|
その127の3ー2016年 水無月 |
6月3週・・・オアフ島のんべんだらりんドライビング
この画像の左手前に右画像の空港が繋がる 24時間前からネットで座席予約が出来ると知っていたら、 当然予約したのに! 教えてくれたのは当日のチェックインカウンターの職員。 通路側座席や窓側座席は取れないと 諦めていたが、チェックインが早かったせいか、 通路,窓側の2席が取れラッキー! |
19時間前・過去への旅 6月16日(木) ホノルル上空 |
いつもの通りビア、ワイン、シャンパン呑んで目覚めたらオアフ |
数か月前にオーストラリアのキャプテンクック・ハイウエイを走ったカーナビは、 電話番号や施設名を入れても表示されず、住所のみの対応。 しかし公園とか遺跡などの住所は調べても記載されてないので入力不可。 地図を表示して、地図に直接入力しようとしたが そんな機能も無く、結局カーナビ無きに等しいドライブとなってしまった。 |
バーの付いた車でのお迎え |
ホテル裏のワイキキ・ビーチ |
そこで今度こそはと 此処ハワイでは日本語対応の カーナビを予約しておいたが、 これまた日本のに比べたら お話しにならぬお粗末な代物。 高速を走っている最中に 左へ曲がって下さいと指示が出たが、 左はコンクリート壁で その前後にも出口らしき ランプは存在しない。 |
セットし直しても 同じエラーが出て焦った。 更に右車線のアウトバーンに 入って来る誘導路が突然消失し、 バンクが目の前に 迫った時も焦ったが、 それ以外は快適なドライブであった。 |
ゴミ1つ無い砂浜 |
早速事務所で予約確認 |
花嫁の行き交うロビーでは絵描きも活動 一番の問題はカーナビが 車の返還場所であるこの場所を表示できるかである。 何しろ一方通行ばかりのホノルル市内を走るには 正確なカーナビの誘導無しでは、帰ってこられない。 しかしシュミレーションしてみようと試みたが、 此処は地下なので カーナビの衛星中継が繋がらず 諦めて道路に飛び出す。 |
7時に予約しておいたが 30分程遅れて事務所に着き、7時42分に手続き完了。 2階のパジェット事務所から 地下の駐車場に降りると日産の 銀のVERSAが待っていた。 早速カーナビをチェックするが、電源が入らない。 従業員を呼んで見てもらうが、 どうも壊れているらしい。 交換してみたがやはり作動せず。 2度目の交換でやっと表示画面が出たものの、 最初からこれではこの先思いやられるぜ! |
ゴーギャンの模作を即売している |
出発じゃ! |
溶岩に打ち寄せる荒波 |
地上に出るや一方通行なので 此処を右折し、カイウラニ通りを北上し、 カラニアナオレ・ハイウエイに乗れば、 南海岸沿いに マカブ・ビーチ・パークに出られる筈。 この出だしでの認識の誤りに 気づくのは、 車の返却時であった。 |
地下駐車場から 飛び出した道路はカイウラニ通りでなく、 カイウラニ通りを右折した コア通りだったのだ。 この誤認識の結果、 当然ながら車の返却路を求めて カイウラニ通りを彷徨うこととなる。 |
何度も靴がびしょびしょ |
ワイキキを出ると人影無し |
オアフ東海岸・カネオヘ湾 まーオアフ島なんて何処も彼処も 溢れる人間共に汚染されて、同じような光景が、 拡がっていると思いきや、 ホノルルを出るや、豊かでのんびりした田園風景。 至る所で碧い海が銀の煌めきを放ち、 優美な弧を描く白浜には、 ちらほらと小さな人影があるのみ。 小さな人影に近づいたら、あれ、絵描きだ! |
何故ワイキキなのか? 寝そべる裸の隙間にワイキキの砂浜が観える。 昼のワイキキは、それ程までのラッシュ。 まーヒルトンホテルだけで3543室もあるのだから 此処に2人ずつ泊まれば7086人が、 浜に繰り出すことになる。 このようなリゾートホテルがワイキキでは目白押し。 宜なるかな! |
十数人の絵描きが熱中 |
ティアラ Polynesian Cultural Centar |
