2051ー2022年 師走 

満天星の紅葉と満開の山茶花が温泉ゆぴてるを彩る
ドウダンツツジとサザンカの赫奕たる競演

腹筋103回を始め筋トレ、ストレッチなどで汗を流し風呂場に向かう。
浴槽の蓋を開け 緑の浴剤の底に僅かな澱を見つける。
排水栓を抜き大きなスポンジで、底の澱を静かに排水栓に導き、透明な緑に戻す。
次に屋根の太陽光で温めた湯を浴槽に導くため、足し湯のスイッチを入れる。
銀マットを湯面に浮かべ湯温の低下を最小限にしているので、1晩経ても未だ充分に暖かい。
この36度前後の朝風呂に浸かりながら、満天星の黒みを帯びた紅と白を交えた山茶花の赤を愉しむ。

湯舟の中でゆるりと腰を上下させ腹筋運動をしつつ、湯の波動と戯れる。
同じ速度で同じ距離を上下させると波動は、徐々に高まりやがて規則正しい波となり宇宙は安定期に入る。
速度を変え距離を変えると、宇宙は慌てふためき、混乱し波立ちカオスに陥る。
次々と色を変え点滅する防水灯を湯舟に沈めておくと、カオスが視覚化され、ビッグバンから拡張する宇宙までを再現する。
無意識にカウントしていた腹筋運動が600を超えたので湯温を確かめると41℃。
湯舟に浮かべた防水温度計はゆらゆらとビッグバンの嵐に漂い、「さあ、そろそろ出る時間ですよ!」と告げる。
すっかり子供に還った仙人はビッグバンに揺られ、聴こえないふりしていつまでもカオスと戯れる。

こんな静かな湯と戯れることが出来る日々が、ウクライナに戻ることはあるのだろうか!
虐殺者プーチンによって発電所やインフラ設備をミサイル攻撃され、厳しい寒さに晒され死に直面しているウクライナ人。
窓外の赫奕たる光がウクライナ人の血の叫びと重なる。


零下となる山荘で咲き続ける血の花弁
智利素馨・チリソケイ・まんでびら


掘出すことによって根から土が落ちぬ様、
スコップを深く土に差し込み、深さ25cm、直径18cmの鉢に移植。
化成肥料を少し加え保湿のための木片を
土の上に載せ、鉢や受け皿を束子で磨き奇麗にし、
書斎の机上に置いた。

此処なら1日中日が当たり暖かいので、凍死することもないし、
虐殺者プーチンの魔の手も届かない。
と思って2時間ほど経て書斎に顔出してみたら、
最早しょぼんと葉は萎れ死の寸前。
8枚の死を犠牲にして、てっぺんの
小さな3枚の葉が生き残ってくれるか!

移植のミスはなかったと信じていただけに、仙人のショックは大きい。
何がウクライナ救出作戦じゃ、
たった3本の向日葵さえ救出出来ないなんて
烏滸がましいにも程がある。 
あれっ、若しかすると仙人は虐殺者プーチンだったのか!

向日葵救出作戦

ウクライナ救出作戦じゃ!
とか独り言ちながらスコップを杖代わりにして、
びっこひきひき西畑に出陣!
法蓮草に混じって10cmほどに育った
向日葵が3本にょっきり!

この先寒くなり霜が降り、氷が張り雪が積もるようになれば、
向日葵は死んでしまう。
その向日葵の死を加速させる為にプーチンは
ウクライナの発電所やインフラ設備に、ミサイルを打ち込ンでいる。
うーん、せめて3本の向日葵だけでも救えないものか!

 

ウクライナの国花向日葵の死んだ葉(書斎机上) 

この冬はどのくらい厳しいものになる?
地獄のような冬に!クレバ外相(NHK国際ニュースナビ 2022/12/02) 山桜と凌霄花の紅葉

地獄のような冬になるでしょう。ロシアは攻撃をやめようとしていません。
ですから、ウクライナに防空システムや発電機などをできるだけ早く提供することが極めて重要です。
日本政府が、発電機などの支援を決めたことに感謝しています。私たちは生き延びます。
市民にとっては非常に困難な状況ですが、私たちは互いに助けあっていきます。
プーチンがもし私たちを打ち負かすことができると考えているとしたら、愚かなことです。
もしそう考えているのだとしたら、彼はウクライナの人々のことを何も分かっていません。

