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その129の2ー2016年 葉月 |
8月2週・・・向日葵のアカシックレコードを読み解く褄黒豹紋蝶
アカシックレコードの「アカシック」はサンスクリット語の「アーカーシャ」。 |
向日葵のアカシックレコードを読み解く褄黒豹紋蝶 8月7日(日)05:42 晴 ガニメデの夜明け 「神の無限の記録または図書館」、「世界のすべての現象を記録した霊界のスーパー・コンピューター」とも 喩えられるアカシックレコードは、 ルドルフ・シュタイナーの怪しげな人智学なんぞを登場させなくても、 森羅万象の至る細部に観られるではないか! 1枚の葉や路傍の石、人体そのものが 宇宙と同型であり、その細部には実に精巧な宇宙そのものが鏤められている ほら、今呑んだ水だって、2つの水素と1つの酸素が結びついた宇宙そのもの。 水素原子は太陽のような陽子(原子核)の廻りを巡る1つの星・電子を従え、酸素原子は8つの星を従え、 夫々が結びあってH2Oと云う宇宙を成している。 その宇宙を呑み込みこむことによって、もう1つの宇宙である人間は生きていけると、 人体と云うアカシックレコードには記されているのだ。 |
神々に奏でる音色を紡ぐ |
神々の召す御酒 神々の言語である熱帯蝶や 宇宙の書籍と共に神々の召す御酒、 神々に奏でる音色を奏す トランペットなどを住まわせている あの天井裏部屋の≪ガニメデ≫。 未だ明けきらぬ 夜明けのガニメデに昇り、 そっと指を触れ 宇宙の深奥に連なる屋根の扉を開く。 山荘内部が境界を失い 内と外が愉悦で結ばれ、 解読不能な言語は キーワードを投げ出し、 アカシックレコードは姿態を曝す。 |
आकाशへの扉 |
敢て透視能力のある意識のみが 近づくことができる 宇宙の超感覚的な歴史、 「世界で起こったあらゆることが 記録されている」「巨大な霊的パノラマ」を 「アカシャ年代記」、「アカシアの記録」と 呼ぶなんぞと、 大仰な定義をしなくても、 存在そのものが アカシックレコードなのだ。 |
それを≪透視能力のある意識者≫とか 怪しげなオカルト教祖を登場させ、 アカシックレコードは解読不能な 言語によって記された書籍であるとか言って、 民衆を誑かす。 アカシックレコードに記された 宇宙の超感覚的な事象を 紐解く場所が 山荘に在るのをご存じだろうか? そう、よく気がつきましたね、 ≪ガニメデ≫です。 |
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アカシックレコードの屋根裏 |
解読可能な言語としての蝶 |
濡れた書籍は宇宙の深奥へと境界をいざなう 8月7日(日)晴 ガニメデの夜明け 微かな一条の光の到来を告げるトランペットが、 幾重にも重なる闇の彼方を僅かに撹乱し妙なる波動を発する。 波はカロスキューマとなり、総ての呪縛から解き放たれ、 あられもない姿態を曝したアカシックレコードにひたひたと打ち寄せ、 閉じられていた扉を濡らす。 |
冬越しの落葉集め |
すっかりサボっていた有機肥料作り |
解読不能な言語によって 記された書籍は、自らハラハラと ページを開き新たな境界を、 無数に重なる襞に潜む 言語で包み込み律動する。 境界の末端を捉えゆっくり、 ゆっくり言語を燻らせ、 濡れた書籍は宇宙の深奥へと 境界をいざなう。 |
律動は2つの境界を走るミシンのように、 1回毎に内と外を 往復し境界を閉じていく。 2つの境界は同じ方向に 閉じられようとしているのだろうか、 それとも一度捩じって メビウスの帯を成すべく 逆方向に閉じられようとしているのだろうか? |
甲虫の産卵に間に合うか? |
若し逆方向に閉じるなら、 ミシンは2次元だけの世界では 境界を閉じることは出来ず、 3次元へ躍り出ねばならない。 内と外を結びメビウスの帯を 為す律動は愉悦を伴うと知っているならば、 律動に身を任せればいい。 |
境界の末端に全身の感覚を集中させ、この律動が単に 2次曲面の閉鎖空間を生み出そうとしているのか、 それとも内と外の繋がった、メビウスの帯の境界を閉じた 4次元超立方体を愉悦を伴い孕もうと しているのか! 愉悦の痕跡を追えば、 律動そのものが解を引き出してくれるに違いない。 |
落葉の滝じゃ! |
親指の付け根にひらりと止まったのは豹紋蝶 8月7日(日)晴 ガニメデの夜明け トマトが熟れたので、早速摘んでいました。 |
山荘林檎も加わったぜ! |
向日葵の奴が 夜明けの光を浴びて あんまり騒ぐもんだから、 きっと自らに記されたアカシックレコードを 読み解いて欲しいと 訴えているに違いないと、 ふと、紐解いたアカシックレコード。 |
ポテトサラダとトマトもいいね! |
じゃが芋お洒落カット |
桔梗も晩餐に参加 |
唐黍収穫も始まり昨年のを早く食べねば! |
早速解読不可能な文字を携えて ガニメデからやって来たのは豹紋蝶。 紐解いた向日葵を観て即断。 《天照大神の 降臨が記されているわ!》 |
糠漬野菜の美味しいこと! |
《何々いつだって? そいつぁーめでたいぜ。 ほんじゃ前祝の準備じゃ!》 そう云って色めき立ち、 食卓で歌い踊りはじめる山荘野菜。 |
梭によって貫かれ死んだ服織女の回廊を掲げ降臨する天照大神 8月7日(日)晴 天照大神降臨 皆既日食で太陽を失ったり、火山灰に覆われ光を奪われた古代人は、 神話として、こうアカシックレコードに記した。 何故、太陽そのものである命を育む天照大神は、お隠れになってしまったのか? 命を生み出す回廊が破壊され、怒ったからに違いない。 しかしそれでは生命連鎖は断たれてしまうので、天照大神ではなく服飾女の回廊にしよう。 隠れて見えない回廊を破壊する武器となると、何にすべきか。 経糸を走り抜け矢の様に横糸を通す、艶々と肉感的に光る男根のような梭こそ最適。 仕掛け人は天照大神の弟で暴風雨を齎す素戔嗚尊が適任。 天照大神が機屋で神に奉げる衣を織っている時、機屋の屋根に穴を開けて、 皮を剥いだ血だらけの馬を放り込めば、吃驚仰天して服飾女が浮足立ち脚を開く。 その瞬間、放たれた 梭は狙いたがわず回廊を貫き女は死ぬ。 服飾女を殺され怒った天照大神は、自ら岩戸にお隠れになり、世界を闇に陥れるのである。 |
再び現れた天照大神は、炎を上げ燃え盛る生命の回廊を掲げ降臨せねばなるまい。 メビウスの帯の律動を為す褄黒豹紋蝶は 解読不可能と云われているアカシックレコードの翻訳者となって、 内と外を繋ぐガニメデを華麗に舞うのだ。 |