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2ー2022年  皐月


命のびを光に託して踊る
5月12日(木)晴 踊る夜明けのジャーマンアイリス

高芝山からの夜明けの光は半端ではない。
5月に入ると太陽は高芝山の西の肩から昇り、銀ギラに照り付け日の出後数分にして、堪えがたき日射となり、
日陰の無い仙人テラスや書斎テラス、ウッドデッキなどは暑熱地獄と化す。
当然ながらドームも恐ろしい太陽光線の餌食となる。

そこで先ず考えたのは、テーブルクロスに使っている航空機用毛布を、ドーム支柱に大きめの洗濯パンチで留め、
サンパラソルにしてみる方法。
これだと太陽の動きに合わせ簡単に移動できるので、我ながら良きアイデアと早速毛布を用意したが、
何とも見た目が悪くめちゃ恰好悪いのでは!
やはり例年使っている大型のサンパラソルにしてみようと、取付作業を試みる。

最大の問題は大型の重いサンパラソルをドームに如何に固定するかである。
丸太椅子にL型棚固定具を長めのビスで留めた丸太固定具を、修理して使えないものか?
ウッドデッキで使っていた丸太固定具を元々置いてあった石卓に戻し、
丸太椅子として並べておいたが、朽ち始めL型棚固定具も外れてしまった。
「おい、お前の出番が再びやってきたぞ!」と声掛けし、外れたL型棚固定具を再度ビスでしっかり丸太椅子に取り付ける。 



前庭もアイリス群落

牡丹もドームと命讃頌!

《やってやろうじゃないか!》
と独り言ち、根切り鍬を振り上げ、
葡萄畑の東柵、南柵際に
穴を掘り続ける。
倉庫の暗闇で眠っていた
3つのコンテナに詰められた
馬鈴薯が煩いのだ。

どれもこれも
10cmにもなる芽を吹き、
「もうとっくに馬鈴薯の
種芋植え付け時期は過ぎてるぞ!」
と1か月も前から叫び続けている。
もうこれ以上遅くなったら、
今年の馬鈴薯収穫は
断念せざるを得ない。

そこでたとえ
どんなにヨロヨロしようが、
最早待ったなし。


森の彼方此方に藤盛り!

いつもは昼飯抜き
だけでなく水分もとらず、
百姓仕事に専念するのだが、
今日は特別に
冷たい牛乳なんぞを呑み、
水分とエネルギーを補給し
贅沢三昧の昼下がりを
愉しんだのである。

その効果抜群で種芋の穴掘り後、
植え付け周辺の雑草取りまでやり、
最後の仕上げに
扇山ルートへ向かった。

しかし数メートル登ったところで、
疲労困憊の極に達したと
脚の筋肉がストライキを起こし、
仙人は扇山ルートを諦め
森を散策し
2箇所の森ゲートに作戦変更。
ここで奇跡が起こった。

 
芍薬も小瀧とアンサンブル
   
花水木の白と芝桜の桃色


探し求め、やっと逢えた春竜胆
4月30日(土)晴 山荘の森に群落地発見!

 森の入口で足元に何やら小さな碧紫の光が!
在った!春竜胆だ!
1か月も前から探し求めたいたが、見つからず最早山荘森では絶滅してしまったかと哀しんでいた。
そいつが見つかったもんだから嬉しくて、なんと疲労困憊している筈の仙人は扇山のてっぺんまで
登りつめてしまったとさ!めでたしめでたし。




リンドウ開花メカニズムを解明 細胞の「水門」機能関係 岩手生工研 配信 岩手日日新聞

北上市成田の岩手生物工学研究センター(小岩一幸理事長)の根本圭一郎主任研究員(40)らの研究グループは
京都大、名古屋大との共同研究で、リンドウの花が開くメカニズムを解明した。
花が開く運動は細胞の「水門」としての役割を果たしている
アクアポリンの働きによることが判明。
同センターによると世界初の解明といい、今後リンドウの開閉を制御する技術開発が期待される。
チューリップやタンポポなど多くの花は、温度や光に反応して開閉を繰り返すが、詳しい仕組みは分かっていなかった。

同グループは、昼夜の気温変化で何度も開閉するリンドウの特性に注目した。
 同センターに隣接する県農業研究センターで育成された新品種リンドウを使用し、日本学術振興会の助成を受けて2018年度から研究を開始。
その結果、花が開く運動はアクアポリンによる水の取り込みと細胞体積の増加によって生じ、それには温度と光の刺激が必要と分かった。  
実験では気温
16度のリンドウは閉じたままだが、22度になると高温に刺激されアクアポリンの働きで細胞内に水が流入し、
細胞体積は緩やかに増加し花が開き始める。
これに日差しが強まるとアクアポリンが光に応答してリン酸化、活性化し細胞内への急速な水流入、細胞体積増加が誘発され、花はさらに開く。

