227の2ー2024年 神無月
あれっ、誰だ!窓にHappy Birthdayなんて記したのは ! 10月8日 シリコンバレーからやってきたアップルの大物夫妻との会食 栗田陽介君の腕に嵌めたアップルウオッチは凄い! アップルウオッチと兄弟のスマホApple iPhone 14 Pro Maxの双方を駆使しその能力を示す。 山荘の部屋や畑のバックグラウンドに静かに流れる音を拾い、即座に曲名を示したり、畑や森で出逢う花々の名を教えてくれたり! ダイビングでは水深を知らせ、登山ではGPSで正確な標高を告げ、勿論正確な位置も示す。 まあ、そのくらいの機能はアップルウォッチでなくても、備えているウェラブル端末はあるのだが、 驚いたのはこの山荘居間の窓に映し出されたプロジェクションマッピングである。 |
Happy Birth Month in The Forest
畑の彼方此方に秋桜 |
狂い咲いた梨花 |
葡萄畑の紅薔薇・ガリレオ! |
会食を愉しむ居間に 《Happy Birthday 80》 と 黄金文字で マッピングされているではないか! 神無月が誕生日なのは仙人だ。 となるとこれは仙人への 祝福のメッセージなのか! 仙人の誕生月を、覚えている者は 限られている。誰の仕業? いったい、どうして プロジェクションマッピングを 可能するエネルギーを得たのか! もしやアップルコンピュータの 大物・栗田陽介君の 現在携わっている秘密裏の研究とは これだったのか! ここから陽介君と仙人の 論理的思考を司る 前頭葉の寡黙な会話が始まったのだ。 |
お洒落な唐笠茸 |
いや、なーに撮影者の カメラのレンズを見つめていたら レンズに 黄金の光が観えたので 気になってアップルウォッチを観たら その光を解読してスマホが 《Happy Birthday 80》 と 示してくれただけのことですよ。 問題はその光を プロジェクションマッピング可能 にするエネルギーを 何処から如何に調達するかで、 あーでもない、こーでもないと 試行錯誤してる最中なんです。 で現在アップルでは 宇宙を飛び交う宇宙線から エネルギーを取り出せないかと 秘密裏に研究中。 上手くいけばスマホだけでなく 総ての機器へのエネルギー供給が 可能になるかも! |
唐笠茸の下に熊催涙ガス銃がスッポリ! |
前庭の狂い咲き松葉菊 |
青紫の擬紫油占地 |
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プロジェクションマッピングが観えない! |
このマッピングはさしあたり 居間の微弱な光を捉えての実験1で、 ほぼ実現可能になりつつあり。 実験2では1次宇宙線の 主成分である荷電粒子・陽子を捉えて エネルギー変換を行う予定。 実験3では地上に到達する 2次宇宙線で電子の200倍も重い μ粒子からのエネルギーの取り出し を計画しているんだ。 実験2は大気圏突入前の宇宙線 つまり1次宇宙線でないと出来ない。 宇宙線は大気中の空気核と 陽子が空気シャワーと呼ばれる 相互作用を生じて 殆どエネルギーの低いμ粒子に なってしまう。 |
従って実験2は人工衛星でしか出来ず そこで得られたエネルギーを 地上に送って初めて 使用可能なエネルギーとなる。 実際その前段階(仙人推測)として 宇宙で太陽光発電したエネルギーを 地上にワイヤレスで送る 宇宙太陽光発電計画(Space-based solar power 略称SBSP)は 着々と進行中。 うーん、そこまで見据えての プロジェクションマッピングであったのか! やはりアップルコンピュータの大物 陽介君ならではのアイディア! 太陽から地球はエネルギーを得ている。 それなら他の無数の星々からも エネルギーを取り出せるに違いない。 問題はその技術にあるのだ。 |
そうか未だ実験段階で一瞬しか映せないのか! |
皆さん突如として老いてしまった 途中、一年前に木の幹に付けられたばかりだった派手なクマの爪痕に再会。 最後の登りのところまできて村上さんが降りる時に不安とのことで一人引き返す。 「広江さんがここまでちゃんとついてくるので感心した」と隊長は言うけれど、 むしろ隊長と村上さんの体調が気になってちょっと複雑な気分。 12:30ごろに山頂から降り始める。 山荘に帰っていつものように豪華な食事。 しかし松井さんと岡林さんは来られないとの連絡が入る。 詳細不明で心配するが、あのタフなお二人にも容赦無く時の経過は影響を与えていることを改めて思い知らされる。 最後に会ったのはもう四半世紀以上も前のことか。 聞くところによると細田さんも不調を抱えているようだし、しばらく(と言うには長すぎるが)会うことがなかったので、 記憶の中にある活力あふれる元気な姿から皆さん突如として老いてしまったかのような、 まるで浦島太郎の気分のような錯覚に襲われてちょっと悲しい。 夜はまだ時差ぼけの残る私は早めに寝るが、女子会は遅くまで続いていた模様。 翌朝、広江さんは寝返りを打つたびに部屋の明かりが勝手について全然寝られなかったとご不満のようであったが、 しかし明かりの下でも平気で寝ていたこともあったのを知っている。 二日目の朝の大仕事は大きな石を動かすこと。 最初は全く無理かと思われたものの、色々工夫して協力してなんとか完遂。 玄関前に石を運び、体裁を整えてから全員で小倉山へ向かう。 |
