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2ー2022年  睦月


あれっ、雌鹿だ!キキの姉かも
1月18日(火)晴 小倉山への里道で遭遇


 


宇宙基地の登場

山荘奥庭から葡萄畑へと突出した空中テラスが、忽然と現れた。
そこには観たことも無いような大きな透明のドームが、まさしく宇宙基地のように存在する。
その光景は、不思議なことに何の違和感も無く、むしろ実に美しい。
庭から空中に飛び出したモスグリーンの台座に、半円形の透明ドームは圧倒的な存在感を占め、
それでいながらなんとも軽々と明るいオブジェでもある。
画竜点晴、そんな言葉がぴったりな程、山荘が今までとは違う様相を示し、宇宙への旅立ちの
最前線基地としての準備が整ったかのようだ。

<宇宙基地建設の過程・基礎工事>

東京に大雪が降った翌日、山荘もすっかり雪景色だったようで、そんな中、宇宙基地の建設が始まったという知らせが届く。
突然の活動招待に、「宇宙基地???」と、何が始まるのかと興味津々で、好奇心が刺激される。
迎えの車を運転しながら仙人が問う。
「宇宙基地は何処に建てることにしたと思う?」「一階テラスでないとすると、奥庭かな?」
「それじゃ庭が死んじゃうでしょ」「確かにそうだけど・
・・ん~?・・・」「わかんないでしょ!葡萄畑なんだ」嬉しそうに仙人が種明かし。

 




そうか罠に掛って逃げられないのか!
1月18日(火)晴 どうも仙人が何を造っているのか気になるらしい




空中楼閣

でも、葡萄畑の中ってイメージがわかない。「まあ、見てよ。苦労したんだから」山荘に到着して驚いた。
なんと、空中楼閣になるらしい。単管パイプが組み立てられ、葡萄棚の上に伸びている。
到着するなり早速仕事に取り掛かることに。
先ずは資材運び。先日の雪が凍って残ったままの山荘直下の道は、運搬の軽トラックが登れないため、
リンゴ畑の下の農道脇に資材が運び込まれてある。長い単管パイプ数本と大きなワイヤーメッシュ数枚が運ばれるのを待っている。
道路からリンゴ畑へ運び入れるのも苦労する。

そこから急な斜面を運び上げるのは、思った以上に大変な作業で、結構な時間が掛かる。
一人で運ぶためにロープを肩からたすき掛けにして、それで支えながら斜面を登る。
畑の出口から奥庭へのカーブを、パイプがぶつからないよう注意深く回転させ、柿の木の下の建設現場まで運ぶ。
腰への負担が最小限で済むよう、工夫しながら運び終える。
とにかく人力で何事も行わなければならないので、大昔の人々の建立物への多大な努力に思いを馳せてみたり、
山荘ログを立てた時の超人的苦労を想い出したりした。





宇宙基地を造ろうかとね

焦るとニューロンが攪乱され、
リセットされた脳が新たな夢を観る。
その夢が決して創造されぬ混沌か、はたまた目から鱗が
落ちるが如くの創造か、脳に委ねるしかない。

雪がちらちら。ログの屋根は既に雪国風情。資材をトラックで運び、
今日から宇宙基地の土台作りを雪降りの中で始める。
いつまで掛るか、完成するか分らんが面白そう。
暫く熱中できるかなと。

雪の中8枚の塗装コンパネの裏側に防腐剤を
塗布したが寒さで塗料が氷付き、
シャーベット状になって木材が
塗料を吸い込まず何度も塗り直し。
塗料が寒さでシャーベットになるなんて全くの想定外で、
今後この体験を生かさねば!
  単管パイプ4mを7本、2mを8本、塗装コンパネを8枚、
直交クランプを16個、自在クランプを4個、
丁番ウルミを4セット。
これは頭の中で考えた必要資材で実際工事に着手すると
様々な問題が生じ、
更に寸法の異なる資材が必要となり、果たして納得できるテラスが
完成するか否か自信なし。
《気が狂いそう》それが生きる意欲に繋がると
自覚できるうちは、焦って焦って生きるべし!

