、洗濯も出来ず、先週作陶した大皿も乾かずでブルー。新たに届けられたカーナビのセット、灯油買出し、図書館での借り出し、その序に温泉プールでのトレーニングとかで時間をつぶそうか。午後のプールは１３時から１６時まで。温泉バスでの休憩を入れて、ゆっくり１５００ｍを流すと１時間を越える。終了を１６時に合わせると後半から泳ぐ人が居なくなり、１人でプールを独占できる。で、いつも14時半頃山荘を出るのだが、今日はその前に図書館、セルフサービスのガスステーションに行かねばならないので、14時前に山荘を出た。ハプニング発生。漏らぬよう灯油タンクの皹の入ったキャップを交換し、4本のタンクに灯油を８０㍑入れたが、予期せぬタンクから灯油漏れ。新たなタンクを買って入れ替えようとしたが、何とガスステーションにはポンプが無い。仕方なく漏れる危険を覚悟でプールへ。そんなこんなで遅れてしまい、１５００ｍ泳ぎ終わったのは15時45分。次はスイミングスクールの貸し切りで数十人の子供たちがプールサイドで、悠然と1人で泳ぐ仙人を見学。参ったぜ！
プールから戻ると２匹の狸が奥庭に出現。芝生の根元に口を突っ込み夢中で何か食べていて、全く人間など無視。望遠カメラを構えシャッターをバチバチ切っても、こちらを振り向きもせず。これじゃ狸の表情が撮れないので、こちらを向かせようと脅しの言葉を投げかけたが、チラリとカメラに視線を投げかけただけ。それっきりで逃げるでもなく悠然と芝生を徘徊。23年間の山荘生活で白昼に狸が出現したのを観たのは初めて。山荘に現れる野生動物は鹿、猪、狐、鼬、野兎など数多いが、どれも人間の姿を観たら一瞬にして消える。それが全く懼れる素振りも見せず、恰もここは自分の家だと云わんばかりの振る舞いには吃驚！あれっ、若しかしたら「Happy Birthday!」を言いに来たのかな！

２０日
（金）

曇
雨

目白階段トレ
扇山MW

ムスターグアタHP編集
１０６５２歩、７４５６ｍ、２６９Kca

ネパールに棲む生きた女神クマルのカードが届いた。密教女神ヴァジラ・デーヴィーとヒンドゥー教の女神ドゥルガーが宿るクマリは、ネパールの満月生まれの仏教徒の少女が選ばれ、初潮を迎えるまで務めると云う（wikipedia）。カードには≪今年もお元気でお誕生日を迎えられたことでしょう。おめでとうございます≫と記されていた。そうだ、今日は73回目の誕生日だったのだ！朝トレーニングでは誕生日を明確に意識していた。１０階までの非常階段１０往復を、ここ2日間６往復しかしていない。アキレス腱痛、膝関節痛、腰痛のいずれかに襲われ肉体的に階段の登下降が不可能になって、登高回数を減らしたりトレーニングを断念したりすることはあったが、ここ２日間の減少は肉体損傷が理由ではない。強健でありたいとの願いから疎外され、６往復で精神がギブアップしてしまったのだ。精神も肉体の一部であると捉えれば、アキレス腱痛、膝関節痛、腰痛に続き４番目の苦痛が精神にも齎されただけのことである。肉体の損傷はヤクの使用で回復出来るが、精神の損傷は根本的にヤクの出番はない。21番目の素数である７３のエマープ（１０進法で桁を入れ替えても素数になる数）を祝福するには、自らの意識で疎外された願いを取り戻すしかないと決意し、朝トレーニング１０往復を強行したのだ。其れだけでは軟弱な意識を変えることは出来ないと山荘に移動してから、そぼ降る雨の中を扇山に向かった。しかし扇山では、何故1日に２回もハードトレーニングをしているのかすっかり忘れ、筋肉の躍動に熱中。下山後にポストのカードを開いて７３の誕生日が、ハードトレーニングの切っ掛けだったと思い出したのだ。

目白トレ３回

３２７３歩、２２９１ｍ、６０kcal/1 回目白

１７日
（火）

雨
曇

轆轤室
２階書斎、
扇山EW

楕円皿7枚仕上げ（205）
作陶大皿トリミング、
目白野菜発送、ムスターグアタHP
１０８１７歩、７５７１ｍ、３０１Kca

あれ、着かない。花形になっている５つの円形燈の総てが着かないと云うことは、円形燈の中の蛍光灯が切れているのではない。天井のシャンデリアとの接読器のトラブルか、電話台上のスイッチから天井裏を通る電線の切断か、接触不良が考えられる。後者は天井に侵入したネズミや野生動物に電線を齧られるとかは考えられるが、それ以外の原因は思いつかない。差し当たり接続器のトラブルを想定し、食卓に乗って、重いシャンデリアを外す。とても重くてとても1人では支えきれないが、それを考慮して１０ｃｍ程の鎖が2本付いていてシャンデリアは途中で停止し接続器を点検できるようになっている。一見する限り何処にも異常なし。ま、修理する前に２３年間も積もりに積もった埃を先ずは綺麗にしてからと、雑巾で笠の上を拭き始めたら、小さな配線ボックスから出ている２本のコードの１本が緩んでいるのに気づいた。試しにコードを押し込むと確かにシャンデリアは灯る。配線ボックスは小さな真鍮の螺子を緩めれば開きそうなので、眼鏡を掛けて十字ドライバーを当てるが螺子は動かない。変だなと具に観察するとその真鍮の螺子には十字溝が切られていない。つまりこの配線ボックスは開くことは想定されていないのだ。となると配線ボックスそのものを交換しなければならない。23年前のシャンデリアに適合する部品が現在手に入るとは考えられない。うーん、こいつも廃棄処分するしかないかと、落ち込んだが、試しに抜けかけているコードを押し込んでみたらショートしながらも着いたり消えたり。まてよ、螺子で開けられないと云うことは、このコード螺子固定式では無くて、差し込み式なのかも。そこで強く奥まで押し込んだらしっかり固定出来た。知らぬとは恐ろしいことなり。これで高価なシャンデリを廃棄しなくて済んだ。

１６日
（月）

雨

轆轤室
２階書斎、

楕円皿7枚仕上げ（204）
作陶大皿着手、ムスターグアタHP
居間シャンデリア修理
３２０７歩、２２４４ｍ、１０２Kca

４日も山荘で雨が降る続くなんて、そんな記憶は何処を探しても出てこない。これで発芽を躊躇っていたほうれん草や春菊もきっと芽吹いてくれるだろう。外仕事の出来ないこのチャンスを逃す手は無いと、先ずは溜まっているHPの登山記録アーカイブスや山荘生物のインデックス編集に着手し、午後からは轆轤室に閉じこもり作陶。昨日から楕円小皿をタタラから成型してるが、円や方形、三角形に比べると楕円の成型はバランスのとり方が難しい。以前にも何度か作陶しているが、納得できる成型には至っていない。星々の軌道は円ではなく楕円が一般的で、最も自然な軌跡なのだが作品にしようとすると出来ないのは何故？PCで楕円を描き印刷して厚紙で型紙を作り、型紙でタタラを切り抜き更に、成型にはプラスチックの楕円容器を用いているが、碌な成型が出来ず不満タラタラ。

１５日
（日）

雨

轆轤室
２階書斎、イオ部屋

楕円皿7枚成型
ストーブ無給油警告点灯
フィルター清掃
修理（203）　ナンガ銀鞍デジタル化
２２３３歩、１５６３ｍ、６９Kca

木通がボットン、ぼっとんバイクや水道タンクや池の中に落ち始め、秋が深まりつつあると感じる。嘗ては山や里を走り回りやっと、一か所だけ木通の稔る森を見つけ大喜びしていたが、数年前から山荘池の畔に繁っているのを発見。灯台下暗しじゃ！とそれ以来木通が成るのは当たり前で、探しに行く必要もなく、食べてみようとも思わなくなってしまった。ボットン、ぼっとん落ちて来るのは木通だけでなく、過熟した百匁柿も。後３週間ほどで枯露柿つくりが始まるが、その前に逸早く赤く熟しトロトロいなって落ちてしまう柿もある。以前は諦めてそのまま放置して置いたが、数年前試しにヨーグルトのトッピングにして食べてみたら、うめーの何の！以来この柿は落ちても無駄にせず、せっせと拾い集め秋の味覚として愉しんでいる。２階の３台あるFFストーブの１台は昨年廃棄処分したが、２台は23年目にして未だ稼動している。数日前から給油ランプが点灯しストーブが停止してしまう。もう寿命だから、きっと内蔵電子回路が劣化ないし老化し使いもんにならなくなっているのだろうと判断。早速コロナに電話しリビングの大型FFストーブと一緒に入れ替えようと決心。しかし、待てよ捨てる前に給油ランプが点灯し石油切れを示しているなら、一応タンクとストーブを繋ぐバルブを調べてみる必要があるのでは！実に面倒で無駄な試みであると充分に認識しつつ雨の中、窯室の道具置場まで修理道具を取に行き、ライトを付けてストーブの一番奥にあるタンクの受け口を点検。フィルターみっけ！引き上げてみるとかなり小さな澱のようなゴミが詰まっている。これをティッシュペーパーでふき取り、タンクの弁をドライバーで突き刺し何度か開閉し、タンクを装着。するとごっくん、ゴックンと水を呑む時の様な音が聴こえるでは！なーんだ、２３年も使われ一度も掃除されてなかったフィルターが詰まっていただけのことだったのか！　うーん、老化現象と決めつけて買い替えてしまったら、こいつ悔しがったろうな。いかん、いかんなんでも老化現象と決めつけて諦めたら、もうとっくに仙人などお払い箱になってるはず。先ずは飽くことなき原因究明とケア。とまあ、朝から石油塗れになって、また１つ学んだ仙人でした。

１４日
（土）

雨
曇

葡萄畑、
西畑、轆轤室
扇山MW

茄子畑、胡瓜畑撤去
硬粘土を乳鉢で戻す（202）
仮面に鹿角取り付け
インデックス修復
１１５６１歩、８０９２ｍ、３４４Kca

昨日から降り続いた雨で、畑の死にかけている白菜、ブロッコリー、発芽しないほうれん草や春菊が救われ、元気に育っている青梗菜や大根、蕪、人参、レタス、ピーマン、薩摩芋と共に秋の菜園を生命で満たしてくれそう。かなり激しく降っているこの雨は畑潤すだけでなく、ここ数か月取り組んできた煙突隙間工事の成果をも語ってくれる。降り続いて３日目の今朝になっても、煙突と屋根の隙間からは漏水はほぼ阻止されているでは！陶芸窯の工事人も打つ手も無くお手上げで、何気ない造園業者の「セメントがいいずら」の一言からヒントを得て試行錯誤を加えてきた煙突と屋根の隙間工事。眼鏡を掛け、窯の上に乗って隙間工事の跡を具に調べたら、セメント部分は湿っていて、ほんの僅か一筋の流れの痕跡が観られるが数センチ先で流れは消えている。この先火入れをして煙突温度が千度を超えるとセメントにひびが入り、おそらく漏水は避けられないだろうが、とりあえず常温での漏水を止めることは出来たのだ。こんな些細なことが堪らなく嬉しい！　≪仙人の無茶修行≫のHPインデックスのリンクが殆ど無効になっていると先週発見。しかしリンク数はかなりの量でリンクを張り直すのはかなりしんどい。雨で畑仕事が出来ないので思い切ってリンク張り直しに着手、１日かけてどうにか完了。４つめのHPインデックス「混沌仙人」を開設した時、ファイル名が変更されてしまったのか？未通となったいるリンク先のURLが表示されれば、原因究明が出来るのだが！

１３日
（金）

曇
雨

葡萄畑

ほうれん草播種、白菜オルトレン散布
ブロッコリーポット移植、カズオ
　イシグロ「充たされざる者」上下
４９２３歩、３４４６ｍ、１６６

訳者の古賀林　幸はあとがきで嘆いている。「筋の展開に脈絡が無く、そろいもそろってひとくせもふたくせもある登場人物の語り口だけで感情の揺れをとらえることがすべてとさえ言えるこの作品で・・・」　これが本年のノーベル文学賞をとったカズオイシグロの1997年に出版された「充たされざる者」の中身。どうも本人はブラックコメディーとして書いたらしく、時間、空間は大きく歪み旧東西陣営の入り乱れた多彩な登場人物の言葉は冗漫、出来事は荒唐無稽で夢とも現実ともつかないと言う。リアリズム作家とは２度と呼ばれたくないとの思いで書かれた作品だとかで、ノーベル文学賞の対象作品とはいささか趣を異にしているのか？何しろ仰けからつまらん！１０ページほど読んだが、とてもこの先読み続ける意欲は掻き立てられない。やはり「わたしを離さないで」から読むべきか? 「作者は何をしたいのか。全篇に漂うこの居心地の悪さ、座りの悪さは何なのか。他のいかなる小説とも異質と感じさせる、この尋常ならざる異物感は何なのか」とgooブログの書評。

目白トレ２回

３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白

１０日
（火）

晴

夏駐車場
林檎畑、葡萄畑
扇山MW

煙突と屋根の隙間にセメント
コンクリ床コーナリング追加
トマト畑、オクラ畑畝作り（201）
ほうれん草播種２袋
１１６１３歩、８１２９ｍ、４００Kca
(携帯歩数計狂った)

７日の大雨で粘土で塞いだ煙突と屋根の隙間が溶けた。溶けた粘度がぽたりぽたりと落ちたらしく、小さな石筍のように窯の蓋の上で固まっている。粘土なら小さな隙間にも練り込むことが出来るので、隙間を塞ぐことが出来ると思ったのだ。それがどれ程愚かな行為であるか、真っ当な頭で考えれば直ぐ解りそうなものだが、やはり仙人の頭は真っ当では無いのだ。第１に粘土は乾くと収縮する。従って煙突の円周に詰めた粘度は、乾燥後輪に罅が入り雨は自由に出入り出来る。第２に粘度を練り込んだ後に直ぐ窯に火を入れれば粘土は焼き上がり、雨で溶けるようなことは無いがその前に雨が降れば、当然ながら粘土は溶ける。それが今回の愚かな行為を目の当たりに見せてくれた出来事。隙間にしっかり喰い込んだ粘土をドライバーで剥がし、粘土の代わりセメントを練り込んでみた。固く練れば粘土の様に隙間に充填出来るのではと考えていたが、どっこい粘土より重いセメントはぽたりぽたりと落ちてしまう。少し硬くなりはじめる頃を見計らっては徐々に隙間を埋め、どうにか隙間を塞いだが、煙突のステンレスとセメントの境界に一部僅かな皹が生じる。さてこれは緩く溶いたセメントで塞げるものだろうか？

９日
（月）

晴

夏駐車場
西畑、葡萄畑
D2（修理後の
チェーンソウ受取）
扇山EW

コンクリ床最終コーナリング
オクラ畑撤去（200）
トマト、オクラ畑施肥耕運機掛け
10550歩、7380ｍ、300Kca（？）
(携帯歩数計狂った)

登録年月日を調べてみると平成9年３月１３日、つまり20年前の1997年にフェリオは生まれ山荘の住人となったのだ。前輪駆動１４９０ｃｃの小型車セダンなので、舗装された平地を走る分には問題ないが、山荘の急坂を登ったり山道を走ったり、数百ｋｇの重荷を運ぶとなるとかなりヤバイ！山の雪道を走るなんて例え冬タイアを履いてチェーンを撒いても無理。しかしその無理を承知でそれら総てを実行して来たのであるから、怒り心頭に発しつつも耐えてきたフェリオは老いさらばえ、最早ボロボロ。の筈なのだがこの２０年間でバッテリー交換を1度、マフラーに腐蝕穴が開き１度交換しただけで乗り心地は抜群。最近になって停車中に咳き込むかのようなノッキングを生じるが、エンジントラブルを起こすでもなく極めて快調に走り続けている。今日現在で走行距離は５万６０４９ｋｍと地球一周と３分の１程で、２０年間の走行距離にしては少ないが、この距離の殆どは坂道走行なのでエンジンに掛かる負担は、極めて大きい。それでもエンジンが健在なのは、如何にホンダのエンジン製造技術が優れているかを示している。先ごろホンダは小型ジェット・Hondajetを売り出したが、あっと云う間に世界一の売り上げ。2017年上半期の出荷機数は24機であり同期間の小型ビジネスジェット機の出荷量では世界一であった。≪2017年8月時点での受注数は100機超、月産4機の体制であり、2019年3月期末までに月産7機程度にまで生産能力を拡大させ納期を短縮させる予定である≫とか。このホンダを捨てるには忍び難いが、ランドヴェンチャーがペガサスとして新たな山荘住人となると、当然ながらフェリオはお払い箱となる。走行距離が少ないので何とか再生させ再利用してもらいたいが、業者に訊いてみたらどうやらスクラップになるらしい。哀しいぜ！未だ充分走れるのにスクラップだなんて、混沌仙人の末路そのものではないか！

８日
（日）

晴

夏駐車場
西畑、葡萄畑
扇山MW

トマト支柱撤去畑の施肥と
耕運機掛け、支柱撤去（200）
１１６１３歩、８１２９ｍ、４００Kca

≪鉄格子の手前に雑草の生えた部分≫この認識が誤りだったのだ。未明の大雨によって土が抉られ流れ出た土砂であり、草は偶々その土砂の上に載っていただけ。ヌルヌルの極めて滑り易い潤滑油になっていたのを、見破れなかったことが転倒の原因であることは間違いない。しかし理由がどうであれ、ここ2カ月ほどで３回もバイク転倒事故を起こし負傷したことは、老化現象と無関係ではあるまい。グハハと笑い飛ばしてやりたいが、進行する老化現象がこれからも更に色々とちょっかいを出してくることを慮ると、せめて重傷を負う様な事態は避けねば！今朝なんぞ杭打ちで的を外し、昨日築いたブロック塀を直撃し破壊。再びセメントで接着せねばならぬが、元に戻すだけだは癪に障るので更に2段高くしてピラミッド型の塀にしてやろうかと。序にコンクリート床ももう少し綺麗に化粧してやろうかな！

７日
（土）

曇
晴

夏駐車場
西畑
小倉山ＺＺ

トマト支柱撤去
ブロック塀工事（199）
バイク転倒３度目
２１２９５歩、１４９０６ｍ、６０１Kca

ブロック塀の上に更に格子状のブロックを積んだら、ちょっと面白くなりはしないかとふと思った。早速朝一でブロックを運び3段積の塀の上に載せてみたら、結構様になるでは！となると思い付きで設置したブロック塀の上の棚が邪魔になる。実益をとるかデザインをとるか暫し悩んだが、遊び心を優先し愉しむことにした。問題はブロック倒壊を防ぐ鉄の心棒であるが、3段の高さに合わせて余分な長さを大地に打ち込んでしまったので、新たにブロックを積むとなると、再度鉄棒を打ち込まねば。何とか山荘に在る廃棄材が使えないかと探したら、在った！大型額縁フレームを分解したアルミ棒が再利用出来そう。ブロック芯材の鉄棒にアルミフレームを打ち込んでみたら、ぴったりで、こんな偶然があるんだと大喜び。すっかり気分がよくなって更に４、5段目のブロック11個を格子状に積み上げセメントで接着し、表面を下の３段と同じ様にセメントで塗り固めいっちょ上がり。そうそう駐車場の水道ジョイントを取り換えたり、不足のブロック芯材の鉄棒を掻い出したり、ランドヴェンチャーのナンバープレートのオリンピックエンブレムをどれにするかとか、町に出る用事があったのでバイクで下ったが、あの急坂で3度目のバイク転倒。先月19日台風一過で濡れた急坂の曲がり角の溝での、転倒から僅か18日での３度目の事故。昨夜から未明にかけて大雨が降ったので、丸い鉄格子の蓋で覆われた急カーブはスピードを落とし、充分注意して進入。鉄格子の手前に雑草の生えた部分があり、ここならスリップすることはあるまいと前輪を掛けハンドルを左に切った途端、左側に転倒。今度は左脚の脛負傷。大したことないと思っていたらズボンに血が浸み出し黒くなったので、捲ってみたら弁慶の泣き所から出血し下の骨が観えそう。

６日
（金）

曇

夏駐車場
西畑

板梁塗り、凹部をセメントで埋める
ブロック塀穴埋め、ほうれん草播種
６５２３歩、４５６６ｍ、２１１Kca

屋根材のポリカ波板を打ち付けるには木材板が必要になる。ところが柱、梁は金属で、屋根材はポリカーボネートときては、板材が浮いてしまう。天井に目をやる度に不協和音が鳴り響くのだ。そうか、いっその事この板材をシルバー塗装してしまえば、金属系の色彩となり不協和音が和音になるのでは！早速シルバーのラッカー塗料を吹き付けてみたら想定外の効果。板材はシルバーの装いで単管パイプやポリカーボネイトと和音を紡ぎ出し、すっかり同化。掘立小屋を超えてある種の美しささえ垣間見せるでは！次の問題は床に打ったコンクリート。水を流してみて凹凸を調べたら、明らかな水溜まりが２か所出来た。これを埋めないと洗車の度に足元の水溜りに悩むことになる。凹みを埋めるセメントを２回にわたって流し込む。ブロック塀の支柱部分の溝もスプーンを使って埋め、何とか駐車場らしくなった。

目白トレ２回

３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白

１０月４日、今夜は中秋の名月。早速屋上に昇って満月に逢った。住人の如く当たり前の顔して山荘の夜空から話しかける月が、全く異質な輝きとして都会の光に拮抗していた。虚空を貫く数多の灯は、本来闇であった夜の大地を喰い尽くし、華麗に輝き息を呑む美しさ。無数に連なる灯の海に鋭角に突き上げる２つのオベリスク、東京タワーとスカイツリー。何も語らぬ満月に訊いてみた。≪お前さんの処から今、地球を見上げると漆黒の球体が観える筈なんだな。しかしその漆黒には無数の光の穴が開けられ、４５億年の沈黙は破られた。さあ、教えておくれ。漆黒の沈黙にさんざめく光の意図を！≫

３日
（火）

曇

夏駐車場

杭打、ブロック塀補修、
塀上に棚を設置
ビア瓶詰（198）
１１４８０歩、８０３６ｍ、３８２Kca

闇の中で感覚を最大限に研ぎ澄まし、虚空に潜む幽し音色を探し求める。音量を極限まで絞った小さな２つのスピーカーから「早春賦」が、フルートに乗って微かに流れる。余りにも微かな響きなので、音色は所どころで闇に吸い込まれる。昨日の土方仕事で全身筋肉痛で眠れそうもないので、筋肉の強張りを改善するミオリラーク５０ｍｇを夕食後２倍の１００ｍｇ服用し、就寝前に更に１錠追加。同時に痛みを和らげるロキソプロフェン６０ｍｇを呑み本を読みながら眠りを待つ。３時間後に目覚めてしまうが、このまま起きて活動を始める訳にはいかない。幾ら何でも睡眠時間が短すぎて、翌日の危険な土方仕事に支障が出ることは間違いない。下手すれば致命的な事故につながりかねない。そこでベッドで体を横たえたまま虚空と対峙し、あと２時間程は体を休ませようとステレオのスイッチを入れ、幽し音色に身を委ねたのだ。数キロある鉄の大槌を連日振り下ろし続け、遂に親指と人差し指の間が内出血し痛みが酷い。バイクの方向指示器釦の操作はこの左手の親指で行うが、その釦さえ痛みを堪えてやっとこさ押している始末。その指と指の間に「早春賦」の音色が滑り込む。もっとしっかり響きを確かめるため左手をいっぱいに拡げ、指の間に感覚を集中する。無数の細胞が痛みに怯えながらも、生命の復活を告げる春に想いを寄せ、芽を吹き出そうと試みる。掌をいっぱいに広げ指の間に母の乳首を挟み、生命の唱を聴いた幻想が不意に湧き起る。

２日
（月）

曇

西畑
夏駐車場

トマト畑支柱撤去
コンクリート箒仕上げ
ブロック塀造り、崖側支柱打込
床コーナリング（197）
１４８７２歩、１０４１０ｍ、５０６Kca

床のコンクリート打を始めて今日で３日目、なんとかけりを付けなくちゃと夜明けからフル回転。一番の厄介事はセメントを如何に短時間で、最小限の労力で溶くか！セメントも小麦粉などと同じ様に、粉を先に入れてから水を入れる。水の中に小麦粉を入れるとダマ（玉）ができてしまい、いったん出来たダマは被膜を作り幾ら撹拌しても溶けない。それを良く知っているので今までも信じて疑わず、律儀にセメントでも同じように後から水を入れていた。ところがセメントは重いので、ミキサーで幾ら撹拌しても底やバケツの側面に張り付いたセメントは溶けない。そこで移植鏝で剥がすのだが、容易には剥がれず労力と時間をとられめっちゃ大変！思い切って水の中にセメントを入れて撹拌したら、ありゃ、何と５分の１の短時間で溶かせるでは！これでピッチが上がり、夕刻までに目安が付いた。うーん、こりゃ目から鱗！何でも常識を鵜呑みにせず、先ずはやってみるもんだと実感！コンクリート打の表面仕上げは鏝では上手くいかず、ネットで調べたら箒で均すとザラザラ感が出ていいとか。早速実行してみたら簡単に表面を均すことが出来、大正解。４ｍ×３ｍの屋根を支える柱の強度が心配なので、今日更に3本の柱支えのバットレスを打ち込んだが、最後まで打ち込めず途中放棄。腕も肩も筋肉痛でバリバリ。

1日
（日）

晴

林檎畑
夏駐車場
扇山MW

ポット白菜移植
コンクリート打設（196）
中山七里「恩讐の鎮魂曲」
１３３６７歩、９３５６ｍ、３８８Kca

４ｍ×３ｍもの広い屋根を４隅の４本柱だけで支えようとしても、力学的にかなり無理があるのに、当初はその屋根を2本の単管パイプだけで済ますつもりだったのだから、素人の考えることは恐ろしい。いや無知なる仙人の考えることは恐ろしいに訂正。その２本の柱でしか支えられていない屋根に乗って、ポリカーボネート波板を打ち付けるなんて、まるで自殺行為。が、これが自殺行為ならば、当然雪が積もったら、この屋根は一溜りもなくなく潰されること間違いなし。と気づいた仙人は３本目の柱を打ち込み、更に反対側の奥に車の出入りにぶつからぬ様、４本目の柱を打ち込む。これだけでは未だ不安なので各柱には２ｍの単管パイプを補強支柱として打ち込んだ。しかし４隅の内手前の右側は車の出入りに邪魔になるので、柱無し。この柱無しの屋根に乗って、ポリカ波板を打ち込むのは極めて危険。そこで此処に脚立を立て、ブロックを積み仮の柱にして屋根を葺くことにした。このアイディアは大当たり。無事に屋根を葺き終わったが、問題は床となる地面のコンクリート打設である。計５００ｋｇのセメントに水を加えて溶くだけでも大仕事。ミキサーが無くてはとても出来る仕事ではない。そこで石卓下から電源を３０ｍ近く引いて、陶芸用の釉薬攪拌機をミキサーにしてコンクリート打設開始。

１０月累計１７８km、６４１m 　　総活動距離：１８３６km７１３ｍ

山トレ１２日計１２回、水泳4回　山トレ累計１１９回

月日	天気	活動場	活動記録	一言メモ
３０日（土）	晴	夏駐車場葡萄畑、西畑	補強支柱打ち込み、屋根葺、コンクリート打設、セメント１５袋追加ポット白菜移植（195）１６０２４歩、１１２１６ｍ、５５８Kca	今度こそ小学生の工作ではなくて、せめて中学生並の作品に仕上げようと、設計図らしきものを作成し、必要資材を掻き出し万全の準備で臨んだが、2日目にして、ありゃ、なんだこりゃ！の連発。先ずは最も重要な基礎となる３本の柱、打ち込みの深さも、１０回鉄の大槌で打ち込む毎にメジャーで慎重に計測し、狂いを最小限に収めた筈なのに狂った。狂ってもクランプでの位置調整が可能なので、作業を進めたが、横に渡す梁をクランプで止めようとしたら３本の内、中央の単管にジョイント出来ない。2点はいつでも直線状に持ってこれるが、3点を１直線にもってくるのは2次元でも難しい。それを3次元で実現するには先ずその3点を同一平面上に持ってこなければならない。3本の単管パイプを同一平面上に持ってくることが出来なかったのだ。で、結局いつもの如く掘立小屋しか出来ないのだ。
２９日（金）	晴	夏駐車場福田オート	駐車場建設１９７７０歩、７５３９ｍ、３６５Kca	5本の３ｍ単管パイプに４ｍの板材6枚、４ｍの直管パイプと10尺の波板8枚で屋根を作るとなると、相当な重量になる。その重量を片側の支柱だけで支えるとなると、その柱に掛かるモーメントはかなり大きくなる。今はきちんと立っていても、そのモーメントを柱が支えきれずやがて倒壊する危険性を考慮すると、柱の補強を考えね。先ずは柱を支える２ｍの単管パイプを斜めに打ち込み補強。柱の数を2本から３本にしたが、更に2本打ち込み5本にしたらどうか？
		目白トレ２	３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白
２６日（火）	晴	窯室、ゲート前	夏駐車場に屋根設置工事開始粘度をパテとして塗り込む林檎収穫（194）１８３００歩、１２８１０ｍ、５７３Kca	そうだ夏駐車場は森の中にあるんだ。ということは秋になると駐車場に聳える団栗の木からばらばらと団栗が落ち始め、森の葉が一斉に落ち始め車を襲うんだった。今乗っているフェリオも屋根は紫外線で傷められ、シルバーが白粉を噴き出し、ワイパーの溝やトランクにはかなりの団栗や枯れ枝、落ち葉が詰まっている。最早20年以上も載り続け、今更屋根のある駐車場を作っても意味ないが、新たにランドヴェンチャーが仙人のペガサスとしてやって来るとなると、屋根を作って団栗の猛攻撃から守ってやらぬと、ナイーブな化粧がズタズタになる懼れあり。思い立ったが吉日とばかり、朝一でホームセンターにバイクを飛ばし、基礎柱となる４ｍ、３ｍ、２ｍの単管パイプなどを仕入れ、基礎工事開始。駐車場なので出来れば4隅に柱を立てず、一方だけで屋根を支える構造にしたいが、問題は一方だけで重い屋根を支えきるには、どうしたらいいのか、である。差し当たり３ｍの単管パイプを５５ｃｍの深さまで打ち込んで、屋根に張り出す３ｍの単管パイプをクランプで繋げてみたが、不安定であることは否めない。しかし帰京の時間が迫り、今日は此処までとし、これからじっくりと構想を練って望むとしよう。
２５日（月）	晴	窯室、林檎畑図書館扇山EW	窯と煙突接合部を囲む様にコンクリートをパテとして塗り込む林檎収穫、中山七里「総理にされた男」「切り裂きジャックの告白」胡瓜畑施肥耕耘機掛（193）１５０５３歩、１０５３７ｍ、４３９Kca	少しでも眠らねば明日の活動に支障が出ると、眠る努力をするが眠れない。例え眠れなくてもじっとしているだけでも、体力は或る程度回復すると体験しているので、ヒマラヤの高所キャンプでは焦らず夜明けを待つことが出来た。非日常的なヒマラヤでの登攀活動中だからこそ眠る努力に意味はあるが、山荘での日常活動では眠る努力は唯虚しく、時には耐えがたい。昨夜は不眠が続いたので3倍量のロキソニンを呑んだが、全く眠れず３時間程ベッドで悶悶としていたが莫迦臭くなって、「どこかでヴェートーベン」を開き最後まで読んでしまった。「さよならドビュッシー」で活躍するピアニスト岬洋介の高校時代の半年間を、犯人隠匿罪を背負った級友の鷹村亮が描く。隠匿罪の公訴時効3年が過ぎたので「僕はあの夏のことを包み隠さず書き残そうと思う」と鷹村亮はパソコンを立ち上げ書き始める。≪どこかでベートーヴェン　中山七里≫と、相変わらず凝っているのだ。時系列で云うと「さよならドビュッシー」は201１年1月発刊、「どこかでヴェートーベン」は昨年2016年6月の出版だから5年後になって、現在ピアニストになっている岬洋介の高校生時代を描いていることになる。ベートーヴェンの≪月光≫と≪悲愴≫をモチーフにして、岬洋介自身がベートーヴェンと同じく耳が聞こえなくなると云う悲愴に陥る。
２４日（日）	晴	窯室、中畑、葡萄畑小倉山ＺＺ	更に隙間埋めに柔らかめのコンクリートをパテとして塗り込む中畑石垣雑草除去（192）ブロッコリーポット栽培苗を葡萄畑に20本移植１９４９４歩、１３６４５ｍ、５３５Kca	ビッグモーターがスズキで見積もりを取ってからガリバーと交渉した方が、具体的でリーズナブルな価格が観えて来る。とのアドバイスを受けたので先ず早速スズキアリーナ甲府に出向いて、雪道では抜群の強さを誇ると定評のあるジムニーを観て見積を出してもらう。１７５・８０R１６　９１Qなのでタイア外径は９１ｃｍ、車高の高さは、如何にも頼もしく強そうで、一目で気に入った。オプション無しのそのままの価格で197万4326円これにスタッドレスタイヤや他のアクセサリーを付け、保証期間を延長したりすると200数十万になりそう。100万もだせばエコカーの普通車が買えるのに、四駆とは言え軽自動車でありながらその2倍もするのだから驚き。注文製造で発注して1カ月半はかかるとのこと。これからはエコカー中心で、電気自動車、水素を使う燃料電池自動車が主流になりつつあるのに、敢てエコカー減税対象にもならないジムニーのランドヴェンチャー購入しようとするなんて、過去を買うようなもん。しかし20年も製造し続け未だに人気の高さは衰えない。その20年前に尾谷の結婚式で、発売直後のジムニーに乗って、富山から山荘まで走ったことがあったが、この車、長距離走には向いてなく酷い目に遭い、それ以来ジムニーは避けていた。が、この車、山荘周辺の山道や冬の山荘路を走るにはぴったり。もしかすると山荘の急坂雪道もスタッドレスで登れるかもと期待は高まる。でガリバーにスズキの見積もりを持って行くと、この価格では安すぎて売れないという。しかし今大創業祭なので最大限サービスを付け同じ価格にするから、当社で購入して欲しいと執拗にせまる。検討するとガリバーを後にしてから、考えたら山荘から少し下った４１１号沿いにスズキの販売店・福田オートがあったのを思い出し、スズキアリーナ甲府の見積書を見せ新たに見積もってもらったら更に数万安く出来ると判明。此処ならメンテにも便利だし、此処に決めた。問題はジムニーにはトランクが無いので、120㍑以上の灯油を運ぶことが出来ないこと。さあ、どうしよう？
２３日（土）	雨晴	スズキアリーナガリバー福田オート西畑扇山ＭＷ	ビア瓶詰、＆一次仕込み煙突コンクリート隙間塗り蕪、春菊播種（191）９５７１歩、６６９９ｍ、２７３Kca	強いものが多数の雌を独占して一夫多妻の生殖を行うのは、それなりに充分な理由がある。生殖は生き残り、更に未来へと命を繋いでいくことにあるのだから最も強いものの遺伝子をリレーすべきなのだ。となると当然ながら一夫として雌を得る為の戦いは命懸けとなり、敗れた多数の雄は生殖出来ないでウロウロと彷徨い歩くことになる。そこで雄は考えた。そうだ、このまま生殖も出来ず縄張りの周りをウロウロしてるよりも、いっそのこと雌になっちまって生き残り、大きくなったら雄に戻って多くの雌を獲得すればいいじゃん！とまあ、こんな器用な性転換が出来るのは珊瑚海のダイビングで紹介して来たお馴染みの、派手なパッチワーク模様の紋柄カワハギ科、夜になると幕を張って眠る武鯛や沙魚科、遍羅科と限られてはいるが、哺乳類では実現出来ないらしい。小さく弱い雄が雌に性転換し、大きくなって一夫多妻の一夫になり自らの縄張りを持ち、強い遺伝子を残すということは、雌でいる僅かな期間に強い遺伝子を獲得すると云うことになる。遺伝子の組み換えがそんな容易に行われるとは考えられない。如何なる変換が行われるのか、解明されれば人間も完全なる性転換への途が拓かれるかも知れない。となると性は選択可能なデザインとなり、未来に残すべき遺伝子は、全く別なデザイナーが手がけることになり、いよいよ脱肉体へと知的存在は歩み出すのだ。「どこかでヴェートーベン」を読みながら、余りにも巧みな中山七里の文章術に舌を巻きながら、何故かそんな事が脳裏を横切る夜明けの仙人でした。
２２日（金）	晴	窯室屋根、前庭図書館扇山ＭM	煙突コンクリートに耐熱パテでシーリング、花水木花壇にゲートの土入れし譜糞臭抑制中山七里「総理にされた男」ガリバー店員とジムニー交渉１４２３７歩、９９６５ｍ、４２９Kca	≪過去の記憶が筋肉との乖離≫を生じ、あらゆる筋肉機構にトラブル続出。其れが根底にあると解ってはいても動きそのものは意識以前に発令されてしまうので、トラブルの度に過去の記憶を修正し、発令前に現在の意識を先行させるトレーニングをせねば！いつもより遥かに危険な状態であったことは確かだが、2度目のバイク事故にしても根本原因は≪過去の記憶の筋肉との乖離≫にあったのだ。避けられない老化現象なので、何とかこれを愉しみながら付き合う術を創り出すのが混沌仙人の使命ではないかと、つらつら思索しつつ土を運ぶ。18日に前庭の2本の紅白花水木の間を花壇にし、鶏糞１５ｋｇを施肥し土と混ぜたが、臭いのだ。前庭だけでなく、テラスや風によっては居間にまで侵入してくる。水を打てば臭いは収まるが、乾燥すれば再び臭う。そこで花壇全体を新たな土で埋め尽くしてしまえば臭いは収まるだろうと考えたが、花壇を覆い尽くすとなるとかなり大量の土が必要になる。山荘庭、森は広いので掘れば幾らでも土は手に入るが、掘るとなるとユンボでも無ければ大変な重労働。さてどうしたもんか、いつものように解決策が閃いてくれぬかと３日程待っていたら、ピカッ！　そうだ、ゲートの駐車場の崖下の土ならふかふかで、掘らずにそのまま一輪車に積めるし、その土を移動すれば駐車場も広くなるし一石二鳥。でもって朝一で土方仕事を始めたのだ。まーまーこれは思惑通り上手くいったが、ガックリきたのは煙突屋根の隙間パテの効果。パテが固まったので屋根にホースを載せて水を流しテストしたら2か所から水漏れ。道具土で隙間を埋め、その上をコンクリートで覆い、更にコンクリートの収縮によって出来た僅かな隙間を耐熱パテで塞いだのにナンタルチア！再度阿呆の如く耐熱パテを追加施行し、完全防水に期待するか、他の方法を試みるか？それとも水漏れを容認し窯と共に去りぬと洒落るか？
		目白トレ２	３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白
１９日（火）	晴	窯室、中畑、葡萄畑	煙突コンクリート縁剥がし購入粘土仕分、石垣雑草取り目白．新井野菜発送（190）バイク転倒２度目１０２２６歩、７１５８ｍ、３４８Kca	不覚なんてもんじゃない。この老い耄れ、懲りない未熟者、阿呆脳足りん、うーん、これ以上悪態が出てこないのは悔しいが、仙人の肉体を維持管理しているオーナーとしては堪忍袋の緒が切れ、怒り心頭に発しているに違いない。煙突屋根の工事に必要なガリバリウム波板9尺を購入する為、バイクでホームセンターに向かって山荘の急坂を下降。2つ目の急坂の曲がり角に溝があり、丸い鉄格子の蓋で覆われている。この丸鉄格子は濡れるとメチャ滑り易く、バイクで何度もスリップし充分危険であると認識していたにも関わらず、見事に転倒。未明に通過した台風18号の雨で道路も鉄格子の蓋も濡れたままなので、急坂での下りはスリップし易いと認識していたが、認識を遥かに超えた想定外の滑りで一瞬にして飛ばされる。えーと、前回のバイク事故が7月11日だから2ヶ月と８日目、つまり僅か５８日目にして再びバイク事故で負傷した訳で、これじゃ、肉体オーナーとしては堪忍袋の緒が切れ、怒り心頭に発するのは当然！負傷部位も５８日前と全く同じで、左へのハンドル操作で転倒したので、左肘下を4か所裂傷し、左外側大腿四頭筋を強打。頭にきたので手当てもせず、シャツから血が滲みだしたままホームセンターへ突っ走る。ところがだ、昨日は台風一過の晴天で連休日、ホームセンターの貸し出し無料のトラックは、現在貸出中でその後も予約が詰まっているとのこと！いつもトラックは空いていて、予約の必要なんて考えられなかっただけに驚き。シャツからの血をものともせず駆けつけたのに、ナンタルチア！そこでコメリが駄目ならナフコへとバイクを走らせたが、此処でも吃驚!!同じくトラックは貸出中でその後も予約あり。信じられないぜ！そんならＤ２じゃ！と連絡をとったら此処にはガリバリウム波板は置いていないと判明。仕方なく出直し、３ｍ２０ｃｍもあるガリバニウム波板を乗用車に無理やり詰め込み、窓からはみ出したまま山荘まで運搬。1時には川村がやってきて、サンダーで波板を円形に切断。一体どうやってサンダーで円形に切り抜くのか興味津々。先ず円の中央を十字に切り込み、十字の先を繋ぐ４辺を切り抜く。開いた穴にブリキ鋏を入れて円形に切断。そうだったのか、たったそれだけのことだったのかと実に驚き。知らぬとは恐ろしいこっちゃ！しかしそれなら、十字ではなく８本、いや16本と切り込み数を増やせば切断の必要はなく、そのまま円に沿って捲り上げれば雨除けの穴が開くではないかと、後になって気づいたのである。もう2度と円形の穴を金属に開けるようなことは無いだろうが、とても良い勉強になった。授業料は裂傷4か所、強打と高くついたが、高い程授業の内容は有益だったと思うことにしよう。
１８日（月）	晴	前庭、中畑扇山ＭＷ	花水木花壇開墾施肥（189）中庭、中畑蔓雑草刈り開始窯室煙突屋根工事、粘度購入バーナー自動点火チェック２５０７４歩、１７２７１ｍ、６７７Kca	かなり早い段階で伸吾を殺したのは娘の美雪と推察でき、やったーと思っていたら≪どんでん返しの帝王≫のどんでんは全く別の処にあり又もや、してやられた。しかし「贖罪の奏鳴曲」の続編として書かれた「追想の夜想曲」の主人公は少年Ａの架空未来である弁護士・御子柴礼司であり、その「死体配達人」としての過去が暴露されてしまっては、この御子柴礼司シリーズは終わってしまうのでは？「どこかでヴェートーベン」は昨年2016年6月発行なので、その前を調べたら、「恩讐の鎮魂曲」が2016年３月に出版されている。「どこかでヴェートーベン」の僅か3か月後で書き上げているでは！油の乗り切っている時なのだろう。さてそれでは油の枯れ切った仙人も負けてはならずと、夜明けからフル活動じゃ、とばかり台風一過の青空の元動き出したが、最初からドジ踏んじゃった、踏んじゃったとボン・シルバーにも囃される始末。さあ、目白押しに並んでいる本日の課題を何処まで片づけることが出来るか？
１７日（日）	雨	轆轤室、居間海洋センター泳15ooｍを3倍変換 4500mを加える	ビア2次仕込み瓶詰め（188） &１次仕込み、作陶（ヨーグルトカップ２個目）３０往復（１５００ｍ）９１５９歩、６４１１ｍ、２３５」Kca	随分久しぶりに雨の匂いが濃厚に迫って来たので、畑仕事もＨＰ編集も投げ出して東ルートから扇山へ。層雲の雲底が森に架り雨雲が霧となって森をヨーグルトにぶち込む。大型の台風が迫りつつあるとは思えない嵐の前の静けさを劈くように、笛の音のような鹿の声が森に走る。予想通り下山と同時に雨が降りだす。午後の畑仕事を断念し轆轤室で作陶準備。2か月前に練っておいた陶土は、既に硬くなりつつあり、先ずは陶土をスライスし霧を吹いて、荒練り、菊練をし中鉢の制作に入る。窯室を覗くと煙突と屋根の隙間から雨だれがボトボト。窯の煙突を屋根に直に通したので恐れていた通り、煙突を伝って落ちて来る雨だれと一緒になって、窯そのものを濡らしているでは！慌てて煙突にバケツを被せたり、隙間に詰め物をしたりと応急処置はしたが、長時間続く雨には、何の役にも立たない。新たに屋根を葺き替え煙突サイズの丸穴を屋根に開けねばならぬ。屋根波板に丸穴を開ける工具を持ってないので、唯一買取商品の金属加工をサービスするＪマートに電話するが、屋根材に丸穴を開けるサービスは出来ないと断られる。仕方なく川村造園に訊いたら、サンダーで開けられるのでやってくれるとのこと。ディスクの電動サンダーは山荘にもあるが、果たしてあのサンダーでどうやって丸穴を開けるのか？切断用ディスクに換えて円形に切り抜くのだろうが、名人技が要求されるのでは？
１６日（土） 14℃	曇	西畑、林檎畑轆轤室 FFストーブ3台試動ＯＫ昼扇山EＷ	ほうれン草2種（オータム＆オーライ）、中葉春菊、Ｆ１青梗菜播種（187）陶芸土練り直し、作陶(ヨーグルトカップ) ９５７２歩、６７００ｍ、２４６Kca	烏滸がましくも混沌仙人を名乗るからには、晩夏から初秋に銀の光を放ち山荘を彩る≪仙人草≫を、真っ先に山荘住人としてＨＰに紹介せねば！と思いつつ実は大昔に一度だけ載せ、あとは横目でチラリと眺めては観て観ぬふりをしてきた。これには深い訳がある。恥ずかしいながら仙人の無知そのものを物語ることになるので、横目でジロリで誤魔化していた。其の気になって一歩突っ込んで、調べれば快刀乱麻を断つが如く一瞬にして疑問は解け、無知は知識へといとも簡単に変容を遂げた筈なのだ。開花時期の春と秋が縺れ、同じ蔓性のスイカズラ科とキンポウゲ科が互いに絡み合い、銀の光を放つ吸葛と牡丹蔓と仙人草の３種が、山荘建設以来20数年も山荘の森や庭に蔓延っているのだ。その3種を無知なるが故に区別出来なかったにも拘わらず、澄ました顔してその時の気分次第で「吸葛」になったり「仙人草」になったり。落日を浴びて、あんまりにも凌霄花が美しかったので、よし同じテクニックで今度こそ仙人草をＨＰに載せてやろうと意気込み、しみじみ観察し植物図鑑と見比べ、気づいたのだ。あれっ、これ仙人草ではない。雄蕊と雌蕊の数が圧倒的に異なる。牡丹蔓は仙人草と間違え易いが、葉の形が牡丹に似ているので区別できる。とある。葉の形を比べてみたが、仙人草は奇数羽状複葉で牡丹蔓は1回３出複葉で、見た目にはそう大した違いはない。何と云っても仙人草よりも牡丹蔓の方が花芯が多く華やかで光り輝いているので違いは一目瞭然。あー勿論吸葛とは春と秋と季節が異なるので、較べる可くもない。つまり今まで仙人は春に吸葛を観ると、「うーん、仙人草が咲いたか」と思い、秋になって牡丹蔓が咲くと、何の臆面もなく「うーん、仙人草が咲いたか！」と、無知を曝け出していたのだ。
１５日（金）	晴	西畑、葡萄畑塩山図書館小倉山ＺＺ	ブロッコリーポット栽培を移植移動後の窯の着火点検藤谷治「いつか棺桶はやってくる」中山七里「どこかでヴェートーベン」チェーンソウ修理依頼（cst311s）丸山製作所１６６２３歩、１１６３６ｍ、５１８Kca	タンクからバーナーへのフレキシブルチューブ（石油管）、バーナーへの電源配線をブロック床の下に通してあり、窯内温度測定センサーのコードも窯裏から石垣へと伸ばしてあるので、窯を移動するとその3本の窯ライフラインも調整せねばならない。何とか延長することは出来たが、問題は果たして機能しているかである。朝一でタンクから窯に石油を送り、電磁ポンプのリセットスイッチを入れたが着火せず。バーナーを新品に交換してから暫くは自動点火していたのだが、何が原因か着火しない。仕方なく新聞紙にライターで火を着け、炉内のバーナー口に直截投げ入れ着火させる。念のため説明書を確認すると、このＫＴＢ70型は、バーナーには開閉できる火付栓は付いておらず、直截バーナー口から火付棒で点火するとある。新聞紙などを投げ入れると灰が炉内に溜り、益々自動着火が難しくなるのかも。早速火付棒を作るとして、先ずは点火ヒーターが機能してるか調べる。先ず操作ボックス内のヒューズ釦を反時計回りに回して、５アンペアのガラス管ヒューズを取り出し切れていないかチェック。切れてはいないようだが念のため新品と交換し、石油を出し電磁ポンプのリセットスイッチを入れる。数秒で炉内から白煙が上がる。つまり点火ヒーターは作動していると云うこと。暫く待っているとタンクからのチューブとバーナーを繋ぐクリーナーから石油が漏れ始める。点火しないまま石油が出続けるのでオーバーフローしているのだ。こうなると点火ヒーターは湿ってしまい最早決して点火出来ない。送油を止め送風し炉内の石油を完全燃焼させ、テストを終える。点火ヒーターが発熱しているにも関わらず」着火しない原因は突き止められなかったが、それ以外は問題なく、火付棒での着火でＯＫと判明した。
		目白トレ２	３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白
１２日（火）	曇雨	西畑、葡萄畑	野菜収穫して目白へ野菜発送HP編集（186）４４９９歩、３１４９ｍ、１４３Kca	クレソンが息も絶え絶えに掠れた声で訴える。「あたしを忘れないで！」　そうだった。畑に追われ、奥庭の滝までは手が回らずもう数か月も放りっぱなしで、クレソンの影も無し。新品の芝刈機で刈り取った芝を、滝手前のアンネ薔薇の花壇にマルチとして敷き詰め、滝の落ち口に突入。突入と云いたくなる程の雑草の蔓延りぶりなのだ。手あたり次第雑草を引き抜き、抜けないのは鋏で切り取る。ドクダミの根が蔓延り、杉の子、藪枯し、芒、雄日芝が滝の飛沫を浴びて天下の夏を謳歌している。雑草取りに熱中して1時間、やっと小さなクレソンが姿を現した。次は花水木周辺の灌木伐採と君が代蘭、雑草の引き抜き。不調なチェーンソウのご機嫌を取りながら、皐月や柊の灌木を伐る。アクセルを吹かすと同時にエンストを起こしすが、原因不明のまま騙しだまし伐採を続け、遂に欅の大木周辺をスッキリさせた。赤と白の2本の花水木が存在感を際立たせ、来春には花を咲かせられるかもと微笑んでいるような気さえしてくる。夕トレの山歩きを愉しみにしていたが、余りにも働き過ぎてタイムオーバーで中止。でも畑の散水はネグれないと畑に出てみると、４日前に播種した蕪、大根、青梗菜の畝に小さな芽が出始めている。春菊、オーライほうれん草は１回目の播種で全く発芽せず。懲りずに2回目播種を先週行ったが、発芽の気配すら無し。
１１日（月）	晴	西畑、葡萄畑	西畑農機具置き場整理完了胡瓜畑の棚作り、芝刈り刈払機を葡萄、林檎畑にかける滝周辺雑草除去（185）前庭の花水木周辺伐採１３５３６歩、９４７５ｍ、４２７Kca	煙をくゆらし梁が焼き焦げ始め、慌てふためいてスプレーで水を吹きかけた。窯の温度を下げたいが現在1200度、あと30度は窯の温度を上げないと作品が生焼けになる懼れあり、窯の温度を下げる訳にはいかない。がこのまま簗に水を掛けながら温度をあげ続けるのは、極めて危険。落ちた水滴が灼熱した煙突や窯に落下し瞬時に爆発的に蒸発するのだ。煙突が透明な赤に灼熱しているのだから、その煙突から２５ｃｍしか離れていない簗が燃え上がるのは当然としても、今までに一度も無かったのはなぜか？　答えは明瞭な筈、つまり今まで窯はこれ程までに温度が上がったことは無いのだ。しかし窯の温度計は1200度を示し続けている。そこで総てが読めた。作品が大きすぎて、窯詰めの時に長い窯温度測定器を窯の外に半分程引き出して、火入れしたのだ。つまりセンサーの半分は外気温に晒されているのでセンサーが冷めて、正確な窯温度を伝えていない。つまり現在の窯温度は、温度計が示している１２００度を遥かに超えているのだ。即火を止めたのが7月1日、翌日窯出ししてみて、やはり推察は正しく作品は完全い焼き上がり１２５０度を超えていると判明。7月26日には、危険なので窯を移動したが、煙突が直角に曲がり簗の下を通っていることは変わりない。そこで何とか窯と屋根の穴を真っ直ぐに繋げないかと、7月以来考え続けていた。例によって閃くのを待っていたが、遅れに遅れ2ヶ月以上経った昨日、遂に閃いたのだ。最大の問題は３点。１つは煙突の穴開き屋根下まで窯を移動できるか、２つ目は直に煙突を繋げるか？そして何よりも直に繋いだ場合、最大の心配は屋根を伝わり煙突と屋根の穴の隙間から流れ落ちる雨が、窯室に入り込みはしないか？ということである。少しでも雨が入り込むようであれば、窯の傷みは加速し、稼働してなくても壊れてしまう。そこで考えに考え、昨日いよいよ作業開始。
１０日（日）	晴	西畑、葡萄畑扇山ＭＷ	西畑農機具置き場整理（184）画像撮り窯移動煙突取り付け１４７９０歩、１０３５３ｍ、３８７Kca	「何故、殺したかって？どうしてそんなことを訊くのだろう。殺したかったからに決まっているじゃないか。殺したくないのに殺すなんて非論理的だ。猫はネズミを捕食以外の目的で捕獲し殺す。それに理由などない。猫がネズミを殺すのは本能で、自分がみどりを殺したのも同じ本能だ。理由などない」　と刑事の取り調べに反発を覚えていた御子柴礼司は、少年院女子寮の島津さゆりの弾くベートーヴェンピアノソナタ「熱情」を聴いて、自らの内部に嗜虐衝動以外の感情が奥底に潜んでいることを知る。「疾走を始める短調。まるで目に見えるかのような緊張が体育館の中に張り巡らされる。激しさを伴った短調は上向と下向を繰り返すが、それはまるで旋律の嵐だ。情動の明と暗とのせめぎ合い、心の裡の光と闇がピアノとフォルテに形を変えて呼応する。御子柴は愕然とした。そこに自分の内側を見せられる思いだった」　この奏鳴曲・ソナタが少年Ａにどう絡んでいくにか、眠りから拒否された仙人は「贖罪の奏鳴曲」を読み続け、睡眠不足でフラフラしながらも今朝も夜明けからヤクを呑み豊穣な畑で遊ぶのだ。
９日（土）	晴	西畑、葡萄畑夜明けの満月小倉山ＺＺ	茄子、ピーマン追肥、（183）唐黍収穫残滓処理、南瓜棚撤去開始蔓薔薇樋に移植、鶏糞搬入１３ビア仕込み、目白へ野菜発送１６９８９歩、１１８９２ｍ、５３５Kca	血が集い祀りへいざなう。動脈血の潮に乗って右手に槍を振りかざし、、雄叫びを上げながら祀りの森を目指し突き進む。どうしたのだろう、未だ夜明け前の深い闇に閉ざされている筈の森に、柔らかな光が慎ましく差し込んでいる。梢の狭間を見上げると、西の空に満月が墜ちる寸前。先週導眠剤ソレントミンが効かず明け方まで本を読み続けてしまったので、今回はヤクをゾルピデム酒石酸塩10mgに変えた。こいつ半減期が2時間ほどで、眠るきっかっけを失うと、ソレントミンより更に薬効無く、昨夜もロキソニンを3回も追加し、それでも悶々と眠れず。きっちりトレーニングも欠かさず、畑仕事も充分熟しているのに≪お前に眠りはいらん≫とばかり、甘い眠りからは見放されている。ふん、と鼻で嗤い、そんなら夜明けの月でも眺めながら、こちらから眠りを絶望のどん底に堕とし、再生を齎すことも出来ない無能な眠りを嘲り嗤って遣ろうでは！と暁闇の血の祀りを覗いて観ることにした。どうしたことだろう？幾ら見詰めてもピンが合わない。昨日の夕トレーニングの下りで発した痛みと、ピントの合わぬ現象がリンクしていると、ニューロンが告げる。そうか、もしかすると眠りからの拒否もリンクしているのかも！
８日（金）	晴	西畑、葡萄畑、奥庭、図書館里逍遥ＲｕＮ	春菊、蕪、青梗菜、大根２種の播種白菜（ポット播種）、桃のお礼に里へ中山七里「追想の夜想曲」太朗想史郎｛トギオ｝１０９６０歩、７６７２ｍ、３５９Kca	≪最後の数ページで世界観ががらりと変わるどんでん返しが仕掛けられていることが多く、いつからか「どんでん返しの帝王」などと呼ばれるようになった≫　そんなオーバーなと中山七里をちょっと甘く観ていた。ドラマのどんでん返しの精緻な造りに驚きあきれ果て、一体この映画の原作者は誰だろうと「贖罪の奏鳴曲」の終わりのテロップを、最後まで見続け初めて中山七里を知ったのだ。だもんだから「さよならドビュッシー」を読み始めてから、逸早く何とか犯人を突き止めようと行間に潜む作者のサインを見落とさないつもりでいたが、遂にやられた。最後にピアニスト岬洋介が片桐ルシアに語るまで犯人は解らなかった。悔しいが、中山七里は正しく≪どんでん返しの帝王≫と認めないわけにはいかない。書評家の絶賛には鼻白むことが多いが、例えば書評家・茶木則夫のこんな賛辞も決してオーバーではない。「終盤で大掛かりなトリックが炸裂する。極めて上質の音楽ミステリー。癒しと音楽の見事なコラボレーションに、心から拍手を送りたい」　このミステリーがすごいの第８回大賞受賞し、大ベストセラーになると云われて７年経つが、そう騒がれてはいなかったのが嬉しい。で、改めて「贖罪の奏鳴曲」を読み始めた。既にＴＶで観ているのでどんでん返しの妙は愉しめないから、読めないのではと危惧。が、どうしてどうして映画より面白いでは！原作を読んで初めてモチーフが『少年Ａ』であり、その後を弁護士に架空した物語であると判明。≪1997年5月27日早朝、神戸市須磨区の中学校正門に、切断された男児の頭部が放置されているのを通行人が発見≫と騒がれた少年Ａを本著では≪死体配達人≫として描いている。
		目白トレ３	３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白	先週、学習院大学と立教大学でふらり散歩を愉しんだが、今回はお茶の水女子大に出かけ学食を摂って校内散策。関東大震災で焼かれ、御茶ノ水から現在地へ移転したと職員の懇切丁寧な説明。学食も驚きの廉価で、どのメニューも円の端数表示。例えば鯖の塩焼きが開きで１５７円とか、春雨サラダが５８円とか信じられない安さ。
４日（月）	晴	林檎、葡萄畑	唐黍畑畝作り、ゴミ出し施肥、耕運機掛け、野菜目白へ発送扇風機３台の収納１４７８５歩、１０３４９ｍ、５０５Kca	『さよならドビュッシー』で第8回このミステリーがすごい!大賞を受賞、48歳での小説家デビューとなった。1961年岐阜県出身現在５６歳、既婚者で、家族構成はエレクトーン教師の妻と息子と娘。岬洋介シリーズはクラシック音楽を題材とした作品であるが、中山本人は音楽に関して素人であり、楽器も何も演奏できない。調べたが本名はネットでは見つからなかった。『さよならドビュッシー』では「ベートーヴェンのピアノ協奏曲第五番変ホ長調　皇帝」の第二楽章をこんな風に描写する。アダージョ、ロ短調。まず第一バイオリンの弱音が緩やかの歌い始める。ピアノがそれを追って、ゆっくりと下降するカーブを描きながら主題を変奏する。弦楽器の音が休息するように横たわる中、ピアノは一人慎ましやかに踊る。第一楽章で昂った気分を平穏に戻そうとでもしているのだろうか、そのメロディーはどこまでも沈着でこの上なく詩的だ。奥さんがエレクトーン教師だとしても素人には中々此処までの描写は難しい。ミステリーであることに主力が注がれ、登場人物の内的描写が物足りない。読んでいて何処か登場人物に隙間風が吹いていて、文学としての愉しみが期待できない。音楽描写だけでもこれだけ力を注いでいるのだから、もう一歩人間の内面に踏み込んで登場人物を描いたら、ミステリーとしての面白しろさと共鳴して素晴らしい作品になるのだが・・・。
３日（日）	晴	葡萄畑、林檎畑枯れた室内君子蘭撤去奥庭へ	2回目の胡瓜畑撤去、残滓撤去施肥、耕運機掛け、石灰買出し唐黍収穫、保存食作り１６５０２歩、１１５５１ｍ、５０４Kca	折角発芽した白菜のポット苗が目白に帰っている間に全滅。直射日光に直撃され水分不足で枯れてしまわぬ様に、態々苗を日陰に移動して置いたがその努力も水の泡。発芽率の良いレタスと播種した半分ほどが発芽したブロッコリーは枯れなかったので、差し当たり大きく育ったレタスのみ西畑と葡萄畑に昨日移植。その後2回目のブロッコリーのポット播種をして、散水して入たらゲートに車の影。「今採って来た其処の畑の葡萄です。食べて下さい。その代わりと云っちゃなんですけど、山荘の原野の芒を又、刈らせてください」　どうも芒をマルチにして果樹畑に敷き詰めると葡萄や桃の甘さが増すらしいのだ。こちらとしては原野のあの膨大な量の芒を刈ってくれれば大助かり。その上葡萄までもらっては実に申し訳ない。あの膨大な芒は刈らずに放って置くと、極めて危険。火が付けば一気に燃え上がり、山荘を含め隣接する森を焼き尽くす恐れがあるのだ。その恐れを取り除いてもらって、更に美味しい葡萄まで貰って良いのだろうか？熟れ具合ベストの年に比べるとやや小振りかなと感じたが充分に甘く、食べ始めたら止まらない。皮ごと1粒口に放り込みプレーンヨーグルトで甘さを拡散させ、葡萄の余韻の残る内に珈琲を流し込む。うーん、云うことなし。
２日（土）	曇晴	西畑、林檎畑図書館	唐黍、ピーマン、大葉収穫レタスポット移植約60鉢ブロッコリー播種ポット中山七里「贖罪の奏鳴曲」葡萄畑隣の坂下さんから巨峰1箱 10房貰う。朝ＣＡＴＶ不通７５７１歩、５２９９ｍ、２５８Kca	けたたましい音が鳴り響きギョ！ＰＣを放り出し廊下に出ると、朦々たる煙が充満し焼け焦げる臭いが１階から這い上がって来る。「しまった！キッチンだ！」　空のフライパンから煙が噴き出している。急いでガスを止め、フライパンを水道水で冷やす。餃子を焼くためにフライパンに油を引き、加熱し油がフライパンに馴染んだ後で過剰な油を戻し、ガスを止める。こうしておくと後で餃子を焼くときに最小限の油で焼けるので、からっとした風味に焼き上がるのだ。いつもの餃子を焼く前の手順であり、油を戻してから確かにガスを止め、２階に上がりＰＣを開いた。しかし、ガスを止めた筈の筈は過去の記憶で実際には止めていなかったのは明らかである。幸い過剰な油は戻してあったので燃えるのは、薄く引いた油と、精々フライパンにこびり付いている焦げ残し位で、炎が出る様な事は無かったが、ヤバイ状況であったことは間違いない。このヤバイ状況が齎したものは３つ。１つは１０年も前に設置した火災警報器の電池切れを気に掛け、電池交換をせねばと思っていたが、実に立派に鳴り響き、役目を果たしてくれた事。２つ目は長年取ろうとして取れなかったフライパンにこびりついていた汚れが、総て燃えて綺麗になったこと、最後は混沌仙人の記憶が現実と入り混じり、益々仙人の混沌度合いが深まった事。
９月累計１９１km、３３７m 　　総活動距離：１６５８km０７２ｍ	山トレ１１日計１１回水泳１　山トレ累計１１８回

月日

天気

活動場

活動記録

一言メモ

３０日
（土）

晴

夏駐車場
葡萄畑、西畑

補強支柱打ち込み、屋根葺、
コンクリート打設、セメント１５袋追加
ポット白菜移植（195）
１６０２４歩、１１２１６ｍ、５５８Kca

今度こそ小学生の工作ではなくて、せめて中学生並の作品に仕上げようと、設計図らしきものを作成し、必要資材を掻き出し万全の準備で臨んだが、2日目にして、ありゃ、なんだこりゃ！の連発。先ずは最も重要な基礎となる３本の柱、打ち込みの深さも、１０回鉄の大槌で打ち込む毎にメジャーで慎重に計測し、狂いを最小限に収めた筈なのに狂った。狂ってもクランプでの位置調整が可能なので、作業を進めたが、横に渡す梁をクランプで止めようとしたら３本の内、中央の単管にジョイント出来ない。2点はいつでも直線状に持ってこれるが、3点を１直線にもってくるのは2次元でも難しい。それを3次元で実現するには先ずその3点を同一平面上に持ってこなければならない。3本の単管パイプを同一平面上に持ってくることが出来なかったのだ。で、結局いつもの如く掘立小屋しか出来ないのだ。

２９日
（金）

晴

夏駐車場
福田オート

駐車場建設
１９７７０歩、７５３９ｍ、３６５Kca

5本の３ｍ単管パイプに４ｍの板材6枚、４ｍの直管パイプと10尺の波板8枚で屋根を作るとなると、相当な重量になる。その重量を片側の支柱だけで支えるとなると、その柱に掛かるモーメントはかなり大きくなる。今はきちんと立っていても、そのモーメントを柱が支えきれずやがて倒壊する危険性を考慮すると、柱の補強を考えね。先ずは柱を支える２ｍの単管パイプを斜めに打ち込み補強。柱の数を2本から３本にしたが、更に2本打ち込み5本にしたらどうか？