Happy Birth Month in The Forest
里芋の煮っ転がし! |
大根椎茸の美味いこと! |
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3人の女性シェフによる 山荘野菜を使った料理に舌鼓をうち 山荘産ビアを傾け話は弾む。 仙人の脳味噌は女性軍の話を聞き流し 勝手に陽介君の前頭葉と会話続行。 実験2は1次宇宙線の荷電粒子・陽子 実験3では2次宇宙線μ粒子から エネルギーを取り出すのだけれど ミューオン、ニュートリノ、 電子となったμ粒子の エネルギーは陽子より小さくなり、充分に 取り出すのは実験2より 更に困難になる。 |
ヤッホー!美味そう! |
昼は太陽からの宇宙線も 含まれるので、 エネルギーは容易に取り出せる。 夜は無数の星々からの宇宙線に 晒され前頭葉は、 これらの微かなエネルギーを求め 収斂の術を追う。 超長旅で エネルギーを失いやせ衰えた 夜の宇宙線をキャッチし 収束し再び 母なる生命を甦みがえさせる。 遥かに遠い星々の再生。 |
広江さんサラダ! |
広江さんのオリーブオイルで! |
否応なく刻々と容赦無く近づいて しかし途中で先頭を足早に歩いていた冨美代さんが転倒、両手が塞がっていたこともあり額を打って派手に流血。 タクシーを呼んで村上さんと共に先に帰ることに。 うちの母が最近何かに躓いたりよろけたりすることが時々あって気になっていたこともあり、 なおさら他人事ではなく心配だし不安が頭をよぎる。 残りの3人は小倉山へ。 ちょうど12時の時報が鳴ると共に山頂の展望台へ到着。 山荘に帰還後、冨美代さん、村上さんと共に車で塩山駅へ送ってもらい、特急で帰京。 いつものごとく慌ただしく濃密な塩山滞在でした。 今回の帰国に合わせるかのようなタイミングで義母が救急車で搬送入院、そして義実家では延命治療の可否について 話し合われたということがあったり、また自分自身の親の老いや今後についても否応なく考えさせられる中、 実家の片付けをしながら出てきた30年以上前の登山計画書や報告書を眺めながら、あの頃は自分からヒマラヤに向かうことで 死の可能性について向き合うことになったけれど、今では向こうの方から否応なく刻々と容赦無く近づいてきている ということ、いや、それは生まれた瞬間から常にそうだったわけだけど、理屈では分かっていても 自分にも仲間や家族にもまだまだ未来は続くと 感じられていたあの頃のことを思いつつ、自分はこれまでの時間を十分に生かしてきたのか、 これからの時間をどう使うべきかと考える日々であります。 |
大岩設置!光の誕生!やや80年前の仙人が大岩から生まれた! この光が地球に与えるエネルギーは実験2を行う 大気圏外の軌道上で1.37kw/m2,もあり 実験3を行う地上でも1kw/m2もあって地球上の生命は この光と水と大地から産み出された。 木々を燃やし初めて《火》というエネルギーを得、 水や石炭、石油などから電力を獲得し 核燃料となるウラン、プルトニウムの核分裂、 水素の核融合で原子力を見つけ 無尽蔵な最後のエネルギーを求めて 宇宙の彼方に熱い想いを、人類は抱き始めた。 実験2,実験3でアップルの大物の前頭葉は シリコンバレーで如何なる動きを みせるのかワクワク、ドキドキしてるのは 仙人だけではない! |
さて母なる光は何処で生み出されるのか。 ビッグバンによって産み出された水素は、 原子核に1個の陽子を持つ元素のトップバッター。 水素に満たされた太陽は、 その強力な重力によって水素を核融合させ 先ずは電磁波であるガンマー線(γ線)を産み出す。 γ線は太陽内部でエネルギーを失いつつ 太陽表面に達し周波数を小さくし可視光線、赤外線、紫外線 となって宇宙へ飛び出す。光の誕生である。 |
時空回廊を走り抜け80歳の仙人との邂逅! |
山荘体験記 仙人山登山隊アップル支部隊員・広江 何年振りの山荘訪問だろうか?随分昔のことだ。今回は私なりに日々鍛えているので山登りはなんとかなりそうだ。 |
Happy Birth Month in The Forest
池の岸に乗り上げ、なんだって!アップルコンピュータから大物が来たんだって! |
どれ一目みようか! |
美しい手じゃの! |
しかし如何せん宇宙線のエネルギーは 余りにも小さすぎて実用化には まだまだ多くの困難が立ちはだかる。 そこに飛び込んできた 2021年5月27日のビッグニュース! 大阪公立大学研究チームが、 244エクサ電子ボルトという高い エネルギーの宇宙線を検出し アマテラス粒子 と名付けたと云うのだ。 |
