1683ー2019年  霜月

デビュー!ようこそテラスへ
二階から北の森へ連なるブリッジを取り付けた仙人


当然乍ら夜になると森は射干玉の闇に閉ざされる。
夜を失ってしまった街の闇と異なり、山の中にある山荘の森の漆黒は認識の彼方にある。
底知れぬ闇の深さに吸い込まれ、暫し認識の途絶に狼狽える。
しかしその都度、その射干玉の闇こそ回帰すべき永劫のガイアであるとの予感に呑まれる。

混沌から生み出されたガイアは自らの力だけで
天の神ウーラノス、海の神ポントス、暗黒の神エレボス、愛の神エロースを産み、母となったとされる。
夜になると射干玉の闇に還りガイアは回廊を開き、底知れぬ闇の深くに仙人を招く。
仙人は自らブリッジを造り、その橋を渡り永劫のガイアに呑み込まれるのだ。



踊場の出窓からのブリッジ

薔薇アーチをブリッジに
どう固定するかで先ず悩んだ。
ブリッジ下の橋桁の単管パイプに角材を通して、
その両端にビス止めし角材は
黒ペンキで塗り、アーチと同色にする。

2つめの案は
テラスの手摺に、色気なしだが針金で固定。
3つ目はテラス床に穴を開けて固定。
出来れば床に穴など開けたくないので、
やはり橋桁に固定するしかないかな。
薔薇アーチをブリッジに
11月15日(金)晴

薔薇アーチをブリッジ入口に着けたら、
出窓の死を救えるのでは!
との着想は見事ヒットした。
ブリッジの欄干にソーラー灯KR-301Wを取り付けたら
夜の森が出窓に広がり幻想的。

アーチの上ではどうかと、防水ライトを載せて
ブリッジを照らしたが、これも中々効果的で
今まで山荘に観られなかった
全く新たな世界を演出している。

 
玄関出窓に映る森テラス



森が深く侵入し山荘が森になった
山荘の森化を企んでいた仙人の夢、叶うか!

橋桁への固定は長い梯子を掛けての空中作業になり、あまり気乗りしない。
しかし実際薔薇アーチを組み立ててテラス床に置いたら、ピカッと閃いたのだ。
これプランターを吊るすフックで固定出来るのでは!

つまりフックを中央から直角に捻じ曲げ、一方をテラスの横板の隙間に差し込み、他方を薔薇アーチの柱に掛ける。
これが実にうまく機能しピッタリ固定出来たのだ。
アーチの柱の底にペットボトルのキャップを履かせ、テラス床が傷まない様にしたら完璧!



前庭に建築材集結
橋の手摺を褐色に
11月12日(火)晴

どうにかブリッジは
組み立てられたが、
肝心の出窓からの
景観はどうなったんか?

テラスから眺める分には
そう悪くは無いのだが
出窓を通して観ると、
どーもピンとこない。


テラス固定位置決定

母屋鉄骨に固定

出窓からの職人

テラス床張り

息の合った父子職人

そこで手摺の部分を
テラスと同じ褐色で塗ってみたら
ちょっとアクセントが出来た。
昨晩寝ながら考えた結果、
思い切って手摺を支える
6本の支柱まで褐色で塗り潰せば
救われるかも!

しかし失敗と判明しても
塗ってしまった塗料を
剥がすのは滅茶面倒なので
やり直しは出来ない。
出たとこ勝負じゃ。
で、朝一で塗ってみたら
やや落ち着いた。

出入口無きテラス



森にブリッジをけよう!
 
その出窓の眺望が失われてしまっては元も子もないでは!
そこで武蔵は考えた。
出窓から観える支柱間隔85cmの部分の横板を切断して
森が観えるようにしてはどうか!

更に支柱間から4mのロングステージを北の森まで渡せば、
単調な9mもの森テラスに変化が生まれ一石二鳥に
成りはしないか!
そう考えたらもうワクワクして居ても経っても居られぬ気分。
森へのブリッジ
11月9日(土)晴

最大の問題は踊場出窓が死んでしまうことなのだ。
出窓の下枠がテラスの床上10cmなので、
階段から見下ろすとテラスの床しか観えない。

今まで北森がリアルに迫る出窓で、特に紅葉の季節には
見事な錦が展開するお気に入りの出窓。

 
 
ありゃ4m板では森までかない!


不足1m分をどうするか!

テラス業者に横板の切断は
可能か相談したら、
建築基準法に沿っての施工なので
横板の切断は出来ないとのこと。

しかし施工後施主が
改修工事を施す分には問題無しなので、
早速材料の吟味に着手。


一応繋げたが強度は!

ロングステージの幅は25cmなので
8枚を並べれば75cmで
支柱間85cmに収まる。

北森の対岸に
2m単管パイプを打ち込み
ロングステージを
固定出来ればいいのだが、
石垣になっているので果たして
単管パイプが打ち込めるか!
固定が上手くいけば、
4mの単管パイプで手摺をつけ
茶ペイントで塗ったらどうだろうか?  

