1772ー2020年  葉月

えっ、茄子にもオチンチンがあるの!
山荘畑が造りだしたオブジェの予言じゃ!


 
特発性腎出血の最も顕著な症状は、突然の血尿です。
この病気による血尿には痛み等が一切なく前触れもないため、ある日突然真っ赤な尿が出て慌てて病院に飛び込む、なんて方も多いようです。
ちなみにこの血尿ですが、一度限りのこともあれば数日間にわたって続くこともあります。

 この記述を見つけるまでに2日間ネットサーフィンを続けた。

昨日夜明けに黒のブリーフが濡れているのに気づき、「ありゃ、いよいよお漏らしが始まったか!」なんてのんびり構えていたが
今朝、雨が止み明るくなった空を眺め、それじゃ洗濯でもするかと昨日履いていた薄いクリーム色のズボンを観て吃驚!
チャックの周り直径15cm程が血に染まりぐっしょり。お漏らしは尿ではなく血液だったのだ。
慌ててネットサーフィンを開始。突然の血尿、痛み無し、真っ赤な尿をキーワードに探したが、
腎臓関連ではなく尿道炎、膀胱炎、前立腺癌の疑いで検索したためヒットせず。

それに血尿ではなく、自覚症状としては尿を伴わない出血であって、ズボンの染みも外傷時の出血と全く同じである。
これが更に検索を難しくした。出血後毎回排尿時に調べたが、最初に血の塊が少し出てその後やや赤みを帯びた尿が出る。
つまり出血後収まったかに観えた出血は持続しているらしい。ネット情報は更にこう続く。

【特発性腎出血は、腎臓から尿路にかけての組織に出血が起こる病気です。 腎臓をはじめとする尿路が出血した結果、血尿が出てしまうのです。
また「腎出血」というと腎臓や尿路に血液がたまるのでは、と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、そういうわけではありません。
あくまでの腎組織に出血が生じ、これが尿に混ざって排出されるため、血尿が出るのです。そして腎臓から出血する原因ですが、実はわかっていません
。 医学用語で「特発性」とは「原因不明」という意味であり、特発性腎出血とはつまり、原因不明の腎出という意味になるのです。
ちなみにこの特発性腎出血は、20代から30代の方に多く見られる病気です
 

そうか、敵は腎臓だったのかと納得!
心臓弁膜症、上行大動脈瘤、右肺に増殖を続ける腫瘍と続き、遂に腎臓まで出血し死への旅を進めに来たかと、今までの活躍に感謝!
ご苦労さんでした。なんぞと他人事の如く記す仙人の胸中は如何に!
なんだって!≪特発性腎出血は、20代から30代の方に多く見られる病気≫だって!
これで仙人はすっかり20代にでもなった気分でルンルン!相変わらず仙人は単純でいいね!

実はこの突発性腎出血は、お漏らし錯覚ではなく、実際に20代になった仙人が畑の茄子になって、
木星大赤斑の陰核の下部に眠る雪山の暗渠に突入した結果、生じたらしいのだ。
となると仙人は、地下に張り巡らされた暗渠に深く潜り込み、
暗渠の最奥部で情報交換しては、再び何食わぬ顔をして地上に現れるアングラ人か!仙人の正体観たり!



冬のシクラメンが夏に咲いた
特発性出血

紹介状が無いと泌尿器科は
外来診療は出来ないと、
国立国際医療研究センターに断られたので
塩山市民病院に、
紹介状を書いてもらおうと連絡。

泌尿器科は木金だけなので
今日、超音波検査をして1週間後に、
その結果を基に
紹介状を書いてくれるとの事。

それなら鬼子母神診療所での
月例定期検診で
書いてもらおうかとも思ったが、
それには目白に帰らねばならず、
その往復の方がよっぽど負担が大きい。

 
50cc以下中等度肥大だが仙人は27cc 

で結局激しい雨の中、
塩山市民病院までランドベンチャーを走らせ、
超音波検査を受けたが、
女検査技師は断層画像を観ながら、
腎臓も膀胱も異常なさそうです、
と気さくに話しかけてくる。

国立国際医療研究センターの技師なんぞ、
「それは担当医師に訊いてください。
私から話してはいけないことになってます」
の一点張り。
検査結果を持って再び泌尿器科に行くと、
1週間後ではなく、
その場で紹介状を書いてくれた。

この融通の良さに、
うーん、田舎は大らかで良いなーと
改めて
田舎の良さを思い知った。 

今、天鵞絨毛蕊花が真っ盛り!

