153の1ページー2018年 葉月
虹に囲まれてボン・シルバー大喜び! 7月28日(土)16時 台風襲来直前の二重虹 天空を手に入れたんだね。 知ることにより学ぶことにより夢は生まれ、自らを夢の世界へいざなうべく自己改造を始める。 改造に成功し、やがて遺伝的に形成されていた自己と異なる、新たな時空との邂逅を果たす。 ある日気づくのです。 その自己改造された感性を維持するには、 知ること学ぶことによって得られるエネルギーの絶えざる補給が前提に在ることを。 |
柿の木から自動散水 |
トマト収穫 |
補給の途絶えた自己には 新たなる時空の面影さえ見出せず、 生誕時の遺伝子に 引きずられ支配され虚ろへと 退縮していく。 山や山荘活動から遠のき、 新たなエネルギーの補給が 途絶えがちになるに従い、 蜩も森も山稜も天空の生命たちさえ、 意味を失い 退縮への途を辿るのではと 虞ていました。 |
処が風の齎す都からの便りには、 森や天空の生命が 中核にしっかり捉えられているでは! 肉体が都にあっても 退縮を凌駕出来る感性に乾杯! 森や畑と共生し 眼下に森羅万象を 俯瞰し、天空との ディビジョンを成す山荘が、時空を繋ぎ これからも絶えず 新たなエネルギーを 補給し続けてくれますように! |
胡瓜収穫 |
唐黍畑にもたっぷり |
西瓜は大収穫だが・・・ |
奥ゆかしく控えめな甘さ! ≪今年の西瓜の出来も中々のもん。 昨日食べてみて 西瓜にしては濃厚な甘みにうっとり! 超甘くて感激じゃ!≫ これ昨年のHPの記録。 |
甘さが例年の70%程でがっくり! |
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毎年西瓜を作り続けてきたが、≪超甘くて感激じゃ!≫ が 当たり前であった。 西瓜栽培の悩みと云えば苗の移植が上手くいかず、 酷い年には十数本の苗の内半数以上を 枯死させてしまい、今年やっと枯死の原因を突き止め 豊作に漕ぎ着けたのだ。 その豊作西瓜が何と甘くない。 |
境目がハッキリしていて、 |
そうすると中の種がその瞬間から発芽しようと、 赤実部分の栄養素をうばい始めます。 スイカ切ったときにどうしても 種の周りが少し柔らかく、黒ずんでいるように 見えるのはそのためなんです。 糖度が多いスイカになればなるほど、 その影響を受けやすいので、甘いスイカを 購入した場合でもあまり日を置かないほうがいいでしょう。 (夏スイカ日本一の山形県尾花沢HP) |
黒の縞模様はハッキリ! |
ぼやけてはいないぞ! |
と云えば言い過ぎだが 例年の70%程の甘さでしかない。 慌てて夏西瓜日本一の尾花沢のHPを 覗いて観たら、 西瓜の甘さは黒の模様で判定出来ると あるので、山荘西瓜をチェック。 模様は間違いなく甘さが強いに なっているでは! うーん、原因は何だ! その後、黄玉西瓜、小玉西瓜を 収穫し試食してみたら 正に頬っぺたの落ちるような甘さ。 |
同じ畑で同じ条件で育てたの だから原因は苗そのものにあるとしか 考えられない。 因みに本年の苗は大玉赤7、黄7 小玉赤1、黄1と記録。 昨年は5月4日に西瓜苗6本としか 記されていないな。 これじゃ販売業者も解らんし、 参考にならん! |
羅列模様だし! |
さては種に甘さを取られたか! |
そこで早速畑に出て接木苗ラベルチェック。 大赤玉西瓜夏特急、大玉西瓜大、小玉西瓜黄てまり、赤てまりはいずれも Berg Earth社の≪ど定番≫商品と判明。 小玉西瓜にはシャリシャリうまい!大玉大黄にはあまーいスイカとあるが 何故か大玉赤には表記無し。原因はこれか! つまり最初から甘くならないと業者には解っていたのか?だとしたら許せんぞ! 栽培ポイントとして ①1番目の雌花は変形、発育不全の惧れあり。 見つけたら摘みとる。 ②1株に1~2個実らせる。 ①については大きく育っているし変形も無いので問題なし。 ②は1株に3個実った株は無いのでこれも問題なし。 やはり大赤玉苗そのものに原因在り。 しかし目白情報によると本年は軽井沢や千葉でも西瓜が甘くないとか! 口の悪い千葉のスイカ農家が『今年はここ5年で最も不味い』 『記録的な冷夏となった1993年以降最悪の出来』『去年よりまずい』など、 逆ボジョレー状態の名言を吐いていった。 |