目白トレ２

３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白

２６日
（火）

晴

窯室、ゲート前

夏駐車場に屋根設置工事開始
粘度をパテとして塗り込む
林檎収穫（194）
１８３００歩、１２８１０ｍ、５７３Kca

そうだ夏駐車場は森の中にあるんだ。ということは秋になると駐車場に聳える団栗の木からばらばらと団栗が落ち始め、森の葉が一斉に落ち始め車を襲うんだった。今乗っているフェリオも屋根は紫外線で傷められ、シルバーが白粉を噴き出し、ワイパーの溝やトランクにはかなりの団栗や枯れ枝、落ち葉が詰まっている。最早20年以上も載り続け、今更屋根のある駐車場を作っても意味ないが、新たにランドヴェンチャーが仙人のペガサスとしてやって来るとなると、屋根を作って団栗の猛攻撃から守ってやらぬと、ナイーブな化粧がズタズタになる懼れあり。思い立ったが吉日とばかり、朝一でホームセンターにバイクを飛ばし、基礎柱となる４ｍ、３ｍ、２ｍの単管パイプなどを仕入れ、基礎工事開始。駐車場なので出来れば4隅に柱を立てず、一方だけで屋根を支える構造にしたいが、問題は一方だけで重い屋根を支えきるには、どうしたらいいのか、である。差し当たり３ｍの単管パイプを５５ｃｍの深さまで打ち込んで、屋根に張り出す３ｍの単管パイプをクランプで繋げてみたが、不安定であることは否めない。しかし帰京の時間が迫り、今日は此処までとし、これからじっくりと構想を練って望むとしよう。

２５日
（月）

晴

窯室、林檎畑
図書館
扇山EW

窯と煙突接合部を囲む様に
コンクリートをパテとして塗り込む
林檎収穫、中山七里「総理にされた男」
「切り裂きジャックの告白」
胡瓜畑施肥耕耘機掛（193）
１５０５３歩、１０５３７ｍ、４３９Kca

少しでも眠らねば明日の活動に支障が出ると、眠る努力をするが眠れない。例え眠れなくてもじっとしているだけでも、体力は或る程度回復すると体験しているので、ヒマラヤの高所キャンプでは焦らず夜明けを待つことが出来た。非日常的なヒマラヤでの登攀活動中だからこそ眠る努力に意味はあるが、山荘での日常活動では眠る努力は唯虚しく、時には耐えがたい。昨夜は不眠が続いたので3倍量のロキソニンを呑んだが、全く眠れず３時間程ベッドで悶悶としていたが莫迦臭くなって、「どこかでヴェートーベン」を開き最後まで読んでしまった。「さよならドビュッシー」で活躍するピアニスト岬洋介の高校時代の半年間を、犯人隠匿罪を背負った級友の鷹村亮が描く。隠匿罪の公訴時効3年が過ぎたので「僕はあの夏のことを包み隠さず書き残そうと思う」と鷹村亮はパソコンを立ち上げ書き始める。≪どこかでベートーヴェン　中山七里≫と、相変わらず凝っているのだ。時系列で云うと「さよならドビュッシー」は201１年1月発刊、「どこかでヴェートーベン」は昨年2016年6月の出版だから5年後になって、現在ピアニストになっている岬洋介の高校生時代を描いていることになる。ベートーヴェンの≪月光≫と≪悲愴≫をモチーフにして、岬洋介自身がベートーヴェンと同じく耳が聞こえなくなると云う悲愴に陥る。

２４日
（日）

晴

窯室、中畑、
葡萄畑
小倉山ＺＺ

更に隙間埋めに柔らかめの
コンクリートをパテとして塗り込む
中畑石垣雑草除去（192）
ブロッコリーポット栽培苗を
葡萄畑に20本移植
１９４９４歩、１３６４５ｍ、５３５Kca

ビッグモーターがスズキで見積もりを取ってからガリバーと交渉した方が、具体的でリーズナブルな価格が観えて来る。とのアドバイスを受けたので先ず早速スズキアリーナ甲府に出向いて、雪道では抜群の強さを誇ると定評のあるジムニーを観て見積を出してもらう。１７５・８０R１６　９１Qなのでタイア外径は９１ｃｍ、車高の高さは、如何にも頼もしく強そうで、一目で気に入った。オプション無しのそのままの価格で197万4326円これにスタッドレスタイヤや他のアクセサリーを付け、保証期間を延長したりすると200数十万になりそう。100万もだせばエコカーの普通車が買えるのに、四駆とは言え軽自動車でありながらその2倍もするのだから驚き。注文製造で発注して1カ月半はかかるとのこと。これからはエコカー中心で、電気自動車、水素を使う燃料電池自動車が主流になりつつあるのに、敢てエコカー減税対象にもならないジムニーのランドヴェンチャー購入しようとするなんて、過去を買うようなもん。しかし20年も製造し続け未だに人気の高さは衰えない。その20年前に尾谷の結婚式で、発売直後のジムニーに乗って、富山から山荘まで走ったことがあったが、この車、長距離走には向いてなく酷い目に遭い、それ以来ジムニーは避けていた。が、この車、山荘周辺の山道や冬の山荘路を走るにはぴったり。もしかすると山荘の急坂雪道もスタッドレスで登れるかもと期待は高まる。でガリバーにスズキの見積もりを持って行くと、この価格では安すぎて売れないという。しかし今大創業祭なので最大限サービスを付け同じ価格にするから、当社で購入して欲しいと執拗にせまる。検討するとガリバーを後にしてから、考えたら山荘から少し下った４１１号沿いにスズキの販売店・福田オートがあったのを思い出し、スズキアリーナ甲府の見積書を見せ新たに見積もってもらったら更に数万安く出来ると判明。此処ならメンテにも便利だし、此処に決めた。問題はジムニーにはトランクが無いので、120㍑以上の灯油を運ぶことが出来ないこと。さあ、どうしよう？

２３日
（土）

雨
晴

スズキアリーナ
ガリバー
福田オート
西畑
扇山ＭＷ

ビア瓶詰、＆一次仕込み
煙突コンクリート隙間塗り
蕪、春菊播種（191）
９５７１歩、６６９９ｍ、２７３Kca

強いものが多数の雌を独占して一夫多妻の生殖を行うのは、それなりに充分な理由がある。生殖は生き残り、更に未来へと命を繋いでいくことにあるのだから最も強いものの遺伝子をリレーすべきなのだ。となると当然ながら一夫として雌を得る為の戦いは命懸けとなり、敗れた多数の雄は生殖出来ないでウロウロと彷徨い歩くことになる。そこで雄は考えた。そうだ、このまま生殖も出来ず縄張りの周りをウロウロしてるよりも、いっそのこと雌になっちまって生き残り、大きくなったら雄に戻って多くの雌を獲得すればいいじゃん！とまあ、こんな器用な性転換が出来るのは珊瑚海のダイビングで紹介して来たお馴染みの、派手なパッチワーク模様の紋柄カワハギ科、夜になると幕を張って眠る武鯛や沙魚科、遍羅科と限られてはいるが、哺乳類では実現出来ないらしい。小さく弱い雄が雌に性転換し、大きくなって一夫多妻の一夫になり自らの縄張りを持ち、強い遺伝子を残すということは、雌でいる僅かな期間に強い遺伝子を獲得すると云うことになる。遺伝子の組み換えがそんな容易に行われるとは考えられない。如何なる変換が行われるのか、解明されれば人間も完全なる性転換への途が拓かれるかも知れない。となると性は選択可能なデザインとなり、未来に残すべき遺伝子は、全く別なデザイナーが手がけることになり、いよいよ脱肉体へと知的存在は歩み出すのだ。「どこかでヴェートーベン」を読みながら、余りにも巧みな中山七里の文章術に舌を巻きながら、何故かそんな事が脳裏を横切る夜明けの仙人でした。

２２日
（金）

晴

窯室屋根、前庭
図書館
扇山ＭM

煙突コンクリートに耐熱パテ
でシーリング、花水木花壇に
ゲートの土入れし譜糞臭抑制
中山七里「総理にされた男」
ガリバー店員とジムニー交渉
１４２３７歩、９９６５ｍ、４２９Kca

≪過去の記憶が筋肉との乖離≫を生じ、あらゆる筋肉機構にトラブル続出。其れが根底にあると解ってはいても動きそのものは意識以前に発令されてしまうので、トラブルの度に過去の記憶を修正し、発令前に現在の意識を先行させるトレーニングをせねば！いつもより遥かに危険な状態であったことは確かだが、2度目のバイク事故にしても根本原因は≪過去の記憶の筋肉との乖離≫にあったのだ。避けられない老化現象なので、何とかこれを愉しみながら付き合う術を創り出すのが混沌仙人の使命ではないかと、つらつら思索しつつ土を運ぶ。18日に前庭の2本の紅白花水木の間を花壇にし、鶏糞１５ｋｇを施肥し土と混ぜたが、臭いのだ。前庭だけでなく、テラスや風によっては居間にまで侵入してくる。水を打てば臭いは収まるが、乾燥すれば再び臭う。そこで花壇全体を新たな土で埋め尽くしてしまえば臭いは収まるだろうと考えたが、花壇を覆い尽くすとなるとかなり大量の土が必要になる。山荘庭、森は広いので掘れば幾らでも土は手に入るが、掘るとなるとユンボでも無ければ大変な重労働。さてどうしたもんか、いつものように解決策が閃いてくれぬかと３日程待っていたら、ピカッ！　そうだ、ゲートの駐車場の崖下の土ならふかふかで、掘らずにそのまま一輪車に積めるし、その土を移動すれば駐車場も広くなるし一石二鳥。でもって朝一で土方仕事を始めたのだ。まーまーこれは思惑通り上手くいったが、ガックリきたのは煙突屋根の隙間パテの効果。パテが固まったので屋根にホースを載せて水を流しテストしたら2か所から水漏れ。道具土で隙間を埋め、その上をコンクリートで覆い、更にコンクリートの収縮によって出来た僅かな隙間を耐熱パテで塞いだのにナンタルチア！再度阿呆の如く耐熱パテを追加施行し、完全防水に期待するか、他の方法を試みるか？それとも水漏れを容認し窯と共に去りぬと洒落るか？

目白トレ２

３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白

１９日
（火）

晴

窯室、中畑、
葡萄畑

煙突コンクリート縁剥がし
購入粘土仕分、石垣雑草取り
目白．新井野菜発送（190）
バイク転倒２度目
１０２２６歩、７１５８ｍ、３４８Kca

不覚なんてもんじゃない。この老い耄れ、懲りない未熟者、阿呆脳足りん、うーん、これ以上悪態が出てこないのは悔しいが、仙人の肉体を維持管理しているオーナーとしては堪忍袋の緒が切れ、怒り心頭に発しているに違いない。煙突屋根の工事に必要なガリバリウム波板9尺を購入する為、バイクでホームセンターに向かって山荘の急坂を下降。2つ目の急坂の曲がり角に溝があり、丸い鉄格子の蓋で覆われている。この丸鉄格子は濡れるとメチャ滑り易く、バイクで何度もスリップし充分危険であると認識していたにも関わらず、見事に転倒。未明に通過した台風18号の雨で道路も鉄格子の蓋も濡れたままなので、急坂での下りはスリップし易いと認識していたが、認識を遥かに超えた想定外の滑りで一瞬にして飛ばされる。えーと、前回のバイク事故が7月11日だから2ヶ月と８日目、つまり僅か５８日目にして再びバイク事故で負傷した訳で、これじゃ、肉体オーナーとしては堪忍袋の緒が切れ、怒り心頭に発するのは当然！負傷部位も５８日前と全く同じで、左へのハンドル操作で転倒したので、左肘下を4か所裂傷し、左外側大腿四頭筋を強打。頭にきたので手当てもせず、シャツから血が滲みだしたままホームセンターへ突っ走る。ところがだ、昨日は台風一過の晴天で連休日、ホームセンターの貸し出し無料のトラックは、現在貸出中でその後も予約が詰まっているとのこと！いつもトラックは空いていて、予約の必要なんて考えられなかっただけに驚き。シャツからの血をものともせず駆けつけたのに、ナンタルチア！そこでコメリが駄目ならナフコへとバイクを走らせたが、此処でも吃驚!!同じくトラックは貸出中でその後も予約あり。信じられないぜ！そんならＤ２じゃ！と連絡をとったら此処にはガリバリウム波板は置いていないと判明。仕方なく出直し、３ｍ２０ｃｍもあるガリバニウム波板を乗用車に無理やり詰め込み、窓からはみ出したまま山荘まで運搬。1時には川村がやってきて、サンダーで波板を円形に切断。一体どうやってサンダーで円形に切り抜くのか興味津々。先ず円の中央を十字に切り込み、十字の先を繋ぐ４辺を切り抜く。開いた穴にブリキ鋏を入れて円形に切断。そうだったのか、たったそれだけのことだったのかと実に驚き。知らぬとは恐ろしいこっちゃ！しかしそれなら、十字ではなく８本、いや16本と切り込み数を増やせば切断の必要はなく、そのまま円に沿って捲り上げれば雨除けの穴が開くではないかと、後になって気づいたのである。もう2度と円形の穴を金属に開けるようなことは無いだろうが、とても良い勉強になった。授業料は裂傷4か所、強打と高くついたが、高い程授業の内容は有益だったと思うことにしよう。

１８日
（月）

晴

前庭、中畑
扇山ＭＷ

花水木花壇開墾施肥（189）
中庭、中畑蔓雑草刈り開始
窯室煙突屋根工事、粘度購入
バーナー自動点火チェック
２５０７４歩、１７２７１ｍ、６７７Kca

かなり早い段階で伸吾を殺したのは娘の美雪と推察でき、やったーと思っていたら≪どんでん返しの帝王≫のどんでんは全く別の処にあり又もや、してやられた。しかし「贖罪の奏鳴曲」の続編として書かれた「追想の夜想曲」の主人公は少年Ａの架空未来である弁護士・御子柴礼司であり、その「死体配達人」としての過去が暴露されてしまっては、この御子柴礼司シリーズは終わってしまうのでは？「どこかでヴェートーベン」は昨年2016年6月発行なので、その前を調べたら、「恩讐の鎮魂曲」が2016年３月に出版されている。「どこかでヴェートーベン」の僅か3か月後で書き上げているでは！油の乗り切っている時なのだろう。さてそれでは油の枯れ切った仙人も負けてはならずと、夜明けからフル活動じゃ、とばかり台風一過の青空の元動き出したが、最初からドジ踏んじゃった、踏んじゃったとボン・シルバーにも囃される始末。さあ、目白押しに並んでいる本日の課題を何処まで片づけることが出来るか？

１７日
（日）

雨

轆轤室、居間
海洋センター
泳15ooｍを3倍変換
4500mを加える

ビア2次仕込み瓶詰め（188）
&１次仕込み、
作陶（ヨーグルトカップ２個目）
３０往復（１５００ｍ）
９１５９歩、６４１１ｍ、２３５」Kca

随分久しぶりに雨の匂いが濃厚に迫って来たので、畑仕事もＨＰ編集も投げ出して東ルートから扇山へ。層雲の雲底が森に架り雨雲が霧となって森をヨーグルトにぶち込む。大型の台風が迫りつつあるとは思えない嵐の前の静けさを劈くように、笛の音のような鹿の声が森に走る。予想通り下山と同時に雨が降りだす。午後の畑仕事を断念し轆轤室で作陶準備。2か月前に練っておいた陶土は、既に硬くなりつつあり、先ずは陶土をスライスし霧を吹いて、荒練り、菊練をし中鉢の制作に入る。窯室を覗くと煙突と屋根の隙間から雨だれがボトボト。窯の煙突を屋根に直に通したので恐れていた通り、煙突を伝って落ちて来る雨だれと一緒になって、窯そのものを濡らしているでは！慌てて煙突にバケツを被せたり、隙間に詰め物をしたりと応急処置はしたが、長時間続く雨には、何の役にも立たない。新たに屋根を葺き替え煙突サイズの丸穴を屋根に開けねばならぬ。屋根波板に丸穴を開ける工具を持ってないので、唯一買取商品の金属加工をサービスするＪマートに電話するが、屋根材に丸穴を開けるサービスは出来ないと断られる。仕方なく川村造園に訊いたら、サンダーで開けられるのでやってくれるとのこと。ディスクの電動サンダーは山荘にもあるが、果たしてあのサンダーでどうやって丸穴を開けるのか？切断用ディスクに換えて円形に切り抜くのだろうが、名人技が要求されるのでは？

１６日
（土）
14℃

曇

西畑、林檎畑
轆轤室
FFストーブ3台試動ＯＫ
昼 扇山EＷ

ほうれン草2種（オータム＆オーライ）、
中葉春菊、
Ｆ１青梗菜播種（187）
陶芸土練り直し、
作陶(ヨーグルトカップ)
９５７２歩、６７００ｍ、２４６Kca

烏滸がましくも混沌仙人を名乗るからには、晩夏から初秋に銀の光を放ち山荘を彩る≪仙人草≫を、真っ先に山荘住人としてＨＰに紹介せねば！と思いつつ実は大昔に一度だけ載せ、あとは横目でチラリと眺めては観て観ぬふりをしてきた。これには深い訳がある。恥ずかしいながら仙人の無知そのものを物語ることになるので、横目でジロリで誤魔化していた。其の気になって一歩突っ込んで、調べれば快刀乱麻を断つが如く一瞬にして疑問は解け、無知は知識へといとも簡単に変容を遂げた筈なのだ。開花時期の春と秋が縺れ、同じ蔓性のスイカズラ科とキンポウゲ科が互いに絡み合い、銀の光を放つ吸葛と牡丹蔓と仙人草の３種が、山荘建設以来20数年も山荘の森や庭に蔓延っているのだ。その3種を無知なるが故に区別出来なかったにも拘わらず、澄ました顔してその時の気分次第で「吸葛」になったり「仙人草」になったり。落日を浴びて、あんまりにも凌霄花が美しかったので、よし同じテクニックで今度こそ仙人草をＨＰに載せてやろうと意気込み、しみじみ観察し植物図鑑と見比べ、気づいたのだ。あれっ、これ仙人草ではない。雄蕊と雌蕊の数が圧倒的に異なる。牡丹蔓は仙人草と間違え易いが、葉の形が牡丹に似ているので区別できる。とある。葉の形を比べてみたが、仙人草は奇数羽状複葉で牡丹蔓は1回３出複葉で、見た目にはそう大した違いはない。何と云っても仙人草よりも牡丹蔓の方が花芯が多く華やかで光り輝いているので違いは一目瞭然。あー勿論吸葛とは春と秋と季節が異なるので、較べる可くもない。つまり今まで仙人は春に吸葛を観ると、「うーん、仙人草が咲いたか」と思い、秋になって牡丹蔓が咲くと、何の臆面もなく「うーん、仙人草が咲いたか！」と、無知を曝け出していたのだ。

１５日
（金）

晴

西畑、葡萄畑
塩山図書館
小倉山ＺＺ

ブロッコリーポット栽培を移植
移動後の窯の着火点検
藤谷治「いつか棺桶はやってくる」
中山七里「どこかでヴェートーベン」
チェーンソウ修理依頼（cst311s）
丸山製作所
１６６２３歩、１１６３６ｍ、５１８Kca

タンクからバーナーへのフレキシブルチューブ（石油管）、バーナーへの電源配線をブロック床の下に通してあり、窯内温度測定センサーのコードも窯裏から石垣へと伸ばしてあるので、窯を移動するとその3本の窯ライフラインも調整せねばならない。何とか延長することは出来たが、問題は果たして機能しているかである。朝一でタンクから窯に石油を送り、電磁ポンプのリセットスイッチを入れたが着火せず。バーナーを新品に交換してから暫くは自動点火していたのだが、何が原因か着火しない。仕方なく新聞紙にライターで火を着け、炉内のバーナー口に直截投げ入れ着火させる。念のため説明書を確認すると、このＫＴＢ70型は、バーナーには開閉できる火付栓は付いておらず、直截バーナー口から火付棒で点火するとある。新聞紙などを投げ入れると灰が炉内に溜り、益々自動着火が難しくなるのかも。早速火付棒を作るとして、先ずは点火ヒーターが機能してるか調べる。先ず操作ボックス内のヒューズ釦を反時計回りに回して、５アンペアのガラス管ヒューズを取り出し切れていないかチェック。切れてはいないようだが念のため新品と交換し、石油を出し電磁ポンプのリセットスイッチを入れる。数秒で炉内から白煙が上がる。つまり点火ヒーターは作動していると云うこと。暫く待っているとタンクからのチューブとバーナーを繋ぐクリーナーから石油が漏れ始める。点火しないまま石油が出続けるのでオーバーフローしているのだ。こうなると点火ヒーターは湿ってしまい最早決して点火出来ない。送油を止め送風し炉内の石油を完全燃焼させ、テストを終える。点火ヒーターが発熱しているにも関わらず」着火しない原因は突き止められなかったが、それ以外は問題なく、火付棒での着火でＯＫと判明した。

目白トレ２

３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白

１２日
（火）

曇
雨

西畑、葡萄畑

野菜収穫して
目白へ野菜発送HP編集（186）
４４９９歩、３１４９ｍ、１４３Kca

クレソンが息も絶え絶えに掠れた声で訴える。「あたしを忘れないで！」　そうだった。畑に追われ、奥庭の滝までは手が回らずもう数か月も放りっぱなしで、クレソンの影も無し。新品の芝刈機で刈り取った芝を、滝手前のアンネ薔薇の花壇にマルチとして敷き詰め、滝の落ち口に突入。突入と云いたくなる程の雑草の蔓延りぶりなのだ。手あたり次第雑草を引き抜き、抜けないのは鋏で切り取る。ドクダミの根が蔓延り、杉の子、藪枯し、芒、雄日芝が滝の飛沫を浴びて天下の夏を謳歌している。雑草取りに熱中して1時間、やっと小さなクレソンが姿を現した。次は花水木周辺の灌木伐採と君が代蘭、雑草の引き抜き。不調なチェーンソウのご機嫌を取りながら、皐月や柊の灌木を伐る。アクセルを吹かすと同時にエンストを起こしすが、原因不明のまま騙しだまし伐採を続け、遂に欅の大木周辺をスッキリさせた。赤と白の2本の花水木が存在感を際立たせ、来春には花を咲かせられるかもと微笑んでいるような気さえしてくる。夕トレの山歩きを愉しみにしていたが、余りにも働き過ぎてタイムオーバーで中止。でも畑の散水はネグれないと畑に出てみると、４日前に播種した蕪、大根、青梗菜の畝に小さな芽が出始めている。春菊、オーライほうれん草は１回目の播種で全く発芽せず。懲りずに2回目播種を先週行ったが、発芽の気配すら無し。

１１日
（月）

晴

西畑、葡萄畑

西畑農機具置き場整理完了
胡瓜畑の棚作り、芝刈り
刈払機を葡萄、林檎畑にかける
滝周辺雑草除去（185）
前庭の花水木周辺伐採
１３５３６歩、９４７５ｍ、４２７Kca

煙をくゆらし梁が焼き焦げ始め、慌てふためいてスプレーで水を吹きかけた。窯の温度を下げたいが現在1200度、あと30度は窯の温度を上げないと作品が生焼けになる懼れあり、窯の温度を下げる訳にはいかない。がこのまま簗に水を掛けながら温度をあげ続けるのは、極めて危険。落ちた水滴が灼熱した煙突や窯に落下し瞬時に爆発的に蒸発するのだ。煙突が透明な赤に灼熱しているのだから、その煙突から２５ｃｍしか離れていない簗が燃え上がるのは当然としても、今までに一度も無かったのはなぜか？　答えは明瞭な筈、つまり今まで窯はこれ程までに温度が上がったことは無いのだ。しかし窯の温度計は1200度を示し続けている。そこで総てが読めた。作品が大きすぎて、窯詰めの時に長い窯温度測定器を窯の外に半分程引き出して、火入れしたのだ。つまりセンサーの半分は外気温に晒されているのでセンサーが冷めて、正確な窯温度を伝えていない。つまり現在の窯温度は、温度計が示している１２００度を遥かに超えているのだ。即火を止めたのが7月1日、翌日窯出ししてみて、やはり推察は正しく作品は完全い焼き上がり１２５０度を超えていると判明。7月26日には、危険なので窯を移動したが、煙突が直角に曲がり簗の下を通っていることは変わりない。そこで何とか窯と屋根の穴を真っ直ぐに繋げないかと、7月以来考え続けていた。例によって閃くのを待っていたが、遅れに遅れ2ヶ月以上経った昨日、遂に閃いたのだ。最大の問題は３点。１つは煙突の穴開き屋根下まで窯を移動できるか、２つ目は直に煙突を繋げるか？そして何よりも直に繋いだ場合、最大の心配は屋根を伝わり煙突と屋根の穴の隙間から流れ落ちる雨が、窯室に入り込みはしないか？ということである。少しでも雨が入り込むようであれば、窯の傷みは加速し、稼働してなくても壊れてしまう。そこで考えに考え、昨日いよいよ作業開始。

１０日
（日）

晴

西畑、葡萄畑
扇山ＭＷ

西畑農機具置き場整理
（184）画像撮り
窯移動煙突取り付け
１４７９０歩、１０３５３ｍ、３８７Kca

「何故、殺したかって？どうしてそんなことを訊くのだろう。殺したかったからに決まっているじゃないか。殺したくないのに殺すなんて非論理的だ。猫はネズミを捕食以外の目的で捕獲し殺す。それに理由などない。猫がネズミを殺すのは本能で、自分がみどりを殺したのも同じ本能だ。理由などない」　と刑事の取り調べに反発を覚えていた御子柴礼司は、少年院女子寮の島津さゆりの弾くベートーヴェンピアノソナタ「熱情」を聴いて、自らの内部に嗜虐衝動以外の感情が奥底に潜んでいることを知る。「疾走を始める短調。まるで目に見えるかのような緊張が体育館の中に張り巡らされる。激しさを伴った短調は上向と下向を繰り返すが、それはまるで旋律の嵐だ。情動の明と暗とのせめぎ合い、心の裡の光と闇がピアノとフォルテに形を変えて呼応する。御子柴は愕然とした。そこに自分の内側を見せられる思いだった」　この奏鳴曲・ソナタが少年Ａにどう絡んでいくにか、眠りから拒否された仙人は「贖罪の奏鳴曲」を読み続け、睡眠不足でフラフラしながらも今朝も夜明けからヤクを呑み豊穣な畑で遊ぶのだ。

９日
（土）

晴

西畑、葡萄畑
夜明けの満月
小倉山ＺＺ

茄子、ピーマン追肥、（183）
唐黍収穫残滓処理、南瓜棚撤去開始
蔓薔薇樋に移植、鶏糞搬入１３
ビア仕込み、目白へ野菜発送
１６９８９歩、１１８９２ｍ、５３５Kca

血が集い祀りへいざなう。動脈血の潮に乗って右手に槍を振りかざし、、雄叫びを上げながら祀りの森を目指し突き進む。どうしたのだろう、未だ夜明け前の深い闇に閉ざされている筈の森に、柔らかな光が慎ましく差し込んでいる。梢の狭間を見上げると、西の空に満月が墜ちる寸前。先週導眠剤ソレントミンが効かず明け方まで本を読み続けてしまったので、今回はヤクをゾルピデム酒石酸塩10mgに変えた。こいつ半減期が2時間ほどで、眠るきっかっけを失うと、ソレントミンより更に薬効無く、昨夜もロキソニンを3回も追加し、それでも悶々と眠れず。きっちりトレーニングも欠かさず、畑仕事も充分熟しているのに≪お前に眠りはいらん≫とばかり、甘い眠りからは見放されている。ふん、と鼻で嗤い、そんなら夜明けの月でも眺めながら、こちらから眠りを絶望のどん底に堕とし、再生を齎すことも出来ない無能な眠りを嘲り嗤って遣ろうでは！と暁闇の血の祀りを覗いて観ることにした。どうしたことだろう？幾ら見詰めてもピンが合わない。昨日の夕トレーニングの下りで発した痛みと、ピントの合わぬ現象がリンクしていると、ニューロンが告げる。そうか、もしかすると眠りからの拒否もリンクしているのかも！

８日
（金）

晴

西畑、葡萄畑、
奥庭、図書館
里逍遥ＲｕＮ

春菊、蕪、青梗菜、大根２種の播種
白菜（ポット播種）、桃のお礼に里へ
中山七里「追想の夜想曲」
太朗想史郎｛トギオ｝
１０９６０歩、７６７２ｍ、３５９Kca

≪最後の数ページで世界観ががらりと変わるどんでん返しが仕掛けられていることが多く、いつからか「どんでん返しの帝王」などと呼ばれるようになった≫　そんなオーバーなと中山七里をちょっと甘く観ていた。ドラマのどんでん返しの精緻な造りに驚きあきれ果て、一体この映画の原作者は誰だろうと「贖罪の奏鳴曲」の終わりのテロップを、最後まで見続け初めて中山七里を知ったのだ。だもんだから「さよならドビュッシー」を読み始めてから、逸早く何とか犯人を突き止めようと行間に潜む作者のサインを見落とさないつもりでいたが、遂にやられた。最後にピアニスト岬洋介が片桐ルシアに語るまで犯人は解らなかった。悔しいが、中山七里は正しく≪どんでん返しの帝王≫と認めないわけにはいかない。書評家の絶賛には鼻白むことが多いが、例えば書評家・茶木則夫のこんな賛辞も決してオーバーではない。「終盤で大掛かりなトリックが炸裂する。極めて上質の音楽ミステリー。癒しと音楽の見事なコラボレーションに、心から拍手を送りたい」　このミステリーがすごいの第８回大賞受賞し、大ベストセラーになると云われて７年経つが、そう騒がれてはいなかったのが嬉しい。で、改めて「贖罪の奏鳴曲」を読み始めた。既にＴＶで観ているのでどんでん返しの妙は愉しめないから、読めないのではと危惧。が、どうしてどうして映画より面白いでは！原作を読んで初めてモチーフが『少年Ａ』であり、その後を弁護士に架空した物語であると判明。≪1997年5月27日早朝、神戸市須磨区の中学校正門に、切断された男児の頭部が放置されているのを通行人が発見≫と騒がれた少年Ａを本著では≪死体配達人≫として描いている。　

目白トレ３

３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白

先週、学習院大学と立教大学でふらり散歩を愉しんだが、今回はお茶の水女子大に出かけ学食を摂って校内散策。関東大震災で焼かれ、御茶ノ水から現在地へ移転したと職員の懇切丁寧な説明。学食も驚きの廉価で、どのメニューも円の端数表示。例えば鯖の塩焼きが開きで１５７円とか、春雨サラダが５８円とか信じられない安さ。

４日
（月）

晴

林檎、葡萄畑

唐黍畑畝作り、ゴミ出し
施肥、耕運機掛け、
野菜目白へ発送
扇風機３台の収納
１４７８５歩、１０３４９ｍ、５０５Kca

『さよならドビュッシー』で第8回このミステリーがすごい!大賞を受賞、48歳での小説家デビューとなった。1961年岐阜県出身現在５６歳、既婚者で、家族構成はエレクトーン教師の妻と息子と娘。岬洋介シリーズはクラシック音楽を題材とした作品であるが、中山本人は音楽に関して素人であり、楽器も何も演奏できない。調べたが本名はネットでは見つからなかった。『さよならドビュッシー』では「ベートーヴェンのピアノ協奏曲第五番変ホ長調　皇帝」の第二楽章をこんな風に描写する。アダージョ、ロ短調。まず第一バイオリンの弱音が緩やかの歌い始める。ピアノがそれを追って、ゆっくりと下降するカーブを描きながら主題を変奏する。弦楽器の音が休息するように横たわる中、ピアノは一人慎ましやかに踊る。第一楽章で昂った気分を平穏に戻そうとでもしているのだろうか、そのメロディーはどこまでも沈着でこの上なく詩的だ。奥さんがエレクトーン教師だとしても素人には中々此処までの描写は難しい。ミステリーであることに主力が注がれ、登場人物の内的描写が物足りない。読んでいて何処か登場人物に隙間風が吹いていて、文学としての愉しみが期待できない。音楽描写だけでもこれだけ力を注いでいるのだから、もう一歩人間の内面に踏み込んで登場人物を描いたら、ミステリーとしての面白しろさと共鳴して素晴らしい作品になるのだが・・・。

３日
（日）

晴

葡萄畑、林檎畑
枯れた室内君子蘭
撤去奥庭へ

2回目の胡瓜畑撤去、残滓撤去
施肥、耕運機掛け、石灰買出し
唐黍収穫、保存食作り
１６５０２歩、１１５５１ｍ、５０４Kca

折角発芽した白菜のポット苗が目白に帰っている間に全滅。直射日光に直撃され水分不足で枯れてしまわぬ様に、態々苗を日陰に移動して置いたがその努力も水の泡。発芽率の良いレタスと播種した半分ほどが発芽したブロッコリーは枯れなかったので、差し当たり大きく育ったレタスのみ西畑と葡萄畑に昨日移植。その後2回目のブロッコリーのポット播種をして、散水して入たらゲートに車の影。「今採って来た其処の畑の葡萄です。食べて下さい。その代わりと云っちゃなんですけど、山荘の原野の芒を又、刈らせてください」　どうも芒をマルチにして果樹畑に敷き詰めると葡萄や桃の甘さが増すらしいのだ。こちらとしては原野のあの膨大な量の芒を刈ってくれれば大助かり。その上葡萄までもらっては実に申し訳ない。あの膨大な芒は刈らずに放って置くと、極めて危険。火が付けば一気に燃え上がり、山荘を含め隣接する森を焼き尽くす恐れがあるのだ。その恐れを取り除いてもらって、更に美味しい葡萄まで貰って良いのだろうか？熟れ具合ベストの年に比べるとやや小振りかなと感じたが充分に甘く、食べ始めたら止まらない。皮ごと1粒口に放り込みプレーンヨーグルトで甘さを拡散させ、葡萄の余韻の残る内に珈琲を流し込む。うーん、云うことなし。

２日
（土）

曇
晴

西畑、林檎畑
図書館

唐黍、ピーマン、大葉収穫
レタスポット移植約60鉢
ブロッコリー播種ポット
中山七里「贖罪の奏鳴曲」
葡萄畑隣の坂下さんから巨峰1箱
10房貰う。朝ＣＡＴＶ不通
７５７１歩、５２９９ｍ、２５８Kca

けたたましい音が鳴り響きギョ！ＰＣを放り出し廊下に出ると、朦々たる煙が充満し焼け焦げる臭いが１階から這い上がって来る。「しまった！キッチンだ！」　空のフライパンから煙が噴き出している。急いでガスを止め、フライパンを水道水で冷やす。餃子を焼くためにフライパンに油を引き、加熱し油がフライパンに馴染んだ後で過剰な油を戻し、ガスを止める。こうしておくと後で餃子を焼くときに最小限の油で焼けるので、からっとした風味に焼き上がるのだ。いつもの餃子を焼く前の手順であり、油を戻してから確かにガスを止め、２階に上がりＰＣを開いた。しかし、ガスを止めた筈の筈は過去の記憶で実際には止めていなかったのは明らかである。幸い過剰な油は戻してあったので燃えるのは、薄く引いた油と、精々フライパンにこびり付いている焦げ残し位で、炎が出る様な事は無かったが、ヤバイ状況であったことは間違いない。このヤバイ状況が齎したものは３つ。１つは１０年も前に設置した火災警報器の電池切れを気に掛け、電池交換をせねばと思っていたが、実に立派に鳴り響き、役目を果たしてくれた事。２つ目は長年取ろうとして取れなかったフライパンにこびりついていた汚れが、総て燃えて綺麗になったこと、最後は混沌仙人の記憶が現実と入り混じり、益々仙人の混沌度合いが深まった事。

９月累計１９１km、３３７m 　　総活動距離：１６５８km０７２ｍ

山トレ１１日計１１回水泳１　山トレ累計１１８回

月日	天気	活動場	活動記録	一言メモ
		目白トレ３	３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白	ぶらり目白仙人が現れたのはその名も悍ましい≪血洗いの池≫。目白駅から僅か２，３百メートルしか離れていないとは思えない鬱蒼とした森に囲まれた幽玄な池。人っ子一人いない不気味なおどろおどろした静寂にあり、聴こえて来る筈の山手線の車輛音さえ跳ね返されてしまうオーラに満ちている。数十年も通い続けた目白への途のすぐ横の森に、まさかこんな原始的な池が隠れていたとは！何の脈絡もなくふと、学習院大学の庭でも散歩してみようと思い立ったのは、さてはこの池が呼んでいたのか？と思わざるを得ない。≪血洗いの池という物騒な名前。赤穂浪士の一人、堀部安兵衛が高田馬場の決闘で叔父の仇を討った際、刀についた血をこの池で洗い流したことに由来する・・・と言われていますが、これは大正時代に学習院高等科の文学青年たちが創作した話で、それが先輩から後輩へと受け継がれ、いつしか池の名前に定着した≫
２９日 (火）	曇	林檎畑	耕運機の左刃修理受取（182）枝豆撤去、雑草除去目白へ野菜発送　　　１０５３７歩、７３７５ｍ、３５９Kca	≪ポン・ラーン　（ โปงลาง ）マリンバ様の楽器。縄梯子のような楽器でつり下げて使う≫　縄梯子のような楽器と聞いて、ふーんそんな楽器があるんだと感心してＦＭを聞いていたが、あれっ、それって若しかすると山荘の階段踊り場の出窓においてある楽器の事じゃん！と気づき直ぐ踊場に降りて楽器を裏返して調べてみると、2015年5月14日と記されているだけで国名の記録なし。何処で買ったかも忘れてしまったので早速ＨＰを開いて確認したら、コンダオ島の帰りに寄ったサイゴン（現ホーチミン）で購入した物。タイ王国の南東にカンボジア、ラオスを挟んでベトナムが連なるが、このインドシナ半島で生まれた楽器がポン・ラーン。ポン・ラーンはタイ語だがベトナム語では、何と呼んでいたか？このマリンバに音階説明と楽譜が付いていたのだが、さて何処へ仕舞ったやら！そこにベトナム語の楽器名が記されていたのだが、見つからない。確か帰国後、踊り場に飾る前に音階名を黒マジックでＬＳＦＭＲＤＳと書き込み、楽譜を見ながら1曲演奏した覚えがある。従って何処かに必ずその楽譜と共に説明書もある筈。こうして筈だけが累積され一層混沌を深めるのも、悪くはない。ＦＭから流れて来るのは、ポン・ラーンの東京公演が1995年に池袋の豊島公会堂で行われた時イーサン楽団が演奏した曲だろうか？　なんぞと忘却の彼方からふと甦る、決して思い出せない想い出に浸ってみる。
２８日 (月）	晴	西畑扇山ＥＷ	南柵側雑草除去耕運機の左刃修理持参（181）　　１４５９６歩、１０２１７ｍ、４１９Kca	烏の略奪を防ぐため、せめてあるだけの防鳥ネットだけでも張り巡らせようと林檎畑と葡萄畑を何度か上下し網掛け作業、レタス畑の畝作りと芝生、畑への散水、肉体労働とまではいかない程度の活動なのに畑仕事後、小倉山を登りだすや、脚に力が入らない。そりゃ水を呑んだり昼飯を食ったりすれば、すいすいと登れるのだろうが、いつもの通り朝食後の飲食は夕食まで一切無し。しかしここ20数年、山荘活動ではそれが当たり前で、それが出来なくなりつつあるだけの話し。こうなったら選択肢は２つ。人並みに昼飯を食ったり、熱中症警告が出ているような日は、真面目に水分補給する。もう１つは1日２食は変えず、老化現象に見合った活動量を自覚し、限界をわきまえること。かな、なんぞと心にもない事を呟いてみる。呟きが発せられると驚いたことに全く真逆な音声になっているでは！「やっぱ、限界を意識しながら、その限界のギリギリまで活動することこそが、生きている歓びを紡ぎ出す唯一の途なんだろうね」　いつも仙人の心象と同化し、心象そのものとなっている小倉山の森のおったまげたこと。「仙人の心象に流れていた老化対策とも思われる思いと、呟きとなって発せられた言葉が同じ内容を意味するのであれば、最早混沌仙人は、完全に混沌なのだ！」　と森は驚いたとか。
２７日 (日）	晴	葡萄畑、西畑小倉山ＺＺ	南柵側の雑草除去散水、レタス畑残滓処理後（180）) 施肥耕運機掛け,、防烏ネット張り 50本程早期収穫し保存食作り１７２３１歩、１２０６１ｍ、５８９Kca	熟す直前の唐黍がやられてしまった。甘くて柔らかくてジューシーですっかり魅了されているあの美味しい唐黍が、根元から倒され、観るも無残に食い荒らされ、辛うじて立っているのもつつかれて実は影を留めない。恐るべき烏の軍団がやって来たのだ。ほぼ収穫の終った西畑の唐黍も十数本が、烏に喰われたが畑で姿を観ることは無く、被害もそれ以上には広がらなかった。しかし先々週あたりから烏の軍団が山荘下の葡萄畑を飛び回り、桃や葡萄を狙っている。１カ月程前から林檎畑の唐黍も被害に遭い始めていたが、西畑の唐黍のようにやがて襲撃は下火になるだろうと期待を込めて楽観していた。で、昨日、生り過ぎた林檎の摘果に行ったら、新たに数十本の未だ熟してない唐黍が食い散らかされているでは！今週はそろそろ収穫出来るかなと愉しみにしていただけに、悔しいの何の！敵は上空から襲って来るので、さしあたりテ＾プを唐黍の上に張り巡らしたが、効果は期待できない。最初は何の罠化と警戒するだろうが、２，３日もすれば無害と判断し襲撃を再開すること間違いなし。林檎畑上の全面にネットを張り巡らせばふせげるだろうが、手間暇、費用を考えたら、あの美味しい唐黍の収穫を断念するしかない。レタス畑に耕運機掛けしていたら、左刃をシャフトに固定する部分が折れてしまった。もう同種のヤンマー耕運機を20年以上も使っているが、風車の羽のような刃の根元が折れたのは初めて。1台目は18年も大活躍したので、未だエンジンは動くものの、他の機能は老衰化し止む無く廃棄。その後を引き継いだのが現在使っている新車の２代目ヤンマー耕運機なので、刃の根元が折れるなんて考えられない。最初は例によってシャフトとジョイントするピンが抜けたのだろうと、甘く考えていたが、具に調べると確かに根元のプレートが折れている。修理してもらおうと牧丘の萩原商会に電話したら、今日は村の共同清掃日で息子はそれに参加しており休業とのこと。明日まで待つしかない。
２６日 (土）	晴	西畑、林檎畑、塩山図書館扇山MＷ	散水、ポット栽培雑草除去林檎畑の唐黍が烏に喰われ上にテープを張り巡らす目白へ西瓜、林檎、野菜発送阿川大樹「終電の神様」１３６８０歩、９５７６ｍ、４００Kca	中山七里「贖罪の奏鳴曲」のＴＶドラマが見応えあったので、即手配したが最新刊の「ネメシスの使者」、話題になった「さよならドビュッシー」しか手に入らなかった。文学的な深みは期待できないがストーリーテラーとしての技は抜きんでているかも。てなわけで昨夜も読書三昧で睡眠不足。しかし夜明けには起きて腹筋103回、ストレッチ、筋トレして畑に飛び出す。眼を皿のようにして畝を具に観察、若しかすると冬用のオーライほうれん草が発芽を始めたのでは！いや、同じように発芽する単子葉の雑草かも。春菊を播種した畝にも幾つか発芽が観られるが、期待の余り雑草発芽と見間違えしているのだろう。うーん、蕪は強いな、先週蒔いた種が１００％近く発芽している。散水を怠らなければ4日前後で必ず発芽する蕪や胡瓜、大根の生き延びる戦略に改めて感心。僅かなチャンスを逃さず、他の植物より素早く発芽し大地と光を手に入れる。数か月後に迫りつつある冬に気づいているかの蕪や胡瓜、大根の発芽にエールを送りたっぷり散水。ほうれん草や春菊、ブロッコリーはいつになったら発芽するか解らなが、発芽すれば来る冬の寒さにも耐えて春まで生き抜き花を咲かせる。春までの長い期間、新鮮な葉や花で食卓を豊かにしてくれる。あれやこれや取り留めもない想いを抱きながら散水していると、小倉山と高芝山の間から今日、最初の光が差し込んで来る。いつも繰り返される畑の夜明けなのに、光が歓びを滲ませているのに気づく。どうしてこんな単純な光景に歓びが潜んでいるのか！いや逆に歓びはこんなところにしか存在しないのかも、なんぞとふと思う。
２５日 (金）	晴	西畑塩山図書館	蕪播種、散水芝刈り機手動を電動の高儀（株）の230mmＧＬＭ－１００に交換（前回の改良型）中山七里　「ネメシスの使者」、「さよならドビュッシー」１０６５８歩、７４６０ｍ、３６７Kca	期待していただけにガックリ！「船に乗れ」から7年後に新たに同じ設定で敢て「世界でいちばん美しい」を書いたからには、抜けていた本質的部分の補強が目的だろうとは思っていたが。前回描き切ることが出来なかった≪いちばん美しい≫ものの展開と、「船に乗れ」のチェロ奏者を断念した藤谷治自身である津島サトルのその後が、物書きになった島崎哲と自我が肥大し、ひたすら膨張し続け破滅に至る津々見勘太郎によって語られる。書かねばと思い詰めて津々見勘太郎にネガティブな自らを投影し、純真無垢な雪踏文彦を登場させて≪いちばん美しい≫を描く試みは、残念ながら読者を魅了するような作品にはならなかった。所どころに無理が生じ藤谷治のネガティブな部分の描写が浮いてしまい、作品がバランスを失って不時着。それに反し桐野夏生の「デンジャラス」は中々の傑作。昨夜1晩で読み切ってしまった。江戸川乱歩賞、日本推理作家賞、直木賞、泉鏡花文学賞、柴田錬三郎賞、婦人公論文芸賞、谷崎潤一郎賞、紫式部文学賞、島清恋愛文学賞、読売文学賞、紫綬褒章受章と取って無いのは芥川賞だけなのではと思われる位の受賞歴を誇る桐野夏生だが、どうもつい高村薫と較べてしまうとレベルの落差が大きすぎて読後に不満が残る。まー文章は読み易く問題意識も面白いので閑に任せて読んでいたが、今回の「デンジャラス」は今までの作品を見事に越えた力作である。主要参考文献だけでも11冊に及び、作中に登場する実在人物でもある渡辺千萬子、高萩たをりにも謝辞を奉げているので恐らく何度も逢って取材しているのでは。谷崎潤一郎の「細雪」の4姉妹の2番目・雪子のモデルとなった重子が語る、文豪谷崎の作品とモデルの背景なのだが限りなく実話に近い迫力があって、谷崎の作品より遥かに面白い。「細雪」から「鍵」、更に「瘋癲老人日記」へと変容していく谷崎の心象に介在する女たち。谷崎の女中は田邉の奥様である重子にこう告げる。「田邉の奥様。あれは、色ボケ爺ですよ」。　「瘋癲老人日記」のモデルとなった渡辺千萬子も「谷崎潤一郎＝渡辺千萬子　往復書簡」、「落花流水ー谷崎潤一郎と祖父関雪の思い出」を書いているので読んでみようかな。その娘らしき高萩たをりが渡辺たをり名で「花は桜、魚は鯛ー祖父　谷崎潤一郎の想い出」、「祖父　谷崎潤一郎」を出版している。　しかし昨夜は焦った。読書前に導眠剤を呑んだし、「デンジャラス」は２８９ページもあるので直ぐ眠くなってしまうと読み始めたが全く眠れず、読書中にヤクを追加したが、さっぱり眠気に見放され、とうとう最後まで読み終わってしまった。寝不足じゃ！
		目白トレ２	３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白
２２日 (火）	晴	林檎畑、葡萄畑、扇山MＷ	胡瓜、茄子支柱立てトマト枝打ち、胡瓜播種（179）) 倉庫じゃが芋箱崩れコンテナに入れ替え１２７７６歩、８９４３ｍ、３６１Kca	バイクで小倉山から下りてきたら、福田さんが桃の収穫中。跳ね出しがあれば分けて貰おうかなと思って訊いたら、もう桃の出荷は終わってしまったので、この木の収穫が最後。あげるよと云って跳ね出しではない立派な大きな桃をもらってしまった。今朝は未だ終わっていないトマトの枝打ちと、支柱や棚への固定作業をやっとこさ完了。胡瓜の3回目の種を２畝に蒔き散水。更に未だ育ちの遅いピーマン、茄子などに支柱を立て、どうにか全畑に手が行き届いた感じ。昨夕テラスで最後の蜩ではないかと堪能した蜩コーラス。もしや今朝も啼いてくれるかと期待したが、オーシンツクツクとミーンモーン蝉の声ばかり。また何もせずに終わってしまった夏と、哀しい波が打ち寄せる。30年以上もヒマラヤに通い続けた記憶が、肉体に浸み込んでいて畑仕事や低山散歩では納得しないのだろう。小倉山だってヨタヨタ登っている有様で、これ程までに老い耄れたかと自分で自分に呆れていると云うのに！　HPの蝶、蜻蛉、虫、動物等の頁を山荘日記１０１５０６０４から山歩仙人berg１５０７にコピーしたが、目白PCのHP編集画面にディスプレイされず。マイコンピューターでは転送ファイルが確認されているのに何故なのか？スカイプの半強制ダウンローで失われたメールアドレスの怪と、解決せねばならぬ問題が２つも。
２１日（月）	晴	林檎畑、葡萄畑、西畑、小倉山ＺＺ	雑草除去後の草処理野菜収穫して目白発送トマト枝打ち、桃貰う（178) １６２４３歩、１１４７０ｍ、４９４Kca	ほぼ１００%発芽した大根が、この2日間の暑さで９０％程枯れてしまった。やはり8月の播種は暑すぎて、大根には無理。元気なのは蕪、白菜、レタスだが、これらも山荘に居て朝晩散水を欠かさないから、どうにか生きながらえている状態。今日、帰京してこれから数日散水を絶やせば全滅の惧れあり。昨年失敗した葡萄畑西柵側のゴーヤー栽培、リベンジと今年もチャレンジ。見事に繁茂し2階テラスから観ても幅３ｍくらいの緑の帯が、西柵を覆っている。黄色い花が緑の帯びに文様を描き、中々の見応え。しかし何故か肝心の実が生っていない。未だ早すぎるのかと思っていたが、恐る恐る緑の帯に分け入って観たら、成ってるなってる。丁度食べ頃のゴーヤーがあっちでもこっちでもブラブラ。なり過ぎて重みで倒れてしまったピーマンや茄子の支柱を立て、収穫して西瓜、胡瓜、トマト等と梱包し目白へ発送。序に小倉山へ回り昼下がりの散歩。森の中はすっかり茸図鑑。素麺茸が山頂直下の斜面にツンツン。龍の名が付くまでは思い出せたが、どうしても名が出てこない茸や大きな赤山鳥、卵茸、紫占地。
２０日（日）	晴曇	林檎畑、葡萄畑、扇山ＥＷ	胡瓜畑、大根畑、唐黍畑引き抜き施肥耕運機掛け（177) １７５４３歩、１２２８０ｍ、５４６Kca	未熟なままや味の落ちる末成りなんぞは、とても食すには当たらない。それは昨年まで栽培してい黄・白粒が混ざり（カクテル）、実が柔らかく糖度の高い品種、とされていたカクテルコーンの話し。偶々昨年カクテルコーンの他に異なる品種のスイートハミーを栽培して、その余りの美味しさにノックアウト。で、今年もそのスイートハミーを栽培したのだ。そいつが未熟であろうが、末成りであろうが頗る美味いのだ。今朝も余りの甘さに、こいつは本当に唐黍なのか、もしやケーキか和菓子が変身したのではと思ってしまった程。欠点は一代交配なので種が採れないこと、発芽率がやや低く２股に分かれ易く栽培に手間暇が掛かり、その割には収穫量が少ないこと。後期収穫を予定している林檎畑のスイートハミーも、何だか生育が今一でこの後、上手く結実してくれるのか心配。そのスイートハミーには及ばないが、今年の西瓜の出来も中々のもん。１個１１ｋｇ前後に大きく育った西瓜（berg earth社の「大玉西瓜夏特急」）の初物を目白に送ったが、過熟で中央部が蕩け気味。味は申し分無し。そこで17日に2個目を収穫し冷蔵庫へ。昨日食べてみて西瓜にしては濃厚な甘みにうっとり！で山トレを終えて昨夕、西瓜畑を覗いてみると、残り10個の内2個が割れてしまい、虫が侵入し最早収穫出来る状態ではない。未だ小さいのを1個残し、残り7個を総て収穫した。今朝収穫した一番大きな西瓜を観るとありゃ、割れているでは！矢張り収穫時期が遅すぎたのだ。早く処理しなくては！西瓜は割れやすいので送るのは不安だし、かと云ってとてもこれだけの西瓜を山荘で食べきるなんて出来ないし。さーどうしよう？
１９日（土）	晴	西畑、奥庭、中畑葡萄畑扇山ＭＷ	刈払機で全庭、畑を刈る西瓜収穫、中畑茄子支柱立て、雑草取り（176) １４２１１歩、９９４７ｍ、３７２Kca	１４日に≪古い方の刈払機のアクセルとローターの動力伝達が上手くいかない≫と書いたが、アクセル（スロットルレバー）を吹かしても刈刃が回らないのでは最早、修理の仕様がない。哀しいけれどお別れして新たに丸山製作所のＢＩＧＭ・ＫＣ２０ＮＸとスターテング工業株式会社のロータリーカッタ・アニカルロータModelＧ２００３０６を購入。暫く雨模様が続き伸び放題になりつつある雑草で、早速試運転。あーこれが刈払機なんだと思い知らされるような、素晴らしい切れ味。切れ味が良すぎて、ちょっと油断すると地面まで削り取ってしまい、芝生には使えない。ということは矢張り芝刈り機は別に購入しなければならないということになる。早朝から3時間近く刈払機を操り、庭も畑もさっぱりしたが、跳ね返った草や土を全身に浴びて観るも悲惨な姿。昨夕ずいぶん久しぶりに平沢まで1時間半ほどの散歩に出かけた。以前から平沢の山麓にある倉庫のようなプレハブ小屋が気になっていたが、珍しくシャッターが開いていたので覗いて観たら、ありゃ、なんと手前に小さな電気窯が。「プリエソール　トマスです」　出てきたのはチェコ人の陶芸家。子供たちの手形、足形プレート、カップなどを造ったり、絵付け体験をさせたりしているとか。何年前からやってるのと聞いたら2年前くらいからやってるらしい。パンフレットのキャッチフレーズは≪英語も体験！　外国人講師と一緒に、ものづくりを楽しく英語で行います≫
１８日（金）	雨曇	西畑、奥庭林檎畑里逍遥ＲｕＦ	ブロッコリーポット播種春菊、蕪、ほうれん草播種藤谷治「世界でいちばん美しい」枝豆、唐黍収穫新刈払機&ロータリーカッタ購入１４９８０歩、１０４８６ｍ、４８８Kca	2009年11月に刊行された「船に乗れ」から7年後の2016年１０月、つまり昨年秋に出版した最新刊「世界でいちばん美しい」で、藤谷は同じような設定で再び音色と才能を追った。「船に乗れ」のフルート奏者伊藤慧は知能の遅れている絶対音感を持つらしきピアニスト雪踏文彦、チェロ奏者を断念した語り手でもある津島サトルは、才能が無いと知りつつピアノを学ぶ語り手の島崎哲、クレオパトラのような美貌ピアノ教師は何故か同名の北島礼子先生として、「船に乗れ」の別バージョンを描く。「船に乗れ」は中高生向きだが、「世界でいちばん美しい」は更に読者対象を下げ小学生でも読めるよう、漢字を押さえ、難しい漢字にはルビを振るなどしている。「船に乗れ」との決定的な違いは主人公は語りての島崎哲ではなく、島崎哲が語るピアニスト、作曲家の雪踏文彦らしい。さて8月にしては珍しい数十年ぶりの雨模様が続いているので、このチャンスを逃す手は無いと、先週に引き続き秋冬野菜の種蒔に励む。例年ではこの時期に蒔いても連日のカンカン日照りで、発芽は期待できないし、発芽しても大地が５０度前後に熱せられ、芽は育たないのだ。春菊を２畝に蒔き、その続きに蕪、そして発芽し易い様に１晩水に浸しておいた強力オーライほうれん草を２畝に蒔く。このまま後、１週間雨模様が続けば発芽するのだが。ブロッコリーは発芽させるのが難しいのでポット播種にした。種は小さな黒い粒で１袋に僅かしか入ってないので、２粒を指で取るのも難しく、更にそれをポットに蒔くのは繊細な作業で、こんなんで発芽するのかなと実に不安。
		目白トレ２	３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白
１６日（水）	雨	目白書斎	雨の日の戯れⅡ 右画面は斜体ですが左が直ってません	≪右画面は斜体ですが左が直ってません≫　何故だろう？なぜ右画面は斜体字に戻っているのだ。≪これは直すとしますとおそらくHTMLでの適応が必要になるかと存じます。最悪データの破損等が考えられます≫　Windowsセットアップ担当の脅しに近いようなこのチャットが、ふと甦ったのだ。しかし最早その画面は消えてしまい確かめようがない。あるのはこのチャットの記録のみ。そこで仙人は考えた。あの時の右画面はEdgeの更新プログラムではないことは明らかなので、他のプラウザ、Google ChromeかInternet ExplorerかFirefox、もしくはOperaかも知れないと、いつものように突然閃いたのだ。そこで先ずお馴染みのInternet Explorerをダウンロードしようとしたが、これが意外や意外、難物なのである。解ってしまえば、ワンクリックで開けたのに、延々とネット検索での試行錯誤が２時間近くも続き、いい加減うんざりし始めた時、目についたのがこの一言。≪Internet ExploreはWindowsアクセサリーに隠れています≫　そんなこともあろうかと真っ先にスタートメニューの「すべてのアプリ」をクリックし、念入りに１つずつアプリをチェックしたのである。まさかInternet Explorerのeに黄色リングのマークを見逃してしまうとは思ってなかったので、更新後のWindows10にInternet Exploreは無いと判断。つまり更新プログラムをダウンロードすると同時に、Internet Explorerを使わせまいとInternet Exploreは削除されてしまったと勝手に思い込んでしまったのだ。この為に２時間近くも愉しくもないネットサーフィンを強いられる結果となったが、得たものは大きかった。探し当てたInternet Explorerの画面で斜体字が出て来た時、これはEdge更新プログラムの完全なミスであると判明したのだ。ワハッハ！ざまーみろ！と仙人は叫びたかったが実際は未熟を恥じ、ただ無言。こんな事が解るまでに足掛け２日も掛るなんて、有り得ない。ホームページビルダーのユーザーならきっと、数分、いや数十秒で更新プログラムのミスを突き止めるに違いない。PCなんてなーんも解っていないと、しみじみ納得。インターネットから見放された難民じゃ！と此処まで記して、それを確かめる方法があることに気付いた。ホームページビルダーのサポートセンターに連絡し、今までに斜体字のトラブルがあったか否か確かめれば解るではないか！で、その結果、驚いたことにスタッフの誰もが、その事実を掴んでいないと判明。それどころか、スタッフからは≪貴重な情報をありがとうございました≫と感謝され、お礼を述べられたとか。仙人は難民程ではないかも？因みにこの左セルの≪雨の日の戯れⅡ≫が、斜体字になっていれば、そのPCのプラウザはEdgeの更新プログラムでは無いと云う事になる。或は閲覧が数週間後であればEdgeの更新プログラムの再更新が出て、問題解決し斜体字になっている可能性もあり。
１５日（火）	雨	山荘書斎 11時５８分～１３時１７分 Edge更新プログラムでの斜体文字変換不可問題についての１時間１９分間にわたるチャット記録	雨の日の戯れⅠ それにしても更新プログラムの欠陥で斜体字が変換されないなんて問題は直ぐ解決されると気軽に構えていたが、とんでもないことに！まあ、チャットなんてのも記録しておくと面白いかと！酷いもんである。他の連中はこの問題をどう対処してるのか？	自分更新プログラムをダウンロードしてからホームページビルダーで編集した斜体字が、web画面では斜体になりません。どうすれば斜体字に出来ますか？11:58MS_新里 Answer Desk へのお問い合せありがとうございます。11:58MS_新里 Windowsセットアップ担当新里と申します。よろしくお願いいたします11:58自分更新プログラムをダウンロードしてからホームページビルダーで編集した斜体字が、web画面では斜体になりません。どうすれば斜体字に出来ますか？11:59MS_新里 Windows Update 後からホームページビルダーで編集した斜体が、WEB画面では斜体にならないということですね。お手数をおかけしております。12:00MS_新里現在はその症状が発生しているパソコンからのお問い合わせ、またはお手元で操作できる状態でございますか。12:00自分操作できます。12:01MS_新里かしこまりました。別窓口でのご案内となる可能性もございますので、確認のためいくつかご質問させていただいてよろしいでしょう12:01自分どうぞ！12:01MS_新里よろしくお願いいたします。この度のお問い合わせ内容について、以前にパソコンメーカーなどの他社窓口や Microsoft へお問い合わせいただいたことがございましたら、そのお問い合わせ先を教えていただけますでしょうか。12:01自分東芝の電話窓口、ホームページビルダーのソフトのアンサーセンターなどです。12:03MS_新里かしこまりました。ありがとうございます。12:03MS_新里該当するパソコンの OS は Windows 10 /8.1 /8 /7のどちらに該当いたしますでしょうか？12:03自分８月９日にダウンロードしてます。12:05MS_新里　恐れ入ります。Windows 10ということでよろしいでしょうか。12:05自分 Windows１０です。12:05MS_新里かしこまりました。Windows 10 の製品の種類は、以下どちらに該当いたしますでしょうか。1. 無償アップグレード版 2. パソコン購入時に搭載されていたプリインストール版3. パッケージ版 (インストールメディアの USB が付属)4. DSP 版 (32bit または 64bit どちらかの DVD が付属)5. ダウンロード版(インストールメディアは付与されません)12:05自分多分２だと思います。12:06MS_新里最初からWindows 10がインストールさていたということでよろしいでしょうか。12:06自分そうです。12:07MS_新里　ありがとうございます。ホームページビルダーのバージョンをお伺いしてよろしいでしょうか。12:08自分２１です。12:09MS_新里かしこまりました。ありがとうございます。12:09MS_新里該当のトラブルが発生した起因となるKBは把握されていますでしょうか。もしくは、1703等の大型アップデートでしょうか。12:10自分 KBは調べれば分かりますが、小さな文字も斜体字にならないので大きさには関係ないと思います。12:12MS_新里申し訳ございません。大型アップデートとはバージョンアップデートのことでございます。それでは、お客様のご負担を軽減させるため、遠隔サポートでの代理操作が可能なのですがいかがでしょうか？ 12:13自分斜体字は主に画像のキャプションに使ってますが、それと関係ありますか？12:14自分遠隔サポートお願いします。12:14MS_新里 HTML、CSSやスクリプトに関しての詳細なご案内は当窓口では行っておりませんので、ご了承いただければと存じます。遠隔接続前に確認いたしたいのですが、12:15MS_新里ホームページビルダーサポートからはどのような回答をされていますでしょうか。12:15自分サポートでは更新プログラムをダウンロードしてないらしく、斜体字としてwebに出ていたので問題なしでした。12:17MS_新里となりますと、ブラウザに問題がある可能性がございます。12:18MS_新里ご利用のブラウザをお知らせいただけますでしょうか。12:18自分そうだと思います。12:18MS_新里また、他のブラウザで確認もお願いできますでしょうか。12:18自分 Microsoftエッジです。12:19MS_新里他のブラウザで確認はされていますでしょうか。12:19MS_新里 Edgeのみでトラブルが生じているということでよろしいでしょうか。12:20自分他の数台のPCで確認しましたが、斜体字にはなっていません。唯その部分をコピーすると斜体字になります。12:22MS_新里 PCでの動作ではなく他のブラウザで確認いただいていますでしょうか。IEやGoogle Chromeなどです。12:22自分他のPCはIE、その他です。12:24MS_新里かしこまりました。対応が可能かお調べいたしますますので、少々お待ちください。12:24MS_新里失礼いたしました。5分ほどお時間いただければと存じます。12:25自分解りました。お願いします。12:25MS_新里お待たせいたしました。12:30MS_新里一度確認のため遠隔接続を行いたく存じます。接続前に注意点なのですが、12:30自分はい！12:30MS_新里お客様の申告上Edgeの仕様上の表示の可能性が高くその場合こちらでは改善ができない可能性がございます。またホームページビルダーサポートから問題ないというご案内をされているということですので、CSS等には問題がない可能性がございます。以上のことを予めご了承いただけますでしょうか。12:32自分その場合は何処へ相談したらいいのでしょうか？とにかく一度遠隔サポートして観て頂きたいのですが！12:34MS_新里かしこまりました。サポート終了後は速やかに接続を終了し、その後勝手に接続されることもございませんのでご安心ください。もし、目に触れられたくないものがありましたら、閉じていただけますでしょうか？準備が整いましたらお知らせください。 12:34自分 OKです。お願いします。12:35MS_新里それでは接続の手順をご案内いたしますので、以下の 1～7 までの操作をお願いいたします。12:36MS_新里 1. 以下の URL をクリックします。 ※ クリックすると別のタブで開かれますので、本チャット画面を閉じないようご留意ください。 https://support.microsoft.com/ja-jp/help 2. マイクロソフトリモートアシスタンスサポートの画面が表示されたら同意いただき [同意する] を選択 3. 6 桁のコードは「457337」と入力し [サポートエンジニアと接続する] をクリック 4. 次の画面下部の [実行] をクリック 5. 「このPCではユーザーアカウント制御 (UAC) が有効になっています。・・・」は [OK] をクリック 6. 「次のプログラムにこのコンピューターへの変更を許可しますか？」は [はい] をクリック 7. 「MS新里が、リモートのデスクトップを閲覧し、キーボードとマウスの制御を・・・」は [OK] をクリック12:36MS_新里　一度に送ってしまいましたがお客様のペースで実行していただければと存じます。12:36MS_新里これでお客様の PC とつながりました。ご協力ありがとうございます。12:38MS_新里こちらがチャット画面になります。12:44自分　次はどうすればいいのですか？12:44MS_新里更新の確認を一旦行いますね操作をおかりします。12:44MS_新里 8/9からトラブルが生じているということでよろしいでしょうか。それとも、8/5でしょうか。12:46自分　多分９日だと思いますが。12:48MS_新里　かしこまりました。該当のページをWEBで表示していただいてもよろしいでしょうか12:48自分良いです。５日からで気がつかなかっただけかもしれません。12:49MS_新里かしこまりました。それでは表示をお願いいたします。12:49MS_新里ちょっと操作をおかりしますね12:50自分 webが出ません。12:51MS_新里操作をおかりします。12:51MS_新里それでは表示お願いいたします。12:51自分、今出しました。12:51MS_新里かしこまりました。写真下部の表示ということでよろしいでしょうか。12:52自分そうです。この青字の２行です。12:52MS_新里かしこまりました。一旦操作をおかりしてもよろしいでしょうか。12:52自分、はい!12:53MS_新里やはりトラブル等は発生しておらず、12:56MS_新里 Edgeの仕様もしくは該当のHPのフォント記述が最新のEdgeに対応できていない状況かと存じます。12:57自分右画面は斜体ですが左が直ってません。12:57MS_新里これは直すとしますとおそらくHTMLでの適応が必要になるかと存じます。もし強制的に直すとしますと、12:58MS_新里、該当の更新が行われる前の状態に戻すため更新の削除やバージョンを戻す作業が必要になりますが、12:58MS_新里他のパソコンでは現状記述ではEdgeで斜体表示がされない状態かと存じます。もし、12:59MS_新里お客様のパソコンのみで斜体に戻したいということでしたら対応策があるかもしれませんが、13:00MS_新里、不特定多数が閲覧するHPぁと存じますので、最新の状態を把握できた方が良いかと存じますが、13:00MS_新里お客様の環境のみの表示改善をご要望でしょうか。13:01自分、原因は明らかに更新プログラムですので、元に戻すしかないのでしょうか？なぜホームページビルダーのサポートでは斜体字だったのか？13:01MS_新里ホームページビルダーがEdgeで確認したのでしたら、13:01MS_新里、おそらくバージョンが最新の1703ではない状態だったかと存じます。13:02自分表示改善出来るならお願いします。13:02MS_新里以前のバージョンに戻す作業は負荷がかかりますので、13:03MS_新里最悪データの破損等が考えられます。13:03MS_新里また、マイクロソフトはセキュリティ面などで最新のバージョンを推奨しておりまして、他のWindows Update に不具合が生じる可能性もございます。13:04自分そりゃ不味いですね。斜体字だけ認識されない原因さえ解かれば解決するはずですよね。13:05MS_新里 HPの記述側を改善する必要がございます。原因としましては現在ご推察いたしますと、13:05MS_新里、最新のEdgeに斜体表示の記述が適用されないということになります。13:06自分ではもうこれから斜体字は使えないと云うことになるのでしょうか？13:07MS_新里とんでもございません。一つご提案させていただいてもよろしいでしょうか。13:08自分お願いします。13:08MS_新里お客様はおそらくホームページビルダーのサポートにEdgeで斜体字が表示されないというご質問をされたかと存じますがその認識でよろしいでしょうか。13:09自分そうです。13:09MS_新里ありがとうございます。13:09MS_新里以前のバージョンのEdgeにはお客様がご存知の通り認識されていたかと存じます。従ってサポート側が古いEdgeを使用していた場合問題の確認はできません。13:10MS_新里ですが、13:11MS_新里最新”のEdgeにて斜体の設定が適用されないというご相談でしたらもしかしたらホームページビルダー側で問題として改善がされる可能性があるかとご推察いたします。13:1213:12MS_新里重要なポイントとしましては最新のEdgeのみの問題の可能性があるということをお伝えいただければと存じます。13:13自分解りました。再度連絡してみますが、コピーなどでは斜体になるのですから、更新プログラムの何処かを変えれば済むことだと思います。13:14MS_新里それでは該当のWindows Update を削除または戻す作業も可能ですがそちらをご案内いたしますか。もしくは、13:16MS_新里今後修正が入り斜体表示になる可能性もございますので、マイクロソフトのご意見ツールを使用してご意見を挙げて13:17MS_新里失礼いたしました。あげていただき、適用を待つというのも一つの選択肢かと存じます。私の方で提案できますご案内は13:17MS_新里提示させていただきましたので、お客様の方で決めていただけましたら、できる限りお手伝いご案内させていただきたく存じますがいかがでしょうか。
１５日（火）	雨	西畑	唐黍畑施肥、耕運機掛け畝作り、枝豆収穫冷凍保存（176）７０２７歩、４９１８ｍ、２３３Kca	縦横高さの合計が１４０ｃｍ、大した大きさには思えないが、この大きさのダンボール箱で重さが３０ｋｇ近くなるとバイクでは運べない。と解ったのは無謀にも山荘の平地を抜け、急坂にさしかっ方時。大きくてステップには載せられないし、荷台に乗せたら重くて荷台の支持棒が折れてしまう。仕方なくサドルに乗せてみたが、こうすると座る場所がないので運転出来ない。しかし車で運ぶのは悔しい。発送後はそのままバイクで小倉山へ行きたいし、となると車は邪魔。先ず最初の急カーブで荷が落下。ゴムロープが荷の完全落下を阻止しているが、逆にロープが荷とバイクを切れる寸前の緊張した強さで繋がっているので、ロープを解くことが出来ない。仮にロープが解けたとしたら、荷の重さで止まっていたバイクが急坂を滑り落ちてしまう。冷や汗タラタラで、どうにかロープを外したが、今度はバイクのスタンドを上げてバイクを止める作業が出来ない。登り急坂なら後輪に荷重が掛かるので、楽にスタンドを立てられるが、下りではバイクを持ち上げねばならず落ちた荷物を抱えたままでは不可能。其れよりもアー、荷が落ちたと云うことは中身の西瓜が潰れてしまったのでは！　後悔、ただただ後悔！最初から車で運べば全く問題なかったのに、この愚か者め！悪戦苦闘30分で、どうにか再びダンボールをサドルに乗せたが、ダンボールの底面に比べてサドル面が小さすぎ、載せても安定しないのだ。そろそろソロソロ、バイクの乗らず押して進んだが又してもダンボールが落下。2度も落ちては、あの大きな西瓜が無事である筈がないと思いつつ、それでも何とか玉宮郵便局へ到着。背中と接していた部分のダンボールが汗で削れてはいたが、西瓜の汁は浸み出してはいないようだ。と云うことは未だ割れていない可能性もある。
１４日（月）	雨曇	西畑小倉山ＺＺ	唐黍畑引抜、整地大根播種（175) 目白西瓜発送唐黍畑施肥耕運機掛け２０４６６歩、１４３２６ｍ、４５２Kca	観て観ぬふりをしてきた春菊畑と前回耕作した残りの大根畑、観ぬふりが長引けば長引く程、雑草は我が物顔に蔓延り手が付けられなくなる。思い切って踏み込んだが、雑草にはゴーヤー、トマトが絡み合い、先ずは支柱を立てそれらを棚に誘導し、鍬で春菊の根切り、掘り出し雑草取り。暑さで腐り始めた大根は、抜こうと手を掛けるとグチャと潰れ、厭な臭い。クタクタになって何とか耕作まで出来た時は、ヤッターとの達成感すら湧かず、山トレも無し。古い方の刈払機のアクセルとローターの動力伝達が上手くいかない。アクセルを吹かしても回ったり、止まってしまったり。クラッチギアの摩耗は破損だろうが、これも修理するより買い替える方が安くつくのだろう。10年も使ってきたので愛着があるが、お別れだ。白菜、レタスのポット栽培を3日前に始めたが、もう芽吹き始め驚き。畑に移植するまで、何とか育て上げなくては！
１３日（日）	曇	葡萄畑、西畑	唐黍保存食作り春菊畑、大根畑の雑草除去、大根廃棄、施肥耕運機掛け畝作り、刈り払い機修理不可（174) １２６９７歩、８８８７ｍ、３２６Kca	9月２日（翔子）、10月２９日（悠樹）と誕生日が続くので、名入りのマグカップとティーカップを贈ってやろうと数か月前から計画していたが、最早３週間後では！焦って造ると碌なものは出来ないが型成形なら楽ちんと取り掛かったが、面白くない。ま、不出来で納得いかない仕上げになってしまったが、贈らないよりはいいか！序に新たに仙人グラスへのレタリングもし、低温焼き付け。その後、林檎畑に出動し枝が折れんばかりに稔っている林檎を更に収穫、摘果し、過熟しそうな唐黍に追い立てられ収穫。連日の唐黍保存食作りにうんざりしてきたが、播種から収穫までの長い時間と手間暇を想うと、此処で注意を怠り、収穫時期を誤ってしまっては総てがオジャンとせっせと収穫。葡萄畑に戻ると、トマトは成長し過ぎて支柱から垂れ下がり、ピーマン、茄子も実が生り過ぎて倒れているでは！その横に目をやると大根畑は草茫々で、大根はすっかり隠れてしまっている。食べられそうな奴を抜いて雑草を取って、施肥し耕運機掛け。イッケネー、枝豆の収穫を忘れていたと、慌てて林檎畑に降りて豆の稔り具合を確かめると、正にベスト。早速茹でて、美味しい市販の山形県産庄内枝豆と味比べ。5月初物の台湾産枝豆から各産地の枝豆を食べてきたが、この庄内産の枝豆は味と香りが抜群でこれぞ枝豆と堪能。こいつと山荘産を一緒に茹でて交互に食べれば、どちらが美味しいか一目瞭然。ドキドキしながら先ずは山荘の枝豆。口にした途端、勝敗は明らか。こくの深さ、味の濃さ、が異なり庄内産にはない、しっとりとした甘さが決定的で最早、庄内産を食べるまでもない。しかし念のため食べてみる。微妙な差異では無く、断トツに山荘産の方が甘く美味しいのだ。枝豆栽培は優しそうで難しく、例年失敗しては性懲りもなく作り続けてきているだけに、今年の様に美味いのが出来ると心底嬉しい。あーそうだ西瓜も大きくなり過ぎて、収穫せねば。
１２日（土）	雨晴	奥庭、林檎畑の唐黍、枝豆収穫葡萄畑、里逍遥ＲｒＲｕ	唐黍保存食作り雪壁登攀葉書作りグラス文字焼き付け（173) 大根畑雑草除去、耕運機掛けトマト支柱立て１０２７８歩、７１９４ｍ、２２６Kca	思わず目を疑ってしまった。大根が芽吹いているのだ！未だ１０％にも満たない発芽率ではあるが、この先1週間ほど曇、雨の予報であり、予報が当たれば8月の発芽、成長が実現するかも。これは祝うに値するし、第一昨日は山の日とかやらで休日でもあるし、こりゃ扇山散策に出かけるしかない。6月２３日以来４９日ぶりの扇山登山にワクワク。北の森から入ったが、あたり一面に枯葉の下から茸が顔を出し、もうすっかり山は秋の風情。真っ白な卵が２つニョッキと大地から顔を出し、その隣には、一足先に卵の殻を割って真っ赤な卵茸が頭を覗かせている。バターやチーズを笠に載せた茸も、彼方此方にニョキニョキ。僅か４９日間、ご無沙汰していただけなのに自然倒木が道を塞ぎ、倒れて森の木々に引っ掛かった木々が行く手を阻む。改めてこの細々とした道ならぬ道は、通る人も無く仙人専用の修行ルートであると実感！こんな贅沢が許されるなんて、実に果報者と仙人は認識しているのか！　田中万代返書　風誌受領　37号の「遠くなってゆく小さな花たち」　あの強烈な心象風景が蘇り、自爆テロに連なる激動の世界史の一瞬前が鮮やかに浮かびました。愛おしい掛けがえのない時間であったのですね。如何に楽観視しても最早、世界は混沌化の度合いを深め、知的存在の死との対峙は避けられないのか・・・・　生田中の卒業生栗田君が久しぶりに米国から帰国し、一緒に穂高に行ってきました。その時の写真です。最後の雪壁登攀じゃ！とかハシャギまわり、山荘では畑仕事に汗を流し素晴らしい時間を共有しました。
１１日（金）山の日	曇	テラス奥庭扇山ＥＷ	熊蜂巣撤去玉葱、白菜、レタスのポット播種（172)、桃２箱発送唐黍収穫後茹でるグラス、カップ名入れ１１７０３歩、８１９２ｍ、３３２Kca	テラス上、2階カリスト部屋の出窓上に熊蜂が巣を造っていたのは知っていたが、ログハウスの巣と同じ昨年の巣であって、現在は住人無しと思っていた。昨夕ビアを傾けながら、ふと見上げたら熊蜂が何匹も忙しなく出入りしているでは！ありゃ、確かに先日観たより巣が大きくなっている。まーこのまま付き合ってやってもいいが、いつ何時熊蜂の気まぐれで襲われるかも知れない。以前蜜蜂を飼っていて、蜜蜂を襲う熊蜂を退治してる時、2か所を熊蜂に刺されたことがある。眼が真っ赤に充血し強いアレルギー反応が出て、救急車で加納病院に運び込まれたことがある。決して侮れない奴なのだ。そこで暗くなるのを待ち、巣の下まで梯子を掛け、長靴、ゴアテックス雨具、網帽子、厚いゴム手袋、防護眼鏡と完全装備にして、梯子を昇る。殺虫剤を噴霧するとパニックに陥った熊蜂がブンブン飛び回り、恐ろしい事この上なし。上向きに殺虫剤を噴霧するので、缶の中の薬剤が噴霧ノズルに吸い込まれずピンチ。途中で新品の殺虫剤に換え、４５０ｍｌの薬剤のほぼ半分を吹き付ける。そして1晩明けて今朝、様子を観ると、あれだけ殺虫剤を吹き付けたのに熊蜂が、何匹も出入りしているでは！　なんて強い奴らだ！しかしその位で仙人が怯んだり撤退すると思ったら大間違いだぜ。昨夜の完全装備をし右手に殺虫剤、左手に鉄製の熊手を構え、再び梯子を昇る。先ずたっぷり殺虫剤を掛け、敵を牽制し鉄熊手を巣に叩き込む。ぶわーんと一斉に熊蜂が飛び立つが、襲い掛かって来る奴はいない。敵の認識が出来ないか、はたまた攻撃するどころか逃げるのが必死なのか？そのまま熊手を引き下ろし、巣の3分の２を引き裂き落とす。更に攻撃の手を緩めず、巣の上部へ熊手を打ち込み、残りの巣を撤去。その後、冬野菜ポット栽培の準備。未だ暑すぎて失敗するのは目に見えているが、ここ２，３日雨模様との予報なので、若しかすると発芽の可能性も無きにしも非ずと！
１０日（木）	晴	西畑林檎畑図書館	唐黍収穫＆保存食作り散水、桐野夏生「デンジャラス」夜、熊蜂に殺虫剤散布５４０７歩、３７８４ｍ、１８３Kca	昨日の甲府の最高気温３７．５度で、畑は熱したフライパンの様。これじゃ３日前に蒔いた大根の発芽なんて、とても有り得ない。しかし散水もせずあり得ないと言い訳して済ます訳にはいかない。せめて夕刻にはたっぷり散水してやって、若しかしたら発芽しようと懸命に熱暑と闘っているかもしれぬ種にエールを送ろう。そう決意し昼下がりに中央線に飛び乗る。大根の発芽率は高く、条件さえ整えば３日で発芽しグングン伸びる。しかし暑さには強くなく、８月の播種はしたことはない。この時期に発芽させれば１１月下旬の沢庵漬物造りに間に合う。例年は9月の播種で、大根が大きく育つ前に霜が降り、寒さが本格化し大根の成長は止まり、凍てついてしまう。発芽の願いを込めて散水したが、発芽の気配は微塵もない。今朝も一番に散水したが、やはりこの暑さでは発芽は無理なのだろう。発芽したとしても降雨無しの猛暑日が続けば、か弱い小さな芽は死んでしまう。山荘に居続け朝晩の散水を欠かさず行えば、或いは発芽と成長が期待できるかも。西畑の唐黍収穫がほぼ終わり、林檎畑の唐黍収穫が始まった。昨年凄ーく甘かったスイートハミーに絞って育てたが、期待していた甘さに達せず落胆。原因は種にあるのか、それとも土壌、栽培方法？朝食後10本を剥いて１袋分の保存食を作る。１回の作業としては１０本くらいが適量で、これ以上剥き続けると右手中指の左側面が腫れて水膨れ様になってしまう。
		目白トレ２	３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白
７日（月）	晴雨	西畑ガニメデ	雑草取り大根播種野菜収穫目白発送（171) 台風５号山梨に接近８７８１歩、６１４６ｍ、２３７Kca	時空の旅をしている。湯川秀樹がノーベル物理学賞を受賞した１９４９年には５歳であったのだから、幼い仙人の記憶媒体を幾らリセットしてみたところで、何も出て来はしない。≪物心ついてからほとんど口を利かず、面倒なことは全て「言わん」の一言で済ませていたため「イワンちゃん」とも呼ばれていたが、案外『イワンのばか』から取ったのではないかと自分で考えた時期もあった≫　と本田靖春『現代家系論』湯川秀樹には書かれている。そう云えば日本で最初のノーベル賞受賞者が、親からも能力を低く観られるような普通の少年であったことが、当時の敗戦直後の日本の少年たちに大いなる希望を与え、日本中が沸き立った様な微かな揺らぎくらいは、覚えているかも知れない。そこで夜明けのガニメデに昇って森と対峙し、とっくにお蔵入りし錆びついた記憶媒体の鍵に油を差し、嘗て夢中になって漁った中性子や陽子の知識を追う旅を愉しむことにした。残されているのは知識の上澄み液だけで、森全体は観えるが個々の事象は殆ど失われ、１本１本の木々が実に不鮮明。失われてしまった時空の宝石箱を開き、１本１本の輝きを追うことが愉しい。巨大恒星の死を目前にした中性子星が観えてくるのである。　　１時間に１０４ミリの猛烈な雨を観測した山梨県大月市では、富士急行の大月駅周辺が冠水した状態になっています。また、ＪＲによりますと、大月駅付近に設置されている雨量計が規制値を越え、午後３時半ごろからＪＲ中央線は甲府駅と高尾駅の上下線で運転を見合わせています(NHKwebNews8月7日 17時05分)　　降雨量が日本で一番少ない山梨県で豪雨による冠水なんて滅多に有り得ない。鉄道だけでなく中央高速道まで閉鎖されと予想したわけではなかったが、朝に山荘を脱出し昼前に目白に帰着。
６日（日）	晴	葡萄畑図書館、ＨＣ小倉山ＺＺ	南棚側の支柱抜き（170) お萩作り里（坂本、広瀬）に配達蕪畑施肥耕運機掛け畝作り藤谷治「船に乗れ」Ⅲ １３５１３歩、９４５９ｍ、４０２Kca	Microsoftエッジの更新バージョンのダウンロード勧誘がPCを開くたびに出てきて煩い。目白PCなんか朝開いた途端ダウンロードが始まっていて、２時間待ったが山荘に持って行く画像のコピーも出来ず、PCの電源も切れずに山荘に向かう羽目となった。Windows１０の時も強引なダウンロードが問題となったが今回も執拗で、山荘でのHP編集中に繰り返しダウンロード勧誘が現れ時間指定まで迫るので、午後なら畑仕事中だからいいかと、１３：３２分を指定。ところが編集に夢中になっていたら突然ダウンロードが始まり、保存する暇もなくそれまでの画像と文章が消えてしまった。若しかしたら強制終了させてダウンロードさせたのだから、残されているかもと期待しながら更新プログラムのPCを開いたら、未保存部分は全く残っていない。それどころかバーに入れて置いたお気に入りも削除され、残されていたURLはリンクされていない。ヤフーのポータルサイトからの甲州市天気予報もMicrosoftエッジのお気に入りには入れられず不便この上ない。HPの中性子についての編集を再度やり直すか、断念して捨ててしまうか悩んでいる。中性子については書けば書く程あれやこれや書きたいことが続出。中性子は何故不安定なのか、その中性子が原子核の中ではどうして陽子と結びついているのかとか、子供の視点に立つと次々話しが広がり、編集していて今朝も思わず湯川秀樹のπ中間子に脱線しそうになり焦る。これじゃとても≪仏教は、仏陀生前の教説アビダルマで相対性理論と媾う≫までは到達できそうもない。と、さっさと諦め小倉山へ。ここのところ連日夕立が続き、畑や芝への散水の手間が省け助かっている。稜線を覆う入道雲を観ながら今日も降るに違いないとトラタヌを決め込み、昼下がりの早い時間に森へ入る。下界では今夏、最高の猛暑日とか騒いでいるが、小倉山の森は涼やかで静謐に満ちている。
５日（土）	晴	全畑図書館	草刈り機で葡萄畑、林檎畑を刈る坂本娘さんが大きな桃をお届に米澤穂信「儚い羊たちの祝宴」恩田陸「禁じられた楽園」（169) 向日葵播種西畑へ８５８７歩、６０１０ｍ、２９４Kca	動きを止めてしまった芝刈り機を分解して、故障原因を突き止め可能ならば修復してやろうと取り組んだが、第一歩で行き詰ってしまった。10年も使っていたのにケアが不十分で螺子が錆びつき、ローター部分を取り出すことが出来ない。諦めてホームセンターに持って行ったら、即新品の購入を勧められ、「やっぱ、そうか！」としょんぼり。それでも駄目元で交渉し、メーカーに送って見積を出してもらい、交換部品の製造停止や本体価格より高額な修理費になる場合は、修理断念との条件で修理依頼。新品だって２万円程度なのだから購入してもいいのだが、何故修理に拘るのか？別れが哀しいのだ。この芝刈り機は3代目、いや３台目かな、兎に角長い間、真夏の盆地特有の強烈な日差しを浴びながら、共に手を取り合って芝を刈り続けてきた仲間。刃の切れが悪くなる度に砥石で研いだり、刃の間に長い芝が絡んで動かなくなると分解して、油を刺し刃と刃の間隔を調整したり、刃に研磨剤を塗って逆回転させ、切れ味抜群にしてやったり。　で、今朝は頓挫した芝刈の続きをを草刈機でやったのだが、この草刈り機は２台とも芝刈り機よりも古く、途中で何度もアクセルが効かなくなり修理、修理。老化した芝刈り機も草刈り機も、そっくりそのまま混沌仙人であるので、どうしても容易に買い替えることが出来ないのだろう。≪ハイ、粗大ごみになりました！≫と云われたら、どう応えるのか悩んでいるようじゃ、まだまだ修行が足りん！　ごもっとも、ごもっとも！
４日（金）	晴	前庭、全畑図書館	野菜果物収穫発送唐黍保存食作り芝刈途中で芝刈り機故障芝刈り機故障修理出し全庭と西畑草刈機をかける藤谷治「船に乗れ」Ⅰ、Ⅱ 「花や今宵の」１１３９９歩、７９７９ｍ、３８６Kca	唐黍、林檎、胡瓜、トマト、茄子、ピーマンなど収穫し梱包。唐黍は早速茹でて保存食作り。ここ数日の雨で伸びきった雑草を刈ろうと先ず芝から始めたが、3分の１程刈ったところで電源が切れる。芝が伸びすぎて刃に芝が詰り、直ぐ止まってしまうので逆回転させ、詰まった芝を排除しながら、どうにか３分の１まで刈ったが止まってしまっては手の打ちようが無い。長い延長電源コードが断線か接触不良を起こしたかと調べたが異常なし。買い替えるか修理に出すか？箱の上の林檎は今朝の採りたて。胡瓜は今朝摘みと4日前の混在。大きく成り過ぎ、なので調理に工夫。ずかずかと入って来られるのが益々苦痛。気付いてはいると思うが、何か返事をしなくてはと思っても、数回に1度くらいが限度。努力しようとする自分に嫌悪しながら、せめてうん、とかそうは思わないとか云おうと努力しても言葉が出ない。原因は臆面もなく、ずかずかと入り込んで来るから。鬱に陥り、事象の地平である厚く強固な繭が目前に迫る。今は未だ、この繭だけは避けたい。存在しないと思うのが無理ならば、目白でも山荘でも、せめて他者としての意識で接してほしい。「船に乗れ」の序章に惹かれる。≪大人になんてものになってしまった僕は、ただ自分をかばって、やりすごしているだけなんだ。失ったものを実際よりはるかに小さく見積もり、取り返しのつかないことを「若気の至り」とか何とか、どっかで拾って来た紋切型の言葉で自分をいいくるめ、お決まりの生活に戻っていくことで、自分を護っているだけなんだ。あれから今まで、そうやって逃げてきただけだ。おたおたと、ぶざまな急ぎ足で≫　藤谷治は１９６３年生まれ現在５４歳、洗足学園高校音楽家卒となると若しや、「船に乗れ」に出て来る倫社を教える金窪健史のモデルは光瀬龍なのでは！光瀬龍（飯塚喜美雄。元の姓は千葉）は1958年 -１９６７年９月まで洗足学第一高等学校で生物と地学を教えているが、藤谷が入学したのが１９７８年だから、うーん、出逢ってはいないか。となると後に「百億の昼と千億の夜」を書くことになる伝説的教員・光瀬龍の話しを聞かされた程度かな？
		目白トレ３	３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白	6月22日以来37日ぶりに復活
８月累計１７６km、７１０m 　　総活動距離：１４６６km７３５ｍ	山トレ１２日計１２回　山トレ累計１０７回

