むふふふふふ!
大地を耕作すると風が謳うんじゃ。
聴こえないって!
そりゃ修行が足りないんじゃよ。
 



妖精の芋堀

 2017年3月

月日 天気   活動場 活動記録   一言 メモ
10日
(金)
PC操作

扇山MW
 HPB21サーバー未使用ファイル
削除出来ないと判明ガックリ!
2台にHPB21インストール
サブディレクトリ№4完了
混沌仙人回帰の抄
7181歩、5026m、183kcal   
HPB21を山荘のデスクトップにダウンロードしようと目白ノートパソコンに入って居るCDソフトを出そうとしたら、うんともすんとも云わない。簡単に引き下がってなるものかと、例によってカバーを外して構造を把握し、小さな操作ボタン穴を見つけたので歯間ブラシの先で押してみたが開かず。カバーに付いてるボタン穴を押す細いピンが作動しないのかと、再度カバーを閉めたらピンが折れてしまい、これ以上無理してこじ開けると回復不能の恐れありと判断。K2電気に持って行ったら即解決。「あのこれあたしもお客さんから教わったんですけど、普段はやっちゃいけないこと。カバーの押し釦の横に小さな穴があるでしょ。此処にピンを押し込むとほら、簡単に開くでしょ。それとPCからBD-REドライブをクリックすると自動的にカバーが開くんです。何しろパソコンは考えても解らないんですよ。其の操作を知ってるか知らないかそれだけですから!」確かにその通り、ごもっとも様です。
        第2週 
7日
(火)
西畑
扇山MW
西側柵の穴掘り施肥
目白野菜収穫

11919歩、8343m、340kcal   
≪よれよれ≫と云う言葉が実感を伴って全身に氾濫する。つい最近まで口笛を吹き、スキップしながら駆け巡っていた北峠からP3峰への逍遥が、やけに重いのだ。筋肉に重い澱が澱み、ゆっくりでないと次の一歩が踏み出せない。「ふん、ふん、こりゃ経済的でいいわい。態々時間と多額の費用をかけてヒマラヤやアルプスに出かけなくても山荘の庭にある扇山や小倉山で、これだけ負荷のかかる登山が出来るのであるから、大いに喜ぶべし」 なんぞと独り言ちてみる。そう捉えるとこの重い一歩が、逍遥とは異なる意味を持ち始め、道なき急斜面を覆う滑り易い枯葉との闘いが、ヒマラヤの未踏峰でのラッセルに変換されてしまうのだから愉しく無い筈がない。深夜まで読書していたので、今朝は夜明けを待ちかねて西畑に飛び出して西側柵の穴掘り施肥。さて此処には何を植えようか?例年のモロッコいんげんか、連作を避けて南瓜かゴーヤーにしようか、それとも余って捨ててしまった馬鈴薯の種芋を植え付けようか?
6日
(月)
西畑
P3峰NT
ビア瓶詰2次醗酵(108)、
20kgの粘土練りを終了
9455歩、6618m、243kcal
   
≪ある牛飼ひがものがたる≫で始まり、≪おや、■、川へ入っちゃいけないつたら≫で終わる「オッペルと象」は、第1、2、5日曜に牛飼ひが語るお話しである。■は『校本 宮澤賢治全集』よりも前の全集ではこの箇所を「君」という文字に校訂していたらしいが、何故敢て賢治は■に伏せたのか?なぜ第3、4日曜は無いのか、川へ入っちゃいけないと誰に云ってるのか、牛飼ひの牛か、それともお話を聞いているあなたにか?入っちゃいけない川は何を意味しているのか? 昨夜、小森陽一の「最新宮沢賢治講義」(1996年度版)の「オッペルと象」を読んで、小森の講義に耳を傾けてみた。樹麗が不要になったので捨てるけど、読むならどうぞと目白の机上に置いてあったものを山荘に持参。ページを捲ると、坂原冨美代様 1999・11・29 小森陽一とサインが入って居る。あれ、つまりこれは冨美代さんが樹麗にあげたのか。そういえばその頃小森陽一は東大で助教授として教えていたから、樹麗も講義に顔を出していたのかも?それを樹麗から聴いていた冨美代さんも、序にと小森陽一の講演か、講義を聞きに行ったとか?だとするなら、樹麗や冨美代さんはこの講義内容をどう受け止めたのか?興味あるな!
驚いた!「オッペルと象」について画像編集をしようと思って、ネットを覗いたら僅か数十枚しかないbing comのフリー画像の11枚に、「仙人日記」のオッペルと象の画像が使われているでは!ロボット検索でピックアップしてるのだろうが、本人の知らぬ間に使われているとは、何とも恐ろしいことである。
5日
(日)
西畑
小倉山ZZ
じゃが芋の種芋植付
歩、m、kcal   
昨年の豊作で食べきれず、コンテナ8個に大きさ毎に区分けしておいたじゃが芋が何やらざわめかしいのだ。そんなの解ってるって!だからこそ毎週、毎週、畑の雑草を取り施肥し耕運機掛けし、お前たちの発芽した命を育んでくれる子宮を耕しているではないか!先ず今朝は林檎畑に植付してやろうでは!で、朝6時起床でストレッチ、筋トレ、柔軟体操して畑に飛び出す。うーん、夜明け前の畑は清々しくて実に気持ちいいな。
4日
(土)
前庭、奥庭、西畑
森と扇山林道
アンネ薔薇5株移植、西畑雑草取り
施肥耕運機掛け(107)
龍滝の水漏れホース交換
(この水漏れが氷瀑を作っていた)

