1581ー2019年  睦月

元旦の山荘瀧に舞う光
新春夜明けの光を食むボン・シルバーの3本の歯

精緻な美しさにファインダーから眼を離すこともならず、シャッターを押すことも忘れ唯じーっと見入った。
すっかり凍てついてボン・シルバーの奴震えているのかと思いきや
元日からこんな光のアートを描いていたのかと感心!




氷の冠じゃ!

滴る宇宙の碧
人と山で

人が山に入れば≪仙≫に
なるのに
それに更に人を付けたら
どうなるの?

光いちゃんが
いっぱいお話しの詰まった
大きなおっぱいに訊いたら
おっぱいからメールが
届きました。


紫と翡翠もどうだ
つまり仙人は
2人の
人と山が1つ

ひいちゃん、
もうおっぱいはないんだよ
おっぱいだって
雪みたいにとけちゃうんだからね

だけどさ
雪がとけたらはるになるんだよ
もうじきがはるだっておもったらさ
なんだかうれしい
きぶんになるんじゃない?


そんな答えが返ってきたら
ちょっとこんがらがったりするのに
ひいちゃんは
澄ました顔してポツリ。
≪2人になって雪が解けるんだね!≫

星々の生誕か!

凍てつく人




新春の逍遥


メリメリと音が聴こえるね!
足和田山へ

昨年元旦に
東から登った足和田山を、
今年は西の紅葉台から
登ろうと年越しそばを朝食にして
掻っ込み、
カーナビに紅葉台をインプットして
8時に出発。

当然ながらカーナビ地図には
登山口の入り口なんぞは
載ってないので、
近くの風穴を目的地に選び
車を走らせると風穴手前
2km程の処で
紅葉台入口標記発見。

紅葉台の頂上まで
車で入れるが、
車で上がってしまうのは
勿体無いので入口駐車場に
止めて歩き出す。


脚が上がらないぜ!

昨年のような寒風も無く
穏やかでとても暖かい。
だーれも居ないひっそりとした
落葉樹の森を歩くのは贅沢の極み。

すっかり葉を落として
黒い枝の翳だけを碧空に記し、
森は光に満ちている。

光は目前に大きく迫る富士の
雪や氷をギラギラと映し出し、
遠く南アルプスの
北岳や間ノ岳、農鳥岳、塩見岳、
悪沢岳、
赤石岳、聖岳のきらめきを運ぶ。


裂けて尚生き続ける楢



三湖台枯草原
3湖台展望台で
2人の登山者に逢う。
今朝早く東京を発ち河口湖駅から
羽子山経由で来たという。

足和田山の山頂では
4パーティー程が憩っていて
昨年とは大違いの賑わいに吃驚!


吉田大沢

溶岩流が新雪に浮かぶ

三湖台標識

山頂の風下雲
 
眼前に迫る富士
 
山荘発8:00→紅葉台入口9:30→
足和田山着11:30、発11:50→紅葉台入口
着13:10→山荘着14:20(往復100km)
19976歩 、
13983m、489cal
 
足和田山標識



河口湖を眼下に

そうか、山荘と御坂山塊と足和田山が
一直線に並んだんだな!
それでもってボン・シルバーの奴、
決して観えはしないと承知で叫んだんだな!

≪お前の描いた光のアート、
しっかり観えるぞ!≫
湖に望遠レンズを向けたら
後ろに立ちはだかる御坂山塊から山彦が!
≪おーい、山荘が観えるかい!≫

 
足和田山頂にて



聖岳

赤石岳(左)、小赤石岳

赤石岳(左)、悪沢岳(右)

聖岳(左)、赤石岳(右)

三湖台からのパノラマ

悪沢岳

北岳バットレス

農鳥岳



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