月日

天気

活動場

活動記録

一言メモ

目白トレ３

３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白

ぶらり目白仙人が現れたのはその名も悍ましい≪血洗いの池≫。目白駅から僅か２，３百メートルしか離れていないとは思えない鬱蒼とした森に囲まれた幽玄な池。人っ子一人いない不気味なおどろおどろした静寂にあり、聴こえて来る筈の山手線の車輛音さえ跳ね返されてしまうオーラに満ちている。数十年も通い続けた目白への途のすぐ横の森に、まさかこんな原始的な池が隠れていたとは！何の脈絡もなくふと、学習院大学の庭でも散歩してみようと思い立ったのは、さてはこの池が呼んでいたのか？と思わざるを得ない。≪血洗いの池という物騒な名前。赤穂浪士の一人、堀部安兵衛が高田馬場の決闘で叔父の仇を討った際、刀についた血をこの池で洗い流したことに由来する・・・と言われていますが、これは大正時代に学習院高等科の文学青年たちが創作した話で、それが先輩から後輩へと受け継がれ、いつしか池の名前に定着した≫

２９日
(火）

曇

林檎畑

耕運機の左刃修理受取（182）
枝豆撤去、雑草除去
目白へ野菜発送
　　　１０５３７歩、７３７５ｍ、３５９Kca

≪ポン・ラーン　（ โปงลาง ）マリンバ様の楽器。縄梯子のような楽器でつり下げて使う≫　縄梯子のような楽器と聞いて、ふーんそんな楽器があるんだと感心してＦＭを聞いていたが、あれっ、それって若しかすると山荘の階段踊り場の出窓においてある楽器の事じゃん！と気づき直ぐ踊場に降りて楽器を裏返して調べてみると、2015年5月14日と記されているだけで国名の記録なし。何処で買ったかも忘れてしまったので早速ＨＰを開いて確認したら、コンダオ島の帰りに寄ったサイゴン（現ホーチミン）で購入した物。タイ王国の南東にカンボジア、ラオスを挟んでベトナムが連なるが、このインドシナ半島で生まれた楽器がポン・ラーン。ポン・ラーンはタイ語だがベトナム語では、何と呼んでいたか？このマリンバに音階説明と楽譜が付いていたのだが、さて何処へ仕舞ったやら！そこにベトナム語の楽器名が記されていたのだが、見つからない。確か帰国後、踊り場に飾る前に音階名を黒マジックでＬＳＦＭＲＤＳと書き込み、楽譜を見ながら1曲演奏した覚えがある。従って何処かに必ずその楽譜と共に説明書もある筈。こうして筈だけが累積され一層混沌を深めるのも、悪くはない。ＦＭから流れて来るのは、ポン・ラーンの東京公演が1995年に池袋の豊島公会堂で行われた時イーサン楽団が演奏した曲だろうか？　なんぞと忘却の彼方からふと甦る、決して思い出せない想い出に浸ってみる。

２８日
(月）

晴

西畑
扇山ＥＷ

南柵側雑草除去
耕運機の左刃修理持参（181）
　　１４５９６歩、１０２１７ｍ、４１９Kca

烏の略奪を防ぐため、せめてあるだけの防鳥ネットだけでも張り巡らせようと林檎畑と葡萄畑を何度か上下し網掛け作業、レタス畑の畝作りと芝生、畑への散水、肉体労働とまではいかない程度の活動なのに畑仕事後、小倉山を登りだすや、脚に力が入らない。そりゃ水を呑んだり昼飯を食ったりすれば、すいすいと登れるのだろうが、いつもの通り朝食後の飲食は夕食まで一切無し。しかしここ20数年、山荘活動ではそれが当たり前で、それが出来なくなりつつあるだけの話し。こうなったら選択肢は２つ。人並みに昼飯を食ったり、熱中症警告が出ているような日は、真面目に水分補給する。もう１つは1日２食は変えず、老化現象に見合った活動量を自覚し、限界をわきまえること。かな、なんぞと心にもない事を呟いてみる。呟きが発せられると驚いたことに全く真逆な音声になっているでは！「やっぱ、限界を意識しながら、その限界のギリギリまで活動することこそが、生きている歓びを紡ぎ出す唯一の途なんだろうね」　いつも仙人の心象と同化し、心象そのものとなっている小倉山の森のおったまげたこと。「仙人の心象に流れていた老化対策とも思われる思いと、呟きとなって発せられた言葉が同じ内容を意味するのであれば、最早混沌仙人は、完全に混沌なのだ！」　と森は驚いたとか。

２７日
(日）

晴

葡萄畑、西畑
小倉山ＺＺ

南柵側の雑草除去散水、
レタス畑残滓処理後（180）)
施肥耕運機掛け,、防烏ネット張り
50本程早期収穫し保存食作り
１７２３１歩、１２０６１ｍ、５８９Kca

熟す直前の唐黍がやられてしまった。甘くて柔らかくてジューシーですっかり魅了されているあの美味しい唐黍が、根元から倒され、観るも無残に食い荒らされ、辛うじて立っているのもつつかれて実は影を留めない。恐るべき烏の軍団がやって来たのだ。ほぼ収穫の終った西畑の唐黍も十数本が、烏に喰われたが畑で姿を観ることは無く、被害もそれ以上には広がらなかった。しかし先々週あたりから烏の軍団が山荘下の葡萄畑を飛び回り、桃や葡萄を狙っている。１カ月程前から林檎畑の唐黍も被害に遭い始めていたが、西畑の唐黍のようにやがて襲撃は下火になるだろうと期待を込めて楽観していた。で、昨日、生り過ぎた林檎の摘果に行ったら、新たに数十本の未だ熟してない唐黍が食い散らかされているでは！今週はそろそろ収穫出来るかなと愉しみにしていただけに、悔しいの何の！敵は上空から襲って来るので、さしあたりテ＾プを唐黍の上に張り巡らしたが、効果は期待できない。最初は何の罠化と警戒するだろうが、２，３日もすれば無害と判断し襲撃を再開すること間違いなし。林檎畑上の全面にネットを張り巡らせばふせげるだろうが、手間暇、費用を考えたら、あの美味しい唐黍の収穫を断念するしかない。レタス畑に耕運機掛けしていたら、左刃をシャフトに固定する部分が折れてしまった。もう同種のヤンマー耕運機を20年以上も使っているが、風車の羽のような刃の根元が折れたのは初めて。1台目は18年も大活躍したので、未だエンジンは動くものの、他の機能は老衰化し止む無く廃棄。その後を引き継いだのが現在使っている新車の２代目ヤンマー耕運機なので、刃の根元が折れるなんて考えられない。最初は例によってシャフトとジョイントするピンが抜けたのだろうと、甘く考えていたが、具に調べると確かに根元のプレートが折れている。修理してもらおうと牧丘の萩原商会に電話したら、今日は村の共同清掃日で息子はそれに参加しており休業とのこと。明日まで待つしかない。

２６日
(土）

晴

西畑、林檎畑、
塩山図書館
扇山MＷ

散水、ポット栽培雑草除去
林檎畑の唐黍が烏に喰われ
上にテープを張り巡らす
目白へ西瓜、林檎、野菜発送
阿川大樹「終電の神様」
１３６８０歩、９５７６ｍ、４００Kca

中山七里「贖罪の奏鳴曲」のＴＶドラマが見応えあったので、即手配したが最新刊の「ネメシスの使者」、話題になった「さよならドビュッシー」しか手に入らなかった。文学的な深みは期待できないがストーリーテラーとしての技は抜きんでているかも。てなわけで昨夜も読書三昧で睡眠不足。しかし夜明けには起きて腹筋103回、ストレッチ、筋トレして畑に飛び出す。眼を皿のようにして畝を具に観察、若しかすると冬用のオーライほうれん草が発芽を始めたのでは！いや、同じように発芽する単子葉の雑草かも。春菊を播種した畝にも幾つか発芽が観られるが、期待の余り雑草発芽と見間違えしているのだろう。うーん、蕪は強いな、先週蒔いた種が１００％近く発芽している。散水を怠らなければ4日前後で必ず発芽する蕪や胡瓜、大根の生き延びる戦略に改めて感心。僅かなチャンスを逃さず、他の植物より素早く発芽し大地と光を手に入れる。数か月後に迫りつつある冬に気づいているかの蕪や胡瓜、大根の発芽にエールを送りたっぷり散水。ほうれん草や春菊、ブロッコリーはいつになったら発芽するか解らなが、発芽すれば来る冬の寒さにも耐えて春まで生き抜き花を咲かせる。春までの長い期間、新鮮な葉や花で食卓を豊かにしてくれる。あれやこれや取り留めもない想いを抱きながら散水していると、小倉山と高芝山の間から今日、最初の光が差し込んで来る。いつも繰り返される畑の夜明けなのに、光が歓びを滲ませているのに気づく。どうしてこんな単純な光景に歓びが潜んでいるのか！いや逆に歓びはこんなところにしか存在しないのかも、なんぞとふと思う。

２５日
(金）

晴

西畑
塩山図書館

蕪播種、散水
芝刈り機手動を電動の
高儀（株）の230mmＧＬＭ－１００に
交換（前回の改良型）
中山七里　「ネメシスの使者」、
「さよならドビュッシー」
１０６５８歩、７４６０ｍ、３６７Kca

期待していただけにガックリ！「船に乗れ」から7年後に新たに同じ設定で敢て「世界でいちばん美しい」を書いたからには、抜けていた本質的部分の補強が目的だろうとは思っていたが。前回描き切ることが出来なかった≪いちばん美しい≫ものの展開と、「船に乗れ」のチェロ奏者を断念した藤谷治自身である津島サトルのその後が、物書きになった島崎哲と自我が肥大し、ひたすら膨張し続け破滅に至る津々見勘太郎によって語られる。書かねばと思い詰めて津々見勘太郎にネガティブな自らを投影し、純真無垢な雪踏文彦を登場させて≪いちばん美しい≫を描く試みは、残念ながら読者を魅了するような作品にはならなかった。所どころに無理が生じ藤谷治のネガティブな部分の描写が浮いてしまい、作品がバランスを失って不時着。それに反し桐野夏生の「デンジャラス」は中々の傑作。昨夜1晩で読み切ってしまった。江戸川乱歩賞、日本推理作家賞、直木賞、泉鏡花文学賞、柴田錬三郎賞、婦人公論文芸賞、谷崎潤一郎賞、紫式部文学賞、島清恋愛文学賞、読売文学賞、紫綬褒章受章と取って無いのは芥川賞だけなのではと思われる位の受賞歴を誇る桐野夏生だが、どうもつい高村薫と較べてしまうとレベルの落差が大きすぎて読後に不満が残る。まー文章は読み易く問題意識も面白いので閑に任せて読んでいたが、今回の「デンジャラス」は今までの作品を見事に越えた力作である。主要参考文献だけでも11冊に及び、作中に登場する実在人物でもある渡辺千萬子、高萩たをりにも謝辞を奉げているので恐らく何度も逢って取材しているのでは。谷崎潤一郎の「細雪」の4姉妹の2番目・雪子のモデルとなった重子が語る、文豪谷崎の作品とモデルの背景なのだが限りなく実話に近い迫力があって、谷崎の作品より遥かに面白い。「細雪」から「鍵」、更に「瘋癲老人日記」へと変容していく谷崎の心象に介在する女たち。谷崎の女中は田邉の奥様である重子にこう告げる。「田邉の奥様。あれは、色ボケ爺ですよ」。　「瘋癲老人日記」のモデルとなった渡辺千萬子も「谷崎潤一郎＝渡辺千萬子　往復書簡」、「落花流水ー谷崎潤一郎と祖父関雪の思い出」を書いているので読んでみようかな。その娘らしき高萩たをりが渡辺たをり名で「花は桜、魚は鯛ー祖父　谷崎潤一郎の想い出」、「祖父　谷崎潤一郎」を出版している。　しかし昨夜は焦った。読書前に導眠剤を呑んだし、「デンジャラス」は２８９ページもあるので直ぐ眠くなってしまうと読み始めたが全く眠れず、読書中にヤクを追加したが、さっぱり眠気に見放され、とうとう最後まで読み終わってしまった。寝不足じゃ！

目白トレ２

３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白

２２日
(火）

晴

林檎畑、葡萄畑、
扇山MＷ

胡瓜、茄子支柱立て
トマト枝打ち、胡瓜播種（179）)
倉庫じゃが芋箱崩れコンテナに
入れ替え
１２７７６歩、８９４３ｍ、３６１Kca

バイクで小倉山から下りてきたら、福田さんが桃の収穫中。跳ね出しがあれば分けて貰おうかなと思って訊いたら、もう桃の出荷は終わってしまったので、この木の収穫が最後。あげるよと云って跳ね出しではない立派な大きな桃をもらってしまった。今朝は未だ終わっていないトマトの枝打ちと、支柱や棚への固定作業をやっとこさ完了。胡瓜の3回目の種を２畝に蒔き散水。更に未だ育ちの遅いピーマン、茄子などに支柱を立て、どうにか全畑に手が行き届いた感じ。昨夕テラスで最後の蜩ではないかと堪能した蜩コーラス。もしや今朝も啼いてくれるかと期待したが、オーシンツクツクとミーンモーン蝉の声ばかり。また何もせずに終わってしまった夏と、哀しい波が打ち寄せる。30年以上もヒマラヤに通い続けた記憶が、肉体に浸み込んでいて畑仕事や低山散歩では納得しないのだろう。小倉山だってヨタヨタ登っている有様で、これ程までに老い耄れたかと自分で自分に呆れていると云うのに！　HPの蝶、蜻蛉、虫、動物等の頁を山荘日記１０１５０６０４から山歩仙人berg１５０７にコピーしたが、目白PCのHP編集画面にディスプレイされず。マイコンピューターでは転送ファイルが確認されているのに何故なのか？スカイプの半強制ダウンローで失われたメールアドレスの怪と、解決せねばならぬ問題が２つも。

２１日
（月）

晴

林檎畑、葡萄畑、
西畑、
小倉山ＺＺ

雑草除去後の草処理
野菜収穫して目白発送
トマト枝打ち、桃貰う（178)
１６２４３歩、１１４７０ｍ、４９４Kca

ほぼ１００%発芽した大根が、この2日間の暑さで９０％程枯れてしまった。やはり8月の播種は暑すぎて、大根には無理。元気なのは蕪、白菜、レタスだが、これらも山荘に居て朝晩散水を欠かさないから、どうにか生きながらえている状態。今日、帰京してこれから数日散水を絶やせば全滅の惧れあり。昨年失敗した葡萄畑西柵側のゴーヤー栽培、リベンジと今年もチャレンジ。見事に繁茂し2階テラスから観ても幅３ｍくらいの緑の帯が、西柵を覆っている。黄色い花が緑の帯びに文様を描き、中々の見応え。しかし何故か肝心の実が生っていない。未だ早すぎるのかと思っていたが、恐る恐る緑の帯に分け入って観たら、成ってるなってる。丁度食べ頃のゴーヤーがあっちでもこっちでもブラブラ。なり過ぎて重みで倒れてしまったピーマンや茄子の支柱を立て、収穫して西瓜、胡瓜、トマト等と梱包し目白へ発送。序に小倉山へ回り昼下がりの散歩。森の中はすっかり茸図鑑。素麺茸が山頂直下の斜面にツンツン。龍の名が付くまでは思い出せたが、どうしても名が出てこない茸や大きな赤山鳥、卵茸、紫占地。

２０日
（日）

晴
曇

林檎畑、葡萄畑、
扇山ＥＷ

胡瓜畑、大根畑、唐黍畑引き抜き
施肥耕運機掛け（177)
１７５４３歩、１２２８０ｍ、５４６Kca

未熟なままや味の落ちる末成りなんぞは、とても食すには当たらない。それは昨年まで栽培してい黄・白粒が混ざり（カクテル）、実が柔らかく糖度の高い品種、とされていたカクテルコーンの話し。偶々昨年カクテルコーンの他に異なる品種のスイートハミーを栽培して、その余りの美味しさにノックアウト。で、今年もそのスイートハミーを栽培したのだ。そいつが未熟であろうが、末成りであろうが頗る美味いのだ。今朝も余りの甘さに、こいつは本当に唐黍なのか、もしやケーキか和菓子が変身したのではと思ってしまった程。欠点は一代交配なので種が採れないこと、発芽率がやや低く２股に分かれ易く栽培に手間暇が掛かり、その割には収穫量が少ないこと。後期収穫を予定している林檎畑のスイートハミーも、何だか生育が今一でこの後、上手く結実してくれるのか心配。そのスイートハミーには及ばないが、今年の西瓜の出来も中々のもん。１個１１ｋｇ前後に大きく育った西瓜（berg earth社の「大玉西瓜夏特急」）の初物を目白に送ったが、過熟で中央部が蕩け気味。味は申し分無し。そこで17日に2個目を収穫し冷蔵庫へ。昨日食べてみて西瓜にしては濃厚な甘みにうっとり！で山トレを終えて昨夕、西瓜畑を覗いてみると、残り10個の内2個が割れてしまい、虫が侵入し最早収穫出来る状態ではない。未だ小さいのを1個残し、残り7個を総て収穫した。今朝収穫した一番大きな西瓜を観るとありゃ、割れているでは！矢張り収穫時期が遅すぎたのだ。早く処理しなくては！西瓜は割れやすいので送るのは不安だし、かと云ってとてもこれだけの西瓜を山荘で食べきるなんて出来ないし。さーどうしよう？

１９日
（土）

晴

西畑、奥庭、中畑
葡萄畑
扇山ＭＷ

刈払機で全庭、畑を刈る
西瓜収穫、中畑茄子支柱立て、
雑草取り（176)
１４２１１歩、９９４７ｍ、３７２Kca

１４日に≪古い方の刈払機のアクセルとローターの動力伝達が上手くいかない≫と書いたが、アクセル（スロットルレバー）を吹かしても刈刃が回らないのでは最早、修理の仕様がない。哀しいけれどお別れして新たに丸山製作所のＢＩＧＭ・ＫＣ２０ＮＸとスターテング工業株式会社のロータリーカッタ・アニカルロータModelＧ２００３０６を購入。暫く雨模様が続き伸び放題になりつつある雑草で、早速試運転。あーこれが刈払機なんだと思い知らされるような、素晴らしい切れ味。切れ味が良すぎて、ちょっと油断すると地面まで削り取ってしまい、芝生には使えない。ということは矢張り芝刈り機は別に購入しなければならないということになる。早朝から3時間近く刈払機を操り、庭も畑もさっぱりしたが、跳ね返った草や土を全身に浴びて観るも悲惨な姿。昨夕ずいぶん久しぶりに平沢まで1時間半ほどの散歩に出かけた。以前から平沢の山麓にある倉庫のようなプレハブ小屋が気になっていたが、珍しくシャッターが開いていたので覗いて観たら、ありゃ、なんと手前に小さな電気窯が。「プリエソール　トマスです」　出てきたのはチェコ人の陶芸家。子供たちの手形、足形プレート、カップなどを造ったり、絵付け体験をさせたりしているとか。何年前からやってるのと聞いたら2年前くらいからやってるらしい。パンフレットのキャッチフレーズは≪英語も体験！　外国人講師と一緒に、ものづくりを楽しく英語で行います≫　

１８日
（金）

雨
曇

西畑、奥庭
林檎畑
里逍遥ＲｕＦ

ブロッコリーポット播種
春菊、蕪、ほうれん草播種
藤谷治「世界でいちばん美しい」
枝豆、唐黍収穫
新刈払機&ロータリーカッタ購入
１４９８０歩、１０４８６ｍ、４８８Kca

2009年11月に刊行された「船に乗れ」から7年後の2016年１０月、つまり昨年秋に出版した最新刊「世界でいちばん美しい」で、藤谷は同じような設定で再び音色と才能を追った。「船に乗れ」のフルート奏者伊藤慧は知能の遅れている絶対音感を持つらしきピアニスト雪踏文彦、チェロ奏者を断念した語り手でもある津島サトルは、才能が無いと知りつつピアノを学ぶ語り手の島崎哲、クレオパトラのような美貌ピアノ教師は何故か同名の北島礼子先生として、「船に乗れ」の別バージョンを描く。「船に乗れ」は中高生向きだが、「世界でいちばん美しい」は更に読者対象を下げ小学生でも読めるよう、漢字を押さえ、難しい漢字にはルビを振るなどしている。「船に乗れ」との決定的な違いは主人公は語りての島崎哲ではなく、島崎哲が語るピアニスト、作曲家の雪踏文彦らしい。
さて8月にしては珍しい数十年ぶりの雨模様が続いているので、このチャンスを逃す手は無いと、先週に引き続き秋冬野菜の種蒔に励む。例年ではこの時期に蒔いても連日のカンカン日照りで、発芽は期待できないし、発芽しても大地が５０度前後に熱せられ、芽は育たないのだ。春菊を２畝に蒔き、その続きに蕪、そして発芽し易い様に１晩水に浸しておいた強力オーライほうれん草を２畝に蒔く。このまま後、１週間雨模様が続けば発芽するのだが。ブロッコリーは発芽させるのが難しいのでポット播種にした。種は小さな黒い粒で１袋に僅かしか入ってないので、２粒を指で取るのも難しく、更にそれをポットに蒔くのは繊細な作業で、こんなんで発芽するのかなと実に不安。

目白トレ２

３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白

１６日
（水）

雨

目白書斎

雨の日の戯れⅡ

右画面は斜体ですが
左が直ってません

≪右画面は斜体ですが左が直ってません≫　何故だろう？なぜ右画面は斜体字に戻っているのだ。≪これは直すとしますとおそらくHTMLでの適応が必要になるかと存じます。最悪データの破損等が考えられます≫　Windowsセットアップ担当の脅しに近いようなこのチャットが、ふと甦ったのだ。しかし最早その画面は消えてしまい確かめようがない。あるのはこのチャットの記録のみ。そこで仙人は考えた。あの時の右画面はEdgeの更新プログラムではないことは明らかなので、他のプラウザ、Google ChromeかInternet ExplorerかFirefox、もしくはOperaかも知れないと、いつものように突然閃いたのだ。そこで先ずお馴染みのInternet Explorerをダウンロードしようとしたが、これが意外や意外、難物なのである。解ってしまえば、ワンクリックで開けたのに、延々とネット検索での試行錯誤が２時間近くも続き、いい加減うんざりし始めた時、目についたのがこの一言。≪Internet ExploreはWindowsアクセサリーに隠れています≫　そんなこともあろうかと真っ先にスタートメニューの「すべてのアプリ」をクリックし、念入りに１つずつアプリをチェックしたのである。まさかInternet Explorerのeに黄色リングのマークを見逃してしまうとは思ってなかったので、更新後のWindows10にInternet Exploreは無いと判断。つまり更新プログラムをダウンロードすると同時に、Internet Explorerを使わせまいとInternet Exploreは削除されてしまったと勝手に思い込んでしまったのだ。この為に２時間近くも愉しくもないネットサーフィンを強いられる結果となったが、得たものは大きかった。探し当てたInternet Explorerの画面で斜体字が出て来た時、これはEdge更新プログラムの完全なミスであると判明したのだ。ワハッハ！ざまーみろ！と仙人は叫びたかったが実際は未熟を恥じ、ただ無言。こんな事が解るまでに足掛け２日も掛るなんて、有り得ない。ホームページビルダーのユーザーならきっと、数分、いや数十秒で更新プログラムのミスを突き止めるに違いない。PCなんてなーんも解っていないと、しみじみ納得。インターネットから見放された難民じゃ！と此処まで記して、それを確かめる方法があることに気付いた。ホームページビルダーのサポートセンターに連絡し、今までに斜体字のトラブルがあったか否か確かめれば解るではないか！で、その結果、驚いたことにスタッフの誰もが、その事実を掴んでいないと判明。それどころか、スタッフからは≪貴重な情報をありがとうございました≫と感謝され、お礼を述べられたとか。仙人は難民程ではないかも？因みにこの左セルの≪雨の日の戯れⅡ≫が、斜体字になっていれば、そのPCのプラウザはEdgeの更新プログラムでは無いと云う事になる。或は閲覧が数週間後であればEdgeの更新プログラムの再更新が出て、問題解決し斜体字になっている可能性もあり。

１５日
（火）

雨

山荘書斎

11時５８分～
１３時１７分

Edge更新
プログラムでの
斜体文字
変換不可問題に
ついての
１時間１９分間に
わたる
チャット記録

雨の日の戯れⅠ

それにしても
更新プログラムの
欠陥で斜体字が
変換されないなんて
問題は直ぐ
解決されると気軽に
構えていたが、
とんでもないことに！

まあ、チャットなんてのも
記録しておくと
面白いかと！

酷いもんである。
他の連中は
この問題をどう対処
してるのか？

更新プログラムをダウンロードしてからホームページビルダーで編集した斜体字が、web画面では斜体になりません。どうすれば斜体字に出来ますか？11:58 Answer Desk へのお問い合せありがとうございます。11:58 Windowsセットアップ担当新里と申します。よろしくお願いいたします11:58 更新プログラムをダウンロードしてからホームページビルダーで編集した斜体字が、web画面では斜体になりません。どうすれば斜体字に出来ますか？11:59 Windows Update 後からホームページビルダーで編集した斜体が、WEB画面では斜体にならないということですね。お手数をおかけしております。12:00 現在はその症状が発生しているパソコンからのお問い合わせ、またはお手元で操作できる状態でございますか。12:00 操作できます。12:01 かしこまりました。別窓口でのご案内となる可能性もございますので、確認のためいくつかご質問させていただいてよろしいでしょう12:01 どうぞ！12:01 よろしくお願いいたします。この度のお問い合わせ内容について、以前にパソコンメーカーなどの他社窓口や Microsoft へお問い合わせいただいたことがございましたら、そのお問い合わせ先を教えていただけますでしょうか。12:01 東芝の電話窓口、ホームページビルダーのソフトのアンサーセンターなどです。12:03 かしこまりました。ありがとうございます。12:03 該当するパソコンの OS は Windows 10 /8.1 /8 /7のどちらに該当いたしますでしょうか？12:03 ８月９日にダウンロードしてます。12:05　恐れ入ります。Windows 10ということでよろしいでしょうか。12:05 Windows１０です。12:05 かしこまりました。Windows 10 の製品の種類は、以下どちらに該当いたしますでしょうか。1. 無償アップグレード版 2. パソコン購入時に搭載されていたプリインストール版3. パッケージ版 (インストールメディアの USB が付属)4. DSP 版 (32bit または 64bit どちらかの DVD が付属)5. ダウンロード版(インストールメディアは付与されません)12:05 多分２だと思います。12:06 最初からWindows 10がインストールさていたということでよろしいでしょうか。12:06 そうです。12:0　ありがとうございます。ホームページビルダーのバージョンをお伺いしてよろしいでしょうか。12:08 ２１です。12:09 かしこまりました。ありがとうございます。12:09 該当のトラブルが発生した起因となるKBは把握されていますでしょうか。もしくは、1703等の大型アップデートでしょうか。12:10 KBは調べれば分かりますが、小さな文字も斜体字にならないので大きさには関係ないと思います。12:12 申し訳ございません。大型アップデートとはバージョンアップデートのことでございます。それでは、お客様のご負担を軽減させるため、遠隔サポートでの代理操作が可能なのですがいかがでしょうか？ 12:13 斜体字は主に画像のキャプションに使ってますが、それと関係ありますか？12:14 遠隔サポートお願いします。12:14 HTML、CSSやスクリプトに関しての詳細なご案内は当窓口では行っておりませんので、ご了承いただければと存じます。遠隔接続前に確認いたしたいのですが、12:15 ホームページビルダーサポートからはどのような回答をされていますでしょうか。12:15 サポートでは更新プログラムをダウンロードしてないらしく、斜体字としてwebに出ていたので問題なしでした。12:17 となりますと、ブラウザに問題がある可能性がございます。12:18 ご利用のブラウザをお知らせいただけますでしょうか。12:18 そうだと思います。12:18 また、他のブラウザで確認もお願いできますでしょうか。12:18 Microsoftエッジです。12:19 他のブラウザで確認はされていますでしょうか。12:19 Edgeのみでトラブルが生じているということでよろしいでしょうか。12:20 他の数台のPCで確認しましたが、斜体字にはなっていません。唯その部分をコピーすると斜体字になります。12:22 PCでの動作ではなく他のブラウザで確認いただいていますでしょうか。IEやGoogle Chromeなどです。12:22 他のPCはIE、その他です。12:24 かしこまりました。対応が可能かお調べいたしますますので、少々お待ちください。12:24 失礼いたしました。5分ほどお時間いただければと存じます。12:25 解りました。お願いします。12:25 お待たせいたしました。12:30 一度確認のため遠隔接続を行いたく存じます。接続前に注意点なのですが、12:30 はい！12:30 お客様の申告上Edgeの仕様上の表示の可能性が高くその場合こちらでは改善ができない可能性がございます。またホームページビルダーサポートから問題ないというご案内をされているということですので、CSS等には問題がない可能性がございます。以上のことを予めご了承いただけますでしょうか。12:32 その場合は何処へ相談したらいいのでしょうか？とにかく一度遠隔サポートして観て頂きたいのですが！12:34 かしこまりました。サポート終了後は速やかに接続を終了し、その後勝手に接続されることもございませんのでご安心ください。もし、目に触れられたくないものがありましたら、閉じていただけますでしょうか？準備が整いましたらお知らせください。 12:34 OKです。お願いします。12:35 それでは接続の手順をご案内いたしますので、以下の 1～7 までの操作をお願いいたします。12:36

1. 以下の URL をクリックします。
※ クリックすると別のタブで開かれますので、本チャット画面を閉じないようご留意ください。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help
2. マイクロソフトリモートアシスタンスサポートの画面が表示されたら同意いただき [同意する] を選択
3. 6 桁のコードは「457337」と入力し [サポートエンジニアと接続する] をクリック
4. 次の画面下部の [実行] をクリック
5. 「このPCではユーザーアカウント制御 (UAC) が有効になっています。・・・」は [OK] をクリック
6. 「次のプログラムにこのコンピューターへの変更を許可しますか？」は [はい] をクリック
7. 「MS新里が、リモートのデスクトップを閲覧し、キーボードとマウスの制御を・・・」は [OK] をクリック12:36　一度に送ってしまいましたがお客様のペースで実行していただければと存じます。12:36 これでお客様の PC とつながりました。ご協力ありがとうございます。12:38 こちらがチャット画面になります。12:44　次はどうすればいいのですか？12:44 更新の確認を一旦行いますね操作をおかりします。12:44 8/9からトラブルが生じているということでよろしいでしょうか。それとも、8/5でしょうか。12:46　多分９日だと思いますが。12:48　かしこまりました。該当のページをWEBで表示していただいてもよろしいでしょうか12:48 良いです。５日からで気がつかなかっただけかもしれません。12:49 かしこまりました。それでは表示をお願いいたします。12:49 ちょっと操作をおかりしますね12:50 webが出ません。12:51 操作をおかりします。12:51 それでは表示お願いいたします。12:51、今出しました。12:51 かしこまりました。写真下部の表示ということでよろしいでしょうか。12:52 そうです。この青字の２行です。12:52 かしこまりました。一旦操作をおかりしてもよろしいでしょうか。12:52、はい!12:53 やはりトラブル等は発生しておらず、12:56 Edgeの仕様もしくは該当のHPのフォント記述が最新のEdgeに対応できていない状況かと存じます。12:57 右画面は斜体ですが左が直ってません。12:57 これは直すとしますとおそらくHTMLでの適応が必要になるかと存じます。もし強制的に直すとしますと、12:58、該当の更新が行われる前の状態に戻すため更新の削除やバージョンを戻す作業が必要になりますが、12:58 他のパソコンでは現状記述ではEdgeで斜体表示がされない状態かと存じます。もし、12:59 お客様のパソコンのみで斜体に戻したいということでしたら対応策があるかもしれませんが、13:00、不特定多数が閲覧するHPぁと存じますので、最新の状態を把握できた方が良いかと存じますが、13:00 お客様の環境のみの表示改善をご要望でしょうか。13:01、原因は明らかに更新プログラムですので、元に戻すしかないのでしょうか？なぜホームページビルダーのサポートでは斜体字だったのか？13:01 ホームページビルダーがEdgeで確認したのでしたら、13:01、おそらくバージョンが最新の1703ではない状態だったかと存じます。13:02 表示改善出来るならお願いします。13:02 以前のバージョンに戻す作業は負荷がかかりますので、13:03 最悪データの破損等が考えられます。13:03 また、マイクロソフトはセキュリティ面などで最新のバージョンを推奨しておりまして、他のWindows Update に不具合が生じる可能性もございます。13:04 そりゃ不味いですね。斜体字だけ認識されない原因さえ解かれば解決するはずですよね。13:05 HPの記述側を改善する必要がございます。原因としましては現在ご推察いたしますと、13:05、最新のEdgeに斜体表示の記述が適用されないということになります。13:06 ではもうこれから斜体字は使えないと云うことになるのでしょうか？13:07 とんでもございません。一つご提案させていただいてもよろしいでしょうか。13:08 お願いします。13:08 お客様はおそらくホームページビルダーのサポートにEdgeで斜体字が表示されないというご質問をされたかと存じますがその認識でよろしいでしょうか。13:09 そうです。13:09 ありがとうございます。13:09 以前のバージョンのEdgeにはお客様がご存知の通り認識されていたかと存じます。従ってサポート側が古いEdgeを使用していた場合問題の確認はできません。13:10 ですが、13:11 最新”のEdgeにて斜体の設定が適用されないというご相談でしたらもしかしたらホームページビルダー側で問題として改善がされる可能性があるかとご推察いたします。13:1213:12 重要なポイントとしましては最新のEdgeのみの問題の可能性があるということをお伝えいただければと存じます。13:13 解りました。再度連絡してみますが、コピーなどでは斜体になるのですから、更新プログラムの何処かを変えれば済むことだと思います。13:14 それでは該当のWindows Update を削除または戻す作業も可能ですがそちらをご案内いたしますか。もしくは、13:16 今後修正が入り斜体表示になる可能性もございますので、マイクロソフトのご意見ツールを使用してご意見を挙げて13:17 失礼いたしました。あげていただき、適用を待つというのも一つの選択肢かと存じます。私の方で提案できますご案内は13:17 提示させていただきましたので、お客様の方で決めていただけましたら、できる限りお手伝いご案内させていただきたく存じますがいかがでしょうか。

１５日
（火）

雨

西畑

唐黍畑施肥、耕運機掛け
畝作り、
枝豆収穫冷凍保存（176）
７０２７歩、４９１８ｍ、２３３Kca

縦横高さの合計が１４０ｃｍ、大した大きさには思えないが、この大きさのダンボール箱で重さが３０ｋｇ近くなるとバイクでは運べない。と解ったのは無謀にも山荘の平地を抜け、急坂にさしかっ方時。大きくてステップには載せられないし、荷台に乗せたら重くて荷台の支持棒が折れてしまう。仕方なくサドルに乗せてみたが、こうすると座る場所がないので運転出来ない。しかし車で運ぶのは悔しい。発送後はそのままバイクで小倉山へ行きたいし、となると車は邪魔。先ず最初の急カーブで荷が落下。ゴムロープが荷の完全落下を阻止しているが、逆にロープが荷とバイクを切れる寸前の緊張した強さで繋がっているので、ロープを解くことが出来ない。仮にロープが解けたとしたら、荷の重さで止まっていたバイクが急坂を滑り落ちてしまう。冷や汗タラタラで、どうにかロープを外したが、今度はバイクのスタンドを上げてバイクを止める作業が出来ない。登り急坂なら後輪に荷重が掛かるので、楽にスタンドを立てられるが、下りではバイクを持ち上げねばならず落ちた荷物を抱えたままでは不可能。其れよりもアー、荷が落ちたと云うことは中身の西瓜が潰れてしまったのでは！　後悔、ただただ後悔！最初から車で運べば全く問題なかったのに、この愚か者め！悪戦苦闘30分で、どうにか再びダンボールをサドルに乗せたが、ダンボールの底面に比べてサドル面が小さすぎ、載せても安定しないのだ。そろそろソロソロ、バイクの乗らず押して進んだが又してもダンボールが落下。2度も落ちては、あの大きな西瓜が無事である筈がないと思いつつ、それでも何とか玉宮郵便局へ到着。背中と接していた部分のダンボールが汗で削れてはいたが、西瓜の汁は浸み出してはいないようだ。と云うことは未だ割れていない可能性もある。

１４日
（月）

雨
曇

西畑
小倉山ＺＺ

唐黍畑引抜、整地
大根播種（175)
目白西瓜発送
唐黍畑施肥耕運機掛け
２０４６６歩、１４３２６ｍ、４５２Kca

観て観ぬふりをしてきた春菊畑と前回耕作した残りの大根畑、観ぬふりが長引けば長引く程、雑草は我が物顔に蔓延り手が付けられなくなる。思い切って踏み込んだが、雑草にはゴーヤー、トマトが絡み合い、先ずは支柱を立てそれらを棚に誘導し、鍬で春菊の根切り、掘り出し雑草取り。暑さで腐り始めた大根は、抜こうと手を掛けるとグチャと潰れ、厭な臭い。クタクタになって何とか耕作まで出来た時は、ヤッターとの達成感すら湧かず、山トレも無し。古い方の刈払機のアクセルとローターの動力伝達が上手くいかない。アクセルを吹かしても回ったり、止まってしまったり。クラッチギアの摩耗は破損だろうが、これも修理するより買い替える方が安くつくのだろう。10年も使ってきたので愛着があるが、お別れだ。白菜、レタスのポット栽培を3日前に始めたが、もう芽吹き始め驚き。畑に移植するまで、何とか育て上げなくては！

１３日
（日）

曇

葡萄畑、
西畑

唐黍保存食作り
春菊畑、大根畑の雑草除去、
大根廃棄、施肥耕運機掛け
畝作り、刈り払い機修理不可（174)
１２６９７歩、８８８７ｍ、３２６Kca

9月２日（翔子）、10月２９日（悠樹）と誕生日が続くので、名入りのマグカップとティーカップを贈ってやろうと数か月前から計画していたが、最早３週間後では！焦って造ると碌なものは出来ないが型成形なら楽ちんと取り掛かったが、面白くない。ま、不出来で納得いかない仕上げになってしまったが、贈らないよりはいいか！序に新たに仙人グラスへのレタリングもし、低温焼き付け。その後、林檎畑に出動し枝が折れんばかりに稔っている林檎を更に収穫、摘果し、過熟しそうな唐黍に追い立てられ収穫。連日の唐黍保存食作りにうんざりしてきたが、播種から収穫までの長い時間と手間暇を想うと、此処で注意を怠り、収穫時期を誤ってしまっては総てがオジャンとせっせと収穫。葡萄畑に戻ると、トマトは成長し過ぎて支柱から垂れ下がり、ピーマン、茄子も実が生り過ぎて倒れているでは！その横に目をやると大根畑は草茫々で、大根はすっかり隠れてしまっている。食べられそうな奴を抜いて雑草を取って、施肥し耕運機掛け。イッケネー、枝豆の収穫を忘れていたと、慌てて林檎畑に降りて豆の稔り具合を確かめると、正にベスト。早速茹でて、美味しい市販の山形県産庄内枝豆と味比べ。5月初物の台湾産枝豆から各産地の枝豆を食べてきたが、この庄内産の枝豆は味と香りが抜群でこれぞ枝豆と堪能。こいつと山荘産を一緒に茹でて交互に食べれば、どちらが美味しいか一目瞭然。ドキドキしながら先ずは山荘の枝豆。口にした途端、勝敗は明らか。こくの深さ、味の濃さ、が異なり庄内産にはない、しっとりとした甘さが決定的で最早、庄内産を食べるまでもない。しかし念のため食べてみる。微妙な差異では無く、断トツに山荘産の方が甘く美味しいのだ。枝豆栽培は優しそうで難しく、例年失敗しては性懲りもなく作り続けてきているだけに、今年の様に美味いのが出来ると心底嬉しい。あーそうだ西瓜も大きくなり過ぎて、収穫せねば。

１２日
（土）

雨
晴

奥庭、林檎畑の唐黍、
枝豆収穫
葡萄畑、
里逍遥ＲｒＲｕ

唐黍保存食作り
雪壁登攀葉書作り
グラス文字焼き付け（173)
大根畑雑草除去、耕運機掛け
トマト支柱立て
１０２７８歩、７１９４ｍ、２２６Kca

思わず目を疑ってしまった。大根が芽吹いているのだ！未だ１０％にも満たない発芽率ではあるが、この先1週間ほど曇、雨の予報であり、予報が当たれば8月の発芽、成長が実現するかも。これは祝うに値するし、第一昨日は山の日とかやらで休日でもあるし、こりゃ扇山散策に出かけるしかない。6月２３日以来４９日ぶりの扇山登山にワクワク。北の森から入ったが、あたり一面に枯葉の下から茸が顔を出し、もうすっかり山は秋の風情。真っ白な卵が２つニョッキと大地から顔を出し、その隣には、一足先に卵の殻を割って真っ赤な卵茸が頭を覗かせている。バターやチーズを笠に載せた茸も、彼方此方にニョキニョキ。僅か４９日間、ご無沙汰していただけなのに自然倒木が道を塞ぎ、倒れて森の木々に引っ掛かった木々が行く手を阻む。改めてこの細々とした道ならぬ道は、通る人も無く仙人専用の修行ルートであると実感！こんな贅沢が許されるなんて、実に果報者と仙人は認識しているのか！　田中万代返書　風誌受領　37号の「遠くなってゆく小さな花たち」　あの強烈な心象風景が蘇り、自爆テロに連なる激動の世界史の一瞬前が鮮やかに浮かびました。愛おしい掛けがえのない時間であったのですね。如何に楽観視しても最早、世界は混沌化の度合いを深め、知的存在の死との対峙は避けられないのか・・・・　生田中の卒業生栗田君が久しぶりに米国から帰国し、一緒に穂高に行ってきました。その時の写真です。最後の雪壁登攀じゃ！とかハシャギまわり、山荘では畑仕事に汗を流し素晴らしい時間を共有しました。

