1853ー2021年  卯月


遂にやって来たぜ!紅花水木
4月15日(木)晴 奥庭のボン・シルバーの下に移植した紅花水木

  
枯れてしまった中野椿には、それなりの原因があったのだ。
しかしその原因を確かめもせず、同じ場所に花水木を移植しても同じ運命を辿るのでは!
そうは思ったがボン・シルバーの奴、寂しいからここに植えてくれと独り言ちる。
ボン・シルバーの奴がう事にゃ、何でも≪想い≫の可視化として明確な色彩が欲しいのだとか!
想いが宿りさえすれば、その想いは光となって山荘に満ち、膨よかな香りを漂わせ花開くとボン・シルバーは云う。

仙人は玄関前の前庭なら白の花水木と対になるから、美しく映えるとも提案したのだが、
ボン・シルバーは前庭のその場所をせせら笑うのだ。
掘ってみな、ジャーマンアイリスが、何故その場所だけ空けたか理由がわかるぜ!
スコップをエイと一撃掘り立てたら、カチーンと高い金属音が響く。
明らかにスコップの金属が、より硬い物体に跳ね返され発した音。
強烈な生命力を秘めたジャーマンアイリスを拒否した物体が、この地下に横たわっているのだ。




うーん、この大きさなら育つかな!

そこで紅花水木は、ボン・シルバーが望む
仙人瀧の傍に移植することに決定。
移植後考えた。待てよ、バールさえあれば
梃原理を利用して、動かせるかも!

そこでD2に出かけバールを探したが、
巨大な釘抜きの様な形状で不適。
店をウオッチング。
屋外資材置場でバールより使い勝手の良い
長さ1mのDCMパイプ杭を発見。

先端が楔になっている単管パイプなので、
多様な使い道があるし、
敷石の下に打ち込むことが出来るので
敷石移動には最適。早速試してみて感激!
あの重い敷石が動いたのだ。
動きさえすれば後は徐々に持ち上げては、
楔を咬ませ徐々に隙間を拡げ、
浮いた敷石にロープを掛けて
僅かづつ移動させることは、可能である。

その日の記録

前庭の白い花水木と対照的になるよう
紅花水木を移植しようと、
玄関前のジャーマンアイリスの隙間に
スコップを突き刺したらカチンと、
スコップが跳ね前された。

変だな石でもあるのかなと50cm程離れた場所に、
再度スコップをブスリ。
しかし又もやカチン。おかしいぞと枯葉を取り去り、
土を横に掘り進むと出て来たのは長さ1m、
幅40cmもある大きな敷石。
マジかよ!ジャーマンアイリスは
この敷石の上に根を伸ばし咲いていたのか!
物凄い生命力に敬意を表し
此処への移植は断念。

と言うか現実問題として敷石をどかさぬ限り、
紅花水木の移植は出来ない。
100kg程もありそうな大きな敷石を掘り出して
移動させるなんて、造園業者に頼むしかない。


ボン・シルバーも御満悦! 


 
ラフランスが咲いた! 

池畔の山吹と木蓮 
 
ゲートの辛夷も散る!
 
これを繰り返しアイリスの前に延びる
敷石の反対側への移動に成功。
真の驚きは翌日やって来た。

折角敷石移動したのだから、
その後には
花蘇芳でも植えようかと、
敷石を掘り出した穴に有機肥料を
入れておったまげた。

 
葡萄畑の菜花満開!

 掘り出した敷石の更に奥に、つまり
アイリスが群落している場所に、
もう1枚大きな敷石があるでは!

例年この場所で
咲き誇っていたアイリスは、
実は敷石の上で
驚異的な
生命力を発揮していたのだ。

 
白花水木と芝櫻
 
林檎の蕾も膨らみ!

 
チューリップの終わり



アート擬きに励む仙人

仙人山の天辺アートじゃ!

