1523ページー2018年  文月

バーニーズ参上!ランドヴェンチャーと似合うぜ!
7月15日(日)晴  此処気に入ったぜ!と寝そべるティディー

≪今日は!≫とグララガーの滝龍の吼え声に混じって奥庭から声がする。
「木村綾乃でーす。覚えてないでしょうね!」 全然覚えていない。が、よーく顔を観ると眼が微かな記憶を呼び覚ます。
そうだ確かそんな子がいたな!もっとよく観ると眼だけでなく顔の輪郭も中学生時代と変わっていないでは!
「うーん、思い出したぞ!」 

驚いたことに綾乃はかなり昔から仙人のHPを観ているらしく、実によく仙人のことを熟知しているでは!
最近幾つかリンクを外し、簡単に閲覧できないようにしているのにそれらをクリアーし、
更にパスワードが無ければ開けない山荘地図も開いて、山荘にやって来たのだ。



絶景かな!

山岳犬だって!

茄子の収穫

 嬉しいことに大型犬の
バーニーズ・マウンテン・ドッグを
連れてきたので、早速一緒に
小倉山にでも行こうかと誘った。
が、次回までにしっかりトレーニングも
しとくのでその時は是非!
と逃げられた。

調べたらバーニーズは
2000年もの昔からアルプスの
厳しい気候の中で、
牧畜犬、護衛犬として活躍した犬。

ミルクや乳製品、農産物などの
輸送・運搬の際に荷車を引くなどの
仕事をしていたと云う。


山荘で活躍していた
レトリバーのチャラを思い出させる大型犬。
山荘の森が気に入ったようで
実に伸び伸びと嬉しそうに走り回る。

山岳地での活動に耐えられる犬
という意味を込めて
ベルナー・ゼネンフント(ベルンの山犬)と呼ばれ、
ベルンの英語読みから「バーニーズ」
と呼ばれるようになったと
wikipediaには記されている。

うーん、この犬、気に入ったな!


トマト、大根、青梗菜も! 
 
山荘野菜どっさり!



胸毛はアルプスの


そうか、お前はベルンの犬だったのか!
アルプス最高峰のモンブランや角の様に尖ったマッターホルン、北壁登攀で名を馳せるアイガーなどに登るため、
大きなザックを担いで食料を買いに寄った街ベルン。
羽田、アンカレッジ、アムステルダム、ジュネーブと飛行機を乗り継ぎ、ジュネーブから登山基地グリンデルワルトに列車で向かう途中、
乗り継ぎ時間を利用してベルンで途中下車。
駅前からMarkt Gasse(商店通り)に出て、山でのキャンプ食料の買出しでもしようかとブラリ。
ソーセージやハムの専門店があって、下から上まで店中がハムとソーセージ類に占められ圧倒されたのを覚えている。

2000年も昔からお前たちは、この街や山で人間と共に暮らし、ミルクや農産物、時にはハムやソーセージなども運んでいたんだね。
祖先犬は、ローマ帝国がスイス侵攻時に連れてきたマスティフ種なんだって!
生活地が限定されたベルン地域だけだったので、他犬との交配雑種が広がらず今も美しい被毛を維持できているとか!
額から胸に広がる美麗な白はアルプスの白銀そのもの。
お前は43年前のベルンから、アルプスの雪を届けに来てくれたんだね!

(wikipedia参照




覚醒剤、電気ショックによって 信者を操る犯罪宗教


椿の花芯で番う四筋花
7月10日(火)晴前庭 27人を殺したオウムの7人が6日に死刑になったとか!

 死刑制度が誤りであることは明らかである。
 死刑制度の有無は知的存在の歴史上の分類でも、知的成熟度の指標として用いられ、
死刑制度のある社会は知性の遅れた未熟段階とラベリングされるだろう。
なんぞと相変わらず能天気な仙人が呟いた途端。

≪そんな一般論は自らが被害者となってから言ってみろ!
いいか、松本智津夫が宗教に名を借りてやった犯罪の数々を思い出せ!≫
と叫ぶのは夏椿の花芯で番う、四筋花天牛(よつすじはなかみきり)では!

 



朝開き夕には落ちる夏椿

この枝、伐採されるとか!
夏椿受難

熊本の盲学校を出て
千葉県船橋市で
薬局を開き許可なく医薬品を
製造、販売し罰金刑を受けてから
27人の殺害に至るまで、
何を為したか!


