仙人日記
 
 その1331ー2016年  師走

12月1週・・・凄いカメラが山荘にやって来たぞ!


庭の雪は解けたのにテラスは未だ雪国じゃ!
11月26日(土) 待ちきれず雪のテラスで酒盛りする仙人

なんか茹で卵の殻を剥いたみたいなツルンとした顔して、パジャマなんぞ着て!
ふふん、さては1日の畑仕事で肉体労働に勤しみその後、山や森を
駆け巡り、たっぷり汗を流して太陽風呂にドボン!
それで未だ明るいと云うのに早くもパジャマに着替えて、雪見酒と洒落ているんだな!



山荘の森を満たす光


その手前の銀杏皿は檸檬スライスだね。
その右のカクテルソースらしきものは、
ははーん、それ生生姜を摩り下ろした生姜醤油だな。

レア気味に焼いたカルビを生姜醤油に漬け
その上に檸檬スライスを乗せガブリ!
その後でクレソンを食する。
そうそう、くれぐれもカルビと一緒に
クレソンを食べてはいけないよ。
おや、皿の上には1品だけ摘みが乗ってるね。
奥庭の滝下で摘んできたクレソンに添えられているのはカルビかい?
逆じゃないかって、いいや、山荘ではカルビよりクレソンが主役で、
添えられているのがカルビなのさ。
 
光を浴びる尉鶲(ジョービタキ)


雪の上での酒盛りなんぞ久しぶり
寒くないのかパジャマ姿の仙人

山荘のクレソンは市販クレソンとは比べ物にならない深く豊かな香りがするんだ。
その極上な香りを堪能するには、一緒に食べて絶妙な香りを
肉味と封殺させてはいけない。



紅悠と紅東だったっけ?

早速スイートポテトに
肉を食べ終わり、
そのまったりした余韻だけが
残っている味蕾に、
いきなり芳醇なクレソンを放り込むんだ。
こうすると、味蕾から脳に
直截、ツーンとメッセージが届けられる。

初挑戦美味定評の紅悠(べにはるか)の出来は
11月21日(月)曇 中畑で黙々と芋を掘る仙人

雲海に翳を落とす針金フェンスが銀河鉄道になって、大地を掘る仙人が黒い石炭袋になる。
「あ、あすこ石炭袋だよ。そらの孔だよ。」
「僕もうあんな大きな暗の中だってこわくない。きっとみんなのほんとうのさいわいをさがしに行く。
どこまでもどこまでも僕たち一諸に進んで行かう。」

ジョバンニの声が聴こえる。

怖がらなくてもいいんだよジョバンニ!
あんな大きな暗だって、ほら何かを生み出そうと大地を掘り起こしている。
暗は待っているのさ。
冷たく黒いだけだけれど、実はあの石炭袋の正体は暗ではなくて、火そのものなんだ。
火を着ける術さえ手に入れれば、石炭袋は太陽になって燃え上がるぜ!


≪どう、扇山の湧き水で育った
クレソンの味は!
山の鼓動がいきなり
肉体にに飛び込むでしょう!≫

あれっ、此処
薩摩芋礼賛の画面じゃないの!
ほら、美味しい美味しい
紅悠がむくれてるよ。

スイートポテトに山荘産蜂蜜を少し

2品種栽培したが区別出来ないな



透き通った夜明けの光を孕んで
枯露柿は沢山光を食べて甘くなります

雲海を見下ろしながら光を孕む枯露柿は、何を生み出し育もうとしているのだろう!
光を体内に取り入れては水分を吐き出し、
日に日に柔らかくなり、雲の海が奏で語る生命の壮大な叙事詩に耳を傾け、
やがて自らが叙事詩そのものになるのだろうか?

あー早くその叙事詩を聴きたいもんだ!


夜の雨はしとど大地を濡らし、
大気を湿らせ森を寡黙にさせた。
去来する雲海が忙しなく虚と実を
演出しながら山荘に迫る。

水晶峠が白むや
一匹の白龍となった雲表が、
大きな口を開き
小倉山を一瞬で呑込む。


過ぎ去りし柿収穫
この白龍は西からの高気圧に
追い立てられ、
東の海へ流されやがて天空は
宇宙の碧に染められるのだ。

そうしたら雨で柔らかくなった
大地から大根や薩摩芋を抜いて、
春菊やほうれん草、青梗菜、小松菜を
収穫し箱に詰めて目白に送ろう。


未だこの頃は葉が茂ってた!

連日の干柿作りで画像が腐ったぜ!

でも苦労した収穫だから無視出来ない
 
ジオも歓んでくれたが

それから碧に染まった天空に誘われて、
未だ作業途中であった
10枚のバスタオルを
碧に染め上げて碧に染まった
山稜を歩こう。

そんな他愛もない想いを抱いて
1日を始めようとしていたら、
そんなことは許さないと、大地が揺れた。

 ≪11月22日午前5時59分ごろ、福島県沖を震源とする
M7.4の地震があり、気象庁は6時2分、
福島県に津波警報を、青森県から千葉県までの
太平洋沿岸に津波注意報を発令≫
 
干柿の邪魔になって東窓にジオ引越し



バスタオル10枚染め上げる

10年間眠っていた不評タオル
不協和音なのだ!
こいつ中央に世界共通語となった日本語の
≪文字化け≫のような記号を連ね、
横に数本の縞を従え、
何かメッセージを送っているようで、
ふと気に止まり、
十数年前にまとめて10枚も買ってしまった。

時間の経過とともに、
メッセージが勝手に語り始めるかと
思っていたが風呂場に置いても
ただ不協和音を奏でるだけ。

そこで思い切って
こいつを碧に染めてやろうと決意。

≪バスタオルを濃紺に染める作業準備
差し当たりTシャツ2枚分(300g)
のソメルン2袋と濃染効果を高める
芒硝(硫酸ナトリウム)200gを準備≫


濃紺に染めてどうだ!



