197の2ー2022年 卯月
芽吹く森を背景に散りゆく紅梅 4月9日(土)晴 ドームからのボン・シルバー 若しかすると賢治は、陽子や重水素を三重水素にぶっつけて融合させた時に放出される莫大なエネルギーE=mc2が 光の正体であると見抜いていたのでは!としゃしゃり出るボン・シルバー。 水素原子核でもある陽子(P)や中性子を加えた重水素(D)は、 宇宙を生み出す精子であり、荷電が小さく原子核が接近し易く反応の早い三重水素(T)は宇宙の卵子。 この2つが合体し水素はヘリウムとなり、中性子1つの消失によって生み出されたエネルギーは、 α(アルファ)線とβ(ベーター)線を放出し、その後γ(ガンマ)線とニュートリノになるんだ。 1600億度もの高温になるエネルギーなんて想像も出来ない。 水素爆弾の爆発の瞬間と考えると理解しやすいかな。 波長の短い強烈なガンマ線は電離気体(電気的中性状態プラズマ)にぶつかり、吸収されたり屈折したり再放射されたりの 数十万年に及ぶ旅を経て、波長を短くした光となって宇宙空間へと放たれる。 なんぞと蘊蓄を傾けるボン・シルバー。 分かったよ、そんでもってその光と賢治はどんな関係にあるんだ? あの恐るべき虐殺者、戦争犯罪人のプーチンが、水素爆弾でも落としかねないとでも云うつもりなのかい? |
ガンマ線が原子核を回る 電子をはじき出す |
電子が放出され電離した原子 |
放出された電子は細胞内を めちゃくちゃに走り回り 細胞核のDNAを傷つける |
切断されたDNAは自己修復するが、極まれに誤って修復され 遺伝子に異常が生じ突然変異となり、染色体異常が発生する (放射線影響研究所HPより) |
環境省:放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料(平成28年度版) ガンマ線は粒子ではなく光子であり、光子の中でも特に高エネルギーのものに分類される。 エネルギーが高いため、ガンマ線はきわめて危険だ。 大規模な遮蔽でも通過してしまうし、人体の細胞にさまざまな損傷を引き起こす。 ガンマ線は原子核崩壊の過程で放出されるが、このとき通常はアルファ粒子とベータ粒子も生成される。 |
筋黒白蝶春型♀ |
ドームの造花とコラボ |
箸立の水仙が良いね! |
《桃いろのうつくしい朝の日光を のむことができます》 そう記しながら賢治は、 重水素と三重水素の融合から 発せられたガンマ線が、 余りにも美しい光の魁であり、 生命を決定する遺伝子を 切り裂く 死の放射線であると・・・。 |
生きていた花水木! |
余りにも美しい 生命に満ちた光は、 存在の根源を司る 中性子の死(消滅)から 生み出された 修羅であると賢治に突き刺さる。 《おれは ひとりの修羅なのだ》 |
夜明けに染まるドーム 4月9日(土)6時13分晴 散りゆく杏子 |
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たった2株生き残った片栗(ゲート) | 平和が、実は次の戦争への 準備期間でしか無かったと 歴史は語る。 平和が長く続けば続くほど 剰余価値は高まり 軍備費は拡大され、殺人兵器は、 機能を高め大量殺人を 可能にする。 第一次世界大戦と 第二次世界大戦から学ぶなら 第三次世界大戦が 人類の終焉を告げる可能性すら あると山荘の生命は告げる。 |
同定出来ぬ庭の菫(橋) |
チューリップ満開(前庭) | 山荘森の芽吹き・令法(リョウブ) |
忘れずに咲く錨草(池石垣) |
枯死してしまった筈の花水木 4月15日(金)雨 瀧下の岩壁に不死鳥の如き幻影を晒す 1枚、にまい、と記念樹琵琶70の葉を数える。 未だ小さな苗木なので1本の木にも数枚の葉しか無く、5つの琵琶の葉を数えるのは数分で済む。 1本目は数えるまでもなく葉は3枚、次はと数メートル離れた琵琶苗木に移動しようと、立ち上がった時である。 心象風景のカンバスの1点に小さな穴が開き、プツンと微かな音が聴こえた。 漆黒の暗渠は一瞬にしてカンバスを塗りつぶし、私はわたしを失った。 1本だけ数え終わった琵琶の葉数はいずこへも発信されることなく、わたしと共に消えた。 