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その116の4ー2015年 文月 |
7月4週・・・冥王星にハートを描いた天使がやって来た!
箆鹿の角に美味しそうな桃がいっぱい! ゲート箆鹿 |
此処に桃を置いたのは? 誰ですか? 7月27日(月)晴 ゲート ピンポーン、ピンポーン! 玄関のチャイムが鳴ってます。 御存知、山荘は森の中に在って その上1本道の終点なので 人なんか来ないのです。 ・ ましておやチャイムを鳴らすような 見知らぬ人の訪問なんて 数年に一度あるかないかの珍事、 いや大事件かも? ・ ははーん、きっと閑を持て余した 森の狸か狐の子供が 《ねーねー遊んでよ!》と やって来てチャイムを鳴らしたに 違いありません。 |
俺様にもプレゼントとは嬉しいね! 中庭ボーンシルバー |
母屋が木星で、そうか石卓は冥王星だったのか! 前庭石卓 |
ほーら、やっぱり誰も 居ません。 そう思ってドアを開けたら あれ!女の子がニコニコしながら 玄関に立っているでは! ・ 《2週間前の7月13日に 冥王星から光に乗って来たの! そう、あのハート形の 絵のある星からよ!》 ・ あらあら、それでゲートの 箆鹿や庭の石卓にも ピンクの桃を使って お絵かきしたんですね。 ・ きっとこの女の子は 自由気ままに森羅万象を駆け巡り 冥王星にハートを描いたり 木星に大赤斑を記したりして いつも独りで遊んでいるんだね。 で、ふと山荘で お絵かきしたくなったのかな? |
山荘石段下で収穫開始 |
箆鹿の桃飾り |
桃屋敷と化した山荘 夜明け前の4時に起床し、 mainと名付けた サブディレクトリに入れた 1万2875個のファイルと 5個のフォルダーが 未使用ファイルとなっている 問題を解決しようと試行錯誤。 ・ mainではない他の2つの サブディレクトリについては、 未使用ファイルを削除しても 問題ないのにmainの サブディレクトリだけは、 削除すると 使用中ディレクトリまで総てが 消去されてしまう。 ・ 未使用と認識されているのに 何故削除出来ないのか? 原因を突き止められぬまま 一時中断し、腹筋、 ストレッチをして畑に出る。 ・ 昨夕、秋胡瓜の種蒔をしたので、 発芽を促す散水を していたら、すぐ下の桃畑で 収穫が始まった。 うーん、仙人が早いのは 当たり前だが、農家の人も こんな早くから働いているんだと 改めて驚く。 |
「籠あったら持ってきてください!」 |
ゲートも桃で歓迎 |
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桃のアイベックスじゃ! |
夜明け前から収穫 |
晩餐を飾るダイナミックな積乱雲 7月27日(月)晴 テラスからの高芝山 こんな凄い絵が山荘レストランには架けられているんだぜ! 凍る寸前までギンギンに冷やしたビアの栓を抜いて、梅や生姜で仕込んだ山荘特製ビアをグラスに注ぐとさ、 細かな真っ白な積乱雲のような泡が、モクモクと盛り上がってきて、 ビアグラスから溢れ出て、一瞬にして天空に駆け登り、そーらご覧の通りさ! ・ 天空に駆け登った泡がどうなるかって?野暮だね。そんなこと訊くなよ。 レストランに架る壮大な壁画になるに決まってるじゃないか! どうだ参ったか!万国の筋肉労働者諸君! 、 |
焦げちゃう!朝から最早44.6℃ 「ちょっと待って!」と声を掛けられ車を止めると、「李を持ってくかい?」。 あんまり大きくて美味しそうだし1箱ももらったので お礼に少ないけどと千円渡したら、どうしても受け取らない。 そんなこともあろうかと、気づかれぬようそっと近くの空き箱に千円札を入れ、 発車直前にお礼の言葉と共に、空き箱に千円札を入れて置きましたと告げたのだが、返されてしまった。 ・ 「どうしてもお金を押し付けるなら、そんなら李返して!」 と云われてしまっては、最早手の打ちようがない。 それにしても1年もかけ丹精込めて作った果物と知ってるだけに、唯で貰うなんて心苦しい。 いったいどう感謝の気持ちを伝えたらいいのだろうか! そうだ!今度、山荘窯で焼いた作品・一輪挿し箸置きをプレゼントしよう。 |
トマトが太陽になった |
木陰に置かないと茹るぜ! |
立て万国の筋肉労働者諸君! 畑仕事を15時に終え、 さて今日こそは山へ行こうと 扇山の森に入った途端、 全身の筋肉から力が 失せていることに愕然! ・ やはり44℃を超える畑で 一滴の水分も昼食もとらず、 数時間も肉体労働をし、 更に休息無しの山登りとなると 我が肉体の労働組合も 黙ってはいない。 ・ 総ての筋肉から力を抜いて ストライキに突入したのだ。 まーそれじゃ今日は扇山の 山頂までは行かず、 稜線まで登りそこから 森の散策だけにする と云う優雅なコースにするか! ・ とか何とか騙して結局、 扇山山頂まで登り 今日の猛暑日の活動終了。 まー肉体労働組合の煩いこと、 文句たらたら。 ・ 「この極悪非道の支配者め、 森の散策だとか抜かして、 すっかり、か弱い筋肉労働者を 騙くらかし結局山頂まで 行ってしまったではないか! 当然のことながら、 残業手当、特別猛暑日手当て、 更に臨時ボーナスの即時支払いを 断固要求する」 |