いてて! 

春に移植したアンネ薔薇も咲いた


向日葵の甘い水を吸う緑豹紋
山荘森を背景に向日葵畑を舞う蝶

山のトレーニングを始めて50年以上を経、更に山荘での1日2食で、間食、水分補給無しの生活が25年続き、
激しく汗をかいても登山中でない限り、水分補給はしない生活スタイルを維持して来た。
ところが数日前からその生活スタイルを変え、汗をかいた後は水分補給をすることにした。
理由は先ず第一に老劣化の進行が激しく、体に蓄えれた水分だけでは動けなくなった、
第2はコロナウイルス感染対策と熱中症対策。

第3にギンギンに煮やしたビアを1日の終わりに、グイグイ呑む習慣が無くなったこと。
でもって畑仕事や山荘の土方仕事、森の伐採作業などで汗をかいた後は躊躇せず、氷を入れた水をがぶがぶ呑む。
山荘の水は山の地下水を汲み上げているので、塩素消毒の厭な臭いもなく、ミネラル豊富な美味い水。
とは解っているがストレートで呑むことは無かったので、今回呑んでみてこりゃ感動もんじゃ!
とその甘さに痺れた。水が仄かに甘いだなんて嬉しいね。
もう今日1日はガブガブ呑んで、すっかり山荘水と仲良しになってしまった。


17夜月

昨日カッシーニの僅かな隙間に
17.4日の月が光を覗かせた。
ビッグツリーと北森のカッシーニの様な
僅かな隙間で、満月に
翳を落とした17夜月が、
夜明けの薄雲と戯れる。

微かに朱を帯びた朝霧の如き雲に
隠れたり、
一部だけを覗かせたりを繰り返し、
ビッグツリーの葉影から
躍り出て、
全容を森のカッシーニ間隙に晒す。


カッシーニの輪に踊る蝶
死んだ西瓜

何故だ!あれ程手間暇かけて
大切に育てて来たのに、
野球ボールの大きさで成長が止まり、
数個は根元が枯れて完全に死んでしまった。
冬の寒い間にせっせと穴を掘り、
石灰や鶏糞を土と混ぜ

初夏の苗植えの準備をし、
西瓜苗を移植してからも
雑草にやられぬ様マルチ段ボールを
敷き詰め、更に蔓を
陽の当たる方向へ誘導し、
もうこれ以上手の尽くしようは無い。


これから唐笠になるんじゃ!

其れなのに
10本の西瓜総てが発育不良か、
枯れてしまうかの状態。
何が悪いのか?

西畑の西柵側は
夕日は当たらないものの、
朝から太陽に恵まれているし、
何が不満なのか、
何が足りないのか、教えておくれ!

角田光代原作のTV「坂の途中の家」
を観ながら、
西瓜が虐待される子供で、
虐待に追い込まれていく母親が
仙人になって、仙人は
西瓜を理解できず、やがて
西瓜を殺してしまうのだ、
なんぞと恐ろしくなって叫ぶのだ。

「何が不満なのか、
何が足りないのか、
教えておくれ!」  


西瓜の代わりよと卵茸

谷に群落する狐の剃刀

どう、涼やかでしょと前庭の槿

庭の夏水仙は狐の剃刀の仲間
狩りをする似我蜂(ジガバチ)
麻酔を打ち生かしたまま穴に閉じ込め卵を産み≪我に似よ≫と喚き去るとの伝承(仙人山で)

新兵器・立鍬の≪雑草削る君≫は、濡れた大地では赤土が三角刃に喰い込み、直ぐに削れなくなってしまう。
ここ1週間以上雨が降らず、カチンコチンに乾いた畑なら効力を発するだろうと、≪雑草削る君≫を抱えて西畑へ出陣。
一撃目、ガツーンと鍬が跳ね返され焦る。力を込めて更にもう一度エイ!しかし同じくガツーンと、
乾いてコンクリートになった大地が鍬をせせら笑う。

