2231ー2024年 水無月

失われた片方だけのシンデレラの靴

 
透明な硝子の靴に詰められた透き通った檸檬の真珠玉。
この靴を履くことが出来るのは世界に唯一人の女
その女が流した悦びの涙が、透き通った檸檬の真珠玉となってポロリ、ぽろり流れ落ちシンデレラの靴を満たす。
仙人のベッド枕元のオーディオ上に鎮座増します透明な靴に、
ほろり流れ落ちる透き通った滴は、今宵も檸檬の薫と光の千夜一夜物語を紡ぎ出す。


碧い涙となって靴を染める光

 
紅い光物語を放つシンデレラ


The camera hits the evennt horizon.
明日25日は東京医科大の
コンドリアーゼ整形外科に出頭。
いよいよ
脊柱管狭窄症との最終対決。


椎間板の髄核に
コンドリアーゼを注入し、
髄核の主な成分であるプロテオグリカンの
保水能を低下させ
椎間板内圧を抑え、結果として
神経を圧迫している
髄核を後退させる施術が
仙人に適応されるか?
 
2017年に観測された巨大な電波エネルギー
(天文学者・ディロン・ドン)
 

ベッドから見上げた靴の裏側が発する光

枕に頭を載せ眼を開ける。見えない糸で天井から下げられたシンデレラの透明な硝子靴が、
壁面に固定された透明な架台に飾られた花々に接している。
ベッドから見上げると透明ハイヒール架台の裏しか見えない。
花々から七色の光が漏れて美しいのだが、剥き出しの架台が現れ仕掛けが丸出しで興覚め。

そうか、玄関のビーナスに掛けた蔦の葉をつかって架台を覆えば宙空の花園になるかも!と早速作業開始。
例によって例のごとくあーでもない、こーでもないと試行錯誤を重ね、何とか納得できそうな架台が出来た。
上の画像は小さすぎて、光の美しさが隠れているが、大きくするとうっとり! 





コンドリアーゼは凄いぜ!

飛び出した椎間板を縮小するんだ!

コンドリアーゼは日本で開発され、
6年前の2018年に認可と同時
東京医科大が
治療に取り入れた画期的な新薬。


タンパク質を分解せずに
椎間板内髄核中の主な保水成分
プロテオグリカンを構成する、
グリコサミノグリカン
(主にコンドロイチン硫酸)
のみを分解するため安全とされている。 


保水能力だけを分解出来るぜ! 
 
お前までも仙人を心配してるんだ!


玄関前の朽ちた巨木


東京医科大のCM:
現在、東京医科大学整形外科では、
スポーツ班と脊椎班が協力して、
アスリートに対する腰椎椎間板ヘルニアの治療を行っており、
コンドリアーゼ治療を選択肢の一つとして提案しています。

腰椎椎間板ヘルニアを患っているアスリート並び
にスポーツ愛好家の方で、症状のコントロールに悩んでいる方、
手術治療を回避したいと考えている方は
是非一度当院へご相談ください。 
東京医科大のコメント:
プロテオグリカンの保水能を低下させると椎間板内圧が低下し、
ヘルニアによる神経根圧迫が軽減され、
臨床症状(下肢痛、腰痛など)が改善します。国内第3相試験では、
主要評価項目の最悪時下肢痛の
変化量(VAS)などにおいて有意な改善が認められ、
有効性と忍容性が確認されました。

しかし、脱出が少ないもの、ヘルニアが非連続のものは
効果が少なく適応とならないので注意が必要です。

 
朽ちた仙人の背骨


非連続には無能なヤク!

時にヘルニアは自噴し分裂!
 
その状態を非連続というんだ!
 

ヘルニアが非連続:
骸核の一部が
後縦靱帯を破り
ヘルニアが
自噴した状態
まれに癒着した硬膜をも破り、
硬膜外に脱出することもある。


脱出した腫瘤にヤクは届かない! 
 
 
やがて脊柱管内に転移!
 

そうなると最早オペしかない! 

脱出型ヘルニアで、ヘルニア腫瘤が
元の椎間板から離
れて脊柱管内に転位たもの。
症状が強く、手術になることが多いが、
遊離して、神経根および硬膜に対しての
圧迫が減少することもある。

 

が、非連続でも痛まぬ場合も! 

遊離すれば神経根への圧低下あり!

仄かな香りと高貴な甘さを孕んだ山荘琵琶は大豊作

つまりコンドリアーゼ治療は、脱出の少ないヘルニア初期、
又は酷い脱出で自噴してしまったヘルニア後期のものには適応しないということなのだ。
 新宿西口から徒歩東京医科大10時55分着受診。 
診察後よく呑みに行った地下のバー《みのる》のあった《思いで横丁》から東口辺りをぶらぶら。
高層ビルの林立する西口と異なり、東口は屋外ステージが撤去されたくらいで、大した変化なし。

新宿12時37分発に乗ったのだが、高尾発15時まで接続無しなので大月迄先行し、
大月で14時46分発長野行に乗る。途中セリアでオブジェに使う部品を買ったりし山荘着16時。
山荘から都心の病院往復で1日が終わった。収穫無し。
髄核を後退させる施術は仙人に不適応となり、再び脊柱管狭窄症による右脚痛との闘い開始じゃ!





若い時の過度な負荷とは!

土日登山で月8日荷を背負う
 
1年を10か月とすると80日入山!
 
平均20kg前後の荷を背負うと!

一体どこがどう違うのか!
二足歩行による垂直荷重によって
背骨は大きな負担を強いられ、
常に上からの圧力で
損傷の危機に晒されている。

骨と骨のクッションである椎間板は
過度な圧力、経年圧力によって
暫し飛び出す。
若い時の過度な負荷によって
飛び出した髄核が神経を圧迫し痛みを
生じるのが椎間板ヘルニア。

経年劣化による椎間板変形が
脊柱管を圧迫し、結果として
脊柱管を通る神経を刺激するのと
若年の椎間板ヘルニアと
何処が異なるのか!

脊柱管狭窄症の場合は、
更に骨棘、黄色靭帯までもが
脊柱管を圧迫し痛みを引き起こす
というだけなの違いなのでは!ならば、
椎間板の突出だけでも抑える
ヘルニコアを使えば、痛みは
軽減される可能性があるのでは!

これが仙人の希望的観測だったのだ。
しかしこの希望は完膚なきまでに
打ち砕かれた。
もしもコンドリアーゼ(ヘルニコア)
髄核の突出したヘルニアを
小さくしたなら、
当然ながら椎間板そのものも
小さくなる訳だ。

となると骨(推骨)と骨の間の
クッションも小さくなり脊柱管狭窄症は
更に悪化することも
充分にありうるのだ。 

 
 
20kg×80日=1600kgとなる!
 
更に夏の遠征で30日、
春冬合宿で各10日で
計50日が加わる!

年間2.6トンの負荷
50年間ほど背骨に掛け続けた仙人。
これでまあ、よく耐えたもんだ!
 
   
仙人は年間で1年の3分の1
130日入山していたのだ。
20kg×130日=2600kg!
 

 
     
     

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