187の1ー2021年 水無月
大変だ!大地が裂けた! 5月22日(土)曇 雨で崩れ西畑の大地がパックリ! 西畑に出ておっ魂消け!柵下の土が陥没して、柵が空中に浮いているでは! あれっ、裂け目から光に満ちた世界が観える。 白くて長い根を大地に喰い込ませ、光を求めて必死に葉を延ばす生命が、 大地の裂け目に吸い込まれまいと抗っている。 あの日、こんな風に割れ目から初めての光の洗礼を浴び、大地に躍り出て風に乗り世界へ飛び出した。 氷河を登りつめ1つの山巓に立ち、更に遥かな地平線に聳える未踏の山々を望み、頂の呼び声を聴いた。 何故呼びかけるのだろう、いやなぜ頂の声が聴こえるのだろうと心が騒めいた。 山巓に立てば終わる筈だった旅が、始まりだったと気付き、未踏の峰々を彷徨う星霜を重ね、仙人は今還って来た。 こうして大地の割れ目に吸い込まれ、仙人は虚空への五体投地の旅にでるのだ。 |
玉葱収穫じゃ! |
未だ早いが唐黍植付せねば! |
不完全性断裂 痛みが増し続け、 闘ってきた 右大腿四頭筋痛と,脹脛痛が、 18日目にして ほんの僅か変化が現れた。 ベッドで安静後、 ユックリ脚を床に降ろすと、 足が床に触れた瞬間に 激痛が走っていたのに、激痛は 殆ど去りストックなしで 立ち上がれたのだ。 |
小粒が多いが美味そう! |
しかし数歩、歩くと痛みは復活し、 ストックなしでの歩行は 出来なくなる。 断裂した筋肉や腱がやっと 修復への途を辿る基礎工事を終え、 繋ぎ作業に入ったと実感! それにしても18日間も 激痛が続くなんて体験は初めて。 塩山市民病院整形外科の 藪医者(雨宮Dr)の 全く熱意の無い診断で、 病名も、ケアも告げられず、 唯レントゲン撮影した 結果を示されたのみで よくぞ此処まで耐えて来た。 |
マルチシートは再利用! |
仙人の診断結果 ≪中度(2度、不完全断裂、moderate) - 筋膜・筋線維・腱の急性または 亜急性の不完全断裂≫ 自己診断で 不完全断裂(肉離れ)と解ったのは、 ネット情報を調べた結果なのだ。 これが正確な病名だと 藪医者に教えて やりたいと何度思ったことか! |
生ハムのサラダにしよう! |
髭根をカットして乾燥! |
収穫後は網籠に入れて乾燥 |
ビッコ引き引き庭に出てガックリ! 昨日まで降り続いた雨で 雑草が我が物顔。 しかし哀しいかな今、 鍬をもって雑草取りに励んだり、 カルサーを使って草刈するには、 この脚の痛みが 退かない限り出来ない。 やがて雑草が1m以上に蔓延り、 ゲートから玄関まで 雑草を掻き分けて、進まねば ならなくなる日が来る。 これから西畑の玉葱の収穫をし、 その後に移植する 唐黍の畝を作らねばならぬ。 |
播種棚の唐黍はスクスク育ち、 畑への移植を待っている。 しかしビッコ引き引きで果たして、 玉葱収穫、残滓処理、 雑草取り、施肥、耕運機掛け、 畝作りまで出来るのか! と西畑に出ておっ魂消け! 南側柵が陥没して、 柵が空中に浮いているでは! 玉葱収穫どころか、先ずこの陥没、 崩壊した部分を修復せねば、 柵下の道路に土が落ち続け 被害が拡大してしまう。 柵下のコンクリート壁内側に 金属杭を打ち込み、 柵を固定し直さねばならず、 玉葱収穫は後回し。 |
テラスで採りたて玉葱のサラダを食べよう! |
アンネ薔薇もテラスに飾って! 神経伝達物質ドーパミンやセロトニン、 鎮痛効果の強い脳内麻薬βエンドルフィン、 等の脳内伝達物質が多量に出て、 天国が出現するのか? 連日右脚の痛みと闘いづけていると、 苦痛からの開放ばかりを夢見る。 天国には行かなくてもいいが、 せめてこの痛み、何とかならんか! |
