混沌仙人終焉の抄Ⅱ

2281ー2024年 霜月


《華麗なる紅の終焉!》 なんぞと陳腐なタイトルを発する紅葉をウオッチング!
 そんならいっその事、お前さんを吊り下げたらどうだい!

吊り下げてみたらタイトル変更を余儀なくされた。・・・《永劫の落下に嵌る腐敗臭を放つ白黴の躯》
なんちゃってそんな自虐メッセージには、否定しておくれとの願望が露骨みえみえだぜ!
真っ赤な薔薇を2つ簪にして《桃菜》が、華麗なる真紅のドレスを纏って登場。



憂いを帯びた黒い瞳が、虚空に焦点を当てたまま呟く。
《いいえ、仙人が逆さになって左手を掲げポーズしてるのはコペルニクス転回なんです。
主観こそが客観を可能にするとのカントの「純粋理性批判」なんぞを、
薄れゆく大脳皮質から懸命になって掘り出そうとしているんです。
可笑しいのは頭を下にし右手で大脳皮質あたりを叩いて、失われた思惟と大脳大地に埋没した知見が、
取り戻せるかもと足掻いているポーズそのものです。》 


 

ポテンシャル障壁のトンネルを抜け
宇宙は、膨張と云う落下を続け
エネルギーを増大させている》

10月のHPで呟いた膨張という落下
は仙人にとって
《華麗なる紅の終焉》として
心象スケッチされた。

その風景の治験を試ようとの
細やかな願いを為すため
仙人は華麗なる紅に飛び込んだのだ。
失われた大脳大地から
掘り出されたのは何とドーム。

そう山荘の奥庭に在る
中空に浮かんだ骨組みだけのドーム。
そうだった、「インフレーション理論の
提唱された1981年、
仙人37歳で邂逅した宇宙理論は
正に奥庭のドームだったのだ。

 
 
ちょっと寒くて動けん!
 透明な天幕を取り除いた
骨組みだけのドームからの発信を
時折キャッチ出来るような.

そうか、骨組みは
CMB(宇宙マイクロ波背景放射)






藁と籾殻が軽トラに乗って里から届けられた!
 
こいつに包んでおけば来春まで追熟して甘く保存出来るさと広瀬さんは語る

 



掘り出した芋は
そのまま日光浴に

洗って3日間干し保存した場合の実験

電気毛布を敷き詰め温度管理 
 
コンテナに入れた芋を新聞紙で包む
 
隙間に籾殻を詰める
 
更に藁でコンテナを覆う
   
紙、藁,籾の最後の保温は電気毛布だ!
 





筋斗雲から誕生!ひと飛びで10万8千里も走るぜ!
 高芝山が朝の深呼吸で雲海を吐き出すとポッカリ誕生!

ほらっ、人差し指が光を食べて僕にずんずん入って来る!
 すすき野原は僕の大好きな魔法のお風呂場なんだ!


雲海のシャーベットが僕の朝ごはんだよ!
 1月19日(火)
1℃ ドーム目の前の小倉山からニョッキリ生えた櫻君

雲海を左手で掴んではコップに詰め込んで、あれっ幾ら入れてもいっぱいにならないなと仙人に訴える。