1721ー2020年  弥生


こびっどないんてぃーん君登場!

37カ国で774人が死亡したSARSウイルスの
パンデミックを遥かに超える死者を出した新型コロナウイルスCOVID-19に怯え、
日本では突然、全国小中高校の一斉臨時休校要請、
スポーツ、文化イヴェントの中止もしくは無観客実施、北海道では非常事態宣言を発し外出自粛。
ミクロの敵との全面戦争は始まったが・・・・・。

700年前の14世紀、モンゴル軍の齎したペストがヨーロッパを襲い欧州人の半数、
全世界の人口を3億5000万人にまで減少させたと云われる
14世紀のペストでは、1億人が死んだ
100年前の1918年~19年にかけてはスペイン風邪で2500万人が死んだ
さて今回、新たな超能力を秘めた生命の魁・COVID-19は、如何なるメッセージを抱いて
生命の頂点に立つ人類と対峙せんとしているのか!


新型コロナウイルスCOVID-19はどいつだ!
3月1日現在、中国国内での死者数2870人

ウイルスのスパイク蛋白質が膜成分のエンベロープから乳首の如く飛び出し、揺らめきつつ吸着のチャンスを狙う。
≪さて、どの細胞に喰らいついてやろうか!≫
御存知のようにウイルスは、生命の最小単位である細胞やその内部に在る小器官も無いので自己増殖出来ず、非生物扱いされたりしている。
まっ、言ってみれば生物と非生物の境界線上の住人であり、細胞を生命の最小の単位と見なし、
それから構成されるものに生命を認める生物学からすれば、ウイルスは生命の魁!

その生命の魁・こびっどないんてぃーん(COVID-19)が人間の肺胞に潜り込み、肺胞の細胞に喰らい付く。
喰らい付くスパイク蛋白質の正体を米テキサス大がつきとめた。
スパイク蛋白質の立体構造を、極低温電子顕微鏡で詳しく観察した結果、≪SARSウイルスのものと比べ、
人の細胞で感染の標的となる分子に10~20倍くっつきやすいと分かった≫
とか。
(2020年2月20日09:09 ライフ科学) 

≪ほんなら、ちょろっとこびっどないんてぃーんにでも逢いに行くか!≫なんぞと仙人登場。

 
嘲笑うウイルス

その感染の標的となる分子に喰らいつく能力が
今までのウイルスより、10~20倍も高いCOVID-19は、
肺に飛び込んでどんなことをするのか!

先ず乳首のようなスパイク蛋白質を振りかざして、
肺胞の細胞にピタリとくっ付いて、
細胞への侵入を果たす。
次に蛋白質の殻と核酸しか無く、生きるのに必要な
エネルギーを作る製造ラインを持たぬ
ウイルスは細胞内でジーっと待つ。

すると製造ラインを持つ細胞が、
このウイルスの蛋白質の合成を行い、
更に遺伝子まで複製し、両者を組み立てて、
細胞外へ放出してしまうのだ。




(肺炎予防jpより)



ウイルスが侵入すると細胞は、
2つの娘細胞を生み出す細胞周期を停止させたり、
免疫反応に必要な多くのタンパクの
遺伝子情報を含むMHCクラスIなどの
抗原提示分子を介し、
細胞傷害性T細胞を活性化して、
細胞の死・アポトーシスに至るのだ。

細胞は2倍づつ対数増殖するが、ウイルスは、
このように宿主細胞内で一気に
爆発的に、一段階増殖を行うので短時間で増える。
爆発的に増殖したウイルスが、
乳首の様なスパイク蛋白質を振りかざして、
肺胞の細胞に襲い掛かかれば、
どうなるか言うまでもない。

細胞本来の生理機能は破綻し、
細胞膜や細胞壁の破壊が起き、結果として、
多くの場合、宿主細胞は死を迎える。

(wikipediaに加筆)


  感染した細胞が自ら死ぬことで
周囲の細胞にウイルスが広まることを
防いでいると考えられているが、
いずれにしても肺胞が急速に減少し
呼吸困難に陥り、
宿主細胞だけでなく、やがては
宿主の死に至ることにも、なるのである。



