ホームページ閉鎖
 
否応なく迫る死への緩慢な接近の中に、 若しも歓びを見つけだす出すことが出来るとしたら
1つだけ在りそうな気がする。
他者志向からの完全なる解放である。
死を目前にして尚愚かしく他者の眼を気にして他者に迎合し、自らの心象風景に他者の容喙を許すなら、
死はただ悲惨なだけに終わるだろう。

緩慢な死の接近は不要な他者志向を沈降させ、果も無く透明な上澄み液を浮かび上がらせスクリーンを為し、
本当に大切なものは何であったのかを、映し出すのではないか!
観てみたい!もしも沈殿した筈の他者志向が容喙し、スクリーンを濁し画像を歪めるなら、
仙人は他者志向を飽食した濁りを断ち切らねばならない。
悩むまでのことは無い。公開されているスクリーンそのものを撤去すればいいのだ。

つまりホームページを閉鎖してしまえばいいのではないか!
閉鎖しても仙人の心象風景を心底観たいと願っている者は、
仙人と同じ視点に立ち不要な他者志向を沈降させ、透明なスクリーンを手にするのだろう。
てな訳で2005年12月から足掛け14年に及ぶホームページは2019年10月1週をもって閉鎖しました。
今後時間を掛けて14年間の記録も徐々に削除し、完全なる閉鎖を試みます。

(2019年10月14日 未熟仙人)