 
4mもの管を打ち込むなんて


山荘も突風に煽られ

それでもまだこれだけ体が動くことに感謝し、ひそかに自画自賛しているのである。
翌朝は、母屋に立てかけられたコンパネを測量して印をつけ、1枚ずつ作業場へ運ぶ仕事からスタート。
コンパネは思いのほか重いのだ。単管パイプで組み立てられた屋台骨の上にワイヤーメッシュが並び、その上にコンパネが敷かれる。
すべてはち密な計算の上に用意されているので、微妙な狂いが出ないようきちんと測らないといけない。
コンパネを裁断するための測量は特に緊張する。
この日全国的に強風が吹き荒れたが、山荘も突風に煽られ、枯葉が渦を巻いて奥庭を走りぬける。

作業に支障が出ないように気を配りながら、吹き荒れる寒風の中で細かい作業は神経も体も疲弊する。
寒風の中で、試行錯誤しながらログハウスを建てた日々が鮮やかに甦る。
柿の張り出した枝が邪魔になるということで、伐採が始まる。ところがチェーンソーが外れたりで役に立たず、結局鋸での切断となる。
切り落とされた枝を森の中に捨てに行くのだが、運んでも運んでもドサドサと枝が降ってくる。
大した距離ではないのに、最後の方は腕も足もふらつきそう。



宇宙基地工事開始・基礎支柱の打ち込み
1月6日(木)曇後雪 葡萄畑、奥庭


4mもの長い単管パイプをどうやって打ち込むのか!
打ち込み場所は斜面畑である葡萄畑であり、奥庭から石垣段差を経て、更に葡萄棚を突き抜けての作業となるので、梯子も掛けられず。
この問題に取り組んで3週間、考えに考え抜いた挙句、遂に開き直った。
答えは不可能。

もしそれでも実行するなら、梯子が安定するよう葡萄畑の打ち込み場所を平らにする、葡萄棚を撤去する。
梯子は2脚必要となり、その4本の脚を安定させるスペースを、作らねばならない。
その打ち込み箇所総てを平らにするなんて、ユンボでも使わぬ限り無理。

 


入念な基礎作りが一段落

完全に切り倒すことも想定していたようだが、大きな枝を刈ったら随分すっきりしたので、柿の木は根元からの伐採を免れた。
注文していた人工芝が届けられた。山荘への配達人はよく迷う。
今回も畑の下の道に到着したようで、大きな荷物を担いで階段を上がってきた。
ところが梱包を開こうとして、その包みの重さに驚かされる。配達人はこの重い荷をよく一人で運び上げたものだと、改めて驚嘆する。
10mもある人工芝を奥庭いっぱいに広げ、2つに裁断する。芝の目がしっかり詰まり、色合いも人工芝とは思えぬ自然さ。
人工芝に抱いていたイメージを覆す優れた商品だと感心するばかり。

<本体組立>
入念な基礎作りが一段落、いよいよ本体の組み立てに掛かる。
梱包を解いてみると、薄黄色の合成樹脂製のパイプが何種類も入っている。
説明書によれば30分から1時間程度で組み立てられるとのこと。
先ずは土台となるサークルを組み立てていく。ところが実際組み立てを開始してみると、
パイプを一箇所繋げるだけでもかなりの時間が掛かるのだ。何とか基本の円形が完成したが、あとは翌日。
合間には、基礎の傾きを修正するために、単管パイプの位置を変えたり、打ち直したりと結構大変な作業もある。