この超高エネルギー宇宙線は 1991年最初に検出された 320エクサ電子ボルトの オーマイゴッド粒子についで 2番目に大きなエネルギーを持つ。 因みにこの陽子から構成される 宇宙線の陽子(亜原子粒子)1つの エネルギーは、 時速約84 km/hで投げられた 野球ボールの持つ 運動エネルギーと同じと計算してる。 この陽子が1gもあれば地球は ぶっ飛んでしまうとか! |
俺こそが大物だ! |
おいらもウェラブル欲しい! |
一生に一度の経験 冨美代さんと村上さんが自宅から持ち込んでくれた数々の手料理が並ぶ。 冨美代さんの豚肉の特製タレ仕込みのグリルが最高に美味しい。 村上さんのお袋の味的な大根&椎茸と豚肉の煮物、エビのサラダ、チキン手羽焼き、 サーモンとキノコの蒸し焼き、それに里いもと鶏肉の煮物。どれも疲れた身体に染み渡る美味しさであった。 作ってもらうありがたさに感謝。 山荘のプチトマト、リーフレタスや春菊や大根の葉などの葉っぱ類がこれまた彩を添えて豪華なご馳走であった。 ご馳走と自家製ビールで話は盛り上がる。男性陣は日課と時差ボケで早々にリタイヤ。女子会は9時ごろまで続いた。 次の日は6時起床とのこと、タイマーをセット。しかし6時というのは6時には活動開始の時間であったのをすっかり忘れていた。 早々に陽介さんと協力して素早く準備。アメリカで優雅な生活を送っていると日々のディシプリン(discipline)は皆無である。 たまにはこういう規律のある生活をするのは刺激的だ。お天気は雨模様。 それでもせっかく塩山まで来たのだから体を動かしたい。 焼き立て人参パンと昨日の残りでかなり豪華な朝食をとりながら、テレビで紹介するお天気と睨めっこ。 日本のテレビではありがたいことに服装の提案もある。 しかし、まさか雨の中で100kgくらいありそうな大きな岩を運ばされるとは誰が予想したことか。 うんともすんともいわない岩を一輪車に乗せて運びたいらしい。 一輪車が壊れそうだったがなんとかシニア4人で玄関まで運べたときは不思議な達成感を味わった。 普通の人はやらないだろうし、一生に一度の経験だろう。 |
アップルコンピュータの大物夫妻来たる 4人が乗る筈の 新宿発7時30分梓3号には2人だけ! |
宇宙線は宇宙空間を通過する際に 超長旅でエネルギーを失いやせ衰え、 最大1億6000万光年の距離を移動すると計測不可となる(GZK cutoff)。 ところがこのオーマイゴッド粒子、アマテラス粒子は、 このGZK限界を超えて尚、エネルギーを失わず、超高エネルギー宇宙線で在り続け、 地球に到達したのである。 この超高エネルギー宇宙線の発生源は、我々の銀河系の隣のおとめ座超銀河団の中にあり、 そこは物質の存在しない宇宙ローカルボイド(辺境の吹き抜け:仙人直訳)だという。 正体不明な暗黒物質の崩壊で発生した超高エネルギー宇宙線なら、 GZK限界を超えられるのか、それとも未知の天文現象なのか、 はたまた単なる銀河の磁場によって宇宙線の進路が曲げられたのか? |
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仙人山のてっぺんでお揃いのバンダナを首に巻いて微笑む夫妻 観たか!この額の大きさ美しさ!これこそがアップルコンピュータの大物たる器 |
これらの超高エネルギー宇宙線が捉えられれば、実験2どころか実験3も可能になる。 となるとアップルウオッチと兄弟のスマホApple iPhone 14→20 Pro Maxの 双方で充分なエネルギーを操作し、実験結果は世界に遍く浸透していく。 人類は初めて地球や太陽の小さなエネルギーを 乗り越え宇宙空間から直接に無限エネルギーを得ることとなる。 これはとんでもない人類最大のエポックメーキングとなるだろう。 そう、宇宙旅行が可能になるのだ。太陽光発電は太陽系外では得られず、 原子炉を積んでの宇宙船もやがて燃料を失う。 だが宇宙空間に飛び交う無数の宇宙線から、エネルギーを調達出来れば 宇宙船は無限の飛行が可能となる。 嘗て陽介君は宇宙飛行士のテストに挑み1次試験に合格し、 その後、飛行士候補生と共に合宿し宇宙飛行士の毛利衛さんの 面接も受けたのだ。 (1999年度JAXA宇宙飛行士選抜試験1次合格) |
帰路は全員にグリーン車を 奮発してくれた栗田陽介君! |
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Happy Birth Month in The Forest
ソーセージじゃない土木通! |
鷹の爪の赤い秋 |
ドームテラスの百匁柿 |
ピオーネが届けてくれた秋! |