何度もそう思っては森を見上げる。
野生クレソンの群落する清水の源流を辿って
谷を詰めると、春の暖かさにひかれて
枯葉の中から小さな蛇がニョロリ。

きっとクレソンの群生地が
見つかるに違いないと更に谷を遡ると、
大きな堰堤にぶつかる。
いつも林道の上から見下ろしている堰堤だ。
堰堤まで登ると、クレソンの群生する
豊かな清水はこの谷からではなく、
高芝山を源流とする竹森川から流れていると判明。


悔しいが余りにも美しいとしか表現できない。
秋の紅葉の如き華やかさが無いだけに、
内側に秘められた生命の輝きは、一層の深遠な彩を放つ。
白銀の光が緑を半透明にして命そのものを芽吹く。

代赭を帯びた緑が太陽の暖かさを謳う。
この上なく美しく繊細で柔らかく美味しそうな若葉が、
春の歓びに身を躍らせる。
あー、森全体にドレッシングを振り掛けて
食べてしまいたい!

 
池畔に象の足跡か!


再び敷石を相手に!
従って新たなクレソンの
群生は観られず、諦めて
いつもの散歩コースである林道に出る。
林道から舟宮神社に出て、
竹森川から上条山の森に入る。

ぐるり360度落葉樹の森が展開し、
生まれたばかりの
命の歓びの囁きに包まれる。
嬉しくて思わず
ほっほーと叫んでしまう。


倉庫床張り開始



天辺アートはどうなるんじゃ!

三つ葉躑躅も彩る!

上条山の稜線に出ると、
三つ葉躑躅の咲き残った
最後の花弁が
彼方此方でちらりほらり。

上条山の頂には、
仙人の焼いた陶板山頂標識に
誰が着けたか
白と黒の2つのてるてる坊主。


雲海、高芝山、テラスの混在した時空書斎!

赤の蝶ネクタイを締め、
ちょっと渋い顔して迎えてくれた。
≪森の生命の光がそんなにも
美しく輝いて観えるのは、お前さんの命が
もう直ぐ尽き、この頂に立てる日が
来なくなると知っているからだよ。

丹精込めて仙人が
焼いてくれた陶板標識は、
今後も永遠に近い時間をこの頂で
迎えるだろうが、お前さんとは
もうすぐお別れだ!≫
ふーん、だから渋い顔してんのかな!

映画作成カメラか!

これ補強されたダムウエイター




サンキャッチャーが捉えた夜明けの光
4月24日(土)
5時57分晴 書斎テラスの夜明け




光を孕んで輝く桃&水晶


4月9日から15日間、ほぼ連続して
連日10kmを超える春の山荘活動が続き、
腰痛は酷くなるばかり。
ヘロヘロになって小倉山から戻ったが、
充実感に満たされ気分良し!

明日辺りから雨模様なので、
畑の空豆、スナップ豌豆、ブロッコリ、パセリ、
レタス、じゃが芋はグングン育ち、
種蒔したばかりの大根、小松菜、蕪は
発芽し、移植したばかりのハナズオウ、
ジャーマンアイリス、紅花水木は、根付いて
庭を明るくしてくれるだろう。

雨が降ったら雨読じゃ!
これでやっとピュリッツァー賞、エドガー賞など
8つの文学賞を受賞したヴィエト・タン・ウェンの
「シンパサイザー」を熱中して読むことが出来るかな!
ベトナム戦争の実態を
ベトナム人側から描いた力作。
≪私はスパイです。冬眠中の諜報員であり、
秘密工作員、2つの顔を持つ男。
2つの精神を持つ男…≫


サイゴンを訪れた日が甦る。
4月27日(火)晴

葡萄畑の畝作りを何とか終えた。
昨日、重い唐鍬で冬野菜の掘り出し運搬を行い、
20kgの石灰を3袋、15kgの鶏糞を12袋を運び
耕運機掛けした時は、疲れ果てて、
この先、畝作りだなんて、
とても出来そうもないと悲観的だった。

しかし1晩経って碧空の元、FMの調べに
身を任せて畝作りを始めてみると、
これ程の贅沢は無いと実感!
2時間経っても終らず、3時間かけて
山トレーニングの時間が迫っても、
未だ愉しくてせっせと畝作りに励む。

励み過ぎた着けは、小倉山へ向かって
歩き始めた直後から腰痛となってやって来た。


チベット壁画&桜に煌めく光



Next