幾ら目を凝らして見つめても最早なにも観えず、耳を澄ましても渺漠たる空間をわたる波動を聴くことは出来ない。 瞬くことも声を発することも、指先でキーボード文字を叩き出すことも出来ない。 血栓により酸素の絶たれた脳細胞は機能を失い、過去の総てを瞬時に失ってしまったのだ。 あーこの刹那、わたしは心房細動によるノックアウト型脳梗塞に陥ったに違いない。 左から延びる二股の枝は暈けているのに、その先に開く花水木は鮮明な紅の総包片4枚を鮮明に描き出している。 確かこの花水木は昨春、見事な花を咲かした後で枯死してしまった筈。 世界は鮮明なのに二股の枝だけが輪郭を失い、薄れぼやけ失われた過去の微かな存在を示唆している。 これはノックアウト型脳梗塞が足掻きつつ、必死に求めた幻影に違いない。 |
春の嵐で折れた支柱 |
さて、ここまで攻められて、 形態を保つ骨組みまで 折られて尚、《あたしはドームで 在り続けたい!》と願うか! それとも《さっさと解体してもらって、 折れた支柱だって 破れそうなシートだって未だ 利用価値は在るんだから、 極東のサハリンだろうが ウラジオストクだろうが、 強制移送して酷使しなさいよ》 とドームであることを捨てるか! |
凄い風圧に堪えかね! |
ドームを見上げると満開の杏子 4月5日(火)晴 咲き誇る杏子 |
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修復した支柱 |
仮にロシアの一方的な残虐行為が、 平和を願う世界の知性に敗れ 再びウクライナに 再建の灯が灯される日が来るなら、 ドームは生命の光に満ちる。 しかしウクライナ避難民を 逃げられぬよう極地に送り奴隷の如き 強制労働を強いるプーチンや、 ウイグル人を無差別に収容し、 女性に不妊手術を強制し、 子供を親から引き離し 過酷な労働を強いる習近平が、 世界の知性に跪くことは考えられない。 《共産主義のDNA》 石川禎浩:それは少数の英明なる指導者が 民主集中制によって党を運営し指導していく、 この党優位の考え方こそが、 昔から変わらない本質の部分だと思います。 池上彰:革命を指導する前衛党の 無謬性という、ものですね。 「党は絶対に正しいんだ。だから民衆は それに従ってさえいればいいんだ」 という絶対的な考え、 これが今も昔も変わっていないと。 「文芸春秋4月特別号より」 党とは独裁者プーチンであり 習近平そのものと周知の事実。 民衆はそれに従っているだけなのだ。 さて民衆に咎は在るのか、 在るなら如何に問うべきか! |
修復を祝うプランター花! |
温室で芽吹いた玉蜀黍 |
今年初めての試み |
発芽率の低いスイートハミー |
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淡雪が降った。 播種後3日目を迎え温室の唐黍種は、 早くも2℃の低温と淡雪に見舞われ 恐らく死んだ! ここ2日間、日中の温室温度は 40℃以上に達した。 唐黍種発芽温度25度を越えていたが、 胚乳のジベレリンは、 タンパク質分解酵素のアミラーゼや マルターゼの作成開始直後 突然襲われた淡雪に 機能を奪われてしまったに違いない。 さて休眠し発芽遅延している 唐黍を如何にして目覚めさせるか! |
自然界では、水分条件や温度が その植物の生育可能な 範囲になければ、仮に発芽しても 死滅する運命にある。 休眠とは、植物が そのような悪条件をやり過ごす ための性質だと考えられている。 発芽不良には様々な原因がある。 例えば ①不良環境による発芽力の消失、 ②休眠による発芽遅延、 ③発芽後の環境変化による枯死、 ④病虫害による立ち枯れ。 |
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池の蝦蟇産卵 |
さて山へ帰るか! |