数十本の単管パイプで基礎造り

葡萄棚にしても1箇所切断したら、繋がっている太い針金は支えているコンクリート支柱を倒して、棚全体が落ちてしまう。
どう考えても不可能。しかしそれでは余りにも悔しいでは!
手も出さず断念するなんて仙人のあるまじき行為。実際作業を始めて見れば、良いアイディア、解決策が見いだせるかも。
そこで4m単管パイプを葡萄棚に載せ、石垣上に並べてみたり、葡萄棚の格子に通し石垣から突き出す高さを測定したり。

恐る恐る脚立を葡萄畑の斜面に立て、葡萄畑の格子の上まで伸ばしてみたが、とても4mの単管パイプを打ち込む高さには達しない。
そこで脚立の上に別の脚立を真っ直ぐ伸ばして立ち上げ、どうにか4m単管パイプの上まで伸ばすことは出来た。
しかし当然ながら極めて不安定でこの上に立ち、両手で鉄の大槌を不振り下ろすなんて自殺行為。

 


ひたすら忍耐だ!

パイプを持ち上げていると、腕が痛くて、何だか罰ゲームのような気分になる。
図解された工程表を理解するには、丁寧に確認しながらチェックしていかないと混乱する。
パズルを組み立てるようなものだ。初めはなかなか分からなかったが、だんだん要領は掴めてくる。
しかしジョイント部分は摩擦を利用して押し込むのだが簡単には嵌められない。
何本も繋いで組み立てて行くと、しまいには腕が馬鹿になってきて、全く力が入らない。
休んでは、また気を取り直し作業に取り掛かる。素材の性質は柔軟性が優れているようで、硬いがかなり良く撓る。
その弾力を生かして、半円形に立ち上げてゆくわけだ。

図面と突き合わせながら、組み合わせを間違わないように確認しつつ、組み立てていく。何しろ本数が多い。
ひたすら忍耐だ。天井の5角形は先に組み立て、二人掛かりで必死に嵌め込む。
何とか枠組みが完成!ここに透明なシートを掛ければ完成だ。
ここまでが丸1日と、とんでもなく時間がかかっているので、シートの取り付けは翌日へ持ち越す。
夕散歩に出て農道の下から見上げると、なかなか素晴らしい出来栄えだ。



行き詰っては沈思黙考!

少しでも打ち込む位置を低くするには、どうしたらいいか!
答えは1つ、打ち込む位置の土を掘れば、掘った深さ分だけ打ち込み位置は低くなる。
そこで先日買って未だ1度も使っていない根切り用の細幅鍬の出動。
穴径を出来るだけ小さくしないと、打ち込んだ単管パイプの安定度が悪くなるので、
穴掘り用のスコップを使わない限り、どうしても深い穴は掘れない。

移植ごてを穴底に突っ込み、ハンマーで打ち込み頑張ったが、それでも20cmも掘ると限界。
仕方なく不安定な脚立に立って、何度もふら付き乍らどうにか4m単管パイプを1本だけ打ち込む。
2本目を打ち込むには強い決意が要求される。資材が足りないので
4m単管パイプ6本、3m2本、1m4本、クランプ、テーブル、椅子、砂利25kg2袋の買い出し。
しかし一昨日の雪が山荘路2か所に残り、ホームセンター貸し出しの軽トラでは運べない。
先ず林檎畑の下まで軽トラで運び、そこからは肩から紐を掛け担ぎやすい工夫をし、人力で葡萄畑まで運び上げる。



棚引く雲海を見下ろし先ず一杯

小雨になったので作業現場に出撃。先ず足場にしている滑りやすい濡れた塗装コンパネを、
単管パイプの手摺に立てかけ、スチールの細い足場板に乗って、針金でワイアメッシュと単管パイプを結ぶ。
長靴の底には奥庭の泥がへばり付いているので、足場板や単管パイプの上では不安定極まりなく、
バランスを失って何度も作業ペンチを下の葡萄畑に落とし、その都度林檎畑への急坂を下りペンチを拾いに。
まー人間が落ちるよりましだなんぞとブツブツ呟きながら、8枚のワイヤーメッシュを繋げる。