アップルで実験1,2を追い続けるのは、 夢の続きを追い続けることとなる。 だが、このオーマイゴッド粒子、 アマテラス粒子を捉えるのは 至難の業で、現在は夢のまた夢。 《アメリカ・ユタ州の砂漠地帯に 滋賀県の琵琶湖とほぼ同じ広さの 700平方キロメートルの範囲に 507台の検出装置を設置し、 15年前(2008年)から 地上に降り注ぐ宇宙線の観測を続け 今回アマテラス粒子を捉えた・・・・》 507台の検出装置と15年を掛け、 アマテラス粒子は やっと捉えられたのである。 如何に困難であろうと 挑もうと想い続ける限り、 夢は生きる力を掻き立ててくれる。 そうやって陽介君とも仙人は ヒマラヤで、ザイルを 組んできたのかと ニコニコしながら噂している 山荘壁画の祈る女達、 豊穣の稔りに光る果実たち。 |
中畑下の葡萄・巨峰 |
前庭の花水木紅葉 |
瀧下の梅擬の紅玉 |
事前の料理打合せの際、冨美代さんは疲れがたまり不調と伺ったので、 |
Happy Birth Month in The Forest
1500kmを旅する浅葱斑が秋桜を咥えてHappy Birth Day! まさか!咥えて来はしないが、こうして羽搏いて祝福してるのさ! 陽子・中性子が夫々235個もギッシリ詰まったウラン235は 多すぎる中性子を放出し核分裂の連鎖反応を生じ大量のエネルギーを発生させ、 大量殺戮兵器である原子爆弾を産み出すと共に、原子力発電を可能にした。 |
林檎畑に来た浅葱斑! |
どれどれと仙人に飛びつく背筋露虫! |
林檎畑には褄黒豹紋も! |
糞を喰う雪隠金亀子も来たぜ! |
陽介君の陽は核分裂を生じるウランの 陽子の陽なのか それとも太陽の核融合から 産み出される母なる太陽光の陽から 名付けられたのか! 山荘の生き物たちの喧々諤々たる 喧しい論争は続く。 |
水の溜った陶器には蛙も! |
蟷螂なんぞ仙人の手袋に乗って! |
出た!山毛欅枯の犯人・カシノナガ木喰虫! |
蟻に喰われる夏の終わり! |
ここから先に降りてます! 陽介さん夫妻はクマよけのスプレーを携帯させられている。こんな雨の日の熊はどうしているのだろう。 久しぶりの登山にいきなり仙人山は、広江さんにはきつくないかとの思いは杞憂だったようだ。 楽しそうに歩く広江さんはお喋りも楽しんでいる余裕。 途中で足元に栗の毬が落ちていると、踏んづけて実を確かめる。意外にも虫食いも無い綺麗な栗が飛び出すものもある。 そうなると嬉しくて、次々毬を踏んでみたくなる。小粒だがいくつかの栗を拾って、ポケットに収めながら登る。 山路には随分栗が多いことが分かる。大方は動物の餌になっているようだが、我々もおこぼれに与かった訳だ。 仙人の歩みがゆっくりなので、道草をしながらでも置いて行かれずに済んでいる。時々雨粒がぱらつくが、気になるほどではない。 稜線への手前で笛を吹いて、熊への警戒をする。ところが私の持ってきた笛は全然鳴らない。 どこかが欠けているらしく、いくら吹いてもヒュッという空気が抜けるような情けない音しか出ないので、鳴らすのを諦めた。 急登の途中に、去年陽介さんと登った時に真新しい熊の爪痕が刻まれた幹があったが、 1年後の傷痕は黒々と歳月の跡を記していた。 帰ってから陽介さんが去年と今年の2枚の写真を比べて見せてくれたが、違いがよく分かった。 森の中の生命の営みはゆるぎない。 竹森山へ到着。広江さんも全然疲れを見せず、確かな足取りで仙人山へと向かう。 聞けば広江さんはサンノゼでは近所の山を上り下りしているそうだ。道理でこの急斜面も苦にする様子も無く登っている訳だ。 私もこのまま仙人山の山頂まで行く積りで登り続けたが、この先は結構な急登が続く。 濡れた足元は下山時は滑りやすい。 さっきから軽いけれど目まい感が気になってきている。力強く歩く広江さんの後ろ姿を見ながら、 下山時の不安定な自分の姿が浮かぶ。 今は無理をしないほうがいい、そう感じて、大きな声で「ここから先に降りてます!」と先頭に向かって叫ぶ。 |
Happy Birth Month in The Forest
えっ、何だって100kg以上もの大岩が森からの80歳の贈物だって! 夜中、ドッスン!地響きをたてて山荘の森を震わせ、驚いた寝惚けまなこの仙人をベッドから落した振動は、こいつだったのか! 翌朝ドッスンの犯人を逮捕しようと前庭から、駐車場を通って北の森をウオッチングしたら、こいつが森道に鎮座ましましているではないか! こいつ大岩のくせに何かぶつぶつ呟いているぜ! 《森の奴がよ、全一致でお前が80仙人の贈物として決まったとぬかしゃがる。こんなもん仙人が歓ぶとでも思っているんか! こりゃ、どっからどう見たって、おいらはシーシュポスの岩だとバレバレだぜ!》 《2019年5月のHP》 シーシュポスは死の概念そのものであり、死の神でもあったタナトスを騙くらかし、 手錠の使い方を教えてくれとタナトスに実演させ、そのままシーシュポスの家に閉じ込めた。 ゼウスの命に背き、死そのものであるタナトスからの逃走を図ったシーシュポス。 動きの停止した歓喜は、ゼウス命からの逃走によって果たして刻むことが出来るのか! |