10891歩、7923m、252kcal   
107とは煩悩の数108の1つ手前、九十八随眼(98ずいめん)―煩悩に十纏(てん) ―随煩悩を咥えて108つだとか。その1つ手前でいつもより遥かに強烈な≪意味の喪失≫に襲われ、遂にヤクに手を出してしまった。睡眠、覚醒を制御するオレキシンを飲みたかったが未だ入手していないので、仕方なく超短期型のアモバンテスと短期型のソレントミン、それにいつものロキソニンのジェネリック・ロキソプロフェン60mgを机上に並べ思案。先ず夕食後に痛み止めとしてロキソプロフェンを2倍の2錠服用し、寝る前に素早く睡眠に入れるようアモバンテスを飲み、夜中に目覚めたら駄目押しでソレントミンでどうだ!そうそう胃がやられるからレバミピド100mgも忘れないように。
柵によって育てられその柵によって捉われ、時に柵を超え新たな世界を見出し、柵内にとどまり暫し血を甞め合う。確かにあった筈の自己が、実は柵のディフォルメであったと気付くと、自己は一気に崩壊を始め、安易な狂乱に陥ろうと自己嫌悪に走る。
3日
(金)
林檎畑、葡萄畑
扇山MW
HP編集(目白PCと2台)
12034歩、8423m、350kcal   
「この身もふたもない世界は、何ものかがあるという以上の理解を拒絶して、とにかく在る。俺たちはその一部だ 高村薫「冷血」上巻の帯封のCMである。てっきり出版社のスタッフが書いたものと思い、ふーん、こいつ中々やるな。高村薫の本質をずばり衝いているな!と感心して通り過ぎていたのだが読み終わって、待てよこれ程までに的確に僅か一行で書けるはずはない。高村薫本人が文中の何処かにに記しているに違いない。それを気付かずに読み過ごしてしまったに違いない。そこで310ページに及ぶ上巻の何処に誰のセリフとして書かれているのか探し出すことにした。しかしこのセリフ、一家4人を惨殺した井上克美、戸田吉生が呟いてもぴったりだし、彼等を追う刑事・合田雄一郎が独り言ちてもおかしくは無い。となると探し出すのは再読に等しいのではと一度は断念したが、やはり気になる。昨夜読了したばかりの上巻のページを再び開く。3度目になるが全然苦にならないのだから、如何に高村薫の文章が優れているか再認識。あった!179ページの上段の後半部の合田雄一郎が犯人の心象を推察するセリフであった。つまり何ものかが在るだけで、理解の拒絶された存在としての自己を認識する部分で高村薫の心象そのものなのだ。
3月累計158km、078m   総活動距離:275km730m    山トレ16計16回(+畑1日) 山トレ累計32 

仙人日記
  山荘トレーニング地図
山荘トレーニングは週末、夏休み、冬休み、春休みに実施。
平日は目白でトレーニング:
10階建マンションの階段を10往復(標高差計260m)

 2017年2月

月日 天気   活動場 活動記録   一言 メモ
 28日
(火)
   林檎畑、葡萄畑
森と扇山林道
HP編集(目白PCと2台)
7021歩、4914m、163kcal   
勿論これが老化の実態であることに異論はない。問題はこの緩やかで登山道も広く岩場もない安全そのものの小倉山で、そのような派手な転倒を演じた仙人の技量の拙さである。そりゃ筋肉だけでなく技量だって当然のことながら老化現象に陥る。しかし数十年にわたって危険で困難な登山を続け培われてきた技量は、衰えた肉体を充分に認識し、それを考慮して足に指令を出し危機を回避するのだ。寧ろ肉体の衰えが進むほど技量は鋭敏になり的確な状況判断を下し、行動を決定する。しかし仙人は学ばねばならない。見事に翻筋斗打ったあの瞬間から最早仙人は、技量そのものを失ってしまったのだと云う事実を。 
 27日
(月)
   西畑
小倉山ZZ
(座禅峠直下で
右肘負傷)
人参畑雑草取り(106)
13250歩、9275m、332kcal   
折れたか!転倒のショックが総て右肘に掛かってしまったので、右肘の存在が一瞬空白になってしまうような激しい痛み。僅かでも右腕を動かすと激痛!霜柱が崩れ午後の陽射しで融け、充分に水分を含み泥濘化している斜面に載せた左足が不用意であったはずはない。左足は着地した瞬間に力のベクトルが前方に向く度合いを把握し、泥濘化した斜面の危険性から逃れるべく、右足に体重移動させたのだ。しかし右足はその前に既に泥濘化した斜面に踏み込んでおり、部妙なバランスで留まっていたので、これ以上の左足の体重移動による負荷に耐えられなかった。両足は完全に宙に浮き、ここ数十年来で体験したことのない見事な翻筋斗を打ったのだ。動かせぬ右肘を抱えてどうにか山荘に戻ったものの痛くて何も出来ず。骨に沿って腫れ上がっており、一見骨折して骨が飛び出しているようにも観える。痛み止めンのロキソニンを2倍飲み、しっかり湿布してさっさと寝る。夜中に痛くて眠れないので超短期導眠剤のアモバンテスと短期型ノソレントミンを飲み、何とか夜をやり過ごす。 
 26日
(日)
   林檎畑、葡萄畑
西畑
扇山MW
じゃが芋畝作り、人参収穫
施肥耕耘機掛け
HP編集

14692歩、0284m252、kcal   
 一難去らずしてまた一難。こんなのありかよ!と今朝も仙人は嘆いている。実はこの入力、山荘に居て目白のPCで打っているのだ。4つ目のサブディレクトリー作成が難航しているので、例え山荘PCでうまく作成できても、リンクしている目白PCのHPが作成出来なければサブディレクトリーは機能しない。そこで態々目白PCを山荘に持ち込んだが、サブディレクトリー作成途中で、今度は正常に機能していた「新仙人日記」までもが、「サイトデータが破損しています」ときたもんだ。んで、仕方なく山荘PC入力を諦め、目白PCに入れてる訳。今朝は快晴の春ときめく空のもとで、畑を耕し畝を作り、更に施肥、耕耘機掛けと大地と歓びを共にしたのにガックリ! 
25日
(土)
HP編集
扇山EW
柵際の施肥マルチ完了(105)
布団干し、タオルケット選択
HP編集(105)

9496歩、6647m、251kcal   
雪で薄化粧した良く耕された畑が、夜明けの光を浴びて歓びの声を上げる。光を含んだ木々の氷が融けて密やかな呟きを残して落ちる。昨夜僅かに降った雨が雪になりそんな事も無かったかのように、再び快晴の夜明となったのだ。結露した窓ガラスに指を触れ曇を取り除いたら、透明な夜明けが飛び込んできた。水晶の無数の粒子が光を散乱し不透明であった世界が不意に消失し、粒子を失ったガラスは蒼く深い空間を映し出す。と、そこに失われた筈の水晶が宙に浮かび、結晶格子となってキラキラ、キラキラ、幻想的に揺らめく。あれっ、結露が取り除けなかったのかなと、再び指で水晶を落とすが、透明なガラスの向こうに煌めく結晶格子は妖しく揺らめき続ける。そうだったのか!宙に浮かぶ水晶はガラスの結露ではなく、2階まで伸びた山茶花の葉に着いた氷だったのだ。そいつが夜明けの光を浴びて、マクロ世界をミクロの結晶格子に位相変換し、キラキラ、幻想的に揺らめいていたのか! 
24日
(金)
HP編集
目白トレ
扇山MW
柵際の施肥マルチ
HP編集(目白PCと2台)

11862歩、8303m、351kcal  
 その何ともやりきれない悔しさ!全く徒労に終わってしまう虚しさ!そんな時は≪C'est la vie ≫ セラヴィ と呟いてみると何だか少し成長したような気になったり・・・今は新HPがうまくいかず連日悪戦苦闘。解決の見込みなし!あり得ないことなのだ。サーバーからダウンロードしたファイルをそのままマイコンピュータの編集ページに入れたのであるから、それをトップページに出来ない筈はない。しかし現実はあらゆる試行錯誤を拒否して、「トップページが見つかりません」、更には「サイトデータが破損してます」と繰り返すのみ。従って新HPに引っ越したこのページ・山荘日記も出戻りと相成った次第。いつ新ページに行けるやら見込みなし。
    目白トレ3   3273歩、2291m、60kcal/1 回目白  第4週 
21日
(火)
葡萄畑、林檎畑
HP編集
ほうれん草収穫
枯露柿、キウイ、沢庵梱包(104)

