163の1ー2019年 水無月
真相も知らず無邪気に手を振る仙人 6月5日(水)晴 国立国際医療センター定期健診結果 ぎょぎょ、逆流量70.6mlだって!オペを必要とする高度大動脈弁逆流量は60mlである。 つまり限度量より10.6mlも超えているのだ。率に換算すると約118%となりオペ基準より18%も多く逆流している。 しかし逆流率は37.2%でオペ基準の55%以下、逆流弁口の面積は0.22cm2でオペの0.3cm2より小さい。 更に駆出率は63.6%でオペ基準の50%を超えている。 逆流量は多いが逆流弁の面積は小さく、送り出す血液量もそう少ない訳でもなく、仙人の心臓は健闘していることになる。 |
逆流量が70.6mlで逆流率が37.2%ならば、1回の拍出量は約190mlとなるが、平均値は66.7ml(1分で4ℓ)であり 190mlは2.8倍となり、幾ら強力なスポーツ心臓だとしても有り得ない。 待てよ、この日の仙人の最高血圧は119、最低が67、で脈拍数は52。ならば拍出量は4000÷52≒77mlとなる。 これは1分で4ℓと平均拍出量から算出してるが、例えば5ℓならば5000÷52≒96.2mlとなり 190÷96≒1.98倍、これなら平均の2倍値なので在り得るかも。 そうかそれより1回の拍出量が190mlならば1分間では190×52≒9.9ℓとなると考えた方がいいのでは! となるといずれにしても仙人の拍出量は平均値の2倍と考えねばならず、無理があるな! 検査結果では仙人の1回拍出量(SV)は89.3mlと記されているが、 逆流量が70.6mlならば、送られる血液は89..3ml-70.6ml=18.7mlとなり、これでは即、死んでしまうことになり、あり得ない。 |
危険な最後の伐採 担当医師西村仁志、曰く 「数値に拘らないでください。まー今後は 半年に1度で無く1年に1度の検査でいいでしょう」 これって若しかすると見放されたと云う事? 1年に1度の方が楽でいいやと仙人は 単純に歓んでいるが、果たしてこれは 歓ぶべきことなのか、哀しむべきことなのか! |
≪逆流量は測定値ではなく、他のデータから 面倒な算出をするんです。 なので逆流量の記載は今回だけにしてくれませんか? 検査者、診断者に負担をかけてしまいますし・・・≫ と西村医師から告げられたので ≪もう一度だけ逆流量を調べてください≫と応えたのだが・・・。 もしや、逆流量70.6mlとの計算値は間違っているのでは? |
枝は落下せず焦る!左手と歯でザイルを解かねば! |
AOD | 大動脈直径 | FS | 左室内径短縮率 | EF | 左心室駆出率 | E/E’ | 拡張能の指標 |
LAD | 左心房直径 | EF | 左室駆出率 | E | 左室急速流入血流速度 | AoV PPG | 左室と大動脈の圧較差 |
IVSTd | 心室中隔 | IVC | 下大静脈 | A | 心房収縮期流入血流速度 | LVOT | 左室流出路 |
LVPWTd | 左室後壁厚 | EDV | 拡張末期容量 | E/A | 左室と心房速度比 | TR PPG | 三尖弁逆流 |
LVIDd | 左室拡張終末期径 | ESV | 収縮末期容量 | DcT | 減速時間(Deceleration Time) ミリセカンド | ||
LVIDs | 左室収縮終末期径 | SV | 1回拍出量 | E’ | 左室の壁の動く速度 |
やっと発芽した唐黍 |
唐黍のポット播種 |
ゴーヤー移植準備 |
でかいブロッコリー |
マジかよ!何度、 罵りつつ怒りつつ呆れつつ 叫んだことか! 朝のトレーニング後、シャワーを浴び 痛みの取れない左膝と 3日前に打撲した左上腕部に湿布し、 食卓の椅子に座り靴下を 履こうと下を向いた途端、ギックリ! まさか!マタマタやっちまった! 痛みが酷く立つことが出来ず、 書斎の椅子まで腰を曲げたまま移動。 |
ブロッコリー花盛り |
茶枝豆発芽 |
初めての隠元豆 |
オクラもやっと発芽 |
スナップエンドウの花 |
いつも書斎の椅子で靴下を履くのだが、 僅かに高い食卓の椅子で 靴下を履こうとしただけで ギックリ腰になるなんて、到底許せない。 と怒ったところでその怒りは 自らの劣化した ひ弱な肉体に向けるしかない。 連日欠かすことの無いストレッチ、 筋トレ、山歩きや非常階段登下降で 鍛えている筈の肉体が、 老化現象を無視して突っ走る司令塔へ、 警告のストライキを実施したのだ。 |
