混沌仙人終焉の抄Ⅱ

2311ー2025年 如月

そら、よく観てごらん、自由に羽搏いたお前の里だ!
最後のお別れを告げる四十雀

 また1つ失いつつあり、失いつつあったものがまた1つ失われた!
仙人はその時いつも《虔十公園林》の虔十の笑いを想いうかべる。
《風がどうといてぶなの葉がチラチラ光るときなどは虔十はもううれしくて
うれしくてひとりでに笑えて仕方ない》
うん、風の音が聴こえるな、葉がチラチラするのが観えるな!





おや綺麗な四十雀!

左羽を負傷か!

さてこれももうすぐ失われる。そうしたら何を感じて歓ぶことが出来るだろうか!
いや喪失や苦痛に顔を顰めて、もう痛みに負けて虔十になれないし、歓びも笑いも見つけられません!
なんて喚くに違ない。そう思って仙人は仙人をニヤニヤ嗤うのです。

実はヤクの副作用で仙人も気がつくと、
肉体も精神もフラフラ浮遊してることがあり、さて励ましの言葉を送ろうと気が付いたら、
励ましにもならぬ仙人の実態が出てしまい書き直そうと・・・。 
いや待てよ、この虔十仙人から言葉を超えて感じてもらえることがあるのかも。
なんて勝手に決めつけ送ることに!


 いや右羽も、最早死の直前か!

眼を閉じて動かなくなった! 



さらば夏の命!

 最初の賢治との出逢いは
多くの少年が魅かれる
《銀河鉄道の夜》だったが、
いつしか
《虔十公園林》になっていた。

虔十と同じように葉が
チラチラするだけで笑えたら、
どんなにか良いだろうと
思ったわけではない。


虔十のささやかな行為が、
見事に結実したことに
心打たれたのでもない。
《銀河鉄道の夜》の方が
物語としてもずーっと面白いのに
なぜ虔十なのか?

改めて考えてみたら、あの光は
荒れ狂う嵐を貫く雷光の如く
少年の心を
深く射抜いていたのでは!

その刹那を認識するには
未だ幼すぎて、
認識力の高まりに連れて光は
発芽し森となって
仙人を捉えてしまったのか!



林檎畑の秋桜の荼毘

秋桜の炎と共に四十雀を!

 虔十の笑いに触れた瞬間に、
賢治の心象スケッチの核心が
光を放っているのを観てしまったの!

そんなこんなで
以前のメールに
ふと虔十が飛び出してしまったが、


  前回、今回と虔十に触れた
メールが届いたので、
そうかやはり解っていたのかと
思わず虔十になってしまった。

薩摩芋をオーブンで焼き、
じゃが芋を
圧力釜で蒸かし天日干し。

 
さあ、もっと燃えろ!
 
何処までも高く昇れ!




あたし
《海に選ばれし者》で
16歳になったら
海へ行くの!


誕生日5日前の1月30日に
モモナは女神テ・フィティの
緑石のティアラを
頭に乗せ語るのでした!


海に選ばれた16才の少女
彼女の名は、
モアナではなくモモナ。

「この 命を創り出す力を持つ
女神テ・フィティの
奪われた心は緑の石となって、
海底深く沈んでいた。
モモナの祖母フミは
死に際モモナに告げる。

緑石こそが女神テ・フィティの
奪われた心である。
奪ったのは
変身自在の半神マウイ。

だがマウイは人間のために
島を創りだしたり、
昼間を伸ばしたり、火を人間に与え、
人間に豊かな
生活をもたらしてきた。

モモナあなたは
《海に選ばれし者》として
生まれてきたのです。

出ることを禁じられた
珊瑚礁を超え
マウイを探し出し
一緒に、この緑石を
女神テ・フィティに届けなさい」 

5歳ではなく2025年2月4日で4歳でした!

うわーい!ハート形の氷の花が咲いたぞ!

冬将軍がやってきて山荘の滝は氷がびっしり!
サクが銀のトナカイでやってきて2つのハート型の氷を発見!遂にみつけたぞ!
これモモとサクの緑石の心だ!

 この冬一番の最強寒波が日本列島付近に流れ込み、2月4日は北海道などで記録的な大雪に見舞われた。
帯広市では12時間降雪量が120センチに達し、全国の観測史上最多を記録。
 





圧し潰され動かない2代目
破壊された 2代目チェーンソー


桜大木伐採で2代目新チェーンソー刃が挟まれ動かなくなり、
更に別の旧チェーンソーで伐採を試みる。
更なる伐採後の大木の落下位置を充分に読み込んだ上での、
切り込みをしたつもりであったが、
挟まれた新チェーンソーを圧し潰して救出作戦は見事大失敗

3本の大木に挟まれチェーンソーのガイドバーは直角に折れ曲がり、
把手は破壊され無残!仙人の身代わりになったチェーンソーに感謝しつつ、
よくぞまあ、怪我をしなかったもんだと感謝!

