デラワン島 インドネシアではカリマンタン島、マレーシアでは ボルネオ島と呼ばれている島よりクルーズ船で8時間。 カリマンタン島の東に位置し マレーシア領土のすぐ東にあるがインドネシア領となっている。 小さな島々なので普通の地図だと掲載されていません。 (WTPより) この島はウミガメの産卵場所となっており 毎日20-30匹のウミガメが卵を産みにやってきます。 ここのウミガメは保護なとされておらず まったくの自然状態で地元のエッグコレクターが 卵を取っていき市場で売っています。 |
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Mandarin Fish ニシキテグリ (DS:Cafe Jetty) 実はこの華麗な文様は観ていないのである。 見えたのは小さな5cm程の黒い魚の影のみ。 夜の海でガイドが赤外線ライトを当てて「これこそマンダリン・フィッシュ」とばかりのゼスチャー。 見えないので撮りようがない。唯闇雲にシャッターを押しまくる。 ・ 数十枚の内、何とか見られる画像が3枚のみ。 その内の1枚がこれである。 再生してみてあまりの華麗なる文様に驚き! 正に曼荼羅文様と思って調べてみたが、どうもMandarinには曼荼羅の意味は無さそう。 何故この魚をMandarin(官僚)と呼ぶのか? で、WサイトでMandarinを探したらな、な、な・・何とマンダリンを官僚と訳しているではないか! それにしても滅茶苦茶のもの凄い意味不明訳。 まだまだコンピューターの翻訳能力はこんなものなのかと唖然! Mandarins should be acclimated in a separate container from any other new arrivals since they can produce copious amounts of slime which may affect other fish in the same container (Achterkamp, 1986). 彼らが同じ容器(Achterkamp、1986)で他の魚に影響を及ぼすかもしれない粘着物のおびただしい量を 生じることができる時から、 官僚は他のどの新着からも別々の容器で慣れなければなりません。 ・ それでは正しいと思われる日本語訳を以下に記そう。 ニシキテグリは新しい容器で分離して育てなければならない。 何故なら同じ容器だと容器に付着している沢山の他の魚の粘液物の影響を ニシキテグリが受ける可能性があるからだ。 |
★ DS:Dive Sight(撮影場所)
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ゴムボートで出陣! 「エントリーはここです。 表層の流れが 速いので飛び込んだら 即15m潜って 流されぬよう海底集合」 ・ に始まって海底地形 最高深度、流れの変化 最大潜水時間 壁となる岩礁が 進行方向の右肩に 位置するか左肩か等を 確認してDVサイトの ブリーフィングを終え出発。 ・ 母船からボートに乗り換え 各自装備の確認。 「ダイブ・コンピューター フィン、マスク、ウエイト カメラOK?」 ・ なにしろ潜水してからでは ミスに気づいても 対処が難しいのだ。 |
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赤括の幼魚 アカククリ 空気タンクと レギュレーター、BCD (エアジャケット)とのセットは 船のクルーが やってくれるのだが これが問題なのである。 初心者の頃のミスが 思い出される。 ・ 飛び込んだ途端 沈み込みが激しいので ジャケットにエアを 入れようとインフレーターの 釦を押したが ジャケットは膨らまない。 ・ 当たり前である。 レギュレーターと インフレーターが結ばれて いないのだ。 ・ 焦って水中でセットし直したが 圧がかかっているので 巧くいかずピンチ。 ・ 当然これも事前にチェック しておけば問題無かったのだが 初心者はつい クルーを信じてしまいがち。 |
久々のアカククリが文字通り赤ラインで体を括りギョロメで肯く。 「そうそう、そんなこともありましたね! 事前のチェックはベテラン程いい加減ですから お気を付けあそばせ!」 |
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★ DS:Dive Sight |
Banded Pipe Fish (DS:Cafe Jetty) オイランヨウジウオ |