等間隔に配置したつもりなのだがズレが生じ、1枚を動かすと他のワイアメッシュもズレ、
連鎖的にその隣がズレと、神経衰弱になりそうな微妙な作業が続く。
途中で2本の柿の木が邪魔になり、伐採しようかと先週研いだばかりのチェーンソーの始動を試みるが、
何度コイルスターターを引いても始動せず。
仕方なく旧チェーンソーを取り出し、エンジンを掛けるがこちらは伐り込み始めた途端、
チェーンが外れ、チェーンカバーを外してチェーンの装着やり直し。
太い枝を2本伐採したが、雨が酷くなり撤退。前途多難じゃ! 

 
村の人たちは何だろうと!


枠組みだけでも十分に満足できる新しい基地の登場。透明シートなんか張らなくてもいいような気さえしてくる。
実際に張ってみたらどんな風に変わるのか、想像しにくいが、もしシートが気に入らなくても、このままでいいくらいだ。
苦労した甲斐があったというものだ。久しぶりに村の方へ下り、
竹森川の対岸を歩きながら、山荘を見上げると、カロスキューマが夕日を弾いて風に回るさまが美しい。

対岸から見上げると奥庭の真ん中よりはかなりログ寄りに基地が浮かび上がっている。
村の人たちは何だろうと思うに違いない。天体観測ドームのようにも見える。
しかし、30分や1時間で組み立てられる代物ではないし、足りないポールの問い合わせをしても
「この電話は現在使われておりません」のアナウンスがあるばかり、詐欺とは言わないまでも、かなりいい加減なのだ。
明日無事にシートが張れるかな




さあ、パズルの如きドームの骨組みじゃ!

いきなり突風に煽られ厚さ12mm×横90cm×縦1m80cm、重さ12kgの塗装コンパネが襲ってきた。
2枚のコンパネを縦に繋ぐのに2箇所で丁番を使用し、コンパネを単管パイプに固定するまで
ワイアメッシュの上に乗せて、次の作業準備をする為に繋げたコンパネの奥庭側に移った。

つまり奥庭側のコンパネに体重が移り、谷側(葡萄畑)のコンパネ上の荷重が取り除かれた状態になったのである。
谷側コンパネに背を向け、やや前屈みになってコンパネの固定位置を検討していたら、
背後のコンパネが津波のように突如盛り上がり、頭を直撃。




161本の支柱の組み立て完了!

重さ12kgのコンパネを小さな頭が、1点で受け止めたのだから、その衝撃たるや半端ではない。しかし呻いている暇はない。
スチールの足場板を重石として乗せてある他のコンパネも、襲い掛かってくるやも知れず急いで逃げる。
この日、北海道では31m以上の風速で電柱も折れたとか。
8枚もの塗装コンパネを使って空中で床張りをするには、最悪の条件であることは言うまでもない。

で、仙人は考えた。撤退すべきか!この程度の風はヒマラヤでは当たり前、冬の北アルプスでも珍しことではない。
勿論その強風下で行動できたのは3,40年前もの大昔の話。そいつを都合よくコロリと忘れた振りをして、作業続行。
夕刻には何とか床張りを終えたが、その頃は風もかなり穏やかになり、仙人は独り言ちた。
「うーん、やはり先ほどの強風は神の試練であったか!」 



クリアシートを張ると宇宙基地らしき風情!

盆地の風を一気に吹き上げる通路となっている山荘奥庭から、
空中に突き出した宇宙基地建設での最大の問題は言わずもがな耐風である。
昨日も作業中に床板が捲り上がり、頭部強打したばかり。床材最下部のワイアメッシュは単管パイプに針金で固定、

その上の塗装コンパネもワイアメッシュと単管パイプの双方に固定。
塗装コンパネは耐水性はあるが、雨水に晒せば2,3年で朽ち始めし、ワイアメッシュも錆が生じる。
それにコンパネの接合部から漏水し、宇宙基地の下部は雨だれに晒される。


宇宙基地完成!