１１日
（金）
山の日

曇

テラス
奥庭
扇山ＥＷ

熊蜂巣撤去
玉葱、白菜、レタスの
ポット播種（172)、桃２箱発送
唐黍収穫後茹でる
グラス、カップ名入れ
１１７０３歩、８１９２ｍ、３３２Kca

テラス上、2階カリスト部屋の出窓上に熊蜂が巣を造っていたのは知っていたが、ログハウスの巣と同じ昨年の巣であって、現在は住人無しと思っていた。昨夕ビアを傾けながら、ふと見上げたら熊蜂が何匹も忙しなく出入りしているでは！ありゃ、確かに先日観たより巣が大きくなっている。まーこのまま付き合ってやってもいいが、いつ何時熊蜂の気まぐれで襲われるかも知れない。以前蜜蜂を飼っていて、蜜蜂を襲う熊蜂を退治してる時、2か所を熊蜂に刺されたことがある。眼が真っ赤に充血し強いアレルギー反応が出て、救急車で加納病院に運び込まれたことがある。決して侮れない奴なのだ。そこで暗くなるのを待ち、巣の下まで梯子を掛け、長靴、ゴアテックス雨具、網帽子、厚いゴム手袋、防護眼鏡と完全装備にして、梯子を昇る。殺虫剤を噴霧するとパニックに陥った熊蜂がブンブン飛び回り、恐ろしい事この上なし。上向きに殺虫剤を噴霧するので、缶の中の薬剤が噴霧ノズルに吸い込まれずピンチ。途中で新品の殺虫剤に換え、４５０ｍｌの薬剤のほぼ半分を吹き付ける。そして1晩明けて今朝、様子を観ると、あれだけ殺虫剤を吹き付けたのに熊蜂が、何匹も出入りしているでは！　なんて強い奴らだ！しかしその位で仙人が怯んだり撤退すると思ったら大間違いだぜ。昨夜の完全装備をし右手に殺虫剤、左手に鉄製の熊手を構え、再び梯子を昇る。先ずたっぷり殺虫剤を掛け、敵を牽制し鉄熊手を巣に叩き込む。ぶわーんと一斉に熊蜂が飛び立つが、襲い掛かって来る奴はいない。敵の認識が出来ないか、はたまた攻撃するどころか逃げるのが必死なのか？そのまま熊手を引き下ろし、巣の3分の２を引き裂き落とす。更に攻撃の手を緩めず、巣の上部へ熊手を打ち込み、残りの巣を撤去。その後、冬野菜ポット栽培の準備。未だ暑すぎて失敗するのは目に見えているが、ここ２，３日雨模様との予報なので、若しかすると発芽の可能性も無きにしも非ずと！

１０日
（木）

晴

西畑
林檎畑
図書館

唐黍収穫＆保存食作り
散水、桐野夏生「デンジャラス」
夜、熊蜂に殺虫剤散布
５４０７歩、３７８４ｍ、１８３Kca

昨日の甲府の最高気温３７．５度で、畑は熱したフライパンの様。これじゃ３日前に蒔いた大根の発芽なんて、とても有り得ない。しかし散水もせずあり得ないと言い訳して済ます訳にはいかない。せめて夕刻にはたっぷり散水してやって、若しかしたら発芽しようと懸命に熱暑と闘っているかもしれぬ種にエールを送ろう。そう決意し昼下がりに中央線に飛び乗る。大根の発芽率は高く、条件さえ整えば３日で発芽しグングン伸びる。しかし暑さには強くなく、８月の播種はしたことはない。この時期に発芽させれば１１月下旬の沢庵漬物造りに間に合う。例年は9月の播種で、大根が大きく育つ前に霜が降り、寒さが本格化し大根の成長は止まり、凍てついてしまう。発芽の願いを込めて散水したが、発芽の気配は微塵もない。今朝も一番に散水したが、やはりこの暑さでは発芽は無理なのだろう。発芽したとしても降雨無しの猛暑日が続けば、か弱い小さな芽は死んでしまう。山荘に居続け朝晩の散水を欠かさず行えば、或いは発芽と成長が期待できるかも。西畑の唐黍収穫がほぼ終わり、林檎畑の唐黍収穫が始まった。昨年凄ーく甘かったスイートハミーに絞って育てたが、期待していた甘さに達せず落胆。原因は種にあるのか、それとも土壌、栽培方法？朝食後10本を剥いて１袋分の保存食を作る。１回の作業としては１０本くらいが適量で、これ以上剥き続けると右手中指の左側面が腫れて水膨れ様になってしまう。

目白トレ２

３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白

７日
（月）

晴
雨

西畑
ガニメデ

雑草取り大根播種
野菜収穫目白発送（171)
台風５号山梨に接近
８７８１歩、６１４６ｍ、２３７Kca

時空の旅をしている。湯川秀樹がノーベル物理学賞を受賞した１９４９年には５歳であったのだから、幼い仙人の記憶媒体を幾らリセットしてみたところで、何も出て来はしない。≪物心ついてからほとんど口を利かず、面倒なことは全て「言わん」の一言で済ませていたため「イワンちゃん」とも呼ばれていたが、案外『イワンのばか』から取ったのではないかと自分で考えた時期もあった≫　と本田靖春『現代家系論』湯川秀樹には書かれている。そう云えば日本で最初のノーベル賞受賞者が、親からも能力を低く観られるような普通の少年であったことが、当時の敗戦直後の日本の少年たちに大いなる希望を与え、日本中が沸き立った様な微かな揺らぎくらいは、覚えているかも知れない。そこで夜明けのガニメデに昇って森と対峙し、とっくにお蔵入りし錆びついた記憶媒体の鍵に油を差し、嘗て夢中になって漁った中性子や陽子の知識を追う旅を愉しむことにした。残されているのは知識の上澄み液だけで、森全体は観えるが個々の事象は殆ど失われ、１本１本の木々が実に不鮮明。失われてしまった時空の宝石箱を開き、１本１本の輝きを追うことが愉しい。巨大恒星の死を目前にした中性子星が観えてくるのである。　　１時間に１０４ミリの猛烈な雨を観測した山梨県大月市では、富士急行の大月駅周辺が冠水した状態になっています。また、ＪＲによりますと、大月駅付近に設置されている雨量計が規制値を越え、午後３時半ごろからＪＲ中央線は甲府駅と高尾駅の上下線で運転を見合わせています(NHKwebNews8月7日 17時05分)　　降雨量が日本で一番少ない山梨県で豪雨による冠水なんて滅多に有り得ない。鉄道だけでなく中央高速道まで閉鎖されと予想したわけではなかったが、朝に山荘を脱出し昼前に目白に帰着。

６日
（日）

晴

葡萄畑
図書館、ＨＣ
小倉山ＺＺ

南棚側の支柱抜き（170)
お萩作り里（坂本、広瀬）に配達
蕪畑施肥耕運機掛け畝作り
藤谷治「船に乗れ」Ⅲ
１３５１３歩、９４５９ｍ、４０２Kca

Microsoftエッジの更新バージョンのダウンロード勧誘がPCを開くたびに出てきて煩い。目白PCなんか朝開いた途端ダウンロードが始まっていて、２時間待ったが山荘に持って行く画像のコピーも出来ず、PCの電源も切れずに山荘に向かう羽目となった。Windows１０の時も強引なダウンロードが問題となったが今回も執拗で、山荘でのHP編集中に繰り返しダウンロード勧誘が現れ時間指定まで迫るので、午後なら畑仕事中だからいいかと、１３：３２分を指定。ところが編集に夢中になっていたら突然ダウンロードが始まり、保存する暇もなくそれまでの画像と文章が消えてしまった。若しかしたら強制終了させてダウンロードさせたのだから、残されているかもと期待しながら更新プログラムのPCを開いたら、未保存部分は全く残っていない。それどころかバーに入れて置いたお気に入りも削除され、残されていたURLはリンクされていない。ヤフーのポータルサイトからの甲州市天気予報もMicrosoftエッジのお気に入りには入れられず不便この上ない。HPの中性子についての編集を再度やり直すか、断念して捨ててしまうか悩んでいる。中性子については書けば書く程あれやこれや書きたいことが続出。中性子は何故不安定なのか、その中性子が原子核の中ではどうして陽子と結びついているのかとか、子供の視点に立つと次々話しが広がり、編集していて今朝も思わず湯川秀樹のπ中間子に脱線しそうになり焦る。これじゃとても≪仏教は、仏陀生前の教説アビダルマで相対性理論と媾う≫までは到達できそうもない。と、さっさと諦め小倉山へ。ここのところ連日夕立が続き、畑や芝への散水の手間が省け助かっている。稜線を覆う入道雲を観ながら今日も降るに違いないとトラタヌを決め込み、昼下がりの早い時間に森へ入る。下界では今夏、最高の猛暑日とか騒いでいるが、小倉山の森は涼やかで静謐に満ちている。

５日
（土）

晴

全畑
図書館

草刈り機で葡萄畑、林檎畑を刈る
坂本娘さんが大きな桃をお届に
米澤穂信「儚い羊たちの祝宴」
恩田陸「禁じられた楽園」（169)
向日葵播種西畑へ
８５８７歩、６０１０ｍ、２９４Kca

動きを止めてしまった芝刈り機を分解して、故障原因を突き止め可能ならば修復してやろうと取り組んだが、第一歩で行き詰ってしまった。10年も使っていたのにケアが不十分で螺子が錆びつき、ローター部分を取り出すことが出来ない。諦めてホームセンターに持って行ったら、即新品の購入を勧められ、「やっぱ、そうか！」としょんぼり。それでも駄目元で交渉し、メーカーに送って見積を出してもらい、交換部品の製造停止や本体価格より高額な修理費になる場合は、修理断念との条件で修理依頼。新品だって２万円程度なのだから購入してもいいのだが、何故修理に拘るのか？別れが哀しいのだ。この芝刈り機は3代目、いや３台目かな、兎に角長い間、真夏の盆地特有の強烈な日差しを浴びながら、共に手を取り合って芝を刈り続けてきた仲間。刃の切れが悪くなる度に砥石で研いだり、刃の間に長い芝が絡んで動かなくなると分解して、油を刺し刃と刃の間隔を調整したり、刃に研磨剤を塗って逆回転させ、切れ味抜群にしてやったり。　で、今朝は頓挫した芝刈の続きをを草刈機でやったのだが、この草刈り機は２台とも芝刈り機よりも古く、途中で何度もアクセルが効かなくなり修理、修理。老化した芝刈り機も草刈り機も、そっくりそのまま混沌仙人であるので、どうしても容易に買い替えることが出来ないのだろう。≪ハイ、粗大ごみになりました！≫と云われたら、どう応えるのか悩んでいるようじゃ、まだまだ修行が足りん！　ごもっとも、ごもっとも！

４日
（金）

晴

前庭、全畑
図書館

野菜果物収穫発送
唐黍保存食作り
芝刈途中で芝刈り機故障
芝刈り機故障修理出し
全庭と西畑草刈機をかける
藤谷治「船に乗れ」Ⅰ、Ⅱ
「花や今宵の」
１１３９９歩、７９７９ｍ、３８６Kca

唐黍、林檎、胡瓜、トマト、茄子、ピーマンなど収穫し梱包。唐黍は早速茹でて保存食作り。ここ数日の雨で伸びきった雑草を刈ろうと先ず芝から始めたが、3分の１程刈ったところで電源が切れる。芝が伸びすぎて刃に芝が詰り、直ぐ止まってしまうので逆回転させ、詰まった芝を排除しながら、どうにか３分の１まで刈ったが止まってしまっては手の打ちようが無い。長い延長電源コードが断線か接触不良を起こしたかと調べたが異常なし。買い替えるか修理に出すか？箱の上の林檎は今朝の採りたて。胡瓜は今朝摘みと4日前の混在。大きく成り過ぎ、なので調理に工夫。ずかずかと入って来られるのが益々苦痛。気付いてはいると思うが、何か返事をしなくてはと思っても、数回に1度くらいが限度。努力しようとする自分に嫌悪しながら、せめてうん、とかそうは思わないとか云おうと努力しても言葉が出ない。原因は臆面もなく、ずかずかと入り込んで来るから。鬱に陥り、事象の地平である厚く強固な繭が目前に迫る。今は未だ、この繭だけは避けたい。存在しないと思うのが無理ならば、目白でも山荘でも、せめて他者としての意識で接してほしい。「船に乗れ」の序章に惹かれる。≪大人になんてものになってしまった僕は、ただ自分をかばって、やりすごしているだけなんだ。失ったものを実際よりはるかに小さく見積もり、取り返しのつかないことを「若気の至り」とか何とか、どっかで拾って来た紋切型の言葉で自分をいいくるめ、お決まりの生活に戻っていくことで、自分を護っているだけなんだ。あれから今まで、そうやって逃げてきただけだ。おたおたと、ぶざまな急ぎ足で≫　藤谷治は１９６３年生まれ現在５４歳、洗足学園高校音楽家卒となると若しや、「船に乗れ」に出て来る倫社を教える金窪健史のモデルは光瀬龍なのでは！光瀬龍（飯塚喜美雄。元の姓は千葉）は1958年 -１９６７年９月まで洗足学第一高等学校で生物と地学を教えているが、藤谷が入学したのが１９７８年だから、うーん、出逢ってはいないか。となると後に「百億の昼と千億の夜」を書くことになる伝説的教員・光瀬龍の話しを聞かされた程度かな？

目白トレ３

３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白

6月22日以来37日ぶりに復活

８月累計１７６km、７１０m 　　総活動距離：１４６６km７３５ｍ

山トレ１２日計１２回　山トレ累計１０７回

月日	天気	活動場	活動記録	一言メモ
３１日（月）	晴	前庭朝小倉山ＺＺ	塵出し後 35日ぶりの山トレ唐黍保存食作り、竹伐採１５３３８歩、１０７３６ｍ、４５０Kca	労働基準法違反じゃ！夜明け4時前から活動を始め夜9時まで17時間、最近にない記録を達成してしまった。ゲリラ豪雨で林檎畑の唐黍が半分以上の数十本が倒れ、下水マンホールの水が溢れ出し、池の排水溝にも枯葉が詰り修復作業に追われ、それに西畑の唐黍収穫と保存食作りが加わり、連続17時間の超過労働となってしまった。水源地の森から伐採してきた枝で支柱を作り、倒れた唐黍の支柱として1本1本を結んでいく。中腰姿勢なので直、腰に来る。西畑の唐黍収穫も難儀。ベストの甘味に熟した瞬間の見極めが中々難しいのだ。目安としては穂先の毛が茶褐色に黒ずむのがサインなのだが、５９本の内ベストが34本、未熟が12本、過熟が13本で、半数近くが適期を外れてしまった。あと数日で完熟する唐黍を剥いてしまった時は、実に悔しい。完熟してしまった唐黍は翌年の種にすればいいのだが、現在栽培しているスイートハミーは米国産の一代交配なので、種にはならない。ベストの甘味を失った過熟唐黍は、保存食にせず食べてしまうしかない。　久しぶりに朝から昼まで太陽マークの予報に気を良くして朝から小倉山へ朝トレ。６月２３日以来３５日ぶりの山トレ。山トレ後は再び終わらない唐黍保存食作りに勤しむ。
３０日 (日）	雨	窯室葡萄畑	西畑唐黍収穫、林檎畑倒れた唐黍数十本支柱立て、下水溝管ツール夜9時まで唐黍保存食作り葡萄畑西柵マルチ終了作陶（168) ８４１１歩、５８８７ｍ、２８６Kca	李の木の下に梯子は書けてあり、いつでも収穫出来るようにしてあるが、完熟して落ちて来る李の美味しさを知ってしまうと、枝に稔っている実を態々捥ぎ取って食べようとは思わない。かと云って落ちたのに気づかずにいると、すぐさま虫たちがやってきて、あっと云う間に穴を開けられ、とてても食べられる様態ではなくなる。その間、30分かな。従って奥庭を通る度に李の木の下をウオッチングし、黒を含んだ濃い赤紫の実を見つけると直ぐに拾ってキッチンへ。朝晩食べても食べきれぬ李を、先々週収穫した琵琶と一緒に冷蔵庫に保管し、切れたヨーグルトと蚊取りリキッドの買い物に。序に山本一力「ハナアカリ」を図書館で借り、山荘に戻る途中の農道で、里人に「李、夕方に取においで、持って行ってあげたいんじゃが、何しろ忙しくて持って行って上げられないんですわ！」と誘われる。山荘に戻り作陶を始めるとゲリラ豪雨襲来。数十分遅れたらこいつにとっ捕って、バイクの前方も見えぬ豪雨の中を雨具も無しに、突っ走ることになったのだ。しかしこのまま降り続けたら李どころの話ではない。かと云って折角の里人の好意を無にして、取りに行かない訳にもいかない。小雨になった一瞬を衝いてバイクを走らせ、里人の作業小屋に出向くと、美味しそうな大きなソルダムがどっさり。山荘の完熟李より酸味が多いが、その酸味と甘さの調和がとれていて流石プロの作る李には敵わないと実感！轆轤室に戻り再び作陶に没頭。あのソルダム、さっき買って来たヨーグルトのトッピングにしたら、美味しいだろうな、なんぞと心は作陶から離れ食欲へ。
２９日（土）	雨曇	窯室轆轤室図書館葡萄畑	窯室南棚整理ガラス釉やっと区分け（167) 作陶、葡萄畑西柵マルチ李頂く山本一力「ハナアカリ」７５７３歩、５３０１ｍ、２６０Kca	待望の雨が夜明けから降り出したので、葡萄畑西側の段ボールマルチは出来ず、夜明けの潮汐に身を任せ時の回廊で揺らめく。時間は血や汗、体液の様に存在の分泌物なのか？ならば時は存在固有の従属物であって、夫々の時は異なる。それでは不便なので、知はより存在期間の長い星の生み出す分泌物を基準にして、時を相対化し絶対化しようと試みる。１日は地球の自転が生み出し、1カ月は月の満ち欠けによって決まり、1年は太陽の公転周期である。しかし当然ながら星の分泌物も、その星だけの固有従属物であり、動きは常に一定では有り得ず、相対的な誤差が生じる。天体の動きより更に短い周期で振動する、原子の発する電磁波の周波数を用いた原子時計が、現在では時の基準となっている。≪1秒はセシウム133原子 (¹³³Cs) の基底状態にある二つの超微細準位間の遷移に対応する放射の 7009919263177000000♠9192631770（約100億）周期にかかる時間≫と定義されているが、畢竟セシウムの放射能周期も、セシウムの存在固有の従属物でしかない。だがアンシュタインは相対性理論で、４次元空間を時間と空間が一体化した時空と捉え、 ≪時間は「経過」ではなく空間と質的に等しい「拡がり」を表す≫と衝撃的な事実を述べた。時の測定には存在固有の分泌物が不可欠だが、時そのものは存在を超えた広がり。≪すべての存在は極分化された一瞬にのみ存在し、瞬間毎に消滅する≫と述べ≪存在は計測される時間の外≫にあるとした仏教と、相対性理論が媾（まぐわ）う。
２８日（金）	曇	窯室葡萄畑	雑草取り（166) 小物資材整理、作陶南柵側段ボールマルチ８７７９歩、６１４５ｍ、２９１Kca	石垣に取り付けられた北のカラーボックス２つを撤去し、新たに作陶小屋の新しいカラーボックスと交換して設置。Ｋ２遠征で購入した高価な短波ラジオやオーロラ投影機など処分。これが簡単に終わりそうで、どっこい時間ばかり喰って捗らず。最後に螺子、釘、ボルトなどの小物の仕分が残っており、こうして記すと一番簡単そうだが、種類が多く仕分方によってこれからの作業に、大いに影響するので神経戦になりそう。石垣の凹んだ部分に棚板を入れようと、コンクリートドリルで花崗岩に穴を開け板と石垣を固定。旧式ドリルで根元が六角ではなく丸なので、負荷が加わると空転したり、締める部分が一気に開いてしまったり予想外に手こずる。刃が切れないのかと換えてみたが、上手く開かない。細いドリルに換えて穴を深くし、どうにか棚を固定。それから神経戦に突入し、4時間かけて数十種類の部品に分類。
２７日（木）	曇	窯室、農機具置場西畑、葡萄畑	ビニールカーテン上固定フック付ける。（165）窯位置更に東へ５ｃｍ移動北棚２箱撤去、人参畑の雑草取り、葡萄畑マルチ準備１０９３７歩、７６５５ｍ、３１４Kca	やってみるもんだとしみじみ実感！窯室の西棚を造り変えた結果、窯側にせせり出てしまい窯温度を1230℃まで上げた場合、棚の物品が融ける懼れあり。窯の稼働時に断熱版を棚前に置いて済まそうと思っていたが、不安であり気がかりでずーっと悩んでいた。農機具置場にビニールカーテンを取り付けてから、窯室に戻り窯を眺めていたら、オリャ、窯には当然ながら脚があり、脚先には車がついているでは！そんなのあったり前で、車が付いているからこそ、数百キロもある窯を奥庭まで運ぶことが出来たのだ。すっかり忘れていたが車が付いていれば、窯を移動すれば西棚と窯の距離を空けることが出来、問題は根本的に解決するではないか！何でこんな簡単なことに気づかなかったのか？いや、簡単ではないぞ。窯に接続している燃料パイプ、電源コードはブロック床の下に配線してあるし、温度センサーのコードは北棚に置いてある温度計に接続してあり、窯を動かすとなると、その前にこの３つの配線を延ばさねばならない。其れには床ブロックを総て剥がし、配線をやり直さねばならず、決して簡単ではない。しかしやってみる価値は充分にあるとじっくり考え、実行に移す。いよいよ配線が終り窯を移動しようとしたが、ピクリとも動かない。しまった！煙突を忘れていた。窯から立ち上げた煙突は屋根近くで、東側に折れ屋根に直上している。当然ながら窯を動かすには煙突の位置を変えなばならず、このままでは窯が動く筈もない。窯を動かすには3つの配線を延長するだけでなく、煙突の位置も変えねばならない。屋根に開けた穴を開け直し、元の穴を塞ぐ作業が新たに加わることになる。うーん、これは簡単にはいかない。現在の屋根を剥がし、新たに屋根材を購入し屋根を葺き替え煙突を設置となると何日掛かることやら！一旦は本日の作業を断念したが、何とかならぬかと例によって試行錯誤を重ね、奇跡的に問題解決。やってみるもんだとしみじみ実感！移動が成功したか否かは、果たして火入れが出来るかどうか確かめる必要がある。前回は電磁リセットボタンを1回押しただけで着火したが、今回は窯移動の為に灯油タンクと窯のバーナーを繋ぐパイプを何度も取り外し、パイプ中の燃料が流れ出し空気が入っているので、空気抜きせねばならず、ちょっと厄介なことになりそう。予想通り電磁リセットボタンでは着火せず。バーナーに溜った灯油に新聞紙で火を着けると云う原始的な試みを繰り返すが、何度やっても途中で消火してしまい、熱せられた灯油が白煙を上げる危険状態が続く。バーナーからは灯油が漏れ出すしヤバイ！思い切って送風機のスイッチを入れたら一挙解決。考えてみれば、熱せられた灯油が燃えずに白煙を上げるのは、単なる酸素不足で当たり前のこと。送風機の空気取り入れ口を開けるだけでは、バーナーの奥までは酸素が行き届かず、送風せねばならないことに気づかなかっただけの話し。相変わらずお粗末な混沌仙人でした。が、これで次回から快適に窯の稼働が出来そう。やったね！
２６日（水）	曇	農機具置場林檎畑中畑	農機具設置足場棚造りビニールカーテン取り付け枝豆畑の除草（164) 中畑外側除草、桃戴く今年初の山荘下の桃貰う。窯移動に成功１６３２５歩、１１４２７ｍ、４４５Kca	そりゃ蔓だって動きは限定される。しかし他の雑草に比べると成長速度の速さ、自在に延びる動きは圧倒的に早く広く、殆ど動物的なのでは！雨上がりの林檎畑で雑草を刈りながら蔓植物に出会う度に、その思いを強くした。こうしてある日、根からエネルギーを摂取するなんてまどろっこしい方法を捨て、移動しながら摂取できる動物へと変身の準備を始めたのかな？なんてことをつらつら慮りつつ、雑草取りに励む。枝豆畑の雑草を取ってやっても当然、枝豆は嬉しそうな仕草を見せる訳でも無く、雑草を林檎や柿の木に寄せて、根元の乾燥を防ぎ雑草の生えるのを抑えてやっても、木々は唯押し黙るのみ。あれ、いつの間にか大納言が黄色い花を咲かせ、小さな実まで着け始めたでは！秋に小豆が収穫出来たらお萩を沢山作って、いつもお世話になっている里人にも分けてあげよう。雑草の成長速度に負け、雑草の海に溺れていたアスパラは、雑草を取ってやったら澄ました顔して、恰も以前から雑草なんて知りませんなんて言いそうで、可笑しい。夜明けに短時間に集中して降った雨で畑は泥濘、長靴もゴム手袋もズボンも泥んこ。２時間程でどうにか枝豆畑とアスパラ畑の雑草を取り終えたので、林檎畑の急斜面をゆっくり登り、耕運機置き場に向かう。試行錯誤を重ね、どうにか態を成してきた掘立小屋。今日は壁代わりに雨除けの透明カーテンを着けてやろう。ビニールハウスなどで使っている軽くて丈夫なシートを探して、上下に直管パイプを巻き付け、紐を付け上げ下げできるようにしたら、農機具が吹き込む雨にやられることもないだろう。こんな他愛もない雑草取りや、掘立小屋造りが面白くて実に愉しい。まさか老化がこれ程までに子供時代の回帰につながるとは想定外の歓び。新しく買ってもらった玩具は動く仕組みを調べる為　直ぐ分解し復元できなくなって親に叱られたり、やたらといろんな植物を植えたり、烏や雀の雛を育て兎を飼って増やしたり、そんな子供時代がそっくりそのまま還って来るなんて驚いたね。あとは子宮に潜り込んで卵子と精子に分離し、減数分裂の世界に別れを告げるのみ。はてさて、これは、しかし実に難しそうだぜ！
２５日（火）	曇	農機具置場	カーテンレール設置準備農機具移動、林檎畑除草（163) ９８５９歩、６９０１ｍ、３２７Kca	腰をさすりながら歩いている状態では作業は無理。息子さんにやらせて本人は指示するものと思っていたら、知らぬうちに1人でやってきて現場の農機具置場で作業準備開始。丸太で三脚を組んで先端に、複滑車を取り付け、岩の下にチェーンをクロスに入れてチェーンを引いて、徐々に岩を引き上げる。その予定であったが、準備しているのは一輪車に載せた発電機と削岩機だけで、複滑車も丸太三脚も見当たらない。どうやら計画変更で複滑車は止め、削岩機で岩に穴を開けて、其処に鉄の楔を打ち込んで岩を割るらしい。息子さんは他の仕事で来られないので２人で作業する複滑車での釣り上げは止めて、１人でも出来る削岩方法に変えたらしい。しかしこんな大きな数百ｋｇもある大岩を、どうやって割るのか？「手伝いますよ」と声掛けしたが、結局１人で削岩し楔打ちし、３つの大岩を割って運び、耕運機通路を造ってしまった。実質、僅か1時間程で作業終了。「御礼はおいくらですか？」と聞いたら「5千円でいいずら」　確か今年で８０歳を迎える後期高齢者であり、更に腰痛を押しての重労働であることを考えると、川村造園の社長は半端ではない。「それじゃ腰痛のお見舞いを兼て１万円で如何ですか」　と答えたら嬉しそうにニコニコしながら「年寄りの良いおこずかいになるずら」　うーん、仙人も負けてはいられないぞ！
２４日（月）	曇	葡萄畑	雑草取りゴーヤー蔓誘導（162) 耕運機通路コンクリ打ち山本一力「紅けむり」１５３２８歩、１０７２９ｍ、４６５Kca	やっと、やっと雨が降った。九州や東北では豪雨で死者、行方不明者は40名を越えていると云うのに山梨では日照りが続き、畑の野菜達は殆ど死にかけている。豪雨の被災者には申し訳ないが、雨の音が心に浸み込み、あー、雨とはこんなにもいいもんだったんだと畑の野菜と共に歓ぶ。が、歓ぶのは野菜達だけではない。一晩明けた雨上がりの庭や畑は観るも恐ろしや！待ってましたとばかり雑草が蔓延り、昨日、今朝と必死に立鍬で雑草取りに励んでいるが、とてもじゃないが取りきれない。ここ3週間ばかり改修工事に明け暮れ、雑草取りをする時間をとることが出来ず、観て観ぬふりをしてきただけに、庭も畑も雑草天国。今朝は雨が上がったが、午後から再び降雨予報。となると建設中の農機具置き場の、耕運機通路を完成させねばならぬ。石垣の大岩撤去を川村造園に依頼してあるが、昨日作業を予定していたが、雨のせいか連絡もなく作業無し。今日こそ来てほしいが、敬三社長は現在激しい腰痛に悩まされており、果たして作業可能なのか？数か月前に4メートルの高さの梯子から落下し、腰を強打して以来痛みが取れないとか。そろりそろり歩く姿は、とても他人事ではない。明日の我が身どころか、現在の我が身でもある。
２３日（日）	雨曇	倉庫南側農機具置場葡萄畑、中畑奥庭、中庭	耕運機通路撤去（161)、トマト、ゴーヤ剪定奥庭、中庭雑草取り灯油タンクキャップ替え１２０６７歩、８４４６ｍ、３５４Kca	数年前から解けない疑問が解けた。浴室の南西角の辺りに蟻の糞を見掛けるようになり、一体何処から侵入して来るのか不思議でならなかった。やがて南西角での出没は観られなくなったが、今度は脱衣室の洗面化粧台に、蟻の糞が。念入りに蟻の出入り口を探すが、浴室はタイル張りで隙間は無いし、脱衣室も蟻の侵入できそうな穴や割れ目もも当たらない。仕方なく帰京の際には殺虫剤を散布してみたが、効き目はなく山荘に戻ってみると、矢張りこれでもかと見せつけるように糞、糞。築年数２３年、本年３月の大和ハウスの≪住まいの健康診断報告書≫では「床下に関しては、木材の腐朽、鋼製部材の腐蝕、給水・給湯・排水配管からの水漏れ及び害虫の存在も無く、異常ありませんでした。」とのこと。この診断書はカラー写真付きの２３ページに及ぶ詳細なレポートで、毎年行いシロアリの気配は全くなかった。従って浴室も脱衣室の蟻も窓とか外部からの侵入としか考えられなかったのだ。しかし本年の診断で浴室外壁に「外壁面材に凍害と思われる、面材の傷み・塗膜の剥がれが見られました」とあり、工事を勧められ改修決意。え、２３年前の建設当初からの職人・八巻さんが昨日から来て、腕を振るっている。壁を取り外す瞬間に立ち会ったが、壁の中を覗いて吃驚！浴室タイルの目地から漏れた水分が壁に浸出し、タイルを押さえている木の支柱や断熱材に浸み込み、木材はシロアリの棲家になっているでは！シロアリは濡れた木材を棲家とするので、山荘ではシロアリの出る幕は無いと堅く信じていただけに驚き！と同時に数年前からの神出鬼没の蟻の疑問が解けたのである。この壁の中を難攻不落の城として選び、シロアリは浴室や脱衣室に出撃していたに違いない。其れならば浴室タイルの何処かに出入り口があるに違いないと、八巻さんと浴室に移動し具に点検。あった！今まで全く気付かなかったが、確かに浴室出窓の南西隅のコーキングに小さな穴が。これ小さくて眼鏡を掛けないと観えないので、今まで気づかなかったのだ。こんな小さな穴からの水でまさかこれ程までの被害が出るとは！と思うが、実は風呂掃除の度に、洗剤を落す為この南西隅に大量のシャワーを振り掛けていたのだ。従ってこの穴の下は掃除の都度滝となって水が流れ落ちていたに違いない。改修されるのは嬉しいが、何よりも長年の疑問が解けたことが嬉しくて、嬉しくてスキップしたいくらい。　倉庫や窯室の整理、改修、棚造り、耕運機通路造りと大忙しの日々を送っているが、屋根の支柱や棚造りに単管パイプは欠かせない。単管パイプと云えば単管パイプどうしを繋ぐクランプが必要であり、そのクランプを締めたり緩めたりする専用レンチのラチェットは必需品。その主役ともいうべきラチェットが1か月前から神隠しにあってしまい、連日探しまくるが見つからず、遂に購入を決意しナフコに出かけたが、新品を手にした途端、聴こえたのだ。「あたしを探して！」　買うのを断念し更に探し続ける。そいつが今朝、見つかったのだ。轆轤室入口の釉薬置き場の棚下に潜んでいた。黒モリブデン鋼のラチェットの黒が棚下の黒土を保護色にしたかのように実にひっそりと！うーん、嬉しいね。あの時、新品を購入してしまったら、この歓びは味わえなかったんだ。
２２日（土）	晴	倉庫南側農機具置場前庭糸杉下	耕運機通路造り、トマト剪定倒壊した未熟林檎収穫倒木切断運搬（160) 糸杉下に灯油小屋設置浴室壁張替２日目１７７１８歩、１２４０２ｍ、５３４Kca	成果たるや悲惨と述べたが、復活してしまった膝痛は悲惨の序章に過ぎなかった。先週からコンクリ打ちの準備を始め、２回目の最終コンクリ打ちを熱中症と闘いながら行ったのだが、悲惨なのはその結果なのだ。水を多くしてややゆるめにポルトランドセメントを溶いたので、鏝で表面を均してから直ぐ養生シートを掛けず暫く放っておき、耕運機の通路を造っていたが、ふとコンクリートを観ると、幾つもの皹が入っているでは！こんなのありかよ！　そうか今日の気温は既に３５度を超え、凄い早さで水分が蒸発、コンクリートが熱中症にやられちまったのだ。すぐさま水を打ち養生シートの代わりベニヤ板で、コンクリートの表面を覆ったが、既に入ってしまった皹が元に戻る筈がない。あーあ、やり直しかなと思いつつ今朝を迎え奥庭を観ると、大変だ！奥庭に3本ある林檎の木のうち、一番大きくて沢山見事な実を着けている奴が、根元からボッキり折れているでは。少し赤くなりつつあり、もう少しで食べられそうなのだが、林檎畑の林檎の摘果ばかり気にしていて、こちらの摘果をすっかり忘れていた。実は昨日コンクリ打ちで忙しく奥庭を行き来しながら、ありゃこの林檎、ちょっと成り過ぎ。摘果しないと一昨年のように、重さで木が折れてしまうかもと、不安を覚えたばかり。悲惨は追い打ちをかけるが如く続く。罅割れたコンクリ打ちの後を悔しい思いで睨みつつ、半日かけて造った耕運機の通路の渡り初めをしようと、耕運機を動かし３ｍのスチール足場板に載せてみた。全く想定外のショック！。スチールには滑り止めが付いているので、この程度の傾斜ではスリップの恐れはないだろうとの予測は完全に覆され、耕運機の車輪は空回りするのみ。仕方なく３ｍのスチール足場板２枚分の合板を切断して、スチールの上に固定。しかしこの通路を登ることは出来ない。いったい先週からの作業、昨日の熱中症との12時間の戦いは何だったのか！
２１日（金）	晴	倉庫南側農機具置場	コンクリ打ち、李頂くスチール足場板を使っての耕運機通路造り、大和ハウスの浴室壁替え工事１５５８２歩、１０９０７ｍ、５３４Kca	2人死亡、１人意識不明、６３８人病院搬送、これが本日の熱中症の犠牲者である。≪水分を小まめにとって、冷房をかけ直射日光を避けて≫　何ぞとマスコミは呼びかけているが、本日の仙人の振る舞いは総てに反し、夜明け5時から夕刻5時まで、ぶっ通し12時間、昼飯も喰わず、一滴の水さえ摂らず、直射日光のガンガン照らす屋外でコンクリ打ちに興じたのである。その成果たるや悲惨！先ず耕運機の登れる通路を造ろうと、ログ北壁に使っていた３ｍスチール足場板を外し、急斜面を運搬していて突然スリップ。乾燥した土と石ころの斜面なので充分スリップは予測され、特に重い３ｍのスチール足場板を持っているのだから、最新の注意を払って下ったのだ。にも拘わらず右足が石ころに乗りずるっ！反射的に左脚が転倒を防ぐために突っ張り、その衝撃を左膝が一気に受ける。数年前からその衝撃を膝でなく、大腿四頭筋で受け止められるよう特別なストレッチを、お茶の水の順天堂病院で教わり、毎日重ねてきた。その成果は驚くべきもので、１年に数回は下山中に傷めていた膝痛が全く嘘のように無くなり、すっかり膝痛を忘れていた程。そいつがこのスリップで突然復活してしまった。熱中症どころか、想定外の膝負傷に怒った仙人は、マスコミの呼びかけを無視し、汗を滴らせ１２時間、なるのならなってみやがれ、とばかりがむしゃらにコンクリ打ちに励んだのだ。　脱水症状でぶっ倒れる直前まで働き、よーく冷やしたビアをゴクリとやった時は、≪やったぜー！≫なんぞと叫んでしまった。

８日（火）	晴	窯室、倉庫南側農機具置場	農機具置き場工事資材買出し（159) 段差、ブロック8個、笠釘農機具置場への試運転失敗で打つ手無し１４１４４歩、９９００ｍ、４９２Kca	真新しいドリル３本を使って、不安定な足場ではあるが、それでも全身の力を込めて穿孔を試みたがドリルを跳ね返される。今まで何度も直径４６ミリの単管パイプに穴を開けてきたが、これ程までに難儀したことはない。�１０数分をかけてやっと1つ開けたが、屋根を固定する板を取り付けるには、この数十倍もの単管パイプと板の穿孔が必要となり、とてもじゃないがやってられない。作戦変更。盆地から突き上げる風に耐えられそうもないが、単管パイプと直管パイプに固定するポリカーボネイト波板を打ち付ける板は、針金固定とし、単管パイプも3本を1本に減らす。となると風圧で屋根がぶっ飛ぶ心配をする前に、波板を打ち付ける作業そのものが極めて危険、もしくは全く不可能となりそう。波板を打ち込む板の固定を総て、直径19.1ミリの直管パイプにすると、屋根に乗って波板を板に打ち込む作業者の体重を支えきれないのだ。最低でも強力な2本の単管パイプを入れないと、直管パイプは折れ、作業者は墜落の憂き目に遇う。うーーん、と例によって１晩熟慮したが、アイディアは浮かばず夜明けを迎えてしまった。作業は進行し、いよいよ波板を笠釘で打ち込む場面が迫って来る。追い込まれた途端、閃いたのだ。新たに購入した最長７メートルにもなる２連梯子を使って作業していたが、以前使っていた折り畳み式の梯子の利用で、危険で困難な作業が解決すると気づいた。つまり梯子を半分に折って、半分をテラスに置いて固定し、残り半分を屋根上に置く。この屋根上の梯子に乗って作業すれば、体重は分散され１、２本の細い直管パイプに荷重が集中することは無い。これが思ったより遥かに有効で、作業はあっという間に終了。この時の歓びは、連日の歓びの極値を再更新。たかが農業器具を入れる掘立小屋の、それも屋根が葺けただけの話しなのに、仙人はもう大喜びで、とんだり跳ねたり！
１７日（月）	晴	西畑、葡萄畑窯室、倉庫南側	農機具置き場工事窯室棚整理資材買出しトマト、ゴーヤー剪定（159) １６９８０歩、１１８８６ｍ、４７９Kca	奥庭に山と積まれた荷が、少しづつ片づけられ見通しが出てきた時の歓び！実は昨日の朝も、改修工事がいつ終わって、いつ片づけに着手出来るか」全く予想の立たない状態で、流石にやや焦り気味ではあった。新たに購入したカラーボックスを横向きに棚に載せると、3段が3列となり１つの列が高すぎて使い難い。今まではこの高い列の中央に棚を入れて２段にして使っていた。今回も２段にしようと計画したが、新たに購入したカラーボックスは4個で、再利用するのを加えると６個となる。となると棚板は６×３＝１８枚必要となり、これを採寸して切断しカラーボックスに釘で打ち付けるのだが、1日で終わるか自信がない。切断した板をボックスに入れて、外側から釘で打つには、ボックスの外側にも釘の打ち場所を決める線を引かねばならず、手間暇がかかる。そこで武蔵は考えた。いや武蔵ではない仙人だ。以前に釘打ちした時に解ったのだが、このカラーボックスの板は中空で、釘を打っても大した重さにも耐えられず、容易に棚が落ちてしまうのだ。折角手間暇かけても、棚が落ちてしまうのでは全くの徒労な上に、打ち直しても同じことが起きることは間違いない。そこで今回は、釘打ちの手間を省く代わりに、棚となる板を支える板を切断し、ボックスの内側両側面に置いて棚を支えることにした。言葉で云うのは実に簡単であるが、これを実行するには、更に６×２×３＝３６枚の板が必要となり、計４８枚の長方形板を切断せねばならない。この切断だけでもかなりの時間を要する。この有様ではとてもじゃないが、いつ棚が完成し、収納が可能となるか見通しは立たない。そう覚悟していただけに、４８枚の長方形板の切断が上手くいき、その効果が大きいと確かめられ、昨夕収納が始まった時は歓び炸裂。
１６日（日）	晴	西畑、窯室	窯室改修工、やっと東棚に着手人参間引き移植（158) ９８８５歩、６９１９ｍ、３３９Kca	バイク事故原因判明！確かに段差スロープへの乗り上げで摩擦力が減少した為のスリップとの分析は間違いではない。しかし仙人のバイク歴は長く、山奥の道なき道をしょっちゅうツーリングしてるので運転技術は半端ではない。たかが段差スロープ如きで転倒するなんてあり得ない。本当はそう思っていたのだが、まー老化現象もあるし、そんな日が来てもおかしくないと何処かで妥協し、事故を自己に納得させていたのだ。でもその後もハンドルを切る度にスリップすることに気づいた。タイアの空気圧が極端に下がると、カーブによってタイアが横ずれし曲がれない。以前にもパンクしたバイクで走行し、ハンドルが切れないのを体験しているので前輪を調べると、明らかに空気圧が不足している。今使っているタイアはノーパンクタイアに近く、例えパンクしても走行可能。しかし現在の状況は単に空気圧不足であってパンクはしていないであろうと、ガスステーションに行って空気入れを頼んでみて、初めてタイアバルブが破損していることが解る。バルブを交換しなければ空気の注入は出来ずこのままでは運転出来ないと解ったのだ。まー、バイクを転がして歩いてバイク屋まで行くのも癪に障るのでそのまま走行し、バイク屋まで行ってバルブと事故で折れたバックミラーを交換してもらう。バイク事故の主原因がパンクであって、いつパンクしたかも解らず乗り回していたなんて恐ろしいことじゃや。バイク屋の親父さん曰く。「優れもんのタイアも困ったもんで、このチューブレスタイアはパンクしても走行出来るけど、空気圧減少かパンクかが解らず事故ってしまうことがままあるよ」とのこと。
１５日（土）	晴	西畑、窯室	窯室改修工（157) ポット人参移植２連梯子、カラーボックス、鶏糞20袋、板材、コンテナー 8個、テックバレルピット2本バイク修理（ミラー＆チューブ）１０９７９歩、７６８５ｍ、３７６Kca	愉しくて嬉しくて時間の経つのも忘れて、あーだこーだと手を加えては壊し、少し距離を置いて遠くから眺めては又ハンマーを振るったり、モンキーレンチでクランプを閉めたり、電動鋸で棚板を切断したり。消失するばかりで新たな情報の入って来なくなった薄弱な仙人の脳で、眠れぬままにそれでも一生懸命に、往き詰まった改修工事について考える。その結果、問題解決、うーん、なんて素晴らしいアイディアであることか、幾ら考えても最早これ以上の解決策はあり得ないと自画自賛。そんな風に結論を下し、夜明けを迎えるのだ。明るくなるのももどかしく飛び起き、そのアイディアを即、実行に移す。ところがどうだ！一晩中考えた緻密で完璧な筈だったアイディアが、いざ実行に移してみると問題だらけで、とても採用できない欠陥だらけの愚案であると判明してしまう。例えば今朝の場合は、窯の石油タンクの位置。昨夜閃いたのは、窯の１２００℃を超える熱から遠くざけるには、昨日、２ｍの単管パイプを打ち込んで造った棚の最下段に石油タンクを置くべしとのアイディア。最下段なら熱から守られるし地面からの送油管の露出部分を最短に抑えられるので安全。問題は石油タンクについている脚であるが、脚の幅が棚幅より狭くて不安定なのだ。突如閃いたのは、若しやこのタンクの脚は容易に外せるのでは？外せれば、不安定問題が解決されるだけでなく、更にタンクの位置が下がり、窯熱の影響から遠くざけられるでは！確かに脚は簡単に外せたが、このアイディア、莫迦丸出しと気づく。タンクは窯のバーナーより高い位置にあって初めて、サイフォン機能が働き、送油出来ると云うことを失念していたのだ。で、結局2段目の棚に石油タンクを設置することに決めて、試行錯誤の開始。これが面白くて堪らん。しかし思考の真っ最中、２ｍの単管パイプが倒れ、こともあろうかバイクで負傷した左大腿部を直撃。碧い乳房のすぐ下に又もや蒼たん瘤が出来てしまったが、そんなの全然気にならん。この試行錯誤面白さに比べたら、その位の代償は取るに足らん！と嘯く仙人でした。
１４日（金）	曇晴	西畑、窯室	南瓜蔓誘導、雑草取り窯室改修工事開始琵琶収穫香り高く甘い誉田哲也「シンメトリー」阿川大樹「Ｄ列車でいこう」１２４８１歩、８７３６ｍ、３５５Kca	碧い乳房は日に日に標高を低くしては来たが、碧みを深め紫と黄を加え、３段の横縞となって山塊のエリアを拡大しつつある。痛みも退きつつあるが、未だ左大腿を下にして横たわったり寝返りをうつのには、痛みと闘う心の準備を整えてからでないとヤバイ。左肘裂傷はガーゼ交換時にも出血は無くなったが、いつまでも痛みが尾を引いている。右の甲は腫れもすっかり取れ、血も止まり痛みも無い。僅か３日目にして、まさかこれ程までに回復するとは驚き！魔女の一撃を喰らってから、筋衛星細胞とお友達になり混沌仙人との間に以心伝心の回路が開かれたような気が、何となくしていたが、やはりそうであったか！筋衛星細胞め中々やるわい！　　この混沌仙人の戯言を聞いたら、筋衛星細胞は怒り狂い叫ぶに違いない。≪ざけんな！こちとら２４時間、お前がグーたら眠り込んでいる時も、呑気にビアなんか呑んでる時も休まずに再生活動を続けているんだ。いいか３か所もの大量の筋肉を壊死させ、ぶっちぎって断片化しておいて、何が以心伝心だ！朝の腹筋運動だって５日前の９日には≪今日は安全第一で１回だけにしておこうと決意≫とか云っておきながら、結局健常時と同じ１０３回も続けやがって。翌日からは当たり前の顔して毎朝１０３回の腹筋運動をしやがるし。あれで再生活動中の筋衛星細胞がどれだけ苦労したか解っているのか？あのバイク事故が神の最後通告だってことも知らずによくも、のほほんと以心伝心だなんて云ってられるな！≫　　そうでした。と神妙に反省した素ぶりを見せながら、今朝もきっちり筋トレ、ストレッチをしてから、西畑に出動し、南瓜の支柱への蔓誘導したり、人参畑の雑草取りに励んだり、昨日買って来た１０ｍの穴開き散水ホースを取り付けたり、地中に埋設したホースの穴を修理したりと仙人は大忙し。そうやって神の最後通告をずるずると引き延ばす術を、いつの間にか習得した仙人は、未だ未だこれからも生き延びるのでしょうかね！

１１日（火）	晴	葡萄畑、中畑林檎畑、山トレ無し	追肥を中畑のバジル、茄子葡萄畑のピーマン、茄子に雑草取りしながら林檎畑の唐黍にも追肥,、資材購入（156) ２ｍＬＳ６枚、２ｍ単管パイプ６、直交クランプ１２、化肥バイク事故１５３５５歩、１０７４８ｍ、４２１Kca	３５℃を超えるカンカン日照りの中をバイクでぶっ飛ばすのは実に爽快。特に山荘下を南に走る県道207号から、畑のど真ん中を突っ切る国道４１１へとバイクで駆ける度に溜飲が下がる溜飲が下がる想い。でもって改修工事総仕上げに窯室改造を企み、資材を求めてホームセンターへとバイクを走らせる。先ずコメリで２ｍスチール足場板が何枚あるかチェックし、単管パイプの切断サービスが出来るか確かめたが出来ないとの事。山梨市のＪマートでは切断出来るが、ちょっと遠い。若しやもっと近い411号沿いのナフコで出来るのではと、そのまま気分爽快でバイクを飛ばす。この道は広くて車も少なく、遠く山々が広がり走って居るだけで幸せな気分になれる。ナフコ入口で左にターン。やや深くハンドルを切り過ぎたが、この程度の傾斜角ならスピードもそう落とさず充分左折出来ると、露ほども疑わなかった。歩道との僅か数センチの段差を埋める段差スロープに前輪タイアが乗った途端スリップ。見事に飛ばされる。面で接していた路面とタイアは、段差スロープに直交した一瞬、線に近い極僅かな接触面となり摩擦力が減少し、一気にスリップしたのだろう。こんな時は全身の力を抜いて、転倒そのものに身を任せないと骨折すると体が知っているので、思い切って大きく遠くまで転がる。３メートル程飛ばされ、起き上がった時は無傷だと思ったが、暫くすると、左肘からの出血でシャツが血に染まり、、右手の甲も打撲し裂傷と青たん瘤、更に左の骨盤なんぞ、標高３ｃｍもの青々とした丘が出来てしまったでは！　　もうこうなると糞じじいの老化現象とか、前代未聞のおっちょこちょいだとか、底知れぬど阿保、間抜けだとか悪態をつかれても、ぎゃふんとも言えない。一刻も早くくたばるしかない！　との世間の悪態をよそに、混沌仙人は嬉しそうにワフワフしているのだ。これであのスーパースターの筋衛星細胞に又逢えるとでも、想っているのだろうか！左のバックミラーが折れてぶっ飛んでしまったが、それ以外にバイクの損傷は見当たらず。せめてバイクの軽傷を歓ぼう。
１０日（月）	快晴	葡萄畑西畑、山トレ無し	棚整理の大量のゴミ出し壊れ笠の骨でペグ作成（155) 葡萄畑南柵側マルチ開始、胡瓜播種、大きな西瓜3個発見中庭ホース埋設恩田陸「夜の底は柔らかな幻」、「６番目の小夜子」９２５４歩、６４７７ｍ、３１９Kca	気がついてしまった！屋外の軒下で長年、放置されてきた遠征用ボックスのプラパールに詰め込まれていた数多くの登山用品。開いてみて吃驚！ザックもオーバーシューズも登山服も腐ってズタズタ。アイゼンですら赤錆に覆われ最早開くことも出来ない。ベースキャンプ用のトイレテントや簡易ベッドなど実に様々な登山用具が次から次へと出て来る。未だ傷んでいない新品のままのテントもあるが、思い切って総て捨てることにした。一度に総てをゴミ出しする訳にもいかなニので、差し当たり６つの大袋に詰めてバイクで、里のゴミ出しステーションまで運んだ。積み込み過ぎてハンドルも切れない状態で極めて危険。転倒しないようゆっくりバイクを走らせながら、気がついてしまったのだ。この数か月、倉庫から始まってログハウスの大々的改修、面倒な軒下大棚の改修工事と整理、廃棄。今やらなくてもいいにに、何かに急かれるかのように毎週、毎週整理と廃棄に熱中している。無意識であったが、不意に気がついたのだ。死の準備であることに！もうすぐ自らそのものがゴミになることを。仙人の死後に残された者にとって、意味のない役に立たないものは、綺麗さっぱり捨て去るべきであるとの潜在意識の為せる業であったのだ。そうだよな、混沌度合いが深まって仙人が動けなくなってからでは、如何に悔やんでもこの膨大な塵でしかない物を処理することは出来ない。残す物が有るとしたら、直ぐにでも住める綺麗な建物と、即資金に換えられる証券類だけ。
９日（日）	快晴	轆轤室北壁全庭、西畑、葡萄畑山トレ無し	北壁下の排水管掘り出し、登山用具を入れたタンク移動スキー板、金属材、轆轤室の棚が潰れてるので本移動。カルサー草刈、混合ガソリン調合４㍑、向日葵播種（154) 採りたてピーマン、胡瓜、トマト、モロッコ、レタス、春菊に感激！市販物と比較できない。夜明け金星、夜橙色の満月撮影。８５３３歩、５９７３ｍ、２９０Kca	福島原発事故後それでも原発を作り続け稼動し続ける日本。、怒った過激な環境保護団体が日本の原発を爆破。放射能は撒き散らせれ、数十万人の死者がゾンビとなって汚染地域を流離う。放射能に汚染され、人間の立ち入ることが出来なくなった広大な土地を巡回する7人（？）のロボットの前に現れた謎の女≪財護徳子≫。とまあ、本年２月出版の「失われた地図」と同じく視点と発想は面白いのだが、「蜜蜂と遠雷」を書いた同じ作者とは思えぬつまらん3月出版の「錆びた太陽」。で期待せず懲りもせず同じ恩田陸の6年前、2011年出版の「チョコレートコスモス」を読み始めたがグイグイ惹きつけられる。これは「蜜蜂と遠雷」の原型を成していて、この作品の主人公女優・佐々木飛鳥失くしては、ピアニスト風間塵は生み出されなかったのだろうと思わせられる作品。恩田陸はＳＦやホラーにも力を入れてるが、本人が愉しんでいるだけで、どれを読んでも物足りず白けてしまう。　さて問題の今朝のストレッチと筋トレの腹筋。昨朝のような起床時の腰痛は無かったので、しめしめと1回目の腹筋をしようと、腕を頭の下に組む。そうそうこうすると両手を脇腹に置くよりも負荷が掛かり、より効果があがるのだ。腹筋に力を入れ、上半身を起こそうとした途端、痛みが何処からともなく出撃し緊急警報を吹き鳴らすでは！やべー、ヤベーと焦る混沌仙人は、それでも上半身を起こそうと試みる。警報を無視し痛さを堪えて、どうにか１回目をクリアー。今日は安全第一で１回だけにしておこうと決意。決意したにも拘わらず未練たらたらしく、混沌仙人はＬ５の筋衛星細胞にお伺いを立てたのだ。≪あの、２回目の魔女の一撃から今日で９日目なんですけど・・・、一応見積では７日で再生とのお話しでしたが、今朝のこの緊急警報は無視してもよろしいでしょうか？≫　　筋衛星細胞の云うことにゃ、さの云うことにゃ。≪莫迦もん、再生活動は７日で終わる訳じゃないんだ。現在も進行中に決まっとるじゃろ。それを完全に無視しおって、昨日も４ｍものスチール足場板を運んだり、鉄の大槌で塵出しする一斗缶を叩き潰したりして、さんざん腰を酷使しやがって！折角再生した筋線維もぶっちぎれてしまったでは！よくもおめおめとその面曝しけつかる。腹筋なんか１０３回でもやって、早くとっとと死んじまえ！≫　　とのことで混沌仙人は、真剣に悩んだのです。よし、ほなら１０３回やって死んでやろうじゃないか。　１回毎に冷や汗掻きかき、遂に１０３回達成。その後、昨日のスチール足場板に載せた重いタンクを再び棚から降ろして、棚の位置調整したり、東壁棚最下段のスキー板数十枚を移動したり、これでもかと云わんばかりの腰の酷使。さあ、死ぬなら死んでみろ！
8日（土）	快晴夕立	轆轤室山トレ無し	轆轤室壁東棚整理北壁棚製作（153) ９０２３歩、６３１６ｍ、３０６Kca	結局、正しかったのは仙人の生命を護り続けるお利巧さんであった。昨朝の腹筋１００回実現ですっかり逆上せ上った混沌仙人は、嬉しくてがむしゃらに働いたのだ。魔女の一撃を喰らう原因となった４ｍのスチール足場板を運んで轆轤室東壁の棚工事を始めたり、廃棄処分にした重い陶芸バーナー、スチール石油タンク、加湿器等の粗大ごみを環境センターに運んだり、中腰にならざるをえない細かい作業を熟したり、八面六臂の大活躍。疲れ果て昨夜は7時半にベッドへ。いつもはそれから読書タイムなのだが、本を読む気力も失せてそのままゴロリ。クラウチングスタイルで腰への負担を軽くし寝たが、起床時に微かに腰痛が残っているでは！もしや３度目の魔女の一撃かと、実に恐る恐る腹筋を試みたが１度目でかなりの痛み。うっそー！　決してこんなことはあり得ない。こりゃ悪夢じゃ。早く覚めておくれと、２度目をそろりとやったが、どうもこの痛み半端ではない。ゆっくり、ゆっくり１回毎に祈りを込めて続けたが、遂に２２回でダウン。この時点では未だ３回目の魔女の一撃に達していないと判断し、無謀な混沌仙人を黙らせ103回の腹筋を断念させたのだ。それから昨日の棚工事の続きをやったが、痛みはあるものの、そう支障なく出来るでは！　うーん、今日は自重し活動量を晴らし、ヤクも1日３回きちんと呑んでちょっと様子を観よう。
７日（金）	曇夕立	西畑, 葡萄畑山トレ無ししかし腹筋、ストレッチ開始山トレ無し	単管パイプ切断、一輪車タイア交換試みるが軸棒合わず、（152)５昨夕蜩の初合唱を聴く、一輪車タイア返還し新一輪車購入陶芸バーナー、石油タンク、加湿器、シャワークリーン等の粗大ごみを搬出、工作台修理下駄箱蝶番、ドア隙間テープ張り直し、李御礼の御萩配達轆轤室壁棚整理開始１２５４７歩、８７８２ｍ、３７１Kca	歓喜！大地よ謳え、花々よ香しく匂い、自らに秘めた彩を燦然と降り撒け！　まー、夜明けから能天気な仙人の騒々しい事。昨朝試みたが唯の１回も出来なかった腹筋が今朝いつも通り10３回出来たのだ。其れだけではない２時間も大地に鍬を振り下ろし続け、豊かな大地を取り戻し大地や花々から歓びの讃歌さえ聞き出すことが出来たのだ。最初の魔女の一撃では４日目に少々の痛さを堪えながらも、１０３回の腹筋が可能になり、５日目には楽々と103回の腹筋が熟せるようになった。もう完全復帰と山荘活動に戻ったが、その日の午後、陶芸本焼き準備で釉掛け作業中に全く想定外の2回目の魔女の一撃を喰らい、1度目より激しい痛みに襲われた記憶が、警告を発し続ける。しかし2回目のダメージから今朝で7日目、１回目は４日で腹筋可能になったのであるから、幾らなんでも警告何ぞ無視してもいいのでは！と、例によって混沌仙人め、身の程知らずのハチャメチャ論理を振りかざして腹筋を始めたのだ。そろりそろり先ず1回目。３０度ほど上体を起こしたが、明らかに腰に痛みが走る。やはり止めるべきか。３度目の魔女の一撃を喰らったら、もしや再起不能になるやも知れず、そのリスクを押してまで３０度を超えて、更に上体を持ち上げる意味があるか？　せせら笑う混沌仙人と常識を操り現実との妥協接点を上手く見つけ出しては、仙人の生命を護り続けるお利巧さんが激突。≪いいかい、この３０度を超えることによって数か月、下手すれば数年、いや最悪の場合はこれから一生病院のベッドに縛り付けられリハビリの日々を送ることになるかもしれないんだぞ！≫とお利巧さんは叫ぶ。せせら笑う混沌仙人はお利巧さんを無視し、その３０度の危機をクリアー後、１７回を目標に腹筋を続けるが痛みは退かず１５回でダウン寸前。そこで速度をグッと落として、腰椎のＬ５に話しかけてみる。≪Ｌ５の背筋の筋線維が壊死して、好中球やマクロファージが浸潤し炎症を起こしたって！　７日後には通常は活動を休止している筋衛星細胞が、壊死した筋線維の両端をつなぎ合せるように融合し終って、筋線維を再生した筈なんだが！≫　Ｌ５の背筋の言い訳がましいセリフ。≪いやー、今にでも再生完了のメッセージを送ろうと思っててたところなんです。でも本当にたった今、修復作業が終わったばかりなんです≫　でもって混沌仙人は、すっかり気分を良くして１０３回まで腹筋を続け、夜明けのＦＭクラシック・名曲の小箱「弦楽のためのアダージョ」を聴きながら、大地の香りを胸いっぱい吸い込んで、畑を耕したのです。

３日（月）	曇晴	林檎畑、葡萄畑山トレ無し	葡萄畑のゴーヤー蔓誘導、ほうれん草畑施肥耕運機掛けアスパラ畑雑草取り、胡瓜初収穫梅ジュース造り１７８９７歩、１２５２７ｍ、６２３Kca	≪小池百合子都知事が代表を務める地域政党「都民ファーストの会」が都議会第１党に躍進し、公明党などを合わせた小池氏の支持勢力が過半数に達した。自民党（現有５７議席）は過去最低の３８議席を大きく下回る２３議席にとどまった。安倍晋三首相が築いてきた「１強体制」は揺らぎ始め、憲法改正などの政権運営も見直しを迫られるのは必至だ。　「１強」のもとで批判が表に出ない自民党内の権力構造が都議選の敗北で崩れ、首相が急ぐ憲法改正に向けた党内の原案づくりにも影響するのは必至だ。次の臨時国会への党原案の提出や、来年の改憲発議と国民投票という首相が描く日程も不透明になってきた≫昨日の都議会選挙でやっと安倍独裁に歯止めがかかりそう。安倍が何をやっても比率が低下せず、一体国民の良識は何処へ行っちまったんだと、２９日に期日前投票しながらもゲンナリしていたが、これでやっと自民党の暴走に僅かなブレーキがかかるか？
２日（日）	曇	窯室葡萄畑、中畑山トレ無し	葡萄畑のゴーヤー、トマト蔓誘導、ほうれん草収穫、残滓処理、足場板４ｍ5枚搬入、茄子５、バジル３移植梅採り、恩田陸「錆びた太陽」恩田陸「チョコレートコスモス」１４６７９歩、１０２７５ｍ、５０６Kca	椅子に座っているのが最悪。10分も座っていると立ち上がれなくなる。卓に両手を置いてしっかり体重を腕にかけ、そろりそろりと立ち上がろうとすると、腰中央の仙骨とその左右の寛骨の結合部から腰椎の垂直方向に痛みが走る。こいつかなり強烈でこの支え無しでは立っていられない。したがって１０分以上にならぬ様、座している間は頻繁に立ち上がり、緩やかに腰を捻ったり前後屈したり。これってかなり深刻な状況。2日前の釉掛けで、中腰作業をしなければ、果たして再発は防げたのだろうかと疑問。ヤクの効き目に惑わされていただけなのか、それともあの中腰作業をしなければヤクの助けられてそのまま回復した可能性もあったのか？いや、もっと実は深刻で２日前の中腰作業をしなかったとしても、やはりほんのちょっとしたきっかけで再発したのでは？となると作戦を変えて、もっとマジに安静を心がけねば。で、今朝はやっと雨が上がったので、葡萄畑の東柵側のゴーヤーの雑草取りと蔓誘導、更に夏ほうれん草の収穫と残滓処理をしたが、中腰にならない限り、座っているより遥かに楽である。
１日（土）	雨	窯室林檎畑山トレ無し	本焼き5時30分火入れ林檎畑の棚への蔓固定、立鍬での雑草取り、名刺作り９７３５歩、６８１４ｍ、３３４Kca	ストレッチ、筋トレなど全く出来ない。つまり６日前に完全に戻ってしまいガックリ！重い物を持ったりして無謀の結果、再発したのであれば納得できるが、単に静かに釉薬掛けをしていただけで、ちょっと中腰で下向きになっただけでこの痛みは許せない。とか云って怒ってみたところで、肉体労働組合にしてみれば、老化も自覚せず日々の肉体酷使を続ける混沌仙人には、最早我慢の限界を超え、ゼネストに出るしかないと決意を固めつつあるのだろう。まーゼネストを打つ前に、ちょっとジャブでも出して、再度、脅かしてやろう。関節捻挫、筋肉の損傷、筋膜性炎症、この３つを一気に引き起こせば、痛み止めのロキソニンもミオリラークも全く効かず、唯々苦しみのたうち回るに違いない。と作戦を立てたのだ。悔しいがこの作戦に立ち向かう術無し。ハイ、その通りでござんした。もう椅子に座っているのも儘ならず、ただ唯呻いております。安静にして後は時間の神様に御すがりして、嵐の通り過ぎるのを待つのみ。
７月累計２０９km、５７０m 　　総活動距離：１２９０km０２５ｍ	山トレ０日計０回（＋水泳無し）　山トレ累計９５回