4778歩、3344m、153kcal  
  70年も活動し続け老化した組織が、未だ機能している事に感謝し、総てを受け入れるつもりであっても、終焉を告げられれば、狼狽えてしまう。再発しませんように、転移しませんように祈ります。epilogue170217/epilogue170217.と繰り返すのも実は悪戦苦闘の跡なのだ。一度epilogue170217を転送ツールを使って、ヤフーのサーバーにアップしたのでそれでネットに表示される筈であった。しかしどうにもこうにも動かず、仕方なく他の3つのサブディレクトリーを調べ、どれもファイルに入って居ることに気づき、新たにファイルを作り、そのファイルに同じ名epilogue170217を付けた為、紛らわしくなってしまった。こいつを再びファイルから出して、1つに纏めるとこのファイルに入って居る画像やバナーの名を変えねばならず、そんな面倒なことは出来ない。従ってファイル名と中に入っている資料名と2つ続いたまま。つまりこれは失敗の印。
20日
(月)

葡萄畑、
HP編集
小倉山ZZ
柵際の施肥マルチ10穴(103)
(新HPのindexアップ成功)
10085歩、7059m、345kcal  
他者として互いの生き方に、干渉する権利は無いとの確認が出来るか。互いの生き方に干渉せず、他者としての優しさで接することが出来るか?その2点が合意できれば、もう一度だけ愚かにも試してみようかとも思っている。昨朝はカーテン開けたら雪景色なので吃驚!午前中に肥料、灯油の買い出しを予定していたが、これではバイクも車も無理なので雪が解ける午後まで待って買出し。計380kgの肥料、灯油の運搬だけで、腰に痛みが走る。それじゃ、腰の治療にとP2峰から扇山の稜線歩きを堪能。それにしても何故ネットにアップ出来ないのか?トップページのファイル名はプロバイダーによって定められているので、お問い合わせくださいとあるが、肝心のプロバイダーは役立たず。やったー!以下でどうだ!http://www.geocities.jp/upiter4773/epilogue170217/epilogue170217.html どうもhtklの前に消し忘れのドットがあり、2つのドットがアップを阻止していたらしい。このURLは何度も試していたので、その単純ミス以外に考えられないのだ。しかし若しそれが原因だとすると≪莫迦、死ね!≫としか云いようが無い。この延々と続いた堂々巡りの試行錯誤は、決して無駄では無かったと思いたいが、余りにも惨め。
19日
(日)

葡萄畑、
HP編集
(新HPのindexアップ)

P2W
柵際の施肥マルチ
消石灰20kg×2袋+鶏糞15kg×20
灯油20㍑×2

13086歩、9160m315、kcal  
8日に着手して今日で11日目。既に3つのサブディレクトリーを作製しているので、そう時間もかからず比較的容易に出来るだろうとの予測は見事裏切られた。先ずは最新のテンプレートをじっくり観察し、最も斬新なデザインをと試行錯誤したが、最早このSNS世界は完全にスマホ第一で、殆どのデザインにスマホ画像が入り込み不快。そこでHPビルダーの古いV9のテンプレートを登用しようと、XP8の入っている旧PCを数年ぶりに作動。しかし古すぎて気に入ったものは無く、仕方なく今まで使っていたトップページのデザインをそのまま採り入れ、画像を変えて作成。しかしこのサブディレクトリーをサーバーにアップしたが、ネットにアップされず。様々な視点から転送システムを検討し3日間、試行錯誤を繰り返し、今朝遂にアップに成功したが、URLが、http:で始まらずfile:になっているので原因を模索中。これでも開けるのだから問題ないのか?file:///C:/Users/Owner/Documents/epilogue170217.html
18日
(土)
HP編集(新HP) 浴室天井掃除3回目(102)
9986歩、6990m、324kcal  
まさか雨が降るなんて思いもせず、慌てて図書館から引き返したが時すでに遅し、洗濯物は見事なまでにずぶ濡れ。洗い直すのも悔しいのでそのまま轆轤室に干してから、久々にプールへ。嘗ては雨の山登りもいいもんさ、と歓んで出かけたが、もうそんな気力なし。すっかりご不沙汰していたが、温泉付きの広々としたこの室内プールをもっと利用しない手はない。入場料は消費税が上がったので10円値上がりし320円だが、銭湯の450円より安い。広ーいプールにたった4人。しかも暫くすると出てしまったので独占。あれ、これって1か月前のヤオノイ島の専用プールの際限じゃ!まー何とも贅沢。50メートル泳ぐごとにコースを替え、6コースまで300㍍泳ぎ温泉にドブンと浸かり、身体を温めて再び300㍍泳ぎドブンと3回繰り返し、最後に100㍍を加え計1000メートル泳ぐ。
17日
(金)

B&G海洋センター
温泉プール

HP編集(新HP)
浴室天井掃除2回目(101)
1000メータ
泳ぐ
4434歩、3103m、146kcal  
昨日は柵際の土作りとマルチ、更に待ったなしの馬鈴薯植付の為の畝作り、途中で畝作りを放棄して面倒な凍てついた作陶粘土の菊練作業とバテバテ。しかし天気は良いし2月とは思えぬ暖かさで、東京では20℃近くまで上がったと聞いては、山散歩もちょっと足を延ばさねばと上条山へ。すっかり春めいた午後の里歩きはとても愉快でスキップしたくなるような光が溢れている。昼下がりの斜めの陽光が早春の枯れた森をオレンジに染め、掌を太陽に翳すと透けて観える血潮のように揺らめく。森の奴め命を謳っているなと呟いてみると、なんだかそれだけで森の仲間になれたような気がし嬉しくなる。
16日
(木)
葡萄畑、林檎畑、
轆轤室
HP編集
上条山Kv,Kz,Z
柵際穴掘りマルチ、畝作り
陶土作り菊練
浴室天井掃除(100)