やや!濡れた大地でも乾いた大地でも≪雑草削る君≫は役に立たないのか!
決して怒らず、焦りを押さえて仙人は考えた。ここでいつも使っている立鍬の春水や唐鍬に替えてもいいが、
それでは≪雑草削る君≫を見捨てることになる。
新商品開発までに重ねた製作者の試行錯誤が積み上げられて、
今ここに、こうして≪雑草削る君≫はあるのだから、きっと解決策はあるに違いない。
で、刃を斜めに構えてみたり、刃に挟まった土や草を取るブラシを使ってみたりして、
どうにか唐黍畑とオクラ畑、薩摩芋畑の草刈を終えた。



仙人山の標識に七節出現!
日の農作業

熱中症なんぞ眼中にないとばかり、
猛暑日の真昼間の農作業を続ける仙人。
で、どうなったかと云うと
山トレーニングはさっさと諦め、

読書の丘に登って
最短ルートの森を散策し、
おー、それでも4日間連続して
1日10km以上も歩き
活動したかと、ご満悦!


葉や枝に擬態するナナフシ

幼虫は獲物を腐敗させない様に殺さず食べ尽くす

 
翅だけ残された揚羽蝶
払機BCW234

 なんじゃこら!
今までどんだけ無駄な労力を
費やしていたか、
しみじみ実感!
新兵器エンジン刈払機BCW234の
試運転を兼て、ちょっと
奥庭の雑草や芝を刈ってみての驚きである。

排出量23ccなので
今までの20ccより馬力があることは
確かだが、2倍程の力強さがあり、
その上、ヘッドで地面を叩くと
ナイロンカッターが、
自動的に出てくるので、
一々切れたコードを
引き出す手間が省ける。

 仙人山の背筋露虫



とんもころし81日目の収穫じゃ!
5月29日に種蒔、81日目の8月18日収穫

これは正に革命的な改善じゃと有頂天になって、
1週間前に刈ったばかりの奥庭、西畑を刈り直し、更に刈ってない林檎畑までと一気に雑草刈を行った。
ところがナイロンカッターを繰り出す装置の2つの爪の一方が折れてしまい、交換にナフコへ。
同じ製品では再び折れると予想されるので、爪の不要なナイロンカッター自動操出器と交換。

山の陽に、いや幾ら暑くて猛暑日でも陽ではなく日にすべきだが、その山の日にこそ仙人山に行くべし!
とは息巻いてみたが、朝一で始めた森テラス上のアーチ移動で午前中を費やし既に汗ぐっしょり、、
このまま野良仕事を続けると熱中症でぶっ倒れ、折角の山の日に仙人山に登れなくなる懼れあり。

よっしゃー!野良仕事なんざ、後回しにして即、仙人山を目指すべし!
とばかり12時45分に山荘を飛び出し、昼下がりの涼やかな森に歩み出す。
森の入口の大岩にオブジェとして置いた、3枚のHermit大皿の内1枚が、
傾いてしまったので釘で固定して道草しながら、木漏れ日と森の静寂に分け入る。



唐黍で唐冠の花弁を!

面倒なのはアーチのトップに取り付けた照明具配線のやり直し。
テラス床下を横断させ、排水溝からアーチへと
這わせてあるコードを切断して、ブリッジ中央まで
配線を延長し照明具に接続し直さねばならない。

アーチに巻き付けてある配線を外し、
アーチをブリッジ中央に移動したが、
さてどう固定したらいいのか?
ブリッジの幅よりアーチの方が広いので、
ブリッジ下にアーチを支える金属板か木材を渡すか、
はたまた幅の狭いブリッジの支柱に無理して、取り付けるか?
森テラスのアーチ移動作業

森テラス西側に碧透明の屋根を設置するにあたって、
テラス上のアーチ移動が必要になった。
なーに簡単な作業で1時間もあれば終わるさ。
いつもの能天気ぶりを発揮して取り掛かってみて狼狽える。

ブリッジに出てみて、カンカン日照りに直撃され、
慌てて帽子を被ってみたが、帽子なんぞでは、
とてもこの強烈な陽射しに耐えることは出来ない。
扇風機を持ち出して作業現場に強風を送りつつ、
先ずはテラス上のアーチの撤去から。

