仙人日記
 
 その1292ー2016年  葉月


8月2週・・・向日葵のアカシックレコードを読み解く褄黒豹紋蝶

 

アカシックレコードの「アカシック」はサンスクリット語の「アーカーシャ」。
アーカーシャ
(サンスクリット語: आकाश、Ākāśa、独: Akasha、アカシャ、阿迦奢)は、インドで「虚空」「空間」「天空」を意味する言葉。
(wikipediaより


向日葵のアカシックレコードを読み解く褄黒豹紋蝶
8月7日(日)05:42 晴 ガニメデの夜明け

 「神の無限の記録または図書館」「世界のすべての現象を記録した霊界のスーパー・コンピューター」とも
喩えられるアカシックレコードは、
ルドルフ・シュタイナーの怪しげな人智学なんぞを登場させなくても、
森羅万象の至る細部に観られるではないか!
1枚の葉や路傍の石、人体そのものが
宇宙と同型であり、その細部には実に精巧な宇宙そのものが鏤められている

ほら、今呑んだ水だって、2つの水素と1つの酸素が結びついた宇宙そのもの。
水素原子は太陽のような陽子(原子核)の廻りを巡る1つの星・電子を従え、酸素原子は8つの星を従え、
夫々が結びあってH2Oと云う宇宙を成している。
その宇宙を呑み込みこむことによって、もう1つの宇宙である人間は生きていけると、
人体と云うアカシックレコードには記されているのだ。




神々に奏でる音色を紡ぐ

神々の召す御酒


神々の言語である熱帯蝶や
宇宙の書籍と共に神々の召す御酒、
神々に奏でる音色を奏す
トランペットなどを住まわせている
あの天井裏部屋の≪ガニメデ≫。
未だ明けきらぬ
夜明けのガニメデに昇り、
そっと指を触れ
宇宙の深奥に連なる屋根の扉を開く。
山荘内部が境界を失い
内と外が愉悦で結ばれ、
解読不能な言語は
キーワードを投げ出し、
アカシックレコードは姿態を曝す。

आकाशへの扉
敢て透視能力のある意識のみが
近づくことができる
宇宙の超感覚的な歴史、
「世界で起こったあらゆることが
記録されている」「巨大な霊的パノラマ」を
「アカシャ年代記」、「アカシアの記録」

呼ぶなんぞと、
大仰な定義をしなくても、
存在そのものが
アカシックレコードなのだ。
それを≪透視能力のある意識者≫とか
怪しげなオカルト教祖を登場させ、
アカシックレコードは解読不能な
言語によって記された書籍であるとか言って、
民衆を誑かす。

アカシックレコードに記された
宇宙の超感覚的な事象を
紐解く場所が
山荘に在るのをご存じだろうか? 
 そう、よく気がつきましたね、
≪ガニメデ≫です。

アカシックレコードの屋根裏

解読可能な言語としての蝶


濡れた書籍は宇宙の深奥へと境界をいざなう
8月7日(日)晴 ガニメデの夜明け

微かな一条の光の到来を告げるトランペットが、
幾重にも重なる闇の彼方を僅かに撹乱し妙なる波動を発する。
波はカロスキューマとなり、総ての呪縛から解き放たれ、
あられもない姿態を曝したアカシックレコードにひたひたと打ち寄せ、
閉じられていた扉を濡らす。




冬越しの落葉集め

すっかりサボっていた有機肥料作り
解読不能な言語によって
記された書籍は、自らハラハラと
ページを開き新たな境界を、
無数に重なる襞に潜む
言語で包み込み律動する。

境界の末端を捉えゆっくり、
ゆっくり言語を燻らせ、
濡れた書籍は宇宙の深奥へと
境界をいざなう。
律動は2つの境界を走るミシンのように、
1回毎に内と外を
往復し境界を閉じていく。
2つの境界は同じ方向に
閉じられようとしているのだろうか、

それとも一度捩じって
メビウスの帯を成すべく
逆方向に閉じられようとしているのだろうか?