15989歩、1192m、532kcal  
「あれっ、こんなに汚れてたっけ!」 朝風呂に浸かっていて天井を見上げたら、壁と天井のコーナーの所々に黒かびあり。更に天井全般にも目立たぬが黒かびの点々が生じている。夜の入浴では気づかない汚れなので、掃除するなら今しかないと、浴室に椅子を入れ、スポンジに防カビのバス・マジックリンをたっぷり浸み込ませ、椅子に載って掃除開始。今になって天井掃除にはゴーグルをすべきだったと気づいたが、掃除の真っ最中にはゴーグルして落下する汚れた水滴から眼を護ろうなんて考えが及ばず、ボタボタ落ちる汚染水滴に直撃される。掃除後、左目が痛いので鏡を見たら赤く充血。くそー、ドジ野郎め。1日のスタートがこれじゃ、目も当てられん。
15日
(水)
葡萄畑
HP編
P2峰扇山NW
柵際穴掘りマルチ
13386歩、9370m、315kcal  
凍り付き罅割れ、解凍し再び凍り付きを繰り返し、粘土は陶芸に使える状態にない。小分けにしてある粘土をどうにか使えるように練ってみた。実に久しぶりの菊練で、びっしり気持ちの良い汗をかいた。使い物にならなくなっていたのは粘土だけでなく、先ず手を付けねばならなかったのは作陶中に聴くFMラジオの調整から。周波数を変えても雑音が取れず、アンテナを延長し解決を図ろうと試行錯誤。ハンダ鏝、アンテナコードを用意しアンテナ先端にハンダ付けし延ばそうと調べたら、どうやらアンテナ基部の螺子を緩めれば、コードが接続出来そう。この解決に1時間、粘土のチェックに1時間、菊練に1時間とかかり、とても作陶まではいかず本日は店じまい。凍てついた粘土の冷たさは半端ではなく、ストーブで粘土を温めながらの菊練。が、少なくも外の粘土を轆轤室に移しただけでも、今後粘土の冷たさは和らぎ作陶の目処が立ち一安心。
14日
(火)

轆轤室・陶芸
HP編集
柵際穴掘りマルチ(99)万華鏡
4530歩、3171m、147kcal  
霙で全身が濡れそぼり、稜線で強風に吹かれ、視界もきかず、今、自分が何処に居るのかも定かではない。そんな悪天にとっ捕ってしまっても、自らが選んだ行為の結果であるならば、状況を受け入れることは出来る。受け入れるだけでなく、困難であればあるほど真正面から困難に対峙せんとする意欲に衝き動かされることもある。さて、その意欲をどうやって掻き立てよう!何かが生み出されようとしている瞬間、それがカオス。乱れて秩序の無い状態は混乱も混沌も同じだが、一瞬にして混乱が混沌に相転移するかの如き転移点を見出すことも不可能ではない。他者思考を捨て、ちょっとは、ほんとらしく生きようとの視点を持ち続けさえすれば、きっと転移点は見つかると思い込むのもいいかな。
13日
(月)
HP編集
扇山MW
柵際穴掘りマルチ(98)万華鏡
10099歩、7069m、273kcal  
Z軸という自由を手にして虚空に飛び立った60兆の細胞が、0次元の点に回帰したことは明らかである。減数分裂を繰り返し、次元の特異点を飛び越えテリトリーを拡大し究極の自由を追い求めた認識体は、認識そのものを完結したのだ。真夜中にむっくり起きて記す。柵と書いて≪しがらみ≫と読みます。生まれた瞬間から十重二十重のしがらみに囲まれて、育てられ拘束され、更に自ら柵を築き、生命は世界を認識していきます。柵を乗り越えるとそこは最早途方もなく深く昏い虚空があるのみ。それを知っていて尚、柵を乗り越えたいと願う認識体は虚空そのものなのかもと、ふと思います。無駄なものを総て捨てて幽体離脱した幽霊こそ、一途な想いのクリスタル。そのクリスタルにどんなに逢いたかったか!山荘の数千曲を収めたウオークマンも聞かせてあげよう。山荘活動そのものでもある数千曲のシンフォニーをポッケに入れていつも聞いてくれたら嬉しいなと、立てた作戦が、無駄なものを引っ提げた凡庸に曲解され阻止されてしまった。霊体と肉体との中間に位置する幽体は、新たな頂を目指して今度こそ迷うことなく登りだすに違いない。なんぞと相変わらず能天気な夢を仙人は見るのである。
12日
(日)
葡萄畑
HP編集
P3峰NT
柵際穴掘りマルチ
12528歩、8769m、352kcal  
≪自由と孤独のベッチ数≫ ここ数日間はこいつが脳内を駆け巡り、何となく全体像が朧に観えて来たような気がしていた。自由が認識の拡大によって齎せれるパラドックスで、究極の自由が認識の個への回帰、更には個の認識の消滅にあると実感できるのだが、その実感が0から3次元座標に浮かんだのだ。認識の原点を受精卵に設定すると、0次元である点に相当する。受精卵は減数分裂を繰り返し次々と連なり0次元であった受精卵は1次元の線状に認識を拡大し、拡大された認識に束縛されつつ更なる拡大を続ける。60兆もの拡大を経て認識は2次元の面の世界へと特異点を超える。60兆個からなる新たな認識の原点は溢れかえり、途方もない広大な面の世界を構成し、特異点を超えて拡大された強大な認識力は、1次元とは質的に異なる有無を言わせぬ束縛を受けストレスに晒される。。認識の原点・受精卵はz軸をぶち立てることで2次元の束縛から逃れることを悟り、3次元・天空への旅立ちを図る。画像としてはこれは明らかに60兆から成る存在の原点回帰であり、これは若しかしたらベッチ数で表現できるのではと、昔学んだ射影幾何学,、位相空間の本を探したが、倉庫の奥に紛れ見つからない。仕方なくベッチ数の定義を再確認して、自由と孤独へのアプローチを考察してみようとネットで調べてみて唖然。 定義:k を非負の整数 として、空間 X の k 次ベッチ数 bk(X) は、X の k 次ホモロジー群 Hk(X) のランクとして定義される。ホモロジー群は有理数体 Q 上のベクトル空間とすることもできるので、Hk(X; Q) のベクトル空間の次元としてベッチ数を定義することもできる。普遍係数定理は、ねじれのない単純な場合には(係数の取り方に依存せず)これらの定義が同じであることを示している。またベッチ数を係数にもつ多項式としてポアンカレ多項式を定義する。すなわち、X のポアンカレ多項式 PX(t) とは b0(X)+b1(X)t+b2(X)t2+...+bn(X)tn のことである。と書いてある。何が唖然かと云うと、これを読んでも、嘗て学んだベッチ数に全く結びつかないのだ。老化のせいなのか、定義の進化、はたまた嘗て数学を学んでいたのは錯覚だったのか!いいや、ちゃーんと知っているのだ。最早ホモロジー群への意欲何て何処にも見当たらず、ちょっと首を突っ込むだけで明らかになる世界さえ、仙人にとっては意味の喪失でしかないと。なんぞとアポロジーを試みる仙人の死期は近し。
11日
(土)
西畑、葡萄畑
小倉山ZZ
HP編集
柵際穴掘り、雑草取り、白菜漬水抜き
16670歩1669m、505kcal  
光の予感に小倉山の稜線に目をやると、今まさに煌めきが飛び出す瞬間、7時29分。驚いたのはその煌めきが放たれる稜線の位置。てっきり水晶峠から放たれているとばかり思っていたが、冬至の夜明け位置である水晶峠からすっかり離れ、小倉山の山巓に迫ろうとしているでは!嬉しいな、光は再び戻って来るんだ!畑仕事を終えて小倉山に向かい、雪の座禅峠に出たら予期せぬブリザートに襲われタジタジ。上空5千メートルでマイナス42℃の今冬一番の寒気団がやってきたが、まさか座禅峠でぶリザートとは恐れ入った。帽子を被らずに登ったので耳が寒風にいたぶられ、寒さを通り越して痛い。こりゃ霜焼けになっちゃうかも。
10日
(金)