苦痛臨界点の彼方 苦痛に耐えながらも生命維持の限界点を越えた瞬間、 苦痛を認識する器官が機能を失い 苦痛を感じなくなるのか、 はたまた運動調節、ホルモン調節、快の 感情、意欲、学習などに関わる |
サラダと薔薇アンサンブル |
採りたてレタスと玉葱 |
右大腿四頭筋の痛みとの食事 |
メロンの横に山荘干柿も |
ブリッジの 欄干に立ち伐採 小楢が大きくなり 森テラスと森の間の眺望を遮る。 眺望を遮るだけでなく、 山茶花の前や横に蔓延り 山茶花の障害にもなっている。 さて伐採するか残すか! と云うのもこの小楢は森と山荘の 崖っぷちに生えており、 単なる役立たずの雑木ではなく、 土留めの重要な役割を担っているのだ。 |
そこで土留めの役職は解任せず、 眺望を晴らし山茶花の生育も妨げぬ様、 根元からではなく幹の途中から 伐採することにした。 となると技術的に難しくなる。 崖なので脚立は立てられず、 ブリッジの欄干に立ち危うい姿勢で 手鋸で伐り始めたが、切れ味が悪く 1時間掛けても伐れそうもなく チェーンソーに切り替える。 7本程伐採したら、スッキリ。 しかし途中からの切断で、果たして 小楢は生き残れるのだろうか? 土留めの役割を全うすべく、せっせと 葉を繁らせ根を しっかり張ってくれるだろうか! |
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満開クレソンも食卓に参加 |
アボガドと薔薇のデュエット |
仙人は退縮し大地に回帰し五体投地の旅にでる
あらっ、ぐるりと回ってみたら8つの星が、はっきり観えるわ! 一番近くの大きな優しい星からは、おっぱいの匂いがする。 隣の明るく煌めく碧い星の光は、あたしを貫いて60兆の細胞を暖めてくれてる。 その後ろの4つの紅い、とても大きな星はニコニコ笑ってる。 でも何だかあたしからどんどん離れて行って、微笑みに淋しさが漂っているような気がするわ! あたしの右目を覗いてみて!ほら紅い大きな星が映っているでしょ。 あの星は赤色巨星と呼ばれているんだって! その右下に白い2つの星が連なって、短い紐のように観えるでしょ! あの2つの白い輝きは、赤色巨星から生み出された星で、碧い星と優しい星の兄妹らしい。 でも妹星は動かず、あたしと云う小さな小さな星が生まれたことを、未だ知らない。 何回もグルグル回ってあたしがもっと大きな星になったら、あの星の傍まで行って、 あたしが生まれたことを教えてあげよう。 あたしの頬に触れ、ニッコリ笑ってきっと動き出すわ! 嘗てあたしは、あの8つの旅する星だったのね。 それで仙人は退縮した自らをあたしに重ねて、五体投地の旅に出るなんて有頂天になってる訳? でも星々が回るのではなく、あたしが回るのよ! 仙人の目指すチベットの悠なる山カイラスを超えて、もっと自由に飛翔しあたしは山巓に立つ。 そこから何が観えるのかしら! |
両脚を開いて! |
右足の指で大地を捉え! |
右手で大地を掴み! |
重い頭を仰け反らし! |
初めての寝返 5月30日(日) どうだろう、 この誇らしげな表情! 大きく口を開け、 歓びを漲らせ膝を立て、 右肘を、精一杯延ばして、 前に進もうとさえしているでは! 117日目の小さな生命が 内に秘めた力で初めて 自らの存在そのものを回転させた。 星々が回っているのではない。 あたしが回っているのよ! |
右手を前に突き出し! |
右脚を踏ん張り! |
そらどう、回ったわ! |
こぺるにくすになったのよ! |