ドキドキワクワク!
単管パイプ4m4本、
2m4本、1m14本、クランプ30個?
生セメント25kg、
川砂20kg×3袋(バイク駐車場造り
ロングステージ4m3台、
PCラウンドテーブル2卓、

 
橋桁補強に2m管を打込む

ハーリンチェアー4脚を
ナフコ、コメリ両店で購入し
初めてのブリッジ工事開始。

死んでしまう出窓を
活かす為にテラスと北森を
ブリッジで結ぶなんて、
その着想の面白さに有頂天!

昨夜も眠れぬまま作業の手順を
あーだこーだと考えていたが、
最初の問題はブリッジを
支える橋桁にする4mの単管を
並列に繋ぐ1mの単管を
4m単管の上にするか
下にするかである。

下にして4m単管の間に4mの
ロングステージを3枚嵌め込めれば、
とても美しい仕上がりになる。


打込みだけで2時間の重労働
 
1m管を接続し段差を着ける
 
最後の一撃で基礎打ち終了
 
立派な橋と自画自賛



ペンキりして、これでどうだ!
ロングステージの幅は25cm、
3枚で75cm、テラスの
支柱間は85cm、単管の直径は
4.86cm、2本で10cmで
ぴったり収まる筈。

で、購入して来た単管2本の間に
ロングステージ3枚を
並べてみたが僅かに入らない。
何故だ!
理由は切断したテラスの横板にあった。

支柱に固定したまま横板を
切断するとなると支柱ギリギリに
切断機を当てても、
2cm程支柱から離れた位置にしか
切断刃を当てることが出来ない。

つまり支柱間の距離は
85cmであっても横木の位置が
2cm出っ張るので83cmとなり、
この2cmの横木の
出っ張りが邪魔して収まらないのだ。

木材なら叩き込めば
2cmくらい何とかなるが、
支柱も鋼管、ロングステージも金属なので
1mmだって融通は効かない。

泣く泣く諦めて
4m単管と直交する1m単管は
橋桁の上に取り付けることにした。

と最初から計画修正を
余儀なくされ前途多難!

壁にヒマラヤ(ミートルピーク)の写真でもってと!



トイレを出入口に出来ないか!
えっ!トイレが変身!
11月8日(金)晴

2階のトイレに出窓が
付けられないか2度ほど
業者と検討したが、
フレッシュハウスは、此処の躯体は
建設した大和ハウスしか
弄れないとのこと。
建設基準法に触れるらしい。


便器を外して廊下へ!

設計図を観るとトイレの壁側は
窓部分が非耐力無開口パネルで
その左が耐力無開口パネル
となっているが、
これと関係あるのだろうか?

いずれにしてもちょっと面倒な
工事になり費用も
数百万になるかもとのことで断念。 

 
トイレ変身しドアに!

すっかり諦めていたが、
急にアイディアが浮かんだ。
キッチンの出口屋根が短くて
雨の時は外用サンダルが濡れてしまう。

前からもっと長い屋根が
掛けられないかと思案していたが、
思い切ってこの北面壁に
ベランダを付けてトイレ壁に
ドアを設置すれば、両方が
一気に解決するのでは!

 

トイレ壁をぶち抜く

更に雨曝しになっている
バイク置場も屋根が出来、
3つの問題が一気に解決するのでは
と業者と相談したところ

ベランダを設置する分には
トイレ壁の左部分の耐力無開口パネル
に手を付けず
工事できるので可能だと判明。
さてどうなるか?

でドアを設置しテラスへ出入り


出窓に森がるギャラリー
ギャラリーの棚造り
11月16日(土)晴

森テラスの床下に
薔薇アーチに取り付ける照明コードを
通す為、床板を取り外そうと
固定レールの螺子を緩めようとしたが
全くビクとも動かず焦る。

最終工事に来た大工に
緩めて貰ったがアルミ材への
螺子締めは硬くて大変らしい。
なんとか照明コードを設置し次は、
廃棄処分となった
トイレ窓ガラス2枚を
再利用しての棚造り。

棚受けはブックエンドを利用して
固定した記憶があり
4個購入したが、考えてみたら
それは壁に飾る
オブジェの棚であって、とても重い
ガラス窓を支えるなんて出来ないと
購入後帰宅して気づいた。

仕方なく昨夕HCへ再び出動し
新たに棚受けを購入。
さて棚受けは用意したが、
アルミサッシ枠の重いガラス窓を
どう取り付けたか忘れてしまい
アルミサッシに穴を開けて
直截固定しようと考えた。

しかし棚受けのアームは
一番長いものでも
反対側の窓枠まで届かず、
先端は硝子の上なので
固定の仕様がない。

あれ、前回はどうしたっけと
仙人テラスの棚を調べたら、
ガラス部分に
キッチリ厚板を嵌め込み、
その部分にビスで
棚受けを固定しているでは!

その芸の細やかさに
我ながら感心!
でどうにか様になる棚完成。
次は最大の難関、
大型額縁の修理と、
その額縁の森テラスへの取り付け。

ヒマラヤの写真にが重なる



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