HP編集 2792歩、1954m、91kcal  
法律的に契約を解除するか、名目だけ残して1人の人間として他者の関係を続けるか?後者を選び名目上の主として山荘の野菜や果物を運ぶだけの存在となって、20年近くになる。しかし肉体の老いと共に他者の理性も老いる。その結果、揺らいだ理性が引き起こした現象だと思う。
9日
(木)
HP編集 2593歩、1815m、81kcal   終日雪が舞い続け書斎に閉じ込められる。「わー雪だ!」 と云って登山靴に履き替えてストックを握って森や山に飛び出したのは随分昔のような気がする。僅か5日前の雪の日にスコップを差し込むごとに揺らめき踊る。久々に大地讃頌の歌に酔い痴れるなんて書いていた仙人は一体どこへ行ってしまったのだろうか?生と死が危うい力学の反転で一瞬にして入れ替わるように、仙人もまた目まぐるしく反転する光と闇に翻弄され、やがて漸近線に沿って、永劫の本質に吸い込まれるのだ。
8日
(水)
HP編集
扇山MW
(新標識発見)
7217歩、5051m、167kcal   寝てしまうと一瞬にして乗り過ごしてしまう。十数年前最終便で山荘に向かい、長いトンネルを抜けて甲府盆地に出たまでは覚えていたのだが、ウトウトとした瞬間、次に意識が捉えたのは電車がホームを出る響き。あれ、何処の駅かなとキョロキョロした途端、東山梨駅と解り唖然!最終便なので上り電車も無く、次の山梨駅で下車しタクシーで東山梨駅に戻り、車で山荘に向かったことがあった。二の轍を踏まじと車窓の漆黒を見つめ続ける。次々と豊かな森や川山並みを映す中央線の車窓も、夜になると、全く救いようのない闇に閉ざされる。僅かな光さえ観えぬ底知れぬ闇を見詰めていると、これが永劫の本質なのだと実感する。
目白トレ2回 第2週
6日
(月)
葡萄畑
森と扇山林道
塵出し、葡萄畑柵際の雑草取り、
段ボールマルチ、(97)5
10736歩、7515m、253kcal
  
夜中の3時頃より晴れるとの予報に期待してカーテンをそっと開くと、未だかなりの雲が残っており、テラスの手摺には昨日の雪と雨の名残が、雨粒となって真珠の列をなしている。やがて小倉山に掛かる雲が燃え出し、富士に連なる雲が一斉に炎となって天空を朱に染める。昨日から何度キックしてもエンジンのかからぬ旧バイクを相手に、朝一番でキックを続ける。最初セルモーターで始動を試みたら、2秒程シリンダー内の空気との混合ガスが爆発したので、脈ありとキックに力が入る。ドゥ、ドゥと連続しての爆発音。やったー! 結局エンジン始動までに2日掛かったことになる。未だ僅かに残る雪を避けて里に下りゴミ出し。それから濡れた大地を相手に柵際の雑草を取り、段ボールマルチをして春の準備。
5日
(日)


葡萄畑 葡萄畑柵際の穴掘り、施肥、
段ボールマルチ、(96)5
5648歩、3953m、192kcal
  
HPの編集に追われていたこともあり畑に手を付けられなかったが昨日、このままでは春の種蒔に土づくりが間に合わないと決断して畑に飛び出す。午後から気温が上昇したこともあって、畑仕事が実に気持ちいい。赤紫の仏の座や紫に濃紺のストライプを引いた大犬ふぐりが蔓延る大地に立鍬を入れて、雑草を根こそぎ刈り取る気分のいいこと。畑の歓ぶ声さえ聞こえてしまうのだから、こりゃもう、「土の記」の伊佐夫といい勝負!その成果のせいか夜明け前から畑が気になり活動開始。土は昨日より柔らかくなり、大地の香りを放ちスコップを差し込むごとに揺らめき踊る。久々に大地讃頌の歌に酔い痴れる。
4日
(土)

葡萄畑
扇山MW
捕獲したての猪腿肉を広瀬、雨宮さん
が持ってきてくれた。
大根収穫後の畑に施肥、耕運機掛け
西柵側にゴーヤ、モロッコ用の
穴掘り開始 (95)
15300歩、
0710m、395kcal  
≪感情的にならず、客観的多面的にものを考えようとする態度≫その血が科学や数学の進展を促すと同時に、文学者・高村薫を生み出す。その血が他者思考に裏打ちされた幸を生み出すことは、決して無い。「土の記」の下巻を今朝、未明に読み終わった。「晴子情歌」、「新リヤ王」、「太陽を曳く馬」には及ばないが、72歳の伊佐夫と自らが余りにも重なり、「土の記」には、心を抉られた。ステーキと角煮にしてみたが、気にしていた臭いは殆どなく充分食べられる。今度狩猟に同行し写真を撮りたいと頼んだら「夜明け前から山に入ることもあるが、それでもですか」とのこと。さていつ実現するか?
3日
(金)

奥庭、前庭
小倉山ZZ
7本140㍑石油を給油し
空タンクを街まで降ろし灯油購入
運搬後小倉山へ

11088歩、7761m、373kcal   
驚いた!風呂焚きとキッチン給湯に使用している石油タンクが殆ど空になっているでは!調べてみると前回の給油は12月19日で、山荘滞在日は12月が9日間、1月が14日間で2月が昨日の1日間、合計24日。これから滞在日にどれだけの灯油を消費しているか計算してみると 140㍑÷24日=5.84㍑で約6㍑となる。これには4台のストーブが加わっているが、陶芸窯を使用すると当然これ以上の消費になる。しかし1日で6㍑と云うのは、ちょっと考えもん。灯油6㍑の燃焼が引き起こす大気汚染は微々たるもんだが、これが冬中続くとなると140㍑×5カ月=700㍑となる。22年間で15400㍑となっていることを考えると驚かざるをえない。既に1.5トンもの灯油を燃焼させ汚染物質をばらまいていたことになる。現代文明は未だ当分の間、エネルギー源として石油を手放せないだろうから環境汚染と地球温暖化は進行せざるを得ない。なーんぞと仙人が慮ったところで、どうもならん。せめて、森の倒木でも拾ってきてストーブや炊事の燃料にすることくらいしか出来ないが、それとて実現させるには幾つものハードルを越えねばならず、まー無理やな!
2月累計158km、078m   総活動距離:275km730m    山トレ16計16回(+畑1日) 山トレ累計32 