  《嘗てないショック!》30年間も禁じ手と信じ込み、試すことも危険すぎて、
2,3回試みたが、今にもチェーンが外れそうで直ぐに断念した記憶がある。
しかし直径30cm、長さ10m近くもある巨倒木を1人で切断するのは無理である。

林檎畑の柵の上から林檎畑に倒れている巨木にチェーンソーを当てて切断すれば、
当然ながら切断線の両側の巨木は、切断が進むにつれて自重により沈み込む。
沈みこめばどうなるか!恐ろしいことになるのだ。
巨木の重みによって切断面上部は閉じられ、チェーンソーを挟みこみ、
チェーンは停止しエンジンのみが狂ったように白煙を挙げて吼え続ける。


   
倒木に潰される
 

刃が左に折れる

燃料タンクも破壊
 
チェーンソーの悲鳴!
 
こうなったら最早チェーンソーを引き抜くことは出来ない。
今まで何度もこの致命的失敗を体験しているので、
なんとしてもこれだけは避けたいと、
切断面が閉じないよう、巨木を丸太をで支え切断が進むにつれ、
切断面の上が開くよう工夫してきた。

それでも暫しチェーンソーが挟まれ、動きが取れなくなった時には、
もう1台のチェーンソーが必要になる。
切断途中で挟まれた残りの未切断部分を、
もう1台のチェーンソーで切断するしかない。
しかし当然ながら残りの未切断部分は巨木の下側に位置しているので、
チェーンソーを逆さに構え難しい危険な切断を試みることとなる。

何度もこの危険で難しい上下逆切断を続けてきたが、
今日、30年間も禁じ手と信じ込んできた逆切断を、
チェーンソーの下部でなく上部を当てて試みたら
何の抵抗も無く見事に切断出来たのである。

その事実を目の当たりにして《嘗てないショック!》を受けたのだ。
この禁じ手さえ使えば、倒木の切断に《巨木を丸太をで支え》る必要もなくなり、
実に容易に作業できる。
この禁じ手に如何なる危険が潜んでいるのかを突き止めねばと、
添付されている安全マニュアル、クイックマニュアル、取扱説明書を隅から隅まで読み、
ネットサーフィンを繰り返し、メーカーや林業関係の
書き込みを調べたが、何処にも記されていないでは!

 
巨木の重みでハンドルも折れる



立ち昇る里の煙

 さて何処にも触れられていないこの禁じ手を敢えて使った場合、
考え得る危険性や問題点は何処に!

 ①横たわる倒木の上から切断すると
チェーンソーの重さも加わり、楽に作業出来る。
この禁じ手では、逆に下部から切断するので
下から上へと力を加えねばならず、
更にチェーンソーそのものも支えねばならず
無理がかかり力勝負となり危険性が高まる。

 ②上からの普通の切断では、
ガイドバーの下にある右回転のチェーンが倒木を切り込む。
従って切り屑は作業者の前方に飛び散る。


桜の巨木に固定
 
新品チェーンも砕かれた
 
しかしこの禁じ手では逆になるので、切り屑は
作業者を直撃することになり、眼や顔の防御が難しくなり極めて危険! 

 ③樹と刃の摩擦を防ぐチェーンオイルはガイドバーの上から出て、
チェーンに伝わり前方に回り、
そのまま切断面に達し摩擦熱を抑え滑らかな切断を促す。
逆になるとオイルの出口に切断面が接するので
オイルの出が悪くなるか、停止してしまう懼れあり。
更にオイルが出た場合もチェーンに注がれた過剰なオイルは、
前方でなく作業者側の後方に飛ばされるので作業者を直撃する。

これでは上下逆切断が禁じ手になるのは当たり前で、
敢えて注意書きする必要も無いのかも!
しかしこの禁じ手は倒木切断には欠かせない技術であることも確かである!

 廃棄処分予定のチェーンソーを林檎畑柵外の森にオブジェとして置けないかと、
バラバラにして廃棄したチェーンソーを再び組み立て桜の巨木に固定
今まで20年以上も活躍してくれてありがとう!
この林檎畑の森で静かに眠っておくれ!
 
静かに眠っておくれ!



ヤッホー!羽搏く緑石のコンドルを山荘で見つけたぞ
2月8日(土) 山荘2階廊下のコンドル!

