2191ー2024年 如月

 一夜にして雪国じゃ!
2月6日(火)雪 窓のシャッターを開くとウッドデッキは雪の造形

限りなく優しいふくよかな乳房が乳液を天空に降り注ぎ、
テーブルをロールケーキに変え椅子を綿菓子で作ったオブジェに再生してしまう。
豊穣な命の乳液は世界を一夜にして冷たい優しさで包み、狂気を奪う。

ほら命を絶つような鋭角な武器は何処にも見当たらないだろう!
命はこの限りなく優しい冷たいシェルターの中で、一切の闘いから解放され眠り続けることが出来るんだよ。
雪解けの早春が奪われた狂気を目覚めさせ、命の殺し合いが再開されるまで静かにお眠り。



雪に覆われたドーム
太郎を眠らせ、
太郎の屋根に雪ふりつむ。

仙人を眠らせ、
仙人の屋根に雪ふりつむ。

雪森のログハウス
 
奥庭もひっそり
 
森テラスの橋も雪

ポツンと前庭石卓 
   
旧陶芸窯も雪の山
 



大雪でドームが潰れ骨組みが折れて悲惨!
2月6日(火)雪 マジかよ!こりゃ悪夢じゃ!まさかドームが・・・

ドームがペシャンコ。
ただの潰れではなく骨折箇所は29以上に及び、中央から凹み中のテーブルが雪の重みを支えている状態。
2年前の大雪では積雪量が20cm程度になると、雪の重みでドームの側壁から雪壁は落下。
暫くすると傾斜の緩いドームの中央部分の雪壁が崩れ落ち、ドームの除雪機能抜群。

前回の積雪は30cmにも達していたが、問題なかったので今回も全く気にしていなかったので焦った。
特に今朝ドームの積雪状態を画像に収め、側壁の雪壁は総て落下しているのを確認したばかり。
ドーム中央に僅かに残っているだけなので、雪が落ちるのは時間の問題と思っていただけに信じられず唖然!
ドームの中央を凹ませ落ち込んでしまったかなりの雪を、どうやって除雪したらいいのか、手立てが浮かばない。

ドーム内部に入って雪を持ち上げようと試みたが重くて、
とてもじゃないが人力では不可能。まてよ、必ず除雪の手立てはあるはず。
と考えた挙句、脚立の片脚を内部に入れ、脚立に乗って身体をドームの上に出し、思い切りドーム中央に背を折り曲げ、
スコップで掻き出せないだろうか!時間は掛るがそれしか方法は無い。



雪の降り始め
ドームは死んだ!
全身骨折で
甦生は不可か!



積雪20cmのドーム
 
側壁雪は落下
 
左画像の雪が落ちる瞬間!
 
頂上に残った雪

頂上の残った雪がドームを潰す 
   
29本の支柱が折れドームは死んだ!





何だって、冬将軍に再び襲われたって!
2月12日(月)雪晴 出陣じゃ!再来した冬将軍に立ち向かう仙人、カロートの瀧上

森の雪を糸撚車で紡いで織り成した雪のセーターに蒼い文字が流れ、いよいよ出陣なんですね。
若しや蒼い文字は帝釈天を意味するJupiterと記されているのでは!
スパッツの真紅は天界から追われた阿修羅が、帝釈天との戦闘で流した血で染めた色でしょうか!
仙人の履いている茶褐色の登山靴は幾たびとなく続く戦闘によって、不毛の地と化したガイアなのでしょうか!



鹿角もすっかり雪化粧
冬将軍 帝釈天となる
雪を振り払ったボン・シルバー

明度しかないモノクロームに
帝釈天の蒼と
阿修羅の真紅だけが、
時空の孔となって仙人をいざなう。

それにしても
冬将軍を帝釈天とみなし、
敵である帝釈天のロゴを


 ゲートヘラ鹿も雪と化す

縫いつけたセーターを着て
雪を纏った鹿角に跨り、
夥しい血に
染められた時空の孔に

突き進む仙人は、
何処へ行こうと
しているんでしょうかね。 

 
ビニール温室が潰れた
 
冬将軍の椅子か?
 