スパイダー・リリー Polynesian Cultural Centar |
絵描きの足元に目をやると、 居た居た、あの懐かしいタヒチで お馴染みのティアラ。 蜘蛛の糸のような蜘蛛百合。 |
極楽鳥と呼ばれている バード・パラダイス。 ハイビスカスも気持ち良さそうに 海の光を鱈腹吸い込んで、 幸せそう。 |
バード・パラダイス Polynesian Cultural Centar |
ハイビスカス Polynesian Cultural Centar |
さてどっちへ行こうか作戦会議 カネオヘ湾 何の罪で捕らわれたかって? そりゃ1846年に公布された《グレート・マヘレ(土地改革)条令》さ。 土地なんて空気や水と同じ自然にあって 土地所有なんて概念はハワイ人には無かったんだ。 それをいいことに恐ろしい貨幣経済の免疫を持たぬ ハワイ人から土地を次々と買収し 鉄とコンクリートの牢獄をぶっ建て、自らその囚人となって ワイキキの獄に繋がれてしまったのさ! ざまーみろ! |
あれ程犇めいていた裸の観光客たちは いったい何処へ行ってしまったのか! そうか、彼らは 現代文明の檻に捕らわれた囚人だったのか! ワイキキのコンクリートと鉄で出来た 高層ビル群は監獄で、 昼だけ囚人の運動場として浜辺が解放されているんだ。 |
其処へやって来たのは舞瑠(山荘犬)そっくりの犬 カネオヘ湾 |
アロハ! |
オアフ島をレンタカーで 走り回って居る頃、 仙人を訪ねようと 花嫁たちはヒルトンホテルを出て モアナSRホテルへとワイキキの 逍遥を愉しんでいたのでした。 |
バニヤン気根の木陰で |
自撮りで、はいポーズ! |
大きな合歓の木も花盛り |
エスコートじゃ! |
モアナホテル前で |
ワイキキの浜辺に沿って 芝生の公園が広がり バニヤンと呼ばれる大きな樹が 無数の気根を下げ、 涼やかな木陰を成している。 |
一緒に撮らせて! |
ビクトリア様式のモアナホテルも 連日花嫁が行き交っていて、 花嫁なんぞ珍しくない。 だが翔子がモアナホテルに着くと ロビーの客たちが 集まってきて ≪写真を撮らせてください!≫ と云ったとかの不確定情報あり。 |
自撮りの出来栄えは! |
ヒルトンホテルでは 1日4組の結婚式を行う。 年間1500組近いカップルが 誕生するとか! ジュンブライトの6月は結婚ラッシュで 世界中から美しい花嫁が集まる。 その中で翔子が 特に注目された理由は? |
モアナの階段で |
ビクトリア様式のモアナも良いわね! |
此処にも二重螺旋が! |
噴水に乗って現われた方舟ファミリー ヒルトンホテルのスーパー・プールと岩崎家、坂原家の合成画像 ラクビーの選手だった花嫁父の達也氏の試合を追いかけ、熱烈なファンぶりを発揮していた修美さんは、 やがて達也氏と結ばれ、翔子、舞と2人の女の子に恵まれた。 修美さんは今でも現役ママさんバレー選手として活躍し、2人の女の子もスポーツに熱中、 達也氏は国内自動車大手会社で取締役を務める忙しい中で、子供野球の監督をしていると云うスポーツ一家。 悠樹と岩崎家と一体どんな接点があるのかとネットで調べたら、こんなのが出て来た。 2015年第4回お台場ビーチバレー(4・2人制) 大会結果
聴けば悠樹の試合を先日も岩崎家では観戦しているとか!相変わらず仙人は、なーんも知らないのである。 いくら仙人修行が忙しいとは云え、それでは悠樹は孤児ハッチでは! ありゃ、ハッチが探すのはお母さんであって、オヤジなんてお呼びじゃない、こりゃまた失礼! |
方舟の出航に乾杯! よーく冷えたシャンパンで乾杯! 「そうか、舞ちゃんも 汗を流す美しさと歓びを知っているんだ!」 現在左膝の痛みでトレーニング出来ず、 オアフ島に来てもダイビングとドライビングだけで、 運動不足による欲求不満の仙人は、 走るの大好きと云う舞ちゃんに逢って、とても嬉しそう。 |
