その141の3ー2017年 葉月 |
亀裂の走る仙人のニューロン 山荘畑で遭遇した西瓜の亀裂に仙人は自らのシナプスを観る どれどれ、混沌仙人の脳を覗いてみっか!ありゃ、彼方此方に真っ黒な穴が開いていてスカスカ。 此処に詰め込まれていた記憶や思惟は何処へ消えちまったのか? おーい!と暗渠に向かって叫んだら、 暫くして ≪おーい!≫ と木魂が還ってきた。 うーん、木魂が遅い、と云う事は暗渠は果てしなく深く長いと云う事か! それにしても暗渠に誘う回廊門の放つ彩の、また何と華麗なこと。 こんな風に無数の十字架の彩を鏤めて、あの奇妙に懐かしい漆黒の世界への 招待状を認めているんだね。 |
西瓜が10個生りました |
1個11kg前後に 大きく育った 西瓜(苗:berg earth社の「大玉西瓜夏特急」)の 初物を目白に送ったが、 過熟で中央部が蕩け気味。 味は申し分無し。 そこで17日に2個目を収穫し冷蔵庫へ。 |
2個割れて食べられない |
今年の西瓜の出来も中々のもん。 昨日食べてみて 西瓜にしては濃厚な甘みにうっとり! で山トレを終えて昨夕、 西瓜畑を覗いてみると、 残り10個の内2個が割れてしまい、 虫が侵入し |
宇宙の亀裂か!成長し過ぎて亀裂が |
最早収穫出来る状態ではない。 未だ小さいのを1個残し、 残り7個を総て収穫した。 今朝収穫した 一番大きな西瓜を観るとありゃ、 割れているでは! 矢張り収穫時期が遅すぎたのだ。 |
1個で11.6kgもあるぜ! |
早く処理しなくては! 西瓜は割れやすいので 送るのは不安だし、 かと云ってとても これだけの西瓜を山荘で 食べきるなんて出来ないし。 さーどうしよう? |
超甘くて感激じゃ! |
西瓜の腐敗は老化するニューロン |
≪そう早く処理しないと 食べられないわよ!≫ 老化したニューロンとなって 腐敗した西瓜は語る。 ≪ 知ってるよね、身体は20歳から、 脳は40歳以後老化が 始まるって。 40歳まで頑張った脳細胞は、 哀しいけれど 10年で5%ずつ減っていく。 決して再生されたり 増殖することはないんだ。 心臓の細胞も同じ様に 再生や増殖は有り得ないと 云われているよね。 |
60兆個、260種類の細胞から 出来ている人間の 最も重要度の高い脳細胞の数は 約1000億個。 10年で5%ずつ減っていくと 1日約136万個、1年で 約5億個の脳細胞が 失われるんです。 その結果85歳以上では 半数が、100歳を越えると |
ニューロン(情報は伝達物質となって電気活動で流れる) |
90%以上が認知症を患い、 混沌への回帰が 加速されるらしいのです。 85歳でも平均すると 79%の脳細胞が機能しているので 僅か21%の喪失で 半数が認知症に陥ることに なるんですよ。 (「まぐまぐ」第134号参照) |
もっとも重要な脳細胞や 心筋細胞が、細胞分裂をして 再生や増殖をしないのは、 自己防衛でもあるのかも。 癌細胞は増殖しない臓器を 乗っ取ることは出来ないからね。 しかし最近の再生医学の研究では 脳細胞にも細胞分裂して 再生を果たす力を持つことが判明。 更に人間のiPS細胞から作った 神経細胞を猿の脳に 移植してパーキンソン病症状を 改善したり・・・。 やがては人間の脳細胞の再生、移植も 実現されるかも。 驚いたことに心臓の細胞なんて 売り出されていて ネットにも掲載されているんです! 商品名:PCI C-12810 D10115 ヒト心筋細胞:Human Cardiac Myocytes(HCM) 1vial 15万2千円≫ 腐敗している割には 実に美しくて魅力的だね君は! |
融け始めた脳細胞が空を映す |
ヒトのiPS細胞から作った神経細胞をパーキンソン病のサルの脳に移植すると、症状が軽減することを
京都大iPS細胞研究所の高橋淳教授(脳神経外科)らの研究チームが確認した。
画期的な治療につながる可能性がある。患者の脳に移植する治験(臨床試験)を、来年に始めることを目指す。
31日、英科学誌ネイチャーで発表する。 パーキンソン病は、脳内で運動の調節などにかかわる神経伝達物質ドーパミンを作る神経細胞が減ることで、
手足が震えたり次第に体が動かせなくなったりする。患者は国内に約15万人いるとされる。
薬や脳に電極を埋め込む治療法などがあるが、神経細胞の減少をとめる治療法はない。
高橋教授らのグループは、ヒトのiPS細胞からドーパミンを作る神経細胞を作り、パーキンソン病のカニクイザルの脳に移植。
7匹で2年間、行動を観察した結果、震えが減り、動ける時間が増えるなど全体的に症状が改善した。
ドーパミンが増えることも脳内の画像解析で確認した。移植した神経細胞が機能したと考えられるという。
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香りの高さ甘さ抜群! |
採れ過ぎて困る胡瓜 |
未熟なままや 味の落ちる末成りなんぞは、 とても食すには当たらない。 それは昨年まで栽培していた 黄・白粒が混ざり(カクテル)、実が 柔らかく糖度の高い品種、 とされていたカクテルコーンの話し。 |
偶々昨年カクテルコーンの他に 異なる品種のスイートハミーを栽培して、 その余りの美味しさにノックアウト。 で、今年もその スイートハミーを栽培したのだ。 そいつが未熟であろうが、 末成りであろうが頗る美味いのだ。 |
割れた過熟トマトは最高! |
こんな不良品が美味くて堪らん! |
訴えるのです、あたしを捨てないで! |
西瓜の出荷じゃ! 今朝も余りの甘さに、 こいつは本当に唐黍なのか、 もしやケーキか和菓子が 変身したのではと 思ってしまった程。 欠点は一代交配なので 種が採れないこと、 発芽率がやや低く 2股に分かれ易く栽培に 手間暇が掛かり、 その割には収穫量が少ないこと。 後期収穫を予定している 林檎畑のスイートハミーも、 何だか生育が今一でこの後、 上手く結実してくれるのか心配。 |
うーん、 収穫した野菜の仮置き場である 窯室を覗くと 幾つもの籠に野菜が大集合。 大物の西瓜、南瓜を始めとして 採ってもとっても 採りきれない胡瓜、茄子、 ピーマン、トマト、ゴーヤー、 とんもころし、枝豆、大葉。 もうこうなったら 目白に送って山荘野菜の ファンに配ってもらうしかないか! それにしても無計画に 後のことも考えず、作るだけ 作っておいて どうも混沌仙人のやることは 訳がわからん! |
そこで割れないようピーマンや隠元豆をクッションにして大きな段ボールで目白へ! |