甲虫の産卵に間に合うか?
若し逆方向に閉じるなら、
ミシンは2次元だけの世界では
境界を閉じることは出来ず、
3次元へ躍り出ねばならない。

内と外を結びメビウスの帯を
為す律動は愉悦を伴うと知っているならば、
律動に身を任せればいい。
境界の末端に全身の感覚を集中させ、この律動が単に
2次曲面の閉鎖空間を生み出そうとしているのか、
それとも内と外の繋がった、メビウスの帯の境界を閉じた
4次元超立方体を愉悦を伴い孕もうと
しているのか!
愉悦の痕跡を追えば、
律動そのものが解を引き出してくれるに違いない。  

落葉の滝じゃ! 



親指の付け根にひらりと止まったのは豹紋蝶
8月7日(日)晴 ガニメデの夜明け

トマトが熟れたので、早速摘んでいました。
親指の先くらいしかないちっちゃなミニミニトマトだけど、それでも収穫の愉しみを再現。
えこちゃんちの庭はう~んと狭いんだけど、それでも今や都会の真ん中では贅沢らしい。
小鳥や猫の恰好の遊び場でもあります。

たまには揚羽蝶も飛んでいるんだけど、その日はびっくりする珍客が。
トマトを籠に入れてたら、そのえこちゃんの親指の付け根にひらりと止まったのは、
何と豹紋蝶!
一瞬のことでびっくりして指を振ってしまったので、そのままひらひらと飛び去って
しまったけどあのオレンジに近い金色がかった翅はまさしく豹紋蝶では?

蝶が指に止まるだけでも驚きなのに、それがあの豹紋蝶なんて。
この辺で豹紋蝶を見かけた記憶はありませんでしたから、本当に驚きました。
あれはひょっとして山荘ガニメデからの御使いだったのかしらなどと、えこちゃんは夢みたい
な出来事を忘れられません。





山荘林檎も加わったぜ!
向日葵の奴が
夜明けの光を浴びて
あんまり騒ぐもんだから、
きっと自らに記されたアカシックレコードを
読み解いて欲しいと
訴えているに違いないと、
ふと、紐解いたアカシックレコード。

ポテトサラダとトマトもいいね!

じゃが芋お洒落カット

桔梗も晩餐に参加

唐黍収穫も始まり昨年のを早く食べねば!
早速解読不可能な文字を携えて
ガニメデからやって来たのは豹紋蝶。
紐解いた向日葵を観て即断。
《天照大神の
降臨が記されているわ!》

糠漬野菜の美味しいこと!
《何々いつだって?
そいつぁーめでたいぜ。
ほんじゃ前祝の準備じゃ!》
そう云って色めき立ち、
食卓で歌い踊りはじめる山荘野菜。


梭によって貫かれ死んだ服織女の回廊を掲げ降臨する天照大神
8月7日(日)晴 天照大神降臨

皆既日食で太陽を失ったり、火山灰に覆われ光を奪われた古代人は、
神話として、こうアカシックレコードに記した。
何故、太陽そのものである命を育む天照大神は、お隠れになってしまったのか?
命を生み出す回廊が破壊され、怒ったからに違いない。
しかしそれでは生命連鎖は断たれてしまうので、天照大神ではなく服飾女の回廊にしよう。
隠れて見えない回廊を破壊する武器となると、何にすべきか。
経糸を走り抜け矢の様に横糸を通す、艶々と肉感的に光る男根のような(おさ)こそ最適。

仕掛け人は天照大神の弟で暴風雨を齎す素戔嗚尊(すさのうのみこと)が適任。
天照大神が機屋で神に奉げる衣を織っている時、機屋の屋根に穴を開けて、
皮を剥いだ血だらけの馬を放り込めば、吃驚仰天して服飾女が浮足立ち脚を開く。
その瞬間、放たれた 梭は狙いたがわず回廊を貫き女は死ぬ。

服飾女を殺され怒った天照大神は、自ら岩戸にお隠れになり、世界を闇に陥れるのである。

さて次に、岩戸から天照大神に出て戴く術を、アカシックレコードに古代人はどう記したか!
知りたいって、褄黒豹紋蝶に聴いてごらん



再び現れた天照大神は、炎を上げ燃え盛る生命の回廊を掲げ降臨せねばなるまい。
メビウスの帯の律動を為す褄黒豹紋蝶は
解読不可能と云われているアカシックレコードの翻訳者となって、
内と外を繋ぐガニメデを華麗に舞うのだ。



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