月日

天気

活動場

活動記録

一言メモ

３１日
（月）

晴

前庭
朝小倉山ＺＺ

塵出し後
35日ぶりの山トレ
唐黍保存食作り、竹伐採
１５３３８歩、１０７３６ｍ、４５０Kca

労働基準法違反じゃ！夜明け4時前から活動を始め夜9時まで17時間、最近にない記録を達成してしまった。ゲリラ豪雨で林檎畑の唐黍が半分以上の数十本が倒れ、下水マンホールの水が溢れ出し、池の排水溝にも枯葉が詰り修復作業に追われ、それに西畑の唐黍収穫と保存食作りが加わり、連続17時間の超過労働となってしまった。水源地の森から伐採してきた枝で支柱を作り、倒れた唐黍の支柱として1本1本を結んでいく。中腰姿勢なので直、腰に来る。西畑の唐黍収穫も難儀。ベストの甘味に熟した瞬間の見極めが中々難しいのだ。目安としては穂先の毛が茶褐色に黒ずむのがサインなのだが、５９本の内ベストが34本、未熟が12本、過熟が13本で、半数近くが適期を外れてしまった。あと数日で完熟する唐黍を剥いてしまった時は、実に悔しい。完熟してしまった唐黍は翌年の種にすればいいのだが、現在栽培しているスイートハミーは米国産の一代交配なので、種にはならない。ベストの甘味を失った過熟唐黍は、保存食にせず食べてしまうしかない。　久しぶりに朝から昼まで太陽マークの予報に気を良くして朝から小倉山へ朝トレ。６月２３日以来３５日ぶりの山トレ。山トレ後は再び終わらない唐黍保存食作りに勤しむ。

３０日
(日）

雨

窯室
葡萄畑

西畑唐黍収穫、林檎畑倒れた唐黍
数十本支柱立て、下水溝管ツール
夜9時まで唐黍保存食作り
葡萄畑西柵マルチ終了作陶（168)
８４１１歩、５８８７ｍ、２８６Kca

李の木の下に梯子は書けてあり、いつでも収穫出来るようにしてあるが、完熟して落ちて来る李の美味しさを知ってしまうと、枝に稔っている実を態々捥ぎ取って食べようとは思わない。かと云って落ちたのに気づかずにいると、すぐさま虫たちがやってきて、あっと云う間に穴を開けられ、とてても食べられる様態ではなくなる。その間、30分かな。従って奥庭を通る度に李の木の下をウオッチングし、黒を含んだ濃い赤紫の実を見つけると直ぐに拾ってキッチンへ。朝晩食べても食べきれぬ李を、先々週収穫した琵琶と一緒に冷蔵庫に保管し、切れたヨーグルトと蚊取りリキッドの買い物に。序に山本一力「ハナアカリ」を図書館で借り、山荘に戻る途中の農道で、里人に「李、夕方に取においで、持って行ってあげたいんじゃが、何しろ忙しくて持って行って上げられないんですわ！」と誘われる。山荘に戻り作陶を始めるとゲリラ豪雨襲来。数十分遅れたらこいつにとっ捕って、バイクの前方も見えぬ豪雨の中を雨具も無しに、突っ走ることになったのだ。しかしこのまま降り続けたら李どころの話ではない。かと云って折角の里人の好意を無にして、取りに行かない訳にもいかない。小雨になった一瞬を衝いてバイクを走らせ、里人の作業小屋に出向くと、美味しそうな大きなソルダムがどっさり。山荘の完熟李より酸味が多いが、その酸味と甘さの調和がとれていて流石プロの作る李には敵わないと実感！轆轤室に戻り再び作陶に没頭。あのソルダム、さっき買って来たヨーグルトのトッピングにしたら、美味しいだろうな、なんぞと心は作陶から離れ食欲へ。

２９日
（土）

雨
曇

窯室
轆轤室
図書館
葡萄畑

窯室南棚整理
ガラス釉やっと区分け（167)
作陶、葡萄畑西柵マルチ
李頂く
山本一力「ハナアカリ」
７５７３歩、５３０１ｍ、２６０Kca

待望の雨が夜明けから降り出したので、葡萄畑西側の段ボールマルチは出来ず、夜明けの潮汐に身を任せ時の回廊で揺らめく。時間は血や汗、体液の様に存在の分泌物なのか？ならば時は存在固有の従属物であって、夫々の時は異なる。それでは不便なので、知はより存在期間の長い星の生み出す分泌物を基準にして、時を相対化し絶対化しようと試みる。１日は地球の自転が生み出し、1カ月は月の満ち欠けによって決まり、1年は太陽の公転周期である。しかし当然ながら星の分泌物も、その星だけの固有従属物であり、動きは常に一定では有り得ず、相対的な誤差が生じる。天体の動きより更に短い周期で振動する、原子の発する電磁波の周波数を用いた原子時計が、現在では時の基準となっている。≪1秒はセシウム133原子 (¹³³Cs) の基底状態にある二つの超微細準位間の遷移に対応する放射の 9192631770（約100億）周期にかかる時間≫と定義されているが、畢竟セシウムの放射能周期も、セシウムの存在固有の従属物でしかない。だがアンシュタインは相対性理論で、４次元空間を時間と空間が一体化した時空と捉え、 ≪時間は「経過」ではなく空間と質的に等しい「拡がり」を表す≫と衝撃的な事実を述べた。時の測定には存在固有の分泌物が不可欠だが、時そのものは存在を超えた広がり。≪すべての存在は極分化された一瞬にのみ存在し、瞬間毎に消滅する≫と述べ≪存在は計測される時間の外≫にあるとした仏教と、相対性理論が媾（まぐわ）う。

２８日
（金）

曇

窯室
葡萄畑

雑草取り（166)
小物資材整理、作陶
南柵側段ボールマルチ
８７７９歩、６１４５ｍ、２９１Kca

石垣に取り付けられた北のカラーボックス２つを撤去し、新たに作陶小屋の新しいカラーボックスと交換して設置。Ｋ２遠征で購入した高価な短波ラジオやオーロラ投影機など処分。これが簡単に終わりそうで、どっこい時間ばかり喰って捗らず。最後に螺子、釘、ボルトなどの小物の仕分が残っており、こうして記すと一番簡単そうだが、種類が多く仕分方によってこれからの作業に、大いに影響するので神経戦になりそう。石垣の凹んだ部分に棚板を入れようと、コンクリートドリルで花崗岩に穴を開け板と石垣を固定。旧式ドリルで根元が六角ではなく丸なので、負荷が加わると空転したり、締める部分が一気に開いてしまったり予想外に手こずる。刃が切れないのかと換えてみたが、上手く開かない。細いドリルに換えて穴を深くし、どうにか棚を固定。それから神経戦に突入し、4時間かけて数十種類の部品に分類。

２７日
（木）

曇

窯室、
農機具置場
西畑、葡萄畑

ビニールカーテン上固定
フック付ける。（165）
窯位置更に東へ５ｃｍ移動
北棚２箱撤去、
人参畑の雑草取り、
葡萄畑マルチ準備
１０９３７歩、７６５５ｍ、３１４Kca

やってみるもんだとしみじみ実感！窯室の西棚を造り変えた結果、窯側にせせり出てしまい窯温度を1230℃まで上げた場合、棚の物品が融ける懼れあり。窯の稼働時に断熱版を棚前に置いて済まそうと思っていたが、不安であり気がかりでずーっと悩んでいた。農機具置場にビニールカーテンを取り付けてから、窯室に戻り窯を眺めていたら、オリャ、窯には当然ながら脚があり、脚先には車がついているでは！そんなのあったり前で、車が付いているからこそ、数百キロもある窯を奥庭まで運ぶことが出来たのだ。すっかり忘れていたが車が付いていれば、窯を移動すれば西棚と窯の距離を空けることが出来、問題は根本的に解決するではないか！何でこんな簡単なことに気づかなかったのか？いや、簡単ではないぞ。窯に接続している燃料パイプ、電源コードはブロック床の下に配線してあるし、温度センサーのコードは北棚に置いてある温度計に接続してあり、窯を動かすとなると、その前にこの３つの配線を延ばさねばならない。其れには床ブロックを総て剥がし、配線をやり直さねばならず、決して簡単ではない。しかしやってみる価値は充分にあるとじっくり考え、実行に移す。いよいよ配線が終り窯を移動しようとしたが、ピクリとも動かない。しまった！煙突を忘れていた。窯から立ち上げた煙突は屋根近くで、東側に折れ屋根に直上している。当然ながら窯を動かすには煙突の位置を変えなばならず、このままでは窯が動く筈もない。窯を動かすには3つの配線を延長するだけでなく、煙突の位置も変えねばならない。屋根に開けた穴を開け直し、元の穴を塞ぐ作業が新たに加わることになる。うーん、これは簡単にはいかない。現在の屋根を剥がし、新たに屋根材を購入し屋根を葺き替え煙突を設置となると何日掛かることやら！一旦は本日の作業を断念したが、何とかならぬかと例によって試行錯誤を重ね、奇跡的に問題解決。やってみるもんだとしみじみ実感！移動が成功したか否かは、果たして火入れが出来るかどうか確かめる必要がある。前回は電磁リセットボタンを1回押しただけで着火したが、今回は窯移動の為に灯油タンクと窯のバーナーを繋ぐパイプを何度も取り外し、パイプ中の燃料が流れ出し空気が入っているので、空気抜きせねばならず、ちょっと厄介なことになりそう。予想通り電磁リセットボタンでは着火せず。バーナーに溜った灯油に新聞紙で火を着けると云う原始的な試みを繰り返すが、何度やっても途中で消火してしまい、熱せられた灯油が白煙を上げる危険状態が続く。バーナーからは灯油が漏れ出すしヤバイ！思い切って送風機のスイッチを入れたら一挙解決。考えてみれば、熱せられた灯油が燃えずに白煙を上げるのは、単なる酸素不足で当たり前のこと。送風機の空気取り入れ口を開けるだけでは、バーナーの奥までは酸素が行き届かず、送風せねばならないことに気づかなかっただけの話し。相変わらずお粗末な混沌仙人でした。が、これで次回から快適に窯の稼働が出来そう。やったね！

２６日
（水）

曇

農機具置場
林檎畑
中畑

農機具設置足場棚造り
ビニールカーテン取り付け
枝豆畑の除草（164)
中畑外側除草、桃戴く
今年初の山荘下の桃貰う。
窯移動に成功
１６３２５歩、１１４２７ｍ、４４５Kca

そりゃ蔓だって動きは限定される。しかし他の雑草に比べると成長速度の速さ、自在に延びる動きは圧倒的に早く広く、殆ど動物的なのでは！雨上がりの林檎畑で雑草を刈りながら蔓植物に出会う度に、その思いを強くした。こうしてある日、根からエネルギーを摂取するなんてまどろっこしい方法を捨て、移動しながら摂取できる動物へと変身の準備を始めたのかな？なんてことをつらつら慮りつつ、雑草取りに励む。枝豆畑の雑草を取ってやっても当然、枝豆は嬉しそうな仕草を見せる訳でも無く、雑草を林檎や柿の木に寄せて、根元の乾燥を防ぎ雑草の生えるのを抑えてやっても、木々は唯押し黙るのみ。あれ、いつの間にか大納言が黄色い花を咲かせ、小さな実まで着け始めたでは！秋に小豆が収穫出来たらお萩を沢山作って、いつもお世話になっている里人にも分けてあげよう。雑草の成長速度に負け、雑草の海に溺れていたアスパラは、雑草を取ってやったら澄ました顔して、恰も以前から雑草なんて知りませんなんて言いそうで、可笑しい。夜明けに短時間に集中して降った雨で畑は泥濘、長靴もゴム手袋もズボンも泥んこ。２時間程でどうにか枝豆畑とアスパラ畑の雑草を取り終えたので、林檎畑の急斜面をゆっくり登り、耕運機置き場に向かう。試行錯誤を重ね、どうにか態を成してきた掘立小屋。今日は壁代わりに雨除けの透明カーテンを着けてやろう。ビニールハウスなどで使っている軽くて丈夫なシートを探して、上下に直管パイプを巻き付け、紐を付け上げ下げできるようにしたら、農機具が吹き込む雨にやられることもないだろう。こんな他愛もない雑草取りや、掘立小屋造りが面白くて実に愉しい。まさか老化がこれ程までに子供時代の回帰につながるとは想定外の歓び。新しく買ってもらった玩具は動く仕組みを調べる為　直ぐ分解し復元できなくなって親に叱られたり、やたらといろんな植物を植えたり、烏や雀の雛を育て兎を飼って増やしたり、そんな子供時代がそっくりそのまま還って来るなんて驚いたね。あとは子宮に潜り込んで卵子と精子に分離し、減数分裂の世界に別れを告げるのみ。はてさて、これは、しかし実に難しそうだぜ！

２５日
（火）

曇

農機具置場

カーテンレール設置準備
農機具移動、林檎畑除草（163)
９８５９歩、６９０１ｍ、３２７Kca

腰をさすりながら歩いている状態では作業は無理。息子さんにやらせて本人は指示するものと思っていたら、知らぬうちに1人でやってきて現場の農機具置場で作業準備開始。丸太で三脚を組んで先端に、複滑車を取り付け、岩の下にチェーンをクロスに入れてチェーンを引いて、徐々に岩を引き上げる。その予定であったが、準備しているのは一輪車に載せた発電機と削岩機だけで、複滑車も丸太三脚も見当たらない。どうやら計画変更で複滑車は止め、削岩機で岩に穴を開けて、其処に鉄の楔を打ち込んで岩を割るらしい。息子さんは他の仕事で来られないので２人で作業する複滑車での釣り上げは止めて、１人でも出来る削岩方法に変えたらしい。しかしこんな大きな数百ｋｇもある大岩を、どうやって割るのか？「手伝いますよ」と声掛けしたが、結局１人で削岩し楔打ちし、３つの大岩を割って運び、耕運機通路を造ってしまった。実質、僅か1時間程で作業終了。「御礼はおいくらですか？」と聞いたら「5千円でいいずら」　確か今年で８０歳を迎える後期高齢者であり、更に腰痛を押しての重労働であることを考えると、川村造園の社長は半端ではない。「それじゃ腰痛のお見舞いを兼て１万円で如何ですか」　と答えたら嬉しそうにニコニコしながら「年寄りの良いおこずかいになるずら」　うーん、仙人も負けてはいられないぞ！

２４日
（月）

曇

葡萄畑

雑草取り
ゴーヤー蔓誘導（162)
耕運機通路コンクリ打ち
山本一力「紅けむり」
１５３２８歩、１０７２９ｍ、４６５Kca

やっと、やっと雨が降った。九州や東北では豪雨で死者、行方不明者は40名を越えていると云うのに山梨では日照りが続き、畑の野菜達は殆ど死にかけている。豪雨の被災者には申し訳ないが、雨の音が心に浸み込み、あー、雨とはこんなにもいいもんだったんだと畑の野菜と共に歓ぶ。が、歓ぶのは野菜達だけではない。一晩明けた雨上がりの庭や畑は観るも恐ろしや！待ってましたとばかり雑草が蔓延り、昨日、今朝と必死に立鍬で雑草取りに励んでいるが、とてもじゃないが取りきれない。ここ3週間ばかり改修工事に明け暮れ、雑草取りをする時間をとることが出来ず、観て観ぬふりをしてきただけに、庭も畑も雑草天国。今朝は雨が上がったが、午後から再び降雨予報。となると建設中の農機具置き場の、耕運機通路を完成させねばならぬ。石垣の大岩撤去を川村造園に依頼してあるが、昨日作業を予定していたが、雨のせいか連絡もなく作業無し。今日こそ来てほしいが、敬三社長は現在激しい腰痛に悩まされており、果たして作業可能なのか？数か月前に4メートルの高さの梯子から落下し、腰を強打して以来痛みが取れないとか。そろりそろり歩く姿は、とても他人事ではない。明日の我が身どころか、現在の我が身でもある。

２３日
（日）

雨
曇

倉庫南側
農機具置場
葡萄畑、中畑
奥庭、中庭

耕運機通路撤去（161)、
トマト、ゴーヤ剪定
奥庭、中庭雑草取り
灯油タンクキャップ替え
１２０６７歩、８４４６ｍ、３５４Kca

数年前から解けない疑問が解けた。浴室の南西角の辺りに蟻の糞を見掛けるようになり、一体何処から侵入して来るのか不思議でならなかった。やがて南西角での出没は観られなくなったが、今度は脱衣室の洗面化粧台に、蟻の糞が。念入りに蟻の出入り口を探すが、浴室はタイル張りで隙間は無いし、脱衣室も蟻の侵入できそうな穴や割れ目もも当たらない。仕方なく帰京の際には殺虫剤を散布してみたが、効き目はなく山荘に戻ってみると、矢張りこれでもかと見せつけるように糞、糞。築年数２３年、本年３月の大和ハウスの≪住まいの健康診断報告書≫では「床下に関しては、木材の腐朽、鋼製部材の腐蝕、給水・給湯・排水配管からの水漏れ及び害虫の存在も無く、異常ありませんでした。」とのこと。この診断書はカラー写真付きの２３ページに及ぶ詳細なレポートで、毎年行いシロアリの気配は全くなかった。従って浴室も脱衣室の蟻も窓とか外部からの侵入としか考えられなかったのだ。しかし本年の診断で浴室外壁に「外壁面材に凍害と思われる、面材の傷み・塗膜の剥がれが見られました」とあり、工事を勧められ改修決意。え、２３年前の建設当初からの職人・八巻さんが昨日から来て、腕を振るっている。壁を取り外す瞬間に立ち会ったが、壁の中を覗いて吃驚！浴室タイルの目地から漏れた水分が壁に浸出し、タイルを押さえている木の支柱や断熱材に浸み込み、木材はシロアリの棲家になっているでは！シロアリは濡れた木材を棲家とするので、山荘ではシロアリの出る幕は無いと堅く信じていただけに驚き！と同時に数年前からの神出鬼没の蟻の疑問が解けたのである。この壁の中を難攻不落の城として選び、シロアリは浴室や脱衣室に出撃していたに違いない。其れならば浴室タイルの何処かに出入り口があるに違いないと、八巻さんと浴室に移動し具に点検。あった！今まで全く気付かなかったが、確かに浴室出窓の南西隅のコーキングに小さな穴が。これ小さくて眼鏡を掛けないと観えないので、今まで気づかなかったのだ。こんな小さな穴からの水でまさかこれ程までの被害が出るとは！と思うが、実は風呂掃除の度に、洗剤を落す為この南西隅に大量のシャワーを振り掛けていたのだ。従ってこの穴の下は掃除の都度滝となって水が流れ落ちていたに違いない。改修されるのは嬉しいが、何よりも長年の疑問が解けたことが嬉しくて、嬉しくてスキップしたいくらい。　倉庫や窯室の整理、改修、棚造り、耕運機通路造りと大忙しの日々を送っているが、屋根の支柱や棚造りに単管パイプは欠かせない。単管パイプと云えば単管パイプどうしを繋ぐクランプが必要であり、そのクランプを締めたり緩めたりする専用レンチのラチェットは必需品。その主役ともいうべきラチェットが1か月前から神隠しにあってしまい、連日探しまくるが見つからず、遂に購入を決意しナフコに出かけたが、新品を手にした途端、聴こえたのだ。「あたしを探して！」　買うのを断念し更に探し続ける。そいつが今朝、見つかったのだ。轆轤室入口の釉薬置き場の棚下に潜んでいた。黒モリブデン鋼のラチェットの黒が棚下の黒土を保護色にしたかのように実にひっそりと！うーん、嬉しいね。あの時、新品を購入してしまったら、この歓びは味わえなかったんだ。

２２日
（土）

晴

倉庫南側
農機具置場
前庭糸杉下

耕運機通路造り、トマト剪定
倒壊した未熟林檎収穫
倒木切断運搬（160)
糸杉下に灯油小屋設置
浴室壁張替２日目
１７７１８歩、１２４０２ｍ、５３４Kca

成果たるや悲惨と述べたが、復活してしまった膝痛は悲惨の序章に過ぎなかった。先週からコンクリ打ちの準備を始め、２回目の最終コンクリ打ちを熱中症と闘いながら行ったのだが、悲惨なのはその結果なのだ。水を多くしてややゆるめにポルトランドセメントを溶いたので、鏝で表面を均してから直ぐ養生シートを掛けず暫く放っておき、耕運機の通路を造っていたが、ふとコンクリートを観ると、幾つもの皹が入っているでは！こんなのありかよ！　そうか今日の気温は既に３５度を超え、凄い早さで水分が蒸発、コンクリートが熱中症にやられちまったのだ。すぐさま水を打ち養生シートの代わりベニヤ板で、コンクリートの表面を覆ったが、既に入ってしまった皹が元に戻る筈がない。あーあ、やり直しかなと思いつつ今朝を迎え奥庭を観ると、大変だ！奥庭に3本ある林檎の木のうち、一番大きくて沢山見事な実を着けている奴が、根元からボッキり折れているでは。少し赤くなりつつあり、もう少しで食べられそうなのだが、林檎畑の林檎の摘果ばかり気にしていて、こちらの摘果をすっかり忘れていた。実は昨日コンクリ打ちで忙しく奥庭を行き来しながら、ありゃこの林檎、ちょっと成り過ぎ。摘果しないと一昨年のように、重さで木が折れてしまうかもと、不安を覚えたばかり。悲惨は追い打ちをかけるが如く続く。罅割れたコンクリ打ちの後を悔しい思いで睨みつつ、半日かけて造った耕運機の通路の渡り初めをしようと、耕運機を動かし３ｍのスチール足場板に載せてみた。全く想定外のショック！。スチールには滑り止めが付いているので、この程度の傾斜ではスリップの恐れはないだろうとの予測は完全に覆され、耕運機の車輪は空回りするのみ。仕方なく３ｍのスチール足場板２枚分の合板を切断して、スチールの上に固定。しかしこの通路を登ることは出来ない。いったい先週からの作業、昨日の熱中症との12時間の戦いは何だったのか！

２１日
（金）

晴

倉庫南側
農機具置場

コンクリ打ち、李頂く
スチール足場板を使って
の耕運機通路造り、
大和ハウスの浴室壁替え工事
１５５８２歩、１０９０７ｍ、５３４Kca

2人死亡、１人意識不明、６３８人病院搬送、これが本日の熱中症の犠牲者である。≪水分を小まめにとって、冷房をかけ直射日光を避けて≫　何ぞとマスコミは呼びかけているが、本日の仙人の振る舞いは総てに反し、夜明け5時から夕刻5時まで、ぶっ通し12時間、昼飯も喰わず、一滴の水さえ摂らず、直射日光のガンガン照らす屋外でコンクリ打ちに興じたのである。その成果たるや悲惨！先ず耕運機の登れる通路を造ろうと、ログ北壁に使っていた３ｍスチール足場板を外し、急斜面を運搬していて突然スリップ。乾燥した土と石ころの斜面なので充分スリップは予測され、特に重い３ｍのスチール足場板を持っているのだから、最新の注意を払って下ったのだ。にも拘わらず右足が石ころに乗りずるっ！反射的に左脚が転倒を防ぐために突っ張り、その衝撃を左膝が一気に受ける。数年前からその衝撃を膝でなく、大腿四頭筋で受け止められるよう特別なストレッチを、お茶の水の順天堂病院で教わり、毎日重ねてきた。その成果は驚くべきもので、１年に数回は下山中に傷めていた膝痛が全く嘘のように無くなり、すっかり膝痛を忘れていた程。そいつがこのスリップで突然復活してしまった。熱中症どころか、想定外の膝負傷に怒った仙人は、マスコミの呼びかけを無視し、汗を滴らせ１２時間、なるのならなってみやがれ、とばかりがむしゃらにコンクリ打ちに励んだのだ。　脱水症状でぶっ倒れる直前まで働き、よーく冷やしたビアをゴクリとやった時は、≪やったぜー！≫なんぞと叫んでしまった。

８日
（火）

晴

窯室、倉庫南側
農機具置場

農機具置き場工事
資材買出し（159)
段差、ブロック8個、笠釘
農機具置場への試運転
失敗で打つ手無し
１４１４４歩、９９００ｍ、４９２Kca

真新しいドリル３本を使って、不安定な足場ではあるが、それでも全身の力を込めて穿孔を試みたがドリルを跳ね返される。今まで何度も直径４６ミリの単管パイプに穴を開けてきたが、これ程までに難儀したことはない。�１０数分をかけてやっと1つ開けたが、屋根を固定する板を取り付けるには、この数十倍もの単管パイプと板の穿孔が必要となり、とてもじゃないがやってられない。作戦変更。盆地から突き上げる風に耐えられそうもないが、単管パイプと直管パイプに固定するポリカーボネイト波板を打ち付ける板は、針金固定とし、単管パイプも3本を1本に減らす。となると風圧で屋根がぶっ飛ぶ心配をする前に、波板を打ち付ける作業そのものが極めて危険、もしくは全く不可能となりそう。波板を打ち込む板の固定を総て、直径19.1ミリの直管パイプにすると、屋根に乗って波板を板に打ち込む作業者の体重を支えきれないのだ。最低でも強力な2本の単管パイプを入れないと、直管パイプは折れ、作業者は墜落の憂き目に遇う。うーーん、と例によって１晩熟慮したが、アイディアは浮かばず夜明けを迎えてしまった。作業は進行し、いよいよ波板を笠釘で打ち込む場面が迫って来る。追い込まれた途端、閃いたのだ。新たに購入した最長７メートルにもなる２連梯子を使って作業していたが、以前使っていた折り畳み式の梯子の利用で、危険で困難な作業が解決すると気づいた。つまり梯子を半分に折って、半分をテラスに置いて固定し、残り半分を屋根上に置く。この屋根上の梯子に乗って作業すれば、体重は分散され１、２本の細い直管パイプに荷重が集中することは無い。これが思ったより遥かに有効で、作業はあっという間に終了。この時の歓びは、連日の歓びの極値を再更新。たかが農業器具を入れる掘立小屋の、それも屋根が葺けただけの話しなのに、仙人はもう大喜びで、とんだり跳ねたり！

１７日
（月）

晴

西畑、葡萄畑
窯室、倉庫南側

農機具置き場工事
窯室棚整理
資材買出し
トマト、ゴーヤー剪定（159)
１６９８０歩、１１８８６ｍ、４７９Kca

奥庭に山と積まれた荷が、少しづつ片づけられ見通しが出てきた時の歓び！実は昨日の朝も、改修工事がいつ終わって、いつ片づけに着手出来るか」全く予想の立たない状態で、流石にやや焦り気味ではあった。新たに購入したカラーボックスを横向きに棚に載せると、3段が3列となり１つの列が高すぎて使い難い。今まではこの高い列の中央に棚を入れて２段にして使っていた。今回も２段にしようと計画したが、新たに購入したカラーボックスは4個で、再利用するのを加えると６個となる。となると棚板は６×３＝１８枚必要となり、これを採寸して切断しカラーボックスに釘で打ち付けるのだが、1日で終わるか自信がない。切断した板をボックスに入れて、外側から釘で打つには、ボックスの外側にも釘の打ち場所を決める線を引かねばならず、手間暇がかかる。そこで武蔵は考えた。いや武蔵ではない仙人だ。以前に釘打ちした時に解ったのだが、このカラーボックスの板は中空で、釘を打っても大した重さにも耐えられず、容易に棚が落ちてしまうのだ。折角手間暇かけても、棚が落ちてしまうのでは全くの徒労な上に、打ち直しても同じことが起きることは間違いない。そこで今回は、釘打ちの手間を省く代わりに、棚となる板を支える板を切断し、ボックスの内側両側面に置いて棚を支えることにした。言葉で云うのは実に簡単であるが、これを実行するには、更に６×２×３＝３６枚の板が必要となり、計４８枚の長方形板を切断せねばならない。この切断だけでもかなりの時間を要する。この有様ではとてもじゃないが、いつ棚が完成し、収納が可能となるか見通しは立たない。そう覚悟していただけに、４８枚の長方形板の切断が上手くいき、その効果が大きいと確かめられ、昨夕収納が始まった時は歓び炸裂。

１６日
（日）

晴

西畑、窯室

窯室改修工、やっと東棚に着手
人参間引き移植（158)
９８８５歩、６９１９ｍ、３３９Kca

バイク事故原因判明！確かに段差スロープへの乗り上げで摩擦力が減少した為のスリップとの分析は間違いではない。しかし仙人のバイク歴は長く、山奥の道なき道をしょっちゅうツーリングしてるので運転技術は半端ではない。たかが段差スロープ如きで転倒するなんてあり得ない。本当はそう思っていたのだが、まー老化現象もあるし、そんな日が来てもおかしくないと何処かで妥協し、事故を自己に納得させていたのだ。でもその後もハンドルを切る度にスリップすることに気づいた。タイアの空気圧が極端に下がると、カーブによってタイアが横ずれし曲がれない。以前にもパンクしたバイクで走行し、ハンドルが切れないのを体験しているので前輪を調べると、明らかに空気圧が不足している。今使っているタイアはノーパンクタイアに近く、例えパンクしても走行可能。しかし現在の状況は単に空気圧不足であってパンクはしていないであろうと、ガスステーションに行って空気入れを頼んでみて、初めてタイアバルブが破損していることが解る。バルブを交換しなければ空気の注入は出来ずこのままでは運転出来ないと解ったのだ。まー、バイクを転がして歩いてバイク屋まで行くのも癪に障るのでそのまま走行し、バイク屋まで行ってバルブと事故で折れたバックミラーを交換してもらう。バイク事故の主原因がパンクであって、いつパンクしたかも解らず乗り回していたなんて恐ろしいことじゃや。バイク屋の親父さん曰く。「優れもんのタイアも困ったもんで、このチューブレスタイアはパンクしても走行出来るけど、空気圧減少かパンクかが解らず事故ってしまうことがままあるよ」とのこと。

１５日
（土）

晴

西畑、窯室

窯室改修工（157)
ポット人参移植
２連梯子、カラーボックス、
鶏糞20袋、板材、コンテナー
8個、テックバレルピット2本
バイク修理（ミラー＆チューブ）
１０９７９歩、７６８５ｍ、３７６Kca

愉しくて嬉しくて時間の経つのも忘れて、あーだこーだと手を加えては壊し、少し距離を置いて遠くから眺めては又ハンマーを振るったり、モンキーレンチでクランプを閉めたり、電動鋸で棚板を切断したり。消失するばかりで新たな情報の入って来なくなった薄弱な仙人の脳で、眠れぬままにそれでも一生懸命に、往き詰まった改修工事について考える。その結果、問題解決、うーん、なんて素晴らしいアイディアであることか、幾ら考えても最早これ以上の解決策はあり得ないと自画自賛。そんな風に結論を下し、夜明けを迎えるのだ。明るくなるのももどかしく飛び起き、そのアイディアを即、実行に移す。ところがどうだ！一晩中考えた緻密で完璧な筈だったアイディアが、いざ実行に移してみると問題だらけで、とても採用できない欠陥だらけの愚案であると判明してしまう。例えば今朝の場合は、窯の石油タンクの位置。昨夜閃いたのは、窯の１２００℃を超える熱から遠くざけるには、昨日、２ｍの単管パイプを打ち込んで造った棚の最下段に石油タンクを置くべしとのアイディア。最下段なら熱から守られるし地面からの送油管の露出部分を最短に抑えられるので安全。問題は石油タンクについている脚であるが、脚の幅が棚幅より狭くて不安定なのだ。突如閃いたのは、若しやこのタンクの脚は容易に外せるのでは？外せれば、不安定問題が解決されるだけでなく、更にタンクの位置が下がり、窯熱の影響から遠くざけられるでは！確かに脚は簡単に外せたが、このアイディア、莫迦丸出しと気づく。タンクは窯のバーナーより高い位置にあって初めて、サイフォン機能が働き、送油出来ると云うことを失念していたのだ。で、結局2段目の棚に石油タンクを設置することに決めて、試行錯誤の開始。これが面白くて堪らん。しかし思考の真っ最中、２ｍの単管パイプが倒れ、こともあろうかバイクで負傷した左大腿部を直撃。碧い乳房のすぐ下に又もや蒼たん瘤が出来てしまったが、そんなの全然気にならん。この試行錯誤面白さに比べたら、その位の代償は取るに足らん！と嘯く仙人でした。

１４日
（金）

曇
晴

西畑、窯室

南瓜蔓誘導、雑草取り
窯室改修工事開始
琵琶収穫香り高く甘い
誉田哲也「シンメトリー」
阿川大樹「Ｄ列車でいこう」
１２４８１歩、８７３６ｍ、３５５Kca

碧い乳房は日に日に標高を低くしては来たが、碧みを深め紫と黄を加え、３段の横縞となって山塊のエリアを拡大しつつある。痛みも退きつつあるが、未だ左大腿を下にして横たわったり寝返りをうつのには、痛みと闘う心の準備を整えてからでないとヤバイ。左肘裂傷はガーゼ交換時にも出血は無くなったが、いつまでも痛みが尾を引いている。右の甲は腫れもすっかり取れ、血も止まり痛みも無い。僅か３日目にして、まさかこれ程までに回復するとは驚き！魔女の一撃を喰らってから、筋衛星細胞とお友達になり混沌仙人との間に以心伝心の回路が開かれたような気が、何となくしていたが、やはりそうであったか！筋衛星細胞め中々やるわい！　　この混沌仙人の戯言を聞いたら、筋衛星細胞は怒り狂い叫ぶに違いない。≪ざけんな！こちとら２４時間、お前がグーたら眠り込んでいる時も、呑気にビアなんか呑んでる時も休まずに再生活動を続けているんだ。いいか３か所もの大量の筋肉を壊死させ、ぶっちぎって断片化しておいて、何が以心伝心だ！朝の腹筋運動だって５日前の９日には≪今日は安全第一で１回だけにしておこうと決意≫とか云っておきながら、結局健常時と同じ１０３回も続けやがって。翌日からは当たり前の顔して毎朝１０３回の腹筋運動をしやがるし。あれで再生活動中の筋衛星細胞がどれだけ苦労したか解っているのか？あのバイク事故が神の最後通告だってことも知らずによくも、のほほんと以心伝心だなんて云ってられるな！≫　　そうでした。と神妙に反省した素ぶりを見せながら、今朝もきっちり筋トレ、ストレッチをしてから、西畑に出動し、南瓜の支柱への蔓誘導したり、人参畑の雑草取りに励んだり、昨日買って来た１０ｍの穴開き散水ホースを取り付けたり、地中に埋設したホースの穴を修理したりと仙人は大忙し。そうやって神の最後通告をずるずると引き延ばす術を、いつの間にか習得した仙人は、未だ未だこれからも生き延びるのでしょうかね！

１１日
（火）

晴

葡萄畑、
中畑
林檎畑、
山トレ無し

追肥を中畑のバジル、茄子
葡萄畑のピーマン、茄子に
雑草取りしながら林檎畑の
唐黍にも追肥,、資材購入（156)
２ｍＬＳ６枚、２ｍ単管パイプ６、
直交クランプ１２、化肥
バイク事故
１５３５５歩、１０７４８ｍ、４２１Kca

３５℃を超えるカンカン日照りの中をバイクでぶっ飛ばすのは実に爽快。特に山荘下を南に走る県道207号から、畑のど真ん中を突っ切る国道４１１へとバイクで駆ける度に溜飲が下がる溜飲が下がる想い。でもって改修工事総仕上げに窯室改造を企み、資材を求めてホームセンターへとバイクを走らせる。先ずコメリで２ｍスチール足場板が何枚あるかチェックし、単管パイプの切断サービスが出来るか確かめたが出来ないとの事。山梨市のＪマートでは切断出来るが、ちょっと遠い。若しやもっと近い411号沿いのナフコで出来るのではと、そのまま気分爽快でバイクを飛ばす。この道は広くて車も少なく、遠く山々が広がり走って居るだけで幸せな気分になれる。ナフコ入口で左にターン。やや深くハンドルを切り過ぎたが、この程度の傾斜角ならスピードもそう落とさず充分左折出来ると、露ほども疑わなかった。歩道との僅か数センチの段差を埋める段差スロープに前輪タイアが乗った途端スリップ。見事に飛ばされる。面で接していた路面とタイアは、段差スロープに直交した一瞬、線に近い極僅かな接触面となり摩擦力が減少し、一気にスリップしたのだろう。こんな時は全身の力を抜いて、転倒そのものに身を任せないと骨折すると体が知っているので、思い切って大きく遠くまで転がる。３メートル程飛ばされ、起き上がった時は無傷だと思ったが、暫くすると、左肘からの出血でシャツが血に染まり、、右手の甲も打撲し裂傷と青たん瘤、更に左の骨盤なんぞ、標高３ｃｍもの青々とした丘が出来てしまったでは！　　もうこうなると糞じじいの老化現象とか、前代未聞のおっちょこちょいだとか、底知れぬど阿保、間抜けだとか悪態をつかれても、ぎゃふんとも言えない。一刻も早くくたばるしかない！　との世間の悪態をよそに、混沌仙人は嬉しそうにワフワフしているのだ。これであのスーパースターの筋衛星細胞に又逢えるとでも、想っているのだろうか！左のバックミラーが折れてぶっ飛んでしまったが、それ以外にバイクの損傷は見当たらず。せめてバイクの軽傷を歓ぼう。

１０日
（月）

快晴

葡萄畑
西畑、
山トレ無し

棚整理の大量のゴミ出し
壊れ笠の骨でペグ作成（155)
葡萄畑南柵側マルチ開始、
胡瓜播種、大きな西瓜3個発見
中庭ホース埋設
恩田陸「夜の底は柔らかな幻」、
「６番目の小夜子」
９２５４歩、６４７７ｍ、３１９Kca

気がついてしまった！屋外の軒下で長年、放置されてきた遠征用ボックスのプラパールに詰め込まれていた数多くの登山用品。開いてみて吃驚！ザックもオーバーシューズも登山服も腐ってズタズタ。アイゼンですら赤錆に覆われ最早開くことも出来ない。ベースキャンプ用のトイレテントや簡易ベッドなど実に様々な登山用具が次から次へと出て来る。未だ傷んでいない新品のままのテントもあるが、思い切って総て捨てることにした。一度に総てをゴミ出しする訳にもいかなニので、差し当たり６つの大袋に詰めてバイクで、里のゴミ出しステーションまで運んだ。積み込み過ぎてハンドルも切れない状態で極めて危険。転倒しないようゆっくりバイクを走らせながら、気がついてしまったのだ。この数か月、倉庫から始まってログハウスの大々的改修、面倒な軒下大棚の改修工事と整理、廃棄。今やらなくてもいいにに、何かに急かれるかのように毎週、毎週整理と廃棄に熱中している。無意識であったが、不意に気がついたのだ。死の準備であることに！もうすぐ自らそのものがゴミになることを。仙人の死後に残された者にとって、意味のない役に立たないものは、綺麗さっぱり捨て去るべきであるとの潜在意識の為せる業であったのだ。そうだよな、混沌度合いが深まって仙人が動けなくなってからでは、如何に悔やんでもこの膨大な塵でしかない物を処理することは出来ない。残す物が有るとしたら、直ぐにでも住める綺麗な建物と、即資金に換えられる証券類だけ。

９日
（日）

快晴

轆轤室北壁
全庭、西畑、
葡萄畑
山トレ無し

北壁下の排水管掘り出し、
登山用具を入れたタンク移動
スキー板、金属材、轆轤室の棚
が潰れてるので本移動。
カルサー草刈、混合ガソリン
調合４㍑、向日葵播種（154)
採りたてピーマン、胡瓜、トマト、
モロッコ、レタス、春菊
に感激！市販物と比較できない。
夜明け金星、夜橙色の満月撮影。
８５３３歩、５９７３ｍ、２９０Kca

福島原発事故後それでも原発を作り続け稼動し続ける日本。、怒った過激な環境保護団体が日本の原発を爆破。放射能は撒き散らせれ、数十万人の死者がゾンビとなって汚染地域を流離う。放射能に汚染され、人間の立ち入ることが出来なくなった広大な土地を巡回する7人（？）のロボットの前に現れた謎の女≪財護徳子≫。とまあ、本年２月出版の「失われた地図」と同じく視点と発想は面白いのだが、「蜜蜂と遠雷」を書いた同じ作者とは思えぬつまらん3月出版の「錆びた太陽」。で期待せず懲りもせず同じ恩田陸の6年前、2011年出版の「チョコレートコスモス」を読み始めたがグイグイ惹きつけられる。これは「蜜蜂と遠雷」の原型を成していて、この作品の主人公女優・佐々木飛鳥失くしては、ピアニスト風間塵は生み出されなかったのだろうと思わせられる作品。恩田陸はＳＦやホラーにも力を入れてるが、本人が愉しんでいるだけで、どれを読んでも物足りず白けてしまう。　さて問題の今朝のストレッチと筋トレの腹筋。昨朝のような起床時の腰痛は無かったので、しめしめと1回目の腹筋をしようと、腕を頭の下に組む。そうそうこうすると両手を脇腹に置くよりも負荷が掛かり、より効果があがるのだ。腹筋に力を入れ、上半身を起こそうとした途端、痛みが何処からともなく出撃し緊急警報を吹き鳴らすでは！やべー、ヤベーと焦る混沌仙人は、それでも上半身を起こそうと試みる。警報を無視し痛さを堪えて、どうにか１回目をクリアー。今日は安全第一で１回だけにしておこうと決意。決意したにも拘わらず未練たらたらしく、混沌仙人はＬ５の筋衛星細胞にお伺いを立てたのだ。≪あの、２回目の魔女の一撃から今日で９日目なんですけど・・・、一応見積では７日で再生とのお話しでしたが、今朝のこの緊急警報は無視してもよろしいでしょうか？≫　　筋衛星細胞の云うことにゃ、さの云うことにゃ。≪莫迦もん、再生活動は７日で終わる訳じゃないんだ。現在も進行中に決まっとるじゃろ。それを完全に無視しおって、昨日も４ｍものスチール足場板を運んだり、鉄の大槌で塵出しする一斗缶を叩き潰したりして、さんざん腰を酷使しやがって！折角再生した筋線維もぶっちぎれてしまったでは！よくもおめおめとその面曝しけつかる。腹筋なんか１０３回でもやって、早くとっとと死んじまえ！≫　　とのことで混沌仙人は、真剣に悩んだのです。よし、ほなら１０３回やって死んでやろうじゃないか。　１回毎に冷や汗掻きかき、遂に１０３回達成。その後、昨日のスチール足場板に載せた重いタンクを再び棚から降ろして、棚の位置調整したり、東壁棚最下段のスキー板数十枚を移動したり、これでもかと云わんばかりの腰の酷使。さあ、死ぬなら死んでみろ！　

8日
（土）

快晴
夕立

轆轤室
山トレ無し

轆轤室壁東棚整理
北壁棚製作（153)
９０２３歩、６３１６ｍ、３０６Kca

結局、正しかったのは仙人の生命を護り続けるお利巧さんであった。昨朝の腹筋１００回実現ですっかり逆上せ上った混沌仙人は、嬉しくてがむしゃらに働いたのだ。魔女の一撃を喰らう原因となった４ｍのスチール足場板を運んで轆轤室東壁の棚工事を始めたり、廃棄処分にした重い陶芸バーナー、スチール石油タンク、加湿器等の粗大ごみを環境センターに運んだり、中腰にならざるをえない細かい作業を熟したり、八面六臂の大活躍。疲れ果て昨夜は7時半にベッドへ。いつもはそれから読書タイムなのだが、本を読む気力も失せてそのままゴロリ。クラウチングスタイルで腰への負担を軽くし寝たが、起床時に微かに腰痛が残っているでは！もしや３度目の魔女の一撃かと、実に恐る恐る腹筋を試みたが１度目でかなりの痛み。うっそー！　決してこんなことはあり得ない。こりゃ悪夢じゃ。早く覚めておくれと、２度目をそろりとやったが、どうもこの痛み半端ではない。ゆっくり、ゆっくり１回毎に祈りを込めて続けたが、遂に２２回でダウン。この時点では未だ３回目の魔女の一撃に達していないと判断し、無謀な混沌仙人を黙らせ103回の腹筋を断念させたのだ。それから昨日の棚工事の続きをやったが、痛みはあるものの、そう支障なく出来るでは！　うーん、今日は自重し活動量を晴らし、ヤクも1日３回きちんと呑んでちょっと様子を観よう。

７日
（金）

曇
夕立

西畑,
葡萄畑
山トレ無し
しかし腹筋、
ストレッチ開始
山トレ無し

単管パイプ切断、一輪車タイア交換
試みるが軸棒合わず、（152)５
昨夕蜩の初合唱を聴く、
一輪車タイア返還し新一輪車購入
陶芸バーナー、石油タンク、
加湿器、シャワークリーン等の
粗大ごみを搬出、工作台修理
下駄箱蝶番、ドア隙間テープ
張り直し、李御礼の御萩配達
轆轤室壁棚整理開始
１２５４７歩、８７８２ｍ、３７１Kca

歓喜！大地よ謳え、花々よ香しく匂い、自らに秘めた彩を燦然と降り撒け！　まー、夜明けから能天気な仙人の騒々しい事。昨朝試みたが唯の１回も出来なかった腹筋が今朝いつも通り10３回出来たのだ。其れだけではない２時間も大地に鍬を振り下ろし続け、豊かな大地を取り戻し大地や花々から歓びの讃歌さえ聞き出すことが出来たのだ。最初の魔女の一撃では４日目に少々の痛さを堪えながらも、１０３回の腹筋が可能になり、５日目には楽々と103回の腹筋が熟せるようになった。もう完全復帰と山荘活動に戻ったが、その日の午後、陶芸本焼き準備で釉掛け作業中に全く想定外の2回目の魔女の一撃を喰らい、1度目より激しい痛みに襲われた記憶が、警告を発し続ける。しかし2回目のダメージから今朝で7日目、１回目は４日で腹筋可能になったのであるから、幾らなんでも警告何ぞ無視してもいいのでは！と、例によって混沌仙人め、身の程知らずのハチャメチャ論理を振りかざして腹筋を始めたのだ。そろりそろり先ず1回目。３０度ほど上体を起こしたが、明らかに腰に痛みが走る。やはり止めるべきか。３度目の魔女の一撃を喰らったら、もしや再起不能になるやも知れず、そのリスクを押してまで３０度を超えて、更に上体を持ち上げる意味があるか？　せせら笑う混沌仙人と常識を操り現実との妥協接点を上手く見つけ出しては、仙人の生命を護り続けるお利巧さんが激突。≪いいかい、この３０度を超えることによって数か月、下手すれば数年、いや最悪の場合はこれから一生病院のベッドに縛り付けられリハビリの日々を送ることになるかもしれないんだぞ！≫とお利巧さんは叫ぶ。せせら笑う混沌仙人はお利巧さんを無視し、その３０度の危機をクリアー後、１７回を目標に腹筋を続けるが痛みは退かず１５回でダウン寸前。そこで速度をグッと落として、腰椎のＬ５に話しかけてみる。≪Ｌ５の背筋の筋線維が壊死して、好中球やマクロファージが浸潤し炎症を起こしたって！　７日後には通常は活動を休止している筋衛星細胞が、壊死した筋線維の両端をつなぎ合せるように融合し終って、筋線維を再生した筈なんだが！≫　Ｌ５の背筋の言い訳がましいセリフ。≪いやー、今にでも再生完了のメッセージを送ろうと思っててたところなんです。でも本当にたった今、修復作業が終わったばかりなんです≫　でもって混沌仙人は、すっかり気分を良くして１０３回まで腹筋を続け、夜明けのＦＭクラシック・名曲の小箱「弦楽のためのアダージョ」を聴きながら、大地の香りを胸いっぱい吸い込んで、畑を耕したのです。

３日
（月）

曇
晴

林檎畑、葡萄畑
山トレ無し

葡萄畑のゴーヤー蔓誘導、
ほうれん草畑施肥耕運機掛け
アスパラ畑雑草取り、胡瓜初収穫
梅ジュース造り
１７８９７歩、１２５２７ｍ、６２３Kca

≪小池百合子都知事が代表を務める地域政党「都民ファーストの会」が都議会第１党に躍進し、公明党などを合わせた小池氏の支持勢力が過半数に達した。自民党（現有５７議席）は過去最低の３８議席を大きく下回る２３議席にとどまった。安倍晋三首相が築いてきた「１強体制」は揺らぎ始め、憲法改正などの政権運営も見直しを迫られるのは必至だ。　「１強」のもとで批判が表に出ない自民党内の権力構造が都議選の敗北で崩れ、首相が急ぐ憲法改正に向けた党内の原案づくりにも影響するのは必至だ。次の臨時国会への党原案の提出や、来年の改憲発議と国民投票という首相が描く日程も不透明になってきた≫昨日の都議会選挙でやっと安倍独裁に歯止めがかかりそう。安倍が何をやっても比率が低下せず、一体国民の良識は何処へ行っちまったんだと、２９日に期日前投票しながらもゲンナリしていたが、これでやっと自民党の暴走に僅かなブレーキがかかるか？

２日
（日）

曇

窯室
葡萄畑、中畑
山トレ無し

葡萄畑のゴーヤー、トマト蔓誘導、
ほうれん草収穫、残滓処理、足場板
４ｍ5枚搬入、茄子５、バジル３移植
梅採り、恩田陸「錆びた太陽」
恩田陸「チョコレートコスモス」
１４６７９歩、１０２７５ｍ、５０６Kca

椅子に座っているのが最悪。10分も座っていると立ち上がれなくなる。卓に両手を置いてしっかり体重を腕にかけ、そろりそろりと立ち上がろうとすると、腰中央の仙骨とその左右の寛骨の結合部から腰椎の垂直方向に痛みが走る。こいつかなり強烈でこの支え無しでは立っていられない。したがって１０分以上にならぬ様、座している間は頻繁に立ち上がり、緩やかに腰を捻ったり前後屈したり。これってかなり深刻な状況。2日前の釉掛けで、中腰作業をしなければ、果たして再発は防げたのだろうかと疑問。ヤクの効き目に惑わされていただけなのか、それともあの中腰作業をしなければヤクの助けられてそのまま回復した可能性もあったのか？いや、もっと実は深刻で２日前の中腰作業をしなかったとしても、やはりほんのちょっとしたきっかけで再発したのでは？となると作戦を変えて、もっとマジに安静を心がけねば。で、今朝はやっと雨が上がったので、葡萄畑の東柵側のゴーヤーの雑草取りと蔓誘導、更に夏ほうれん草の収穫と残滓処理をしたが、中腰にならない限り、座っているより遥かに楽である。

１日
（土）

雨

窯室
林檎畑
山トレ無し

本焼き5時30分火入れ
林檎畑の棚への蔓固定、
立鍬での雑草取り、名刺作り
９７３５歩、６８１４ｍ、３３４Kca

ストレッチ、筋トレなど全く出来ない。つまり６日前に完全に戻ってしまいガックリ！重い物を持ったりして無謀の結果、再発したのであれば納得できるが、単に静かに釉薬掛けをしていただけで、ちょっと中腰で下向きになっただけでこの痛みは許せない。とか云って怒ってみたところで、肉体労働組合にしてみれば、老化も自覚せず日々の肉体酷使を続ける混沌仙人には、最早我慢の限界を超え、ゼネストに出るしかないと決意を固めつつあるのだろう。まーゼネストを打つ前に、ちょっとジャブでも出して、再度、脅かしてやろう。関節捻挫、筋肉の損傷、筋膜性炎症、この３つを一気に引き起こせば、痛み止めのロキソニンもミオリラークも全く効かず、唯々苦しみのたうち回るに違いない。と作戦を立てたのだ。悔しいがこの作戦に立ち向かう術無し。ハイ、その通りでござんした。もう椅子に座っているのも儘ならず、ただ唯呻いております。安静にして後は時間の神様に御すがりして、嵐の通り過ぎるのを待つのみ。

７月累計２０９km、５７０m 　　総活動距離：１２９０km０２５ｍ

山トレ０日計０回（＋水泳無し）　山トレ累計９５回

月日	天気	活動場	活動記録	一言メモ
３０日（日）	晴	葡萄畑、西畑夕小倉山ＺＺ	南瓜発芽苗ポット移植トマト、茄子、ピーマン苗各１０本計３０本移植２００８８歩、１４０６１ｍ、５２９Kca	昨夕は雷こそ鳴らなかったが突然雨が降ったりと、寒気団南下の影響が在ったが今朝は快晴無風の絶好のアルプス雪山登山日和。空を眺めてはやはり昨日アルプスへ発つべきであったと悔やむ。しかし２，３日と陽介と最後の穂高詣でが出来るならば、それも良し。と自ら慰めてせっせと南瓜発芽苗をポットに移植。Ｄ２でトマト、茄子、ピーマン苗各１０本計３０本を西畑に移植。その後バイクを使わず上条山を目指したが、ばてて力出ず腰痛まで始まり小倉山に変更。座禅草公園を通ってゆっくり登ったが、それでもスピードが出せず、ヤバイこれでは西穂登山どころか、西穂山荘まで辿り着けるかどうかさえ危ういと焦る。これ程までの体力低下は近年滅多にない事。老化はゆっくりではなく、加速度的に進んでいると実感。
２９日（土）	晴	林檎畑、葡萄畑夕扇山ＭＷ	畝作り、菜花抜き施肥耕運機掛け、２４２８３歩、１６９９８ｍ、６９６Kca	１０分寝坊して４時４０分起床。ストレッチ、筋トレして早速、林檎畑に飛び出す。快晴の気持ちいい夜明け。昨日耕耘しておいた畑の畝たてをしてから、葡萄畑に移動し菜花を掘り起し南柵側に運び、施肥し耕運機掛け。たった１本のピンを失っただけで機能を失い、移動すら出来なかった耕運機が、頼もしい力強いエンジン音を発してグングンと土を掘り起し、土と有機肥料を撹拌し大地を蘇らせる。そのたった１本の喪失したピンが観えれば、交換の仕様もあるが観えなければ、何故ローターは動かなくなったのか、原因究明に悶々とし不安の日々を過ごすことになる。その喪失ピンが肉体部品であれば、比較的簡単にトラブル箇所を突き止めることもできるが、精神内部の部品であれば現代医学では未だ手の付けようもない。うーん、そうだったな、耕運機には精神なんてもんは無いのだから正に杞憂じゃ。なんて仕様もないことをつらつら思いつつ、力強く甦った耕運機を春の畑に走らせ仙人は夜明けの光をアフアフと吸い込むのでした。
２８日（金）	晴	林檎畑、葡萄畑萩原農機具店	播種ポット散水、菜花抜き施肥耕運機掛け、ピン抜け購入修理石垣下マルチ１４７６０歩、１０３３２ｍ、４５３Kca	菜花を抜き雑草取りし鶏糞と石灰を施肥し、重い耕運機を林檎畑まで降ろしさて耕作をとアクセルを吹かしたら左に急回転。どうしたんだとローターを観ると左車輪が回転していない。車軸のピンが外れている。その辺りにピンが落ちていれば，直ぐ取り付けておのまま作業続行出来るのだが、数か所に分かれた広い畑に紛れた長さ１０.5cmものピンが、そう簡単に見つかる筈はない。捜索は諦めてピンを購入し修理するにしても先ずは耕運機を林檎畑から奥庭へ持ち上げねばならぬが、この坂道をどうやって上げたらいいのか？右だけ回転するローターの力を使って上げようと試みるが無理。そこで耕運機前にロープをかけ引っ張りながら、右ローターを回し２人がかりで登る。途中で左車輪がシャフトから外れギブアップ。左車輪を付け直し何とか奥庭まで上がるが、途中で冨美代さんが車輪に轢かれ右足親指の付け根を傷めびっこ歩きとなり、畑仕事中断。さて喪失した部品のピンは何処で手に入るか？耕運機を購入した牧丘の萩原農機具店に行けばある筈だが、牧丘は遠い。そこで近くのＨＣ３軒に電話してみるがヤンマー農機は置いてないとのこと。仕方なく牧丘迄バイクを飛ばし部品調達。蜻蛉帰りして林檎畑の耕作を続けるが、時間切れで夕刻の山トレは無し。
２７日（木）	曇晴	轆轤室、前庭、ゲ＾ト、図書館（漂泊の牙、神々のプロムナード）ＨＣ（プライム交換）夕扇山ＭＷ	轆轤室カーテン交換クレマチス購入し木星立にカルサー引き取り再修理、１０ｍ洗車用ホース取り付け１２９３１歩、９０５１ｍ、３６９Kca	以前から在ったクレマチスを木星立に絡ませたが、折れてしまったので新たに購入し木星立にアレンジ。ハート形のリースに絡んで咲いてくれると嬉しいのだが、まーうまくいっても来年か再来年か。その前に枯死してしまうかも知れず、園芸は当てにならぬ気の長い話だと悟っていても何だかとても無駄なことをやっているような。目白のカーテンを捨てるが山荘で使えないかと言われ、観てみると厚手の中々立派な代物。早速轆轤室の薄手カーテンと交換してみたが丈がやや不足、色調もやや暗く轆轤室にはマッチしてないが勿体ないので暫く使ってみよう。初動時にガソリンを送るプライムが漏れるのでＨＣに運んだが、修理を断念した刈払機。どうやらプライムだけの交換は出来なくて、プライムに連結している細い２本の管と一緒のパーツがあれば修理可能と解り部品発注１０６５９円。ＨＣでは部品は発注してくれるが修理はしない。メカに詳しい竹の内さんの好意で、一応部品交換までしておいてくれたがカバーはズレ、アクセル連結ワイアは外れ、ガソリンホースは捩じれガソリン出ず、とても使用できる状態にない。ズレてブカブカしてるカバーの填め方を調べ治し、連結ワイアをペンチで引いてアクセルに接続し、最後に難関のガソリンホースの捩じれを治す試行錯誤。どうやっても上手くいかず、ほぼ諦めかけたがホースの根元の僅かな捻り具合で屈曲部分が戻ることに気づいた。うーん、メカはこれだから面白い。ネバーギブアップじゃ！
			３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白	第５週
２５日（火）	晴	葡萄畑、前庭昼扇山EＷ	発芽南瓜をポット移植クレマチス木星立に（130）１０３７９歩、７２６５ｍ、２９０Kca	もう散水器が凍結し破壊されるような寒さは来ないだろうと甘い判断をし、春野菜の栽培に備えて散水器をセット。ホースの先に散水器を取り付けるだけのことなのだが、先ずはホースが邪魔にならぬよう水道口から畑までのホース道を確保せねばならない。特に夏駐車場からゲートを抜けて西畑に通ずるホース道は、車が乗るので溝を掘って埋設せねばならず土方仕事になる。ゲート下は既に４ｍの塩ビ管にホースを通して埋設してあるが、その手前は洗車時にホースの取り外しが出来るように地上に露出。従ってその部分は埋設工事が必要なのだが、此処枯葉の海になっており溝を掘るには枯葉集めからせねばならず手間暇のかかること。４つの畑用の散水器と３か所の芝用散水器を取り付けるだけで半日仕事。今朝は勝手に発芽を始めた葡萄畑の南瓜苗をポット植にした。暫くポットで育て自立できる大きさになったら西畑に移植する予定。勝手に生えた南瓜なので味に期待は出来ないが、逞しさだけは一人前なので雑草並みに刈り取ってしまうのは可哀想だし。放っておくと葡萄棚を占領し葡萄だけでなく、他の野菜スペースも侵略し毎年悩みの種であったが、西畑ならそう大きな被害は出まいとまたまた甘い判断。
２４日（月）	晴	西畑、奥庭、ゲート夕扇山ＭＷ	未発芽のじゃが芋畑に再度の種芋植付散水器取り付け（129）１５２３１歩、１０６６１ｍ、４５５Kca	≪富士見の岩≫なるものが直ぐ身近に、それも何百回となく通り抜けていた里道の脇にあっただなんて驚き！畑の中に枝垂桜が艶やかに咲き誇り、手招きしているのが観えたのか悠樹がカメラを持って走って行く。つられて枝垂桜まで行ってみると３畳ほどもある大きな岩がどっしり。枝垂桜が岩と対を成し、そこはかとなく春の風情を醸し出しているでは！大岩の手前には≪富士見の岩≫と記された立て看板。ぎょえー、こんなもんいつからあるんじゃ！岩の上から眺める雪富士は、山荘テラスから眺めるのと同じはずだが、心なしか一段と風格を帯びて観えるから、これまた不思議。この里には命名された由緒ある大岩が数か所にあるのは知っていたが、まさかこんな山荘の近くの路傍にもあっただなんて、正に灯台下暗しじゃと。今朝は未発芽のじゃが芋をチェックし、倉庫に残っていた最後の種芋を植付。しかし最早死に体の種芋なので発芽は期待できない。しかし手をこまねき何もしないよりはいいか！
２３日（日）	晴	奥庭、ログ、セラー、夕小倉山ＺＺ	岩崎家２、悠樹達３人で花見に来る１８３４６歩、１２８４２ｍ、６１８Kca	発芽の遅いゴーヤーの種を２粒づつポットに入れ４×６×２籠＝４８ポット、３粒づつオクラの種を１籠に蒔き２４ポット、唐黍（極早生あまいバンタムトーホク株）は１粒づつ４×７×１籠プラス４×６×２籠＝８２ポット、計１５４ポットの今春１回目のポット播種を終えた。土を掘って篩にかけ、ポット底の穴からの土漏れを塞ぐ枯葉を入れ土を入れ、種を差し込み新たに土を被せ如雨露でたっぷり水をかける。慣れている筈の作業だが結構時間がかかる。刈り払い機はガソリンを送るプライムポンプからガソリン漏れがあり始動せず。これもメーカーに修理依頼すると点検もせず即買い替えてくださいと言われることが多く、使える機会が粗大ごみになってしまう。何とかならぬかとＨＣの竹の内さんとプライム交換を試みるが、どうしてもプライムが外せず、メーカーも休みなので手の打ちようもなく修理断念。
２２日（土）	晴	奥庭、ログ、セラー、 HC刈り払い機プライマー穴あき修理に出す、新バイクバッテリー交換５千円夕里道Ｒｕ	セラー、ログ清掃、ポット播種用の土作りポット６籠（24×6+10）（128）１１４２３歩、７９９６ｍ、３２８Kca	池の底に沈む枯葉は花々にとって最高のご馳走。２時間も池と格闘し浚い揚げた枯葉を、さて土の花にあげようか？やはり早春にやてきた５本のアンネ薔薇にすべきかなと、一輪車に濡れて腐り始めている枯葉を積んでアンネ薔薇の元へ。西畑入口のアンネ薔薇の隣にある、昨春移植した花水木をふと観ると白い蕾を沢山着けている。一緒に移植した赤の花水木は夏を越せず秋を待たずして死んでしまった。陽当りが良く水はけ、水持ちの良い場所を好むとあるので、庭の彼方此方を検討し２度、３度と穴を掘っては躊躇しやっと選んだベストの地に移植した。それだけに想いは深く赤の花水木の死は納得できず、生き返らせる事はしできないかと納入業者と何度も連絡を取り、再生の道を探り続けたが、空しい努力であった。そろそろ命日になるのでお墓詣りでもしようかと、赤花水木の植えてある欅大木の前を覗いて吃驚！僅かであるが芽を噴き出しているでは！信じられぬ思いで具に観察するとどの枝先もしっかり芽吹いている。嬉しくて暫くは信じられぬ想い。そう云えば確か花水木は優れた知恵者で、真夏に一日中直射日光が照りつけるような場所だと、株元が乾燥しすぎて弱り、葉を落として枯れないように自己防衛するとか。陽当りを最優先して欅大木前に植えたので、朝から夕刻まで陽が当り過ぎ自己防衛で葉を落とし枯れて死んだふりをしていたのだ。
２１日（金）	晴	葡萄畑、池、前庭夕扇山ＭＷ	段ボールマルチ池浚い、薔薇＆花水木施肥（127）９３７６歩、６５６３ｍ、２５１Kca	目白での朝トレ、階段１０往復が２８分台で２９分を切るのは随分久しぶり。若しかして此処のところ続いていた不調から回復したのかと、昨夕小倉山に出かけ、１日で２度のトレーニングとなった。甘かった！ゆっくり登って膝への負担を掛けず、更に問題の下降では膝とお話ししながら下ったのだが、やはり膝、それも慢性痛みの左だけでなく右膝までも痛むのだ。その上なんだか腰までグッキン、グッキンと不平を述べ始め、明らかに今までの老化認識とは異なる新たな最終段階に突入し始めたと、渋々ながら認めざるを得ない。その彰かな兆候かもと思わせる現象が２週間前から生じている。副鼻腔から脳にかけて香のような薬品臭が出始めたのである。最初は睡眠薬アモバンテスや整腸剤アローゼンの服用後の苦味が残っているのではと、一週間医薬品を絶ってみたが薬品臭は取れず、嗅覚細胞に異常が生じたとしか思えない状態が続いている。
２０日（木）	晴	桃開花調べ夕小倉山ＺＺ	１３６１７歩、９５３１ｍ、４０２Kca	淡紅色に染められた果てしない海を切り裂いて、帆船となった列車が取り舵一杯に舵を切り山荘眼下の港に向かう。勝沼ぶどう郷駅の桜も盆地の底に沈む桃も既に満開を終えてはいるが、盆地からぐるりの山々へ這い上がる彩は弥増して鮮やかな光を放ち春と修羅を謳う。数輪がおずおずと蕾を開き始めた先週と異なり、山荘直下の桃もソルダム（李）も７分咲きとなって山荘を淡黄色や明るい紅の海に浮かべる。山荘から花の海を眺めるなら先週が最高であったが、それでは真近な山荘の桃源郷の桃花を愉しむことは出来ず、さりとて今週は既に盆地の桃は終わってしまったし、今年は盆地と山荘の豪華な花の饗宴を同時に愉しむことは出来ない。それでもどうしても山荘の花々に逢いたいと街人が云うので２３日の日曜日に花見の宴を張ることにして、山荘主辺の桃花の偵察に小倉山へ。
		目白トレ３	３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白	第４週
１７日（月）	晴雨	水源森,全畑特にアスパラ畑	伐採枝運び、雑草取り、（126）,, １２５５９歩、８７９１ｍ、４３１Kca	昨日カルサーで雑草を刈りとったので庭も畑もスッキリ！こうなると庭や畑での作業はとても愉快になる。朝のクラシックを聴きながら、鍬を振るって畝に伸び始めた未だ小さくて取りやすい雑草をやっつけるのは、とても贅沢な気分。アスパラの芽がツンツンと出て、勝手に生えて冬越ししたレタスもここの所の暖かさでグングン伸び、何とか育てたいと願っていた鬼灯さえ芽吹き、葡萄畑では彼方此方に南瓜も発芽。西畑、中畑、葡萄畑、林檎畑と鍬を振るっても僅か２時間足らずで終了。これが５月なると毎週雑草取りに励んでもこうはいかないのだ。雑草取りが愉しめるのも今の内。
１６日（日）	晴	全庭、全畑新倉山五重塔川中島合戦場	石垣下マルチ、カルサー草刈、（125）１０１４１歩、７１００ｍ、３４０Kca	数年前から新倉山の五重の塔がＴＶで話題になっている。雪富士と五重の塔、それに桜が加わると正しく日本のシンボルと映るらしく外国人の人気スポットとして騒がれ出したらしい。一度は観ておかねばと行ってみてガックリ！慈雲寺のように静かで素朴な光景を想像していたが、とんでもない。昨日、今日と≪さくらマルシェ≫と名打ってにぎにぎしく開かれた会場には出店が並び、特設ステージでは三味線弾き、漫才、ダンス、歌うたいと目白押しのプログラム。駐車場は満杯で地元学校のグランドを駐車場にして、シャトルバスがこの富士吉田小学校と新倉山浅間公園を結んでいると云う有様。げんなりして駐車料金千円を払い３９８段の咲くや姫階段を上って五重の塔へ。標高が高いので個々の桜は未だ数輪が開いているだけで寂しい。午後になると逆光になり五重の塔は影で、雪富士を入れてもさまにならない。何よりも人が多すぎて写真を撮る場所の確保も儘ならぬ。逃げるようにして川中島合戦の開かれている石和温泉近くのの笛吹川へ向かった。春の開催は今年が最後なので気合の入った戦いが繰り広げられるかと期待していたが、全く迫力に欠けていてガックリ！以前は観客側の笛吹川右岸で河中での迫真の激闘が案じられたが、今年は観客から遥かに離れた左岸でチラホラ散発的な戦いが演じられただけ。
１５日（土）	晴曇	夕小倉山ＺＺ	池の排水溝ネット修理１２９０７歩、９０３４ｍ、３２５Kca	久々に土曜日の中央線に乗ったが満席で座れず。こんなことは山荘に通い始めて２度目くらいで、読書も出来ず立ったまま車窓に流れる森を眺めながら、通勤客となって山荘に向かう。勝沼駅の桜が満開となり、列車の両側に桜が迫る。花のトンネルを抜けると盆地に広がる桃が大地を覆い、ピンクの絨毯となって広がる。李のクリーム色が点在し桃の色を更に引き立て華やかな色彩が光に踊る。標高の高い山荘周辺の桃は未だ蕾で来週当りが満開になりそう。午後になって雨交じりの風が吹き、温泉プールにしようか小倉山にしようか迷ったが、水泳より登山の方がトレーニングには効果的なので、濡れる覚悟で小倉山に向かった。降られるどころか夕刻には晴れ上がり夜には星がギラギラ。
		目白トレ３	３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白	第３週
１１日（火）	雨	葡萄畑昼温泉プール (３０往復)	雨の中、目白野菜収穫１５００m（124）２１１０歩、１４７６ｍ、６８Kca	２作目の大皿が半端なのである。作為の無作為を狙ってあれやこれや試行錯誤し工夫を重ね、以前作陶した楕円の大皿とブロック、長方形の金属蓋、タオルを組み合わせた土台を作り、其処に楕円に切り抜いた粘土板を載せ、重力に任せた流れるフォルムを意図したが失敗。自然では無いのだ。１日経ってやや乾燥し成形に耐えられるようになったので、ひっくり返して表面を出し文様を掘り、更に縁取りをしてみたが、何処にも美しい自然のラインは観られず、かと云って人工的なバランスも欠いており実に気に喰わない。即潰すべきなのだが、何しろ２日掛けて土を練り成形したものの面白くなくて壊し、じっくり考え更に試行錯誤した結果だけに、未練が残り潰せない。仕方なくそのまま放置し、気分転換で池の枯葉浚いに着手。この大仕事がうまくいけばきっと新たな視点が生まれるのではと、せっせと池の底に沈んだ枯葉を浚う。蝦蟇の卵が生み付けられる前に実施すべきであったが、時既に遅し。枯葉と共に大量の卵が掬い上がられ、その度卵だけ池に戻すと云う面倒な作業が加わり、新たな発想どころか、土方仕事に追い立てられヘトヘト。どうにか最後の気力を振り絞って小倉山に行ってみたら、驚いたことに数十本の檀香梅が咲き乱れているでは！1か月前に作出した扇山の檀香梅と異なり、花は小さくやや緑がかってはいるものの、まちがいなく檀香梅である。きっと最初に上条の森で見つけた檀香梅もこの種だったのだ。ならば上条の森も今頃、檀香梅の花盛りに違いない。
１０日（月）	曇晴	西畑、前庭、池作陶小屋夕小倉山ＺＺ	冬タイア交換、アスパラ雑草取り枯葉集め、池浚い、シヴァ神と蝦蟇撮影１４７０９歩、１０２９６ｍ、４４１Kca	息継ぎで水面から顔を上げると、いつも観える南アルプスの雪山でなくピンクと白の文様がチラチラする。全面が透明ガラスに覆われた南西面から観えるアルプスに惹かれて、この温泉プールに初めて来たのはもう２０年も前。アルプスを観るには第６コースが最高と気づき、以来、いつもがらーんとしているプールを独占して第６コースで、壁面ガラスに映る景観を堪能してきた。しかしあの白とピンクのチラチラ模様は初めて。何だろうと３００ｍを泳いでの１回目インターバルで、温泉に浸りながら眺めると、ピンクは満開の桜、白は咲き誇る辛夷の花ではないか！２５ｍ６コースのプールと子供用プール、更に温泉浴槽を備えた広々としたプールで泳いでいるのは先客２名だけ。お気に入りの特等席第６コースは待ってましたとばかり、壁面からの光を反射して仙人を受け入れてくれたのである。水面から覗く白とピンクのこの繚乱の花びらを見せたくてきっと待っててくれたんだね。なんぞといつもの独断と偏見で塗り固めた想念で、泳ぎながらのお花見に酔い痴れる仙人でした。
９日（日）	雨曇	作陶小屋、石段図書館夕温泉プール	楕円大皿作陶石段雑草除去遠藤周作「深い河」「スリランカ」（123）４６５５歩、３２５８ｍ、１５５Kca	昨日、重くて堪らんので作陶に精神を集中させようと、轆轤室に籠り土と格闘。１０ｋｇもある土を捏ねるのは、それだけでかなりの力仕事。ゆっくり時間を掛けて４つの粘度の異なる土を混ぜ合わせ、霧を吹き再び捏ねて混入した空気を抜く。上半身の体重を掛け麺棒で粘土を潰し、タオルを載せてその上から大理石でできた重いピザローラーで伸ばし平板を作っていく。それから成形に入るのだが、何度やっても、どう工夫しても気に入った自然のフォルムが出来ない。仕方なく前回と同様な長方形の大皿にして引き上げたが、気になって気になって轆轤室に戻り元の土に戻し１日時間を置いてみることにした。で夕刻散歩は落ち込んだまま昏く重い影を引きずりながら里の逍遥。杏が７分咲きで色の艶やかさにうっとり。霜降りの椿もやっと咲いた。昨日遊んでやった蝦蟇が池に卵を産んだ。殺風景な大地を剥き出しにした畑の畝にも僅かに緑が！おやと、近づいて」みるとじゃが芋が芽吹いているでは！
８日（土）	雨曇	作陶小屋葡萄畑夕里逍遥Ｒｕ	２回目の花器（大花器失敗）石垣下マルチ（122）８５３２歩、５９７２ｍ、２８１Kca	錦鯉がやっと姿を現した。同時に蝦蟇が群れて池を泳ぎ回りゲコゲコ合唱を始めた。今年は暖かい冬だったのでもっと早く春がやって来ると思っていたが、梅の開花も遅いし、例年３月下旬には観られる蝦蟇の卵も全く無く、春は明らかに遅れている。山荘の庭には３月の花である水仙、森には春蘭の花が咲き誇っているので若しや片栗が咲き出したのではと、ゲートのキウイ下を覗くと２本、見っけ！書斎でＨＰ編集してたら、蝦蟇があんまり煩く催促するもんだから、一緒に遊んでやることにした。先ずは話し好きなボン・シルバーに載せてやり、蝦蟇に天空の大きさ、広さ、深さを堪能させてやった。「どうだい、長い間土の中で眠っていていきなり天空を仰ぐと、世界観が変わるだろ。今朝は雲が去来し、山々を見せたり隠したりいてるけど、あの雲が去ると碧い海が広がって、何処までだって泳いでいけるぜ！」　きっとそんなことをジョンの奴云ってるのかな。
７日（金）	曇	水源地夕扇山ＭW	水源地から伐採木を運ぶ１３７４０歩、９６１７ｍ、３５０Kca	そうだったのだ。３次元を点（０次元）としてイメージし飛び去る時空（４次元）から眺められば、点は移動するように観えその軌跡は１次元の線を描く。その線を飛び去る時空から観れば２次元の面を成し、更に３次元の立体となり６次元のイメージが出来上がるでは！これが「２００１年宇宙の旅」でキューブリックが描いたワープだったのだと、不意に気付いた。これ中央線のトンネルが齎した幻想。これだから中央線は銀河鉄道なのだと妙に納得。それにしても素数などに魅かれる幼児・薫の感性はどうなっているのだろうか？書かねばと思いつつあっと云う間に数年を経てしまい、慌ててHPのindexにメルセンヌ数と素数妖精をリンクさせた。
		目白トレ３	３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白	第2週
４日（火）	晴	作陶小屋昼扇山EW	水道管接着剤で接合、里芋、ほうれん草、キウイ枯露柿等目白用収穫（121）１０４２１歩、７２９４ｍ、３５１Kca	夜中にムックと起き失われた２０１４年４月４週101nikki2の再生に取り組んだ。失われたファイルlogo1941111.jpgからＰ5040029.jpgまでの１０個の画像が最古のＨＰである山荘日記に残っている限り、そいつを取り出し再編集しwebサイトに載せることは出来る筈と思ってはいたが、どう試みても転送されず諦めかけていたが、夜中に閃いたのだ。他の３つのサブディレクトリーは問題ないのに、何故旧ＨＰだけ転送システムが機能しないのか？更に右フレームと左フレームに分かれたindexのいづれにも日記索引ページがリンクされていない理由も解らずギブアップ。原因は突き止められなかったが、webサイトに載せる所までは閃きによってクリア。うまくいかず何度も諦め、それでも続けた結果ず諦めかけた後の突然の爆発は、質、量共に大きく素晴らしい夜明けを迎えられた。
３日（月）	晴	葡萄畑、轆轤室、ＨＣ夕扇山ＭＷ	施肥運機掛け作陶（大皿削り）、鶏糞１０袋消石灰１袋、１４Ｋ１袋、灯油５本１００㍑購入（120）１２６１５歩、８８３０ｍ、３６６Kca	アスパラの芽吹きを西畑の２か所で発見。ここ数年アスパラの播種を繰り返し、小さく芽吹く度に周りの雑草取りに励み育ててきただけに、小さな土筆のような頭が見えた時は嬉しかった。ところがその大切なアスパラを、雑草と間違えて、うっかり立鍬で刈ってしまった。折角出てきた貴重な１本なのに何てことを！未だ中畑では発芽してないと思い込んでいたので、つい立鍬の動きが早くなり手が滑ってしまったのだ。注意して観察したら中畑でも数か所で発芽しつつあるアスパラの頭発見！葡萄畑のブロッコリーがどれも立派な実（蕾）を付けたが、勿体無くいて収穫出来ない。しかし放って置けば花が咲いてしまい食べられなくなってしまうので収穫して食べてみた。生でも茹でても最高に美味しい。茎も葉も柔らかくて美味なので、食料の乏しい冬の間は鳥に狙われ、昨年などは数十授蕪が全滅。今年はしっかりネットを張って育てたので総てが順調に大きな蕾を着けている。暫くは山荘ブロッコリーが愉しめそう。
２日（日）	曇晴	葡萄畑、轆轤室、中庭、林檎畑夕小倉山ＺＺ	石垣下マルチ、畝作り柿、庭木剪定、作陶（大皿文様）、２０７０４歩、１４４９２ｍ、５３７Kca	ＤＶの記録を編集する度、度忘れしてしまった魚の同定に手間取る。潜るたびに出逢う魚たちの名前を直ぐ取り出せるようにと、長い時間をかけて魚字引「珊瑚海ＤＶ索引」を作ったのだが、画像を載せてないので同定するには一々字引に記されたＤＶ記録ページにリンクせねばならず、結局宝の持ち腐れ。そこで新たに画像入りの魚図鑑を創ろうと昨日から編集開始。その合間を縫って、大皿を作陶し、牡丹餅を作り坂本宅に届けがてら温泉プールへと大活躍。フラフラしてる孑孑を相手にせずセーシェル＆スリランカ実施決定。
１日（土）	雪曇	轆轤室山崎豊子遺作「約束の海」読書開始夕温泉プール	作陶（大皿１枚、数回潰す）、クロール＆平で千ｍ（119）坂本宅に牡丹餅１２個とどける。お返しに里芋２.２kg貰う３２５６歩、２２７９ｍ、１０７Kca	そこで口直しに既読の２作品・中村文則「最後の命」と高村薫「新リア王」を再読し始めた。驚く程の事もないが「最後の命」はほぼ９９％覚えていないのだ。彼が何を描こうとしていたかとか、性欲の根源に潜むアナーキーなまでの暴力と血の臭い、それらがうっすらと残っているだけ。中村文則の未熟でありながら不気味な爆弾を抱えた１０年前の文体を堪能しつつ、「新リア王」を開く。のっけからガツンとやられる。「この雪の昏さは何だろう。もしも世界がその表皮を剥いで自分は何者かを見せつけたら、こんなふうだと言わんばかりの、どこにも端がない真空の昏さ」　１２年前の作品であるが、これはインパクトが強すぎて忘れようにも忘れられないプロローグ。　鳩山一郎　－　岸信介　－　福田赳夫　　　　吉田茂　－　池田勇人　－　佐藤栄作　－　田中角栄　ちなみに岸の娘と結婚をした男、安倍晋太郎のことを、本書では、藤波孝生と併せてこう書いている。「脳味噌まで野心という筋肉でできておる最強の個体の群れ」（170ページ）　安倍晋三もまた野心という筋肉で着々と憲法改正へ、日本を追い込みつつある。本著の書かれた２００５年から６年後の３月１１日、、高村が述べた原子力政策のツケは想定内の震災によって、下北より南の福島を舞台にして支払わされる。３８２ページにはこう記されている。「下北はいつの日か戦後の原子力政策の行き詰まりの、すべてのツケを払う土地になる」
４月累計１９３km、７０９m 　　総活動距離：６１１km０３１ｍ	山トレ１６日計１６回（＋水泳３日）　山トレ累計６８回