 2017年1月

月日 天気   活動場 活動記録   一言 メモ
29日
(日)
 林檎畑、西畑セラー
扇山MW 
人参、大根、春菊の収穫後の
草取り施肥、耕運機掛け(94)

10322歩、7225m、279kcal   
寒さですっかり萎れてしまったが、株はしっかりしているので若しかすると春になれば芽吹いて春一番の香ばしい春菊が摘めるのではと、淡い期待を抱いたが、思い切って掘り起し施肥し、耕運機掛けを決意。この寒さにもめげず伸び続ける仏の座や犬ふぐり、勝手に生えて邪魔する小松菜などを立鍬で取り除き、鶏糞、石灰を撒きいよいよ耕運機掛け。2台のバイクも暫くエンジンをかけていないので、セルモーターでは始動せず、キック、キックを数百回繰り返し。どうにかエンジンを動かしたが、耕運機はバイクより使ってないので、果たしてエンジンがかかるか?発動コイルを何度か引くと、弱弱しいエンジン音。弱弱しくても動きさえすればこっちのもん。騙しだましアクセルを吹かし林檎畑まで運転。久々に夜明けの碧空に響く頼もしい耕運機の響き。 
28日
(土)
 前庭、西畑
扇山MW 
遂に剪定終える
剪定枝をパイルに運び焚火
(93)5
11072歩、7750m、259kcal
   
横目でちらりと観ては観ぬふり。何しろ伸び放題、繁り放題で手を付けようにも何処から手を付けたらいいものやら見当もつかん。しかし昨年も今回もジャングルとなったキウイの棚は無数の結実をし、その結果どの実も小さくなってしまった。幸い小さくても味と香りは、市販物市販物とは比べ物にならぬ仕上がりで好評を博している.が、このままでは繁茂し過ぎで自滅してしまう。芽吹く前の今、枝打ちせなばならぬとは解ってはいるが、やはり横目でジロリ。昨日どうにか重い腰を上げ、ヤオノイ島のHPを放り出し、梯子を担いで西畑に出陣!伐れども伐れども作業の終わりは観えず、何度も高い梯子の上から落ちそうになり、2日めの午後になって繁茂する枝の間からやっと青空が観えた。嬉しかったな!途端に気分がよくなって、早速ご褒美に夕焼けを追って扇山へ。今朝の全国ニュースでこの無名に近い扇山が取り上げられているので吃驚!恵林寺方面から仰ぐと扇には観えないので、恵林寺山と呼ばれている扇山に砦の跡を示す掘りが見つかったとか。頂が平らなのも砦を築いた跡とみられるとか! 
27日
(金)
 前庭、西畑
Ru
キウイ剪定、DV500回Tシャツに
レタリングしログハウスに展示(92)
9386歩、6570m、300kcal
    
高村薫の「土の記」:朽ちていく肉体と肉体内部に巣食う心象風景との執拗な闘いが、実に精緻な文体で綴られていく。そうか、こう書けばあの捉えどころのなかった心象風景は言語によって客観化されていくのだ。何度そう思ったことか!いや、殆ど全ページに亘りその精緻な文体は続き、圧倒される。数冊持参した本は、いづれも「土の記」に比べたら、稚拙で、とても読めない。改めて高村薫の絶望の深さと冷徹なまでに透視する不確かな存在の輪郭の鮮やかさには、打ちのめされる。同じ心象風景に出っくわし、何度も言語化を断念した思惑が、すらりと、恰も何の試行錯誤もしなかったが如く、描かれるのである。 西加奈子の「ふくわらい」、「通天閣」、「あおい」、「円卓」、「うつくしい人」、ジェフリー・ディーヴァーの「静寂の叫び」、アレックス・マーウッドの「邪悪な少女たち」を現在読書進行中。 
    1月25日  最低気温ー9.1℃(4:50)  17日~24日までプーケット海にひっそりと眠る小さな島・ヤオノイ島に出張 
15日
(日)
葡萄畑、西畑
最低気温
ー8.6℃(2:54)
扇山EW
白菜漬物、沢庵、ほうれん草等
収穫目白へ(86)
9756歩、6829m、266kcal
  
夜中に起きて外気温を示す卓上の温度計を観たら、マイナス8.6℃まで下がっている。この分で夜明けまで下がり続ければ、マイナス9℃を下回ると予測したが、それ以後下がらず、逆にマイナス6℃まで上昇。しかし期待通りボン・シルバーは見事に氷で覆われ、周辺の蔦も氷のオブジェと化し実にお見事!さてここまで凍り付くと扇山の山頂直下の急斜面は凍てつき、アイゼン無しでは下るのが難しいのではとヒマラヤで履いていたプラブーツを出し、アイゼンも用意。ザックに入れてさあ、出陣!しかし予想外で、雪は凍てついておらずふかふかの粉雪。それも急斜面の一部で、稜線には雪の無いところもあり。しかし寒さは本番で、フリースの5本指ミトンでは指先がジンジンと痛む。 
14日
(土)
イオ部屋
上条山KZ
イオ部屋補水器設置、
最後の枯露柿33個収穫冷凍
車上がれず冬駐車場
19360歩、13551m、515kcal
  
17日から24日迄ヤオノイ島へダイビングに行くので、観葉植物への補水ボトルをセットしようと、ノズルを購入し試してみたが上手くいかない。出過ぎてしまうか、出ないかのどちらかでその中間の微妙な調整が出来ない。ま、最悪の場合は観葉植物の生命力に委ねるしかない。今夜から5500m上空でマイナス42℃の最強寒波がやって来るとの事。いつもは山脈で遮られる雪雲が太平洋側にも押し寄せ、山荘も雪雲に覆われ、寒風が吹き荒れている。上条の森に入るや雪面を無数の枯葉が走り回る。同じ様な大きさの枯葉が、それはそれは嬉しそうに全速力で走るもんだから観ていて飽きない。 
      目白トレ3回  第3週 3273歩、2291m、60kcal/1 回目白
11日
(水)
里の塵集積場、畑
扇山MW
徒歩での塵出し、
目白野菜収穫(85)
8024歩、5616m、152kcal
 