 アクアポリンは、生物が生きていく上で不可欠なタンパク質の一つで細胞内外の水の通り道(水門)として機能することは知られていたが、
花の開閉に関わっていたかは不明だった。
今回は花が開くメカニズムに加え、アクアポリンの働きを調節する酵素の存在も初めて解明。水の力を利用し、花が開く仕組みの一端が分かった。







前庭の藤の蕾
腰痛悪化

26日50%、27日80%降水確率
なので5月4~6日に変更!
ゴアテックスを着て
雨に打たれながら雑草取りに
励むのも乙なもの。
耳をすませば、雨に喜悦する
生命との濃密な語らいは出来る。

しかしそれは心底
草草や大地と通じ合ってないと、
辛くて不快なばかりで
言葉が通じない。
宇宙基地も
冬シートを外しているので、
雨では食事も出来ず
歓迎してくれそうにない。

建設に初日から携わってくれた
お礼を述べたくて、
ずーっと待っていた宇宙基地
なのだが雨では出番なし。
それに1週間延ばせば
きっと不調な左足、
右膝も快方に向かい、
大皿も完成するに違いない。

玉蜀黍の葉先の一部が
枯れ育ちが悪く、明らかに
移植失敗と分かる苗の撤去と
新たな苗の移植が面倒。

温室から育ちの良い苗を運び、
移植失敗の苗を掘り出し
再移植するのだが、生育不良苗も
温室なら未だ成長する可能性あり、
再びポットに戻し温室に戻す。
中腰姿勢の作業の連続で
腰痛が進行。

 発芽率40%ほどで
発芽しなかった60%ポットに、
昨年、一昨年の
モロッコと向日葵の種を
植え付ける。
この作業も中腰なので、
更に腰痛悪化。

1か月前の木蓮蕾

サンパラソル設置

ドーム手摺にも花を!
 
絶滅危惧種の金襴咲く

銀蘭も山荘森に咲く 
 
座禅草が枯葉を破って!(携帯画像)
 
木道は座禅草の葉盛り!
 
お見事!(携帯画像)

携帯画像 送受信が出来ない!

座禅草が枯葉を破って葉を出した携帯の画像を、旧携帯から移行したアドレス帳の山荘PCに送ろうと試みたが失敗!
携帯画面には送信エラーの表示が出ないので、山荘PCに問題があると考えられるが、
他の携帯やPCとの送受信は可能なので原因が掴めない。
メールだけなら送れるかとアドレス帳からのアドレスと、新たに打ち込んだアドレスと双方で試したが山荘PCには届かない。

そこで逆に山荘PCから携帯に送ってみてはどうかとやってみたが、エラーメッセージが出て不通。
旧携帯を引き継いだ「かんたんケータイ・ライト」は機能的には殆ど旧と変わらないので、
データ移行で問題が生じるとは考えられない。
そこでauとso-net双方と連絡をとり原因究明開始。
auサポートは送信後携帯にエラーメッセージが出ないと云うことは、
携帯には問題ないことを示してるのでPCのサーバーに訊いてくれとのことで早速行き詰まる。

PCのエラーメッセージについては以下の手順で調べる。
① so-netで検索し25Thを開きメールをクリック、②メール一覧→ログイン→パスワードで確かめる。
これで携帯からのメールは未着で、送信も出来てないと判明。この原因究明は連休明けの9日で
技術者が出勤しないと解決出来ないとのこと。 


仙人山のてっぺんに咲いた春竜胆
5月12日(木)晴 山頂の丸太卓の大皿(仙人作陶)にも春が来た!

もしかするとゆっくりゆっくり山を登れば、腰痛が少しは治まるかもと仙人山へ。
森への入口で4輪の春竜胆に出逢い、
更にその先には5株もの金襴、6株の銀蘭を見出し早速カメラに収める。

 


蝮草もニョロリ! 

昨日の雨で
森の緑は更に彩を深め、
光を奪い生命を耀かせている。
何とか仙人山のてっぺんまで
行ったが腰痛は酷くなる。

腰痛を抑える芍薬甘草湯と
ノイロトロピン錠、痛み止めの
ロキソプロフェン、胃を保護する
レバミピド、導眠剤
ゾルビデムを飲んで
ヤク漬けとなって寝る。


朝日を浴びて栃の花! 
 
躑躅も次々咲きだす!
 
燦然と紫華鬘!
 
近くで観ると華やかな栃の花


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