超甘いスナップエンドウ |
えっ、夏の新雪! |
11日後は夏至なのに 雪化粧した富士 6月11日の夜明け ≪鍛えればどうにでも |
ニューカレドニアまで9時間、 その後帰国までに 計8回のフライトに耐えられるか! 狭い飛行機の座席に 長時間座り続けることが、 ギックリ腰に如何なる 影響を及ぼすかなんて、 誰よりも良く知っているだけに 仙人は深刻なのだ。 今年1回目ギックリ腰が 2月27日だから、2回目までの 魔女との 平和協定は、僅か102日で 破られて しまったことになる。 |
山法師と富士の白銀が眩しい! 山法師が淡いクリームを梢に載せて、初夏の到来を謳っている。 |
南瓜の様なズッキーニ |
梅雨入りじゃ! 昼からの雨予報が早まったので、 ギックリ腰を騙しだまし しながら西畑に出陣。 3日前に草取りをしておいた 中畑では逞しい生命力を発揮し、 最早雑草が発芽し 藪枯(ヤブガラシ)の蔓なんぞ 数センチも伸びているでは! 再び雑草除去し、 芋が大きく育つよう畝を高く盛り上げ 30個の穴を掘る。 数時間後には雨と解ってはいるが、 2重の山脈に囲まれ 雨の降らないこの地に在っては 雨を期待してはいけない。 轆轤室から散水器を取り出し 中畑専用のホースに繋ぎ、 開けた穴にたっぷり水を注ぎ込み、 池端に仮移植しておいた 薩摩芋苗を植え込む。 予報通り9時から1mm程度の雨が 降り出し、昼には21mmと かなりの雨となり薩摩芋苗を始め 畑の野菜達の 歓びの声が聴こえる気がする。 今日から 関東、東北南部は梅雨入りとか。 |
ミニトマトも咲いた |
男爵芋の唐揚げ最高! |
茄子の一番咲 |
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桃太郎トマトの実り |
大きな葉のズッキーニ |
西瓜もズンズン成長 |
1メートル以上の山楝蛇(奥庭のヤマカガシ) つまり根を張っているといこと! と引き抜くのを止めてもう少し待ってやることにした。 さて昨日の激しい雨の後、 どうなったかと観察したら2か所で発芽しているでは! やったね! これでイオテラス支柱の蔓薔薇1本と 仙人テラスの3本総てが発芽に成功。 蔓薔薇は最早たくさん蕾を付けてるし、 うーん、花が咲いたら嬉しいな! |
陽のあたる修羅 この激しい雨が1日以上も続けば 傾斜畑なので畝が流れ始め、苗も露出してしまう。 なんぞと心配していたら夕刻には 小振りになり、夜半には上がり、 早くも朝には太陽が顔を出した。 山法師が夜明けの光を浴びて 淡いクリームを揺らす。 仙人テラスの3本支柱に移植した3本の凌霄花、 どうしても中央の最後の1本が発芽せず、 昨日も諦めて引き抜こうとしたが抜けない。 |
カナブンを喰う大姫蜘蛛(オオヒメグモ) |
やっと脚が出て来たね!(池のオタマジャクシ) |
魔女の2撃 椅子に座っているとかなり楽なのだが、 立ち上がる時の痛みは酷く、 ほぼ直角に腰を 曲げたままでないと動けない。 暫く両手を壁に当てて体を支え、 腰を回したり前後に 動かしたりして少し歩いてみる。 |
蔓延るマイマイガの幼虫 |
それでも痛みが走る時は 更に腰を回したりして、 ギアチェンジ出来ないか試す。 3m程歩ければ 階段の手摺を伝わって 10mまで移動出来る。 ここまでくると腰を真っ直ぐ 延ばしても歩けるようになり、腰が ピンとすると 腰の痛みが嘘のように退く。 立って歩いていると当然ながら 椅子から立ち上がるような動作は 必要無いので、 痛みには襲われない。 そこで降雨後の柔らかくなった畑に出動し、 抜き易くなった雑草取り、 移植し易くなった葡萄畑の自生ゴーヤーを、 西畑の南柵側の定位置に移植。 |
欅に造られた巣 |
この作業、当然ながら ギックリ腰には最悪の中腰スタイルを 余儀なくされるので、 おっかなびっくり細心の注意を払い 慎重に行う。 中腰を避けるには先ず膝を折り、 低い姿勢になり 腰を真っ直ぐ立てたまま 腕だけを延ばして作業するのだ。 さて3日続きの雨で、 雑草は大活躍。 こいつを抜かねば ゴーヤーもレタス、大根、法蓮草、 青梗菜、蕪、じゃが芋も育たない。 そこでじゃが芋収穫を兼て 雑草取りに着手。 腰を立てたまま 立鍬で雑草を除去する分には 痛みは無いので、つい油断し 雑草取りに熱中しているうちに、 大きく成長したヒバを 抜き取ろうと屈みこんでしまった。 |