絶妙
なる肺胞の機能

肉体の隅々まで巡り酸素を運んだ動脈血が、
静脈血となって肺胞に還って来る。
この時の静脈血酸素分圧は40mmHg、
肺胞内の分圧は100mmHg。
この分圧60mmHgの差で静脈血の
ヘモグロビンに酸素が供給される。

同様にして二酸化炭素分圧は静脈血内で46mmHg,
肺胞内で40mmHg,この6mmHgの差で
炭酸ガスは肺胞内に移される。
肺胞内の炭酸ガスは呼吸によって気道から排出。
これで静脈血は動脈血となって
再び肉体の末端への旅を始める。

僅か1000分の1ミリか2ミリ程の肺胞の
絶妙な働きによって肉体は生かされている。
こびっどないんてぃーん(COVID-19)は、
この肺胞の細胞に喰らい付き、
爆発的な増殖を遂げ、肺胞を殺してしまうのだ。
ウイルスは飛び交い、他の肉体へと
旅を続け、瞬時に感染を拡大し、
人類そのものへと、全面戦争を仕掛ける。

DNAかRNAしか持たぬ生命の魁が挑む闘いは、
新たな知的生命体への胎動か、
なんぞと仙人は誇大妄想するのだ。

 
(看護ROO!図に加筆)



コロナウイルス感染の広がり
(1月11日~2月12日現在)


これまで人類が経験してきたパンデミックには
次のようなものがある。

黒死病……14世紀、ペスト。当時、欧州の半分前後の
         生命を奪ったとされる。
ウイルス性呼吸器疾患コビッド・ナインティーンはwikipediaによると、
武漢で分離された
ベータコロナウイルス(Beta-CoV)の
配列と類似してるって!
重症急性呼吸器症候群関連コロナウイルス(SARS-CoV)や
中東呼吸器症候群関連コロナウイルス(MERS-CoV)など
他のコロナウイルスとは遺伝的に異なり、
SARS-CoVと同様に、
Beta-CoVのB系統(lineage B)に属してるとか!



国内の感染発症、死者数
 (2020年3月1日現在仙人在住の山梨県は0



年齢別による発症、死者数
 (1月11日~2月11日現在)
天然痘……16世紀、コロンブスのアメリカ大陸発見によって
         免疫を持たない先住民のあいだに流行した。
         アステカ帝国やインカ帝国滅亡
         原因になったと言われている。
コレラ……19~20世紀にかけて地域を変えながら
        7回、大流行したと言われている。
スペインかぜ……1918~1919年。インフルエンザの一種だが、
         第1次世界大戦中に大流行し戦争の終結を
         早めたとも言われている。
         推定死亡者数は2500万人以上。
HIV……エイズ、1980年代前半、先天性免疫不全症候群
       とも呼ばれて、アフリカ諸国を中心に大流行した。
SARS……2002年11月~2003年8月、香港や北京を中心に
         8096人が感染。37カ国で774人が死亡


仙人は怒っている。
文化、スポーツなどのイベントを中止、乃至は
無観客実施へと追い込み、学校を閉鎖し、
北海道では非常事態宣言を発しながら、
肝心の検査態勢が杜撰で、
医者の要請があっても検査できず、
患者は野放し状態になっているのでは!。

医師が総合的に判断して検査要請しても、
検査が拒否される例が続出。
≪新型コロナウイルスの遺伝子検査のキャパシティーは、
2月12日時点で1日最大300件止まり。
2月18日から1日3800件に増強されたとは言うものの、
実際に検査された件数は、
1日当たり約600件から約1500件程度≫

因みに日本の41%の人口(5182万人)の韓国では
1日に8000件の検査が可能で
2月25日現在で検査者数40304人に対し
日本では僅か1742人。
呆れて物が言えない。

検査もせず感染患者を放っておいてイベント中止、
学校閉鎖、緊急事態宣言を出すなんて本末転倒。
先ずは全力を挙げて検査態勢を拡充し、
感染者を見つけ出し
感染者の隔離、治療を優先すべきでは!

厚生省が定めた検査対象基準



検査能力がアップしない背景
      安倍政権が 
国立感染研究所の予算を削る。
       民間にウィルス検査の仕事をやると 予算が減るので民間に渡せない。
       能率が悪いと云われようが 背に腹は代えれない。
       放送の時 TV に依ると 国立感染研は連休はしっかり休んでいたとか。




講演中止:イベント中止の被害は此処でも!