 
夏を謳う海の唐冠と山の唐黍



うん、良く実が着いている

毛が黒くなると収穫時
仙人は突如ムルソーに

≪洗濯の動機を
「太陽が眩しかったから」と述べ、
死刑を宣告された仙人は、
懺悔を促す司祭を監獄から追い出し、
死刑の際に人々から
罵声を浴びせられることを
人生最後の希望にする≫

そういやー、今日の日本の最高気温は
甲州市で37.2℃だったとか。
キッチンと居間を仕切る
カーテンの汚れを観て、居間の
ヒマラヤ石卓の潮解した岩塩が染みついた
テーブルクロスを観て、
仙人は突如ムルソーになった。


ムルソーが大した意味も無く
アラブ人を殺害することと、汚れたカーテン、
塩化カルシウムが潮解し染みの付いた
テーブルクロスと対峙して、仙人が
それらを洗濯機に放り込む行為に、
如何なる共通する心象風景が
あるのかさっぱ見当もつかぬ。

何しろコロナ禍で外出自粛、
その上連日の猛暑日で、今日もまた
甲州市は日本の最高気温を示し、
太陽は眩しいばかり。
更に仙人は狂った様に
大型窓ドアの8枚のカーテンを外し、
最高気温が沸かした太陽光の湯を、
洗濯機にぶち込み洗濯を始めたのだ。

それから37℃の炎天下に飛び出し、
汗をだくだくと流し野良仕事をし、
標高1002mの仙人山に
まで登ってしまったのだ。
ここまですれば人々の罵声を、
大いに浴びることが出来るに違いない!

ムルソーになって、生でも甘いかな



意味も無く池拡張工事を始めたムルソー
山この辺りまで池を拡げてみようか!

何たって畑仕事を最優先すべき。芋畑も大根畑も雑草天国だし、
林檎畑なんぞ施肥耕運機掛けしてそのままほったらかしてあるので、目も当てられない。
とんもころしとオクラ畑の雑草は何とか取ったが、茄子、ピーマンは雑草に負けそうだし、播種して育てたトマトは、
やたらと繁茂し結実が遅いので、芽欠きをせねばならぬし。

初代トマトの収穫が末期を迎えているので、連続収穫のバトンタッチが出来るようケアすべき。
とまあ、どうでもいい大カーテンの洗濯なんぞに手を出すべきではないのだ。

しかし昨日居間のカーテンを選択して置きながら、居間の東側、2階の窓総てを無視する訳にはいかない、と洗濯開始。
その後、森テラス東テーブルに差し込む、強烈な太陽を遮るパラソル設置などに熱中し、仙人は畑に出る気配無し。



穴掘りは重労働だぜ!

腰痛ますます酷し!

その上右腕腱鞘炎の痛み加わり

殆ど汚れているとは思えぬ
大型カーテンを、この忙しい時に
何故最優先して洗濯するにか?
優先事項の最下位にある、
面倒で時間のかかる
20数枚に及ぶ大型カーテン洗濯を、
敢て最優先する仙人の
心象風景を覗いて観ると、どうやら
お別れの儀式が見え隠れする。

山荘を受け継ぐ者が、
カーテンにまで気を配って
洗濯するなんて先ず考えられない。
森の中に或る山荘カーテンは
汚れることは無く、
ここ25年で一度しか洗っていないが、
今後再び綺麗にしてもらえる
可能性は無い。
感謝を込めたお別れの儀式なのだ。


思わず右手の痛みに呻く!
夜中に咳、扁桃腺も痛み始め
こりゃ、コロナにやられたかなと
思いつつ朝の筋トレ、
ストレッチを熟し入浴後、朝食を作っては
みたが食欲も無し。
朝方風邪初期に効く葛根湯を呑み、
溜っているHPの編集に手を付けては
みたものの体も能も機能しない。

食材の買い出しをして、
ベッドに寝転び本を読んだり
うつらうつらしたりしていたが、
左の偏頭痛が酷くなり、
筋肉緊張緩和剤ミオリラーク、
痛み止めロキソプロフェン、
胃壁を護るレバミピドを呑む。

電動斫り機登場!

