216の1ー2023年 霜月
襁褓したまま、いきなり鍵盤を叩き歌い出す桃菜 11月8日(水)晴 ナナと叫んでいる。バナナのことらしい。さてはハリーベラフォンテのバナナボートか! 《襁褓をした美少女バナナボートを歌う》とタイトルをつけて山荘新聞のトップ記事にしようかと仙人は思ったとか! しかし山荘新聞の購読者は文字の読めない森の熊や猪、鹿、狸、狐・・・。 そうか文字が読めなければ、森の住人たちはお尻の白い出っ張りが襁褓だなんて思わず、 ハリーベラフォンテの孫か曾孫が歌っているに違いないと熱狂するかも! あれっ、チベット壁画の五体投地する美女や鳥葬仕事人の鷲たちも聞き耳を立てているぜ! 若しや森の住人や自然と共棲しているチベット生命には、桃菜のハチャメチャバナナボートが通じるのかも! まあ、しかしこれで桃菜の山荘デヴューを、山荘住人たちは大歓迎してくれたことになるかも! |
これあたしのより大きいわ! |
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どんな音が出るのかしら! |
秋だぜ!(ストーブ上の秋) |
問題は桃菜の両親にありそうだな。 風の噂によると桃菜はバナナとソフトクリームが大好きで、 桃菜の好みに従ってそれらが主食になりつつあるとか! |
電話機台にも紅葉が! |
ドラセナに咲いた碧 |
ドラセナには向日葵も花開く |
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割れた仙人 |
完全に壊れた仙人 |
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鳥葬を企む真紅のドラセナ |
譲葉(楪)の袈裟懸けが仙人の致命傷か! 朽ちた楪が重い大壺を支えきれず落下。 何とか様にならないかと 朽ちていない部分を探し三脚と壺を 固定し直そうと梯子を掛け作業中に熱中。 朽ちた楪は脆くも崩れ落ち、仙人も落下。 左から右への斜傷は楪の枝、 中央の太い帯傷は梯子の支柱の仕業かな! まあ、このくらいで落下が止められた のだから感謝、かんしゃ! |
それにしても見事なもんだ! バッサリ袈裟懸け! 楪上部を伐採し、切り口を台座にして 三脚と焼き上げた大壺を載せ、 オブジェにしてから十数年。 |
袈裟懸けは薔薇の翳! |
ガングリオンのオペじゃ! |
肉体の内部を駆け巡る 真っ赤な紅葉。 光を飽食し葉を茂らせ幹を太くし 森を豊かにした木々は、 緑の森に真紅を散在させ、 1世代の命の終焉を高らかに謳う。 玄関前の譲葉から落下した オブジェを取り付けている最中に 梯子から墜落した仙人は、 譲葉の枝に袈裟懸を喰らい、 背中を紅葉に染めた。 ふん、どうやら仙人の肉体には、 たっぷり紅葉が蓄えられ、 出番を待っているらしいな! そんならどうだ、このガングリオンに 潜む紅葉も表舞台に立たせてやろう。 そこで仙人が取り出したのは アルコール消毒したカッターナイフ。 ブスリ、出た!真っ赤な紅葉! 仙人の終焉を紅葉で告げなくても、 山荘住人達は皆知ってるよ! |
出た!関節液と骨液のゼリー |
玄関前の紅葉 |
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山荘森も華やか |
仙人の肉体は真っ赤な 紅葉に満ちているらしいと解ったよ! それでどうなんだい! どっちの真紅が美しいかとか、 山荘住人達に観て貰いたいのかい! どうも解らんね、 仙人のやることには・・・ |
森も血を出して夏を終える |
テロメア79が燃え上がり炎と化す袈裟懸仙人復活か! 11月8日(水)晴 79燭台の炎を頭上に翳し 確かに人のテロメアは50~60回で細胞分裂を終えてしまい死を迎えるはず。 仙人の脳にまで喰いこんで、テロメアは終焉を告げているのに仙人は微笑んでいる。 さてはテラメアの長さを支配する酵素テラメラーゼを手に入れて仙人め、この先も生き続けるつもりだな! |
1220℃を越えたが火漏れが! |
熱漏れで最後のねらし出来ず! |
窯蓋右が7mmほど間隙 |
竹森山の標高は947、73mとある。 何処かで見たことがありそうな 数字なので仙人は国土地理院の、 2万5千分の1の地形図を じっくりと眺めた。 等高線の間隔は10mで、 竹森山の位置は950mの太目の 等高線に囲まれている。 その中央に細線の円が1つある。 つまり950mより更に 10m高いことを示している。 従って竹森山は960mより僅かに 高いことになり947mとは 明らかに異なる。 そこで陽介君の新兵器 Apple Watch Series 9 登場! 961mと表示。 |
竹森山頂・Apple Watch Series 9 |