1991年秋から1993年末までの26カ月間に、軍の武器庫を2度襲い軍用銃を略奪。その銃を用いて現金輸送車を襲撃し、銀行や郵便局の強盗を9回行い、ストックホルム中央駅では爆弾事件を起こした3兄弟とその友人たちの犯罪を元に書かれたのが、アンデシュール・ルースルンド&ステファン・トゥンベリの「熊と踊れ」である。その3兄弟は実は4兄弟で、その犯罪に加わらなかったが強盗計画を知っていた上から2番目のステファン・トゥンベリと、爆破事件現場で事件を報道していたアンデシュール・ルースルンドが共著で書いた作品だと云うのだから、迫真そのもの。本著では上から2番目のステファン・トゥンベリは、作中ではフェリックスと名を変え事件に加わり、彼の経験が投影されている。 ステファン・トゥンベリは映画やテレビドラマの脚本家であり、アンデシュール・ルースルンドは長年ジャーナリストとして活動し、その後「制裁」、「3秒間の死角」、「ボックス21」、「死刑囚」等を著し、綿密な調査と取材に基づいた骨太の社会派小説で世界の注目を集めている。この2人が組んだのであるから、どんな作品になるか言うまでもない。読み始めたら止まらないのだが、読む時間を取ることが出来なくて、下巻まで読み終わるのに時間がかかってしまった。 
10日
(火)
奥庭、踊場
小倉山ZZ
第二回沢庵漬け、出窓拭き
11303歩、7912m、318kcal
 
遂に意欲そのものから疎外され唯立ち竦んでいる。どうにか腹筋などの筋トレ、ストレッチは熟したものの、どうしても雪の畑に出て、土づくりのための穴掘りや山トレーニングを行う意欲が湧かない。雨や雪が降っていて出鼻を挫く様な天候なら、未だ話は分かるが、快晴で風も無く暖かい朝なのに、一体どうしたことだ。
良かった!苦痛でなければ、豊島区図書館専門研究員を引き受けて、新たな活動領域を拡げ、生きることの意味を見出していけばいい。時のフィルターをかけると、瞬時にして存在そのものから 可視的な属性である文化や文明は消え去る。その認識の元で敢て、生きる意味を見出すとしたら、可視可能な存在の属性の使徒となって、傅くしかあるまい。高川山の頂からの杓子山、石割山、御正体山の位置関係が同定できず、カリスト書斎で資料を探しては寝室デスクに戻りを繰り返しているうちに、どうしても踊り場の出窓の汚れが気になり、同定作業を放り出し遂に出窓掃除に着手。先ず出窓の棚に載っている弦楽器、マリンバ、壺、水晶塊、水牛角などを降ろし、この棚に載って窓枠や桟を拭き窓を拭くのだが、この狭い棚、結構高いので落ちたら大怪我間違いなし。吹いてみてその汚れの酷さに唖然!雑巾が真っ黒になってしまった。風呂場からの暖かい蒸気が、この踊り場の出窓で結露し、その状態が長く続き黒かびが生じるのであろう。結局この厄介な掃除を片づけても、位置同定は出来ず。まあ、気になっていた踊場出窓が綺麗になったから良しとしよう.
9日
(月)

中庭、倉庫
積雪15cm程

Rd
Ru
6日に干した白菜を昨日取り込み
2回目の白菜漬け(84)
11321歩、7924m、379kcal
 
干してある白菜が雨で濡れてしまったら、2回目の白菜漬けが仕込めなくなると焦り、山荘へ。 山荘に着いた途端、雪が降りだし、大急ぎで段ボール箱に、干してある白菜を取り込み、 倉庫に移し、やっと一安心!今はもう山荘の庭は真っ白で、すっかり雪国。  勿論闘う努力はする。しかし存在そのものに意味が見いだせない状態は、
益々酷くなり、宮本輝の『五千回の生死』の如く、日々、虚空回帰への誘惑と闘っている。 闘いの術は途切れることのない活動。起床と同時に筋トレ、ストレッチと筋肉を目覚めさせ、階段を走り登り、汗びっしょりになって大地を耕し、山や森を駆け肉体を酷使する。考えてはいけない。全身から汗を滴らせ、駆け巡る血潮の歓びの声だけに耳を傾けるのだ。そうすればそこに新たな騒音が加わわり、 5千回の虚空回帰への誘惑が、が5001回になっても、闘う意欲を引き出すことは出来るのだ。 雪の里を逍遥し、道祖神の小屋架けを撮っていたら、ユンボーで除雪している広瀬氏にばったり。塩山市や牧丘町ではスギ、ヒノキの枝で道祖神に小屋架けし、わらで大きな男根を突き立てた小屋をお仮屋(おかりや)と呼んでいる。わら小屋が作られるのは、以前に稲作地帯であったなごりである。これを甲府ではオチョウヤと言い、スギの枝を柱に、わらで御殿ふうのお宮を13日に作り上げ、14日夜にこれを燃す。
目白トレ2回 第2週
6日
(金)
轆轤室冷凍庫、テラス
最低気温
ー5.1℃(6:12)
枯露柿収納11袋
20個×11袋=220個(83)
7288歩、5101
m、246kcal 
今シーズンの最低気温ー5.1℃(6:12)を記録。瀧の龍はそれはそれは見事な巨大な氷の髭を着け実に立派!29日に平干しを始めて今日で9日目、未だ「柿霜」と呼ばれる白い粉は半分ほどしか出ていないが、これ以上干し続けると固くなってしまうので、冷凍保存袋ダブルジッパーに収納し轆轤室と母屋の冷凍庫に計20個×11袋=220個を収納。主にマニトール、ブドウ糖、果糖、ショ糖からなる、柿の実の糖分が結晶化した「柿霜」を今年こそ作ってやろうと試みたが、平干しの段階では充分に発生させることは出来なかった。しかし冷蔵庫に入れると必ず「柿霜」が生じ、見事なまでに白い粉を吹く。従って平干ししてから一度冷蔵庫に入れ、糖分などを滲み出させ、再度平干しすれば、きっと美しい白い粉に覆われるのであろう。平干しに使ったポリカ波板を、散水器を使って洗ったら、手袋が水浸しになり、この最低気温のマイナス5℃の中で凍てつき、冷たさを超えて痛いの何の!冬じゃ!
5日
(木)
奥庭、中庭、テラス
P3峰
P2峰
扇山TW