そんじゃま、2人の門出を祝って呑みましょうか! と浜辺からヒルトン・ホテルのトロピクス・バー&グリルへ移動。 |
花嫁の父、妹の舞ちゃん! |
モアナ・サーフライダー・ホテル678号室からの俯瞰 |
Ua Mau Ke Ea O Ka Aina I Ka Pono The life of the land is preserved in righteousness. 《大地の生命は 正義によって保持される》 ハワイ王国、ハワイ州の紋章に 記されている言葉。 |
178年前の1838年、 カトリックの厳格さを 受け入れなかったので、 フランスはカトリック保護と称し ハワイに艦隊を送り 13年間にわたり1851年まで ハワイを占領。 その占領最中の1843年2月 フランスに遅れてなるかと イギリス領事の土地問題を理由に イギリス艦隊も ハワイに来航し一方的に イギリス領を宣言。 5か月後の7月、 イギリス本国はフランスを牽制し、 R.Dトーマス提督を ハワイに送り ハワイが独立国であると宣言。 その時のカメハメハ3世の スピーチが《大地の生命…》である。 |
オアフ東海岸・カネオヘ湾のサーファー |
美女2人のアートは! |
鱗を1つ1つ描いて |
男の人魚だ! |
こんがりローストして美味しそう! |
マッチョ登場! (悠樹撮影) |
酔っぱらって眠っている男を 砂浜に埋めて 美女2人がなにやら、おっ始めた。 1時間程ビーチを逍遥し 再び美女2名のアート現場に戻ると、 ありゃ、人魚になってる! ワイキキ・ビーチはおもろいぜ! |
女のボディービルダーはマッチョレス? |
《一緒に呑もうぜ!》 目覚めた人魚男は叫ぶ |
ぼくも泳ぐ! |
はーい、クリスティーナよ! |
アロハってこうするの? |
この坊や、後ずさり専門。 海に入りたいのだが、打ち寄せる波が 怖くて前を向けない。 そこでお尻から、そろそろと接近。 波が襲うや、何処ともなく 飛び出してきた父親らしき男性が、 さっと、抱き上げ坊やは無事。 |
驚いたのはその後、 父親らしき男性は 再び坊やを浜に置き去り。 泣きそうになりながらも坊やは 海に向かってお尻から突進。 子離れのトレーニングに しては些か早すぎるのでは! |
|
砕ける碧に融けて! |
碧の深さと磯の黒が響きあって! |
街中でも水着で闊歩! |
椰子の葉職人だ!腕の刺青は熊 |
裸の街のワイキキジョッカー |
この木陰があたしの家よ! |
やっぱり居た。 世界中の金持ちや閑人、 お上りさんが集うワイキキにも、 ホームレスは居るのだ。 臭い汚いのは共通しているが、 着ている服はさっぱりしていて 背広姿も見かけた。 何より地元住民のホームレスに 対する暖かい視線、声掛けが嬉しい。 バスで隣り合っても、 厭な顔もせず、積極的に話しかける 若者には感心したぜ! |
この絵、買ってくれないかな? |
これ俺の全財産!ワイキキのホームレス |
ワイキキのホームレスは背広姿だぜ! |
鳩だけが家族さ!ワイキキのホームレス |
動物園前のバニアンの気根 |
ダイビングで島を訪れる 愉しみの1つに 浜のジョギングは欠かせない。 朝ホテルで目覚めると いつものストレッチ、筋トレを行い、 夜明けの浜に飛び出す。 砂に足を取られながら 渚の波と追いつ追われつ 走るのは山荘では味わえない 贅沢なのだ。 観光客に埋め尽くされた ワイキキの浜辺も 夜明けは人影もなく ジョギングには最高の筈。 |
さてしかし今回は左膝の痛みが退かず、 山荘トレーニングも数週間停止中。 此処でジョギングを再開して、歩行すら困難になってしまったら、 帰国前に病院に収容される恐れあり。 そこで朝トレをワイキキの散歩に切り替え、 さしあたりモアナ・サーフライダー・ホテルから1km程の ダイアモンドヘッドの西山麓にある ホノルル動物園まで歩いてみることにした。 17万4000m2の広大な森にポツン、ぽつんと動物が居る感じで、 この森を巡るだけでも充分なトレーニング。 まさか、ワイキキに来て動物園に行くなんて考えてもみなかったが、 のんびり森で過ごす動物たちに 語り掛けながらの朝の散歩は、なかなか乙なもの。 |