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「解ったよ、それじゃ 特別猛暑日手当てには ビアを良く冷やして、 いつもと違って飲み放題にし、 残業手当には牛タンと鮭の 燻製を卓上で造って上げよう。 ・ 臨時ボーナスは カクテルソースに漬けた 骨付きラムを特別に2本 と云うのはどうだい? その他採りたて山荘野菜、 果物をたっぷり使って、 焼ナス、海鮮サラダてのはどう? ・ 珈琲はベトナムと パプアニューギニアで買ってきた 豆を挽いて、今朝収穫した桃、 李、無花果を使って フルーツポンチなんぞも加えたら、 肉体労働組合の諸君も 納得するんじゃないかい? ・ 勿論、宴の前後には 太陽光温泉にたっぷり 浸かってもらい筋肉の疲れを 解していただきます」 ・ これじゃ熱中症の 出る幕は有りそうもないな。 てなわけで昨夕の晩餐の 豪華であったこと、うーん、 君も招待してあげたかったね! |
茗荷も花盛り |
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初収穫のトンモコロシ |
採れ過ぎて捨てるしかない胡瓜 |
スペアリブと大葉の香り |
再びよれよれ仙人に |
牛タンと鮭を燻製 |
採れたての茗荷と冷奴 |
夏大根と紫蘇 |
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実際2時間も全身汗で びっしょりになりながら畑仕事を していたら、最早畑から 山荘の庭に登って来るのでさえ ゼーゼーハーハー。 ・ 気分はとても 登山どころではない。 しかし今朝は早朝の労働を カットしているので、 |
冷やしトマト |
午後の畑仕事をしただけでは 夕飯を食う資格無し。 ・ そこで重い腰を上げて、 一番近い扇山へ。 登り始めた途端、左太腿は 痛むし腰痛はやって来るし、 何処を探しても どの筋肉に訊いてみても、 登山意欲なんぞ片鱗も無し。 |
初収穫の甘いオクラ |
細い千両茄子塩揉み |
茄子モロッコ煮物 |
さっと茹でたモロッコ |
《 登山意欲なんぞ片鱗も無し》 とか云いながら ビアを呑んだくれ山荘野菜を むしゃむしゃ食べて 何だって!北アルプスにも 行くとか妄想してるんだって! |
畑の枝豆はもう少し待って! |
胡瓜と大葉のサラダ |
よく冷やした心太に茗荷 |
胡瓜の中華風和え物 |
高芝山と背比べ 遥か上空に屹立する積乱雲の鋭鋒 7月27日(月)晴 テラスからの高芝山 そうなんでがんす! 北アルプスの笠ヶ岳(2898m)から抜戸岳、弓折岳、樅沢岳、槍ヶ岳、南岳を縦走しようかと連日天気図と にらめっこしてると云うのに、こんな調子では、とても無理でがんす。 精々新穂高温泉で逗留するのが関の山かな。でも夜は頑張って 22時過ぎまでHPの推敲。 SL9の計算値表示に間違いを見つけたので大収穫。 ・ 朝は殊の外ひぐらしの声が爽やかで、夜明けの山荘の素晴らしさを堪能。 すっかり忘れてしまった生きていることの歓びに満たされました。 |
警戒して餌を食べない |
恐る恐る近づく |
やったー鯉が食べたぞ! 全滅も覚悟し 連日池の錦鯉を観察。 しかし餌の乾パンを与えても 食べない日々が続き 次に死ぬのはどれだ?と 戦々恐々。 ・ 一番大きな鯉が6月に死んでから 為す術も無く1か月が過ぎた。 何しろ警戒心が強く 人影を観ると浮島の下に隠れてしまう。 だが2週間前から 乾パンを食べている形跡が・・・。 ・ つまり四角い乾パンが 翌朝には砕けているのだ。 砕けていると云うことは 鯉が乾パンを噛み砕いていると 考えていいのでは。 |
人の気配を消して 観察するには2階のトイレから 見下ろすに限る。 池に乾パンを投げ入れた直後は 乾パンが硬すぎて 鯉は興味を示さないので、 10分程して観察。 ・ そーらやって来たぞ! 浮島の下から辺りを警戒しながら 赤と白の鯉が 乾パンに近づくや否やガブリ。 ・ おーその瞬間に 全滅の危機は去ったのだ。 やがて他の4匹も 池の底から現れ、遂には奪い合い。 嬉しくなって もっと餌を追加してやろうと 下に降りると 一瞬にして隠れてしまった。 ・ やっと決めたんだね。 此処で生きることを! そうなんだこの小さな池こそが 君たちの宇宙なんだよ。 |
やがて乾パンをガブリ |
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安全と判断し次々に |
遂には奪い合い |