医薬品の無許可製造販売後、
ヨガ教室を開き、
オカルト雑誌に空中浮遊の写真を載せ
自らを超能力者と云い
読者を欺き入会者を増やす。

ヨガ教室を「オウム真理教」
とし宗教に名を借りた
犯罪が本格化する。

上九一色村は山荘から南南西25kmだって

西湖の直ぐ近くでさ!



松本智津夫死刑囚ら7人の死刑執行 オウム真理教
浦野直樹 2018年7月6日 10時31分


法務省は6日、1995年3月の地下鉄サリン事件など計13事件で27人を死なせたとして有罪が確定した、
オウム真理教元代表の松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(63)の死刑を執行した、と発表した。
他に6人の元幹部の執行も行った。一連の事件では13人の元教団幹部の死刑が確定しており、執行は初めて。

2018年7月26日 14時50分 J=CASTテレビウオッチ
「松本智津夫死刑囚ら7人の執行から20日を経た7月26日、オウム真理教による一連の凶悪事件で
死刑が確定していた残る6人の元教団幹部の死刑を執行した。
今月6日には教祖の松本智津夫(麻原彰晃)ら7人の死刑が執行されており、これでオウム真理教の死刑囚13人の
執行
はすべて行われたことになる。


 

そこにサティアンを建てて!

内部では懐疑的になって
逃走を図った信者を
拘束したり殺害するなどして、
1988年から1994年の6年間に
脱会の意向を示した信者が

判明しているだけでも
5名が殺害され、
死者・行方不明者は30名以上に及び、
恐怖政治で教祖への絶対服従を強いていた。

(wikipedia)
前庭の紫陽花も受難

当初はヨーガのサークルに
過ぎなかったものの次第に
常軌を逸した行動が見え始め、
出家信者に全財産を布施させたり、

麻原の頭髪や血、
麻原の入った風呂の残り湯などの
奇怪な商品を
高価で販売するなどして、
多額の金品を得て教団を拡大させた。



 サリン製造プラント建設したとか!



自生南瓜に小さな実
教祖に絶対服従する信者を
どうやって作り出すか?

DV被害者、被虐待児、精神疾患、発達障害、
パーソナリティ障害・・・などの
社会的弱者に擦り寄り、
優しい言葉で巧みに誘い込む。

家族や社会に居場所を見いだせず
悩める若者などにも
声をかけ、心の味方の振りをして
信者に仕立て上げる。


黄緑になる南瓜雌蕊

この信者たちを絶対帰依者に
マインドコントロールする為、
彼らはどんな手段を用いたか?

先ずはヨーガ教室の
空中浮遊写真をでっち上げ、
「秘技伝授」を体験させる為に
幻覚剤LSDを用いて
幻覚の世界へと導くのだ。


蛍袋の花芯奥に5つの雄蕊

違法薬物をつかったイニシエーションは
エスカレートする。
LSDに覚醒剤を混ぜて
「ルドラチャクリンのイニシエーション」から
麻酔薬チオペンタールを用いた
「ナルコ」と呼ぶ儀式に至る。

更に薬物を併用した電気ショック療法
「ニューナルコ」、
電極付きヘッドギアのPSIを用いて洗脳。


柱頭が3つに分かれた雌蕊

LSDを使った「キリストのイニシエーション
では費用100万円で、
これらの儀式は信者の子供達にも行い、
事件後保護された子供は、
こう語っていたとか。

オウムの子どもたちが口を揃えて
「ヒトラーは正しかった、今も生きている」
などと語っている光景も目撃。

(wikkipedia)
こうして絶対帰依は可能になるのだ。

外側には斑点の無い蛍袋


こうして自由自在に操れる
絶対帰依者11400人を
手に入れた松本智津夫が
次に目指すは、
国家を思うが儘に
操ることである。

国家を手に入れるには
幻覚剤LSDや
覚醒剤、麻酔薬、電気ショック
なんぞでは埒が明かない。

そこで自動小銃や
化学兵器、生物兵器、爆弾類
といった教団の兵器の生産を行い、
≪オウム真理教の
国家転覆計画≫
なるものを立ち上げる。

1995年11月には
教団所有の
軍用ヘリコプターを使って
東京上空からサリンを散布し、

東京都民を
大量殺戮すると云う
≪11月戦争≫を仕掛け、
日本の混乱に乗じて
米国、朝鮮、ロシアの核戦争を
誘発させると計画。

教団は山梨県の
サティアンに造られた
退避シェルターに籠り、
核戦争終結後に
日本を統治するとか。

11月戦争で
散布予定の猛毒化学兵器
サリンの殺傷能力は
如何程なのかと、実際に
地下鉄で実験を行っている。

13人死亡、負傷者数約6300人
に及んだ3月の
≪地下鉄サリン事件≫は
こうして引き起こされたのだ。

グララガー
7月14日(土)晴 山荘滝で龍が吼える 

ぐららがー、グララガーと龍が吼えてます。
2日前に24mmの山荘にとっては豪雨に等しい雨に見舞われ、
扇山はたっぷり雨を蓄え、山荘滝の龍は大威張り!