今後の見通しは?
私たちは反転攻勢を続けなければいけないし、続けていきます。私たちは自分たちの土地と国民を守っています。
それが危機に瀕しているのです。
ロシア軍から領土を解放するたびに、
拷問部屋や集団墓地が見つかっています。
ロシア側による多数の迫害についても証言を聞きます。国民を拷問や苦しみ、悲惨な生活から救うために、領土の解放を続けていきます。
つまり、これは単に領土のための戦いではなく、ロシアの犯罪者から国民を救うための戦いなのです。

当然のことながら、
停電、断水、ミサイル攻撃を生き延びる道を探すことになります。
生き残り、勝ち残るという、唯一の目標に向かって適応するのです。



ホロドモールに怒るボン・シルバー!

 血の叫びとなって 怒る!
 
スターリンになったプーチンめ!

ホロドモール

ドイツ連邦議会は11月30日、旧ソ連のスターリン政権下のウクライナで1932~33年に起きた大飢饉(ききん)「ホロドモール」は
ジェノサイド(大量虐殺)だと認定する決議案を賛成多数で可決した。
飢饉がジェノサイドにあたるか専門家の間でも見解が分かれる中、ロシアによる侵攻の被害を受けるウクライナへの連帯を示した形だ。
決議は、飢饉による犠牲は「
スターリン率いるソ連の政治指導部の責任だ」と明記。

ウクライナの言語や文化も支配、抑圧しようとしていたと指摘し、「現在の視点から見ると、歴史的・政治的に『ジェノサイド』と分類するのが当然だ」とした。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は同日のビデオ演説で「これは正義と真実のための決断だ」と歓迎した。
 ホロドモールはウクライナ語で「飢餓による殺害」を意味する。
スターリン政権は大穀倉地帯であるウクライナで、農業の集団化を強行。抵抗する農民の弾圧や、

穀物の強制徴収による食糧不足で少なくとも400万人が犠牲
になったとみられる。

ロシア軍のウクライナ侵攻後、隣接するモルドバやルーマニア、さらにアイルランドの議会がホロドモールを非難する決議を採択した。
10月以降のロシアによるウクライナのインフラ攻撃を受け、ドイツ連邦議会もホロドモールをジェノサイドと認定。 
ローマ教皇フランシスコも23日、ジェノサイドだとの認識を示し、現在のウクライナの苦難に重ねて信者に祈りを呼びかけた。(2022/12/01毎日新聞)



うーん、届かない!
大きなたん傷 
仙人鎮痛剤の薬害

未だ左脚の挫傷が出血してるに
今度はお凸から出血じゃ!
 
ドームに落下しガラス卓が割れた!

7種の鎮痛剤で惚け仙人 
ストックや杖にする立鍬が使えないので、
キッチンに立っている時の
苦痛が回避できず、
俎板で食材を刻んでいる時も
調理の真っ最中であっても、
痛みに襲われると、
食材も鍋も放り出してカウンターに縋りつき、
食卓に両手を着き、右脚に掛る体重を抜く。

痛てーなんて泣き言云っても
発痛物質に弱みを曝け出すだけで、
図に乗ったブラジキニン、ヒスタミン、
セロトニン、アセチルコリンが、
更に痛みを発するだけ。
そこでブラジキニン受容体に
作用する①ノイロトロピン登場

ノイロトロピンは血液中に
遊離しているブラジキニンが
B2受容体に着くのを抑制し、
脳への痛み情報を遮断してしまうのだ。
こいつを飲みこみ、更に
②神経に作用し疼痛を抑える
デュロキセチン
③治療困難な疼痛に効くトアラセット
④痛みを和らげ炎症を抑えるセレコキシブ

⑤痺れを抑止する牛車腎気丸
⑥強い痛みに効くトラマール

鍬落下で又又負傷 

⑦神経障害の神経痛を抑えるタリージェ
⑧酷い痛みに対処するワントラム
次々に刺客を送り込むのだ。
問題はそれでも一向に痛みが
取れないことなのである。

柿採りで出血
折りたたみの脚立を延ばして
4mの梯子にして、
いよいよ本格的な柿採り開始。
右脚の苦痛が何処まで耐えうるか、
梯子や柿木からの墜落も
覚悟し4mほどの
高枝挟みを抱えて戦闘開始。

これからは自らを含めて
ぐるりは死と病苦に満ち、
カルマの終焉に向かう。
否応なしに死と病苦との対峙を
余儀なくされる。
生きるとはカルマそのものとなる。

かなりヤバイ!スーパーマーケットに
向かっている筈なのに、突然
どこを走っているのか解らなくなる。
更にスーパーの中で
買い物を済ませてレジに行こうとして、
最初の入口に戻ってしまい、
一瞬迷路に迷い込んでしまった如き錯乱。
ヤクを中断しないと記憶障害、
意識喪失が酷くなりそうだ。 

 
鍬で引いて枝に紐掛けて!
   