白菜カットし干す、枯露柿反転(82)
更に残りの白菜収穫、洗い、干し
14460歩、
0122m、480kcal 
シーツに血痕!ギョッ!何処を切ったのかと体中を点検するが傷跡無し。夜中に左の外側大腿四頭筋が痒くなるので無意識に引っ掻くことがあるので、具に調べるがやはり出血の痕は無い。それが突然判明したのだ。高川山を登っている時に、左足裏の土踏まずが痛み、初めての現象に戸惑っていたが、登山を終えるとすっかり忘れてしまった。この左足裏の土踏まずには踵側から岬のような瘤が突出しているが、別に登山に支障を来す訳でもなく50年間も放置してある。つまりこの瘤が生じたのは高校生の時で、当時安売りで人気のあったニッピンで買った革の登山靴が原因だったのだ。靴とゴム底を留める鋲が使用しているうちに内側に飛び出し、その鋲が左足裏の土踏まずに当り、登山を繰り返しているうちに瘤が発生。その50年も前の瘤が今更何を訴えようとしているのか?靴下を脱いで調べると長さ14mmに渡って裂け出血しているでは!「えっ!こんなとこいつ切ったのか、全く覚えがない。眼鏡を掛け、傷跡をしっかり調べると、これは外傷ではなく内側から裂けたと判明。亀裂は一か所だけでなく、土踏まずから踵にかけて何本も走っている。そのうえ踵の皮膚はボロボロで酷い荒れ方。山荘室内では靴下を履かず冬でも素足で過ごすことが多いので、数年前までは寒くなると、風呂上りにはアロエ軟膏を塗ったりしてケアしていたが、ここのところほったらかし。それで皸(アカギレ)が出来たのだ。ぶっ魂消た!昔は皸なんて当たり前の冬の刻印。しかし生活が豊かになった現代では、皸なんて貴重品。剃刀で踵の角質を削り落とし、アロエ軟膏をたっぷり塗り、一件落着。
4日
(水)
初ゴミ出し,葡萄畑
テラス
小倉山ZZ
パン仕込み、枯露柿反転、
ブロッコリーに防鳥ネット張り(81)
ワイアメッシュ4、合板2枚購入搬入
年賀状返事書き
12633歩、
8843m、429kcal 
西穂高山巓へ連なる一本の赤いザイル。ピンと張り詰めたザイルが、雪壁の底雪崩への恐れを物語る。七ヶ月前の緊張感が甦るような画像を選んでみました。この結果がどうなったかは、ホームページでご覧になって下さい。ふかふかの新雪を期待して、2017年の元旦を、三つ峠で迎えましたが、全く雪無しでガックリ!本年も「新仙人日記」を宜しく!この本文に夫々が賀状に記したメッセージに合わせて、コメントを付けて返賀状を作成。返事を出す賀状数を絞り、少なく抑えてはいるがそれでも1日仕事になってしまう。合間にブロッコリーの防鳥ネットを張ったり、枯露柿を反転させたり、バイクを飛ばして白菜干しをするためのワイアメッシュや合板を買いに行ったりと相変わらずメチャ忙しい。
3日
(火)
高川山(976m)
P2峰
扇山EP2W
梯子登山で3つの峰を登る、
18494歩、
2945m、481kcal 
山荘7時15分→初狩駅7時50分→高川山登山口駐車場8時10分、発8時20分→9時20分頂(男坂経由)、発9時55分→駐車場10時45分(女坂、卵岩経由)、発10時50分→山荘11時20分(片道31km) 帰宅後新年会で越後名酒大吟醸笹屋茂左衛門、白龍の純米吟醸や八海山の越後で候など4種の名酒を呑む。何しろ午前中に1つ山を登ってしまったので、新年会をやっても未だ時間はたっぷり。そこで2次会と洒落て、P2峰から扇山への稜線をほろ酔い逍遥することに。たっぷりの陽射しを浴びて、枯葉をラッセルしながら稜線に向かう。一歩踏み出す毎に舞い上がる枯葉が、香ばしい仄かな息を吐く。頂に連なる森の倒木に登り、肌を触れあう。扇山の左に沈み込む太陽を追って、ゆっくり山稜を歩む。
2日
(月)
テラス、中庭、
轆轤室

扇山MW
冷凍庫の唐黍総て出し霜取り後
枯露柿をパックし冷凍、その後平干(80)
8035歩、
5624m、205kcal 
またまた閃いた。外見だけでは解らない黴の内部侵入を確実にチェックする方法が、突如閃いたのだ。それと同時に冷凍庫に収めきれない枯露柿をもっと能率よくパックするには、枯露柿の蔕を落とせばいいと気付いた。しかしよくよく考えてみると、すっかり忘れていただけで数年前には確かそうやっていたのだ。乾燥度が低く未だ柔らか過ぎる時に蔕を切り落としてしまうと、ゼリー状になった柿汁が流れ出てしまうので、平干して或る程度固まるまで待つ。蔕を落とすと枯露柿の内部が観えるので、蔕の隙間から侵入した黴があれば一目瞭然。数百個チェックしたが、外見は立派な美味しそうな枯露柿の内部に黴を見出したのは1個だけ。吊るすことが出来ず串刺しにし、柿内部に黴が侵入しやすい規格品外の柿数個に黴を見つけたが、これは当然と云えば当然。しかし僅かな黴なので、その部分をカットし食べてみたら、全く黴臭は無く美味しさも他の枯露柿と遜色なし。蔕を切り落とし体積を小さくした枯露柿を、一番大きなジブロック1袋に5個×4列=20個を詰め、16袋、計320個を冷凍庫に収納出来た。未だ数百個の枯露柿が待っているので、母屋の冷凍庫も空けて、夏の冷凍唐黍の隙間に押し込むしかないかな。年賀状の返事を作成する時間が全く取れない。柚子が届いたので凍結枯死する前に畑の白菜も、漬け込まないとならぬし、正月早々めっちゃ、忙しいぜ!
1日
(日)

西畑、中庭
  毛無山、三つ峠山
御巣鷹山
 

山荘発7時20分→三つ峠登山口8時20分
発8時30分→毛無山10時(中川碑撮影)
三つ峠山11時→御巣鷹山11時30分
→登山口12時15分、20分発
→山荘着13時20分(片道35km)
16629歩、
1640m、517kcal 
ふかふかの新雪は無理としても、氷に覆われ凍てつた山稜には逢えるだろうと愉しみにしていたのに、登山道は勿論標高1700mを超える稜線にも雪や氷の気配無し。霜柱が彼方此方で土を盛り上げているだけで、山荘の庭と大差無し。寧ろ山荘の庭の方が、滝の作る氷柱のアートがあるだけに余程冬山らしい。登山者の中にはスニーカーで軍手、荷物も背負わず、神宮にでも初詣に行くか、てな雰囲気の者もいる。アイゼンをザックに入れ、本格的冬用ダブル登山靴なんぞを履いて登っているのは仙人だけなのでは、と恥ずかしくなるくらいの夏山状態。登山道も寒さで凍てつき硬くはなっているが、土が凍っているだけなので滑らず、山荘周辺の滑りやすい落葉道の方が遥かに危険。のんびり夏山気分を味わいながら、こりゃ初詣にぴったりと、先ずは中川碑のある毛無山を目指す。頂の大きな標識板をオブジェに、雪富士を背景にして写真を撮り、中川碑迄下りご無沙汰を詫びながら30年前の中川君とお話し。1986年5月25日、ヒマラヤ登攀を想定し岩登りには不利なアイゼンを敢て装着し、ザイルも結ばず岩壁の下降中に墜落。ブータン遠征出発の僅か2か月前であった。話しかけると人懐こい笑顔の貴公子が、ザイルの先端を差し伸べ「それじゃトップをお願いします」と答える。とても30年もの星霜が流れたとは思えない。
1月累計117km、652m   総活動距離:117km652m    山トレ14計16回(+畑1日) 山トレ累計16 



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