パプア仮面とコラボ


そんなにも嬉しいんだね。

そりゃそうさ。
何度もなんども発芽に失敗し、
その都度「あーもうやめた!」と叫び、
2、3週間して再び
種を蒔き、朝晩いや昼もだ、水をまき、
それでも数本しか発芽せず。

1年かけてやっと発芽させ育てた人参。
そりゃ嬉しいのさ!
 人参様のお出ましじゃ!

嬉しくて掘り出した大きな人参を
パプア仮面の口に
押し込んでしみじみ眺めたり、
ヒマラヤの石に仲間入りさせたり。

 
ヒマラヤの石と仲間入り



ヤベー今夜から雪だ
まさかこのタイア交換の後に
悲劇
が待っているとは!
11月23日(水) 前庭

油圧ジャッキーで車体上げて! 

冬タイアに変えねば!(轢死体と変わり果てたオリンパスSZ-14の最後の作品

うっかり車に載せ轢死したカメラ
先月23日に轢死体と
変わり果てたオリンパスSZ-14の
後任を探していたが、
昨年5月に発売された
オリンパスTG-4に決定。

デジカメが壊れてから
大きなペンタックスの一眼レフ
K-xを持ち歩いて、野山を
駆け巡り撮影していたが、
これでやっと手軽に撮影が出来そう。 

冬タイアに轢かれ無残!


いカメラが山荘にやって来たぞ!
12月4日(日)晴 轢死したカメラの末裔オリンパスTG-4の最初の画像じゃ!

これ他のデジカメと全くレベルの異なる雰囲気を漂わせていると感じなかった?
オリンパスの社員に訊いた時は、最新鋭でご要望のマクロ撮影も顕微鏡モードで可能ですとの、そう熱の籠っていない回答。
初代のToughを愛用しているし、社員の回答からも、やや性能を上げた手持ちカメラToughのお兄さん程度を想像していたが、
一目見るや、どっこい、こいつは別格と感じたね。

見掛けだけじゃない、防水15m、防塵、耐落下衝撃2.1m、耐低温-10度、耐荷重100kgfとカメラとは思えぬToughさ。
いいかい、水深15メートルまで潜っても撮影できるし、2.1メートルから落としても壊れず
更にマイナス10度で作動し、100kgの荷重に耐えるんだぜ。
強さと繊細さは両立しないが、この画像を見てごらん!こんな繊細な画像が撮れるんだ!
今、興奮の真っ最中!



新カメラにバトンタッチ!


轢死体と変わり果てたオリンパスSZ-14の後釜に
この初代Toughを起用してもいいのだが、
山荘での使用頻度はダイビングとは比べようもない。
壊れると大変!
買い替えるとハウジングまで購入しなければならない。

カメラよりハウジングの方が高いとあっては、
山荘での使用は賢明ではない。
そこで同じToughシリーズの
最新鋭モデルの御登場となったのである。
うーん、予想を悠に超えた容姿と機能に
すっかり一目ぼれじゃ!


トレーニングにはデジカメを常時持ち歩いているが、
今回のオリンパスTG-4は
山荘用としては5台目になる。

1,2,3台は1台で10万円もする
水中カメラ専門メーカーsea&seaの8000Gで、
4台目がオリンパスSZ-14。
で、5台目はハウジングと共に購入した
初代のToughなのだが、これはダイビング専用で、
偶にハウジングから出して
目白で都会の写真を撮るくらいで、使用頻度は少ない。

 
超カメラの夜明けじゃ!


今年も大豊作!
11月27日(日)曇雨 狂ったように無数の果実を実らせたキウイ

13.5kg×9籠=121..5kg もの大収穫で収穫作業だけで3時間以上かかってしまった。
摘果してないので大きな実は少なく、追熟させても例年のような甘味が出ないのではと不安。
キウイ棚の上の収穫が難しく、折り畳み梯子を延ばして棚の上に渡し、その上に載っての収穫。
途中で雨が降りだしたので、午前中に外した干柿シートを再び掛けたりと、天手古舞。



籠を梯子に括り付け

捥いだ果実を籠に
朝雨だったので畑仕事が出来ず、
一旦上がった雨が午後に再び降りだしたため、
愉しみにしていた山トレも出来ずガックリ。
昨日の夕刻トレーニングで

左太腿の外側、大腿四頭筋の外側広筋が
痛み出し、登っているうちに
痛みが取れるかと思いきや、
一向に収まらず。今朝には痛みは
消えていたが、その代わり


右首から腕にかけての痛みが発生。
これは明らかにパソコンの遣り過ぎと
外仕事での右腕使いすぎ。

登山記録のデジタル化を始めたが、
未だやっとヌン峰の途中で、
k2峰やチベットまでは遥かに遠く、
生きてる間に終わりそうもない。
ま、それも良し。 

9籠もの収穫、百キロ以上

雲海を見下ろして収穫



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