冬の太陽高度は低く、斜め或いは真横から光を放つ。
宙に漂う眼に観えぬ小さな粒子は横からの光を受け、半身が耀き半身は闇になる。
2階廊下の手すりの透明な硝子鷲まで光が届くのは、冬の夕日が西窓に落ちる本の刹那。
その明と暗を映し出す冬の西日が、窓から6mも奥まった昏い硝子鷲を射抜くとは考えられない。

しかし冬のほんの限られた一瞬の奇跡、その光を初めて眼にしたのが昨冬。
真横の光は硝子鷲を構成する結晶構造を為さぬ珪砂を貫き、尾や背を緑に染め左翼を碧い星々の結晶で満たす。
それ以来再びこの瞬間を狙い、遂に捉えた画像。
この画像を誰に捧げよう!サクかモモか!




あらー!もう1羽緑石コンドル見つけたわ
2月9日(日) 山荘今仏陀前のコンドル!


聴いてごらん!早春賦は《ショパン幻想曲へ短調Op49》の序奏なんだよ!
早春譜
春は名のみの風の寒さよ

早春賦の碑


花弁が凍てついた木瓜
(2月24日 奥庭)

蝋梅が満開
(2月24日 奥庭)

赤紫クリスマスローズ
(2月24日 前庭)

小さな座禅草がやっとレヴュー
(2月23日 座禅草公園)

 2月23日(日)晴
山荘発11時32分→座禅峠12時52分
→小倉山13時07分→山荘着13時52分
2時間20分

どうしても思い出せない!
信濃大町を流れる穂高川畔の碑!
登りながら作曲者を
思い出そうとゆっくり、ゆっくり
小倉山の頂を目指す。

雪の鹿島槍北壁や
風雪の剣岳アタック等の基地として
よく通った信濃大町。
その登山後に穂高川沿いの
早春賦の碑を訪れた記憶も今や
定かでは無くなったが、
作曲者を忘れるなんてあり得ない。

座禅峠12時52分着、
しかし未だ仙人の海馬は漆黒の闇。
仕方なく《あ》から順に
い、う、と平仮名順に《ん》まで
闇に投じてみるが《な》でも反応無く、
海馬に光無し。

稜線の森の梢を一陣の風が
ヒューと流れ
《ナカタアキラだよ》と囁く。
そうだ、中田喜直のお父さんだ!

でさ、喜直の代表作は何だったっけ?
《えっ、雪の降る町を
忘れてしまったの!》

山荘帰着後急いでPC開いて吃驚!
喜直は戦闘機パイロットだった。
戦地がインドネシアでなく
内地であったなら
喜直は特攻隊員として散華したかも!
《誰にもわからぬわが心
このむなしさを
このむなしさを いつの日か祈らん》



(戦時(太平洋戦争)のため1943年9月に繰り上げ卒業。
同年10月に特別操縦見習士官(第1期)となり
宇都宮陸軍飛行学校に入校、
帝国陸軍航空部隊の戦闘機操縦者となる。
陸軍少尉に任官し、四式戦闘機「疾風」を装備する
飛行第51戦隊附としてフィリピン戦線や
インドネシアに赴き、本土で終戦を迎えた。)

wikipedia

 
僅か10cmの芽がヒッオコリ
(2月23日 座禅草公園)
 
微かに香る蝋梅
(2月24日 奥庭)
 
連なるクリスマスローズ
(2月24日 前庭)
 
クリームのクリスマスローズ
(2月24日 前庭)



見つけたぞ!早春の花・蕗の薹だ!
2月15日(土) 奥庭の瀧下で早春の光に愉悦する美しいコロポックルが顔を見せたぞ!

小さな叫び声が光と風に織り成して流れ、仙人の皮膚を震わせ妙なる振動をもたらす。
一度目の振動は足の爪先からゆっくり昇りつめ、大腿部に達し優しく大腿直筋を愛撫する。
2度目の叫びは尾骨から仙骨を微かに震わせ、仙人の深奥部を早春の光で満たす。

深奥部は脊髄の末端で10本以上の馬毛神経となるバイオリンの弓を成し、仙骨を振動させ脊髄の源流へと早春の光を導く。
3度目の叫びが31対の脊髄神経から12対の脳神経へと駆け上り、仙人の感覚を喜悦で塗り潰す。
叫びを発する風を追って奥庭に出ると、瀧の上からボン・シルバーが瀧水を吐きながらハミング。
瀧の落ち口に眼をやるとクレソンに混じって、早春の緑の花が咲いているでは!
そうか、コロッポックルが早春の悦びを叫んでいたのか!