動物園前に停車する木造トロリーバス |
可愛いおっぱいオラウータン母子 |
居た居た! マダガスカルの輪尾狐猿、 ガラパゴスでお馴染みの大きなペリカン。 こいつ車道に迄出てきて 止まっている車の中を 覗き込んだり人懐こい奴だったな。 キリマンジャロ登山で テントの傍までやってきた象には、 テントが潰されるかと 度肝抜かれたっけ。 |
体より長い尾の輪尾狐猿 |
|
じゃんぼ!と呼びかけてみたアフリカ象 |
光が透けて観える咽喉嚢桃色ペリカン |
長いまつ毛のアフリカ象の眼 |
|
逃げないのかな?フラミンゴ |
森からのそーっとキリン
|
解放されている孔雀 |
|
自分で餌を探して食べるキリン |
こいつ大食いで餌を貰ってる猪 |
||
タンザニアで縞馬のステーキ食べたっけ |
穴掘り名人なので小屋に幽閉フェネック狐 |
||
最高時速50kmで走る黒犀 |
ヒトとのDNAの違いは1-4%程度とかチンパンジー |
此処で再会するとは!コモド大蜥蜴 |
ワイキキの落日 |
オアフ島でガスステーションを 見つけるのはかなり難しい。 主な幹線道路の殆どを走ったが、 見かけたガスステーションは 辺鄙な田舎に数か所。 それも1か所に4店程が 集まって営業しているのだ。 一等地のホノルル市内では、 ガスステーションなんぞ 有りはしないだろうと給油を断念。 例え見つけても4車線総てが 一方通行の道路では、 ガスステーションが 走行側に無ければ給油出来ない。 最悪の場合はガソリン代を レンタカー事務所に 支払えばいいか、と。 4車線が総て市の中心に向けての 一方通行に変わる カラカウア通りに入ると 左手にワイキキ・ゲートウエイ公園、 右手に現れたのは、 なんとガスステーションでは! 20ドルを事務所にデポし 給油レバーをオンにしたが出ない。 レバーのホルダーが スイッチになっていて下げないと 給油出来ないとはね。 因みに使用量は4.119ガロン。 英国換算では18.7㍑だけど 米国では約15.6㍑。 9.50ドルだから日本円で 1㍑62円ほどかな。 |
|
11時間のドライブ終了 |
美しいと云うことは、もうそれだけで明確な存在理由を示している。 美の根源には必然的に生命の活動エネルギーが仕組まれている。
今、目の前に展開する≪燦然たる夜のワイキキ摩天楼≫が美しいのなら、
その裏で如何なる自然破壊が行われようと、それは積極的に肯定されるべきなのだ。
破壊に仕組まれている創造を高らかに謳い上げるのが美であると、 超越する者にとって認識されるなら、≪燦然たる夜のワイキキ摩天楼≫は、
正しく生命の方舟なのだ。 |
燦然たる夜のワイキキ摩天楼 無数の光を孕んで島が光る。 深遠な宇宙を映した海の蒼の真ただ中に、輝く光を集めた意図は何だ! いつの日か時空への旅立ちを使嗾する知的生命の、予言プログラムなのだろうか? それとも蛍の雄のように交配相手を誘引したり、 獲物を誘うルアーとして、チョウチンアンコウなどの深海魚に使用される生物発光と同じ現象なのだろうか? 或いは発光バクテリアの一種であるビブリオ・フィッシェル(Vibrio fischeri)のように、 自分と同種の菌の生息密度を感知して、それに応じて物質の産生をコントロールする為の 通信手段として光を集めたのかも知れない。 バクテリアの生物発光が共生生物に取り込まれることを助け、またコロニーを招集する役目を果たすならば、 生命は既にバクテリアの段階で、生物発光に通信手段を孕ませていたことになる。 もっと光るがいい。地球外に輝きを放ち、漆黒の闇を貫いて時空を超えるがいい。 その時空への旅の必然的プロセスならば、鉄とコンクリートの細胞が光を発するのを許さねばなるまい。 (資料:wikipedia) |