山荘へ来るのは無理という 「どこか調子悪いのか?」と心配そうな声が掛かるが、 「調子は悪くないけど、下山が心配なので、ゆっくり下ります」と答えて向きを変える。 何度か登っている仙人山だから、道に迷う心配はないのだが、 こんな雨の日に一人で下山していると、見知らぬ山のようでふと心細くなる。 笛は鳴らないので、時々気まぐれに歌ってみたり、ストックで木の幹をたたいて音を出したり、 熊さんに注意を促しながら、暗い森の中を、滑らないよう躓かないよう、細心の注意を払いながら歩く。 みなと歩くときには感じなかった緊張感で全身を強張らせながら、いつもより長く感じる山道を辿る。 途中で皆が追いついてくるかなと思ったが、 さすがにそこまで遅い歩みではなかったようで、一足先に山荘に帰り着いた。 食事の準備をしている冨美代さんと、一休みしながらお喋りも。 3人が下山してきたころより雨が本降りになってきたが、無事に仙人山登山が出来て良かった。 ナンガパルパットの映像を鑑賞し始めたところに、 岡林さんから連絡が入り、これから松井先生と合流して山荘へ向かうとのこと。 4時ころには到着らしい。人数が増えたものの、食事の方は何とかなりそうなので、準備を進める。 4時近くなり、食卓に大皿はじめ料理を用意し始めたころに、再び岡林さんからの連絡が入る。 それによると、松井先生と会うことが出来ず、携帯もメールも通じない状態、 おまけに岡林さんは具合が良くないので自宅に戻り奥さんが松井先生迎えに行ったらしい。 結局、山荘へ来るのは無理ということで、状況もよく分からず、我々も皆心配になるが、仕方がない。 |
こんなもんどうすんの? |
さては森の奴シリコンバレーからの 陽介君のメールを盗み読んだな! 《栗田です。 ご無沙汰しております。 10月に日本に行きます。 唐突な上に勝手な都合で申し訳ないのですが、 10月8日(火)〜10日(木)なら 広江さんと共に時間あります。 ご都合はいかがでしょうか。栗田 》 |
この辺に落すか! |
そりゃ100kgを優に超える 唯でかくて重いだけの 大岩を仙人一人で運んだり オブジェに仕上げたり なんてとても出来るわけない。 だが陽介君が10月に来るとなると 充分に移動できる。 こんな素晴らしい贈物はないと いうことになるのさ。 |
さあ、これが最後の小倉山! (ふん、ふん、何をやってんだか!) |
ふん、ふん、ふんと 聴いてやってはみたが、 もしやこれって あんたは、あのアップル新兵器の 双方を駆使しての陽介君の 贈物じゃないのか? いやー、未だそこまでは 出来ないが、やがてはね! まっ、今回は人力で届けてやって! |
人は老いてゆくのだ 映像に映っているスビダーニエのメンバーは、皆若く活き活きと登山活動をしているが、 今や彼らも70代に入り高齢者の仲間入りだ。 若き青年だった栗田陽介氏が聴けば59歳だとのこと。 何だか、信じられないような気持ちだが、現実は厳しく、人は老いてゆくのだということを目の当たりにする。 まさしく光陰矢の如しの心境だ。結局5人での晩餐会となるが、 食卓には肉のローストはじめ、山荘畑の美味しそうな野菜も含めご馳走が並んだ。 <本日のメニュー> 大皿:漬け込んだ豚肉を網焼きに、畑のレタスをたっぷり添えて大皿:鶏手羽先の焼いたもの、畑の青菜の上に並ぶ。 山荘玉葱のローストサラダ(広江さん特製)豚の角煮大根と、干椎茸との煮込み鶏肉と里芋の煮物生鮭と茸のホイル焼き エビと、ブロッコリーのサラダ胡瓜の酢漬け大根葉の塩もみその他、 野菜デザート:熟し柿氷入り山荘ビールと共に美味しい晩餐となりました。 思い出してみると、いつものようにはこれといったテーマに沿った話はなかったような気がするが、 女性3人は切りもなく話に花が咲き、男性陣はさっさと寝てしまった。 広江さんも夢二が好きということで、冨美代さんの語ってくださる、夢二関連の話に興味津々で耳を傾ける。 また冨美代さんの立場での複雑な人間関係や、 いろいろ大変な仕事も含め、とても真似ができることではないと感心しながら聞き入った。 彦乃やお母さまとの繋がりも強い絆を感じられ、使命を果たされているのだなと思う。 冨美代さんの関りで、夢二関連の資料などにも大きな飛躍があったとのこと、 歴史の一端に携わるお仕事されていることに、改めて敬意を表したい。 |
Happy Birth Month in The Forest
これぞ仙人草だぜ! |
林檎畑を覆う黄花秋桜 |
イオテラスの白百日紅 |
まさか人工芝は生きてないぜ! 幾ら水を撒いても 肥料をやっても光を当てたって、 植物が芽を出し グングン育つだなんて フェイクもいいとこ、騙されないぜ。 シリコンバレーからのそよ風が囁く。 《相変わらず仙人の大脳皮質は マルコメ味噌だわね! この世のスープは味噌汁だけでは ないのよ。 あんたはちっともあの偉大なる アップルウオッチと兄弟の スマホApple iPhone 14 Pro Maxの 能力を信じて無いのね》 |
人工芝からラ・フランスが生えた! |