嘲笑うウイルス

ポスターも仕上がり3月29日の講演・シンポジウムに向けて
着々と準備を進めていた冨美代さん。
会場の雑司ヶ谷地域文化創造館多目的ホールから通達。
≪新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、
豊島区では一部の施設の休館及びサービスの
利用を休止することといたします≫


仙人専用と決めつけている地元図書館も閉鎖で、
仙人はしょぼくれている。
≪COVID-19になんか敗けないぞ!≫
と叫んではみたものの・・・・・

 
回復しつつある舞ちゃんも面会謝絶に!
脳血栓で昨年8月に倒れ認識を失った舞ちゃんは、
6か月に亘る家族の連日の介抱の結果、眼を開いた。
マッサージしたり語り掛けたり、
音楽を聞かせたりと必死の介抱を続けてきたが、
虎の門病院も
新型コロナウイルスの感染防止で面会謝絶。

となると今まで続けて来た家族のケアも出来なくなる。
≪舞ちゃん頑張れ!≫の
メッセージが届かなくなったら、回復しつつある舞ちゃんは、
再び深い眠りの底に沈んでしまうのではと
不安は尽きない。



玉ウイルスも居るんじゃ!

2000年、今まで病原体の塊と思われていたウイルスが、実は人の胎児を守っていることが明らかにされ、人びとに衝撃を与えた。
母親の免疫系にとっては父親の遺伝形質は異質な存在であり、
普通であれば免疫反応によって胎児内の父親遺伝形質を拒絶しようとするはずである。
ところが、拒絶反応の担い手である母親のリンパ球は、一枚の細胞膜によって胎児の血管に入るのを阻止されている。
一方でその細胞膜は、胎児の発育に必要な栄養分や酸素の通過は遮らないのだ。

長らくこの細胞膜の構造は謎に包まれていたが、
2000年にヒト内在性レトロウイルスにあるシンシチンというタンパク質の作業により作られていることが判明した。
ウイルスのまったく新しい側面が明らかになった瞬間である。
病気の原因とみなされていたウイルスが人間の存続に重要な役割を果たしていることが示されたのだ。

もちろん、ウイルスが影響を与えるのはヒトだけではない。
例えばハチ。働きバチには、外敵が現れた際、女王バチを守るために攻撃するハチと逃げ出すハチがいるそうだ。
両者の違いは何か。東京大学の久保健雄グループの研究によると、脳内がウイルスに感染しているか否かだそうだ。
このウイルスに感染している働きハチは死を覚悟して攻撃行動に出るのである。
ちなみにこのウイルスはカクゴ(覚悟)ウイルスと命名されている。
その他にも、
ガンと闘うウイルスから、
植物に干ばつ耐性や耐熱性を与えるウイルス、二酸化炭素の蓄積や雲の形成に関わるウイルスまで。

(ウイルスと地球生命)





ザイルと戯れる仙人

ザイルを二股に掛けて落下防止

車の速力を落とし歩道を歩む2人を凝視したが、
山荘に向かう走行中の車窓からの一瞬の光景であり
その後2人がどうなったか解らない。
その光景が強く焼き付けられたのは、
其処に明日のいや今日の仙人の
我が身を観たからである。

あの老人と異なるのは少なくても今、
この瞬間だけなら
仙人は動けると云う事実である。
ならば今しか出来ぬことを、今やらねば!

やらねば

立っているのでさえやっと、どうにかヨレヨレと
2、3歩動くと肩でゼイゼイと息し
杖に寄り掛かったまま動かない。

すぐ横に妻らしき70歳前後の老婆が
付き添っているのだが、こちらも似たようなもんで、
とても動かぬ老人を介護出来る
体力は有りそうもない。

 
この高さでの作業はヤバイぜ!



