仙人日記
 
 その1334ー2016年  師走

12月4週・・・鹿を仕留め、保存食を造り、住まいを補修し原始仙人は大忙し


原始仙人は冬支度に大忙し!

そりゃ、遂に追い詰めたぞ、これで黒革スーツが作れるぜ!
12月18日(日)14時42分 林檎畑下で捕獲

山荘の夜明けの活動はこの指揮棒の細かな震えから始まり、本格的な農作業、
森や山でのトレーニングに連なり、官能と精神の溶け合ったシンフォニーを奏でるのだ。

このシンフォニーが実に精緻な楽譜から成り立っていることは云うまでも無い。
お玉杓子の1つ1つの組み合わせが精緻な世界を形造っている。
山荘活動に例えるなら、朝食の人参パン1切についても、徹底して拘る。



見つけたぞ!

黒光りした毛皮

右前脚が罠に
先ずパンに入れる人参を
無農薬、有機栽培で育て
自らパンを焼く。
トーストする時は、先にバターを塗り、
食べる直前に3分30秒焼くとか。

当然ながら柑橘系の香りをつけた
紅茶「グレイ伯爵」を呑むときは、
高い温度で抽出すると
より刺激的な香りが
全面に出るタイプなので、

余りに無邪気な表情
電気ポットから直截熱い湯を注ぎ、
3から5分蒸らして注ぐとか。
あれれ、いつものように
大幅に脱線しフルトヴェングラーと
大根は一体
何処へ行っちまったのか?

悩んでいるのだ。
修行がどうも旨く熟せず、
弟子見習いが
山荘活動に限界を感じているとか。




さあ、山荘の森からの極上の贈り物じゃ!
12月27日(火)曇 テラスで枯露柿の選別と梱包発送

山荘の太陽がいっぱい詰まった枯露柿を贈ります。有機栽培、無農薬で大切に育てました。
2016年12月 24日収穫
11月24日、54年ぶりの大雪(以下参照)。
http://www.geocities.jp/upiter4773/20150606/132nikki4.html
枯露柿の屋根は雪で押しつぶされそう。
朝から必死に雪掻きして何とか救い出しやっと収穫に漕ぎ着けました。
大雪に襲われ例年より甘味に深みが増し極上の仕上がり。
正しく汗と涙の結晶です。
お召し上がりになった感想など以下のHPのcontact(BBC)にお寄せ頂ければ幸いです。
http://www.geocities.jp/upiter4773/20150606/
検索:新仙人日記でも開けます



2回目の収穫

この盆地からの風が育てた柿
枯露柿幻想は続く

乳首が無いのにどうやって乳を吸うのか?
1つの穴から滲み出た乳が
体毛に混じり、乳児は
その体毛を乳首のようしして、
チュウチュウ吸うらしい。
体毛が少ない場合は
直接皮膚を甞めるとか。


単孔類から進化した哺乳類にも
乳首が無かったり、
有っても吸われないと
乳首が現れない種がいる。

乳首が埋没したまま
出てこない人の乳房は、
哺乳類の初期の原始的状態の
記憶を留めていると考えられている。


小倉山と高芝山からの光もたっぷり!

うーん、どれも最高の出来じゃ!


柿霜を出す平干しでテラスは甘い香り漂う!
12月31日(火)晴 さあ、いよいよ枯露柿らしく白くなってきたぞ

乳首の埋没した人の場合、出産し乳呑み児が乳を吸い出すと乳首が出てくるが、
授乳を終えると再び陥没してしまうことが多い。
刺激を与え続けられると勃起するが、刺激を失うと委縮する振る舞いは性器と類似している。

そうか、つまり乳児は単に乳首から生命の源を得ているだけでなく、乳首を通して
母親に密やかで濃密な性感を与え情交しているんだ。
満ち足りた授乳期の母親は、発情している雄には目もくれず、乳首に吸い付く我が乳呑み子を愛おしむ。




蔦と氷滝のアート

実際、医学博士の志賀貢は、
クリトリスの性感を100とすると、
乳首の感度は80前後(wikipedia)と述べている。
となると刺激を与えても
委縮したままの乳首は、哺乳類の
初期の原始的状態の記憶を留めたま
ま眠り続けていることになる。

あれれ、枯露柿を甘くするための
手もみ作業が乳もみになって、
カモノハシが出てきたり脱線して、
毎朝更新される氷アート
遂に埋没乳首と
性感に収束しつつあるけど、
皮膚細胞の
記憶媒体が語る
遥かなる生命の叙事詩は
何処へ行っちまったんだ!