そうか、考えてみれば 室内の電灯の光を収束させて 居間の窓に突然 《Happy Birthday 80》 と 黄金文字でマッピングしたり。 更には宇宙線のエネルギーを 捉えようと企んでいる アップルウオッチと兄弟の スマホApple iPhone 14 Pro Maxが あれば人工芝の死から ラ・フランス梨の木の生を 産み出すなんて お茶の子さいさいなのか!! |
褄黒豹紋の雄と黄秋桜 |
必死で運ぶが汗が噴き出す 翌朝のパンの焼き上がりが6時20分とのこと、 あまり夜更かししている訳にもいかず、それでも気がついたら9時を過ぎ、 まだまだ話は尽きないものの我々も寝ることにした雨がかなり激しく降る夜であった。 10月9日 朝は予定通り6時には起床して、キッチンへと向かう。 皆で手分けして、朝の食卓が整う。焼き立てのパン、なみなみと注がれた牛乳、 昨夜の残り物も彩りよく並べ替えられ、レタスにくるんで焼き立て肉を食べると実に美味しい。 山荘の土に育まれた野菜たちの美味しさが際立つ、何と贅沢な朝食だろう。 雨は相変わらず降り続け、外は真っ白な霧に包まれ視界を覆う。 だんだんに霧が晴れると、少しづつ広がる景色はむしろ幻想的で雄大に感じられる。 昼過ぎまでは雨との予報なので、本日はのんびり過ごすことになるのかと思いきや、 朝食が済むと早速仙人より指令が出る。 陽介さん夫妻が雨の中、長靴にゴアの雨具という完全武装で作業に従事するらしい。 石を運ぶとのこと。私たちは朝食の後片付けに精を出し、結構強い雨脚を見ながら、外仕事は免れたとホッとしていた。 でも、平穏な時間は長続きしない。 突然キッチンの扉が開き「村上さん!ちょっとだけ手伝って!」お呼びが掛かった。 長靴は見当たらないので、ゴアの雨具だけ羽織り、雨の中へ出陣。 駐車場の奥の道に、猫車に積まれた大きな岩が待っていた。 苦戦の跡が見て取れ、猫車の台車も変形している始末。私が一人加わったところで、そんな簡単に動くはずもない。 陽介さんが車輪の前を掘って、道筋を作っているがどうなるやら。 ロープも登場して、一輪車から石が転がり落ちないように、細心の注意でバランスを取り、恐る恐る移動させる。 必死で運ぶが汗が噴き出す。 |
Happy Birth Month in The Forest
80歳だぜ!スゲーことになっちまった! あれっこの子、悠樹、櫻どっち! おいおい、まさかこの画像もあのアップルウオッチと兄弟のスマホApple iPhone 14 Pro Maxの為せる業か! 2024年10月29日で44歳になった悠樹が、山荘で2024年夏に収穫した《とんもころし》を食べ乍ら 1984年・髭の40歳になった仙人にハッピィバスダダ!なんて言ってるわけないだろ! おい、右手の人差し指に着けてる黄金のオパールは山荘のとんもころしだな! うーん、そんな洒落たオパールが1984年にあったかな? だいたいどう見たってその可愛らしいぼうや、44歳には観えないな! まーいいか、序に悠樹の29日の44歳誕生日も一緒にして、誕生日おめでとう! |
傷口を抑えているハンカチが血に染まって 以前も、陽介さんと一緒に大きな石を必死に運んだことを思い出しながら、 仙人にとってはこの上ない助っ人の登場なのだろうと察する。 石を見つけると次々とアイディアが浮かぶのであろうか、この石はどのように使われるのだろう。 ともかくも、玄関前まで運搬完了。 落とすことなく運ぶことが出来て、やっと一息。本降りの雨の中でも、大仕事が完了した。 山荘周辺の天気は10時ころには雨が上がるとのことで、全員で小倉山を目指すことに。 皆それぞれのスタイルで、陽介さん広江さんは傘をストック代わりに、冨美代さんは傘を差し ストックも持ち手提げの中には飲み物も、私はスマホとストックをといった具合だ。 歩き出すと同時に雨はほぼ上がり、思いがけず散歩日和になった。 桃畑の手入れをしている農家の人に挨拶したり、5人で隊列を作って散歩もどきに農道を闊歩する。 村の人たちから見れば、雨の日に何を好んで山へ向かうのかと、訝しく思われても不思議ない行動だ。 まだ空は雲に覆われているので、太陽に照り付けられることもなく、歩くのにはちょうど良いくらいだ。 事件は突然起こった。 先頭に進み出てどんどん歩いていた冨美代さんが、突然前のめりに転倒した。 立ち上がれないようで倒れた姿勢のまま動かない。 何が起こったのか分からず、驚きと心配で自分の足も動かない。 仙人と陽介さんが直ぐ駆け寄って、様子を確かめている。 倒れた時に顔面を打ったようで、額から出血している。 意識はしっかりしているので、安心したが、傷口を抑えているハンカチが血に染まって ぐっしょりしているのに気づき、ただ事ではないとドキドキする。 片手に傘を差し、もう片方の手にストックを2本持っていたので、手が使えず、 顔面から倒れ込んでしまったようだ。 救急車を要請するほどではないとの判断で、タクシーを呼んで山荘へ戻るということに。 |
乗り出す悠樹!贈物は何だ! |
なーんだ時計か!悠樹は興味なし |