温室の支柱は折れ曲がり



鬼面よ時空を繋げ!
ワームホールをシミュレーション

 画期的な研究©The Daily Digest 提供 2022年12月、
科学界に衝撃が走った。
カリフォルニア工科大学の研究者たちが
コンピュータ上で、生成後間もない2つの
時空トンネル
つまりワームホールをシミュレーションできたと発表したのだ。
 
小惑星「2024 BX1」が地球に激突

地球へ落下した小惑星「2024 BX1」(Sar2736)を落下前に観測成功!
 観測史上8例目 世界では1日に数百万個の流星が地球へと降り注ぎ、
そのうち10個から50個は隕石として地表や海に到達していると推定されています。
しかし、隕石の落下が事前に予測されること、
つまり落下前の宇宙空間で「小惑星」として発見されることはほとんどありません。

世界時
2024年1月20日 (※1) 、そのような珍しい事例が報告されました。
20日21時48分に発見された直径約
1mの小惑星「2024 BX1」
(暫定名Sar2736)は、その2時間45分後となる21日0時33分
(中央ヨーロッパ時間同日1時33分)にドイツの
ベルリン西部に落下しました。
小惑星が地球大気圏に突入する前に宇宙空間で発見され、
衝突することが事前に予測されたのは、観測史上8例目の出来事です。

同一の天体であっても、宇宙空間で発見されれば
小惑星
大気圏を落下中に観察されれば
流星や火球、地表で発見されれば
隕石
とみなされ、それぞれ独自の名称が割り当てられる。
NASAが警告を出しているのは、「2008 OS7」と名付けられた小惑星。
直径が220~約494m
で、月―地球間の約7倍離れたエリアから、
秒速17.7km(時速6万3730km)の恐ろしいスピードで、地球に接近すると予測されています。
万が一、この大きさの小惑星が地球の都市に衝突すると、
幅18kmほどのクレーターができて、
200万人以上の人々が瞬時に蒸発すると推定されます。

さらにこの衝撃は、トリニトロトルエン火薬141ギガトンにも相当し、
それによってさらに
1100万人以上が犠牲になると見られています。
小惑星の接近というと、地球にいる私たちにとって
危機的ニュースと感じられるかもしれません。
ただ、太陽系には何百万もの小惑星が存在し、そのうち
地球に危険をもたらす可能性があるのは、およそ
2350個であると考えられています。
この小惑星が地球に接近するのは、グリニッジ標準時で2月2日の午後2時41分。
日本時間で
2月2日の午後11時41分

今からどこかに逃げるわけにもいきませんが、
地球に何の影響をもたらさないことを願いたいものです。
【主な参考記事】Yahoo News!. Nasa issues warning as asteroid
the size of a football pitch approaches Earth. January 31 2024
 



小倉山の雪森を登る
雪森の逍遥
頂直下の急登で!
 きゅっキュッと雪を踏む。
雪が深くなると
踝の上まで足が沈み込み、
雪山のラッセルが甦る。
未踏峰に印し続けたラッセルが、
下腿三頭筋に囁く。
さあ、時を遡ってごらん!
 
上条山から小倉山へ!
山荘の庭に続く仙人山に登り、
扇山の雪に遊ぶ。
上条山から小倉山へ
雪の感触を愉しみ乍ら逍遥。
静かな悦びの波紋が
心象風景に広がる。 



竹森山ー仙人山の稜線ラッセル!
氷河の割れ目

どうだい!
何処からどう見ても立派な雪山だぜ!
雪がどっさり降ると
山荘がベースキャンプになって、
仙人山がヒマラヤの
未踏峰の山巓になっちまうんだ!