岩が砕かれ旧池と繋がりそう

もう一歩やな!と廣丸さん



出窓額縁の職人

数日前からやたらと左心室が話しかけて来る。
携帯電話を左胸ポケットに入れているので、
携帯マナーモードの振動なのか
左心室の呼びかけなのか解らず、何度か
携帯を取り出してディスプレイを覗き、
念のため耳に当ててみる。

もしや左心室がマジに話しかけてくるのでは
との期待は裏切られ、
空になったポケットの下では、
大動脈弁から逆流し氾濫する
動脈血の騒ぎが聴こえるのみ。

いや待てよ、これ程までに
マナーモードの振動音と左心室の振動が
似ているのは、偶然ではないかも!
 

逆流する大動脈弁

夕食前に更に葛根湯を飲み食欲は無かったが、
鰤カマとステーキを食べたら、美味しいでは!
味覚が復活すれば、食欲も出て回復するのでは!
と更に太陽風呂で腹筋運動しながら汗を流し、
今夜は早々に寝ることにした。

これで明日夜明けのストレッチ、筋トレが軽快に出来れば、
野良仕事も可能になるのだが!
嘗ては1晩寝れば復活したが、
老劣化した現在の肉体に、
それ程の復活力は期待出来ない。

やや、消えていた左の偏頭痛が再び暴れ出したぞ!
こりゃ駄目か!

 
森テラスに屋根を張る職人



ポリカーボネート板(PC)を張る

さてさて、コロナ、偏頭痛、大動脈弁痛と3拍子、
いや熱中症も加わって仙人を甚振る苦痛は、
一晩明けて如何なる進展を見せるのかと、
ちょっとだけ愉しみにして夜明けを迎えたが、
見事復活!

一晩で復活出来るなんて、もしや
本当の仙人に成れるのでは、
なんぞと阿呆に成りきるのも悪くは無い。

仙人を振る苦痛

確かに携帯からは何も聴こえないが、
携帯を取らせたのは大動脈弁の振動ではないか!
となると大動脈弁は、鈍感な仙人への
危険シグナルを増幅lする為に
携帯を使っているのではと思ってみたり。

しかし昨日は偏頭痛が酷くなり、
最初は大動脈弁とハモっていた痛みも、
やがて左側偏頭痛のアリアとなり、
左心室の痛みは封殺されてしまった。

 
PCの耐衝撃性はガラスの250倍以上



黒シャツの息子はボルダー

聴いてしまったら、そりゃ山荘主としては、
弱者でもある山荘住人の要望を
聞き入れぬわけにはいかないではないか。
池を延ばすと云うことはスコップ、
唐鍬など使っての穴掘り、土方仕事を余儀なくされる。

右腕は頑強に休息を要求指しているし、
かと言って、まっ、右腕の痛みが引いてからね、
なんぞと言訳して先に延ばしたら、
土方仕事がいつ出来る様になるか解らん。
つまり錦鯉たちは、ふん、そんな言訳するとは情けない。
仙人はすっかり、お役人になっちまったね。
なんぞと本当のことを云うのだ。脱役人じゃ!

とまあ、朝も早から猛暑日のまっ最中に
右腕痛を無視して、土方仕事をおっ始めたんじゃ. 
やってやろうじゃないか!土方仕事

巨木伐採で痛めた右腕が、
毎日湿布を貼り付けているにも拘わらず、
頑強に休息を要求し続ける。
右腕でビアグラスを持てない程なので、
確かに右腕は回復してはいないのだ。

しかし森テラスの西テーブルから見下ろすと、
真下には池が無く錦鯉たちが餌をねだりに来れない。
例によって突如、彼等の叫びが聴こえてしまった。
≪狭くていいですからほんの数メートルだけ、
西方向に池を延ばしてください≫

 
 
ボルダリング専門で岩壁は登らないとか



塩沢父&息子の意気はぴったし!

 屋根の透明度抜群!