この虹に載って羽化登仙! 7月28日(土)16時 高芝山の山麓から小倉山へ架かる虹 虹の彼方で羽化登仙せんとするにしては、ちょっとばかし哀しいような、作り笑いをしている様な、虞ているような仙人! 大気中の雨粒のスクリーンに差し込んだ光が40度程の角度で屈折し、 その延長線上に観察者が居れば主虹が観えるし、50度程の角度で屈折した副虹も観える。 唯それだけのことさ!と知りつつ敢て虹の橋を渡るからには、更なる高みへと飛翔するかの様な期待を抱かせねば!とした結果の表情か! 「亀と蛇と虹の寓話」で東賢次郎は理性と狂気と幻覚を交錯させ、性とは何か、生とは何かを模索する。 ≪彼らはやがてさらなる高みへと飛翔する。時来たらば蚕が繭を破って羽化登仙するように、 人は肉体の繭をかなぐり捨てて天に昇る。なんの不思議、なんの不安があるだろう≫ 「不安があるだろうか、否在る」の反語表現であれば、頷けなくもない。 |
主虹(40.7~42.4度) |
人は肉体の繭をかなぐり捨てて、 天に昇りはしない。 生きてることそのものが不可解であり 不安に満ち満ちている。 との生の不条理を反転させると 上記の文章になるのだ。 第2回 丸山健二文学賞を受賞した東賢次郎は、 果たして生の不条理を 自覚しているんだろうか? それともマジに理性と狂気と幻覚を 交錯させ、羽化登仙を夢見ているのだろうか! まっ、虹橋の散歩途中に図書館にでも 顔出して、 「亀と蛇と虹の寓話」を 読んでみれば解るかな! |
副虹(50.4~53.4度) |
最初は眼も合わせず! |
少しでも近づくと威喝! |
棲み付いた野良 この昏い肉食獣独特の視線! 最初は窓の外を 通り過ぎ、眼が合うと逃げるの 繰り返し。 2週間ほどして窓の外に 佇むようになり、 魚の骨など捨てに出ると着いて来る。 にゃあ、にゃあと 野良猫に不似合いな、やけに甘えた 声音で迫って来る。 |
しかし一歩近づくや 声音は豹変し 警戒と攻撃、威喝を込めて全身が 凶器そのものになる。 鋭い飛び出しナイフの気配を 漂わせながら 甘い声音で餌をねだる野良。 嘗てその甘い声で 母の乳を呑んだ微かな記憶が在るのか! |
やがて眼だけは合わせる |
2ヶ月を経て餌をねだり始め煩い! |
中野椿に寄り添って咲く夏水仙 庭の彼方此方で夏水仙が咲き始めた。 白銀の糸を張り巡らせた烏瓜の花も2カ月以上も咲き続けている。 夜明け前にか細い白銀の糸は萎み出し、太陽が烏瓜の花を照らす頃にはすっかり委縮し見る影もない。 曙光前の薄明に漂う烏瓜の花を撮らねば! 朝日が昇り疲れ果て、朝一の畑仕事を終えて鍬を杖代わりにヨロヨロと烏瓜の下を通ると、 またまた写真を撮り忘れたなと後悔! それが最早2ヶ月も続ているのだから仙人の耄碌もいよいよ本番! 夏水仙は24年前に楓の幹に隠れて数十本咲き乱れているのを発見し、これじゃ観えないからと数か所に移植。 |
白銀の糸もヨレヨレの烏瓜 |
石卓の山法師に絡み咲く |
その移植先の夏水仙は咲いたが、 肝心の楓裏では咲く気配も無い。 きっと前庭改造計画で 大きな楓の右幹を伐採したことが 影響してるに違いない。 惜しいことをした。 連日猛暑日が続いているので、 谷から奥庭の龍滝に引いている水を 芝生に散水している。 |
10mもの長い穴開きホースを 芝生に寝かせて置けば、 小さな穴から霧のように水が噴き出し 自動散水される。 たまにホースの位置をずらし 中庭から奥庭まで 1日中散水して置けば、 それだけで山荘は随分涼しくなる。 |
夜明けの光に晒され |
何とも無残な姿! |
甘い枝豆だぜ!香りも抜群! ところがこの1カ月ほど穴からの吹き出しが弱く、当初は穴が詰まったかなと手をこまねいていた。 いや、若しかすると穴開きホースと谷水ホースのジョイント部分の水漏れが原因なのでは! そこで朝飯の真っ最中に奥庭に飛び出し、 接合部を締め直してみたが水漏れは止まらない。 これはホースそのものが劣化し弾力性を失い、穴の締まりが弱くなっているからなのでは! 駄目元で最近購入したばかりの肉厚ホースを7cm程切って、劣化ホースと交換。 ピタリと水漏れは止み、勢いよく散水ホース穴から谷水が噴き出し、パンツとタンクトップ姿の仙人を直撃。 慌てて飛びのいたが既にパンツもタンクトップもお漏らし状態。 嬉しいお漏らしじゃ! ≪若しかしてそれ、マジにお漏らししたのでは!≫ なんて陰口叩いているのは誰じゃ! |