「髭を生やさない男はみんなオカマだ!」 我々の登山隊に同行する 連絡将校の中尉は、 侮蔑を含んだ口ぶりでそう宣う。 どうもイスラム教の教えと 何処で繋がるのか、 理解できないが、それとは別に、 遠征登山中は髭を剃る なんて面倒くさいことはやらない。 (AP通信によりますと、 アフガン南部のヘルマンド州で、 タリバンの暫定政権の地元当局が 理髪店に対し、 イスラム法に基づく通達だと 男性のひげをそったり、整えたりすることを 禁止する通達を出したということです。) 日テレ2021年9月28日 14:35 |
生えてきて段々長くなると この髭の長さが遠征登山中の 長さを計ってくれる時計だと気付く。 そんなら何処まで伸びるかと 伸ばしてみたが、 唇を越えると食事に差し支える。 唇の上だけ簡単に鋏でジョキじょき! ふむ、こうしてみると 髭は確かにヒマラヤの時を 刻んでいるなと独り言ち、 そのまま日本にまで持ち帰ることと。 そんでもって雪焼の黒い顔と 黒い髭がビアグラスを 掲げて《ただいま!》と乾杯! |
ワイン1本、ビア3本!そんなに呑んだか! |
遠征中に生えた髭に乾杯! |
若かりし仙人の誕生日には、絵を描いてはビール瓶に貼り付けて 子供たちは特製ビールで祝ってくれた! どうも今は通過儀礼が発動され、オヤジの存在そのものは消去されてしまったらしい。 めでたしめでたし! これで仙人は、最後のイニシエーションを嬉々として迎えることが出来るぜ! |
髭よさらば!断髭式で剃ったらつるんとした生ちょろい顔に! いいかい、これ、ビッグバンが宇宙を生み出す瞬間だ・・・仙人の宇宙論を語る このビアグラスにはグラスを滅茶苦茶に破壊するエネルギーを持ってはいない。 しかしこの位置に存在することによって位置が決定する、最大のポテンシャルエネルギー(位置)を持っているが観えない。 テーブルをどかし手を離すと当然ながら床に落ちる。 落ちるに連れて位置エネルギーは減少し、減少した分運動エネルギーは増加し、床が硬く運動エネルギーを吸収しなければ ビアグラスは観えないポテンシャルエネルギーの変換によって砕け散る。 無からエネルギーが産み出されたビッグバンの瞬間は、ビアグラスを素粒子の仲間である電子や 陽子、中性子を構成するクオークに置き換えれば観えてくる。 |
ドナルドダックの42歳 ! |
白兎の46歳! |
粒子であると同時に波動でもある素粒子は、 無である状況下にあっても量子力学では揺らいでいる。 この揺らぎがグラスを 手から離す瞬間に比喩出来るのでは! ポテンシャル障壁と呼ばれるグラスを掴む手があり、 観えない無に閉じ込められた素粒子は揺らぎ続ける。 1cm3の手が掴んだ空間で揺らぎ、 波動を繰り返し約1000億回に1度の割合で 電子は、ポテンシャル障壁の反対側に現れる。 そうなると電子のポテンシャルエネルギーは 運動エネルギーに変換され、火の玉となって 宇宙空間が産み出されるんだよ。 |
宇宙空間が先に在ってビッグバンが 生じたのではなく、ビッグバンが無から 空間そのものを、星々を創り出したんだ。 ポテンシャル障壁のトンネルを抜け宇宙は、 膨張と云う落下を続けエネルギーを増大させている。 このグラスは僅か1,2m落下すれば、 床に阻まれ砕け散って静止し、運動エネルギーはゼロになってしまう。 しかし床も無く落下し続ける宇宙は 運動エネルギーを増大させつつ、ゼロであった自らを 137.99 (± 0.21) 億光年まで肥大化させ 尚且つ真空のエネルギーを無尽蔵に放ち、 《さあ、おいでこのエネルギーで何処までも翔んでおいで!》 と知的生命に囁く。 |
マッドハッターの47歳! |
ハートの女王の48歳! |
スキー鳥の49歳! |
ドラゴンの50歳! |
ちびまる子の51歳! |
E=mC2はmの質量が30万×30万、つまり900万倍 になってエネルギーに変換されりことを表している。 これをm=E/C2とすると物質はEと云うエネルギーから 産み出されることを告げる。 つまりビッグバンによって放たれた熱量は星々を産卵するのだ。 膨大なエネルギーを放つ無数の素粒子が 飛び交う宇宙空間から、エネルギーを回収して 知的生命体は初めて、 恒星間宇宙飛行を可能にし産卵された星々を訪ね、 母との邂逅をプログラミングするのだ。。 |
東京大学名誉教授、「インフレーション理論」提唱者の 佐藤勝彦はこう語る。 きわめて小さかった初期の宇宙は、 エネルギー的にも真空のエネルギーは あったものの、ほとんどゼロでした。 ところが、インフレーションが終わった直後の宇宙は、 相転移によって真空のエネルギーが 熱エネルギーに変わり、火の玉になっている状態です。 熱エネルギーがあるということは、 膨大な量の素粒子が生まれて、ものすごく高速で 動いているということでもあります。 |
龍の子の52歳! |
中年オヤジの53歳! |
ゴリラになった54歳! |