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ぶかぶかの長靴と 未熟なやせっぽっちのお尻、 何故お尻を出すことになったのか? お兄さんらしき少年に 手渡している物は何なのか? 大切なものを川に落としてしまって、 拾い上げるために 家まで長靴を取りに行ったのか、 それとも摩訶不思議なものを 川床に見出し、そいつをとっ捉まえるには 大人の長い長靴が必要と 判断しての行為か? 今にも落としてしまいそうに 両手で持っているのは、 もしや蝦蟇の卵? 弟らしき少年のお尻出しは、 夢中になって川床の獲物を 捕らえようとしているうちに、 ぶかぶか長靴の中で ズボンがずれた結果か? |
見つけたよ!(シティーテラス下) |
二人とも上半身裸だが、 近くにシャツが観えないのは 現場で急遽脱いだのではない。 となるとこの獲物らしきものの 発見・捕獲と、 上半身裸とは関係ないのか? 一瞬にしてこの画像から 幾つもの疑問が浮かび上がった。 兄らしき少年の顔が 幼い頃の樹麗にそっくりで、 まじまじと見つめてしまった。 「見せて見せて!」と 少女になって割り込んだら、 早春賦は序曲から 如何なるオペラへと 展開しただろうか! いずれにしても 見つけたのは少年にとっての 心躍る早春賦! |
瑠璃鶲も巣作り |
あれ、畑のテープを使ってる! (針葉樹林の地表に枯葉や苔などでお椀状の巣を作る) |
ルート上の倒木伐採 4月19日(火)晴 仙人山のルート整備 |
伐採しつつ仙人は考える。 米国大恐慌の煽りを受けて 失業者続出のドイツで、 民衆は演説巧みなヒットラーに 熱狂しユダヤ人大量虐殺へ 票を投じた。 トランプ政権がジェノサイド と断定した新疆ウイグルでの ウイグル人の迫害を 今も続ける習近平もまた、 中國民衆に選ばれる。 背景には強権力で貧民を搾取し 経済優先させた実績がある。 |
難しい巨木伐採 |
ウクライナで虐殺を繰り返す プーチンも民衆にパンを与えた。 ソ連崩壊後の 急激な市場移行による混乱で 低迷する経済を、 石油や天然ガスの輸出で 安定させた理由で 83%ものロシア民衆は 虐殺者プーチンを支持する。 パンか自由か! と問われた時、飢えたる民衆が パンを選ぶのは生命の為せる業。 パンで満たされた生命は やがてパンの支配構造を認識し 自由を求める。 |
数年前からの倒木に決着 |
自由はパンのアウフヘーベン。 パンが自由を生み出し育むのであって 自由が魁とはならない。 貧しさよりも自由であるべきと 声高に叫ぶ者の多くは 嘗てパンに恵まれ自由の尊さを 充分に認識した者たち。 民衆はパンを選び 独裁者を容認し、時には熱狂する。 そのことによってユダヤ人、 ウイグル人、ウクライナ人は、 パンを奪われ自由を失い 命さえ脅かされ、 多くの人々が死につつある。 同調圧力に弱い民衆が、 ポピュリズムに翻弄され操られ、 結果として専制主に加担し 虐殺を黙殺するなら、 民衆の咎は 確かに存在するのだ。 |
重くて動かない |
3本の倒木伐採に成功 |
マリウポリ住民を極東ロシアへ強制移送か、ウクライナ主張: (配信 CNN)
ウクライナ議会の人権オンブズマンを務めるリュドミラ・デニソワ氏は23日、ロシアがウクライナ南東部マリウポリ市の住民を極東ロシアの沿海地方へ強制的に送り出していると主張した。
SNS「テレグラム」への投稿で、ボランティアから聞いた話としてロシアのナホトカ市に今月21日、マリウポリ市の住民ら308人を乗せた列車が到着したと説明。
このなかには子ども連れの母親、生徒や身体障害を抱えた住民らが含まれていたとした。 同氏は、同市の駅に着いたこれら住民の写真も掲載した。
ウクライナから沿海地方は約8000キロ離れている。
マリウポリ市長の顧問を務めるペトロ・アンドリュシチェンコ氏も21日、「ロシアはマリウポリ住民の308人を沿海地方のウラジオストク市へ移動させた」と報告。
マリウポリ市長室のテレグラムの公式アカウントによると、このうちの90人が子どもだという。
デニソワ氏はまた、マリウポリ住民はバスでウランゲリ市の臨時の宿泊施設へ運ばれ、ロシア内での就労が可能となる新たな文書を受け取る予定になっているともした。
「占領国家のロシアによる戦争時の文民保護を定めるジュネーブ条約の重大な違反であり、占領地の住民の強制移住や送還は禁止されている」と強調した。
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