翌朝は風も穏やかな快晴。これならシートを張るには申し分ない天気。
シートそのものを、太陽光に当て温めて置く。そうすることによって少しでも扱いやすくなる。
このひと手間が功を奏して、二人掛かりで何とか上手にシートが張れた。遂に完成!
1時間の筈が足掛け3日も掛かったが、無事にドーム型基地の完成!奥庭の日が陰る前に、完成を祝して乾杯だ!

赤ワインの栓を抜き、フルーツを中心にあれこれ並べ、乾杯する。居心地の良さは想像以上だった。
人工芝が足裏に心地よいのも嬉しい。おまけにほんのりと温かい。
眺望は山荘の他のテラスにはない程の広がりを見せ、富士山も高芝山も一望のもと。
裏山の森もより広がりを見せ、母屋とログも視界の中。360度が素晴らしい!
おまけに空中に突き出ている感じがよくわかり、なんとも言えないワクワク感に包まれる。

  


そこでまたまた乾杯!呑んでばかり

下部を肥料置き場にしようと計画しているので、雨垂れがあると肥料を置けない。
この2つの問題を解決するには塗装コンパネの上にブルーシートを掛ければいいが、
強風を孕みやすいシートをどう固定するか、更にその上に被せる天然芝の固定をどうするか!

シートは先日購入しておいたのをコンパネの上に広げてみたが、3m程しかなく
5.4m×5.4mを追加購入し重ねて2枚で塗装コンパネに被せた。
最後に2m×10mの人工芝を5mサイズ2枚に切断し、ブルーシートに載せる。 
2時間以上かけてブルーシートの鳩目穴にナイロンロープを通し、単管パイプに縛り付ける。
テラスからはみ出したシートが実にみっともなくてガックリ。


 



猫の手現れ加勢!

話は簡単ではないか!
4mの単管パイプを人工芝の3隅に載せて抑え
クランプで締めてしまえば、かなりの強風にもビクともしない筈。

そこで早速バイクを走らせ
4m単管パイプを3本とクランプ6こ、ブロック14個を
トラックに積んで搬送。
人工芝に載せた途端、露出した下部の単管パイプと
調和しデザインとしても申し分ない。やったね!
 ナイロンロープ総て取り外してスチールの足場板を
テラスに載せシートを抑えてみた。
邪魔である上にこの高額な足場板を張り巡らせても、
足場板ごと飛ばされる恐れはある。

仕方なく重いブロックを並べてみたが、
強風で煽られたらブロックは落下し極めて危険。
うーん、万策尽きたか!諦めかけたその刹那閃いたのだ!

 
天空への出発点に乾杯!



 


宙へ還る日の為に!

春夏秋冬の景色を想像するだけで愉しくなってくる。
もちろん空の広さは抜群。暖かくなったら寝袋にくるまって星空を仰いで寝るのもいいな。
そうしたら、チベットの未踏峰やk2峰、チョモランマを目指した日々が鮮やかに辿れるのかもしれない。
宙へ還る日の為に、何かが此処で始まるような気もしてしまう。
まだまだ未知の何かに出逢うために、生きてゆく私たちは、
多分こんな素敵な基地があることによって、遠い遠い先を見つめながら前へ進んでいけるのかな。

この透明な宇宙基地の誕生に立ち会うことが出来た幸運に感謝しながら、赤ワインを飲み干した。
大寒の日を挟む,極寒の日々に行った作業では思わぬトラブル続出でもあった。
コンクリを土台に流し込もうとしたら、砂が凍ってしまって使い物にならなかった。
砂も凍るのかと初めて知った。突風に煽られて、仙人は頭をコンパネに直撃され怪我しそうになった。




ポインセチアの花弁を頸に巻いて乾杯を繰り返す仙人!