事件の2日後に
やっとこさ警察が
オウム真理教に対する
強制捜査を実施し
40人程を逮捕。

5月16日には
松本智津夫逮捕。
≪11月戦争≫の始まる前の
10月に東京地方裁判所が
宗教法人法に基づく

解散命令を決定し
≪国家転覆計画≫は頓挫し、
松本智津夫の犯罪は
一応ピリオドを打つ。

つまり最初から最後まで
松本智津夫は
犯罪に終始しただけのこと。
1988年9月22日の
在家信者死亡事件から
1995年5月16日の都庁
小包爆弾事件までの17年間に、

主な事件だけでも
42件もの犯罪を繰り広げたが、
宗教を語って犯罪を
続けたために常に捜査が
後手後手に回り被害は
拡大し続けたのだ。

ヘリコプターから東京上空に
サリンが散布される
1995年11月戦争が実現したら、
死者は数万人に及び
国家転覆の危機状態となり、
松本智津夫の犯罪は
最高潮に達したであろう。

幸い11月戦争の6か月前に
松本智津夫は逮捕されたが、
その意志を継ぐ組織が産まれ
未だに松本智津夫への
絶対帰依者が蠢いている最中、
松本智津夫の死刑は執行された。

被害者やその親族の多くは
死刑止む無し、
或いは当然と受け止めただろう。
 



能天気な仙人のきか!

死刑制度そのものが本質的に矛盾を孕んでいることは言うまでもない。
日本国憲法13条ではこう謳っている。
≪すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、
公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。≫


 生命は最大の尊重を必要とするとうたいながら、その生命を公然と奪う死刑制度が存在する。
最大に尊重せねばならぬ生命を奪ったのであるから、その生命を奪ってもいいと云うのは
幼児にも解る明らかな論理の破綻である。
裁判にも当然ながら誤りはある。つまり冤罪の可能性は如何なる裁判にも付き纏う。
冤罪者を死刑に処した場合は、明らかに国家権力による許されざる殺人だ。
この殺人者を裁くのは誰か!
この矛盾を敢て無視し死刑を実行しているのは、先進国と呼ばれている国々では日本と米国だけである。

世界の194か国の内、完全に死刑を廃止している国が97、
死刑制度はあっても死刑を執行しないと公約している国が48か国で計74.7%が死刑を否定している。
残りの52か国の内、反逆罪などの特別な場合のみの死刑を定めているのが7か国。
となると世界の45か国が現在も死刑制度を持ち執行している事となり、その中で先進国は2か国の日本と米国のみ。
つまり幼児にも解る明らかな矛盾を抱えているので、この2国は知的には先進国とは呼ばれないのだろう。
数値:excite news)



異常国家・
イリベラル・デモクラシー


悪名たかいハンガリーの
オルバーン・ポピュリスト政権は
みずからの体制を
〝イリベラル・デモクラシー〟
といってはばからない。

語義矛盾だが、
実質的にはニッポンとおなじ
「専制民主主義」だ。
民衆は独裁者
オルバーンに自由をうりわたし、
歓呼の声をおくる。
そのハンガリーでさえ
死刑廃止国なのだ。



野良は叫ぶ≪国家の殺人じゃ!≫

ニッポンは、こころあたたかく、
人情に厚い
、サッカーの試合後みんなで
ゴミ拾いをするほど
公徳心がたかく、
なによりも死刑のだいすきな、
言論
表現の不自由を愛好する、
異常国家なのである。

明るくて、
ひどく暗いクニだ、ニッポンは。
絞首刑執行を
けさ担当させられた刑務官たちは、
わずかばかりの特別手当
をもらい、これから酒をのみにいく。
それぞれの光景と音とを
わすれるために・・・。

2018年07月07日
国家の殺人(辺見庸ブログ )





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