花魁楊枝魚 オイランヨウジウオ なんぞとは云わないが 早速、母船にマスクを忘れた ダイバー出現。 ガイドが浮上してマスクを 取りに戻る。 ・ おかげでガイド無しの潜水が 暫く愉しめた。 ガイドが居ないと自由に 魚が追えるので オイランヨウジの見事な 扇もじっくり撮影。 ・ この尾の扇は 瞬間的には開くが直ぐ 閉じてしまう。 ずーっと狙っていたが 中々撮れず ついに今回捉えた。 ・ が、ピンが甘いのだ。 何しろ相手は激しく 動いているので 鮮明な画像は難しい。 |
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幕張準備・南洋武鯛 ナンヨウブダイ ホーム・セキュリティーの 元祖である。 ・ 岩陰に身を潜めて 眠るだけでは安全ではない。 夜行性のウツボや鮫に 襲われる懼れあり。 ・ そこで南洋武鯛が 考え出したのが 体全体にアラームを 設置する方法。 ・ センサーは口から吐き出して 作る透明な粘液膜。 敵が近付き透明な繭に 触れるとアラームが鳴り響き 逸早く脱出が出来る。 ・ 「さあ、陽も落ちたし そろそろ 繭を張り始めようかな」 |
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ビザ改竄発覚? 嘴長蝶々魚 ハシナガチョウチョウウオ 長い 目をこちらに向けて 「デラワンへようこそ! ビザうまくいって 良かったですね」 ・ えっ、ちょっと待って! どうしてビザのトラブルを 知っているの? ・ 「この長い嘴は伊達に 付けてる訳じゃないのよ。 南洋武鯛だって 自分でセキュリティーの繭を 作るでしょう。 私の長い嘴は時として アンテナになって スラバヤ空港だって 透視出来るのよ」 ・ そんなこと云う筈ないのに 何故かそんな雰囲気を 秘めた嘴長蝶々魚でした。 |
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クリームパン海牛 ウミウシ 海牛にしては美味しそうな 奇麗なクリームパンが 何やらぶつぶつ。 「発覚したそのビザの トラブル教えてよ」 ・ いや未だ発覚した訳では ないんだよ。 入国審査はクリアーしたし 大体ビザは本物だし・・・。 ・ 「じゃ、何が問題なのさ? 教えておくれ」 内緒にしてくれるかい? 「じれったいね、モチだよ」 ・ |
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Chomoobris Konei (DS:Cafe Jetty) |
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僕珍しいの? |
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赤星蟹騙し アカホシカニダマシ なんじゃその 新しいページとは? と問うと窓口からぬーっと 付き返されたパスポート。 一瞬にして総てが判明。 「しまった!」 ・ 48ページあるパスポートの ビザ欄が総てスタンプを押され ビザ発給が出来ないのだ。 ビザが無ければ インドネシアへの入国は不可。 ・ 「ページ追加してよ」と云ったら このページは日本の外務省が 発給するので ここでは手に入らないとの事。 ・ 「一度日本に戻って 新パスポーで入国してくれ」 おー赤星蟹騙し君! なんとか管理員を 騙くらかしてしておくれ! |
Porca Lain Crab (DS:Coral Garden) |
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蠢く宇宙船 夜の海月 そこで登場したのが 宇宙からの使者UFOらしき 海月君。 「まー、そんなの簡単。 ついておいで」 着いた処は《入国管理委員室》 管理委員はのたまう。 「金出す?」 ・ 「幾ら?」 「300ドル!」 「冗談じゃないよ。300ドルと 云ったら君達の給料の 何十倍だ?」 ・ すったもんだして50ドルに 落ち着いたが さてその先が問題。 いったいビザのスタンプを 何処に押すのか? |
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Jelly Fish (DS:Cafe Jetty) |
蛸か?泳ぐ海草 イボアシウミシダ あれれ・・・ 海羊歯が泳ぎ出した。 海底か岩礁に 根を張って動かないと 思っていたが スイスイと接近して来る。 ・ そうかお前さんも ビザを何処に押すか 興味津々なんだな。 それじゃ教えてあげよう。 ・ 何しろインドネシアのビザは 大きくてページ大の シールを張り付けて その上から スタンプを押すんだ。 だから1ページ分空欄が無いと ビザ発給は出来ない。 |