月日

天気

活動場

活動記録

一言メモ

３０日
（日）

晴

葡萄畑、西畑
夕小倉山ＺＺ

南瓜発芽苗ポット移植
トマト、茄子、ピーマン苗
各１０本計３０本移植
２００８８歩、１４０６１ｍ、５２９Kca

昨夕は雷こそ鳴らなかったが突然雨が降ったりと、寒気団南下の影響が在ったが今朝は快晴無風の絶好のアルプス雪山登山日和。空を眺めてはやはり昨日アルプスへ発つべきであったと悔やむ。しかし２，３日と陽介と最後の穂高詣でが出来るならば、それも良し。と自ら慰めてせっせと南瓜発芽苗をポットに移植。Ｄ２でトマト、茄子、ピーマン苗各１０本計３０本を西畑に移植。その後バイクを使わず上条山を目指したが、ばてて力出ず腰痛まで始まり小倉山に変更。座禅草公園を通ってゆっくり登ったが、それでもスピードが出せず、ヤバイこれでは西穂登山どころか、西穂山荘まで辿り着けるかどうかさえ危ういと焦る。これ程までの体力低下は近年滅多にない事。老化はゆっくりではなく、加速度的に進んでいると実感。

２９日
（土）

晴

林檎畑、葡萄畑
夕扇山ＭＷ

畝作り、菜花抜き施肥
耕運機掛け、
２４２８３歩、１６９９８ｍ、６９６Kca

１０分寝坊して４時４０分起床。ストレッチ、筋トレして早速、林檎畑に飛び出す。快晴の気持ちいい夜明け。昨日耕耘しておいた畑の畝たてをしてから、葡萄畑に移動し菜花を掘り起し南柵側に運び、施肥し耕運機掛け。たった１本のピンを失っただけで機能を失い、移動すら出来なかった耕運機が、頼もしい力強いエンジン音を発してグングンと土を掘り起し、土と有機肥料を撹拌し大地を蘇らせる。そのたった１本の喪失したピンが観えれば、交換の仕様もあるが観えなければ、何故ローターは動かなくなったのか、原因究明に悶々とし不安の日々を過ごすことになる。その喪失ピンが肉体部品であれば、比較的簡単にトラブル箇所を突き止めることもできるが、精神内部の部品であれば現代医学では未だ手の付けようもない。うーん、そうだったな、耕運機には精神なんてもんは無いのだから正に杞憂じゃ。なんて仕様もないことをつらつら思いつつ、力強く甦った耕運機を春の畑に走らせ仙人は夜明けの光をアフアフと吸い込むのでした。

２８日
（金）

晴

林檎畑、葡萄畑
萩原農機具店

播種ポット散水、菜花抜き施肥
耕運機掛け、ピン抜け購入修理
石垣下マルチ
１４７６０歩、１０３３２ｍ、４５３Kca

菜花を抜き雑草取りし鶏糞と石灰を施肥し、重い耕運機を林檎畑まで降ろしさて耕作をとアクセルを吹かしたら左に急回転。どうしたんだとローターを観ると左車輪が回転していない。車軸のピンが外れている。その辺りにピンが落ちていれば，直ぐ取り付けておのまま作業続行出来るのだが、数か所に分かれた広い畑に紛れた長さ１０.5cmものピンが、そう簡単に見つかる筈はない。捜索は諦めてピンを購入し修理するにしても先ずは耕運機を林檎畑から奥庭へ持ち上げねばならぬが、この坂道をどうやって上げたらいいのか？右だけ回転するローターの力を使って上げようと試みるが無理。そこで耕運機前にロープをかけ引っ張りながら、右ローターを回し２人がかりで登る。途中で左車輪がシャフトから外れギブアップ。左車輪を付け直し何とか奥庭まで上がるが、途中で冨美代さんが車輪に轢かれ右足親指の付け根を傷めびっこ歩きとなり、畑仕事中断。さて喪失した部品のピンは何処で手に入るか？耕運機を購入した牧丘の萩原農機具店に行けばある筈だが、牧丘は遠い。そこで近くのＨＣ３軒に電話してみるがヤンマー農機は置いてないとのこと。仕方なく牧丘迄バイクを飛ばし部品調達。蜻蛉帰りして林檎畑の耕作を続けるが、時間切れで夕刻の山トレは無し。

２７日
（木）

曇
晴

轆轤室、前庭、ゲ＾ト、
図書館（漂泊の牙、
神々のプロムナード）
ＨＣ（プライム交換）
夕扇山ＭＷ

轆轤室カーテン交換
クレマチス購入し木星立に
カルサー引き取り再修理、
１０ｍ洗車用ホース取り付け
１２９３１歩、９０５１ｍ、３６９Kca

以前から在ったクレマチスを木星立に絡ませたが、折れてしまったので新たに購入し木星立にアレンジ。ハート形のリースに絡んで咲いてくれると嬉しいのだが、まーうまくいっても来年か再来年か。その前に枯死してしまうかも知れず、園芸は当てにならぬ気の長い話だと悟っていても何だかとても無駄なことをやっているような。目白のカーテンを捨てるが山荘で使えないかと言われ、観てみると厚手の中々立派な代物。早速轆轤室の薄手カーテンと交換してみたが丈がやや不足、色調もやや暗く轆轤室にはマッチしてないが勿体ないので暫く使ってみよう。初動時にガソリンを送るプライムが漏れるのでＨＣに運んだが、修理を断念した刈払機。どうやらプライムだけの交換は出来なくて、プライムに連結している細い２本の管と一緒のパーツがあれば修理可能と解り部品発注１０６５９円。ＨＣでは部品は発注してくれるが修理はしない。メカに詳しい竹の内さんの好意で、一応部品交換までしておいてくれたがカバーはズレ、アクセル連結ワイアは外れ、ガソリンホースは捩じれガソリン出ず、とても使用できる状態にない。ズレてブカブカしてるカバーの填め方を調べ治し、連結ワイアをペンチで引いてアクセルに接続し、最後に難関のガソリンホースの捩じれを治す試行錯誤。どうやっても上手くいかず、ほぼ諦めかけたがホースの根元の僅かな捻り具合で屈曲部分が戻ることに気づいた。うーん、メカはこれだから面白い。ネバーギブアップじゃ！

３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白

第５週

２５日
（火）

晴

葡萄畑、前庭
昼扇山EＷ

発芽南瓜をポット移植
クレマチス木星立に（130）
１０３７９歩、７２６５ｍ、２９０Kca

もう散水器が凍結し破壊されるような寒さは来ないだろうと甘い判断をし、春野菜の栽培に備えて散水器をセット。ホースの先に散水器を取り付けるだけのことなのだが、先ずはホースが邪魔にならぬよう水道口から畑までのホース道を確保せねばならない。特に夏駐車場からゲートを抜けて西畑に通ずるホース道は、車が乗るので溝を掘って埋設せねばならず土方仕事になる。ゲート下は既に４ｍの塩ビ管にホースを通して埋設してあるが、その手前は洗車時にホースの取り外しが出来るように地上に露出。従ってその部分は埋設工事が必要なのだが、此処枯葉の海になっており溝を掘るには枯葉集めからせねばならず手間暇のかかること。４つの畑用の散水器と３か所の芝用散水器を取り付けるだけで半日仕事。今朝は勝手に発芽を始めた葡萄畑の南瓜苗をポット植にした。暫くポットで育て自立できる大きさになったら西畑に移植する予定。勝手に生えた南瓜なので味に期待は出来ないが、逞しさだけは一人前なので雑草並みに刈り取ってしまうのは可哀想だし。放っておくと葡萄棚を占領し葡萄だけでなく、他の野菜スペースも侵略し毎年悩みの種であったが、西畑ならそう大きな被害は出まいとまたまた甘い判断。

２４日
（月）

晴

西畑、奥庭、ゲート
夕扇山ＭＷ

未発芽のじゃが芋畑に
再度の種芋植付
散水器取り付け（129）
１５２３１歩、１０６６１ｍ、４５５Kca

≪富士見の岩≫なるものが直ぐ身近に、それも何百回となく通り抜けていた里道の脇にあっただなんて驚き！畑の中に枝垂桜が艶やかに咲き誇り、手招きしているのが観えたのか悠樹がカメラを持って走って行く。つられて枝垂桜まで行ってみると３畳ほどもある大きな岩がどっしり。枝垂桜が岩と対を成し、そこはかとなく春の風情を醸し出しているでは！大岩の手前には≪富士見の岩≫と記された立て看板。ぎょえー、こんなもんいつからあるんじゃ！岩の上から眺める雪富士は、山荘テラスから眺めるのと同じはずだが、心なしか一段と風格を帯びて観えるから、これまた不思議。この里には命名された由緒ある大岩が数か所にあるのは知っていたが、まさかこんな山荘の近くの路傍にもあっただなんて、正に灯台下暗しじゃと。今朝は未発芽のじゃが芋をチェックし、倉庫に残っていた最後の種芋を植付。しかし最早死に体の種芋なので発芽は期待できない。しかし手をこまねき何もしないよりはいいか！

２３日
（日）

晴

奥庭、ログ、セラー、
夕小倉山ＺＺ

岩崎家２、悠樹達３人で
花見に来る
１８３４６歩、１２８４２ｍ、６１８Kca

発芽の遅いゴーヤーの種を２粒づつポットに入れ４×６×２籠＝４８ポット、３粒づつオクラの種を１籠に蒔き２４ポット、唐黍（極早生あまいバンタムトーホク株）は１粒づつ４×７×１籠プラス４×６×２籠＝８２ポット、計１５４ポットの今春１回目のポット播種を終えた。土を掘って篩にかけ、ポット底の穴からの土漏れを塞ぐ枯葉を入れ土を入れ、種を差し込み新たに土を被せ如雨露でたっぷり水をかける。慣れている筈の作業だが結構時間がかかる。刈り払い機はガソリンを送るプライムポンプからガソリン漏れがあり始動せず。これもメーカーに修理依頼すると点検もせず即買い替えてくださいと言われることが多く、使える機会が粗大ごみになってしまう。何とかならぬかとＨＣの竹の内さんとプライム交換を試みるが、どうしてもプライムが外せず、メーカーも休みなので手の打ちようもなく修理断念。

２２日
（土）

晴

奥庭、ログ、セラー、
HC刈り払い機プライマー穴あき
修理に出す、
新バイクバッテリー交換５千円
夕里道Ｒｕ

セラー、ログ清掃、
ポット播種用の土作り
ポット６籠（24×6+10）（128）
１１４２３歩、７９９６ｍ、３２８Kca

池の底に沈む枯葉は花々にとって最高のご馳走。２時間も池と格闘し浚い揚げた枯葉を、さて土の花にあげようか？やはり早春にやてきた５本のアンネ薔薇にすべきかなと、一輪車に濡れて腐り始めている枯葉を積んでアンネ薔薇の元へ。西畑入口のアンネ薔薇の隣にある、昨春移植した花水木をふと観ると白い蕾を沢山着けている。一緒に移植した赤の花水木は夏を越せず秋を待たずして死んでしまった。陽当りが良く水はけ、水持ちの良い場所を好むとあるので、庭の彼方此方を検討し２度、３度と穴を掘っては躊躇しやっと選んだベストの地に移植した。それだけに想いは深く赤の花水木の死は納得できず、生き返らせる事はしできないかと納入業者と何度も連絡を取り、再生の道を探り続けたが、空しい努力であった。
そろそろ命日になるのでお墓詣りでもしようかと、赤花水木の植えてある欅大木の前を覗いて吃驚！僅かであるが芽を噴き出しているでは！信じられぬ思いで具に観察するとどの枝先もしっかり芽吹いている。嬉しくて暫くは信じられぬ想い。そう云えば確か花水木は優れた知恵者で、真夏に一日中直射日光が照りつけるような場所だと、株元が乾燥しすぎて弱り、葉を落として枯れないように自己防衛するとか。陽当りを最優先して欅大木前に植えたので、朝から夕刻まで陽が当り過ぎ自己防衛で葉を落とし枯れて死んだふりをしていたのだ。

２１日
（金）

晴

葡萄畑、池、前庭
夕扇山ＭＷ

段ボールマルチ
池浚い、薔薇＆花水木施肥（127）
９３７６歩、６５６３ｍ、２５１Kca

目白での朝トレ、階段１０往復が２８分台で２９分を切るのは随分久しぶり。若しかして此処のところ続いていた不調から回復したのかと、昨夕小倉山に出かけ、１日で２度のトレーニングとなった。甘かった！ゆっくり登って膝への負担を掛けず、更に問題の下降では膝とお話ししながら下ったのだが、やはり膝、それも慢性痛みの左だけでなく右膝までも痛むのだ。その上なんだか腰までグッキン、グッキンと不平を述べ始め、明らかに今までの老化認識とは異なる新たな最終段階に突入し始めたと、渋々ながら認めざるを得ない。その彰かな兆候かもと思わせる現象が２週間前から生じている。副鼻腔から脳にかけて香のような薬品臭が出始めたのである。最初は睡眠薬アモバンテスや整腸剤アローゼンの服用後の苦味が残っているのではと、一週間医薬品を絶ってみたが薬品臭は取れず、嗅覚細胞に異常が生じたとしか思えない状態が続いている。

２０日
（木）

晴

桃開花調べ
夕小倉山ＺＺ

１３６１７歩、９５３１ｍ、４０２Kca

淡紅色に染められた果てしない海を切り裂いて、帆船となった列車が取り舵一杯に舵を切り山荘眼下の港に向かう。勝沼ぶどう郷駅の桜も盆地の底に沈む桃も既に満開を終えてはいるが、盆地からぐるりの山々へ這い上がる彩は弥増して鮮やかな光を放ち春と修羅を謳う。数輪がおずおずと蕾を開き始めた先週と異なり、山荘直下の桃もソルダム（李）も７分咲きとなって山荘を淡黄色や明るい紅の海に浮かべる。山荘から花の海を眺めるなら先週が最高であったが、それでは真近な山荘の桃源郷の桃花を愉しむことは出来ず、さりとて今週は既に盆地の桃は終わってしまったし、今年は盆地と山荘の豪華な花の饗宴を同時に愉しむことは出来ない。それでもどうしても山荘の花々に逢いたいと街人が云うので２３日の日曜日に花見の宴を張ることにして、山荘主辺の桃花の偵察に小倉山へ。

目白トレ３

３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白

第４週

１７日
（月）

晴
雨

水源森,全畑
特にアスパラ畑

伐採枝運び、雑草取り、（126）,,
１２５５９歩、８７９１ｍ、４３１Kca

昨日カルサーで雑草を刈りとったので庭も畑もスッキリ！こうなると庭や畑での作業はとても愉快になる。朝のクラシックを聴きながら、鍬を振るって畝に伸び始めた未だ小さくて取りやすい雑草をやっつけるのは、とても贅沢な気分。アスパラの芽がツンツンと出て、勝手に生えて冬越ししたレタスもここの所の暖かさでグングン伸び、何とか育てたいと願っていた鬼灯さえ芽吹き、葡萄畑では彼方此方に南瓜も発芽。西畑、中畑、葡萄畑、林檎畑と鍬を振るっても僅か２時間足らずで終了。これが５月なると毎週雑草取りに励んでもこうはいかないのだ。雑草取りが愉しめるのも今の内。

１６日
（日）

晴

全庭、全畑
新倉山五重塔
川中島合戦場

石垣下マルチ、カルサー草刈、
（125）
１０１４１歩、７１００ｍ、３４０Kca

数年前から新倉山の五重の塔がＴＶで話題になっている。雪富士と五重の塔、それに桜が加わると正しく日本のシンボルと映るらしく外国人の人気スポットとして騒がれ出したらしい。一度は観ておかねばと行ってみてガックリ！慈雲寺のように静かで素朴な光景を想像していたが、とんでもない。昨日、今日と≪さくらマルシェ≫と名打ってにぎにぎしく開かれた会場には出店が並び、特設ステージでは三味線弾き、漫才、ダンス、歌うたいと目白押しのプログラム。駐車場は満杯で地元学校のグランドを駐車場にして、シャトルバスがこの富士吉田小学校と新倉山浅間公園を結んでいると云う有様。げんなりして駐車料金千円を払い３９８段の咲くや姫階段を上って五重の塔へ。標高が高いので個々の桜は未だ数輪が開いているだけで寂しい。午後になると逆光になり五重の塔は影で、雪富士を入れてもさまにならない。何よりも人が多すぎて写真を撮る場所の確保も儘ならぬ。逃げるようにして川中島合戦の開かれている石和温泉近くのの笛吹川へ向かった。春の開催は今年が最後なので気合の入った戦いが繰り広げられるかと期待していたが、全く迫力に欠けていてガックリ！以前は観客側の笛吹川右岸で河中での迫真の激闘が案じられたが、今年は観客から遥かに離れた左岸でチラホラ散発的な戦いが演じられただけ。

１５日
（土）

晴
曇

夕小倉山ＺＺ

池の排水溝ネット修理
１２９０７歩、９０３４ｍ、３２５Kca

久々に土曜日の中央線に乗ったが満席で座れず。こんなことは山荘に通い始めて２度目くらいで、読書も出来ず立ったまま車窓に流れる森を眺めながら、通勤客となって山荘に向かう。勝沼駅の桜が満開となり、列車の両側に桜が迫る。花のトンネルを抜けると盆地に広がる桃が大地を覆い、ピンクの絨毯となって広がる。李のクリーム色が点在し桃の色を更に引き立て華やかな色彩が光に踊る。標高の高い山荘周辺の桃は未だ蕾で来週当りが満開になりそう。午後になって雨交じりの風が吹き、温泉プールにしようか小倉山にしようか迷ったが、水泳より登山の方がトレーニングには効果的なので、濡れる覚悟で小倉山に向かった。降られるどころか夕刻には晴れ上がり夜には星がギラギラ。

目白トレ３

３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白

第３週

１１日
（火）

雨

葡萄畑
昼温泉プール
(３０往復)

雨の中、目白野菜収穫
１５００m（124）
２１１０歩、１４７６ｍ、６８Kca

２作目の大皿が半端なのである。作為の無作為を狙ってあれやこれや試行錯誤し工夫を重ね、以前作陶した楕円の大皿とブロック、長方形の金属蓋、タオルを組み合わせた土台を作り、其処に楕円に切り抜いた粘土板を載せ、重力に任せた流れるフォルムを意図したが失敗。自然では無いのだ。１日経ってやや乾燥し成形に耐えられるようになったので、ひっくり返して表面を出し文様を掘り、更に縁取りをしてみたが、何処にも美しい自然のラインは観られず、かと云って人工的なバランスも欠いており実に気に喰わない。即潰すべきなのだが、何しろ２日掛けて土を練り成形したものの面白くなくて壊し、じっくり考え更に試行錯誤した結果だけに、未練が残り潰せない。仕方なくそのまま放置し、気分転換で池の枯葉浚いに着手。この大仕事がうまくいけばきっと新たな視点が生まれるのではと、せっせと池の底に沈んだ枯葉を浚う。蝦蟇の卵が生み付けられる前に実施すべきであったが、時既に遅し。枯葉と共に大量の卵が掬い上がられ、その度卵だけ池に戻すと云う面倒な作業が加わり、新たな発想どころか、土方仕事に追い立てられヘトヘト。どうにか最後の気力を振り絞って小倉山に行ってみたら、驚いたことに数十本の檀香梅が咲き乱れているでは！1か月前に作出した扇山の檀香梅と異なり、花は小さくやや緑がかってはいるものの、まちがいなく檀香梅である。きっと最初に上条の森で見つけた檀香梅もこの種だったのだ。ならば上条の森も今頃、檀香梅の花盛りに違いない。

１０日
（月）

曇
晴

西畑、前庭、池
作陶小屋
夕小倉山ＺＺ

冬タイア交換、アスパラ雑草取り
枯葉集め、池浚い、
シヴァ神と蝦蟇撮影
１４７０９歩、１０２９６ｍ、４４１Kca

息継ぎで水面から顔を上げると、いつも観える南アルプスの雪山でなくピンクと白の文様がチラチラする。全面が透明ガラスに覆われた南西面から観えるアルプスに惹かれて、この温泉プールに初めて来たのはもう２０年も前。アルプスを観るには第６コースが最高と気づき、以来、いつもがらーんとしているプールを独占して第６コースで、壁面ガラスに映る景観を堪能してきた。しかしあの白とピンクのチラチラ模様は初めて。何だろうと３００ｍを泳いでの１回目インターバルで、温泉に浸りながら眺めると、ピンクは満開の桜、白は咲き誇る辛夷の花ではないか！２５ｍ６コースのプールと子供用プール、更に温泉浴槽を備えた広々としたプールで泳いでいるのは先客２名だけ。お気に入りの特等席第６コースは待ってましたとばかり、壁面からの光を反射して仙人を受け入れてくれたのである。水面から覗く白とピンクのこの繚乱の花びらを見せたくてきっと待っててくれたんだね。なんぞといつもの独断と偏見で塗り固めた想念で、泳ぎながらのお花見に酔い痴れる仙人でした。

９日
（日）

雨
曇

作陶小屋、石段
図書館
夕温泉プール

楕円大皿作陶
石段雑草除去
遠藤周作「深い河」
「スリランカ」（123）
４６５５歩、３２５８ｍ、１５５Kca

昨日、重くて堪らんので作陶に精神を集中させようと、轆轤室に籠り土と格闘。１０ｋｇもある土を捏ねるのは、それだけでかなりの力仕事。ゆっくり時間を掛けて４つの粘度の異なる土を混ぜ合わせ、霧を吹き再び捏ねて混入した空気を抜く。上半身の体重を掛け麺棒で粘土を潰し、タオルを載せてその上から大理石でできた重いピザローラーで伸ばし平板を作っていく。それから成形に入るのだが、何度やっても、どう工夫しても気に入った自然のフォルムが出来ない。仕方なく前回と同様な長方形の大皿にして引き上げたが、気になって気になって轆轤室に戻り元の土に戻し１日時間を置いてみることにした。で夕刻散歩は落ち込んだまま昏く重い影を引きずりながら里の逍遥。杏が７分咲きで色の艶やかさにうっとり。霜降りの椿もやっと咲いた。昨日遊んでやった蝦蟇が池に卵を産んだ。殺風景な大地を剥き出しにした畑の畝にも僅かに緑が！おやと、近づいて」みるとじゃが芋が芽吹いているでは！

８日
（土）

雨
曇

作陶小屋
葡萄畑
夕里逍遥Ｒｕ

２回目の花器
（大花器失敗）
石垣下マルチ（122）
８５３２歩、５９７２ｍ、２８１Kca

錦鯉がやっと姿を現した。同時に蝦蟇が群れて池を泳ぎ回りゲコゲコ合唱を始めた。今年は暖かい冬だったのでもっと早く春がやって来ると思っていたが、梅の開花も遅いし、例年３月下旬には観られる蝦蟇の卵も全く無く、春は明らかに遅れている。山荘の庭には３月の花である水仙、森には春蘭の花が咲き誇っているので若しや片栗が咲き出したのではと、ゲートのキウイ下を覗くと２本、見っけ！書斎でＨＰ編集してたら、蝦蟇があんまり煩く催促するもんだから、一緒に遊んでやることにした。先ずは話し好きなボン・シルバーに載せてやり、蝦蟇に天空の大きさ、広さ、深さを堪能させてやった。「どうだい、長い間土の中で眠っていていきなり天空を仰ぐと、世界観が変わるだろ。今朝は雲が去来し、山々を見せたり隠したりいてるけど、あの雲が去ると碧い海が広がって、何処までだって泳いでいけるぜ！」　きっとそんなことをジョンの奴云ってるのかな。

７日
（金）

曇

水源地
夕扇山ＭW

水源地から伐採木を運ぶ
１３７４０歩、９６１７ｍ、３５０Kca

そうだったのだ。３次元を点（０次元）としてイメージし飛び去る時空（４次元）から眺められば、点は移動するように観えその軌跡は１次元の線を描く。その線を飛び去る時空から観れば２次元の面を成し、更に３次元の立体となり６次元のイメージが出来上がるでは！これが「２００１年宇宙の旅」でキューブリックが描いたワープだったのだと、不意に気付いた。これ中央線のトンネルが齎した幻想。これだから中央線は銀河鉄道なのだと妙に納得。それにしても素数などに魅かれる幼児・薫の感性はどうなっているのだろうか？書かねばと思いつつあっと云う間に数年を経てしまい、慌ててHPのindexにメルセンヌ数と素数妖精をリンクさせた。

目白トレ３

３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白

第2週

４日
（火）

晴

作陶小屋
昼扇山EW

水道管接着剤で接合、
里芋、ほうれん草、キウイ
枯露柿等目白用収穫（121）
１０４２１歩、７２９４ｍ、３５１Kca

夜中にムックと起き失われた２０１４年４月４週101nikki2の再生に取り組んだ。失われたファイルlogo1941111.jpgからＰ5040029.jpgまでの１０個の画像が最古のＨＰである山荘日記に残っている限り、そいつを取り出し再編集しwebサイトに載せることは出来る筈と思ってはいたが、どう試みても転送されず諦めかけていたが、夜中に閃いたのだ。他の３つのサブディレクトリーは問題ないのに、何故旧ＨＰだけ転送システムが機能しないのか？更に右フレームと左フレームに分かれたindexのいづれにも日記索引ページがリンクされていない理由も解らずギブアップ。原因は突き止められなかったが、webサイトに載せる所までは閃きによってクリア。うまくいかず何度も諦め、それでも続けた結果ず諦めかけた後の突然の爆発は、質、量共に大きく素晴らしい夜明けを迎えられた。

３日
（月）

晴

葡萄畑、轆轤室、ＨＣ
夕扇山ＭＷ

施肥運機掛け
作陶（大皿削り）、鶏糞１０袋
消石灰１袋、１４Ｋ１袋、灯油５本
１００㍑購入（120）
１２６１５歩、８８３０ｍ、３６６Kca

アスパラの芽吹きを西畑の２か所で発見。ここ数年アスパラの播種を繰り返し、小さく芽吹く度に周りの雑草取りに励み育ててきただけに、小さな土筆のような頭が見えた時は嬉しかった。ところがその大切なアスパラを、雑草と間違えて、うっかり立鍬で刈ってしまった。折角出てきた貴重な１本なのに何てことを！未だ中畑では発芽してないと思い込んでいたので、つい立鍬の動きが早くなり手が滑ってしまったのだ。注意して観察したら中畑でも数か所で発芽しつつあるアスパラの頭発見！葡萄畑のブロッコリーがどれも立派な実（蕾）を付けたが、勿体無くいて収穫出来ない。しかし放って置けば花が咲いてしまい食べられなくなってしまうので収穫して食べてみた。生でも茹でても最高に美味しい。茎も葉も柔らかくて美味なので、食料の乏しい冬の間は鳥に狙われ、昨年などは数十授蕪が全滅。今年はしっかりネットを張って育てたので総てが順調に大きな蕾を着けている。暫くは山荘ブロッコリーが愉しめそう。

２日
（日）

曇
晴

葡萄畑、轆轤室、
中庭、林檎畑
夕小倉山ＺＺ

石垣下マルチ、畝作り
柿、庭木剪定、作陶（大皿文様）、
２０７０４歩、１４４９２ｍ、５３７Kca

ＤＶの記録を編集する度、度忘れしてしまった魚の同定に手間取る。潜るたびに出逢う魚たちの名前を直ぐ取り出せるようにと、長い時間をかけて魚字引「珊瑚海ＤＶ索引」を作ったのだが、画像を載せてないので同定するには一々字引に記されたＤＶ記録ページにリンクせねばならず、結局宝の持ち腐れ。そこで新たに画像入りの魚図鑑を創ろうと昨日から編集開始。その合間を縫って、大皿を作陶し、牡丹餅を作り坂本宅に届けがてら温泉プールへと大活躍。フラフラしてる孑孑を相手にせずセーシェル＆スリランカ実施決定。

１日
（土）

雪
曇

轆轤室
山崎豊子遺作
「約束の海」
読書開始
夕温泉プール

作陶（大皿１枚、数回潰す）、
クロール＆平で千ｍ（119）
坂本宅に牡丹餅１２個とどける。
お返しに里芋２.２kg貰う
３２５６歩、２２７９ｍ、１０７Kca

そこで口直しに既読の２作品・中村文則「最後の命」と高村薫「新リア王」を再読し始めた。驚く程の事もないが「最後の命」はほぼ９９％覚えていないのだ。彼が何を描こうとしていたかとか、性欲の根源に潜むアナーキーなまでの暴力と血の臭い、それらがうっすらと残っているだけ。中村文則の未熟でありながら不気味な爆弾を抱えた１０年前の文体を堪能しつつ、「新リア王」を開く。のっけからガツンとやられる。「この雪の昏さは何だろう。もしも世界がその表皮を剥いで自分は何者かを見せつけたら、こんなふうだと言わんばかりの、どこにも端がない真空の昏さ」　１２年前の作品であるが、これはインパクトが強すぎて忘れようにも忘れられないプロローグ。　鳩山一郎　－　岸信介　－　福田赳夫　　　　吉田茂　－　池田勇人　－　佐藤栄作　－　田中角栄　ちなみに岸の娘と結婚をした男、安倍晋太郎のことを、本書では、藤波孝生と併せてこう書いている。「脳味噌まで野心という筋肉でできておる最強の個体の群れ」（170ページ）　安倍晋三もまた野心という筋肉で着々と憲法改正へ、日本を追い込みつつある。本著の書かれた２００５年から６年後の３月１１日、、高村が述べた原子力政策のツケは想定内の震災によって、下北より南の福島を舞台にして支払わされる。３８２ページにはこう記されている。「下北はいつの日か戦後の原子力政策の行き詰まりの、すべてのツケを払う土地になる」

４月累計１９３km、７０９m 　　総活動距離：６１１km０３１ｍ

山トレ１６日計１６回（＋水泳３日）　山トレ累計６８回

月日	天気	活動場	活動記録	一言メモ
２８日（火）	晴	葡萄畑夕扇山MW	石垣下マルチ開始、ＨＰ編集蜂蜜、野菜、沢庵、キウイ目白梱包１３５７７歩、９５０３ｍ、３９２Kca	村上春樹の「騎士団長殺し」はモーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』第一幕に出て来る殺しの場面。時間は明け方。場面はセビーリャ市内、騎士長の邸宅の前で、従者レポレッロはこんな主人に仕える仕事はいやだとぼやいている。ドン・ジョヴァンニは騎士長の娘であるドンナ・アンナの部屋に忍び込んだが、彼女に騒がれ逃げようとした。そこへ騎士長が登場し、ジョヴァンニに斬りかかるが逆に殺される。この場面を高名な92歳の日本画家・雨田具彦が描き、アトリエの屋根裏に隠して置いたのを、主人公36歳の肖像画家が見つける。騎士団長の姿を形体化したイデア、「メタファー通路」という異空間へと誘うメタファー、実在するのか不明な存在の白いスバル・フォレスターの男等が登場し、相変わらずの凝った筋書き。どうも高村薫と較べてしまうと、お遊びの域を出ていなくて、途中は斜め読み。論評はいずれも確固たる権威となっている村上春樹を最大限に持ち上げ、阿っているようなのが多いが、心底ガックリ！
２７日（月）	雪晴	図書館、ＨＣ夕扇山ＭＷ	新チェーンソウ修理、中村文則「最後の命」高村薫「新リア王」ＨＰ編集（118）那須スキー場で冬山講習会の高校生７人と教師１人が雪崩で死亡８５８０歩、６００６ｍ、２２９Kca	今朝の雪は里まで降りて、山荘も眼下の盆地も真っ白。雪塗れの梅の花や水仙を撮影し、ボン・シルバーの角にキウイを刺して尉鶲やシジュウカラ、鵯（ヒヨドリ）の餌を用意。朝トレも畑仕事も出来ないので、ストレッチと筋トレをたっぷりして、パンの仕込みをしドリップで珈琲を沸かしゆっくり朝食。ナンガ・パルバット銀鞍１９８３年のデジタル化に着手し始めたが、登頂への夢破れ敢え無く黄泉の世界へ旅立った弟子見習い実習生が、消滅瞬間の最後に残した言葉。≪原本と同じく画像を入れたらいいと思います。特に車を修理するジャニー少年の眼なんか欠かせません≫　さて、それでは黄泉の国でもwebがみられるか解らんが、ちょっと入れてみようか。で、若し観られたらきっと弟子見習いのその実習生だったことをふと思い出し、黄泉の国でのアーカイブ作成に目覚めるかも知れない。いやそこまで知的作業が出来るなんぞと、買い被ってはいかん！あの脳は最早光さえ感知することは出来ない黄泉へ行ってしまったのだ。エンジンは掛かっても回転しなくなった新チェーンソウを捨てようと決意し、まー死因くらいは確認しておこうとホームセンターＤ２へ。何のことは無い、チェーンが伐採した時の切断面の圧力によって変形しただけのことであった。変形したチェーンがガイドバーの溝に挟まりチェーンが回転出来なくなっただけの話しであった。１時間もかからず解決。捨てなくてよかった。
２６日（日）	雪	夕温泉プール	お萩作り（広瀬氏に届けるが不在）、１０００ｍ泳ぐ、ＨＰ編集（117）２１２５歩、１４８７ｍ、６５Kca	雪予報は今朝の６時からからだったので、カーテンを開けた途端飛び込んできた雪景色に意表を衝かれた。しかし良く観ると雪景色は山荘から上だけで、福生里の集落は雨に濡れそぼって黒々としている。雨なら今日午後のトレーニングは、温泉プールに行って１０００ｍ程泳いでこようと思っていたが、雪は終日降り続くらしい。これでは一旦里に下ったら、雪道をスタッドレスタイヤだけで山荘に上がって来ることは出来ない。昼頃から雨になり車が通れそうなので温泉プールでトレイニング。先日買ってい置いた赤のカウンターをスタート台に下に置いて、往きの２５ｍをクロールで泳ぎ折り返しをブレストで１往復するとカウンターを押す。これを６回、つまり３００ｍ泳いだところで、温泉にドボン！じっくり温まってから再び、３００ｍ泳ぎ温泉。３度目は８往復し１０００ｍを泳いで温泉に入りトレ＾ニング終了。
２５日（土）	晴曇	葡萄畑、林檎畑水源地夕散策Ｒu	雑草取り、大和ハウスメンテ打ち合わせ、水源地伐採（116）８４１４歩、５８８９ｍ、２１９Kca	マジにヤバイ！まさか水源地までチェーンソウを担いで２往復し、伐採しただけでこれ程までに疲労困憊するとは！日毎のトレーニングなど何の意味もなかったかの如く老化現象というものは津波の様に押し寄せ、実にシビアに肉体を鞭打つ。若しかすると伐採でのチェーンソウのトラブル、繰り返される修復対応が精神を甚振り、肉体疲労に拍車うを掛けたかも知れぬが、それにしてもこのヨレヨレとした動きは何だ！つい最近まで畑仕事の後はご褒美に、山や森のトレーニングを兼ねた散策を実施していたが、ご褒美だなんてとんでもない。今日はとても山に登る元気が湧いてこず、ストック持って林檎畑の様子を観ながら冬駐車に出てみると、入口のチェーンが両端の支持棒がぶ飛んでいるでは。猪が突進したに違いない。それにしても恐ろしい力。ステンレス鋼の太い支持棒を再度打ち込み、チェーンを張って散歩再開。
２４日（金）	晴	夕扇山ＭＷ	ビア収納、ＰＣ編集８２３５歩、５７６４ｍ、２６９Kca	４つ目のサブディレクトリー作製が安定し転送トラブルも無くなったので、持ち歩いていた目白ＰＣを目白に置いて山荘へ。目白で編集したＨＰをサーバーから山荘ＰＣにダウンロードし、さて目白での編集の続きをしようかとマイコンピュータの編集ページを開いたら、な、なんと前回山荘ＰＣで編集した１枚の画像しか出ない。焦って転送ツールでマイコンピュータとサーバーのファイルを確認するが、間違いなく転送され存在する。更にそのファイルをダブルクリックすると確かに転送した画像が現れる。つまり転送ツールにファイルが存在するのにマイコンピュータの編集ページからも、webサイトからも消えてしまった。十数年このソフト・ホームページビルダーと付き合ってきたがこんな現象は初めて。２時間悪戦苦闘したが、これ以上操作を続けると回復不能になりそうなので、ソフトのメーカーJust Systemとやり取り。結論、「そりゃ最初から編集ページにファイルを入れ直すしかありません」　ざけんな！２万以上のファイルをどうやって入れ直すことが出来るんだ！しかし冷静になって考えると消えたファイルは目白で編集した乗鞍のＨＰだけ。これなら目白のマイコンピュータに残っているファイルをサーバーに転送し、それを再び山荘ＰＣにダウンロードすればいいでは！そこで未だ着いて２時間しか経ってない山荘から再び目白に向かい、目白ＰＣを引っ提げて山荘に戻ったのである。１日に2回山荘に向かったのも初めてであった。
				第４週
２０日（月）	晴	葡萄畑、林檎畑昼扇山EＷ	目白野菜収穫（115）８８３０歩、６１８１ｍ、２４０Kca	≪いまこの暗い巨きな石の建物のなかで考えていると、みんなむかし風のなつかしい青い幻燈のように思われます≫　ポラーノ広場がそんな風に青い幻燈になってやって来た。ポラーノ広場があの森の一番奥にあることは解っているのだが、幾ら硬い決意をして森の奥を目指しても必ず途中で迷ってしまい、中々到達できない。ポラーノ広場に行きたいと思った時は、ポラーノ広場のことだけを想って、意識を一点に集中させて眠る。夢の中にファゼーロとロザーロ、羊飼のミーロや、顔の赤いこどもたち、地主のテーモ、山猫博士のボーガント・デストゥパーゴの誰かが現れたらきっとポラーノ広場へ辿り着けるに違いない。そうしたらどうだい、≪ポラーノ広場≫を書いた前十七等官　レオーノ・キューストが出てきて、「早春の夜明けを明日届けよう。昏い巨きな石に閉じ込められた１１５番目の春を闇から救い出してあげよう」と告げたのです。その言葉に偽りは有りませんでした。≪そして私たちはまっ黒な林を通りぬけて、さっきの柏（かしわ）の疎林（そりん）を通り古いポラーノの広場につきました≫　小倉山から赫奕と昇る夜明けの光を浴びながら、春の海への航海に出ることが出来ました。
１９日（日）	晴	前庭、奥庭夕上条山ｋｚＫｖ	ビア瓶詰（114）１１５６５歩、８０９５ｍ、３１７Kca	檀香梅を扇山南森の２か所で見つけたので、きっと上条の森にも咲いているだろうと座禅草公園から峠に出て、稜線のそぞろ歩きを愉しむ。座禅草は先々週観た時から成長が止まったが如く小さいまま。そのうえ数も少なく数年前までの見事な群落はすっかり消えてしまった。稜線に出てから檀香梅の黄色い影を求めて森に目を配るが、冬枯れの無数の枝は、いずれも硬く身を閉ざし早春の兆しも無し。大体、檀香梅なるものに始めて出逢ったのは上条の森。この上条の森では彼方此方で見かけた記憶があるが、稜線から平沢に下る森の何処にも、たった１本の檀香梅をも見つけることが出来なかった。もしや片栗の森が伐採され巨大メガソーラーが建設されたことと関係があるのだろうか？いや片栗の森からは座禅草公園だって数百メートル、上条の森なんぞもっと離れているのだから、いくら何でもそこまで影響を及ばすとは考えたくはないが、野生の植生連鎖は仙人が考えている以上に繊細で複雑なのかも知れない。
１８日（土）	晴曇	乗鞍岳、山荘夕扇山ＭＷ	休暇村９時発→松本１０時１５分着１０時４０分発→東山梨１３時 →山荘着１３時２０分（113）８０８３歩、５６５８ｍ、１９８Kca	おいおい幾ら、なだらかなハイキングコースの様な乗鞍岳だとは云え、それは氷雪に覆われていない夏山シーズンの話。１年で一番積雪の多い３月にアイゼン、ピッケルも持たず、氷で武装した３千メートルに登ろうなんて無謀どころか、自殺行為に近いのではないか！一瞬のスリップでこのコンクリートのようなカチカチな氷の壁を死べり落ちたら、ピッケルを打ち込んでの滑落停止も出来ないし、アイゼンの爪を立てることも出来ない。で、仙人は１２時４５分には摩利支天に達し、よれよれになって無事下山したのである。疲れが酷く顔面浮腫、全身の筋肉の痛みに襲われながらも、≪生きていることは素晴らしいことなんだ！≫　なんぞとほざいているのであるから、仙人は救い難き阿呆でしかないとしみじみ思うのである。下山後、かもしかゲレンデから夢の平までスキーを走らせ、休暇村に戻るため再びかもしかゲレンデに戻り、休暇村に向かうと総てのリフトが停止。地震を感知しての自動停止らしいが、数分遅れたら休暇村に連絡するリフトに取り残されたままになるところ。１時間もリフトに放置されたら寒くて堪らん。無事休暇村にもどり先ずは冷えた体を露天風呂にドボンと放り込む。阿呆は他にも居た。露天風呂でいっしょになった７５歳のスキー単独行動の爺様は、作朝血圧が急上昇し神奈川県の南足柄まで車で帰り、夕刻には血圧がさがったので再び車を飛ばし、南足柄から中央高速へ出て深夜３時に戻ったという。訊いてみると特別に此処に戻らねばならぬ理由なし。孤独な老人の心象が透けて観えた。帰りの車中で「騎士団長殺し」を読むがあまり面白くないのでウトウトして入たら、あっという間に東山梨駅についてしまい、山荘に戻ってから、運動不足なので扇山へ。
１７日（金）	晴	乗鞍岳摩利支天岳	８：３０始発のリフトで羚羊リフト終点リフト終点まで９：２０登山開始→摩利支天１２：４５羚羊登山口１４：１０１６５３１歩、１１５７１ｍ、４１８Kca	一昨日まで雪が深すぎてラッセルが酷く、手も足も出なかったが、昨日になって２日続きの好天で新雪がクラストし、やっと登れるようになった。稜線直下はガラスのようなカリカリの雪壁で、緊張の連続。と云うのも実は今回山頂を目指すのは止めようと、、ピッケルもアイゼンも敢て置いてきたのだ。持って来れば頂を目指すのは当たり前で、そうなると昨年の遭難事故で完全復帰できていない村上を置き去りにすることになる。晴れてさえいれば問題無いが、一旦ガスに巻かれると広大な雪原の位ヶ原では、方向感覚を失い遭難の恐れがある。例えラッセルトレールが残っていても、そんなものはブリザートで一瞬にして掻き消えてしまう。アイゼン、ピッケルが無ければ幾ら無謀な仙人であっても山頂を目指すことはあるまいと、信じて（？）いたが、快晴の紺碧の空が秋波を送るのだ。その上、剣ヶ峰の北に聳える摩利支天までもが、妖艶な雪の様な白い肌(当たり前）を曝し、事もあろうに≪あたしを抱いて！≫なんぞと囁くではないか！そうなるとあれ程登るまいと堅い決意をしてアイゼン、ピッケルまで置いて来たのに、仙人は勝手な思惑を決意に重ねる。「まっ、今日は高気圧に覆われているのでガスっても一瞬でブリザートに見舞われることもあるまい。大体、村上は位ヶ原まで達することが出来るかどうか解らないし、摩利支天岳に登ってみっか！」
１６日（木）	晴	乗鞍岳ゲレンデ	かもしかゲレンデ、鳥居尾根夢の平、わさび沢、休暇村エリア９：２０～１６：００迄（112）７２９０歩、５１０３ｍ、２４９Kca	昨日は晴れ間はあるものの断続的に横殴りの雪や、ふわふわとした雪が舞ったりだったが、昨夜から星が瞬きだし、今朝はピッカピカの大快晴。夜明けから望遠カメラとデジカメで朝焼け乗鞍岳を撮りまくる。夜明けの露天風呂後うっかりスチックゼノールAを塗り忘れ、滑り出した途端、大腿四頭筋が痛み出し焦る。午前中３時間程滑ってから休暇村に戻り、露天風呂で筋肉をほぐし、ゼノールをたっぷり塗り込んで再度、上級者コースと云われている急斜面のかもしかに出向く。大体乗鞍スキー場は何処も彼処も初心者向けのなだらかな斜面ばかりで、急斜面はかもしかと鳥居尾根くらいなもん。特に上級者コースと云えるほどではないが、此処は圧雪車が入ってないので、自然の斜面で滑り心地満点。しかし此処でばかり滑っていると流石に飽きる。そこでかもしかと夢の平、鳥居尾根を結ぶゲレンデを繋いで滑ることにした。標高２千ｍ以上にリフトの設置は認められていないので、かもしかのリフト降り場は２千ｍ弱。此処から標高１５００ｍの夢の平まで標高差５００ｍをノンストップで一気に滑り降りる。其処から鳥居尾根リフトに降りて、ポールバーンを滑り降りて、再びかもしかに戻る。これを数回繰り返し、どうにかスキーの感覚を取り戻したが、さすがに最早スピードは出せない。確実に回転し間に斜滑降を入れてスピードを押さえ滑降する。
１５日（水）	雪晴	乗鞍岳ゲレンデ	かもしかゲレンデ、鳥居尾根夢の平、わさび沢、休暇村エリア１０：３０～１６：２０迄（111）５２０３歩、３４６２ｍ、１７４Kca	昨日のアイスバーンと異なり、昨夜来の新雪でゲレンデは何処も彼処も処女雪。写真を撮りながらのんびりスキー。ゲレンデはガラガラで１つの斜面にたった１人と云う場面も屡々。リフト１日券も月曜日はレディースデイで女性は半額、昨日火曜日は長野県民は半額の１５００円、今日は総てのスキヤーが半額で明日はシニア、明後日は遠い人半額と大安売り。それでもゲランは人影少なく、数本のリフトも運休で閑散としている。ゲレンデも半数以上はスノーボードで、中にはボードにハンドルをつけた新兵器まで登場していて吃驚！乗っていたらリフトに雪面に竜巻が発生し、グルグルと渦を巻きながら移動し、その後に幾重もの円模様がゲレンデに描かれる。やがてリフトまで襲い、直ぐ後ろのリフトに乗ってるスキーヤーが巻き込まれ大騒ぎ！雪の竜巻を上から眺めたのは初めてで仙人も嬉しくて≪ほっ、ホッ≫なんぞと叫んでみたり。
１４日（火））	晴	乗鞍岳ゲレンデ	かもしかゲレンデ、鳥居尾根夢の平、わさび沢、休暇村エリア９：３０～１６：２０迄９９８２歩、６９８７ｍ、３４９Kcal	めきめき、ぎりぎり、これ自らの大腿四頭筋の呻きである。な、何だ、これ毎日登山で鍛えている俺の大腿四頭筋か？うそー！こんな弱い筈有り得ない。と思ってもても現実の大腿四頭筋の痛みは減るどころか益々激しくなるばかり。それに回転する時に外エッジが雪に取られ板が揃わない。今まで使ったことのない短いスキーを使っているのでバランスも悪く、スピードも出せない。乗鞍岳の山頂からグリセードで滑降したのは昨年の４月。そりゃゲレンデスキーなるものをやらなくなって10年近く経つかもしれないが、それにしたってたががゲレンデスキーではないかと侮っていた。ところがどっこい！老いてしまった肉体が、吃驚こいてえらい騒ぎ。このまま滑り続けたら幾ら鍛えた大腿四頭筋でも断裂を興しかねない。そこでゲレンデの途中にある宿・乗鞍休暇村の戻り、露天風呂に入り大腿四頭筋を入念にマッサージしほぐし、たっぷりスチックゼノールＡを塗り込み再びでレンデへ。昨春、穂高の雪壁登攀後に乗鞍岳登山の基点として利用してからこの乗鞍高原休暇村は気に入って、1週間ほどのんびり滞在できないかと空きを狙っていたのだが、どうにか13日から１８日まで取れたのだ。スキーの真っ最中に筋肉ほぐしに露天風呂にざぶんと飛び込み再び、即ゲレンデに飛び出せるなんて山岳温泉ホテルは此処しかない。
１３日（月）	曇雪	乗鞍岳へ	東山梨１１：２４→松本１４：００着、１４：１５出迎え →１５：２０休暇村着　PCのモム接続出来ないと解りガックリ。（110） 4482歩、３２３７ｍ、１４５Kcal	マダガスカルのＤＶを兼ねたゲームドライブ、モザンピークダイビング後のジープでのサファリを計画していたが、現在マダガスカル航空は運休中、モザンビークのＤＶサイトは秋に入り水温が下がり海流も強くＤＶに不適。それでは思い切って子供の頃から行ってみたいと思っていたマタキテライ（イースター島）にでも行ってＤＶをと現地資料を調べたが、タヒチ島経由だと近くていいのだが南米チリのサンチャゴ経由に比べると飛行機代だけでも30万円も高く手が出ない。幾らなんでもイースター島に行くのにサンチャゴ経由で2倍以上もの距離を飛んで3日もかけてイースター島に行くなんて考えられない。飛行機の中で腐ってしまいそう。そこで念願のセーシェルダイビングとアーサーＣクラークを追ってのスリランカへの旅に変更。とまあ、紆余曲折を経て4月の旅は漸く最終段階に至り、やっと3月の山旅に出発できそう。だがその4月の交渉をＷＴＰの遠藤と煮詰めている真っ最中でもあり、ＨＰ４つ目のサブディレクトリー作成トラブルで目白、山荘の２つのＰＣの調整操作中でもあり今ＰＣから離れる訳にはいかない。でノートパソコンをザックに詰めて昨日ビンディングを調整したショートスキーを持っていざ、乗鞍へ。しかし着いてみると確かにＰＣは無料で使えるがモデムコードは無く、無線ランの設置してないＰＣは使えないと判明。ガックリ！
１２日（日）	晴	林檎畑夕扇山EW	アスパラ畑雑草取り新たに畝間に捨てた種芋移植７１７６歩、５０２３ｍ、１７１kcal	つまらん！ガックリ、未だ上巻の５分の１程しか読んでないが、「１Q８４」から７年も経て書き下ろした本格長編にしては実にお粗末。下巻では「渇望する幻想そして反転する眺望」なんぞと、意味深な挑発をしているが、行間がスカスカで何も観えない。午後から山スキーのビンディングの調整をした。昨春、乗鞍の山頂からグリセードで下ったが、山靴で滑走するよりショートスキーで下った方が快適で愉快。考えたら昔ツェルマットで買ったロシニョールのスキー板がビンディングも付けず、そのまま放置されているのを想いだした。こいつを短くちょん切って、山スキー用のビンディングを取りつけショートスキーにすれば、軽くて持ち運びも楽だし！よし即実行とばかり、倉庫裏の棚からスキー板を下ろそうとしたが、スキー板だけでクロスカントリー用から山スキー、ゲレンデ用と１０組近くあり下ろすだけで一苦労。どのビンディングにしようかと選んでいたら、ほぼショートスキーに近い短い板発見。こいつのビンディングを今履いてる登山靴に合わせればいいのではと調整。よーしこいつの履き心地を試してみよう。
１1日（土）	晴	西畑、図書館夕扇山ＭＷ	ビア１次仕込み、西柵際マルチ（109）（騎士団長殺し上下）１１０９０歩、７７６３ｍ、３１８kcal	意図的に極めて明るい声でおばあちゃんの部屋に呼びかけてみる。「おはよう！」　大した謂れも無いキャッシュ１００万円は、時には鋭利な刃物となって心臓を一気に抉る恐れもある。致命傷とはならずとも、自らの立ち位置を鮮明に浮き彫りにされ、鬱の闇に落ち込み涙するかもしれない。やはり浅はかであったか！２３番目の半素数おめでとう！２つの素数５×１３からなる半素数６５は実は4² + 7² とも表わされる数で、秘めたる神秘性と、美しい平方数の和からなり、数に魅せられた者にとって恋せずにはいられない数の１つ。３・１１地震　死者１万５８９３人、行方不明者２５５３人、負傷者６１５２人（２０１７年３月１０日現在）６年目の今日14時46分18秒、西畑の西際柵で農作業中黙祷。段ボールマルチを終え扇山に登り、塩山図書館へ村上春樹の「騎士団長殺し」上下巻を取りに行く。
１０日（金）	晴	ＰＣ操作夕扇山ＭＷ	ＨＰＢ２１サーバー未使用ファイル削除出来ないと判明ガックリ！２台にHPB21インストールサブディレクトリ№４完了７１８１歩、５０２６ｍ、１８３kcal	ＨＰＢ２１を山荘のデスクトップにダウンロードしようと目白ノートパソコンに入って居るＣＤソフトを出そうとしたら、うんともすんとも云わない。簡単に引き下がってなるものかと、例によってカバーを外して構造を把握し、小さな操作ボタン穴を見つけたので歯間ブラシの先で押してみたが開かず。カバーに付いてるボタン穴を押す細いピンが作動しないのかと、再度カバーを閉めたらピンが折れてしまい、これ以上無理してこじ開けると回復不能の恐れありと判断。Ｋ２電気に持って行ったら即解決。「あのこれあたしもお客さんから教わったんですけど、普段はやっちゃいけないこと。カバーの押し釦の横に小さな穴があるでしょ。此処にピンを押し込むとほら、簡単に開くでしょ。それとＰＣからＢＤ－ＲＥドライブをクリックすると自動的にカバーが開くんです。何しろパソコンは考えても解らないんですよ。其の操作を知ってるか知らないかそれだけですから！」確かにその通り、ごもっとも様です。
				第2週
７日（火）	晴	西畑夕扇山ＭＷ	西側柵の穴掘り施肥目白野菜収穫１１９１９歩、８３４３ｍ、３４０kcal	≪よれよれ≫と云う言葉が実感を伴って全身に氾濫する。つい最近まで口笛を吹き、スキップしながら駆け巡っていた北峠からＰ３峰への逍遥が、やけに重いのだ。筋肉に重い澱が澱み、ゆっくりでないと次の一歩が踏み出せない。「ふん、ふん、こりゃ経済的でいいわい。態々時間と多額の費用をかけてヒマラヤやアルプスに出かけなくても山荘の庭にある扇山や小倉山で、これだけ負荷のかかる登山が出来るのであるから、大いに喜ぶべし」　なんぞと独り言ちてみる。そう捉えるとこの重い一歩が、逍遥とは異なる意味を持ち始め、道なき急斜面を覆う滑り易い枯葉との闘いが、ヒマラヤの未踏峰でのラッセルに変換されてしまうのだから愉しく無い筈がない。深夜まで読書していたので、今朝は夜明けを待ちかねて西畑に飛び出して西側柵の穴掘り施肥。さて此処には何を植えようか？例年のモロッコいんげんか、連作を避けて南瓜かゴーヤーにしようか、それとも余って捨ててしまった馬鈴薯の種芋を植え付けようか？
６日（月）	晴	西畑夕Ｐ３峰ＮＴ	ビア瓶詰2次醗酵（108）、 20kgの粘土練りを終了９４５５歩、６６１８ｍ、２４３kcal	≪ある牛飼ひがものがたる≫で始まり、≪おや、■、川へ入っちゃいけないつたら≫で終わる「オッペルと象」は、第１、２、５日曜に牛飼ひが語るお話しである。■は『校本宮澤賢治全集』よりも前の全集ではこの箇所を「君」という文字に校訂していたらしいが、何故敢て賢治は■に伏せたのか？なぜ第３、４日曜は無いのか、川へ入っちゃいけないと誰に云ってるのか、牛飼ひの牛か、それともお話を聞いているあなたにか？入っちゃいけない川は何を意味しているのか？　昨夜、小森陽一の「最新宮沢賢治講義」（1996年度版）の「オッペルと象」を読んで、小森の講義に耳を傾けてみた。樹麗が不要になったので捨てるけど、読むならどうぞと目白の机上に置いてあったものを山荘に持参。ページを捲ると、坂原冨美代様　１９９９・１１・２９　小森陽一とサインが入って居る。あれ、つまりこれは冨美代さんが樹麗にあげたのか。そういえばその頃小森陽一は東大で助教授として教えていたから、樹麗も講義に顔を出していたのかも？それを樹麗から聴いていた冨美代さんも、序にと小森陽一の講演か、講義を聞きに行ったとか？だとするなら、樹麗や冨美代さんはこの講義内容をどう受け止めたのか？興味あるな！驚いた！「オッペルと象」について画像編集をしようと思って、ネットを覗いたら僅か数十枚しかないbing comのフリー画像の11枚に、「仙人日記」のオッペルと象の画像が使われているでは！ロボット検索でピックアップしてるのだろうが、本人の知らぬ間に使われているとは、何とも恐ろしいことである。
５日（日）	晴	西畑夕小倉山ＺＺ	じゃが芋の種芋植付１９３２９歩、１３５３０ｍ、４７９kcal	昨年の豊作で食べきれず、コンテナ8個に大きさ毎に区分けしておいたじゃが芋が何やらざわめかしいのだ。そんなの解ってるって！だからこそ毎週、毎週、畑の雑草を取り施肥し耕運機掛けし、お前たちの発芽した命を育んでくれる子宮を耕しているではないか！先ず今朝は林檎畑に植付してやろうでは！で、朝6時起床でストレッチ、筋トレ、柔軟体操して畑に飛び出す。うーん、夜明け前の畑は清々しくて実に気持ちいいな。
４日（土）	晴	前庭、奥庭、西畑夕森と扇山林道	アンネ薔薇５株移植、西畑雑草取り施肥耕運機掛け（107）龍滝の水漏れホース交換（この水漏れが氷瀑を作っていた）１０８９１歩、７９２３ｍ、２５２kcal	107とは煩悩の数１０８の１つ手前、九十八随眼（９８ずいめん）―煩悩に十纏(てん) ―随煩悩を咥えて１０８つだとか。その１つ手前でいつもより遥かに強烈な≪意味の喪失≫に襲われ、遂にヤクに手を出してしまった。睡眠、覚醒を制御するオレキシンを飲みたかったが未だ入手していないので、仕方なく超短期型のアモバンテスと短期型のソレントミン、それにいつものロキソニンのジェネリック・ロキソプロフェン６０ｍｇを机上に並べ思案。先ず夕食後に痛み止めとしてロキソプロフェンを２倍の2錠服用し、寝る前に素早く睡眠に入れるようアモバンテスを飲み、夜中に目覚めたら駄目押しでソレントミンでどうだ！そうそう胃がやられるからレバミピド１００ｍｇも忘れないように。柵によって育てられその柵によって捉われ、時に柵を超え新たな世界を見出し、柵内にとどまり暫し血を甞め合う。確かにあった筈の自己が、実は柵のディフォルメであったと気付くと、自己は一気に崩壊を始め、安易な狂乱に陥ろうと自己嫌悪に走る。
３日（金）	晴	林檎畑、葡萄畑夕扇山ＭＷ	ＨＰ編集（目白ＰＣと２台）１２０３４歩、８４２３ｍ、３５０kcal	「この身もふたもない世界は、何ものかがあるという以上の理解を拒絶して、とにかく在る。俺たちはその一部だ」　高村薫「冷血」上巻の帯封のＣＭである。てっきり出版社のスタッフが書いたものと思い、ふーん、こいつ中々やるな。高村薫の本質をずばり衝いているな！と感心して通り過ぎていたのだが読み終わって、待てよこれ程までに的確に僅か一行で書けるはずはない。高村薫本人が文中の何処かにに記しているに違いない。それを気付かずに読み過ごしてしまったに違いない。そこで３１０ページに及ぶ上巻の何処に誰のセリフとして書かれているのか探し出すことにした。しかしこのセリフ、一家４人を惨殺した井上克美、戸田吉生が呟いてもぴったりだし、彼等を追う刑事・合田雄一郎が独り言ちてもおかしくは無い。となると探し出すのは再読に等しいのではと一度は断念したが、やはり気になる。昨夜読了したばかりの上巻のページを再び開く。３度目になるが全然苦にならないのだから、如何に高村薫の文章が優れているか再認識。あった！１７９ページの上段の後半部の合田雄一郎が犯人の心象を推察するセリフであった。つまり何ものかが在るだけで、理解の拒絶された存在としての自己を認識する部分で高村薫の心象そのものなのだ。
３月累計１４１km、５９２m 　　総活動距離：４１７km３２２ｍ	山トレ２０日計２０回（＋畑１日）　山トレ累計５２回

