167の3ー2019年 神無月
さあ、肉体を捨てて時空回廊へおいで! 昏いワイナリーで先週仕込んだワインのテイスティングする仙人にシヴァが囁く |
午後3時、散歩の時間だよ! アルコールではなくリンゴ酸を乳酸にして ワインに酸味を加えるとあるでは! しかしwineryのオーナー兼仕込み人が、 そんな間違ったことを云うとは思えないし。 里路へと下り98ワイナリーに差し掛かると、 懐かしい醗酵した葡萄の いい匂いが漂って来る。 毎年この時期には山荘でも ワインの仕込みに追われ、山荘は ワインの匂いに包まれていたのだ。 ワイナリーの庭には 400㍑もある大樽が6つも並べられ、 潰されたべリーAが ブツブツと醗酵しながら匂いを放っているでは! |
98ワイナリー 「リンゴ酸をアルコールに替える為に仕込む前に 葡萄を干すんです」 えっ、そんな話聞いたことないなと リンゴ酸を調べたらこう出てた。 ≪赤ワイン醸造過程では、乳酸はリンゴ酸よりも 酸味が弱いなど風味が違うために、乳酸菌を利用してリンゴ酸を発酵除去して 乳酸を作ることにより、酸味などの味を調えるのに利用される。 このように、リンゴ酸が乳酸菌によって、乳酸と炭酸ガスに分解される反応を、 マロラクティック発酵 (Malolactic fermentation, MLF) と言う。≫ |
ワインのいい匂い! |
リンゴ酸をアルコールにする為に |
オーナーに訊いてみたら 370kgの天日干しした ベリーAを樽に仕込み、日中は こうして密封せず 樽の蓋を開いたまま 外気に晒して醗酵させているとか。 |
イタリアの醸造樽か! |
普通は仕込み後は 雑菌侵入を防ぐ為に密封容器に入れ、 エアロックを付けて 炭酸ガスを放ち、醗酵させるのだが、 こうすると葡萄に含まれるリンゴ酸を アルコールと炭酸ガスに 替えることが出来るとの説明。 サッカロミセスは 何を使ってるんですか? |
陽に晒し枝も一緒に! |
と問うたら自然発酵で 酵母は一切使わないし、 アルコール度数の 調整に砂糖を使うこともしないと云う。 つまり醗酵後に アルコール度数を調べ、 その時の度数が ワインの度数になるとのこと。 |
これ先週仕込んだ白ワイン! |
仕込んだばかりのワイン! |
醸造中のワインは最高! |
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