仙人日記
   その99の2ー2014年衣更着
2月2週・・・これが小山だって?

薔薇アーチの彼方に焼け富士
2月9日(日)晴 大雪の朝・・・山荘中庭アーチ

薔薇が雪の花を開いた。
薔薇のアーチが切り取った空に、薄紅を刷いた雪富士が佇み、語りかける。
「いい雪だね、こうして雪化粧すると、汚れや不安や哀しみやら
何もかもがリセットされ、真っ白に生まれ変われるから、つい嬉しくなってね」



8日
(土)
 
大雪
積雪約50cm
東京では45年ぶりの27cm
倉庫 MW(0:59)
Ru(0:57)
倉庫棚作り (朝トレ) 4641歩.3248m、173 kca
(計)8199歩、5739m、233kcal

あれれ!鳥の台が雪山に


昨夕凍結した急坂を無理してバイクを走らせ、
態々図書館まで行って受け取った本だけに
期待を裏切られガックリ!
さて朝トレの扇山で新雪をラッセルしながら、
このまま明日まで降り続いたら
積雪50cmにもなり本格的冬山。

こりゃアルプスまで出向かなくても
冬山トレーニングが出来るぞと独りほくそ笑む。
だが逆に山荘から車では
脱出出来ず閉じ込められてしまうかも。
既に中央線の特急は朝から運休が続いているらしい。
  
深夜から降り続いた雪の中で
倉庫の棚作りは続く。
昨日斜めに電動ドリルを置いて刃を折ったばかりで
充分気をつけていたのに再び同じミスを冒し自己嫌悪。

その上期待してた宮部みゆきの新刊本は
実につまらん杉村三郎シリーズで、
同時進行で読んでいる
百田の「幸福な生活」山本兼一の「火天の城」と
比べても話しにならん。
 
さて雪のさは?


わおー!50cm以だぜ!

そんな雪富士の呟きを聴いて鳥達が騒ぐ。
「何だって!リセットされて美しくなるって。
そんなの食の保障された閑人の云う事さ。見てご覧よあたし達の大切な冬の餌台を。
あんなに雪が積もっちまって
こちとら、おまんまの食いあげさ。どうしてくれるんだい」


目がえないぜ!とジョン
 
鹿脅も雪と氷をって動けず



9日(日)
 
晴 -4.5℃
(6:38)
倉庫 ZZ(2:54)
Ru(0:47)
倉庫廃棄物処理 (朝トレ)10868歩.7607m、380 kca 布団干し、陶房棚作り
(計)16207歩、11km346m502kcal
独りほくそ笑む》だって!
ざけんな!
もうくたくたで
脱力感
 、疲労感、筋肉痛激しく
まるで登山初心者の有様。
たった50cm程のラッセルで
何たる醜態。

そりゃ倉庫改造作業し
朝飯も食わず3時間近くに
及ぶラッセルをしたのであるから、
疲れて当然、
ではないのだ。

テラス階段もになったぞ
普通の人なら
充分その言い訳は通じるが、
毎週山荘で山々を駆巡り
仙人修行してる山荘主に、
そんな言い訳は通じない。

しかし現在、右肩を痛めて
PCのキーを
打つのさえ難儀。
言いたくはないが
どう考えても仙人は
老いぼれてしまったのだ。
 


池も雪と氷でえそう
池の鯉も黙ってはいない。
「池が凍て付いて
その上に雪がずんずん積もって
天井が厚くなって
これじゃ朝から夜まで真っ暗に
なっちまうよ」

太陽光パネルもぶつぶつ。
「おいら太陽の光が当たらんと
仕事にならんでよ。
電気が止まれば
山荘も死んじまうし」

やっとけ出した太陽光パネル

森のレストランもれる?

雪の下からり出した野菜

石卓の椅子も雪

地に黒々と塩の山だけが
雪の下から苦しそうな野菜の
呻き声が。
「出しておくれ、このままじゃ
光が吸えなくて
炭酸同化作用が止まっちまって
死んじまうわ」

雪の下から掘り出してみると
確かに黄ばみ始めて
あーもうスープにも出来ないかな?

も深い雪の下で姿見えず



今朝の歩は雪の森だ!


10日
(月)
 
晴 -6.0℃
(4:03)
倉庫
WE(1:35)
陶房棚作り、ラッセル芥だし (朝トレ)7008歩、4905m126kcal
(計)9351歩、6545m200kcal
当然バイクは使えないのでラッセルしながらの芥だし。
不運なことに倉庫整理後の芥がたっぷりあるので
大袋2つを担いで表面が凍て付いた雪をラッセルしながら里まで降りて芥だし。
その後山荘に戻りストックを持って扇山へ。


と化した座禅の森
これが小倉山だって!
アルプスとまではいかないが
北八ヶ岳の森
くらいの風情は感じられるね。

くなるラッセル

かな雪森にザクザク

のログ四阿

もう直ぐ線だぞ!

あれ!啄木の声かな
雪に沈んだ森は
鹿や猪の動きを奪い
鳥達の囀りを吸い込み
しーんと
静まりかえっているね。

上までのラッセルもあり


雪原の光の明け行く座禅峠
2月9日(日)晴 大雪の朝・・・座禅峠下

今度は本格的ラッセル。
昨日太陽に照らされ幾分か雪は融けたものの未だ雪は深く、
処女雪の広がる森は雪のシャンデリアを朝日に輝かせそれはそれは美しい。
昨日の疲労困憊が嘘の様に今朝は快調で、ラッセルが実に愉しい。
朝日を浴びて新雪が無数のダイアを煌かせ、星星の誕生を歌う。
嬉しくて雪煙を上げて森の急斜面をグリセードうーん、雪山はいいな!  

小倉山のラッセル
2月9日(日)晴 大雪の朝・・・座禅峠下

これこれ、この1枚が撮りたくて小倉山にやって来たのさ。
とても小倉山には見えないだろう。
背後の森の木々が無ければ、ヒマラヤの山稜のように見えなくもないぜ。




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