月日

天気

活動場

活動記録

一言メモ

２８日
（火）

晴

葡萄畑
夕扇山MW

石垣下マルチ開始、ＨＰ編集
蜂蜜、野菜、沢庵、キウイ目白梱包
１３５７７歩、９５０３ｍ、３９２Kca

村上春樹の「騎士団長殺し」はモーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』第一幕に出て来る殺しの場面。時間は明け方。場面はセビーリャ市内、騎士長の邸宅の前で、従者レポレッロはこんな主人に仕える仕事はいやだとぼやいている。ドン・ジョヴァンニは騎士長の娘であるドンナ・アンナの部屋に忍び込んだが、彼女に騒がれ逃げようとした。そこへ騎士長が登場し、ジョヴァンニに斬りかかるが逆に殺される。この場面を高名な92歳の日本画家・雨田具彦が描き、アトリエの屋根裏に隠して置いたのを、主人公36歳の肖像画家が見つける。騎士団長の姿を形体化したイデア、「メタファー通路」という異空間へと誘うメタファー、実在するのか不明な存在の白いスバル・フォレスターの男等が登場し、相変わらずの凝った筋書き。どうも高村薫と較べてしまうと、お遊びの域を出ていなくて、途中は斜め読み。論評はいずれも確固たる権威となっている村上春樹を最大限に持ち上げ、阿っているようなのが多いが、心底ガックリ！

２７日
（月）

雪
晴

図書館、ＨＣ
夕扇山ＭＷ

新チェーンソウ修理、
中村文則「最後の命」
高村薫「新リア王」ＨＰ編集（118）
那須スキー場で冬山講習会の
高校生７人と教師１人が雪崩で死亡
８５８０歩、６００６ｍ、２２９Kca

今朝の雪は里まで降りて、山荘も眼下の盆地も真っ白。雪塗れの梅の花や水仙を撮影し、ボン・シルバーの角にキウイを刺して尉鶲やシジュウカラ、鵯（ヒヨドリ）の餌を用意。朝トレも畑仕事も出来ないので、ストレッチと筋トレをたっぷりして、パンの仕込みをしドリップで珈琲を沸かしゆっくり朝食。ナンガ・パルバット銀鞍１９８３年のデジタル化に着手し始めたが、登頂への夢破れ敢え無く黄泉の世界へ旅立った弟子見習い実習生が、消滅瞬間の最後に残した言葉。≪原本と同じく画像を入れたらいいと思います。特に車を修理するジャニー少年の眼なんか欠かせません≫　さて、それでは黄泉の国でもwebがみられるか解らんが、ちょっと入れてみようか。で、若し観られたらきっと弟子見習いのその実習生だったことをふと思い出し、黄泉の国でのアーカイブ作成に目覚めるかも知れない。いやそこまで知的作業が出来るなんぞと、買い被ってはいかん！あの脳は最早光さえ感知することは出来ない黄泉へ行ってしまったのだ。エンジンは掛かっても回転しなくなった新チェーンソウを捨てようと決意し、まー死因くらいは確認しておこうとホームセンターＤ２へ。何のことは無い、チェーンが伐採した時の切断面の圧力によって変形しただけのことであった。変形したチェーンがガイドバーの溝に挟まりチェーンが回転出来なくなっただけの話しであった。１時間もかからず解決。捨てなくてよかった。

２６日
（日）

雪

夕温泉プール

お萩作り（広瀬氏に届けるが不在）、
１０００ｍ泳ぐ、ＨＰ編集（117）
２１２５歩、１４８７ｍ、６５Kca

雪予報は今朝の６時からからだったので、カーテンを開けた途端飛び込んできた雪景色に意表を衝かれた。しかし良く観ると雪景色は山荘から上だけで、福生里の集落は雨に濡れそぼって黒々としている。雨なら今日午後のトレーニングは、温泉プールに行って１０００ｍ程泳いでこようと思っていたが、雪は終日降り続くらしい。これでは一旦里に下ったら、雪道をスタッドレスタイヤだけで山荘に上がって来ることは出来ない。昼頃から雨になり車が通れそうなので温泉プールでトレイニング。先日買ってい置いた赤のカウンターをスタート台に下に置いて、往きの２５ｍをクロールで泳ぎ折り返しをブレストで１往復するとカウンターを押す。これを６回、つまり３００ｍ泳いだところで、温泉にドボン！じっくり温まってから再び、３００ｍ泳ぎ温泉。３度目は８往復し１０００ｍを泳いで温泉に入りトレ＾ニング終了。

２５日
（土）

晴
曇

葡萄畑、林檎畑
水源地
夕散策Ｒu

雑草取り、大和ハウスメンテ
打ち合わせ、水源地伐採（116）
８４１４歩、５８８９ｍ、２１９Kca

マジにヤバイ！まさか水源地までチェーンソウを担いで２往復し、伐採しただけでこれ程までに疲労困憊するとは！日毎のトレーニングなど何の意味もなかったかの如く老化現象というものは津波の様に押し寄せ、実にシビアに肉体を鞭打つ。若しかすると伐採でのチェーンソウのトラブル、繰り返される修復対応が精神を甚振り、肉体疲労に拍車うを掛けたかも知れぬが、それにしてもこのヨレヨレとした動きは何だ！つい最近まで畑仕事の後はご褒美に、山や森のトレーニングを兼ねた散策を実施していたが、ご褒美だなんてとんでもない。今日はとても山に登る元気が湧いてこず、ストック持って林檎畑の様子を観ながら冬駐車に出てみると、入口のチェーンが両端の支持棒がぶ飛んでいるでは。猪が突進したに違いない。それにしても恐ろしい力。ステンレス鋼の太い支持棒を再度打ち込み、チェーンを張って散歩再開。

２４日
（金）

晴

夕扇山ＭＷ

ビア収納、ＰＣ編集
８２３５歩、５７６４ｍ、２６９Kca

４つ目のサブディレクトリー作製が安定し転送トラブルも無くなったので、持ち歩いていた目白ＰＣを目白に置いて山荘へ。目白で編集したＨＰをサーバーから山荘ＰＣにダウンロードし、さて目白での編集の続きをしようかとマイコンピュータの編集ページを開いたら、な、なんと前回山荘ＰＣで編集した１枚の画像しか出ない。焦って転送ツールでマイコンピュータとサーバーのファイルを確認するが、間違いなく転送され存在する。更にそのファイルをダブルクリックすると確かに転送した画像が現れる。つまり転送ツールにファイルが存在するのにマイコンピュータの編集ページからも、webサイトからも消えてしまった。十数年このソフト・ホームページビルダーと付き合ってきたがこんな現象は初めて。２時間悪戦苦闘したが、これ以上操作を続けると回復不能になりそうなので、ソフトのメーカーJust Systemとやり取り。結論、「そりゃ最初から編集ページにファイルを入れ直すしかありません」　ざけんな！２万以上のファイルをどうやって入れ直すことが出来るんだ！しかし冷静になって考えると消えたファイルは目白で編集した乗鞍のＨＰだけ。これなら目白のマイコンピュータに残っているファイルをサーバーに転送し、それを再び山荘ＰＣにダウンロードすればいいでは！そこで未だ着いて２時間しか経ってない山荘から再び目白に向かい、目白ＰＣを引っ提げて山荘に戻ったのである。１日に2回山荘に向かったのも初めてであった。　

第４週

２０日
（月）

晴

葡萄畑、林檎畑
昼扇山EＷ

目白野菜収穫（115）
８８３０歩、６１８１ｍ、２４０Kca

≪いまこの暗い巨きな石の建物のなかで考えていると、みんなむかし風のなつかしい青い幻燈のように思われます≫　ポラーノ広場がそんな風に青い幻燈になってやって来た。ポラーノ広場があの森の一番奥にあることは解っているのだが、幾ら硬い決意をして森の奥を目指しても必ず途中で迷ってしまい、中々到達できない。ポラーノ広場に行きたいと思った時は、ポラーノ広場のことだけを想って、意識を一点に集中させて眠る。夢の中にファゼーロとロザーロ、羊飼のミーロや、顔の赤いこどもたち、地主のテーモ、山猫博士のボーガント・デストゥパーゴの誰かが現れたらきっとポラーノ広場へ辿り着けるに違いない。そうしたらどうだい、≪ポラーノ広場≫を書いた前十七等官　レオーノ・キューストが出てきて、「早春の夜明けを明日届けよう。昏い巨きな石に閉じ込められた１１５番目の春を闇から救い出してあげよう」と告げたのです。その言葉に偽りは有りませんでした。≪そして私たちはまっ黒な林を通りぬけて、さっきの柏（かしわ）の疎林（そりん）を通り古いポラーノの広場につきました≫　小倉山から赫奕と昇る夜明けの光を浴びながら、春の海への航海に出ることが出来ました。　

１９日
（日）

晴

前庭、奥庭
夕上条山ｋｚＫｖ

ビア瓶詰（114）
１１５６５歩、８０９５ｍ、３１７Kca

檀香梅を扇山南森の２か所で見つけたので、きっと上条の森にも咲いているだろうと座禅草公園から峠に出て、稜線のそぞろ歩きを愉しむ。座禅草は先々週観た時から成長が止まったが如く小さいまま。そのうえ数も少なく数年前までの見事な群落はすっかり消えてしまった。稜線に出てから檀香梅の黄色い影を求めて森に目を配るが、冬枯れの無数の枝は、いずれも硬く身を閉ざし早春の兆しも無し。大体、檀香梅なるものに始めて出逢ったのは上条の森。この上条の森では彼方此方で見かけた記憶があるが、稜線から平沢に下る森の何処にも、たった１本の檀香梅をも見つけることが出来なかった。もしや片栗の森が伐採され巨大メガソーラーが建設されたことと関係があるのだろうか？いや片栗の森からは座禅草公園だって数百メートル、上条の森なんぞもっと離れているのだから、いくら何でもそこまで影響を及ばすとは考えたくはないが、野生の植生連鎖は仙人が考えている以上に繊細で複雑なのかも知れない。

１８日
（土）

晴
曇

乗鞍岳、山荘
夕扇山ＭＷ

休暇村９時発→松本１０時１５分着
１０時４０分発→東山梨１３時
→山荘着１３時２０分（113）
８０８３歩、５６５８ｍ、１９８Kca

　おいおい幾ら、なだらかなハイキングコースの様な乗鞍岳だとは云え、それは氷雪に覆われていない夏山シーズンの話。１年で一番積雪の多い３月にアイゼン、ピッケルも持たず、氷で武装した３千メートルに登ろうなんて無謀どころか、自殺行為に近いのではないか！一瞬のスリップでこのコンクリートのようなカチカチな氷の壁を死べり落ちたら、ピッケルを打ち込んでの滑落停止も出来ないし、アイゼンの爪を立てることも出来ない。で、仙人は１２時４５分には摩利支天に達し、よれよれになって無事下山したのである。疲れが酷く顔面浮腫、全身の筋肉の痛みに襲われながらも、≪生きていることは素晴らしいことなんだ！≫　なんぞとほざいているのであるから、仙人は救い難き阿呆でしかないとしみじみ思うのである。下山後、かもしかゲレンデから夢の平までスキーを走らせ、休暇村に戻るため再びかもしかゲレンデに戻り、休暇村に向かうと総てのリフトが停止。地震を感知しての自動停止らしいが、数分遅れたら休暇村に連絡するリフトに取り残されたままになるところ。１時間もリフトに放置されたら寒くて堪らん。無事休暇村にもどり先ずは冷えた体を露天風呂にドボンと放り込む。
阿呆は他にも居た。露天風呂でいっしょになった７５歳のスキー単独行動の爺様は、作朝血圧が急上昇し神奈川県の南足柄まで車で帰り、夕刻には血圧がさがったので再び車を飛ばし、南足柄から中央高速へ出て深夜３時に戻ったという。訊いてみると特別に此処に戻らねばならぬ理由なし。孤独な老人の心象が透けて観えた。帰りの車中で「騎士団長殺し」を読むがあまり面白くないのでウトウトして入たら、あっという間に東山梨駅についてしまい、山荘に戻ってから、運動不足なので扇山へ。

１７日
（金）

晴

乗鞍岳
摩利支天岳

８：３０始発のリフトで
羚羊リフト終点リフト終点まで
９：２０登山開始→摩利支天１２：４５
羚羊登山口１４：１０
１６５３１歩、１１５７１ｍ、４１８Kca

一昨日まで雪が深すぎてラッセルが酷く、手も足も出なかったが、昨日になって２日続きの好天で新雪がクラストし、やっと登れるようになった。稜線直下はガラスのようなカリカリの雪壁で、緊張の連続。と云うのも実は今回山頂を目指すのは止めようと、、ピッケルもアイゼンも敢て置いてきたのだ。持って来れば頂を目指すのは当たり前で、そうなると昨年の遭難事故で完全復帰できていない村上を置き去りにすることになる。晴れてさえいれば問題無いが、一旦ガスに巻かれると広大な雪原の位ヶ原では、方向感覚を失い遭難の恐れがある。例えラッセルトレールが残っていても、そんなものはブリザートで一瞬にして掻き消えてしまう。アイゼン、ピッケルが無ければ幾ら無謀な仙人であっても山頂を目指すことはあるまいと、信じて（？）いたが、快晴の紺碧の空が秋波を送るのだ。その上、剣ヶ峰の北に聳える摩利支天までもが、妖艶な雪の様な白い肌(当たり前）を曝し、事もあろうに≪あたしを抱いて！≫なんぞと囁くではないか！そうなるとあれ程登るまいと堅い決意をしてアイゼン、ピッケルまで置いて来たのに、仙人は勝手な思惑を決意に重ねる。「まっ、今日は高気圧に覆われているのでガスっても一瞬でブリザートに見舞われることもあるまい。大体、村上は位ヶ原まで達することが出来るかどうか解らないし、摩利支天岳に登ってみっか！」

１６日
（木）

晴

乗鞍岳
ゲレンデ

かもしかゲレンデ、鳥居尾根
夢の平、わさび沢、休暇村エリア
９：２０～１６：００迄（112）
７２９０歩、５１０３ｍ、２４９Kca

昨日は晴れ間はあるものの断続的に横殴りの雪や、ふわふわとした雪が舞ったりだったが、昨夜から星が瞬きだし、今朝はピッカピカの大快晴。夜明けから望遠カメラとデジカメで朝焼け乗鞍岳を撮りまくる。夜明けの露天風呂後うっかりスチックゼノールAを塗り忘れ、滑り出した途端、大腿四頭筋が痛み出し焦る。午前中３時間程滑ってから休暇村に戻り、露天風呂で筋肉をほぐし、ゼノールをたっぷり塗り込んで再度、上級者コースと云われている急斜面のかもしかに出向く。大体乗鞍スキー場は何処も彼処も初心者向けのなだらかな斜面ばかりで、急斜面はかもしかと鳥居尾根くらいなもん。特に上級者コースと云えるほどではないが、此処は圧雪車が入ってないので、自然の斜面で滑り心地満点。しかし此処でばかり滑っていると流石に飽きる。そこでかもしかと夢の平、鳥居尾根を結ぶゲレンデを繋いで滑ることにした。標高２千ｍ以上にリフトの設置は認められていないので、かもしかのリフト降り場は２千ｍ弱。此処から標高１５００ｍの夢の平まで標高差５００ｍをノンストップで一気に滑り降りる。其処から鳥居尾根リフトに降りて、ポールバーンを滑り降りて、再びかもしかに戻る。これを数回繰り返し、どうにかスキーの感覚を取り戻したが、さすがに最早スピードは出せない。確実に回転し間に斜滑降を入れてスピードを押さえ滑降する。

１５日
（水）

雪
晴

乗鞍岳
ゲレンデ

かもしかゲレンデ、鳥居尾根
夢の平、わさび沢、休暇村エリア
１０：３０～１６：２０迄（111）
５２０３歩、３４６２ｍ、１７４Kca

昨日のアイスバーンと異なり、昨夜来の新雪でゲレンデは何処も彼処も処女雪。写真を撮りながらのんびりスキー。ゲレンデはガラガラで１つの斜面にたった１人と云う場面も屡々。リフト１日券も月曜日はレディースデイで女性は半額、昨日火曜日は長野県民は半額の１５００円、今日は総てのスキヤーが半額で明日はシニア、明後日は遠い人半額と大安売り。それでもゲランは人影少なく、数本のリフトも運休で閑散としている。ゲレンデも半数以上はスノーボードで、中にはボードにハンドルをつけた新兵器まで登場していて吃驚！乗っていたらリフトに雪面に竜巻が発生し、グルグルと渦を巻きながら移動し、その後に幾重もの円模様がゲレンデに描かれる。やがてリフトまで襲い、直ぐ後ろのリフトに乗ってるスキーヤーが巻き込まれ大騒ぎ！雪の竜巻を上から眺めたのは初めてで仙人も嬉しくて≪ほっ、ホッ≫なんぞと叫んでみたり。

１４日
（火））

晴

乗鞍岳
ゲレンデ

かもしかゲレンデ、鳥居尾根
夢の平、わさび沢、休暇村エリア
９：３０～１６：２０迄
９９８２歩、６９８７ｍ、３４９Kcal

めきめき、ぎりぎり、これ自らの大腿四頭筋の呻きである。な、何だ、これ毎日登山で鍛えている俺の大腿四頭筋か？うそー！こんな弱い筈有り得ない。と思ってもても現実の大腿四頭筋の痛みは減るどころか益々激しくなるばかり。それに回転する時に外エッジが雪に取られ板が揃わない。今まで使ったことのない短いスキーを使っているのでバランスも悪く、スピードも出せない。乗鞍岳の山頂からグリセードで滑降したのは昨年の４月。そりゃゲレンデスキーなるものをやらなくなって10年近く経つかもしれないが、それにしたってたががゲレンデスキーではないかと侮っていた。ところがどっこい！老いてしまった肉体が、吃驚こいてえらい騒ぎ。このまま滑り続けたら幾ら鍛えた大腿四頭筋でも断裂を興しかねない。そこでゲレンデの途中にある宿・乗鞍休暇村の戻り、露天風呂に入り大腿四頭筋を入念にマッサージしほぐし、たっぷりスチックゼノールＡを塗り込み再びでレンデへ。昨春、穂高の雪壁登攀後に乗鞍岳登山の基点として利用してからこの乗鞍高原休暇村は気に入って、1週間ほどのんびり滞在できないかと空きを狙っていたのだが、どうにか13日から１８日まで取れたのだ。スキーの真っ最中に筋肉ほぐしに露天風呂にざぶんと飛び込み再び、即ゲレンデに飛び出せるなんて山岳温泉ホテルは此処しかない。

１３日
（月）

曇
雪

乗鞍岳へ

東山梨１１：２４→松本１４：００着、
１４：１５出迎え
→１５：２０休暇村着　PCのモム接続
出来ないと解りガックリ。（110）
4482歩、３２３７ｍ、１４５Kcal

マダガスカルのＤＶを兼ねたゲームドライブ、モザンピークダイビング後のジープでのサファリを計画していたが、現在マダガスカル航空は運休中、モザンビークのＤＶサイトは秋に入り水温が下がり海流も強くＤＶに不適。それでは思い切って子供の頃から行ってみたいと思っていたマタキテライ（イースター島）にでも行ってＤＶをと現地資料を調べたが、タヒチ島経由だと近くていいのだが南米チリのサンチャゴ経由に比べると飛行機代だけでも30万円も高く手が出ない。幾らなんでもイースター島に行くのにサンチャゴ経由で2倍以上もの距離を飛んで3日もかけてイースター島に行くなんて考えられない。飛行機の中で腐ってしまいそう。そこで念願のセーシェルダイビングとアーサーＣクラークを追ってのスリランカへの旅に変更。とまあ、紆余曲折を経て4月の旅は漸く最終段階に至り、やっと3月の山旅に出発できそう。だがその4月の交渉をＷＴＰの遠藤と煮詰めている真っ最中でもあり、ＨＰ４つ目のサブディレクトリー作成トラブルで目白、山荘の２つのＰＣの調整操作中でもあり今ＰＣから離れる訳にはいかない。でノートパソコンをザックに詰めて昨日ビンディングを調整したショートスキーを持っていざ、乗鞍へ。しかし着いてみると確かにＰＣは無料で使えるがモデムコードは無く、無線ランの設置してないＰＣは使えないと判明。ガックリ！

１２日
（日）

晴

林檎畑
夕扇山EW

アスパラ畑雑草取り
新たに畝間に捨てた種芋移植
７１７６歩、５０２３ｍ、１７１kcal

つまらん！ガックリ、未だ上巻の５分の１程しか読んでないが、「１Q８４」から７年も経て書き下ろした本格長編にしては実にお粗末。下巻では「渇望する幻想そして反転する眺望」なんぞと、意味深な挑発をしているが、行間がスカスカで何も観えない。午後から山スキーのビンディングの調整をした。昨春、乗鞍の山頂からグリセードで下ったが、山靴で滑走するよりショートスキーで下った方が快適で愉快。考えたら昔ツェルマットで買ったロシニョールのスキー板がビンディングも付けず、そのまま放置されているのを想いだした。こいつを短くちょん切って、山スキー用のビンディングを取りつけショートスキーにすれば、軽くて持ち運びも楽だし！よし即実行とばかり、倉庫裏の棚からスキー板を下ろそうとしたが、スキー板だけでクロスカントリー用から山スキー、ゲレンデ用と１０組近くあり下ろすだけで一苦労。どのビンディングにしようかと選んでいたら、ほぼショートスキーに近い短い板発見。こいつのビンディングを今履いてる登山靴に合わせればいいのではと調整。よーしこいつの履き心地を試してみよう。

１1日
（土）

晴

西畑、
図書館
夕扇山ＭＷ

ビア１次仕込み、
西柵際マルチ（109）
（騎士団長殺し上下）
１１０９０歩、７７６３ｍ、３１８kcal

意図的に極めて明るい声でおばあちゃんの部屋に呼びかけてみる。「おはよう！」　大した謂れも無いキャッシュ１００万円は、時には鋭利な刃物となって心臓を一気に抉る恐れもある。致命傷とはならずとも、自らの立ち位置を鮮明に浮き彫りにされ、鬱の闇に落ち込み涙するかもしれない。やはり浅はかであったか！２３番目の半素数おめでとう！２つの素数５×１３からなる半素数６５は実は4² + 7² とも表わされる数で、秘めたる神秘性と、美しい平方数の和からなり、数に魅せられた者にとって恋せずにはいられない数の１つ。３・１１地震　死者１万５８９３人、行方不明者２５５３人、負傷者６１５２人（２０１７年３月１０日現在）６年目の今日14時46分18秒、西畑の西際柵で農作業中黙祷。段ボールマルチを終え扇山に登り、塩山図書館へ村上春樹の「騎士団長殺し」上下巻を取りに行く。

１０日
（金）

晴

ＰＣ操作
夕扇山ＭＷ

ＨＰＢ２１サーバー未使用ファイル
削除出来ないと判明ガックリ！
２台にHPB21インストール
サブディレクトリ№４完了
７１８１歩、５０２６ｍ、１８３kcal

ＨＰＢ２１を山荘のデスクトップにダウンロードしようと目白ノートパソコンに入って居るＣＤソフトを出そうとしたら、うんともすんとも云わない。簡単に引き下がってなるものかと、例によってカバーを外して構造を把握し、小さな操作ボタン穴を見つけたので歯間ブラシの先で押してみたが開かず。カバーに付いてるボタン穴を押す細いピンが作動しないのかと、再度カバーを閉めたらピンが折れてしまい、これ以上無理してこじ開けると回復不能の恐れありと判断。Ｋ２電気に持って行ったら即解決。「あのこれあたしもお客さんから教わったんですけど、普段はやっちゃいけないこと。カバーの押し釦の横に小さな穴があるでしょ。此処にピンを押し込むとほら、簡単に開くでしょ。それとＰＣからＢＤ－ＲＥドライブをクリックすると自動的にカバーが開くんです。何しろパソコンは考えても解らないんですよ。其の操作を知ってるか知らないかそれだけですから！」確かにその通り、ごもっとも様です。

第2週

７日
（火）

晴

西畑
夕扇山ＭＷ

西側柵の穴掘り施肥
目白野菜収穫
１１９１９歩、８３４３ｍ、３４０kcal

≪よれよれ≫と云う言葉が実感を伴って全身に氾濫する。つい最近まで口笛を吹き、スキップしながら駆け巡っていた北峠からＰ３峰への逍遥が、やけに重いのだ。筋肉に重い澱が澱み、ゆっくりでないと次の一歩が踏み出せない。「ふん、ふん、こりゃ経済的でいいわい。態々時間と多額の費用をかけてヒマラヤやアルプスに出かけなくても山荘の庭にある扇山や小倉山で、これだけ負荷のかかる登山が出来るのであるから、大いに喜ぶべし」　なんぞと独り言ちてみる。そう捉えるとこの重い一歩が、逍遥とは異なる意味を持ち始め、道なき急斜面を覆う滑り易い枯葉との闘いが、ヒマラヤの未踏峰でのラッセルに変換されてしまうのだから愉しく無い筈がない。深夜まで読書していたので、今朝は夜明けを待ちかねて西畑に飛び出して西側柵の穴掘り施肥。さて此処には何を植えようか？例年のモロッコいんげんか、連作を避けて南瓜かゴーヤーにしようか、それとも余って捨ててしまった馬鈴薯の種芋を植え付けようか？

６日
（月）

晴

西畑
夕Ｐ３峰ＮＴ

ビア瓶詰2次醗酵（108）、
20kgの粘土練りを終了
９４５５歩、６６１８ｍ、２４３kcal

≪ある牛飼ひがものがたる≫で始まり、≪おや、■、川へ入っちゃいけないつたら≫で終わる「オッペルと象」は、第１、２、５日曜に牛飼ひが語るお話しである。■は『校本宮澤賢治全集』よりも前の全集ではこの箇所を「君」という文字に校訂していたらしいが、何故敢て賢治は■に伏せたのか？なぜ第３、４日曜は無いのか、川へ入っちゃいけないと誰に云ってるのか、牛飼ひの牛か、それともお話を聞いているあなたにか？入っちゃいけない川は何を意味しているのか？　昨夜、小森陽一の「最新宮沢賢治講義」（1996年度版）の「オッペルと象」を読んで、小森の講義に耳を傾けてみた。樹麗が不要になったので捨てるけど、読むならどうぞと目白の机上に置いてあったものを山荘に持参。ページを捲ると、坂原冨美代様　１９９９・１１・２９　小森陽一とサインが入って居る。あれ、つまりこれは冨美代さんが樹麗にあげたのか。そういえばその頃小森陽一は東大で助教授として教えていたから、樹麗も講義に顔を出していたのかも？それを樹麗から聴いていた冨美代さんも、序にと小森陽一の講演か、講義を聞きに行ったとか？だとするなら、樹麗や冨美代さんはこの講義内容をどう受け止めたのか？興味あるな！
驚いた！「オッペルと象」について画像編集をしようと思って、ネットを覗いたら僅か数十枚しかないbing comのフリー画像の11枚に、「仙人日記」のオッペルと象の画像が使われているでは！ロボット検索でピックアップしてるのだろうが、本人の知らぬ間に使われているとは、何とも恐ろしいことである。

５日
（日）

晴

西畑
夕小倉山ＺＺ

じゃが芋の種芋植付
１９３２９歩、１３５３０ｍ、４７９kcal

昨年の豊作で食べきれず、コンテナ8個に大きさ毎に区分けしておいたじゃが芋が何やらざわめかしいのだ。そんなの解ってるって！だからこそ毎週、毎週、畑の雑草を取り施肥し耕運機掛けし、お前たちの発芽した命を育んでくれる子宮を耕しているではないか！先ず今朝は林檎畑に植付してやろうでは！で、朝6時起床でストレッチ、筋トレ、柔軟体操して畑に飛び出す。うーん、夜明け前の畑は清々しくて実に気持ちいいな。

４日
（土）

晴

前庭、奥庭、西畑
夕森と扇山林道

アンネ薔薇５株移植、西畑雑草取り
施肥耕運機掛け（107）
龍滝の水漏れホース交換
（この水漏れが氷瀑を作っていた）
１０８９１歩、７９２３ｍ、２５２kcal

107とは煩悩の数１０８の１つ手前、九十八随眼（９８ずいめん）―煩悩に十纏(てん) ―随煩悩を咥えて１０８つだとか。その１つ手前でいつもより遥かに強烈な≪意味の喪失≫に襲われ、遂にヤクに手を出してしまった。睡眠、覚醒を制御するオレキシンを飲みたかったが未だ入手していないので、仕方なく超短期型のアモバンテスと短期型のソレントミン、それにいつものロキソニンのジェネリック・ロキソプロフェン６０ｍｇを机上に並べ思案。先ず夕食後に痛み止めとしてロキソプロフェンを２倍の2錠服用し、寝る前に素早く睡眠に入れるようアモバンテスを飲み、夜中に目覚めたら駄目押しでソレントミンでどうだ！そうそう胃がやられるからレバミピド１００ｍｇも忘れないように。

柵によって育てられその柵によって捉われ、時に柵を超え新たな世界を見出し、柵内にとどまり暫し血を甞め合う。確かにあった筈の自己が、実は柵のディフォルメであったと気付くと、自己は一気に崩壊を始め、安易な狂乱に陥ろうと自己嫌悪に走る。

３日
（金）

晴

林檎畑、葡萄畑
夕扇山ＭＷ

ＨＰ編集（目白ＰＣと２台）
１２０３４歩、８４２３ｍ、３５０kcal

「この身もふたもない世界は、何ものかがあるという以上の理解を拒絶して、とにかく在る。俺たちはその一部だ」　高村薫「冷血」上巻の帯封のＣＭである。てっきり出版社のスタッフが書いたものと思い、ふーん、こいつ中々やるな。高村薫の本質をずばり衝いているな！と感心して通り過ぎていたのだが読み終わって、待てよこれ程までに的確に僅か一行で書けるはずはない。高村薫本人が文中の何処かにに記しているに違いない。それを気付かずに読み過ごしてしまったに違いない。そこで３１０ページに及ぶ上巻の何処に誰のセリフとして書かれているのか探し出すことにした。しかしこのセリフ、一家４人を惨殺した井上克美、戸田吉生が呟いてもぴったりだし、彼等を追う刑事・合田雄一郎が独り言ちてもおかしくは無い。となると探し出すのは再読に等しいのではと一度は断念したが、やはり気になる。昨夜読了したばかりの上巻のページを再び開く。３度目になるが全然苦にならないのだから、如何に高村薫の文章が優れているか再認識。あった！１７９ページの上段の後半部の合田雄一郎が犯人の心象を推察するセリフであった。つまり何ものかが在るだけで、理解の拒絶された存在としての自己を認識する部分で高村薫の心象そのものなのだ。

３月累計１４１km、５９２m 　　総活動距離：４１７km３２２ｍ

山トレ２０日計２０回（＋畑１日）　山トレ累計５２回

月日	天気	活動場	活動記録	一言メモ
２８日（火）	晴	林檎畑、葡萄畑昼森と扇山林道	ＨＰ編集（目白ＰＣと２台）７０２１歩、４９１４ｍ、１６３kcal	勿論これが老化の実態であることに異論はない。問題はこの緩やかで登山道も広く岩場もない安全そのものの小倉山で、そのような派手な転倒を演じた仙人の技量の拙さである。そりゃ筋肉だけでなく技量だって当然のことながら老化現象に陥る。しかし数十年にわたって危険で困難な登山を続け培われてきた技量は、衰えた肉体を充分に認識し、それを考慮して足に指令を出し危機を回避するのだ。寧ろ肉体の衰えが進むほど技量は鋭敏になり的確な状況判断を下し、行動を決定する。しかし仙人は学ばねばならない。見事に翻筋斗打ったあの瞬間から最早仙人は、技量そのものを失ってしまったのだと云う事実を。
２７日（月）	晴	西畑夕小倉山ＺＺ（座禅峠直下で右肘負傷）	人参畑雑草取り（106）１３２５０歩、９２７５ｍ、３３２kcal	折れたか！転倒のショックが総て右肘に掛かってしまったので、右肘の存在が一瞬空白になってしまうような激しい痛み。僅かでも右腕を動かすと激痛！霜柱が崩れ午後の陽射しで融け、充分に水分を含み泥濘化している斜面に載せた左足が不用意であったはずはない。左足は着地した瞬間に力のベクトルが前方に向く度合いを把握し、泥濘化した斜面の危険性から逃れるべく、右足に体重移動させたのだ。しかし右足はその前に既に泥濘化した斜面に踏み込んでおり、部妙なバランスで留まっていたので、これ以上の左足の体重移動による負荷に耐えられなかった。両足は完全に宙に浮き、ここ数十年来で体験したことのない見事な翻筋斗を打ったのだ。動かせぬ右肘を抱えてどうにか山荘に戻ったものの痛くて何も出来ず。骨に沿って腫れ上がっており、一見骨折して骨が飛び出しているようにも観える。痛み止めンのロキソニンを２倍飲み、しっかり湿布してさっさと寝る。夜中に痛くて眠れないので超短期導眠剤のアモバンテスと短期型ノソレントミンを飲み、何とか夜をやり過ごす。
２６日（日）	晴	林檎畑、葡萄畑西畑夕扇山ＭＷ	じゃが芋畝作り、人参収穫施肥耕耘機掛けＨＰ編集１４６９２歩、１０２８４ｍ２５２、kcal	一難去らずしてまた一難。こんなのありかよ！と今朝も仙人は嘆いている。実はこの入力、山荘に居て目白のPCで打っているのだ。４つ目のサブディレクトリー作成が難航しているので、例え山荘PCでうまく作成できても、リンクしている目白PCのHPが作成出来なければサブディレクトリーは機能しない。そこで態々目白PCを山荘に持ち込んだが、サブディレクトリー作成途中で、今度は正常に機能していた「新仙人日記」までもが、「サイトデータが破損しています」ときたもんだ。んで、仕方なく山荘PC入力を諦め、目白PCに入れてる訳。今朝は快晴の春ときめく空のもとで、畑を耕し畝を作り、更に施肥、耕耘機掛けと大地と歓びを共にしたのにガックリ！
２５日（土）	晴	ＨＰ編集夕扇山ＥＷ	柵際の施肥マルチ完了（105）布団干し、タオルケット選択ＨＰ編集（105）９４９６歩、６６４７ｍ、２５１kcal	雪で薄化粧した良く耕された畑が、夜明けの光を浴びて歓びの声を上げる。光を含んだ木々の氷が融けて密やかな呟きを残して落ちる。昨夜僅かに降った雨が雪になりそんな事も無かったかのように、再び快晴の夜明となったのだ。結露した窓ガラスに指を触れ曇を取り除いたら、透明な夜明けが飛び込んできた。水晶の無数の粒子が光を散乱し不透明であった世界が不意に消失し、粒子を失ったガラスは蒼く深い空間を映し出す。と、そこに失われた筈の水晶が宙に浮かび、結晶格子となってキラキラ、キラキラ、幻想的に揺らめく。あれっ、結露が取り除けなかったのかなと、再び指で水晶を落とすが、透明なガラスの向こうに煌めく結晶格子は妖しく揺らめき続ける。そうだったのか！宙に浮かぶ水晶はガラスの結露ではなく、２階まで伸びた山茶花の葉に着いた氷だったのだ。そいつが夜明けの光を浴びて、マクロ世界をミクロの結晶格子に位相変換し、キラキラ、幻想的に揺らめいていたのか！
２４日（金）	晴	ＨＰ編集目白トレ夕扇山ＭＷ	柵際の施肥マルチＨＰ編集（目白ＰＣと２台）１１８６２歩、８３０３ｍ、３５１kcal	その何ともやりきれない悔しさ！全く徒労に終わってしまう虚しさ！そんな時は≪C'est la vie ≫　セラヴィ　と呟いてみると何だか少し成長したような気になったり・・・。今は新ＨＰがうまくいかず連日悪戦苦闘。解決の見込みなし！あり得ないことなのだ。サーバーからダウンロードしたファイルをそのままマイコンピュータの編集ページに入れたのであるから、それをトップページに出来ない筈はない。しかし現実はあらゆる試行錯誤を拒否して、「トップページが見つかりません」、更には「サイトデータが破損してます」と繰り返すのみ。従って新ＨＰに引っ越したこのページ・山荘日記も出戻りと相成った次第。いつ新ページに行けるやら見込みなし。
		目白トレ３	３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白	第４週
２１日（火）	晴	葡萄畑、林檎畑ＨＰ編集	ほうれん草収穫枯露柿、キウイ、沢庵梱包（104）４７７８歩、３３４４ｍ、１５３kcal	７０年も活動し続け老化した組織が、未だ機能している事に感謝し、総てを受け入れるつもりであっても、終焉を告げられれば、狼狽えてしまう。再発しませんように、転移しませんように祈ります。epilogue170217/epilogue170217.と繰り返すのも実は悪戦苦闘の跡なのだ。一度epilogue170217を転送ツールを使って、ヤフーのサーバーにアップしたのでそれでネットに表示される筈であった。しかしどうにもこうにも動かず、仕方なく他の３つのサブディレクトリーを調べ、どれもファイルに入って居ることに気づき、新たにファイルを作り、そのファイルに同じ名epilogue170217を付けた為、紛らわしくなってしまった。こいつを再びファイルから出して、１つに纏めるとこのファイルに入って居る画像やバナーの名を変えねばならず、そんな面倒なことは出来ない。従ってファイル名と中に入っている資料名と２つ続いたまま。つまりこれは失敗の印。
２０日（月）	晴雨	葡萄畑、ＨＰ編集夕小倉山ＺＺ	柵際の施肥マルチ１０穴（103）（新ＨＰのindexアップ成功）１００８５歩、７０５９ｍ、３４５kcal	他者として互いの生き方に、干渉する権利は無いとの確認が出来るか。互いの生き方に干渉せず、他者としての優しさで接することが出来るか？その２点が合意できれば、もう一度だけ愚かにも試してみようかとも思っている。昨朝はカーテン開けたら雪景色なので吃驚！午前中に肥料、灯油の買い出しを予定していたが、これではバイクも車も無理なので雪が解ける午後まで待って買出し。計３８０ｋｇの肥料、灯油の運搬だけで、腰に痛みが走る。それじゃ、腰の治療にとＰ２峰から扇山の稜線歩きを堪能。それにしても何故ネットにアップ出来ないのか？トップページのファイル名はプロバイダーによって定められているので、お問い合わせくださいとあるが、肝心のプロバイダーは役立たず。やったー！以下でどうだ！http://www.geocities.jp/upiter4773/epilogue170217/epilogue170217.html　どうもhtklの前に消し忘れのドットがあり、２つのドットがアップを阻止していたらしい。このＵＲＬは何度も試していたので、その単純ミス以外に考えられないのだ。しかし若しそれが原因だとすると≪莫迦、死ね！≫としか云いようが無い。この延々と続いた堂々巡りの試行錯誤は、決して無駄では無かったと思いたいが、余りにも惨め。
１９日（日）	雪晴	葡萄畑、ＨＰ編集（新ＨＰのindexアップ）夕Ｐ２Ｗ	柵際の施肥マルチ消石灰２０ｋｇ×２袋＋鶏糞１５ｋｇ×２０灯油２０㍑×２１３０８６歩、９１６０ｍ３１５、kcal	8日に着手して今日で11日目。既に3つのサブディレクトリーを作製しているので、そう時間もかからず比較的容易に出来るだろうとの予測は見事裏切られた。先ずは最新のテンプレートをじっくり観察し、最も斬新なデザインをと試行錯誤したが、最早このＳＮＳ世界は完全にスマホ第一で、殆どのデザインにスマホ画像が入り込み不快。そこでＨＰビルダーの古いＶ９のテンプレートを登用しようと、ＸＰ８の入っている旧ＰＣを数年ぶりに作動。しかし古すぎて気に入ったものは無く、仕方なく今まで使っていたトップページのデザインをそのまま採り入れ、画像を変えて作成。しかしこのサブディレクトリーをサーバーにアップしたが、ネットにアップされず。様々な視点から転送システムを検討し3日間、試行錯誤を繰り返し、今朝遂にアップに成功したが、ＵＲＬが、http:で始まらずfile:になっているので原因を模索中。これでも開けるのだから問題ないのか？、file:///C:/Users/Owner/Documents/epilogue170217.html
１８日（土）	晴	ＨＰ編集（新ＨＰ）	浴室天井掃除３回目（102）９９８６歩、６９９０ｍ、３２４kcal	まさか雨が降るなんて思いもせず、慌てて図書館から引き返したが時すでに遅し、洗濯物は見事なまでにずぶ濡れ。洗い直すのも悔しいのでそのまま轆轤室に干してから、久々にプールへ。嘗ては雨の山登りもいいもんさ、と歓んで出かけたが、もうそんな気力なし。すっかりご不沙汰していたが、温泉付きの広々としたこの室内プールをもっと利用しない手はない。入場料は消費税が上がったので１０円値上がりし３２０円だが、銭湯の４５０円より安い。広ーいプールにたった４人。しかも暫くすると出てしまったので独占。あれ、これって１か月前のヤオノイ島の専用プールの際限じゃ！まー何とも贅沢。50メートル泳ぐごとにコースを替え、6コースまで300㍍泳ぎ温泉にドブンと浸かり、身体を温めて再び300㍍泳ぎドブンと3回繰り返し、最後に100㍍を加え計１０００メートル泳ぐ。
１７日（金）	晴雨	B&G海洋センター温泉プールＨＰ編集（新ＨＰ）	浴室天井掃除２回目（101）１０００メータ泳ぐ４４３４歩、３１０３ｍ、１４６kcal	昨日は柵際の土作りとマルチ、更に待ったなしの馬鈴薯植付の為の畝作り、途中で畝作りを放棄して面倒な凍てついた作陶粘土の菊練作業とバテバテ。しかし天気は良いし２月とは思えぬ暖かさで、東京では２０℃近くまで上がったと聞いては、山散歩もちょっと足を延ばさねばと上条山へ。すっかり春めいた午後の里歩きはとても愉快でスキップしたくなるような光が溢れている。昼下がりの斜めの陽光が早春の枯れた森をオレンジに染め、掌を太陽に翳すと透けて観える血潮のように揺らめく。森の奴め命を謳っているなと呟いてみると、なんだかそれだけで森の仲間になれたような気がし嬉しくなる。
１６日（木）	晴	葡萄畑、林檎畑、轆轤室、ＨＰ編集夕上条山Kv,Kz,Z	柵際穴掘りマルチ、畝作り陶土作り菊練浴室天井掃除（100）１５９８９歩、１１１９２ｍ、５３２kcal	「あれっ、こんなに汚れてたっけ！」　朝風呂に浸かっていて天井を見上げたら、壁と天井のコーナーの所々に黒かびあり。更に天井全般にも目立たぬが黒かびの点々が生じている。夜の入浴では気づかない汚れなので、掃除するなら今しかないと、浴室に椅子を入れ、スポンジに防カビのバス・マジックリンをたっぷり浸み込ませ、椅子に載って掃除開始。今になって天井掃除にはゴーグルをすべきだったと気づいたが、掃除の真っ最中にはゴーグルして落下する汚れた水滴から眼を護ろうなんて考えが及ばず、ボタボタ落ちる汚染水滴に直撃される。掃除後、左目が痛いので鏡を見たら赤く充血。くそー、ドジ野郎め。１日のスタートがこれじゃ、目も当てられん。
１５日（水）	晴	葡萄畑ＨＰ編集夕Ｐ２峰扇山ＮＷ	柵際穴掘りマルチ１３３８６歩、９３７０ｍ、３１５kcal	凍り付き罅割れ、解凍し再び凍り付きを繰り返し、粘土は陶芸に使える状態にない。小分けにしてある粘土をどうにか使えるように練ってみた。実に久しぶりの菊練で、びっしり気持ちの良い汗をかいた。使い物にならなくなっていたのは粘土だけでなく、先ず手を付けねばならなかったのは作陶中に聴くＦＭラジオの調整から。周波数を変えても雑音が取れず、アンテナを延長し解決を図ろうと試行錯誤。ハンダ鏝、アンテナコードを用意しアンテナ先端にハンダ付けし延ばそうと調べたら、どうやらアンテナ基部の螺子を緩めれば、コードが接続出来そう。この解決に１時間、粘土のチェックに１時間、菊練に１時間とかかり、とても作陶まではいかず本日は店じまい。凍てついた粘土の冷たさは半端ではなく、ストーブで粘土を温めながらの菊練。が、少なくも外の粘土を轆轤室に移しただけでも、今後粘土の冷たさは和らぎ作陶の目処が立ち一安心。
１４日（火）	晴曇	轆轤室・陶芸ＨＰ編集	柵際穴掘りマルチ（99）万華鏡４５３０歩、３１７１ｍ、１４７kcal	霙で全身が濡れそぼり、稜線で強風に吹かれ、視界もきかず、今、自分が何処に居るのかも定かではない。そんな悪天にとっ捕ってしまっても、自らが選んだ行為の結果であるならば、状況を受け入れることは出来る。受け入れるだけでなく、困難であればあるほど真正面から困難に対峙せんとする意欲に衝き動かされることもある。さて、その意欲をどうやって掻き立てよう！何かが生み出されようとしている瞬間、それがカオス。乱れて秩序の無い状態は混乱も混沌も同じだが、一瞬にして混乱が混沌に相転移するかの如き転移点を見出すことも不可能ではない。他者思考を捨て、ちょっとは、ほんとらしく生きようとの視点を持ち続けさえすれば、きっと転移点は見つかると思い込むのもいいかな。
１３日（月）	晴	ＨＰ編集夕扇山ＭＷ	柵際穴掘りマルチ（98）万華鏡１００９９歩、７０６９ｍ、２７３kcal	Ｚ軸という自由を手にして虚空に飛び立った６０兆の細胞が、０次元の点に回帰したことは明らかである。減数分裂を繰り返し、次元の特異点を飛び越えテリトリーを拡大し究極の自由を追い求めた認識体は、認識そのものを完結したのだ。真夜中にむっくり起きて記す。柵と書いて≪しがらみ≫と読みます。生まれた瞬間から十重二十重のしがらみに囲まれて、育てられ拘束され、更に自ら柵を築き、生命は世界を認識していきます。柵を乗り越えるとそこは最早途方もなく深く昏い虚空があるのみ。それを知っていて尚、柵を乗り越えたいと願う認識体は虚空そのものなのかもと、ふと思います。無駄なものを総て捨てて幽体離脱した幽霊こそ、一途な想いのクリスタル。そのクリスタルにどんなに逢いたかったか！山荘の数千曲を収めたウオークマンも聞かせてあげよう。山荘活動そのものでもある数千曲のシンフォニーをポッケに入れていつも聞いてくれたら嬉しいなと、立てた作戦が、無駄なものを引っ提げた凡庸に曲解され阻止されてしまった。霊体と肉体との中間に位置する幽体は、新たな頂を目指して今度こそ迷うことなく登りだすに違いない。なんぞと相変わらず能天気な夢を仙人は見るのである。
１２日（日）	晴	葡萄畑ＨＰ編集夕Ｐ３峰ＮＴ	柵際穴掘りマルチ１２５２８歩、８７６９ｍ、３５２kcal	≪自由と孤独のベッチ数≫　ここ数日間はこいつが脳内を駆け巡り、何となく全体像が朧に観えて来たような気がしていた。自由が認識の拡大によって齎せれるパラドックスで、究極の自由が認識の個への回帰、更には個の認識の消滅にあると実感できるのだが、その実感が０から3次元座標に浮かんだのだ。認識の原点を受精卵に設定すると、0次元である点に相当する。受精卵は減数分裂を繰り返し次々と連なり0次元であった受精卵は1次元の線状に認識を拡大し、拡大された認識に束縛されつつ更なる拡大を続ける。60兆もの拡大を経て認識は2次元の面の世界へと特異点を超える。60兆個からなる新たな認識の原点は溢れかえり、途方もない広大な面の世界を構成し、特異点を超えて拡大された強大な認識力は、1次元とは質的に異なる有無を言わせぬ束縛を受けストレスに晒される。。認識の原点・受精卵はｚ軸をぶち立てることで2次元の束縛から逃れることを悟り、3次元・天空への旅立ちを図る。画像としてはこれは明らかに６０兆から成る存在の原点回帰であり、これは若しかしたらベッチ数で表現できるのではと、昔学んだ射影幾何学,、位相空間の本を探したが、倉庫の奥に紛れ見つからない。仕方なくベッチ数の定義を再確認して、自由と孤独へのアプローチを考察してみようとネットで調べてみて唖然。　定義：k を非負の整数として、空間 X の k 次ベッチ数 b_k(X) は、X の k 次ホモロジー群 H_k(X) のランクとして定義される。ホモロジー群は有理数体 Q 上のベクトル空間とすることもできるので、H_k(X; Q) のベクトル空間の次元としてベッチ数を定義することもできる。普遍係数定理は、ねじれのない単純な場合には（係数の取り方に依存せず）これらの定義が同じであることを示している。またベッチ数を係数にもつ多項式としてポアンカレ多項式を定義する。すなわち、X のポアンカレ多項式 P_X(t) とは b₀(X)+b₁(X)t+b₂(X)t²+...+b_n(X)tⁿ のことである。と書いてある。何が唖然かと云うと、これを読んでも、嘗て学んだベッチ数に全く結びつかないのだ。老化のせいなのか、定義の進化、はたまた嘗て数学を学んでいたのは錯覚だったのか！いいや、ちゃーんと知っているのだ。最早ホモロジー群への意欲何て何処にも見当たらず、ちょっと首を突っ込むだけで明らかになる世界さえ、仙人にとっては意味の喪失でしかないと。なんぞとアポロジーを試みる仙人の死期は近し。
１１日（土）	晴	西畑、葡萄畑夕小倉山ＺＺＨＰ編集	柵際穴掘り、雑草取り、白菜漬水抜き１６６７０歩、１１６６９ｍ、５０５kcal	光の予感に小倉山の稜線に目をやると、今まさに煌めきが飛び出す瞬間、7時29分。驚いたのはその煌めきが放たれる稜線の位置。てっきり水晶峠から放たれているとばかり思っていたが、冬至の夜明け位置である水晶峠からすっかり離れ、小倉山の山巓に迫ろうとしているでは！嬉しいな、光は再び戻って来るんだ！畑仕事を終えて小倉山に向かい、雪の座禅峠に出たら予期せぬブリザートに襲われタジタジ。上空5千メートルでマイナス42℃の今冬一番の寒気団がやってきたが、まさか座禅峠でぶリザートとは恐れ入った。帽子を被らずに登ったので耳が寒風にいたぶられ、寒さを通り越して痛い。こりゃ霜焼けになっちゃうかも。
１０日（金）	晴曇	ＨＰ編集	２７９２歩、１９５４ｍ、９１kcal	法律的に契約を解除するか、名目だけ残して1人の人間として他者の関係を続けるか？後者を選び名目上の主として山荘の野菜や果物を運ぶだけの存在となって、20年近くになる。しかし肉体の老いと共に他者の理性も老いる。その結果、揺らいだ理性が引き起こした現象だと思う。
９日（木）	雪	ＨＰ編集	２５９３歩、１８１５ｍ、８１kcal	終日雪が舞い続け書斎に閉じ込められる。「わー雪だ！」　と云って登山靴に履き替えてストックを握って森や山に飛び出したのは随分昔のような気がする。僅か5日前の雪の日に≪スコップを差し込むごとに揺らめき踊る。久々に大地讃頌の歌に酔い痴れる≫なんて書いていた仙人は一体どこへ行ってしまったのだろうか？生と死が危うい力学の反転で一瞬にして入れ替わるように、仙人もまた目まぐるしく反転する光と闇に翻弄され、やがて漸近線に沿って、永劫の本質に吸い込まれるのだ。
８日（水）	晴	ＨＰ編集夕扇山ＭＷ（新標識発見）	７２１７歩、５０５１ｍ、１６７kcal	寝てしまうと一瞬にして乗り過ごしてしまう。十数年前最終便で山荘に向かい、長いトンネルを抜けて甲府盆地に出たまでは覚えていたのだが、ウトウトとした瞬間、次に意識が捉えたのは電車がホームを出る響き。あれ、何処の駅かなとキョロキョロした途端、東山梨駅と解り唖然！最終便なので上り電車も無く、次の山梨駅で下車しタクシーで東山梨駅に戻り、車で山荘に向かったことがあった。二の轍を踏まじと車窓の漆黒を見つめ続ける。次々と豊かな森や川山並みを映す中央線の車窓も、夜になると、全く救いようのない闇に閉ざされる。僅かな光さえ観えぬ底知れぬ闇を見詰めていると、これが永劫の本質なのだと実感する。
			目白トレ２回	第2週
６日（月）	晴	葡萄畑昼森と扇山林道	塵出し、葡萄畑柵際の雑草取り、段ボールマルチ、（97）５１０７３６歩、７５１５ｍ、２５３kcal	夜中の3時頃より晴れるとの予報に期待してカーテンをそっと開くと、未だかなりの雲が残っており、テラスの手摺には昨日の雪と雨の名残が、雨粒となって真珠の列をなしている。やがて小倉山に掛かる雲が燃え出し、富士に連なる雲が一斉に炎となって天空を朱に染める。昨日から何度キックしてもエンジンのかからぬ旧バイクを相手に、朝一番でキックを続ける。最初セルモーターで始動を試みたら、2秒程シリンダー内の空気との混合ガスが爆発したので、脈ありとキックに力が入る。ドゥ、ドゥと連続しての爆発音。やったー！　結局エンジン始動までに2日掛かったことになる。未だ僅かに残る雪を避けて里に下りゴミ出し。それから濡れた大地を相手に柵際の雑草を取り、段ボールマルチをして春の準備。
５日（日）	晴曇雪	葡萄畑	葡萄畑柵際の穴掘り、施肥、段ボールマルチ、（96）５５６４８歩、３９５３ｍ、１９２kcal	ＨＰの編集に追われていたこともあり畑に手を付けられなかったが昨日、このままでは春の種蒔に土づくりが間に合わないと決断して畑に飛び出す。午後から気温が上昇したこともあって、畑仕事が実に気持ちいい。赤紫の仏の座や紫に濃紺のストライプを引いた大犬ふぐりが蔓延る大地に立鍬を入れて、雑草を根こそぎ刈り取る気分のいいこと。畑の歓ぶ声さえ聞こえてしまうのだから、こりゃもう、「土の記」の伊佐夫といい勝負！その成果のせいか夜明け前から畑が気になり活動開始。土は昨日より柔らかくなり、大地の香りを放ちスコップを差し込むごとに揺らめき踊る。久々に大地讃頌の歌に酔い痴れる。
４日（土）	快晴	葡萄畑夕扇山ＭＷ	捕獲したての猪腿肉を広瀬、雨宮さんが持ってきてくれた。大根収穫後の畑に施肥、耕運機掛け西柵側にゴーヤ、モロッコ用の穴掘り開始（95）１５３００歩、１０７１０ｍ、３９５kcal	≪感情的にならず、客観的多面的にものを考えようとする態度≫その血が科学や数学の進展を促すと同時に、文学者・高村薫を生み出す。その血が他者思考に裏打ちされた幸を生み出すことは、決して無い。「土の記」の下巻を今朝、未明に読み終わった。「晴子情歌」、「新リヤ王」、「太陽を曳く馬」には及ばないが、72歳の伊佐夫と自らが余りにも重なり、「土の記」には、心を抉られた。ステーキと角煮にしてみたが、気にしていた臭いは殆どなく充分食べられる。今度狩猟に同行し写真を撮りたいと頼んだら「夜明け前から山に入ることもあるが、それでもですか」とのこと。さていつ実現するか？
３日（金）	快晴	奥庭、前庭夕小倉山ＺＺ	7本140㍑の石油を給油し空タンクを街まで降ろし灯油購入運搬後小倉山へ１１０８８歩、７７６１ｍ、３７３kcal	驚いた！風呂焚きとキッチン給湯に使用している石油タンクが殆ど空になっているでは！調べてみると前回の給油は12月19日で、山荘滞在日は12月が9日間、1月が14日間で2月が昨日の1日間、合計2４日。これから滞在日にどれだけの灯油を消費しているか計算してみると　140㍑÷24日＝５．８４㍑で約６㍑となる。これには4台のストーブが加わっているが、陶芸窯を使用すると当然これ以上の消費になる。しかし1日で６㍑と云うのは、ちょっと考えもん。灯油６㍑の燃焼が引き起こす大気汚染は微々たるもんだが、これが冬中続くとなると140㍑×5カ月＝７００㍑となる。２２年間で１５４００㍑となっていることを考えると驚かざるをえない。既に１．５トンもの灯油を燃焼させ汚染物質をばらまいていたことになる。現代文明は未だ当分の間、エネルギー源として石油を手放せないだろうから環境汚染と地球温暖化は進行せざるを得ない。なーんぞと仙人が慮ったところで、どうもならん。せめて、森の倒木でも拾ってきてストーブや炊事の燃料にすることくらいしか出来ないが、それとて実現させるには幾つものハードルを越えねばならず、まー無理やな！
２月累計１５９km、０７８m 　　総活動距離：２７５km７３０ｍ	山トレ１６日計１６回（＋畑１日）　山トレ累計３２回

月日

天気

活動場

活動記録

一言メモ

２８日
（火）

晴

林檎畑、葡萄畑
昼森と扇山林道

ＨＰ編集（目白ＰＣと２台）
７０２１歩、４９１４ｍ、１６３kcal

勿論これが老化の実態であることに異論はない。問題はこの緩やかで登山道も広く岩場もない安全そのものの小倉山で、そのような派手な転倒を演じた仙人の技量の拙さである。そりゃ筋肉だけでなく技量だって当然のことながら老化現象に陥る。しかし数十年にわたって危険で困難な登山を続け培われてきた技量は、衰えた肉体を充分に認識し、それを考慮して足に指令を出し危機を回避するのだ。寧ろ肉体の衰えが進むほど技量は鋭敏になり的確な状況判断を下し、行動を決定する。しかし仙人は学ばねばならない。見事に翻筋斗打ったあの瞬間から最早仙人は、技量そのものを失ってしまったのだと云う事実を。