赤い靴を最上部に

更に上部に登り靴セット

両手を離して作業するには・・・


危険な重労働だと
逃げていた作業が、不意に迫ってきた。
いや、あの作業は余りにも危険であり、
生活に支障を来すような
必要がある訳でも無く、
どっちかと云えば不要な作業。

オブジェの位置が気に喰わないので、
ちょっとずらしたい
と云うだけのことなのだ。
2月1、2日と2日間に亘って欅に
やっと取り付けた登山靴の位置が低すぎ、
この20日間眺めては
何とかもっと上部に
移動出来ないか悩んでいた。


しかしどう考えても高すぎて、
2連梯子も届かず
固定したい枝は南に張り出し、
其処に登山靴を着けるには
オーバーハングした枝に宙吊りになっての
作業が要求される。

複雑なザイル操作、
カラビナ掛け替え技術を
駆使せねばならず、僅かなミスで墜落、
ザイルトラブルに陥り、大腿骨骨折、
下手すれば
死亡事故にもなり兼ねない。


ハンマーで打ち込み

ドライバーで螺子を回す



ヒト内在性レトロウイルス

「ヒト内在性レトロウイルス」がレトロトランスポゾンとして機能し、胎盤で発現する。
内在性レトロウイルスとは、
太古に感染したレトロウイルスが「感染先の動物(宿主)の生殖細胞」に入り込み、ゲノムの一部と化したDNA配列を指す。
トランスポゾンは、ゲノム中において、自身のDNAの一部から転写されたRNA配列を逆転写してDNAに戻し、それを別の領域に挿入する転移因子の総称だ。
「はるか昔に人類に感染したレトロウイルスの遺伝子がヒトゲノムに取り込まれ、遺伝子として胎盤で何らかの機能を持つようになったのではないか。
当時から、そんなふうに考えていました」と宮沢准教授。

エンベロープタンパク質とは、ウイルスの膜(殻)に刺さっているタンパク質のこと。
(冒頭画像のスパイク蛋白質のこと)
このタンパク質が宿主細胞の膜にある受容体と結合すると、ウイルスと宿主の細胞膜が融合し、ウイルスゲノムが宿主細胞内に入れるようになる。
宿主細胞内ではウイルスのゲノムやタンパク質が大量にコピーされ、
ひとそろいが宿主細胞の膜をかぶって飛び出すと、子ウイルスの誕生(すなわち、感染の成立)となる。
ヒトの胎盤の形成には、ヒト内在性レトロウイルスの遺伝子が使われていることが最近になってわかってきました。
胎盤を作るときには、多数の細胞を融合させる必要があります。
その際に、ヒト内在性レトロウイルスに由来する「シンシチン」とよばれる蛋白質をつくる遺伝子が使われていることが明らかになってきたのです。
内在性レトロウイルスは、さまざまな生物のゲノムに残された唯一の
「ウイルスの化石」と考えられています。

ゲノムとはDNAにしまわれている、生物がもつ「遺伝情報の全体」のことです。ヒトゲノムの約8%は、
ウイルスの残がいである内在性レトロウイルス由来の配列で占められていることがわかってきました。
これらの起源はまだよくわかっていませんが、ウイルス由来のDNAが宿主のゲノム中に組み込まれたときに、
何らかのミスで増殖する能力を失ってしまったことなどが原因と考えられています。

(wikipedia)


 




イオ部屋から観える位置に!

欅は西畑の石垣上に立っているので、
盆地からの強い風をもろに受け、
更に梯子先端は丸い欅の幹に
立てかけてあるだけで、滑り易く不安定。
右に傾いても左にズレても長い梯子は、
半径7mの円を描いて大地に激突する。

ナンガ・パルバット峰の地元民から
貰ったヤクの毛で編んだザイルで
慎重に梯子を固定する。
さてここからが勝負。
梯子の届かぬ更に上部で作業するには、
欅最上部の幹にザイルを通さねばならない。

これは投げ縄手法で、
ザイルの重石になるカラビナを
ザイルの先に括りつけて
上部の幹と幹の間に放り投げるしかない。

だが、歩道をヨレヨレと歩む老人になる直前、
今なら、その危険な作業も出来るのでは!
50年以上も続けて来た岩壁登攀、
氷壁登攀で培ってきた技術も、
明日には意味をなさなくなる。
しかし今日、これからなら出来る。

焦らず慎重にザイル操作を行えば高所での
宙吊り作業は出来ると解っているのに、
逃げているだけなのだ。
山荘に着くや否や7m40cmもの長い
2連梯子を欅に掛けて作業開始。
先ずこの不安定な
長い梯子を欅にしっかり固定する。

 
さあ、これで完了!

仙人と生命の歴史じゃ!
(登山靴はレトロウイルスか!)