4m単管パイプで人工芝の3隅を固定し、手前をブロックと4m足場板でしっかり固定したので安心していたが、
昼頃ごろから強風が吹き荒れ、接合していない人工芝中央部が煽られ捲れあがってしまった。

がっくり!僅かな隙間に潜り込み重い人工芝をも持ち上げるなんて全くの想定外。
しかし逆にガーデンコテージを載せてからだと、単に人工芝が捲れあがるだけでは済まず、
コテージごと吹き飛ばされてしまっただろう。
そう考えれば寧ろこの強風はラッキーだったのだ。


雪のドームと墓守ボン・シルバー!

強風を真下からもろに受ける南側の人工芝は、こんなこともあろうかと
10cm程テラスからはみ出して敷いたので、そこを下方に折り曲げテラスに固定すれば、人工芝と塗装コンパネの隙間を覆うことができる。
早速葡萄畑に梯子をかけ固定作業を開始したが、3か所固定しただけで断念。

強風の中でのデリケートな空中作業は危険で、3か所が限界。
残りの20箇所ほどは明日にしようと、喫緊の課題であるジープの予備タイヤケースの固定作業に着手。
こちらも全く上手くいかず、明日に持ち越し。





雪景色の宇宙基地も良いね!

飛ばされぬよう椅子にブロックを乗せておいたが、3脚のうち最も外側にある1脚が飛ばされブロック落下。
人工芝も風を孕みぶわぶわと持ち上がり、矢張り空中テラスは最強の風を受けると実感!
テラス下に移動した肥料置き場が見苦しい。仙人テラスから見下ろすと、そこだけ違和感がありゴミゴミしていて貧しい。
寧ろ移動全前の方が、空中テラスが背後の森や高芝山に馴染み、すっきりとしていて落ち着く。


 


雪景色の中の宇宙基地を堪能!

仙人はペンキのスプレーを自らの顔面に噴射してしまい、緑星人になりかけた。
おまけにガソリンでペンキを落とすという暴挙で、肌が荒れたのではと心配したが、さすが仙人らしく何とか無事だった。
まだまだ数えきれないほどの難事を超えて出来上がった基地なんだから、感慨も一入だ。
多分まだまだ完成ではなく、これから先もどんな風に変化していくのか楽しみだ。
最後の日の朝は、昨夜の雪が降り積もり、思いがけず真っ白な雪景色の中の宇宙基地を堪能することが出来た。

その美しさは忘れ難い。光を浴びて佇むドームも美しいが、雪景色の中の真っ白なドームはまた格別な美しさだ。
これから先どんな表情を見せてくれるのかと思うと、ドキドキわくわくしてしまう。
仙人の遊び心から着手したこのドームは、予想をはるかに裏切るとんでもない宇宙基地として、
何かの意思をもって山荘中空に降臨したのだと言ってみたいような気すらする。



美しい雪の惑星だったんだ!

さてどうしたもんか!
今さら元に戻すなんて出来ないので、シートを使って目隠しカーテンをテラスから垂らすとか、
常緑樹である柑橘類の苗木を植えて、肥料置き場を隠すとか、肥料そのものを緑シーで覆うとか!
小倉山の帰路、廃棄タイヤのチューブをもらってきたので、これにフックを着けてシートを止めるとか、
色々考えているが妙案無し。

更にしっかり止めたはずの予備タイヤのカバーが、簡単に外れてしまい再度取り付け。
ボルト穴からカバーまでの距離が甘いと判断し、パッキンにワッシャーを入れようと探したが、
ボルト径が大きすぎて合うものなし。
そこでホースを切断してワッシャー代わりにし今度こそしっかりしまったぞ、と出かけたら
再再度カバーが外れてしまい悔しいやら情けないやら。
酷く仙人は落ち込んで再起不能。 



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