山荘森を縄張りにする鳶 |
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人参パンのいい匂い! |
グッキー!ありゃ、 今まで立っていられたのに、 この小さな動作で 一気に腰が曲がってしまった。 立鍬に縋り付いても一歩も進めない。 魔女の2撃じゃ! さて、どうやったら 2階のベットまで戻れるのか? うーん、こりゃヒマラヤ未踏峰の 登攀以上の困難を強いられるかも! |
焼立てパン滓をお裾分け(池のオタマジャクシ) |
欅伐採で枯れた紅花水木 黒のマルチシートを剥がされ、 1つの種の生殖活動に終焉が告げられ、 新たな生殖の準備が始まる。 ポットで発芽した新たな生命である唐黍を この玉葱収穫後の畑に移植する為、石灰で土を中和し 有機肥料の鶏糞を散布する。 玉葱に吸い取られ雨水に流され大地は ミネラルを失い潤いを奪われ、 もはや人工的に潤いを与えて復活させるしか 再生の術は無い。 たっぷり潤いを与えてから、 耕運機を大地に突っ込む。 回転刃は喰い込んだ大地に捕らわれ、同じ場所で 空転を続け全く前進できず唯汗を滴らせる。 3日も続いた雨で土は重く回転刃に粘り付き、 耕運機は時の衣を剥ぎ取り 新たな生命を育むことに絶望し、空転を繰り返す。 |
薔薇が咲いた! 「陽のあたる地獄」の中村真一郎が見え隠れする。 時の厚いコートを捨て去り上着を外し、 やがて下着までも脱ぎ去り、 さて自らの肉体の表皮は如何にして剥がしたら、 深層に迫れるのかとの思惑に 「陽のあたる地獄」が影を落とす。 いや果たして深層で、存在の核としての真相に 出逢うことが出来るのだろうかと、 マトリョシカの様な多重構造の性に問い掛ける。 薹が立ってしまい硬くて調理出来ぬ玉葱と、 軟かな生食玉葱を分別して抜き取り、調理鋏で 葉や毛根を切り捨て、黒のマルチシートを剥がす。 その一瞬一瞬の行為が「陽のあたる地獄」に重なる。 |
2代目の紅花水木移植 |
薔薇が咲いた薔薇が咲いた真っ赤な薔薇が! 6月12日(水) 山荘に息づく蔓薔薇 収穫が大きな歓びであるこは確かである。 しかし収穫そのものは連綿と連なる行為の終焉でしか無く、果たして行為の真相と云えるのだろうか! 寧ろ歓びの始原は≪ 耕運機は時の衣を剥ぎ取り新たな生命を育むことに絶望し、 空転を繰り返しつつ尚行為し続ける≫プロセスにあるのでは! 生きるという行為の終焉が死であるにも関わらず、更に死が究極の歓びであったとしても、 死は行為の真相ではありえない。 そこはかとなく噎せ返る様な匂いを放ち、無数の花粉を雌蕊に放つ雄蕊に手を翳しイーリスは囁く。 ≪飽くことなく繰り返される行為そのものによってしか、コスモスは存在出来ない。 無数に煌めくどの星を観ても、おどろおどろしいまでに燃え滾り地獄の業火を繰り返しているでしょう。 星々に出来ることは精々、超新星となって砕け散り新たな星を造ること。 敢えて歓びを求めるなら、地獄の業火が降り注ぐ陽のあたる修羅に求めなさい。幻想だけなら描けるかも知れません≫ |
陽のあたる修羅(奥庭の山楝蛇) |
左心室逆流の痛みに加え、蹌踉、各種筋肉の痛み、不眠、偏頭痛が酷く、その上、長らく沈黙していた右肺下葉の石灰化肉芽腫が
肉体の衰退化したチャンスを逃すまいと、動き出す気配を見せ始めている。
今、この現在、生きて在ることを日々感謝し、一瞬一瞬が掛け替えのない貴重な須臾と実感!
タンナ島のヤスール火山は、世界で最も火口に近づける活火山で、直截マグマの噴出が観られるとか!
天候次第だがもしもマグマが観られたら、マグマは仙人の認識そのものの劫火として、
心象に深く刻まれるのではと、何処かで劫火を待ちわびる仙人が居る。
須臾がこれ程までに火を放つとは!
南回帰線赤道寄りの ニューカレドニアまで9時間、 更にバヌアツのエファテ島に飛び そこを基点として ダイビングで名を馳せるバヌアツの エスピリッツサント島、活火山のヤスール島 へと飛び回るとか! 魔女の3撃に遭っていよいよ仙人もご臨終か! |
明日15日 から 8日間程 ちょっと バヌアツ まで出張 |
魔女の2撃を喰らった仙人は果たして動けるか!
魔女に呼応し、観測史上初めて1時間に180ミリの豪雨を記録した発達中の低気圧988hPaが関東に接近。明日、飛行機は飛ぶのか?