そう思い立ち樽を開けたら
未使用の真っ赤なプラブーツが出て来た。
こいつは目立ちそう。
これとコフラックの二重靴の2足を
オブジェにすることにしインナーブーツを引き出し、
靴の前後にドリルで穴を開け、
針金を通し木螺子を付け前庭に運ぶ。

昨日の7mの2連梯子だけでは足りないので
更に4mの折り畳み梯子を加えて
欅への登山靴追加取付の作業開始。

に登山靴を追加


そうだ、遠征登山装備を詰めた樽の1つに
10足程の登山靴が入って居た筈。
ヒマラヤ遠征用のプラスチック二重登山靴は
経年劣化するので20年も経た今、
最早使いもんにならない。

生死を共にした登山靴なので
ゴミとして捨てるには忍びない。
思い切って
欅の幹のオブジェにしてやったらどうだろう。


赤い靴が時空を舞う



山梨でもCOVID-19が宣戦布告
3月9日(月)晴 上竹森ゴミ置き場

正月明けのゴミ出し日は、ゴミ小屋に入りこらぬ程のゴミ袋が積み込まれる。
普段はその10分の1くらいだが、今朝は2~30袋のゴミ袋が積み上げられている。
ギョギョ正月明けでもないのに何事!と驚き、次の瞬間に新型コロナウイルスだと直感!
突然の学校閉鎖要請で先週から、子供たちが家に篭り3食を家で食べ室内でゴロゴロした結果、ゴミの量が急激に増えたのであろう。
あれっ、そういえば山梨県では感染者0だったが、昨日のニュースで1人発症したとか!

でネットで調べて吃驚!感染者は山梨市のセブンイレブンに勤める60歳代の男性。
まてよ、5日に牛乳を買おうとセブンイレブン上塩後店に車を止めたら閉鎖表示、あの店かとネットで調べたら近くの別の上石森店であった。
≪大阪市のライブハウス「アメリカ村FANJトワイス」などから帰った後の2月28日、頭痛などの症状が出始めた≫

 主に笛吹、山梨、甲州3市を生活圏としていたと男性は述べている。

更に2人目感染者が意識不明のまま自室で倒れているのを、勤務先同僚が発見、山梨大学病院に緊急搬送。
 7日夜、会見した山梨大の島田真路学長は「新型コロナウイルスで髄膜炎を発症している例は国内ではない。
中枢神経を侵すことがあることを示す極めて重要な症例だ」とした。
感染者が訴える頭痛は髄膜炎による可能性もあるとして「(診察で)見過ごされている可能性がある」と注意を呼びかけた。
髄膜炎を起した髄液から新型コロナウイルスが検出されたと云うことは、
肺から侵入したウイルスが髄液に感染し、脳に損傷を与えたとしか考えられないのでは。

さていよいよ山梨にもCOVID-19ウイルスが宣戦布告。




形而上への旅

地震は一瞬にして都市を壊滅させ、多くの人命を奪う。
しかし地震を引き起こすプレート移動が、山脈や大地を生み出し陸上生命を育むことも確かである。
川の氾濫も家屋や人命を押し流し、大きなダメージを与える。
が、氾濫によって平地が造られ、川上から運ばれた土砂が肥料となり農業が可能になる。

破壊と創造が繰り返され、試練を乗り越え人類は文明を築き上げて来た。
ウイルスは人間にとって悪害しか齎さないと一般に思われていたが、ヒト内在性ウイルスはヒトが、
生き延びていくには欠かせないウイルスであるとか。
となるとこれは地震や氾濫と同じ知的生命体に投げかけられた、
最も重要な破壊と創造をキーワードとする、不可避な試練の1つなのでは!

時空を超えて生命を繋げるには、死を重ねることによってしか成し遂げられないなら、
否応なしに死を突き付ける地震や氾濫、ウイルスは、
知的生命体に如何なるメッセージを、死(時空)の彼方から発信しているのか!
彼らが突き付ける死は、地球の資源を食い尽くし増殖し続ける人類をリセットせんとの意図が在るのでは!
なんぞと思いたくもなるが、彼らが知的生命体に発信しているのはもっと深遠である。
仙人は、それが肉体の無限連鎖を超越した≪形而上への旅≫であることを知っている。



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