参った! GPSは凄い、アップルは便利。 だがおかしいではないか! そこまで国土地理院の地形図を 正しく読んでいた仙人が、 どうして947、73mなんぞという 数字を信じてしまったか? あれっ、大体少数点以下の73なんて おかしくないか? 小数点以下の7はいいとして 如何に何でも第2位の3はあり得ない。 オイオイ、9を抜かせば4773となり 竹森山は竹森4773となり これって山荘の住所ではないか! 仙人惚けの為せる業か! いや、惚けでなく未必の故意では! |
割れ易い抜き文字 |
頑丈な15mm厚で! そうなのか、このままにしておけば やがて竹森山は山荘住所に なってしまうと企んだのか! つまり仙人死後の住所はこの竹森山! そりゃ許せんぞ!訂正表示すべし。 |
碧く耀くゲート銘板 |
三角岩に取り付け糸杉の下に! |
まあ、何と長い道程であったか! 当初ムース鎮座する大岩の下の コンクリート道路に防水ライトを固定。 次に防水カバーとして 透明プラスチックカップを被せ 完全防止にしてみたが、どうも見栄えが悪い。 そこで岩や石でライトを覆い、 岩の間から光がムースをテラス様に してみたが、どうもしっくりこない、 違和感が拭えない。 そこで何回か頭の中で検討していた ムースの顔の部分に、 銘板《Villa Jupiter》を付けるアイディアを 再度考え直し、岩をどかし 防水ライトを掘り出しムースの顔に 置いてみて、おーこりゃいける! と気付き作業をすすめ、やっと 納得出来る位置に防水ライトが納まった。 後はライトがどこまで闇の中から、 ムースを浮かび上がらせて くれるかであるが、夜を待つしかない。 駄目なら またまた一からやり直しじゃ! |
ムースの下に設置してみたが! |
ゆぴてる頂での伐採 |
ヤバイ!昨日は無かった熊の爪痕 【速報】クマに男性が襲われる 頭や足にけがをし、 病院に運ばれる クマは猟友会が射殺 (山梨11月17日) きょう午後2時ごろ丹波山村に クマ1頭が出没し、 近くで店を営んでいる男性1人が 襲われました。 男性は頭や足にけがをし 病院に運ばれました。 クマは猟友会により 射殺されたということです。 |
おれのテリトリーに 侵入したのは、どこのどいつだ! 観てみろこの鋭い爪痕。 堅い幹の樹皮が毛羽立ってるだろ。 |
チェーンソー喰いこむ |
大木の重みに喰われる! |
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おれさまの一撃を喰らえば おまえなんぞ 服も毛も剥がしてバラバラにして 一瞬であの世いきだぞ! |
もう1台のチェーンソーで伐採! |
紅葉の森を散歩するファミリー! |
修の娘・中島梓ちゃん、修とヒマラヤに登った陽介君! |
陽介君、電動ドライバーをくれ! そこで今度こそは盗まれないように背の届かない 高所にと、陽介君の肩を借りて肩車にして 高い位置に木螺子で3か所を固定。 電動ドライバーで木螺子を捩じ込んだので簡単には外せない。 厚みも15mm、幹に合わせて陶板も曲面にしてある。 これなら石をぶつけても中々割ることも出来ない。 いつまでもマイナーな山を愛する人の道標になっておくれ! |
この山頂には《ゆぴてる》とだけ記した標識を付けておいた。 陶板なので衝撃に弱く、取り付け作業中に割ってしまい、 割れた2つの破片を繋げて長い木螺子で固定。 従って簡単に取り外すことは出来ない。 その標識が先週、盗まれてしまったのだ。 以前も滑沢山の陶板標識が盗まれてしまったことがあり残念! |
こんなもんでどうだ! |
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仙人山なんだが、 仙人と名乗って扇山腹に山荘を 開いてもうすぐ30年。 その扇山には北に延びる 稜線上に扇山より高い 1002m峰がるが、無名法なんだ。 国土地理院の地図にも1002m峰の 表記はあるが、地元でも無名。 数年前、甲州市で頂上標識を立てたが、 標識には1002m峰とあるだけ。 つまり千mを超える立派な山なのに 名無しの権兵衛。 なんかいい名前は無いものかと 考えていた仙人の頭に 例によって例のごとく閃いた名前。 《1002m》 を読むと mは《ん》と読めるので、 《1002ん》となるではないか! つまり数字も読むと こりゃ正しく《せんにん》とよめる。 なら、こつの名前は《仙人山》じゃ! と相成った訳である。 |
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でもって遥々シリコンバレーから 6年半ぶりにやってきた 陽介君を案内して 仙人山の頂に立った。 ところで本当にこのピークは 1002mなんだろうか? 確かアップルウォッチの高度時計は、 GPSでの正確な測定の筈。 「ちょっと、此処で測定してみて!」 ありゃ、本当にぴったり1002m。 南南西に位置する山荘から、 北北東にある仙人山に 向かって登ってきたルートも、 明確に示されており、 仙人は文明の利器に驚いた! 何しろ仙人がヒマラヤに通って いた頃の高度計といったら 気圧から換算して 高度を表示するといった 極めて原始的なものしか無かった。 |