 さてそれではベースキャンプから
高所キャンプに向かって
ラッセル開始じゃ!
どうですか、仙人の嬉しそうな、
それでいて
張り詰めたような緊張感の漂う表情。


この雪の下は堅い氷に覆われた
氷河になっていて、
氷河の割れ目が口を開いている。
1m以上にもなるクレバスでも
雪で塞がれ割れ目が見えない。

仙人山の稜線にクレバスが
生じるなんて決してあり得ないのに、
すっかりヒマラヤに還った
仙人は全神経を両脚とストックを
握る両手に巡らせ、
雪面に記されるラッセルに緊張する。

クレバス上の雪面に脚を踏み込めば
一瞬にして割れ目に墜落する。
ナンガパバット峰隊員の高橋敏雄も
この隠れた割れ目(ヒドンクレバス)
に吸い込まれて死んだ。

仙人の緊張感の漂う表情は、
自らも何度か墜落した
クレバスを追体験しているのか!


頂のテーブルや椅子を造った巨木も雪化粧!


 
踏み跡のない頂!
 

光が眩しい!
そう言えば私も
K2でクレバスに落ちたっけ!

5つの雪丘はお釈迦様の指かな! 
 



冬将軍に立ち向かう仙人
2月12日(月)雪晴 この雪丘、丸太椅子の上に積もった雪はお釈迦様の手の指・・・

立ち向かうなんてカッコつけてるけど、仙人が乗っているのは《仙人山》標識の手前にある丸太椅子。
丸太椅子に積もった雪がこんもりしていて、つい歩きたくなったので飛び乗ってみたら
《仙人山》と書かれた標識の文字が一瞬にしてメタモルフォーゼ。
《斉天大聖》になっているでは!その上、山頂でしたオシッコまで残っているではないか!

焦ったぜ!お前が登ってきたヒマラヤの未踏峰や世界の山々は、お釈迦様の手の平である仙人山だったのか!
となると仙人はこの頂で500年三蔵法師を待ち続けねばならぬ。
それから三蔵法師の取経の旅を共にし、魔物や悪霊と闘いつつ天竺へと向かうのだ。
すっかりガキに戻って、今日も仙人は槍を振りかざしてお釈迦様の手の平を飛び回るのだ!
 




ひっそりと紅梅

奥庭白梅

ドーム前木瓜満開

雪にめげず開く

ぬるま湯に
溺れた4日間の報いか!

先週は仙人山3回、扇山3回、
小倉山2回、上条山1回、
鉄塔峠1回と計10回も痛みを堪え
山に登り続けた。

翌日からの4日間のぬるま湯生活は、
痛み続けた右脚には
休息になるのではと楽観視していた。
さてどうかなと小倉山に向かって
歩き始めた途端、
激痛と感じるほどの痛み襲来。

 なーに30分も耐えていれば、
脊柱管狭窄症痛も
発痛物質の供給の無効を悟り、
いつもの如く退散するさ!
そう信じて1時間痛みと闘い続けた。
仙人の甘い観測は裏切られた。

 右脚を引き摺りつつ、
負けてなるものかと闘い続け
何とか山頂に達し、
さてこれから下山なので痛みも

 
1か月も早い座禅草
和らぐに違いない。
とまたまた楽観視して下山開始。
なんちゅうこっちゃ!
下山も痛みは退かず
びっこひきひき何とか
座禅草公園まで下ると呼び声が。

「あのーNHK甲府なんですが、
座禅草の取材撮影に
協力していただけませんか!」
マジかよ、登りに遠回りの
木道を通ったので下りは林道の
近道で帰ろうと思っていたのに!

「だーれもいませんね。
それじゃ、ちょっとだけ!」と仙人。
「座禅草の写真を撮っている場面
を撮影させて下さい。
その後でインタビューを
お願いします」

当然のごとく痛みとの闘いは
その分増えたのだ。
「来週3月1日金曜日、甲斐どきで
放映予定です」と別れの
ご挨拶でした。

 
雪の間から土栗がニョッキリ
 
先週は咲いてなかったが

こいつは永遠花 



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