摩訶不思議な雲が飛ぶ
うん、待てよ、
そうか仙人が
枯露柿の柔らかさに
母の乳房を蘇らせたのは、
生誕直後の乳飲み子に
深く刻み込まれた、
密やかで濃密な
情交の記憶
であったということか!



お世話になったテラスにオイルステンを
大晦日の夜明けに
68歳で死んだフルトヴェングラーの
FM特集を畑に流しながら、
カチンコチンに凍てついた大根を
スコップで掘り出す。
包丁の背で凍って硬くこびり付いた土を
そぎ落とし、
葉をカットし籠に放り込む。


美味しそうに吸い込むテラス

柵の上側にはたっぷりと


静まり返っていた体内の血潮が
夜明けと共に騒ぎ出し、
潮汐活動によって一点に収斂し激しく鼓動を繰り返す。
激しい鼓動は スコップを握りしめ、
凍てついた大地に突き刺し、
掘り返し新たな生命の兆しを求めて畑を耕す。

≪濃厚な官能性と、高い精神性と、
その両方が一つに溶け合った魅力≫と
評されていると聞いて、
あれっ、そうかフルトヴェングラーの指揮って、
山荘畑の夜明の大根掘りとシンクロしてるんだと妙に納得。

椅子の脚の当たる床にも沢山 

さあ、こんなもんでどうかな!
これぞ正しく濃厚な官能性。
凍てついた大根に遭遇し、包丁の背で土をそぎ落とし、
刃をスパッと切り落とす瞬間など、
指揮棒を振るフルトヴェングラーそのものであり、
演奏直前の音が出る前から指揮棒の先が
細かく震え始める
「振ると面食らう」を彷彿とさせるでは!


生まれ変わったテラス





沢庵漬け準備

太い大根を先に
頂に立ちたいとの想いさえあれば、
いつかはきっと実現できると
一応仙人としては励ましてきたのだが、
どうも最早限界らしい。

確かに山荘活動を
シンフォニーにまで高めるには、
お玉杓子の精緻なルールに従った
積み重ねが必須であり、
誰にでも出来るものではない。

風の音色、
大地の豊潤な香りや囁き、
山荘で採れる
野菜や果物等の食材の
声を感じられなければ、
山荘活動は唯苦しく大変なだけ。

さてこの辺りで見究めを付けて、
弟子見習いを下界に戻すべきか?

ちょっときつ過ぎるかな?

昆布、柚子、唐辛子をたっぷり


いよいよ
追い詰められ
仙人も賀状作成。

えっ、遅すぎるって!
仙人は例年、
元旦の初登山を終えて、
山荘に戻り、
それから届いた賀状を
じっくり読んで
返事の賀状を書くんだ。

で、紋切型の賀状には
一切返書無し。

来年2017年の賀状
従って
年内に出すとか
一切しないので、
賀状作成と云っても、
絵葉書を作るだけ。

昨年が
雪山登攀だったから
今年はダイビングでもと
想ったが、
気に入ったのが無い。
またまた雪山に
なってしまった。




換気扇を取り外し

羽の間の油落とし

キッチンタオルに洗剤を染み込ませ
20年間使っていた掃除機が
うんともすんともいわなくなった。
分解して何とか故障原因を突き止め、
復活させてやろうと
試みたが見事失敗。

廃棄してから新たにハンディな
Cyclonicmax UNOを購入したが
数か月で先端部が破損。
先週部品交換したが
パワーは弱いし、コードは邪魔だし。

布団も干さなくては!
仕方なく轆轤室に
引退してもらうことにし、代わりに
轆轤室の掃除機サンヨーの
SC50KSを居間に持ってきて
派遣労働者として臨時に活用していた。

満を持してやってl来た正社員は
その名も高き
Dysonの
コードレス掃除機V8 Fulffy。

忘れられたログハウスも
充電式で壁掛けスタイル。
さてどの壁に設置したらいいか、
ああーだ、こーだと迷いつつ
結局脱衣室に落ち着いた。

一階トイレの奥壁コンセントに
接続するのが、邪魔にならず
見た目も悪くないのだが、
折角のトイレ飾り棚との
調和がとれず脱衣室へ。

ダイソンのコードレス活躍




吸引力抜群の新兵器


蔓梅擬きでリースを編み
注連縄に謹賀新年の飾りを着けて
玄関に置けば、
やっと仙人も下界に合わせて仕事納め。
大活躍してくれた山荘に感謝!
使ってみて驚き。
自由自在にヘッドが動き、
強力パワーで吸い込み、掃除が愉しくなりそう。

それより枯露柿の平干しが
3日遅れていることに昨夜気づき、
段ボール箱に入れたままの枯露柿が
黴びてしまったのではと眠れず。 

 
やっと≪謹賀新年≫の飾りが



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