山荘4度目の慣れた工事

(せせらぎ)の音色

どうしてこんなにも、心が豊穣の歓びに
満たされるのだろうか!
仄昏い谷の奥から立ち昇る潺の音色に、
耳を傾得ながら、
心象にひたひたと打ち寄せる歓びを探る。

日本での最高気温39.2℃に達した
山荘下の甲州市では、
体温以上に大気が熱され、
生命に危険を及ぼす暑さであると、
高温注意報が発せられている。


朝から小倉山連稜と扇山に
囲まれた小さな谷間に、
スピーカーが何度も繰り返し鳴り響く。
≪高温注意報が出ています。
外出や運動を控え、こまめに水分補給をし、
冷房など利用し
体温上昇を抑えてください≫ 

池の穴掘り、コンクリ打ちの
土方仕事に汗を流しながら、
これを聴いた仙人は即、決意した。
この生命に危険を及ぼす環境下は、
仙人の生命力をチェックする
絶好のチャンスでもある。

 
北杜市(廣丸)、南アルプス市(塩沢)から来た職人
 
完成したぜ!


死んだ筈の西瓜を収穫し食卓に
うん、屋根があってもサンルームみたいで悪くはないかな!

この環境下で外出し、大いに運動し、出来る限り水分をとらず、汗を流し続けたらどうなるか!
土方仕事を早々に切り上げて、小倉山から上条山へと、稜線の森を駆け抜けよう。
と云っても膝痛と腰痛、更には心臓弁膜症、上行大動脈瘤を抱えているので、
駆ける訳にはいかないが、まっ、散歩程度の速度でならいいか。

外野席からは、もうすぐ76歳になろうとしている高齢の病気持ちが、注意報を無視して
そんな過激な行動に出るなんて許されない。との非難ごうごうの声が響き渡る。
いやいや、高齢で病気持ちだからこそ、仙人は試されるんじゃ!




仙人墓の前でテラス表札を持つ仙人
観えた深い

 死との境界線上を歩むことによって、
何が観えるのか、
何にも観えないのか!
小倉山の頂から深い森に覆われた
長い山稜を上条山へと辿り、
苔むした倒木の散在する
広く豊かな上条谷を下り、
竹森の谷に出て、
深い歓びに気付いたのだ。

仄昏い谷の奥に点々と、
橙の光が観える。
谷を降りて近づいてみると、
秋の彼岸花か、今山荘に咲いている
夏水仙のように観える。

名はきいたことあるが、
≪狐の剃刀≫だとは知らず、
谷に沿って咲き誇る
橙の花群落に導かれ、
座禅草公園駐車場に向かう。
 
そう、幾ら
≪死との境界線上を歩む≫なんぞと
格好つけても、山荘から
小倉山登山口までの炎天下の
農道を歩く様な無為な自殺行為を、
仙人が取る筈がない。
仙人は登山口まではバイクで、
風を切って飛ばしてきたのだ。

土方仕事手順
①穴掘りと石の除去 
②防水シートを穴に敷き詰める 
③段ボール、板でセメント枠作り
④セメント、砂、水を撹拌する 
⑤枠と防水シートの間に
セメントを流し込む。

一度に穴全面にセメントを
流し込むことは出来ないので、
部分的に流し込み
一晩養生して固まってから、
固まった部分を足掛かりにして、
3~4日に分けて流し込みを繰り返す。

垂直部分はセメントの重さで
下に流れ落ちてしまうので、
段ボール枠では固定が難しい。

なんか、漫画チックの山が気に喰わないけど!



表札はこの位置かな!

いや、時計の左がいいな!
一で山荘へ

目白宅5時20分発、新宿5時49分発
高尾7時07分発で山荘へ向かう。
8時30分に山荘着、
8時40分に業者3人
(請負業者廣丸サッシ1人、
施工業者塩沢YKK代理店2人)が
YKKの屋根材を積んでやって来る。
ギリギリセーフで間に合った。

業者の持ってるバールを借りて、
ビクとも動かない旧池と
新池の境に在る岩の移動を試みたが、
全く揺るがず。


さて、居心地はどうかな! 

業者曰く、「はつり機で割ってしまえば!」
 そこで電動はつり機(電動ハンマー)
使って岩を砕く。
これでどうにか旧池と新池は
繋げそうだが、深さが足りない。
更に深くする工夫が必要になる。

一番心配していた森の消失であるが、
薄いブルーの屋根板ポリカーボネートは、
商品見本以上に透明性が高く、
踊場から見上げても
屋根を通して森が、かなり明確に観え、
消失は避けられた。

テラスとキットとなっているYKKの
オプション製品なので、
テラスとの違和感は全く無い。

もっと下方にするか!

これでどうだ!




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