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Feather Star(DS:Tutaruga) |
首を求めての旅 碇海鼠・イカリナマコ その管理員は50ドル札を 素早くポッケにしまったので こりゃ怪しいぞと思い 領収書を要求したら 「それじゃ日本に帰るか?」 と云うでは。 こりゃどうみても不正だな。 ・ レレレのレ・・・ 聞き耳を立てて近づいて 来たのは錨海鼠。 そんなにパスポート改竄に 興味があるとはね。 ・ さては君達、嘗て 入国管理局に勤務していて 不正を働き海中に 島流しにされたんだな・・ としか思えんな。 |
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Sea Cucumber (DS:Tutaruga) |
真珠の首飾り 白管海綿 海鼠は管海綿に巻き付いて どっしり腰を据え 「ほんとにじれったいね。 昔の罪状なんか どうでもいいだろ。 その大きなビザのシールを 何処に張ったのさ」 ・ うーん海鼠が海綿に 巻き付くと。 まるで真珠の首飾りだね。 きっと大きな管を 開いて海綿も聞き耳を 立てているんだな。 それじゃ続きを話そうか。 ・ それがね管理委員が とった行動は予測もつかぬ 方法だったんだよ。 実に驚いたね。 |
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Tube Sponge (DS:Tutaruga) |
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樹手目の海鼠 触手を口に入れるナマコ ぺらぺらとパスポートを 捲ると「インドネシア入国は 4回目か」と呟き やおら3回目のシールの角に 爪を立て 慎重にゆっくりと シールを剥がし始めたのだ。 ・ あれ、それって過去の 入国記録の改竄に なるんじゃないの? との心配をよそに管理委員は ついに最後まで パスポートを破ることなく 奇麗に剥がしてしまったのだ。 ・ その裸に剝かれた パスポートページに新たな シールを張って スタンプをバッチリ。 因みにビザ番号は CA3421033でした。 ・ この海鼠は長い触手を 交互に口に運び 浮遊するプランクトンや 有機物を食べる。 ・ まるで50ドル札をポッケに しまった管理委員とそっくり。 もしやこの海鼠の前世は・・・ |
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夜の風来蝶々魚 フウライチョウチョウウオ バガボンと云えば 一世を風靡した漫画 「天才バガボン」が浮かぶ。 ぜんぜん可笑しくは 無いが和訳の 「風来蝶々魚」は そのバガボンである。 ・ 唯単に落ち着きなく 常にあっちこっち風来し 瞬時も止まらずの バガボンだが流石に 夜になると横腹に 煤のような夜斑を浮かせ 静かになる。 ・ 風来蝶々魚は 体側の直交する縞を 特徴とするが 背鰭から尾鰭にかかる帯が 幅広なのも居る。 ・ インディアン風来と 呼ばれているが ガイドのプチュはこれを インディアン風来と 勘違いしている。 |
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亀に同乗・小判鮫 コバンザメ 一筋の涙が セレベス海に流され そのまま島になってしまったような姿をしたデラワン。 ・ デラワン島は青海亀の 産卵場所。 砂浜が島を白く縁取り 首飾りの鎖になって 海中に消える。 ・ この豊かな砂浜に 青海亀が 産卵のために集まる。 当然だが海中では そこかしこで 青海亀と遭遇する。 ・ DVサイトは 島の南東面に集中し レオパート鮫、ナース鮫 ホワイトチップ鮫等が 見られるらしいが 今回は鮫の姿は薄かった。 ・ 亀もマレーシアの シパダンに較べると少ない。 両国の 保護活動の差が 現れているのであろうか? ・ 早速お出ましになった 青海亀に近づいて じっくり観察。 こいつ肩と腹に 小判鮫をくっつけて 泳ごうとしない。 夜の産卵に備え休息中か? |
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Sucker Fish (DS:Tutaruga) |
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