美しい老後、楽しい老後・・は嘘だ やっと立ち上がれた冨美代さんを、傍らの石垣に座らせ、仙人たちは座禅草入り口でタクシーを待つという。 私は負傷した冨美代さんに付き添い、一緒に山荘へ戻る。 不安そうな広江さんも、みんなで山荘に戻った方がいいのではと気遣う。 暫く座って冨美代さんも落ち着いてきた様子。 隊長と陽介さんが戻って来て、タクシーがこちらの道を回ってくれるか分からないので、 座禅草公園入口まで二人が冨美代さんを支えて歩かせた。 広江さんが心配そうに待っていてくれたが、まだタクシーは来ない。 ようやくやってきたタクシーで私たちは山荘へ、仙人と栗田夫妻は小倉山へ。 戻ってから冨美代さんの傷の手当。 流水で洗っても傷口に黒い汚れが入り込んでいて、病院に行かなくても良いか気になる。 大きな絆創膏を額に張って、痛々しい姿の冨美代さんだが、 骨折やもっと大きな怪我でなかったのが不幸中の幸いかもしれない。 最早後期高齢者の我々は、いつ何が起こっても不思議の無い年齢だと自覚しているつもりでも、 現実に何かが起これば、こんな筈ではと驚き慌ててしまう。 ちょっとしたことで転んでも、 若い時ならすりむく程度で済むところが、体の反応がついていかなくなっているので、 簡単に大きな怪我や骨折に繋がってしまうのだ。 日々、老化しつつある自分の体を実感させられることばかりだ。 歳をとるという経験は誰にとっても、それは初めての体験であり、正直簡単に受け入れがたいことの方が多いのだ。 美しい老後、楽しい老後などというキャッチフレーズは嘘だ。 それでも、ますます衰えていくであろう自分の肉体と精神を、ある意味 面白がって付き合っていくしかないと思う。 |
ライオンの39歳! |
髭の40歳! |
また会える日が来るまで 死が或る日私という存在を無に帰すときまで、その瞬間を自分がどう迎えるのか (できることならちゃんとさよならを言って、この世界から消えていきたいものだが…)それは誰にもわからないから、 残された時間を精一杯生きたいと思うのだろう。 そんな思いもいつの間にか溶けて消えてしまうのかもしれない。 それもまた良しとして、もう暫くは生きてみるかと、勝手に思っている。 仙人も間もなく80歳の誕生日を迎えるという。何だか信じられないけれど、 それこそ本物の仙人に近づきつつあるのかな、などと思っている。 生きるということの本質について、もう少しじっくりと考え、答えを出してみたい気もするが、 多分どんな答えも、一瞬先には違ったものになってしまうような気がする。 無事に小倉山登山を終えた3人が帰還。 天気が悪かったにもかかわらず、2つの山を登ることが出来、陽介さんも広江さんも良かったですね。 帰路は陽介さんの配慮で、かいじのグリーン車という贅沢を味わいました。 初めてのかいじグリーン車、さすがに乗り心地よく、もっと乗っていたいくらいでしたが、あっという間に立川に到着、 私は一人先に降りて、3人を見送りました。 また会える日が来るまで、みんな元気でいられますように! |
どうだ!これがアップルコンピュータのプロジェクションマッピングじゃ! シリコンバレーからの秘密裏開発兵器・3次元半導体ホログラムはこれだったのか! |
朋有り、遠方より来たる、亦た楽しからずや 西蔵未踏無名峰遠征隊員・冨美代 10月8・9日、アメリカから遠路はるばる山梨の山荘を訪れた栗田陽介・広江夫妻に村上さんが加わって、 |
白い混沌が次々と時間を呑み込み! |
空間を呑み込み! |
白い混沌に帰す! |
4人をランドベンチャーに押し込み 塩山駅に送り、 山荘に戻ると龍の舌の如き雲海が、 静止しているかの、 眼に観えぬ動きで時間と空間の 造形物をジワリ、 じわり呑み込んでいく。 観ていても動かないのに、 一瞬眼を離した刹那に 確かに次々と 呑み込まれているのだ。 |
呑み込まれた山稜は認識から消える! |
あの白い混沌に呑み込まれ、 認識を失うと 大脳皮質も白い混沌に溺死し、 解体され、霧となる。 知覚、随意運動を失い、 思考は断たれ、記憶は白濁し 実在は為す術無く消失する。 もうすぐ山荘も 呑み込まれてしまう。 さらば山荘、さらば仙人。 |
時間と空間に束縛された逃れられぬ家々! |
山荘は為す術無く白い混沌に呑まれる! |
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最年少登頂した陽介君(23歳)とキャビアで乾杯! 1988年9月12日レーニン峰(7134m)登頂後の祝賀会にて |
読み応えありました。 先に(HP)を読んだ広江さんは「宇宙とか色々出てくるからさー」と、 読み解こうとしてずいぶん頑張ってました。 ところで「大物」はいくらなんでも言い過ぎです。 「髭の40歳」は70年代のロックスター風味で、 「あんな格好で学校に行って授業してたのー !?」と、広江さんが感激していました。 ホッツェンプロッツやエルマーも懐かしいです。 しかしうちは誕生日を祝うなんてことはなかったなぁ。 そんな思い出もなく、本当にあっという間に時間は過ぎて子育ても終わってしまいました(のハズ)。 色々やり残したことや後悔もある時間でしたが、これから少しでも挽回を諮っていきたいものです。 (アップルの大物返上し格下げした中者返メール) |