枝が弾け鍬が額を直撃!


不死鳥となって羽搏くウクライナ向日葵!
死んだ8枚の葉を捨て若葉を6枚生み出し甦ったウクライナ国花(書斎机上向日葵と雪富士)  

9月30日に左脚を打撲し大きな瘤ができ、その後その瘤内部で組織崩壊物質が血膿みとなって瘤を破り、ギブアップ!
治る気配をみせるどころか日毎に悪化。
外科の阿部ファミリークリニックに出かけたが、蛋白分解酵素により蛋白質を分解し、創傷面の壊死組織を除去する
作用があるプロメライン軟膏5万単位をもらっただけで、相も変わらず血膿みは出続けるのみ。

2か月近くを経て瘤が小さくなり血膿みも減少、
擂鉢状になった1.3×3cm程の傷口が徐々に塞がり始め、昨日2か月5日ぶりに閉じたのだ。
傷口の深さも5mm近くあり本来なら縫合手術が必要なのだが、受傷から1週間以上経ているので縫合は難しい。
唯自然治癒に頼るしかなかった。線維芽細胞に感謝、感謝!

ウクライナ向日葵は多くの葉を失いながらも繊維芽細胞を育み、光と共に地獄のような冬を乗り越え、
荒涼たる大地に花を咲かせることが出来るのだろうか!




先ずは皮を剥いて紐に吊るして!

僅か十数年前は鋭い寒気も雪と氷も、
宇宙へ墜ち込みそうな碧も、
仙人の心象風景の背景を成していたのだ。

意を決して7時15分、ドームに朝食を積んだワゴンを運び、
テーブルに料理を並べ、オーブンにパン、唐黍、薩摩芋を入れ、
コーヒーメーカーのスイッチを入れる。

今朝の日の出は7時32分なので17分後には、
ドームは光に満たされ暖かくなり始めるだろう。
雪と氷に覆われたドームで寒さに震えながら食事準備をしていると、
不意に時空が31年の時を翔んだ!

1991年8月16日、仙人はポベーダ西峰6918mの
直下6900mの雪洞で
リトアニアのボブと共に在った。

翌17日14時03分、7489mポベーダの山巓に在った。 

初 雪 
12月18日(土)晴 ドーム

昨夜初雪が降り、薄っすらと雪化粧。
積雪は1cm程だがドーム内はー3.4℃、
その上当然ながらドーム全体は
雪と氷に覆われ、雪洞の如き様相。

これじゃ水晶峠から太陽が昇っても雪と氷に遮られ、
ドーム内に光が差し込み暖かくなるまで時間がかかりそう。
光を待っている間にカチンコチンに凍てついて、
とても朝食を愉しむなんてあり得ない。

折角の初雪だが今朝のドーム朝食は断念しようと
空を見上げると、冬将軍に支配された天空が
無窮の碧を湛え嘲笑う。そうだった。

 
雨にうたれぬ様防水シートを張る


40日間吊るした後平干しする
直近のネット情報では
低気圧は北北東に去り、
夕刻以後雲は消え星空となる。
それならばシートの上に
溜った雨水を払い落し、
夜の間だけでもシートを外し
湿気を取ってやろう。

 
氷の海でガチガチに
 

仙人が
夢を貪って
いる間に
雲海が
ゆっくり
昇ってきて、
チラリはらり
水の結晶を咲かせ


 残照富士の今夜の天気予報は晴だったが雲海が降雪するとは!

山荘を白銀で包み
仙人に
語りかけてきた。
雲海の囁きを
無視して
寝ていた仙人に
与えられたのは!

 

 しっかり凍てつき柿は剥がれない
 
干柿への想いは即仙人に実行を促し、
仙人はせっせとシートを外し、
1日中降り続いた雨から
干柿を解放してやったのだ。

鳥害網やシートを張るのは大変だが、
シート2枚を取り外すのは2,3分の仕事。
しかしだ、この2,3分の仕事が
干柿にとって致命的な生死を
左右する結果を生み出すとは!

