|
その103ー2014年水無月 |
小松菜、青梗菜 |
茄子、パセリ、トマト、ピーマン |
目白に居ると 野菜たちが叫ぶのだ。 ・ 「あーもう死にそう! 全然、雨が降らないから空気は カラカラで 畑なんかカチコチで まるでコンクリートになって それでも仙人は 来てくれないんですね」 ・ きっと里で管理している 畑管自動散水が 行われていないのだろう。 |
春菊、大根、、レタス、 |
急いで駆け付けたら 茄子なんぞ もう完全に萎びて ほぼ死に体。 ・ 散水器を手動型から 自動噴水型に替え 乾燥を防ぐため マルチシートを張り 4か所の広い畑に散水開始。 ・ 恐る恐る翌朝 畑を覗いてみたら 何とか茄子は復活したものの 死は免れないな。 |
自動散水が停止中、ホースで水撒き |
畑際にはモロッコ、ゴーヤ、南瓜、人参、薩摩芋 さあ、この採れたて新鮮野菜を つまみにして そうだ、アスパラに塩胡椒した豚ばら肉を 巻いてオーブンで焼いて これによく冷やしたビアを添えれば 云うことなし。 ・ 野菜たちがニッコリ微笑んで 宣うのです。 「ほら、山荘に来て良かったでしょ!」 |
元気になった野菜たちは 2日目は ぐんぐん背が伸びて美味しそう。 ・ 早速間引いて大根葉は軽く塩揉み 春菊、レタス、パセリは そのまま生食。 青梗菜、小松菜はさっと茹でて。 |
菜畑中央に唐黍、枝豆、胡瓜、オクラ、じゃが芋 |
メロンは虫食いで死にそう |
西瓜苗も危うし! |
観てくださいよ。 この穴だらけで茶色に 変色した葉。 何だか断末魔の呻き声が 聞こえるような。 ・ 黒いマルチシートで保湿、 雑草防除、保温をし 藁の代わりの 枯草でクッションを作り 後は甘くて大きな 実が生るのを待つばかり。 ・ 至れり尽くせりなのだが 唯1つやってないのが 農薬散布。 これさえやれば虫に 喰われることは 無かったのだが。 |
そりゃ、収穫を確実にするには 害虫予防の農薬を ばしゃばしゃ散布すれば いいのだが その農薬は何処へ行くの? ・ そう食べる人の お腹に入って病を引き起こし 細胞に蓄積された農薬は 更なる機能障害を齎す。 土に流れた農薬は 周りを汚染し土そのものを殺す。 ・ だから山荘では 野菜が自分の力で外敵や 悪環境に立ち向かえるよう 有機肥料をたっぷり 施、しマルチで保護し 雑草取り、散水を欠かさない ようにしているんだ。 |
収穫真近の玉葱 |
最高に美味しいレタス! |
さてさて本焼きは? |
大雪の日に焼く筈の作品が |
これじゃ腐っちゃうぜ! |
僅かな罅割れが |
再開3回目の 山荘陶芸活動 6月1日(日) 陶房 |
完全に割れた |
テラスの大皿の 使用頻度が増すたびに 角が割れたり 罅が入ってしまったりして そろそろ 新たな作品を焼かねばと 作陶したのだが・・・。 |
練り不足か? |
1回目は乾燥開始3日目に 罅が入り 2回目は翌日割れてしまった。 ・ 二の轍を踏まじと 念入りに土練りし乾燥速度を抑え。 しかしこの結果である。 今まで体験したことのない失敗に 驚き慌てふためく 手指の表情が何とも面白い。 |
乳鉢で割って |
乾燥速度が速すぎた? |
土に戻して再度作陶 |
罅割れを嗤う蜻蛉 6月1日(日) 山荘池 ふふーん、 未熟な仙人見習いが 何やらぶつぶつ云いながら 失敗した土塊を ハンマーで叩き潰しているな。 ・ 堅くて中々潰れないもんだから 癇癪起こして 未だ小さくなっていないのに 水なんか加えて。 「あーそれじゃ駄目ダメ。 ・ 大きな土塊には水が 浸透しないのは知ってるでしょ。 結局、後で苦労することに なるんだから 乳鉢で細かく砕きなさい」 ・ 蜻蛉にまで嗤われ 説教されるようでは未だ当分 見習いマークは 取れそうもないな。 と深く反省し 篩なんぞを持ち出し 謙虚であった初心者時代に戻り 見習い仙人は 3作目の大皿作陶に 取り組み始めたようです。 ・ さてさて どうなることやらお愉しみ。 |
||