仙人日記
 
 その1052014年葉月
8月1~2週・・・なんたっては向日葵さ

炎の太陽がジョンを焼く 前庭石卓

翳に光が当たると
ほら現れてきたよ、
採れたての美味しそうな桃の山。
夜明け前から桃を収穫していた村人の
桃のお裾分け!
夜明けの太陽が
先ずジョン・シルバーにご挨拶!

夜明けのプレゼント 前庭石卓 

夜明けの花・烏瓜 キウイの森

さあ、そうなると真夏の太陽が
熱射となって大地をギンギラ焼き焦がす。
山荘が焦げてしまったら大変!
颯爽とスプリンクラー登場。
光が当たると別れを告げるのが
烏瓜の花。
繊細なニューロンのような花弁は
夜の闇の中で咲き誇り
光を吸い込んで消えてしまう。
 
大活躍スプリンクラー 奥庭

燃える朝にご満悦 山荘池

あれまー、このくそ暑いのに
真っ黒にドレスアップして墨流しが
向日葵と何やらねんごろに!
咽る様な強烈な花粉を浴びて
甘い蜜を吸いながら
ひと夏の一瞬の恋を愉しんでいるのかな?
池は涼しいぜ!
と、すっかり山荘池の住人となった
塩辛蜻蛉。
大きな蒼黒い眼ん玉をぎょろぎょろさせて
真夏の燃える朝にご満悦。
 
墨流しの恋 西畑



なんたって夏は向日葵さ
  西畑の残照

ほら、立鍬もワインセラーの石壁に立てかけられて
もう今日のお仕事はお仕舞い。
太陽が大好きで、いつも太陽に恋焦がれていて、じっと太陽を見つめているのに
お別れを告げる夕日には
顔を向けないで、後ろからの光にじっと耐えているだけ。


 
天空の芝生 奥庭


ある朝、
夜明けの太陽を迎えたまま
動きを止めてしまう。
従って向日葵は東を向いたまま
一番美しい花弁を開くのである。 
花言葉の「私はあなただけを見つめる」が、
実際に行われるのは若い時だけ。
朝には東に熱い視線を注ぎ、
夕暮れには
西に去るアポロンに想いをはせるのは
向日葵が蕾を膨らませるまで。

食卓を飾る向日葵 テラス



チベット密教仮面と向日葵
 テラス


どう観たって1つの花に見えるけど、実は無数の花が集まっているんだ。
外側の黄色い花弁の舌状花と、内側の花びらがない筒状花が、1つの大きな花を成していて
筒状花の下に、あの有名なフィボナッチ数列の種子を着けるんだよ。



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