 剥がしたら柿は裂けてしまった!



2番播種の大根がすくすく!

夜中に起きて
仙人テラスに目をやると
床が白く耀いている。
月が出ているのかなと
テラスを覗くと、
確かに猫目月が出て星々も
光っているが、床には一面の雪。
 
 
法蓮草、春菊、蕪も食べ頃
 
光を吸い込むカリフラワー
 
葡萄畑の枯露柿は蜜に溢れ!
 
琵琶の花盛り!
 
茎もうまい大型ブロッコリー!
 
えっ、嘘だろ、
近々予報では
雪予報なんて出てなかった。
あーあー、これでは
干柿は雪に埋もれ、
朝までには雪の水分を吸い込み、
黴の棲み処
と化し全滅してしまう。

 
美味しいスティックブロッコリー!


沢庵漬け準備
 
 
エタノールで柿の渋抜き
 
干し大根の出来上がり!

 
 
畑の唐辛子、柚、昆布
 
860個もの干柿を
今雪の中から掘出し、
濡れた段ボールを張り替える作業は
2,3時間かかる大変な手間。

しかし、それをしたところで
雪塗れになった干柿の雪が
奇麗に払えることは無く、
黴の棲み処となることは間違いない。

さて翌朝、ー4℃を下回る寒風の元で
何故が、段ボールの氷の海に
凍てついてしまった干柿を見出し唖然!
ー4℃の降雪下で
なぜ雪が解けるのか?


なぜ水のプールが出来て
それが凍てつくのか!
夕刻の時点で既に零下であり、
雪が解けるなんてあり得ない。

そうか昼の間
温まった柿に触れた雪が
瞬時に解け、水となり
柿の下に溜まり凍てついたのだ。

凍てついた柿は段ボールに
しっかり張りつき剥がれない。
最悪の事態となり、仙人は為す術無く、
860個の凍てつく干柿を前に
ウッドデッキに立ち尽くしたのだ。
さてこの手酷い失敗から
仙人は何を学ぶのか! 

 
柚と昆布の旨味が浸みこんで!
 
唐辛子が香辛料となり!




 
大豊作キウイの追熟にはワインセラーを
試しに2週間前に追熟した山荘キウイを喰ってみて感激! うめーの何の極上だぜ!と自画自賛。

 



キウイ棚の上に梯子を乗せて!
   
ほら大収穫だぜ!

滅茶苦茶忙しい大晦日。
辛うじて換気扇掃除は出来たが、
居間のワックス塗布をはじめ
2階その他の掃除は手つかず。

じゃ何をしていたかと云うと午前中は
溜まりに溜った11月、12月分の画像や
キャプションを取り出し、HP編集に没頭。
毎週アップしていたHPも
11月、12月はサボりにさぼって週刊から
月刊になってしまったのだ。

つまり8週分を
2週分で誤魔化してしまった。
最大の要因は編集意欲の減退。
次から次へとイマージュが膨らみ
撮りたい画像や書き留めたい文章を
追い求める脳の活動機能が、
意味の喪失をプラカードに掲げ
仙人の編集意欲を
著しく減退させたしまったのだ。

 
 
枝が繁茂して棚下からは採れない!

そう確かにその脳は
仙人の脳なのだが、どうもその脳は
仙人と遊離し悟りの境地に
達しつつあるようで、仙人の肉体を
折伏せんと試みているようなのである。

そう簡単に折伏されて堪るもんかと、
せめて11月、12月だけでも
アップしておこうと、12月に
載せていた線維芽細胞画像を
10月2週に移し、キャプションを入れ
12月には新たに凍てついた
枯露柿、畑の野菜たち、沢庵漬け、
キウイ収穫の画像をアップ。

時計をみたら既に12時。
ヤバイと1年排気し続けた換気扇を
取り外し、ベトベトに張りついた油汚れを
掃除するとともに、ウッドデッキに
平干しにしてある枯露柿の蔕切、
袋詰め、冷凍庫収納作業開始。

その後ウッドデッキの鳥害ネット、
防雨カバー、スチールメッシュ、
段ボール等の片付け掃除と大奮闘!

 
 
大きくたわわに稔ってるぜ!
   
うーん、美形なり!

   
   
   


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