２７日
（月）

晴

西畑
夕小倉山ＺＺ
（座禅峠直下で
右肘負傷）

人参畑雑草取り（106）
１３２５０歩、９２７５ｍ、３３２kcal

折れたか！転倒のショックが総て右肘に掛かってしまったので、右肘の存在が一瞬空白になってしまうような激しい痛み。僅かでも右腕を動かすと激痛！霜柱が崩れ午後の陽射しで融け、充分に水分を含み泥濘化している斜面に載せた左足が不用意であったはずはない。左足は着地した瞬間に力のベクトルが前方に向く度合いを把握し、泥濘化した斜面の危険性から逃れるべく、右足に体重移動させたのだ。しかし右足はその前に既に泥濘化した斜面に踏み込んでおり、部妙なバランスで留まっていたので、これ以上の左足の体重移動による負荷に耐えられなかった。両足は完全に宙に浮き、ここ数十年来で体験したことのない見事な翻筋斗を打ったのだ。動かせぬ右肘を抱えてどうにか山荘に戻ったものの痛くて何も出来ず。骨に沿って腫れ上がっており、一見骨折して骨が飛び出しているようにも観える。痛み止めンのロキソニンを２倍飲み、しっかり湿布してさっさと寝る。夜中に痛くて眠れないので超短期導眠剤のアモバンテスと短期型ノソレントミンを飲み、何とか夜をやり過ごす。

２６日
（日）

晴

林檎畑、葡萄畑
西畑
夕扇山ＭＷ

じゃが芋畝作り、人参収穫
施肥耕耘機掛け
ＨＰ編集
１４６９２歩、１０２８４ｍ２５２、kcal

一難去らずしてまた一難。こんなのありかよ！と今朝も仙人は嘆いている。実はこの入力、山荘に居て目白のPCで打っているのだ。４つ目のサブディレクトリー作成が難航しているので、例え山荘PCでうまく作成できても、リンクしている目白PCのHPが作成出来なければサブディレクトリーは機能しない。そこで態々目白PCを山荘に持ち込んだが、サブディレクトリー作成途中で、今度は正常に機能していた「新仙人日記」までもが、「サイトデータが破損しています」ときたもんだ。んで、仕方なく山荘PC入力を諦め、目白PCに入れてる訳。今朝は快晴の春ときめく空のもとで、畑を耕し畝を作り、更に施肥、耕耘機掛けと大地と歓びを共にしたのにガックリ！

２５日
（土）

晴

ＨＰ編集
夕扇山ＥＷ

柵際の施肥マルチ完了（105）
布団干し、タオルケット選択
ＨＰ編集（105）
９４９６歩、６６４７ｍ、２５１kcal

雪で薄化粧した良く耕された畑が、夜明けの光を浴びて歓びの声を上げる。光を含んだ木々の氷が融けて密やかな呟きを残して落ちる。昨夜僅かに降った雨が雪になりそんな事も無かったかのように、再び快晴の夜明となったのだ。結露した窓ガラスに指を触れ曇を取り除いたら、透明な夜明けが飛び込んできた。水晶の無数の粒子が光を散乱し不透明であった世界が不意に消失し、粒子を失ったガラスは蒼く深い空間を映し出す。と、そこに失われた筈の水晶が宙に浮かび、結晶格子となってキラキラ、キラキラ、幻想的に揺らめく。あれっ、結露が取り除けなかったのかなと、再び指で水晶を落とすが、透明なガラスの向こうに煌めく結晶格子は妖しく揺らめき続ける。そうだったのか！宙に浮かぶ水晶はガラスの結露ではなく、２階まで伸びた山茶花の葉に着いた氷だったのだ。そいつが夜明けの光を浴びて、マクロ世界をミクロの結晶格子に位相変換し、キラキラ、幻想的に揺らめいていたのか！

２４日
（金）

晴

ＨＰ編集
目白トレ
夕扇山ＭＷ

柵際の施肥マルチ
ＨＰ編集（目白ＰＣと２台）
１１８６２歩、８３０３ｍ、３５１kcal

その何ともやりきれない悔しさ！全く徒労に終わってしまう虚しさ！そんな時は≪C'est la vie ≫　セラヴィ　と呟いてみると何だか少し成長したような気になったり・・・。今は新ＨＰがうまくいかず連日悪戦苦闘。解決の見込みなし！あり得ないことなのだ。サーバーからダウンロードしたファイルをそのままマイコンピュータの編集ページに入れたのであるから、それをトップページに出来ない筈はない。しかし現実はあらゆる試行錯誤を拒否して、「トップページが見つかりません」、更には「サイトデータが破損してます」と繰り返すのみ。従って新ＨＰに引っ越したこのページ・山荘日記も出戻りと相成った次第。いつ新ページに行けるやら見込みなし。

目白トレ３

３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白

第４週

２１日
（火）

晴

葡萄畑、林檎畑
ＨＰ編集

ほうれん草収穫
枯露柿、キウイ、沢庵梱包（104）
４７７８歩、３３４４ｍ、１５３kcal

７０年も活動し続け老化した組織が、未だ機能している事に感謝し、総てを受け入れるつもりであっても、終焉を告げられれば、狼狽えてしまう。再発しませんように、転移しませんように祈ります。epilogue170217/epilogue170217.と繰り返すのも実は悪戦苦闘の跡なのだ。一度epilogue170217を転送ツールを使って、ヤフーのサーバーにアップしたのでそれでネットに表示される筈であった。しかしどうにもこうにも動かず、仕方なく他の３つのサブディレクトリーを調べ、どれもファイルに入って居ることに気づき、新たにファイルを作り、そのファイルに同じ名epilogue170217を付けた為、紛らわしくなってしまった。こいつを再びファイルから出して、１つに纏めるとこのファイルに入って居る画像やバナーの名を変えねばならず、そんな面倒なことは出来ない。従ってファイル名と中に入っている資料名と２つ続いたまま。つまりこれは失敗の印。

２０日
（月）

晴
雨

葡萄畑、
ＨＰ編集
夕小倉山ＺＺ

柵際の施肥マルチ１０穴（103）
（新ＨＰのindexアップ成功）
１００８５歩、７０５９ｍ、３４５kcal

他者として互いの生き方に、干渉する権利は無いとの確認が出来るか。互いの生き方に干渉せず、他者としての優しさで接することが出来るか？その２点が合意できれば、もう一度だけ愚かにも試してみようかとも思っている。昨朝はカーテン開けたら雪景色なので吃驚！午前中に肥料、灯油の買い出しを予定していたが、これではバイクも車も無理なので雪が解ける午後まで待って買出し。計３８０ｋｇの肥料、灯油の運搬だけで、腰に痛みが走る。それじゃ、腰の治療にとＰ２峰から扇山の稜線歩きを堪能。それにしても何故ネットにアップ出来ないのか？トップページのファイル名はプロバイダーによって定められているので、お問い合わせくださいとあるが、肝心のプロバイダーは役立たず。やったー！以下でどうだ！http://www.geocities.jp/upiter4773/epilogue170217/epilogue170217.html　どうもhtklの前に消し忘れのドットがあり、２つのドットがアップを阻止していたらしい。このＵＲＬは何度も試していたので、その単純ミス以外に考えられないのだ。しかし若しそれが原因だとすると≪莫迦、死ね！≫としか云いようが無い。この延々と続いた堂々巡りの試行錯誤は、決して無駄では無かったと思いたいが、余りにも惨め。

１９日
（日）

雪
晴

葡萄畑、
ＨＰ編集
（新ＨＰのindexアップ）
夕Ｐ２Ｗ

柵際の施肥マルチ
消石灰２０ｋｇ×２袋＋鶏糞１５ｋｇ×２０
灯油２０㍑×２
１３０８６歩、９１６０ｍ３１５、kcal

8日に着手して今日で11日目。既に3つのサブディレクトリーを作製しているので、そう時間もかからず比較的容易に出来るだろうとの予測は見事裏切られた。先ずは最新のテンプレートをじっくり観察し、最も斬新なデザインをと試行錯誤したが、最早このＳＮＳ世界は完全にスマホ第一で、殆どのデザインにスマホ画像が入り込み不快。そこでＨＰビルダーの古いＶ９のテンプレートを登用しようと、ＸＰ８の入っている旧ＰＣを数年ぶりに作動。しかし古すぎて気に入ったものは無く、仕方なく今まで使っていたトップページのデザインをそのまま採り入れ、画像を変えて作成。しかしこのサブディレクトリーをサーバーにアップしたが、ネットにアップされず。様々な視点から転送システムを検討し3日間、試行錯誤を繰り返し、今朝遂にアップに成功したが、ＵＲＬが、http:で始まらずfile:になっているので原因を模索中。これでも開けるのだから問題ないのか？、file:///C:/Users/Owner/Documents/epilogue170217.html

１８日
（土）

晴

ＨＰ編集（新ＨＰ）

浴室天井掃除３回目（102）
９９８６歩、６９９０ｍ、３２４kcal

まさか雨が降るなんて思いもせず、慌てて図書館から引き返したが時すでに遅し、洗濯物は見事なまでにずぶ濡れ。洗い直すのも悔しいのでそのまま轆轤室に干してから、久々にプールへ。嘗ては雨の山登りもいいもんさ、と歓んで出かけたが、もうそんな気力なし。すっかりご不沙汰していたが、温泉付きの広々としたこの室内プールをもっと利用しない手はない。入場料は消費税が上がったので１０円値上がりし３２０円だが、銭湯の４５０円より安い。広ーいプールにたった４人。しかも暫くすると出てしまったので独占。あれ、これって１か月前のヤオノイ島の専用プールの際限じゃ！まー何とも贅沢。50メートル泳ぐごとにコースを替え、6コースまで300㍍泳ぎ温泉にドブンと浸かり、身体を温めて再び300㍍泳ぎドブンと3回繰り返し、最後に100㍍を加え計１０００メートル泳ぐ。

１７日
（金）

晴
雨

B&G海洋センター
温泉プール
ＨＰ編集（新ＨＰ）

浴室天井掃除２回目（101）
１０００メータ泳ぐ
４４３４歩、３１０３ｍ、１４６kcal

昨日は柵際の土作りとマルチ、更に待ったなしの馬鈴薯植付の為の畝作り、途中で畝作りを放棄して面倒な凍てついた作陶粘土の菊練作業とバテバテ。しかし天気は良いし２月とは思えぬ暖かさで、東京では２０℃近くまで上がったと聞いては、山散歩もちょっと足を延ばさねばと上条山へ。すっかり春めいた午後の里歩きはとても愉快でスキップしたくなるような光が溢れている。昼下がりの斜めの陽光が早春の枯れた森をオレンジに染め、掌を太陽に翳すと透けて観える血潮のように揺らめく。森の奴め命を謳っているなと呟いてみると、なんだかそれだけで森の仲間になれたような気がし嬉しくなる。

１６日
（木）

晴

葡萄畑、林檎畑、
轆轤室、ＨＰ編集
夕上条山Kv,Kz,Z

柵際穴掘りマルチ、畝作り
陶土作り菊練
浴室天井掃除（100）
１５９８９歩、１１１９２ｍ、５３２kcal

「あれっ、こんなに汚れてたっけ！」　朝風呂に浸かっていて天井を見上げたら、壁と天井のコーナーの所々に黒かびあり。更に天井全般にも目立たぬが黒かびの点々が生じている。夜の入浴では気づかない汚れなので、掃除するなら今しかないと、浴室に椅子を入れ、スポンジに防カビのバス・マジックリンをたっぷり浸み込ませ、椅子に載って掃除開始。今になって天井掃除にはゴーグルをすべきだったと気づいたが、掃除の真っ最中にはゴーグルして落下する汚れた水滴から眼を護ろうなんて考えが及ばず、ボタボタ落ちる汚染水滴に直撃される。掃除後、左目が痛いので鏡を見たら赤く充血。くそー、ドジ野郎め。１日のスタートがこれじゃ、目も当てられん。

１５日
（水）

晴

葡萄畑
ＨＰ編集
夕Ｐ２峰扇山ＮＷ

柵際穴掘りマルチ
１３３８６歩、９３７０ｍ、３１５kcal

凍り付き罅割れ、解凍し再び凍り付きを繰り返し、粘土は陶芸に使える状態にない。小分けにしてある粘土をどうにか使えるように練ってみた。実に久しぶりの菊練で、びっしり気持ちの良い汗をかいた。使い物にならなくなっていたのは粘土だけでなく、先ず手を付けねばならなかったのは作陶中に聴くＦＭラジオの調整から。周波数を変えても雑音が取れず、アンテナを延長し解決を図ろうと試行錯誤。ハンダ鏝、アンテナコードを用意しアンテナ先端にハンダ付けし延ばそうと調べたら、どうやらアンテナ基部の螺子を緩めれば、コードが接続出来そう。この解決に１時間、粘土のチェックに１時間、菊練に１時間とかかり、とても作陶まではいかず本日は店じまい。凍てついた粘土の冷たさは半端ではなく、ストーブで粘土を温めながらの菊練。が、少なくも外の粘土を轆轤室に移しただけでも、今後粘土の冷たさは和らぎ作陶の目処が立ち一安心。

１４日
（火）

晴
曇

轆轤室・陶芸
ＨＰ編集

柵際穴掘りマルチ（99）万華鏡
４５３０歩、３１７１ｍ、１４７kcal

霙で全身が濡れそぼり、稜線で強風に吹かれ、視界もきかず、今、自分が何処に居るのかも定かではない。そんな悪天にとっ捕ってしまっても、自らが選んだ行為の結果であるならば、状況を受け入れることは出来る。受け入れるだけでなく、困難であればあるほど真正面から困難に対峙せんとする意欲に衝き動かされることもある。さて、その意欲をどうやって掻き立てよう！何かが生み出されようとしている瞬間、それがカオス。乱れて秩序の無い状態は混乱も混沌も同じだが、一瞬にして混乱が混沌に相転移するかの如き転移点を見出すことも不可能ではない。他者思考を捨て、ちょっとは、ほんとらしく生きようとの視点を持ち続けさえすれば、きっと転移点は見つかると思い込むのもいいかな。

１３日
（月）

晴

ＨＰ編集
夕扇山ＭＷ

柵際穴掘りマルチ（98）万華鏡
１００９９歩、７０６９ｍ、２７３kcal

Ｚ軸という自由を手にして虚空に飛び立った６０兆の細胞が、０次元の点に回帰したことは明らかである。減数分裂を繰り返し、次元の特異点を飛び越えテリトリーを拡大し究極の自由を追い求めた認識体は、認識そのものを完結したのだ。真夜中にむっくり起きて記す。柵と書いて≪しがらみ≫と読みます。生まれた瞬間から十重二十重のしがらみに囲まれて、育てられ拘束され、更に自ら柵を築き、生命は世界を認識していきます。柵を乗り越えるとそこは最早途方もなく深く昏い虚空があるのみ。それを知っていて尚、柵を乗り越えたいと願う認識体は虚空そのものなのかもと、ふと思います。無駄なものを総て捨てて幽体離脱した幽霊こそ、一途な想いのクリスタル。そのクリスタルにどんなに逢いたかったか！山荘の数千曲を収めたウオークマンも聞かせてあげよう。山荘活動そのものでもある数千曲のシンフォニーをポッケに入れていつも聞いてくれたら嬉しいなと、立てた作戦が、無駄なものを引っ提げた凡庸に曲解され阻止されてしまった。霊体と肉体との中間に位置する幽体は、新たな頂を目指して今度こそ迷うことなく登りだすに違いない。なんぞと相変わらず能天気な夢を仙人は見るのである。

１２日
（日）

晴

葡萄畑
ＨＰ編集
夕Ｐ３峰ＮＴ

柵際穴掘りマルチ
１２５２８歩、８７６９ｍ、３５２kcal

≪自由と孤独のベッチ数≫　ここ数日間はこいつが脳内を駆け巡り、何となく全体像が朧に観えて来たような気がしていた。自由が認識の拡大によって齎せれるパラドックスで、究極の自由が認識の個への回帰、更には個の認識の消滅にあると実感できるのだが、その実感が０から3次元座標に浮かんだのだ。認識の原点を受精卵に設定すると、0次元である点に相当する。受精卵は減数分裂を繰り返し次々と連なり0次元であった受精卵は1次元の線状に認識を拡大し、拡大された認識に束縛されつつ更なる拡大を続ける。60兆もの拡大を経て認識は2次元の面の世界へと特異点を超える。60兆個からなる新たな認識の原点は溢れかえり、途方もない広大な面の世界を構成し、特異点を超えて拡大された強大な認識力は、1次元とは質的に異なる有無を言わせぬ束縛を受けストレスに晒される。。認識の原点・受精卵はｚ軸をぶち立てることで2次元の束縛から逃れることを悟り、3次元・天空への旅立ちを図る。画像としてはこれは明らかに６０兆から成る存在の原点回帰であり、これは若しかしたらベッチ数で表現できるのではと、昔学んだ射影幾何学,、位相空間の本を探したが、倉庫の奥に紛れ見つからない。仕方なくベッチ数の定義を再確認して、自由と孤独へのアプローチを考察してみようとネットで調べてみて唖然。　定義：k を非負の整数として、空間 X の k 次ベッチ数 b_k(X) は、X の k 次ホモロジー群 H_k(X) のランクとして定義される。ホモロジー群は有理数体 Q 上のベクトル空間とすることもできるので、H_k(X; Q) のベクトル空間の次元としてベッチ数を定義することもできる。普遍係数定理は、ねじれのない単純な場合には（係数の取り方に依存せず）これらの定義が同じであることを示している。またベッチ数を係数にもつ多項式としてポアンカレ多項式を定義する。すなわち、X のポアンカレ多項式 P_X(t) とは b₀(X)+b₁(X)t+b₂(X)t²+...+b_n(X)tⁿ のことである。と書いてある。何が唖然かと云うと、これを読んでも、嘗て学んだベッチ数に全く結びつかないのだ。老化のせいなのか、定義の進化、はたまた嘗て数学を学んでいたのは錯覚だったのか！いいや、ちゃーんと知っているのだ。最早ホモロジー群への意欲何て何処にも見当たらず、ちょっと首を突っ込むだけで明らかになる世界さえ、仙人にとっては意味の喪失でしかないと。なんぞとアポロジーを試みる仙人の死期は近し。

１１日
（土）

晴

西畑、葡萄畑
夕小倉山ＺＺ
ＨＰ編集

柵際穴掘り、雑草取り、白菜漬水抜き
１６６７０歩、１１６６９ｍ、５０５kcal

光の予感に小倉山の稜線に目をやると、今まさに煌めきが飛び出す瞬間、7時29分。驚いたのはその煌めきが放たれる稜線の位置。てっきり水晶峠から放たれているとばかり思っていたが、冬至の夜明け位置である水晶峠からすっかり離れ、小倉山の山巓に迫ろうとしているでは！嬉しいな、光は再び戻って来るんだ！畑仕事を終えて小倉山に向かい、雪の座禅峠に出たら予期せぬブリザートに襲われタジタジ。上空5千メートルでマイナス42℃の今冬一番の寒気団がやってきたが、まさか座禅峠でぶリザートとは恐れ入った。帽子を被らずに登ったので耳が寒風にいたぶられ、寒さを通り越して痛い。こりゃ霜焼けになっちゃうかも。

１０日
（金）

晴
曇

ＨＰ編集

２７９２歩、１９５４ｍ、９１kcal

法律的に契約を解除するか、名目だけ残して1人の人間として他者の関係を続けるか？後者を選び名目上の主として山荘の野菜や果物を運ぶだけの存在となって、20年近くになる。しかし肉体の老いと共に他者の理性も老いる。その結果、揺らいだ理性が引き起こした現象だと思う。

９日
（木）

雪

ＨＰ編集

２５９３歩、１８１５ｍ、８１kcal

終日雪が舞い続け書斎に閉じ込められる。「わー雪だ！」　と云って登山靴に履き替えてストックを握って森や山に飛び出したのは随分昔のような気がする。僅か5日前の雪の日に≪スコップを差し込むごとに揺らめき踊る。久々に大地讃頌の歌に酔い痴れる≫なんて書いていた仙人は一体どこへ行ってしまったのだろうか？生と死が危うい力学の反転で一瞬にして入れ替わるように、仙人もまた目まぐるしく反転する光と闇に翻弄され、やがて漸近線に沿って、永劫の本質に吸い込まれるのだ。

８日
（水）

晴

ＨＰ編集
夕扇山ＭＷ
（新標識発見）

７２１７歩、５０５１ｍ、１６７kcal

寝てしまうと一瞬にして乗り過ごしてしまう。十数年前最終便で山荘に向かい、長いトンネルを抜けて甲府盆地に出たまでは覚えていたのだが、ウトウトとした瞬間、次に意識が捉えたのは電車がホームを出る響き。あれ、何処の駅かなとキョロキョロした途端、東山梨駅と解り唖然！最終便なので上り電車も無く、次の山梨駅で下車しタクシーで東山梨駅に戻り、車で山荘に向かったことがあった。二の轍を踏まじと車窓の漆黒を見つめ続ける。次々と豊かな森や川山並みを映す中央線の車窓も、夜になると、全く救いようのない闇に閉ざされる。僅かな光さえ観えぬ底知れぬ闇を見詰めていると、これが永劫の本質なのだと実感する。

目白トレ２回

第2週

６日
（月）

晴

葡萄畑
昼森と扇山林道

塵出し、葡萄畑柵際の雑草取り、
段ボールマルチ、（97）５
１０７３６歩、７５１５ｍ、２５３kcal

夜中の3時頃より晴れるとの予報に期待してカーテンをそっと開くと、未だかなりの雲が残っており、テラスの手摺には昨日の雪と雨の名残が、雨粒となって真珠の列をなしている。やがて小倉山に掛かる雲が燃え出し、富士に連なる雲が一斉に炎となって天空を朱に染める。昨日から何度キックしてもエンジンのかからぬ旧バイクを相手に、朝一番でキックを続ける。最初セルモーターで始動を試みたら、2秒程シリンダー内の空気との混合ガスが爆発したので、脈ありとキックに力が入る。ドゥ、ドゥと連続しての爆発音。やったー！　結局エンジン始動までに2日掛かったことになる。未だ僅かに残る雪を避けて里に下りゴミ出し。それから濡れた大地を相手に柵際の雑草を取り、段ボールマルチをして春の準備。

５日
（日）

晴
曇
雪

葡萄畑

葡萄畑柵際の穴掘り、施肥、
段ボールマルチ、（96）５
５６４８歩、３９５３ｍ、１９２kcal

ＨＰの編集に追われていたこともあり畑に手を付けられなかったが昨日、このままでは春の種蒔に土づくりが間に合わないと決断して畑に飛び出す。午後から気温が上昇したこともあって、畑仕事が実に気持ちいい。赤紫の仏の座や紫に濃紺のストライプを引いた大犬ふぐりが蔓延る大地に立鍬を入れて、雑草を根こそぎ刈り取る気分のいいこと。畑の歓ぶ声さえ聞こえてしまうのだから、こりゃもう、「土の記」の伊佐夫といい勝負！その成果のせいか夜明け前から畑が気になり活動開始。土は昨日より柔らかくなり、大地の香りを放ちスコップを差し込むごとに揺らめき踊る。久々に大地讃頌の歌に酔い痴れる。

４日
（土）

快
晴

葡萄畑
夕扇山ＭＷ

捕獲したての猪腿肉を広瀬、雨宮さん
が持ってきてくれた。
大根収穫後の畑に施肥、耕運機掛け
西柵側にゴーヤ、モロッコ用の
穴掘り開始（95）
１５３００歩、１０７１０ｍ、３９５kcal

≪感情的にならず、客観的多面的にものを考えようとする態度≫その血が科学や数学の進展を促すと同時に、文学者・高村薫を生み出す。その血が他者思考に裏打ちされた幸を生み出すことは、決して無い。「土の記」の下巻を今朝、未明に読み終わった。「晴子情歌」、「新リヤ王」、「太陽を曳く馬」には及ばないが、72歳の伊佐夫と自らが余りにも重なり、「土の記」には、心を抉られた。ステーキと角煮にしてみたが、気にしていた臭いは殆どなく充分食べられる。今度狩猟に同行し写真を撮りたいと頼んだら「夜明け前から山に入ることもあるが、それでもですか」とのこと。さていつ実現するか？

３日
（金）

快
晴

奥庭、前庭
夕小倉山ＺＺ

7本140㍑の石油を給油し
空タンクを街まで降ろし灯油購入
運搬後小倉山へ
１１０８８歩、７７６１ｍ、３７３kcal

驚いた！風呂焚きとキッチン給湯に使用している石油タンクが殆ど空になっているでは！調べてみると前回の給油は12月19日で、山荘滞在日は12月が9日間、1月が14日間で2月が昨日の1日間、合計2４日。これから滞在日にどれだけの灯油を消費しているか計算してみると　140㍑÷24日＝５．８４㍑で約６㍑となる。これには4台のストーブが加わっているが、陶芸窯を使用すると当然これ以上の消費になる。しかし1日で６㍑と云うのは、ちょっと考えもん。灯油６㍑の燃焼が引き起こす大気汚染は微々たるもんだが、これが冬中続くとなると140㍑×5カ月＝７００㍑となる。２２年間で１５４００㍑となっていることを考えると驚かざるをえない。既に１．５トンもの灯油を燃焼させ汚染物質をばらまいていたことになる。現代文明は未だ当分の間、エネルギー源として石油を手放せないだろうから環境汚染と地球温暖化は進行せざるを得ない。なーんぞと仙人が慮ったところで、どうもならん。せめて、森の倒木でも拾ってきてストーブや炊事の燃料にすることくらいしか出来ないが、それとて実現させるには幾つものハードルを越えねばならず、まー無理やな！

２月累計１５９km、０７８m 　　総活動距離：２７５km７３０ｍ

山トレ１６日計１６回（＋畑１日）　山トレ累計３２回

月日	天気	活動場	活動記録	一言メモ
２９日（日）	晴	林檎畑、西畑セラー昼扇山MW	人参、大根、春菊の収穫後の草取り施肥、耕運機掛け（94）１０３２２歩、７２２５ｍ、２７９kcal	寒さですっかり萎れてしまったが、株はしっかりしているので若しかすると春になれば芽吹いて春一番の香ばしい春菊が摘めるのではと、淡い期待を抱いたが、思い切って掘り起し施肥し、耕運機掛けを決意。この寒さにもめげず伸び続ける仏の座や犬ふぐり、勝手に生えて邪魔する小松菜などを立鍬で取り除き、鶏糞、石灰を撒きいよいよ耕運機掛け。2台のバイクも暫くエンジンをかけていないので、セルモーターでは始動せず、キック、キックを数百回繰り返し。どうにかエンジンを動かしたが、耕運機はバイクより使ってないので、果たしてエンジンがかかるか？発動コイルを何度か引くと、弱弱しいエンジン音。弱弱しくても動きさえすればこっちのもん。騙しだましアクセルを吹かし林檎畑まで運転。久々に夜明けの碧空に響く頼もしい耕運機の響き。
２８日（土）	晴	前庭、西畑夕扇山ＭＷ	遂に剪定終える剪定枝をパイルに運び焚火（93）５１１０７２歩、７７５０ｍ、２５９kcal	横目でちらりと観ては観ぬふり。何しろ伸び放題、繁り放題で手を付けようにも何処から手を付けたらいいものやら見当もつかん。しかし昨年も今回もジャングルとなったキウイの棚は無数の結実をし、その結果どの実も小さくなってしまった。幸い小さくても味と香りは、市販物市販物とは比べ物にならぬ仕上がりで好評を博している.が、このままでは繁茂し過ぎで自滅してしまう。芽吹く前の今、枝打ちせなばならぬとは解ってはいるが、やはり横目でジロリ。昨日どうにか重い腰を上げ、ヤオノイ島のＨＰを放り出し、梯子を担いで西畑に出陣！伐れども伐れども作業の終わりは観えず、何度も高い梯子の上から落ちそうになり、2日めの午後になって繁茂する枝の間からやっと青空が観えた。嬉しかったな！途端に気分がよくなって、早速ご褒美に夕焼けを追って扇山へ。今朝の全国ニュースでこの無名に近い扇山が取り上げられているので吃驚！恵林寺方面から仰ぐと扇には観えないので、恵林寺山と呼ばれている扇山に砦の跡を示す掘りが見つかったとか。頂が平らなのも砦を築いた跡とみられるとか！
２７日（金）	晴	前庭、西畑夕Ｒu	キウイ剪定、ＤＶ５００回Ｔシャツにレタリングしログハウスに展示（92）９３８６歩、６５７０ｍ、３００kcal	高村薫の「土の記」:朽ちていく肉体と肉体内部に巣食う心象風景との執拗な闘いが、実に精緻な文体で綴られていく。そうか、こう書けばあの捉えどころのなかった心象風景は言語によって客観化されていくのだ。何度そう思ったことか！いや、殆ど全ページに亘りその精緻な文体は続き、圧倒される。数冊持参した本は、いづれも「土の記」に比べたら、稚拙で、とても読めない。改めて高村薫の絶望の深さと冷徹なまでに透視する不確かな存在の輪郭の鮮やかさには、打ちのめされる。同じ心象風景に出っくわし、何度も言語化を断念した思惑が、すらりと、恰も何の試行錯誤もしなかったが如く、描かれるのである。西加奈子の「ふくわらい」、「通天閣」、「あおい」、「円卓」、「うつくしい人」、ジェフリー・ディーヴァーの「静寂の叫び」、アレックス・マーウッドの「邪悪な少女たち」、を現在読書進行中。
		1月25日	最低気温ー９.１℃（４:５０）	１７日～２４日までプーケット海にひっそりと眠る小さな島・ヤオノイ島に出張
１５日（日）	晴	葡萄畑、西畑最低気温ー８.６℃（２:54）朝扇山ＥＷ	白菜漬物、沢庵、ほうれん草等収穫目白へ（86）９７５６歩、６８２９ｍ、２６６kcal	夜中に起きて外気温を示す卓上の温度計を観たら、マイナス８.６℃まで下がっている。この分で夜明けまで下がり続ければ、マイナス９℃を下回ると予測したが、それ以後下がらず、逆にマイナス６℃まで上昇。しかし期待通りボン・シルバーは見事に氷で覆われ、周辺の蔦も氷のオブジェと化し実にお見事！さてここまで凍り付くと扇山の山頂直下の急斜面は凍てつき、アイゼン無しでは下るのが難しいのではとヒマラヤで履いていたプラブーツを出し、アイゼンも用意。ザックに入れてさあ、出陣！しかし予想外で、雪は凍てついておらずふかふかの粉雪。それも急斜面の一部で、稜線には雪の無いところもあり。しかし寒さは本番で、フリースの５本指ミトンでは指先がジンジンと痛む。
１４日（土）	晴	イオ部屋夕上条山ＫＺ	イオ部屋補水器設置、最後の枯露柿３３個収穫冷凍車上がれず冬駐車場１９３６０歩、１３５５１ｍ、５１５kcal	17日から24日迄ヤオノイ島へダイビングに行くので、観葉植物への補水ボトルをセットしようと、ノズルを購入し試してみたが上手くいかない。出過ぎてしまうか、出ないかのどちらかでその中間の微妙な調整が出来ない。ま、最悪の場合は観葉植物の生命力に委ねるしかない。今夜から5500ｍ上空でマイナス４２℃の最強寒波がやって来るとの事。いつもは山脈で遮られる雪雲が太平洋側にも押し寄せ、山荘も雪雲に覆われ、寒風が吹き荒れている。上条の森に入るや雪面を無数の枯葉が走り回る。同じ様な大きさの枯葉が、それはそれは嬉しそうに全速力で走るもんだから観ていて飽きない。
			目白トレ３回	第3週３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白
１１日（水）	晴	里の塵集積場、畑昼扇山MW	徒歩での塵出し、目白野菜収穫（85）８０２４歩、５６１６ｍ、１５２kcal	1991年秋から1993年末までの26カ月間に、軍の武器庫を2度襲い軍用銃を略奪。その銃を用いて現金輸送車を襲撃し、銀行や郵便局の強盗を9回行い、ストックホルム中央駅では爆弾事件を起こした３兄弟とその友人たちの犯罪を元に書かれたのが、アンデシュール・ルースルンド＆ステファン・トゥンベリの「熊と踊れ」である。その３兄弟は実は４兄弟で、その犯罪に加わらなかったが強盗計画を知っていた上から2番目のステファン・トゥンベリと、爆破事件現場で事件を報道していたアンデシュール・ルースルンドが共著で書いた作品だと云うのだから、迫真そのもの。本著では上から2番目のステファン・トゥンベリは、作中ではフェリックスと名を変え事件に加わり、彼の経験が投影されている。ステファン・トゥンベリは映画やテレビドラマの脚本家であり、アンデシュール・ルースルンドは長年ジャーナリストとして活動し、その後「制裁」、「3秒間の死角」、「ボックス２１」、「死刑囚」等を著し、綿密な調査と取材に基づいた骨太の社会派小説で世界の注目を集めている。この2人が組んだのであるから、どんな作品になるか言うまでもない。読み始めたら止まらないのだが、読む時間を取ることが出来なくて、下巻まで読み終わるのに時間がかかってしまった。
１０日（火）	晴	奥庭、踊場夕小倉山ZZ	第二回沢庵漬け、出窓拭き１１３０３歩、７９１２ｍ、３１８kcal	遂に意欲そのものから疎外され唯立ち竦んでいる。どうにか腹筋などの筋トレ、ストレッチは熟したものの、どうしても雪の畑に出て、土づくりのための穴掘りや山トレーニングを行う意欲が湧かない。雨や雪が降っていて出鼻を挫く様な天候なら、未だ話は分かるが、快晴で風も無く暖かい朝なのに、一体どうしたことだ。良かった！苦痛でなければ、豊島区図書館専門研究員を引き受けて、新たな活動領域を拡げ、生きることの意味を見出していけばいい。時のフィルターをかけると、瞬時にして存在そのものから可視的な属性である文化や文明は消え去る。その認識の元で敢て、生きる意味を見出すとしたら、可視可能な存在の属性の使徒となって、傅くしかあるまい。高川山の頂からの杓子山、石割山、御正体山の位置関係が同定できず、カリスト書斎で資料を探しては寝室デスクに戻りを繰り返しているうちに、どうしても踊り場の出窓の汚れが気になり、同定作業を放り出し遂に出窓掃除に着手。先ず出窓の棚に載っている弦楽器、マリンバ、壺、水晶塊、水牛角などを降ろし、この棚に載って窓枠や桟を拭き窓を拭くのだが、この狭い棚、結構高いので落ちたら大怪我間違いなし。吹いてみてその汚れの酷さに唖然！雑巾が真っ黒になってしまった。風呂場からの暖かい蒸気が、この踊り場の出窓で結露し、その状態が長く続き黒かびが生じるのであろう。結局この厄介な掃除を片づけても、位置同定は出来ず。まあ、気になっていた踊場出窓が綺麗になったから良しとしよう.
９日（月）	雪晴	中庭、倉庫積雪１５ｃｍ程朝Ｒｄ夕Ｒu	6日に干した白菜を昨日取り込み 2回目の白菜漬け（84）１１３２１歩、７９２４ｍ、３７９kcal	干してある白菜が雨で濡れてしまったら、2回目の白菜漬けが仕込めなくなると焦り、山荘へ。山荘に着いた途端、雪が降りだし、大急ぎで段ボール箱に、干してある白菜を取り込み、倉庫に移し、やっと一安心！今はもう山荘の庭は真っ白で、すっかり雪国。　　勿論闘う努力はする。しかし存在そのものに意味が見いだせない状態は、益々酷くなり、宮本輝の『五千回の生死』の如く、日々、虚空回帰への誘惑と闘っている。闘いの術は途切れることのない活動。起床と同時に筋トレ、ストレッチと筋肉を目覚めさせ、階段を走り登り、汗びっしょりになって大地を耕し、山や森を駆け肉体を酷使する。考えてはいけない。全身から汗を滴らせ、駆け巡る血潮の歓びの声だけに耳を傾けるのだ。そうすればそこに新たな騒音が加わわり、５千回の虚空回帰への誘惑が、が５００１回になっても、闘う意欲を引き出すことは出来るのだ。　雪の里を逍遥し、道祖神の小屋架けを撮っていたら、ユンボーで除雪している広瀬氏にばったり。塩山市や牧丘町ではスギ、ヒノキの枝で道祖神に小屋架けし、わらで大きな男根を突き立てた小屋をお仮屋（おかりや）と呼んでいる。わら小屋が作られるのは、以前に稲作地帯であったなごりである。これを甲府ではオチョウヤと言い、スギの枝を柱に、わらで御殿ふうのお宮を13日に作り上げ、14日夜にこれを燃す。
			目白トレ2回	第2週
６日（金）	晴	轆轤室冷凍庫、テラス最低気温ー５.１℃（6:12）	枯露柿収納１１袋 20個×11袋＝220個（83）７２８８歩、５１０１ｍ、２４６kcal	今シーズンの最低気温ー５.１℃（6:12）を記録。瀧の龍はそれはそれは見事な巨大な氷の髭を着け実に立派！29日に平干しを始めて今日で9日目、未だ「柿霜」と呼ばれる白い粉は半分ほどしか出ていないが、これ以上干し続けると固くなってしまうので、冷凍保存袋ダブルジッパーに収納し轆轤室と母屋の冷凍庫に計20個×11袋＝220個を収納。主にマニトール、ブドウ糖、果糖、ショ糖からなる、柿の実の糖分が結晶化した「柿霜」を今年こそ作ってやろうと試みたが、平干しの段階では充分に発生させることは出来なかった。しかし冷蔵庫に入れると必ず「柿霜」が生じ、見事なまでに白い粉を吹く。従って平干ししてから一度冷蔵庫に入れ、糖分などを滲み出させ、再度平干しすれば、きっと美しい白い粉に覆われるのであろう。平干しに使ったポリカ波板を、散水器を使って洗ったら、手袋が水浸しになり、この最低気温のマイナス5℃の中で凍てつき、冷たさを超えて痛いの何の！冬じゃ！
５日（木）	晴	奥庭、中庭、テラス夕Ｐ３峰Ｐ２峰扇山ＴＷ	白菜カットし干す、枯露柿反転（82）更に残りの白菜収穫、洗い、干し１４４６０歩、１０１２２ｍ、４８０kcal	シーツに血痕！ギョッ！何処を切ったのかと体中を点検するが傷跡無し。夜中に左の外側大腿四頭筋が痒くなるので無意識に引っ掻くことがあるので、具に調べるがやはり出血の痕は無い。それが突然判明したのだ。高川山を登っている時に、左足裏の土踏まずが痛み、初めての現象に戸惑っていたが、登山を終えるとすっかり忘れてしまった。この左足裏の土踏まずには踵側から岬のような瘤が突出しているが、別に登山に支障を来す訳でもなく50年間も放置してある。つまりこの瘤が生じたのは高校生の時で、当時安売りで人気のあったニッピンで買った革の登山靴が原因だったのだ。靴とゴム底を留める鋲が使用しているうちに内側に飛び出し、その鋲が左足裏の土踏まずに当り、登山を繰り返しているうちに瘤が発生。その50年も前の瘤が今更何を訴えようとしているのか？靴下を脱いで調べると長さ１４ｍｍに渡って裂け出血しているでは！「えっ！こんなとこいつ切ったのか、全く覚えがない。眼鏡を掛け、傷跡をしっかり調べると、これは外傷ではなく内側から裂けたと判明。亀裂は一か所だけでなく、土踏まずから踵にかけて何本も走っている。そのうえ踵の皮膚はボロボロで酷い荒れ方。山荘室内では靴下を履かず冬でも素足で過ごすことが多いので、数年前までは寒くなると、風呂上りにはアロエ軟膏を塗ったりしてケアしていたが、ここのところほったらかし。それで皸（アカギレ）が出来たのだ。ぶっ魂消た！昔は皸なんて当たり前の冬の刻印。しかし生活が豊かになった現代では、皸なんて貴重品。剃刀で踵の角質を削り落とし、アロエ軟膏をたっぷり塗り、一件落着。
４日（水）	晴	初ゴミ出し,葡萄畑テラス朝小倉山ＺＺ	パン仕込み、枯露柿反転、ブロッコリーに防鳥ネット張り（81）ワイアメッシュ４、合板2枚購入搬入年賀状返事書き１２６３３歩、８８４３ｍ、４２９kcal	西穂高山巓へ連なる一本の赤いザイル。ピンと張り詰めたザイルが、雪壁の底雪崩への恐れを物語る。七ヶ月前の緊張感が甦るような画像を選んでみました。この結果がどうなったかは、ホームページでご覧になって下さい。ふかふかの新雪を期待して、2017年の元旦を、三つ峠で迎えましたが、全く雪無しでガックリ！本年も「新仙人日記」を宜しく！この本文に夫々が賀状に記したメッセージに合わせて、コメントを付けて返賀状を作成。返事を出す賀状数を絞り、少なく抑えてはいるがそれでも1日仕事になってしまう。合間にブロッコリーの防鳥ネットを張ったり、枯露柿を反転させたり、バイクを飛ばして白菜干しをするためのワイアメッシュや合板を買いに行ったりと相変わらずメチャ忙しい。
３日（火）	晴	高川山（９７６ｍ）夕Ｐ２峰扇山ＥＰ２Ｗ	梯子登山で３つの峰を登る、１８４９４歩、１２９４５ｍ、４８１kcal	山荘7時15分→初狩駅7時50分→高川山登山口駐車場8時10分、発8時20分→9時20分頂（男坂経由）、発9時55分→駐車場10時45分（女坂、卵岩経由）、発10時50分→山荘11時20分（片道３１ｋｍ）　帰宅後新年会で越後名酒大吟醸笹屋茂左衛門、白龍の純米吟醸や八海山の越後で候など4種の名酒を呑む。何しろ午前中に１つ山を登ってしまったので、新年会をやっても未だ時間はたっぷり。そこで2次会と洒落て、Ｐ２峰から扇山への稜線をほろ酔い逍遥することに。たっぷりの陽射しを浴びて、枯葉をラッセルしながら稜線に向かう。一歩踏み出す毎に舞い上がる枯葉が、香ばしい仄かな息を吐く。頂に連なる森の倒木に登り、肌を触れあう。扇山の左に沈み込む太陽を追って、ゆっくり山稜を歩む。
2日（月）	晴	テラス、中庭、轆轤室夕扇山ＭＷ	冷凍庫の唐黍総て出し霜取り後枯露柿をパックし冷凍、その後平干（80）８０３５歩、５６２４ｍ、２０５kcal	またまた閃いた。外見だけでは解らない黴の内部侵入を確実にチェックする方法が、突如閃いたのだ。それと同時に冷凍庫に収めきれない枯露柿をもっと能率よくパックするには、枯露柿の蔕を落とせばいいと気付いた。しかしよくよく考えてみると、すっかり忘れていただけで数年前には確かそうやっていたのだ。乾燥度が低く未だ柔らか過ぎる時に蔕を切り落としてしまうと、ゼリー状になった柿汁が流れ出てしまうので、平干して或る程度固まるまで待つ。蔕を落とすと枯露柿の内部が観えるので、蔕の隙間から侵入した黴があれば一目瞭然。数百個チェックしたが、外見は立派な美味しそうな枯露柿の内部に黴を見出したのは1個だけ。吊るすことが出来ず串刺しにし、柿内部に黴が侵入しやすい規格品外の柿数個に黴を見つけたが、これは当然と云えば当然。しかし僅かな黴なので、その部分をカットし食べてみたら、全く黴臭は無く美味しさも他の枯露柿と遜色なし。蔕を切り落とし体積を小さくした枯露柿を、一番大きなジブロック１袋に5個×4列＝20個を詰め、16袋、計320個を冷凍庫に収納出来た。未だ数百個の枯露柿が待っているので、母屋の冷凍庫も空けて、夏の冷凍唐黍の隙間に押し込むしかないかな。年賀状の返事を作成する時間が全く取れない。柚子が届いたので凍結枯死する前に畑の白菜も、漬け込まないとならぬし、正月早々めっちゃ、忙しいぜ！
１日（日）	快晴	西畑、中庭毛無山、三つ峠山御巣鷹山	山荘発7時20分→三つ峠登山口8時20分発8時30分→毛無山10時（中川碑撮影）三つ峠山11時→御巣鷹山11時30分 →登山口12時１５分、20分発 →山荘着13時20分（片道３５ｋｍ）１６６２９歩、１１６４０ｍ、５１７kcal	ふかふかの新雪は無理としても、氷に覆われ凍てつた山稜には逢えるだろうと愉しみにしていたのに、登山道は勿論標高１７００ｍを超える稜線にも雪や氷の気配無し。霜柱が彼方此方で土を盛り上げているだけで、山荘の庭と大差無し。寧ろ山荘の庭の方が、滝の作る氷柱のアートがあるだけに余程冬山らしい。登山者の中にはスニーカーで軍手、荷物も背負わず、神宮にでも初詣に行くか、てな雰囲気の者もいる。アイゼンをザックに入れ、本格的冬用ダブル登山靴なんぞを履いて登っているのは仙人だけなのでは、と恥ずかしくなるくらいの夏山状態。登山道も寒さで凍てつき硬くはなっているが、土が凍っているだけなので滑らず、山荘周辺の滑りやすい落葉道の方が遥かに危険。のんびり夏山気分を味わいながら、こりゃ初詣にぴったりと、先ずは中川碑のある毛無山を目指す。頂の大きな標識板をオブジェに、雪富士を背景にして写真を撮り、中川碑迄下りご無沙汰を詫びながら30年前の中川君とお話し。1986年5月25日、ヒマラヤ登攀を想定し岩登りには不利なアイゼンを敢て装着し、ザイルも結ばず岩壁の下降中に墜落。ブータン遠征出発の僅か2か月前であった。話しかけると人懐こい笑顔の貴公子が、ザイルの先端を差し伸べ「それじゃトップをお願いします」と答える。とても30年もの星霜が流れたとは思えない。
１月累計１１７km、６５２m 　　総活動距離：１１７km６５２ｍ	山トレ１４日計１６回（＋畑１日）　山トレ累計１６回

月日

天気

活動場

活動記録

一言メモ

２９日
（日）

晴

林檎畑、西畑セラー
昼扇山MW

人参、大根、春菊の収穫後の
草取り施肥、耕運機掛け（94）
１０３２２歩、７２２５ｍ、２７９kcal

寒さですっかり萎れてしまったが、株はしっかりしているので若しかすると春になれば芽吹いて春一番の香ばしい春菊が摘めるのではと、淡い期待を抱いたが、思い切って掘り起し施肥し、耕運機掛けを決意。この寒さにもめげず伸び続ける仏の座や犬ふぐり、勝手に生えて邪魔する小松菜などを立鍬で取り除き、鶏糞、石灰を撒きいよいよ耕運機掛け。2台のバイクも暫くエンジンをかけていないので、セルモーターでは始動せず、キック、キックを数百回繰り返し。どうにかエンジンを動かしたが、耕運機はバイクより使ってないので、果たしてエンジンがかかるか？発動コイルを何度か引くと、弱弱しいエンジン音。弱弱しくても動きさえすればこっちのもん。騙しだましアクセルを吹かし林檎畑まで運転。久々に夜明けの碧空に響く頼もしい耕運機の響き。

２８日
（土）

晴

前庭、西畑
夕扇山ＭＷ

遂に剪定終える
剪定枝をパイルに運び焚火（93）５
１１０７２歩、７７５０ｍ、２５９kcal

横目でちらりと観ては観ぬふり。何しろ伸び放題、繁り放題で手を付けようにも何処から手を付けたらいいものやら見当もつかん。しかし昨年も今回もジャングルとなったキウイの棚は無数の結実をし、その結果どの実も小さくなってしまった。幸い小さくても味と香りは、市販物市販物とは比べ物にならぬ仕上がりで好評を博している.が、このままでは繁茂し過ぎで自滅してしまう。芽吹く前の今、枝打ちせなばならぬとは解ってはいるが、やはり横目でジロリ。昨日どうにか重い腰を上げ、ヤオノイ島のＨＰを放り出し、梯子を担いで西畑に出陣！伐れども伐れども作業の終わりは観えず、何度も高い梯子の上から落ちそうになり、2日めの午後になって繁茂する枝の間からやっと青空が観えた。嬉しかったな！途端に気分がよくなって、早速ご褒美に夕焼けを追って扇山へ。今朝の全国ニュースでこの無名に近い扇山が取り上げられているので吃驚！恵林寺方面から仰ぐと扇には観えないので、恵林寺山と呼ばれている扇山に砦の跡を示す掘りが見つかったとか。頂が平らなのも砦を築いた跡とみられるとか！

２７日
（金）

晴

前庭、西畑
夕Ｒu

キウイ剪定、ＤＶ５００回Ｔシャツに
レタリングしログハウスに展示（92）
９３８６歩、６５７０ｍ、３００kcal

高村薫の「土の記」:朽ちていく肉体と肉体内部に巣食う心象風景との執拗な闘いが、実に精緻な文体で綴られていく。そうか、こう書けばあの捉えどころのなかった心象風景は言語によって客観化されていくのだ。何度そう思ったことか！いや、殆ど全ページに亘りその精緻な文体は続き、圧倒される。数冊持参した本は、いづれも「土の記」に比べたら、稚拙で、とても読めない。改めて高村薫の絶望の深さと冷徹なまでに透視する不確かな存在の輪郭の鮮やかさには、打ちのめされる。同じ心象風景に出っくわし、何度も言語化を断念した思惑が、すらりと、恰も何の試行錯誤もしなかったが如く、描かれるのである。西加奈子の「ふくわらい」、「通天閣」、「あおい」、「円卓」、「うつくしい人」、ジェフリー・ディーヴァーの「静寂の叫び」、アレックス・マーウッドの「邪悪な少女たち」、を現在読書進行中。

1月25日

最低気温ー９.１℃（４:５０）

１７日～２４日までプーケット海にひっそりと眠る小さな島・ヤオノイ島に出張

１５日
（日）

晴

葡萄畑、西畑
最低気温
ー８.６℃（２:54）
朝扇山ＥＷ

白菜漬物、沢庵、ほうれん草等
収穫目白へ（86）
９７５６歩、６８２９ｍ、２６６kcal

夜中に起きて外気温を示す卓上の温度計を観たら、マイナス８.６℃まで下がっている。この分で夜明けまで下がり続ければ、マイナス９℃を下回ると予測したが、それ以後下がらず、逆にマイナス６℃まで上昇。しかし期待通りボン・シルバーは見事に氷で覆われ、周辺の蔦も氷のオブジェと化し実にお見事！さてここまで凍り付くと扇山の山頂直下の急斜面は凍てつき、アイゼン無しでは下るのが難しいのではとヒマラヤで履いていたプラブーツを出し、アイゼンも用意。ザックに入れてさあ、出陣！しかし予想外で、雪は凍てついておらずふかふかの粉雪。それも急斜面の一部で、稜線には雪の無いところもあり。しかし寒さは本番で、フリースの５本指ミトンでは指先がジンジンと痛む。

１４日
（土）

晴

イオ部屋
夕上条山ＫＺ

イオ部屋補水器設置、
最後の枯露柿３３個収穫冷凍
車上がれず冬駐車場
１９３６０歩、１３５５１ｍ、５１５kcal

17日から24日迄ヤオノイ島へダイビングに行くので、観葉植物への補水ボトルをセットしようと、ノズルを購入し試してみたが上手くいかない。出過ぎてしまうか、出ないかのどちらかでその中間の微妙な調整が出来ない。ま、最悪の場合は観葉植物の生命力に委ねるしかない。今夜から5500ｍ上空でマイナス４２℃の最強寒波がやって来るとの事。いつもは山脈で遮られる雪雲が太平洋側にも押し寄せ、山荘も雪雲に覆われ、寒風が吹き荒れている。上条の森に入るや雪面を無数の枯葉が走り回る。同じ様な大きさの枯葉が、それはそれは嬉しそうに全速力で走るもんだから観ていて飽きない。

目白トレ３回

第3週 ３２７３歩、２２９１ｍ、60kcal/1 回目白

１１日
（水）

晴

里の塵集積場、畑
昼扇山MW

徒歩での塵出し、
目白野菜収穫（85）
８０２４歩、５６１６ｍ、１５２kcal

1991年秋から1993年末までの26カ月間に、軍の武器庫を2度襲い軍用銃を略奪。その銃を用いて現金輸送車を襲撃し、銀行や郵便局の強盗を9回行い、ストックホルム中央駅では爆弾事件を起こした３兄弟とその友人たちの犯罪を元に書かれたのが、アンデシュール・ルースルンド＆ステファン・トゥンベリの「熊と踊れ」である。その３兄弟は実は４兄弟で、その犯罪に加わらなかったが強盗計画を知っていた上から2番目のステファン・トゥンベリと、爆破事件現場で事件を報道していたアンデシュール・ルースルンドが共著で書いた作品だと云うのだから、迫真そのもの。本著では上から2番目のステファン・トゥンベリは、作中ではフェリックスと名を変え事件に加わり、彼の経験が投影されている。ステファン・トゥンベリは映画やテレビドラマの脚本家であり、アンデシュール・ルースルンドは長年ジャーナリストとして活動し、その後「制裁」、「3秒間の死角」、「ボックス２１」、「死刑囚」等を著し、綿密な調査と取材に基づいた骨太の社会派小説で世界の注目を集めている。この2人が組んだのであるから、どんな作品になるか言うまでもない。読み始めたら止まらないのだが、読む時間を取ることが出来なくて、下巻まで読み終わるのに時間がかかってしまった。　

１０日
（火）

晴

奥庭、踊場
夕小倉山ZZ

第二回沢庵漬け、出窓拭き
１１３０３歩、７９１２ｍ、３１８kcal

遂に意欲そのものから疎外され唯立ち竦んでいる。どうにか腹筋などの筋トレ、ストレッチは熟したものの、どうしても雪の畑に出て、土づくりのための穴掘りや山トレーニングを行う意欲が湧かない。雨や雪が降っていて出鼻を挫く様な天候なら、未だ話は分かるが、快晴で風も無く暖かい朝なのに、一体どうしたことだ。

良かった！苦痛でなければ、豊島区図書館専門研究員を引き受けて、新たな活動領域を拡げ、生きることの意味を見出していけばいい。時のフィルターをかけると、瞬時にして存在そのものから可視的な属性である文化や文明は消え去る。その認識の元で敢て、生きる意味を見出すとしたら、可視可能な存在の属性の使徒となって、傅くしかあるまい。高川山の頂からの杓子山、石割山、御正体山の位置関係が同定できず、カリスト書斎で資料を探しては寝室デスクに戻りを繰り返しているうちに、どうしても踊り場の出窓の汚れが気になり、同定作業を放り出し遂に出窓掃除に着手。先ず出窓の棚に載っている弦楽器、マリンバ、壺、水晶塊、水牛角などを降ろし、この棚に載って窓枠や桟を拭き窓を拭くのだが、この狭い棚、結構高いので落ちたら大怪我間違いなし。吹いてみてその汚れの酷さに唖然！雑巾が真っ黒になってしまった。風呂場からの暖かい蒸気が、この踊り場の出窓で結露し、その状態が長く続き黒かびが生じるのであろう。結局この厄介な掃除を片づけても、位置同定は出来ず。まあ、気になっていた踊場出窓が綺麗になったから良しとしよう.

９日
（月）

雪
晴

中庭、倉庫
積雪１５ｃｍ程
朝Ｒｄ
夕Ｒu

6日に干した白菜を昨日取り込み
2回目の白菜漬け（84）
１１３２１歩、７９２４ｍ、３７９kcal

干してある白菜が雨で濡れてしまったら、2回目の白菜漬けが仕込めなくなると焦り、山荘へ。山荘に着いた途端、雪が降りだし、大急ぎで段ボール箱に、干してある白菜を取り込み、倉庫に移し、やっと一安心！今はもう山荘の庭は真っ白で、すっかり雪国。　　勿論闘う努力はする。しかし存在そのものに意味が見いだせない状態は、

益々酷くなり、宮本輝の『五千回の生死』の如く、日々、虚空回帰への誘惑と闘っている。闘いの術は途切れることのない活動。起床と同時に筋トレ、ストレッチと筋肉を目覚めさせ、階段を走り登り、汗びっしょりになって大地を耕し、山や森を駆け肉体を酷使する。考えてはいけない。全身から汗を滴らせ、駆け巡る血潮の歓びの声だけに耳を傾けるのだ。そうすればそこに新たな騒音が加わわり、５千回の虚空回帰への誘惑が、が５００１回になっても、闘う意欲を引き出すことは出来るのだ。　雪の里を逍遥し、道祖神の小屋架けを撮っていたら、ユンボーで除雪している広瀬氏にばったり。塩山市や牧丘町ではスギ、ヒノキの枝で道祖神に小屋架けし、わらで大きな男根を突き立てた小屋をお仮屋（おかりや）と呼んでいる。わら小屋が作られるのは、以前に稲作地帯であったなごりである。これを甲府ではオチョウヤと言い、スギの枝を柱に、わらで御殿ふうのお宮を13日に作り上げ、14日夜にこれを燃す。

目白トレ2回

第2週

６日
（金）

晴

轆轤室冷凍庫、テラス
最低気温
ー５.１℃（6:12）

枯露柿収納１１袋
20個×11袋＝220個（83）
７２８８歩、５１０１ｍ、２４６kcal

今シーズンの最低気温ー５.１℃（6:12）を記録。瀧の龍はそれはそれは見事な巨大な氷の髭を着け実に立派！29日に平干しを始めて今日で9日目、未だ「柿霜」と呼ばれる白い粉は半分ほどしか出ていないが、これ以上干し続けると固くなってしまうので、冷凍保存袋ダブルジッパーに収納し轆轤室と母屋の冷凍庫に計20個×11袋＝220個を収納。主にマニトール、ブドウ糖、果糖、ショ糖からなる、柿の実の糖分が結晶化した「柿霜」を今年こそ作ってやろうと試みたが、平干しの段階では充分に発生させることは出来なかった。しかし冷蔵庫に入れると必ず「柿霜」が生じ、見事なまでに白い粉を吹く。従って平干ししてから一度冷蔵庫に入れ、糖分などを滲み出させ、再度平干しすれば、きっと美しい白い粉に覆われるのであろう。平干しに使ったポリカ波板を、散水器を使って洗ったら、手袋が水浸しになり、この最低気温のマイナス5℃の中で凍てつき、冷たさを超えて痛いの何の！冬じゃ！

５日
（木）

晴

奥庭、中庭、テラス
夕Ｐ３峰
Ｐ２峰
扇山ＴＷ

白菜カットし干す、枯露柿反転（82）
更に残りの白菜収穫、洗い、干し
１４４６０歩、１０１２２ｍ、４８０kcal

シーツに血痕！ギョッ！何処を切ったのかと体中を点検するが傷跡無し。夜中に左の外側大腿四頭筋が痒くなるので無意識に引っ掻くことがあるので、具に調べるがやはり出血の痕は無い。それが突然判明したのだ。高川山を登っている時に、左足裏の土踏まずが痛み、初めての現象に戸惑っていたが、登山を終えるとすっかり忘れてしまった。この左足裏の土踏まずには踵側から岬のような瘤が突出しているが、別に登山に支障を来す訳でもなく50年間も放置してある。つまりこの瘤が生じたのは高校生の時で、当時安売りで人気のあったニッピンで買った革の登山靴が原因だったのだ。靴とゴム底を留める鋲が使用しているうちに内側に飛び出し、その鋲が左足裏の土踏まずに当り、登山を繰り返しているうちに瘤が発生。その50年も前の瘤が今更何を訴えようとしているのか？靴下を脱いで調べると長さ１４ｍｍに渡って裂け出血しているでは！「えっ！こんなとこいつ切ったのか、全く覚えがない。眼鏡を掛け、傷跡をしっかり調べると、これは外傷ではなく内側から裂けたと判明。亀裂は一か所だけでなく、土踏まずから踵にかけて何本も走っている。そのうえ踵の皮膚はボロボロで酷い荒れ方。山荘室内では靴下を履かず冬でも素足で過ごすことが多いので、数年前までは寒くなると、風呂上りにはアロエ軟膏を塗ったりしてケアしていたが、ここのところほったらかし。それで皸（アカギレ）が出来たのだ。ぶっ魂消た！昔は皸なんて当たり前の冬の刻印。しかし生活が豊かになった現代では、皸なんて貴重品。剃刀で踵の角質を削り落とし、アロエ軟膏をたっぷり塗り、一件落着。

４日
（水）

晴

初ゴミ出し,葡萄畑
テラス
朝小倉山ＺＺ

パン仕込み、枯露柿反転、
ブロッコリーに防鳥ネット張り（81）
ワイアメッシュ４、合板2枚購入搬入
年賀状返事書き
１２６３３歩、８８４３ｍ、４２９kcal

西穂高山巓へ連なる一本の赤いザイル。ピンと張り詰めたザイルが、雪壁の底雪崩への恐れを物語る。七ヶ月前の緊張感が甦るような画像を選んでみました。この結果がどうなったかは、ホームページでご覧になって下さい。ふかふかの新雪を期待して、2017年の元旦を、三つ峠で迎えましたが、全く雪無しでガックリ！本年も「新仙人日記」を宜しく！この本文に夫々が賀状に記したメッセージに合わせて、コメントを付けて返賀状を作成。返事を出す賀状数を絞り、少なく抑えてはいるがそれでも1日仕事になってしまう。合間にブロッコリーの防鳥ネットを張ったり、枯露柿を反転させたり、バイクを飛ばして白菜干しをするためのワイアメッシュや合板を買いに行ったりと相変わらずメチャ忙しい。

３日
（火）

晴

高川山（９７６ｍ）
夕Ｐ２峰
扇山ＥＰ２Ｗ

梯子登山で３つの峰を登る、
１８４９４歩、１２９４５ｍ、４８１kcal

山荘7時15分→初狩駅7時50分→高川山登山口駐車場8時10分、発8時20分→9時20分頂（男坂経由）、発9時55分→駐車場10時45分（女坂、卵岩経由）、発10時50分→山荘11時20分（片道３１ｋｍ）　帰宅後新年会で越後名酒大吟醸笹屋茂左衛門、白龍の純米吟醸や八海山の越後で候など4種の名酒を呑む。何しろ午前中に１つ山を登ってしまったので、新年会をやっても未だ時間はたっぷり。そこで2次会と洒落て、Ｐ２峰から扇山への稜線をほろ酔い逍遥することに。たっぷりの陽射しを浴びて、枯葉をラッセルしながら稜線に向かう。一歩踏み出す毎に舞い上がる枯葉が、香ばしい仄かな息を吐く。頂に連なる森の倒木に登り、肌を触れあう。扇山の左に沈み込む太陽を追って、ゆっくり山稜を歩む。

2日
（月）

晴

テラス、中庭、
轆轤室
夕扇山ＭＷ

冷凍庫の唐黍総て出し霜取り後
枯露柿をパックし冷凍、その後平干（80）
８０３５歩、５６２４ｍ、２０５kcal

またまた閃いた。外見だけでは解らない黴の内部侵入を確実にチェックする方法が、突如閃いたのだ。それと同時に冷凍庫に収めきれない枯露柿をもっと能率よくパックするには、枯露柿の蔕を落とせばいいと気付いた。しかしよくよく考えてみると、すっかり忘れていただけで数年前には確かそうやっていたのだ。乾燥度が低く未だ柔らか過ぎる時に蔕を切り落としてしまうと、ゼリー状になった柿汁が流れ出てしまうので、平干して或る程度固まるまで待つ。蔕を落とすと枯露柿の内部が観えるので、蔕の隙間から侵入した黴があれば一目瞭然。数百個チェックしたが、外見は立派な美味しそうな枯露柿の内部に黴を見出したのは1個だけ。吊るすことが出来ず串刺しにし、柿内部に黴が侵入しやすい規格品外の柿数個に黴を見つけたが、これは当然と云えば当然。しかし僅かな黴なので、その部分をカットし食べてみたら、全く黴臭は無く美味しさも他の枯露柿と遜色なし。蔕を切り落とし体積を小さくした枯露柿を、一番大きなジブロック１袋に5個×4列＝20個を詰め、16袋、計320個を冷凍庫に収納出来た。未だ数百個の枯露柿が待っているので、母屋の冷凍庫も空けて、夏の冷凍唐黍の隙間に押し込むしかないかな。年賀状の返事を作成する時間が全く取れない。柚子が届いたので凍結枯死する前に畑の白菜も、漬け込まないとならぬし、正月早々めっちゃ、忙しいぜ！

１日
（日）

快
晴

西畑、中庭
毛無山、三つ峠山
御巣鷹山

山荘発7時20分→三つ峠登山口8時20分
発8時30分→毛無山10時（中川碑撮影）
三つ峠山11時→御巣鷹山11時30分
→登山口12時１５分、20分発
→山荘着13時20分（片道３５ｋｍ）
１６６２９歩、１１６４０ｍ、５１７kcal

ふかふかの新雪は無理としても、氷に覆われ凍てつた山稜には逢えるだろうと愉しみにしていたのに、登山道は勿論標高１７００ｍを超える稜線にも雪や氷の気配無し。霜柱が彼方此方で土を盛り上げているだけで、山荘の庭と大差無し。寧ろ山荘の庭の方が、滝の作る氷柱のアートがあるだけに余程冬山らしい。登山者の中にはスニーカーで軍手、荷物も背負わず、神宮にでも初詣に行くか、てな雰囲気の者もいる。アイゼンをザックに入れ、本格的冬用ダブル登山靴なんぞを履いて登っているのは仙人だけなのでは、と恥ずかしくなるくらいの夏山状態。登山道も寒さで凍てつき硬くはなっているが、土が凍っているだけなので滑らず、山荘周辺の滑りやすい落葉道の方が遥かに危険。のんびり夏山気分を味わいながら、こりゃ初詣にぴったりと、先ずは中川碑のある毛無山を目指す。頂の大きな標識板をオブジェに、雪富士を背景にして写真を撮り、中川碑迄下りご無沙汰を詫びながら30年前の中川君とお話し。1986年5月25日、ヒマラヤ登攀を想定し岩登りには不利なアイゼンを敢て装着し、ザイルも結ばず岩壁の下降中に墜落。ブータン遠征出発の僅か2か月前であった。話しかけると人懐こい笑顔の貴公子が、ザイルの先端を差し伸べ「それじゃトップをお願いします」と答える。とても30年もの星霜が流れたとは思えない。

１月累計１１７km、６５２m 　　総活動距離：１１７km６５２ｍ

山トレ１４日計１６回（＋畑１日）　山トレ累計１６回